JP5574790B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータを駆動する駆動回路と、駆動回路を制御する制御部とを備えたモータ駆動装置に関する。
従来、図14に示すような、モータ550を駆動するインバータ510と、インバータ510を制御する制御部520とを備えたモータ駆動装置500が知られている。このモータ550は、たとえば、3相ブラシレスモータである。
インバータ510は、制御部520から入力されるPWM信号に基づいて、3相の駆動電流を生成する。そして、インバータ510は、3相の駆動電流をモータ550に出力することにより、モータ550を駆動する。
制御部520は、電流指令値算出部521と、回転演算部522と、電流実測値算出部523と、電圧指令値算出部524と、駆動信号生成部525とを含んでいる。
電流指令値算出部521には、電流指令値Irefが入力されており、電流指令値算出部521は、電流指令値Irefに基づいて、d軸電流指令値Ir_dおよびq軸電流指令値Ir_qを算出する。そして、電流指令値算出部521は、d軸電流指令値Ir_dおよびq軸電流指令値Ir_qを電圧指令値算出部524に出力する。
回転演算部522は、モータ550の回転角度を検出するレゾルバ551の検出信号に基づいて、モータ550の回転角度θを算出する。そして、回転演算部522は、回転角度θを電流実測値算出部523および駆動信号生成部525に出力する。
電流実測値算出部523は、電流検出部511の検出結果に基づいて、モータ550に流れる各相の電流実測値Iu、Iv、Iwを算出する。そして、電流実測値算出部523は、電流実測値Iu、Iv、Iwを、回転演算部522により算出されたモータ550の回転角度θを用いて、d軸電流実測値If_dおよびq軸電流実測値If_qに変換する。その後、電流実測値算出部523は、d軸電流実測値If_dおよびq軸電流実測値If_qを電圧指令値算出部524に出力する。
電圧指令値算出部524は、電流指令値算出部521から入力されるd軸電流指令値Ir_dと、電流実測値算出部523から入力されるd軸電流実測値If_dとに基づいて、d軸電圧指令値V_dを算出するとともに、電流指令値算出部521から入力されるq軸電流指令値Ir_qと、電流実測値算出部523から入力されるq軸電流実測値If_qとに基づいて、q軸電圧指令値V_qを算出する。そして、電圧指令値算出部524は、d軸電圧指令値V_dおよびq軸電圧指令値V_qを駆動信号生成部525に出力する。
駆動信号生成部525は、電圧指令値算出部524から入力されるd軸電圧指令値V_dおよびq軸電圧指令値V_qを、回転演算部522により算出されたモータ550の回転角度θを用いて、3相の印加電圧値Vu、Vv、Vwに変換する。そして、駆動信号生成部525は、3相の印加電圧値Vu、Vv、Vwに基づいて、インバータ510を駆動するためのPWM信号(PWMu、PWMv、PWMw)を生成する。
このような従来のモータ駆動装置500がモータ550を駆動するときに、モータ550の誘起電圧は、正弦波状であることが望ましい。しかしながら、モータ550の誘起電圧は、基本波に対して高調波が重畳されるので、トルクリップルや異音が発生するという不都合があった。
そこで、従来では、トルクリップルや異音の発生を抑制するために、電流指令値補正部を備えたモータ駆動装置が提案されている(たとえば、特許文献1および2参照)。
上記特許文献1には、電流指令値算出部からq軸電流指令値が入力されるとともに、回転演算部からモータの回転角度が入力される電流指令値補正部を備えたモータ駆動装置が開示されている。この電流指令値補正部は、モータの回転角度に応じた補正値をq軸電流指令値に加算するとともに、補正値が加算されたq軸電流指令値を電圧指令値算出部に出力する。
上記特許文献2には、電流指令値算出部からd軸電流指令値およびq軸電流指令値が入力されるとともに、回転演算部からモータの回転角度が入力される電流指令値補正部を備えたモータ駆動装置が開示されている。この電流指令値補正部は、モータの回転角度と、モータのパラメータとに基づいて、d軸電流指令値およびq軸電流指令値を補正する。そして、電流指令値補正部は、補正されたd軸電流指令値およびq軸電流指令値を電圧指令値算出部に出力する。
再表WO2005/081397号公報 特開2006−288076号公報
しかしながら、上記特許文献1および2に開示された従来のモータ駆動装置では、モータの回転が高速になった場合には、回転演算部や電流実測値算出部からのフィードバックの遅れや、電流指令値補正部などの各部の演算の遅れにより、トルクリップルや異音の発生を十分に抑制することができないという問題点があると考えられる。
本発明の課題とするところは、モータ駆動時にトルクリップルや異音の発生を十分に抑制することが可能なモータ駆動装置を提供することである。特に、モータが高速に回転する場合にも、トルクリップルや異音の発生を十分に抑制することが可能なモータ駆動装置を提供することを課題とする。
本発明のモータ駆動装置は、モータを駆動するための駆動回路と、駆動回路を制御する制御部とを備える。制御部は、電流指令値を算出する電流指令値算出部と、モータの回転角度および角速度を算出する回転演算部と、回転演算部により算出された回転角度に基づいて、電流指令値算出部により算出された電流指令値を補正する電流指令値補正部と、電流指令値補正部により補正された電流指令値に基づいて、電圧指令値を算出する電圧指令値算出部と、電流指令値算出部により算出された電流指令値と、回転演算部により算出された回転角度および角速度とに基づいて、モータの誘起電圧の高調波成分により発生するトルクリップルを打ち消すようにフィードフォワード制御を行うための補正値を算出し、この補正値を用いて、電圧指令値算出部により算出された電圧指令値を補正する電圧指令値補正部と、電圧指令値補正部により補正された電圧指令値に基づいて、駆動信号を生成する駆動信号生成部とを含む。
このように構成することによって、モータが高速に回転する場合にも、電圧指令値補正部により、フィードバックによる遅れや、電流指令値補正部などの各部の演算による遅れを補償することができるので、電流指令値補正部によりトルクリップルや異音の発生を十分に抑制することができる。
上記モータ駆動装置において、電流指令値算出部は、d軸電流指令値とq軸電流指令値とを算出し、電圧指令値補正部は、電流指令値算出部により算出されたd軸電流指令値およびq軸電流指令値と、回転演算部により算出された回転角度および角速度とに基づいて算出された補正値を用いて、電圧指令値算出部により算出された電圧指令値を補正するようにしてもよい。
この場合において、駆動回路からモータに供給される電流を検出するための電流検出部をさらに備え、制御部は、電流検出部の検出結果と、回転演算部により算出された回転角度とに基づいて、d軸電流実測値およびq軸電流実測値を算出する電流実測値算出部をさらに含み、電流指令値補正部は、回転演算部により算出された回転角度に基づいて、電流指令値算出部により算出されたd軸電流指令値およびq軸電流指令値を補正し、電圧指令値算出部は、電流指令値補正部により補正されたd軸電流指令値と、d軸電流実測値とに基づいて、d軸電圧指令値を算出するとともに、電流指令値補正部により補正されたq軸電流指令値と、q軸電流実測値とに基づいて、q軸電圧指令値を算出するようにしてもよい。
上記電圧指令値算出部がd軸電圧指令値およびq軸電圧指令値を算出するモータ駆動装置において、電圧指令値補正部は、電流指令値算出部により算出されたd軸電流指令値およびq軸電流指令値と、回転演算部により算出された回転角度および角速度とに基づいて、d軸電圧補正値およびq軸電圧補正値を算出する補正値算出部と、電圧指令値算出部により算出されたd軸電圧指令値に、補正値算出部により算出されたd軸電圧補正値を加算する第1加算器と、電圧指令値算出部により算出されたq軸電圧指令値に、補正値算出部により算出されたq軸電圧補正値を加算する第2加算器とを有し、駆動信号生成部は、第1加算器によりd軸電圧補正値が加算されたd軸電圧指令値と、第2加算器によりq軸電圧補正値が加算されたq軸電圧指令値と、回転演算部により算出された回転角度とに基づいて、駆動信号を生成するようにしてもよい。
上記電圧指令値補正部が補正値算出部を有するモータ駆動装置において、電圧指令値補正部の補正値算出部は、電流指令値算出部により算出されたd軸電流指令値およびq軸電流指令値と、回転演算部により算出された回転角度とに基づいて、モータの抵抗成分のd軸補正値およびq軸補正値を算出する第1算出部と、電流指令値算出部により算出されたd軸電流指令値およびq軸電流指令値と、回転演算部により算出された回転角度および角速度とに基づいて、モータのインダクタンス成分のd軸補正値およびq軸補正値を算出する第2算出部と、回転演算部により算出された回転角度および角速度に基づいて、モータの誘起電圧成分のd軸補正値およびq軸補正値を算出する第3算出部とを有するようにしてもよい。
上記補正値算出部が第1算出部と第2算出部と第3算出部とを有するモータ駆動装置において、電圧指令値補正部の補正値算出部は、第1算出部により算出されたd軸補正値と、第2算出部により算出されたd軸補正値と、第3算出部により算出されたd軸補正値とを加算することにより、d軸電圧補正値を算出する第3加算器と、第1算出部により算出されたq軸補正値と、第2算出部により算出されたq軸補正値と、第3算出部により算出されたq軸補正値とを加算することにより、q軸電圧補正値を算出する第4加算器とをさらに有するようにしてもよい。
本発明によれば、モータ駆動時にトルクリップルや異音の発生を十分に抑制することが可能なモータ駆動装置を提供することができる。特に、モータが高速に回転する場合にも、トルクリップルや異音の発生を十分に抑制することが可能なモータ駆動装置を提供することができる。
本発明の一実施形態によるモータ駆動装置の構成を示したブロック図である。 図1のモータ駆動装置のインバータを示した回路図である。 図1のモータ駆動装置の補正値算出部を示した図である。 比較例1によるモータ駆動装置における出力トルクを示したグラフである。 比較例1によるモータ駆動装置におけるU相電流を示したグラフである。 比較例2によるモータ駆動装置における出力トルクを示したグラフである。 比較例2によるモータ駆動装置におけるU相電流を示したグラフである。 実施例によるモータ駆動装置における出力トルクを示したグラフである。 実施例によるモータ駆動装置におけるU相電流を示したグラフである。 比較例1によるモータ駆動装置の構成を示したブロック図である。 比較例2によるモータ駆動装置の構成を示したブロック図である。 比較例1によるモータ駆動装置における出力トルクおよび駆動電流を示したグラフである。 実施例によるモータ駆動装置における出力トルクおよび駆動電流を示したグラフである。 従来のモータ駆動装置の構成を示したブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態によるモータ駆動装置100の構成について説明する。
本実施形態のモータ駆動装置100は、図1に示すように、モータ150を駆動するインバータ1と、インバータ1を制御する制御部2とを備えている。このモータ150は、たとえば、車両の電動パワーステアリング装置に用いられる3相ブラシレスモータである。なお、インバータ1は、本発明の「駆動回路」の一例である。
インバータ1は、図2に示すように、上下一対のアームがU相、V相、W相に対応して3組設けられた3相ブリッジから構成されている。U相の上アーム11aはスイッチング素子11bを有し、U相の下アーム12aはスイッチング素子12bを有している。V相の上アーム13aはスイッチング素子13bを有し、V相の下アーム14aはスイッチング素子14bを有している。W相の上アーム15aはスイッチング素子15bを有し、W相の下アーム16aはスイッチング素子16bを有している。
上アーム11a、13aおよび15aには、モータ150に電流を供給するための電源17が接続され、下アーム12a、14aおよび16aには、モータ150に流れる電流を検出するための抵抗18が接続されている。なお、抵抗18は、本発明の「電流検出部」の一例である。これらのスイッチング素子11b〜16bは、たとえば、FET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)であり、制御部2から入力されるPWM信号(PWMu、PWMv、PWMw)に基づいてオン/オフ状態が制御される。
これにより、インバータ1は、制御部2から入力されるPWM信号に基づいて、3相の駆動電流を生成する。そして、インバータ1は、3相の駆動電流をモータ150に出力することにより、モータ150を駆動する。
制御部2は、CPU、ROM、およびRAMなどにより構成されている。この制御部2は、図1に示すように、電流指令値算出部21と、回転演算部22と、電流実測値算出部23と、電流指令値補正部24と、電圧指令値算出部25と、電圧指令値補正部26と、駆動信号生成部27とを含んでいる。
電流指令値算出部21には、電流指令値Irefが入力されており、電流指令値算出部21は、電流指令値Irefに基づいて、d軸電流指令値Ir_dおよびq軸電流指令値Ir_qを算出する。そして、電流指令値算出部21は、d軸電流指令値Ir_dおよびq軸電流指令値Ir_qを電流指令値補正部24および電圧指令値補正部26に出力する。
回転演算部22は、モータ150の回転角度を検出するレゾルバ151の検出信号に基づいて、モータ150の回転角度θおよび角速度ωを算出する。そして、回転演算部22は、回転角度θを電流実測値算出部23、電流指令値補正部24、電圧指令値補正部26および駆動信号生成部27に出力するとともに、角速度ωを電圧指令値補正部26に出力する。なお、角速度ωは、回転角度θの単位時間当たりの変化量に基づいて算出される。
電流実測値算出部23は、電流算出回路23aと、電流補正部23bと、3相−dq変換部23cとを有する。
電流算出回路23aは、抵抗18の両端に生じる電圧に基づいて、モータ150に流れる各相の電流実測値Iu、Iv、Iwを算出する。ここで、各相の電流実測値Iu、Iv、Iwの間には、以下の式(1)の関係が成立する。
Iu+Iv+Iw=0 ・・・(1)
このため、実際には、3相のうちの2相の電流実測値を算出し、それらの電流実測値から残りの1相の電流実測値を算出する。たとえば、U相の電流実測値IuおよびW相の電流実測値Iwを算出すれば、V相の電流実測値Ivは、以下の式(2)から求めることができる。
Iv=−(Iu+Iw) ・・・(2)
電流補正部23bは、電流算出回路23aにより算出された電流実測値Iu、Iv、Iwに対して所定の補正処理を施す。3相−dq変換部23cは、電流補正部23bにより補正された電流実測値Iu、Iv、Iwを、回転演算部22により算出されたモータ150の回転角度θを用いて、d軸電流実測値If_dおよびq軸電流実測値If_qに変換する。そして、3相−dq変換部23cは、d軸電流実測値If_dおよびq軸電流実測値If_qを電圧指令値算出部25に出力する。なお、3相−dq変換は、以下の式(3)に従って行われる。
Figure 0005574790
電流指令値補正部24は、回転演算部22から入力される回転角度θに基づいて、電流指令値算出部21から入力されるd軸電流指令値Ir_dおよびq軸電流指令値Ir_qを補正する。そして、電流指令値補正部24は、補正されたd軸電流指令値Ir_dおよびq軸電流指令値Ir_qを電圧指令値算出部25に出力する。
この電流指令値補正部24は、モータ150の誘起電圧の5次高調波および7次高調波に起因して発生する6次のトルクリップルを補正するために設けられている。電流指令値補正部24は、d軸電流指令値Ir_dを以下の式(4)により算出し、q軸電流指令値Ir_qを以下の式(5)により算出する。なお、以下の式(4)〜(9)において、Gt5は、5次高調波に起因するトルクリップルの補正係数であり、Gt7は、7次高調波に起因するトルクリップルの補正係数である。また、Gt5およびGt7は、モータ150の仕様などに応じて決定される定数である。
Figure 0005574790
電圧指令値算出部25は、減算器25aおよび25bと、PI(比例積分)制御部25cおよび25dとを有する。
減算器25aには、電流指令値補正部24からd軸電流指令値Ir_dが入力されるとともに、電流実測値算出部23からd軸電流実測値If_dが入力される。この減算器25aは、d軸電流指令値Ir_dとd軸電流実測値If_dとの偏差を算出し、その算出された偏差をPI制御部25cに出力する。
減算器25bには、電流指令値補正部24からq軸電流指令値Ir_qが入力されるとともに、電流実測値算出部23からq軸電流実測値If_qが入力される。この減算器25bは、q軸電流指令値Ir_qとq軸電流実測値If_qとの偏差を算出し、その算出された偏差をPI制御部25dに出力する。
PI制御部25cは、減算器25aから入力される偏差に応じたd軸電圧指令値V_dを算出し、そのd軸電圧指令値V_dを電圧指令値補正部26に出力する。
PI制御部25dは、減算器25bから入力される偏差に応じたq軸電圧指令値V_qを算出し、そのq軸電圧指令値V_qを電圧指令値補正部26に出力する。
電圧指令値補正部26は、電流指令値算出部21から入力されるd軸電流指令値Ir_dおよびq軸電流指令値Ir_qと、回転演算部22から入力される回転角度θおよび角速度ωとに基づいて、電圧指令値算出部25から入力されるd軸電圧指令値V_dおよびq軸電圧指令値V_qを補正する。そして、電圧指令値補正部26は、補正されたd軸電圧指令値V_dおよびq軸電圧指令値V_qを駆動信号生成部27に出力する。
電圧指令値補正部26は、モータ150の誘起電圧の高調波成分により発生するトルクリップルを打ち消すように、フィードフォワード制御を行うために設けられている。電圧指令値補正部26は、モータ150の高速回転時の応答性を向上させるために、特に、モータ150の高速回転時のトルクリップルを打ち消す。この電圧指令値補正部26は、補正値算出部26aと、加算器26bおよび26cとを有する。なお、加算器26bおよび26cは、それぞれ、本発明の「第1加算器」および「第2加算器」の一例である。
補正値算出部26aは、電流指令値算出部21から入力されるd軸電流指令値Ir_dおよびq軸電流指令値Ir_qと、回転演算部22から入力される回転角度θおよび角速度ωとに基づいて、d軸電圧補正値Vff_dおよびq軸電圧補正値Vff_qを算出する。そして、補正値算出部26aは、d軸電圧補正値Vff_dを加算器26bに出力するとともに、q軸電圧補正値Vff_qを加算器26cに出力する。
この補正値算出部26aは、図3に示すように、算出部261〜263と、加算器264および265とを有する。なお、算出部261、262および263は、それぞれ、本発明の「第1算出部」、「第2算出部」および「第3算出部」の一例であり、加算器264および265は、それぞれ、本発明の「第3加算器」および「第4加算器」の一例である。
算出部261には、電流指令値算出部21からd軸電流指令値Ir_dおよびq軸電流指令値Ir_qが入力されるとともに、回転演算部22から回転角度θが入力される。この算出部261は、d軸電流指令値Ir_dおよびq軸電流指令値Ir_qと、回転角度θとに基づいて、モータ150の抵抗成分のd軸補正値Vr_dおよびq軸補正値Vr_qを算出する。
具体的には、算出部261は、d軸補正値Vr_dを以下の式(6)により算出し、q軸補正値Vr_qを以下の式(7)により算出する。そして、算出部261は、d軸補正値Vr_dを加算器264に出力するとともに、q軸補正値Vr_qを加算器265に出力する。なお、以下の式(6)および(7)において、Rは、モータ150の1相分の抵抗である。
Figure 0005574790
算出部262には、電流指令値算出部21からd軸電流指令値Ir_dおよびq軸電流指令値Ir_qが入力されるとともに、回転演算部22から回転角度θおよび角速度ωが入力される。この算出部262は、d軸電流指令値Ir_dおよびq軸電流指令値Ir_qと、回転角度θおよび角速度ωとに基づいて、モータ150のインダクタンス成分のd軸補正値Vl_dおよびq軸補正値Vl_qを算出する。
具体的には、算出部262は、d軸補正値Vl_dを以下の式(8)により算出し、q軸補正値Vl_qを以下の式(9)により算出する。そして、算出部262は、d軸補正値Vl_dを加算器264に出力するとともに、q軸補正値Vl_qを加算器265に出力する。なお、以下の式(8)および(9)において、Lは、モータ150の1相分のインダクタンスである。
Figure 0005574790
算出部263には、回転演算部22から回転角度θおよび角速度ωが入力される。この算出部263は、回転角度θおよび角速度ωに基づいて、モータ150の誘起電圧成分のd軸補正値Ve_dおよびq軸補正値Ve_qを算出する。
具体的には、算出部263は、d軸補正値Ve_dを以下の式(10)により算出し、q軸補正値Ve_qを以下の式(11)により算出する。そして、算出部263は、d軸補正値Ve_dを加算器264に出力するとともに、q軸補正値Ve_qを加算器265に出力する。なお、以下の式(10)および(11)において、Keは、誘起電圧定数である。また、Ge5は、誘起電圧の5次高調波の補正係数であり、Ge7は、誘起電圧の7次高調波の補正係数である。Ge5およびGe7は、モータ150の仕様などに応じて決定される定数である。
Figure 0005574790
加算器264は、算出部261から入力されるd軸補正値Vr_dと、算出部262から入力されるd軸補正値Vl_dと、算出部263から入力されるd軸補正値Ve_dとを加算することにより、d軸電圧補正値Vff_dを算出する。そして、加算器264は、d軸電圧補正値Vff_dを加算器26b(図1)に出力する。
加算器265は、算出部261から入力されるq軸補正値Vr_qと、算出部262から入力されるq軸補正値Vl_qと、算出部263から入力されるq軸補正値Ve_qとを加算することにより、q軸電圧補正値Vff_qを算出する。そして、加算器265は、q軸電圧補正値Vff_qを加算器26c(図1)に出力する。
加算器26bには、図1に示すように、電圧指令値算出部25からd軸電圧指令値V_dが入力されるとともに、補正値算出部26aからd軸電圧補正値Vff_dが入力される。加算器26bは、d軸電圧指令値V_dにd軸電圧補正値Vff_dを加算することにより、補正されたd軸電圧指令値V_dを算出する。そして、加算器26bは、補正されたd軸電圧指令値V_dを駆動信号生成部27に出力する。
加算器26cには、電圧指令値算出部25からq軸電圧指令値V_qが入力されるとともに、補正値算出部26aからq軸電圧補正値Vff_qが入力される。加算器26cは、q軸電圧指令値V_qにq軸電圧補正値Vff_qを加算することにより、補正されたq軸電圧指令値V_qを算出する。そして、加算器26cは、補正されたq軸電圧指令値V_qを駆動信号生成部27に出力する。
駆動信号生成部27は、dq−3相変換部27aと、PWM信号生成部27bとを有する。
dq−3相変換部27aは、加算器26bから入力されるd軸電圧指令値V_dおよび加算器26cから入力されるq軸電圧指令値V_qを、回転演算部22により算出されたモータ150の回転角度θを用いて、3相の印加電圧値Vu、Vv、Vwに変換する。そして、dq−3相変換部27aは、3相の印加電圧値Vu、Vv、VwをPWM信号生成部27bに出力する。なお、dq−3相変換は、以下の式(12)に従って行われる。
Figure 0005574790
PWM信号生成部27bは、3相の印加電圧値Vu、Vv、Vwに基づいて、インバータ1のスイッチング素子11b〜16b(図2参照)のオン/オフ状態を制御するための所定のデューティを持ったPWM信号(PWMu、PWMv、PWMw)を生成する。そして、PWM信号生成部27bは、PWM信号をインバータ1に出力する。
なお、PWM信号PWMuは、U相のスイッチング素子11bおよび12bを駆動するための信号であり、PWM信号PWMvは、V相のスイッチング素子13bおよび14bを駆動するための信号であり、PWM信号PWMwは、W相のスイッチング素子15bおよび16bを駆動するための信号である。
次に、上記した本実施形態の効果を確認するために行ったシミュレーションについて説明する。このシミュレーションでは、モータの誘起電圧に5次高調波を重畳して、比較例1および2によるモータ駆動装置における出力トルクおよびU相電流を測定した。また、モータの誘起電圧に5次高調波を重畳して、本実施形態に対応する実施例によるモータ駆動装置における出力トルクおよびU相電流を測定した。なお、このシミュレーションでは、モータの回転数を100rpm、400rpm、800rpmおよび1200rpmとした。そして、その測定結果を図4〜図9に示した。図4、図6、図8はトルクリップルの状態を示す図であり、縦軸の出力トルクの変動幅が大きいほど、トルクリップルは大きいこととなる。
ここで、比較例1によるモータ駆動装置200では、図10に示すように、図1の電流指令値補正部24および電圧指令値補正部26が設けられていない。すなわち、比較例1によるモータ駆動装置200は、トルクリップル補正およびフィードフォワード制御を行わない。また、比較例2によるモータ駆動装置300では、図11に示すように、図1の電圧指令値補正部26が設けられていない。すなわち、比較例2によるモータ駆動装置300は、トルクリップル補正を行うが、フィードフォワード制御を行わない。
まず、比較例1によるモータ駆動装置200における出力トルクを図4に示し、比較例1によるモータ駆動装置200におけるU相電流を図5に示した。なお、図5では、U相電流がモータの回転数にかかわらずほぼ一致していた。比較例1によるモータ駆動装置200では、図4に示すように、誘起電圧に5次高調波が重畳されていることから、6次のトルクリップルが発生する。
次に、比較例2によるモータ駆動装置300における出力トルクを図6に示し、比較例2によるモータ駆動装置300におけるU相電流を図7に示した。なお、図7では、モータの回転数が800rpmおよび1200rpmのU相電流がほぼ一致していた。電流指令値補正部24が設けられた比較例2によるモータ駆動装置300では、図6に示すように、比較例1によるモータ駆動装置200の場合(図4)に比べて、トルクリップルを抑制することができた。しかしながら、このトルクリップルは、モータの回転数の増加に伴って大きくなっており、比較例2によるモータ駆動装置300では、トルクリップルを十分に抑制することができていない。これは、モータの回転数の増加に伴って、回転演算部22や電流実測値算出部23からのフィードバックの遅れや、電流指令値補正部24などの各部の演算の遅れが顕著になることに起因して、図7に示すように、モータの駆動電流に歪みが発生するためであると考えられる。
次に、実施例によるモータ駆動装置100における出力トルクを図8に示し、U相電流を図9に示した。なお、図9では、U相電流がモータの回転数にかかわらずほぼ一致していた。電流指令値補正部24および電圧指令値補正部26が設けられた実施例によるモータ駆動装置100では、図8に示すように、モータの回転数にかかわらず、トルクリップルの発生を十分に抑制することができた。これは、電圧指令値補正部26により、回転演算部22や電流実測値算出部23からのフィードバックの遅れや、電流指令値補正部24などの各部の演算の遅れを適切に補償することができたので、図9に示すように、モータの駆動電流に歪みが発生するのを抑制することができたためであると考えられる。
次に、モータの誘起電圧に5次高調波および7次高調波を重畳して、比較例1によるモータ駆動装置200における駆動電流および出力トルクを測定した。また、モータの誘起電圧に5次高調波および7次高調波を重畳して、実施例によるモータ駆動装置100における駆動電流および出力トルクを測定した。なお、このシミュレーションでは、モータの回転数を100rpmとした。そして、その測定結果を図12および図13に示した。
比較例1によるモータ駆動装置200では、図12に示すように、誘起電圧に5次高調波および7次高調波が重畳されていることから、6次のトルクリップルが発生する。一方、実施例によるモータ駆動装置100では、図13に示すように、誘起電圧に5次高調波および7次高調波が重畳されている場合にも、トルクリップルの発生を十分に抑制することができた。
本実施形態では、上記のように、モータ150の誘起電圧の5次高調波および7次高調波に起因して発生する6次のトルクリップルを補正するための電流指令値補正部24と、モータ150の高速回転時の応答性を向上させるために、フィードフォワード制御を行うための電圧指令値補正部26とを設ける。これによって、モータ150が高速に回転する場合にも、電圧指令値補正部26によりフィードバックによる遅れや各部の演算による遅れを補償することができるので、電流指令値補正部24によりトルクリップルや異音の発生を十分に抑制することができる。
本発明は、上述した以外にも種々の実施形態を採用することができる。たとえば、上記実施形態では、電流指令値補正部24が、モータ150の誘起電圧の5次高調波および7次高調波に起因して発生する6次のトルクリップルを補正する例を示したが、これに限らず、電流指令値補正部24が、モータ150の誘起電圧の5次高調波または7次高調波に起因して発生する6次のトルクリップルのみを補正するようにしてもよい。
また、電流指令値補正部24が、モータ150の誘起電圧のその他の高調波(たとえば、11次高調波および13次高調波)に起因して発生するトルクリップル(12次のトルクリップル)を補正するようにしてもよい。この場合、電圧指令値補正部26の補正値算出部26aが、その他の高調波を考慮して、d軸電圧補正値Vff_dおよびq軸電圧補正値Vff_qを算出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、モータ150が3相モータである例を示したが、これに限らず、モータ150が4相以上の多相モータであってもよい。
また、上記実施形態では、モータ150がブラシレスモータである例を示したが、これに限らず、モータ150がブラシ付きのモータであってもよい。
また、上記実施形態では、スイッチング素子11b〜16bがFETである例を示したが、これに限らず、スイッチング素子11b〜16bがIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)であってもよい。
また、上記実施形態では、モータ150の回転角度を検出するレゾルバ151を設ける例を示したが、これに限らず、モータ150の回転角度を検出するエンコーダなどのその他の角度センサを設けてもよい。
1 インバータ(駆動回路)
2 制御部
18 抵抗(電流検出部)
21 電流指令値算出部
22 回転演算部
23 電流実測値算出部
24 電流指令値補正部
25 電圧指令値算出部
26 電圧指令値補正部
26a 補正値算出部
26b 加算器(第1加算器)
26c 加算器(第2加算器)
27 駆動信号生成部
100 モータ駆動装置
150 モータ
261 算出部(第1算出部)
262 算出部(第2算出部)
263 算出部(第3算出部)
264 加算器(第3加算器)
265 加算器(第4加算器)

Claims (6)

  1. モータを駆動するための駆動回路と、
    前記駆動回路を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    電流指令値を算出する電流指令値算出部と、
    前記モータの回転角度および角速度を算出する回転演算部と、
    前記回転演算部により算出された回転角度に基づいて、前記電流指令値算出部により算出された電流指令値を補正する電流指令値補正部と、
    前記電流指令値補正部により補正された電流指令値に基づいて、電圧指令値を算出する電圧指令値算出部と、
    前記電流指令値算出部により算出された電流指令値と、前記回転演算部により算出された回転角度および角速度とに基づいて、モータの誘起電圧の高調波成分により発生するトルクリップルを打ち消すようにフィードフォワード制御を行うための補正値を算出し、前記補正値を用いて、前記電圧指令値算出部により算出された電圧指令値を補正する電圧指令値補正部と、
    前記電圧指令値補正部により補正された電圧指令値に基づいて、駆動信号を生成する駆動信号生成部とを含む、ことを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 請求項1に記載のモータ駆動装置において、
    前記電流指令値算出部は、d軸電流指令値とq軸電流指令値とを算出し、
    前記電圧指令値補正部は、前記電流指令値算出部により算出されたd軸電流指令値およびq軸電流指令値と、前記回転演算部により算出された回転角度および角速度とに基づいて算出された前記補正値を用いて、前記電圧指令値算出部により算出された電圧指令値を補正する、ことを特徴とするモータ駆動装置。
  3. 請求項2に記載のモータ駆動装置において、
    前記駆動回路から前記モータに供給される電流を検出するための電流検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記電流検出部の検出結果と、前記回転演算部により算出された回転角度とに基づいて、d軸電流実測値およびq軸電流実測値を算出する電流実測値算出部をさらに含み、
    前記電流指令値補正部は、前記回転演算部により算出された回転角度に基づいて、前記電流指令値算出部により算出されたd軸電流指令値およびq軸電流指令値を補正し、
    前記電圧指令値算出部は、前記電流指令値補正部により補正されたd軸電流指令値と、前記d軸電流実測値とに基づいて、d軸電圧指令値を算出するとともに、前記電流指令値補正部により補正されたq軸電流指令値と、前記q軸電流実測値とに基づいて、q軸電圧指令値を算出する、ことを特徴とするモータ駆動装置。
  4. 請求項3に記載のモータ駆動装置において、
    前記電圧指令値補正部は、
    前記電流指令値算出部により算出されたd軸電流指令値およびq軸電流指令値と、前記回転演算部により算出された回転角度および角速度とに基づいて、d軸電圧補正値およびq軸電圧補正値を算出する補正値算出部と、
    前記電圧指令値算出部により算出されたd軸電圧指令値に、前記補正値算出部により算出されたd軸電圧補正値を加算する第1加算器と、
    前記電圧指令値算出部により算出されたq軸電圧指令値に、前記補正値算出部により算出されたq軸電圧補正値を加算する第2加算器と、を有し、
    前記駆動信号生成部は、前記第1加算器によりd軸電圧補正値が加算されたd軸電圧指令値と、前記第2加算器によりq軸電圧補正値が加算されたq軸電圧指令値と、前記回転演算部により算出された回転角度とに基づいて、駆動信号を生成する、ことを特徴とするモータ駆動装置。
  5. 請求項4に記載のモータ駆動装置において、
    前記電圧指令値補正部の補正値算出部は、
    前記電流指令値算出部により算出されたd軸電流指令値およびq軸電流指令値と、前記回転演算部により算出された回転角度とに基づいて、前記モータの抵抗成分のd軸補正値およびq軸補正値を算出する第1算出部と、
    前記電流指令値算出部により算出されたd軸電流指令値およびq軸電流指令値と、前記回転演算部により算出された回転角度および角速度とに基づいて、前記モータのインダクタンス成分のd軸補正値およびq軸補正値を算出する第2算出部と、
    前記回転演算部により算出された回転角度および角速度に基づいて、前記モータの誘起電圧成分のd軸補正値およびq軸補正値を算出する第3算出部とを有する、ことを特徴とするモータ駆動装置。
  6. 請求項5に記載のモータ駆動装置において、
    前記電圧指令値補正部の補正値算出部は、
    前記第1算出部により算出されたd軸補正値と、前記第2算出部により算出されたd軸補正値と、前記第3算出部により算出されたd軸補正値とを加算することにより、前記d軸電圧補正値を算出する第3加算器と、
    前記第1算出部により算出されたq軸補正値と、前記第2算出部により算出されたq軸補正値と、前記第3算出部により算出されたq軸補正値とを加算することにより、前記q軸電圧補正値を算出する第4加算器とをさらに有する、ことを特徴とするモータ駆動装置。
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