JP2016111788A - 回転電機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流フィードバック制御の応答周波数よりも周波数が高い空間高調波に起因したトルクリップルを好適に低減すること。【解決手段】電流補正処理部50は、モータ10の回転速度が低い場合、q軸電流に基づき、トルクリップルを低減するための補正電流Δiq*によって、指令電流iq*を補正する。開ループ処理部60は、モータ10の回転速度が高い場合、電流id,iqに基づき、モータ10を流れる電流が基本波電流であるときにモータ10に印加される電圧の高調波成分としての補正電圧vdh,vqhを算出する。電圧補正部66,68は、指令電圧vd*,vq*のそれぞれを、補正電圧vdh,vqhのそれぞれで補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機の各端子に電圧を印加する電力変換回路を操作対象とする回転電機の制御装置に関する。
たとえば特許文献1には、電動パワーステアリング装置が検出する操舵トルクに基づき、モータ(回転電機)を流れる電流の指令値(指令電流)を設定し、モータの回転角度に応じて設定される補正値(補正電流)に基づき指令電流を補正する制御装置が記載されている。詳しくは、制御装置は、モータを流れる電流を補正された指令電流にフィードバック制御する。ここで、補正電流は、空間高調波に起因したトルクリップルを低減するためのものである。
特許第4019691号公報
ところで、上記の制御装置の場合、補正電流によってその影響を除く対象となる空間高調波の周波数が電流フィードバック制御の応答周波数を超える場合、電流フィードバック制御によってモータを流れる電流を補正電流によって補正された指令電流とすることができない。したがって、上記制御装置の場合、補正電流によってその影響を除く対象となる空間高調波の周波数が電流フィードバック制御の応答周波数を超える場合、トルクリップルを低減することが困難となる。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電流フィードバック制御の応答周波数よりも周波数が高い空間高調波に起因したトルクリップルを好適に低減することのできる回転電機の制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段およびその作用効果について記載する。
1.回転電機の各端子に電圧を印加する電力変換回路を操作対象とする回転電機の制御装置において、前記回転電機を流れる電流を指令電流にフィードバック制御するための操作量として指令電圧を算出する指令電圧算出処理部と、前記回転電機の各端子に印加する電圧が前記指令電圧となるように前記電力変換回路を操作する操作処理部と、前記回転電機の回転角度を入力とし、前記指令電圧を補正する高調波電圧を補正電圧に設定する開ループ処理部と、トルクリップルを低減するための高調波電流を基本波電流に重畳させたものを前記指令電流とするために少なくとも低回転速度領域において前記指令電圧算出処理部の入力を前記高調波電流としての補正電流で補正する電流補正処理部と、を備え、少なくとも前記回転電機の高回転速度領域において、前記操作処理部に入力される指令電圧は、前記指令電圧算出処理部によって算出された指令電圧が前記補正電圧によって補正されたものとされることを特徴とする。
上記構成では、電流補正処理部によって指令電圧算出処理部の入力が補正電流で補正される。このため、指令電圧算出処理部によって算出される指令電圧は、回転電機を流れる電流を基本波電流にトルクリップルを低減するための高調波電流を重畳したものに制御するための操作量となりうる。ただし、上記高調波電流が指令電圧算出処理部のフィードバック制御によっては追従することが困難となる場合には、指令電圧算出処理部によって算出される指令電圧によっては、回転電機を流れる電流をトルクリップルを低減するための電流に制御することが困難となる。
ここで、上記構成では、指令電圧が補正電圧によって補正される。このため、電流フィードバック制御によっては高調波電流への追従が困難となる状況において、指令電圧を補正電圧によって開ループ補正することで、指令電圧を、空間高調波に起因したトルクリップルを低減するための電圧とすることができる。したがって、電流フィードバック制御の応答周波数よりも周波数が高い空間高調波に起因したトルクリップルを好適に低減することができる。
なお、基本波電流に高調波電流を重畳させたものを指令電流とする処理を排除し、開ループ処理部による処理で全てをまかなう場合には、低回転速度領域においてトルクリップルが顕著となるおそれがある。すなわち、低回転速度領域においては、フィードバック制御が追従可能であるため、開ループ処理部によって補正された補正電圧に起因して回転電機に流れる高調波電流がゼロとなるようにフィードバック制御がなされる。このため、開ループ処理部の意図する制御が、フィードバック制御によって妨げられるおそれがある。
2.上記1記載の回転電機の制御装置において、前記開ループ処理部は、前記回転電機を流れる電流を基本波とする場合に該回転電機の各端子に印加される高調波電圧を前記補正電圧とするものであることを特徴とする。
高回転速度領域においては、ステータコイルの鎖交磁束が基本波からずれることに起因したトルクリップルが目立たなくなり、むしろ電流が大きくなるときの磁気飽和による空間高調波に起因したトルクリップルが顕著となる現象が見られ得る。そしてこの場合には、この影響は、回転電機を流れる電流を基本波電流とすることで好適に抑制される。上記構成では、この点に鑑み、補正電圧を上記のように設定することで、回転電機を流れる電流を基本波電流に近づけ、ひいては高回転速度領域における空間高調波に起因したトルクリップルを好適に低減することができる。
3.上記1または2記載の回転電機の制御装置において、前記開ループ処理部は、前記回転電機の回転角度を入力として高調波磁束を算出する高調波磁束算出処理部と、前記高調波磁束算出処理部によって算出された高調波磁束を入力として前記補正電圧を算出する補正電圧算出処理部とを備えることを特徴とする。
高調波磁束の算出には、回転電機を流れる電流と電気角との情報を用いることが望ましいものの、電気角速度についてはこれを省くことが容易である。一方、補正電圧の算出には、電気角速度の情報も必要である。このため、補正電圧を直接算出するよりも高調波磁束を中間変数として算出した後に補正電圧を算出する方が、開ループ処理部の演算負荷や記憶データ量を低減することが可能となる。上記構成では、この点に鑑み、高調波磁束算出処理部および補正電圧算出処理部を備えた。
4.上記3記載の回転電機の制御装置において、前記指令電流、前記指令電圧、前記高調波磁束、および前記補正電圧は、回転座標系における値であり、前記高調波磁束算出処理部の入力が、回転座標系における電流と回転角度であり、前記補正電圧算出処理部は、前記高調波磁束の微分演算に基づき前記補正電圧を算出することを特徴とする。
高調波磁束算出処理部に入力される電流は基本波成分を含んだものとなる。この点、上記構成によれば、回転座標系を用いることで、基本波成分を直流成分として扱うことができることから、補正電圧を容易に算出することができる。
5.上記1〜4のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置において、前記回転電機は、ステアリングに対する入力トルクに基づき、車両の転舵輪を転舵させるアシストトルクを付与するものであることを特徴とする。
上記の場合、低回転速度領域におけるトルクリップルは、ステアリングを介してユーザに体感されやすい。しかし、低回転速度領域におけるトルクリップルは、補正電流によって低減される。一方、高回転速度領域において回転電機を流れる電流の絶対値が大きい場合、回転電機を流れる電流が基本波からずれることに起因した空間高調波の影響が顕著となる。しかし、これによるトルクリップルは、補正電圧によって低減される。
一実施形態にかかるシステム構成図。 (a)および(b)は、同実施形態にかかるモータの高回転速度領域における相電圧の歪みを示す図。 同実施形態にかかる切替処理の手順を示す流れ図。
以下、回転電機の制御装置の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかるシステム構成を示す。図1に示すモータ10は、3相回転電機であり、詳しくは表面磁石同期電動機(SPMSM)である。モータ10は、EPS(電動パワーステアリング装置)に内蔵され、ユーザによるステアリング操作に応じて転舵輪を転舵するためのアシストトルクを生成する。
モータ10の各端子は、インバータINVを介してバッテリ(直流電圧源)12に接続されている。インバータINVは、バッテリ12の正極および負極のそれぞれとモータ10の3個の端子のそれぞれとの間を開閉する回路である。
なお、図1においては、インバータINVを構成するMOS電界効果トランジスタ(スイッチング素子)の符号のうちモータ10の3個の端子のそれぞれに接続されるものに、「u,v,w」のそれぞれを付与し、また、上側アームに「p」を、下側アームに「n」を付与している。なお、以下では、「u,v,w」を総括して「¥」と表記し、「p,n」を総括して「#」と表記する。すなわち、インバータINVは、バッテリ12の正極とモータ10の端子との間を開閉するスイッチング素子S¥pと、バッテリ12の負極とモータ10の端子との間を開閉するスイッチング素子S¥nとの直列接続体を備えて構成されている。なお、これらスイッチング素子S¥#のそれぞれにはダイオードD¥#が逆並列接続されている。
モータ10の回転軸には、回転角度を検出する角度センサ14が設けられている。また、モータ10の各端子とインバータINVとの間には、線電流を検出するための電流センサ16が設けられている。なお、以下では、インバータINVのスイッチング素子S¥pおよびスイッチング素子S¥nの直列接続体の接続点とモータ10の端子との間に接続される電気経路を流れる電流を、¥相電流i¥と称する。
制御装置20は、モータ10を制御対象とし、その制御量を制御するためにインバータINVを操作する。以下、制御装置20の処理について説明する。
dq変換部22は、電流センサ16によって検出された3相の電流iu,iv,iwをdq軸の電流id,iqに変換する。速度算出部23は、角度センサ14によって検出された回転角度(電気角)θeに基づき、回転速度(電気角速度)ωeを算出する。指令電流設定部24は、モータ10の生成するトルクの指令値であるトルク指令値Trq*と、回転速度ωeとに基づき、dq軸上における指令電流id*,iq*を設定する。ここで、指令電流設定部24は、q軸の指令電流iq*を、トルク指令値Trq*の絶対値が大きいほどその絶対値が大きくなるように設定する。一方、指令電流設定部24は、d軸の指令電流id*を、回転速度ωeの絶対値が所定速度以上となる場合において、その絶対値がゼロよりも大きい値となるように設定し、所定速度以上の領域において、回転速度ωeが大きくなるほどその絶対値が大きくなるように設定する。d軸の指令電流id*は、周知の弱め界磁制御を行うためのものである。
偏差算出部26は、d軸の指令電流id*から電流idを減算した値を出力する。偏差算出部28は、q軸の指令電流iq*から電流iqを減算した値を出力する。電流フィードバック制御部30は、d軸の電流idを指令電流id*にフィードバック制御するための操作量として、d軸の電圧を算出する。一方、電流フィードバック制御部32は、q軸の電流iqを指令電流iq*にフィードバック制御するための操作量として、q軸の電圧を算出する。なお、電流フィードバック制御部30,32を、本実施形態では、比例要素および積分要素によって構成し、電流フィードバック制御部30,32の出力を、偏差算出部26,28の出力値のそれぞれを入力とする比例要素の出力値および積分要素の出力値の和とする。
非干渉制御部34は、電流フィードバック制御部30,32の出力を、非干渉項と誘起電圧補償項とによって補正したものを最終的なdq軸の指令電圧vd*,vq*として出力する。ここで、非干渉項とは、電流id,iqに基づく開ループ操作量であり、誘起電圧補償項とは、回転速度ωeに基づく開ループ操作量である。これらは周知のため、これ以上の記載を省略する。
uvw変換部36は、dq軸の指令電圧vd*,vq*を3相の指令電圧vu*,vv*,vw*に変換する。PWM処理部38は、3相の指令電圧vu*,vv*,vw*に基づき、3相のPWM信号gu,gv,gwを生成する。PWM信号g¥は、論理H期間によって、デッドタイムを除き上側アームのスイッチング素子S¥pのオン操作期間を規定する。デッドタイム生成部40は、PWM信号g¥に基づき、スイッチング素子S¥#の操作信号g¥#を生成し、インバータINVに出力する。操作信号g¥#には、上側アームのスイッチング素子S¥pと下側アームのスイッチング素子S¥nとのいずれか一方がオフ操作からオン操作に切り替わるに先立って、他方がオフ操作されるようにデットタイムが付与されている。
電流補正処理部50は、モータ10のトルクリップルを低減するために、指令電流設定部24によって設定されたq軸の指令電流iq*を補正する。詳しくは、電流補正処理部50は、トルクリップル推定部52、補正電流設定部54、および電流補正部56を備える。
トルクリップル推定部52は、モータ10を流れる電流に基づき、モータ10によって生成されるトルクのリップルを推定する。トルクリップル推定部52は、モータ10の回転に伴うステータコイルの鎖交磁束の変化が基本波からずれることに起因したトルクのリップルを推定するものである。トルクリップル推定部52は、基本波に対する上記鎖交磁束のずれを定量化したデータを有する。そして、このデータに基づき、トルクリップルを推定する。このデータは、回転角度θeに応じたものとなっている。このため、トルクリップル推定部52は、回転角度θeに基づき、トルクリップルを推定する。ここでは、基本的には、トルクリップル推定部52に、速度起電力係数φEの空間高調波成分を回転角度θe毎に定めたテーブルを備え、q軸の電流iqに同空間高調波成分を乗算することでトルクリップルを算出すればよい。ただし、本実施形態では、トルクリップルの算出に、d軸の電流idの影響を加味する。
補正電流設定部54は、トルクリップル推定部52によって推定されたトルクリップルを低減するためのq軸の電流の補正量である補正電流Δiq*を設定する。補正電流Δiq*は、基本波電流である指令電流iq*に高調波を重畳する電流となる。すなわち、ステータコイルの鎖交磁束が基本波からずれる場合、モータ10に流れる電流が基本波電流とされると、トルクリップルが生じるため、モータ10に流れる電流を基本波電流に高調波成分が重畳したものとすることで、トルクリップルを低減する。
電流補正部56は、指令電流設定部24によって設定されたq軸の指令電流iq*に補正電流Δiq*を加算することで、設定されたq軸の指令電流iq*を補正して上記偏差算出部28に出力する。
開ループ処理部60は、dq軸上の電流id,iqと、回転角度θeと、回転速度ωeとを入力とし、高調波電圧である指令電圧vd*,vq*の補正電圧vdh,vqhを出力する。補正電圧vdh,vqhは、モータ10を流れる電流を基本波電流とする際にモータ10に印加される高調波電圧となっている。補正電圧vdh,vqhは、モータ10に流れる電流の絶対値が大きくなる場合に、ステータコイルのインダクタンスの磁気飽和に起因した空間高調波によってモータ10に流れる電流が基本波からずれることを抑制するためのものである。ここで、補正電圧vdh,vqhは、開ループ操作量である。これは、補正電圧vdh,vqhの周波数が、電流フィードバック制御部30,32による電流のフィードバック制御の応答周波数よりも高周波となる場合、電流フィードバック制御部30,32によっては、磁気飽和に起因した空間高調波によるトルクリップルを低減することが困難であることに鑑みたものである。
詳しくは、開ループ処理部60は、高調波磁束算出処理部62と、高調波磁束算出処理部62によって算出される高調波磁束λdh,λqhに基づき補正電圧vdh,vqhを算出する補正電圧算出処理部64とを備える。ここで、高調波磁束算出処理部62は、dq軸の電流id,iqおよび回転角度θeと、高調波磁束λdh,λqhとの関係を定めた3次元マップを備えており、dq軸の電流id,iqおよび回転角度θeを入力とし、高調波磁束λdh,λqhをマップ演算する。このマップは、モータ10に定常的に基本波電流を流した際におけるdq軸の電流id,iqおよび回転角度θeの組毎に高調波磁束λdh,λqhを求めることで生成されたものである。高調波磁束λdh,λqhの絶対値は、電流idの絶対値が大きいほど、また電流iqの絶対値が大きいほど大きい値となる。
上記マップの入力としての回転角度θeの範囲は、「0〜60°」の範囲とする。これは、6次の高調波、およびその定数倍の高調波を低減することを狙ったための設定である。
図2(a)に、モータ10に基本波電流を流した際のモータ10の各端子に印加される電圧である相電圧vu,vv,vwの推移を示す。図示されるように、この場合、相電圧vu,vv,vwは基本波に対して歪みを有する。図2(b)に、図2(a)の相電圧v¥の歪率を定量化して示す。ここで、歪率は、基本波の実効値に対する高調波の実効値の百分率にて定量化されている。図示されるように、歪率が大きくなるのは、uvwの固定座標系において、3次、5次、7次、11次、および13次である。ここで、3次の成分は実際にはトルクリップル等に寄与しない。一方、3次および5次の高調波成分は、回転座標系では6次の高調波成分となり、11次および13次の高調波成分は、回転座標系では、12次の高調波成分となる。このため、本実施形態では、6次の高調波およびその倍数の高調波成分をターゲットとする。ここで、6次の高調波は、「60°」を周期とするものであり、その倍数の高調波は、「60°」の約数を周期とするものである。このため、マップの入力変数としての回転角度θeの領域は、「60°」となる。
図1に示す補正電圧算出処理部64は、高調波磁束λdh,λqhおよび回転速度ωeに基づき、下記の式(c1)に基づき補正電圧vdh,vqhを算出する。なお、式(c1)の導出については、本実施形態に続く「補正電圧vdh,vqhの導出について」の欄に記載した。
電圧補正部66は、非干渉制御部34の出力したd軸の指令電圧vd*にd軸の補正電圧vdhを加算することで、非干渉制御部34の出力したd軸の指令電圧vd*を補正してuvw変換部36に出力する。電圧補正部68は、非干渉制御部34の出力したq軸の指令電圧vq*にq軸の補正電圧vqhを加算することで、非干渉制御部34の出力したq軸の指令電圧vq*を補正してuvw変換部36に出力する。
切替処理部70は、電流補正処理部50による電流の補正処理と、開ループ処理部60による電圧の補正処理とをモータ10の回転速度ωeに応じて切り替える。
図3に、切替処理部70による切替処理の手順を示す。この処理は、切替処理部70によって、たとえば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理において、切替処理部70は、まず、回転速度ωeが閾値速度ωeth以上となるか否かを判断する(S10)。この処理は、開ループ処理部60による処理を実行するか否かを判断するためのものである。ここで、閾値速度ωethは、6次または12次の空間高調波の周波数が、電流フィードバック制御部30,32の応答周波数となるときのモータ10の回転速度ωeに基づき設定される。
切替処理部70は、回転速度ωeが閾値速度ωeth未満であると判断する場合(S10:NO)、電流補正処理部50の補正電流Δiq*によって指令電流iq*の補正する処理を実行して且つ、開ループ処理部60による補正電圧vdh,vqhによってdq軸の指令電圧vd*,vq*を補正する処理を停止する(S12)。これに対し、切替処理部70は、回転速度ωeが閾値速度ωeth以上となると判断する場合(S10:YES)、開ループ処理部60による補正電圧vdh,vqhによってdq軸の指令電圧vd*,vq*を補正する処理を実行して且つ、電流補正処理部50の補正電流Δiq*によって指令電流iq*を補正する処理を停止する(S14)。
ここで、本実施形態の作用を説明する。
モータ10が駆動されているときにおいて、モータ10の回転速度ωeが閾値速度ωeth未満である場合、電流補正処理部50では、補正電流Δiq*に基づき、指令電流設定部24によって設定されるq軸の指令電流iq*を補正する。これにより、トルクリップルが低減される。特に、低回転速度領域においては、ステアリングを介してモータ10のトルクリップルがユーザに体感されやすいのであるが、q軸の指令電流iq*の補正によってトルクリップルが体感されることを抑制する。
一方、モータ10の回転速度ωeが閾値速度ωeth以上となる場合、開ループ処理部60による補正電圧vdh,vqhが非干渉制御部34の出力する指令電圧vd*,vq*に重畳される。これにより、モータ10に基本波電流を流すことができる。ここで、高回転速度領域においては、鎖交磁束の変化が基本波からずれることに起因した空間高調波によるトルクリップルは目立たないものとなり、代わりにモータ10を流れる電流の絶対値が大きい場合に、磁気飽和に起因した空間高調波による電流の歪みによるトルクリップルが顕著となる。特に本実施形態では、磁気飽和に起因した空間高調波によるトルクリップルがメカ部品の共振周波数に一致して異音を生じさせる等の問題が生じうる。しかし、上記補正電圧vdh,vqhを用いることで、モータ10を流れる電流を基本波に近づけることができる。ここで、モータ10を流れる電流が基本波に近づくことから、開ループ処理部60の入力パラメータとしての電流id,iqは、基本波に近いもの(直流成分と見なせるもの)となる。上述したように、開ループ処理部60は、モータ10に基本波電流を流したときの端子電圧の高調波電圧を補正電圧vdh,vqhとするものであるため、電流id,iqが基本波である場合、補正電圧vdh,vqhは、モータ10に基本波電流を流すための電圧の高調波成分となっている。
ちなみに、モータ10の回転速度が低い領域において、開ループ処理部60を用いる代わりに電流補正処理部50による処理を削除する場合には、トルクリップルを低減することが困難である。すなわち、開ループ処理部60の補正電圧vdh,vqhは、モータ10に流れる電流を基本波とするものである。このため、低回転速度領域においてモータ10を流れる電流が基本波に制御されることとなることから、鎖交磁束の空間高調波に起因してトルクリップルが顕著となる。また仮に、開ループ処理部60の補正電圧vdh,vqhを、補正電流Δiq*を流すためのものに設定した場合には、電流フィードバック制御によって、q軸の電流iqが補正電流Δiq*を含まない基本波となるように制御される。
以上説明した本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)回転速度ωeが閾値速度ωeth以上となる場合、開ループ処理部60による補正電圧vdh,vqhによって指令電圧vd*,vq*を補正した。これにより、電流フィードバック制御の応答周波数よりも周波数が高い空間高調波に起因したトルクリップルを好適に低減することができる。
(2)補正電圧vdh,vqhを、モータ10に基本波電流を流す場合にモータ10の端子に印加される電圧の高調波成分とした。これにより、モータ10の高回転速度領域において電流が大きくなることに起因して顕著となる空間高調波によるトルクリップルを好適に低減することができる。
(3)開ループ処理部60を、高調波磁束算出処理部62と補正電圧算出処理部64とから構成した。ここで、補正電圧vdh,vqhの算出には、回転速度ωeを用いているものの、高調波磁束算出処理部62による高調波磁束λdh,λqhの算出には、回転速度ωeを用いていない。このため、開ループ処理部60を、入力パラメータ(id,iq,θe、ωe)と補正電圧vdh,vqhとの関係を定めたマップによって構成する場合と比較して、マップの次元を低減することができる。このため、開ループ処理部60が記憶するデータ量を低減することができる。
(4)電流補正処理部50による処理と開ループ処理部60による処理とを回転速度ωeに基づいて2者択一で用いた。これにより、制御装置20の演算負荷を低減することができる。
「補正電圧vdh,vqhの導出について」
以下、上記の式(c1)を導出する。
dq軸上での電圧方程式は、下記の式(c2)となる。
ただし、式(c2)においては、d軸の抵抗Rd、q軸の抵抗Rq、微分演算子p、永久磁石による磁束のd軸成分Φmdおよびq軸成分Φmq、d軸のインダクタンスLd,q軸のインダクタンスLqを用いた。ここで、dq軸の磁束λd,λqは、「λd=Φmd+Ld・id,λq=Φmq+Lq・iq」と定義でき、また、dq軸の磁束λd,λqは、基本波成分λdDC,λqDCと、高調波成分λd(6θ),λq(6θ),λd(12θ),λq(12θ)等とに分解できることから、以下の式(c3)が成立する。
上記の式(c3)におけるdq軸の電圧(vd,vq)が基本波電圧と高調波電圧(補正電圧vdh,vqh)との和であるとして且つ電流id,iqを基本波電流とすると、補正電圧vdh,vqhは、下記の式(c4)にて表現される。
上記の式(c4)は、上記の式(c1)と同一である。
<その他の実施形態>
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。なお、以下において、「課題を解決するための手段」の欄に記載した事項と上記実施形態との対応関係を符号等によって例示した部分があるが、これには、例示した対応関係に上記事項を限定する意図はない。ちなみに、「課題を解決するための手段」の欄の「1」における操作処理部は、図1におけるuvw変換部36,PWM処理部38およびデッドタイム生成部40に対応する。
・「補正電圧による補正処理と補正電流による補正処理との切替について」
上記実施形態では、補正電圧vdh,vqhによる補正処理を開始して且つ補正電流Δiq*による補正処理を終了する回転速度と、補正電流Δiq*による補正処理を開始して且つ補正電圧vdh,vqhによる補正処理を終了する回転速度とを同一の回転速度(閾値速度ωeth)としたが、これに限らない。たとえば、補正電圧vdh,vqhによる補正処理を開始して且つ補正電流Δiq*による補正処理を終了する回転速度と、補正電流Δiq*による補正処理を開始して且つ補正電圧vdh,vqhによる補正処理を終了する回転速度とを互いに異ならせてもよい。このようにヒステリシスを設けることで、制御のハンチングを抑制することができる。
上記実施形態では、回転速度ωeが閾値速度以上であるか否かに応じて、補正電圧vdh,vqhによる補正処理と補正電流Δiq*による補正処理とを択一的に実行したがこれに限らない。たとえば、回転速度ωeが上昇する際、補正電圧vdh,vqhによる補正処理を開始する回転速度よりも補正電流Δiq*による補正処理を終了する回転速度を高くしてもよい。またたとえば、回転速度ωeが低下する際、補正電流Δiq*による補正処理を開始する回転速度よりも補正電圧vdh,vqhによる補正処理を終了する回転速度を低くしてもよい。これらは、補正電圧vdh,vqhによる補正処理と補正電流Δiq*による補正処理との双方が実行されるオーバーラップ期間が存在する例である。
・「補正電圧による補正処理について」
上記実施形態では、回転速度ωeが閾値速度ωeth以上となることを、補正電圧vdh,vqhによる補正処理の実行条件としたがこれに限らない。たとえば低回転速度領域から高回転速度領域まで補正処理を常時実行してもよい。ここで、低回転速度領域では補正電圧vdh,vqhの絶対値は小さい値となるため、補正電流Δiq*による補正処理による制御性を低下させるおそれは小さい。
・「高調波磁束算出処理部について」
上記実施形態では、電流id,iqに基づき高調波磁束λd,λqを算出したがこれに限らない。たとえば、指令電流id*,iq*に基づき高調波磁束λd,λqを算出してもよい。
また、dq軸の電流に基づき算出するものに限らない。たとえば上記実施形態のようにトルク指令値Trq*からq軸の指令電流iq*を算出することで、トルク指令値Trq*とq軸の指令電流iq*とに正または負の相関関係がある場合、q軸の電流iqに代えてトルク指令値Trq*を用いてもよい。またたとえば上記実施形態のように回転速度ωeからd軸の指令電流id*を算出することで、回転速度ωeとd軸の指令電流id*との間に正または負の相関関係がある場合、d軸の電流idに代えて回転速度ωeを用いてもよい。
高調波磁束としては、回転座標系における値を算出するものに限らない。たとえば、固定2相座標系や固定3相座標系の値を算出するものであってもよい。
出力値を高調波磁束λd,λqの値とするマップを用いるものに限らない。たとえば、d軸のインダクタンスLdとq軸のインダクタンスLqとのそれぞれを出力値とするマップを用いるものであってもよい。この場合であっても、磁気飽和に起因した高調波磁束を算出することができる。
・「補正電圧算出処理部について」
たとえば、高調波磁束算出処理部が固定2相座標系における高調波磁束を算出するものであるなら、補正電圧算出処理部は、上記の式(c1)の右辺の2行2列行列を固定座標系に変換したものを用いて高調波磁束から補正電圧を算出すればよい。
・「開ループ処理部について」
入力パラメータとしての回転角度として、電気角(回転角度θe)を用いるものに限らず、たとえば機械角を用いるものであってもよい。
高調波磁束算出処理部と補正電圧算出処理部とを備えることは必須ではない。たとえば、上記実施形態においては、開ループ処理部が電流id,iqと回転角度θeと回転速度ωeとを入力として補正電圧vdh,vqhを算出したことに鑑み、これら4つのパラメータと補正電圧vdh,vqhとの関係を定める4次元マップを用いて補正電圧vdh,vqhを算出してもよい。またこれに代えて、上記実施形態のように回転速度ωeからd軸の指令電流id*を算出することで回転速度ωeとd軸の指令電流id*との間に正または負の相関関係がある場合、電流id,iqと回転角度θeとの3つのパラメータを入力とし、補正電圧vdh,vqhを出力とするマップを用いて行うことも可能と考えられる。ただしここでは、d軸の電流idが指令電流id*に等しいと見なしている。
また、モータ10に流れる電流を基本波とする場合にモータ10に印加される高調波電圧を補正電圧とするものに限らない。たとえば、ステータコイルの鎖交磁束が基本波からずれることに起因した空間高調波がトルクに与える影響を低減するための成分をさらに含んでもよい。すなわち、モータ10に流れる電流を基本波に上記トルクに与える影響を低減するための高調波電流を重畳したものとする場合にモータ10に印加される高調波電圧とするものであってもよい。ただし、これは、高調波磁束λdh,λqhを入力として上記の式(c1)に基づき補正電圧vdh,vqhを算出する処理によっては実現することが困難である。これは、上記の式(c4)の導出に際して、モータ10に流れる電流が基本波電流であることを仮定したからである。しかし、電流id,iqと回転角度θeと回転速度ωeとの4つのパラメータを入力とするマップを用いることで、実現可能と考えられる。もっともこれに限らない。たとえば上記実施形態のように回転速度ωeからd軸の指令電流id*を算出することで回転速度ωeとd軸の指令電流id*との間に正または負の相関関係がある場合、電流id,iqと回転角度θeとの3つのパラメータを入力とし、補正電圧vdh,vqhを出力とするマップを用いて行うことも可能と考えられる。
・「回転座標系について」
dq軸によって張られる座標系に限らない。たとえばd軸およびq軸のそれぞれと所定角度だけずれた軸によって張られる回転座標系であってもよい。
・「指令電圧算出処理部(30〜34)について」
電流フィードバック制御部30,32としては、比例要素および積分要素の出力同士の和を出力とするものに限らない。たとえば比例要素の出力を出力とするものであってもよく、またたとえば、比例要素、積分要素、および微分要素の出力同士の和を出力とするものであってもよい。たとえば、非干渉制御部34において誘起電圧補償処理を削除してもよい。またたとえば、非干渉制御部34を設けなくてもよい。
・「電流補正処理部について」
上記実施形態では、q軸の指令電流iq*を補正電流Δiq*によって補正したが、これに限らない。たとえば、偏差算出部28の入力となるq軸の電流iqから補正電流Δiq*を減算することでq軸の電流iqを補正してもよい。これによっても、q軸の電流iqが「iq*+Δiq*」にフィードバック制御されることとなる。
上記実施形態では、q軸の指令電流iq*を補正電流Δiq*によって補正するもののd軸の指令電流id*については補正しなかったが、これに限らず、たとえばq軸の補正電流Δiq*によってq軸の指令電流iq*を補正するとともに、d軸の補正電流にてd軸の指令電流id*を補正してもよい。
ちなみに、「課題を解決するための手段」の欄の「1」における「指令電圧算出処理部の入力」とは、指令電流id*,iq*や電流id,iqまたは偏差算出部26,28の出力値のことであり、特に、図1において補正対象となる入力は指令電流iq*に対応している。
・「回転電機について」
EPSに内蔵されるものに限らない。この際、電動機として機能することも必須ではない。たとえばシリーズハイブリッド車の発電機であってもよい。
SPMに限らず、たとえば埋込磁石同期電動機(IPMSM)であってもよい。なお、永久磁石同期電動機にも限らず、たとえば巻線界磁型同期電動機やリラクタンスモータ等であってもよい。3相回転電機に限らず、たとえば5相回転電機等であってもよい。
・「電力変換回路について」
直流電圧源(バッテリ12)の正極および負極のそれぞれと回転電機の各端子との間を開閉するスイッチング素子S¥#を備えるものに限らない。たとえば、3レベルインバータであってもよい。またこれに限らず、回転電機の各端子毎に周知のDCDCコンバータと同様の回路構成の回路を接続したものであってもよい。この場合であっても、それらコンバータの出力電圧を高速で変化させることで、同出力電圧を指令電圧v¥*とすることができ、上記実施形態に準じた効果を得ることができる。
10…モータ、12…バッテリ、14…角度センサ、16…電流センサ、20…制御装置、22…dq変換部、23…速度算出部、24…指令電流設定部、26…偏差算出部、28…偏差算出部、30…電流フィードバック制御部、32…電流フィードバック制御部、34…非干渉制御部、36…uvw変換部、38…PWM処理部、40…デッドタイム生成部、50…電流補正処理部、52…トルクリップル推定部、54…補正電流設定部、56…電流補正部、60…開ループ処理部、62…高調波磁束算出処理部、64…補正電圧算出処理部、66…電圧補正部、70…切替処理部。

Claims (5)

  1. 回転電機の各端子に電圧を印加する電力変換回路を操作対象とする回転電機の制御装置において、
    前記回転電機を流れる電流を指令電流にフィードバック制御するための操作量として指令電圧を算出する指令電圧算出処理部と、
    前記回転電機の各端子に印加する電圧が前記指令電圧となるように前記電力変換回路を操作する操作処理部と、
    前記回転電機の回転角度を入力とし、前記指令電圧を補正する高調波電圧を補正電圧に設定する開ループ処理部と、
    トルクリップルを低減するための高調波電流を基本波電流に重畳させたものを前記指令電流とするために少なくとも低回転速度領域において前記指令電圧算出処理部の入力を前記高調波電流としての補正電流で補正する電流補正処理部と、を備え、
    少なくとも前記回転電機の高回転速度領域において、前記操作処理部に入力される指令電圧は、前記指令電圧算出処理部によって算出された指令電圧が前記補正電圧によって補正されたものとされることを特徴とする回転電機の制御装置。
  2. 前記開ループ処理部は、前記回転電機を流れる電流を基本波とする場合に該回転電機の各端子に印加される高調波電圧を前記補正電圧とするものである請求項1記載の回転電機の制御装置。
  3. 前記開ループ処理部は、
    前記回転電機の回転角度を入力として高調波磁束を算出する高調波磁束算出処理部と、
    前記高調波磁束算出処理部によって算出された高調波磁束を入力として前記補正電圧を算出する補正電圧算出処理部とを備える請求項1または2記載の回転電機の制御装置。
  4. 前記指令電流、前記指令電圧、前記高調波磁束、および前記補正電圧は、回転座標系における値であり、
    前記高調波磁束算出処理部の入力が、回転座標系における電流と回転角度であり、
    前記補正電圧算出処理部は、前記高調波磁束の微分演算に基づき前記補正電圧を算出する請求項3記載の回転電機の制御装置。
  5. 前記回転電機は、ステアリングに対する入力トルクに基づき、車両の転舵輪を転舵させるアシストトルクを付与するものである請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置。
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