JP2011019319A - 回転機の制御装置 - Google Patents

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    • H02P23/14Estimation or adaptation of motor parameters, e.g. rotor time constant, flux, speed, current or voltage

Abstract

【課題】モデル予測制御によってモータジェネレータ10を流れる電流を制御するものにあって、実際の電流と指令電流との間に定常的な誤差が生じること。
【解決手段】操作状態設定部31によって設定される複数の電圧ベクトルV0〜V7のそれぞれについて、予測部33において、これによって実現される電流ide,iqeを予測する。この予測電流ide,iqeと指令電流idr,iqrとの差と、これらの差を入力とする積分要素の出力ξの2乗との和によって、評価関数Jを構築する。上記設定される電圧ベクトルV0〜V7のうち評価関数Jの値を最小とするものを、インバータIVの操作状態を規定する電圧ベクトルとして採用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、互いに相違する値を有する電圧を印加する複数の電圧印加手段と回転機の端子とを選択的に開閉するスイッチング素子を備える電力変換回路を操作することで前記回転機の制御量を制御する回転機の制御装置に関する。
この種の制御装置としては、3相電動機の各相に流れる電流を指令値にフィードバック制御すべく、各相の指令電圧を算出し、算出される指令電圧と三角波形状のキャリアとの大小に基づきインバータのスイッチング素子を操作する三角波比較PWM制御を行うものも提案され、実用化されている。
ただし、上記三角波比較PMW制御を、その指令電圧がインバータの入力電圧よりも大きくなるいわゆる過変調領域においても行う場合、インバータの出力電圧に大きな高調波が含まれ、これが3相電動機を流れる電流の応答性に影響を及ぼす問題がある。この問題は、インバータの出力電圧を指令電圧とすることができると仮定して電流制御系を設計していることに起因するものである。
そこで従来、例えば下記特許文献1に見られるように、インバータの操作状態を様々に設定した場合についての3相電動機を流れる電流をそれぞれ予測し、予測される電流と指令電流との偏差を最小化することのできる操作状態にてインバータを操作するいわゆるモデル予測制御を行うものも提案されている。これによれば、インバータの出力電圧に基づき予測される電流の挙動を最適化するようにインバータを操作するため、上記の問題を回避することができると考えられる。
なお、モデル予測制御を行うものとしては、他にも例えば下記特許文献2や、非特許文献1等がある。
特開2008−228419号公報 特開2006−174697号公報
小林、道木、大熊、「積分操作を持つモデル予測制御を用いた電流制御系」、電気関係学会東海支部連合大会、平成19年
ところで、上記モデル予測制御を行ったとしても、実際には過変調領域等において3相電動機を流れる実際の電流と指令電流との間に定常的な乖離が生じやすいことが見出された。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、モデル予測制御によって制御量を制御するものにあって、実際の制御量に生じる定常的な誤差を好適に抑制することのできる回転機の制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、互いに相違する値を有する電圧を印加する複数の電圧印加手段と回転機の端子とを選択的に開閉するスイッチング素子を備える電力変換回路を操作することで前記回転機の制御量を制御する回転機の制御装置において、前記制御量及び該制御量を算出可能な物理量のいずれかの検出値を初期値として用いつつ前記スイッチング素子の操作状態を設定する場合の前記制御量を予測する予測手段と、前記予測された制御量と該制御量の指令値とに基づき、前記スイッチング素子の実際の操作状態を決定して前記電力変換回路を操作する操作手段とを備え、前記操作手段は、前記予測された制御量と前記指令値との差に応じた値を入力とする積分要素の出力に応じて前記実際の操作状態を決定することを特徴とする。
上記発明では、操作状態の決定に際して利用される制御量の予測値が、制御量又は制御量を算出可能な物理量の検出値を初期値として用いて算出される。このため、実際の制御量とその指令値との間に定常的な乖離が生じる場合、制御量の予測値と制御量の指令値との差には、上記乖離が反映されるものと考えられる。上記発明では、この点に鑑み、上記乖離度合いの履歴を定量化する積分要素の出力に基づき実際の操作状態を決定することで、実際の操作状態を上記定常的な乖離を抑制したものとすることができる。
なお、上記乖離度合いの履歴の定量化に際し、以前の制御周期におけるものについては、前記予測された制御量のうち決定された操作状態に対応する値と指令値との乖離度合いを用い、決定されなかった操作状態に対応する値と指令値との乖離度合いについては用いないことが望ましい。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記制御量は、前記回転機を流れる電流であり、前記予測手段は、前記回転機の回転座標系におけるモデル式に基づき前記予測を行うものであり、前記積分要素の入力は、前記回転座標系の成分によって定量化されるものであることを特徴とする。
上記発明では、回転座標系におけるモデル式を用いるために回転座標系での電流の予測値が算出される。このため、乖離度合いの履歴等についても、回転座標系の成分によって定量化することで、この定量化による演算負荷を低減することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記制御量は、前記回転機を流れる電流、前記回転機のトルク、及び前記回転機の磁束の少なくとも1つであることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記電圧印加手段は、直流電源の正極及び負極であり、前記電力変換回路は、前記直流電源の正極及び負極と前記回転機の端子とを選択的に接続するスイッチング素子を備えることを特徴とする。
上記発明では、極力簡素な構成の電力変換回路を用いて回転機の制御量を制御することができる。また、電力変換回路の操作状態の数を抑制することができることから、モデル予測制御の演算負荷の増大を抑制することもできる。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるインバータの操作状態を示す図。 同実施形態にかかるモデル予測制御の処理手順を示す流れ図。 同実施形態の効果を示すタイムチャート。 第2の実施形態にかかるシステム構成図。 第3の実施形態にかかるシステム構成図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる回転機の制御装置をハイブリッド車の制御装置に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかるモータジェネレータの制御システムの全体構成を示す。モータジェネレータ10は、3相の永久磁石同期モータである。また、モータジェネレータ10は、突極性を有する回転機(突極機)である。詳しくは、モータジェネレータ10は、埋め込み磁石同期モータ(IPMSM)である。
モータジェネレータ10は、インバータIVを介して高電圧バッテリ12に接続されている。インバータIVは、スイッチング素子Sup,Sunの直列接続体と、スイッチング素子Svp,Svnの直列接続体と、スイッチング素子Swp,Swnの直列接続体とを備えており、これら各直列接続体の接続点がモータジェネレータ10のU,V,W相にそれぞれ接続されている。これらスイッチング素子Sup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnとして、本実施形態では、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)が用いられている。そして、これらにはそれぞれ、ダイオードDup,Dun,Dvp,Dvn,Dwp,Dwnが逆並列に接続されている。
本実施形態では、モータジェネレータ10やインバータIVの状態を検出する検出手段として、以下のものを備えている。まずモータジェネレータ10の回転角度θ(電気角)を検出する回転角度センサ14を備えている。また、モータジェネレータ10の各相を流れる電流iu,iv,iwを検出する電流センサ16を備えている。更に、インバータIVの入力電圧(電源電圧VDC)を検出する電圧センサ18を備えている。
上記各種センサの検出値は、図示しないインターフェースを介して低圧システムを構成する制御装置20に取り込まれる。制御装置20では、これら各種センサの検出値に基づき、インバータIVを操作する操作信号を生成して出力する。ここで、インバータIVのスイッチング素子Sup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnを操作する信号が、操作信号gup,gun,gvp,gvn,gwp,gwnである。
上記制御装置20は、モータジェネレータ10のトルクを要求トルクTrに制御すべく、インバータIVを操作する。詳しくは、要求トルクTrを実現するための指令電流となるようにインバータIVを操作する。すなわち、本実施形態では、モータジェネレータ10のトルクが最終的な制御量となるものであるが、トルクを制御すべく、モータジェネレータ10を流れる電流を直接の制御量としてこれを指令電流に制御する。特に、本実施形態では、モータジェネレータ10を流れる電流を指令電流に制御すべく、インバータIVの操作状態を複数通りのそれぞれに設定した場合についてのモータジェネレータ10を流れる電流を予測し、上記操作状態のうち予測電流が指令電流に近くなるものをインバータIVの実際の操作状態として採用するモデル予測制御を行う。
詳しくは、電流センサ16によって検出された相電流iu,iv,iwは、dq変換部22において、回転座標系の実電流id,iqに変換される。また、角度センサ14によって検出される電気角θは、速度算出部23の入力となり、これにより、回転速度(電気角速度ω)が算出される。一方、指令電流設定部24は、要求トルクTrを入力とし、dq座標系での指令電流idr,iqrを出力する。これら指令電流idr,iqr、実電流id,iq、及び電気角θは、モデル予測制御部30の入力となる。モデル予測制御部30では、これら入力パラメータに基づき、インバータIVの操作状態を規定する電圧ベクトルViを決定し、操作部26に入力する。操作部26では、入力された電圧ベクトルViに基づき、上記操作信号を生成してインバータIVに出力する。
ここで、インバータIVの操作状態を表現する電圧ベクトルは、図2に示す8つの電圧ベクトルとなる。例えば、低電位側のスイッチング素子Sun,Svn,Swnがオン状態となる操作状態(図中、「下」と表記)を表現する電圧ベクトルが電圧ベクトルV0であり、高電位側のスイッチング素子Sup,Svp,Swpがオン状態となる操作状態(図中、「上」と表記)を表現する電圧ベクトルが電圧ベクトルV7である。これら電圧ベクトルV0,V7は、モータジェネレータ10の全相を短絡させるものであり、インバータIVからモータジェネレータ10に印加する電圧がゼロとなるものであるため、ゼロベクトルと呼ばれている。これに対し、残りの6つの電圧ベクトルV1〜V6は、上側アーム及び下側アームの双方にオン状態となるスイッチング素子が存在する操作パターンによって規定されるものであり、非ゼロベクトルと呼ばれている。なお、図2(b)に示すように、電圧ベクトルV1、V3,V5のそれぞれがU相、V相、W相の正側にそれぞれ対応している。
次に、モデル予測制御部30の処理の詳細について説明する。先の図1に示す操作状態設定部31では、インバータIVの操作状態を設定する。ここでは、先の図2に示した電圧ベクトルV0〜V7をインバータIVの操作状態として設定する。dq変換部32では、操作状態設定部31によって設定された電圧ベクトルをdq変換することで、dq座標系の電圧ベクトル(vd,vq)を算出する。こうした変換を行うべく、操作状態設定部31における電圧ベクトルV0〜V7を、例えば、先の図2において、「上」を「VDC/2」として且つ「下」を「−VDC/2」とすることで表現すればよい。この場合、例えば、電圧ベクトルV0は、(−VDC/2、−VDC/2、−VDC/2)となり、電圧ベクトルV1は、(VDC/2、−VDC/2、−VDC/2)となる。
予測部33では、電圧ベクトル(vd、vq)と、実電流id,iqと、電気角速度ωとに基づき、インバータIVの操作状態を操作状態設定部31によって設定される状態とした場合の電流id,iqを予測する。ここでは、下記(c1)、(c2)にて表現される電圧方程式を、電流の微分項について解いた下記の状態方程式(式(c3)、(c4))を離散化し、1ステップ先の電流を予測する。
vd=(R+pLd)id −ωLqiq …(c1)
vq=ωLdid (R+pLq)iq +ωφ …(c2)
pid
=−(R/Ld)id +ω(Lq/Ld)iq +vd/Ld …(c3)
piq
=−ω(Ld/Lq)id−(Rd/Lq)iq+vq/Lq−ωφ/Lq…(c4)
ちなみに、上記の式(c1)、(c2)において、抵抗R、微分演算子p、d軸インダクタンスLd,q軸インダクタンスLq及び電機子鎖交磁束定数φを用いた。
上記電流の予測は、操作状態設定部31によって設定される複数通りの操作状態のそれぞれについて行われる。
一方、操作状態決定部34では、予測部33によって予測された電流ide,iqeと、指令電流idr,iqrとを入力として、インバータIVの操作状態を決定する。ここでは、操作状態設定部31によって設定された操作状態のそれぞれを評価関数Jによって評価し、評価のもっとも高かった操作状態を選択する。この評価関数Jとして、本実施形態では、評価が低いほど値が大きくなるものを採用する。具体的には、評価関数Jを、指令電流ベクトルIdqr=(idr,iqr)と、予測電流ベクトルIdqe=(ide,iqe)との差の内積値に基づき算出する。これは、指令電流ベクトルIdqrと予測電流ベクトルIdqeとの各成分の偏差が正、負の双方の値となりえることに鑑み、値が大きいほど評価が低いことを表現するための一手法である。これにより、指令電流ベクトルIdqrと予測電流ベクトルIdqeとの各成分の差が大きいほど、評価が低くなる評価関数Jを構築することができる。
ただし、このように電流偏差のみに基づき評価関数Jを作成する場合には、実電流id,iqと指令電流idr,iqrとの間に、定常的な乖離が生じることがあることが発明者らによって確認されている。そこで本実施形態では、予測電流ide,iqeと指令電流idr,iqrとの乖離度合いの履歴を、これらの差を入力とする積分要素の出力によって定量化し、これを評価関数に加える。詳しくは、この積分要素の出力は、前回の制御周期以前に決定された操作状態における予測電流及び指令電流の差と、今回設定される操作状態における予測電流及び指令電流の差とを入力とする積分要素の出力との和である。
上記積分要素の入力は、指令電流idr,iqrと予測電流ide,iqeとであり、実電流id,iqは入っていない。しかし、予測電流ide,iqeを算出するに際して、実電流id,iqを用いるため、積分要素の出力は、実電流id,iqが反映されたものとなっている。そして、上記積分要素の出力に、今回の制御周期において予測される電流と指令電流との差を含めるため、上記評価関数Jを用いて今回の操作状態を決定することによって、実電流id,iqと指令電流との乖離を低減することが可能となる。ちなみに、本実施形態では、積分要素の出力を評価関数Jに直接加えるのではなく、出力の2乗を加えている。これは、評価関数Jが、その値が大きいほど評価が低いことを表現するための一手法である。すなわち、積分要素の出力は正負の双方の値を取り得るものであり、その絶対値が大きいほど評価を低くすべきものである。
図3に、本実施形態にかかるモデル予測制御の処理手順を示す。この処理は、所定周期(制御周期Tc)で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、電気角θ(n)と、実電流id(n),iq(n)とを検出するとともに、前回の制御周期で決定された電圧ベクトルV(n)を出力する。続くステップS12においては、1制御周期先における電流(ide(n+1),iqe(n+1))を予測する。これは、上記ステップS10によって出力された電圧ベクトルV(n)によって、1制御周期先の電流がどうなるかを予測する処理である。ここでは、上記の式(c3)、(c4)にて表現されたモデルを前進差分法にて制御周期Tcで離散化したものを用いて、電流ide(n+1)、iqe(n+1)を算出する。この際、電流の初期値として、上記ステップS10において検出された実電流id(n),iq(n)を用いるとともに、dq軸上の電圧ベクトルとして、電圧ベクトルV(n)を、上記ステップS10において検出されたθ(n)によってdq変換したものを用いる。
続くステップS14〜S22では、次回の制御周期における電圧ベクトルを複数通りに設定した場合のそれぞれについて、2制御周期先の電流を予測する処理を行う。すなわち、まずステップS14において、電圧ベクトルを定める数jを「0」に設定する。続くステップS16においては、電圧ベクトルVjを、次回の制御周期における電圧ベクトルV(n+1)として設定する。続くステップS18においては、上記ステップS12と同様にして予測電流ide(n+2)、iqe(n+2)を算出する。ただし、ここでは、電流の初期値として、上記ステップS12において算出された予測電流ide(n+1),iqe(n+1)を用いるとともに、dq軸上の電圧ベクトルとして、電圧ベクトルV(n+1)を、上記ステップS10において検出された電気角θ(n)にωTを加算した角度によってdq変換したものを用いる。
続くステップS20においては、数jが「7」であるか否かを判断する。この処理は、インバータIVの操作状態を決定する電圧ベクトルV0〜V7の全てについて、電流の予測処理が完了したか否かを判断するためのものである。そして、ステップS20において否定判断される場合には、ステップS22において、数jをインクリメントし、ステップS16に戻る。これに対し、ステップS20において肯定判断される場合には、ステップS24に移行する。
ステップS24においては、次回の制御周期における電圧ベクトルV(n+1)を決定する処理を行う。ここでは、上記評価関数Jを最小化する電圧ベクトルを最終的な電圧ベクトルV(n+1)とする。すなわち、ステップS20において肯定判断される時点で、電圧ベクトルV0〜V7のそれぞれについての予測電流ide(n+2),iqe(n+2)が算出されている。このため、これら8通りの予測電流ide(n+2),iqe(n+2)を用いて、評価関数Jの値を8つ算出することができる。ここで、積分要素の出力ξを算出するための入力のうち前回以前の制御周期における偏差については、インバータIVの実際の操作に対応する予測電流と指令電流との差が入力となっている。すなわち、積分要素の出力ξを算出するための入力のうち前回以前の制御周期における偏差については、各電圧ベクトルV0〜V7間で共通の値である。これは、前回決定された操作状態の評価関数Jを構成した積分要素の出力に、各電圧ベクトルV0〜V7のそれぞれにおける予測電流と指令電流との差を加算することで算出することができる。続くステップS26においては、電圧ベクトルV(n),V(n+1)を、それぞれ電圧ベクトルV(n−1),V(n)とし、電気角θ(n)を電気角θ(n−1)とし、実電流id(n),iq(n)を、それぞれ実電流id(n−1)、iq(n−1)とする。
なお、ステップS26の処理が完了する場合には、この一連の処理を一旦終了する。
図4に、上記処理の効果を示す。図4(a)は、本実施形態を用いた場合であり、図4(b)は、積分要素の出力を評価関数Jに含めなかった場合である。図示されるように、評価関数Jに積分要素の出力を含めることで、実電流id,iqと指令電流idr,iqrとの定常的な誤差が低減されている。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)前回以前の制御周期までに既に決定され採用された操作状態に対応する予測電流ide,iqeと指令電流idr,iqrとの差と、今回の制御周期における予測電流ide,iqeと指令電流ir,iqrとの差とを入力とする積分要素の出力を用いて評価関数Jを構成した。これにより、指令電流idr,iqrと実電流id,iqとの定常的な誤差を低減することができる。
(2)回転座標系におけるモデルに基づき電流を予測して且つ、積分要素の入力を回転座標系の成分によって定量化した。これにより、評価関数Jの演算にかかる負荷を低減することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図5に、本実施形態にかかるシステム構成を示す。なお、図5において、先の図1に示した処理に対応する処理については、便宜上同一の符号を付している。
図示されるように、本実施形態では、評価関数Jに積分要素の出力を加えない。これに代えて、積分要素41の出力ξの各成分ξd、ξqによって、操作状態決定部34の入力となる予測電流ide,iqeを補正する。すなわち、電流補正部35では、予測部33の出力する予測電流ideを成分ξdで補正し、電流補正部36では、予測部33の出力する予測電流iqeを成分ξqで補正する。そして、これら電流補正部35,36にて補正された予測電流を評価関数Jの入力とする。ちなみに、積分要素41に入力される予測電流ide,iqeは、いずれも補正前のものである。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、トルクと磁束とを直接の制御量とし、これらの指令値と予測値とを入力としてインバータIVの操作状態を決定する。
図7に、本実施形態にかかるシステム構成を示す。なお、図7において、先の図1に示した処理に対応する処理については、便宜上同一の符号を付している。
図示されるように、トルク/磁束予測部37では、予測電流ide,iqeに基づき、モータジェネレータ10の磁束ベクトルΦとトルクTとを予測する。ここで、磁束ベクトルΦ=(Φd、Φq)は、下記の式(c5)、(c6)にて予測され、トルクTは、下記の式(c7)にて予測される。
Φd=Ld・id+φ …(c5)
Φq=Lq・iq …(c6)
T=P(Φd・iq−Φq・id) …(c7)
ちなみに、上記の式(c7)においては、極対数Pを用いている。
一方、磁束マップ38では、要求トルクTrに基づき、指令磁束ベクトルΦrを設定する。ここで、指令磁束ベクトルΦrは、要求トルクTrを満たすもののうち、例えば最小の電流で最大のトルクが得られる最大トルク制御を実現する等の要求によって設定されるものである。
操作状態決定部34aでは、評価関数Jに基づき最終的な操作状態を決定する。ここで、評価関数Jは、予測トルクTeと要求トルクTrとの差と、予測磁束ベクトルΦeと指令磁束ベクトルΦrとの各成分の差とに基づき定量化される。詳しくは、これらの差の2乗同士の和に基づき決定される。更に、評価関数Jには、上記各差を入力とする積分要素の出力の2乗を加える。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記第2の実施形態においては、予測電流ide,iqeを補正したがこれに限らず、指令電流iqr,iqrを補正してもよい。
・予測電流ide,iqeを補正する積分要素の出力としては、上記第2の実施形態において例示したものに限らない。例えば、前回以前の制御周期までに既に決定され採用された操作状態に対応する予測電流ide,iqeと指令電流idr,iqrとの差を入力とする積分要素の出力によって補正してもよい。すなわち、今回の制御周期における予測電流ide,iqeと指令電流ir,iqrとの差を含まない積分要素の出力によって補正してもよい。
・上記第1の実施形態では、積分要素の出力ξの2乗を評価関数Jに加えたがこれに限らない。例えば、出力ξの絶対値であってもよい。
・上記第1、2の実施形態では、指令電流と予測電流との差に応じた値を入力とする積分要素を、回転座標系において定量化したがこれに限らない。例えば、3相座標系において定量化した上記差に応じた値を積分要素の入力としてもよい。この場合、評価関数も、各相の指令電流と予測電流との差に基づき設計することが望ましい。また、モデル自体を3相交流座標系にて定義してもよい。
・上記第1の実施形態に対する第3の実施形態の変更点によって、第2の実施形態を変更してもよい。
・上記各実施形態では、必ず全電圧ベクトルV0〜V7のそれぞれについて制御量を予測したが、これに限らない。例えば、非ゼロベクトルV1〜V6の全てと、ゼロベクトルV0,V7のいずれかとのそれぞれについて制御量を予測してもよい。また、非ゼロベクトルについては全てについて予測を行うものにも限らない。ただし、インバータIVの操作状態を複数通りに設定し、それぞれについて制御量を予測するものであることが望ましい。
・予測された制御量と指令値との差に応じた値を入力とする積分要素としては、これらの差の積分値(積算値)を用いるものに限らない。例えば、これらの差が正であれば「1」、負であれば「−1」、ゼロであれば「0」として、これら3値を都度積算するものであってもよい。また、上記差にゲインを乗算したものを積算するものであってもよい。ここで、ゲインは、差の値に応じて可変設定されるものであってもよい。
・評価関数Jとしては、制御量の偏差を定量化したもの、又は制御量の偏差を定量化したものと上記乖離度合いの履歴を定量化したものとの和に限らない。例えば、スイッチング状態の切り替え数を更に加味してもよい。また例えば、上記積分要素のみにて構築してもよい。
・指令値と予測値とに基づきインバータIVの操作を決定するために用いる制御量としては、トルク及び磁束と、電流とのいずれかに限らない。例えば、トルクのみ又は磁束のみであってもよい。また例えば、トルク及び電流であってもよい。
・上記各実施形態では、次の制御周期における操作に伴う制御量の予測値と指令値との乖離度合いに基づき次の制御周期におけるインバータIVの操作状態を決定したがこれに限らない。例えば、次回以降のN(≧2)回の制御周期における操作に伴う制御量のそれぞれの予測値と指令値との乖離度合いに基づき次の制御周期におけるインバータIVの操作状態を決定してもよい。この場合、今回の制御周期において利用する制御量の予測値とその指令値との乖離度合いの履歴は、前回の制御周期までに既に決定された操作状態に対応する制御量の予測値と指令値との乖離度合いと、今回のN個の予測値と指令値との乖離度合いとによって定量化されることが望ましい。ただし、上記第2の実施形態を変更する場合には、前回の制御周期までに既に決定された操作状態に対応する制御量の予測値と指令値との乖離度合いによって定量化されたものを用い、今回のN個の予測値と指令値との乖離度合いを含めなくてもよい。
・連続系でのモデルを離散化する手法としては、前進差分法等、差分法を用いるものに限らず、N(≧2)段階の線形多段階法や、ルンゲ・クッタ型公式等を用いるものであってもよい。
・電流を予測するために用いるモデルとしては、基本波を前提としたモデルに限らない。例えば、インダクタンスや誘起電圧について高次成分を含むモデルを用いてもよい。また、電流の予測手段としては、モデル式を用いるものに限らず、マップを用いるものであってもよい。この際、マップの入力パラメータとしては、電圧(vd、vq)及び電気角速度ωであってもよく、また温度等を更に含めてもよい。なお、ここでマップとは、入力パラメータについての離散的な値に対応した出力パラメータの値が記憶された記憶手段のこととする。
・上記各実施形態では、回転機の究極の制御量(予測対象であるか否かにかかわらず、最終的に所望の量とされることが要求される制御量)を、トルクとしたが、これに限らず、例えば回転速度等であってもよい。
・電流を予測するために用いるモデルとしては、鉄損を無視したモデルに限らず、これを考慮したモデルであってもよい。
・回転機としては、埋め込み磁石同期機に限らず、表面磁石同期機や、界磁巻線型同期機等、任意の同期機であってよい。更に、同期機にも限らず、誘導モータ等、誘導回転機であってもよい。
・回転機としては、ハイブリッド車に搭載されるものに限らず、電気自動車に搭載されるものであってもよい。また、回転機としては車両の主機として用いられるものに限らない。
・直流電源としては、高電圧バッテリ12に限らず、例えば高電圧バッテリ12の電圧を昇圧するコンバータの出力端子であってもよい。
・互いに相違する値を有する電圧を印加する複数の電圧印加手段と回転機の端子とを選択的に開閉するスイッチング素子を備える電力変換回路としては、インバータIVに限らない。例えば、回転機の端子に3つ以上の互いに相違する値の電圧を印加する電圧印加手段と回転機の端子とを選択的に開閉するスイッチング素子を備えるものであってもよい。なお、回転機の端子に3つ以上の互いに相違する値の電圧を印加するための電力変換回路としては、例えば上記特許文献2に例示されているものがある。
10…モータジェネレータ、12…高電圧バッテリ(直流電源の一実施形態)、14…制御装置(回転機の制御装置の一実施形態)。

Claims (4)

  1. 互いに相違する値を有する電圧を印加する複数の電圧印加手段と回転機の端子とを選択的に開閉するスイッチング素子を備える電力変換回路を操作することで前記回転機の制御量を制御する回転機の制御装置において、
    前記制御量及び該制御量を算出可能な物理量のいずれかの検出値を初期値として用いつつ前記スイッチング素子の操作状態を設定する場合の前記制御量を予測する予測手段と、
    前記予測された制御量と該制御量の指令値とに基づき、前記スイッチング素子の実際の操作状態を決定して前記電力変換回路を操作する操作手段とを備え、
    前記操作手段は、前記予測された制御量と前記指令値との差に応じた値を入力とする積分要素の出力に応じて前記実際の操作状態を決定することを特徴とする回転機の制御装置。
  2. 前記制御量は、前記回転機を流れる電流であり、
    前記予測手段は、前記回転機の回転座標系におけるモデル式に基づき前記予測を行うものであり、
    前記積分要素の入力は、前記回転座標系の成分によって定量化されるものであることを特徴とする請求項1記載の回転機の制御装置。
  3. 前記制御量は、前記回転機を流れる電流、前記回転機のトルク、及び前記回転機の磁束の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1又は2記載の回転機の制御装置。
  4. 前記電圧印加手段は、直流電源の正極及び負極であり、
    前記電力変換回路は、前記直流電源の正極及び負極と前記回転機の端子とを選択的に接続するスイッチング素子を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転機の制御装置。
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