JP5125535B2 - 電動パワーステアリング制御装置及びモータ駆動制御装置 - Google Patents
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Description
なお、このステアリングシャフト2は、入力軸2aの一端が操向ハンドル1に連結され、他端はトルクセンサ3を介して出力軸2bの一端に連結されている。
なお、d軸電流目標値idは、電流指令値とモータ回転速度と供給電圧とに基づいて決定されるものである。
なお、この三相電流指令値Iref_abcは、相毎の電気コイルの電流をそれぞれ制御する3つの独立した指令値Iref_a,Iref_b,Iref_cで構成されている。
(1) 多相交流モータの相毎に独立に設けられた電気コイルに流される電流を前記相毎に独立してスイッチングするインバータと、所定の駆動指令に従って前記インバータを駆動するための一次デューティ信号を前記相毎に生成するデューティ信号生成部と、を備え、前記多相交流モータはステアリング機構に連結されおり、そして前記多相交流モータを制御することにより前記ステアリング機構に操舵補助力を付与する電動パワーステアリング制御装置であって、
前記相毎の前記一次デューティ信号に互いに同じシフト量をそれぞれ与えて、前記相毎の二次デューティ信号を生成するデューティシフト制御部を更に備えて、
前記二次デューティ信号に基づいて前記インバータを駆動し、
前記デューティシフト制御部は、
前記相毎の前記一次デューティ信号の中から最小値を検出する最小値検出部と、
前記相毎の前記一次デューティ信号の中から最大値を検出する最大値検出部と、
前記最小値検出部が検出した最小値と、前記最大値検出部が検出した最大値と、のいずれか一方に基づいて前記シフト量を決定するシフト量選択部と、を有する
ことを特徴とする電動パワーステアリング制御装置。
(2) 前記シフト量選択部は、前記一次デューティ信号の周期よりも長い周期で、前記最小値に対応して決定される第1のシフト量と前記最大値に対応して決定される第2のシフト量とを周期的に交互に切り替えて前記シフト量を決定する
ことを特徴とする上記(1)の電動パワーステアリング制御装置。
(3) 多相交流モータを駆動制御するためのモータ駆動制御装置において、
前記多相交流モータの相毎に独立に設けられた電気コイルに流される電流を前記相毎に独立してスイッチングするインバータと、
所定の駆動指令に従って前記インバータを駆動するための一次デューティ信号を前記相毎に生成するデューティ信号生成部と、
前記相毎の前記一次デューティ信号に互いに同じシフト量をそれぞれ与えて、前記相毎の二次デューティ信号を生成するデューティシフト制御部と、を備え、そして
前記二次デューティ信号に基づいて前記インバータを駆動し、
前記デューティシフト制御部は、
前記相毎の前記一次デューティ信号の中から最小値を検出する最小値検出部と、
前記相毎の前記一次デューティ信号の中から最大値を検出する最大値検出部と、
前記最小値検出部が検出した最小値と、前記最大値検出部が検出した最大値と、のいずれか一方に基づいて前記シフト量を決定するシフト量選択部と、を有する
ことを特徴とするモータ駆動制御装置。
(4) 前記シフト量選択部は、前記一次デューティ信号の周期よりも長い周期で、前記最小値に対応して決定される第1のシフト量と前記最大値に対応して決定される第2のシフト量とを周期的に交互に切り替えて前記シフト量を決定する
ことを特徴とする上記(3)のモータ駆動制御装置。
また、上記(1)の構成によれば、シフト量選択部がシフト量を決定する際に、最小値検出部が検出した最小値と、最大値検出部が検出した最大値とのいずれかを選択するので、二次デューティ信号の最小値を0%にシフトする動作と二次デューティ信号の最大値を100%にシフトする動作とを必要に応じて切り替えることができる。
上記(2)の構成によれば、シフト量選択部が最小値に対応する第1のシフト量と最大値に対応する第2のシフト量とを交互に周期的に切り替えるので、二次デューティ信号の最小値が0%になる動作と二次デューティ信号の最大値が100%になる動作とが交互に繰り返される。二次デューティ信号の最小値が0%になる動作、並びに二次デューティ信号の最大値が100%になる動作のいずれにおいても、インバータに存在する複数のスイッチング素子のいずれかがオン状態で固定されることが想定されるため、発熱が一部のスイッチング素子に集中することになる。しかし、二次デューティ信号の最小値が0%になる動作と二次デューティ信号の最大値が100%になる動作とを交互に繰り返すことにより、オン状態で固定されるスイッチング素子を周期的に切り替えることができるので、発熱の分布状態を平均化させることができる。この切り替えの周期を前記一次デューティ信号の周期よりも長くすることにより、単位時間あたりのスイッチングの回数を減らすことができる。
上記(3)の構成によれば、上記(1)の電動パワーステアリング制御装置の場合と同様に、スイッチング制御に用いるPWM信号等のパルス信号の繰り返し周波数を切り替えなくても、インバータにおける単位時間あたりのオン/オフ回数を減らすことができるため、スイッチングに伴って発生する熱を減らすことができる。
また、上記(3)の構成によれば、上記(3)の電動パワーステアリング制御装置の場合と同様に、前記シフト量選択部が前記シフト量を決定する際に、前記最小値検出部が検出した最小値と、前記最大値検出部が検出した最大値とのいずれかを選択するので、二次デューティ信号の最小値を0%にシフトする動作と二次デューティ信号の最大値を100%にシフトする動作とを必要に応じて切り替えることができる。
上記(4)の構成によれば、上記(4)の電動パワーステアリング制御装置の場合と同様に、前記シフト量選択部が前記最小値に対応する第1のシフト量と前記最大値に対応する第2のシフト量とを交互に周期的に切り替えるので、二次デューティ信号の最小値が0%になる動作と二次デューティ信号の最大値が100%になる動作とが交互に繰り返されることになり、発熱の分布状態を平均化させることができる。
なお、以下の複数の実施形態では電動パワーステアリング制御装置の場合について説明するが、勿論、その他、多相交流モータを用いるものであれば、この多相交流モータを駆動制御する種々のモータ駆動制御装置にも本発明を適用することができる。
まず、本発明に係る電動パワーステアリング装置のコントロールユニットに関する具体的な1つの実施形態について、図1〜図4を参照しながら以下に説明する。
なお、モータ回転速度は例えば3相ブラシレスモータ12の回転子(ロータ)の回転位置を検出するセンサ(例えば、前述のロータ位置検出回路13)の出力信号を微分することにより得ることができる。
なお、d軸電流目標値idは、電流指令値とモータ回転速度及び供給電圧に基づいて決定される。
なお、この三相電流指令値Iref_abcは、各相の電気コイルの電流をそれぞれ制御する3つの独立した指令値Iref_a,Iref_b,Iref_cで構成されている。
本発明の電動パワーステアリング制御装置に係る、もう1つの実施形態について、図5及び図6を参照しながら以下に説明する。
図5は第2実施形態における電動パワーステアリング制御装置の構成を示すブロック図であり、図6は図5に示した回路で生成される二次デューティ信号の具体例を示す波形図である。
なお、図5において第1実施形態と対応する要素は同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
なお、DUTYLIMは、デューティが100%になるデューティ値(100%デューティ値)である。
本発明の電動パワーステアリング制御装置に関するもう1つの実施形態について、図7及び図8を参照しながら以下に説明する。
図7は第3の実施形態における電動パワーステアリング制御装置の構成を示すブロック図であり、図8は図7に示した回路で生成される二次デューティ信号の具体例を示す波形図である。
なお、図7において第1実施形態及び第2実施形態と対応する要素は同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
即ち、第3実施形態における特徴的な構成は、図7に示すように制御器59の出力とPWM制御部62の入力との間に、デューティ最小値検出器60、デューティ最大値検出器65、定数保持部66、演算部67B,67C、切り替え部68を設けた点にある。
したがって、第1実施形態における処理方法と第2実施形態における処理方法とを交互に選択することになる。
また、切り替え部68が2つの信号を切り替える周波数F1を適宜変更することにより、発熱分布の更なる改善が期待できる。
例えば、前述した各実施形態においては、3相ブラシレスモータについて説明したが、多相交流モータであれば、モータの種類及び相数に限定されず、本発明の概念を逸脱しない限り、モータを駆動制御するための種々の装置に適用することができる。
24 モータ駆動回路(インバータ)
51 操舵補助指令演算部
52 電流指令制限値演算部
53 最小値選択部
54 Iref/Idマップ
55 誘起電圧マップ
56 d/q軸電流目標値演算部
57 2相/3相変換部
58 減算器
59 制御器(デューティ信号生成部)
60 デューティ最小値検出器(最小値検出部)
61 減算器(デューティシフト制御部)
62 PWM制御部
64 電源バッテリ
65 デューティ最大値検出器(最大値検出部)
66 定数保持部
67,67B,67C 演算部(デューティシフト制御部)
68 切り替え部(シフト量選択部)
Claims (4)
- 多相交流モータの相毎に独立に設けられた電気コイルに流される電流を前記相毎に独立してスイッチングするインバータと、所定の駆動指令に従って前記インバータを駆動するための一次デューティ信号を前記相毎に生成するデューティ信号生成部と、を備え、前記多相交流モータはステアリング機構に連結されおり、そして前記多相交流モータを制御することにより前記ステアリング機構に操舵補助力を付与する電動パワーステアリング制御装置であって、
前記相毎の前記一次デューティ信号に互いに同じシフト量をそれぞれ与えて、前記相毎の二次デューティ信号を生成するデューティシフト制御部を更に備えて、
前記二次デューティ信号に基づいて前記インバータを駆動し、
前記デューティシフト制御部は、
前記相毎の前記一次デューティ信号の中から最小値を検出する最小値検出部と、
前記相毎の前記一次デューティ信号の中から最大値を検出する最大値検出部と、
前記最小値検出部が検出した最小値と、前記最大値検出部が検出した最大値と、のいずれか一方に基づいて前記シフト量を決定するシフト量選択部と、を有する
ことを特徴とする電動パワーステアリング制御装置。 - 前記シフト量選択部は、前記一次デューティ信号の周期よりも長い周期で、前記最小値に対応して決定される第1のシフト量と前記最大値に対応して決定される第2のシフト量とを周期的に交互に切り替えて前記シフト量を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング制御装置。 - 多相交流モータを駆動制御するためのモータ駆動制御装置において、
前記多相交流モータの相毎に独立に設けられた電気コイルに流される電流を前記相毎に独立してスイッチングするインバータと、
所定の駆動指令に従って前記インバータを駆動するための一次デューティ信号を前記相毎に生成するデューティ信号生成部と、
前記相毎の前記一次デューティ信号に互いに同じシフト量をそれぞれ与えて、前記相毎の二次デューティ信号を生成するデューティシフト制御部と、を備え、そして
前記二次デューティ信号に基づいて前記インバータを駆動し、
前記デューティシフト制御部は、
前記相毎の前記一次デューティ信号の中から最小値を検出する最小値検出部と、
前記相毎の前記一次デューティ信号の中から最大値を検出する最大値検出部と、
前記最小値検出部が検出した最小値と、前記最大値検出部が検出した最大値と、のいずれか一方に基づいて前記シフト量を決定するシフト量選択部と、を有する
ことを特徴とするモータ駆動制御装置。 - 前記シフト量選択部は、前記一次デューティ信号の周期よりも長い周期で、前記最小値に対応して決定される第1のシフト量と前記最大値に対応して決定される第2のシフト量とを周期的に交互に切り替えて前記シフト量を決定する
ことを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動制御装置。
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