JP2008211909A - モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通電不良相発生時におけるトルクリップルの発生を抑制することのできるモータ制御装置を提供すること。
【解決手段】マイコン17は、d軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*を演算する電流指令値演算部23と、これらd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*に基づいてd/q座標系におけるフィードバック制御を実行することによりモータ制御信号を生成するモータ制御信号生成部24とを備える。また、マイコン17は、モータ12の何れかの相に通電不良が発生した場合に該異常の発生を検出可能な異常判定部31を備え、該異常が検出された場合には、当該通電不良発生相以外の二相を通電相としてモータ制御信号の生成を実行する。そして、このとき、マイコン17は、当該通電不良発生相に応じた所定の回転角を除いて、q軸電流指令値Iq*に対応したq軸電流値Iqが発生するようにd軸電流指令値Id*を演算する。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来、電動パワーステアリング装置(EPS)等に用いられるモータ制御装置の多くには、電力供給線の断線や駆動回路の接点故障等によってモータの何れかの相(U,V,Wの何れか)に通電不良が生じた場合に、該異常の発生を検出可能な異常検出手段が設けられている。そして、当該異常の発生を検出した場合には、速やかにモータ制御を停止してフェールセーフを図る構成が一般的となっている。
ところが、EPSにおいては、こうしたモータ制御の停止に伴い、そのステアリング特性が大きく変化する。即ち、運転者が的確なステアリング操作を行うためには、より大きな操舵力が要求されることになる。この点を踏まえ、従来、上記のように通電不良相の発生を検出した場合であっても、当該通電不良発生相以外の二相を通電相としてモータ制御を継続するモータ制御装置がある(例えば、特許文献1)。そして、これにより、操舵系に対するアシスト力の付与を継続して、フェールセーフに伴う運転者の負担の増大を回避することができる。
特開2003−26020号公報
しかしながら、上記従来例のように、通電不良相の発生時、当該通電不良発生相以外の二相を通電相としてモータ制御を継続する場合に、図9に示すような該各通電相に対して正弦波通電を行う構成(同図に示される例は、U相異常、V,W相通電時)では、トルクリップルの発生に起因する操舵フィーリングの悪化が避けられない。
即ち、EPSのような高い静粛性が要求される用途におけるモータ駆動は、通常、所謂正弦波通電により行われ、当該正弦波通電を行うためのモータ制御信号の生成・出力は、多くの場合、検出された各相の相電流値をd/q座標系のd,q軸電流値に変換し、当該d/q座標系でのフィードバック制御を実行することにより行われる。
ところが、上記のような二相駆動時には、図10に示すように、モータトルクの制御目標値であるq軸電流指令値を一定にしたとしても、実際のq軸電流値は、正弦波状に変化する。即ち、本来の出力性能を引き出せない状態で、そのモータ駆動が継続されており、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、通電不良相発生時におけるトルクリップルの発生を抑制することのできるモータ制御装置及び電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、モータ制御信号を出力するモータ制御信号出力手段と、前記モータ制御信号に基づいてモータに三相の駆動電力を供給する駆動回路とを有し、前記モータ制御信号出力手段は、電流指令値としてd/q座標系のd軸電流指令値及びq軸電流指令値を演算する電流指令値演算手段と、検出されるモータの各相電流値を前記d/q座標系のd軸電流値及びq軸電流値に変換し該d軸電流値及びq軸電流値を前記演算されたd軸電流指令値及びq軸電流指令値に追従させるべくフィードバック制御を実行することにより前記モータ制御信号を生成するモータ制御信号生成手段とを備えるとともに、前記モータの何れかの相に通電不良が発生した場合に該異常の発生を検出可能な異常検出手段を備え、前記異常が検出された場合には、該異常発生相以外の相を通電相とする前記モータ制御信号の出力を実行するモータ制御装置であって、前記電流指令値演算手段は、前記異常の検出時には、前記異常発生相に応じた所定の回転角を除いて、前記q軸電流指令値に対応した前記q軸電流が発生するように前記d軸電流指令値を演算すること、を要旨とする。
上記構成によれば、所定の回転角を除いて、q軸電流値がq軸電流指令値に追従するようになる。その結果、通電不良相発生時においても、トルクリップルの発生を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、前記電流指令値演算手段は、前記異常の検出時には、前記所定の回転角を漸近線とし、前記q軸電流指令値の符号に応じて単調非減少又は単調非増加で変化するように前記d軸電流指令値を演算すること、を要旨とする。
請求項3に記載の発明は、前記電流指令値演算手段は、前記異常の検出時には、前記所定の回転角を漸近線として正接曲線状に変化するように前記d軸電流指令値を演算すること、を要旨とする。
請求項4に記載の発明は、前記電流指令値演算手段は、前記異常の検出時には、前記異常発生相に応じて、以下の各式、
Figure 2008211909
(但し、θ:回転角、Id*:d軸電流指令値、Iq*:q軸電流指令値)
に基づき前記d軸電流指令値を演算すること、を要旨とする。
上記各構成によれば、所定の回転角では、q軸電流値は「0」となるものの、モータの回転角がそれ以外の角度にある場合には、目標値であるq軸電流指令値に対応したq軸電流値を発生させることができる。尚、上記請求項4の構成が、最もq軸電流指令値Iqに近いq軸電流値を発生させることが可能であり、上記請求項2又は請求項3の構成においても、請求項5に記載の各式に基づき演算されるd軸電流指令値に近い値が演算されるように設計するほど、より顕著な効果が得られる。
請求項5に記載の発明は、前記電流指令値演算手段は、前記d軸電流指令値を所定範囲内に制限するガード処理を実行すること、を要旨とする。
即ち、多くの場合、各相に通電可能な電流値(の絶対値)には上限があり、該上限を超える通電により、駆動回路(を構成する各スイッチング素子)や各相のモータコイルに発熱が生ずる可能性がある。しかしながら、上記によれば、上記所定の回転角付近において、僅かに、q軸電流指令値に対応するq軸電流値を発生させることのできない領域が広がるものの、該領域において、通電相となる二相の電流値が極端に上昇することを防止することができる。その結果、通電不良相発生時においても、より安定的にモータを駆動することができるようになる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置であることを要旨とする。
上記構成によれば、通電不良相発生時においても、トルクリップルの発生を抑制することができ、良好な操舵フィーリングを維持したまま、アシスト力の付与を継続することができるようになる。
本発明によれば、通電不良相発生時におけるトルクリップルの発生を抑制することが可能なモータ制御装置及び電動パワーステアリング装置を提供することができる。
以下、本発明を電動パワーステアリング装置(EPS)に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態のEPS1の概略構成図である。同図に示すように、ステアリングホイール(ステアリング)2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック5に連結されており、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック5の往復直線運動に変換される。そして、このラック5の往復直線運動により操舵輪6の舵角が変更されるようになっている。
また、EPS1は、操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与する操舵力補助装置としてのEPSアクチュエータ10と、該EPSアクチュエータ10の作動を制御する制御手段としてのECU11とを備えている。
本実施形態のEPSアクチュエータ10は、その駆動源であるモータ12がラック5と同軸に配置された所謂ラック型のEPSアクチュエータであり、モータ12が発生するアシストトルクは、ボールねじ機構(図示略)を介してラック5に伝達される。尚、本実施形態のモータ12は、ブラシレスモータであり、ECU11から三相(U,V,W)の駆動電力の供給を受けることにより回転する。そして、モータ制御装置としてのECU11は、このモータ12が発生するアシストトルクを制御することにより、操舵系に付与するアシスト力を制御する(パワーアシスト制御)。
本実施形態では、ECU11には、トルクセンサ14及び車速センサ15が接続されている。そして、ECU11は、これらトルクセンサ14及び車速センサ15によりそれぞれ検出される操舵トルクτ及び車速Vに基づいて、EPSアクチュエータ10の作動、即ちパワーアシスト制御を実行する。
次に、本実施形態のEPSの電気的構成について説明する。
図2は、本実施形態のEPSの制御ブロック図である。同図に示すように、ECU11は、モータ制御信号を出力するモータ制御信号出力手段としてのマイコン17と、モータ制御信号に基づいてモータ12に三相の駆動電力を供給する駆動回路18とを備えている。
尚、本実施形態の駆動回路18は、直列に接続された一対のスイッチング素子を基本単位(アーム)として各相に対応する3つのアームを並列接続してなる周知のPWMインバータであり、マイコン17の出力するモータ制御信号は、駆動回路18を構成する各スイッチング素子のオンduty比を規定するものとなっている。そして、モータ制御信号が各スイッチング素子のゲート端子に印加され、同モータ制御信号に応答して各スイッチング素子がオン/オフすることにより、車載電源(図示略)の直流電圧が三相(U,V,W)の駆動電力に変換されてモータ12に供給されるようになっている。
本実施形態では、ECU11には、モータ12に通電される各相電流値Iu,Iv,Iwを検出するための電流センサ21u,21v,21w、及びモータ12の回転角θを検出するための回転角センサ22が接続されている。そして、マイコン17は、これら各センサの出力信号に基づき検出されたモータ12の各相電流値Iu,Iv,Iw及び回転角θ、並びに上記操舵トルクτ及び車速Vに基づいて駆動回路18にモータ制御信号を出力する。
詳述すると、マイコン17は、操舵系に付与するアシスト力、即ちモータトルクの制御目標値として電流指令値を演算する電流指令値演算手段としての電流指令値演算部23と、電流指令値演算部23により算出された電流指令値に基づいてモータ制御信号を生成するモータ制御信号生成手段としてのモータ制御信号生成部24とを備えている。
電流指令値演算部23は、上記トルクセンサ14及び車速センサ15により検出された操舵トルクτ及び車速Vに基づいて、d軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*を演算し、モータ制御信号生成部24に出力する。一方、モータ制御信号生成部24には、電流指令値演算部23により算出されたこれらd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*とともに、各電流センサ21u,21v,21wにより検出された各相電流値Iu,Iv,Iw、及び回転角センサ22により検出された回転角θが入力される。そして、モータ制御信号生成部24は、これら各相電流値Iu,Iv,Iw、及び回転角θ(電気角)に基づいて、d/q座標系における電流フィードバック制御を実行することによりモータ制御信号を生成する。
即ち、モータ制御信号生成部24において、各相電流値Iu,Iv,Iwは、回転角θとともに3相/2相変換部25に入力され、同3相/2相変換部25によりd/q座標系のd軸電流値Id及びq軸電流値Iqに変換される。また、電流指令値演算部23の出力するq軸電流指令値Iq*は、上記q軸電流値Iqとともに減算器26qに入力され、d軸電流指令値Id*は、d軸電流値Idとともに減算器26dに入力される。尚、本実施形態では、通常制御時、電流指令値演算部23は、d軸電流指令値Id*として「0」を出力する(Id*=0)。これら減算器26d,26qにおいて演算されたd軸電流偏差ΔId及びq軸電流偏差ΔIqは、それぞれ対応するF/B制御部27d,27qに入力される。そして、これら各F/B制御部27d,27qにおいて、電流指令値演算部23が出力するd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*に実電流であるd軸電流値Id及びq軸電流値Iqを追従させためのフィードバック制御が行われる。
具体的には、F/B制御部27d,27qは、入力されたd軸電流偏差ΔId及びq軸電流偏差ΔIqに所定のF/Bゲイン(PIゲイン)を乗ずることにより、d軸電圧指令値Vd*及びq軸電圧指令値Vq*を演算する。そして、各F/B制御部27d,27qにより演算されたこれらd軸電圧指令値Vd*及びq軸電圧指令値Vq*は、回転角θとともに2相/3相変換部28に入力され、同2相/3相変換部28において三相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に変換される。
2相/3相変換部28において演算された各電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*は、PWM変換部30に入力され、同PWM変換部30において、該各電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に対応するduty指令値αu,αv,αwが生成される。そして、モータ制御信号生成部24は、これら各duty指令値αu,αv,αwに示されるオンduty比を有するモータ制御信号を生成し、マイコン17は、そのモータ制御信号を、駆動回路18を構成する各スイッチング素子(のゲート端子)に出力することにより、同駆動回路18の作動、即ちモータ12への駆動電力の供給を制御する。
(異常発生時の制御態様)
次に、本実施形態のECUにおける異常発生時の制御態様について説明する。
図2に示すように、本実施形態のECU11では、マイコン17には、EPS1に何らかの異常が生じた場合に、該異常の態様を特定するための異常判定部31が設けられている。そして、ECU11(マイコン17)は、この異常判定部31により特定(判定)された異常の態様に応じて、モータ12の制御モードを変更する。
詳述すると、異常判定部31には、EPSアクチュエータ10の機械的構成の異常を検出するための異常信号S_trが入力されるようになっており、同異常判定部31は、この入力される異常信号S_trに基づいて、EPS1における機械系統の異常を検出する。また、異常判定部31には、モータ12の各相電流値Iu,Iv,Iw、及び回転角速度ω、並びに各相のduty指令値αu,αv,αw等が入力される。そして、異常判定部31は、これら各状態量に基づいて、トルクセンサ14の異常、およびモータ12への電力供給系統における異常、具体的には、過電流の発生、或いは動力線(モータコイルを含む)の断線や駆動回路18の接点不良等に起因する通電不良相の発生等を検出する。
例えば、通電不良相発生の検出は、X相(X=U,V,W)の相電流値Ixが所定値Ith以下(|Ix|≦Ith)、且つ回転角速度ωが断線判定の対象範囲内(|ω|≦ω0)である場合に、該相に対応するduty指令値αxが所定値Ith及び判定対象範囲を規定する閾値ω0に対応する所定範囲(αLo≦αx≦αHi)にない状態が継続するか否かにより行われる。
尚、この場合において、上記相電流値Ixの閾値となる所定値Ithは「0」近傍の値に設定され、回転角速度ωの閾値ω0は、モータの基底速度(最高回転数)に相当する値に設定される。そして、duty指令値αxに関する閾値(αLo,αHi)は、それぞれ通常制御においてduty指令値αxが取り得る下限値よりも小さな値、及び上限値よりも大きな値に設定されている。
即ち、図3のフローチャートに示すように、異常判定部31は、検出される相電流値Ix(の絶対値)が所定値Ith以下であるか否かを判定し(ステップ101)、所定値Ith以下である場合(|Ix|≦Ith、ステップ101:YES)には、続いて回転角速度ω(の絶対値)が所定の閾値ω0以下であるか否かを判定する(ステップ102)。そして、回転角速度ωが所定の閾値ω0以下である場合(|ω|≦ω0、ステップ102)には、duty指令値αxが上記の所定範囲(αLo≦αx≦αHi)内にあるか否かを判定し(ステップ103)、所定範囲内にない場合(ステップ103:NO)には、該X相に通電不良が生じているものと判定する(ステップ104)。
そして、相電流値Ixが所定値Ithよりも大きい場合(|Ix|>Ith、ステップ101:NO)、回転角速度ωが閾値ω0よりも大きい場合(|ω|>ω0、ステップ102:NO)、又はduty指令値αxが上記所定範囲内にある場合(αLo≦αx≦αHi、ステップ103:YES)には、X相に通電不良が生じていないと判定する(X相正常、ステップ105)。
つまり、X相(U,V,W相の何れか)に通電不良(断線)が生じた場合、当該相の相電流値Ixは「0」となる。ここで、X相の相電流値Ixが「0」又は「0に近い値」となる場合には、このような断線発生時以外にも以下の二つのケースがありうる。
− モータの回転角速度が基底速度(最高回転数)に達した場合
− 電流指令自体が略「0」である場合
この点を踏まえ、本実施形態では、先ず、判定対象であるX相の相電流値Ixを所定値Ithと比較することにより、当該相電流値Ixが「0」であるか否かを判定する。そして、断線時以外に相電流値Ixが「0」若しくは「0に近い値」をとる上記二つのケースに該当するか否かを判定し、当該二つのケースに該当しない場合には、X相に断線が発生したものと判定する。
即ち、相電流値Ixが「0」近傍の所定値Ith以下となるほどの回転角速度ω(基底速度)ではないにも関わらず、極端なduty指令値αxが出力されている場合には、当該X相に通電不良が生じているものと判定することができる。そして、本実施形態では、異常判定部31が、U,V,Wの各相について、上記判定を実行することにより、通電不良が発生した相を特定する構成となっている。
尚、説明の便宜のため図3のフローチャートでは省略したが、上記判定は、電源電圧がモータ12を駆動するために必要な規定電圧以上である場合を前提として行われる。そして、最終的な異常検出の判断は、所定ステップ104において通電不良が生じているものと判定される状態が所定時間以上継続したか否かにより行われる。
本実施形態では、ECU11(マイコン17)は、この異常判定部31における異常判定の結果に基づいて、モータ12の制御モードを切り替える。具体的には、異常判定部31は、上記のような通電不良検出を含む異常判定の結果を異常検出信号S_tmとして出力し、電流指令値演算部23及びモータ制御信号生成部24は、その入力される異常検出信号S_tmに応じたd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*の演算、及びモータ制御信号の生成を実行する。そして、これにより、マイコン17におけるモータ12の制御モードが切り替えられるようになっている。
さらに詳述すると、本実施形態のECU11は、通常時の制御モードである「通常制御モード」、及びモータ12の駆動を停止すべき異常が発生している場合の制御モードである「アシスト停止モード」、並びにモータ12の各相の何れかに通電不良が生じた場合の制御モードである「二相駆動モード」、以上の大別して3つの制御モードを有している。そして、異常判定部31の出力する異常検出信号S_tmが「通常制御モード」に対応するものである場合には、電流指令値演算部23及びモータ制御信号生成部24は、上記のような通常時のd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*の演算、及びモータ制御信号の生成を実行する。
一方、異常判定部31の出力する異常検出信号S_tmが「アシスト停止モード」である場合には、電流指令値演算部23及びモータ制御信号生成部24は、モータ12の駆動を停止すべく、d軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*の演算、及びモータ制御信号の生成を実行する。尚、「アシスト停止モード」が選択される場合としては、機械系統の異常やトルクセンサ14に異常が発生した場合のほか、電力供給系統における異常発生時については、過電流が生じた場合等が挙げられる。また、「アシスト停止モード」には、直ちにモータ12の駆動を停止する場合のほか、モータ12の出力を徐々に低減する、即ちアシスト力を徐々に低減した後に停止させる場合があり、この場合、モータ制御信号生成部24は、その出力するq軸電流指令値Iq*の値(絶対値)を徐々に低減する。そして、マイコン17は、モータ12の停止後、駆動回路18を構成する各スイッチング素子を開状態とし、図示しない電源リレーを開放する構成となっている。
また、「二相駆動モード」に対応する異常検出信号S_tmには、通電不良発生相を特定する情報が含まれている。そして、異常判定部31の出力する異常検出信号S_tmがこの「二相駆動モード」に対応するものである場合、モータ制御信号生成部24は、当該通電不良発生相以外の二相を通電相とするモータ制御信号の生成を実行する。
ここで、本実施形態では、この「二相駆動モード」において、電流指令値演算部23は、図4に示すように、通電不良が生じた相に応じた所定の回転角θ1,θ2を除いて、q軸電流指令値Iq*に対応したq軸電流値Iqが発生するようにd軸電流指令値Id*を演算する。尚、図4は、U相に通常不良が発生した場合の例であり、この場合の上記所定の回転角θ1,θ2は、それぞれ「90°」「270°」である。そして、V相が通電不良発生相である場合の所定の回転角θ1,θ2は、それぞれ「30°」「210°」であり、W相が通電不良発生相である場合の所定の回転角θ1,θ2は、それぞれ「150°」「330°」となる。
具体的には、本実施形態の電流指令値演算部23は、検出された異常発生相(通電不良発生相)に応じて、以下の(1)〜(3)式に基づきd軸電流指令値Id*を演算する。
Figure 2008211909
即ち、これら各式に基づく演算により、図4に示すように、上記所定の回転角θ1,θ2を漸近線とし、q軸電流指令値Iq*の符号に応じて単調非減少(Iq*>0の場合)、又は単調非増加(Iq*<0の場合)で変化、より詳しくは正接曲線状に(正接曲線を描くように)変化するようなd軸電流指令値Id*が演算される。そして、このようにして演算されたd軸電流指令値Id*(及びq軸電流指令値Iq*)に基づき、モータ制御信号生成部24が、d/q座標系における電流フィードバック制御を実行することにより、実際のq軸電流値Iqが、所定の回転角を除いてq軸電流指令値Iq*に追従するようになる。
つまり、上記所定の回転角θ1,θ2では、q軸電流値Iqは「0」となるものの、モータ12の回転角θがそれ以外の角度にある場合には、目標値であるq軸電流指令値Iq*に対応した(略q軸電流指令値Iq*どおりの)q軸電流値Iqを発生させることができる。尚、このとき、二つの通電相(V,W相)における相電流値は、図5に示すように、所定の回転角θ1,θ2を漸近線として正割曲線状に変化することになる(cosθの逆数(セカント:secθ)をとる)。その結果、通電不良相発生時においても、トルクリップルの発生を抑制することができ、これにより、良好な操舵フィーリングを維持したまま、アシスト力の付与を継続することが可能な構成となっている。
次に、マイコンによる上記異常判定及び制御モードの切り替え処理について説明する。
図6のフローチャートに示すように、マイコン17は、先ず何らかの異常が発生したか否かを判定し(ステップ201)、異常が発生したと判定した場合(ステップ201:YES)には、続いてその異常が電力供給系統の異常であるか否かを判定する(ステップ202)。次に、ステップ202において、電力供給系統の異常が発生したと判定した場合(ステップ202:YES)、マイコン17は、当該電力供給系統の異常が、通電不良相の発生であるか否かを判定する(ステップ203)。そして、通電不良相が発生したと判定した場合(ステップ203:YES)には、当該通電不良相以外の残る二相を通電相とするモータ制御信号の出力を実行し、その際におけるd軸電流指令値Id*は、上述のように、検出された異常発生相に応じて、上記(1)〜(3)式に基づいて演算する(二相駆動モード、ステップ204)。
尚、上記ステップ201において、特に異常はないと判定した場合(ステップ201:NO)には、マイコン17は、通常のモータ制御信号の出力を実行する(Id*=0、通常制御モード、ステップ205)。一方、上記ステップ202において、電力供給系統以外の異常が発生したと判定した場合(ステップ202:NO)、又は上記ステップ203において、通電不良相の発生以外の異常が発生したと判定した場合(ステップ203:NO)には、マイコン17は、アシスト停止モードへと移行する(ステップ206)。そして、モータ12の駆動を停止するためのモータ制御信号の出力、及び電源リレーの開放等を実行する。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
○マイコン17は、d軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*を演算する電流指令値演算部23と、これらd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*に基づいてd/q座標系におけるフィードバック制御を実行することによりモータ制御信号を生成するモータ制御信号生成部24とを備える。また、マイコン17は、モータ12の何れかの相に通電不良が発生した場合に該異常の発生を検出可能な異常判定部31を備え、該異常が検出された場合には、当該通電不良発生相以外の二相を通電相としてモータ制御信号の生成を実行する。そして、このとき、マイコン17は、当該通電不良発生相に応じた所定の回転角を除いて、q軸電流指令値Iq*に対応したq軸電流値Iqが発生するようにd軸電流指令値Id*を演算する。
上記構成によれば、通電不良相発生時においても、トルクリップルの発生を抑制することができる。その結果、良好な操舵フィーリングを維持したまま、アシスト力の付与を継続することができるようになる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、本発明を電動パワーステアリング装置(EPS)に具体化したが、EPS以外の用途に用いられるモータ制御装置に具体化してもよい。
・本実施形態では、モータ制御装置としてのECU11は、大別して、「通常制御モード」、「アシスト停止モード」、及び「二相駆動モード」の3つの制御モードを有することとした。しかし、異常発生時におけるモータ制御の形態は、これらのモードに限るものではない。つまり、通電不良相発生時に該通電不良発生相以外の二相を通電相としてモータ制御を実行する構成であれば、どのようなものに適用してもよい。また、異常検出(判定)の方法についても、本実施形態の構成に限るものではない。
・本実施形態では、電流指令値演算部23は、二相駆動時、検出された異常発生相(通電不良発生相)に応じて、上記(1)〜(3)式に基づきd軸電流指令値Id*を演算する。しかし、これらの式に限らず、所定の回転角θ1,θ2を漸近線とし、q軸電流指令値Iq*の符号に応じて単調非減少(Iq*>0の場合)、又は単調非増加(Iq*<0の場合)で変化するようにd軸電流指令値Id*を演算する。或いは、所定の回転角θ1,θ2を漸近線として正接曲線状に(正接曲線を描くように)変化するようなd軸電流指令値Id*を演算する構成としても、ある程度、q軸電流指令値Iq*に対応したq軸電流値Iqを発生させることが可能である。但し、上記(1)〜(3)式に基づきd軸電流指令値Id*を演算した場合が、最もq軸電流指令値Iq*に近いq軸電流値Iqを発生させることができる。そして、該各式に基づき演算されるd軸電流指令値Id*に近い値が演算される方法ほど、より顕著な効果が得られることはいうまでもない。
・また、上記のような二相駆動時、電流指令値演算部23は、その出力するd軸電流指令値Id*(の絶対値)を所定範囲内に制限するガード処理を実行する構成としてもよい。具体的には、例えば、d軸電流指令値Id*を下記(4)式に示される範囲に制限するとよい。
Figure 2008211909
尚、上記(4)式中、「Ix_max」は、X相(U,V,W相)に通電可能な電流値の上限値であり、この上限値は、駆動回路18を構成する各スイッチング素子の定格電流等により規定される。そして、(4)式は、このような上限値がある場合において、q軸電流値Iqを発生させようとした場合に(q軸電流指令値Iq*)、d軸電流指令値Id*が満たすべき条件に関する関係式である。
即ち、多くの場合、各相に通電可能な電流値(の絶対値)には上限があり、該上限を超える通電により、駆動回路18(を構成する各スイッチング素子)や各相のモータコイル12u,12v,12wに発熱が生ずる可能性がある。この点、上記のようなガード処理を施すことにより、図7に示すように、上記所定の回転角θ1,θ2付近において、僅かに、q軸電流指令値Iq*に対応するq軸電流値Iqを発生させることのできない領域が広がるものの、図8に示すように、該領域において、通電相となる二相(V相,W相)の電流値が極端に上昇することを防止することができる(図4及び図5参照)。その結果、通電不良相発生時においても、より安定的にモータを駆動することができるようになる。
電動パワーステアリング装置(EPS)の概略構成図。 EPSの電気的構成を示すブロック図。 通電不良相検出の処理手順を示すフローチャート。 本実施形態の二相駆動時におけるd軸電流及びq軸電流の推移を示す説明図。 本実施形態の二相駆動時における各相電流の推移を示す説明図。 異常判定及び制御モードの切り替えの処理手順を示すフローチャート。 別例の二相駆動時におけるd軸電流及びq軸電流の推移を示す説明図。 別例の二相駆動時における各相電流の推移を示す説明図。 従来の通電不良発生相以外の二相を通電相とする二相駆動の態様を示す説明図。 従来の二相駆動時におけるd軸電流及びq軸電流の推移を示す説明図。
符号の説明
1…電動パワーステアリング装置(EPS)、10…EPSアクチュエータ、11…EPSECU、12…モータ、12u,12v,12w…モータコイル、17…マイコン、18…駆動回路、23…電流指令値演算部、24…モータ制御信号生成部、31…異常判定部、Ix,Iu,Iv,Iw…相電流値、Iq…q軸電流値、Id*…d軸電流指令値、Iq*…q軸電流指令値、θ,θ1,θ2…回転角。

Claims (6)

  1. モータ制御信号を出力するモータ制御信号出力手段と、前記モータ制御信号に基づいてモータに三相の駆動電力を供給する駆動回路とを有し、前記モータ制御信号出力手段は、電流指令値としてd/q座標系のd軸電流指令値及びq軸電流指令値を演算する電流指令値演算手段と、検出されるモータの各相電流値を前記d/q座標系のd軸電流値及びq軸電流値に変換し該d軸電流値及びq軸電流値を前記演算されたd軸電流指令値及びq軸電流指令値に追従させるべくフィードバック制御を実行することにより前記モータ制御信号を生成するモータ制御信号生成手段とを備えるとともに、前記モータの何れかの相に通電不良が発生した場合に該異常の発生を検出可能な異常検出手段を備え、前記異常が検出された場合には、該異常発生相以外の相を通電相とする前記モータ制御信号の出力を実行するモータ制御装置であって、
    前記電流指令値演算手段は、前記異常の検出時には、前記異常発生相に応じた所定の回転角を除いて、前記q軸電流指令値に対応した前記q軸電流が発生するように前記d軸電流指令値を演算すること、を特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記電流指令値演算手段は、前記異常の検出時には、前記所定の回転角を漸近線とし、前記q軸電流指令値の符号に応じて単調非減少又は単調非増加で変化するように前記d軸電流指令値を演算すること、を特徴とするモータ制御装置。
  3. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記電流指令値演算手段は、前記異常の検出時には、前記所定の回転角を漸近線として正接曲線状に変化するように前記d軸電流指令値を演算すること、
    を特徴とするモータ制御装置。
  4. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記電流指令値演算手段は、前記異常の検出時には、前記異常発生相に応じて、
    以下の各式、
    Figure 2008211909
    (但し、θ:回転角、Id*:d軸電流指令値、Iq*:q軸電流指令値)
    に基づき前記d軸電流指令値を演算すること、を特徴とするモータ制御装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のモータ制御装置において、
    前記電流指令値演算手段は、前記d軸電流指令値を所定範囲内に制限するガード処理を実行すること、を特徴とするモータ制御装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置。
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