JP5572263B2 - ヒアルロン酸またはその誘導体の担持薄膜および薄膜化粧料 - Google Patents

ヒアルロン酸またはその誘導体の担持薄膜および薄膜化粧料 Download PDF

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Description

関連出願
本出願は、2011年6月14日付け出願の日本国特許出願2011−132000号の優先権を主張しており、ここに折り込まれるものである。
本発明は、ヒアルロン酸またはその誘導体の担持薄膜および薄膜化粧料に関し、特に、取り扱い性、保湿効果、凹凸補正効果に優れる薄膜、薄膜化粧料およびそれを用いた美容方法に関する。
パック化粧料は、皮膚を一定時間、皮膜で被覆することにより、皮膜に配合した薬剤成分を効果的に皮膚に浸透させる等の目的で使用される。
このようなパック化粧料としては、塗布後にはがすピールオフタイプ、塗布後に洗浄する洗い流しタイプ、シートを貼付後にはがすシート状タイプ等の種類がある。
また、パック化粧料の使用方法についての規定はないが、夜に化粧を落とした後に10分程度行う方法が一般的である。
これらのうち、シートを貼付後はがすタイプのパック化粧料としては、例えば、デキストリンと高分子化合物とを含有し、貼付層を有するシート状パック化粧料が知られている(例えば特許文献1)。
このような従来のシート状パック化粧料のシートとしては、不織布が知られている。しかし、このようなパック化粧料は不織布の厚みが大きく、貼付状態を長時間維持することは困難であった。
一方、薄膜状高分子構造体としては、膜の表面と裏面に機能性物質を有する構造体が知られている(例えば特許文献2)。この構造体は、スピンコートにより得ることもできることも知られている。
また、媒体に不溶性の高分子超薄膜と媒体に可溶性の高分子膜から形成されるナノシートおよび、それを用いた高分子超薄膜分散体が知られている(例えば特許文献3)。しかし、ヒアルロン酸またはその誘導体を担持させることについては言及されていない。
特開2000−302639号公報 国際公開第2008/050913号 国際公開第2011/046226号
本発明は前記従来技術に鑑みなされたものであり、その解決すべき課題は、顔に貼っても違和感がないくらい薄く、昼夜問わず長時間使用することのできる薄膜、薄膜化粧料およびそれを用いた美容方法を提供することにある。
本発明者らが前記課題に鑑み鋭意研究した結果、(a)ヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた基材膜と、(b)支持体と、が積層しており、(a)ヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた基材膜の厚さが10〜500nmである薄膜は、取り扱い性、保湿効果、凹凸補正効果に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明にかかる薄膜は、(a)ヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた基材膜と、(b)支持体と、が積層しており、(a)膜の厚さが10〜500nmであることを特徴とする。
前記薄膜において、(b)支持体が水溶性高分子膜または布であることが好適である。
前記薄膜において、(a)膜の厚さが30〜200nmであることが好適である。
前記薄膜において、基材膜が、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、あるいはポリカプロラクトン、あるいはこれらの共重合体を含むことが好適である。
前記薄膜において、スピンコーティング法、グラビア法、マイクログラビア法、スプレーコーティング法から選ばれる方法で形成することが好適である。
前記薄膜において、水溶性高分子膜が、ポリビニルアルコールまたはその誘導体、ポリエーテルまたはその誘導体、ポリサッカライド類、高分子電解質あるいはその塩から選ばれることが好適である。
前記薄膜において、布が不織布またはメッシュであることが好適である。
本発明にかかる薄膜化粧料は、前記薄膜からなることを特徴とする。
本発明にかかる不均一性改善用薄膜化粧料は、前記薄膜化粧料からなることを特徴とする。
本発明にかかる目元及び口元用薄膜化粧料は、前記薄膜化粧料からなることを特徴とする。
本発明にかかる前記薄膜化粧料の使用方法は、貼付直前に水溶性高分子膜を溶解除去し、得られたヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた基材膜を、ヒアルロン酸またはその誘導体が皮膚に接触するように皮膚に貼付し、長時間維持することを特徴とする。
本発明にかかる前記薄膜化粧料の使用方法は、皮膚を濡らし、薄膜化粧料を貼付し、布のみを剥離し、得られたヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた基材膜を、ヒアルロン酸またはその誘導体が皮膚に接触するように皮膚に貼付し、長時間維持することを特徴とする。
本発明にかかる美容方法は、前記薄膜化粧料を皮膚に貼付することを特徴とする。
本発明にかかる美容方法は、化粧水、乳液、美容液、クリームから選ばれる1種または2種以上の化粧料を塗布するステップと、前記薄膜化粧料を貼付するステップと、からなることが好適である。
本発明にかかる化粧用キットは、前記薄膜化粧料と、化粧水、乳液、美容液、クリームから選ばれる1種または2種以上の化粧料からなることを特徴とする。
本発明にかかる薄膜の作製方法は、基材膜の上にヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた膜を成膜し、更にその上に支持体を積層させることを特徴とする。
前記薄膜の作製方法において、基材膜の上にヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた膜の厚さが10〜500nmであることが好適である。
前記薄膜の作製方法において、支持体が水溶性高分子膜または布であることが好適である。
前記薄膜の作製方法において、まず基材膜材料から基材膜を作成し、該基材膜上にヒアルロン酸またはその誘導体含有溶液を用いてヒアルロン酸またはその誘導体を担持し、次いで水溶性高分子溶液を滴下して水溶性膜を作製することが好適である。
前記薄膜の作製方法において、基材膜材料から基材膜を作成し、該基材膜の上にヒアルロン酸またはその誘導体を担持し、得られた膜上に水溶性高分子膜を積層させたのち、水溶性高分子膜を溶解除去し、メッシュまたは不織布に写し取ることもできる。
本発明にかかる薄膜は、(a)ヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた基材膜と、(b)支持体と、が積層しており、(a)膜の厚さが10〜500nmである薄膜であって、取り扱い性、保湿効果、凹凸補正効果に優れる薄膜を提供することができる。また、本発明の薄膜を薄膜化粧料として用いる場合、皮膚表面を平滑化することで小じわ、しわを隠すことができる。
本発明にかかる薄膜化粧料の親水化を示す写真。 保湿剤塗布後に本発明にかかるHA担持基材膜を貼付した肌上における水分量(初期からの上昇率)を示す図。 HA担持基材膜(作製例1)の不均一性改善効果を示す図。 HA担持基材膜(作製例1)の小じわの隠蔽効果を示す図。 さまざまな膜厚のAHA担持基材膜の水分量を示す図。 HA担持基材膜(作製例2)の角層水分量を示す図。 皮膚へのグリセリン塗布とHA担持基材膜(作製例2)貼付の相乗効果を示す図。
本発明にかかる薄膜は、(a)ヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた基材膜と、(b)支持体と、が積層しており、(a)膜の厚さが10〜500nmである。
以下、各成分について詳述する。
((a)ヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた基材膜)
ヒアルロン酸は、眼の硝子体成分として発見されたグリコサミノグリカンの一種で、D−N−アセチルグルコサミンとD−グルクロン酸が交互に結合してできた直鎖状の高分子多糖であり、多量の水と結合してゲルを作る性質を有している。ヒアルロン酸は、ニワトリのトサカからの抽出や醗酵法等により、常法により得ることが可能である。
ヒアルロン酸として、ヒアルロン酸の塩を用いることもできる。ヒアルロン酸の塩としては、ヒアルロン酸ナトリウム、ヒアルロン酸カリウム等が挙げられる。
ヒアルロン酸は、化粧料原料としても市販されており、本発明においては通常化粧品原料として用いられるものを任意に用いることができる。操作性の点で、粘度平均分子量50万〜200万程度のものが好ましい。
ヒアルロン酸ナトリウムの市販品としては、粘度平均分子量120万のバイオヒアロ12(資生堂製)等が挙げられる。
ヒアルロン酸誘導体としては、アセチル化ヒアルロン酸等が挙げられる。本発明においては、化粧品原料として市販されているものを任意に用いることができるが、製造時の操作容易性などの点から、粘度平均分子量1万〜15万程度のアセチル化ヒアルロン酸が好ましい。
アセチル化ヒアルロン酸の市販品としては、粘度平均分子量10万のアセチル化ヒアルロン酸(資生堂製)等が挙げられる。
本発明では、基材膜に担持させるヒアルロン酸またはその誘導体として、アセチル化ヒアルロン酸を用いることが好ましい。基材膜にアセチル化ヒアルロン酸を担持させることにより、保湿効果により優れた薄膜を得ることができる。
本発明で用いられる基材膜の材料は、特に限定されないが、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリカプロラクトン、これらの共重合体から選ばれる1種または2種以上の材料が好ましい。
ポリ乳酸は、生分解性樹脂と呼ばれ、堆肥の中では、1週間で二酸化炭素と水に分解されることが知られており、環境配慮のために、注目を集めている。また、ポリ乳酸は、トウモロコシやサツマイモなどの植物由来原料から大量生産可能でコストが安いため、有用である。
本発明の(a)ヒアルロン酸またはその誘導体の担持基材膜(以下、(a)膜)は、厚さ10〜500nmで作製することが必要である。また、(a)膜の厚さは30〜200nmが好ましく、100〜180nmが特に好ましい。
(a)膜の厚さが厚すぎると、貼り付けする部分に違和感が生じたり、小じわの隠蔽効果に劣る傾向がある。
(a)膜の厚さが薄すぎると、保湿効果および操作性に劣る傾向がある。
(a)膜の作製方法は、本発明の厚さに作製できるものであれば特に限定されないが、スピンコーティング法、(マイクロ)グラビア法、あるいはスプレーコーティング法により作製することが好ましい。特にスピンコーティングの場合は、スピンコーターは任意のものを用いることができるが、回転数2000〜5000rpmで作製することが好ましい。
また、(a)膜の作製方法は、任意の方法で行うことができる。例えば、基材膜をスピンコーティング法、(マイクロ)グラビア法、あるいはスプレーコーティング法等により作製後、ヒアルロン酸またはその誘導体含有溶液を滴下・乾燥させる方法や、ヒアルロン酸またはその誘導体を基材膜材料に分散させた分散液を得た後、スピンコーティング法、(マイクロ)グラビア法、あるいはスプレーコーティング法等に用いられる基板上に該分散液を滴下する方法等が挙げられる。
本発明の薄膜は、通常化粧料等に用いられる色素、顔料等を用いて、識別可能にするために着色を行ってもよい。
((b)支持体)
本発明にかかる薄膜は、上記(a)ヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた(ポリ乳酸などの)基材膜に、さらに(b)支持体を積層したものである。(a)ヒアルロン酸またはその誘導体の担持基材膜のみでは、薄すぎて作製後の剥離等が難しく、取り扱い性も悪いが、(b)支持体を積層することで、取り扱い性に優れた薄膜を得ることができる。
(b)支持体としては、水溶性高分子膜または布を用いることが好ましい。
支持体の厚さは特に限定されないが、1〜500μmが好ましい。
水溶性高分子膜としては、特に限定されないが、ポリビニルアルコールまたはその誘導体、ポリエーテルまたはその誘導体、ポリサッカライド類、高分子電解質あるいはその塩、ヒアルロン酸またはその誘導体から選ばれる1種または2種以上を用いることが好ましい。
ポリビニルアルコールはポリ酢酸ビニルを加水分解して得られるもので、ビニルアルコールの直鎖重合物である。ポリビニルアルコールの分子量は、特に限定されないが、2,000〜5,000が好ましい。
なお、取り扱いを容易にするために、ヒアルロン酸ナトリウムを担持させる際には、(b)支持体として水溶性高分子膜等の他にPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂などを積層してもよい。
布としては、特に限定されないが、メッシュまたは不織布を用いることが好ましい。
本願でいうメッシュとは、網目状の樹脂シートであり、素材としてはPET樹脂、ポリエステル樹脂、ナイロンなどが挙げられ、剥離性の点でPET樹脂が好ましく用いられる。
(b)支持体として布を用いることで、ハンドリング性を向上させることができる。
本発明にかかる薄膜は、薄膜化粧料として用いることが好ましい。薄膜化粧料は、皮膚に貼付して用いることが好ましい。
(b)支持体として水溶性高分子膜を用いる場合の薄膜化粧料の使用方法としては、貼付直前に水溶性高分子膜を溶解除去し、得られた基材膜を、ヒアルロン酸またはその誘導体の面が皮膚に直接接するように皮膚に貼付し、長時間維持することが好ましい。水溶性高分子膜は、例えば、水に浸漬させることで溶かすことができる。
なお、本発明において、長時間とは、5時間以上のことをいう。
水溶性高分子膜を溶解することで、ヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた非常に薄い基材膜のみを、皮膚に貼り付けることができる。
また、水溶性高分子膜として、ヒアルロン酸またはその誘導体を用いることもできる。例えば、ヒアルロン酸またはその誘導体を数マイクロメートルから数十マイクロメートルの厚さで薄膜形成させ、一部を溶解し、メッシュまたは布に写し取る(掬い取る)ことにより皮膚に貼付することもできる。
また、(b)支持体として布を用いる場合の薄膜化粧料の使用方法としては、皮膚を濡らし、薄膜化粧料の(a)膜側を皮膚に貼付し、布のみを剥離し、得られた(a)膜を皮膚に貼付し、長時間維持することが好ましい。
本発明にかかる薄膜化粧料は、貼り付け後に違和感がないため、夜ないし就寝前に素肌に短時間用いられる従来のパック化粧料としてではなく、日中用の薄膜化粧料として、乾燥等の気になる部分に貼り付け後に、任意の化粧料により化粧をして外出することができる。
なお、日中用の薄膜化粧料として用いた場合、任意のメイク落としや洗顔料により、通常の化粧料を落とす際と同時に、薄膜化粧料をはがすことができる。
薄膜化粧料の形状は、顔、頬、目元等の皮膚に貼付しやすい形状であれば特に限定されないが、円形、楕円形、勾玉型などを用いることが好ましい。
薄膜化粧料の面積は、10mm〜100cmが好ましく、4cm〜25cmがより好ましい。
また、本発明にかかる薄膜は、化粧目的とした雑貨類、美容雑貨類として用いることも好ましい。
はじめに、本発明にかかる薄膜の作製方法について説明する。薄膜の作製方法としては、例えば、以下に示す作製例1〜3が挙げられる。なお、いずれの評価試験例においても、(a)ヒアルロン酸またはその誘導体の担持基材膜のヒアルロン酸またはその誘導体が皮膚上に接触するように皮膚に貼付した。
作製例1)ヒアルロン酸の担持薄膜(スピンコーティング法)
全ての操作は、クリーンルーム(クラス10,000)内にスピンコーター(Opticoat MS-A 150、MIKASA社製)を設置して行った。
シリコン基板(KST World社製)を4cm×4cmに切り取り、SPM(H2SO4/H2O 2.3:1(v/v))に120℃にて10分間浸漬した後、イオン交換水(抵抗率 18MΩcm)にて洗浄した。この基板をスピンコーターに設置して、ポリL乳酸(以下、PLA)ジクロロメタン溶液(Mw:100,000、ポリサイエンス社製、10mg/mL)を500μL滴下して、スピンコート(4000rpm、20秒) を行い、基材膜を得た。
次に、ヒアルロン酸ナトリウム(バイオヒアロ12(株式会社資生堂製):以下、HA)を50%、70%エタノール水溶液にて5mg/mL、10mg/mL、あるいは20mg/mLに調製しておき、これを基材膜上に約1.5mL滴下して乾燥(80℃、30分)させ、イオン交換水にて基板表面を洗浄(室温、1分)、窒素ガスにて表面を乾燥させ、(a)HA担持基材膜を得た。
上記のようにして得られた各(a)HA担持基材膜の厚さを原子間力顕微鏡(キーエンス社製)で測定したところ、70nmであった。
また、得られたHA担持基材膜の接触角を測定したところ、10mg/mL HAの50%エタノール水溶液にて調製したHA担持基材膜(図1(A))は25±8°、20mg/mL HAの50%エタノール水溶液にて調製したHA担持基材膜(図1(B))は25±2°、0.5mg/mL HAの70%エタノール水溶液にて調製したHA担持基材膜(図1(C))は20±1°、10mg/mL HAの70%エタノール水溶液にて調製したHA担持基材膜は22±4°であった。基材膜自体の接触角は72±1°であることから、HAの被覆により親水化されていることが確認できた。
更に、調製したHA担持基材膜の表面にポリビニルアルコール水溶液(以下PVA、Mw:22,000、関東化学社製、100mg/mL)を0.5mL滴下して乾燥させてPVAフィルムをHA担持基材膜上に形成させた(80℃、30分)。シリコン基板からHA担持基材膜をPVAフィルムごと剥がし、薄膜を得た。
なお、以下に示す効果は、薄膜を水に浸漬してPVAフィルムを溶解して得られたHA担持基材膜を、皮膚に貼付することにより評価された。
作製例2)ヒアルロン酸の担持薄膜(マイクログラビア法)
オレフィン/PETフィルムにPVA水溶液が展開され、その上にポリDL乳酸(以下、PDLLA)酢酸エチル溶液(Mw:450,000、ポリサイエンス社製)が成膜されて、最後にヒアルロン酸ナトリウムが展開され、薄膜を得た。
上記のようにして得られたHA担持基材膜の厚さを原子間力顕微鏡(キーエンス社製)で測定したところ、120nmであった。
なお、以下に示す効果は、薄膜からオレフィン/PETフィルムをはがした後、水に浸漬してPVAフィルムを溶解して得られたHA担持基材膜を、皮膚に貼付することにより評価された。
作製例3)アセチル化ヒアルロン酸の担持薄膜(スピンコーティング法)
シリコンウェハー上に1wt%アセチル化ヒアルロン酸(粘度平均分子量10万のアセチル化ヒアルロン酸:以下、AHA)70%エタノール溶液をキャストし、60℃で15分乾燥する。その上に1wt%のPDLLA酢酸エチル溶液を4000rpm、20秒でスピンコートし、60℃で15分乾燥した。
その後、水中でシリコンウェハーから、AHA担持基材膜を剥離した。水中にメッシュを浮かべ、基材膜(PDLLA)側にメッシュが来るようにし掬い取った。
なお、以下に示す効果は、皮膚を濡らし、AHA側を皮膚に貼付し、メッシュのみを剥離し、AHA担持基材膜を皮膚に貼付することにより評価された。
本発明者らは、上記作製例1で得られた薄膜 ((a)膜の厚さ:70nm)の保湿効果について検討を行った。試験方法は以下に示す方法1を用いた。結果を図2に示す。
・保湿効果試験方法1
作製例1で得られた薄膜を水に浸漬し、PVAフィルムを溶解させ、HA担持基材膜とした。また、HAを担持させていない薄膜を水に浸漬し、PVAフィルムを溶解させ、基材膜(HAなし基材膜)とした。次いで、各種基材膜を前腕部に貼付し経時での保湿効果の測定を行った。
(試験例1)5%グリセリン水溶液のみを塗布した場合、(試験例2)5%グリセリン水溶液を塗布後、HA担持基材膜(作製例1)を皮膚に貼付した場合、(試験例3)5%グリセリン水溶液を塗布後、基材膜(HAなし基材膜)を皮膚に貼付した場合、(試験例4)何も塗布、貼付していない場合、の水分量について、SKICON−200(アイ・ビイ・エス株式会社製)により測定を行った。
測定は、塗布時、塗布1時間後、塗布8時間後、塗布8時間後に洗浄後、に行われた。そして、測定値を初期(塗布時)からの上昇率として算出した。
図2によれば、5%グリセリンと本発明のHA担持基材膜を併用することにより、水分量が飛躍的に上昇し、経時での乾燥抑制効果を有することが明らかになった。
また、5%グリセリンと基材膜(HAなし基材膜)を併用した場合、本発明のHA担持基材膜の場合と比較すると、水分量の上昇がほとんど見られなかった。
このため、本発明のHA担持基材膜は、顕著な保湿効果を有していることがわかる。
次に、本発明者らは、上記作製例2で得られた薄膜 ((a)膜の厚さ:120nm)の凹凸補正効果について検討を行った。
作製例2のHA担持基材膜を被験者の目元に貼付した。デジタル顕微鏡により観察した結果を図3に示す。また、写真撮影した結果を図4に示す。(A)は素肌を撮影した写真で、(B)は素肌にHA担持基材膜を貼付した写真である。なお、図4の点線部分は、HA担持基材膜の両端を示している。
図3より、HA担持基材膜を貼り付けすることで、皮膚上の凹凸が目立たなくなることがわかった。
また、図4より、HA担持基材膜を貼付した部分の小じわが目立たなくなっていることがわかった。この小じわの隠蔽効果は、貼付4時間後も維持されていた。
次に、本発明者らは、作製例1で作製した薄膜((a)膜の厚さ:70nm)または作製例3で作製した薄膜((a)膜の厚さ:40〜370nm)を用いた保湿効果試験を行った。試験方法は、以下に示す方法2を用いた。結果を図5に示す。
・保湿効果試験方法2
皮膚に5%グリセリンを規定量(3.75μl/cm2)塗布後、HA担持基材膜(作製例1)またはAHA担持基材膜(作製例3)を貼付した。貼付6時間後にテープストリッピングによって膜を除去し、肌の水分量を、SKICON−200(アイ・ビイ・エス株式会社製)により測定した。測定は、3名のパネルの前腕内側部で5箇所ずつ行われた。
図5より、AHA担持基材膜は、HA担持基材膜よりも保湿効果が高いことが明らかになった。
したがって、本発明にかかる薄膜は、(a)膜として、アセチル化ヒアルロン酸を担持させた基材膜を用いることが好ましい。
次に、本発明者らは、作製例2で作製した薄膜を用いた保湿効果試験を行った。試験方法は、以下に示す方法3および方法4を用いた。結果を、それぞれ図6および図7に示す。
・保湿効果試験方法3
水(3.75mg/cm2)を予め皮膚上に塗布し、その上にHA担持基材膜(作製例2)または基材膜(HAなし基材膜)を貼付した。貼付3時間後、貼付6時間後、貼付6時間後に水洗浄による膜除去後、SKICON−200(アイ・ビイ・エス株式会社製)により、角層水分量を測定した。測定は3名のパネルの前腕内側部で、計7回行われた。
・保湿効果試験方法4
5%グリセリン水溶液(3.75mg/cm2)を予め皮膚上に塗布し、そしてその上にHA担持基材膜(作製例2)を貼付した。6時間後、テープストリッピングによってHA担持基材膜を除去した。
素肌、5%グリセリン水溶液を塗布した肌、5%グリセリン水溶液を塗布しHA担持基材膜を貼付した肌の角層水分量を、SKICON−200(アイ・ビイ・エス株式会社製)により測定した。測定は6名のパネルの前腕内側部で計5回行われた。
図6によると、基材膜またはHA担持基材膜を貼付することにより、素肌に比べて肌の水分量が増加していた。基材膜と比較し、HA担持基材膜の方が水分量の平均値が高く、洗浄してHA担持基材膜を除去した肌の水分量も増加傾向にあった。
したがって、本発明の薄膜から得られたHA担持基材膜は、皮膚に貼付することによって、保湿によるスキンケア効果を発揮し、皮膚の状態を改善することがわかった。
また、図7によると、グリセリン水溶液とHA担持基材膜とを併用することによって、水分量が増加していることから、非常に優れた保湿効果を得られることがわかった。
したがって、本発明の薄膜を薄膜化粧料として用いる場合、さらなる保湿効果を得るために、任意の保湿剤配合の化粧料(例えば、化粧水等)を塗布後に、薄膜化粧料を貼付することが好ましい。

Claims (19)

  1. (a)ヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた基材膜と、(b)支持体と、が積層しており、(a)膜の厚さが10〜500nmであることを特徴とする薄膜。
  2. 請求項1に記載の薄膜において、(b)支持体が水溶性高分子膜または布であることを特徴とする薄膜。
  3. 請求項1または2に記載の薄膜において、(a)膜の厚さが30〜200nmであることを特徴とする薄膜。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の薄膜において、基材膜が、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、あるいはポリカプロラクトン、あるいはこれらの共重合体を含むことを特徴とする薄膜。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の薄膜において、スピンコーティング法、グラビア法、マイクログラビア法、スプレーコーティング法から選ばれる方法で形成することを特徴とする薄膜。
  6. 請求項2〜5のいずれかに記載の薄膜において、水溶性高分子膜が、ポリビニルアルコールまたはその誘導体、ポリエーテルまたはその誘導体、ポリサッカライド類、高分子電解質あるいはその塩から選ばれることを特徴とする薄膜。
  7. 請求項2〜5のいずれかに記載の薄膜において、布が不織布またはメッシュであることを特徴とする薄膜。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の薄膜からなることを特徴とする薄膜化粧料。
  9. 請求項8に記載の薄膜化粧料からなることを特徴とする不均一性改善用薄膜化粧料。
  10. 請求項8に記載の薄膜化粧料からなることを特徴とする目元及び口元用薄膜化粧料。
  11. 貼付直前に水溶性高分子膜を溶解除去し、得られたヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた基材膜を、ヒアルロン酸またはその誘導体が皮膚に接触するように皮膚に貼付し、長時間維持することを特徴とする、請求項8に記載の薄膜化粧料の使用方法。
  12. 皮膚を濡らし、薄膜化粧料を貼付し、布のみを剥離し、得られたヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた基材膜を、ヒアルロン酸またはその誘導体が皮膚に接触するように皮膚に貼付し、長時間維持することを特徴とする、請求項8に記載の薄膜化粧料の使用方法。
  13. 請求項8に記載の薄膜化粧料を皮膚に貼付することを特徴とする美容方法。
  14. 化粧水、乳液、美容液、クリームから選ばれる1種または2種以上の化粧料を塗布するステップと、請求項1〜7のいずれかに記載の(a)ヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた基材膜を貼付するステップと、からなることを特徴とする美容方法。
  15. 請求項8に記載の薄膜化粧料と、化粧水、乳液、美容液、クリームから選ばれる1種または2種以上の化粧料からなることを特徴とする化粧用キット。
  16. 基材膜の上にヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた膜を成膜し、更にその上に支持体を積層させる薄膜で、基材膜の上にヒアルロン酸またはその誘導体を担持させた膜の厚さが10〜500nmであることを特徴とする薄膜の作製方法。
  17. 請求項16に記載の薄膜の作製方法において、支持体が水溶性高分子膜または布であることを特徴とする薄膜の作製方法。
  18. 請求項1に記載の薄膜の作製方法において、まず基材膜材料から基材膜を作成し、該基材膜上にヒアルロン酸またはその誘導体含有溶液を用いてヒアルロン酸またはその誘導体を担持し、次いで水溶性高分子溶液を滴下して水溶性膜を作製することを特徴とする薄膜の作製方法。
  19. 請求項1に記載の薄膜の作製方法において、基材膜材料から基材膜を作成し、該基材膜の上にヒアルロン酸またはその誘導体の膜を担持し、得られた膜上に水溶性高分子膜を積層させたのち、水溶性高分子膜を溶解除去し、メッシュまたは不織布に写し取ることを特徴とする薄膜の作製方法。
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