JP5569380B2 - シート送り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、厚み方向に積層状態で載置された複数枚のシートを1枚ずつ分離して送り出すシート送り装置に関するものである。
一般的なシート送り装置では、積層方向一端側に配置されて回転する分離ローラにてシートに搬送力を付与し、積層方向他端側に配置された分離パッドにてシートに搬送抵抗(摩擦抵抗)を付与することにより、積層方向他端側に位置するシートが移動してしまうことを防止して分離ローラに接触しているシートのみを送り出している。
しかし、上記構造のシート送り装置では、搬送抵抗をシートに付与することによりシートを1枚ずつ分離しているので、搬送抵抗を発生させる分離パッド及び分離パッドを保持するホルダ等からなるパッドアッセンブリが自励振動し、パッドアッセンブリから異音が発生し易い。
そこで、特許文献1に記載の発明では、ホルダに錘を追加することにより自励振動の発生を抑制し、異音の発生を防止している。
特開平6−80266号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、状況によっては十分に異音の発生を抑制することができない場合がある。
本発明は、上記点に鑑み、分離パッドを用いたシート送り装置において、異音の発生を抑制することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、積層状態で載置された複数枚のシートを1枚ずつ分離して送り出すためのシート送り装置であって、積層方向の一端側に配置され、シートに接触して回転することによりシートに搬送力を付与する分離ローラ(14)と、積層方向の他端側に配置されてシートに接触して搬送抵抗をシートに付与する分離パッド(15A)、及び分離ローラ(14)に対して不動な支持部材(11)に揺動可能に組み付けられて分離パッド(15A)を保持するホルダ(15B)を有して構成されたパッドアッセンブリ(15)と、パッドアッセンブリ(15)を分離ローラ(14)側に押圧するバネ手段(16)と、分離パッド(15A)固定され、パッドアッセンブリ(15)と一体的に変位しながら支持部材に設定された第1摺接部(11B)と摺接する摺接抵抗部(17、17A)とを備えることを特徴とする。
これにより、本発明では、パッドアッセンブリ(15)が自励振動しても摺接抵抗部(17、17A)が支持部材(11)に設定された第1摺接部(11B)に摺接することにより、その自励振動を早期に減衰させることができるので、異音の発生を抑制できる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る画像読取装置において、カバー5を開いた状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る自動原稿搬送機構10の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る自動原稿搬送機構10において、分離ローラ14を取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るパッドアッセンブリ15の上面図である。 本発明の第1実施形態に係るパッドアッセンブリ15の下方側斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る自動原稿搬送機構10の断面図である。 本発明の第3実施形態に係るパッドアッセンブリ15の上方側斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る自動原稿搬送機構10の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る摺接フィルム17の展開図である。 本発明の第4実施形態に係るパッドアッセンブリ15の側面図である 本発明の第4実施形態に係る自動原稿搬送機構10において、分離ローラ14を取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るパッドアッセンブリ15の上面図である。
本実施形態は、画像読取装置の自動原稿搬送機構(ADF)に本発明に係るシート送り装置を適用したものであり、以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.自動原稿搬送機構の構成
自動原稿搬送機構10は、図1に示すように、原稿トレイ1に厚み方向に積層された状態で載置される複数枚の原稿を1枚ずつ分離して読取部(図示せず。)側に送り出す装置であり、読取部にて画像読み取りが完了した原稿は、排紙トレイ3に排出される。なお、図1はカバー5が開かれた状態を示しており、自動原稿搬送機構10は、少なくとも原稿搬送時においては、カバー5により覆われている。
また、カバー5は、原稿トレイ1が設けられたベースカバー11に揺動可能に組み付けられているとともに、その内壁面には複数本の突条5Aが設けられており、これら複数本の突条5Aは、カバー5が閉じられた状態で搬送方向に沿って延びるように構成されている。
そして、原稿搬送時においては、突条5Aの先端部が自動原稿搬送機構10から送出された原稿に接触することにより、原稿の搬送方向が突条5Aにより案内される。つまり、カバー5は、自動原稿搬送機構10を保護するとともに、ベースカバー11と共に自動原稿搬送機構10から送出された原稿の搬送経路の一部を構成する。
また、本実施形態に係る自動原稿搬送機構10では、原稿は、その厚み方向が上下方向と一致するように原稿トレイ1に載置されるとともに、複数枚の原稿のうち上端に位置する原稿から順に読取部側に送り出される。
具体的には、図2に示すように、原稿トレイ1から搬送されてきた複数枚の原稿を分離して1枚ずつ送出する分離部12、及び分離部12より搬送方向上流側に設けられ、原稿トレイ1に載置されている原稿を引き込んで分離部12に送出する吸入部13等を有して構成されている。
分離部12は、分離ローラ14、パッドアッセンブリ15及びバネ16等から構成されている。そして、分離ローラ14は、原稿トレイ1に載置された1枚又は2枚以上の原稿の積層方向一端側に配設され、その積層方向一端側の原稿(本実施形態では、上端側の位置する原稿の上面側)に接触して回転することにより原稿に搬送力を付与する。
なお、分離ローラ14は、シャフト14A(図1参照)から駆動力を得て回転するとともに、このシャフト14Aによりベースカバー11に組み付けられている。このため、分離ローラ14は、ベースカバー11に対する相対位置が変位することなく不動状態のまま回転する。
また、パッドアッセンブリ15は、分離パッド15A及びホルダ15B等を有して構成されている。そして、分離パッド15Aは、原稿の積層方向他端側(本実施形態では、下端側)に配置されているとともに、分離ローラ14と反対側から原稿に接触して原稿に搬送抵抗を付与する。因みに、本実施形態に係る分離パッド15Aは、シリコンゴム等の所定の摩擦抵抗を得ることが可能な材質からなるものである。
また、ホルダ15Bは、分離パッド15Aを保持する保持手段であって、ベースカバー11に形成された凹部11Aに嵌り込んだ状態でベースカバー11に揺動可能に組み付けられており、このホルダ15Bは、その揺動軸15Cと共にPOM等の機械的強度に優れた樹脂にて一体成形されている。
そして、ホルダ15Bの揺動軸15Cは、その軸方向が原稿の搬送方向及び搬送される原稿の厚み方向と直交する方向(本実施形態では、前後方向(図3参照))と一致し、かつ、ホルダ15Bのうち搬送方向上流側に設けられている。
なお、以下、パッドアッセンブリ15の端部のうち揺動軸15Cと直交する方向に沿って揺動軸15Cから最も離れた端部、つまりパッドアッセンブリ15のうち揺動軸15Cより搬送方向下流側の端部を揺動端15Dと呼ぶ。
因みに、本実施形態では、ホルダ15Bの端部が、パッドアッセンブリ15のうち最も揺動軸15Cから最も離れた端部となるので、以下、特に断りをした場合を除き、揺動端15Dとは、ホルダ15Bの端部を意味するものとする。
また、本実施形態では、ホルダ15Bのうち原稿搬送方向上流側(揺動軸15C側)には、分離パッド15Aを保持・固定する固定部15Hが設けられ、かつ、ホルダ15Bのうち揺動端15D側と固定部15Hとの間には凹み部15Jが設けられており、分離パッド15Aは、揺動端15D側及び固定部15Hのみでホルダ15Bに接触している。このため、分離パッド15Aは、凹み部15J側に撓むことができるので、原稿の搬送時に、分離パッド15Aを搬送される原稿に沿うように変形させることができる。
また、バネ16は、パッドアッセンブリ15とベースカバー11(凹部11Aの底部)との間に配設されたコイル状のバネ手段であって、パッドアッセンブリ15の揺動端15C側をベースカバー11(凹部11Aの底部)から離間させるようにパッドアッセンブリ15を分離ローラ14側に押圧する。
このため、分離ローラ14がベースカバー11から取り外された状態においては、図3に示すように、パッドアッセンブリ15の揺動端15D側がベースカバー11の凹部11Aから上方側に突出するように立ち上がった状態となる。
また、パッドアッセンブリ15(本実施形態では、分離パッド15A)の揺動端15D側には、揺動端15D側から搬送方向下流側に延出する薄板状の摺接フィルム17が貼り付けられている。
そして、摺接フィルム17の延出方向先端側は、図2に示すように、空隙部を介して揺動端15Dと対向する凹部11Aの内側壁11B(以下、この内側壁11Bを第1摺接部11Bという。)、及び揺動端15Dのうち第1摺接部11Bと対向する第2摺接部15Gに面接触している。
このため、パッドアッセンブリ15が揺動変位すると、摺接フィルム17は、ベースカバー11に設定された第1摺接部11B及びホルダ15Bに設定された第2摺接部15Gと摺接しながらパッドアッセンブリ15(分離パッド15A)と一体的に揺動変位するため、第1摺接部11B及び第2摺接部15Gと摺接フィルム17との接触面で摩擦抵抗が発生する。
また、本実施形態では、摺接フィルム17をPET等の弾性的に変形することが可能な樹脂材料とするとともに、摺接フィルム17の延出方向先端側が凹部11Aの底部(本実施形態では、下方側)に向かうように弓なり弾性変形させた状態で第1摺接部11B及び第2摺接部15Gに面接触させている。
すなわち、パッドアッセンブリ15がベースカバー11に組み付けられる前の状態においては、摺接フィルム17は、図5の実線で示すように、分離パッド15Aの先端から凹部11Aの底部(本実施形態では、下方側)に向けて直線的に延びているが、パッドアッセンブリ15がベースカバー11に組み付けられると、図5の二点鎖線で示すように、弓なりに弾性変形して第1摺接部11B及び第2摺接部15Gに接触する。
このため、パッドアッセンブリ15がベースカバー11に組み付けられた状態では、摺接フィルム17は、分離パッド15Aの先端から直線的に延びた形状(図5の実線に示す形状)に復元しようとするため、摺接フィルム17は、図2に示すように、第2摺接部15Gを第1摺接部11Bから離間する向きの力F1をホルダ15B(揺動端15D)に作用させながら両摺接部11B、15Gに接触した状態となる。
そして、第1摺接部11Bは、力F1の反作用として力F2を受けるので、この力F2により第1摺接部11Bで摩擦力が発生し、一方、力F1により第2摺接部15Gで摩擦力が発生する。なお、上記説明では、力F2を力F1の反作用として説明したが、当然ながら、力F2から見ると、力F1は力F2の反作用でもある。
また、摺接フィルム17は、図4に示すように、幅方向中央に対して略線対称となるように延出方向先端側に向かうほど幅方向寸法が縮小するような台形状に形成されているとともに、図5に示すように、分離パッド15Aを補強する補強フィルム15Eに接合されている。なお、幅方向とは、摺接フィルム17の厚み方向及び延出方向と直交する方向をいう。
因みに、補強フィルム15Eは、分離パッド15Aのうち分離ローラ14と反対側、つまりホルダ15B側に設けられており、この補強フィルム15Eには、分離パッド15Aの自励振動を抑制する錘部15Fが設けられている。
また、吸入部13は、図2に示すように、分離ローラ14と同一側から原稿に接触して回転することにより原稿に搬送力を付与する吸引ローラ13A等から構成されており、吸引ローラ13Aは、歯車やベルト等を介してシャフト14Aから駆動力を得て分離ローラ14と機械的に連動して回転する。
そして、分離部12より搬送方向下流側には、分離部12から送出された原稿を更に下流側まで搬送するための搬送ローラ18、及び原稿を搬送ローラ18に押し付けるピンチローラ18Aが設けられている。なお、搬送ローラ18は、図1に示すように、シャフト18Bから駆動力を得ており、分離ローラ14と機械的に連動して回転する。
2.自動原稿搬送機構の原稿分離送出作動
吸入部13にて原稿トレイ1から引き込まれた複数枚の原稿は、分離ローラ14と分離パッド15Aとの間に進入し、その複数枚の原稿のうち分離ローラ14と接触する原稿のみが分離部12から搬出される。
つまり、分離ローラ14と接触する原稿より分離パッド15A側に位置する原稿は、分離パッド15Aから搬送抵抗を受けて搬出されることなく止まるので、原稿トレイ1に載置された複数枚の原稿は、最上部に載置された原稿から1枚ずつ読取部側に搬送される。
このとき、分離ローラ14と分離パッド15Aとの間に進入した原稿の枚数又は厚みの変化は、パッドアッセンブリ15が、ベースカバー11に対して近接又は離間する方向に揺動変位することにより吸収される。
なお、パッドアッセンブリ15が揺動すると、バネ16が圧縮又は伸張して分離パッド15Aを原稿に押圧するバネ16の弾性力(押圧力)が変化するので、本実施形態では、バネ16の巻数を大きくする等してバネ係数を小さくすることにより、押圧力の変化量を小さくしている。
3.本実施形態に係る自動原稿搬送機構の特徴
本実施形態では、図2に示すように、パッドアッセンブリ15と一体的に変位しながらベースカバー11に設定された第1摺接部11Bと接触する摺接フィルム17を備えることを特徴としている。
これにより、本実施形態では、何らかの原因によりパッドアッセンブリ15が自励振動しても、摺接フィルム17がベースカバー11に設定された第1摺接部11Bに摺接することにより発生する摩擦抵抗力によって、その自励振動を早期に減衰させることができ、異音の発生を抑制できる。
また、本実施形態では、摺接フィルム17は、第1摺接部11Bに加えて、パッドアッセンブリ15に設定された第2摺接部15Gにも摺接するので、自励振動を確実に減衰させることができ、異音の発生を抑制できる。
また、分離パッド15Aはシリコンゴム等の減衰力を有する弾性体で構成されているので、発生した自励振動は、分離パッド15Aでは比較的に減衰し易いものの、剛体とみなすことが可能なホルダ15Bでは減衰せずに持続する可能性が高い。したがって、第2摺接部15Gを本実施形態のごとくホルダ15Bに設定すれば、ホルダ15Bの自励振動を減衰させることができるので、効果的に異音の発生を抑制できる。
また、本実施形態では、摺接フィルム17は、図2に示すように、パッドアッセンブリ15のうち揺動端15D側に設けられていることを特徴としているので、振幅が大きくなる揺動端15D側で減衰力を発生させることができ、自励振動を効率よく減衰させることができる。
また、本実施形態では、摺接フィルム17は、弾性的に変形することができる部材にて構成されていることを特徴としているので、摺接フィルム17にて自励振動を吸収しながら減衰させることができる。
また、本実施形態では、摺接フィルム17は、第1摺接部11B及び第2摺接部15Gと摺接する面を有する薄板状の部材にて構成されていること特徴としているので、摺接フィルム17と第1摺接部11B及び第2摺接部15Gとを安定的に摺接させることができ、自励振動を効率よく減衰させることができる。
また、本実施形態では、摺接フィルム17は、パッドアッセンブリ15(分離パッド15A)の揺動端15D側から搬送方向下流側に延出して、空隙部介して揺動端15Dと対向する位置に設定された第1摺接部11Bに摺接することを特徴とするので、図2に示すように、第1摺接部11Bと揺動端15Dとの間の空隙部が摺接フィルム17で閉塞された状態となり、搬送される原稿が空隙部に誤って進入してしまうことを防止できる。
すなわち、搬送される原稿の搬送方向先端側がカール等して変形している場合には、当該空隙部に原稿が挟まってジャム(搬送不良)が発生し易くなるが、本実施形態では、摺接フィルム17によって当該空隙部が閉塞された状態となるので、ジャムの発生を抑制することができる。
ところで、第1摺接部11Bと摺接フィルム17との接触部で発生する抵抗力(摩擦力)の分布が幅方向において不均一であると、摺接フィルム17を捻り変形させるようなモーメント(以下、捻りモーメントという。)が発生し、摺接フィルム17がパッドアッセンブリ15と異なる振動モードで自励振動し、新たな異音が発生するおそれがある。
そして、捻りモーメントは、幅方向中央に対して抵抗力(摩擦力)の分布が異なることに起因して発生し、かつ、捻りモーメントの大きさは幅方向中央から距離と摩擦力との積により決定されるため、幅方向寸法が小さいほど捻りモーメントが小さくなる。
これに対して、本実施形態では、摺接フィルム17は、図4に示すように、幅方向中央に対して略線対称となるように延出方向先端側に向かうほど幅方向寸法が縮小しているので、抵抗力(摩擦力)の分布が幅方向において不均一であっても、これに起因して発生する捻りモーメントを小さくすることができ、異音の発生を抑制できる。
また、本実施形態では、ベースカバー11には、ホルダ15Bが嵌り込む凹部11Aが設けられ、凹部11Aのうち揺動端15Dと対向する内側壁に第1摺接部11Bが設定されており、さらに、摺接フィルム17は、その延出方向先端側が凹部11Aの底部に向かうように弾性変形した状態で第1摺接部11B及び第2摺接部15Gに接触していることを特徴とする。
これにより、本実施形態では、図2に示すように、摺接フィルム17が弾性変形した状態で第1摺接部11B及び第2摺接部15Gに接触した構成となるので、第1摺接部11B及び第2摺接部15Gと摺接フィルム17との接触部で発生する抵抗力(摩擦力)を大きくすることができ、自励振動を速やかに減衰させることができる。
また、本実施形態では、図2に示すように、摺接フィルム17が第1摺接部11B及び第2摺接部15Gを押圧する方向が揺動軸15Cの軸方向と直交することとなるので、揺動軸15Cが軸穴(図示せず。)の内周面に押し付けられることとなり、揺動軸15Cが軸穴に周期的に衝突することによる異音の発生を抑制できる。なお、軸穴は、揺動軸15Cが回転可能に嵌め込まれる穴であって、本実施形態ではベースカバー11に設けられている。
つまり、本実施形態では、第2摺接部15Gは、第1摺接部11Bと対向する位置に設定され、かつ、摺接フィルム17は、第2摺接部15Gを第1摺接部11Bから離間する向きの力F1をホルダ15Bに作用させながら第1摺接部11B及び第2摺接部15Gに摺接するので、揺動軸15Cを軸穴に密着させることができる。このため、揺動軸15Cが軸穴に周期的に衝突することを抑制できるので、ホルダ15Bで発生する自励振動を確実に減衰させることができ、異音の発生を抑制できる。
4.発明特定事項と実施形態との対応関係
本実施形態では、摺接フィルム17が特許請求の範囲に記載された摺接抵抗部に相当すし、ベースカバー11が支持部材に相当する。
(第2実施形態)
第1実施形態では、摺接フィルム17にて摺接抵抗部を構成したが、本実施形態は、図6に示すように、凹部11Aの内壁面のうちホルダ15Bの揺動端15Dと対向する部位を板バネ状とするとともに、この板バネ状の部分(くの字状の部分)を第1摺接部11Bとし、かつ、この第1摺接部11B(板バネ状の部分)と摺接する曲面状の摺接面17Aをホルダ15Bの揺動端15Dに設けることにより、フィルム状の摺接抵抗部を廃止し、摺接面17A(揺動端15D)を摺接抵抗部としたものである。
ところで、本実施形態では、ホルダ15Bに設定された摺接面17Aが第1摺接部11Bに摺接するので、摺接面17Aは第1摺接部11Bと摺接することにより摩擦抵抗力を受ける。つまり、摺接面17Aは、第1摺接部11Bに対しては摺接抵抗部として機能するとともに、自身は第2摺接部15Gとして機能する。
なお、本実施形態では、主に第1摺接部11B側(板バネ状の部分)が弾性変位するが、これとは逆に、第1摺接部11Bを剛体状の壁面とし、摺接面17Aが設定された部位が弾性変位するように構成してもよい。
また、板バネ状の第1摺接部11Bは、ベースカバー11と一体成形した構成、又は別部品にて構成したものをベースカバー11に組み付けた構成のいずれであってもよい。
(第3実施形態)
本実施形態は、図7に示すように、1枚の摺接フィルム17を折り曲げて第1摺接部11Bと摺接する第1摺接面17C及び第2摺接部15Gと摺接する第2摺接面17Dを設定したものである。以下、第1実施形態に係るパッドアッセンブリ15との相違点を中心に本実施形態を説明する。
1.パッドアッセンブリの構成
本実施形態に係る摺接フィルム17は、図7に示すように、折曲部17Bの尾根方向(折り線)が、摺接フィルム17の延出方向と略平行となるように折り曲げられているとともに、図8に示すように、折曲部17Bを挟んで一方側に第1摺接面17Cが設定され、他方側に第2摺接面17Dが設定されている。
このため、パッドアッセンブリ15をベースカバー11に組み付ける前の状態(図7参照)に比べて、第1摺接面17Cと第2摺接面17Dとを近接させるように摺接フィルム17を弾性変形させた状態でパッドアッセンブリ15をベースカバー11に組み付けると、折曲部17Bの弾性変形に伴う弾性力により、第1摺接面17Cが第1摺接部11Bに圧接し、第2摺接面17Dが第2摺接部15Gに圧接する(図8参照)。
また、摺接フィルム17を折曲部17Bを中心に開くと、図9に示すように、摺接フィルム17のうち第1摺接面17C側の部位には、分離パッド15Aに固定される固定部17Eが設けられ、摺接フィルム17のうち第2摺接面17D側の部位には、摺接フィルム17の延出の向きと逆向きに突出する突出片17Fが設けられている。
このため、摺接フィルム17が折曲部17Bにて折り曲げられた状態でパッドアッセンブリ15がベースカバー11に組み付けられると、図8に示すように、突出片17Fは固定部17E側に延びて分離パッド15Aホルダ15Bとにより挟まれた状態となる。
2.本実施形態に係る自動原稿搬送機構(特に、パッドアッセンブリ)の特徴
本実施形態では、摺接フィルム17のうち折曲部17Bを挟んで一方側に第1摺接部11Bと摺接する第1摺接面17Cが設定され、他方側に第2摺接部15Gと摺接する第2摺接面17Dが設定されているので、簡便な構成にて摺接フィルム17を確実に第1摺接部11B及び第2摺接部15Gに摺接させることができる。
ところで、本実施形態に係る摺接フィルム17は、PET等の熱可塑性樹脂製であるので、摺接フィルム17が環境温度等の影響により経年変化してしまう可能性がある。すなわち、温度変化が比較的大きい環境下で、自励振動に伴って外力が周期的に摺接フィルム17に作用すると、摺接フィルム17が、例えば第2摺接部15Gから離間した形状のまま永久変形してしまう可能性がある。
これに対して、本実施形態では、摺接フィルム17を折り曲げることにより、第1摺接面17C及び第2摺接面17Dを構成しているので、折り曲げに伴って発生する弾性力によって第1摺接面17Cを第1摺接部11Bに圧接させ、第2摺接面17Dを第2摺接部15Gに圧接させている。
したがって、環境温度等の影響により摺接フィルム17に経年変化が発生しても、その影響を緩和することができるので、摺接フィルム17を確実に第1摺接部11B及び第2摺接部15Gに摺接させ続けることができ、長期間に亘って安定的に異音の発生を抑制できる。
また、本実施形態では、折曲部17Bの尾根方向(折り曲げ線)は、摺接フィルム17の延出方向と平行であるので、折曲部17Bの尾根方向が摺接フィルム17の延出方向と直交する場合(図10参照)に比べて容易にパッドアッセンブリ15の組み付けることが可能となる。
すなわち、折曲部17Bの尾根方向が摺接フィルム17の延出方向と直交する場合(図10参照)には、組立作業者は、折り曲げられた摺接フィルム17が開かないように、第2摺接面17Dのうち固定部17E側の部位を、指等で分離パッド15A側に押し付けた状態でパッドアッセンブリ15をベースカバー11に組み付ける必要があるので、分離パッド15Aの存在が障害となり、組み付け作業性が悪化する可能性がある。
これに対して、本実施形態では、摺接フィルム17のうち折曲部17Bと反対側の部位を指等で抓むように挟めば、折り曲げられた摺接フィルム17が開いてしまうことを防止でき、かつ、この部位には分離パッド15Aが存在しないので、容易にパッドアッセンブリ15をベースカバー11に組み付けることができる。
また、本実施形態では、摺接フィルム17のうち第1摺接面17C側の部位には、分離パッド15Aに固定される固定部17Eが設けられ、さらに、摺接フィルム17のうち第2摺接面17D側の部位には、固定部17E側に延びて分離パッド15Aとホルダ15Bとの間に位置する突出片17Fが設けられていることを特徴とする。
これにより、本実施形態では、突出片17Fが分離パッド15Aとホルダ15Bとの間に位置することにより(図8参照)、摺接フィルム17が過度に開いてしまうことを抑制できるので、容易にパッドアッセンブリの組み付けることができる。
(第4実施形態)
本実施形態は、図10及び図11に示すように、折曲部17Bを摺接フィルム17の延出方向先端に設け、かつ、その尾根方向を延出方向と直交させることにより、摺接フィルム17をU又はJ字状に屈曲させたものである。
そして、摺接フィルム17のうち上面側に位置する第1摺接面17C側には、図12に示すように、第1摺接面17Cの裏面側に位置する第2摺接面17Dを目視することが可能な貫通穴17Gが設けられている。
これにより、本実施形態では、貫通穴17Gを通して第1摺接面17Cの下側に位置する第2摺接面17Dを目視することができた場合(図10の実線で示す場合)には、第2摺接面17Dが第2摺接部15Gに接触し、逆に、貫通穴17Gを通して第2摺接部15Gを目視できない場合(図10の二点鎖線で示す場合)には、第2摺接面17Dが第2摺接部15Gに接触していないこととなる。
したがって、貫通穴17Gを目視確認することにより、容易にパッドアッセンブリ15が適切にベースカバー11に組み付けられたか否かを判断することができる。
ところで、ホルダ15Bと第2摺接面17Dとが同一の色彩であると、仮に第2摺接面17Dが図10の二点鎖線で示す状態であっても、組立作業者が貫通穴17Gを通して目視した部位が第2摺接面17Dであるのか又はホルダ15B(第2摺接部15G)であるのかを組立作業者が誤認識する可能性がある。
したがって、ホルダ15B(第2摺接部15G)と第2摺接面17Dとを、目視にて容易に識別可能な異なる色彩とすることが望ましい。そこで、本実施形態では、ホルダ15Bを白色とし、摺接フィルム17を黒色とすることにより、目視にて容易に識別可能としている。
なお、上記の説明は、組立作業者が肉眼で目視する場合を例に説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、CCD等の光学センサを用いて貫通穴17Gを監視してもよいことは当然である。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、パッドアッセンブリ15(分離パッド15A)の揺動端15Dに摺接フィルム17を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば揺動端15Dより揺動軸15C側に摺接フィルム17を設けるとともに、摺接フィルム17が第1摺接部11Bを押圧する方向が揺動軸15Cの軸方向と平行となるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、分離パッド15Aに摺接フィルム17を接合したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばホルダ15Bに摺接フィルム17を設けてもよい。
また、上述の実施形態では、第1摺接部11Bがベースカバー11の一部に設定されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ベースカバー11と別部品にて第1摺接部11Bを構成し、この第1摺接部11Bを構成する別部品をベースカバー11に組み付けてもよい。
また、上述の実施形態では、分離ローラ14が積層方向上端側に位置し、分離パッド15Aが積層方向下端側に位置していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、これとは逆に、分離ローラ14を積層方向下端側に配置し、分離パッド15Aを積層方向上端側に配置してもよい。
また、上述の実施形態では、PET製の摺接フィルム17により特許請求の範囲に記載された弾性的に変形可能な摺接抵抗部を構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばスポンジやゴム等の弾性体により摺接抵抗部を構成してもよい。
また、上述の実施形態では、揺動軸15Cがベースカバー11に設けられた軸穴に嵌り込む構成であったが、パッドアッセンブリ15を揺動可能に支持する揺動軸15C、つまりパッドアッセンブリ15の揺動軸15Cをベースカバー11に設け、軸穴をパッドアッセンブリ15(ホルダ15B)に設けてもよい。
また、上述の実施形態では、本発明を自動原稿搬送機構10に用いたが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、例えば給紙装置に適用することができる。
また、上述の第3、4実施形態では、摺接フィルム17を単純に折り曲げたものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば折曲部17B又はその周囲にスリット(切れ目)を設けて、第1摺接面17C及び第2摺接面17Dで発生する弾性力(摩擦力)を適宜調整してもよい。
また、上述の第3、4実施形態では、明確な折り曲げ線が生じるまで摺接フィルム17折り曲げた(塑性変形させた)ものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、パッドアッセンブリ15をベースカバー11から取り外したときに、摺接フィルム17が一枚の板状に復元する程度に湾曲させてもよい。
また、上述の第3、4実施形態では、1枚の摺接フィルム17を折り曲げてV字状としたものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば折曲部17Bを複数箇所設けて1枚の摺接フィルム17をW字状とする、又は1枚の摺接フィルム17を階段状に折り曲げて第1摺接面17C及び第2摺接面17Dを構成してもよい。
また、上述の第3、4実施形態では、1枚の摺接フィルム17を折り曲げて第1摺接面17C及び第2摺接面17Dを構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数枚の摺接フィルム17にて第1摺接面17C及び第2摺接面17Dをそれぞれ構成してもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明は、パッドアッセンブリ15とベースカバー11とが摺接する箇所を設け、この摺接箇所で発生する摩擦抵抗を利用してパッドアッセンブリ15の自励振動を減衰させるものであるので、その趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではなく、上記各実施の形態における構成要素を組み合わせて使用してもよい。
1…原稿トレイ、3…排紙トレイ、5…カバー、5A…突条、
10…自動原稿搬送機構、11…ベースカバー、11A…凹部、
11B…第1摺接部、15G…第2摺接部、G12…分離部、13…吸入部、
13A…吸引ローラ、14…分離ローラ、14A…シャフト、
15…パッドアッセンブリ、15A…分離パッド、15B…ホルダ、
15C…揺動軸、15D…揺動端、15E…補強フィルム、15F…錘部、
16…バネ、17…摺接フィルム、18…搬送ローラ、18A…ピンチローラ、
18B…シャフト。

Claims (15)

  1. 積層状態で載置された複数枚のシートを1枚ずつ分離して送り出すためのシート送り装置であって、
    積層方向の一端側に配置され、シートに接触して回転することによりシートに搬送力を付与する分離ローラと、
    前記積層方向の他端側に配置されてシートに接触して搬送抵抗をシートに付与する分離パッド、及び前記分離ローラに対して不動な支持部材に揺動可能に組み付けられて前記分離パッドを保持するホルダを有して構成されたパッドアッセンブリと、
    前記パッドアッセンブリを前記分離ローラ側に押圧するバネ手段と、
    前記分離パッドに固定され、前記パッドアッセンブリと一体的に変位しながら前記支持部材に設定された第1摺接部と摺接する摺接抵抗部と
    を備えることを特徴とするシート送り装置。
  2. 前記摺接抵抗部は、前記第1摺接部に加えて、前記パッドアッセンブリに設定された第2摺接部にも摺接することを特徴とする請求項1に記載のシート送り装置。
  3. 前記第2摺接部は、前記ホルダに設定されていることを特徴とする請求項2に記載のシート送り装置。
  4. 前記パッドアッセンブリの端部のうち、前記パッドアッセンブリの揺動軸と直交する方向に沿って前記揺動軸から最も離れた端部を揺動端と呼ぶとき、
    前記摺接抵抗部は、前記分離パッドのうち前記揺動端側に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のシート送り装置。
  5. 前記摺接抵抗部は、弾性的に変形することができる部材にて構成されていることを特徴とする請求項4に記載のシート送り装置。
  6. 前記摺接抵抗部は、前記第1摺接部と摺接する面を有する薄板状の部材にて構成されていること特徴とする請求項5に記載のシート送り装置。
  7. 前記揺動端は、前記揺動軸よりもシート搬送方向下流側に位置し、
    前記第1摺接部は、前記揺動端と空隙部を介して前記揺動端よりもシート搬送方向下流側に位置しており、
    さらに、前記摺接抵抗部は、前記揺動端側からシート搬送方向下流側に延出して前記第1摺接部に摺接することを特徴とする請求項6に記載のシート送り装置。
  8. 前記摺接抵抗部の厚み方向及び延出方向と直交する方向を幅方向と呼ぶとき、
    前記摺接抵抗部は、幅方向中央に対して線対称となるように延出方向先端側に向かうほど幅方向寸法が縮小していることを特徴とする請求項7に記載のシート送り装置。
  9. 前記支持部材には、前記ホルダが嵌り込む凹部が設けられ、
    前記凹部のうち前記揺動端と対向する内側壁に前記第1摺接部が設定されており、
    さらに、前記摺接抵抗部は、その延出方向先端側が前記凹部の底部に向かうように弾性変形した状態で前記第1摺接部に接触していることを特徴とする請求項7又は8に記載のシート送り装置。
  10. 前記第2摺接部は、前記第1摺接部と対向する位置に設定されており、
    さらに、前記摺接抵抗部は、前記第2摺接部を前記第1摺接部から離間する向きの力を前記ホルダに作用させながら前記第1及び第2摺接部に摺接することを特徴とする請求項9に記載のシート送り装置。
  11. 前記摺接抵抗部は、薄板状の部材が折り曲げられて構成されており、
    さらに、前記摺接抵抗部のうち折曲部を挟んで一方側に前記第1摺接部と摺接する第1摺接面が設定され、他方側に前記第2摺接部と摺接する第2摺接面が設定されていることを特徴とする請求項10に記載のシート送り装置。
  12. 前記折曲部の尾根方向は、前記摺接抵抗部の延出方向と平行であることを特徴とする請求項11に記載のシート送り装置。
  13. 前記摺接抵抗部のうち前記第1摺接面側の部位には、前記分離パッドに固定される固定部が設けられ、
    さらに、前記摺接抵抗部のうち前記第2摺接面側の部位には、前記固定部側に延びて前記分離パッドと前記ホルダとの間に位置する突出片が設けられていることを特徴とする請求項12に記載のシート送り装置。
  14. 前記折曲部は、前記摺接抵抗部の延出方向先端に設けられ、かつ、その尾根方向は前記延出方向と直交していることを特徴とする請求項11に記載のシート送り装置。
  15. 前記摺接抵抗部のうち前記第1摺接面側には、前記第2摺接面側を目視することが可能な貫通穴が設けられていることを特徴とする請求項14に記載のシート送り装置。
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