JP2017007793A - シート検知装置、画像形成装置、画像読取装置 - Google Patents

シート検知装置、画像形成装置、画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017007793A
JP2017007793A JP2015124314A JP2015124314A JP2017007793A JP 2017007793 A JP2017007793 A JP 2017007793A JP 2015124314 A JP2015124314 A JP 2015124314A JP 2015124314 A JP2015124314 A JP 2015124314A JP 2017007793 A JP2017007793 A JP 2017007793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor lever
sheet
rotation shaft
sheet detection
arrow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015124314A
Other languages
English (en)
Inventor
賢 古賀
Masaru Koga
賢 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015124314A priority Critical patent/JP2017007793A/ja
Publication of JP2017007793A publication Critical patent/JP2017007793A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

【課題】 本発明は、チャタリングによる誤検知を防止するシート検知装置を提供する。
【解決手段】 シートSが当接して回動するセンサレバー101と、該センサレバー101の回動を検知するフォトインタラプタ104と、該センサレバー101を回動可能に支持する支持部材102と、該支持部材102に設けられ、該センサレバー101に当接して該センサレバー101のホームポジションを規定するストッパ102aと、該センサレバー101をシートSが通過した後、復元力により該センサレバー101をホームポジションに復帰させるシート検知装置100において、該センサレバー101に振り子部材105を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は複写機、プリンタ等の画像形成装置、或いは、ファクシミリ装置等の画像読取装置等に用いられるシート検知装置に関する。
一般に複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置において、記録媒体としてシートを搬送する際に、該シートの通過タイミングを検知するシート検知装置が備えられている。画像形成装置において、シート検知装置はシート通過タイミングを検知して、ジャム、重送等を検知する。
一般に、このようなシート検知装置は回動可能なセンサレバーとフォトインタラプタ等の光学センサとで構成される。センサレバーはシートに当接する方向に付勢され、シートの通過によって押し倒されて回動する。センサレバーの回動と一体的に遮光フラグが回動してフォトインタラプタの発光部と受光部との光路を遮光したり、遮光を開放したりしてセンサレバーを通過するシートの通過タイミングを検知している。このようなシート検知装置に関する技術は、例えば特許文献1に記載されている。
特開2008−150149号公報
しかしながら、従来のシート検知装置では次のような課題があった。シート通過後にセンサレバーがホームポジション(待機位置)に戻る際に、センサレバーのホームポジション(待機位置)を規定するストッパと衝突し跳ね返ることがある。その際にセンサレバーがフォトインタラプタの検知領域を数回横切ってしまうことがあり、フォトインタラプタからの検知信号にオン/オフを繰り返す現象(以下、「チャタリング」という)が発生する場合がある。
特に連続して複数のシートを搬送する場合、チャタリングが収まる前に次のシートの先端部がセンサレバーに到達してしまうと、次のシートの先端部を正しく検知できない。そのため、従来はチャタリングが収まる時間を見越してシートの搬送速度やシート間距離を設定する必要があり、装置の高速化に限界があった。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、チャタリングによる誤検知を防止するシート検知装置を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係るシート検知装置の代表的な構成は、シートが当接して回動するセンサレバーと、前記センサレバーの回動を検知する検知手段と、前記センサレバーを回動可能に支持する支持部材と、前記支持部材に設けられ、前記センサレバーに当接して該センサレバーのホームポジションを規定するストッパと、前記センサレバーをシートが通過した後、復元力により前記センサレバーを前記ホームポジションに復帰させるシート検知装置において、前記センサレバーに動吸振器を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、センサレバーがホームポジションに戻った際に該センサレバーのホームポジションを規制するストッパと衝突して跳ね返えろうとしても動吸振器により振動を抑制してチャタリングによる誤検知を防止する。
本発明に係るシート検知装置を備えた画像形成装置の構成を示す断面説明図である。 第1実施形態におけるシート検知装置の構成を示す斜視説明図である。 (a)〜(d)は第1実施形態におけるシート検知装置の捩りコイルバネ部を図2の矢印A方向から見た断面説明図である。 第2実施形態におけるシート検知装置の構成を示す斜視説明図である。 (a)〜(d)は第2実施形態におけるシート検知装置の捩りコイルバネ部を図4の矢印B方向から見た断面説明図である。 (a)は第3実施形態におけるシート検知装置の構成を示す斜視説明図である。(b)は第3実施形態におけるシート検知装置の捩りコイルバネ部を図6(a)の矢印C方向から見た断面説明図である。 (a)は第4実施形態におけるシート検知装置の構成を示す斜視説明図である。(b)は第4実施形態におけるシート検知装置の捩りコイルバネ部を図7(a)の矢印D方向から見た平面説明図である。 本発明に係るシート検知装置を備えた画像読取装置の構成を示す断面説明図である。
図により本発明に係るシート検知装置を備えた画像形成装置、並びに、本発明に係るシート検知装置を備えた画像読取装置の一実施形態を具体的に説明する。ただし、以下の各実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、本発明に係るシート検知装置は、レーザープリンタにのみ限定するものではなく、複写機、ファクシミリ装置等、他の画像形成装置や画像読取装置に適応しても良い。
先ず、図1〜図3を用いて本発明に係るシート検知装置を備えた画像形成装置の第1実施形態の構成について説明する。図1は本発明に係るシート検知装置を備えた画像形成装置の一例として電子写真方式のレーザープリンタに適用した場合の一例を示す。
<画像形成装置>
図1はレーザープリンタからなる画像形成装置10の構成を示す断面説明図である。画像形成装置10は、シートSを収納する給送カセット40を備えている。また、画像形成装置10は、給送カセット40に収容されたシートSを搬送するための搬送路1を有する。更に、搬送路1を搬送されるシートSにトナー像(画像)を形成する画像形成部(画像形成手段)を構成するプロセスカートリッジ15を有する。更に、画像形成部によりシートS上に形成されたトナー像を加熱定着する定着手段となる定着装置17とを備えている。
シート分離部11は、給送カセット40に収納されたシートSを該シート分離部11の給送ローラ30及び分離ローラ31により一枚ずつ分離給送する。シート分離部11により一枚ずつ分離給送されたシートSは、搬送ローラ12及びレジストローラ13を経由して搬送される。その後、画像形成部を構成するプロセスカートリッジ15に設けられた像担持体となる感光ドラム15aと、転写手段となる転写ローラ16との転写ニップ部に給送される。
搬送ローラ12により挟持搬送されるシートSの先端部は、一旦、停止されたレジストローラ13のニップ部に当接し、該シートSの腰の強さにより扱(しご)かれて該レジストローラ13のニップ部に沿ってシートSの斜行が矯正される。
画像形成部は、像露光手段となるレーザスキャナ14と、プロセスカートリッジ15と、転写ローラ16とを備える。プロセスカートリッジ15は、感光ドラム15aと、図示しない帯電装置(帯電手段)と、現像装置(現像手段)と、を備える。
感光ドラム15aは、帯電極性が負極性の感光層を表面に形成した金属製の円筒で構成されている。帯電装置は、像担持体となる感光ドラム15aの表面を均一に帯電する。レーザスキャナ14は、帯電装置により一様に帯電された感光ドラム15aの表面上に画像情報に応じたレーザ光14aを照射して静電潜像を形成する。
現像装置は、感光ドラム15aの表面上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像として顕像化する。一方、レジストローラ13により所定のタイミングで挟持搬送されるシートSは、感光ドラム15aと転写ローラ16との転写ニップ部に搬送される。そして、該感光ドラム15aと転写ローラ16とにより挟持搬送される間に該転写ローラ16に転写バイアス電圧が印加されて感光ドラム15aの表面上のトナー像がシートSに転写される。
定着装置17は、加圧ローラ17aと、ヒータを内蔵した定着ローラ17bと、を備える。定着装置17は、加圧ローラ17aと、定着ローラ17bとの定着ニップ部を通過するシートSを加熱及び加圧して該シートSの表面上に転写されたトナー像を該シートSに定着する。
トナー像が定着されたシートSは搬送ローラ18により挟持搬送されて排出ローラ19に送られ、更に、該排出ローラ19により挟持搬送されて排出トレイ20上に排出される。
<シート検知装置>
図1に示す搬送路1において、レジストローラ13の近傍下流側と、定着装置17の近傍下流側には、それぞれシート検知装置100が設けられている。搬送路1をシートSが搬送される際に各シート検知装置100によってシートSの通過タイミングを検知してシートSのジャム(詰まり)や重送といった搬送不良を検知する。
次に図2及び図3を用いて本実施形態のシート検知装置100の構成について説明する。図2は本実施形態のシート検知装置100の構成を示す斜視説明図である。図3(a)〜(d)は図2の矢印A方向から見た断面説明図であり、シート検知装置100の検知動作を示す。
図3(a)は、シート検知装置100の待機状態を示す。図3(b)はシート検知装置100をシートSが通過中の状態を示す。図3(c)はシート検知装置100をシートSが通過した後、ホームポジション(待機位置)に戻った直後の状態を示す。図3(d)は図3(c)の状態から一定時間が経過した後の状態を示す。
先ず、図2及び図3を用いて本実施形態のシート検知装置100の構成について説明する。図2及び図3に示すように、本実施形態のシート検知装置100は、シートSが当接して回動軸101aを中心に回動するセンサレバー101を有する。更に、センサレバー101が設けられた回動軸101aを回動可能に支持する支持部材102を有する。
更に、シート検知装置100は、センサレバー101をシートSが通過した後、復元力により該センサレバー101を図3(a)に示すホームポジションに復帰させる付勢手段となる捩りコイルバネ103を有する。更に、回動軸101aに設けられてセンサレバー101と一体的に回動する遮光フラグ101hにより光路が遮断、或いは遮断が開放されて該センサレバー101の回動を検知する検知手段となるフォトインタラプタ104を有する。
更に、シート検知装置100は、センサレバー101に一体的に設けられたアーム部101cを有する。該アーム部101cの先端部には、回動軸101bを中心に回動自在に設けられ、且つ所定の重量を有する動吸振器となる振り子部材105が設けられる。振り子部材105は、アーム部101cを介してセンサレバー101と一体的に回動可能に支持される。
本実施形態では、図2及び図3に示すように、先端部に振り子部材105が回動自在に設けられたアーム部101cが設けられる。そして、アーム部101cの配置位置と、センサレバー101の当接部101dが当接する支持部材102に設けられたストッパ102aの配置位置とは以下の通りである。センサレバー101の回動軸101aに沿った方向(図2の左右方向)において略一致した位置に配置される。
センサレバー101は、支持部材102に設けられた軸受部102b,102c,102d,102e等により回転可能に軸支された回動軸101aを中心に該回動軸101aと一体的に回動可能に支持されている。また、センサレバー101は、回動軸101aの外周に摺動自在に嵌装された捩りコイルバネ103の付勢力により該回動軸101aを中心に図2の矢印+R方向に付勢されている。
回動軸101aの外周に摺動自在に嵌装された捩りコイルバネ103の一端部103aは、センサレバー101の係止部101iに係止されており、該捩りコイルバネ103の他端部は、支持部材102に係止されている。
捩りコイルバネ103の付勢力により該回動軸101aを中心に図2の矢印+R方向に付勢されるセンサレバー101の当接部101dは、図3(a)に示すように、支持部材102に設けられたストッパ102aに当接する。これによりセンサレバー101の図3(a)の矢印+R方向の回動が規制され、図3(a)に示すセンサレバー101のホームポジションが規定される。
遮光フラグ101hは回動軸101aを中心に該回動軸101aと一体的に回動可能に支持されている。図3(b)に示すように、シートSがセンサレバー101に当接して該センサレバー101を捩りコイルバネ103の付勢力に抗して回動軸101aを中心に図3(b)の矢印−R方向に回動させる。
すると、該回動軸101aと一体的に回動する遮光フラグ101hがフォトインタラプタ104の発光部104aと受光部104bとの間の光路を遮光する。フォトインタラプタ104の検知情報は、制御部2に伝送されてシートSの進入が検知される。
振り子部材105は、センサレバー101に設けられたアーム部101cの先端部に設けられた回動軸101bを中心に回動自在に支持されている。本実施形態の振り子部材105は、チャタリングによる誤検知を防止する動吸振器として作用する。
<シート検知装置の検知動作>
次に図3(a)〜(d)を用いてシート検知装置100によるシートSの検知動作について説明する。図3(a)に示す待機状態において、回動軸101aに嵌装された捩りコイルバネ103の付勢力により該回動軸101aを中心に図3(a)の矢印+R方向に付勢されるセンサレバー101は以下の通りである。当接部101dが支持部材102に設けられたストッパ102aに当接して静止している。
図3(a)に示す待機状態において、捩りコイルバネ103はセンサレバー101に付勢力を与えている。これによりセンサレバー101のアーム部101cの先端部に設けられた回動軸101bを中心に回動自在に支持された振り子部材105の姿勢に関わらずセンサレバー101が静止する。
図1のレジストローラ13、或いは、定着装置17の加圧ローラ17aと定着ローラ17bとにより挟持されて搬送路1上を図2の矢印X方向にシートSが搬送される。そして、図3(b)に示すように、該シートSがシート検知装置100に設けられたセンサレバー101に当接する。すると、センサレバー101は、捩りコイルバネ103の付勢力に抗してシートSに追従して回動軸101aを中心に図3(b)の矢印−R方向に回動し始める。
このとき、センサレバー101のアーム部101cの先端部に設けられた回動軸101bを中心に回動自在に軸支された振り子部材105は、該振り子部材105の自重によりセンサレバー101に対して相対的に図3(b)の矢印+r方向に回動する。
センサレバー101が回動軸101aを中心に図3(b)の矢印−R方向に回動する。すると、回動軸101aはセンサレバー101と一体的に回転し、該回動軸101aに設けられた遮光フラグ101hも該回動軸101aを介してセンサレバー101と一体的に該回動軸101aを中心に図3(b)の矢印−R方向に回動する。そして、遮光フラグ101hがフォトインタラプタ104の発光部104aと受光部104bとの間の光路を遮断することで制御手段となる制御部2はシートSが進入したことを検知する。
図3(c)に示すように、センサレバー101をシートSが通過した後は、該センサレバー101は、捩りコイルバネ103の付勢力により図3(c)の矢印+R方向に回動する。
回動軸101aはセンサレバー101と一体的に回転し、該回動軸101aに設けられた遮光フラグ101hも該回動軸101aを介してセンサレバー101と一体的に該回動軸101aを中心に図3(c)の矢印+R方向に回動する。そして、遮光フラグ101hがフォトインタラプタ104の発光部104aと受光部104bとの間の光路の遮断を開放することで制御手段となる制御部2はシートSが通過したことを検知する。
図3(c)に示すように、シートSがセンサレバー101を通過して該センサレバー101が捩りコイルバネ103の付勢力により図3(c)の矢印+R方向に回動する。図3(c)は、該センサレバー101の当接部101dが支持部材102に設けられたストッパ102aに衝突する瞬間を示している。このとき、振り子部材105は、自重による慣性により図3(a)に示す待機状態と比べて、回動軸101bを中心にして僅かに図3(c)の矢印+r方向に回動した状態となる。
ここで、図3(c)に示すセンサレバー101の回動軸101aの中心101a1から振り子部材105の重心105gまでの距離L1を考慮する。更に、センサレバー101の回動軸101aの中心101a1から振り子部材105の回動軸101bの中心101b1までの距離L2を考慮する。そして、前記距離L1,L2の関係が{L1>L2}となるように設定する。
すると、図3(c)に示すように、シートSがセンサレバー101を通過して該センサレバー101が捩りコイルバネ103の付勢力により図3(c)の矢印+R方向に回動する。そして、該センサレバー101の当接部101dが支持部材102に設けられたストッパ102aに衝突する。その後、振り子部材105は、自重による慣性により回動軸101bを中心に図3(c)の矢印+r方向に回動して図3(d)に示す状態となる。
振り子部材105が自重による慣性によりセンサレバー101のアーム部101cの先端部に設けられた回動軸101bを中心に図3(c)に示す状態から図3(d)に示す状態へと回動する。このとき、センサレバー101のアーム部101cに設けられた回動軸101bには、該センサレバー101を回動軸101aを中心に図3(d)の矢印+R方向へ回動させようとする力が働く。
この力は、センサレバー101の当接部101dが支持部材102に設けられたストッパ102aから受ける反発力を打ち消すように働く。このためセンサレバー101の跳ね返りを抑制でき、その結果、チャタリング (chattering) を低減することができる。尚、チャタリングとは、可動接点等が接触状態になる際に微細な非常に速い機械的振動を起こすことによりオン/オフの接点が切り替わる際にオン/オフが細かく繰り返される現象のことである。
尚、本実施形態においては、支持部材102に設けられた回動軸101aに嵌装された捩りコイルバネ103によりセンサレバー101を図3(a)の矢印+R方向へ付勢する付勢力を与えた。他に、センサレバー101の自重により該センサレバー101を図3(a)の矢印+R方向へ付勢することでも良い。
本実施形態によれば、センサレバー101が振り子部材105(動吸振器)を備えている。このため該センサレバー101が図3(d)に示すように、ホームポジションに戻った際に該センサレバー101のホームポジションを規制するストッパ102aと衝突して跳ね返えろうとする。
その際に、センサレバー101の運動エネルギーが、振り子部材105の振動エネルギーへと変換される。これによりセンサレバー101がストッパ102aから受ける反力も小さくなり、センサレバー101の振動が抑えられる。その結果、チャタリングを軽減し、チャタリングによる誤検知を防止することができる。
次に、図4及び図5を用いて本発明に係るシート検知装置を備えた画像形成装置の第2実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
図4は本実施形態のシート検知装置200の構成を示す斜視説明図である。図5(a)〜(d)は、図4の矢印B方向から見た断面説明図であり、シート検知装置200の検知動作を示す。図5(a)はシート検知装置200の待機状態を示し、図5(b)はシート検知装置200をシートSが通過する状態を示す。図5(c)はシートSが通過した後、シート検知装置200のセンサレバー201がホームポジション(待機位置)に戻った直後の状態を示す。図5(d)は図5(c)から一定時間が経過した後の状態を示す。
<シート検知装置>
先ず、図4を用いて本実施形態のシート検知装置200の構成について説明する。図4に示すように、本実施形態のシート検知装置200は、シートSが当接して回動軸201aを中心に回動するセンサレバー201を有する。更に、センサレバー201が設けられた回動軸201aを回動可能に支持する支持部材202を有する。
更に、センサレバー201をシートSが通過した後、復元力により該センサレバー201を図5(a)に示すホームポジションに復帰させる付勢手段となる捩りコイルバネ203を有する。更に、回動軸201aに設けられ、該センサレバー201と一体的に回動する遮光フラグ201hにより光路が遮断、或いは遮断が開放されて該センサレバー201の回動を検知する検知手段となるフォトインタラプタ204を有する。
更に、シート検知装置200には、センサレバー201に一体的に設けられた一対のアーム部201f,201gの先端部に両端部が接続されたガイド部となるガイド軸201bが設けられている。ガイド部となるガイド軸201bは、アーム部201f,201gを介して回動軸201aを中心にセンサレバー201と一体的に回動可能に設けられる。ガイド軸201bは、ドーナツ状の所定の重量を有する錘205の中央に設けられた貫通孔205a内に摺動自在に挿入されている。これにより錘205はガイド軸201bに沿って移動可能に支持される。本実施形態のセンサレバー201に設けられる動吸振器は、ガイド軸201bと錘205とにより構成される。
本実施形態では、図4及び図5に示すように、錘205が摺動自在に取り付けられたガイド軸201bが先端部に設けられた一対のアーム部201f,201gの配置位置を考慮する。更に、センサレバー201の当接部201eが当接する支持部材202に設けられたストッパ202aの配置位置を考慮する。これらの配置位置は、センサレバー201の回動軸201aに沿った方向(図4の左右方向)において略一致した位置に配置される。
センサレバー201は、支持部材202に設けられた軸受部202b,202c,202d,202e等により回転可能に軸支された回動軸201aを中心に該回動軸201aと一体的に回動可能に支持されている。また、センサレバー201は、回動軸201aの外周に摺動自在に嵌装された捩りコイルバネ203の付勢力によって図4の矢印+R方向に付勢されている。
回動軸201aの外周に摺動自在に嵌装された捩りコイルバネ203の一端部203aは、センサレバー201の係止部201iに係止されており、該捩りコイルバネ203の他端部は、支持部材202に係止されている。
図5(a)に示すように、センサレバー201の当接部201eが支持部材202に設けられたストッパ202aに当接することでセンサレバー201の回動軸201aを中心とした図5(a)の矢印+R方向の回動が規制される。これにより図5(a)に示すセンサレバー201のホームポジションを規定する。
遮光フラグ201hは回動軸201aを中心に該回動軸201aと一体的に回動可能に支持されている。図5(b)に示すように、シートSがセンサレバー201に当接して該センサレバー201を捩りコイルバネ203の付勢力に抗して回動軸201aを中心に図5(b)の矢印−R方向に回動させる。すると、該回動軸201aと一体的に回動する遮光フラグ201hがフォトインタラプタ204の発光部204aと受光部204bとの間の光路を遮光する。フォトインタラプタ204の検知結果が制御部2に伝送されてシートSの進入が検知される。
センサレバー201に設けられた一対のアーム部201f,201gの先端部はガイド軸201bにより接続されている。ドーナツ状の錘205の中心に設けられた貫通孔205a内に該ガイド軸201bが摺動自在に挿通されている。これにより錘205は、センサレバー201に設けられた一対のアーム部201f,201gの先端部に接続されたガイド軸201bに沿って移動可能に支持される。これにより錘205は、センサレバー201の動吸振器として働く。
センサレバー201に設けられた一対のアーム部201f,201gの先端部に接続されたガイド軸201bは以下の通りである。図5(a)に示すように、センサレバー201の回動軸201aの回動中心201a1を中心とした仮想円Qの接線と略一致するように設けられている。
<シート検知装置の検知動作>
次に、図5(a)〜(d)を用いて本実施形態のシート検知装置200の検知動作について説明する。図5(a)に示す待機状態において、捩りコイルバネ203の付勢力によりセンサレバー201は回動軸201aを中心に図5(a)の矢印+R方向に付勢される。センサレバー201は、該センサレバー201の当接部201eが支持部材202に設けられたストッパ202aに当接して静止している。
このとき、ガイド軸201bに摺動自在に嵌装されたドーナツ状の錘205は、ガイド軸201bの下方に接続されたアーム部201gの外周面からなる規制面201cに当接して静止している。
図1のレジストローラ13、或いは、定着装置17の加圧ローラ17aと定着ローラ17bとにより挟持されて搬送路1上を図4の矢印X方向にシートSが搬送されて図5(b)に示すように、該シートSがセンサレバー201に当接する。すると、該センサレバー201は、捩りコイルバネ203の付勢力に抗して回動軸201aを中心に図5(b)の矢印−R方向に回動し始める。
このとき、図5(b)に示すように、錘205は、自重によりガイド軸201bの下方に設けられた規制面201cに当接した状態を保ちながらセンサレバー201と一体的に動く。
センサレバー201が回動軸201aを中心に図5(b)の矢印−R方向に回動する。すると、回動軸201aはセンサレバー201と一体的に回転し、該回動軸201aに設けられた遮光フラグ201hも該回動軸201aを介してセンサレバー201と一体的に該回動軸201aを中心に図5(b)の矢印−R方向に回動する。そして、遮光フラグ201hがフォトインタラプタ204の発光部204aと受光部204bとの間の光路を遮断することで制御手段となる制御部2はシートSが進入したことを検知する。
図5(c)に示すように、シートSがセンサレバー201を通過した後は、センサレバー201は、捩りコイルバネ203の付勢力により回動軸201aを中心に図5(c)の矢印+R方向に回動する。
回動軸201aはセンサレバー201と一体的に回転し、該回動軸201aに設けられた遮光フラグ201hも該回動軸201aを介してセンサレバー201と一体的に該回動軸201aを中心に図5(c)の矢印+R方向に回動する。そして、遮光フラグ201hがフォトインタラプタ204の発光部204aと受光部204bとの間の光路の遮断を開放することで制御手段となる制御部2はシートSが通過したことを検知する。
図5(c)に示すように、センサレバー201の当接部201eが支持部材202に設けられたストッパ202aに衝突した後、錘205は、自重による慣性によりガイド軸201bに沿って図5(c)の矢印+Z方向へと移動し始める。
その後、図5(d)に示すように、センサレバー201のガイド軸201bの上方に接続されたアーム部201fの外周面からなる規制面201dに衝突する。これによりアーム部201fを介してセンサレバー201を回動軸201aを中心に図5(d)の矢印+R方向に回動させようとする力が働く。
この力は、センサレバー201の当接部201eが支持部材202に設けられたストッパ202aから受ける反発力を打ち消すように働く。このためセンサレバー201の跳ね返りを抑制できる。
錘205は、ガイド軸201bの上方に設けられたアーム部201fの外周面からなる規制面201dに衝突する。その後、衝突時の反力と重力とにより図5(a)の矢印−Z方向へと移動する。そして、錘205は、ガイド軸201bの下方に設けられたアーム部201gの外周面からなる規制面201cに衝突する。
この際に、センサレバー201が回動軸201aを中心に図5(a)の矢印−R方向に回動しないように捩りコイルバネ203の付勢力が設定されている。
これによりセンサレバー201の運動エネルギーが、ガイド軸201bに沿って移動する錘205の運動エネルギーへと変換される。これによりセンサレバー201がストッパ202aから受ける反力も小さくなり、センサレバー201の振動が抑えられる。その結果、チャタリングを軽減し、チャタリングによる誤検知を防止することができる。
尚、本実施形態では、捩りコイルバネ203の付勢力によりセンサレバー201を回動軸201aを中心に図5(a)の矢印+R方向に付勢している。他に、該センサレバー201の自重により該センサレバー201を回動軸201aを中心に図5(a)の矢印+R方向に付勢することでも良い。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
次に、図6を用いて本発明に係るシート検知装置を備えた画像形成装置の第3実施形態の構成について説明する。尚、前記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
図6(a)は本実施形態のシート検知装置300の構成を示す斜視説明図である。図6(b)は本実施形態のシート検知装置300を図6(a)の矢印C方向から見た断面説明図である。
<シート検知装置>
先ず、図6(a)を用いてシート検知装置300の構成について説明する。図6(a)に示すように、本実施形態のシート検知装置300は、シートSが当接して回動軸301aを中心に回動するセンサレバー301を有する。更に、センサレバー301が設けられた回動軸301aを回動可能に支持する支持部材302を有する。
更に、センサレバー301をシートSが通過した後、復元力により該センサレバー301をホームポジションに復帰させる付勢手段となる捩りコイルバネ303を有する。更に、回動軸301aに設けられ、センサレバー301と一体的に回動する遮光フラグ301hにより光路が遮断、或いは遮断が開放されて該センサレバー301の回動を検知する検知手段となるフォトインタラプタ304等を有して構成される。
センサレバー301は、支持部材302に設けられた軸受部302b,302c,302d,302e等により回転可能に軸支された回動軸301aを中心に該回動軸301aと一体的に回動可能に支持されている。また、センサレバー301は、回動軸301aの外周に摺動自在に嵌装された捩りコイルバネ303の付勢力によって図6(a)の矢印+R方向に付勢されている。
回動軸301aの外周に摺動自在に嵌装された捩りコイルバネ303の一端部303aは、センサレバー301の係止部301iに係止されており、該捩りコイルバネ303の他端部は、支持部材302に係止されている。
センサレバー301は、図6(b)に示すように、該センサレバー301の当接部301dが支持部材302に設けられたストッパ302aに当接することで図6(b)の矢印+R方向の回動が規制される。これにより図6(b)に示すセンサレバー301のホームポジションが規定される。
遮光フラグ301hは回動軸301aを中心に該回動軸301aと一体的に回動可能に支持されている。シートSがセンサレバー301に当接して該センサレバー301を捩りコイルバネ303の付勢力に抗して回動軸301aを中心に図6(b)の矢印−R方向に回動させる。すると、該回動軸301aと一体的に回動する遮光フラグ301hがフォトインタラプタ304の発光部304aと受光部304bとの間の光路を遮光する。フォトインタラプタ304の検知結果は、制御部2に伝送されてシートSの進入が検知される。
センサレバー301と一体的に回転する回動軸301aには、弾性部材となるアーム部301cが設けられている。これによりアーム部301cはセンサレバー301と一体的に回動可能に設けられる。該アーム部301cの先端部には所定の重量を有する錘301bが支持されている。本実施形態では、センサレバー301に設けられる動吸振器は、弾性部材からなるアーム部301cと錘301bとにより構成される。
センサレバー301が設けられる回動軸301aと一体的に回動するアーム部301cの先端部に錘301bを設ける。そして、該錘301bの自重による慣性力により該アーム部301cが弾性変形して該錘301bと該アーム部301cとが振動する。これによりアーム部301cと錘301bとがセンサレバー301の動吸振器として働く。
本実施形態では、図6(a)に示すように、先端部に錘301bが設けられた弾性部材からなるアーム部301cの配置位置を考慮する。更に、センサレバー301の当接部301dが当接する支持部材302に設けられたストッパ302aの配置位置を考慮する。これらの配置位置は、センサレバー301の回動軸301aに沿った方向(図6(a)の左右方向)において略一致した位置に配置される。
<シート検知装置の検知動作>
次に、図6(b)を用いて本実施形態のシート検知装置300の検知動作について説明する。センサレバー301は、図6(b)に示す待機状態において、捩りコイルバネ303の付勢力により回動軸301aを中心に図6(b)の矢印+R方向に付勢される。そして、該センサレバー301の当接部301dが支持部材302に設けられたストッパ302aに当接して静止している。
図6(b)に示す待機状態において、弾性部材からなるアーム部301cの先端部に設けられた錘301bが振動してもセンサレバー301が静止するように捩りコイルバネ303はセンサレバー301に付勢力を与えている。
図1のレジストローラ13、或いは、定着装置17の加圧ローラ17aと定着ローラ17bとにより挟持されて搬送路1上を図6(a)の矢印X方向にシートSが搬送されて該シートSがセンサレバー301に当接する。すると、センサレバー301は、捩りコイルバネ303の付勢力に抗して回動軸301aを中心に図6(a)の矢印−R方向に回動する。
センサレバー301が回動軸301aを中心に図6(a)の矢印−R方向に回動する。すると、回動軸301aはセンサレバー301と一体的に回転し、該回動軸301aに設けられた遮光フラグ301hも該回動軸301aを介してセンサレバー301と一体的に該回動軸301aを中心に図6(a)の矢印−R方向に回動する。そして、遮光フラグ301hがフォトインタラプタ304の発光部304aと受光部304bとの間の光路を遮断することで制御手段となる制御部2はシートSが進入したことを検知する。
シートSがセンサレバー301を通過すると、捩りコイルバネ303の付勢力により回動軸301aはセンサレバー301と一体的に図6(a)の矢印+R方向に回動する。そして、該回動軸301aに設けられた遮光フラグ301hも該回動軸301aを介してセンサレバー301と一体的に該回動軸301aを中心に図6(a)の矢印+R方向に回動する。そして、遮光フラグ301hがフォトインタラプタ304の発光部304aと受光部304bとの間の光路の遮断を開放することで制御手段となる制御部2はシートSが通過したことを検知する。
そして、図6(b)に示すように、センサレバー301の当接部301dが支持部材302に設けられたストッパ302aに衝突する。その後、回動軸301aを介してセンサレバー301と一体的に回動する弾性部材からなるアーム部301cの先端部に設けられた錘301bは、自重による慣性により図6(b)の矢印+R方向に振れる。
その後、錘301bと、弾性部材からなるアーム部301cとは、該アーム部301cが弾性変形することにより図6(b)の矢印+R,−R方向に一体的に交互に振動する。
センサレバー301の運動エネルギーが、錘301bとアーム部301cとの振動エネルギーへと変換される。これによりセンサレバー301がストッパ302aから受ける反力も小さくなり、その結果、チャタリングを軽減することができる。
尚、本実施形態では、捩りコイルバネ303の付勢力によりセンサレバー301を回動軸301aを中心に図6(b)の矢印+R方向に付勢した。他に、センサレバー301の自重により該センサレバー301を回動軸301aを中心に図6(b)の矢印+R方向に付勢することでも良い。他の構成は前記各実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
次に、図7を用いて本発明に係るシート検知装置を備えた画像形成装置の第4実施形態の構成について説明する。尚、前記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。図7(a)は本実施形態のシート検知装置400の構成を示す斜視説明図である。図7(b)は本実施形態のシート検知装置400を図7(a)の矢印D方向から見た平面説明図である。
本実施形態において、前記第3実施形態のシート検知装置300と異なっている点は以下の通りである。シートSが当接して回動軸401aを中心に回動するセンサレバー401と、該回動軸401aを介して該センサレバー401と一体的に回動可能に設けられた弾性部材となるアーム部401cとは、弾性を有する回動軸401aに固定される。
更に、回動軸401aに固定される弾性部材となるアーム部401cの固定位置は以下の通りである。センサレバー401の回動軸401aに沿った方向(図7(b)の左右方向で示す回動軸方向)において以下の通りである。該センサレバー401の当接部401dが支持部材402に設けられたストッパ402aに当接する位置とは異なる位置に配置される。
本実施形態では、回動軸401aと、センサレバー401と、アーム部401cと、錘401bとが合成樹脂等により一体成形されている。アーム部401cは回動軸401aを介して該センサレバー401と一体的に回動可能に設けられた弾性部材として構成される。錘401bは該アーム部401cの先端部に支持されて所定の重量を有して構成される。
図6(a)に示す第3実施形態では、先端部に錘301bが設けられた弾性部材からなるアーム部301cの配置位置を考慮する。更に、センサレバー301の当接部301dが当接する支持部材302に設けられたストッパ302aの配置位置を考慮する。そして、これらの配置位置は、センサレバー301の回動軸301aに沿った方向(図6(a)の左右方向)において略一致した位置に配置される。
本実施形態では、図7(a),(b)に示すように、先端部に錘401bが設けられた弾性部材からなるアーム部401cの配置位置を考慮する。更に、センサレバー401の当接部401dが当接する支持部材402に設けられたストッパ402aの配置位置を考慮する。そして、これらの配置位置は、センサレバー401の回動軸401aに沿った方向(図7(a),(b)の左右方向)において所定の距離L3(L3>0)だけ離れて配置されている。
<シート検知装置>
先ず、図7(a)を用いて本実施形態のシート検知装置400の構成について説明する。図7(a)に示すように、本実施形態のシート検知装置400は、センサレバー401と、該センサレバー401を回動軸401aを中心に回動可能に支持する支持部材402とを有する。
更に、シート検知装置400は、センサレバー401をシートSが通過した後、復元力により該センサレバー401を図7(a),(b)に示すホームポジションに復帰させる付勢手段となる捩りコイルバネ403を有する。更に、回動軸401aには、該回動軸401aを中心にセンサレバー401と一体的に回動する遮光フラグ401hが設けられている。更に、該遮光フラグ401hにより光路が遮断、或いは、遮断が開放されて、該センサレバー401の回動を検知する検知手段となるフォトインタラプタ404等を有して構成される。
センサレバー401は、支持部材402に設けられた軸受部402b,402c,402d,402e等により回転可能に軸支された回動軸401aを中心に該回動軸401aと一体的に回動可能に支持されている。
また、センサレバー401は、回動軸401aの外周に摺動自在に嵌装された捩りコイルバネ403の付勢力により該回動軸401aを中心に図7(a)の矢印+R方向に付勢されている。
回動軸401aの外周に摺動自在に嵌装された捩りコイルバネ403の一端部403aは、センサレバー401の係止部401iに係止されており、該捩りコイルバネ403の他端部は、支持部材402に係止されている。
センサレバー401は、該センサレバー401の当接部401dが支持部材402に設けられたストッパ402aに当接することで回動軸401aを中心とした図7(a)の矢印+R方向の回動が規制される。これによりセンサレバー401の回動軸401aを中心とした図7(a),(b)に示すホームポジションを規定する。
遮光フラグ401hは、回動軸401aを中心に該回動軸401aと一体的に回動可能に支持されている。シートSがセンサレバー401に当接して該センサレバー401を捩りコイルバネ403の付勢力に抗して回動軸401aを中心に図7(a)の矢印−R方向に回動させる。すると、該回動軸401aと一体的に回動する遮光フラグ401hがフォトインタラプタ404の発光部404aと受光部404bとの間の光路を遮光する。フォトインタラプタ404の検知結果は制御部2に伝送される。これによりシートSの進入が検知される。
センサレバー401と一体的に回転する回動軸401aには、弾性部材からなるアーム部401cが設けられており。該アーム部401cの先端部には所定の重量を有する錘401bが設けられている。
本実施形態において、先端部に錘401bが設けられた弾性部材からなるアーム部401cの配置位置を考慮する。更に、センサレバー401の当接部401dが当接する支持部材402に設けられたストッパ402aの配置位置を考慮する。これらの配置位置は、センサレバー401の回動軸401aに沿った方向(図7(a),(b)の左右方向)に距離L3だけ離れて配置されている。
本実施形態では、センサレバー401と一体的に回転する回動軸401aに設けられた弾性部材からなるアーム部401cの先端部に所定の重量を有する錘401bが設けられる。これによりアーム部401cと錘401bとがセンサレバー401と一体的に回転する回動軸401aに対して振動可能に取り付けられる。また、回動軸401aは、弾性部材により構成されており、該回動軸401aの周方向に捻じれ可能に構成されている。
捩りコイルバネ403の付勢力(復元力)によりセンサレバー401を回動軸401aを中心に図7(a)の矢印+R方向に回動して該センサレバー401を図7(a),(b)に示すホームポジションに復帰させる。その際に該センサレバー401の当接部401dが支持部材402に設けられたストッパ402aに衝突する。その際の反動により生じる弾性部材からなるアーム部401cと、その先端部に設けられた錘401bの振動により弾性部材により構成された回動軸401aが周方向に捻じれる。これによりアーム部401cと錘401bと回動軸401aとがセンサレバー401の動吸振器として働く。
<シート検知装置の検知動作>
次に、図7(a),(b)を用いて本実施形態のシート検知装置400の検知動作について説明する。図1のレジストローラ13、或いは、定着装置17の加圧ローラ17aと定着ローラ17bとにより挟持されて搬送路1上を図7(a)の矢印X方向にシートSが搬送されて該シートSがセンサレバー401に当接する。
すると、センサレバー401は、捩りコイルバネ403の付勢力に抗して回動軸401aを中心に図7(a)の矢印−R方向に回動する。回動軸401aはセンサレバー401と一体的に回転し、該回動軸401aに設けられた遮光フラグ401hも該回動軸401aを介してセンサレバー401と一体的に該回動軸401aを中心に図7(a)の矢印−R方向に回動する。そして、遮光フラグ401hがフォトインタラプタ404の発光部404aと受光部404bとの間の光路を遮断することで制御手段となる制御部2はシートSが進入したことを検知する。
シートSがセンサレバー401を通過した後は、該センサレバー401は、捩りコイルバネ403の付勢力により回動軸401aを中心に図7(a)の矢印+R方向に回動する。
回動軸401aはセンサレバー401と一体的に回転し、該回動軸401aに設けられた遮光フラグ401hも該回動軸401aを介してセンサレバー401と一体的に該回動軸401aを中心に図7(a)の矢印+R方向に回動する。そして、遮光フラグ401hがフォトインタラプタ404の発光部404aと受光部404bとの間の光路の遮断を開放することで制御手段となる制御部2はシートSが通過したことを検知する。
図7(b)に示すように、センサレバー401の当接部401dが支持部材402に設けられたストッパ402aに衝突する。その後、該センサレバー401と一体的に回転する回動軸401aに設けられた弾性部材からなるアーム部401cの先端部に設けられた錘401bは以下の通りである。自重による慣性により図7(a)の矢印+R方向に振れる。
その後、錘401bと、弾性部材からなるアーム部401cとは、一体的に図7(a)の矢印−R,+R方向に交互に振動し、該アーム部401cが設けられた弾性部材からなる回動軸401aは、該回動軸401aの周方向(捩じれ方向)に振動する。
このとき、センサレバー401の当接部401dが支持部材402に設けられたストッパ402aに衝突する。そのときに発生する該センサレバー401の運動エネルギーが、回動軸401aを介して錘401bとアーム部401cと回動軸401aとの振動エネルギーに変換される。これによりセンサレバー401がストッパ402aから受ける反力も小さくなり、チャタリングを軽減することができる。
尚、本実施形態では、捩りコイルバネ403の付勢力によりセンサレバー401を回動軸401aを中心に図7(a)の矢印+R方向に付勢する構成とした。他に、センサレバー401の自重により該センサレバー401を回動軸401aを中心に図7(a)の矢印+R方向に付勢する構成としても良い。他の構成は前記各実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
次に、図8を用いて本発明に係るシート検知装置を備えた画像読取装置の構成について説明する。尚、前記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。図8は本発明に係るシート検知装置を備えた画像読取装置の構成を示す断面説明図である。
図8に示す画像読取装置90は、原稿となるシートSを収納する原稿トレイ70を備えている。原稿トレイ70に収納されたシートSは、給送ローラ50と、分離ローラ51とにより一枚ずつ分離して給送される。給送ローラ50と分離ローラ51との分離ニップ部の近傍下流側には、前記第1〜第4実施形態と同様に構成されるシート検知装置100,200,300,400のうちの何れかが配置されている。
給送ローラ50と、分離ローラ51とにより一枚ずつ分離して給送されたシートSは、シート検知装置100(200,300,400)により検知される。その後、搬送ローラ52により搬送されてシートSに形成された原稿画像を読み取る画像読取手段となる画像読取部60によりシートS上の原稿画像を読み取る。その後、シートSは、排出ローラ53により排出トレイ80上に排出される。
画像読取装置90の搬送路3上に設けられたシート検知装置100(200,300,400)によりシートSの通過タイミングが検知される。そして、前記各実施形態と同様にシート検知装置100(200,300,400)のチャタリングを低減することができる。他の構成は前記各実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
S…シート
100…シート検知装置
101…センサレバー
102…支持部材
102a…ストッパ
104…フォトインタラプタ(検知手段)
105…振り子部材(動吸振器)

Claims (8)

  1. シートが当接して回動するセンサレバーと、
    前記センサレバーの回動を検知する検知手段と、
    前記センサレバーを回動可能に支持する支持部材と、
    前記支持部材に設けられ、前記センサレバーに当接して該センサレバーのホームポジションを規定するストッパと、
    前記センサレバーをシートが通過した後、復元力により前記センサレバーを前記ホームポジションに復帰させるシート検知装置において、
    前記センサレバーに動吸振器を備えたことを特徴とするシート検知装置。
  2. 前記動吸振器は、前記センサレバーと一体的に回動可能に支持された振り子部材を有して構成したことを特徴とする請求項1に記載のシート検知装置。
  3. 前記動吸振器は、
    前記センサレバーと一体的に回動可能に設けられたガイド部と、
    前記ガイド部に沿って移動可能に支持された錘と、
    を有して構成されたことを特徴とする請求項1に記載のシート検知装置。
  4. 前記動吸振器は、
    前記センサレバーと一体的に回動可能に設けられた弾性部材と、
    前記弾性部材に支持された錘と、
    を有して構成されたことを特徴とする請求項1に記載のシート検知装置。
  5. 前記センサレバーと、前記弾性部材とは、弾性を有する回動軸に固定されると共に、前記回動軸に固定される前記弾性部材の固定位置が、前記センサレバーの回動軸方向において、該センサレバーが前記ストッパに当接する位置とは異なる位置に配置され、
    前記復元力により前記センサレバーを前記ホームポジションに復帰させる際に該センサレバーが前記ストッパに衝突した際の反動により生じる前記弾性部材と前記錘の振動により前記回動軸が周方向に捻じれることを特徴とする請求項4に記載のシート検知装置。
  6. 少なくとも前記センサレバーと、前記弾性部材と、前記錘とが一体成形されたことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のシート検知装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のシート検知装置と、
    前記シートに画像を形成する画像形成手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のシート検知装置と、
    前記シートに形成された画像を読み取る画像読取手段と、
    を有することを特徴とする画像読取装置。
JP2015124314A 2015-06-22 2015-06-22 シート検知装置、画像形成装置、画像読取装置 Pending JP2017007793A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015124314A JP2017007793A (ja) 2015-06-22 2015-06-22 シート検知装置、画像形成装置、画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015124314A JP2017007793A (ja) 2015-06-22 2015-06-22 シート検知装置、画像形成装置、画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017007793A true JP2017007793A (ja) 2017-01-12

Family

ID=57762900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015124314A Pending JP2017007793A (ja) 2015-06-22 2015-06-22 シート検知装置、画像形成装置、画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017007793A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10910779B2 (en) 2017-07-24 2021-02-02 Murata Manufacturing Co., Ltd. Board-to-board electrical connector set having projecting portions and guiding portions

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10910779B2 (en) 2017-07-24 2021-02-02 Murata Manufacturing Co., Ltd. Board-to-board electrical connector set having projecting portions and guiding portions

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5955304B2 (ja) シート搬送装置および画像形成装置
US10618760B2 (en) Sheet conveyance apparatus
JP5474081B2 (ja) シート検知装置及び画像形成装置
JP6320598B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP6188340B2 (ja) シート検知装置及び画像形成装置
JP6448284B2 (ja) 検知装置及び画像形成装置
JP6049445B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP6634905B2 (ja) 画像形成装置
US10564584B2 (en) Sheet-conveying device, image-forming apparatus, and image-reading apparatus
JP4990111B2 (ja) シート搬送装置
JP2017007793A (ja) シート検知装置、画像形成装置、画像読取装置
JP2010048965A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2016172609A (ja) シート検知装置及び画像形成装置
JP2018052706A (ja) シート搬送装置、画像形成装置、および画像読取装置
JP6293244B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
US8699938B2 (en) Image forming apparatus
JP6400063B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2015078020A (ja) シート斜行補正装置及び画像形成装置
JP6800639B2 (ja) 画像形成装置
JP2007070064A (ja) 画像形成装置及び記録材搬送制御方法
JP5766260B2 (ja) シート検知装置及び画像形成装置
JP2017137172A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置並びに画像読取装置
JP2018158792A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2017178618A (ja) 画像形成装置
JP6479144B2 (ja) 画像形成装置、記録材判別センサ