JP5559507B2 - 半導体装置及びこれを備える情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置及びこれを備える情報処理システムに関し、特に、複数のコアチップとこれを制御するインターフェースチップからなる半導体装置及びこれを備える情報処理システムに関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体記憶装置に要求される記憶容量は年々増大している。この要求を満たすため、近年、複数のメモリチップを積層したマルチチップパッケージと呼ばれるメモリデバイスが提案されている。しかしながら、マルチチップパッケージにて用いられるメモリチップは、それ自身が単体でも動作する通常のメモリチップであることから、各メモリチップには外部(例えば、メモリコントローラ)とのインターフェースを行ういわゆるフロントエンド部が含まれている。このため、夫々のメモリチップ内のメモリコアに割り当て可能な占有面積は、全チップ面積からフロントエンド部の占有面積を減じた面積に制限され、1チップ当たり(一つのメモリチップ当たり)の記憶容量を大幅に増大させることは困難である。
しかも、フロントエンド部を構成する回路はロジック系の回路であるにもかかわらず、メモリコアを含むバックエンド部と同時に作製されるために、フロントエンド部のトランジスタを高速化することが困難であるという問題もあった。
このような問題を解決する方法として、フロントエンド部とバックエンド部をそれぞれ別個のチップに集積し、これらを積層することによって一つの半導体記憶装置を構成する方法が提案されている(特許文献1参照)。この方法によれば、それぞれバックエンド部が集積された複数のコアチップについては、メモリコアに割り当て可能な占有面積が増大することから、1チップ当たり(一つのコアチップ当たり)の記憶容量を増大させることが可能となる。一方、フロントエンド部が集積され、複数のコアチップに共通なインターフェースチップについては、メモリコアとは異なるプロセスで作製できるため、高速なトランジスタによって回路を形成することが可能となる。しかも、1つのインターフェースチップに対して複数のコアチップを割り当てることができるため、全体として非常に大容量且つ高速な半導体記憶装置を提供することが可能となる。
特許文献1には、DRAMチップが5層に積層され、その上部にインターフェースチップが積層され、各チップが貫通電極を介して接続された構造が開示されている。貫通電極を介して内部データのやり取りを行う積層型半導体記憶装置においては、容量が大きな貫通電極を駆動するために双方向バッファを備える必要がある。通常、このような双方向バッファとしては出力をハイインピーダンスとすることが可能なトライステートバッファが使用される(特許文献2参照)。
特開2007−157266号公報 特開2000−137644号公報
しかしながら、インターフェースチップとコアチップのすべての貫通電極に双方向バッファが接続された従来のチップ積層型半導体装置においては、1本の貫通電極に接続されているすべてのチップの双方向バッファ内の出力バッファがハイインピーダンスに設定されると、貫通電極の論理レベルが不定となり、その結果、双方向バッファ内の入力バッファに貫通電流が流れ、消費電流が大幅に増加するという問題がある。
また、インターフェースチップにはメモリ素子が搭載されていないため、インターフェースチップ単体ではリード/ライト動作のテストを行うことができなかった。そのため、コアチップと組み合わせた後にインターフェースチップの不良を知ることになり、複数の良品コアチップを含む半導体装置全体を不良品として廃棄しなければならないという問題がある。そのため、積層前のウェハ段階でインターフェースチップの不良を判定する方法が求められている。
上記課題を解決するため、本発明による半導体装置は、少なくとも出力バッファを有する第1の半導体チップと、少なくとも入力バッファを有する第2の半導体チップと、前記第1又は第2の半導体チップを貫通して設けられ、前記出力バッファの出力端及び前記入力バッファの入力端に接続された貫通電極と、前記第1又は第2の半導体チップに設けられ、前記貫通電極の論理レベルを保持する論理レベル保持回路とを備えることを特徴とする。
本発明による半導体装置は、前記第1の半導体チップを複数備え、前記複数の第1の半導体チップにそれぞれ設けられた前記貫通電極が短絡されていることが好ましい。さらに、前記複数の第1の半導体チップは、入力端が前記貫通電極に接続された入力バッファをそれぞれ有し、前記第2の半導体チップは、出力端が前記貫通電極に接続された出力バッファを有することが好ましい。この場合、前記論理レベル保持回路による前記貫通電極の駆動能力は、前記出力バッファのいずれの駆動能力よりも小さいことが好ましい。この構成によれば、双方向バッファ回路による通常の入出力動作に悪影響を与えることなく、貫通電極の論理レベルを維持することができる。
また、本発明による半導体装置の製造方法は、複数のコアチップを製造する工程と、前記複数のコアチップを制御するインターフェースチップを製造する工程と、前記複数のコアチップ及び前記インターフェースチップの動作試験を行う工程と、前記複数のコアチップ及び前記インターフェースチップを積層して積層型半導体装置を製造する工程とを備え、前記インターフェースチップを製造する工程は、基板を貫通する複数の貫通電極、前記貫通電極を駆動する双方向バッファ回路、及び前記貫通電極の論理レベルを保持する論理レベル保持回路を形成する工程を含み、前記インターフェースチップの動作試験を行う工程は、前記双方向バッファ回路から出力されるデータを前記論理レベル保持回路に保持させる工程と、前記論理レベル保持回路に保持されたデータを前記双方向バッファ回路から読み出す工程とを含むことを特徴とする。
また、本発明による情報処理システムは、複数のコアチップと、前記複数のコアチップを制御するインターフェースチップとを有する半導体装置と、前記半導体装置を制御するコントローラと、を備え、前記複数のコアチップは、基板を貫通する複数の貫通電極と、出力端が前記貫通電極に接続されたトライステートバッファとを含み、前記インターフェースチップは、入力端が前記貫通電極に接続された入力バッファと、前記貫通電極の論理レベルを保持する論理レベル保持回路とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、貫通電極に接続されているすべての双方向バッファ回路の出力バッファが終端抵抗として動作し、ハイインピーダンスとなった場合でも、貫通電極の論理レベルを維持することできる。したがって、貫通電極の論理不定状態を防止することができ、貫通電流の発生を防止することができる。また、インターフェースチップに設けられた論理レベル保持回路を疑似メモリとして用いることでインターフェースチップ単体での動作試験を行うことができ、半導体装置の製造歩留まりを大幅に高めることができる。
本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の構造を説明するための模式的な断面図である。 コアチップに設けられたTSVの種類を説明するための図である。 図2(a)に示すタイプのTSV1の構造を示す断面図である。 半導体装置10の回路構成を示すブロック図である。 半導体装置10の全体構成を概略的に示すブロック図である。 TSV1と論理レベル保持回路26との接続関係を説明するための模式図である。 本実施形態による半導体装置10の動作を従来の半導体装置と比較して示すタイミングチャートであり、特に(a)は従来の半導体装置の動作、(b)は本実施形態による半導体装置10の動作をそれぞれ示している。 半導体装置の製造工程を概略的に示す模式図である。 インターフェースチップIF単体での動作を説明するためのブロック図である。 本発明の他の好ましい実施形態による半導体装置20の全体構成を概略的に示すブロック図である。 半導体装置10を用いたデータ処理システムの構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の構造を説明するための模式的な断面図である。
図1に示すように、本実施形態による半導体装置10は、互いに同一の構造を持ち、夫々同一の製造マスクで製作された8枚のコアチップCC0〜CC7、コアチップとは異なる製造マスクで製作された1枚のインターフェースチップIF及び1枚のインターポーザIPが積層された構造を有している。コアチップCC0〜CC7及びインターフェースチップIFはシリコン基板を用いた半導体チップであり、いずれもシリコン基板を貫通する多数の貫通電極TSV(Through Silicon Via)によって上下に隣接するチップと電気的に接続されている。一方、インターポーザIPは樹脂からなる回路基板であり、その裏面IPbには複数の外部端子(半田ボール)SBが形成されている。
コアチップCC0〜CC7は、「外部端子を介して外部とのインターフェースを行ういわゆるフロントエンド部と複数の記憶セルとそれら記憶セルへアクセスするいわゆるバックエンド部の両者を含む周知で一般的なそれ自身が単体チップでも動作し、メモリコントローラと直接通信できる通常のメモリチップである1GbのDDR3(Double Data Rate 3)型SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)」に含まれる回路ブロックのうち、外部とのインターフェースを行ういわゆるフロントエンド部(フロントエンド機能)が削除された半導体チップである。言い換えれば、原則として、バックエンド部に属する回路ブロックのみが集積された半導体チップである。フロントエンド部に含まれる回路ブロックとしては、メモリセルアレイとデータ入出力端子との間で入出力データのパラレル/シリアル変換を行うパラレルシリアル変換回路(データラッチ回路)や、データの入出力タイミングを制御するDLL(Delay Locked Loop)回路などが挙げられる。詳細は後述する。インターフェースチップIFは、フロントエンド部のみが集積された半導体チップである。よって、インターフェースチップの動作周波数は、コアチップの動作周波数よりも高い。コアチップCC0〜CC7にはフロントエンド部に属するこれらの回路は含まれていないため、コアチップの製造過程において、そのコアチップがウェハ状態で実施されるテスト動作時を除きコアチップCC0〜CC7を単体で動作させることはできない。コアチップCC0〜CC7を動作させるためには、インターフェースチップIFが必要である。よって、コアチップは、一般的な単体チップの記憶集積度よりも集積度が高い。本実施形態による半導体装置10は、インターフェースチップは、外部と第1の動作周波数で通信するフロントエンド機能を有し、複数のコアチップは、インターフェースチップとのみ通信し、且つ第1の動作周波数よりも低い第2の動作周波数で通信するバックエンド機能を有する。よって、複数のコアチップのそれぞれは、複数の情報を記憶するメモリセルアレイを備え、複数のコアチップからインターフェースチップへパラレルに供給される一つのI/O(DQ)当たりの複数のリードデータは、インターフェースチップからコアチップへ与える一回のリードコマンドに関連する複数のビット数である。所謂、複数のビット数は、周知のプリフェッチデータ数に対応する。
インターフェースチップIFは、8枚のコアチップCC0〜CC7に対する共通のフロントエンド部として機能する。したがって、外部からのアクセスは全てインターフェースチップIFを介して行われ、データの入出力もインターフェースチップIFを介して行われる。本実施形態では、インターポーザIPとコアチップCC0〜CC7との間にインターフェースチップIFが配置されているが、インターフェースチップIFの位置については特に限定されず、コアチップCC0〜CC7よりも上部に配置しても構わないし、インターポーザIPの裏面IPbに配置しても構わない。インターフェースチップIFをコアチップCC0〜CC7の上部にフェースダウンで又はインターポーザIPの裏面IPbにフェースアップで配置する場合には、インターフェースチップIFにTSVを設ける必要はない。また、インターフェースチップIFは、2つのインターポーザIPに挟まれるように配置しても良い。
インターポーザIPは、半導体装置10の機械的強度を確保するとともに、電極ピッチを拡大するための再配線基板として機能する。つまり、インターポーザIPの上面IPaに形成された電極91をスルーホール電極92によって裏面IPbに引き出し、裏面IPbに設けられた再配線層93によって、外部端子SBのピッチを拡大している。図1には、2個の外部端子SBのみを図示しているが、実際には多数の外部端子が設けられている。外部端子SBのレイアウトは、規格により定められたDDR3型のSDRAMにおけるそれと同じである。したがって、外部のコントローラからは1個のDDR3型のSDRAMとして取り扱うことができる。
図1に示すように、最上部のコアチップCC0の上面はNCF(Non-Conductive Film)94及びリードフレーム95によって覆われており、コアチップCC0〜CC7及びインターフェースチップIFの各チップ間のギャップはアンダーフィル96で充填され、またその周囲は封止樹脂97によって覆われている。これにより、各チップが物理的に保護される。
コアチップCC0〜CC7に設けられたTSVの大部分は、積層方向から見た平面視で、すなわち図1に示す矢印Aから見た場合に、同じ位置に設けられた他層のTSVと短絡されている。つまり、図2(a)に示すように、平面視で同じ位置に設けられた上下のTSV1が短絡され、これらTSV1によって1本の配線が構成されている。各コアチップCC0〜CC7に設けられたこれらのTSV1は、当該コアチップ内の内部回路4にそれぞれ接続されている。したがって、インターフェースチップIFから図2(a)に示すTSV1に供給される入力信号(コマンド信号、アドレス信号など)は、コアチップCC0〜CC7の内部回路4に共通に入力される。また、コアチップCC0〜CC7からTSV1に供給される出力信号(データなど)は、ワイヤードオアされてインターフェースチップIFに入力される。
これに対し、一部のTSVについては、図2(b)に示すように、平面視で同じ位置に設けられた他層のTSV2と直接接続されるのではなく、当該コアチップCC0〜CC7に設けられた内部回路5を介して接続されている。つまり、各コアチップCC0〜CC7に設けられたこれら内部回路5がTSV2を介してカスケード接続されている。この種のTSV2は、各コアチップCC0〜CC7に設けられた内部回路5に所定の情報を順次転送するために用いられる。このような情報としては、後述する層アドレス情報が挙げられる。
さらに他の一部のTSV群については、図2(c)に示すように、平面視で異なる位置に設けられた他層のTSVと短絡されている。この種のTSV群3に対しては、平面視で所定の位置Pに設けられたTSV3aに各コアチップCC0〜CC7の内部回路6が接続されている。これにより、各コアチップに設けられた内部回路6に対して選択的に情報を入力することが可能となる。このような情報としては、後述する不良チップ情報が挙げられる。
このように、コアチップCC0〜CC7に設けられたTSVは、図2(a)〜(c)に示す3タイプ(TSV1〜TSV3)が存在する。上述の通り、大部分のTSVは図2(a)に示すタイプであり、アドレス信号、コマンド信号、クロック信号などは図2(a)に示すタイプのTSV1を介して、インターフェースチップIFからコアチップCC0〜CC7に供給される。また、リードデータ及びライトデータについても、図2(a)に示すタイプのTSV1を介してインターフェースチップIFに入出力される。これに対し、図2(b),(c)に示すタイプのTSV2,TSV3は、互いに同一の構造を有するコアチップCC0〜CC7に対して、個別の情報を与えるために用いられる。
図3は、図2(a)に示すタイプのTSV1の構造を示す断面図である。
図3に示すように、TSV1はシリコン基板80及びその表面の層間絶縁膜81を貫通して設けられている。TSV1の周囲には絶縁リング82が設けられており、これによって、TSV1とトランジスタ領域との絶縁が確保される。図3に示す例では絶縁リング82が二重に設けられており、これによってTSV1とシリコン基板80との間の静電容量が低減されている。
シリコン基板80の裏面側におけるTSV1の端部83は、裏面バンプ84で覆われている。裏面バンプ84は、下層のコアチップに設けられた表面バンプ85と接する電極である。表面バンプ85は、各配線層L0〜L3に設けられたパッドP0〜P3及びパッド間を接続する複数のスルーホール電極TH1〜TH3を介して、TSV1の端部86に接続されている。これにより、平面視で同じ位置に設けられた表面バンプ85と裏面バンプ84は、短絡された状態となる。尚、図示しない内部回路との接続は、配線層L0〜L3に設けられたパッドP0〜P3から引き出される内部配線(図示せず)を介して行われる。
図4は、半導体装置10の回路構成を示すブロック図である。
図4に示すように、インターポーザIPに設けられた外部端子には、クロック端子11a,11b、クロックイネーブル端子11c、コマンド端子12a〜12e、アドレス端子13、データ入出力端子14、データストローブ端子15a,15b、キャリブレーション端子16、及び電源端子17a,17bが含まれている。これら外部端子は、全てインターフェースチップIFに接続されており、電源端子17a,17bを除きコアチップCC0〜CC7には直接接続されない。
まず、これら外部端子とフロントエンド機能であるインターフェースチップIFとの接続関係、並びに、インターフェースチップIFの回路構成について説明する。
クロック端子11a,11bはそれぞれ外部クロック信号CK,/CKが供給される端子であり、クロックイネーブル端子11cはクロックイネーブル信号CKEが入力される端子である。供給された外部クロック信号CK,/CK及びクロックイネーブル信号CKEは、インターフェースチップIFに設けられたクロック発生回路21に供給される。本明細書において信号名の先頭に「/」が付されている信号は、対応する信号の反転信号又はローアクティブな信号であることを意味する。したがって、外部クロック信号CK,/CKは互いに相補の信号である。クロック発生回路21は内部クロック信号ICLKを生成する回路であり、生成された内部クロック信号ICLKは、インターフェースチップIF内の各種回路ブロックに供給される他、TSVを介してコアチップCC0〜CC7にも共通に供給される。
また、インターフェースチップIFにはDLL回路22が含まれており、DLL回路22によって入出力用クロック信号LCLKが生成される。入出力用クロック信号LCLKは、インターフェースチップIFに含まれる入出力バッファ回路23に供給される。DLL機能は、半導体装置10が外部と通信するに当たり、外部との同期がマッチングされた信号LCLKでフロントエンドを制御するからである。故に、バックエンドであるコアチップCC0〜CC7には、DLL機能は不要である。
コマンド端子12a〜12eは、それぞれロウアドレスストローブ信号/RAS、カラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WE、チップセレクト信号/CS、及びオンダイターミネーション信号ODTが供給される端子である。これらのコマンド信号は、インターフェースチップIFに設けられたコマンド入力バッファ31に供給される。コマンド入力バッファ31に供給されたこれらコマンド信号は、コマンドデコーダ32に供給される。コマンドデコーダ32は、内部クロックICLKに同期して、コマンド信号の保持、デコード及びカウントなどを行うことによって、各種内部コマンドICMDを生成する回路である。生成された内部コマンドICMDは、インターフェースチップIF内の各種回路ブロックに供給される他、TSVを介してコアチップCC0〜CC7にも共通に供給される。
アドレス端子13は、アドレス信号A0〜A15,BA0〜BA2が供給される端子であり、供給されたアドレス信号A0〜A15,BA0〜BA2は、インターフェースチップIFに設けられたアドレス入力バッファ41に供給される。アドレス入力バッファ41の出力は、TSVを介してコアチップCC0〜CC7に共通に供給される。また、モードレジスタセットにエントリーしている場合には、アドレス信号A0〜A15はインターフェースチップIFに設けられたモードレジスタ42に供給される。また、アドレス信号BA0〜BA2(バンクアドレス)については、インターフェースチップIFに設けられた図示しないアドレスデコーダによってデコードされ、これにより得られるバンク選択信号Bがデータラッチ回路25に供給される。これは、ライトデータのバンク選択がインターフェースチップIF内で行われるためである。
データ入出力端子14は、リードデータ又はライトデータDQ0〜DQ15の入出力を行うための端子である。また、データストローブ端子15a,15bは、ストローブ信号DQS,/DQSの入出力を行うための端子である。これらデータ入出力端子14及びデータストローブ端子15a,15bは、インターフェースチップIFに設けられた入出力バッファ回路23に接続されている。入出力バッファ回路23には、入力バッファIB及び出力バッファOBが含まれており、DLL回路22より供給される入出力用クロック信号LCLKに同期して、リードデータ又はライトデータDQ0〜DQ15及びストローブ信号DQS,/DQSの入出力を行う。また、入出力バッファ回路23は、コマンドデコーダ32から内部オンダイターミネーション信号IODTが供給されると、出力バッファOBを終端抵抗として機能させる。さらに、入出力バッファ回路23には、キャリブレーション回路24からインピーダンスコードDRZQが供給されており、これによって出力バッファOBのインピーダンスが指定される。入出力バッファ回路23は、周知のFIFO回路を含む。
キャリブレーション回路24には、出力バッファOBと同じ回路構成を有するレプリカバッファRBが含まれており、コマンドデコーダ32よりキャリブレーション信号ZQが供給されると、キャリブレーション端子16に接続された外部抵抗(図示せず)の抵抗値を参照することによってキャリブレーション動作を行う。キャリブレーション動作とは、レプリカバッファRBのインピーダンスを外部抵抗の抵抗値と一致させる動作であり、得られたインピーダンスコードDRZQが入出力バッファ回路23に供給される。これにより、出力バッファOBのインピーダンスが所望の値に調整される。
入出力バッファ回路23は、データラッチ回路25に接続されている。データラッチ回路25は、周知なDDR機能を実現するレイテンシ制御によって動作するFIFO機能を実現するFIFO回路(不図示)とマルチプレクサMUX(不図示)とを含み、コアチップCC0〜CC7から供給されるパラレルなリードデータをシリアル変換するとともに、入出力バッファから供給されるシリアルなライトデータをパラレル変換する回路である。したがって、データラッチ回路25と入出力バッファ回路23との間はシリアル接続であり、データラッチ回路25とコアチップCC0〜CC7との間はパラレル接続である。本実施形態では、コアチップCC0〜CC7がDDR3型のSDRAMのバックエンド部であり、プリフェッチ数が8ビットである。また、データラッチ回路25とコアチップCC0〜CC7はバンクごとに接続されており、各コアチップCC0〜CC7に含まれるバンク数は8バンクである。したがって、データラッチ回路25とコアチップCC0〜CC7との接続は1DQ当たり64ビット(8ビット×8バンク)となる。
論理レベル保持回路26は個々のTSV1に接続されている。詳細は後述するが、論理レベル保持回路26は、各コアチップCC0〜CC7の入出力回路55内の出力バッファがハイインピーダンス状態となり、さらにインターフェースチップIFのデータラッチ回路25内の出力バッファもハイインピーダンス状態となったときに、TSV1の論理レベルを保持する。これにより、TSV1の論理レベル不定状態を防止することができ、貫通電流の発生を防止することができる。
このように、データラッチ回路25とコアチップCC0〜CC7との間においては、基本的に、シリアル変換されていないパラレルデータが入出力される。つまり、通常のSDRAM(それは、フロントエンドとバックエンドが1つのチップで構成される)では、チップ外部との間でのデータの入出力がシリアルに行われる(つまり、データ入出力端子は1DQ当たり1個である)のに対し、コアチップCC0〜CC7では、インターフェースチップIFとの間でのデータの入出力がパラレルに行われる。この点は、通常のSDRAMとコアチップCC0〜CC7との重要な相違点である。但し、プリフェッチしたパラレルデータを全て異なるTSVを用いて入出力することは必須でなく、コアチップCC0〜CC7側にて部分的なパラレル/シリアル変換を行うことによって、1DQ当たり必要なTSVの数を削減しても構わない。例えば、1DQ当たり64ビットのデータを全て異なるTSVを用いて入出力するのではなく、コアチップCC0〜CC7側にて2ビットのパラレル/シリアル変換を行うことによって、1DQ当たり必要なTSVの数を半分(32個)に削減しても構わない。
更に、データラッチ回路25は、インターフェースチップ単位で試験ができる機能が付加されている。インターフェースチップには、バックエンド部が存在しない。このため、原則として単体で動作させることはできない。しかしながら、単体での動作が一切不可能であると、ウェハ状態でのインターフェースチップの動作試験を行うことができなくなってしまう。これは、インターフェースチップと複数のコアチップの組み立て工程を経た後でなければ、半導体装置10を試験することができないことを示し、半導体装置10を試験することによって、インターフェースチップを試験することを意味する。インターフェースチップに回復できない欠陥がある場合、半導体装置10全体の損失を招くことになる。この点を考慮して、本実施形態では、データラッチ回路25には、試験用に擬似的なバックエンド部の一部が設けられており、試験時に簡素な記憶機能が可能とされている。
電源端子17a,17bは、それぞれ電源電位VDD,VSSが供給される端子であり、インターフェースチップIFに設けられたパワーオン検出回路43に接続されるとともに、TSVを介してコアチップCC0〜CC7にも接続されている。パワーオン検出回路43は、電源の投入を検出する回路であり、電源の投入を検出するとインターフェースチップIFに設けられた層アドレスコントロール回路45を活性化させる。
層アドレスコントロール回路45は、本実施形態による半導体装置10のI/O構成に応じて層アドレスを変更するための回路である。上述の通り、本実施形態による半導体装置10は16個のデータ入出力端子14を備えており、これにより最大でI/O数を16ビット(DQ0〜DQ15)に設定することができるが、I/O数がこれに固定されるわけではなく、8ビット(DQ0〜DQ7)又は4ビット(DQ0〜DQ3)に設定することも可能である。これらI/O数に応じてアドレス割り付けが変更され、層アドレスも変更される。層アドレスコントロール回路45は、I/O数に応じたアドレス割り付けの変更を制御する回路であり、TSVを介して各コアチップCC0〜CC7に共通に接続されている。
また、インターフェースチップIFには層アドレス設定回路44も設けられている。層アドレス設定回路44は、TSVを介してコアチップCC0〜CC7に接続されている。層アドレス設定回路44は、図2(b)に示すタイプのTSV2を用いて、コアチップCC0〜CC7の層アドレス発生回路46にカスケード接続されており、テスト時においてコアチップCC0〜CC7に設定された層アドレスを読み出す役割を果たす。
さらに、インターフェースチップIFには不使用チップ情報保持回路33が設けられている。不使用チップ情報保持回路33は、正常に動作しない不良コアチップがアセンブリ後に発見された場合に、そのチップ番号を保持する回路である。不使用チップ情報保持回路33は、TSVを介してコアチップCC0〜CC7に接続されている。不使用チップ情報保持回路33は、図2(c)に示すタイプのTSV3を用いて、シフトされながらコアチップCC0〜CC7に接続されている。
以上が外部端子とインターフェースチップIFとの接続関係、並びに、インターフェースチップIFの回路構成の概要である。次に、コアチップCC0〜CC7の回路構成について説明する。
図4に示すように、バックエンド機能であるコアチップCC0〜CC7に含まれるメモリセルアレイ50は、いずれも8バンクに分割されている。尚、バンクとは、個別にコマンドを受け付け可能な単位である。言い換えれば、夫々のバンクは、互いに排他制御で独立に動作することができる。半導体装置10外部からは、独立に夫々のバンクをアクセスできる。例えば、バンク1のメモリセルアレイ50とバンク2のメモリセルアレイ50は、異なるコマンドにより夫々対応するワード線WL、ビット線BL等を、時間軸的に同一の期間に個別にアクセス制御できる非排他制御の関係である。例えば、バンク1をアクティブ(ワード線とビット線をアクティブ)に維持しつつ、更にバンク2をアクティブに制御することができる。リード但し、半導体装置の外部端子(例えば、複数の制御端子、複数のI/O端子)は、共有している。メモリセルアレイ50内においては、複数のワード線WLと複数のビット線BLが交差しており、その交点にはメモリセルMCが配置されている(図4においては、1本のワード線WL、1本のビット線BL及び1個のメモリセルMCのみを示している)。ワード線WLの選択はロウデコーダ51によって行われる。また、ビット線BLはセンス回路53内の対応するセンスアンプSAに接続されている。センスアンプSAの選択はカラムデコーダ52によって行われる。
ロウデコーダ51は、ロウ制御回路61より供給されるロウアドレスによって制御される。ロウ制御回路61には、TSVを介してインターフェースチップIFより供給されるロウアドレスを受けるアドレスバッファ61aが含まれており、アドレスバッファ61aによってバッファリングされたロウアドレスがロウデコーダ51に供給される。TSVを介して供給されるアドレス信号は、入力バッファB1を介して、ロウ制御回路61などに供給される。また、ロウ制御回路61にはリフレッシュカウンタ61bも含まれており、コントロールロジック回路63からリフレッシュ信号が発行された場合には、リフレッシュカウンタ61bが示すロウアドレスがロウデコーダ51に供給される。
カラムデコーダ52は、カラム制御回路62より供給されるカラムアドレスによって制御される。カラム制御回路62には、TSVを介してインターフェースチップIFより供給されるカラムアドレスを受けるアドレスバッファ62aが含まれており、アドレスバッファ62aによってバッファリングされたカラムアドレスがカラムデコーダ52に供給される。また、カラム制御回路62にはバースト長をカウントするバーストカウンタ62bも含まれている。
カラムデコーダ52によって選択されたセンスアンプSAは、さらに、図示しないいくつかのアンプ(サブアンプやデータアンプなど)を介して、データコントロール回路54に接続される。これにより、リード動作時においては、一つのI/O(DQ)あたり8ビット(=プリフェッチ数)のリードデータがデータコントロール回路54から出力され、ライト動作時においては、8ビットのライトデータがデータコントロール回路54に入力される。データコントロール回路54とインターフェースチップIFとの間はTSVを介してパラレルに接続される。
コントロールロジック回路63は、TSVを介してインターフェースチップIFから供給される内部コマンドICMDを受け、これに基づいてロウ制御回路61及びカラム制御回路62の動作を制御する回路である。コントロールロジック回路63には、層アドレス比較回路(チップアドレス比較回路)47が接続されている。層アドレス比較回路47は、当該コアチップがアクセス対象であるか否かを検出する回路であり、その検出は、TSVを介してインターフェースチップIFより供給されるアドレス信号の一部SEL(チップ選択情報)と、層アドレス発生回路46に設定された層アドレスLID(チップ識別情報)とを比較することにより行われる。
層アドレス発生回路(チップアドレス発生回路)46には、初期化時において各コアチップCC0〜CC7に固有の層アドレスが設定される。層アドレスの設定方法は次の通りである。まず、半導体装置10が初期化されると、各コアチップCC0〜CC7の層アドレス発生回路46に初期値として最小値(0,0,0)が設定される。コアチップCC0〜CC7の層アドレス発生回路46は、図2(b)に示すタイプのTSVを用いてカスケード接続されているとともに、内部にインクリメント回路を有している。そして、最上層のコアチップCC0の層アドレス発生回路46に設定された層アドレス(0,0,0)がTSVを介して2層目のコアチップCC1の層アドレス発生回路46に送られ、インクリメントされることにより異なる層アドレス(0,0,1)が生成される。以下同様にして、生成された層アドレスを下層のコアチップに転送し、転送されたコアチップ内の層アドレス発生回路46は、これをインクリメントする。最下層のコアチップCC7の層アドレス発生回路46には、層アドレスとして最大値(1,1,1)が設定されることになる。これにより、各コアチップCC0〜CC7には固有の層アドレスが設定される。
層アドレス発生回路46には、TSVを介してインターフェースチップIFの不使用チップ情報保持回路33から不使用チップ信号DEFが供給される。不使用チップ信号DEFは、図2(c)に示すタイプのTSV3を用いて各コアチップCC0〜CC7に供給されるため、各コアチップCC0〜CC7に個別の不使用チップ信号DEFを供給することができる。不使用チップ信号DEFは、当該コアチップが不良チップである場合に活性化される信号であり、これが活性化している場合、層アドレス発生回路46はインクリメントした層アドレスではなく、インクリメントされていない層アドレスを下層のコアチップに転送する。また、不使用チップ信号DEFは層アドレス比較回路47にも供給されており、不使用チップ信号DEFが活性化している場合には層アドレスの比較結果を強制的に不一致に設定する。層アドレス比較回路47の出力はコントロールロジック回路63に供給されるが、一致信号が出力されなければコントロールロジック回路は活性化しないので、不一致の場合にはコントロールロジック63の動作は完全に停止している。つまり、不良のあるコアチップは、インターフェースチップIFからアドレス信号やコマンド信号が入力されても、リード動作やライト動作を行うことはない。
また、コントロールロジック回路63の出力は、モードレジスタ64にも供給されている。これにより、コントロールロジック回路63の出力がモードレジスタセットを示している場合、アドレス信号によってモードレジスタ64の設定値が上書きされる。これにより、コアチップCC0〜CC7の動作モードが設定される。
さらに、コアチップCC0〜CC7には、内部電圧発生回路70が設けられている。内部電圧発生回路には電源電位VDD,VSSが供給されており、内部電圧発生回路70はこれを受けて各種内部電圧を生成する。内部電圧発生回路70により生成される内部電圧としては、各種周辺回路の動作電源として用いる内部電圧VPERI(≒VDD)、メモリセルアレイ50のアレイ電圧として用いる内部電圧VARY(<VDD)、ワード線WLの活性化電位である内部電圧VPP(>VDD)などが含まれる。また、コアチップCC0〜CC7には、パワーオン検出回路71も設けられており、電源の投入を検出すると各種内部回路のリセットを行う。
コアチップCC0〜CC7に含まれる上記の周辺回路は、TSVを介してインターフェースチップIFから供給される内部クロック信号ICLKに同期して動作する。TSVを介して供給される内部クロック信号ICLKは、入力バッファB2を介して各種周辺回路に供給される。
以上がコアチップCC0〜CC7の基本的な回路構成である。コアチップCC0〜CC7には外部とのインターフェースを行うフロントエンド部が設けられておらず、このため、原則として単体で動作させることはできない。しかしながら、単体での動作が一切不可能であると、ウェハ状態でのコアチップの動作試験を行うことができなくなってしまう。これは、インターフェースチップと複数のコアチップの組み立て工程を経た後でなければ、半導体装置10を試験することができないことを示し、半導体装置10を試験することによって、各コアチップをそれぞれ試験することを意味する。コアチップに回復できない欠陥がある場合、半導体装置10全体の損失を招くことになる。この点を考慮して、本実施形態では、コアチップCC0〜CC7にはいくつかのテストパッドTPとテスト用のコマンドデコーダ65のテスト用フロントエンド部で構成される試験用に擬似的なフロントエンド部の一部が設けられており、テストパッドTPからアドレス信号、テストデータやコマンド信号の入力が可能とされている。試験用のフロントエンド部は、あくまでウェハ試験において簡素な試験を実現する機能の回路であり、インターフェースチップ内のフロントエンド機能をすべて備えるわけではない、ことに注意が必要である。例えば、コアチップの動作周波数は、フロントエンドの動作周波数よりも低いことから、低周波で試験するテスト用のフロントエンド部の回路で簡素に実現することができる。
テストパッドTPの種類は、インターポーザIPに設けられた外部端子とほぼ同様である。具体的には、クロック信号が入力されるテストパッドTP1、アドレス信号が入力されるテストパッドTP2、コマンド信号が入力されるテストパッドTP3、テストデータの入出力を行うためのテストパッドTP4、データストローブ信号の入出力を行うためのテストパッドTP5、電源電位を供給するためのテストパッドTP6などが含まれている。
テスト時においては、デコードされていない通常の外部コマンドが入力されるため、コアチップCC0〜CC7にはテスト用のコマンドデコーダ65も設けられている。また、テスト時においては、シリアルなテストデータが入出力されることから、コアチップCC0〜CC7にはテスト用の入出力回路55も設けられている。
以上が本実施形態による半導体装置10の全体構成である。このように、本実施形態による半導体装置10は、1Gbのコアチップが8枚積層された構成を有していることから、合計で8Gbのメモリ容量となる。また、チップ選択信号/CSが入力される端子(チップ選択端子)は1つであることから、コントローラからはメモリ容量が8Gbである単一のDRAMとして認識される。
次に、インターフェースチップIFに実装される論理レベル保持回路について説明する。
図5は、半導体装置10の主要部の構成を概略的に示すブロック図である。
図5に示すように、半導体装置10は複数のコアチップCC0〜CC7と、インターフェースチップIFを備えている。これらのチップは積層されており、貫通電極TSV1によって接続されている。各コアチップCC0〜CC7は、メモリセルアレイ50を含むメモリコア部MCOと、メモリコア部MCOを制御するためのロジック部LOG1とを備え、ロジック部LOG1は双方向バッファ回路BUを介して貫通電極TSV1に接続されている。また、インターフェースチップIFは、各コアチップCC0〜CC7を制御するためのロジック部LOG2を備え、ロジック部LOG2は双方向バッファ回路BUを介して貫通電極TSV1に接続されている。これらの双方向バッファ回路BUは、入力バッファTSVIB及び出力バッファTSVOBを含み、このうち少なくとも出力バッファTSVOBは出力をハイインピーダンスとすることが可能なトライステートバッファである。コアチップCC0〜CC7の双方向バッファ回路BUは、図4の入出力回路55に含まれており、インターフェースチップIFの双方向バッファ回路BUは、図4のデータラッチ回路25に含まれている。
インターフェースチップIFはさらに論理レベル保持回路26を備えている。論理レベル保持回路26は、循環接続された第1及び第2のインバータINV1,INV2からなるラッチ回路である。
本実施形態において、第1のインバータINV1の駆動能力は、双方向バッファ回路BU内の出力バッファTSVOBの駆動能力よりも小さく設定されている。このようにすることで、双方向バッファ回路BUによる通常の入出力動作に悪影響を与えることなく、貫通電極TSV1の論理レベルを維持することができる。よって、貫通電極TSV1に接続されているすべての双方向バッファ回路BUの出力バッファTSBOBがハイインピーダンスのときに当該貫通電極が論理不定状態になることを防止することができ、貫通電流の発生を防止することができる。
図6は、TSV1と論理レベル保持回路26との接続関係を説明するための模式図である。
図6に示すように、インターフェースチップIFのデータラッチ回路25はリードライトバスRWBSを介してTSV1に接続されており、1本のバスラインには1本のTSV1及び1つの論理レベル保持回路26が接続されている。TSV1はそれに接続されるコアチップ又はインターフェースチップの双方向バッファ回路BUによって駆動されてそれぞれ独立に動作することから、1本のTSV1に対して1つの論理レベル保持回路26を用意することで、個々のTSV1の論理レベル不定状態を確実に防止することができる。
図7(a)及び(b)は、本実施形態による半導体装置10の動作を従来の半導体装置と比較して示すタイミングチャートである。
図7(a)に示すように、従来の半導体装置では、リード動作時、すなわちコアチップCC0〜CC7側の双方向バッファ回路BUが出力モード、インターフェースチップIF側の双方向バッファ回路BUが入力モードである場合において、すべてのコアチップCC0〜CC7の出力バッファTSVOBがオフ(ハイインピーダンス状態)となる期間T1が発生すると、TSVノード(TSV1)の論理レベルが不定状態となるため、インターフェースチップIF及びコアチップCC0〜CC7の入力バッファTSVIBに貫通電流が流れる。
その後、コアチップCC0の出力バッファTSVOBがオンになると(期間T2)、TSVノードはハイレベル又はローレベルに駆動されるため、入力バッファTSVIBに流れる貫通電流は停止する。
その後、コアチップCC0の出力バッファTSVOBが再びオフになると(期間T3)、TSVノード(TSV1)の論理レベルが不定状態となる。そのため、入力バッファTSVIBには再び貫通電流が流れる。
一方、図7(b)に示すように、本実施形態による半導体装置10では、リード動作時においてすべてのコアチップCC0〜CC7の出力バッファTSVOBがオフとなる期間T1が生じても、TSVノード(TSV1)の論理レベルは論理レベル保持回路26によって従前の論理レベルに維持されているため、インターフェースチップIF及びコアチップCC0〜CC7の入力バッファTSVIBに貫通電流が流れることはない。
その後、コアチップCC0の出力バッファTSVOBがオンになると(期間T2)、TSVノードは新たなリードデータに応じてハイレベル又はローレベルに駆動される。
その後、コアチップCC0の出力バッファTSVOBが再びオフになっても(期間T3)、TSVノード(TSV1)の論理レベルは論理レベル保持回路26によって維持される。そのため、入力バッファTSVIBに貫通電流が流れることはない。
上記のように、本実施形態による論理レベル保持回路26は、TSV1の論理レベルを保持することができるので、全ての出力バッファTSVOBがハイインピーダンス状態となっても、入力バッファTSVIBに貫通電流が流れることはない。また、コアチップCCを同一構成のチップとして一括で製造するような場合、コアチップCCに論理レベル保持回路26を配置すると、各々の貫通電極TSVにコアチップCCの枚数分論理レベル保持回路26が接続され、各々の貫通電極TSVの負荷が大きくなってしまう。しかしながら、本実施形態においては、論理レベル保持回路26をコアチップCCではなく、インターフェースチップIFに配置することで、半導体装置10に搭載されるコアチップCCの枚数に係らず論理レベル保持回路26は各々の貫通電極TSVに対して1個ずつ配置するだけでよく、その結果、同一構成のコアチップを積層する場合でも各々の貫通電極TSVの負荷の増加を抑制することができる。
図8は、半導体装置の製造工程を概略的に示す模式図である。
図8に示すように、本実施形態による半導体装置10の製造では、まず複数のコアチップ並びにインターフェースチップをそれぞれ製造した後、これらのチップを積層して、半導体装置10を完成させる。
コアチップの製造では、まずコアチップ用ウェハ上に複数のコアチップ用回路を形成した後(S11)、ウェハ試験を行い、ウェハ上の不良チップの位置をマッピングする(S12)。次に、中間工程、ダイシング工程を経て複数のコアチップを完成させる(S13)。さらに、複数のコアチップの中からウェハ試験において不良チップと判定されたものを取り除き(S14)、良品チップのみを組み立て工程(アセンブリ工程)に送る(S15)。
インターフェースチップの製造もまた、まずインターフェースチップ用ウェハ上に複数のインターフェースチップ用回路を形成した後(S21)、ウェハ試験を行い、ウェハ上の不良チップの位置をマッピングする(S22)。このとき、インターフェースチップ内の論理レベル保持回路26を疑似メモリとして用い、データのリード/ライト試験を行うことにより、インターフェースチップの試験が半導体ウェハの状態で行われる。次に、中間工程、ダイシング工程を経て複数のインターフェースチップを完成させる(S23)。さらに、複数のインターフェースチップの中からウェハ試験において不良チップと判定されたものを取り除き(S24)、良品チップのみを組み立て工程に送る(S25)。
インターフェースチップ用ウェハの試験では、図9に示すように、インターフェースチップIFのコマンド端子12に所定のコマンドを入力すると共に、アドレス端子13に所定のアドレス信号を入力し、データ入出力端子14に所定のテストデータを入力する。これにより、アドレス信号により指定されたデータ伝送用TSV1に接続された論理レベル保持回路26にテストデータが書き込まれる。その後、論理レベル保持回路26に保持されたテストデータを、入出力バッファ回路23等のデータ入出力系回路及びデータ入出力端子14を介して読み出し、入力したテストデータと比較する。入出力データが一致する場合には良品チップと判断することができ、不一致の場合には不良チップと判断することができる。
組み立て工程では、複数のコアチップCC0〜CC7及びインターフェースチップIFを積層化して半導体装置10を作製した後(S31)、最終的な動作確認を行い、不良品の半導体装置10を選別する(S32)。以上により、本実施形態による半導体装置10が完成する。
インターフェースチップ上にはメモリ素子が存在しないので、論理レベル保持回路26を有しない従来の半導体装置では、インターフェースチップ単体(ウェハー状態を含む)に対してデータのリード/ライト試験を行うことは出来なかった。したがって、インターフェースチップとコアチップとを組み合わせる前に不良のインターフェースチップを特定することが出来なかった。しかし、本実施形態においては、論理レベル保持回路26を疑似メモリとして用いて、インターフェースチップをウェハの段階で試験し、良品と判定されたインターフェースチップのみが組み立て工程に送られる。したがって、組み立て後にインターフェースチップの不良が発見される確率は極めて低く、チップ積層型半導体装置の製造歩留まりを大幅に向上させることができる。
図10は、本発明の他の好ましい実施形態による半導体装置20の主要部の構成を概略的に示すブロック図である。
図10に示すように、この半導体装置20の特徴は、コアチップCC0がインターフェースチップIFを兼ねている点にある。各コアチップCC0〜CC7は、メモリセルアレイ50を含むメモリコア部MCOと、メモリコア部MCOを制御するためのロジック部LOG1とを備え、ロジック部LOG1は双方向バッファ回路BUを介して貫通電極TSV1に接続されている。これに加え、コアチップCC0は、ロジック部LOG2を備えており、ロジック部LOG1,LOG2は双方向バッファ回路BUを介して貫通電極TSV1に接続されている。その他の構成は図5の示した半導体装置と実質的に同一であることから、同一の構成要素に同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態による半導体装置20においても、上述した半導体装置10と同様の効果を得ることが可能となる。
図11は、本実施形態による半導体装置10を用いたデータ処理システムの構成を示す図である。ここでは、半導体装置10を例に挙げて説明するが、半導体装置20を用いたデータ処理システムとして構成してもよいことは言うまでもない。
図11に示すデータ処理システムは、メモリモジュール100とこれに接続されたコントローラ200によって構成されている。メモリモジュール100は、モジュール基板101上に複数の半導体装置10が搭載された構成を有している。モジュール基板101上には、コントローラ200から供給されるアドレス信号やコマンド信号を受けるレジスタ102が搭載されており、各半導体装置10にはレジスタ102を介してアドレス信号やコマンド信号が供給される。
このような構成を有するデータ処理システムにおいて、コントローラ200はアドレス信号やコマンド信号など、通常のDRAMのアクセスに必要な各種信号を供給すれば足り、チップ選択アドレスなど、通常のDRAMでは用いられない特別な信号を供給する必要はない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、夫々が同一機能の複数のコアチップとしてDDR3型のSDRAMを用いているが、本発明がこれに限定されるものではない。したがって、DDR3型以外のDRAMであっても構わないし、DRAM以外の半導体メモリ(SRAM(スタティックランダムアクセスメモリ)、PRAM(フェースチェンジランダムアクセスメモリ)、MRAM(マグネティックランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリなど)であっても構わない。更に、コアチップは半導体メモリ以外の機能である夫々が同一機能または異なる機能の複数の半導体チップであっても良い。また、全てのコアチップが積層されていることも必須でなく、一部又は全部のコアチップが平面的に配置されていても構わない。さらに、コアチップ数についても8個に限定されるものではない。
さらに本発明は、半導体メモリ以外の半導体装置に適用することも可能である。例えばインターフェースチップにCPU(Central Processing Unit)を搭載し、コアチップにCPUのキャッシュメモリを搭載し、インターフェースチップと複数のコアチップを組み合わせることにより、高性能なCPUを構成することも可能である。さらには、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)SDRAM、フラッシュメモリ等をコアチップとして用意し、またそれらのチップセットをインターフェースチップとして用意し、これらをチップ積層型半導体装置として構成することにより、ワンチップコンピュータの実現も可能である。
1〜3 貫通電極(TSV)
4〜6 内部回路
10,20 半導体装置
11a,11b クロック端子
11c クロックイネーブル端子
12a〜12e コマンド端子
13 アドレス端子
14 データ入出力端子
15a,15b データストローブ端子
16 キャリブレーション端子
17a,17b 電源端子
21 クロック発生回路
22 DLL回路
23 入出力バッファ回路
24 キャリブレーション回路
25 データラッチ回路
26 論理レベル保持回路
31 コマンド入力バッファ
32 コマンドデコーダ
33 不使用チップ情報保持回路
41 アドレス入力バッファ
42 モードレジスタ
43 パワーオン検出回路
44 層アドレス設定回路
45 層アドレスコントロール回路
46 層アドレス発生回路
47 層アドレス比較回路
50 メモリセルアレイ
51 ロウデコーダ
52 カラムデコーダ
53 センス回路
54 データコントロール回路
55 入出力回路
61 ロウ制御回路
61a アドレスバッファ
61b リフレッシュカウンタ
62 カラム制御回路
62a アドレスバッファ
62b バーストカウンタ
63 コントロールロジック回路
64 モードレジスタ
65 コマンドデコーダ
70 内部電圧発生回路
71 パワーオン検出回路
80 シリコン基板
81 層間絶縁膜
82 絶縁リング
83,86 TSVの端部
84 裏面バンプ
85 表面バンプ
91 電極
92 スルーホール電極
93 再配線層
94 NCF
95 リードフレーム
96 アンダーフィル
97 封止樹脂
100 メモリモジュール
101 モジュール基板
102 レジスタ
200 コントローラ
CC0〜CC7 コアチップ
IB 入力バッファ
INV1,INV2 インバータ
IP インターポーザ
LOG1,LOG2 ロジック部
MC メモリセル
MCO メモリコア部
OB 出力バッファ
RWBS リードライトバス
TSBOB 出力バッファ
TSV,TSV1〜TSV3 貫通電極
TSVIB 入力バッファ
TSVOB 出力バッファ

Claims (13)

  1. 少なくとも出力バッファを有する第1の半導体チップと、
    少なくとも入力バッファを有する第2の半導体チップと、
    前記第1又は第2の半導体チップを貫通して設けられ、前記出力バッファの出力端及び前記入力バッファの入力端に接続された貫通電極と、
    前記第1又は第2の半導体チップに設けられ、前記貫通電極の論理レベルを保持する論理レベル保持回路と、を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の半導体チップを複数備え、
    前記複数の第1の半導体チップにそれぞれ設けられた前記貫通電極が短絡されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記複数の第1の半導体チップは、入力端が前記貫通電極に接続された入力バッファをそれぞれ有し、
    前記第2の半導体チップは、出力端が前記貫通電極に接続された出力バッファを有することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記論理レベル保持回路による前記貫通電極の駆動能力は、前記出力バッファのいずれの駆動能力よりも小さいことを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体装置。
  5. 前記出力バッファがいずれもトライステートバッファであることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記複数の第1の半導体チップが積層されていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記複数の第1の半導体チップと前記第2の半導体チップが積層されていることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記第1の半導体チップは、メモリコアを含むバックエンド部が集積されたコアチップであり、
    前記第2の半導体チップは、外部とのインターフェースを行うフロントエンド部が集積されたインターフェースチップであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 前記貫通電極を複数備え、
    前記インターフェースチップから外部へ同時に出力する単位外部データのビット数よりも、前記複数の貫通電極を用いて前記複数のコアチップから前記インターフェースチップへ同時に出力する単位内部データのビット数の方が多いことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記インターフェースチップは、前記複数の貫通電極を介して前記コアチップより供給されるパラレルな前記単位内部データをシリアルな前記単位外部データに変換するデータラッチ回路を含むことを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  11. 複数のコアチップを製造する工程と、
    前記複数のコアチップを制御するインターフェースチップを製造する工程と、
    前記複数のコアチップ及び前記インターフェースチップの動作試験を行う工程と、
    前記複数のコアチップ及び前記インターフェースチップを積層して積層型半導体装置を製造する工程とを備え、
    前記インターフェースチップを製造する工程は、
    基板を貫通する複数の貫通電極、前記貫通電極を駆動する双方向バッファ回路、及び前記貫通電極の論理レベルを保持する論理レベル保持回路を形成する工程を含み、
    前記インターフェースチップの動作試験を行う工程は、前記双方向バッファ回路から出力されるデータを前記論理レベル保持回路に保持させる工程と、前記論理レベル保持回路に保持されたデータを前記双方向バッファ回路から読み出す工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 前記インターフェースチップの動作試験を行う工程は、
    前記インターフェースチップのデータ入出力端子に所定のテストデータを入力し、前記複数の貫通電極のうち所定のアドレス信号により指定されるデータ伝送用貫通電極に接続された論理レベル保持回路にテストデータを書き込んだ後、前記論理レベル保持回路によって保持されたテストデータを前記データ入出力端子から読み出して入力したテストデータと比較することにより行うことを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 複数のコアチップと、前記複数のコアチップを制御するインターフェースチップとを有する半導体装置と、前記半導体装置を制御するコントローラと、を備える情報処理システムであって、
    前記複数のコアチップは、基板を貫通する複数の貫通電極と、出力端が前記貫通電極に接続されたトライステートバッファとを含み、
    前記インターフェースチップは、入力端が前記貫通電極に接続された入力バッファと、前記貫通電極の論理レベルを保持する論理レベル保持回路とを含むことを特徴とする情報処理システム。
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