JP2011138999A - 半導体装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】不良チップが存在する場合であっても、メモリ容量を2のべき乗とする。
【解決手段】コアチップCC0〜CC7と、コアチップCC0〜CC7にそれぞれ対応する不良チップ信号SK0〜SK7を供給するインターフェースチップIFを備える。インターフェースチップIFは、コアチップCC0〜CC7のうち良品チップの数を検知する枚数検知回路40を有し、枚数検知回路40によって検知された良品チップの数をX個とし、2≦X<2n+1(nは自然数)とした場合、X−2個の良品チップを不使用チップとする。本発明によれば、良品チップであっても不使用チップとすることが可能であることから、不良チップが発見された場合においてもメモリ容量を2のべき乗とすることができる。これにより、いわゆるパーシャル品においてコントローラの制御が複雑化することが無くなる。
【選択図】図5

Description

本発明は半導体装置及びその制御方法に関し、特に、複数のコアチップを備える半導体装置及びその制御方法に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体装置に要求される記憶容量は年々増大している。この要求を満たすため、近年、複数のメモリチップを積層したマルチチップパッケージと呼ばれるメモリデバイスが提案されている。しかしながら、マルチチップパッケージにて用いられるメモリチップは、それ自身が単体でも動作する通常のメモリチップであることから、各メモリチップには外部(例えば、メモリコントローラ)とのインターフェースを行ういわゆるフロントエンド部が含まれている。このため、夫々のメモリチップ内のメモリコアに割り当て可能な占有面積は、全チップ面積からフロントエンド部の占有面積を減じた面積に制限され、1チップ当たり(一つのメモリチップ当たり)の記憶容量を大幅に増大させることは困難である。
しかも、フロントエンド部を構成する回路はロジック系の回路であるにもかかわらず、メモリコアを含むバックエンド部と同時に作製されるために、フロントエンド部のトランジスタを高速化することが困難であるという問題もあった。
このような問題を解決する方法として、フロントエンド部とバックエンド部をそれぞれ別個のチップに集積し、これらを積層することによって一つの半導体装置を構成する方法が提案されている(特許文献1参照)。この方法によれば、それぞれバックエンド部が集積された複数のコアチップ(一つのコアチップ当たり)については、メモリコアに割り当て可能な占有面積が増大することから、1チップ当たりの記憶容量を増大させることが可能となる。一方、フロントエンド部が集積され、複数のコアチップに共通なインターフェースチップについては、メモリコアとは異なるプロセスで作製できるため、高速なトランジスタによって回路を形成することが可能となる。しかも、1つのインターフェースチップに対して複数のコアチップを割り当てることができるため、全体として非常に大容量且つ高速な半導体装置を提供することが可能となる。
しかしながら、この種の半導体装置は、コントローラからはあくまで1個のメモリチップとして認識される。このため、1つのインターフェースチップに対して複数のコアチップを割り当てる場合には、各コアチップに対する個別のアクセスをどのようにして行うかが問題となる。つまり、通常のマルチチップパッケージであれば、各メモリチップに設けられたチップ選択端子(/CS)を用いて、各メモリチップを個別に選択することができる。これに対し、上記の半導体装置においては、チップ選択端子が設けられているのはあくまでインターフェースチップであることから、チップ選択信号によって各コアチップを個別に選択することはできない。
この問題を解決する方法として、特許文献1においては、各コアチップにチップ識別番号を割り当てるとともに、インターフェースチップから各コアチップにチップ選択アドレスを共通に与えることによって、各コアチップの個別選択を実現している。
上述の特許文献1には、コアチップ(DRAMチップ)が5層に積層され、その上部にインターフェースチップが積層され、各チップが貫通電極を介して接続された構造が開示されている。このようなチップ積層型半導体装置は、個々のチップを作製し、チップの欠陥の有無を検査した後、それらを積層してパッケージングすることにより完成させるものである。
ところで、コアチップの不良は各チップの組み立て後の検査において見つかることがある。この場合、残りのコアチップ及びインターフェースチップは正常に動作するものであることから、必ずしも全体を廃棄する必要はない。そこで、一部のコアチップに欠陥があったとしても半導体装置自体を欠陥とするのではなく、欠陥のあるコアチップだけを使用停止にし、正常なコアチップのみを動作させるいわゆるパーシャル品とすることで、良品チップを救済する方法が求められている。チップ積層型半導体装置に関するものではないが、欠陥のあるメモリの一部のみを使用する技術は特許文献2,3に記載されている。
特開2007−157266号公報 特開平9−128995号公報 特開平9−161497号公報
しかしながら、正常なコアチップの全てを動作させるとメモリ容量が2のべき乗ではない値となることがあり、この場合、コントローラによる制御が複雑となってしまう。例えば、1Gbのコアチップを8枚積層するタイプのチップ積層型半導体装置の場合、1枚のコアチップが不良チップであるとするとメモリ容量は7Gbとなり、このような中途半端なメモリ容量では実使用上極めて不便である。このような問題は、チップ積層型半導体装置に限らず、複数のコアチップを使用する半導体装置全般において生じる問題である。
本発明による半導体装置は、複数のコアチップと、前記複数のコアチップの少なくとも一部にそれぞれ対応する不良チップ信号を供給するインターフェースチップと、を備え、前記インターフェースチップは、前記複数のコアチップのうち不良チップではない良品チップの数を検知する枚数検知回路を有し、前記枚数検知回路によって検知された前記良品チップの数をX個とし、2≦X<2n+1(nは自然数)とした場合、X−2個の良品チップを不使用チップとすることを特徴とする。
また、本発明による半導体装置の制御方法は、複数のコアチップを選択動作させるための半導体装置の制御方法であって、前記複数のコアチップの少なくとも一部に其々良品か不良品か否かを示す不良チップ信号を出力するステップと、前記良品であるコアチップの枚数をカウントしたカウント信号を生成するステップと、前記良品であるコアチップのうち、前記カウント信号に対応して選択される一部のコアチップを動作可能にセットし、その他を動作不可にセットするステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、良品チップであっても不使用チップとすることが可能であることから、不良チップが発見された場合においてもメモリ容量を2のべき乗とすることができる。これにより、いわゆるパーシャル品においてコントローラの制御が複雑化することが無くなる。
本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の構造を説明するための模式的な断面図である。 コアチップに設けられたTSVの種類を説明するための図である。 図2(a)に示すタイプのTSV1の構造を示す断面図である。 半導体装置10の回路構成を示すブロック図である。 コアチップCC0〜CC7の選択に関連する回路を抜き出して示す図である。 層アドレス発生回路46の構成の一例を示すブロック図である。 スキップ制御回路46aの回路図である。 スキップ制御回路46aの等価回路図であり、(a)は枚数指定信号FのビットF<0>〜F<2>がローレベルである場合、(b)は枚数指定信号FのビットF<2>のみがハイレベルである場合、(c)は枚数指定信号FのビットF<1>のみがハイレベルである場合、(d)は枚数指定信号FのビットF<0>のみがハイレベルである場合をそれぞれ示している。 スキップ制御回路46aの真理値表であり、(a)は枚数指定信号FのビットF<2>のみがハイレベルである場合、(b)は枚数指定信号FのビットF<1>のみがハイレベルである場合をそれぞれ示している。 枚数検知回路40の回路図である。 枚数検知回路40の真理値表である。 半導体装置10の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の構造を説明するための模式的な断面図である。
図1に示すように、本実施形態による半導体装置10は、互いに同一の機能、構造を持ち、夫々同一の製造マスクで製作された8枚のコアチップCC0〜CC7、コアチップとは異なる製造マスクで製作された1枚のインターフェースチップIF及び1枚のインターポーザIPが積層された構造を有している。コアチップCC0〜CC7及びインターフェースチップIFはシリコン基板を用いた半導体チップであり、いずれもシリコン基板を貫通する多数の貫通電極TSV(Through Silicon Via)によって上下に隣接するチップと電気的に接続されている。一方、インターポーザIPは樹脂からなる回路基板であり、その裏面IPbには複数の外部端子(半田ボール)SBが形成されている。
コアチップCC0〜CC7は、「外部端子を介して外部とのインターフェースを行ういわゆるフロントエンド部と複数の記憶セルとそれら記憶セルへアクセスするいわゆるバックエンド部の両者を含む周知で一般的なそれ自身が単体チップでも動作し、メモリコントローラと直接通信できる通常のメモリチップである1GbのDDR3(Double Data Rate 3)型SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)」に含まれる回路ブロックのうち、外部とのインターフェースを行ういわゆるフロントエンド部(フロントエンド機能)が削除された半導体チップである。言い換えれば、原則として、バックエンド部に属する回路ブロックのみが集積された半導体チップである。フロントエンド部に含まれる回路ブロックとしては、メモリセルアレイとデータ入出力端子との間で入出力データのパラレル/シリアル変換を行うパラレルシリアル変換回路(データラッチ回路)や、データの入出力タイミングを制御するDLL(Delay Locked Loop)回路などが挙げられる。詳細は後述する。インターフェースチップIFは、フロントエンド部のみが集積された半導体チップである。よって、インターフェースチップの動作周波数は、コアチップの動作周波数よりも高い。コアチップCC0〜CC7にはフロントエンド部に属するこれらの回路は含まれていないため、コアチップの製造過程において、そのコアチップがウェハ状態で実施されるテスト動作時を除きコアチップCC0〜CC7を単体で動作させることはできない。コアチップCC0〜CC7を動作させるためには、インターフェースチップIFが必要である。よって、コアチップは、一般的な単体チップの記憶集積度よりも集積度が高い。本実施形態による半導体装置10は、インターフェースチップは、外部と第1の動作周波数で通信するフロントエンド機能を有し、複数のコアチップは、インターフェースチップとのみ通信し、且つ第1の動作周波数よりも低い第2の動作周波数で通信するバックエンド機能を有する。よって、複数のコアチップのそれぞれは、複数の情報を記憶するメモリセルアレイを備え、複数のコアチップからインターフェースチップへパラレルに供給される一つのI/O(DQ)当たりの複数のリードデータは、インターフェースチップからコアチップへ与える一回のリードコマンドに関連する複数のビット数である。所謂、複数のビット数は、周知のプリフェッチデータ数に対応する。
インターフェースチップIFは、8枚のコアチップCC0〜CC7に対する共通のフロントエンド部として機能する。したがって、外部からのアクセスは全てインターフェースチップIFを介して行われ、データの入出力もインターフェースチップIFを介して行われる。本実施形態では、インターポーザIPとコアチップCC0〜CC7との間にインターフェースチップIFが配置されているが、インターフェースチップIFの位置については特に限定されず、コアチップCC0〜CC7よりも上部に配置しても構わないし、インターポーザIPの裏面IPbに配置しても構わない。インターフェースチップIFをコアチップCC0〜CC7の上部にフェースダウンで又はインターポーザIPの裏面IPbにフェースアップで配置する場合には、インターフェースチップIFにTSVを設ける必要はない。また、インターフェースチップIFは、2つのインターポーザIPに挟まれるように配置しても良い。
インターポーザIPは、半導体装置10の機械的強度を確保するとともに、電極ピッチを拡大するための再配線基板として機能する。つまり、インターポーザIPの上面IPaに形成された電極91をスルーホール電極92によって裏面IPbに引き出し、裏面IPbに設けられた再配線層93によって、外部端子SBのピッチを拡大している。図1には、2個の外部端子SBのみを図示しているが、実際には多数の外部端子が設けられている。外部端子SBのレイアウトは、規格により定められたDDR3型のSDRAMにおけるそれと同じである。したがって、外部のコントローラからは1個のDDR3型のSDRAMとして取り扱うことができる。
図1に示すように、最上部のコアチップCC0の上面はNCF(Non-Conductive Film)94及びリードフレーム95によって覆われており、コアチップCC0〜CC7及びインターフェースチップIFの各チップ間のギャップはアンダーフィル96で充填され、またその周囲は封止樹脂97によって覆われている。これにより、各チップが物理的に保護される。
コアチップCC0〜CC7に設けられたTSVの大部分は、積層方向から見た平面視で、すなわち図1に示す矢印Aから見た場合に、同じ位置に設けられた他層のTSVと短絡されている。つまり、図2(a)に示すように、平面視で同じ位置に設けられた上下のTSV1が短絡され、これらTSV1によって1本の配線が構成されている。各コアチップCC0〜CC7に設けられたこれらのTSV1は、当該コアチップ内の内部回路4にそれぞれ接続されている。したがって、インターフェースチップIFから図2(a)に示すTSV1に供給される入力信号(コマンド信号、アドレス信号など)は、コアチップCC0〜CC7の内部回路4に共通に入力される。また、コアチップCC0〜CC7からTSV1に供給される出力信号(データなど)は、ワイヤードオアされてインターフェースチップIFに入力される。
これに対し、一部のTSVについては、図2(b)に示すように、平面視で同じ位置に設けられた他層のTSV2と直接接続されるのではなく、当該コアチップCC0〜CC7に設けられた内部回路5を介して接続されている。つまり、各コアチップCC0〜CC7に設けられたこれら内部回路5がTSV2を介してカスケード接続されている。この種のTSV2は、各コアチップCC0〜CC7に設けられた内部回路5に所定の情報を順次転送するために用いられる。このような情報としては、後述する層アドレス情報が挙げられる。
さらに他の一部のTSV群については、図2(c)に示すように、平面視で異なる位置に設けられた他層のTSVと短絡されている。この種のTSV群3に対しては、平面視で所定の位置Pに設けられたTSV3aに各コアチップCC0〜CC7の内部回路6が接続されている。これにより、各コアチップに設けられた内部回路6に対して選択的に情報を入力することが可能となる。このような情報としては、後述する不良チップ情報が挙げられる。
このように、コアチップCC0〜CC7に設けられたTSVは、図2(a)〜(c)に示す3タイプ(TSV1〜TSV3)が存在する。上述の通り、大部分のTSVは図2(a)に示すタイプであり、アドレス信号、コマンド信号、クロック信号などは図2(a)に示すタイプのTSV1を介して、インターフェースチップIFからコアチップCC0〜CC7に供給される。また、リードデータ及びライトデータについても、図2(a)に示すタイプのTSV1を介してインターフェースチップIFに入出力される。これに対し、図2(b),(c)に示すタイプのTSV2,TSV3は、互いに同一の構造を有するコアチップCC0〜CC7に対して、個別の情報を与えるために用いられる。
図3は、図2(a)に示すタイプのTSV1の構造を示す断面図である。
図3に示すように、TSV1はシリコン基板80及びその表面の層間絶縁膜81を貫通して設けられている。TSV1の周囲には絶縁リング82が設けられており、これによって、TSV1とトランジスタ領域との絶縁が確保される。図3に示す例では絶縁リング82が二重に設けられており、これによってTSV1とシリコン基板80との間の静電容量が低減されている。
シリコン基板80の裏面側におけるTSV1の端部83は、裏面バンプ84で覆われている。裏面バンプ84は、下層のコアチップに設けられた表面バンプ85と接する電極である。表面バンプ85は、各配線層L0〜L3に設けられたパッドP0〜P3及びパッド間を接続する複数のスルーホール電極TH1〜TH3を介して、TSV1の端部86に接続されている。これにより、平面視で同じ位置に設けられた表面バンプ85と裏面バンプ84は、短絡された状態となる。尚、図示しない内部回路との接続は、配線層L0〜L3に設けられたパッドP0〜P3から引き出される内部配線(図示せず)を介して行われる。
図4は、半導体装置10の回路構成を示すブロック図である。
図4に示すように、インターポーザIPに設けられた外部端子には、クロック端子11a,11b、クロックイネーブル端子11c、コマンド端子12a〜12e、アドレス端子13、データ入出力端子14、データストローブ端子15a,15b、キャリブレーション端子16、及び電源端子17a,17bが含まれている。これら外部端子は、全てインターフェースチップIFに接続されており、電源端子17a,17bを除きコアチップCC0〜CC7には直接接続されない。
まず、これら外部端子とフロントエンド機能であるインターフェースチップIFとの接続関係、並びに、インターフェースチップIFの回路構成について説明する。
クロック端子11a,11bはそれぞれ外部クロック信号CK,/CKが供給される端子であり、クロックイネーブル端子11cはクロックイネーブル信号CKEが入力される端子である。供給された外部クロック信号CK,/CK及びクロックイネーブル信号CKEは、インターフェースチップIFに設けられたクロック発生回路21に供給される。本明細書において信号名の先頭に「/」が付されている信号は、対応する信号の反転信号又はローアクティブな信号であることを意味する。したがって、外部クロック信号CK,/CKは互いに相補の信号である。クロック発生回路21は内部クロック信号ICLKを生成する回路であり、生成された内部クロック信号ICLKは、インターフェースチップIF内の各種回路ブロックに供給される他、TSVを介してコアチップCC0〜CC7にも共通に供給される。
また、インターフェースチップIFにはDLL回路22が含まれており、DLL回路22によって入出力用クロック信号LCLKが生成される。入出力用クロック信号LCLKは、インターフェースチップIFに含まれる入出力バッファ回路23に供給される。DLL機能は、半導体装置10が外部と通信するに当たり、外部との同期がマッチングされた信号LCLKでフロントエンドを制御するからである。故に、バックエンドであるコアチップCC0〜CC7には、DLL機能は不要である。
コマンド端子12a〜12eは、それぞれロウアドレスストローブ信号/RAS、カラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WE、チップセレクト信号/CS、及びオンダイターミネーション信号ODTが供給される端子である。これらのコマンド信号は、インターフェースチップIFに設けられたコマンド入力バッファ31に供給される。コマンド入力バッファ31に供給されたこれらコマンド信号は、コマンドデコーダ32に供給される。コマンドデコーダ32は、内部クロックICLKに同期して、コマンド信号の保持、デコード及びカウントなどを行うことによって、各種内部コマンドICMDを生成する回路である。生成された内部コマンドICMDは、インターフェースチップIF内の各種回路ブロックに供給される他、TSVを介してコアチップCC0〜CC7にも共通に供給される。
アドレス端子13は、アドレス信号A0〜A15,BA0〜BA2が供給される端子であり、供給されたアドレス信号A0〜A15,BA0〜BA2は、インターフェースチップIFに設けられたアドレス入力バッファ41に供給される。アドレス入力バッファ41の出力は、TSVを介してコアチップCC0〜CC7に共通に供給される。また、モードレジスタセットにエントリーしている場合には、アドレス信号A0〜A15はインターフェースチップIFに設けられたモードレジスタ42に供給される。また、アドレス信号BA0〜BA2(バンクアドレス)については、インターフェースチップIFに設けられた図示しないアドレスデコーダによってデコードされ、これにより得られるバンク選択信号Bがデータラッチ回路25に供給される。これは、ライトデータのバンク選択がインターフェースチップIF内で行われるためである。
データ入出力端子14は、リードデータ又はライトデータDQ0〜DQ15の入出力を行うための端子である。また、データストローブ端子15a,15bは、ストローブ信号DQS,/DQSの入出力を行うための端子である。これらデータ入出力端子14及びデータストローブ端子15a,15bは、インターフェースチップIFに設けられた入出力バッファ回路23に接続されている。入出力バッファ回路23には、入力バッファIB及び出力バッファOBが含まれており、DLL回路22より供給される入出力用クロック信号LCLKに同期して、リードデータ又はライトデータDQ0〜DQ15及びストローブ信号DQS,/DQSの入出力を行う。また、入出力バッファ回路23は、コマンドデコーダ32から内部オンダイターミネーション信号IODTが供給されると、出力バッファOBを終端抵抗として機能させる。さらに、入出力バッファ回路23には、キャリブレーション回路24からインピーダンスコードDRZQが供給されており、これによって出力バッファOBのインピーダンスが指定される。入出力バッファ回路23は、周知のFIFO回路を含む。
キャリブレーション回路24には、出力バッファOBと同じ回路構成を有するレプリカバッファRBが含まれており、コマンドデコーダ32よりキャリブレーション信号ZQが供給されると、キャリブレーション端子16に接続された外部抵抗(図示せず)の抵抗値を参照することによってキャリブレーション動作を行う。キャリブレーション動作とは、レプリカバッファRBのインピーダンスを外部抵抗の抵抗値と一致させる動作であり、得られたインピーダンスコードDRZQが入出力バッファ回路23に供給される。これにより、出力バッファOBのインピーダンスが所望の値に調整される。
入出力バッファ回路23は、データラッチ回路25に接続されている。データラッチ回路25は、周知なDDR機能を実現するレイテンシ制御によって動作するFIFO機能を実現するFIFO回路(不図示)とマルチプレクサMUX(不図示)とを含み、コアチップCC0〜CC7から供給されるパラレルなリードデータをシリアル変換するとともに、入出力バッファから供給されるシリアルなライトデータをパラレル変換する回路である。したがって、データラッチ回路25と入出力バッファ回路23との間はシリアル接続であり、データラッチ回路25とコアチップCC0〜CC7との間はパラレル接続である。本実施形態では、コアチップCC0〜CC7がDDR3型のSDRAMのバックエンド部であり、プリフェッチ数が8ビットである。また、データラッチ回路25とコアチップCC0〜CC7はバンクごとに接続されており、各コアチップCC0〜CC7に含まれるバンク数は8バンクである。したがって、データラッチ回路25とコアチップCC0〜CC7との接続は1DQ当たり64ビット(8ビット×8バンク)となる。
このように、データラッチ回路25とコアチップCC0〜CC7との間においては、基本的に、シリアル変換されていないパラレルデータが入出力される。つまり、通常のSDRAM(それは、フロントエンドとバックエンドが1つのチップで構成される)では、チップ外部との間でのデータの入出力がシリアルに行われる(つまり、データ入出力端子は1DQ当たり1個である)のに対し、コアチップCC0〜CC7では、インターフェースチップIFとの間でのデータの入出力がパラレルに行われる。この点は、通常のSDRAMとコアチップCC0〜CC7との重要な相違点である。但し、プリフェッチしたパラレルデータを全て異なるTSVを用いて入出力することは必須でなく、コアチップCC0〜CC7側にて部分的なパラレル/シリアル変換を行うことによって、1DQ当たり必要なTSVの数を削減しても構わない。例えば、1DQ当たり64ビットのデータを全て異なるTSVを用いて入出力するのではなく、コアチップCC0〜CC7側にて2ビットのパラレル/シリアル変換を行うことによって、1DQ当たり必要なTSVの数を半分(32個)に削減しても構わない。
更に、データラッチ回路25は、インターフェースチップ単位で試験ができる機能が付加されている。インターフェースチップには、バックエンド部が存在しない。このため、原則として単体で動作させることはできない。しかしながら、単体での動作が一切不可能であると、ウェハ状態でのインターフェースチップの動作試験を行うことができなくなってしまう。これは、インターフェースチップと複数のコアチップの組み立て工程を経た後でなければ、半導体装置10を試験することができないことを示し、半導体装置10を試験することによって、インターフェースチップを試験することを意味する。インターフェースチップに回復できない欠陥がある場合、半導体装置10全体の損失を招くことになる。この点を考慮して、本実施形態では、データラッチ回路25には、試験用に擬似的なバックエンド部の一部が設けられており、試験時に簡素な記憶機能が可能とされている。
電源端子17a,17bは、それぞれ電源電位VDD,VSSが供給される端子であり、インターフェースチップIFに設けられたパワーオン検出回路43に接続されるとともに、TSVを介してコアチップCC0〜CC7にも接続されている。パワーオン検出回路43は、電源の投入を検出する回路であり、電源の投入を検出するとインターフェースチップIFに設けられた層アドレスコントロール回路45を活性化させる。
層アドレスコントロール回路45は、本実施形態による半導体装置10のI/O構成に応じて層アドレスを変更するための回路である。上述の通り、本実施形態による半導体装置10は16個のデータ入出力端子14を備えており、これにより最大でI/O数を16ビット(DQ0〜DQ15)に設定することができるが、I/O数がこれに固定されるわけではなく、8ビット(DQ0〜DQ7)又は4ビット(DQ0〜DQ3)に設定することも可能である。これらI/O数に応じてアドレス割り付けが変更され、層アドレスも変更される。層アドレスコントロール回路45は、I/O数に応じたアドレス割り付けの変更を制御する回路であり、TSVを介して各コアチップCC0〜CC7に共通に接続されている。
また、インターフェースチップIFには層アドレス設定回路44も設けられている。層アドレス設定回路44は、TSVを介してコアチップCC0〜CC7に接続されている。層アドレス設定回路44は、図2(b)に示すタイプのTSV2を用いて、コアチップCC0〜CC7の層アドレス発生回路46にカスケード接続されており、テスト時においてコアチップCC0〜CC7に設定された層アドレスを読み出す役割を果たす。また、最下層に位置するコアチップCC7から転送された層アドレスS8は、枚数検知回路40にも供給される。枚数検知回路40は、コアチップCC0〜CC7のうち良品チップの枚数を検知する回路であり、検知結果に基づいて枚数指定信号Fを出力する。枚数指定信号Fは、図2(a)に示すタイプのTSV1を介して、各コアチップCC0〜CC7に対して共通に供給される。枚数検知回路40の詳細については後述する。
さらに、インターフェースチップIFには不良チップ情報保持回路33が設けられている。不良チップ情報保持回路33は、正常に動作しない不良コアチップがアセンブリ後に発見された場合に、そのチップ番号を保持する回路である。不良チップ情報保持回路33は、TSVを介してコアチップCC0〜CC7に接続されている。不良チップ情報保持回路33は、図2(c)に示すタイプのTSV3を用いて、シフトされながらコアチップCC0〜CC7に接続されている。また、不良チップ情報保持回路33には、テスト端子18よりテスト信号TESTが供給される。テスト信号TESTは、不良チップ情報保持回路33に不良チップ情報を書き込む際に用いられる。
以上が外部端子とインターフェースチップIFとの接続関係、並びに、インターフェースチップIFの回路構成の概要である。次に、コアチップCC0〜CC7の回路構成について説明する。
図4に示すように、バックエンド機能であるコアチップCC0〜CC7に含まれるメモリセルアレイ50は、いずれも8バンクに分割されている。尚、バンクとは、個別にコマンドを受け付け可能な単位である。言い換えれば、夫々のバンクは、互いに排他制御で独立に動作することができる。半導体装置10外部からは、独立に夫々のバンクをアクセスできる。例えば、バンク1のメモリセルアレイ50とバンク2のメモリセルアレイ50は、異なるコマンドにより夫々対応するワード線WL、ビット線BL等を、時間軸的に同一の期間に個別にアクセス制御できる非排他制御の関係である。例えば、バンク1をアクティブ(ワード線とビット線をアクティブ)に維持しつつ、更にバンク2をアクティブに制御することができる。リード但し、半導体装置の外部端子(例えば、複数の制御端子、複数のI/O端子)は、共有している。メモリセルアレイ50内においては、複数のワード線WLと複数のビット線BLが交差しており、その交点にはメモリセルMCが配置されている(図4においては、1本のワード線WL、1本のビット線BL及び1個のメモリセルMCのみを示している)。ワード線WLの選択はロウデコーダ51によって行われる。また、ビット線BLはセンス回路53内の対応するセンスアンプSAに接続されている。センスアンプSAの選択はカラムデコーダ52によって行われる。
ロウデコーダ51は、ロウ制御回路61より供給されるロウアドレスによって制御される。ロウ制御回路61には、TSVを介してインターフェースチップIFより供給されるロウアドレスを受けるアドレスバッファ61aが含まれており、アドレスバッファ61aによってバッファリングされたロウアドレスがロウデコーダ51に供給される。TSVを介して供給されるアドレス信号は、入力バッファB1を介して、ロウ制御回路61などに供給される。また、ロウ制御回路61にはリフレッシュカウンタ61bも含まれており、コントロールロジック回路63からリフレッシュ信号が発行された場合には、リフレッシュカウンタ61bが示すロウアドレスがロウデコーダ51に供給される。
カラムデコーダ52は、カラム制御回路62より供給されるカラムアドレスによって制御される。カラム制御回路62には、TSVを介してインターフェースチップIFより供給されるカラムアドレスを受けるアドレスバッファ62aが含まれており、アドレスバッファ62aによってバッファリングされたカラムアドレスがカラムデコーダ52に供給される。また、カラム制御回路62にはバースト長をカウントするバーストカウンタ62bも含まれている。
カラムデコーダ52によって選択されたセンスアンプSAは、さらに、図示しないいくつかのアンプ(サブアンプやデータアンプなど)を介して、データコントロール回路54に接続される。これにより、リード動作時においては、一つのI/O(DQ)あたり8ビット(=プリフェッチ数)のリードデータがデータコントロール回路54から出力され、ライト動作時においては、8ビットのライトデータがデータコントロール回路54に入力される。データコントロール回路54とインターフェースチップIFとの間はTSVを介してパラレルに接続される。
コントロールロジック回路63は、TSVを介してインターフェースチップIFから供給される内部コマンドICMDを受け、これに基づいてロウ制御回路61及びカラム制御回路62の動作を制御する回路である。コントロールロジック回路63には、層アドレス比較回路(チップアドレス比較回路)47が接続されている。層アドレス比較回路47は、当該コアチップがアクセス対象であるか否かを検出する回路であり、その検出は、TSVを介してインターフェースチップIFより供給されるアドレス信号の一部SEL(チップ選択情報/第3のチップアドレス)と、層アドレス発生回路46に設定された層アドレスLID(チップ識別番号/第2のチップアドレス)とを比較することにより行われる。
層アドレス発生回路(チップアドレス発生回路)46には、初期化時において各コアチップCC0〜CC7に固有の層アドレスが設定される。層アドレスの設定方法の詳細については後述するが、TSVを介してインターフェースチップIFの不良チップ情報保持回路33から供給される不良チップ信号SKi(i=0〜7)に基づき、固有の層アドレスを生成するとともに、下層のコアチップに層アドレスを転送する。不良チップ信号SKiは、図2(c)に示すタイプのTSV3を用いて各コアチップCC0〜CC7に供給されるため、各コアチップCC0〜CC7に個別の不良チップ信号SKiを供給することができる。不良チップ信号SKiは、当該コアチップが不良チップである場合にローレベルに活性化される信号であり、これが活性化している場合にはコントロールロジック回路63の動作が完全に停止する。これにより、不良のあるコアチップはインターフェースチップIFからアドレス信号やコマンド信号が入力されても、リード動作やライト動作を行うことはない。また、層アドレス発生回路46間における層アドレスの転送は、図2(b)に示すタイプのTSV2を用いて行われる。最も下層に位置するコアチップCC7に含まれる層アドレス発生回路46は、インターフェースチップIF内の層アドレス設定回路44及び枚数検知回路40に層アドレスS8を供給する。
また、コントロールロジック回路63の出力は、モードレジスタ64にも供給されている。これにより、コントロールロジック回路63の出力がモードレジスタセットを示している場合、アドレス信号によってモードレジスタ64の設定値が上書きされる。これにより、コアチップCC0〜CC7の動作モードが設定される。
さらに、コアチップCC0〜CC7には、内部電圧発生回路70が設けられている。内部電圧発生回路には電源電位VDD,VSSが供給されており、内部電圧発生回路70はこれを受けて各種内部電圧を生成する。内部電圧発生回路70により生成される内部電圧としては、各種周辺回路の動作電源として用いる内部電圧VPERI(≒VDD)、メモリセルアレイ50のアレイ電圧として用いる内部電圧VARY(<VDD)、ワード線WLの活性化電位である内部電圧VPP(>VDD)などが含まれる。また、コアチップCC0〜CC7には、パワーオン検出回路71も設けられており、電源の投入を検出すると各種内部回路のリセットを行う。
コアチップCC0〜CC7に含まれる上記の周辺回路は、TSVを介してインターフェースチップIFから供給される内部クロック信号ICLKに同期して動作する。TSVを介して供給される内部クロック信号ICLKは、入力バッファB2を介して各種周辺回路に供給される。
以上がコアチップCC0〜CC7の基本的な回路構成である。コアチップCC0〜CC7には外部とのインターフェースを行うフロントエンド部が設けられておらず、このため、原則として単体で動作させることはできない。しかしながら、単体での動作が一切不可能であると、ウェハ状態でのコアチップの動作試験を行うことができなくなってしまう。これは、インターフェースチップと複数のコアチップの組み立て工程を経た後でなければ、半導体装置10を試験することができないことを示し、半導体装置10を試験することによって、各コアチップをそれぞれ試験することを意味する。コアチップに回復できない欠陥がある場合、半導体装置10全体の損失を招くことになる。この点を考慮して、本実施形態では、コアチップCC0〜CC7にはいくつかのテストパッドTPとテスト用のコマンドデコーダ65のテスト用フロントエンド部で構成される試験用に擬似的なフロントエンド部の一部が設けられており、テストパッドTPからアドレス信号、テストデータやコマンド信号の入力が可能とされている。試験用のフロントエンド部は、あくまでウェハ試験において簡素な試験を実現する機能の回路であり、インターフェースチップ内のフロントエンド機能をすべて備えるわけではない、ことに注意が必要である。例えば、コアチップの動作周波数は、フロントエンドの動作周波数よりも低いことから、低周波で試験するテスト用のフロントエンド部の回路で簡素に実現することができる。
テストパッドTPの種類は、インターポーザIPに設けられた外部端子とほぼ同様である。具体的には、クロック信号が入力されるテストパッドTP1、アドレス信号が入力されるテストパッドTP2、コマンド信号が入力されるテストパッドTP3、テストデータの入出力を行うためのテストパッドTP4、データストローブ信号の入出力を行うためのテストパッドTP5、電源電位を供給するためのテストパッドTP6などが含まれている。
テスト時においては、デコードされていない通常の外部コマンドが入力されるため、コアチップCC0〜CC7にはテスト用のコマンドデコーダ65も設けられている。また、テスト時においては、シリアルなテストデータが入出力されることから、コアチップCC0〜CC7にはテスト用の入出力回路55も設けられている。
以上が本実施形態による半導体装置10の全体構成である。このように、本実施形態による半導体装置10は、1Gbのコアチップが8枚積層された構成を有していることから、合計で8Gbのメモリ容量となる。また、チップ選択信号/CSが入力される端子(チップ選択端子)は1つであることから、コントローラからはメモリ容量が8Gbである単一のDRAMとして認識される。
但し、8Gbのメモリ容量が得られるのは8枚のコアチップCC0〜CC7が全て良品チップである場合であり、1又は2以上のコアチップが不良チップである場合にはメモリ容量は8Gb未満となる。詳細については後述するが、本実施形態では1又は2以上のコアチップが不良チップである場合、必要に応じて良品チップを不使用とすることにより、メモリ容量を4Gb、2Gb又は1Gbに設定する。
図5は、コアチップCC0〜CC7の選択に関連する回路を抜き出して示す図である。また、図6は、層アドレス発生回路46の構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、各コアチップCC0〜CC7には層アドレス発生回路(チップアドレス発生回路)46が設けられており、これらが図2(b)に示すタイプのTSV2を介して縦続接続されている。図6に示すように、層アドレス発生回路46には、スキップ制御回路46a、カウント制御回路46b、カウンタ回路46cが含まれている。これら回路の動作については後述する。
層アドレス発生回路46には、図2(c)に示すタイプのTSV3を介して、インターフェースチップIF内の不良チップ情報保持回路33から、対応する不良チップ信号SK0〜SK7がそれぞれ供給される。不良チップ信号SK0〜SK7は合計8ビットの信号であり、各ビットがそれぞれ対応するコアチップCC0〜CC7に供給される。不良チップ信号SK0〜SK7の対応するビットがローレベルに活性化しているコアチップは不良チップである。不良チップ信号SK0〜SK7は、図6に示すスキップ制御回路46aに供給される。
スキップ制御回路46aは、不良チップ信号SK0〜SK7をそれぞれ不使用チップ信号SKI0〜SKI7に変換する回路であり、その変換動作は、枚数指定信号F及び対応する層アドレスD0〜D7に基づいて行われる。不使用チップ信号SKI0〜SKI7の対応するビットがローレベルに活性化しているコアチップは「不使用チップ」である。不使用チップとは、不良チップ又は良品チップであるが使用されないチップである。
ここで、枚数指定信号Fとは、インターフェースチップIFに設けられた枚数検知回路40より出力される信号であり、8枚のコアチップCC0〜CC7に対して共通に供給される。本実施形態において、枚数指定信号FはビットF<0>〜F<2>からなる3ビットの信号である。枚数指定信号Fは、初期状態においては常に(0,0,0)であるが、枚数検知回路40による枚数検知動作が行われると、検知結果に応じて変化する。一方、層アドレスD0〜D7のうち、後述するようにD0はイネーブル信号、D1〜D7は、対応する層アドレス発生回路46内のカウント制御回路46bによって生成される信号であり、少なくとも使用されるコアチップにおいては固有の値を有する。本実施形態において、層アドレスD0〜D7はそれぞれビットDi<0>〜Di<2>(i=0〜7)からなる3ビットの信号である。
図7は、スキップ制御回路46aの回路図である。
図7に示すように、スキップ制御回路46aは、縦続接続された3つのマルチプレクサ102,101,100と、マルチプレクサ102,101の動作を制御する論理回路103によって構成されている。マルチプレクサ102,101,100は、いずれも2つの入力端D,Bと1つの出力端Rを有しており、それぞれ対応するビットF<2>〜F<0>の論理レベルによって入力端D,Bの選択が行われる。具体的には、対応するビットF<2>〜F<0>がハイレベル(論理値:1)である場合には、入力端Dに供給される信号が出力端Rより出力され、逆に、対応するビットF<2>〜F<0>がローレベル(論理値:0)である場合には、入力端Bに供給される信号が出力端Rより出力される。
図7に示すように、初段のマルチプレクサ102の入力端Bには、対応する不良チップ信号SKi(i=0〜7)が供給されており、入力端Dには、対応する不良チップ信号SKiと反転されたビットDi<2>の論理積が供給されている。また、2段目のマルチプレクサ101の入力端Bには、初段のマルチプレクサ102の出力が供給されており、入力端Dには、初段のマルチプレクサ102の出力とビットDi<1>及びDi<2>の否論理和出力との論理積が供給されている。さらに、3段目のマルチプレクサ100の入力端Bには、前段のマルチプレクサ101の出力が供給されており、入力端DにはDi<2>とDi<1>の否論理和出力とDi<0>の否定出力との論理積が供給されている。
図8はスキップ制御回路46aの等価回路図であり、(a)は枚数指定信号FのビットF<0>〜F<2>がローレベルである場合、(b)は枚数指定信号FのビットF<2>のみがハイレベルである場合、(c)は枚数指定信号FのビットF<1>のみがハイレベルである場合、(d)は枚数指定信号FのビットF<0>のみがハイレベルである場合をそれぞれ示している。
まず、図8(a)に示すように、枚数指定信号FのビットF<0>〜F<2>がローレベルである場合には、全てのマルチプレクサ102,101,100において入力端B側が選択されることから、SKi=SKIiとなる。後述するように、枚数指定信号FのビットF<0>〜F<2>が全てローレベルとなるのは、全てのコアチップCC0〜CC7を使用するケースであり、不良チップが存在しない場合が該当する。
また、図8(b)に示すように、枚数指定信号FのビットF<2>のみがハイレベルである場合には、マルチプレクサ102のみ入力端D側が選択されることから、不使用チップ信号SKIiは、不良チップ信号SKiと反転されたビットDi<2>の論理積によって決まる。不良チップ信号SKiがハイレベル(論理値:1)である場合の真理値表を図9(a)に示す。後述するように、枚数指定信号FのビットF<2>のみがハイレベルとなるのは、コアチップCC0〜CC7のうち4枚を使用するケースであり、不良チップが1枚〜4枚存在する場合が該当する。
さらに、図8(c)に示すように、枚数指定信号FのビットF<1>のみがハイレベルである場合には、マルチプレクサ101のみ入力端D側が選択されることから、不使用チップ信号SKIiは、不良チップ信号SKiとビットDi<1>及びDi<2>の否論理和出力との論理積によって決まる。不良チップ信号SKiがハイレベル(論理値:1)である場合の真理値表を図9(b)に示す。後述するように、枚数指定信号FのビットF<1>のみがハイレベルとなるのは、コアチップCC0〜CC7のうち2枚を使用するケースであり、不良チップが5枚〜6枚存在する場合が該当する。
そして、図8(d)に示すように、枚数指定信号FのビットF<0>がハイレベルである場合には、最終段のマルチプレクサ100において入力端D側が選択されることから、不使用チップ信号SKIiは不良チップ信号SKiと、Di<2>とDi<1>の否論理和出力とDi<0>の否定出力との論理積、との論理積によって決まる。不良チップ信号SKiがハイレベル(論理値:1)である場合の真理値表を図9(c)に示す。後述するように、枚数指定信号FのビットF<0>のみがハイレベルとなるのは、コアチップCC0〜CC7のうち1枚を使用するケースであり、不良チップが7枚存在する場合が該当する。
このようにして、スキップ制御回路46aは枚数指定信号F及び対応する層アドレスD0〜D7に基づき、不良チップ信号SK0〜SK7を不使用チップ信号SKI0〜SKI7に変換する。図6に示すように、変換された不使用チップ信号SKI0〜SKI7は、それぞれ対応するカウント制御回路46bに供給される。
カウント制御回路46bは、層アドレスS0〜S7,A0〜A7を受け、層アドレスD0〜D7,T0〜T7を出力する回路であり、その動作は、対応する不使用チップ信号SKI0〜SKI7及びイネーブル信号En0〜En7に基づいて行われる。
具体的には、対応するイネーブル信号Eniがハイレベルである場合、カウント制御回路46bは、層アドレスSiをそのまま層アドレスDiとしてカウンタ回路46cに供給する。本実施形態では、コアチップCC1〜CC7に供給されるイネーブル信号En1〜En7がハイレベルに固定されており、したがって、相対的に上層のコアチップから転送される層アドレスS1〜S7は、必ず層アドレスD1〜D7としてカウンタ回路46cに供給される。一方、本実施形態では、コアチップCC0に供給されるイネーブル信号En0はローレベルに固定されている。イネーブル信号En0がローレベルであると、層アドレスD0の値は(0,0,0)とされる。カウント制御回路46bより出力される層アドレスD0〜D7は、カウンタ回路46cによってインクリメントされ、層アドレスA0〜A7として当該カウント制御回路46bに戻される。
また、カウント制御回路46bは、対応する不使用チップ信号SKI0〜SKI7がハイレベル(論理値:1)である場合、層アドレスA0〜A7を層アドレスT0〜T7として出力し、対応する不使用チップ信号SKI0〜SKI7がローレベル(論理値:0)である場合、層アドレスS0〜S7を層アドレスT0〜T7として出力する。上述の通り、層アドレスA0〜A7は、カウンタ回路46cによって層アドレスD0〜D7をインクリメントした値であり、したがって、不使用チップ信号SKI0〜SKI7がハイレベル(論理値:1)である場合には、最上層のコアチップCC0から最下層のコアチップCC7へ、層アドレスT0〜T7がインクリメントされながら転送されることになる。一方、層アドレスS0〜S7はインクリメント前の値であり、したがって、不使用チップ信号SKI0〜SKI7がローレベル(論理値:0)であるコアチップにおいては、層アドレスT0〜T7がインクリメントされることなく転送されることになる。層アドレスT0〜T6は、転送先のコアチップにおいて層アドレスS1〜S7として用いられ、層アドレスT7はインターフェースチップIFにおいて層アドレスS8として用いられる。層アドレスS8は、コアチップCC0〜CC7に割り当てられた層アドレスの最大値、つまり、良品チップ数を示すカウント信号として用いられる。
尚、層アドレスS8が最大値を示しているのは、本実施形態では層アドレスD0の初期値が(0,0,0)であり、これがインクリメントされながら転送されるからである。しかしながら、本発明がこれに限定されるものではなく、層アドレスD0の初期値が(1,1,1)であり、これがデクリメントされながら転送される場合には、層アドレスS8はコアチップCC0〜CC7に割り当てられた層アドレスの最小値を示すことになる。この場合も、層アドレスS8が良品チップ数を示していることに変わりはない。
このように、本実施形態では層アドレスD0の初期値が(0,0,0)であり、これがインクリメントされながら転送されることから、不使用チップ信号SKI0〜SKI7が全てハイレベル(論理値:1)である場合には、層アドレスD0〜D7の値は、
D0:000
D1:001
D2:010
D3:011
D4:100
D5:101
D6:110
D7:111
となり、各コアチップCC0〜CC7に固有の層アドレスD0〜D7が割り当てられることになる。また、最下層のコアチップCC7から出力される層アドレスT7は、層アドレスS8としてインターフェースチップIFに設けられた枚数検知回路40に供給され、上記の例の場合、
S8:000
となる。
これに対し、例えば2枚のコアチップCC1,CC3が不良チップであり、その結果、不使用チップ信号SKI1,SKI3がローレベルとなっている場合には、層アドレスD0〜D7の値は、
D0:000
D1:001(不良チップ)
D2:001
D3:010(不良チップ)
D4:010
D5:011
D6:100
D7:101
となり、不良のあるコアチップCC1,CC3においてはインクリメント動作がスキップされることになる。上述の通り、最下層のコアチップCC7から出力される層アドレスT7は、層アドレスS8としてインターフェースチップIFに設けられた枚数検知回路40に供給され、上記の例の場合、
S8:110
となる。
図10は枚数検知回路40の回路図であり、図11はその真理値表である。
図10に示すように、枚数検知回路40は層アドレスS8<2>〜S8<0>の値に基づき枚数指定信号F(F<2>〜F<0>)を生成する論理回路である。その動作は、図11に示す真理値表に示す通りであり、層アドレスS8が示す良品チップ数が8枚である場合にはF=(0,0,0)となり、層アドレスS8が示す良品チップ数が4〜7枚である場合にはF=(1,0,0)となり、層アドレスS8が示す良品チップ数が2〜3枚である場合にはF=(0,1,0)となり、層アドレスS8が示す良品チップ数が1枚である場合にはF=(0,0,1)となる。このようにして生成される枚数指定信号Fは、図7に示したスキップ制御回路46aに供給される。
したがって、枚数指定信号Fが生成された状態で、層アドレスS0〜S7の生成を再度行うと、例えば2枚のコアチップCC1,CC3が不良チップである場合には、層アドレスD0〜D7の値は、
D0:000
D1:001(不良チップ)
D2:001
D3:010(不良チップ)
D4:010
D5:011
D6:100(不使用チップ)
D7:100(不使用チップ)
となり、6枚ではなく4枚のコアチップが使用されることになる。
ここで、コアチップCC6,CC7が不使用チップとして取り扱われるのは、上流に位置するコアチップCC5から転送されたチップアドレスS6(100)が、枚数指定信号Fにより指定された値(4枚)をすでに示しているからである。つまり、チップアドレスS6が(100)であれば、上流のコアチップCC0〜CC5において、既に4種類のチップアドレス(000,001,010,011)が使用済みであることが分かるからである。具体的な動作については、図7を用いて説明した通りである。
このようにして最終的に生成された層アドレスD0〜D7は、図5に示すように、対応する層アドレス比較回路47に供給される。層アドレス比較回路47は、層アドレス発生回路46より供給される層アドレスD0〜D7と、TSVを介してインターフェースチップIFより供給されるアドレス信号の一部SELとを比較する回路である。アドレス信号については、図2(a)に示すタイプのTSV1を介して各コアチップCC0〜CC7に共通に供給されるため、使用されるコアチップにおいて、層アドレス比較回路47により一致が検出されるコアチップは1つだけとなる。
さらに、不使用チップ信号SKI0〜SKI7は、図5に示すように、対応するコントロールロジック回路63に供給される。コントロールロジック回路63は、対応する不使用チップ信号SKI0〜SKI7がローレベルに活性化している場合、つまり、当該コアチップが不良チップ又は良品チップであるが使用されないチップである場合には、動作を停止する。これにより、不使用チップ信号が活性化しているコアチップは、インターフェースチップIFからアドレス信号やコマンド信号が入力されても、リード動作やライト動作を行うことはない。
図12は、本実施形態による半導体装置10の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、本実施形態による半導体装置10を図示しないテスタに接続し、これよってコアチップCC0〜CC7の動作試験を行う(ステップS1)。そして、テスタは、動作試験の結果に応じてテスト端子18からテスト信号TESTを供給することにより、不良チップ情報保持回路33に不良チップ情報を書き込む(ステップS2)。
この状態で、コアチップCC0〜CC7及びインターフェースチップIFにおいて層アドレスS0〜S7の転送を行うことにより、良品チップの枚数情報(カウント信号)を取得する(ステップS3)。良品チップの枚数情報は、層アドレスS8によって得られる情報である。
そして、良品チップの枚数情報(S8)に基づき、必要に応じて良品チップの一部を不使用とする。かかる動作は、層アドレスS8に基づいて枚数指定信号Fを生成し、これによって不使用チップ信号SKI0〜SKI7の値を更新することにより行う。その詳細は、図10及び図11などを用いて説明した通りであり、良品チップ数が8枚である場合には0枚の良品チップを不使用とし、良品チップ数が4〜7枚である場合にはそれぞれ0〜3枚の良品チップを不使用とし、良品チップ数が2〜3枚である場合にはそれぞれ0〜1枚の良品チップを不使用とし、良品チップ数が1枚である場合には0枚の良品チップを不使用とする。つまり、良品チップの数をX個とし、2≦X<2n+1(nは自然数)とした場合、X−2個の良品チップを不使用チップとする(ステップS4)。
これにより、良品チップ数が8枚である場合のメモリ容量は8Gbとなり、良品チップ数が4〜7枚である場合のメモリ容量は4Gbとなり、良品チップ数が2〜3枚である場合のメモリ容量は2Gbとなり、良品チップ数が1枚である場合のメモリ容量は1Gbとなる。
このように、本実施形態による半導体装置10では、不良チップの発生枚数にかかわらず、メモリ容量が自動的に2のべき乗となる。これにより、メモリ容量が中途半端な値となることがないことから、コントローラによる制御が複雑化することがない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、夫々が同一機能の複数のコアチップとしてDDR3型のSDRAMを用いているが、本発明がこれに限定されるものではない。したがって、DDR3型以外のDRAMであっても構わないし、DRAM以外の半導体メモリ(SRAM(スタティックランダムアクセスメモリ)、PRAM(フェースチェンジランダムアクセスメモリ)、MRAM(マグネティックランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリなど)であっても構わない。更に、コアチップは半導体メモリ以外の機能である夫々が同一機能または異なる機能の複数の半導体チップであっても良い。すなわち、CPU(Central Processing Unit)、MCU(Micro Control Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ASSP(Application Specific Standard Circuit)等の半導体装置であっても構わない。また、全てのコアチップが積層されていることも必須でなく、一部又は全部のコアチップが平面的に配置されていても構わない。さらに、コアチップ数についても8個に限定されるものではない。
また、上記実施形態においては、層アドレスS8に基づいて良品チップの枚数をカウントしているが、良品チップの枚数のカウント方法としてはこれに限定されるものではなく、例えば、不良チップ情報保持回路33に書き込まれた不良チップ情報を参照することによって良品チップの枚数をカウントしても構わない。但し、この場合は、全てのコアチップに対して不良チップ情報の割り当てが可能であることが必須となる。したがって、例えば不良チップ情報を一部のコアチップにしか割り当てられないケースでは、必ずしも不良チップ情報から良品チップの枚数をカウントすることができない。これに対し、本実施形態のように層アドレスに基づいて良品チップの枚数をカウントすれば、確実に良品チップの枚数を計数することが可能となる。
1〜3 貫通電極(TSV)
4〜6 内部回路
10 半導体装置
11a,11b クロック端子
11c クロックイネーブル端子
12a〜12e コマンド端子
13 アドレス端子
14 データ入出力端子
15a,15b データストローブ端子
16 キャリブレーション端子
17a,17b 電源端子
18 テスト端子
21 クロック発生回路
22 DLL回路
23 入出力バッファ回路
24 キャリブレーション回路
25 データラッチ回路
31 コマンド入力バッファ
32 コマンドデコーダ
33 不良チップ情報保持回路
40 枚数検知回路
41 アドレス入力バッファ
42 モードレジスタ
43 パワーオン検出回路
44 層アドレス設定回路
45 層アドレスコントロール回路
46 層アドレス発生回路
46a スキップ制御回路
46b カウント制御回路
46c カウンタ回路
47 層アドレス比較回路
50 メモリセルアレイ
51 ロウデコーダ
52 カラムデコーダ
53 センス回路
54 データコントロール回路
55 入出力回路
61 ロウ制御回路
62 カラム制御回路
63 コントロールロジック回路
64 モードレジスタ
65 コマンドデコーダ
70 内部電圧発生回路
71 パワーオン検出回路
80 シリコン基板
81 層間絶縁膜
82 絶縁リング
83,86 TSVの端部
84 裏面バンプ
85 表面バンプ
91 電極
92 スルーホール電極
93 再配線層
94 NCF
95 リードフレーム
96 アンダーフィル
97 封止樹脂
100〜102 マルチプレクサ
103 論理回路
CC0〜CC7 コアチップ
F 枚数指定信号
SK 不良チップ信号
SKI 不使用チップ信号
IF インターフェースチップ
IP インターポーザ
S0〜S7 層アドレス(チップアドレス)
TSV 貫通電極

Claims (14)

  1. 複数のコアチップと、
    前記複数のコアチップの少なくとも一部にそれぞれ対応する不良チップ信号を供給するインターフェースチップと、を備え、
    前記インターフェースチップは、前記複数のコアチップのうち不良チップではない良品チップの数を検知する枚数検知回路を有し、前記枚数検知回路によって検知された前記良品チップの数をX個とし、2≦X<2n+1(nは自然数)とした場合、X−2個の良品チップを不使用チップとすることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記複数のコアチップは、対応する前記不良チップ信号が不良チップであることを示していない場合に、固有のチップアドレスを生成するチップアドレス発生回路をそれぞれ有していることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記チップアドレス発生回路は、対応する前記不良チップ信号が良品チップであることを示している場合に、前記固有のチップアドレスを生成することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記枚数検知回路は、使用する良品チップの数を示す枚数指定信号を前記複数のコアチップに共通に供給することを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体装置。
  5. 前記枚数検知回路は、前記複数のコアチップに割り当てられた前記チップアドレスの最小値又は最大値に基づいて、前記良品チップの数を検知することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記複数のコアチップにそれぞれ設けられた前記チップアドレス発生回路は互いに縦続接続されており、相対的に上流側のコアチップに設けられた前記チップアドレス発生回路から、相対的に下流側のコアチップに設けられた前記チップアドレス発生回路に前記チップアドレスが転送され、
    最下流のコアチップに設けられた前記チップアドレス発生回路は、前記インターフェースチップに設けられた前記枚数検知回路に前記チップアドレスを転送し、
    前記枚数検知回路は、前記最下流のコアチップから転送された前記チップアドレスに基づいて、前記良品チップの数を検知することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記チップアドレス発生回路は、対応する前記不良チップ信号が不良チップであることを示している場合には、固有のチップアドレスを生成することなく、相対的に下流側のコアチップに設けられた前記チップアドレス発生回路に前記チップアドレスを転送することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  8. 前記チップアドレス発生回路は、相対的に上流側のコアチップに設けられた前記チップアドレス発生回路から転送されたチップアドレスが、前記枚数指定信号により指定された値を示している場合には、固有のチップアドレスを生成することなく、相対的に下流側のコアチップに設けられた前記チップアドレス発生回路に前記チップアドレスを転送することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記複数のコアチップが積層されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記複数のコアチップには基板を貫通する複数の貫通電極が設けられており、積層方向に隣接するコアチップに設けられた前記複数の貫通電極の少なくとも一部は短絡されていることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  11. 複数のコアチップを選択動作させるための半導体装置の制御方法であって、
    前記複数のコアチップの少なくとも一部に其々良品か不良品か否かを示す不良チップ信号を出力するステップと、
    前記良品であるコアチップの枚数をカウントしたカウント信号を生成するステップと、
    前記良品であるコアチップのうち、前記カウント信号に対応して選択される一部のコアチップを動作可能にセットし、その他を動作不可にセットするステップと、
    を備えることを特徴とする半導体装置の制御方法。
  12. 前記複数のコアチップは、対応する前記不良チップ信号が良品であることを示している場合に、固有のチップアドレスを生成することを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の制御方法。
  13. 相対的に上流側のコアチップから相対的に下流側のコアチップに前記チップアドレスが転送され、
    最下流のコアチップから出力される前記チップアドレスが前記カウント信号として用いられることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の制御方法。
  14. 前記カウント信号が示す前記良品の数をX個とし、2≦X<2n+1(nは自然数)とした場合、X−2個の良品チップを不使用チップとすることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一項に記載の半導体装置の制御方法。
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