JP5544982B2 - 車両用シート調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートの可動部を移動させて寸法調整を行なう車両用シート調整装置に関する。
従来、車両用のシートにおいて、着座者の体格、嗜好に適合させるため、座席の高さを調節するシートリフタ装置が備えられている。このようなシートリフタ装置を記載した特許文献1によると、シートリフタ装置はベース11、フロントリフトリンク15、ロアアーム23、及びリアリフトリンク19とで4節リンク機構で構成されている。そしてリアリフトリンク19にはセクタギヤ19aが形成され、セクタギヤ19aと噛み合うモータ駆動のピニオン27により回転運動され4節リンク機構が作動しロアアームを昇降させている。セクタギヤ19aの始点および終点には歯が形成されていない部分があり、この部分にピニオン27が乗り上げて回転が止められストッパとなっている。
また、文献2では、文献1と同様に4節リンク機構を用いたリフタ機構であって、前側に配置されたピニオンギヤ8とセクタギヤ9とがリンクロッド10を介して後側リンク4を駆動するものが開示されている。そして上下方向のストッパはセクタギヤ9の歯の未形成部分とピニオンギヤ8との当接、およびシートサイドフレーム2に形成された長孔24aとセクタギヤ9に固定された連結ピン9bとの当接によって行なわれている。
特開2009−154638号公報 特開2006−282019号公報
しかしながら、上記の特許文献1においてはピニオン27を停止させるときにセクタギヤ19aの始点、及び終点のギヤ未形成部分とピニオン27の歯の当接部分には、大きな負荷がかかってしまう。そしてこの負荷はセクタギヤ19aの周方向分力よりも半径方向の分力(ピニオン27とピン25とを離間させようとする力)の成分が大きく、このような負荷の繰り返しによりピニオン27の歯の潰れや、ピニオン27軸の軸受け部が磨耗しガタが発生する虞がある。特に、乗員がシートに搭乗した状態で下降方向に作動させた時には、モータ駆動によるピニオン27の駆動トルクに乗員の体重による下方への荷重が加わるため、より大きな負荷がかかる虞がある。
また特許文献2においても、文献1と同様にピニオンギヤ8とセクタギヤ9の軸間を離間させようとする力と、長孔24aと連結ピン9bとの当接に抗する反力がかかる。しかし、該2つの部分が同時に均等に力を分担することは難しく、いずれかに過大な力がかかってしまう。ピニオンギヤ8とセクタギヤ9に働く力が過大ならば文献1と同じ問題が生じる虞があり、長孔24aと連結ピン9bの力が過大ならば長孔24aの変形や連結ピン9bが変形する虞がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、小型化を維持しながら、信頼性の高い車両用シート調整装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る車両用シート調整装置の発明の特徴は、車両フロア側に設けられた基部材と、荷重を支持し前記基部材に第1軸受によって回動可能に支承された支持部材と、前記基部材及び支持部材の一方に第2軸受によって回動可能に支持されセルフロック可能な駆動手段によって回転駆動されるピニオンギヤと、前記基部材及び支持部材の他方に前記第1軸受と同軸に一体的に設けられ前記ピニオンギヤと噛合部で噛合する複数の歯を有するセクタギヤと、前記ピニオンギヤと前記セクタギヤとの少なくとも一方向の相対回転を規制する規制手段と、を有する車両用シート調整装置において、前記規制手段は、前記ピニオンギヤに作用する反力の前記第1軸受を前記第2軸受から離間させる方向の分力が僅かとなるように前記ピニオンギヤと前記噛合部以外の部分で当接する当接部が前記セクタギヤに設けられ、前記当接部は、前記ピニオンギヤの回転中心が前記セクタギヤに対して相対的に公転する軌跡上近傍において前記ピニオンギヤと当接し、前記セクタギヤの複数の歯の中で、前記当接部が前記ピニオンギヤと当接したときに前記ピニオンギヤと噛合する歯の歯基部の厚さが前記複数の歯の中の他の歯の歯基部の厚さよりも大きく形成されていることである。
請求項に係る車両用シート調整装置の発明の特徴は、車両フロア側に設けられた基部材と、荷重を支持し前記基部材に第1軸受によって回動可能に支承された支持部材と、前記基部材及び支持部材の一方に第2軸受によって回動可能に支持されセルフロック可能な駆動手段によって回転駆動されるピニオンギヤと、前記基部材及び支持部材の他方に前記第1軸受と同軸に一体的に設けられ前記ピニオンギヤと噛合部で噛合する複数の歯を有するセクタギヤと、前記ピニオンギヤと前記セクタギヤとの少なくとも一方向の相対回転を規制する規制手段と、を有する車両用シート調整装置において、前記規制手段は、前記ピニオンギヤに作用する反力の前記第1軸受を前記第2軸受から離間させる方向の分力が僅かとなるように前記ピニオンギヤと前記噛合部以外の部分で当接する当接部が前記セクタギヤに設けられ、前記当接部は、前記噛合部と前記第1軸受の反対側で前記ピニオンギヤの歯と当接し、前記セクタギヤの複数の歯の中で、前記当接部が前記ピニオンギヤと当接したときに前記ピニオンギヤと噛合する歯の歯基部の厚さが前記複数の歯の中の他の歯の歯基部の厚さよりも大きく形成されていることである。
請求項に係る車両用シート調整装置の発明の特徴は、請求項1または2において、前記規制手段は、前記支持部材に支持された荷重によって前記ピニオンギヤと前記セクタギヤとが相対回転される方向の相対回転を規制することである。
請求項に係る車両用シート調整装置の発明の特徴は、請求項1乃至のいずれか1項において、前記基部材は、車両フロア側に設けられ乗員が着座するシートクッションを前後調整可能とするシートトラックのアッパレールと前記シートクッションを構成するロアアームとに両端を回動可能に支持されたリンク部材であり、前記支持部材は、前記ロアアームであり、前記ピニオンギヤは、前記ロアアームに設けられた前記第2軸受によって回動可能に支承されていることである。
請求項1に係る車両用シート調整装置によれば、駆動手段によって回動されるピニオンギヤがセクタギヤの複数の歯と噛合しながらセクタギヤに対して相対的に移動するのを停止させるために、ピニオンギヤの歯と当接する当接部がセクタギヤに設けられた。当接部はピニオンギヤ停止時にピニオンギヤに作用するセクタギヤからの反力が第1軸受を第2軸受から離間させる方向の力として大きく作用しないようにピニオンギヤと噛合する噛合部以外の部分に設けられている。さらに、当接部は、ピニオンギヤの回転中心がセクタギヤに対して相対的に公転する軌跡上近傍にある。これにより、当接部においてピニオンギヤがセクタギヤから受ける反力の方向は前記軌跡の略接線方向である。つまり第1軸受を第2軸受から離間させる方向とは直交する方向であり、よって第2軸受には第1軸受と離間する方向に向かって大きな付勢力は作用せずピニオンギヤ、第2軸受、及び第1軸受には摩耗の虞がない。またピニオンギヤが当接部に当接して停止したとき、駆動手段によって回動されるピニオンギヤの回転力を受ける、ピニオンギヤと噛合するセクタギヤの歯の歯基部の厚さが複数の歯の中の他の歯の歯基部の厚さよりも大きく形成されている。これにより歯基部が厚く形成されたセクタギヤの歯は、ピニオンギヤが回転しているときに支持部材が支持する荷重を支えるためにピニオンギヤから受ける押圧力と、該押圧力とは略反対方向に発生するピニオンギヤが当接部に当接して停止したときに受けるピニオンギヤの回転力による押圧力とを交互に繰り返し受けても歯基部は断面係数が大きく形成されているので応力が緩和され信頼性が向上する。
請求項に係る車両用シート調整装置によれば、駆動手段によって回動されるピニオンギヤがセクタギヤの複数の歯と噛合しながらセクタギヤに対して相対的に移動するのを停止させるために、ピニオンギヤの歯と当接する当接部がセクタギヤに設けられた。当接部はピニオンギヤ停止時にピニオンギヤに作用するセクタギヤからの反力が第1軸受を第2軸受から離間させる方向の力として大きく作用しないようにピニオンギヤと噛合する噛合部以外の部分に設けられている。さらに、当接部は、第1軸受、及びピニオンギヤとセクタギヤとの噛合部の反対側にある。このため当接部においてピニオンギヤがセクタギヤから受ける反力はピニオンギヤの公転を停止させるために発生する反力に加えピニオンギヤが噛合部から受ける反力と略逆方向で大きさが略等しい反力を含んだ大きさとなっている。よって、ピニオンギヤが噛合部から受ける反力は当接部に発生する反力と相殺される。そして当接部においてはピニオンギヤの公転を停止させるために発生する、ピニオンギヤを軸承する第2軸受を第1軸受から離間させる方向とは略直交する反力のみが作用する。これにより第2軸受を第1軸受から離間させる方向の分力の大きさは僅かとなりピニオンギヤ、第2軸受、及び第1軸受には摩耗の虞がない。またピニオンギヤが当接部に当接して停止したとき、駆動手段によって回動されるピニオンギヤの回転力を受ける、ピニオンギヤと噛合するセクタギヤの歯の歯基部の厚さが複数の歯の中の他の歯の歯基部の厚さよりも大きく形成されている。これにより歯基部が厚く形成されたセクタギヤの歯は、ピニオンギヤが回転しているときに支持部材が支持する荷重を支えるためにピニオンギヤから受ける押圧力と、該押圧力とは略反対方向に発生するピニオンギヤが当接部に当接して停止したときに受けるピニオンギヤの回転力による押圧力とを交互に繰り返し受けても歯基部は断面係数が大きく形成されているので応力が緩和され信頼性が向上する。
請求項に係る車両用シート調整装置によれば、支持部材に支持された荷重によってピニオンギヤとセクタギヤとが相対回転される方向の相対回転を規制するための規制手段が設けられる。これによりピニオンギヤが荷重によって付勢される方向と、支持部材が支持する荷重によってセクタギヤが付勢されピニオンギヤに対して移動する方向とが相対的に逆になる場合においては、ピニオンギヤがセクタギヤに当接して停止したときに、ピニオンギヤの回転力に荷重分を含んだ大きな衝撃力がセクタギヤに作用するが、規制手段によって該衝撃力を確実に受けとめることができるので信頼性が向上する。
請求項に係る車両用シート調整装置によれば、基部材は、車両フロア側に設けられたシートトラックのアッパレールと乗員の体重を支持するシートクッションを構成するロアアームとに両端を回動可能に支持されたリンク部材であり、支持部材は、ロアアームである。またピニオンギヤは、ロアアームに設けられた第2軸受によって回動可能に支承され、セクタギヤは、リンク部材に第1軸受と同軸で一体的に設けられている。このように本発明に係る車両用シート調整装置は荷重が大きい、乗員が着座するシートクッションの昇降に適用される。これによりシートクッションが降下し停止するときにはピニオンギヤの歯が当接部に当接し確実に荷重を受けることができる。またこのときピニオンギヤに作用する当接部、及びピニオンギヤの回転力を受ける噛合部からの2つの反力は略逆方向に発生するので一定量が相殺され、残った反力も第1軸受を第2軸受から離間させる方向とは略直交する方向に向かっている。これにより第2軸受を第1軸受から離間させる方向の分力の大きさは僅かとなりピニオンギヤ、第2軸受、及び第1軸受に摩耗の虞がない車両用シート調整装置を提供できる。
車両用シート装置概要を示す側面図である。 本発明にかかる車両用シート調整装置においてシートクッション下降時停止状態を示す透視側面図である。 第1の実施形態にかかる車両用シート調整装置のセクタギヤの当接部拡大図である。 車両用シート調整装置の分解斜視図である。 本発明にかかる車両用シート調整装置のシートクッション上昇時停止状態を示す透視側面図である。 第2の実施形態にかかる車両用シート調整装置のセクタギヤの当接部拡大図である。
本発明に係るシートリフタ装置の第1の実施形態を以下に説明する。図1は乗員が着座するシートクッションの高さ調整を行なう車両用シート調整装置としてのシートリフタ装置20を車両用シート装置2に組み付けた状態を示す概要図である。図2は、シートクッションが最も下降し停止した状態を示すシートリフタ装置20の側面図である。なお、本明細書中において使用する「前後、左右、上下」の方向は車両のそれを基準として記述している。
車両用シート装置2は、図1に示されるように、ロアレール4とアッパレール6とを含むシートトラック11、シートリフタ装置20、シートクッション7を構成するとともにシートリフタ装置20の一部を構成するロアアーム8、及びシートバック9を構成するアッパアーム10を主として構成される。
第1の実施形態における車両用シート装置2では、図1に示すように、車両のフロア1には、車両の前後方向に延在する一対のシートトラック11を構成する一対のロアレール4がブラケット5により固定され、各ロアレール4にはシートクッション7の前後調整を可能とするアッパレール6が夫々スライド可能に組み付けられている(図1では一方側のシートトラック11、及びブラケット5のみ図示する)。ロアレール4とアッパレール6とは、図略のロック・アンロック機構によって相対的なスライドがロック・アンロック状態に切り替わるようになっている。
図1、2に示すように、アッパレール6の上部の前端部及び後端部には、平面部が前後方向と平行になるよう形成されたリンク取付部6a、6bがアッパレール6と一体で立設されている。リンク取付部6a、6bには取付穴6c、6dがそれぞれ穿設されている。リンク取付部6a、6bの上方にはシートリフタ装置20がリンク取付部6a、6bと、後述するシートリフタ装置20が有する第1リンク部材21、及び第2リンク26とによって揺動可能に連結され配置されている。
次に本発明に係るシートリフタ装置20について図1、図2、及び図4に基づいて説明する。シートリフタ装置20は、左右一対のアッパレール6のいずれか一方に設けられている。シートリフタ装置20はモータ装置12の図略の回転軸先端に固定され回転軸と一体回転するピニオンギヤ25と、他方の部材である基部材としての第1リンク部材21と、乗員の体重(荷重)を支持する一方の部材である支持部材としてのロアアーム8と、を有している。
モータ装置12はシートクッション7の中心とは反対側であるロアアーム8の外方に配置されている。モータ装置12の回転軸に固定されるピニオンギヤ25は、ロアアーム8を貫通しシートクッション7の中心側に向かってロアアーム8から所定量突出している。そして第1リンク部材21はロアアーム8においてシートクッション7の中心側に配置され、第1リンク部材21が有するセクタギヤ24に円弧状に整列して形成された外歯とピニオンギヤ25とが噛合している。
図1、図2、及び図4に示すようにピニオンギヤ25が連結されるモータ装置12は、モータ12aと減速装置12bとを備え、減速装置12bは減速装置12bが有する図略のウォームギヤによりモータ12aの駆動をピニオンギヤ25に減速して伝達するようになっている。このようにモータ装置12は出力側からの回転力によっては入力側の回転を許容しないセルフロック機能を備えたウォームギヤを用いることによりモータ12aの駆動力が入力側に付与されたときにのみ、出力側のピニオンギヤ25が回転するようになっている。
モータ装置12は、図略のボルトによってシートクッション7の中心とは反対側であるロアアーム8の外側平面に固定されている。そしてモータ装置12のピニオンギヤ25は、図4に示すロアアーム8に形成された第2軸受28に回転可能に軸承されている。
第1リンク部材21は、図2、図4に示すように、第1リンク22と、第1リンク22と一体的に形成された前述のセクタギヤ24とからなる。長尺状に形成された第1リンク22は一方に回動穴22aを有し、回動軸14によってアッパレール6の取付穴6dとアッパレール6の外方から回動可能に連結されている。また第1リンク22は他方に固定穴22bを有している。固定穴22bは駆動伝達ロッド13と一体回転するよう駆動伝達ロッド13の端部近傍に固定されている。駆動伝達ロッド13は左右一対のロアアーム8を連結するものであり、ロアアーム8の後方部の他方に設けられた第1軸受23によって回動可能に軸承されている。第1軸受23は、図1、図2に示すシートリフタ装置20が、最も下降した状態においては第1リンク22の回動穴22aに対し後方で、且つ若干上方に配置されている。
セクタギヤ24は図2、図4に示すように、複数の外歯を有し、複数の外歯は第1リンク22の固定穴22b、つまり固定穴22bと同軸に配置されるロアアーム8の第1軸受23を中心として円弧状に整列して形成されている。本実施形態において、図1に示すシートリフタ装置20が最も下降した状態においては、円弧状に整列した複数の歯は略前方に向かって配置されている。セクタギヤ24の複数の歯は、ピニオンギヤ25と噛合部24aで噛合する。なお、図2、図4に示すように本実施形態において噛合部24aの歯の数は6つであるが、これは任意に決定すればよい。
セクタギヤ24の噛合部24aの6つの歯の内、第1リンク22の回動穴22aと固定穴22bとの中心同士をつないだ中心線Lから最も離間している歯24bのさらに外方には、ピニオンギヤ25と噛合できない未形成部24fが設けられている。未形成部24fはピニオンギヤ25と噛合せずピニオンギヤ25の回転を停止できればどのような形状でもよい。これによってピニオンギヤ25が中心線Lから離間する方向に向かって噛合部24aと噛合し回転していくと、やがてピニオンギヤ25の歯が未形成部24fに到達し、ピニオンギヤ25の回転が停止される。これによりピニオンギヤ25とセクタギヤ24との相対回転が規制されて停止し、シートクッション7の上昇方向へのストッパとして機能する。
また図2、図3に示すようにセクタギヤ24の噛合部24aの6つの歯の内、第1リンク22の中心線Lに最も近接している歯である歯24cには他の噛合部24aの歯の形状と同様の形状によって歯が形成されているとともに、歯24cの根本部である歯基部24dの厚さTは他の噛合部24aの歯の歯基部の厚さtよりも大きくなるよう形成されている。これにより歯24cの歯基部24dの断面係数が大きくなり、強度向上が図られている。
図2、図3に示すように噛合部24aの歯24cより第1リンク22の中心線Lにさらに近接する方向に形成されるセクタギヤ24の基部24eにはピニオンギヤ25とセクタギヤ24との相対回転のうちピニオンギヤ25が中心線Lに近接する方向への相対回転を規制する規制手段としての当接部27が形成されている。当接部27は、ピニオンギヤ25がセクタギヤ24の噛合部24aと噛合して移動するときのピニオンギヤ25の自転中心の軌跡、即ち第1軸受23を中心として公転するピニオンギヤ25の中心の軌跡の延長線上とセクタギヤ24の基部24eとの交点近傍に設けられている。このような状態でピニオンギヤ25が移動してピニオンギヤ25のいずれかの歯が当接部27に当接すると、ピニオンギヤ25は当接部27からピニオンギヤ25の公転軌跡の略接線方向の反力F2を受ける。これにより、反力F2による第1軸受23を第2軸受28から離間させる方向の分力を僅かとすることができる。
当接部27は、ピニオンギヤ25のいずれかの歯がセクタギヤ24の噛合部24aの歯24cに噛合している状態において噛合部24aと噛合していないいずれかの歯の先端部が当接するように設けられ、セクタギヤ24の板厚方向に延在する突部27aを有している。突部27aは頂点にR部を有し、R部はピニオンギヤ25のいずれかの歯が当接し衝撃力を受けても変形しないよう所定の大きさで形成されている。
図1、図2に示すように支持部材であるロアアーム8は、前後方向に立設して延在され長尺の板状体で形成されている。ロアアーム8は、シートクッション7を構成するクッションを介して乗員の体重(荷重)を支持している。これにより乗員がシートクッション7に着座したとき、ロアアーム8には乗員の体重とシートクッション7とバックシート9との合計荷重による重力方向下方への力が付勢されている。つまりロアアーム8に固定されるモータ装置12のピニオン25も乗員の体重等によって重力方向下方に付勢されている。さらに駆動伝達ロッド13を介してロアアーム8の第1軸受23に軸承される第1リンク部材21の固定穴22bも乗員の体重等によって重力方向下方に付勢されている。これにより乗員の着座によって第1リンク部材21には図2において第1リンク22の回動穴22aを中心として時計回りCW2方向への回転力が付与される。そして、このときセクタギヤ24の噛合部24aは、噛合部24aと噛合するピニオンギヤ25に対してピニオンギヤ25が荷重によって付勢される方向(重力方向下方)とは相対的に逆方向に回転される。なお、このときピニオンギヤ25とモータ12aとの間には前述したようにセルフロック機能を有する図略のウォームギヤが介在して連結されているので、モータ12aを駆動させない限りピニオンギヤ25はいずれの方向へも回転しない。そしてこのとき噛合部24aと、噛合部24aと噛合するピニオンギヤ25の歯と、ウォームギヤとが荷重を受けている。これによって乗員の体重とシートクッション7とバックシート9との合計荷重によってピニオンギヤ25がセクタギヤ24の噛合部24aと噛合しながら下方に落下することはない。
ロアアーム8の前方には、回動穴8aが貫通されている。また図4に示すようにロアアーム8の後方の内、一方には第2軸受28が貫通して形成され、第2軸受28より一定量後方である他方には前述の第1軸受23がそれぞれ形成されている。第1軸受23はバーリング加工によりボス部が突設され、周方向の面当りを確保することにより軸承される駆動伝達ロッド13の回転軸がずれないようになっている。このようにロアアーム8は、ロアアーム8に設けられた第1軸受23に支承される駆動伝達ロッド13を介し、セクタギヤ24に設けられた固定穴22bによって支承されている。
ロアアーム8の回動穴8aと、アッパレール6の取付穴6cとの間には、回動穴26a、26bを両端に有した第2リンク26が、回動穴26a、26bと回動穴8a、及び取付穴6cとによってそれぞれ回動可能に連結されている。これによってロアアーム8はアッパレール6との間において、第1リンク22、及び第2リンク26を介して4節リンク機構が形成され揺動可能に配置されている。また、ロアアーム8の後方上部には図略のリクライニング機構を介してシートバック9側のアッパアーム10が相対的回動可能に組み付けられている。
次に上記のように構成された車両用シート装置2における作動を主に図2、図5に基づいて以下に説明する。まず、ピニオンギヤ25とセクタギヤ24の噛合部24aとが噛合している状態の力関係について説明する。ピニオンギヤ25が、セクタギヤ24の噛合部24aと噛合している状態においては、前述したように乗員の体重等によって、図3においてセクタギヤ24の歯の上方の歯面24gと、ピニオンギヤ25が時計回りCW3方向に回転したときに回転方向前面となる歯面25dとが当接し押圧し合っている。この状態において例えばシートクッション7を上昇させる場合、先ず、モータ12aを駆動させ、モータ12aの駆動力を減速装置12bであるウォームギヤを介してピニオンギヤ25に伝達しピニオンギヤ25を図2において回転軸周りに時計回りCW3方向に回転させる。ピニオンギヤ25の回転によりピニオンギヤ25の歯面25dがすでに噛合しているセクタギヤ24の歯面24gをさらに押圧し、セクタギヤ24はピニオンギヤ25に対して第1軸受23を中心として図2において反時計回りCCW1方向に相対回転を開始する。これにより第1リンク部材21としてセクタギヤ24と一体で形成される第1リンク22の他方の固定穴22bが第1リンク22の一方の回動穴22aを中心として反時計回りCCW2方向に相対回転する。このようにして第1リンク部材21(またはセクタギヤ24)とピニオンギヤ25とが相対的に回転することによりピニオンギヤ25を含むモータ装置12が固定されるシートクッション7(またはロアアーム8)が揺動しながら上昇する。
このとき第2リンク26はシートクッション7(またはロアアーム8)の上昇に追従して回動穴26aを中心として反時計回りCCW4方向に回動し、ロアアーム8の前方部を支持している。また、駆動伝達ロッド13により伝達される駆動トルクが、他方に形成された図略のロアアーム8、第1リンク22、及び第2リンク26等を作動させ、シートクッション7(またはロアアーム8)を上昇させる。なお、シートリフタ装置20は一方と同様に他方にも同時に設けてよく、一方のシートリフタ装置20の動きと同期して同様の上昇作動をさせてやればよい。
そして図5に示すようにピニオンギヤ25がさらに時計回りCW3方向に回転するとやがてピニオンギヤ25の歯がセクタギヤ24の噛合部24aを超え歯の未形成部24fに到達する。未形成部24fとピニオンギヤ25とは噛合できないためピニオンギヤ25を駆動するモータ12aの回転力を受けて停止され、セクタギヤ24との間の相対回転も停止される。このようにしてシートクッション7の上昇のストッパとしている。このときモータ12aの駆動力に応じてピニオンギヤ25の歯が未形成部24fを押圧し、第1軸受23を第2軸受28から離間させる方向の反力F1が発生する(図5参照)。またこのとき同時にピニオンギヤ25にはシートクッション7上の乗員の体重等による付勢力が反力F1とは略直交する方向である下方に向かって作用している。このようにピニオンギヤ25にはセクタギヤ24の歯の未形成部24fからモータ12aの駆動力によって発生する反力F1によって第1軸受23を第2軸受28から離間させる方向の力R2が発生するが、このときシートクッション7上の乗員の体重等による付勢力は下方に向かうので付加されない。これにより反力F1は僅かであり、第1軸受23、及び第2軸受28を摩耗させ、ガタを発生させる虞はない。
次に、シートクッション7を下降させる場合について説明する。シートクッション7を下降させるためモータ12aを駆動させ、モータ12aの駆動力を、ウォームギヤを介してピニオンギヤ25に伝達しピニオンギヤ25を図5において反時計回りCCW3方向に回転させる。このとき乗員の体重等によってセクタギヤ24と一体で形成される第1リンク22には回動穴22aを中心として時計回りCW2方向に回動する付勢力が付与されている。そしてこの状態においてピニオンギヤ25を反時計回りCCW3方向に回転させることによりピニオンギヤ25の歯面25dがすでに噛合し押圧しているセクタギヤ24の歯面24gから離脱しながら、隣り合う次の歯の歯面24gと噛合しセクタギヤ24が第1軸受23を中心としてピニオンギヤ25に対して時計回りCW1方向に相対回転する。これにより第1リンク部材21としてセクタギヤ24と一体で形成される第1リンク22の他方の固定穴22bが第1リンク22の一方の回動穴22aを中心として時計回りCW2方向に回動する。このようにして第1リンク部材21(またはセクタギヤ24)とピニオンギヤ25とが相対的に回転することによりピニオンギヤ25を含むモータ装置12が固定されるロアアーム8(またはシートクッション7)が揺動しながら下降する。このとき第2リンク26はロアアーム8の下降に追従して回動穴26aを中心として時計回りCW4方向に回動しながら、ロアアーム8の前方部を支持している。
そしてピニオンギヤ25がさらに反時計回りCCW3方向に回転すると、図3に示すように、ピニオンギヤ25の歯の歯面25dがセクタギヤ24の噛合部24aの歯24cの歯面24gと噛合しながら、さらに図2の直線Lに接近する方向に向かって回転する。するとピニオンギヤ25の歯のうちセクタギヤ24の歯24cと噛合している歯25aの回転方向において1つ後方の歯25bの先端部が当接部27の突部27aのR部に当接する。これによりピニオンギヤ25は第1軸受23を中心としてセクタギヤ24の噛合部24aと噛合しながら移動する公転が停止される。このようにしてシートクッション7の下降のストッパとしている。このときピニオンギヤ25と当接部27の突部27aとが当接した時点においては、ピニオンギヤ25にはシートクッション7上の乗員の体重等が下方に作用するので乗員の体重を含んだ大きな荷重が当接部27に作用し、これによって当接部27からの大きな反力F2がピニオンギヤ25に作用する。
上記において当接部27は、ピニオンギヤ25の第1軸受23を中心とした公転の軌跡の延長線上近傍に形成されているので、ピニオンギヤ25が当接部27から受ける反力F2は公転軌跡の略接線上になる。このように反力F2は第1軸受23を第2軸受28から離間させる方向とは略直交する方向であるので、第1軸受23と第2軸受28とを離間させる方向の力として作用し第1軸受23、及び第2軸受28を摩耗させガタを発生させる虞はない。
またこのときモータ12aの駆動力に応じて回転するピニオンギヤ25の回転を受けるために、ピニオンギヤ25の歯の歯面25eがセクタギヤ24の歯24cの歯面24hに当接し押圧する。これによってピニオンギヤ25が移動中に噛合しながらセクタギヤ24の歯24cを押圧した方向とは略反対方向の反力F3が発生する。反力F3はピニオンギヤ25が当接部27から受ける反力F2と方向が略反対方向であるので反力F2は反力F3によって相殺される。これによって反力F2の力も僅かとなり、ピニオンギヤ25によって第1軸受23、及び第2軸受28が摩耗される虞はない。またこのときセクタギヤ24の歯24cの歯基部24dの厚さTはセクタギヤ24の他の噛合部24aの歯の歯基部の厚さtより大きく形成され、断面係数が高くなっているので、ピニオンギヤ25の歯が移動中と停止時とにおいてセクタギヤ24の歯24cを繰り返し逆方向に押圧しても応力は緩和され、破壊される虞はない。
上述の説明から明らかなように、第1の実施形態においては、モータ装置12によって回動されるピニオンギヤ25がセクタギヤ24の複数の歯と噛合しながらセクタギヤ24に対して相対的に移動するのを停止させるために、ピニオンギヤ25の歯と当接する当接部27がセクタギヤ24に設けられた。このとき当接部27はピニオンギヤ25停止時にピニオンギヤ25に作用するセクタギヤ24からの反力F2が第1軸受23を第2軸受28から離間させる方向の力として大きく作用しないようにピニオンギヤ25と噛合する噛合部25a以外の部分に設けられている。これによりピニオンギヤ25停止時にピニオンギヤ25を軸承する第2軸受28は第1軸受23から離間する方向に強く押圧されることがなくピニオンギヤ25、第2軸受28、及び第1軸受23には摩耗の虞がない。
またピニオンギヤ25が当接部27に当接して停止したとき、モータ装置12によって回動されるピニオンギヤ25の回転力を受ける、ピニオンギヤ25と噛合するセクタギヤ24の歯の歯基部24dの厚さTが複数の歯の中の他の歯の歯基部の厚さtよりも大きく形成されている。これにより歯基部24dが厚く形成されたセクタギヤ24の歯は、ピニオンギヤ25がセクタギヤ24と噛合しながら回転しているときにロアアーム8が支持する乗員の体重を支えるためにピニオンギヤ25から受ける押圧力と、該押圧力とは略反対方向に発生するピニオンギヤ25が当接部27に当接して停止したときに受けるピニオンギヤ25の回転力による押圧力とを交互に繰り返し受けても歯基部24dは断面係数が大きく形成されているので応力が緩和され耐久性、及び信頼性が向上する。またピニオンギヤ25が当接部27に当接して停止したときにピニオンギヤ25がセクタギヤ24の歯から受ける反力F2の方向は、当接部27においてピニオンギヤ25に作用する反力とは略反対方向であるので当接部27の反力F2が相殺され、これによりピニオンギヤ25停止時にピニオンギヤ25を軸承する第2軸受28が第1軸受23から離間する方向に強く押圧されることがなくピニオンギヤ25、第2軸受28、及び第1軸受23には摩耗の虞がない。
また第1の実施形態によれば、ピニオンギヤ25が停止するために、ピニオンギヤ25の歯がセクタギヤ24に当接する当接部27は、ピニオンギヤ25の回転中心がセクタギヤ24に対して相対的に公転する軌跡上近傍にある。これにより当接部27においてピニオンギヤ25がセクタギヤ24から受ける反力の方向は前記軌跡の略接線方向である。つまり第1軸受23を第2軸受28から離間させる方向とは直交する方向であり、よって第2軸受28には第1軸受23と離間する方向に向かって大きな付勢力は作用せずピニオンギヤ25、第2軸受28、及び第1軸受23には摩耗の虞がない。
さらに、第1の実施形態によれば、ロアアーム8に支持された荷重によってピニオンギヤ25とセクタギヤ24とが相対回転される方向の相対回転を規制するための規制手段としての当接部27が設けられる。これによりピニオンギヤ25が、ロアアーム8が支持する荷重によって付勢される方向と、セクタギヤ24が、ロアアーム8が支持する荷重によって付勢されピニオンギヤ25に対して移動する方向とが相対的に逆になる場合においては、ピニオンギヤ25がセクタギヤ24に当接して停止したときに、セクタギヤ24にはピニオンギヤ25の回転力に荷重分を加えた大きな衝撃力が作用するが、当接部27によって該衝撃力を確実に受けとめることができるので信頼性が向上する。
次に第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は第1の実施形態と当接部の形状のみが異なるので、異なる部分のみについて説明し、変更のない部分については説明を省略する。また同様の構成については同じ符号を付し説明する。
図6に示すように第2の実施形態の当設部37は、第2軸受28の中心を基準としてピニオンギヤ25とセクタギヤ24との噛合部24a、及び第1軸受23(図1、図2参照)の略反対側においてピニオンギヤ25の歯と当接するようセクタギヤ24の基部24eに肉盛りがされ形成されている。
当設部37は、図6においてピニオンギヤ25が軸周りに反時計回りCCW3方向に回転し、ピニオンギヤ25の歯25aがセクタギヤ24の歯24cと噛合しているとき、歯25aより回転方向において2つ後方の歯25cの回転方向前面である歯面25eと当接するよう該前面形状に合わせて形成されている。
次に、シートクッション7を下降させる作動について説明する。ただし、ピニオンギヤ25が当接部に当接する部分を除く作動の方法等については第1の実施形態と同様であるので省略し、ピニオンギヤ25が当接部37に当接する直前から説明する。
ピニオンギヤ25が反時計回りCCW3方向に回転すると、図6に示すように、やがてピニオンギヤ25の歯の歯面25dがセクタギヤ24の噛合部24aの歯24cの歯面24gと噛合しながら、さらに図2の直線Lに接近する方向に向かって回転する。するとピニオンギヤ25の歯25cの歯面25eと当接部37の当接面37aとが当接する。
これにより第1軸受23を中心としてセクタギヤ24の噛合部24aと噛合しながら移動するピニオンギヤ25の公転が停止される。このようにしてシートクッション7の下降のストッパとしている。このときピニオンギヤ25と当接部37の当接面37aとが当接した時点においては、ピニオンギヤ25にはシートクッション7上の乗員の体重等が下方に作用し、乗員の体重を含んだ大きな荷重が当接部37の当接面37aに作用する。そして、これによって図6に示すように当接面37aからの反力F4がピニオンギヤ25に作用する。また、反力F4には下記に述べるピニオンギヤ25の回転力を受ける作用も含んでいる。よって反力F4の大きさはピニオンギヤ25の公転を停止させるための力とピニオンギヤ25の回転力を受ける力との合力に対する大きさとなっている。そして反力F4の作用方向は第2軸受28を第1軸受23から離間させる方向とは略直交しているか、または離間させる方向とは逆方向となっている。
このときモータ12aの駆動力に応じて回転するピニオンギヤ25の回転力は、ピニオンギヤ25の歯25aと当接するセクタギヤ24の歯24cによって受けている。これによって反力F5が、図6に示すように発生する。反力F5は、前述の通り当接部37において略半分が分担されるので、その大きさは小さい。また反力F5はピニオンギヤ25がセクタギヤ24の当接部37から受ける反力F4と付勢される方向が略逆方向となっている。これらより、ピニオンギヤ25を軸承する第2軸受28が第1軸受23から離間される方向の分力は僅かで小さくなるか、または逆方向となるとともに、当接部37、及び噛合部24aからの2つの反力F4、F5が一定量相殺されるので、ピニオンギヤ25、第2軸受28、及び第1軸受23には大きな付勢力は作用せず摩耗する虞はない。
また、このとき反力F5を発生させるセクタギヤ24の歯24cの歯基部24dの厚さTはセクタギヤ24の他の噛合部24aの歯の歯基部の厚さtより大きく、断面係数が高くなるよう形成されている。これによりピニオンギヤ25の歯が、セクタギヤ24の噛合部24aの移動中と停止時とにおいてセクタギヤ24の歯24cを繰り返し逆方向に押圧しても歯24cの歯基部の応力は緩和され、破壊される虞はない。このように第2の実施形態においても第1の実施形態と同様の効果が期待できる。
上述の説明から明らかなように第2の実施形態においては、ピニオンギヤ25の歯がセクタギヤ24に当接する当接部37は、第1軸受23、及びピニオンギヤ25とセクタギヤ24との噛合部24aの反対側にある。これにより当接部37においてピニオンギヤ25がセクタギヤ24から受ける反力F4はピニオンギヤ25の公転を停止させるために発生する反力に加えピニオンギヤが回転力によって噛合部から受ける反力と略逆方向で大きさが略等しい反力を含んだ大きさとなっている。これによりピニオンギヤ25が噛合部24aの歯24cから受ける反力は当接部37に発生する反力と相殺される。そして当接部37においてはピニオンギヤ25の公転を停止させるために発生する、ピニオンギヤ25を軸承する第2軸受28を第1軸受23から離間させる方向とは略直交する反力のみが作用する。これにより第2軸受28を第1軸受23から離間させる方向の分力の大きさは僅かとなりピニオンギヤ25、第2軸受28、及び第1軸受23には摩耗の虞がない。
なお、本実施形態においては、シートクッション7が下降する側のストッパとするべくセクタギヤ24の歯24c側にのみ規制手段である各当接部27、37を設けた。しかし、これに限らずシートクッション7が上昇する側のストッパとするために、セクタギヤ24の歯24bの外方に設けた未形成部24fに代えて本発明に係る当接部を設けてもよい。
また、本実施形態においては、本発明である車両用シート調整装置を車両用シートのシートクッション7の高さを調整する装置に適用した。しかしこれに限らず、ピニオンギヤとセクタギヤとの噛合によってシートクッション座面の角度を調整するチルト装置に適用してもよい。また、同様にピニオンギヤとセクタギヤとの噛合によってシートの背もたれ角度を調整する角度調整装置に適用してもよい。
また、本実施形態においては第1リンク22とセクタギヤ24とを一体とし、ロアアーム8に固定したモータ装置12が有するピニオンギヤ25とセクタギヤ24とを噛合させてシートクッション7の昇降を行なうよう構成した。しかしこれに限らず、ロアアームにセクタギヤを設け、第1リンクにピニオンギヤを有するモータ装置を固定し、そのようにしてピニオンギヤとセクタギヤとを噛合させシートクッションの昇降を行なうようにしてもよい。このとき規制手段としての当接部はセクタギヤに設けてやればよく、これによっても同様の効果が得られる。
さらに、モータ装置によって駆動する装置だけではなくピニオンギヤとセクタギヤとの噛合によって高さや角度を調整する手動で操作する調整装置に本発明を適用してもよい。この場合には、モータの駆動力は作用しないため、効果として乗員の体重によって加わる衝撃を緩和することができ、相応に耐久性が向上する。
1…フロア、2…車両用シート装置、4…ロアレール、6…アッパレール、7…シートクッション、8…支持部材(ロアアーム)、9…シートバック、11…シートトラック、12…モータ装置、20…車両用シート調整装置(シートリフタ装置)、21…第1リンク部材、22…第1リンク、23…第1軸受、24…セクタギヤ、25…ピニオンギヤ、26…第2リンク、27、37…当接部、28…第2軸受。

Claims (4)

  1. 車両フロア側に設けられた基部材と、
    荷重を支持し前記基部材に第1軸受によって回動可能に支承された支持部材と、
    前記基部材及び支持部材の一方に第2軸受によって回動可能に支持されセルフロック可能な駆動手段によって回転駆動されるピニオンギヤと、
    前記基部材及び支持部材の他方に前記第1軸受と同軸に一体的に設けられ前記ピニオンギヤと噛合部で噛合する複数の歯を有するセクタギヤと、
    前記ピニオンギヤと前記セクタギヤとの少なくとも一方向の相対回転を規制する規制手段と、
    を有する車両用シート調整装置において、
    前記規制手段は、前記ピニオンギヤに作用する反力の前記第1軸受を前記第2軸受から離間させる方向の分力が僅かとなるように前記ピニオンギヤと前記噛合部以外の部分で当接する当接部が前記セクタギヤに設けられ、
    前記当接部は、前記ピニオンギヤの回転中心が前記セクタギヤに対して相対的に公転する軌跡上近傍において前記ピニオンギヤと当接し、
    前記セクタギヤの複数の歯の中で、前記当接部が前記ピニオンギヤと当接したときに前記ピニオンギヤと噛合する歯の歯基部の厚さが前記複数の歯の中の他の歯の歯基部の厚さよりも大きく形成されていることを特徴とする車両用シート調整装置。
  2. 車両フロア側に設けられた基部材と、
    荷重を支持し前記基部材に第1軸受によって回動可能に支承された支持部材と、
    前記基部材及び支持部材の一方に第2軸受によって回動可能に支持されセルフロック可能な駆動手段によって回転駆動されるピニオンギヤと、
    前記基部材及び支持部材の他方に前記第1軸受と同軸に一体的に設けられ前記ピニオンギヤと噛合部で噛合する複数の歯を有するセクタギヤと、
    前記ピニオンギヤと前記セクタギヤとの少なくとも一方向の相対回転を規制する規制手段と、
    を有する車両用シート調整装置において、
    前記規制手段は、前記ピニオンギヤに作用する反力の前記第1軸受を前記第2軸受から離間させる方向の分力が僅かとなるように前記ピニオンギヤと前記噛合部以外の部分で当接する当接部が前記セクタギヤに設けられ、
    前記当接部は、前記噛合部と前記第1軸受の反対側で前記ピニオンギヤの歯と当接し、
    前記セクタギヤの複数の歯の中で、前記当接部が前記ピニオンギヤと当接したときに前記ピニオンギヤと噛合する歯の歯基部の厚さが前記複数の歯の中の他の歯の歯基部の厚さよりも大きく形成されていることを特徴とする車両用シート調整装置。
  3. 請求項1または2において、前記規制手段は、前記支持部材に支持された荷重によって前記ピニオンギヤと前記セクタギヤとが相対回転される方向の相対回転を規制することを特徴とする車両用シート調整装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項において、
    前記基部材は、車両フロア側に設けられ乗員が着座するシートクッションを前後調整可能とするシートトラックのアッパレールと前記シートクッションを構成するロアアームとに両端を回動可能に支持されたリンク部材であり、
    前記支持部材は、前記ロアアームであり、
    前記ピニオンギヤは、前記ロアアームに設けられた前記第2軸受によって回動可能に支承されていることを特徴とする車両用シート調整装置。
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