JP5481574B2 - シガレット用香料含有材料、その製造方法およびシガレット - Google Patents

シガレット用香料含有材料、その製造方法およびシガレット Download PDF

Info

Publication number
JP5481574B2
JP5481574B2 JP2013005528A JP2013005528A JP5481574B2 JP 5481574 B2 JP5481574 B2 JP 5481574B2 JP 2013005528 A JP2013005528 A JP 2013005528A JP 2013005528 A JP2013005528 A JP 2013005528A JP 5481574 B2 JP5481574 B2 JP 5481574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cigarette
flavor
containing material
gum
menthol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013005528A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013099346A (ja
Inventor
康男 田中
達也 日下部
雄司 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP2013005528A priority Critical patent/JP5481574B2/ja
Publication of JP2013099346A publication Critical patent/JP2013099346A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5481574B2 publication Critical patent/JP5481574B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24BMANUFACTURE OR PREPARATION OF TOBACCO FOR SMOKING OR CHEWING; TOBACCO; SNUFF
    • A24B15/00Chemical features or treatment of tobacco; Tobacco substitutes, e.g. in liquid form
    • A24B15/18Treatment of tobacco products or tobacco substitutes
    • A24B15/28Treatment of tobacco products or tobacco substitutes by chemical substances
    • A24B15/281Treatment of tobacco products or tobacco substitutes by chemical substances the action of the chemical substances being delayed
    • A24B15/283Treatment of tobacco products or tobacco substitutes by chemical substances the action of the chemical substances being delayed by encapsulation of the chemical substances
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24BMANUFACTURE OR PREPARATION OF TOBACCO FOR SMOKING OR CHEWING; TOBACCO; SNUFF
    • A24B15/00Chemical features or treatment of tobacco; Tobacco substitutes, e.g. in liquid form
    • A24B15/18Treatment of tobacco products or tobacco substitutes
    • A24B15/28Treatment of tobacco products or tobacco substitutes by chemical substances
    • A24B15/30Treatment of tobacco products or tobacco substitutes by chemical substances by organic substances
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D1/00Cigars; Cigarettes
    • A24D1/002Cigars; Cigarettes with additives, e.g. for flavouring

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacture Of Tobacco Products (AREA)
  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)

Description

本発明は、シガレット用香料含有材料、その製造方法およびシガレットに関する。
メンソールシガレットを作製する際に、メンソール等の香料成分を溶液状態でタバコ刻みに添加させる方法が採用されている。この方法は、香料溶液を噴霧等することにより簡便にタバコ刻みに加えることができるという利点を有する。しかしながら、十分な香りを喫煙時に放出させるために香料の添加量を多くすると溶媒量も多くなる。このため、香料溶液を添加した際に、タバコ刻みから色素などを含む成分が溶媒により抽出されてシガレット巻紙に「シミ」を生じさせる傾向がある。また、メンソール等の香料成分は揮発性を有するため、長期間の蔵置において香料成分が散逸してしまい、香料効果が持続されないという欠点がある。さらに、シガレットの主流煙中の雑味を除去するためにチャコールフィルタを使用したシガレットを用いると、蔵置期間中に香料がチャコールに吸着されるため香料の揮散・散逸が顕著になり、蔵置における香料効果の減衰が顕著になるという欠点も有する。
これに対して、香料成分をカプセル化してシガレットに加える技術が、特許第3790828号公報および特開平4−75578号公報において報告されている。これらの香料をシガレットに加えると、上記のようなシガレット巻紙へのシミの問題はなくなる。また、香料成分をカプセル化しているため、蔵置期間中の香料の揮散・散逸も抑えられる。しかしながら、いずれの方法も、被覆剤をゲル化させて香料と接触させてカプセル化しており、被覆剤のゲル化の際に金属塩化物等のゲル化剤の添加を必要としている。このような金属塩化物の添加は、シガレットを燃焼させた際に、主流煙中に金属塩化物の熱分解生成物を混入させるという問題を生ずる。さらに、特開平4−75578号公報の方法では、香料を含有したカプセルを潰す工程が喫煙時に必要とされる。
特許第3790828号公報 特開平4−75578号公報
本発明は、金属塩化物等のゲル化剤を添加することなく、多糖類により香料を被覆したシガレット用香料含有材料を提供することを目的とする。
また本発明は、香料の含有率が高いシガレット用香料含有材料を提供することを目的とする。
さらに本発明は、喫煙時にカプセルを潰す等の操作を要しないシガレット用香料含有材料を提供することを目的とする。
本発明によれば、香料をゲル化剤を含まない多糖類のゲルで被覆したことを特徴とするシガレット用香料含有材料が提供される。
図1は、通常環境条件下での経時蔵置における保香耐性を示すグラフである。 図2は、加速環境条件での蔵置経過における保香耐性を示すグラフである。
以下、本発明をより詳しく説明する。
本発明によるシガレット用香料含有材料は、香料をゲル化剤を含まない多糖類のゲルで被覆したことを特徴とする。
香料としては、各種の香料を用いることができ、例えばl−メンソールを用いることができる。
本発明において用いられる多糖類は加熱するだけでゲル化することができるため、ゲル化剤が不要である。従って、本発明によるシガレット用香料含有材料は金属塩化物等のゲル化剤を含まず、例えば、喫煙時に好ましくない塩化物の分解物を主流煙中に発生させない。
香料含有材料中の香料の含有率を高めるためには、香料を多糖類で効率よく被覆することが必要である。本発明者等は、加熱した水溶液中で香料および多糖類の混練・乳化を十分に行い、香料がゲル化した多糖類で被覆されて水溶液中に存在する乳化状態が、香料含有材料の調製中維持されることが有効であることを見出した。すなわち、十分な混練・乳化を行いその乳化状態を維持することができる香料含有材料においては最終的に高い香料含有率が得られる。一方で、十分な混練・乳化を行っても、調製中水溶液中でその乳化状態を維持することができない系では高い香料含有率を達成できないことがわかった。本発明の香料含有材料は、香料を18重量%以上含有することができ、好ましくは60%以上、より好ましくは70%以上含有することができる。
このように乳化状態を維持することができる多糖類は、好ましくは、カラギーナン、寒天、ゲランガム、タマリンドガム、サイリウムシードガム若しくはコンニャクグルコマンナンの単成分系、またはカラギーナン、ローカストビーンガム、グアーガム、寒天、ゲランガム、タマリンドガム、キサンタンガム、タラガム、コンニャクグルコマンナン、デンプン、カシアガムおよびサイリウムシードガムから成る群から選択される2以上の成分を組み合わせた複合系である。また、この乳化の際、レシチン等の一般に用いられる乳化剤を併用することが好ましい。
香料と多糖類を水溶液中で混練・乳化させて調製した香料含有材料を基材上にキャスティングし、乾燥することによりシートを作製することができる。この香料含有材料シートを裁刻してタバコ刻みに添加することができる。
また、香料含有材料を混練・乳化し、スラリーの状態でタバコ刻みやシガレット巻紙に添加することもできる。
本発明のシガレット用香料含有材料を添加したシガレットは、香料が多糖類により被覆されているため、通常のメンソールシガレットと比較して高い保香耐性を有する。このため、チャコールフィルタを装着した際にも問題のない保香耐性を有することが可能である。
本発明のシガレット用香料含有材料は、
(i)多糖類と水とを混合、加熱して多糖類の水溶液を調製する工程と、
(ii)前記水溶液に香料と乳化剤とを加えて混練・乳化させる工程と
を含む方法により調製することができる。
(i)の工程において多糖類と水とを混合して一旦加熱することにより、放冷時にゲル化する物性を多糖類に付与させる。加熱温度は、60〜90℃の温度であることが好ましい。加熱の効果としては以下のことが挙げられる。ゲル化した多糖類の水への溶解度を高める。また、多糖類に放冷時にゲル化する物性を付与させる。また、(ii)の工程で加える香料を溶融状態にすると同時に、多糖類水溶液の粘度を下げて香料との乳化を容易にする。また、加熱した多糖類の水溶液が(ii)の工程で香料と混練・乳化された場合に、香料含有材料の調製中乳化状態を維持することができることが判明した。
次いで、(ii)の工程で、上記の多糖類の水溶液に香料と乳化剤とを加えて混練・乳化させる。香料としては、上記した通り各種の香料を用いることができ、例えばl−メンソールを用いることができる。香料は(i)の多糖類水溶液中に混練により取り込まれて、乳化状態で存在する。この乳化状態は上記した通り調製中維持され、このことにより香料含有率の高い香料含有材料を調製することができる。すなわち、この香料含有材料を含む喫煙物品は、喫煙時に、より高い芳香を生じることができる。香料含有材料中の香料含有率は、好ましくは18重量%以上、より好ましくは60%以上、特に70%以上である。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
本発明によるシガレット用香料含有材料の調製
本発明のシガレット用香料含有材料は、被覆剤として以下に示す多糖類を用いて調製する。多糖類として、紅藻類海草から抽出されるカラギーナン(カラギニン・カラギナンなどとも表記される)や寒天、樹木の種子から抽出されるガラクトマンナンであるローカストビーンガム(カロブガム)、グアーガム、タラガム、カシアガム、樹脂の種子から抽出され構造がキシログルカンであるタマリンドガム、樹脂の種子から抽出され構造がキシランを主鎖にアラビノース等の側鎖を持つ酸性多糖であるサイリウムシードガム、微生物による代謝生成多糖類であるキサンタンガムやゲランガム(ジエランガムとも表記される)、コンニャクイモから抽出されるコンニャクグルコマンナン、デンプン(各種原料および溶性を含む)を挙げることができる。この中で、カラギーナン、ゲランガム、タマリンドガム、サイリウムシードガム、コンニャクグルコマンナンまたは寒天は単成分系として用いることができる。または、本発明において用いられる多糖類は、上記した多糖類の群から選択される2以上の成分を組み合わせた複合系であってもよい。本発明のシガレット用香料含有材料の調製方法以下の通りである。まず、多糖類(単成分系または複合系)を加熱しながら水に溶解させる。この水溶液に上記の加熱温度において液体状態(若しくは溶融状態)にある香料と乳化剤とを加えて混練・乳化させる。続いて、この乳化状態を維持した状態でキャスティングし、多糖類を溶解した水分を蒸発させて、目的となるシガレット用香料含有材料のシートを作製する。各種多糖類を用いて調製したシガレット用香料含有材料、およびこれをシガレットに配合した場合のたばこ煙中への香料デリバリーに関して、実際に検討した結果を実施例として以下に示す。なお、対象とする香料の選定や多糖類の組み合わせ、乳化剤の種類等は一例である。従って、これまで説明してきた開示に鑑み、本発明の範囲内で各種の改変が可能なことは無論であり、実施例により本発明が限定されるものではない。
実施例1〜3
多糖類として、紅藻類海草から抽出されるκ−カラギーナン(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社カラギニンCS−530)単独を、香料としてl−メンソール(和光純薬工業株式会社 試薬特級)をそれぞれ選択し、以下の操作により実施例1のシガレット用香料含有材料を調製した。
5gのκ−カラギーナンに100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱してκ−カラギーナンを水に充分に溶解させた。これに25gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチン(太陽化学株式会社 サンレシチンA−1)の5%水溶液を2mL添加し、ホモジナイザ(エーテックジャパン・高性能ミキサDMM)により充分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた(乾燥後のフィルムの厚さ:0.1mm)。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状の実施例1のシガレット用香料含有材料は、メンソールを約80重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
また、本発明の香料含有材料は香料の揮発性を抑制する機能をも併せ持っている。例えば、実施例1のシガレット用香料含有材料を、加速環境条件下(夏場自動販売機庫内を模した環境として、50℃、湿度60%に14時間と、30℃、湿度70%、10時間の振幅環境)で経時蔵置した。この場合にも、香料含有材料の総重量あたり、1週間後で73.5重量%、1ヶ月後でも73.0重量%のメンソールを含有していた。このことから、本発明によるシガレット用香料含有材料を配合したシガレットは、長期間の蔵置や夏場自動販売機庫内における蔵置において、またシガレット主流煙中の雑味を除去するために使用されるチャコールフィルタを装着した際も、たばこ刻にメンソールを添加している通常のメンソールシガレットに比較して、非常に高い保香耐性を有することがわかる。
メンソールデリバリー量について試験した。まず、タール値を10mg程度に設計してプレーンフィルタを装着した実施例2および3のシガレット試料を作製した。ここで、実施例2のシガレットには、実施例1のシガレット用香料含有材料がたばこ刻に対して3%配合されており、実施例3のシガレットには、実施例1のシガレット用香料含有材料が5%配合されている。この際、実施例2および3ともに、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく実施例1のシガレット用香料含有材料を添加することが可能であった。これ以下、巻紙へのシミ等の発生は目視により観察した。実施例2のシガレットは1本あたり0.91mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.086)を、実施例3のシガレットでは1本あたり2.09mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.186)をそれぞれ与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
また、実施例2のシガレットにチャコールフィルタを装着したものを作製した。具体的には、実施例2のシガレットにチャコールフィルタ(チャコール量:40mg/フイルタ)を装着し、通常環境条件(22℃、湿度60%)および加速環境条件(上記した通り)での蔵置経過における保香耐性について評価した。通常環境条件下での結果を図1に、加速環境条件下での結果を図2に示す。図1の横軸には通常環境条件下での経過日数を、図2の横軸には加速環境条件下での経過日数を示す。図1および図2ともに、縦軸は煙中のメンソール量である。図1および図2において、丸印が実施例2のシガレットの結果であり、三角印が下記に示す比較例1のシガレットの結果である。
比較例1
現行のメンソール製品と同様のシガレットを作製した。メンソールを溶媒によりたばこ刻に加香している。実施例2と同様に通常環境条件(22℃、湿度60%)および加速環境条件(上記した夏場自動販売機庫内を模した環境)での蔵置経過における保香耐性について評価した。結果を併せて図1および2に示す。
上記の蔵置経時における保香耐性の測定結果から以下のことが明らかである。すなわち、実施例2のシガレットは、現行の製品製造に従ってメンソールを溶媒により加香した比較例1のシガレットと比べて、蔵置期間中日数が経過しても煙中のメンソール量の減衰が少ない。この状況は、特に図2に示す夏場自販機を模した加速環境条件での蔵置において顕著な差異として現れた。具体的には、現行の製品製造に従ってメンソールを溶媒により加香した比較例1のシガレットでは、蔵置前は1本あたり0.571mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0062)を与えた。20本入り個装包装で上記の通常環境条件下(温度;22℃、湿度:60%)で3ヶ月間蔵置したシガレット試料では、1本あたり0.162mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.018)を与え、蔵置前の約1/3まで減少した。これに対し、実施例2のシガレットは、蔵置前は1本あたり0.803mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.084)を与えた。上記と同じ20本入り個装包装で通常環境条件下で3ケ月間蔵置したシガレットは、1本あたり0.676mgという充分なメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.070)を与え、蔵置前の初期値の約84%を維持していることがわかった。
夏場自販機を模した加速環境条件での蔵置では、比較例1のシガレットは、20本入り個装包装で3ヶ月間の蔵置期間経過後には、1本あたり0.043mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.005)を与え、蔵置前の約1/10にまで減少した。これに対し、実施例2のシガレットでは、同じ蔵置期間経過後に、1本あたり0.626mgと充分なメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.065)を与え、蔵置前の初期値に対して約78%を維持することが可能であった。
これらの結果から、本発明による香料含有材料を用いてメンソールなどの香料成分をシガレットに添加することにより、充分な加香量(すなわち充分な香料デリバリー量)と充分な蔵置保香耐性を発揮するシガレットを得ることができることが確認できた。
実施例4
多糖類として、κ−カラギーナンと、樹木の種子から抽出されるガラクトマンナンであるローカストビーンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社ビストップD−2050)とを8:2の重量比で混合した複合系を選択し、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
4gのκ−カラギーナンと1gのローカストビーンガムに100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱して上記多糖類を水に充分に溶解させた。これに25gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を2mL添加し、ホモジナイザにより充分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、測定の結果、メンソールを約76重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例4のシガレット用香料含有材料を5%配合し、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、実施例4のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。当該シガレットでは1本あたり1.82mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.170)を与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
実施例5
多糖類素材として、κ−カラギーナンと、樹木の種子から抽出されるガラクトマンナンであるグアーガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 ビストップD−2029)とを8:2の重量比で混合した複合系を選択し、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
4gのκ−カラギーナンと1gのグアーガムに100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱して上記多糖類を水に充分に溶解させた。これに25gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を2mL添加し、ホモジナイザにより充分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、測定の結果、メンソールを約84重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例5のシガレット用香料含有材料を5%配合し、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、実施例5のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。当該シガレットでは1本あたり1.80mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.173)を与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
実施例6
多糖類として、紅藻類海草から抽出される寒天(和光純薬工業株式会社試薬特級)単独を、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
5gの粉末の寒天に100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱して寒天を水に充分に溶解させた。これに25gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を2mL添加し、ホモジナイザにより充分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、測定の結果、メンソールを約90重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例6のシガレット用香料含有材料を5%配合し、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、実施例6のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。当該シガレットは1本あたり2.15mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.201)を与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
実施例7
多糖類として、微生物による代謝生成多糖類であるゲランガム(アメリカCP Kelco ケルコゲル)と、樹木の種子から抽出され、キシログルカン構造を有するタマリンドガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社ビストップD−2032)とを1:1の重量比で混合した複合系を選択し、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
1.0gのゲランガムと1.0gのタマリンドガムに100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱して上記多糖類を水に充分に溶解させた。これに10gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を1.6mL添加し、ホモジナイザにより充分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、測定の結果、メンソールを約85重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例7のシガレット用香料含有材料を5%配合し、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、充分な量の実施例7のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。当該シガレットは1本あたり2.40mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.209)を与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
実施例8
多糖類として、微生物による代謝生成多糖類であるキサンタンガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社サンエースNXG−S)と、ローカストビーンガムとを1:1の重量比で混合した複合系を選択し、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
1.5gのキサンタンガムと1.5gのローカストビーンガムに100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱して上記多糖類を水に充分に溶解させた。これに15gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を1.2mL添加し、ホモジナイザにより充分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、測定の結果、メンソールを約65重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例8のシガレット用香料含有材料を5%配合し、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、実施例8のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。当該シガレットは1本あたり2.25mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.184)を与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
実施例9
多糖類として、キサンタンガムと、樹木の種子から抽出されるガラクトマンナンであるタラガム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社ビストップD−2101)とを1:1の重量比で混合した複合系を選択し、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
1.5gのキサンタンガムと1.5gのタラガムに100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱して上記多糖類を水に充分に溶解させた。これに15gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を1.2mL添加し、手撹拌により充分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、測定の結果、メンソールを約77重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例9のシガレット用香料含有材料を5%配合し、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、実施例9のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。当該シガレットは1本あたり2.09mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.191)を与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
実施例10
多糖類として、キサンタンガムと、コンニャクイモから抽出されるコンニャクグルコマンナン(群馬県蒟蒻原料商工業協同組合 こんにゃく精粉)とを1:1の重量比で混合した複合系を選択し、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
1.5gのキサンタンガムと1.5gのコンニャクグルコマンナンに100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱して上記多糖類を水に充分に溶解させた。これに15gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を1.2mL添加し、手撹拌により充分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、測定の結果、メンソールを約76重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例10のシガレット用香料含有材料を5%配合し、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、実施例10のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。当該シガレットは1本あたり2.10mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.184)を与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
実施例11
多糖類として、キサンタンガムとタマリンドガムとを1:1の重量比で混合した複合系を選択し、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
1.5gのキサンタンガムと1.5gのタマリンドガムに100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱して上記多糖類を水に充分に溶解させた。これに15gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を1.2mL添加し、手撹拌により充分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、測定の結果、メンソールを約67重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例11のシガレット用香料含有材料を5%配合し、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、実施例11のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。当該シガレットは1本あたり1.23mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.140)を与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
実施例12
多糖類として、キサンタンガムと、デンプン(和光純薬工業株式会社 試薬 とうもろこし由来)とを1:1の重量比で混合した複合系を選択し、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
2.0gのキサンタンガムと2.0gのデンプンに100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱して上記多糖類を水に充分に溶解させた。これに20gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を1.6mL添加し、手撹拌により充分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、測定の結果、メンソールを約50重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例12のシガレット用香料含有材料を10%配合し、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、実施例12のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。当該シガレットは1本あたり1.93mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.183)を与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
実施例13
多糖類として、ローカストビーンガムとデンプン(和光純薬工業株式会社 試薬 とうもろこし由来)とを1:1の重量比で混合した複合系、およびローカストビーンガムとデンプン(和光純薬工業株式会社 試薬 溶性)とを1:1の重量比で混合した複合系を選択し、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
2.5gのローカストビーンガムと2.5gのデンプンに100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱して上記多糖類を水に充分に溶解させた。これに25gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を2mL添加し、ホモジナイザにより充分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、デンプンとしてとうもろこし由来のものを用いた場合には、メンソールを約65重量%含有した。また、デンプンとして溶性のものを用いた場合には、メンソールを約25重量%含有した。このことから、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例13のシガレット用香料含有材料を、デンプンとしてとうもろこし由来のものを用いた場合には約10%程度配合して、デンプンとして溶性のものを用いた場合には約20%程度配合して、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、実施例13のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。
デンプンとしてとうもろこし由来のものを用いた場合は、シガレット1本あたり2.59mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.209)を与えた。また一方で、デンプンとして溶性のものを用いた場合は、シガレットは1本あたり2.30mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.216)を与えた。これらはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
実施例14
多糖類として、コンニャクグルコマンナン単独を、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
80℃の恒温水槽内で加熱して、100mLの水に25gのメンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を2mL添加し、十分に溶解させたうえで、ホモジナイザにより充分に乳化させた。ここに5gのコンニャクグルコマンナンを溶解させながら加え、さらに混練・乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、測定の結果、メンソールを約20重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例14のシガレット用香料含有材料を20%配合し、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、実施例14のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。当該シガレットは1本あたり2.05mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.203)を与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
実施例15
多糖類としてタマリンドガム単独を、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
3gのタマリンドガムに100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱してタマリンドガムを水に充分に溶解させた。これに15gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を1.2mL添加し、ホモジナイザにより充分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、測定の結果、メンソールを約18重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例15のシガレット用香料含有材料を20%配合し、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、実施例15のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。当該シガレットは1本あたり0.71mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.064)を与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
実施例16
多糖類としてタマリンドガム単独を、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
2gのタマリンドガムに100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱してタマリンドガムを水に十分に溶解させた。これに20gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を1.2mL添加し、ホモジナイザにより十分に乳化させた。これに40mLのエチルアルコール(和光純薬工業株式会社 試薬特級)を添加して、さらにホモジナイザにより十分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、シガレット用香料含有材料が乾燥するまでの間、乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、測定の結果、メンソールを約71重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例16のシガレット用香料含有材料を5%配合し、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、実施例16のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。当該シガレットは1本あたり2.20mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.187)を与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
実施例17
多糖類としてゲランガム単独を、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
2gのゲランガムに100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱してゲランガムを水に充分に溶解させた。これに10gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を1.6mL添加し、ホモジナイザにより充分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、測定の結果、メンソールを約80重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例17のシガレット用香料含有材料を5%配合し、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、実施例17のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。当該シガレットは1本あたり2.27mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.180)を与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
実施例18
多糖類として、樹木の種子から抽出されるガラクトマンナンであるカシアガム(アメリカ Noveon,Inc.レオレンジャーSR)と、κ−カラギーナンとを1:1の重量比で混合した複合系を選択し、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
1.5gのカシアガムと1.5gのκ−カラギーナンに100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱して上記多糖類を水に充分に溶解させた。これに15gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を1.2mL添加し、ホモジナイザにより充分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、測定の結果、メンソールを約77重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例18のシガレット用香料含有材料を5%配合し、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、実施例18のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。当該シガレットは1本あたり0.94mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.094)を与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
実施例19
多糖類として、カシアガムとキサンタンガムとを7:3の重量比で混合した複合系を選択し、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
2.1gのカシアガムと0.9gのキサンタンガムに100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱して上記多糖類を水に充分に溶解させた。これに15gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を1.2mL添加し、ホモジナイザにより充分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、測定の結果、メンソールを約77重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例19のシガレット用香料含有材料を5%配合し、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、実施例19のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。当該シガレットは1本あたり0.49mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.051)を与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。
実施例20
多糖類として、樹木の種子から抽出され、主鎖としてキシランを側鎖としてアラビノース等をもつ構造を有する酸性多糖であるサイリウムシードガム(MRCポリサッカライド株式会社PG200)単独を、香料としてl−メンソールを選択し、以下の操作によりシガレット用香料含有材料を調製した。
4gのサイリウムシードガムに100mLの水を加え、80℃の恒温水槽内で加熱して上記多糖類を水に充分に溶解させた。これに20gのl−メンソール、および乳化剤としてレシチンの5%水溶液を1.6mL添加し、ホモジナイザにより充分に乳化させた。この乳化スラリーを基材上にシート状にキャスティングして、40℃の空気強制循環型乾燥器で1週間乾燥させた。この際、香料含有材料が乾燥するまでの間、混合物の乳化状態は維持されていた。
調製したシート状のシガレット用香料含有材料は、測定の結果、メンソールを約73重量%含有し、満足し得る量のメンソールの添加が可能であった。
たばこ刻に対して重量比で実施例20のシガレット用香料含有材料を5%配合し、タール値を10mg程度に設計したシガレットを作製した。この際、実施例20のシガレット用香料含有材料を、巻紙へのシミ等の問題を発生させることなく添加することができた。このシガレットに、さらに、プレーンフィルタを装着した。当該シガレットは1本あたり0.66mgのメンソールデリバリー量(メンソール/タール比として0.066)を与えた。これはメンソールシガレットとして充分なデリバリー量であった。

Claims (7)

  1. (i)多糖類と水とを混合、加熱して多糖類の水溶液を調製し、多糖類に放冷時にゲル化する物性を付与し、(ii)前記水溶液に香料と乳化剤とを加えて混練・乳化させることにより得られる、香料をゲル化反応剤を含まない多糖類のゲルで被覆したシガレット用香料含有材料であって、
    前記多糖類が、カラギーナン、寒天、ゲランガム、タマリンドガム、サイリウムシードガム若しくはコンニャクグルコマンナンの単成分系、またはカラギーナン、ローカストビーンガム、グアーガム、寒天、キサンタンガム、ゲランガム、タマリンドガム、タラガム、コンニャクグルコマンナン、デンプン、カシアガムおよびサイリウムシードガムから成る群から選択される2以上の成分を組み合わせた複合系であり、前記香料を45重量%以上含有することを特徴とするシガレット用香料含有材料。
  2. 前記香料が固体または液体であることを特徴とする請求項1に記載のシガレット用香料含有材料。
  3. シート状に成形されていることを特徴とする請求項1に記載のシガレット用香料含有材料。
  4. (i)多糖類と水とを混合、加熱して多糖類の水溶液を調製し、多糖類に放冷時にゲル化する物性を付与する工程と、
    (ii)前記水溶液に香料と乳化剤とを加えて混練・乳化させる工程と
    を含むシガレット用香料含有材料の製造方法であって、
    前記多糖類が、カラギーナン、寒天、ゲランガム、タマリンドガム、サイリウムシードガム若しくはコンニャクグルコマンナンの単成分系、またはカラギーナン、ローカストビーンガム、グアーガム、寒天、キサンタンガム、ゲランガム、タマリンドガム、タラガム、コンニャクグルコマンナン、デンプン、カシアガムおよびサイリウムシードガムから成る群から選択される2以上の成分を組み合わせた複合系であり、前記香料を45重量%以上含有することを特徴とするシガレット用香料含有材料の製造方法。
  5. タバコ刻みと前記タバコ刻みの周囲を巻装するシガレット巻紙を含むタバコロッドを備え、前記タバコ刻みに請求項1に記載のシガレット用香料含有材料が添加されていることを特徴とするシガレット。
  6. 請求項3に記載のシート状のシガレット用香料含有材料を裁刻して前記タバコ刻みに加えることを特徴とする請求項5に記載のシガレット。
  7. 前記シガレット用香料含有材料をスラリーの状態で前記タバコ刻みに加えることを特徴とする請求項5に記載のシガレット。
JP2013005528A 2008-05-19 2013-01-16 シガレット用香料含有材料、その製造方法およびシガレット Active JP5481574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013005528A JP5481574B2 (ja) 2008-05-19 2013-01-16 シガレット用香料含有材料、その製造方法およびシガレット

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008131087 2008-05-19
JP2008131087 2008-05-19
JP2013005528A JP5481574B2 (ja) 2008-05-19 2013-01-16 シガレット用香料含有材料、その製造方法およびシガレット

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010513003A Division JPWO2009142159A1 (ja) 2008-05-19 2009-05-15 シガレット用香料含有材料、その製造方法およびシガレット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013099346A JP2013099346A (ja) 2013-05-23
JP5481574B2 true JP5481574B2 (ja) 2014-04-23

Family

ID=41340092

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010513003A Pending JPWO2009142159A1 (ja) 2008-05-19 2009-05-15 シガレット用香料含有材料、その製造方法およびシガレット
JP2013005528A Active JP5481574B2 (ja) 2008-05-19 2013-01-16 シガレット用香料含有材料、その製造方法およびシガレット

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010513003A Pending JPWO2009142159A1 (ja) 2008-05-19 2009-05-15 シガレット用香料含有材料、その製造方法およびシガレット

Country Status (13)

Country Link
US (1) US20110061667A1 (ja)
EP (1) EP2279677B1 (ja)
JP (2) JPWO2009142159A1 (ja)
KR (1) KR101330438B1 (ja)
CN (1) CN102036575B (ja)
CA (1) CA2724820C (ja)
ES (1) ES2552174T3 (ja)
HK (1) HK1151822A1 (ja)
MY (1) MY153043A (ja)
RU (1) RU2010151986A (ja)
TW (1) TW201016148A (ja)
UA (1) UA98394C2 (ja)
WO (1) WO2009142159A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022102543A1 (ja) 2020-11-13 2022-05-19 日本たばこ産業株式会社 センブラトリエンジオールを含むたばこ抽出物およびその製造方法
WO2022102541A1 (ja) 2020-11-13 2022-05-19 日本たばこ産業株式会社 たばこテルペン類を含むたばこ抽出物およびその製造方法
WO2022138260A1 (ja) 2020-12-24 2022-06-30 日本たばこ産業株式会社 たばこ組成物、たばこ含有セグメント、非燃焼加熱型香味吸引器具、及び非燃焼加熱型香味吸引システム
WO2022138263A1 (ja) 2020-12-24 2022-06-30 日本たばこ産業株式会社 非燃焼加熱型香味吸引物品用たばこロッド部の製造方法

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2548816A4 (en) * 2010-03-19 2014-03-26 Japan Tobacco Inc CIGARETTE PACK
JP5315455B2 (ja) * 2010-03-26 2013-10-16 日本たばこ産業株式会社 揮発性香料デリバリー量を高めたシガレット
EP2682009B1 (en) 2011-03-02 2018-10-24 Japan Tobacco, Inc. Method for producing flavoring-containing sheet for smoking article
CN102423132B (zh) * 2011-08-15 2013-11-27 武汉力诚生物科技有限公司 植物多糖香烟过滤嘴及制备方法
MY167696A (en) * 2011-10-12 2018-09-21 Japan Tobacco Inc Method for augmenting component providing smoking flavor for tobacco product, tobacco raw material, cigarette, and cigar
KR102033213B1 (ko) * 2012-01-25 2019-10-16 니뽄 다바코 산교 가부시키가이샤 담배 취구취 개선 향료 조성물
EP2832243B1 (en) * 2012-03-28 2019-09-11 Japan Tobacco Inc. Cut-piece of flavour containing sheet
EP2891408B1 (en) * 2012-08-31 2019-10-09 Japan Tobacco Inc. Flavor component-carrying member and tobacco product
CN110279140B (zh) * 2012-08-31 2022-11-29 日本烟草产业株式会社 担载香料的香烟构成构件及含有其的香烟
EP2711006A1 (en) 2012-09-21 2014-03-26 Basil Rigas Product Comprising a Nicotine-Containing Material and an Anti-Cancer Agent
CN103054177B (zh) * 2013-01-22 2015-03-04 深圳市凯神科技股份有限公司 能够降低卷烟中的有害物质的植物提取液的制备方法
WO2014203581A1 (ja) * 2013-06-18 2014-12-24 日本たばこ産業株式会社 天然(l)-メントール精製物を含有するたばこ製品
JP2016189700A (ja) * 2013-08-27 2016-11-10 日本たばこ産業株式会社 喫煙物品用香料含有材料の製造方法、該方法により製造される喫煙物品用香料含有材料、およびそれを含む喫煙物品
CN103552374A (zh) * 2013-11-11 2014-02-05 厦门五福印务有限公司 一种降低卷烟条或卷烟盒包装纸中苯残留量的处理方法
CN103549659B (zh) * 2013-11-19 2017-06-16 董忠蓉 一种用魔芋精粉制成的纯植物纤维的香烟过滤嘴
RU2664364C1 (ru) * 2015-02-18 2018-08-16 Джапан Тобакко Инк. Термически обратимая композиция для курительных изделий, которая является гелеобразной при нормальных температурах
GB201507559D0 (en) * 2015-04-29 2015-06-17 Givaudan Sa Encapsulation
CN105495686A (zh) * 2016-01-27 2016-04-20 云南芯韵科技开发有限公司 烟用胶囊的防潮增脆处理方法及其处理方法得到的产品
US10791760B2 (en) 2016-07-29 2020-10-06 Altria Client Services Llc Aerosol-generating system including a cartridge containing a gel
JP2019526232A (ja) 2016-07-29 2019-09-19 フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム ゲル収容カートリッジおよびカートリッジを加熱するための装置を備えたエアロゾル発生システム
US10772355B2 (en) 2016-07-29 2020-09-15 Altria Client Services Llc Aerosol-generating system including a heated gel container
JP6926116B2 (ja) 2016-11-30 2021-08-25 日本たばこ産業株式会社 喫煙物品用香料含有シートおよびそれを含む喫煙物品
TWI714682B (zh) * 2016-12-09 2021-01-01 日商日本煙草產業股份有限公司 吸煙物品用含有香料之薄片及含有該薄片之吸煙物品
CN107034016B (zh) * 2017-04-27 2020-09-25 河南中烟工业有限责任公司 一种卷烟爆珠用覆盆子香精及其在卷烟中的应用
CN107418730B (zh) * 2017-04-27 2021-01-08 河南中烟工业有限责任公司 一种卷烟爆珠用金橘味香精及其在卷烟中的应用
CN107022414A (zh) * 2017-04-27 2017-08-08 河南中烟工业有限责任公司 一种卷烟爆珠用香草味香精及其在卷烟中的应用
CN107034020A (zh) * 2017-04-27 2017-08-11 河南中烟工业有限责任公司 一种卷烟爆珠用金银花香精及其在卷烟中的应用
CN107022415B (zh) * 2017-04-27 2020-09-29 河南中烟工业有限责任公司 一种卷烟爆珠用胖大海香精及其在卷烟中的应用
CN107418729A (zh) * 2017-04-27 2017-12-01 河南中烟工业有限责任公司 一种卷烟爆珠用川贝香精及其在卷烟中的应用
CN107034017A (zh) * 2017-04-27 2017-08-11 河南中烟工业有限责任公司 一种卷烟爆珠用陈皮味香精及其在卷烟中的应用
CN107164092B (zh) * 2017-06-16 2020-06-16 云南中烟工业有限责任公司 一种高沸点葛根香颗粒的制备方法及该高沸点葛根香颗粒
CN107418732B (zh) * 2017-06-16 2020-10-27 云南中烟工业有限责任公司 一种低沸点葛根香颗粒的制备方法
CN107156903B (zh) * 2017-06-16 2020-04-21 云南中烟工业有限责任公司 一种双层结构的烟用滤嘴颗粒材料及其制造方法
CN107177419A (zh) * 2017-07-20 2017-09-19 河南中烟工业有限责任公司 一种卷烟爆珠用罗汉果香精及其在卷烟中的应用
JP7171910B2 (ja) * 2019-05-21 2022-11-15 日本たばこ産業株式会社 加熱型香味吸引器用香料含有シートおよび加熱型香味吸引器
CN110280223A (zh) * 2019-07-05 2019-09-27 上海华宝生物科技有限公司 一种烟用吸附香精多彩颗粒的制备方法
CN110946325B (zh) * 2019-12-26 2021-10-29 云南恩典科技产业发展有限公司 一种以天然物为载体的滤棒加香颗粒及其制备方法
CN111165873B (zh) * 2019-12-26 2022-01-28 云南恩典科技产业发展有限公司 一种应用固态香精香料的滤棒实心颗粒及其制备方法
EP4268630A1 (en) 2020-12-24 2023-11-01 Japan Tobacco Inc. Heat-not-burn tobacco product and electrically heated tobacco product
WO2023067060A1 (en) 2021-10-20 2023-04-27 Jt International S.A. A flat-shaped consumable article for an aerosol generating device, comprising a support structure
EP4418883A1 (en) 2021-10-21 2024-08-28 JT International S.A. Tobacco substrate for use in an aerosol generating device, consumable article and associated producing and optimization methods
WO2023144327A1 (en) 2022-01-28 2023-08-03 Jt International S.A. A pack of distinguishing aerosol generating articles and corresponding distinguishing aerosol generating article
CN116616483A (zh) * 2023-07-05 2023-08-22 云南中烟工业有限责任公司 一种具有保香功能的再造烟叶的制备方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3550598A (en) * 1967-08-15 1970-12-29 James H Mcglumphy Reconstituted tobacco containing adherent encapsulated flavors and other matter
US4449541A (en) * 1981-06-02 1984-05-22 R. J. Reynolds Tobacco Company Tobacco treatment process
JPH0783701B2 (ja) * 1987-07-23 1995-09-13 日本たばこ産業株式会社 煙草用香料粒子およびその製造方法
JP3112468B2 (ja) 1990-07-18 2000-11-27 日本たばこ産業株式会社 煙草用香料粒子
US5186185A (en) * 1990-07-06 1993-02-16 Japan Tobacco Inc. Flavoring granule for tobacco products and a preparation method thereof
ATE200611T1 (de) * 1994-01-26 2001-05-15 Japan Tobacco Inc Rauchartikel
GB9513951D0 (en) * 1995-07-07 1995-09-06 British American Tobacco Co Stabilisation of flavour molecules
JPH0928366A (ja) * 1995-07-24 1997-02-04 Japan Tobacco Inc シガレット
CA2266518A1 (en) * 1996-10-09 1998-04-16 Givaudan-Roure (International) S.A. Process for preparing beads as food or tobacco additive
JP3212271B2 (ja) * 1997-10-09 2001-09-25 日本たばこ産業株式会社 たばこ香喫味物品の製造方法
WO2002083827A1 (fr) * 2001-04-13 2002-10-24 Japan Tobacco Inc. Procede de production de capsules de glucan renfermant des composants de parfum
WO2006136197A1 (en) * 2005-06-21 2006-12-28 V. Mane Fils Smoking device incorporating a breakable capsule, breakable capsule and process for manufacturing said capsule
JP2007023065A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Sanei Gen Ffi Inc 精油含有組成物
US20070267033A1 (en) * 2006-02-09 2007-11-22 Philip Morris Usa Inc. Gamma cyclodextrin flavoring-release additives
US20090038629A1 (en) * 2007-08-07 2009-02-12 Ergle J Dennis Flavor sheet for smoking article

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022102543A1 (ja) 2020-11-13 2022-05-19 日本たばこ産業株式会社 センブラトリエンジオールを含むたばこ抽出物およびその製造方法
WO2022102541A1 (ja) 2020-11-13 2022-05-19 日本たばこ産業株式会社 たばこテルペン類を含むたばこ抽出物およびその製造方法
WO2022102544A1 (ja) 2020-11-13 2022-05-19 日本たばこ産業株式会社 センブラトリエンジオールを含むたばこ抽出物およびその製造方法
WO2022138260A1 (ja) 2020-12-24 2022-06-30 日本たばこ産業株式会社 たばこ組成物、たばこ含有セグメント、非燃焼加熱型香味吸引器具、及び非燃焼加熱型香味吸引システム
WO2022138263A1 (ja) 2020-12-24 2022-06-30 日本たばこ産業株式会社 非燃焼加熱型香味吸引物品用たばこロッド部の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2279677A1 (en) 2011-02-02
HK1151822A1 (en) 2012-02-10
MY153043A (en) 2014-12-31
EP2279677B1 (en) 2015-10-28
US20110061667A1 (en) 2011-03-17
RU2010151986A (ru) 2012-06-27
TW201016148A (en) 2010-05-01
CA2724820C (en) 2014-05-13
EP2279677A4 (en) 2012-07-04
UA98394C2 (ru) 2012-05-10
KR101330438B1 (ko) 2013-11-15
JP2013099346A (ja) 2013-05-23
JPWO2009142159A1 (ja) 2011-09-29
CN102036575B (zh) 2014-05-28
WO2009142159A1 (ja) 2009-11-26
CA2724820A1 (en) 2009-11-26
CN102036575A (zh) 2011-04-27
ES2552174T3 (es) 2015-11-26
KR20100132057A (ko) 2010-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5481574B2 (ja) シガレット用香料含有材料、その製造方法およびシガレット
TWI483687B (zh) 吸煙物品用之含有香料之薄片的製造方法、藉由該方法製造的吸煙物品用之含有香料之薄片及包含該薄片的吸煙物品
EP3243393B2 (en) Heat reversible composition for smoking goods that are gel-like at normal temperatures
US7032601B2 (en) Encapsulated materials
EP2891408B1 (en) Flavor component-carrying member and tobacco product
KR20130029371A (ko) 멘톨이 든 담배 비드의 제어방출
CN102824887A (zh) 一种烟用控释软胶囊制备方法
JP5934799B2 (ja) 香料担持シガレット構成部材およびそれを含むシガレット
US20210092993A1 (en) A gel composition and tobacco industry products including the same
JP5855638B2 (ja) 超分子複合体フレーバーの固定化及び制御放出
WO2024194187A1 (en) A pouch for oral use comprising a flavor material immobilized within a polysaccharide matrix
TWI714682B (zh) 吸煙物品用含有香料之薄片及含有該薄片之吸煙物品

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5481574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250