JP5465526B2 - ローピング方法および装置 - Google Patents

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Description

詳細な説明
本発明は、請求項1の前段に記載される方法および請求項9の前段に記載される装置に関するもので、駆動綱車式エレベータの再ローピング、ロープの交換および/またはロープの掛設をするものである。
駆動綱車式エレベータのロープを交換する従来技術の方法では、古いロープの両端部をそれらの固定部から解放し、古いロープを手で取り除いている。古いロープを取り除いた後、新しいロープを、駆動綱車と、釣合い重りおよび固定構造体に備えられ得る転向プーリとにかかる所定の位置に通す。これは手による方法であるので、多くの筋力および労働力を必要とする。ロープの方向を変える各転向プーリでは、設置者が居て、ロープの通行に注意する必要がある。従来から、この作業は、別個に建設された足場または梯子に立つ設置者によって行われているが、危険な方法である。また、筋力によって行われるロープ交換作業は、肉体的に非常に負担が掛かり、事故に遭いやすく、作業中に多くの休憩が必要となる。この全てが、長い全体時間がロープの交換に必要であることを意味している。古いロープの手による取り扱いは、それが切り口鋭く切断されたストランドを外に向けて突出していると、事故を起こしやすい。従来技術の方法は、非効率的で、安全に関して、たとえば作業上の人間工学に関しては劣る。また、従来技術では機械的に実施するロープ交換装置があるが、それらは、たとえばロープ変更取り替え作業のための、ロープの制御性および装置の適所への適合性に関連する問題を伴う。エレベータの巻き上げロープを交換する従来技術の方法および装置は、なかでも、欧州特許出願明細書EP1591406A2号に記載されている。
本発明は、上述の問題のいくつかに対する解決策を提供し、または以下の目的のうち少なくとも1つを達成することを目的とする。一方、本発明は、迅速なロープの交換、必要な労働力の削減、コストの低減、および作業の安全性の改善を可能にする方法および装置を開示することを目的とする。他方、本発明は、エレベータの再ローピング、ロープの交換および/または新しいエレベータロープの掛設に関連する使用に適応可能な方法および装置を開示することを目的とする。さらに、本発明は、ロープの搬送、すなわち送るべきロープおよび引き出されるロープの両方を制御することが可能な方法ならびに装置を開示することを目的とし、加えて、本発明は、巻き上げロープに容易に据付可能な装置を作り出すことを目的とする。
本発明の方法は、請求項1の特徴部分に記載されるものを特徴とする。本発明の装置は、請求項9の特徴部分に記載されるものを特徴とする。本発明の他の実施例は、他の請求項に記載されるものを特徴とする。また、発明の実施例は、本願の明細書および図面に示す。また、本願に示される本発明の内容は、上記特許請求の範囲で示す以外の別の方法で定義することもできる。また、本発明の内容は、いくつかの別個の発明から構成することもでき、とくに、本発明は、明示的なもしくは暗黙的な下位機能に照らして、または達成される利点もしくは一連の利点に関して考慮する場合がある。この場合、上記特許請求の範囲に含まれる属性の一部は、別の発明の概念の観点から不要にすることができる。同様にして、本発明の各実施例に関連して説明される詳細は、他の多くの実施例にも用いられる。
本発明により達成可能な利点は、以下のもののうち1つ以上を含む:
− 本発明は、供給されるロープ、望ましくは新しいロープ、および引き出されるロープ、望ましくは交換される古いロープの両方を制御可能にする
− エレベータロープを交換する本発明の方法および装置は、古いロープを新しいロープに交換する状況、および新規のエレベータの設置、可能であればエレベータの再ローピング作業の両方に対する使用に適用可能である
− 本発明の方法および装置は、使用上、安全で、人間工学的で、かつ効率的である
− 本発明の装置は、実施するのに費用が掛からない
− 本発明は、エレベータシステムを分解することなくロープを交換することが可能であり、有利には、設置のために別個の巻き上げ機を必要としない
− かごまたは釣合い重りを移動させることなくロープの交換が可能である
− さらなる利点は、本方法および本装置が既存の巻き上げ機に依存しないことである
− また、本発明の方法および装置により達成される大きな利点は、コストの節約であり、なぜなら、たとえばロープの交換を一人の設置者によって行うことができるからである
− さらに、ロープの交換は短時間で行うことができるので、エレベータの停止期間が最少化される
− 同一の装置が、すべてのロープ直径に対する使用に適用可能であり、本装置は、ロープをこの装置に別個に通す必要がなく、巻き上げロープに係合させることができる
− 本発明の装置を用いて、ロープを、同時にかつ制御された手法で、引き出したり、送り込んだりすることができる
− 本発明は、使用上、安全かつ信頼できるロープスプライスを行うことができ、そのロープスプライスを本装置に通すことができる
− 本発明の装置に含まれるロープ引き出し装置は、すべてのロープ式エレベータに使用可能である
− また、本発明は、釣合い重りなしのロープ式エレベータの方式における使用にも適用可能である
− 機械室なしのエレベータおよび機械室付きエレベータの双方に関して、ならびに機械室を上方または下方に有するエレベータの方式および機械室を側面にて上方にまたは側面にて下方に有するエレベータ方式に関して使用可能である
− 加えて、本発明の方式を用いることによって、大きな懸垂比で懸垂される釣り合うエレベータの巻き上げロープを設置または交換することが可能となり、それらのエレベータにおける懸垂比は、たとえば、4:1、5:1、6:1もしくは10:1でもよく、またはそれ以上でもよい
− 巻き上げロープの交換に関連して、整然としたコイルにおいてロープを送って古いロープを回収する、簡易かつ経済的な本方法および本装置が達成されるが、同時にロープ交換作業の人間工学、安全性および整然性が改善され、作業コストが低減される
− ロープ送り装置を、エレベータシャフトにおいてロープを利用して所定の位置に進むように配置することができる。
本発明の主たる適用領域は、乗客および/または物品輸送を目的としたエレベータである。
本発明により示される方法は、駆動綱車式エレベータの巻き上げロープの交換もしくは設置および/または再ローピングを行うローピング方法であり、前記エレベータは、エレベータかごを動かす1本以上の並行するロープを含む一連の巻き上げロープで、エレベータかごを少なくとも部分的に懸垂させるものである。本発明の方法によれば、巻き上げロープに対して作用するロープ送り装置は、エレベータに対して新しいロープを送り込み、および/またはあり得る古い巻き上げロープを引き出して新しいロープと交換するのに用いられる。
本発明による方法において、ロープ送り装置は、エレベータシャフトにおける既存のロープを利用して、それをエレベータシャフトにおける所定の位置へ進めることによって適所に取り付けられる。
本発明による方法において、ロープは、回収容器に回収されるよう配設され、回収されるべきロープは、ロープの推力によってその回収容器を回転軸を中心として回転させることによりその回収容器へと押し入れられる。
エレベータの巻き上げロープの交換および/またはエレベータの再ローピングを行う本発明による方法は、以下の工程を含む
a) エレベータかごと、そのあり得る釣合い重りとを所定の位置に固定する工程
b) 巻き上げロープを、望ましくはエレベータかごを必要な距離だけ上昇させることによって緩める工程
c) ロープ送り装置を巻き上げロープに対して作用させるよう適合させる工程
d) 巻き上げロープの両端部をそれらの固定部から解放する工程
e) 送るべき新しいロープを、エレベータシャフトから引き出すべき古いロープの一端にロープスプライスによってつなぎ合わせる工程
f) ロープ送り装置によって、新しいロープをエレベータに対して送り込み、かつ古い巻き上げロープを引き出す工程
g) 新しい巻き上げロープをその両端部で最終的な固定部へ固定する工程
h) 一連の巻き上げロープにおける各ロープについて工程b)〜g)を繰り返す工程
i) ロープ送り装置を移動させて、エレベータかごと、そのあり得る釣合い重りとを固定状態から解放して、それらを新しい巻き上げロープによって支持させる工程。
エレベータロープをエレベータに設置する本発明による方法は、以下の工程を含む
a) エレベータかごと、そのあり得る釣合い重りとをそれらの設置定位置に固定する工程
b) エレベータシャフト、機械室、または他の適切な場所にロープ送り装置を固定する工程
c) エレベータ巻上げロープをロープ送り装置に貫通するように適合させる工程
d) ロープ送り装置によってロープをあり得る釣合い重りへと送り込み、ロープをそれにつないで固定部のその最終点において留める工程
e) ロープの他方の端部を固定部のその最終点に固定する工程
f) ロープ送り装置を解放し、巻き上げロープの本数に応じて工程b)〜e)を繰り返す工程
g) ロープ送り装置を移動させて、巻き上げロープをそれらの最終緊張度まで伸張する工程。
また、本発明は、エレベータ巻上げロープの設置、交換および/または再ローピングを行うロープ送り装置に関するものであり、前記エレベータは、エレベータかごを動かす1本以上の並行するロープを含む一連の巻き上げロープで、エレベータかごを少なくとも部分的に懸垂させるものである。本発明によれば、ロープ送り装置は、その上に少なくとも1つの送りディスクを有する少なくとも1つの基台を含み、送りディスクは、巻き上げロープを係合し、その送りディスクに対して巻き上げロープを適合させ、また、本装置は、その送りディスクにおける所定の位置に巻き上げロープを保つ少なくとも1つのガイドローラと、送りディスクをガイドローラに対して移動させてそれを基台における所定の位置に締め付ける締め付け部材と、さらに本装置に取り付けられて送りディスクを回転させる少なくとも1つの電動機とを含む。
本発明の実施例によれば、ロープ送り装置の送りディスクは、少なくとも2つのディスクを含み、それらの間で巻き上げロープを押圧することができる。それらのディスクのうち少なくとも一つを、ガイドローラに対して移動可能にし、巻き上げロープを本装置に係合させ、締め付け部材、望ましくは締め付け可能なバネによって所定の位置に締め付け可能にする。
本発明の実施例によれば、本装置は、少なくとも2つ以上の送りディスク(30、31)を含み、本装置は、2つ以上のガイドローラ(25)を含む。
本発明の実施例によれば、ロープ送り装置の締め付け可能バネまたはその同等物は、ディスクにより形成された送りディスクの外側に配置されて、相互に整列して配されたディスクを互いに対して押し付ける。
本発明の実施例によれば、ロープ送り装置の締め付け可能バネまたはその同等物は、送りディスクの回転軸と同軸に整列している。
本発明の方法および装置の他の実施例に関しては、上記特許請求の範囲で示される。
次に、本発明を、そのいくつかの実施例および添付の図面を参照して、詳細に説明する。
図1は、本発明による状態を示し、古いエレベータ巻上げロープ3を新しい巻き上げロープ7と交換している。当該エレベータは、上方に巻上げ機を有するエレベータで、釣合い重りおよび機械室を備えている。新しい巻き上げロープ7は、最上階の乗り場に配され、ここからエレベータかご4に通され、またかご付近の点で巻き上げロープに対して作用するロープ送り装置1に通される。
1:1で懸垂されるエレベータのローピングを行う他の方法は、エレベータかご4および釣合い重り5が最初にエレベータシャフトの適所で互いに相対して固定された状況となる。その後、エレベータかご4を、1本または2本の支持ロープを利用し、その他の巻き上げロープを緩んだ状態にすることによって上昇させる。これは、支持ロープを利用してかごを持ち上げることによって行われる。なぜならば、エレベータの運転におけるエレベータの安全係数が高く、1本のロープでも妥当な信頼性でかごおよび釣合い重りを支持するからである。必要であれば、2本の巻き上げロープを用いることができる。したがって、ロープを釣合い重りへ固定するときに、足場は必要ない。本方法において、ロープクランプ、ロープフロッグまたは適切なロープクリップのいずれかを用いることができる。次に、ロープが一度に交換され、ロープを緩めたままで開始する。一度その他のロープが交換されると、エレベータかごを降下して、新しいロープで支持し、かごを支持するのに前に用いられていたロープを交換し、最後にロープの緊張を均等にする。
機械室を上方に有する2:1で懸垂されるエレベータに対して、ロープの交換は、以下の工程を含む方法で行われる
− 釣合い重りを支持部へ設置する工程
− ロープを緩めたままで、チェーンホイストによってかごを所望の高さまで上昇する工程
− ロープ送り装置をロープへ固定して、シャフトに対するロープの送り込みおよび引き入れの両方を可能に工程
− 巻き上げ機を作動させてロープ両端部を緩める工程
− ロープを固定部から解放する工程
− 新しいロープと古いロープとをつなぎ合わせる工程
− 新しいロープを所定の位置へと引っ張り、古いロープをロープリールへ巻き取る工程
− スプライスを取り除く工程
− 新しいロープを適所に固定する工程
− 巻き上げ機を次のロープへ移動させて、ロープに必要な工程を繰り返す工程。
新規の1:1で懸垂されるエレベータに対して、ローピングは、以下の工程を含む方法で行われる
− ロープを釣合い重りへ到達するまでロープ送り装置によって下降させる工程
− ロープをかごへ固定する工程
− ロープ送り装置を解放して、次のロープを下降させる工程
− 一度ロープをシャフトへと下降させると、ロープを釣合い重りに対して固定し、たとえば取り付け用ジャッキでかごを持ち上げることによって、ローピングを終了する。同様のことは、釣合い重りが十分に高い取り付け用梁、いわゆるログに支えられている場合、かごを動かすことなく達成することができる。
ロープは、ロープ送り装置を利用することによって制御された手法でシャフトへと送られる。ロープ送り装置は、かごの頭上の梁、機械室の床に配することができ、またはシャフトに懸垂して取り付けることができる。新規の1:1のエレベータのローピングは、かごの上部を最上階乗り場と同じ高さにして行うことが望ましいが、釣合い重りは、図1の例による構成に対応する手法で緩衝器に支えられる。
新規の2:1で懸垂されるエレベータのローピングは、次のように行われる。ロープは、ループのように降下させるが、釣合い重りを取り付けるべき端部は、あらかじめロープロッドへ固定する。ループが釣合い重りへ到達したとき、それは転向プーリの周りを通り、ロープはロープ送り装置によって引っ張られてしっかりと張られ、かごと連結すべきロープ部がロープロッドに固定される。交換はロープ送り装置によってロープを引っ張ることにより行われる。ロープリールは、乗り場、かごの中またはかごの上部に配されてよい。新しいロープおよび古いロープをスプライスでつなぎ合わせる。また、ロープの交換は、かごを高い位置に配置し、釣合い重りをログで支持しつつ行うこともできる。ロープスプライス6は、ロープに押し付けた金属スリーブによって形成される。スプライスは、スリーブの内側に残された斜面およびショルダーを備えて、ロープの取り付けを容易にすることができる。スプライス部材は、穴を備え、それを通して、ロープが所定の位置で押圧の用意ができたときを調べることができる。スリーブに設けられたストライエイションは、スリーブが押圧されるべき領域を示す。
本発明による方法の実施例において、ロープ送り装置1は、エレベータシャフトにおけるロープを利用して本装置1をエレベータシャフトにおける所定の位置へと進めることによって所定の位置に配置される。すなわち、本装置は、エレベータシャフトにおいて使用可能な固定ロープに沿って上昇するように設定することができる。ロープは、エレベータシャフトに既存のものでよいが、また、この目的のためにエレベータシャフトにおいて補助ロープを取り付けることもできる。したがって、本方法は、補助ロープをエレベータシャフトに取り付ける工程を含むものでよい。エレベータシャフトにおけるロープ送り装置を、ロープの交換または設置作業のために使用されるべきロープ送り装置の位置へと移動することは、本願に説明する他の作業に関連して行うことが望ましい。これは作業を促進する。本方法は、本願のいたるところで説明するように装置1を用いて行うことが望ましく、前記装置は、たとえば請求項9ないし19のいずれかに記載されるようなものである。このように記載された装置を用いて、本方法を実行すると、作業が迅速になる。本方法で用いられる送りディスクは、望ましくはディスク28、29を含み、それらの間にロープが通され、それらが回転の中心領域に対して加わるバネの力によって互いに押し付けられる。
図2は、本発明のロープ送り装置1を示す図である。本発明のロープ送り装置は、摩擦送りに基づくもので、それは制御されたバネの力を1つ以上の2枚式送りディスクに対して加えて達成され、ディスク28、29が互いに押し付けられる。ディスク28、29は、ロープが送りディスクの縁部で走行しやすいように設計される。これは、図2に見られるように、表面が互いに対面しているディスクの外周端部の少なくとも縁部に傾斜角を付けることによって行われることが望ましく、このようにしてディスク28、29間に外周に向かって広がる空隙を残す。バネ19の力の作用によって、ディスク28、29、およびそれらの間のロープは、平衡位置になり、ロープは、ディスク間を走行し、とくに傾斜角によって生じる半径方向の分力によってガイドローラ25に対して押し付けられる。これは、図4に見られ、ここで本発明の本装置は、縮尺ではなく、示唆的に示される。図4において、本装置1はロープの運動方向から見られるように描写される。
上述のように、本装置は、ディスクの外周に沿って配されるガイドローラ25を含み、引張作業中においてディスク28、29間でロープを保持する。ガイドローラによって、ロープは偏向され、制御された接触がロープと送りディスク30、31との間で達成される。本装置の把持は、バネの力に基づくもので、ロープを取り付けた後、制御された反復可能な手法で生成することができ、それは締め付け可能なバネ19を用いて行われる。その締め付け可能なバネは、図1および図2に見られるように、ディスク28、29により形成されているディスクパックの外側で、ディスクの回転軸と同軸に配置されるのが望ましく、ディスクを互いに押し付ける。したがって、ディスク28、29間に形成されるロープ溝は、それ自体がロープの太さの変化に対応することができる。なぜならば、ディスク28および29は、締め付け可能なバネ19のバネの力に逆らって、互いに対して軸を中心にして動くことができるからである。そのバネは、図に見られるように、ボルトにより締め付け可能なものが望ましい。締め付け可能なバネ19のボルトの締め付け能力は、ボルトが常に奥までしっかりとねじ込まれるよう設計されることが望ましい。これによって本装置の把持力が設置者に依存しないことが確実になる。なぜならば、締め付けによる変化を回避できるからである。
ロープ送り装置は、1つ以上の送りディスクを含むものでよい。たとえば、ロープ送り装置の改作を作ることができ、それによってすべてのロープを同時に引っ張ることができる。本装置が複数の送りディスク30、31を有するとき、これらは、たとえばチェーン、コグドベルトまたはピニオンなどの動力伝達手段によって連結することが望ましい。
ガイドローラ25は、送りディスク30、31の両側で互いに反対の位置に配置されることが望ましい。したがって、ロープ送り装置1は、ロープを送りディスクの相反する側で反対の方向に同時に動かすことができる。また、当然ながら、本装置は、一方の側だけを利用して実行することもでき、その場合、他方側にはローラは必要ない。図面では、3つのガイドローラが送りディスクのいずれの側にも示されるが、本装置がさまざまな数、たとえば1つ以上のそれらを有してよいことは明白であるが、いずれの側にも2つのローラを備えることが望ましい。
好ましい実施例によれば、ローラは、それらがディスク28、29間に部分的に延在するよう実行することができる。したがって、ロープをディスク28、29間で深目に走行させることができ、とくにロープスプライスをより容易に通すことが可能になる。これは、ガイドローラ25を十分に細くすることにより実行することができ、それをディスク28、29間に通すことができる。あるいは、ガイドローラは、外周に向かって細くなり、またはその外面で送りディスク間の空隙よりも狭い縁端部を有する。さらに実施しうることとしては、ガイドローラ25の周囲に別個のフェルールを取り付けてディスクの外周に細い部分を作ることがある。
ロープ送り装置の利点および特性:
− ロープを同時に(両側で)引く/送ることが可能
− ロープの動きを連続制御
− ロープに対する損傷がない
− すべてのロープ直径に対して同じの巻き上げ機を使用可能
− ロープスプライスを巻き上げ機から引っ張ることが可能
− 閉ループであっても、ロープを把持可能
− ロープを本装置に通す必要がない
− ロープを引張機で支持しながら、ロープをたとえばロープロッドに対して固定可能
− まっすぐにしっかりと張られたロープをつかむことが可能
− 自身をエレベータシャフトにおけるロープを利用して移動させることが可能
− ロープの確実な把持および常に同じ把持力
− 本装置に含まれるバネのボルトが常に完全に締め付けられることによる、設置者に依存しない把持力
− 本装置の引張能力をその把持力またはロープスプライスの耐久能力よりも低く保つよう制限可能
− ロープの落下がない
− 本装置の速度を段階的に調節可能
− 把持力を同一にしながら、ロープを両方向に移動可能
− 電動式ロープリールを引張装置とともに同期して制御可能
− また、古いロープを、回収すべきロープによって押して、モータなしで巻き取ることも可能。
本方法によるロープリールは、ロープ引張装置と同期して作動するよう配設することができる。したがって、ロープリールは電動でされてもよく、その場合、リールは、引張機を作動するときに自動的に始動することが望ましく、または、所定の力でロープに対する継続的な引張を行うよう構成することができる。本方法において、リールは、古いロープの自動巻取に使用される。
図3は、本発明によるロープ送り装置の実施例を示し、また、ここで用いられているロープ送り装置1は、所定の配列によって古いロープを別個の巻き取り用モータなしで回収する機器50を含み、その配列では、回収容器(21)が回収されつつあるロープ(3b)の押す力によって回転するよう適合している。この機器50は、ガイド部材45を含み、それは、ここで説明する本実施例においては、たとえばプラスチックチューブであり、第1のまたは自由の端部40で固定され、送り装置1の上部へ固定部材55によって取り付けられる。固定部材55は、たとえばスリーブでよく、それを介して巻き上げロープ3bは、送り装置1がロープを引き始めたときにガイド部材45へと通される。さらに、機器50は、回収容器21を含み、それはその支持構造物23、たとえば乗り場床または他の適切な場所に配することができる。回収容器21は、筒型容器であり、底部および垂直方向の樽状体を備えて、実質的に上部が開いている。交換中に古いロープが回収容器21に残ることを確実にするため、回収容器の樽状体または別個のガイド部材の形状を利用することができる。樽状体は、たとえば上方に向かって細くなる円錐形を有するものでよく、または樽状体の上方縁部がトラフ様形状または同様の形状の内側への湾曲を備えるものでよい。
支持構造物23は、たとえば金属製の、4つの支持用脚部を含み、回収容器21の中央の下でともに接続され、回収用容器21は、回転軸59および固定部材47によって実質的にその底部の中央で支持構造物23に対して固定され、回収容器21がその実質的に垂直な回転軸を中心として自由に回転することができる。回収容器21は、縦軸59において軸受けによって回転可能に取り付けられ、または回収容器は、縦軸59に対して固定されて、縦軸59が支持構造物23において軸受けによって取り付けられる。支持構造物23の脚部のうち1つに対して、支持部材46がその第1の端部で取り付けられ、また、それは、たとえば金属で作られる。支持部材46の自由端部は、回収容器21にわたって適切に延在して取り付けられ、ガイド部材45の第2の端部51は、支持部材46の自由端部に対して、回収容器の筒状部の内面に関して垂直方向および水平方法の両方における所定の位置に取り付けられる。したがって、ガイド部材45の第2の端部51は、筒状部の内面に対して所定の角度を有し、ガイド部材を介して来るロープは、同時に下方に向いながら、回収容器21の樽状体の内面に対して実質的に接線方向に遭遇する。
機器50の動作は、送り装置1が古い巻き上げロープ3aを引き出し始め、同時に、新しい巻き上げロープ3aを所定の位置へと引き始めたとき、送り装置1が古い巻き上げロープ3bをガイド部材の第1の端部からガイド部材45へと押し入れる。送り装置1が新規のロープを所定距離引っ張った後、古い巻上げロープ3bはガイド部材45の内側でガイド部材の第2の端部51へ移動している。古い巻き上げロープ3bの端部がガイド部材45の第2の端部51から出てくると、それは急傾斜角で回収容器21へと通されて、ロープ端部が回収容器21の筒状部の内面に対して傾斜角で遭遇し、その結果、回収容器21はロープによって伝えられる力によって回転軸59を中心として回転を始め、これによって、巻き上げロープ3bがガイド部材45から送られるので、古い巻き上げロープをその内側に巻き取る。したがって、機器50は、送り装置1と同期して働き、別個の動力源は必要としない。
本実施例によれば、ロープ送り装置1は、図3に示すように、ガイド部材45に対して直截的に取り付けたり、またはその付近に配したりする必要がない。このような状態において、ロープは、ガイド要素45を介して回収容器21へ重力によって通され、送り装置1は、ガイド部材45付近以外のエレベータシャフトのいずれかの場所に配されてロープを送るようにしてよい。
本発明の方法によって、ロープは、たとえば次のように回収される:まず、ロープ3bが、ガイド部材の第1の端部40を介してガイド部材45へと通される。この後、ロープ3bは、ロープ3bの端部がガイド部材の第2の端部51から出てくるまで、ガイド部材45の内部で前方へと押される。ここから、ロープ3bは、適切な下方傾斜角で回収容器21へと押され、ロープが回収容器21の内面に遭遇して、回収容器21をロープ3bの推力によってその回転軸59を中心として回転させる。ロープ3bを回収容器21へと押し込むこの動作は、所望の時間の間継続し、これによってロープ3bは回収容器21に整然と巻き取られる。
また、回収容器21は、プラスチックバッグまたは同等のバッグを備えることができ、その場合、古い巻き上げロープは回収容器21のバッグに直接巻き取られるものとする。これは、古いロープを整然と回収することを可能にし、一度ロープ全体がバッグに入ると、そのロープを有するバッグを取り除いて、新しいバッグが次のロープのために回収容器に配される。そのバッグでは、ロープを次の処理工程へ容易に搬送することができる。
ガイド部材は、管形状にする代わりに、他の形状にしてもよい。したがって、ガイド部材は、望ましくは、たとえばトラフ様形状を有するものでよく、ロープをガイド部材のトラフの底部および側縁に沿って回収容器へ案内する。
当業者には明らかなように、送り装置は、上述の配置場所とは異なる場所に配置することができる。したがって、送り装置は、状況に適したいずれかの支持用構造物に対して固定することができる。また、回収容器がバスケットまたはその同等物にすることができることも明らかである。回収容器は、フレームにおいて構成される仮容器でよく、たとえば別個の底部とフレームにおいて湾曲可能な側壁部材とを有する容器でよい。
好ましい実施例によれば、ロープの交換は、実際において、図3のロープ送り装置1が新しいロープをエレベータシステムへと送るのと同時に古いロープを送り出すような手法で行うことができ、送りディスクのうち一方の側でロープを上方へ、他方の側で下方へ移動させる。図3は、古いロープ3bが上に向かってガイド部材45へと送られている状態を示す。その図では、新しいロープをディスク30の左縁端部によって下方へと送り、その新しいロープを古いロープへ取り付けて、それを走行路に通過させることによって古いロープを取り除くことを、同時にすることができる。
当業者には明らかであるように、本発明のさまざまな実施例は、上述の例に排他的に限定されず、上述の特許請求の範囲において改変することができる。当業者には明らかであるように、エレベータの懸垂比は、本発明の出願の範囲を限定するものではなく、いずれかの懸垂比で実行されるエレベータにおいて使用することができる。
また、当業者には明らかであるように、本発明の方法および装置は、上述の例における以外の方法で実行することができる。本発明のロープ送り装置は、制御された手法でロープをエレベータシャフトから引っ張り、またはそこに送る必要がある場合、または両方の動作を同時に行う必要のある場合の状況下において用いることが可能である。
図1は、古い巻き上げロープを新しいものと交換している本発明による状況を概要的に示す。 図2は、本発明によるロープ送り装置を概要的に示す。 図3は、本発明のロープ送り装置の実施例を概要的に示す。 図4は、本発明のロープ送り装置の実施例を概要的に示す。

Claims (17)

  1. 駆動綱車式エレベータが一連の巻き上げロープで少なくとも部分的に懸垂されるエレベータかごを有し、前記一連のロープが1つ以上の並行するロープを含み、前記エレベータかごが前記ロープによって移動可能である、前記駆動綱車式エレベータの前記巻き上げロープの交換、掛設、および/または再ローピングを行うローピング方法において、該方法は、前記巻き上げロープを送る送りディスクと、該送りディスクが取り付けられる基台と、前記巻き上げロープを該送りディスクにおける所定の位置に保つガイドローラと、前記送りディスクを前記基台に締め付ける締め付け部材と、前記送りディスクを回転させる電動機とを有するロープ送り装置における前記ガイドローラに対して前記送りディスクを移動させ、該送りディスクに新しい巻き上げロープおよび/または古い巻き上げロープを係合し、該送りディスクの縁部で該係合したロープを走行させて前記新しいロープをエレベータに対して送り込み、および/または前記古い巻き上げロープを引き出して前記新しいロープと交換することを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、方法は:
    j) 前記エレベータかごと、そのあり得る釣合い重りとを所定の位置で固定する工程と、
    k) 記エレベータかごを必要な距離だけ持ち上げることによって、前記巻き上げロープを緩める工程と、
    l) 前記ロープ送り装置を前記巻き上げロープに対して作用させるように取り付ける工程と、
    m) 前記巻き上げロープの両端部をそれぞれの固定部から解放する工程と、
    n) 送り込むべき新しいロープをエレベータシャフトから引き出すべき前記古いロープの一方の端部とロープスプライスによって接合する工程と、
    o) 前記ロープ送り装置によって前記新しいロープをエレベータに対して送り込み、前記古い巻き上げロープを引き出す工程と、
    p) 前記新しい巻き上げロープをその両端部で最終固定部に対して固定する工程と、
    q) 前記一連の巻き上げロープのそれぞれのロープに対して工程k)〜p)を繰り返す工程と、
    r) 前記ロープ送り装置を移動させて、前記エレベータかごと、そのあり得る釣合い重りとを前記固定部から解放して、それらを前記新しい巻き上げロープによって支持する工程とを含むことを特徴とする方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、方法は、
    h) 前記エレベータかごと、そのあり得る釣合い重りとをそれぞれの取り付け位置に固定する工程と、
    i) 前記ロープ送り装置をエレベータシャフト、機械室、または他の適切な場所における所定の位置に固定する工程と、
    j) エレベータ巻き上げロープを前記ロープ送り装置を通過させて取り付ける工程と、
    k) 前記ロープをあり得る釣合い重りに対して前記ロープ送り装置によって送り込み、それに前記ロープを固定部のその最終固定点で固定する工程と、
    l) 前記ロープの他方の端部を固定部のその最終固定点で固定する工程と、
    m) 前記ロープ送り装置を解放して、巻き上げロープの本数に応じて工程i)〜l)を繰り返す工程と、
    n) 前記ロープ送り装置を移動させて、前記巻き上げロープをそれぞれの最終緊張度まで引っ張る工程とを含むことを特徴とする方法。
  4. 求項1ないし3のいずれかに記載の方法において、該方法は、前記新しい巻き上げロープをエレベータシャフトおよび前記ロープ送り装置に対してリールから送り込み、前記リールを前記エレベータかご内もしくはその近辺、またはエレベータ機械室内に配置し、交換または再ローピングすべき前記古いロープをロープリールへと引っ張り、それは、電動で、および/または前記エレベータの前記ロープ送り装置と同期して作動することを特徴とする方法。
  5. 請求項4に記載の方法において、該方法は、前記リールを最寄の乗り場で前記エレベータかご内もしくはその近辺、または前記エレベータ機械室内に配置することを特徴とする方法。
  6. 請求項1ないし3のいずれかに記載の方法において、該方法は、前記ロープを回収容器に回収するよう配設し、前記ロープを前記回収容器へ押し込み、前記回収容器を前記ロープの推力によって回転軸を中心として回転させることを特徴とする方法。
  7. 請求項に記載の方法において、該方法は、回収すべき前記ロープを、前記回収容器へと押し込む前に、管状ガイド部材へと搬送し、それが前記ロープを実質的に下方傾斜角で前記回収容器へと案内するよう適合されていることを特徴とする方法。
  8. 請求項に記載の方法において、エレベータロープの交換に関連して回収すべき前記ロープは、古い巻き上げロープであり、それは、前記新しいロープを前記古い巻き上げロープによって所定の位置へと引っ張りながら、前記ロープ送り装置または重力によって前記ガイド部材を介して前記回収容器へ押し込むことを特徴とする方法。
  9. 請求項1ないしのいずれかに記載の方法において、該方法は、前記ロープ送り装置を、それをエレベータシャフトにおけるその所定の位置に対してエレベータシャフトの所定の位置のロープに沿って進行させることによって、所定の位置へと移動させることを特徴とする方法。
  10. 駆動綱車式エレベータが一連の巻き上げロープで少なくとも部分的に懸垂されるエレベータかごを有し、前記一連のロープが1つ以上の並行するロープを含み、前記エレベータかごが前記ロープによって移動可能である、前記駆動綱車式エレベータの前記巻き上げロープの交換、掛設、および/または再ローピングを行うロープ送り装置において、該ロープ送り装置は、少なくとも1つの送りディスクが取り付けられる基台を少なくとも含み、前記送りディスクは、前記巻き上げロープを係合して、前記送りディスクに対して前記巻き上げロープを取り付けることができ、該装置は、前記巻き上げロープを前記送りディスクにおける所定の位置に保つ少なくとも1つのガイドローラと、前記ガイドローラに対して前記送りディスクを移動させて、それを前記基台における所定の位置に締め付ける締め付け部材と、さらに、前記装置に取り付けられて前記送りディスクを回転させる少なくとも1つの電動機とを含むことを特徴とするロープ送り装置。
  11. 請求項10に記載のロープ送り装置において、該ロープ送り装置の前記送りディスクは、少なくとも2つのディスクを含み、それらの間で前記巻き上げロープが押されて前記巻き上げロープと前記送りディスクとの間に摩擦を生成することができ、前記ディスクの少なくとも一方をガイドローラに対して移動可能にして前記巻き上げロープを該装置に係合させ、締め付け可能な締め付け部材によって所定の位置に締め付け可能にすることを特徴とするロープ送り装置。
  12. 請求項11に記載のロープ送り装置において、前記締め付け部材は、締め付け可能なバネであることを特徴とするロープ送り装置。
  13. 請求項10ないし12のいずれかに記載のロープ送り装置において、該装置は、少なくとも2つ以上の送りディスクを有し、該装置は、2つ以上のガイドローラを有することを特徴とするロープ送り装置。
  14. 請求項11ないし13のいずれかに記載のロープ送り装置において、前記締め付け部材は、前記ディスクによって作られる前記送りディスクの外側に配置され、前記ディスクを互いに対して押し付けることを特徴とするロープ送り装置。
  15. 請求項11ないし14のいずれかに記載のロープ送り装置において、前記締め付け部材は前記送りディスクと同軸にあることを特徴とするロープ送り装置。
  16. 請求項10ないし15のいずれかに記載のロープ送り装置において、前記エレベータの該ロープ送り装置は、モータを備えたロープリールを含み、エレベータシャフト、乗り場または他の適切な場所における所定の位置に取り付けられて、前記古い巻き上げロープを巻き取り、前記ロープリールは、ロープ引張装置と同期して作動するように適合されていることを特徴とするロープ送り装置。
  17. 請求項10ないし15のいずれかに記載のロープ送り装置において、前記エレベータの該ロープ送り装置は、エレベータシャフト、乗り場または他の適切な場所における所定の位置に取り付けられた回収容器を含み、回収すべき前記ロープは、前記容器に配されるように適合され、前記回収容器は、回転軸を備え、前記回収容器は、回収すべき前記ロープの押す力によってその回転軸を中心として回転するよう適合されていること特徴とするロープ送り装置。
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