JP5456463B2 - 鍵管理ボックス - Google Patents

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Description

本発明は、オフィスに配置された複数の保管庫の錠前を開錠するために、使用者により使用される鍵を集中して保管管理するためのものであって、該鍵が装着され、取り出し不能とする鍵ロック手段と、個人認証手段と、個人認証された使用者に許可された該鍵の該鍵ロック手段を解除する制御手段とを有する鍵管理ボックスに関するものである。
従来、オフィスにおいては、保管庫毎に開閉可能な鍵を、鍵管理ボックスに収納し、使用者がIDカード等のID認証により、鍵管理ボックスの扉を開閉して、利用したい保管庫用の鍵を借り出して利用している。鍵管理ボックスは、IDカードにより、使用者をID認証し、その人がその保管庫にアクセスする権利を有している場合にのみ、扉を開いている。
しかし、多数の保管庫内の書類を順次調べようとすると、たくさんの鍵を持って移動しなければならず、作業性が悪かった。その問題を解決するために、同じ1つの鍵を用いて、複数の保管庫を開閉できるシステムが望まれていた。
同じ1つの鍵を用いて、複数の保管庫を開閉できるシステムとしては、マスターキーが知られている。マスターキーは、全ての保管庫の開閉が可能であるが、鍵を紛失した場合等の非常時用のものであり、マスターキーを日常的に使用しては、保管庫に各別に異なる錠前を取り付けて管理している意味がなくなってしまう。また、保管庫毎にアクセスする権利を人毎に設定することはできない。
一方、交換容易なシリンダー錠前を用い、保管庫毎にシリンダー錠前を交換することにより、一つの鍵で開閉できる保管庫を設定可能とするものが市販されている。これによれば、同じ1つの鍵で開閉可能な保管庫を任意に設定し変更することができる。
一方、ICタグと鍵とを組み合わせた技術として、特許文献1に記載されるものがある。特許文献1には、接触式ICタグを鍵の把持部に内蔵して、把持部の一部に露出した鍵側データ端子と接触する扉側データ端子により、接触式ICタグのデータを読み出し、そのデータがID登録されていない場合に、ソレノイドにより、鍵の回転を阻止することが開示されている。
鍵は通常の鍵であり、特定の錠前のみ開閉可能な形状となっている。効果としては、鍵の形状が同じ合鍵を作られたとしても、接触式ICタグが内蔵されていなければ、鍵を解除することができないことが記載されている。また、段落(0027)には、ICタグのみの認証により、電気錠を開錠することが記載されている。
特開平10−252327号公報
従来市販されている交換容易なシリンダー錠前には、次のような問題があった。
(1)一人の人が利用するシステムならば良いが、通常の会社のオフィスのように、各々異なる権能を有する複数の人が同じ保管庫を利用するシステムにおいては、異なる人に、各々個別に利用可能な保管庫用の鍵を所持させることが、困難であった。すなわち例えば、A,B,Cという人が各々異なる保管庫グループにアクセスする権利を有している場合に、各々の人に、その人がアクセス可能な保管庫を開閉できる鍵を所持させることはできなかった。
(2)また、特許文献1に記載のシステムには、次のような問題があった。
すなわち、接触式ICタグが確認のためにのみ使用されており、実際に鍵を開閉するのは従来通りの、鍵の挿入部の形状が錠前に合致することが条件であるため、オフィスで、複数の保管庫内の書類を調べようとすると、たくさんの鍵を持って、保管庫間を移動する必要がある。たくさんの鍵を持って移動することも不便である上、その都度所定の鍵を探さなければならず、きわめて非能率的であった。
また、ICタグの認識により、電気錠を開錠するのは、単純にカードに埋め込まれたICタグを読み取って、電気錠を開錠するのと何ら差異がなく、鍵とICタグを組み合わせる意味がない。言い換えれば、電気錠を必要とするため、コストアップとなる問題がある。
また、特許文献1の技術では、接触式ICタグが鍵の把持部に露出しているので、読取装置を錠前の外に配置せざるをえないため、機材の衝突やいたずら等により損傷する恐れがある。
(3)また、近年、個人情報保護法の施行に伴い、オフィスにおけるセキュリティ管理がより厳重になっている。今まで、個人で管理していた鍵についても、オフィスの外に持ち出すことを禁止することが多くなっている。すなわち、オフィスを出るときには、個人で管理している鍵も、鍵管理ボックスに収納することを義務付けるケースが多くなっている。
(4)一方、個人に対して1個ずつの個人用鍵を振り分けた場合、オフィスで鍵を使用する人数分だけの数の鍵を収納する鍵管理ボックスを必要とした。一人の人が鍵を使用する時間は、一日のうち、短い時間であるのが通常である。そのため、使用時間の少ない鍵でも、全て収納しなければならず、鍵管理ボックスが無駄なスペースを占有する問題があった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、同じ1つの鍵を用いて、複数の保管庫の収納ボックスを開閉することのできる保管庫を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る鍵管理ボックスは以下の構成を有する。
(1)オフィスに配置された複数の保管庫の錠前を開錠するために、使用者により使用される鍵を集中して保管管理するためのものであって、該鍵が装着され、取り出し不能とする鍵ロック手段と、個人認証手段と、個人認証された使用者に許可された該鍵の該鍵ロック手段を解除する制御手段とを有する鍵管理ボックスにおいて、(a)鍵がICタグを備えるデジタルキーであり、ICタグが使用者のIDデータと、前記複数の保管庫のうち前記使用者が開錠許可を有している2以上の保管庫を特定する保管庫特定データとを記憶すること、(b)鍵管理ボックスが、ICタグのIDデータを読み取るデータ読取手段と、個人認証手段が特定の使用者を認識したときに、該当する使用者のIDデータを持つ鍵の鍵ロック手段を解除するロック解除手段を有すること、を特徴とする。
(2)(1)に記載する鍵管理ボックスにおいて、前記ICタグが、前記保管庫を使用した使用履歴を記憶すること、前記データ読取手段が、前記使用履歴を読み取ること、を特徴とする。
(3)オフィスに配置された複数の保管庫の錠前を開錠するために、複数の使用者により共通に使用される共通鍵を集中して保管管理するためのものであって、該共通鍵が装着され、取り出し不能とする鍵ロック手段と、個人認証手段と、個人認証された使用者に許可された該共通鍵の該鍵ロック手段を解除する制御手段とを有する鍵管理ボックスにおいて、(a)共通鍵がICタグを備えるデジタルキーであり、ICタグが使用者のIDデータと、前記複数の保管庫のうち前記使用者が開錠許可を有している2以上の保管庫を特定する保管庫特定データとを記憶すること、(b)鍵管理ボックスが、ICタグのIDデータを読み取るデータ読取手段と、個人認証手段が特定の使用者を認識したときに、任意の前記共通鍵の前記ICタグに、該当する使用者のIDデータ、または使用者が開錠許可を有している保管庫を特定する保管庫特定データの少なくとも一方のデータを書き込むデータ書き込み手段と、任意の共通鍵の鍵ロック手段を解除するロック解除手段を有すること、を特徴とする。
ここで、共通の意味には、複数人が1個の共通鍵を使用する意味での主観的な共通と、1個の共通鍵を複数の保管庫に使用できる意味での客体的な共通とが考えられる。本明細書では、主観的な共通に着目して、個人的に1本ずつ割り当てられる鍵を「個人鍵」、複数の使用者により共通に使用される鍵を「共通鍵」という。
(4)(3)に記載する鍵管理ボックスにおいて、前記ICタグが、前記保管庫を使用した使用履歴を記憶すること、前記データ読取手段が、前記使用履歴を読み取ること、を特徴とする。
(5)オフィスに配置された複数の保管庫の錠前を開錠するために、使用者により使用される鍵を集中して保管管理するためのものであって、該鍵が装着され、取り出し不能とする鍵ロック手段と、個人認証手段と、個人認証された使用者に許可された該鍵の該鍵ロック手段を解除する制御手段とを有する鍵管理ボックスにおいて、前記鍵が、ICタグを備えるデジタルキーであって、前記ICタグが使用者のIDデータと、前記複数の保管庫のうち前記使用者が開錠許可を有している2以上の保管庫を特定する保管庫特定データとを記憶するものであり、個人に1本ずつ割り当てられる個人鍵と、ICタグを備えるデジタルキーであって、前記ICタグが使用者のIDデータと、前記複数の保管庫のうち前記使用者が開錠許可を有している2以上の保管庫を特定する保管庫特定データとを記憶するものであり、複数の使用者により共通に使用される共通鍵と、を含み、前記鍵管理ボックスが、前記ICタグのIDデータを読み取るデータ読取手段と、前記個人認証手段が特定の使用者を認識したときに、任意の前記共通鍵の前記ICタグに、該当する使用者のIDデータ、または前記使用者の保管庫特定データの少なくとも一方のデータを書き込むデータ書き込み手段と、前記個人認証手段が特定の使用者を認識したときに、該当する使用者のIDデータを持つ前記個人鍵の前記鍵ロック手段を解除する第1ロック解除手段と、前記任意の共通鍵の前記鍵ロック手段を解除する第2ロック解除手段を有すること、を特徴とする。
(6)(3)乃至(5)の何れか一つに記載の発明において、複数の前記共通鍵を、第1条件に従う第1グループと、第2条件に従う第2グループとにグループ分けするグループ作成手段を有することを特徴とする。
(7)(6)に記載の発明において、前記グループ作成手段は、前記使用者の属性、前記使用者が前記共通鍵を使用する頻度、前記共通鍵を使用する時間帯の少なくとも一つに基づいて、前記第1及び前記第2グループを作成することを特徴とする。
(8)(1)乃至(7)の何れか1つに記載する鍵管理ボックスにおいて、前記保管庫特定データを用いて前記保管庫を開錠可能な有効時間を示す有効時間データを前記ICタグに書き込む有効時間データ書込手段を有することを特徴とする。
(9)(8)に記載する鍵管理ボックスにおいて、前記有効時間データ書込手段は、使用者の属性、保管物の種類、保管庫の設置場所の少なくとも一つに応じて前記有効時間を変更して前記ICタグに書き込むものであることを特徴とする。
本発明の鍵管理ボックスは、オフィスに配置された複数の保管庫の錠前を開錠するために、使用者により使用される鍵を集中して保管管理するためのものであって、該鍵が装着され、取り出し不能とする鍵ロック手段と、個人認証手段と、個人認証された使用者に許可された該鍵の該鍵ロック手段を解除する制御手段とを有する鍵管理ボックスにおいて、(a)鍵がICタグを備えるデジタルキーであり、ICタグが使用者のIDデータと、複数の保管庫のうち使用者が開錠許可を有している2以上の保管庫を特定する保管庫特定データとを記憶すること、(b)鍵管理ボックスが、ICタグのIDデータを読み取るデータ読取手段と、個人認証手段が特定の使用者を認識したときに、該当する使用者のIDデータを持つ鍵の鍵ロック手段を解除するロック解除手段とを有するので、使用者が開錠を許可されている収納ボックスを順次調べるときに、1つの鍵を所持するだけで済むため、便利である。また、個人で管理している鍵に関しても、鍵管理ボックスで管理できるため、個人がオフィスから鍵を持ち出すことを禁止することができる。
ここで、保管庫側の錠前を管理する制御装置に、その保管庫を開錠可能なIDデータを記憶させておき、ICタグのIDデータを読み取ることにより、錠前の開錠を行っても良い。
また、本発明の鍵管理ボックスは、ICタグが、保管庫を使用した使用履歴を記憶すること、データ読取手段がその使用履歴を読み取ることを行うので、使用者が鍵を鍵管理ボックスに返還したときに、鍵管理ボックスは、その鍵の使用履歴を把握できるため、使用者が何時に鍵を持ち出し、どの収納ボックスを何時から何時まで使用したか、という使用履歴を把握でき、鍵の管理を十分に行うことができる。
また、オフィスに配置された複数の保管庫の錠前を開錠するために、複数の使用者により共通に使用される共通鍵を集中して保管管理するためのものであって、該共通鍵が装着され、取り出し不能とする鍵ロック手段と、個人認証手段と、個人認証された使用者に許可された該共通鍵の該鍵ロック手段を解除する制御手段とを有する鍵管理ボックスにおいて、(a)共通鍵がICタグを備えるデジタルキーであり、ICタグが使用者のIDデータと、複数の保管庫のうち使用者が開錠許可を有している2以上の保管庫を特定する保管庫特定データとを記憶すること、(b)鍵管理ボックスが、ICタグのIDデータを読み取るデータ読取手段と、個人認証手段が特定の使用者を認識したときに、任意の前記共通鍵の前記ICタグに、該当する使用者のIDデータ、または使用者が開錠許可を有している保管庫を特定する保管庫特定データの少なくとも一方のデータを書き込むデータ書き込み手段と、任意の共通鍵の鍵ロック手段を解除するロック解除手段を有するので、使用者に対して、その人専用の鍵をその場で作成することができるため、全ての使用者の数の半分、また1/3程度の数の鍵を鍵管理ボックスで管理すれば済み、鍵管理ボックスをコンパクトにすることができる。
また、本発明の鍵管理ボックスは、ICタグが、保管庫を使用した使用履歴を記憶すること、データ読取手段がその使用履歴を読み取ることを行うので、使用者が鍵を鍵管理ボックスに返還したときに、鍵管理ボックスは、その鍵の使用履歴を把握できるため、使用者が何時に鍵を持ち出し、どの収納ボックスを何時から何時まで使用したか、という使用履歴を把握でき、鍵の管理を十分に行うことができる。
また、本発明の鍵管理ボックスは、オフィスに配置された複数の保管庫の錠前を開錠するために、使用者により使用される鍵を集中して保管管理するためのものであって、該鍵が装着され、取り出し不能とする鍵ロック手段と、個人認証手段と、個人認証された使用者に許可された該鍵の該鍵ロック手段を解除する制御手段とを有する鍵管理ボックスにおいて、鍵が、ICタグを備えるデジタルキーであって、ICタグが使用者のIDデータと、複数の保管庫のうち使用者が開錠許可を有している2以上の保管庫を特定する保管庫特定データとを記憶するものであり、個人に1本ずつ割り当てられる個人鍵と、ICタグを備えるデジタルキーであって、ICタグが使用者のIDデータと、複数の保管庫のうち使用者が開錠許可を有している2以上の保管庫を特定する保管庫特定データとを記憶するものであり、複数の使用者により共通に使用される共通鍵と、を含み、鍵管理ボックスが、ICタグのIDデータを読み取るデータ読取手段と、個人認証手段が特定の使用者を認識したときに、任意の共通鍵のICタグに、該当する使用者のIDデータ、または使用者の保管庫特定データの少なくとも一方のデータを書き込むデータ書き込み手段と、個人認証手段が特定の使用者を認識したときに、該当する使用者のIDデータを持つ個人鍵の鍵ロック手段を解除する第1ロック解除手段と、任意の共通鍵の鍵ロック手段を解除する第2ロック解除手段を有する。このような鍵管理ボックスは、電子キーの使用頻度が低いものでも共通鍵を用いて保管庫を開錠することができる。また、複数の使用者が共通鍵を共用するので、鍵管理ボックスは、使用者一人一人に付与した個人鍵を管理する場合と比べて、管理する電子キーの数を減らすことができる。
また、本発明の鍵管理ボックスは、複数の共通鍵を、第1条件に従う第1グループと、第2条件に従う第2グループとにグループ分けするグループ作成手段を有するので、第1グループに属する共通鍵と、第2グループに属する共通鍵とを異なる条件(例えば、使用者の属性、使用者が共通鍵を使用する頻度、共通鍵を使用する時間帯)で使用者に使用させることができる。
本発明の鍵管理ボックスは、保管庫特定データを用いて保管庫を開錠可能な有効時間を示す有効時間データをICタグに書き込む有効時間データ書込手段を有する。そのため、鍵管理ボックスから取り出されたデジタルキーは、有効時間を経過すると保管庫の錠前に差し込んでも保管庫を使用できず、鍵としての機能を失う。よって、本発明の鍵管理ボックスによれば、デジタルキーが不正使用される危険を低減できる。
本発明の鍵管理ボックスは、有効時間データ書込手段が、使用者の属性、保管物の種類、保管庫の設置場所に応じて有効時間を変更してICタグに書き込むものである。このような本発明の鍵管理ボックスは、使用者や保管物、保管庫の設置場所に適した有効時間をICタグに記憶させるので、有効時間を一律に設定する場合と比べて第三者がデジタルキーを不正使用する機会が減り、セキュリティを向上させることができる。
本発明の実施形態に係り、電子キーの外観を示す平面図である。 図1のA矢視の側面図である。 電子キーの内部構造を示す断面図である。 電子キーの電気回路構成を示す回路図である。 電子キーの制御構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例である鍵管理ボックスの正面図である。 鍵管理ボックスの制御構成を示すブロック図である。 電子キーを個人鍵として使用するときの制御方法を示すフローチャートである。 電子キーを共通鍵として使用するときの制御方法を示すフローチャートである。 共通鍵をグループ化するときの制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1 電子キー
30 鍵管理ボックス
32 ICカード読取部
33 テンキー
34 液晶表示部
35 キー孔
38 キー孔ユニット
40 有効時間データ書込手段
43 LED
47 電子キーID記憶部
48 アクセス権記憶部
49 履歴記憶部
50 制御プログラム
次に、本発明に係る鍵管理ボックスの一実施形態について図面を参照して説明する。
始めに、本実施例で使用するデジタルキーである電子キー1について説明する。
<電子キー>
図1は、電子キー1の平面図である。図2は、図1に示す電子キー1を図中A方向から見た図である。
電子キー1は、金属製の差込体2にICユニット3が取り付けられている。ICユニット3は、静電気を防止するために、樹脂製のケース4により外観が構成されている。ケース4は、第1ケース片5と第2ケース片6とを連結して、第1及び第2ケース片5,6の間に、差込体2の枠部2a(図3参照)を収納する中空部を内部に形成している。
LED9は、第1ケース片5に形成された露出口5aから外部に露出し、点滅状態を視認できるようになっている。ICユニット3は、ICタグ13(図3参照)の第1端子11と第2端子12がケース4の内部から外部へ延設され、差込体2の両側に配置されている。
図3は、図1に示す電子キー1の内部構造を示す図である。
差込体2の枠部2aには、ケース4の内部から外部へ突き出すように差込部2cが一体に設けられている。枠部2aには、ICタグ用基板10に搭載されたICタグ13やLED9を収容する開口部2bが形成され、ICタグ13やLED9の配線等が差込体2に接触することを防いでいる。差込体2には、ロック手段と係合するための凹部2dが形成されている。ICタグ用基板10には、ICタグ13と、ICタグ13の第1端子11及び第2端子12(図2参照)と、LED9がはんだ付け等により取り付けられている。尚、ICユニット3は、外部から電源を供給されない場合でもICタグ13を駆動できるように電池17を備える。
<電子キーの電気回路構成>
図4は、図1に示す電子キー1のリードライト回路を示すブロック図である。
電子キー1は、第1整流ダイオードD1のアノード側がICタグ13に接続され、第1整流ダイオードD1のカソード側が第1端子11に接続されており、第2端子12から第1端子11へ電流を流すようになっている。第1抵抗R1は、第1整流ダイオードD1と並列に設けられ、非線形素子であるICタグ13に僅かな電流が流れたときでも第1整流ダイオードD1をON状態に切り替えられるようにしている。
また、電子キー1は、ICタグ13と並列にLED9が設けられている。第2整流ダイオードD2は、アノード側が第1端子11に接続され、カソード側がLED9に接続されており、第1端子11から第2端子12へ電流を流すように配置されている。第2抵抗R2は、LED9と第2端子12との間に配置され、LED9に流れる電流を安定させる。第1及び第2整流ダイオードD1,D2と第1及び第2抵抗R1,R2は、ICタグ13に電流を供給する回路と、LED9に電流を供給する回路とを切り替える「回路切替手段」を構成する。
<電子キーの論理ブロック構成>
図5は、図1に示す電子キー1の論理ブロック図である。
電子キー1は、電子キーアクセス許可制御手段24と、外部通信インターフェース手段27とを備える。
電子キーアクセス許可制御手段24は、通常時には、第1及び第2端子11,12を接続する回路を切断している。電子キーアクセス許可制御手段24は、電子キー1が鍵管理ボックスから取り出されるときに、第1及び第2端子11,12とを接続し、外部通信インターフェース手段27が電子キーID記憶手段25やアクセス権記憶手段26、有効時間データ記憶手段28、履歴記憶手段23にアクセスすることを許可するものである。
電子キーID記憶手段25は、「電子キーID」を記憶するものである。ここで、電子キーIDとは、電子キー1を識別するための固有の識別番号をいう。本実施形態では、接触式ICタグ13の固有の識別番号を「電子キーID」として電子キーID記憶手段25に記憶している。市販の接触式ICタグ13は、製造時に固有の識別番号を付与されて記憶している。ICタグ13は、世の中に同じ識別番号を有するものが存在せず、またその識別番号の書き換えも困難である。よって、電子キー1は、製造時に個別の識別番号を付与して記憶する手間をかけずに、ICタグ13の識別番号をそのまま用いて他の電子キー1と区別することが可能である。「個人のID番号」とは、個人に付与された識別番号をいう。
アクセス権記憶手段26は、電子キー1の所有者が有する「アクセス権」を記憶するものである。「アクセス権」とは、保管庫を開閉する権利をいう。アクセス権記憶手段は、複数の保管庫のうち使用者が解錠許可(アクセス権)を有している2以上の保管庫を特定する保管庫特定データが読み書きされる。
有効時間データ記憶手段28は、保管庫特定データを用いて保管庫を開錠可能な有効時間を示す有効時間データを記憶するものである。有効時間データは、電子キー1を後述する鍵管理ボックス30から取り出す際に有効時間データ記憶手段28に書き込まれる。
履歴記憶手段23は、電子キー1を用いて保管庫を開錠した場合に保管庫の識別番号、開錠した日時、及び閉錠した日時等の使用履歴が書き込まれ、また、電子キー1を鍵管理ボックス30に返却したときに使用履歴が鍵管理ボックス30に読み取られるものである。
外部通信インターフェース手段27は、第1及び第2端子11,12に接触してICタグ13にデータを読み書きするデータ読み取り手段(例えば錠前制御装置、後述のICタグ読取手段42等)との通信を制御するものである。
なお、電子キーアクセス許可制御手段24と外部通信インターフェース手段27との間には、電池残量測定手段29が接続している。電池残量測定手段29は、電池17(図3参照)の残量を監視し、電池17の残量が所定量以下になった場合にLED9(図1及び図3参照)を特定周期で点滅させてユーザに電池残量が少なくなったことを知らせるものである。
<電子キー管理システム>
次に、電子キー1を管理するシステムについて説明する。図6に鍵管理ボックス30の構成図を示す。鍵管理ボックス30は、開閉扉31が付設され、通常、開閉扉31は閉じられている。鍵管理ボックス30の開閉扉31の内側には、10個の電子キー1(図1参照)を保持するキー孔ユニット38(38Aから38Jまで)が付設されている。鍵管理ボックスの開閉扉31の右側の表面には、ICカード読取部32、テンキー操作部33、液晶表示部34が付設されている。キー孔ユニット38は、電子キー1が装着されるキー孔35、LED43、ネームプレート37を有している。キー孔35には、キー抜け阻止手段である鍵ロック手段41(図7参照)により、通常電子キー1を抜くことができない状態となっている。
次に、鍵管理ボックスのコントローラについて説明する。図7に制御の構成をブロック図で示す。コントローラ44は、CPU45、ROM46、履歴記憶部49を備えている。ROM46は、制御プログラム50、電子キーID記憶部47、アクセス権記憶部48、有効時間データ設定部51を備えている。
コントローラ44には、各キー孔ユニット38に対応して付設されている電子キー1をロックして抜けないようにする鍵ロック手段41A〜41J、電子キー1が装着されたときに、電子キー1に内蔵されたICタグ13に記憶されているデータを読み取るためのICタグデータ読取手段42A〜42J、有効時間データを電子キー1の有効時間データ記憶手段28に書き込む有効時間データ書込手段40A〜40J、データ書き込み手段39A〜39J、LED43A〜43Jが接続されている。また、コントローラ44には、液晶表示部34、テンキー操作部33、ICカード読取部32が接続されている。
<鍵管理ボックスの使用形態>
次に、実施例の鍵管理ボックス30の使用形態について説明する。
上記構成を有する鍵管理ボックス30の使用形態としては、2つの方式が考えられる。それらの方法は、ROM46に記憶させる制御プログラム50により変更される。2つの方式である、個人鍵方式、及び共通鍵方式について、順次説明する。
<個人鍵方式>
電子キー1を個人に1本ずつ割り当てて管理する方式である。図6に示す鍵管理ボックス30では、10人分の電子キー1を管理できる。電子キー1の電子キーID記憶手段25に記憶された固有の識別番号(電子キーID)は、本実施例では、接触式ICタグ13の固有の識別番号を利用している。市販されている接触式ICタグは、各々が固有の識別番号を有しており、同じものはなく、また書き換えも困難なので便利である。
電子キーID記憶手段25は、電子キーIDに対応した特定の個人を記憶している。
図8に、個人鍵方式の場合の制御プログラム50をフローチャートで示す。
使用者は、鍵管理ボックス30の所に行き、所持しているICカードをICカード読取部32に読み取らせる(S11;YES)。そして、テンキー操作部33により、暗証番号を入力する(S12)。コントローラ44の電子キーID記憶部47は、ICカード読取部32が読み取ったICカードと対応する暗証番号を記憶しており、入力された暗証番号を照合する(S13)。そして、正しい暗証番号が入力されたときのみ(S13;YES)、有効時間データ設定部51が設定した有効時間データを有効時間データ書込手段40により電子キー1の有効時間データ記憶手段28に書き込んだ後、開閉扉31を開放する。本実施例では、テンキー操作部33を用いているが、静脈認証装置、指紋認証装置等により個人認証を行っても良い。個人認証を行うのは、他人のICカードを使用して不正行為が行われるのを防止するためである。
ここで、有効時間データ設定部51は、使用者の属性、保管物の種類、保管庫の設置場所の少なくとも一つに基づいて有効時間データを設定する。
例えば、有効時間データ設定部51は、使用者を平社員クラス、課長クラス、部長クラス、役員クラスに分けて記憶しており、例えば平社員クラスの有効時間を5分、課長クラスの有効時間を10分、部長クラスの有効時間を15分、役員クラスの有効時間を20分に設定するなど、階層に応じて有効時間の長さを設定する。
また例えば、有効時間データ設定部51は、保管庫を開いて書類内容を確認する時間を鑑みて、書類ファイルを収納する保管庫に対する有効時間を、CD−ROMやUSBメモリを収納する保管庫に対する有効時間より長く設定する。
また例えば、有効時間データ設定部51は、例えば地下2階地上10階建てのビルにおいて鍵管理ボックス30が地下2階にある場合に、地上10階の保管庫に対する有効時間を地上2階の保管庫に対する有効時間より長く設定する。
コントローラ44は、開閉扉31を開放すると同時に、個人認証した個人用の電子キー1が装着されているキー孔ユニット38の鍵ロック手段41を解除する(S14)。鍵ロック手段41は、鍵の凹部2dを利用して、図示しない係合爪をソレノイドで駆動させて係合・解除を行っている。また、解除したキー孔ユニット38のLED43を点灯する(S14)。使用者は、これにより、自分専用の電子キー1を抜き取ることができる。コントローラ44は、ICタグデータ読取手段42が電子キー1を検出しなくなったときに、電子キー1がキー孔35から抜き取られたと判断して(S15;YES)、認証した個人、取り出された電子キー1、取り出された時間を履歴記憶部49に記憶する(S16)。
本鍵管理ボックス30では、電子キー1を直接、キー孔35に装着させているので、キー孔ユニット38に付設されたICタグデータ読取手段42により、装着された電子キー1のICタグデータを読み取るため、電子キー1が正規の鍵であるか否かを確実に管理することができる。
電子キー1に対応する特定の個人が有する保管庫特定データについては、個人鍵方式の場合には、予め電子キー1のアクセス権記憶手段26に記憶されている。ここで、特定の個人がアクセス可能な保管庫が増減した場合には、鍵管理ボックス30が電子キー1を収納する間にアクセス権記憶手段26に記憶されている保管庫特定データを書き換える。電子キー1は、セキュリティを確保するために、基本的に使用時を除いて鍵管理ボックス30へ返却される。そのため、電子キー1は、アクセス権の変更に速やかに対応して最新の保管庫特定データを記憶し、特定の個人がアクセス権がある保管庫を使用できない不具合を回避できる。
そして、従来の電子キーは、個人が使用できる保管庫を1個だけ記憶し、その保管庫の専用鍵として使用されていたため、保管庫は、アクセス権を有する人の電子キーIDをメモリに記憶し、電子キーから読み取った電子キーIDがメモリに登録されている場合に開錠していた。そして、保管庫は、アクセス権に変更があった場合には、メモリに登録されている電子キーIDを書き換えていた。この書き換えは、保管庫別に手入力すると手間がかかり、入力漏れを生じる危険がある。一方、保管庫をネットワークを介してサーバに接続すれば、入力の手間や入力漏れの危険を低減できるが、システムが高価になる。これに対して、保管庫は、アクセス権記憶手段26に保管庫特定データを記憶した電子キー1に自分の管理する識別番号があることを確認したときに開錠するシステムを採用すれば、アクセス権を有する人の電子キーIDを記憶したり、ネットワークを構築する必要がなく、アクセス権の変更に適切に対応できるシステムを安価に構築できる。
また、鍵管理ボックス30は、電子キー1が取り出される場合に、例えば、電子キー1を鍵管理ボックス30から取り出してから5分間保管庫Aを開錠できることを示す有効時間データを電子キー1の有効時間データ記憶手段28に記憶させる。使用者は、鍵管理ボックス30の設置場所から所望の保管物(書類ファイル、CD−ROM、USB、パソコン等)が収納されている保管庫Aへ行き、電子キー1を保管庫に設けた鍵ユニットの錠前に差し込む。
保管庫Aの錠前には、電子キー1のICタグ13に設けられた第1及び第2端子11,12に接触してICタグ13からデータを読み取るICタグデータ読み取り手段が設けられている。鍵ユニットは、ICタグデータ読み取り手段により保管庫Aに対応する有効時間データを電子キー1の有効時間データ記憶手段28から読み出す。鍵ユニットは、有効時間データが示す有効時間内に電子キー1が保管庫Aの錠前に差し込まれた場合は、保管庫Aの開閉を許可する。一方、鍵ユニットは、有効時間データが示す有効時間内に電子キー1が保管庫Aの錠前に差し込まれなかった場合には、保管庫Aの開閉を許可しない。このように、電子キー1は、有効時間が経過すると保管庫Aの鍵としての機能を失う。
そのため、使用者が保管庫Aを開閉した後に電子キー1を鍵管理ボックス30に返却しないまま、有効時間が経過した場合には、正当権限を有する使用者であっても当該電子キー1を用いて保管庫Aを開閉できなくなる。この場合、使用者は、鍵管理ボックス30へ行って電子キー1を一旦返却し、再度電子キー1を取り出す手続をして電子キー1に有効時間データを書き込んでもらえば、電子キー1を用いて保管庫を開閉できるようになる。
保管庫を開錠した場合、電子キー1の履歴記憶手段23には、保管庫側のコントローラにより、保管庫の識別番号、開錠した日時、及び閉錠した日時が書き込まれる。また、保管庫は、電子キー1が差し込まれる錠前の近くにCCDカメラ等の撮像手段を配置し、保管庫を開錠した者の顔を撮像手段で撮像する。保管庫側のコントローラは、撮像手段が撮像した画像データを使用履歴の一つとして電子キー1の履歴記憶手段23に書き込む。電子キー1により、複数の保管庫の開錠を行った場合には、全ての使用履歴データが、電子キー1の履歴記憶手段23に記憶される。
電子キー1を鍵管理ボックス30に返却したときに(S15:NO)、ICタグデータ読取手段42は、電子キー1の電子キーIDを読み取り、個人認証した特定の個人に対応する正しい電子キー1が返却されたことを確認し(S17;YES)、返却時間を履歴記憶部49に記憶する(S18)。次に、コントローラ44のICタグデータ読取手段42により電子キー1の履歴記憶手段23から読み取った使用履歴が、個人用電子キー1の使用履歴として履歴記憶部49に記憶される(S19)。
これにより、履歴記憶部49は、各電子キー1について鍵管理ボックス30から取り出された日時、返却された日時、保管庫での使用履歴を全て記憶する。
後で、保管庫内の書類の紛失等のトラブルが発生したときに、電子キー1の履歴記憶手段23やコントローラ44の履歴記憶部49に記憶されている使用履歴をチェックすることにより、責任の所在を追及することができる。また、全ての履歴を管理していることを使用者に知らせることにより、使用者が鍵管理ボックス30から電子キー1を取り出した後、すばやく保管庫の利用を行うことが期待できるため、電子キー1が机の上に長時間置きっぱなしになるような事態を回避することができる。
その後、開閉扉31を閉じることを液晶表示部34に表示して指示する(S20)。開閉扉31が閉じられたことを確認して(S21;YES)、S11へ戻る。
上記個人鍵方式の鍵管理ボックス30によれば、オフィスに配置された複数の保管庫の錠前を開錠するために、使用者により使用される鍵を集中して保管管理するためのものであって、該鍵が装着され、取り出し不能とする鍵ロック手段41と、個人認証手段であるテンキー操作部33・電子キーID記憶部47と、個人認証された使用者に許可された該鍵の該鍵ロック手段41を解除するコントローラ44とを有する鍵管理ボックス30において、(a)鍵がICタグを備える電子キー1であり、ICタグ13が使用者のIDデータと、複数の保管庫のうち使用者が開錠許可を有している2以上の保管庫を特定する保管庫特定データとを記憶すること、(b)鍵管理ボックス30が、ICタグ13のIDデータを読み取るICタグデータ読取手段42と、電子キーID記憶部47が特定の使用者を認識したときに(S13;YES)、該当する使用者のIDデータを持つ鍵の鍵ロック手段41を解除するロック解除手段(S14)とを有するので、使用者が開錠を許可されている収納ボックスを順次調べるときに、1つの鍵を所持するだけで済むため、便利である。また、個人で管理している鍵に関しても、鍵管理ボックスで管理できるため、個人がオフィスから鍵を持ち出すことを禁止することができる。
また、本実施例の鍵管理ボックス30は、ICタグ13が、保管庫を使用した使用履歴を記憶すること、ICタグデータ読取手段42がその使用履歴を読み取ることを行うので(S19)、使用者が鍵を鍵管理ボックスに返還したときに、鍵管理ボックスは、その鍵の使用履歴を把握できるため、使用者が何時に鍵を持ち出し、どの収納ボックスを何時から何時まで使用したか、という使用履歴を把握でき、鍵の管理を十分に行うことができる。
本実施例の鍵管理ボックス30は、保管庫特定データを用いて保管庫を開錠可能な有効時間を示す有効時間データを電子キー1のICタグ13に書き込む有効時間データ書込手段40を有する。そのため、鍵管理ボックス30から取り出され電子キー1は、有効時間データによって特定される有効時間を経過すると保管庫の錠前に差し込んでも保管庫を開錠できず、鍵としての機能を失う。よって、本実施例の鍵管理ボックス30によれば、電子キー1が不正使用される危険を低減できる。
本実施例の鍵管理ボックス30は、有効時間データ書込手段40が、使用者の属性、保管物の種類、保管庫の設置場所の少なくとも一つに応じて有効時間を変更してICタグ13に書き込むものである。このような鍵管理ボックス30は、使用者や保管物、保管庫の設置場所に適した有効時間をICタグ13に記憶させるので、有効時間を一律に設定する場合と比べて第三者がデジタルキーを不正使用する機会が減り、セキュリティを向上させることができる。しかも、有効時間が経過して電子キー1が鍵としての機能を失ったとしても、電子キー1が第三者に盗まれると、鍵管理ボックス30に残っている使用履歴から責任を追及されるので、使用者は早く電子キー1を返却する意識が働く点でも、セキュリティを向上させることができる。
<共通鍵方式>
共通の意味には、複数人が1個の共通鍵を使用する意味での主観的な共通と、1個の共通鍵を複数の保管庫に使用できる意味での客体的な共通とが考えられる。本明細書では、主観的な共通に着目して、個人的に1本ずつ割り当てられる鍵を「個人鍵」、複数の使用者により共通に使用される鍵を「共通鍵」という。よって、共通鍵方式は、電子キー1を個人に1本ずつ割り当てずに、共通鍵として管理する方式である。基本的構成等は、個人鍵方式と同じなので、相違する点のみ詳細に説明する。
図6に示す鍵管理ボックス30では、10個の電子キー1を管理できる。
図9に、共通鍵方式の場合の制御プログラム50をフローチャートで示す。
使用者は、鍵管理ボックス30の所に行き、所持しているICカードをICカード読取部32に読み取らせる(S30;YES)。そして、テンキー操作部33により、暗証番号を入力する(S31)。コントローラ44の電子キーID記憶部47は、ICカード読取部32が読み取ったICカードと対応する暗証番号を記憶しており、入力された暗証番号を照合する(S32)。そして、正しい暗証番号が入力されたときのみ(S32;YES)、開閉扉31を開放する。本実施例では、テンキー操作部33を用いているが、静脈認証装置、指紋認証装置等により個人認証を行っても良い。個人認証を行うのは、他人のICカードを使用して不正行為が行われるのを防止するためである。
S33の後、2つのルートに分かれて制御される。コントローラ44が、使用者が現在電子キー1を借りていないと判断した場合には(S33;NO)、S34へ進む。一方、コントローラ44が、使用者が現在電子キー1を借りていると判断した場合には(S33;YES)、S42へ進む。
先に、使用者が現在電子キー1を借りていない場合(S33;NO)について説明する。
この場合には、液晶表示部34に、使用者が必要とする保管庫の番号を入力させる(S34)。この場合に、液晶表示部34の特性を生かして、図示表示等行い、使用者が容易に保管庫の番号を特定できるようにすると良い。
使用者が保管庫の番号を入力すると(S34)、番号入力が完了したか否か、液晶表示部34に表示を行い確認する(S35)。使用者は、複数の保管庫を開錠したい場合には、全ての保管庫の番号を入力する(S34,S35)。
コントローラ44は、個人認証した使用者のアクセス権について、アクセス権記憶部48に確認を行い、使用者が指定した番号の保管庫が全て、アクセス可能であるならば、データ書き込み手段39によりそれらの番号を、鍵管理ボックス30に現在収納されている任意の電子キー1のアクセス権記憶手段26に、その番号を書き込む(S36)。同時に、電子キーID記憶手段25に、有効時間データ設定部51が設定した有効時間データと、個人認証した個人のID番号を書き込む(S36)。もし、アクセス権のない番号が入力されているときは、その旨、液晶表示部34に表示する。
次に、コントローラ44は、開閉扉31を開放すると同時に、データを書き込んだ任意の電子キー1が装着されているキー孔ユニット38の鍵ロック手段41を解除する(S37)。鍵ロック手段41は、鍵の凹部2dを利用して、図示しない係合爪をソレノイドで駆動させて係合・解除を行っている。また、解除したキー孔ユニット38のLED43を点灯する(S37)。使用者は、これにより、所定の電子キー1を抜き取ることができる。コントローラ44は、ICタグデータ読取手段42が電子キー1を検出しなくなったときに、電子キー1がキー孔35から抜き取られたと判断して(S38;YES)、認証した個人、取り出された電子キー1、取り出された時間を履歴記憶部49に記憶する(S39)。その後、開閉扉31を閉じることを液晶表示部34に表示して指示する(S40)。開閉扉31が閉じられたことを確認して(S41;YES)、S30へ戻る。
本鍵管理ボックス30では、電子キー1を直接、キー孔35に装着させているので、キー孔ユニット38に付設されたICタグデータ読取手段42により、装着された電子キー1のICタグデータを読み取るため、電子キー1が正規の鍵であるか否かを確実に管理することができる。
保管庫を開錠した場合、アクセス権記憶手段26には、保管庫側のコントローラにより、保管庫の識別番号、開錠した日時、及び閉錠した日時が書き込まれる。電子キー1により、複数の保管庫の開錠を行った場合には、全ての使用履歴データが、電子キー1のアクセス権記憶手段26に記憶される。
次に、使用者が現在電子キー1を借りている場合(S33;YES)について説明する。この場合には、コントローラ44は、開閉扉31を開放すると同時に、電子キー1が装着されていないキー孔ユニット38の鍵ロック手段41を解除状態とする(S42)。
使用者は、電子キー1が装着されていない任意のキー孔35に、電子キー1を返却する(S43)。電子キー1が鍵管理ボックス30に返却されたときに、ICタグデータ読取手段42は、電子キー1の電子キーIDを読み取り、個人認証した特定の個人が借りていた電子キー1が返却されたことを確認し(S44;YES)、返却時間を履歴記憶部49に記憶する(S45)。次に、コントローラ44のICタグデータ読取手段42が電子キー1から読み取った使用履歴データが、履歴記憶部49に、個人用電子キー1の使用履歴として記憶される(S46)。
これにより、履歴記憶部49は、各電子キー1について、鍵管理ボックス30から取り出された日時、返却された日時、保管庫での使用履歴を全て記憶する。
後で、保管庫内の書類の紛失等のトラブルが発生したときに、使用履歴をチェックすることにより、責任の所在を追及することができる。また、全ての履歴を管理していることを使用者に知らせることにより、使用者が鍵管理ボックス30から電子キー1を取り出した後、すばやく保管庫の利用を行うことが期待できるため、電子キー1が机の上に長時間置きっぱなしになるような事態を回避することができる。
その後、開閉扉31を閉じることを液晶表示部34に表示して指示する(S40)。開閉扉31が閉じられたことを確認して(S41;YES)、S30へ戻る。
上記共通鍵方式の鍵管理ボックス30によれば、オフィスに配置された複数の保管庫の錠前を開錠するために、複数の使用者により共通に使用される共通鍵である電子キー1を集中して保管管理するためのものであって、電子キー1が装着され、取り出し不能とする鍵ロック手段41と、個人認証手段であるテンキー操作部33・電子キーID記憶部47と、個人認証された使用者に許可された電子キー1の鍵ロック手段41を解除するコントローラ44とを有する鍵管理ボックス30において、(a)電子キー1がICタグ13を備えるデジタルキーであり、ICタグ13が使用者のIDデータと、複数の保管庫のうち使用者が開錠許可を有している2以上の保管庫を特定する保管庫特定データとを記憶すること、(b)鍵管理ボックス30が、ICタグ13のIDデータを読み取るICタグデータ読取手段42と、個人認証手段が特定の使用者を認識したときに、任意の電子キー1のICタグ13に、該当する使用者のIDデータ、または使用者が開錠許可を有している保管庫を特定する保管庫特定データの少なくとも一方のデータを書き込むデータ書き込み手段(S36)と、任意の電子キー1の鍵ロック手段41を解除するロック解除手段(S37)を有するので、使用者に対して、その人専用の鍵をその場で作成することができるため、全ての使用者の数の半分、また1/3程度の数の鍵を鍵管理ボックスで管理すれば済み、鍵管理ボックスをコンパクトにすることができる。
また、本実施例の鍵管理ボックス30は、ICタグ13が、保管庫を使用した使用履歴を記憶すること、ICタグデータ読取手段42がその使用履歴を読み取ることを行うので、使用者が電子キー1を鍵管理ボックス30に返却したときに、鍵管理ボックス30は、その電子キー1の使用履歴を把握できるため、使用者が何時に鍵を持ち出し、どの収納ボックスを何時から何時まで使用したか、という使用履歴を把握でき、電子キー1の管理を十分に行うことができる。
本実施例の鍵管理ボックス30は、保管庫特定データを用いて保管庫を開錠可能な有効時間を示す有効時間データを電子キー1のICタグ13に書き込む有効時間データ書込手段40を有する。そのため、鍵管理ボックス30から取り出され電子キー1は、有効時間データによって特定される有効時間を経過すると保管庫の錠前に差し込んでも保管庫を開錠できず、鍵としての機能を失う。よって、本実施例の鍵管理ボックス30によれば、電子キー1が不正使用される危険を低減できる。
本実施例の鍵管理ボックス30は、有効時間データ書込手段40が、使用者の属性、保管物の種類、保管庫の設置場所の少なくとも一つに応じて有効時間を変更してICタグ13に書き込むものである。このような鍵管理ボックス30は、使用者や保管物、保管庫の設置場所に適した有効時間をICタグ13に記憶させるので、有効時間を一律に設定する場合と比べて第三者がデジタルキーを不正使用する機会が減り、セキュリティを向上させることができる。しかも、有効時間が経過して電子キー1が鍵としての機能を失ったとしても、電子キー1が第三者に盗まれると、鍵管理ボックス30に残っている使用履歴から責任を追及されるので、使用者は早く電子キー1を返却する意識が働く点でも、セキュリティを向上させることができる。
ところで、鍵管理ボックス30は、全ての電子キー1を貸し出してしまうと、電子キー1に使用者の保管庫データとIDデータを書き込んで当該使用者のための専用の鍵を発行できなくなる。この場合、その使用者は、保管庫を解錠して書類ファイルやCD−ROM、USBメモリなどの保管物を取り出すことができず不便である。そうかと言って、全ての電子キー1を個人鍵としたのでは、管理する電子キー1の数が増えてコストアップし、また使用頻度の低い者にまで個人鍵を与えるのは無駄である。そこで、鍵管理ボックス30は、キー孔ユニット38A〜38Jで管理する電子キー1をグループ化し、グループ毎に電子キー1を使用する条件を変えている。
図10は、共通鍵をグループ化するときのプログラムを示すフローチャートである。このプログラムは、コントローラ44のROM46に記憶されている。
コントローラ44は、例えば、使用者がコントローラ44に共通鍵のグループ化指令を入力した場合、或いは、直近に共通鍵のグループ化をしてから一定期間(例えば1年)が経過して共通鍵のグループ化指令を入力した場合に、共通鍵をグループ化するための条件を設定する(S51:YES、S52)。条件設定は、共通鍵のグループ化指令を入力する度にコントローラ44の管理者に入力させても良いし、直近の共通鍵のグループ化で使用した条件を更新して使用しても良い。
そして、設定された条件が、使用者の属性に関するものかを判断する。使用者の属性である場合には、共通鍵としての電子キー1を使用可能な使用者の属性(例えば、平社員クラス、課長クラス、部長クラス)をコントローラ44のメモリから読み出して取得する(S53:YES、S54)。そして、属性別に人数をカウントして、各グループに振り分ける共通鍵の本数を決定する。例えば、共通鍵としての電子キー1を使用可能な使用者の数が30人である場合に、平社員クラスが20人、課長クラスが7人、部長クラスが3人であるとする。部長クラスは、電子キー1の使用頻度が高いと考えられるので、部長クラスのグループには部長クラスに属する人数に相当する3本の電子キー1を割り当てる。課長クラスは、部長クラスより電子キー1を使用する頻度が低いものの、平社員より使用頻度が高いと考えられる。そこで、平社員クラスの使用者が電子キー1を共有する割合より高い割合で、課長クラスのグループに電子キー1を割り当てる。例えば、課長クラスのグループには、3本の電子キー1を割り当て、平社員クラスのグループには、4本の電子キー1を割り当てる(S55)。
そして、各グループに割り当てた電子キー1を管理するキー孔ボックス38を決定し、共有鍵をグループ化する。例えば、部長クラスのグループの電子キー1は、キー孔ボックス38A〜38Cに管理させる。また、課長クラスのグループの電子キー1は、キー孔ユニット38D〜38Fに管理させる。更に、平社員クラスのグループの電子キー1は、38G〜38Jに管理させる(S56)。その後、処理を終了する。
使用者の属性によってグループ化された共通鍵は、部長クラスの使用者であれば、鍵管理ボックス30へ来ればいつでも電子キー1を取り出すことができ、個人鍵と同様にして電子キー1を使用できる。また、課長クラスの使用者は、電子キー1を1本ずつ割り当てられないものの、平社員より鍵管理ボックス30から電子キーを取り出しやすい。よって、使用者の属性によって共通鍵をグループ化することにより、鍵管理ボックス30の鍵を全て平社員に貸し出して部長クラスや課長クラスの使用者が電子キー1を使用できない不具合を低減できる。
設定条件が共通鍵の使用頻度に関するものである場合には、履歴記憶部49から使用者の使用履歴を読み出し、使用頻度別に使用者をグループ化する。そして、使用頻度が多い使用者のグループには、そのグループに属する使用者がいつでも電子キー1を使用できるように、使用頻度が高い使用者の分だけ電子キー1を割り当てる。また、使用頻度が少ないグループには、残りの電子キー1を割り当てる。例えば、使用頻度が多い使用者のグループには、6本の電子キー1を割り当て、使用頻度が少ない使用者のグループには、残り4本の電子キー1を割り当てる(S57:YES、S58、S59)。そして、使用者属性の場合と同様にして、電子キー1をグループ化して処理を終了する(S56)。
このように使用頻度によって共通鍵をグループ化することにより、使用頻度が高い使用者が電子キー1を使用できない不具合を低減できる。
設定条件が共通鍵の使用時間帯に関するものである場合には、履歴記憶部49から使用者の使用履歴を読み出し、使用時間帯別に使用者をカウントして使用時間をグループ化する。そして、使用者の多い使用時間帯のグループには、割り当てる電子キー1の数を多くして、使用者の少ない使用時間帯のグループには、割り当てる電子キー1の数を少なくする。例えば、9時〜12時の使用時間帯のグループには、7本の電子キー1を割り当て、11時から14時の使用時間帯のグループには、3本の電子キー10を割り当てる。更に、13時〜16時の時間帯のグループは、9時〜12時の時間帯と重ならないため、7本の電子キー1を割り当てることにする(S60:YES、S61、S62)。そして、使用者属性の場合と同様にして、電子キー1をグループ化して処理を終了する(S56)。
このように使用時間帯によって共通鍵をグループ化することにより、時間帯別に決められた本数ずつ電子キー1を鍵管理ボックス30に残すことができる。
このように共通鍵をグループ化した鍵管理ボックス30は、ICカード読取部32が使用者のICカードから読み取った情報に基づいて、その使用者がどのグループの電子キー1を使用できる者かを判断する。例えば、使用者が課長クラスの者であれば、キー孔ユニット38D〜38Fの電子キー1を使用できると判断する。この場合、鍵管理ボックス30は、例えばキー孔ユニット38Dの電子キー1に当該使用者のIDコードと保管庫特定データを書き込み、鍵ロック手段41Dを解除してLED43Dを点灯する。よって、使用者は、自分専用の鍵にされた共通鍵をキー孔ユニット38から持ち出して保管庫を解錠できる。
その使用者が電子キー1を返却する場合には、鍵管理ボックス30は、ICカード読取部32が使用者のICカードから読み取った情報に基づいて、その使用者がどのグループの電子キー1を使用できる者かを判断する。そして、使用者が属するグループのキー孔ユニット38のうち電子キー1が錠前35に差し込まれていないキー孔ユニット38の鍵ロック手段41を解錠してLED43を点灯させる。例えば、先の課長クラスの使用者が、電子キー1を返却するときにキー孔ユニット38Dに電子キー1が差し込まれていない場合には、コントローラ44は鍵ロック手段41Dのロックを解錠してLED43Dを点灯させる。使用者は、LED43が点灯する錠前35Dに電子キー1を差し込んで返却する。尚、電子キー1の返却場所は、同一グループ内のキー孔ユニット38であれば、貸出場所と一致していなくても良い。よって、各グループの電子キー1は、各グループの電子キー1を管理するキー孔ユニット38の何れかに返却され、各グループに割り当てた電子キー1の数がずれない。
従って、本実施形態の鍵管理ボックス30は、、複数の共通鍵を、第1条件に従う第1グループと、第2条件に従う第2グループとにグループ分けするグループ作成手段(S53〜S62)を有するので、第1グループに属する共通鍵と、第2グループに属する共通鍵とを異なる条件(例えば、使用者の属性、使用者が共通鍵を使用する頻度、共通鍵を使用する時間帯)で使用者に使用させることができる。この結果、電子キー1の使用頻度が高い使用者や電子キー1の使用数が多い時間帯に電子キー1が鍵管理ボックス30に残っていないという共通鍵方式特有の問題を解決できる。
<併用方式>
併用方式は、一つの鍵管理ボックス30で、個人鍵方式と共通鍵方式とを併用して複数本の電子キー1を管理する方式である。個人鍵と共通鍵の基本的構成等は、上記個人鍵及び共通鍵と同じなので、相違する点のみ詳細に説明する。
併用方式では、例えば図6に示す鍵管理ボックス30において、キー孔ユニット38A〜38Gに個人鍵となる電子キー1を収容し、キー孔ユニット38H〜38Jに共通鍵となる電子キー1を収容する。
個人鍵となる電子キー1を収容するキー孔ユニット38A〜38Gは、ICタグ13のIDデータを読み取るデータ読取手段42と、ICカード読取部32が特定の使用者を認識したときに、該当する使用者のIDデータを持つ個人鍵の鍵ロック手段41を解除する第1ロック解除手段を有する。
一方、共通鍵となる電子キー1を収容するキー孔ユニット38H〜38Jは、個人認証手段であるICカード読取部32が特定の使用者を認識したときに、任意の共通鍵のICタグ13に、該当する使用者のIDデータ、または使用者の保管庫特定データの少なくとも一方のデータを書き込むデータ書き込み手段39と、任意の共通鍵の鍵ロック手段41を解除する第2ロック解除手段を有する。
このような鍵管理ボックス30は、例えば、保管庫を開閉する頻度が少ない者(平社員)には、個人鍵となる電子キー1を与えずに、キー孔ユニット38H〜38Jに収納されている電子キー1を使用させる。保管庫の開閉頻度が少ない者は、電子キー1の使用頻度が少ないからである。一方、鍵管理ボックス30は、例えば、保管庫を開閉する頻度が多い者(部長)には、個人鍵となる電子キー1を付与して、鍵管理ボックス30で管理する。
鍵管理ボックス30は、ICカード読取部32が読み取ったIDデータが、個人鍵を有する者のIDデータである場合には、個人鍵方式に対応する制御プログラム50を実行する。これにより、鍵管理ボックス30は、IDデータに対応する使用者の電子キー1を収容するキー孔ユニット38について鍵ロック手段41のロックを解除する。このとき、鍵管理ボックス30は、ロックを解除した電子キー1に有効時間データ書込手段40により有効時間データを書き込む。
一方、鍵管理ボックス30は、ICカード読取部32が読み取ったIDデータが、個人鍵を有しない者のIDデータである場合には、共通鍵方式に対応する制御プログラムを実行する。これにより、鍵管理ボックス30は、キー孔ユニット38H〜38Jの何れかに収容する電子キー1に当該使用者が開錠権限を有する保管庫のアクセス権(保管庫特定データ)と、有効時間データを書き込む。そして、鍵管理ボックス30は、データを書き込んだ電子キー1を収容するキー孔ユニット38の鍵ロック手段41についてロックを解除し、電子キー1を取り出し可能にする。
このような併用方式では、保管庫を開閉する頻度が多い者は、自分の個人鍵を鍵管理ボックス30に収納してあるので、鍵管理ボックス30へ行けば自分の電子キー1を取り出して保管庫を開錠し、保管物を使用できる。これに対して、保管庫を開閉頻度が少ない者は、電子キー1を使用して保管庫を開錠し、保管物を使用することができる。
よって、本実施例の鍵管理ボックス30によれば、電子キー1の使用頻度が低いものでも共通鍵を用いて保管庫を開錠することができる。また、複数の使用者が共通鍵を共用するので、鍵管理ボックス30は、使用者一人一人に付与した個人鍵を管理する場合と比べて、管理する電子キー1の数を減らすことができる。
また、本実施形態の鍵管理ボックス30は、ICタグ13が、保管庫を使用した使用履歴を記憶すること、データ読取手段42がその使用履歴を読み取ることを行うので、使用者が共通鍵となる電子キー1を鍵管理ボックス30に返還したときに、鍵管理ボックス30は、その電子キー1の使用履歴を把握できるため、使用者が何時に電子キー1を持ち出し、どの収納ボックスを何時から何時まで使用したか、という使用履歴を把握でき、鍵の管理を十分に行うことができる。
<選択方式>
選択方式は、1つの鍵管理ボックス30について、個人鍵方式と共通鍵方式と併用方式とを使用者が選択する方式である。個人鍵と共通鍵の基本的構成等は、上記個人鍵及び共通鍵と同じなので、相違する点のみ詳細に説明する。
選択方式では、例えば図6に示す鍵管理ボックス30のICカード読取部32において個人IDを読み取り、その個人IDが鍵管理ボックス30の管理者である場合のみ、テンキー操作部33を用いて個人鍵方式と共通鍵方式と併用方式とを選択可能にする。方式選択が終了すると、鍵管理ボックス30は、選択された方式に従ってキー孔ユニット38に収納された電子キー1を管理する。このような鍵管理ボックス30は、電子キー1の管理方式を任意に選択できるので、使い勝手が良い。
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)上記実施形態の鍵管理ボックス30では、開閉扉31を取り付けているが、開閉扉31を取り付けなくても、鍵ロック手段41により、電子キーの取り出しを管理することができる。
(2)共通鍵方式に関する上記実施形態によれば、使用者が使用したい保管庫の番号を入力しているが(S34)、個人認証を行っているので(S32)、 コントローラ44が、個人認証した使用者のアクセス権について、アクセス権記憶部48に確認を行い、その特定の個人がアクセス権を有する保管庫の識別番号を全て、任意の電子キー1のアクセス権記憶手段に、その番号を書き込んでも良い(S36)。それにより、個別の保管庫番号を入力する手間が省けて使用者にとって、使い勝手が良くなる。
(3)上記実施形態では、電子キー1が接触式ICタグ13を備えるが、接触式ICタグ13に代えて非接触式ICタグを使用してもよい。そして、非接触式ICタグにデータを読み書きするリーダライタ装置を、鍵管理ボックス30のキー孔35に設けてもよい。

Claims (9)

  1. オフィスに配置された複数の保管庫の錠前を開錠するために、使用者により使用される鍵を集中して保管管理するためのものであって、該鍵が装着され、取り出し不能とする鍵ロック手段と、個人認証手段と、個人認証された使用者に許可された該鍵の該鍵ロック手段を解除する制御手段とを有する鍵管理ボックスにおいて、
    前記鍵は、ICタグを備え、前記ICタグが使用者のIDデータと、前記複数の保管庫のうち前記使用者が開錠許可を有している2以上の保管庫を特定する保管庫特定データとを記憶しており、前記2以上の保管庫特定データにより特定される2以上の保管庫の錠前を1個の鍵で開錠可能なデジタルキーであること、
    前記鍵管理ボックスが、
    前記ICタグのIDデータを読み取るデータ読取手段と、
    前記個人認証手段が特定の使用者を認識したときに、該当する使用者のIDデータを持つ前記鍵の前記鍵ロック手段を解除するロック解除手段と、を有すること、
    を特徴とする鍵管理ボックス。
  2. 請求項1に記載する鍵管理ボックスにおいて、
    前記ICタグが、前記保管庫を使用した使用履歴を記憶すること、
    前記データ読取手段が、前記使用履歴を読み取ること、
    を特徴とする鍵管理ボックス。
  3. オフィスに配置された複数の保管庫の錠前を開錠するために、複数の使用者により共通に使用される共通鍵を集中して保管管理するためのものであって、該共通鍵が装着され、取り出し不能とする鍵ロック手段と、個人認証手段と、個人認証された使用者に許可された該共通鍵の該鍵ロック手段を解除する制御手段とを有する鍵管理ボックスにおいて、
    前記共通鍵は、ICタグを備え、前記ICタグが使用者のIDデータと、前記複数の保管庫のうち前記使用者が開錠許可を有している2以上の保管庫を特定する保管庫特定データとを記憶しており、前記2以上の保管庫特定データにより特定される2以上の保管庫の錠前を1個の鍵で開錠可能なデジタルキーであること、
    前記鍵管理ボックスが、
    前記ICタグのIDデータを読み取るデータ読取手段と、
    前記個人認証手段が特定の使用者を認識したときに、任意の前記共通鍵の前記ICタグに、認識した使用者のIDデータ、及び、前記認識した使用者が開錠許可を有する保管庫の保管庫特定データの少なくとも一方のデータを書き込むデータ書き込み手段と、
    前記任意の共通鍵の前記鍵ロック手段を解除するロック解除手段を有すること、
    を特徴とする鍵管理ボックス。
  4. 請求項3に記載する鍵管理ボックスにおいて、
    前記ICタグが、前記保管庫を使用した使用履歴を記憶すること、
    前記データ読取手段が、前記使用履歴を読み取ること、
    を特徴とする鍵管理ボックス。
  5. オフィスに配置された複数の保管庫の錠前を開錠するために、使用者により使用される鍵を集中して保管管理するためのものであって、該鍵が装着され、取り出し不能とする鍵ロック手段と、個人認証手段と、個人認証された使用者に許可された該鍵の該鍵ロック手段を解除する制御手段とを有する鍵管理ボックスにおいて、
    前記鍵が、
    ICタグを備え、前記ICタグが使用者のIDデータと、前記複数の保管庫のうち前記使用者が開錠許可を有している2以上の保管庫を特定する保管庫特定データとを記憶しており、前記2以上の保管庫特定データにより特定される2以上の保管庫の錠前を1個の鍵で開錠可能なデジタルキーであって、個人に1本ずつ割り当てられる個人鍵と、
    ICタグを備え、前記ICタグが使用者のIDデータと、前記複数の保管庫のうち前記使用者が開錠許可を有している2以上の保管庫を特定する保管庫特定データとを記憶しており、前記2以上の保管庫特定データにより特定される2以上の保管庫の錠前を1個の鍵で開錠可能なデジタルキーであって、複数の使用者により共通に使用される共通鍵と、を含み、
    前記鍵管理ボックスが、
    前記ICタグのIDデータを読み取るデータ読取手段と、
    前記個人認証手段が前記共通鍵を使用可能な使用者を認識したときに、任意の前記共通鍵の前記ICタグに、認識した使用者のIDデータ、及び、前記認識した使用者が開錠許可を有している保管庫の保管庫特定データを書き込むデータ書き込み手段と、
    前記個人認証手段が前記個人鍵を割り当てられた個人を認識したときに、該当する使用者のIDデータを持つ前記個人鍵の前記鍵ロック手段を解除する第1ロック解除手段と、
    前記個人認証手段が前記共通鍵を使用可能な使用者を認識したときに、前記データ書き込み手段にデータを書き込まれた記共通鍵の前記鍵ロック手段を解除する第2ロック解除手段を有すること、
    を特徴とする鍵管理ボックス。
  6. 請求項3乃至請求項5の何れか一つに記載する鍵管理ボックスにおいて、
    複数の前記共通鍵を、第1条件に従う第1グループと、第2条件に従う第2グループとにグループ分けするグループ作成手段を有する
    ことを特徴とする鍵管理ボックス。
  7. 請求項6に記載する鍵管理ボックスにおいて、
    前記グループ作成手段は、前記使用者の属性、前記使用者が前記共通鍵を使用する頻度、前記共通鍵を使用する時間帯の少なくとも一つに基づいて、前記第1及び前記第2グループを作成する
    ことを特徴とする鍵管理ボックス。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか1つに記載する鍵管理ボックスにおいて、
    前記保管庫特定データを用いて前記保管庫を開錠可能な有効時間を示す有効時間データを前記ICタグに書き込む有効時間データ書込手段を有する
    ことを特徴とする鍵管理ボックス。
  9. 請求項8に記載する鍵管理ボックスにおいて、
    前記有効時間データ書込手段は、使用者の属性、保管物の種類、保管庫の設置場所の少なくとも一つに応じて前記有効時間を変更して前記ICタグに書き込むものである
    ことを特徴とする鍵管理ボックス。
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