JP2005139789A - 作業履歴データを管理する鍵管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】該当する居室の扉を何時解錠して開け、その扉を何時閉めて、錠を施錠し、返却したかという各作業工程の詳細を一元管理する鍵管理システムを提供する。
【解決手段】鍵管理ボックスは鍵及び読取装置の貸出及び返却時に個人IDコード使用IDコードの入力を認証する認証手段と、作業登録事項に対応する鍵のIDコード、個人IDコードに対応する読取装置のIDコードを導き出すと、各IDコードに対応する鍵及び読取装置の貸出及び返却を可能にする貸出・返却手段と、作業履歴データを読取装置の返却時に読込む読込手段と、全行動データを情報管理装置へ送信する送信手段で構成される。読取装置はRFIDタグ内のIDコード及び扉部の動作データ並びに施錠部の動作データを読取る読取手段と、一定時間が経過しても扉が閉まらない又は扉が施錠されない場合に警報を鳴らす警報手段で構成される。情報管理装置は管理手段を備える。
【選択図】 【図1】

Description

この発明は、管理すべき建物の各居室の扉に設けられた錠を開閉する個別の鍵を多数一括して管理する鍵管理システムに属し、更に云うと、各居室の鍵及び扉部、施錠部にRFIDタグを設け、鍵を貸し出した後、該当する居室の扉の錠を何時解錠して扉を開け、その扉を何時閉めて、錠を施錠し、鍵が返却されたかの作業工程の詳細を情報化(データ化)して作業者の全行動データを管理室の情報管理装置で一括して一元管理し、鍵の紛失、複製等を防止する鍵管理システムに関する。
従来から、建物管理において建物の各居室の扉に設けられた錠を開閉する個別の鍵を多数一括して保管し、貸出・返却履歴を情報化して管理する技術が多数開示されており実用にも供されている。
例えば、特許文献1の発明に係る「入退室管理装置」には、入館者が通用口で特定の個人を識別するID判別操作(カードリーダ)を行うと、前記個人の情報と該当する居室情報が認識され、該当する居室の鍵が鍵管理ボックスに未保管(貸出中)であるか保管中(返却済)であるかの履歴情報を、通用口ID判別手段に設けられた報知手段により一見できるようにして効率良く管理し、貸出又は返却の際にはその日時を記録する構成が開示されている。
特許文献2の発明に係る「キー管理装置」には、識別カードにより特定の個人を識別し、居室、作業順序、作業時間を登録すると、一度の操作で前記登録に対応した複数個の鍵収納室のロックを解錠して鍵を貸出し、且つその貸出日時(又は返却日時)を記録し、前記登録された作業順序で各居室を解錠し、登録された作業時間内に居室を出ないと不審者侵入とみなして警報を鳴らすようにして、作業時の入居室の警備を強化したキー(鍵)管理システムが開示されている。
特許文献3の発明に係る「貸出管理装置」には、予め予約者の個人情報を該当する鍵と一体化したRFIDタグに記録し、前記RFIDタグの収容口に設けられたアンテナが当該RFIDタグの個人情報等を読み取ることにより、どのRFIDタグがどの収容口に収容されているか、誰に何時貸出したのかを瞬時に把握できる構成が開示されている。
また、非接触タグ(以下、RFIDタグと云う。)を用いて建物の特に巡回行動を管理する技術も開示されている。例えば、特許文献4の発明に係る「行動管理システム」には、RFIDタグが各巡回ポイントに設置されており、巡回者(作業者)は読取装置(タグリーダ)によりRFIDタグ内の情報を読み取り、読取装置の操作により巡回者番号および、巡回時に異常がなかったかどうかの巡回結果を入力する。すると、各巡回ポイントにおけるタグ情報(番号)、読み取り時刻、巡回者番号、巡回結果が赤外線通信部を用いて管理用パソコンへ送信され巡回者の行動を管理するシステムが開示されている。
更に、特許文献5の発明に係る「非接触IDタグを用いた定期巡回業務管理方法」にも、前記特許文献4とほぼ同様の構成で、巡回ポイントが屋外の地点であれば、当該地点の地面にRFIDタグを埋め込み、屋内地点であれば、壁面又は出入り口にRFIDタグを埋め込むか又は貼り付けており、巡回者(作業者)は質問器により前記RFIDタグ内の情報を読み取り、且つ、巡回情報を読取装置へ入力する。巡回終了時に質問器を読取装置(リーダ)に近づけて巡回情報等を読み取りコンピュータへ転送して巡回者の巡回業務を管理する技術が開示されている。
特開平9−13761号公報 特公平9−151634号公報 特開2003−242545公報 特開2003−44970公報 特開2003−228618公報
上記特許文献1及び2に開示された発明は、鍵の貸出、返却に関し、いつ、誰に、どの鍵を貸し出したか、又は返却されたかという貸出・返却履歴データを管理することができるに過ぎない。また、特許文献3の発明によれば、RFIDタグにより前記貸出・返却履歴データを瞬時に把握することができる。しかし、従来の発明は、鍵の貸出・返却の有無を管理できるに止まり、鍵を貸し出してから、作業者が該当する居室の扉の錠を何時解錠して扉を開けたか、及び何時その扉を閉め、錠を施錠して返却したのかという、各作業工程(作業プロセス)の実態を情報化(データ化)して詳しく把握することはできず、作業者の全行動をデータ化して管理することはできなかった。
したがって、鍵及び読取装置を貸し出し、使用中に鍵又は読取装置を紛失しても、紛失場所や時間を特定することはできず、見つけ出すことは至難である。その結果、管理者(会社)は管理上の責任を重く問われ、業務上の信用はガタ落ちとなる。また、再度鍵又は読取装置を作り直すためのコストも嵩む。悪質な目的で鍵又は読取装置を複製する行為を防止することも難しい。更に、作業者の鍵の使用状況に作業ミスがあっても、その作業ミスを客観的に特定し管理することはできず、結局は各作業者個人の責任感と管理能力に頼るしかないのが現状である。
特許文献4及び5に開示された発明は、巡回者(作業者)が指定されたポイントで作業を行ったか否かを特定することはできる。しかし、特許文献1〜3と同様に建物管理に重要な扉の開閉、施錠の有無等の作業者の作業工程の詳細を特定し、且つ作業ミスを防止する点はなんら開示されていない。また、読取装置等(タグリーダ)を管理する構成はなく、読取装置等の紛失を防止できない等々の管理上の問題もある。
本発明の目的は、端的に云うと上記問題点をすべて解決するべく作業者の作業工程の詳細をデータ化して管理することにある。即ち、誰に、いつ、どの鍵を貸出又は返却したかのデータのみならず、鍵を貸し出してから返却するまでの間になされる各作業工程の詳細を作業履歴データに情報化(データ化)し、作業者の全行動データを情報管理装置で一括して一元管理する鍵管理システムを提供することにある。
本発明の目的は、鍵及び読取装置を鍵管理ボックスの認証手段により確実に管理し、仮に鍵を紛失したり作業ミスをしても紛失場所および作業ミスの箇所を作業履歴データを点検することによって容易に且つ客観的に特定でき、ひいては悪質な複製行為の有無も発見できる。のみならず、鍵の紛失又は作業ミスを警報によって未然に防止する手段を備えた鍵管理システムを提供することにある。
上記した課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る作業履歴データを管理する鍵管理システムは、
IDコードが記録され且つそのIDコードを含む作業履歴データを記録するRFIDタグが鍵及び扉部、施錠部それぞれに設けられ、鍵と共に携行される読取装置が前記各RFIDタグに記録された作業履歴データを感知して読み取り、読み取った作業履歴データを含む全行動データを鍵管理ボックスから情報管理装置へ送信し、鍵を貸出してから返却されるまでの間になされる作業者の作業工程を作業履歴データに情報化して作業者の全行動データを情報管理装置により一元的に管理する鍵管理システムであって、
前記鍵管理ボックスは、前記鍵及び読取装置の貸出及び返却時に少なくとも個人IDコード、使用IDコードの入力を認証する認証手段と、
作業登録事項の入力により当該作業登録事項に対応する鍵のIDコードを導き出し、前記個人IDコードの入力により当該個人IDコードに対応する読取装置のIDコードを導き出すと、前記各IDコードに対応する鍵及び読取装置の貸出および返却が可能になる貸出・返却手段と、
前記貸出、返却された日時を特定し記録する貸・返日時特定手段と、
前記入力された個人IDコード、作業登録事項の入力により導き出された鍵のIDコード、鍵及び読取装置の貸出日時を読取装置へ書き込む書込手段と、
読取装置の前記記憶手段により記録格納された作業履歴データを当該読取装置の返却時に読込む読込手段と、
前記書込手段、読込手段に係る作業履歴データを含む全行動データを情報管理装置へ送信する送信手段とから構成されており、
前記読取装置は、作業者の作業工程に応じて鍵及び扉部、施錠部に設けられたRFIDタグに記録されたIDコード及び扉部の動作データ、並びに施錠部の動作データを感知し、且つ前記二種の動作データを一対とし作業履歴データの一部として読み取る読取手段と、
前記読取手段で読み取った各動作データへ日時データを関連付ける動作日時特定手段と、
前記読取手段で読み取った、RFIDタグに記録されたIDコード及び日時データと関連付けられた動作データを、作業履歴データとして記録格納する記憶手段と、
前記記録格納された作業履歴データに基づいて、一定時間が経過しても扉が閉まらない又は扉が施錠されない場合に、警報を鳴らす警報手段とから構成されており、
前記情報管理装置は、送信されてきた全行動データを記録格納し出力表示する管理手段を備えていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載した作業履歴データを管理する鍵管理システムにおいて、
RFIDタグが設けられた鍵及び読取装置は一対の関係で作業者に携行され、前記読取装置は作業者の手首又は腰等に装着可能なリストバンド又は腰バンドとして構成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載した作業履歴データを管理する鍵管理システムにおいて、
読取装置の警報手段は、更に鍵に設けられているRFIDタグと読取装置とが一定距離以上離れると警報を発生させる構成であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3いずれか一に記載した作業履歴データを管理する鍵管理システムにおいて、
読取装置は、RFIDタグから読み取った情報を逐次情報管理装置へ送信可能に携帯通信端末を備え、鍵管理ボックスへの全データを送信し終えると記憶手段に記録格納されている作業履歴データを消去する構成であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4いずれか一に記載した作業履歴データを管理する鍵管理システムにおいて、
前記RFIDタグは、少なくとも前記IDコードを記憶するID記憶部と、扉部の動作データ、施錠部の動作データ、日時データ等を記憶する作業履歴記憶部と、前記ID記憶部および作業履歴データ記憶部に記憶されたデータを無線で送信する電波送受信部とを備えていることを特徴とする。
請求項1〜5に記載した発明に係る作業履歴データを管理する鍵管理システムによれば、各居室の鍵及び扉部、施錠部にRFIDタグを設け、前記RFIDタグに記録される作業履歴データを読取装置が読み込むので、誰に、何時、どの鍵を貸出・返却したかのデータのみならず、鍵が貸し出されてから、該当する居室の扉の錠を何時解錠して開け、その扉を何時閉めて、錠を施錠し、返却したかという各作業工程の詳細を作業履歴データとして情報化(データ化)し、作業者の全行動データを情報管理装置で一括して一元的に管理することが可能となる。したがって、鍵を貸出した後、使用中に鍵を紛失しても、前記作業履歴データを点検することにより紛失場所を容易に予測することができる。また、同様に作業履歴データを点検すると作業者の各作業工程(作業プロセス)の適否をチェックでき、悪質な複製を発見することができるほか、作業者の作業ミスを客観的に特定して再発しないように指導等の対処を行なうことができる。もっては、管理者の業務上の信用が期待できる。
また、鍵管理ボックスの認証手段により鍵及び読取装置を確実に管理できるのみならず、読取装置に警報部を設けて、一定時間が経過しても扉が閉まらず又は施錠されない場合、警報により知らせて作業ミスを未然に防ぐことができ、更に読取装置と鍵が一定距離以上離れると警報によって知らせて鍵の紛失を未然に防止することもできる。
以下、本発明に係る作業履歴データを管理する鍵管理システムについて図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は本発明に係る作業履歴データを管理する鍵管理システム1の一実施形態の概略構成を示す図である。図1の鍵管理システム1は、鍵10及び扉部、施錠部に設けられるデータ形式が統一されたID(Identification)コードを含む作業履歴データNを記録可能なRFID(Radio Frequency ID)タグ20a、20b、20cと、前記RFIDタグ20a、20b、20cに記録された前記IDコードを含む作業履歴データNを読み取る読取装置30と、読取装置30で読み取った作業履歴データNを読込んだ後、全行動データMを情報管理装置50へ送信する鍵管理ボックス40と、鍵管理ボックス40から送信されてくる全行動データMを記録格納し出力表示をして管理を行う情報管理装置50とから構成されている。
次に、図2、図3より前記RFIDタグ20a、20b、20cの具体的構成を説明する。先ず、図2の外観図が示すように、RFIDタグ20a、20b、20cは、鍵10およびサイト(場所)のIDコードを含む作業履歴データNを無線送信するRFIDチップ21と、RFIDチップ21を取り囲むように配置される板状アンテナ22とを支持体(鍵10本体又は扉部、施錠部等)に接着した構成である。
前記RFIDチップ21の内部構成は、図3のブロック図が示すように、電波送受信部23と、整流平滑部24と、蓄積部25、PROM26と、CPU27と、演算制御部28とから構成されている。
電波送受信部23は、PROM26に格納されている情報を変調してアンテナ22に送信すると共に、アンテナ22で受信された電波を検波する。
整流平滑部24は、電波送受信部23で検波された信号を直流電圧又は直流電流に変換する。
蓄積部25は、電波送受信部23により得られた電気エネルギーを蓄積しておき、電波送信時の電気エネルギーとして利用する。
PROM26は不揮発性半導体メモリから成り、個別のIDコードを記録格納するIDコード記憶部26aと作業履歴データNを記録格納する作業履歴記憶部26bとから構成されている。ビット数、ワード数等のデータ形式を任意に設定して、IDコード記憶部26aおよび作業履歴記憶部26bの範囲、容量を設計している。
CPU27は、演算制御部28とともに、RFIDチップ21全体の制御を行う。
前記RFIDタグ20aは、各居室の錠に対応した鍵10に設けられるものであり、予め個別のIDコードが記録されている。前記RFIDタグ20aは、例えば、図1に示すように鍵10を支持体として直に接着しているが勿論この限りではなく、キーホルダーの如く鍵10へ吊り下げるように設けてもよい(図5参照)。
次に、施錠部および扉部に設けられるRFIDタグ20b、RFIDタグ20cは、図4A、Bに示すように、RFIDタグ20bは施錠部に、RFIDタグ20cは扉部に設けられるものであり、予めそれぞれ個別のサイト(場所)IDコードが記録されている。
先ず、施錠部に設けられるRFIDタグ20bは、図4Aの点線Z及びその拡大図に示すように、錠の差し部(T側)と受け部(U側)のいずれかに設けられている。図4Bはその具体的構成を示している。図示例では前記U側へRFIDタグ20bを設け、更に磁気素子を用いたセンサー20Sとその電源供給のためのコンデンサ20Cを設けている。T側にはコイル等により磁界を発生させる素子(Magnetic Object)20Kが設けられている。したがって、前記素子20K(U側)とセンサー20S(T側)が離れると(解錠時)当該センサー20Sは磁界の強さで抵抗値が変化し、その変化をセンサー20Sが感知する。すると、素子20Kは前記変化した抵抗値を例えば解錠信号「1」に変換しRFIDタグ20bへ送信すると、当該RFIDタグ20bは前記解錠信号を読取装置30へ動作データとして送信する。また、センサー20Sと素子20Kが近づいている時(施錠時)は、例えば施錠信号「0」を当該センサー20SがRFIDタグ20bを介して読取装置30へ動作データとして送信することにより錠の施錠の有無を認識する構成とされている。
扉部に設けられるRFIDタグ20cは、上述したRFIDタグ20bと同一の構成及び動作であり、図4Aの点線Y及びその拡大図に示すように扉の開閉を認識できる壁側(T側)又は扉側(U側)のいずれかに設けられている。そして、図4Bに示すように、センサー20Sと素子20Kが離れる時(扉の開放)は、例えば開放信号「3」を、センサー20Sと素子20Kが接している時(扉の閉鎖)には例えば閉鎖信号「2」を当該センサー20SがRFIDタグ20cを介して読取装置30へ動作データとして送信して扉の開閉を認識する構成とされている。
次に、読取装置30の具体的構成を説明する。
前記読取装置30は、図5の概念図に示すように、前記RFIDタグ20aが設けられた鍵10と一対の関係で作業者に携行され、各居室の各作業工程に伴い当該各居室の施錠部および扉部に設けられているRFIDタグ20b、20cの二種の動作データを読込んで使用するものである。当該読取装置30は例えば、作業者の手首や腰等に装着可能な携行可能でコンパクトなリストバンド又は腰バンドに構成されている(請求項2記載の発明)。
前記読取装置30の内部構成は、図1に示すように電源装置31、読取部32(感知手段)、動作日時特定部33(動作日時特定手段)、記憶部34(記憶手段)、警報部35(警報手段)、携帯通信端末36とから構成されている。
電源装置31は、一般的な電池や充電式バッテリ等の携行可能な電源装置である。
読取部32は、例えば2.45GHzの電波を一定距離に常時発信して、電磁誘導によりRFIDタグを起電させて応答信号を感知する構造である。
具体的に、鍵10に設けられるRFIDタグ20aとは、一定距離(100〜300cm程度)で信号(電波)を授受し合う。また、扉部、施錠部に設けられるRFIDタグ20b、20cとは読取可能範囲(直径1〜100cm程度)内でPROM26のIDコード記憶部26aに記録されるサイトのIDコード、作業履歴データ記憶部26bに記録される二種の動作データ(扉部、施錠部)を感知する(読み出す)。
動作日時特定部33は、所謂タイマー機能を有し、扉部、施錠部から読み取られた二種の動作データそれぞれに日時データを関連付けるものである。
記憶部34は、前記読取部32で感知し読取ったRFIDタグ20a、20b、20cのIDコード及び日時データと関連付けられた二種の動作データを作業履歴データNとして記録格納する。
警報部35は、記憶部34に記録格納された作業履歴データNに基づいて一定時間経過しても扉が閉まらない又は施錠されない場合に警報を発生させることができる。つまり、日時データと関連付けられた扉の動作データ及び施錠部の動作データにより、その作業者が居室において各作業工程(作業プロセス)を正確に行ったかどうかをリアルタイムで監視して作業ミスを防止するものである。
また、前記警報部35は、鍵10に設けられているRFIDタグ20aと読取装置30の読取部32とが一定距離以上離れて、信号を受けられなくなると、警報信号を発信し警報器などにより警報音を発生させて鍵の紛失を防止する。勿論、警報器をRFIDタグ20a側に設けて紛失時に紛失場所の特定を容易にする構成も考えられる。この場合、読取装置30がRFIDタグ20aのアンテナ22へ警報信号を送り、RFIDタグ20aへ新たに設けた警報器を作動させるようにすればよい。
携帯通信端末36は、例えば、携帯電話90と読取装置30が相互に作業履歴データNを送受信できるようなインタフェースで付属的に備えられるものである。一例として、携帯電話90と読取装置30がBlue Tooth規格の赤外線通信機能により携帯電話90に送信し、携帯電話90から無線回線を介して情報管理装置50へ直接データをリアルタイムで送る構成が考えられる。
次に、鍵管理ボックス40の全体構成を図1により説明する。当該鍵管理ボックス40は基本的に鍵10及び読取装置30を収納するものであり、認証部41(認証手段)、貸出返却部42(貸出手段)、貸・返日時特定部43(貸・返日時特定手段)、書込部44(書込手段)、読込部45(読込手段)、情報送信部46(送信手段)とから構成されている。鍵管理ボックス40は、例えば図6及び図7に示すタイプのものである。
認証部41は、前記鍵10及び読取装置30の貸出及び返却の際に少なくとも個人IDコード、使用IDコードの入力を認証する。
貸出返却部42は、作業登録事項の入力により前記作業登録事項に対応した鍵10のIDコードを必要数分導き出す。また、前記個人IDコードの入力により当該個人IDコードに対応した読取装置30のIDコードを導き出す。そして、前記導き出された各IDコードに対応する複数の鍵10と読取装置30を貸出および返却を可能に錠を解錠又は施錠する。
貸・返日時特定部43は、前記貸出可能にされた貸出の日時データおよび返却可能にされた返却の日時データを記録する所謂タイマーである。
書込部44は、貸出時に入力された個人IDコードおよび作業登録事項に対応した鍵10のIDコード、貸・返日時特定部43(タイマー)によって特定された貸出日時データを前記導き出された読取装置30へ書き込む。
読込部45は、作業者の各作業工程終了に伴い鍵10及び読取装置30を返却する際に、当該読取装置30の記憶部32に記録格納された作業履歴データNを読込む。
送信部46は、前記書込部44、読込部45に係る作業履歴データNを含む全行動データMを情報管理装置50へ送信する。
情報管理装置50は、鍵管理システム1の全行動データMを管理する、通常管理室に設けられている所謂パーソナルコンピュータであり、管理手段として入力装置、出力装置(出力表示手段)、記憶装置、補助記憶装置、演算処理装置等を備えている。管理者は、前記出力装置(プリンタ・モニタ)に表示される作業履歴データNの一覧を見て管理を行うことができる。また、必要に応じてネットワークを介して建物総合管理システム100とデータの授受が可能にインターフェイスを設けられる。
図8〜図10は図1の鍵管理システム1の処理流れを示すフローチャートであり、以下、このフローチャートに基づいて説明する。
<取出し(貸出)時>
図8のフローチャートは、作業者が鍵10及び読取装置30を取り出す際の処理流れを示している。先ず、ステップAで、作業者は、図6に示す鍵管理ボックス40の入力手段70により個人IDコードを入力する。これは予め作業者に与えられた個人を特定するIDコードである。個人IDコードの入力は、例えば、個人IDコードが付された非接触ICカード又は磁気カードをカードリーダ70で認識させて入力されるものである。勿論、この限りではなく直にID番号を入力するテンキー等を設けたり指紋による入力としても良い。そして、予め登録されているIDコードであれば認証部により認証され(Yes)、鍵管理ボックス40の扉が解錠され開くことができる。認証されない場合(No)再度入力し直すが、この作業を三回以上を繰り返すと警報音を鳴らして警備を強化させる構成としても良い。この個人IDコードの入力により、誰がこのシステムを利用したかが特定できるだけでなく、前記個人IDコードに対応する読取装置30のIDコードを導き出されて、作業者固有の読取装置30が特定される。
ステップBでは、図7に示すように、鍵管理ボックス40に設けられている入力手段80により予め設定されている使用IDコードを打ち込むと前記使用IDコードが合っている場合は認証され(Yes)次のステップCへ進む。認証されない場合は(No)ステップAで記載したと同様の処理手順がなされる。前記入力手段80は、例えばタッチパネル等のディスプレイである。
ステップCでは、作業登録事項の読み取りが行われる。読み取り方法として、例えば、どの居室を巡回する等の作業指示書なる物が予め幾つか作成されおり、その作業指示書にはそれぞれに作業IDコードが付されている。作業者は該当する作業指示書の作業IDコードを入力手段80を用いて鍵管理ボックス40へ入力する。勿論、スキャナー等により電気的に読み取らせる構成としても良い。この入力により貸出返却部42は、使用される複数の鍵10のIDコードを導き出して、前記同一のIDコードがRFIDタグ20aに記録された鍵10を特定する。そして、前記特定された複数の鍵10及びステップAで個人IDコードの入力により特定された読取装置30を貸出し可能に錠を解錠し、その貸出日時データを貸・返日時特定部43により記録する。
ステップDは、前記書込部44により作業者固有の前記読取装置30へ各種データを書き込むステップである。書き込まれるデータは、ステップAで入力された個人IDコード、使用IDコード、ステップCで入力された作業登録事項(作業IDコード)と、導き出された鍵10のIDコード、貸・返日時特定部43により記録される貸出日時データとが読取装置30の記憶部34へ書き込まれる。
ステップEでは、作業者が特定された複数の鍵10と読取装置30を鍵管理ボックス40から取り出して各居室へ向かう。このように上記のステップA〜Eにより、誰が、何時、どの鍵を取り出した(貸し出した)かが特定される。
<巡回(作業)時>
図9は居室における鍵管理システム1の処理流れをフローチャートにより示している。以下、フローチャートにより説明する。
先ず、ステップFで、作業者が鍵管理ボックス40から取り出した(貸し出された)鍵10と読取装置30とを携行して該当する居室へ着き、居室の扉部および施錠部に設けられているRFIDタグ20b、20cの読取可能範囲(半径30〜50cm以内)に入ると、読取装置30の読取部32は、当該RFIDタグ20b、20cのPROM26に記録されているサイト(場所)IDコードを感知し読み取り、記憶部33に記録する。これにより、どのサイト(場所)に行ったのかが特定される。
次に、居室の扉の錠を解錠して開け、その扉を閉めて錠を施錠するまでの作業者の各作業工程(作業プロセス)を作業履歴データNとしての読み取る処理の流れをステップGにより説明する。
先ず、ステップG−1では、該当する鍵10により扉の錠が解錠されると、つまり、図4A、Bが示すように、点線Z箇所のT側とU側が離れると、センサー20Sは解錠信号「1」をRFIDタグ20bへ送信し、当該RFIDタグ20bはその解錠信号をアンテナ22により読取装置30へ送信する。すると、読取装置30は動作データとして記憶部34に記録して扉の錠が解錠されたことを認識する。この際、前記動作データに日時データを動作日時特定部34で特定し関連付けを行う。以下のステップG−2〜G−4も同様の関連付けが行われる。以下、説明は省略する。
ステップG−2で、錠の解錠の後、扉が開放されると、つまり、図4A、Bが示すように、点線Y箇所のT側とU側が離れると、センサー20Sは扉開時信号「3」をRFIDタグ20cへ発信し、RFIDタグ20cはその扉開時信号をアンテナ22により読取装置30へ送信すると当該読取装置30は動作データとして記憶部34に記録して扉が開放されたと認識する。
ステップG−3では、居室から退室する際に扉を閉めると、つまり、図4A、Bが示すように、点線Y箇所のT側とU側が近づくと、センサー20Sは扉閉時信号「2」をRFIDタグ20cへ発信し、RFIDタグ20cはその扉閉時信号をアンテナ22により読取装置30へ送信すると当該読取装置30は動作データとして記憶部34に記録して当該読取装置30は扉が閉められたと認識する。
ステップG−4では、扉を閉めた後鍵10により扉を施錠すると、つまり、図4A、Bに示すように、点線Z箇所のT側とU側が近づくと、センサー20Sは施錠信号「0」をRFIDタグ20bへ発信し、RFIDタグ20bはその施錠信号をアンテナ22により読取装置30へ送信すると当該読取装置30は動作データとして記憶部34に記録して錠を施錠(ロック)したと認識する。
ステップG−5では、一定時間以上経過しても扉が閉められていない、又は扉を閉めたのに施錠(ロック)されていない場合は、読取装置30の警報部35により警報音を発信してその旨を知らせる。つまり、読取装置30は扉部の動作データ(扉開閉時信号3、2)、施錠部の動作データ(解錠施錠信号1、0)を日時データと関連付けて前記4種類の信号(1、3、2、0)を一居室における作業工程として認識し、4種類の信号全てが一定時間内に読み取られていない(感知していない)場合には、扉が閉められていない、又は扉を閉めたのに施錠されていない等の作業ミスとして警報部35を実施させる構成である。なお、施錠信号(0)を読み取る前に、別の居室のIDコードを読み取った場合にも施錠忘れ(作業ミス)として警報する。
更に、ステップG−6では、読取装置30と鍵10に設けられているRFIDタグ20aとは常時一定距離(100〜300cm程度)内で信号を授受し合っているが、前記一定距離以上離れた場合においては、当該読取装置30の警報部35が警報音を発信して知らせて鍵10の紛失を防止する。上述したように、鍵10側に警報器を設けて紛失場所を特定する構成でも良いのは言うまでもない。
ステップHでは、ステップFで読み取ったサイト(場所)IDコード、上記のステップG−1〜G−4で読み取り日時を関連付けた動作データを作業履歴データNとして読取装置30の記憶部34へ読み取り又は携帯電話等90により送信可能に記録格納する。勿論、前記作業履歴データNには貸し出されたどの鍵10を実際に使用したかを特定できるように、鍵に設けられたRFIDタグ20aと読取装置30の常時電波(信号)の授受データも記録格納されている。このようにして、誰が、何時、どこで、どの鍵を用いてどのような作業工程(作業プロセス)を行ったかの詳細を作業履歴データNとして詳細に一括して記録し、一元的に管理することが可能となる。
<収納時>
図10は鍵10及び読取装置30を収納する際の各作業工程を示したフローチャートである。
収納(返却)する際には先ずステップA’、B’、C’で個人IDコードの入力と使用IDコードの入力、作業IDコードの入力により鍵管理ボックス40の扉を収納可能に開放する。ステップA’、B’、C’は上述した図8に示すステップA、B、Cと同様の動作手順のため説明は省略する。
作業者がステップA’〜C’の作業を経て鍵管理ボックス40の扉を収納可能に開放すると、ステップIで、鍵10及び読取装置30を所定の収容口へ収納(返却)する。勿論、この際、鍵管理ボックス40の貸・返日時特定部43により返却日時が特定され記録される。仮に、間違った収納口に返却すると、RFIDタグ20aに記録される鍵10のIDコード、読取装置30に記録されているIDコードと各収納口とは予め貸出時に関連付けが行われているため、エラーとして前記ディスプレイ上に表示させて知らせる。
ステップJでは、図1に示すように、鍵管理ボックス40は読取装置30の記憶部34に記録格納されている作業履歴データNを読み込む。すると、作業者がステップA〜Iまでに行った作業履歴データNを含む全行動を全行動データMとして一括して整理する。
前記読取装置30は前記鍵管理ボックス40に作業履歴データNを読み込まれると、当該作業履歴データNを記憶部34から消去する(請求項3記載の発明)。つまり、記憶部34に記録できる容量は少ないため、次の作業時の記録に支障をきたさないためである。
そして、ステップKでは前記整理された全行動データMを情報管理装置50へ情報送信部46により送信する。
また、読取装置30に付属的に設けた携帯通信端末36を利用して携帯電話90によりRFIDタグ20a、20b、20cから読み取った作業履歴データNを逐次情報管理装置50へリアルタイムで送信する方法もある。その際、鍵10及び読取装置30を鍵管理ボックス40へ返却後に作業履歴データNを除く全行動データMを情報管理装置50へ送信し、情報管理装置50は、先に送られている作業履歴データNと前記全行動データMとの関連付けを行なう。
ステップLで、情報管理装置50は送信された全行動データMを記憶装置へ記録格納し、出力装置(モニタ、プリンタ)により出力表示する。管理者側は出力表示された全行動データMを一括して見ることにより確実な管理を行う。例えば、作業者の作業履歴データNを分析して、正確な作業工程を踏んでいるかどうか(作業ミスの有無)、及び悪質な目的で鍵10を複製する可能性がないかどうか監視することができる。勿論、鍵を紛失してしまった場合にも、紛失場所を予測することもできる。
この後、必要に応じて情報管理装置50はインターネット等のネットワークを介して全ての建物の管理を行っている建物総合管理システム100に前記全行動データMを管理可能に送信して幾つもの建物の鍵管理システム1…を一括して管理することも可能である。斯くして、誰が、何時、どこで、どの鍵を用いてどのような作業工程(作業プロセス)を行ったかの実態を作業履歴データNとして管理できるため作業者の全行動を正確に把握し、もっては、管理者の業務上の信用性につながることを期待できる。
以上に、実施形態を図面に基づいて説明したが、本発明は、図示例の実施形態の限りではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計の変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のため言及する。例えば、この鍵管理システム1は、病院、学校、その他の公共施設においても実施可能である。
本発明に係る作業履歴データNを管理する鍵管理システムの概要を示した図である。 RFIDタグの構成を概念的に示した断面図である。 RFIDタグのチップの構成を概略的に示したブロック図である A、Bは各居室の扉部および施錠部に取り付けられるRFIDタグの一実施例を示した概念図である。 鍵の設けられるRFIDタグと読取装置の概念を示した図である。 鍵管理ボックス40の扉閉状態の一実施例を示した図である。 鍵管理ボックス40の扉開状態の一実施例を示した図である。 本発明に係る作業履歴データNを管理する鍵管理システムの鍵及び読取装置の取り出し時の各作業工程を示したフローチャートである。 本発明に係る作業履歴データNを管理する鍵管理システムの巡回時の各作業工程を示したフローチャートである。 本発明に係る作業履歴データNを管理する鍵管理システムの鍵および読取装置の収納時の各作業工程を示したフローチャートである。
符号の説明
1 鍵管理システム
10 鍵
20a、20b、20c RFIDタグ
30 読取装置
40 鍵管理ボックス
50 情報管理装置

Claims (5)

  1. IDコードが記録され且つそのIDコードを含む作業履歴データを記録するRFIDタグが鍵及び扉部、施錠部それぞれに設けられ、鍵と共に携行される読取装置が前記各RFIDタグに記録された作業履歴データを感知して読み取り、読み取った作業履歴データを含む全行動データを鍵管理ボックスから情報管理装置へ送信し、鍵を貸出してから返却されるまでの間になされる作業者の作業工程を作業履歴データに情報化して作業者の全行動データを情報管理装置により一元的に管理する鍵管理システムであって、
    前記鍵管理ボックスは、前記鍵及び読取装置の貸出及び返却時に少なくとも個人IDコード、使用IDコードの入力を認証する認証手段と、
    作業登録事項の入力により当該作業登録事項に対応する鍵のIDコードを導き出し、前記個人IDコードの入力により当該個人IDコードに対応する読取装置のIDコードを導き出すと、前記各IDコードに対応する鍵及び読取装置の貸出および返却が可能になる貸出・返却手段と、
    前記貸出、返却された日時を特定し記録する貸・返日時特定手段と、
    前記入力された個人IDコード、作業登録事項の入力により導き出された鍵のIDコード、鍵及び読取装置の貸出日時を読取装置へ書き込む書込手段と、
    読取装置の前記記憶手段により記録格納された作業履歴データを当該読取装置の返却時に読込む読込手段と、
    前記書込手段、読込手段に係る作業履歴データを含む全行動データを情報管理装置へ送信する送信手段とから構成されており、
    前記読取装置は、作業者の作業工程に応じて鍵及び扉部、施錠部に設けられたRFIDタグに記録されたIDコード及び扉部の動作データ、並びに施錠部の動作データを感知し、且つ前記二種の動作データを一対とし作業履歴データの一部として読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取った各動作データへ日時データを関連付ける動作日時特定手段と、
    前記読取手段で読み取った、RFIDタグに記録されたIDコード及び日時データと関連付けられた動作データを、作業履歴データとして記録格納する記憶手段と、
    前記記録格納された作業履歴データに基づいて、一定時間が経過しても扉が閉まらない又は扉が施錠されない場合に、警報を鳴らす警報手段とから構成されており、
    前記情報管理装置は、送信されてきた全行動データを記録格納し出力表示する管理手段を備えていることを特徴とする、作業履歴データを管理する鍵管理システム。
  2. RFIDタグが設けられた鍵及び読取装置は一対の関係で作業者に携行され、前記読取装置は作業者の手首又は腰等に装着可能なリストバンド又は腰バンドとして構成されていることを特徴とする、請求項1に記載した作業履歴データを管理する鍵管理システム。
  3. 読取装置の警報手段は、更に鍵に設けられているRFIDタグと読取装置とが一定距離以上離れると警報を発生させる構成であることを特徴とする、請求項1又は2に記載した作業履歴データを管理する鍵管理システム。
  4. 読取装置は、RFIDタグから読み取った情報を逐次情報管理装置へ送信可能な携帯通信端末を備え、鍵管理ボックスへ全データを送信し終えると記憶手段に記録格納されている作業履歴データを消去する構成であることを特徴とする、1〜3いずれか一に記載した作業履歴データを管理する鍵管理システム。
  5. 前記RFIDタグは、少なくとも前記IDコードを記憶するID記憶部と、扉部の動作データ、施錠部の動作データ、日時データ等を記憶する作業履歴記憶部と、前記ID記憶部および作業履歴データ記憶部に記憶されたデータを無線で送信する電波送受信部とを備えていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載した作業履歴データを管理する鍵管理システム。
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