JP3157216U - 小型外部記録媒体の保管ボックス - Google Patents

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井上  徹
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Abstract

【課題】電子キーと一体化したり、固体番号を記したICチップを内蔵せぬ汎用的・一般的な小型外部記憶媒体の一括管理を、シンプルな構成で安価に提供でき、紛失や情報・データ漏れを防止する。【解決機能】内部に複数個の収納ケース1を引出し可能に設け、各収納ケース1内に、小型外部記憶媒体2を差込み可能な差込み口4を複数個形成し、かつ、管理手段として、各差込み口4へ小型外部記憶媒体2が差し込まれているか否かの判別機能と、差込まれている場合にその小型外部記憶媒体2の固体番号の読取り機能と、差込み口4に対応する小型外部記憶媒体用として予め登録してある固有番号とを照合し適否を判別する機能と、上記機能に基づく状況の表示機能と、小型外部記憶媒体2の利用履歴記録機能とを有するCPU5を設ける。【選択図】 図3

Description

本考案は、事業所その他で使用する小型外部記憶媒体、即ちUSBメモリやメモリーカード(本願でメモリーカードとは、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDメモリカード、メモリースティック等のカード状の記憶媒体をいう)を、一括保管するための管理ボックスに関するものであり、情報・データ漏れを防止する役割をも果たすものである。
近時は事業所等内で、コンピュータを共用したり、LANによって複数のコンピュータが接続され、データ・情報を共有して利用することが多くなっている。他面で、それらのコンピュータ利用者には、小型、高速、大容量化された上記小型外部記憶媒体は持ち運びが可能な外部記憶媒体として重宝されており、広範囲に使用されるようになっている。
そのため、事業所等内で複数人が使用する小型外部記憶媒体は、確実に保管・管理する必要があり、紛失・行方不明や外部に持ち出されたり、第三者が外部から別の小型外部記憶媒体を持ち込む等で、情報・データが漏れたりするので、それを防止する必要性が高まっている。
そこで、各人が使用する各USBメモリその他の小型外部記憶媒体を事業所等内で一括して保管するための保管ボックスとして、次のようなものが提案されている。
特開2009−110227号公報 これは、オフィスにおいて使用されるUSBメモリを保管するためのUSBメモリ保管庫であって、ICチップを備える電子キーとUSBメモリが一体成形されたキー付きUSBメモリが装着される鍵孔と、ICチップからデータを読み取る読取り手段とを設けることを基本構成としたものである。
このメモリ保管庫は、電子キーとUSBメモリが一体成形されたキー付きUSBメモリが装着される鍵孔を有するものであり、キーとUSBメモリとのスペースを別個に設ける必要がなく、比較的コンパクトなものにできる。また、USBメモリ側のICチップからデータを読み取る読取手段を有するため、固有の識別番号(固体番号)をもつICチップのデータを読み出すことで本物を識別でき、偽物を保管庫に収納して本物を持ち出すようなことも防止できるようになっている。
特開2006−209893号公報 これは、ICタグを所定の位置に貼付したメディアを格納しロックする機構を備えたメディア収納ケースと、メディア・タグリーダと、データベースを備え、該メディア・タグリーダにより読み取られた情報と該メディアに係るデータベースに書き込まれている情報との照合に基づき前記ロック機構の係止/解除及び前記メディア格納スロットルのメディア格納もしくは取り出しに係る動作を制御する管理部とを具備したものである。ここでのメディアには、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDメモリーカード、メモリステック等を含むとされている。
ところが、上記特許文献1のUSBメモリ保管庫には、次のような問題点がある。
a)このUSBメモリ保管庫は、キー付きUSBメモリ用の鍵孔を有するものであるため、電子キーとUSBメモリが一体成形された特殊構造のUSBメモリだけに対応しており、汎用的・一般的なUSBメモリの保管庫として用いることができない。
b)またこのUSBメモリ保管庫は、USBメモリ側のICチップからデータを読み取る読取手段を有する構成であるから、この保管庫で管理できるUSBメモリは、本来のフラッシュメモリチップ以外にICチップを内蔵したものに限られる。そのためこの保管庫を用いる場合は、USBメモリーが汎用的・一般的なものではなく、ICチップ内蔵のものであるから、多くのUSBメモリを使用する事業所等では費用が嵩むことになる。
他方、上記特許文献2のメディア格納ケースは、各種メディアの盗難・不正使用の防止を第1の目的とするものであるが、メディア格納スロットのロック係止/ロック解除機構を有し、構造が複雑化して高価になっていると共に、これを応用しても例えばUSBメモリとメモリーカードのような異種の小型外部記憶媒体を一緒に収納・管理することはできないものである。
本考案は、上記従来のUSBメモリ保管庫がもつ問題点を解消することを課題としたものである。即ち本考案の目的は、電子キーと一体化した特別な構造のUSBメモリではなく、またICチップを内蔵しない安価で汎用的・一般的なUSBメモリに対応して一括管理することができ、かつUSBメモリに加えてメモリーカードも一緒に管理可能として、情報・データ漏れを無くせるようにした小型外部記憶媒体の管理ボックスを、シンプルな構成で安価に提供しようとするものである。
I 本考案に係る小型外部記憶媒体の管理ボックスの第1は、
事業所等内で使用される複数個の小型外部記憶媒体2を一括保管する小型外部記憶媒体管理ボックスAであって、
内部に複数個の収納ケース1を引出し可能に設け、
該各収納ケース1内に、小型外部記憶媒体2を差し込み可能な差込み口4を複数個形成し、
かつ、管理手段として、
各差込み口4へ小型外部記憶媒体2が差し込まれているか否かの判別機能と、
差込まれている場合にその小型外部記憶媒体2のフラッシュメモリチップ3に記録された固体番号の読取り機能と、
その差込み口4に対応する小型外部記憶媒体用として予め登録してある固有番号と照合し適否を判別する機能と、
上記機能に基づく状況の表示機能と、
小型外部記憶媒体2の利用履歴記録機能とを有するCPU5を設けたものである。
II 本考案に係る小型外部記憶媒体の管理ボックスの第2は、
事業所等内で使用される複数個の小型外部記憶媒体としてのUSBメモリ2aを一括保管する小型外部記憶媒体管理ボックスAであって、
内部に複数個の収納ケース1を引出し可能に設け、
該各収納ケース1内に、電子キーやICチップを備えない汎用的・一般的なUSBメモリ2aを差し込み可能に、差込み口としてのUSBポート4aを複数個形成し、
かつ、管理手段として、
上記ポート4aへUSBメモリ2aが差し込まれているか否かの判別機能と、
差込まれている場合にそのUSBメモリ2a内のフラッシュメモリチップ3に記録された固体番号の読取り機能と、そのポート4aに対応するUSBメモリ用として予め登録してある固有番号と照合し適否を判別する機能と、
上記機能に基づく状況の表示機能と、
USBメモリ2aの利用履歴記録機能とを有するCPU5を設けたものである。
III 事業所等内で使用される複数個の小型外部記憶媒体としてのUSBメモリ2aとメモリーカード2bを一括保管する小型外部記憶媒体管理ボックスAであって、
内部に複数個の収納ケース1を引出し可能に設け、
該収納ケース1の少なくとも1つに、少なくとも1つのメモリーカード2bを差し込み可能なカード差込み口4bを形成して、他をUSBメモリ2a用のUSBポート4aに形成し、
かつ、管理手段として、
上記ポート4aや差込み口4bへUSBメモリ2aやメモリーカード2bが差し込まれているか否かの判別機能と、
差込まれている場合にそのUSBメモリ2aやメモリーカード2b内のフラッシュメモリチップ3に記録された固体番号の読取り機能と、そのポート4aや差込み口4bに対応して予め登録してある固有番号と照合し適否を判別する機能と、
上記機能に基づく状況の表示機能と、
USBメモリ2aの利用履歴記録機能とを有するCPU5を設けたものである。
上記構成において、管理ボックスA内に引出し可能に設ける複数個の収納ケース1は、できるだけコンパクトになるように、左右および上下に複数個を、各々独立して引出し可能に配置しておくのがよい(例えば図1参照)。
本管理ボッスクAに保管できるUSBメモリ2aやメモリーカード2bは、上記のように本来内蔵のフラッシュメモリチップ3を備えるが、電子キーやICチップ等は備えない汎用的・一般的なものである(例えば図4参照)。
上記各収納ケース1内の複数個のポート4aや差込み口4bは、手前側で低く奥側で高くなる階段状に配置しておくことが望ましい(例えば図3参照)。
この小型外部記憶媒体管理ボックスAは、上記IIのように全てをUSBメモリ2aの管理ボックスとしてもよいが、それに限らない。上記IIIの如く一部の収納ケース1をメモリカード用として、その内部はそのための差込み口4bだけを形成するようにしてもよいし(例えば図3参照)、或いは各収納ケース1内に少なくとも1つのメモリーカード用の差込み口4bを形成してもよい(例えば図4参照)。
上記各ケース1内の各USBポート4aやメモリーカード差込み口4bには、予めそこへ差し込むべきUSBメモリ2aやメモリーカード2bを割り当てると共に、各ポート4aや差込み口4bにも固有番号を設定してある。この固有番号は、例えば各ポート4aや差込み口4bに付された番号を利用すればよいが、USBメモリ2aやメモリーカード2bの各固体番号と同じ固有番号を用いるようにしてもよい。
管理ボックスA内に設ける管理手段としては、上記のような各機能を実行させるプログラムを格納したCPU(中央処理ユニット)5を設けてある。なお、該CPU5の履歴記録機能は、CPU5がもつメモリ機能を利用するが、別個にメモリを追加してもよい。またこのCPU5は、外部接続端子12を経て外部コンピュータ(図示略)とも接続可能としておくのが望ましい。
上記で「適否を判別」とは、差し込まれたUSBメモリ2aやメモリーカード2bが、ポート4aや差込み口4bについて予め登録されている固有番号と適合するものか否かを判別することを意味する。例えば外部から無断で持ち込まれたUSBメモリやメモリーカードは勿論のこと、本来割り当てられたものと異なる他の収納ケース1又は、他のポート4aや差込み口4bへ差込まれた場合も不適となる。
この管理ボックスAでは、メモリーカード2bについてはメモリーカード用の差込み口4bに差し込んで収納・管理すればよい。しかし、メモリーカード2bをUSBチップ用差込み口4aへ使用可能にする変換アダプターがあれば、それをUSBメモリ用のポート4aに差し込み、それを介在させてメモリーカード2bの固体番号を読み取らせるように設定・登録するようにしてもよい。
上記本考案に係る小型外部記憶媒体の管理ボックスAは、従来のものと比べて次のような効果を奏する。
イ)この管理ボックスAは、電子キー付きのものではなく、広く汎用的・一般的なUSBメモリ2aやメモリーカード2bに対応して、広くそれらを管理することができる。
即ち、上記従来のUSBメモリ保管庫は、キー付きUSBメモリ用の鍵孔を有するものであるから、電子キーとUSBメモリが一体成形された特殊構造のUSBメモリだけしか対応できず、それ以外の汎用的・一般的なUSBメモリを管理できなかった。
これに対して、本考案の小型外部記憶媒体管理ボックスAでは、上記の如く広く汎用的・一般的なUSBメモリ2aやメモリーカード2bに対応するものである。そのため、制限がなく広く汎用的・一般的なUSBメモリ2aやメモリーカード2bの管理に用いることができる。
ロ)この小型外部記憶媒体管理ボックスAは、固体番号を記録したICチップを内蔵せぬ広く汎用的・一般的なUSBメモリ2やメモリカード2bの保管用として用いることができる。
即ち、上記従来のUSBメモリ保管庫は、本来内蔵しているフラッシュメモリチップ以外に、固体番号を記録したICチップをも内蔵したUSBメモリだけしか管理できなかった。そのため、この保管庫を用いて多くのUSBメモリを管理するには、全てのUSBメモリをICチップ内蔵のタイプのものにする必要があり、費用が嵩んだ。
これに対して、本考案の小型外部記憶媒体管理ボックスAは、上記のようにUSBメモリ2aやメモリーカード2bが本来内蔵しているフラッシュメモリチップ3に記録された固体番号により管理するものである。管理のためにICチップを内蔵したUSBメモリ2aやメモリーカード2bを用いる必要はなく、広く汎用的・一般的なUSBメモリ2aやメモリーカード2bを管理することができる。
ハ)また上記IIやIIIの管理ボックスAでは、USBメモリ用のポート4aと共に、一部にメモリーカード用の差込み口4bをも形成してあるので、USBメモリ2aに加えてメモリーカード4bをも一緒に管理することができる。
ニ)小型外部記憶媒体を不法に外部へ持ち出したり、机の引出し等へ放置したり、紛失したりすることを予防ないし防止できる。
即ち、この管理ボックスAは、USBメモリ2aやメモリーカード2bが、収納ケース1内のポート4aや差込み口4bへ差し入れられているか否かを判別すると共に、それらが差し込まれた際に、そのUSBメモリ2aやメモリーカード2bの固体番号を読み取って、予め割り当てたポート4aや差込み口4bの固有番号と照合して適否を判別するものである。
これにより、例えば終業時等に、いずれかのUSBメモリ2aやメモリカード2bの未返却や誤返却がある場合は、上記の如くその固体番号の読取りとポート4aや差込み口4bの固有番号との照合機能により、返却の有・無は勿論のこと、適否即ち返却されたとしても正しく返却されたか否かも判別できる。そしてその状況を表示手段6によって表示し、この管理ボックスAの管理者等に知らせることができる。
ホ)この小型外部記憶媒体の管理ボックスAでは、使用したUSBメモリ2aやメモリーカード2bで不正使用が行われたか否かを確認することができる。
即ち、この小型外部記憶媒体管理ボックスAは、内蔵したCPU5が利用履歴記録機能を有するから、使用後のUSBメモリ2aやメモリーカード2bを所定のポート4aや差込み口4bへ返却した場合に、利用履歴記録機能によって使用前のデータと使用後のデータとを対比し、その相違を知ることができる。
これにより、そのUSBメモリ2aやメモリーカード2bを用いて、例えば権限のないコンピュータにアクセスしたり、データを窃取する等の不正使用を行った後に返却された場合には、利用履歴記録に基づいてCPU5の指示により表示手段6で異常状態を表示をして、管理者等に通報することができる。
ヘ)以上のように、本考案に係る小型外部記憶媒体管理ボックスAは、比較的シンプルな構成で安価に提供できるものでありながら、汎用的・一般的なUSBメモリ2aやメモリーカード2bを一括管理することができる。これによりUSBメモリ2aやメモリーカード2bの不正な持ち出し、紛失などを防止でき、またそれらによる情報・データ漏れ等も無くすことができるものである。また不正なUSBメモリやメモリーカードの持ち込みに対する牽制にもなる。
本考案に係る小型外部記憶媒体管理ボックスの実施例で、前扉を開いた状態を示す斜視図である。 本考案に係る小型外部記憶媒体管理ボックスを、USBメモリ用とした実施例の一部切欠き側面図である。 本考案に係る小型外部記憶媒体管理ボックスを、USBメモリ用とメモリーカード用とした実施例の一部切欠き側面図である。 本考案に係る小型外部記憶媒体管理ボックスを、USBメモリ用とメモリーカード用とした他の実施例の一部切欠き側面図である。 本考案に係るUSBメモリ管理ボックスで保管するUSBメモリの斜視図である。
小型外部記憶媒体管理ボックスAにおいて、内部に複数個の収納ケース1を引出し可能に設けると共に、該各収納ケース1内に、小型外部記憶媒体2を差し込み可能な差込み口4を複数個形成し、かつ管理手段として、各差込み口4へ小型外部記憶媒体2が差し込まれているか否かの判別機能と、差込まれている場合にその小型外部記憶媒体2に記録された固体番号の読取り機能と、その差込み口4に対応する小型外部記憶媒体用として予め登録してある固有番号とを照合し適否を判別する機能と、上記機能に基づく状況の表示機能と、小型外部記憶媒体2の利用履歴記録機能とを有するCPU5を設ける。
図1及び図2は、本考案に係る小型外部記憶媒体管理ボックスを、小型外部記憶媒体としてのUSBメモリ2aが収納・管理できるUSBメモリ管理ボックスAとした場合の実施例を示す。
該管理ボックスAの大きさは収納・管理するUSBメモリ2aの本数によって異なる。ここでは最大で45本のUSBメモリ2aを収納可能なものとしてある。即ち、各3本のUSBメモリ2aが差込み可能な収納ケース1を、15個分が収納できる大きさとしてある。そのために全体の高さが約220mm、横幅が約360mm、奥行きが約260mmのスチール製の箱型状としており、側部のヒンジ部により開閉可能な前扉7付きで、施錠可能に錠8を備えている。
上記管理ボックスAには、前扉7を開いた状態での前板部9に、上記の如く15個の収納ケース1を差し入れ可能な開口部を形成して、各開口部からボックスA内へ各収納ケース1を引出し可能に収納してある。ここでは15個の収納ケース1を、横方向へは5列で上下方向へは3段に配置して収納してある。
該各収納ケース1はここでは硬質剛性樹脂製で、高さが60mm、横幅が50mm、奥行きが230mmの横長箱型状で、前部につまみ部13付きの前板を有し、また上面は開口してある。該各収納ケース1内は、前側で低く奥側で高くなるように階段状にして、階段の各前面部に、USBメモリ2aの差込み端子13を差し入れ可能なUSBポート4aを設けてある。その各USBポート4aは、管理ボックスAの内奥部に設けた管理手段としてのCPU5にフレキシブルなケーブル10,11を介して各々接続してある。
また上記管理ボックスAの前板部9には、各収納ケース1内の各USBポート4aに対応する表示手段としての表示ランプ6を設けて、配線コード15を介して上記CPU5と各々接続してある。この表示ランプ6はここではLEDを用いており、各ポート4aでのUSBメモリ2aの有無、差し込まれたUSBメモリ2aの適否等に応じて点灯するようにしてある。
ここでは、そのUSBポート4aに正しいUSBメモリ2aが差し込まれている場合、即ち、USBメモリ2aを使用前や使用後に正しく返却されて管理された状態にある場合に点灯する青色ランプ6aと、USBメモリ2aが差し込まれていない場合、即ち、USBメモリ2aを使用中や、未返却の場合に点灯する赤色ランプ6bと、そのUSBポート4aに適合しないUSBメモリ2aが差し込まれた場合等を表示する点滅ランプ6cとを設けてある。
上記管理手段としてのCPU5には、各USBポート4a毎にUSBメモリ2が差し込まれているか否か即ち有無を判別する機能、各USBメモリ2aの固体番号の読取り機能、各USBポート4a毎に予め登録してある固有番号との照合機能、それに基づく適否判別機能、それらにより状況を表示ランプ6にて表示させる機能、及び各USBメモリ2aについて利用履歴を記録する機能等を実行するプラグラムを格納してある。
また、この管理ボックスAには、外部コンピュータ(図示略)への外部接続端子12を有している。その外部コンピュータは、初期設定登録にも用いるもので、各USBポート4aに対応して、該ポート4aへ最初に差し込んだ各USBメモリ2aについて、内蔵のフラッシュメモリチップ3から固体番号を読み取り、それを登録するとともに、それに対応する各ホート4aの固有番号を登録するようにしてある。各ポート4aの固有番号は、ここではそのポート4aに付した番号、例えばNo.12というように用いている。それらのデータは管理手段としてのCPU5にも送られ記録される。図において、13はUSBメモリ2の差込み端子、14はUSBコントローラを示す。
この小型外部記憶媒体管理ボックスAの使用状態例は次のようになる。
イ)この小型外部記憶媒体管理ボックスAにより、USBメモリ2aを管理しようとする場合、先ずは、収納ケース1内のUSBポート4aにUSBメモリ2aの差込み端子13を差し入れる。これで自動的に、上記の如くそのポート4aに対応するUSBメモリ2aの固体番号とそのポート4aの固有番号と登録日時とが、外部接続端子12を経て外部コンピュータに初期登録され、かつ管理ボックスA内のCPU5にも登録される。
ロ)この管理ボックスAに保管されたUSBメモリ2を、取り出して使用しようとする場合は、錠8を解錠して前扉7を開き、割り当てられている収納ケース1を引出し、その中のUSBポート4aに差し入れてある所定のUSBメモリ2aを抜き出して、必要に応じた使用をすればよい。
ハ)USBポート4aからUSBメモリ2aの抜き出しがあった場合は、いずれのポート4aからUSBメモリ2aが抜き出されたかやその抜き出し時刻等を、CPU5が知って利用履歴として記録すると同時に、抜き出されたポート4aに対応して、上記表示手ランプの内の赤色ランプ6bが点灯する。これにより、その状況が管理者等にも明らかになる。外部のコンピータを常時接続状態にしてあれば、それらの情報は外部コンピュータでも記録・管理される。
ニ)使用後のUSBメモリ2aを管理ボックスAへ返却する場合は、そのUSBメモリ2aが収納してあった元の収納ケース1の、元のUSBポート4aへ差し入れて戻せばよい。
USBメモリ2aがUSBポート4aへ戻されたことで、CPU5がそのUSBメモリ2aの固体番号を読み取り、該ポート4aの固有番号と照合する。適合するUSBメモリ2aが戻されておれば、それを検知して赤色ランプ5bが消えて青色ランプ6aが点灯する。これで、USBメモリ2aの返却状態が外部に表示されるから、管理者等にも明らかになる。またその事実は返却時刻等と共に利用履歴としてCPU5のメモリーに記録される。
ホ)仮に、USBメモリ2aが誤って別のUSBポート4aへ返却された場合や、USBメモリ2aをすり替えて異なるものが返却された場合には、CPU5によりそのUSBメモリ2aの固体番号の読み取りとポート4aの固有番号との照合が行われて、不適の事実を判別し、異常ランプ6cが点滅する。これで、異常が生じていることをUSBメモリ2aの返却者に教えると共に、管理者等にも知らせることになる。
ヘ)さらに、使用後のUSBメモリ2aを故意又は過失により管理ボックスAへ返却せず、事業所等外へ持ち出したり、或いは机の引出しやロッカー等に置き忘れたような場合には、USBメモリ2aがUSBポート4aから引き出された状態を示す赤色ランプ6bが点灯したままである。そのため、USBメモリ2aを使用した者が外出する際や、終業時になっても赤ランプ6bが点灯したままであれば、その状況を管理者等に知らせる。またその事実はCPU5のメモリに利用履歴として記録が残ることになる。
ト)なお、外部の者が持ち込んだUSBメモリ2aを使用したい場合や、事業所内の者が新たなUSBメモリ2aを使用したい場合には、その段階で管理者等の許可を得た上で、所定の収納ケース1内のUSBポート4aに差し入れ、初期設定と同様に、そのUSBメモリ2aの固体番号とポート4aの固有番号を、予め外部コンピュータに登録しておけばよい。この際も管理ボックスA内のCPU5にも登録されるから、そのUSBメモリ2aは使用可能となる。
図3及び図4は、本考案に係る小型外部記憶媒体管理ボックスAを、USBメモリ2aの保管の他に、一部分でメモリーカードとしてのSDメモリカード2bをも収納・管理可能とした場合の実施例を示す。上記実施例1のものとの相違点を中心に説明する。
図3で示す管理ボックスAは、上記実施例1で示した横方向へ5列、縦方向へ3列に収納可能とした15個の収納ケース1の内、ここでは上段2列分の計10本の収納ケース1をUSBメモリ2aの収納管理用とし、下段1列分の5本の収納ケース1をSDメモリーカード2bの収納管理用としたものである。
上記上段2列の各収納ケース1には、USBメモリ2aを差込み可能なポート4aを、上記実施例1のものと同様に、奥方で高くなる階段状に3箇所配置してあり、これで合計30本のUSBメモリ2aを収納可能としてある。そして下段1列の各収納ケース1に、SDメモリーカード2bを差込み可能な差込み口4bを、やはり奥方で高くなる階段状に3箇所配置して、各3枚のメモリーカード2bを収納可能としてあり、これで合計15枚のSDメモリカード2bを、上記USBメモリ2aと一緒に収納可能としてある。
また図4で示す管理ボックスAは、上記実施例1で示した横方向へ5列、縦方向へ3列に収納可能とした15個の各収納ケース1において、内部に階段状に配置した各3個のUSBポート4aの内、上段のものものを、SDメモリーカード2bを差込み可能な差込み口4bに変更したものである。各収納ケース1はいずれも1枚のSDメモリーカード2bを差込み可能であるから、管理ボックスA全体では30個のUSBメモリ2aと一緒に、15枚のSDメモリーカード2bを収納可能である。
図3及び図4で示した実施例における管理も、上記実施例1で示したものと同様に内蔵したCPU5が各機能を実行して管理を行うようにしてあるので、重複説明を避けるため省略する。
なお、図示は省略するが、メモリーカード2bをUSBチップ用差込み口4aへ使用可能にする変換アダプターを用いて、それを介在させてメモリーカード2bの固体番号を読み取らせるように設定・登録するようにしてもよいことは上記の通りである。
上記各実施例で示した寸法・個数・枚数等は例示であって、これに限定するものではない。この管理ボックスAの前扉7に施錠可能に錠8を設けてあるが、その錠8は通常の錠前と同じキー式としてもよいが、それに限らず個人認識ID、パスワード、指紋や静脈認識等により解錠できるものとしてもよい。またこの管理ボックスAのCPU5から更にセキュリティシステムへ、運用状況を通報できる機能を追加してもよい。
A−管理ボックス
1−収納ケース
2−小型外部記憶媒体
2a−USBメモリ
2b−メモリーカード,SDメモリーカード
3−フラッシュメモリチップ
4−差込み口
4a−USBポート
4b−カード差込み口
5−管理手段,CPU
6−表示ランプ
6a−青色ランプ
6b−赤色ランプ
6c−点滅ランプ
7−前扉
8−錠
9−前板部
10−ケーブル
11−ケーブル
12−外部出力端子
13−差込み端子
14−USBコントローラ
15−配線コード

Claims (6)

  1. 事業所等内で使用される複数個の小型外部記憶媒体2を一括保管する小型外部記憶媒体管理ボックスAであって、
    内部に複数個の収納ケース1を引出し可能に設け、
    該各収納ケース1内に、小型外部記憶媒体2を差し込み可能な差込み口4を複数個形成し、
    かつ、管理手段として、
    各差込み口4へ小型外部記憶媒体2が差し込まれているか否かの判別機能と、
    差込まれている場合にその小型外部記憶媒体2のフラッシュメモリチップ3に記録された固体番号の読取り機能と、
    その差込み口4に対応する小型外部記憶媒体用として予め登録してある固有番号と照合し適否を判別する機能と、
    上記機能に基づく状況の表示機能と、
    小型外部記憶媒体2の利用履歴記録機能と、を有するCPU5を設けた、小型外部記憶媒体の管理ボックス。
  2. 事業所等内で使用される複数個の小型外部記憶媒体としてのUSBメモリ2aを一括保管する小型外部記憶媒体管理ボックスAであって、
    内部に複数個の収納ケース1を引出し可能に設け、
    該各収納ケース1内に、電子キーやICチップを備えない汎用的・一般的なUSBメモリ2aを差し込み可能に、差込み口としてのUSBポート4aを複数個形成し、
    かつ、管理手段として、
    上記ポート4aへUSBメモリ2aが差し込まれているか否かの判別機能と、
    差込まれている場合にそのUSBメモリ2a内のフラッシュメモリチップ3に記録された固体番号の読取り機能と、そのポート4aに対応するUSBメモリ用として予め登録してある固有番号と照合し適否を判別する機能と、
    上記機能に基づく状況の表示機能と、
    USBメモリ2aの利用履歴記録機能とを有するCPU5を設けた、小型外部記憶媒体の管理ボックス。
  3. 事業所等内で使用される複数個の小型外部記憶媒体としてのUSBメモリ2aとメモリーカード2bを一括保管する小型外部記憶媒体管理ボックスAであって、
    内部に複数個の収納ケース1を引出し可能に設け、
    該収納ケース1の少なくとも1つに、少なくとも1つのメモリーカード2bを差し込み可能なカード差込み口4bを形成して、他をUSBメモリ2a用のUSBポート4aに形成した、請求項1又は2に記載の小型外部記憶媒体の管理ボックス。
  4. メモリーカード2bをUSBチップ用差込み口4aへ使用可能にする変換アダプターを用いて、それを介在させてメモリーカード2bの固体番号を読み取らせるように設定・登録するようにした、請求項1,2又は3に記載の小型外部記憶媒体の管理ボッスク。
  5. 各収納ケース1内の複数個のUSBポート4a/カード差込み口bを、手前側で低く奥側で高くなる階段状に配置した、請求項1,2,3又は4に記載の小型外部記憶媒体の管理ボックス。
  6. 管理手段としてのCPU5を、外部接続端子12を経て外部コンピュータに接続する、請求項1,2,3,4又は5に記載の小型外部記憶媒体の管理ボックス。
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