JP4024540B2 - 入退室管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、個人識別装置によって人を識別して部屋に対する入退室を管理する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、部屋への入室及び部屋からの退室を管理するため、部屋の扉に対してカードリーダ等の個人識別装置を設置し、この個人識別装置に操作されるIDタグに記録された認証番号等の識別素子を検出して特定個人を識別して、部屋の扉の施錠/解錠を管理する装置が用いられている。
しかし、この装置では、個人識別装置で認証されれば、入室することができるため、関係者が使用できる扉と、それ以外の人が使用できる扉とを区別しても、部屋内で関係者とそれ以外の人が同時に在室することは起こり得る。
【0003】
したがって、関係者とそれ以外の人が顔を合わせてはいけないような重要な部屋には、部屋内に間仕切り等を設けて、それぞれの人が利用できるスペースを確保するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の入退室管理装置では、個人識別装置で認証された人は部屋に入室できるため、同一スペースを共有し、かつ在室者と関係のない人とが同一スペース内で顔を合わせないようにする経済性及び警備性の高い運用を実現することができないという問題点がある。
【0005】
この発明は上記問題点を解消するためになされたもので、同一の部屋内で関係者とそれ以外の人が顔を合わせることのないようにすることができる入退室管理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1発明に係る入退室管理装置は、部屋の扉に対応して設置された個人識別装置が操作されたとき、部屋が不在状態であれば扉を解錠し、個人識別装置が操作されたとき、部屋に在室者があり、かつ操作者の所属先が在室者の所属先と同一であれば扉を解錠し、所属先が異なっていれば扉の解錠を阻止するようにしたものである。
【0007】
また、第2発明に係る入退室管理装置では、第1発明のものにおいて、個人識別装置が操作されたとき、操作者が解錠を希望する扉が利用不可扉に設定されていれば、扉の解錠を阻止するようにしたものである。
【0008】
また、第3発明に係る入退室管理装置では、部屋に複数枚の扉ごとに設置された個人識別装置のいずれかが操作されたとき、部屋が不在であり、かつ操作者が解錠を希望する扉が利用可能扉と同一であればその扉を解錠し、利用可能扉と異なっていればその扉の解錠を阻止する。また、個人識別装置のいずれかが操作されたとき、部屋に在室者があり、操作者が解錠を希望する扉が利用可能扉と同一であり、かつ操作者の利用可能扉が在室者の利用可能扉と同一であればその扉を解錠し、これ以外の場合はその扉の解錠を阻止するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図5はこの発明の第1発明の一実施の形態を示す図で、図1はブロック線図、図2は全体構成図、図3は部屋の平面図、図4は認証用データベースの内容図、図5は基本動作フローチャートであり、図中同一符号は同一部分を示す。(以下の実施の形態も同じ。)
【0011】
実施の形態1では、図3に示すように部屋1の出入口を開閉する電気錠付き扉2を有している。3は部屋1の外側に設置され、扉2の近傍に配置されたカードリーダからなる入室用の個人識別装置、4は部屋1の内側に設置され、扉2の近傍に配置された退室用の個人識別装置である。
【0012】
図1〜図4において、入室用の個人識別装置3には、操作者の所持する個人カード(以下IDタグという)3Aが操作されるIDコード照合回路3Bが設けられ、IDタグ3Aには図4に示す操作者の認証番号がIDコードとして記録されている。5は認証用データベース設定端末器で、図4に示す操作者の認証番号及び所属(兼資格)が記録された認証用データベース5Aを有し、IDコード照合回路3Bに接続されている。
【0013】
6はコントローラで、6AはIDコード照合回路3Bの照合結果に基づいて入室操作か退室操作かを判断するCPU、6BはCPU6Aに接続され、部屋1の在室状態を記憶してIDコード照合回路3Bへ送出する在室状態記憶テーブル、6Cは同じく部屋1の在室状態を計数して送出する在室者数カウンタ、6Dは同じく部屋1の在室者の所属を記憶する所属記憶テーブルである。
【0014】
6EはCPU6Aに接続され、在室状態記憶テーブル6B, 在室者数カウンタ6C及び所属記憶テーブル6Dの更新動作の履歴を記憶する履歴用データテーブル、6FはCPU6Aに接続された電気錠インターフェース、7は電気錠インターフェース6Fに接続され、扉2の電気錠に対して施錠/解錠を制御する電気錠制御装置である。
なお、退室用の個人識別装置4も、入室用の個人識別装置3と同様の機能を有しているが、図示は省略する。
【0015】
次に、この実施の形態の基本動作を図5を参照して説明する。
ステップS1でIDタグ3AがIDコード照合回路3Bに認証操作されるのを待ち、認証操作があれば、ステップS2でIDコード照合回路3Bは認証用データベース5Aを検索し、IDタグ3Aに記録された認証番号から、所属A及び所属Bのどちらの所属であるかを判断して、所属記憶テーブル6Dに記憶する。認証番号が相違していたり、所属が異なって(例えば所属C)いたりした場合は、資格NGとなってステップS1へ戻る。
【0016】
認証番号及び所属とも合致すれば、資格OKとなってその照合結果をCPU6Aへ送出する。ステップS3でCPU6Aは在室状態記憶テーブル6Bを参照して、部屋1内が在室状態であるかを判断する。在室状態であればステップS4へ進み、不在状態であればステップS5へ飛ぶ。ステップS4へと進むと、操作者の所属と、所属記憶テーブル6Dに記憶されている在室者の所属とが同じであるかを判断する。所属が同じでなければステップS1へ戻り、同じであればステップS5へ進む。
【0017】
ステップS5では、CPU6Aにより入室の場合は在室者数カウンタ6Cが動作して在室者数に1を加算し、退室の場合(個人識別装置4を操作)は、在室者数から1を減算し、在室状態記憶テーブル6Bの内容が更新される。また、在室者数が零から1に更新されるときに、在室者の所属を所属記憶テーブル6Dに記憶し、1から零に更新されるときに、在室者の所属を所属テーブル6Dから消去する。ステップS6で在室者数カウンタ6Cが零かを判断し、零であればステップS7へ進み、零でなければステップS8へ進む。
【0018】
ステップS7でCPU6Aは在室状態記憶テーブル6Bを不在状態に更新し、ステップS8では在室状態記憶テーブル6Bを在室状態に更新する。そして、ステップS9で電気錠インターフェース6Fを介して電気錠を制御し、不在状態であれば電気錠を解錠して入室を許可し、在室状態であれば電気錠を施錠して入室を不許可として、それぞれステップS1へ戻る。
次に、退室の場合も同様であるが、詳細な説明は省略する。ただし、ステップS9では、不在状態及び在室状態のいずれでも電気錠は解錠される。
【0019】
ここで、ステップS1〜S7、S9は不在時制御手段を、ステップS1〜S6、S8、S9は在室時制御手段を構成している。
次に、上記基本動作による一連の入退室動作の一例を表1に示し、その要点を説明する。
【0020】
【表1】
【0021】
今、部屋1は不在状態で電気錠は施錠されているとすると、在室状態記憶テーブル6Bは「不在」、在室者数カウンタ6Cは「0」、所属記憶テーブル6Dは「なし」となっている。
(1)で認証番号「0001」の人が入室操作し、これが「OK」となると、在室状態記憶テーブル6Bは「在室」、在室者数カウンタ6Cは「1」、所属記憶テーブル6Dは「A」となる。以下、これらの信号の変化の説明は省略する。
【0022】
(2)で認証番号「0002」の人が入室操作すると、在室者と所属が違っているため入室不許可となる。
(3)で認証番号「0003」の人が入室操作すると、在室者と所属が同じであるため入室許可となる。
(4)で認証番号「0004」の人が入室操作すると、在室者と所属が違っているため入室不許可となる。
(5)で認証番号「0001」の人が退室操作すると、退室許可となる。
【0023】
(6)で認証番号「0003」の人が退室操作すると、退室許可となり、「不在状態」となる。
(7)で認証番号「0002」の人が入室操作すると、部屋1内は不在のため入室許可となる。
(8)で認証番号「0001」の人が入室操作すると、在室者と所属が違うため入室不許可となる。
(9)で認証番号「0002」の人が退室操作すると、退室許可となり、「不在状態」となる。
(10)で認証番号「0004」の人が入室操作すると、部屋1内は不在のため入室許可となる。
【0024】
このようにして、部屋1が不在状態であれば扉2は解錠されて入室可能となり、部屋1が在室状態のときは、在室者と同一所属者であれば扉2は解錠されるが、在室者と異なる所属者では扉2は解錠されない。これで、個人面接、金融商談等の場合、所属の異なる者同士が部屋1内で顔を合わすことはなく、警備性を向上することが可能となる。
【0025】
実施の形態2.
図6〜図8はこの発明の第2発明の一実施の形態を示す図で、図6は部屋の平面図、図7は認証用データベースの内容図、図8は基本動作フローチャートである。なお、図1及び図2は実施の形態2にも共用する。
この実施の形態は、実施の形態1に扉2の使用制限を付加したものである。
【0026】
図6は図3と同様であり、部屋1の出入口を開閉する電気錠付きの扉2を有し、入室用の個人識別装置3及び退室用の個人識別装置4が設置されている。
図7に示す認証用データベース5Aには、操作者の認証番号、所属及び利用可能扉が記録されている。
【0027】
次に、この実施の形態の基本動作を図8を参照して説明する。
ステップS11でIDタグ3AがIDコード照合回路3Bに認証操作されるのを待ち、認証操作があれば、ステップS12でIDコード照合回路3Bは認証用データベース5Aを検索し、IDタグ3Aに記録された認識番号から所属A及び所属Bのどちらの所属であるか、及び扉2の利用可否を判断して、所属記憶テーブル6Dに記憶する。認証番号が相違していたり、所属が異なっていたり、(例えば所属C)、扉の利用が許可されていなかったりした場合は、資格NGとなってステップS11へ戻る。
【0028】
認証番号、所属及び利用可能扉とも合致すれば、資格OKとなってその照合結果をCPU6Aへ送出する。ステップS13でCPU6Aは在室状態記憶テーブル6Bを参照して、部屋1が在室状態であるかを判断する。在室状態であれば、ステップS14へ進み、不在状態であればステップS15へ飛ぶ。ステップS14へ進むと、操作者の所属と既に記憶されている在室者の所属とが同じであるかを判断する。所属が同じでなければステップS11へ戻り、同じであればステップS15へ進む。
【0029】
ステップS15〜S19は実施の形態1と同様である。また、退室の場合については説明を省略する。
ここで、S11〜S17、S19は不在時制御手段を、ステップS11〜S16、S18、S19は不在時制御手段を構成している。なお、ステップS19は扉解錠不許可手段も構成している。
次に、上記基本動作による一連の入退室動作の一例を表2に示し、その要点を説明する。
【0030】
【表2】
【0031】
操作順(1)〜(3)、(5)〜(7)、(9)は表1と同様であるので、操作順(4)、(8)、(10)について説明する。
(4)で認証番号「0004」の人が入室操作すると、扉2の利用が許可されていないため、入室不許可となる。
(8)で認証番号「0001」の人が入室操作すると、在室者と所属が違っているため、入室不許可となる。
(10)で認証番号「0004」の人が入室操作すると、扉2の利用が許可されていないため、入室不許可となる。
【0032】
このようにして、部屋1が不在状態であれば扉2は解錠されて入室可能となり、部屋1が在室状態のときは、在室者と同一所属者であれば扉2解錠されるが、在室者と異なる所属者では扉2は解錠されない。また、利用が不可と定められた者であれば扉2は解錠されない。これで、個人面接、金融商談等の場合、所属の異なる者同士が部屋1で顔を合わすことはなく、警備性を向上することが可能となる。
【0033】
実施の形態3.
図9〜図11はこの発明の第3発明の一実施の形態を示す図で、図9はブロック線図、図10は部屋の平面図、図11は認証用データベースの内容図、図12は基本動作フローチャートである。なお、図2は実施の形態3にも共用する。
この実施の形態は、部屋1に複数枚の扉が設けられている場合に、扉の使用を制限するものである。
【0034】
実施の形態3では、図10に示すように部屋1には2箇所に出入口が設けられ、それぞれ電気錠付きの第1扉2A及び第2扉2Bを有している。また、第1扉2Aの近傍には、部屋1の外側及び内側にそれぞれ入室用の個人識別装置31及び退室用の個人識別装置41が設置され、第2扉2Bの近傍には、同様に入室用の個人識別装置32及び退室用の個人識別装置42が設置されている。
【0035】
図9〜図11において、入室用の個人識別装置31、32には、操作者の所持するIDタグ31A、32Aが操作されるIDコード照合回路31B、32Bが設けられ、IDタグ31A、32Aには図11に示す認証番号がIDコードとして記録されている。また、認証用データベース5Aには、操作者の認証番号及び利用可能扉が記録され、IDコード照合回路31B、32Bに接続されている。
【0036】
コントローラ6は図1と同様である。ただし、所属記憶テーブル6Dは使用していない。7A、7Bは電気錠インターフェース6Fに接続され、第1扉2A及び第2扉2Bに対して施錠/解錠を制御する電気錠制御装置である。
なお、退室用の個人識別装置41、42も、入室用の個人識別装置31、32と同様の機能を有しているが、図示は省略する。
【0037】
次に、この実施の形態の基本動作を図12を参照して説明する。
ステップS21でIDタグ31AがIDコード照合回路31Bに認証操作されるのを待つ。認証操作があれば、ステップS22でIDコード照合回路31Bは認証用データベース5Aを検索し、IDタグ31Aに記録された認証番号に対応する利用可能扉2A、2Bのいずれかで操作されたかを判断する。認証番号が相違していたり、利用可能扉が異なっていたり(例えば、認証番号「0001」の人が個人識別装置32を操作)した場合は、資格NGとなってステップS21へ戻る。
【0038】
認証番号及び利用可能扉2A及び2Bとも合致すれば、資格OKとなってその照合結果をコンピュータ6Aへ送出する。ステップS23でCPU6Aは在室状態記憶テーブル6Bを参照して、部屋1が在室状態であるかを判断する。在室状態であれば、ステップS24で在室状態記憶テーブル6Bの中で、在室状態になったときに操作された扉2A、2Bを検出することにより、在室者はこの扉から入室したのか、換言すれば同一所属者であるかを判断する。
【0039】
操作された扉2A、2Bの番号が同じでなければステップS21へ戻り、同じであればステップS25へ進む。ステップS25では既述のように在室者数のカウントを更新する。同時に、操作された扉2A、2Bの番号を在室状態記憶テーブル6Bに記憶する。ステップS26〜S29は実施の形態1と同様である。また、退室の場合については説明を省略する。
ここで、ステップS21〜S27、S29は不在時制御手段を、ステップS21〜S26、S28、S29は在室時制御手段を構成している。
【0040】
次に、上記基本動作による一連の入退室動作の一例を表3に示し、その要点を説明する。
【0041】
【表3】
【0042】
今、部屋1は不在状態で電気錠は施錠されているとすると、在室状態記憶テーブル6Bは「不在」、在室者数カウンタ6Cは「0」となっている。
(1)で認証番号「0001」の人が第1扉2Aに対して入室操作し、これが「OK」となると、在室状態記憶テーブル6Bは「在室」、在室者数カウンタ6Cは「1」となる。以下、これらの信号の変化の説明は省略する。
【0043】
(2)で認証番号「0002」の人が第2扉2Bに対して入室操作をすると、在室者と利用可能扉が違っているため、入室を不許可となる。
(3)で認証番号「0003」の人が第1扉2Aに対して入室操作すると、在室者と利用可能扉が同じであるため、入室許可となる。
(4)で認証番号「0004」の人が第2扉2Bに対して入室操作すると、在室者と利用可能扉が違っているため、入室不許可となる。
(5)で認証番号「0001」の人が第2扉2Bに対して退室操作すると、利用可能扉が違っているため、退室不許可となる。
【0044】
(6)で認証番号「0001」の人が第1扉2Aに対して退室操作すると、許可された利用可能扉であるため、退室許可となる。
(7)で認証番号「0003」の人が第1扉2Aに対して退室操作すると、許可された利用可能扉であるため、退室許可となり、「不在状態」となる。
(8)で認証番号「0002」の人が第1扉2Aに対して入室操作すると、利用可能扉が違っているため、入室不許可となる。
(9)で認証番号「0002」の人が第2扉2Bに対して入室操作すると、許可された利用可能扉であるため、入室許可となる。
(10)で認証番号「0001」の人が第1扉2Aに対して入室操作すると、在室者と利用可能扉が違っているため、入室不許可となる。
【0045】
なお、入室希望者と在室者の所属の一致又は不一致を、扉2A、2Bの番号の照合によるものとしたが、個人識別装置31、32、41、42の番号の照合によるようにしてもよい。
【0046】
このようにして、部屋1が不在状態であり、解錠希望扉2A、2Bが利用可能扉であれば扉2A、2Bは解錠されるが、利用可能扉でなければ扉2A、2Bは解錠されない。また、部屋1が在室状態であり、解錠希望扉2A,2Bが利用可能扉であり、かつ在室者の利用可能扉と同一であれば扉2A、2Bは解錠されるが、これ以外の条件では解錠されない。これで、個人面接、金融商談等の場合、所属の異なる者同士が部屋1内で顔を合わすことはなく、警備性を向上することが可能となる。
【0047】
なお、上記各実施の形態では、識別素子としてIDタグ3A、31A、32Aの認証番号を用いたカードリーダ方式としたが、これを各操作者の指紋等を用いた指紋照合方式としてもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したとおりこの発明の第1発明では、個人識別装置が操作されたとき、部屋が不在状態であれば扉を解錠し、部屋に在室者があれば、この在室者の所属先と同一の所属者には扉を解錠し、それ以外のものには扉の解錠を阻止するようにし、第2発明では、解錠希望扉が利用不可扉に設定されていれば、扉の解錠を阻止するようにしたものである。
【0049】
これにより、所属の異なる者同士が部屋1内で顔を合わすことはなく、警備性を向上することができる。
【0050】
また、第3発明では、部屋が不在状態であり、解錠希望扉が利用可能扉であればその扉を解錠し、利用可能扉と異なっていればその扉の解錠を阻止し、部屋に在室者があり、解錠希望扉が利用可能扉であり、かつこれが在室者の利用可能扉と同一であれば、その扉を解錠し、これ以外の場合は扉の解錠を阻止するようにしたので、複数枚の扉を有する部屋にも適用することができ、所属の異なる者同士が部屋内で顔を合わすことはなく、警備性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すブロック線図。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す全体構成図。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す部屋の平面図。
【図4】 この発明の実施の形態1を示す認証用データベースの内容図。
【図5】 この発明の実施に形態1を示す基本動作フローチャート。
【図6】 この発明の実施の形態2を示す部屋の平面図。
【図7】 この発明の実施の形態2を示す認証用データベースの内容図。
【図8】 この発明の実施の形態2を示す基本動作フローチャート。
【図9】 この発明の実施の形態3を示すブロック図。
【図10】この発明の実施の形態3を示す部屋の平面図。
【図11】この発明の実施に形態3を示す認証用データベースの内容図。
【図12】この発明の実施の形態3を示す基本動作フローチャート。
【符号の説明】
1 部屋、2 扉、2A 第1扉、2B 第2扉、3、31、32 入室用の個人識別装置、4、41、42 退室用の個人識別装置、3A、31A、32A、IDタグ、3B、31B、32B IDコード照合回路、5A 認証用データベース、6A CPU、6B 在室状態記憶テーブル、6C 在室者数カウンタ、6D 所属記憶テーブル、7、7A、7B 電気錠制御装置。
S1〜S7、S9 不在時制御手段、S1〜S6、S8、S9 在室時制御手段、S19 扉解錠不許可手段、S21〜S27、S29 不在時制御手段、S21〜S26、S28、S29 在室時制御手段。
Claims (3)
- 部屋の扉に対応して個人識別装置を設置し、この個人識別装置に操作される識別素子を検出して、上記扉の施錠/解錠を管理する装置において上記個人識別装置の操作者の有する上記識別素子及びこの識別素子に対応する上記操作者の所属先が記録された認証用データベースを設け、上記個人識別装置が操作されたとき、上記部屋が不在状態であれば上記扉を解錠する不在時制御手段と、上記個人識別装置が操作されたとき、上記部屋に在室者があり、かつ上記認証用データベースに記録された上記操作者の所属先が上記在室者の所属先と同一であれば上記扉を解錠し、上記認証用データベースに記録された上記操作者の所属先が上記在室者の所属先と異なっていれば上記扉の解錠を阻止する在室時制御手段とを備えたことを特徴とする入退室管理装置。
- 認証用データベースを、個人識別装置の操作者の有する識別素子、この識別素子に対応する上記操作者の所属先及び上記識別素子に対応する利用不可扉を記録したものとし、上記個人識別装置が操作されたとき、上記操作者が解錠を希望する扉が、上記認証用データベースに記録された利用不可扉であれば、その扉の解錠を阻止する扉解錠不許可手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の入退室管理装置。
- 部屋に複数枚の扉が設けられ、これらの扉ごとに個人識別装置を設置し、これらの個人識別装置に操作される識別素子を検出して、上記扉の施錠/解錠を管理する装置において、上記個人識別装置の操作者の有する上記識別素子及びこの識別素子に対応する上記操作者の利用可能扉が記録された認証用データベースを設け、上記個人に識別装置のいずれかが操作されたとき、上記部屋が不在状態である場合において、上記操作者が解錠を希望する扉が上記認証用データベースに記録された上記操作者の利用可能扉と同一であればその扉を解錠し、上記操作者が解錠を希望する扉が上記認証用データベースに記録された上記操作者の利用可能扉と異なっていればその扉の解錠を阻止する不在時制御手段と、上記個人識別装置のいずれかが操作されたとき、上記部屋に在室者がある場合において、上記操作者が解錠を希望する扉が上記認証用データベースに記録された上記操作者の利用可能扉と同一であり、かつ上記認証用データベースに記録された上記操作者の利用可能扉が上記在室者の利用可能扉と同一であればその扉を解錠し、上記操作者が解錠を希望する扉が上記認証用データベースに記録された上記操作者の利用可能扉と異なっているか、または上記認証用データベースに記録された上記操作者の利用可能扉が上記在室者の利用可能扉と異なっていれば上記操作者が解錠を希望する扉の解錠を阻止する在室時制御手段とを備えたことを特徴とする入退室管理装置。
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