JP2003206659A - 入退室管理装置 - Google Patents

入退室管理装置

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JP2003206659A
JP2003206659A JP2002003574A JP2002003574A JP2003206659A JP 2003206659 A JP2003206659 A JP 2003206659A JP 2002003574 A JP2002003574 A JP 2002003574A JP 2002003574 A JP2002003574 A JP 2002003574A JP 2003206659 A JP2003206659 A JP 2003206659A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人識別装置を設けた入退室管理装置におい
て、関係者とそれ以外の人とが同一室内で顔を合わせる
ことがないようにする。 【解決手段】 部屋への入室を希望する者は、IDタグ
3Aを個人識別装置3に操作する。IDコード照合回路
3BはIDタグ3Aに記録された認証番号と認証用デー
タベース5Aの認証番号とを照合し、かつ操作者の所属
をCPU6Aに送出する。CPUは在室状態記憶テーブ
ル6Dを参照して部屋が在室状態かを判断する。在室状
態であれば、操作者の所属と所属記憶テーブル6Dに記
憶している在室者の所属とを照合し、両者一致すれば扉
を解錠し、不一致であれば解錠しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、個人識別装置に
よって人を識別して部屋に対する入退室を管理する装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、部屋への入室及び部屋からの退室
を管理するため、部屋の扉に対してカードリーダ等の個
人識別装置を設置し、この個人識別装置に操作されるI
Dタグに記録された認証番号等の識別素子を検出して特
定個人を識別して、部屋の扉の施錠/解錠を管理する装
置が用いられている。しかし、この装置では、個人識別
装置で認証されれば、入室することができるため、関係
者が使用できる扉と、それ以外の人が使用できる扉とを
区別しても、部屋内で関係者とそれ以外の人が同時に在
室することは起こり得る。
【0003】したがって、関係者とそれ以外の人が顔を
合わせてはいけないような重要な部屋には、部屋内に間
仕切り等を設けて、それぞれの人が利用できるスペース
を確保するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の入
退室管理装置では、個人識別装置で認証された人は部屋
に入室できるため、同一スペースを共有し、かつ在室者
と関係のない人とが同一スペース内で顔を合わせないよ
うにする経済性及び警備性の高い運用を実現することが
できないという問題点がある。
【0005】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、同一の部屋内で関係者とそれ以外の人が
顔を合わせることのないようにすることができる入退室
管理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明に係
る入退室管理装置は、部屋の扉に対応して設置された個
人識別装置が操作されたとき、部屋に在室者があれば、
この在室者と同一関係者には扉を解錠し、同一関係者で
なければ扉の解錠を阻止するようにしたものである。
【0007】また、第2発明に係る入退室管理装置で
は、部屋の扉に対応して設置された個人識別装置が操作
されたとき、部屋が不在状態であれば扉を解錠し、個人
識別装置が操作されたとき、部屋に在室者があり、かつ
操作者の所属先が在室者の所属先と同一であれば扉を解
錠し、所属先が異なっていれば扉の解錠を阻止するよう
にしたものである。
【0008】また、第3発明に係る入退室管理装置で
は、第2発明のものにおいて、個人識別装置が操作され
たとき、操作者が解錠を希望する扉が利用不可扉に設定
されていれば、扉の解錠を阻止するようにしたものであ
る。
【0009】また、第4発明に係る入退室管理装置で
は、部屋に複数枚の扉ごとに設置された個人識別装置の
いずれかが操作されたとき、部屋が不在であり、かつ操
作者が解錠を希望する扉が利用可能扉と同一であればそ
の扉を解錠し、利用可能扉と異なっていればその扉の解
錠を阻止する。また、個人識別装置のいずれかが操作さ
れたとき、部屋に在室者があり、操作者が解錠を希望す
る扉が利用可能扉と同一であり、かつ操作者の利用可能
扉が在室者の利用可能扉と同一であればその扉を解錠
し、これ以外の場合はその扉の解錠を阻止するようにし
たものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図5はこの
発明の第1及び第2発明の一実施の形態を示す図で、図
1はブロック線図、図2は全体構成図、図3は部屋の平
面図、図4は認証用データベースの内容図、図5は基本
動作フローチャートであり、図中同一符号は同一部分を
示す。(以下の実施の形態も同じ。)
【0011】実施の形態1では、図3に示すように部屋
1の出入口を開閉する電気錠付き扉2を有している。3
は部屋1の外側に設置され、扉2の近傍に配置されたカ
ードリーダからなる入室用の個人識別装置、4は部屋1
の内側に設置され、扉2の近傍に配置された退室用の個
人識別装置である。
【0012】図1〜図4において、入室用の個人識別装
置3には、操作者の所持する個人カード(以下IDタグ
という)3Aが操作されるIDコード照合回路3Bが設
けられ、IDタグ3Aには図4に示す操作者の認証番号
がIDコードとして記録されている。5は認証用データ
ベース設定端末器で、図4に示す操作者の認証番号及び
所属(兼資格)が記録された認証用データベース5Aを
有し、IDコード照合回路3Bに接続されている。
【0013】6はコントローラで、6AはIDコード照
合回路3Bの照合結果に基づいて入室操作か退室操作か
を判断するCPU、6BはCPU6Aに接続され、部屋
1の在室状態を記憶してIDコード照合回路3Bへ送出
する在室状態記憶テーブル、6Cは同じく部屋1の在室
状態を計数して送出する在室者数カウンタ、6Dは同じ
く部屋1の在室者の所属を記憶する所属記憶テーブルで
ある。
【0014】6EはCPU6Aに接続され、在室状態記
憶テーブル6B, 在室者数カウンタ6C及び所属記憶
テーブル6Dの更新動作の履歴を記憶する履歴用データ
テーブル、6FはCPU6Aに接続された電気錠インタ
ーフェース、7は電気錠インターフェース6Fに接続さ
れ、扉2の電気錠に対して施錠/解錠を制御する電気錠
制御装置である。なお、退室用の個人識別装置4も、入
室用の個人識別装置3と同様の機能を有しているが、図
示は省略する。
【0015】次に、この実施の形態の基本動作を図5を
参照して説明する。ステップS1でIDタグ3AがID
コード照合回路3Bに認証操作されるのを待ち、認証操
作があれば、ステップS2でIDコード照合回路3Bは
認証用データベース5Aを検索し、IDタグ3Aに記録
された認証番号から、所属A及び所属Bのどちらの所属
であるかを判断して、所属記憶テーブル6Dに記憶す
る。認証番号が相違していたり、所属が異なって(例え
ば所属C)いたりした場合は、資格NGとなってステッ
プS1へ戻る。
【0016】認証番号及び所属とも合致すれば、資格O
Kとなってその照合結果をCPU6Aへ送出する。ステ
ップS3でCPU6Aは在室状態記憶テーブル6Bを参
照して、部屋1内が在室状態であるかを判断する。在室
状態であればステップS4へ進み、不在状態であればス
テップS5へ飛ぶ。ステップS4へと進むと、操作者の
所属と、所属記憶テーブル6Dに記憶されている在室者
の所属とが同じであるかを判断する。所属が同じでなけ
ればステップS1へ戻り、同じであればステップS5へ
進む。
【0017】ステップS5では、CPU6Aにより入室
の場合は在室者数カウンタ6Cが動作して在室者数に1
を加算し、退室の場合(個人識別装置4を操作)は、在
室者数から1を減算し、在室状態記憶テーブル6Bの内
容が更新される。また、在室者数が零から1に更新され
るときに、在室者の所属を所属記憶テーブル6Dに記憶
し、1から零に更新されるときに、在室者の所属を所属
テーブル6Dから消去する。ステップS6で在室者数カ
ウンタ6Cが零かを判断し、零であればステップS7へ
進み、零でなければステップS8へ進む。
【0018】ステップS7でCPU6Aは在室状態記憶
テーブル6Bを不在状態に更新し、ステップS8では在
室状態記憶テーブル6Bを在室状態に更新する。そし
て、ステップS9で電気錠インターフェース6Fを介し
て電気錠を制御し、不在状態であれば電気錠を解錠して
入室を許可し、在室状態であれば電気錠を施錠して入室
を不許可として、それぞれステップS1へ戻る。次に、
退室の場合も同様であるが、詳細な説明は省略する。た
だし、ステップS9では、不在状態及び在室状態のいず
れでも電気錠は解錠される。
【0019】ここで、ステップS1〜S7、S9は不在
時制御手段を、ステップS1〜S6、S8、S9は在室
時制御手段を構成している。次に、上記基本動作による
一連の入退室動作の一例を表1に示し、その要点を説明
する。
【0020】
【表1】
【0021】今、部屋1は不在状態で電気錠は施錠され
ているとすると、在室状態記憶テーブル6Bは「不
在」、在室者数カウンタ6Cは「0」、所属記憶テーブ
ル6Dは「なし」となっている。(1)で認証番号「0
001」の人が入室操作し、これが「OK」となると、
在室状態記憶テーブル6Bは「在室」、在室者数カウン
タ6Cは「1」、所属記憶テーブル6Dは「A」とな
る。以下、これらの信号の変化の説明は省略する。
【0022】(2)で認証番号「0002」の人が入室
操作すると、在室者と所属が違っているため入室不許可
となる。(3)で認証番号「0003」の人が入室操作
すると、在室者と所属が同じであるため入室許可とな
る。(4)で認証番号「0004」の人が入室操作する
と、在室者と所属が違っているため入室不許可となる。
(5)で認証番号「0001」の人が退室操作すると、
退室許可となる。
【0023】(6)で認証番号「0003」の人が退室
操作すると、退室許可となり、「不在状態」となる。
(7)で認証番号「0002」の人が入室操作すると、
部屋1内は不在のため入室許可となる。(8)で認証番
号「0001」の人が入室操作すると、在室者と所属が
違うため入室不許可となる。(9)で認証番号「000
2」の人が退室操作すると、退室許可となり、「不在状
態」となる。(10)で認証番号「0004」の人が入
室操作すると、部屋1内は不在のため入室許可となる。
【0024】このようにして、部屋1が不在状態であれ
ば扉2は解錠されて入室可能となり、部屋1が在室状態
のときは、在室者と同一所属者であれば扉2は解錠され
るが、在室者と異なる所属者では扉2は解錠されない。
これで、個人面接、金融商談等の場合、所属の異なる者
同士が部屋1内で顔を合わすことはなく、警備性を向上
することが可能となる。
【0025】実施の形態2.図6〜図8はこの発明の第
3発明の一実施の形態を示す図で、図6は部屋の平面
図、図7は認証用データベースの内容図、図8は基本動
作フローチャートである。なお、図1及び図2は実施の
形態2にも共用する。この実施の形態は、実施の形態1
に扉2の使用制限を付加したものである。
【0026】図6は図3と同様であり、部屋1の出入口
を開閉する電気錠付きの扉2を有し、入室用の個人識別
装置3及び退室用の個人識別装置4が設置されている。
図7に示す認証用データベース5Aには、操作者の認証
番号、所属及び利用可能扉が記録されている。
【0027】次に、この実施の形態の基本動作を図8を
参照して説明する。ステップS11でIDタグ3AがI
Dコード照合回路3Bに認証操作されるのを待ち、認証
操作があれば、ステップS12でIDコード照合回路3
Bは認証用データベース5Aを検索し、IDタグ3Aに
記録された認識番号から所属A及び所属Bのどちらの所
属であるか、及び扉2の利用可否を判断して、所属記憶
テーブル6Dに記憶する。認証番号が相違していたり、
所属が異なっていたり、(例えば所属C)、扉の利用が
許可されていなかったりした場合は、資格NGとなって
ステップS11へ戻る。
【0028】認証番号、所属及び利用可能扉とも合致す
れば、資格OKとなってその照合結果をCPU6Aへ送
出する。ステップS13でCPU6Aは在室状態記憶テ
ーブル6Bを参照して、部屋1が在室状態であるかを判
断する。在室状態であれば、ステップS14へ進み、不
在状態であればステップS15へ飛ぶ。ステップS14
へ進むと、操作者の所属と既に記憶されている在室者の
所属とが同じであるかを判断する。所属が同じでなけれ
ばステップS11へ戻り、同じであればステップS15
へ進む。
【0029】ステップS15〜S19は実施の形態1と
同様である。また、退室の場合については説明を省略す
る。ここで、S11〜S17、S19は不在時制御手段
を、ステップS11〜S16、S18、S19は不在時
制御手段を構成している。なお、ステップS19は扉解
錠不許可手段も構成している。次に、上記基本動作によ
る一連の入退室動作の一例を表2に示し、その要点を説
明する。
【0030】
【表2】
【0031】操作順(1)〜(3)、(5)〜(7)、(9)は表
1と同様であるので、操作順(4)、(8)、(10)につい
て説明する。(4)で認証番号「0004」の人が入室操
作すると、扉2の利用が許可されていないため、入室不
許可となる。(8)で認証番号「0001」の人が入室
操作すると、在室者と所属が違っているため、入室不許
可となる。(10)で認証番号「0004」の人が入室操
作すると、扉2の利用が許可されていないため、入室不
許可となる。
【0032】このようにして、部屋1が不在状態であれ
ば扉2は解錠されて入室可能となり、部屋1が在室状態
のときは、在室者と同一所属者であれば扉2解錠される
が、在室者と異なる所属者では扉2は解錠されない。ま
た、利用が不可と定められた者であれば扉2は解錠され
ない。これで、個人面接、金融商談等の場合、所属の異
なる者同士が部屋1で顔を合わすことはなく、警備性を
向上することが可能となる。
【0033】実施の形態3.図9〜図11はこの発明の
第4発明の一実施の形態を示す図で、図9はブロック線
図、図10は部屋の平面図、図11は認証用データベー
スの内容図、図12は基本動作フローチャートである。
なお、図2は実施の形態3にも共用する。この実施の形
態は、部屋1に複数枚の扉が設けられている場合に、扉
の使用を制限するものである。
【0034】実施の形態3では、図10に示すように部
屋1には2箇所に出入口が設けられ、それぞれ電気錠付
きの第1扉2A及び第2扉2Bを有している。また、第
1扉2Aの近傍には、部屋1の外側及び内側にそれぞれ
入室用の個人識別装置31及び退室用の個人識別装置4
1が設置され、第2扉2Bの近傍には、同様に入室用の
個人識別装置32及び退室用の個人識別装置42が設置
されている。
【0035】図9〜図11において、入室用の個人識別
装置31、32には、操作者の所持するIDタグ31
A、32Aが操作されるIDコード照合回路31B、3
2Bが設けられ、IDタグ31A、32Aには図11に
示す認証番号がIDコードとして記録されている。ま
た、認証用データベース5Aには、操作者の認証番号及
び利用可能扉が記録され、IDコード照合回路31B、
32Bに接続されている。
【0036】コントローラ6は図1と同様である。ただ
し、所属記憶テーブル6Dは使用していない。7A、7
Bは電気錠インターフェース6Fに接続され、第1扉2
A及び第2扉2Bに対して施錠/解錠を制御する電気錠
制御装置である。なお、退室用の個人識別装置41、4
2も、入室用の個人識別装置31、32と同様の機能を
有しているが、図示は省略する。
【0037】次に、この実施の形態の基本動作を図12
を参照して説明する。ステップS21でIDタグ31A
がIDコード照合回路31Bに認証操作されるのを待
つ。認証操作があれば、ステップS22でIDコード照
合回路31Bは認証用データベース5Aを検索し、ID
タグ31Aに記録された認証番号に対応する利用可能扉
2A、2Bのいずれかで操作されたかを判断する。認証
番号が相違していたり、利用可能扉が異なっていたり
(例えば、認証番号「0001」の人が個人識別装置3
2を操作)した場合は、資格NGとなってステップS2
1へ戻る。
【0038】認証番号及び利用可能扉2A及び2Bとも
合致すれば、資格OKとなってその照合結果をコンピュ
ータ6Aへ送出する。ステップS23でCPU6Aは在
室状態記憶テーブル6Bを参照して、部屋1が在室状態
であるかを判断する。在室状態であれば、ステップS2
4で在室状態記憶テーブル6Bの中で、在室状態になっ
たときに操作された扉2A、2Bを検出することによ
り、在室者はこの扉から入室したのか、換言すれば同一
所属者であるかを判断する。
【0039】操作された扉2A、2Bの番号が同じでな
ければステップS21へ戻り、同じであればステップS
25へ進む。ステップS25では既述のように在室者数
のカウントを更新する。同時に、操作された扉2A、2
Bの番号を在室状態記憶テーブル6Bに記憶する。ステ
ップS26〜S29は実施の形態1と同様である。ま
た、退室の場合については説明を省略する。ここで、ス
テップS21〜S27、S29は不在時制御手段を、ス
テップS21〜S26、S28、S29は在室時制御手
段を構成している。
【0040】次に、上記基本動作による一連の入退室動
作の一例を表3に示し、その要点を説明する。
【0041】
【表3】
【0042】今、部屋1は不在状態で電気錠は施錠され
ているとすると、在室状態記憶テーブル6Bは「不
在」、在室者数カウンタ6Cは「0」となっている。
(1)で認証番号「0001」の人が第1扉2Aに対し
て入室操作し、これが「OK」となると、在室状態記憶
テーブル6Bは「在室」、在室者数カウンタ6Cは「1」と
なる。以下、これらの信号の変化の説明は省略する。
【0043】(2)で認証番号「0002」の人が第2
扉2Bに対して入室操作をすると、在室者と利用可能扉
が違っているため、入室を不許可となる。(3)で認証
番号「0003」の人が第1扉2Aに対して入室操作す
ると、在室者と利用可能扉が同じであるため、入室許可
となる。(4)で認証番号「0004」の人が第2扉2B
に対して入室操作すると、在室者と利用可能扉が違って
いるため、入室不許可となる。(5)で認証番号「00
01」の人が第2扉2Bに対して退室操作すると、利用
可能扉が違っているため、退室不許可となる。
【0044】(6)で認証番号「0001」の人が第1扉
2Aに対して退室操作すると、許可された利用可能扉で
あるため、退室許可となる。(7)で認証番号「000
3」の人が第1扉2Aに対して退室操作すると、許可さ
れた利用可能扉であるため、退室許可となり、「不在状
態」となる。(8)で認証番号「0002」の人が第1
扉2Aに対して入室操作すると、利用可能扉が違ってい
るため、入室不許可となる。(9)で認証番号「000
2」の人が第2扉2Bに対して入室操作すると、許可さ
れた利用可能扉であるため、入室許可となる。(10)
で認証番号「0001」の人が第1扉2Aに対して入室操
作すると、在室者と利用可能扉が違っているため、入室
不許可となる。
【0045】なお、入室希望者と在室者の所属の一致又
は不一致を、扉2A、2Bの番号の照合によるものとし
たが、個人識別装置31、32、41、42の番号の照
合によるようにしてもよい。
【0046】このようにして、部屋1が不在状態であ
り、解錠希望扉2A、2Bが利用可能扉であれば扉2
A、2Bは解錠されるが、利用可能扉でなければ扉2
A、2Bは解錠されない。また、部屋1が在室状態であ
り、解錠希望扉2A,2Bが利用可能扉であり、かつ在
室者の利用可能扉と同一であれば扉2A、2Bは解錠さ
れるが、これ以外の条件では解錠されない。これで、個
人面接、金融商談等の場合、所属の異なる者同士が部屋
1内で顔を合わすことはなく、警備性を向上することが
可能となる。
【0047】なお、上記各実施の形態では、識別素子と
してIDタグ3A、31A、32Aの認証番号を用いた
カードリーダ方式としたが、これを各操作者の指紋等を
用いた指紋照合方式としてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1発明
では、個人識別装置が操作されたとき、部屋に在室者が
あれば、この在室者と同一関係者には扉を解錠し、それ
以外のものには扉の解錠を阻止し、第2発明では、部屋
が不在状態であれば扉を解錠し、部屋に在室者があれ
ば、この在室者の所属先と同一の所属者には扉を解錠
し、それ以外のものには扉の解錠を阻止するようにし、
第3発明では、解錠希望扉が利用不可扉に設定されてい
れば、扉の解錠を阻止するようにしたものである。
【0049】これにより、所属の異なる者同士が部屋1
内で顔を合わすことはなく、警備性を向上することがで
きる。
【0050】また、第4発明では、部屋が不在状態であ
り、解錠希望扉が利用可能扉であればその扉を解錠し、
利用可能扉と異なっていればその扉の解錠を阻止し、部
屋に在室者があり、解錠希望扉が利用可能扉であり、か
つこれが在室者の利用可能扉と同一であれば、その扉を
解錠し、これ以外の場合は扉の解錠を阻止するようにし
たので、複数枚の扉を有する部屋にも適用することがで
き、所属の異なる者同士が部屋内で顔を合わすことはな
く、警備性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すブロック線
図。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す全体構成図。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す部屋の平面
図。
【図4】 この発明の実施の形態1を示す認証用データ
ベースの内容図。
【図5】 この発明の実施に形態1を示す基本動作フロ
ーチャート。
【図6】 この発明の実施の形態2を示す部屋の平面
図。
【図7】 この発明の実施の形態2を示す認証用データ
ベースの内容図。
【図8】 この発明の実施の形態2を示す基本動作フロ
ーチャート。
【図9】 この発明の実施の形態3を示すブロック図。
【図10】この発明の実施の形態3を示す部屋の平面
図。
【図11】この発明の実施に形態3を示す認証用データ
ベースの内容図。
【図12】この発明の実施の形態3を示す基本動作フロ
ーチャート。
【符号の説明】
1 部屋、2 扉、2A 第1扉、2B 第2扉、3、
31、32 入室用の個人識別装置、4、41、42
退室用の個人識別装置、3A、31A、32A、IDタ
グ、3B、31B、32B IDコード照合回路、5A
認証用データベース、6A CPU、6B 在室状態
記憶テーブル、6C 在室者数カウンタ、6D 所属記
憶テーブル、7、7A、7B 電気錠制御装置。S1〜
S7、S9 不在時制御手段、S1〜S6、S8、S9
在室時制御手段、S19 扉解錠不許可手段、S21
〜S27、S29 不在時制御手段、S21〜S26、
S28、S29 在室時制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA04 AA12 BB09 BB21 CC12 DD06 FF44 FF53 5B058 CA01 CA31 KA02 KA37 YA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部屋の扉に対応して設置された個人識別
    装置が操作されて特定個人を識別すると、上記扉の施錠
    /解錠を管理する装置において、上記個人識別装置が操
    作されたとき上記部屋に在室者があり、かつ操作者が上
    記在室者と同一関係者であれば上記扉を解錠し、上記操
    作者が上記在室者と同一関係者でなければ上記扉の解錠
    を阻止する在室時制御手段を備えたことを特徴とする入
    退室管理装置。
  2. 【請求項2】 部屋の扉に対応して個人識別装置を設置
    し、この個人識別装置に操作される識別素子を検出し
    て、上記扉の施錠/解錠を管理する装置において上記個
    人識別装置の操作者の有する上記識別素子及びこの識別
    素子に対応する上記操作者の所属先が記録された認証用
    データベースを設け、上記個人識別装置が操作されたと
    き、上記部屋が不在状態であれば上記扉を解錠する不在
    時制御手段と、上記個人識別装置が操作されたとき、上
    記部屋に在室者があり、かつ上記認証用データベースに
    記録された上記操作者の所属先が上記在室者の所属先と
    同一であれば上記扉を解錠し、上記認証用データベース
    に記録された上記操作者の所属先が上記在室者の所属先
    と異なっていれば上記扉の解錠を阻止する在室時制御手
    段とを備えたことを特徴とする入退室管理装置。
  3. 【請求項3】 認証用データベースを、個人識別装置の
    操作者の有する識別素子、この識別素子に対応する上記
    操作者の所属先及び上記識別素子に対応する利用不可扉
    を記録したものとし、上記個人識別装置が操作されたと
    き、上記操作者が解錠を希望する扉が、上記認証用デー
    タベースに記録された利用不可扉であれば、その扉の解
    錠を阻止する扉解錠不許可手段を設けたことを特徴とす
    る請求項2記載の入退室管理装置。
  4. 【請求項4】 部屋に複数枚の扉が設けられ、これらの
    扉ごとに個人識別装置を設置し、これらの個人識別装置
    に操作される識別素子を検出して、上記扉の施錠/解錠
    を管理する装置において、上記個人識別装置の操作者の
    有する上記識別素子及びこの識別素子に対する利用可能
    扉が記録された認証用データベースを設け、上記個人に
    識別装置のいずれかが操作されたとき、上記部屋が不在
    状態であり、かつ上記操作者が解錠を希望する扉が上記
    認証用データベースに記録された利用可能扉と同一であ
    ればその扉を解錠し、上記認証用データベースに記録さ
    れた利用可能扉と異なっていればその扉の解錠を阻止す
    る不在時制御手段と、上記個人識別装置のいずれかが操
    作されたとき、上記部屋に在室者があり、上記操作者が
    解錠を希望する扉が上記認証用データベースに記録され
    た利用可能扉と同一であり、かつ上記記録された上記操
    作者の利用可能扉が上記在室者の利用可能扉と同一であ
    ればその扉を解錠し、これ以外の場合は上記解錠を希望
    する扉の解錠を阻止する在室時制御手段とを備えたこと
    を特徴とする入退室管理装置。
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