JP2019164834A - 顔認証装置 - Google Patents

顔認証装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019164834A
JP2019164834A JP2019111730A JP2019111730A JP2019164834A JP 2019164834 A JP2019164834 A JP 2019164834A JP 2019111730 A JP2019111730 A JP 2019111730A JP 2019111730 A JP2019111730 A JP 2019111730A JP 2019164834 A JP2019164834 A JP 2019164834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
authentication
operation state
face
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019111730A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6767683B2 (ja
Inventor
剛人 古地
Takehito Furuchi
剛人 古地
謙志 斉藤
Kenji Saito
謙志 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2019111730A priority Critical patent/JP6767683B2/ja
Publication of JP2019164834A publication Critical patent/JP2019164834A/ja
Priority to JP2020155960A priority patent/JP6962431B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6767683B2 publication Critical patent/JP6767683B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Collating Specific Patterns (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

【課題】複数のゲートを連携させて組織的なセキュリティゲートを構築するのは困難であること。【解決手段】隣り合う区画を分ける第1の境界に設置された第1のゲートを通過する利用者の顔画像を取得する顔画像取得部と、前記顔画像に対し閾値に基づいて顔認証を行う照合部と、前記第1の境界に設置された第2のゲートの動作状態を取得する動作状態取得部と、前記動作状態に基づいて前記閾値を変更する閾値変更部と、を含む。【選択図】図12

Description

本発明は、顔認証装置、顔認証方法、およびプログラムに関する。
従来から、入退室監視システムや勤怠管理システムなどの各種システムにおいて、ゲートなどを通過する利用者に対して顔認証による個人認証が行われている。
例えば特許文献1および特許文献2には、集合住宅や企業の建物のエントランスに設置したゲートを通過する人物の顔画像を取得し、予め登録された個人の基準顔画像との間の類似度を算出して閾値と比較することにより、認証対象の顔画像と基準顔画像との照合を行って本人認証を行う顔認証装置が記載されている。
また、この種の顔認証装置では、照合に使用する閾値を自動的に変更する構成が採用されている。
例えば特許文献1では、ゲートを利用する人物の平均帰宅時刻等の基準時刻と現在時刻とに基づいて上記ゲートを通過する人物の照合に使用する閾値を自動的に変更する。また特許文献2では、ゲートの通過人数を計測し、人数が多い場合に上記ゲートを通過する人物の照合に使用する閾値を小さく設定する。
特開2009−3659号公報 特開2007−156541号公報
ところで、比較的規模の大きな施設では、複数のセキュリティレベルに応じた複数の区画に仕切って各区画間にゲートを設置した多段階セキュリティゲートを構築することがある。このような多段階セキュリティゲートにおける或る区画間に設置したゲートで顔画像照合による本人認証を行う場合、特許文献1および特許文献2に記載される方法では、そのゲートの利用状態に応じてそのゲートの照合閾値を変更することになる。そのため、複数のゲートを連携させて組織的なセキュリティゲートを構築するのは困難であった。
本発明の目的は、上述した課題を解決する顔認証装置を提供することにある。
本発明の一形態に係る顔認証装置は、
隣り合う区画を分ける第1の境界に設置された第1のゲートを通過する利用者の顔画像を取得する顔画像取得部と、
前記顔画像に対し閾値に基づいて顔認証を行う照合部と、
前記第1の境界に設置された第2のゲートの動作状態を取得する動作状態取得部と、
前記動作状態に基づいて前記閾値を変更する閾値変更部と、
を含むように構成されている。
本発明の他の形態に係る顔認証方法は、
隣り合う区画を分ける第1の境界に設置された第1のゲートを通過する利用者の顔画像を取得し、
前記顔画像に対し閾値に基づいて顔認証を行い、
前記第1の境界に設置された第2のゲートの動作状態を取得し、
前記動作状態に基づいて前記閾値を変更する、
ように構成されている。
本発明の他の形態に係るプログラムは、
コンピュータに、
隣り合う区画を分ける第1の境界に設置された第1のゲートを通過する利用者の顔画像を取得する処理と、
前記顔画像に対し閾値に基づいて顔認証を行う処理と、
前記第1の境界に設置された第2のゲートの動作状態を取得する処理と、
前記動作状態に基づいて前記閾値を変更する処理と、
を行わせるように構成されている。
本発明は上述した構成を有することにより、複数のゲートを連携させて組織的なセキュリティゲートを構築することができる。
本発明を適用した多段階セキュリティゲートの概略構成図である。 多段階セキュリティゲートの各ゲートで実施される本人認証方式の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る顔認証装置の概略を説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係る顔認証装置のブロック図である。 本発明の第1の実施形態で使用するゲート動作状態データの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態で使用する閾値変更ルールの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態で使用する閾値変更ルールの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態で使用する閾値変更ルールの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る顔認証装置の動作の概要を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る顔認証装置の動作状態検出部の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る顔認証装置の閾値変更部の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る顔認証装置のブロック図である。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明を適用した多段階セキュリティゲートの概略構成図である。図1に示す多段階セキュリティゲートは、合計10個のゲートG1〜G10から構成されている。ゲートG1、G2は、施設の敷地STの入口に入口専用ゲートとして設置され、ゲートG9、G10は、敷地STの出口に出口専用ゲートとして設置されている。また、ゲートG3、G4は、敷地ST内の建物BUの入口に入口専用ゲートとして設置され、ゲートG7、G8は建物BUの出口に出口専用ゲートとして設置されている。さらに、ゲートG5は、建物BU内の重要室IRの入口に入口専用ゲートとして設置され、ゲートG6は、重要室IRの出口に出口専用ゲートとして設置されている。この多段階セキュリティゲートでは、重要室IRの内部が最もセキュリティレベルの高い第3区画とされ、重要室IRを除く建物BUの内部が次にセキュリティレベルの高い第2区画とされ、建物BUを除く敷地STの内部が次にセキュリティレベルの高い第1区画とされている。なお、敷地STの外側のセキュリティレベルは第1区画よりも低い。
敷地STの外から重要室IRに入るには、利用者は、先ずゲートG1、G2の何れかを通って敷地STの中に入る。次に利用者は、ゲートG3、G4の何れかを通って建物BUの中に入り、さらにゲートG5を通って重要室IRの中に入ることになる。このとき、通過するゲートG1〜G5で本人認証が実施され、認証が成功した場合に限り、利用者はゲートを通過することができる。反対に重要室IRから敷地STの外に出るには、利用者は、先ずゲートG6を通って重要室IRの外に出る。次に利用者は、ゲートG7、G8の何れかを通って建物BUの外に出て、さらにゲートG9、G10の何れかを通って敷地STの外に出ることになる。このとき、通過するゲートG6〜G10で本人認証が実施され、認証が成功した場合に限り、利用者はゲートを通過することができる。また利用者は、重要室IRに入らずに建物BUから出ることも、さらに建物BUに入らずに敷地STから出ることもできる。
ゲートG1〜G10で実施される本人認証の方式は種々考えられる。以下では、説明の便宜上、ゲートG1〜G10では図2に示すような認証方式を採用しているものとする。図2を参照すると、全てのゲートG1〜G10で顔認証を使用しており、更にゲートG1、G2では顔認証に加えてICカード認証による2要素認証を採用し、またゲートG5では顔認証に加えてパスワード認証による2要素認証を採用している。また図2には、各ゲートG1〜G10における顔認証で使用する照合閾値の初期設定値が、「大」、「中」、「小」の何れであるかが記載されている。「大」は安全性重視であり、他人受入率を小さく抑えることができる。また「小」は利便性重視であり、本人拒否率を小さく抑えることができる。「中」は両者の中間である。ここでは、照合閾値の値を「大」、「中」、「小」で表現したが、実際には数値で表現される。その際、「大」に対応する数値が一番大きく、次に「中」に対応する数値が大きく、「小」に対応する数値は一番小さい。図2では、ゲートG1、G2の顔認証の照合閾値の初期設定値が「小」となっている。これは、ゲートG1、G2ではICカード認証と顔認証の2要素認証を行っているので、顔認証の照合閾値を「小」にしても総合的なセキュリティレベルは高いことを考慮した結果である。同様の理由でゲートG5の顔認証の照合閾値の初期設定値は「小」になっている。また、ゲートG6〜G10は出口専用ゲートであるため、顔認証の照合閾値の初期設定値は「小」になっている。
しかしながら、ゲートG1〜G10の顔認証の照合閾値を初期設定値のままで固定すると、状況の変化に柔軟に対応できない。特許文献1および特許文献2に記載する技術は、個々のゲートG1〜G10の利用状態に応じて個々のゲートG1〜G10の照合閾値を変更する技術であるが、それだけでは不十分である。例えば、2要素認証を行っているゲートG1、G2で顔認証およびICカード認証の何れか一方に障害が発生した等の理由により、ICカード認証或いは顔認証による1要素認証を行う状況になった場合、2要素認証の場合に比べて第1区画の安全性が低下する。そのため、ゲートG3、G4の顔認証の照合閾値を初期設定値の「中」のままにしておくと、第2区画の安全性も低下してしまう。また、2要素認証を行っているゲートG5で顔認証およびパスワード認証の何れか一方に障害が発生した等の理由により、パスワード認証或いは顔認証による1要素認証を行う状況になった場合、2要素認証の場合に比べて第3区画の安全性が低下する。その場合、ゲートG3、G4の顔認証の照合閾値を初期設定値の「中」ではなく「高」に変更すれば、第2区画の安全性が高まるので、それに応じて第3区画の安全性を高めることができる。他のゲートの動作状態に基づいてゲートG3、G4の顔認証の照合閾値を変更することが望ましいケースは、上述したケース以外にも種々考えられる。以上は、他のゲートの動作状態に基づいてゲートG3、G4の顔認証の照合閾値を変更することが望ましいケースについて述べたが、ゲートG3、G4以外のゲートの顔認証の照合閾値を他のゲートの動作状態に基づいて変更することが望ましいケースも当然あり得る。また、ゲートG3とゲートG4との間でも互いに相手の動作状態に応じて顔認証の照合閾値を変更することが望ましいケースがある。例えば、ゲートG4が何等かの障害で停止し、閉鎖された場合、第1区画から第2区画への進入路がゲートG3のみになるため、ゲートG3で渋滞が発生する懸念が高まる。その場合、ゲートG3の顔認証の照合閾値を「低」にすれば、本人拒否率が減って単位時間当たりの通過利用者数が増大し、渋滞を防止することができる。
以下、他のゲートの動作状態に基づいて顔認証の照合閾値を変更するように構成したゲートとしてゲートG3を取り上げ、ゲートG3に適用する顔認証装置を第1の実施形態として詳細に説明する。
図3は本発明の第1の実施形態に係る顔認証装置100の概略を説明する図である。図3を参照すると、本実施形態に係る顔認証装置100は、第1区画と第2区画との間に設置されたゲートG3を介して第1区画から第2区画へ通過する利用者141の顔認証を行い、その認証結果をゲートG3に送信するように構成されている。
ゲートG3は、受信した認証結果に従って所定の動作を行う。認証結果を受信したときのゲートG3の動作は任意である。例えばゲートG3は、認証結果に従ってゲートG3に取り付けられた扉の開閉動作を自動的に行う。或いはゲートG3は、手動で開閉自在なゲートバーを備え、認証成功の認証結果を受信したときに限り一定時間だけゲートバーのロックを解除する。或いはゲートG3は、認証結果に従ってゲートG3に取り付けられた報知器から通行可否のメッセージを視覚的または音響的に出力する。またゲートG3は、据え置き型であってもよいし、移動可能な可搬型であってもよい。またゲートG3は、顔認証装置100と独立した装置であってもよいし、顔認証装置100と一体となった装置であってもよい。
図4は顔認証装置100のブロック図である。図4を参照すると、顔認証装置100は、ゲートG3とのインタフェース部111と、カメラ部142とのインタフェース部112と、通信インタフェース部113と、操作入力部114と、画面表示部115と、記憶部120と、演算処理部130とから構成されている。
インタフェース部111は、ゲートG3との間で顔認証の結果などの信号を授受するように構成されている。信号の授受は有線または無線の何れであってもよい。
インタフェース部112は、カメラ部142との間で信号を授受するように構成されている。信号の授受は有線または無線の何れであってもよい。カメラ部142は、図3に示すように、ゲートG3を通って第1区画から第2区画へ移動する利用者141の顔部分を撮像できる位置および画角に予め設定されている。カメラ部142は、ゲートG3を通過する人物の顔部分を撮像して得られた画像データを出力するCCD(Charge Coupled Device)素子やCMOS(Complementary Metal−oxide Semiconductor)素子などからなる撮像装置である。カメラ部142で撮像される画像データは、例えば256階調の白黒濃淡画像であるが、カラー画像であってもよい。
通信インタフェース部113は、図1のゲートG3以外の他のゲートG1〜G2、G4〜G10毎に設けられた図示しない顔認証装置や端末などの外部装置との間でデータ通信を行う通信装置である。通信方式は、有線または無線の何れであってもよい。
操作入力部114は、キーボードやテンキーなどの入力装置であり、オペレータの操作を検出して演算処理部130に出力するように構成されている。
画面表示部115は、LCD(Liquid Crystal Display)やPDP(Plasma Display Panel)などの画面表示装置である。画面表示部115は、演算処理部130からの指示に応じて、操作メニューなどの各種情報を画面表示するように構成されている。
記憶部120は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置である。記憶部120は、演算処理部130で行われる各種処理に必要な処理情報およびプログラム121を記憶するように構成されている。
プログラム121は、演算処理部130に読み込まれて実行されることにより各種処理部を実現する。プログラム121は、通信インタフェース部113などのデータ入出力機能を介して外部装置(図示せず)や記憶媒体(図示せず)から予め読み込まれて記憶部120に保存される。
記憶部120に記憶される主な処理情報には、基準顔画像データ122、照合閾値123、ゲート動作状態データ124、および照合閾値変更ルール125がある。
基準顔画像データ122は、顔認証を行う際に用いられる基準となる顔画像と利用者IDとを関連付けたデータである。基準顔画像データ122には、利用者IDに関連付けて、その利用者IDを有する人物の顔画像が基準顔画像として少なくとも1枚保持されていてよい。或いは、基準顔画像データ122には、利用者IDに関連付けて、その利用者IDを有する人物の顔画像から抽出された顔の特徴量が基準顔情報として関連付けられていてよい。ここで、顔の特徴量は、顔を構成する目、鼻、口、眉等の各部の位置関係や形状を認識するための顔画像の各部における特徴を示す数値であり、画像どうしの類似判断等を行う場合に用いられる。
照合閾値123は、カメラ部142で撮像された利用者の顔画像の照合に使用する閾値である。本実施形態では、照合閾値123は全ての利用者IDで共通である。
ゲート動作状態データ124は、施設に設置されたゲートG1〜G10の動作状態を表すデータである。図5はゲート動作状態データ124の例を示す。この例では、ゲート動作状態データ124は、施設に設置されたゲート毎に存在し、ゲートID、稼働状態、認証履歴、および単位時間当たりの認証成功数から構成される。ゲートIDは、ゲートを一意に識別するゲート識別情報である。稼働状態は、稼働中か停止中かを表し、また稼働中であれば2要素認証で稼働中か1要素認証で稼働中かを表し、さらに停止中であればゲートを自由に通れる開放中か或いは物理的に通行が遮断されている閉鎖中かを表す。即ち、稼働状態は、2要素認証で稼働中、1要素認証で稼働中、開放中、閉鎖中の4種類の何れかを表している。例えば、ゲートが故障や工事中のために使えないときは閉鎖中あるいは開放中とされる。また、2要素認証を行うゲートG1、G2、G5では、障害等のために1要素認証を行う状態に切り替わると、稼働状態が2要素認証で稼働中から1要素認証で稼働中に切り替わる。
認証履歴は、本人認証の履歴であり、そのゲートで認証成功した人物の利用者IDと認証時刻との組が履歴として保存される。また認証履歴には、予め定められた特定の人物の認証が成功したか否かの情報が含まれている。特定人物とみなされる人物の利用者IDは事前に定められている。単位時間当たりの認証成功数は、直近の所定時間(例えば10分間)における認証成功の回数を表している。
照合閾値変更ルール125は、他ゲートの動作状態に基づいてゲートG3の顔認証の照合閾値123を変更するためのルールである。照合閾値変更ルール125は、他ゲートの動作状態が満たすべき条件を記載した条件部と、この条件部の条件が成立したときのゲートG3の顔認証の照合閾値の変更後の値を記載した結論部と、そのルールの優先度とを含む。但し、照合閾値変更ルール125は、上記のような条件部と結論部とからなるルール形式に限定されず、如何なる形式のルールであってもよい。
図6乃至図8は照合閾値変更ルール125の例を示す。ルール125−1は、ゲートG1およびゲートG2の稼働状態が共に開放中であるならば(条件部)、ゲートG3の顔認証の照合閾値を「大」にすると定めており、その優先度は1である。優先度はその数値が小さい程、より高いことを示す。即ち、優先度1が最も高い。ルール125−2は、ゲートおよびゲートG2の稼働状態が共に2要素認証で稼働中ならば(条件部)、ゲートG3の顔認証の照合閾値を「中」にすると定めており、その優先度は4である。ルール125−1は、ゲートG1およびゲートG2が故障や工事中のために稼働を停止して開放されると、第1区画の安全性が低下し、それが第2区画の安全性の低下を引き起こすので、ゲートG3の顔認証の照合閾値を「大」にして第2区画の安全性の低下を防止するためのルールである。またルール125−2は、ゲートG1およびゲートG2の故障が修理されて運用が再開された場合に、ゲートG3の顔認証の照合閾値を初期状態に戻すためのルールである。なお、ゲートG4を制御する顔認証装置では、ルール125−1、125−2と同様のルールによってゲートG4の顔認証の照合閾値が変更されるようになっている。
ルール125−3は、ゲートG1およびゲートG2の稼働状態が共に1要素認証で稼働中ならば(条件部)、ゲートG3の顔認証の照合閾値を「大」にすると定めており、その優先度は1である。ルール125−3は、ゲートG1およびゲートG2が1要素認証に縮退すると、第1区画の安全性が低下し、それが第2区画の安全性の低下を引き起こすので、ゲートG3の顔認証の照合閾値を「大」にして第2区画の安全性の低下を防止するためのルールである。なお、ゲートG1およびゲートG2の稼働状態が2要素認証で稼働中の状態に戻った場合に、ゲートG3の顔認証の照合閾値はルール125−2によって初期状態に戻される。
ルール125−5は、ゲートG5の稼働状態が1要素認証で稼働中であるならば(条件部)、ゲートG3の顔認証の照合閾値を「大」にすると定めており、その優先度は1である。ルール125−6は、ゲートG5の稼働状態が2要素認証で稼働中であるならば(条件部)、ゲートG3の顔認証の照合閾値を「中」にすると定めており、その優先度は4である。ルール125−5は、ゲートG5が1要素認証に縮退すると、第3区画の安全性が低下するので、それを補うために第2の区画の安全性を高めるためのルールである。またルール125−6は、ゲートG5が2要素認証の状態に戻った場合に、ゲートG3の顔認証の照合閾値を初期状態に戻すためのルールである。なお、ゲートG4を制御する顔認証装置では、ルール125−5、125−6と同様のルールによってゲートG4の顔認証の照合閾値が変更されるようになっている。
ルール125−7は、ゲートG1またはゲートG2で特定人物の認証が成功したならば(条件部)、ゲートG3の顔認証の照合閾値を「大」にすると定めており、その優先度は2である。特定人物とみなされる人物の利用者IDは事前に定められている。ルール125−8は、ゲートG9またはゲートG10で特定人物の認証が成功したならば(条件部)、ゲートG3の顔認証の照合閾値を「中」にすると定めており、その優先度は2である。ルール125−7は、特定人物が敷地の入口から第1区画に入った場合、特定人物がその後に入る可能性のある第2区画の安全性をより高めるためのルールである。またルール125−8は、特定人物が敷地外に出たときにゲートG3の顔認証の照合閾値を初期状態に戻すためのルールである。なお、ゲートG4を制御する顔認証装置では、ルール125−7、125−8と同様のルールによってゲートG4の顔認証の照合閾値が変更されるようになっている。ルール125−7では、特定人物の重要度は不問である。しかし、特定人物を重要度別に複数のグループに分け、第1区画に入った特定人物の重要度に応じて照合閾値の変更幅を調整するようにしてもよい。
ルール125−9は、ゲートG1およびゲートG2における単位時間当たりの認証成功数が所定値以上ならば(条件部)、ゲートG3の顔認証の照合閾値を「小」にすると定めており、その優先度は3である。ルール125−10は、ゲートG1およびゲートG2における単位時間当たりの認証成功数が所定値を下回ったならば(条件部)、ゲートG3の顔認証の照合閾値を「中」にすると定めており、その優先度は3である。ルール125−9は、ゲートG1、G2を通過する利用者の流量が増大すると、ゲートG3を通過する利用者の流量も増大する可能性があるので、ゲートG3の流量が増大する前に顔認証の照合閾値を「小」にして本人拒否率を下げ、ゲートG3における渋滞を事前に防止するためのルールである。またルール125−10は、ゲートG1およびゲートG2からの利用者の流入量が低下したときにゲートG3の顔認証の照合閾値をいち早く初期状態に戻すためのルールである。なお、ゲートG4を制御する顔認証装置では、ルール125−9、125−10と同様のルールによってゲートG4の顔認証の照合閾値が変更されるようになっている。
ルール125−11は、ゲートG4の稼働状態が閉鎖中ならば(条件部)、ゲートG3の顔認証の照合閾値を「小」にすると定めており、その優先度は3である。ルール125−12は、ゲートG4の稼働状態が1要素認証で稼働中ならば(条件部)、ゲートG3の顔認証の照合閾値を「中」にすると定めており、その優先度は4である。ルール125−11は、ゲートG4が稼働を停止して閉鎖されると、第1区画から第2区画への進入路はゲートG3だけになるため、ゲートG3の顔認証の照合閾値を「小」にして本人拒否率を下げ、ゲートG3における渋滞を防止するためのルールである。またルール125−12は、ゲートG4の閉鎖状態が解消したときにゲートG3の顔認証の照合閾値を初期状態に戻すためのルールである。なお、ゲートG4を制御する顔認証装置では、ルール125−11、125−12と同様のルールによってゲートG4の顔認証の照合閾値が変更されるようになっている。
再び図4を参照すると、演算処理部130は、MPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有する演算処理装置である。演算処理部130は、記憶部120からプログラム121を読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム121とを協働させて各種処理部を実現するように構成されている。演算処理部130で実現される処理部として、入力部131、顔画像取得部132、照合部133、出力部134、動作状態検出部135、および閾値変更部136がある。
入力部131は、通信インタフェース部113或いは操作入力部114を通じて外部から基準顔画像データ122、照合閾値123、および照合閾値変更ルール125を入力し、記憶部120に記憶するように構成されている。また入力部131は、通信インタフェース部113或いは操作入力部114を通じて外部から各ゲートG1〜G10の初期状態のゲート動作状態データ124を入力し、記憶部120に記憶するように構成されている。初期状態のゲート動作状態データは、ゲートIDと稼働状態の欄に該当する内容が設定され、認証履歴と単位時間当たりの認証成功数との欄は空欄になっている。
顔画像取得部132は、カメラ部142から認証対象の人物の顔を撮像して得られた画像データを入力し、その画像データから認証対象の顔画像を取得(検出)するように構成されている。顔画像取得部132は、人の一般的な顔の輪郭を示すテンプレートを画像データにマッチングさせることにより、画像データ内に存在する顔画像を取得する。テンプレートマッチング以外に公知の各種の顔検出アルゴリズムを使用してもよい。
照合部133は、カメラ部142によって取得された認証対象の顔画像と基準顔画像データ122に含まれる基準顔画像との間の類似度を利用者ID毎に算出し、算出した利用者ID毎の類似度を照合閾値123と比較した結果に基づいて、認証対象の顔画像が基準顔画像データ122に含まれる何れの基準顔画像と一致するか、或いは何れの基準顔画像とも一致しないかを判定するように構成されている。類似度の一例として、顔画像相互間の相互相関係数を用いることができる。その場合、両顔画像に同一人物の顔部分が含まれる場合に類似度が大きくなり、両顔画像に異なる人物の顔部分が含まれる場合に類似度が小さくなる。顔画像間の類似度としては、相互相関係数以外の公知の類似度算出技術を用いることができる。例えば、照合部133は、認証対象の顔画像から顔の特徴量を抽出し、基準顔画像データ122に含まれる基準顔の特徴量と認証対象の顔画像から抽出した顔の特徴量とを照合して、基準顔画像と認証対象の顔画像との類似度を算出するように構成されていてよい。
また照合部133は、カメラ部142によって取得された認証対象の顔画像との間の類似度が照合閾値123以上になる基準顔画像が基準顔画像データ122に1つも存在しない場合、認証失敗の認証結果を生成して出力部134に伝達するように構成されている。また照合部133は、カメラ部142によって取得された認証対象の顔画像との間の類似度が照合閾値123以上になる基準顔画像が1以上存在する場合、類似度が最大の利用者IDと認証時刻とを含む認証成功の認証結果を生成し、出力部134と動作状態検出部135とに伝達するように構成されている。
出力部134は、照合部133によって生成された認証結果を、インタフェース部111を通じてゲートG3へ送信するように構成されている。また出力部134は、上記認証結果を、通信インタフェース部113を介して外部の端末へ送信し、または/および、画面表示部115に表示するようにしてもよい。
動作状態検出部135は、施設に設置されたゲートの動作状態を表すデータを定期的に検出し、記憶部120に記憶するように構成されている。動作状態検出部135は、ゲートG3に係るゲート動作状態を検出するように構成されていると共に、ゲートG3以外のゲートG1〜G2、G4〜G10に係るゲート動作状態を検出するように構成されている。動作状態検出部135は、動作状態取得部とも呼ぶ。
動作状態検出部135は、ゲートG3に係るゲート動作状態を以下のようにして検出する。動作状態検出部135は、操作入力部114あるいは通信インタフェース部113を通じて管理者からゲートG3の稼働状態が入力されると、入力された稼働状態をゲートG3に係るゲート動作状態データ124の稼働状態として記憶部120に記憶する。また動作状態検出部135は、照合部133から認証成功の認証結果が伝達されると、その認証結果をゲートG3に係るゲート動作状態データ124の認証履歴に登録する。このとき動作状態検出部135は、認証結果に含まれる利用者IDと特定人物とみなされる人物の利用者IDとを比較し、一致した場合には、特定人物の本人認証に成功した旨の情報をゲートG3に係るゲート動作状態データ1240の認証履歴に記録する。また動作状態検出部135は、照合部133から伝達された認証成功の認証結果に基づいて単位時間当たりの認証成功数を算出し、ゲートG3に係るゲート動作状態データ124に登録する。
一方、動作状態検出部135は、記憶部120に記憶されたゲートG3のゲート動作状態データ124を、通信インタフェース部113を通じてゲートG1〜G2、G4〜G10の顔認証装置へ定期的に送信する。また動作状態検出部135は、ゲートG1〜G2、G4〜G10の顔認証装置から定期的に送られてくるゲートG1〜G2、G4〜G10のゲート動作状態データ124を受信して記憶部120に記憶されているゲートG1〜G2、G4〜G10のゲート動作状態データ124を更新する。即ち、動作状態検出部135は、ゲートG3以外のゲートに係るゲート動作状態を、他ゲートの顔認証装置から定期的に送信されるゲート動作状態データ124を受信することにより検出する。
閾値変更部136は、記憶部120に記憶されたゲート動作状態データ124および照合閾値変更ルール125に基づいて、照合閾値123を変更するように構成されている。具体的には、閾値変更部136は、照合閾値変更ルール125の条件部が成立するか否かをゲート動作状態データ124に基づいて判断し、条件部が成立した照合閾値変更ルール125の結論部に従って照合閾値123を変更する。閾値変更部136は、複数の照合閾値変更ルール125の条件部が同時に成立する場合、その中で優先度の一番高い照合閾値変更ルール125の結論部に従って照合閾値123を変更する。また、優先度の一番高い照合閾値変更ルール125が複数存在した場合、予め定められた基準に従う。例えば、安全性重視という基準が予め設定されている場合、閾値変更部136は、優先度の一番高い複数の照合閾値変更ルール125の結論部のうち、変更後の照合閾値123の値が一番大きくなるものを優先して適用する。逆に利便性重視という基準が予め設定されている場合、閾値変更部136は、優先度の一番高い複数の照合閾値変更ルール125の結論部のうち、変更後の照合閾値123の値が一番小さくなるものを優先して適用する。
図9は顔認証装置100の動作の概要を示すフローチャートである。図9を参照すると、まず顔認証装置100の入力部131は、外部から基準顔画像データ122を入力し、記憶部120に記憶する(ステップS1)。次に入力部131は、外部から照合閾値123を入力し、記憶部120に記憶する(ステップS2)。次に入力部131は、外部から照合閾値変更ルール125を入力し、記憶部120に記憶する(ステップS3)。次に入力部131は、各ゲートG1〜G10の初期状態のゲート動作状態データ124を入力し、記憶部120に記憶する(ステップS4)。上記ステップS1〜S4の処理は、ゲートG3における顔認証の運用を開始するための準備処理であり、一度実施していれば省略してよい。
次に顔認証装置100の顔画像取得部132は、第1の区画から第2の区画に向かって移動する利用者141の顔部分を撮像して得られた画像データを、インタフェース部112を通じてカメラ部142から入力し、その画像データから認証対象の顔画像を取得する(ステップS4)。次に顔認証装置100の照合部133は、認証対象の顔画像と基準顔画像データ122に含まれる基準顔画像との間の類似度を算出して照合閾値123と比較することにより、認証対象の顔画像が基準顔画像データ122に含まれる何れの基準顔画像と一致するか、或いは何れの基準顔画像とも一致しないかを判定する(ステップS6)。このとき照合部133は、認証対象の顔画像との間の類似度が照合閾値123以上になる基準顔画像が基準顔画像データ122に1つも存在しない場合、認証失敗の認証結果を生成して出力部134に伝達する。また照合部133は、認証対象の顔画像との間の類似度が照合閾値123以上になる基準顔画像が1以上存在する場合、類似度が最大の利用者IDと認証時刻とを含む認証成功の認証結果を生成し、出力部134と動作状態検出部135とに伝達する。次に顔認証装置100の出力部134は、認証結果をインタフェース部111を通じてゲートG3へ送信する(ステップS7)。
また認証成功であれば、動作状態検出部135は、認証結果を、ゲートG3に係るゲート動作状態データ124の認証履歴に登録し且つ特定人物の認識成功時にはその旨を認証履歴に記録する(ステップS8)。また認証成功であれば、動作状態検出部135は、単位時間当たりの認証成功数を算出し、ゲートG3のゲート動作状態データ124における単位時間当たりの認証成功数を更新する(ステップS9)。そして、顔認証装置100は、ステップS5に戻って上述した処理と同様の処理を繰り返す。
また、顔認証装置100は、図9に示した処理と並行して図10に示す処理を実行する。図10を参照すると、顔認証装置100の動作状態検出部135は、管理者からゲートG3の稼働状態を変更する入力があったか否か、ゲートG3のゲート動作状態データを送信する時期が到来したか否か、および他ゲートからゲート動作状態データを受信したか否かを常に検出している(ステップS11〜S13)。
管理者からゲートG3の稼働状態を変更する入力があった場合、動作状態検出部135は、その入力に従って記憶部120に記憶されているゲートG3に係るゲート動作状態データ124中の稼働状態を更新し(ステップS14)、ステップS11に戻って上述した処理と同様の処理を繰り返す。またゲートG3に係るゲート動作状態データを送信する時期が到来していれば、動作状態検出部135は、記憶部120に記憶されているゲートG3のゲート動作状態データを、通信インタフェース部113を通じて他のゲートG1〜G2、G4〜G10の顔認証装置へ送信し(ステップS15)、ステップS11に戻って上述した処理と同様の処理を繰り返す。ゲートG3に係るゲート動作状態データを送信する時期は、例えば前回送信した時刻から所定時間が経過したとき、前回送信した時刻以降にステップS8、S9、S14によりゲートG3のゲート動作状態データが更新されたとき等とすることができる。また動作状態検出部135は、他ゲートから通信インタフェース部113を通じてゲート動作状態データを受信した場合、受信したゲート動作状態データで記憶部120に記憶されている他ゲートに係るゲート動作状態データを更新し(ステップS16)、ステップS11に戻って上述した処理と同様の処理を繰り返す。
さらに顔認証装置100は、図9および図10の処理と並行して図11に示す処理を実行する。図11を参照すると、顔認証装置100の閾値変更部136は、照合閾値の変更時期が到来したか否かを判定する(ステップS21)。照合閾値の変更時期は、例えば、前回変更した時刻から一定時間が経過したとき、前回変更した時刻以降に他のゲートのゲート動作状態データ124が変更されたとき等とすることができる。
照合閾値の変更時期が到来した場合、閾値変更部136は、条件部が成立する照合閾値変更ルール125を調べる(ステップS22)。即ち、閾値変更部136は、記憶部120に記憶されている照合閾値変更ルール125を1ルールずつ読み出し、ゲート動作状態データ124と照合することにより、そのルールの条件部が成立するか否かを判定する。閾値変更部136は、条件部が成立する照合閾値変更ルール125が1つも存在しない場合(ステップS23でYES)、ステップS21に戻って上述した処理と同様の処理を繰り返す。
他方、条件部が成立する照合閾値変更ルール125が1以上存在する場合、閾値変更部136は、条件部が成立した照合閾値変更ルールの結論部に従って照合閾値123を更新する(ステップS24)。そして、閾値変更部136は、ステップS21に戻って上述した処理と同様の処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態に係る顔認証装置100によれば、第1の区画と第2の区画との間に設置されたゲートG3で実施される顔認証に使用する照合閾値を、敷地外と第1の区画との間に設置されたゲートG1、G2や第2区画と第3区画との間に設置されたゲートG5等の他ゲートの動作状態に応じて自動的に変更するため、複数のゲートを連携させて組織的なセキュリティゲートを構築することができる。
以上の説明では、ゲートG1〜G5は入口専用ゲート、ゲートG6〜G10は出口専用ゲートとしたが、それらのゲートG1〜G10は入口と出口で兼用されるゲートであってもよい。入口と出口で兼用されるゲートの顔認証装置では、入る人物の顔認証を行うと共に出る人物の顔認証を行うように構成される。また、照合閾値は入口と出口で共通であってもよいし、別々に設定されていてもよい。
また以上の説明では、顔認証の照合閾値は全ての利用者IDで共通としたが、利用者ID毎に照合閾値を設定してもよい。また利用者ID毎に照合閾値を設定する場合、照合閾値変更ルールにおいて変更する利用者IDを指定するようにしてもよい。例えば、ゲートG1、G2で特定人物の認証が成功したときにゲートG3の顔認証の照合閾値を「高」にする図7のルール125−7では、当該特定人物に対応する照合閾値を変更対象から除外するようにしてもよい。
また以上の説明では、各ゲートG1〜G10に1対1に対応する顔認証装置を使用して、各ゲートG1〜G10を通過する人物の認証を行ったが、全ゲート或いはその一部の複数のゲートにおける認証を共通な1つの顔認証装置で実施するように構成してもよい。
また以上の説明では、照合部133は、認証対象の顔画像を予め登録された全ての登録利用者の基準顔画像と照合したが、照合を行う登録利用者を限定するようにしてもよい。例えば、図1のゲートG3を通過する利用者は、ゲートG1またはゲートG2を通過して第1区画に入った利用者に限定される。そのため、ゲートG3に対応する顔認証装置の照合部133は、ゲートG1およびゲートG2に係るゲート動作状態データ124の認証履歴に記録された利用者に限定して照合を行ってよい。具体的には、照合部133は、ゲートG1およびゲートG2に係るゲート動作状態データ124の認証履歴に記録された利用者を第1区画の入場者として検出し、登録利用者毎の基準顔画像データ122から上記入場者の基準顔画像を選択し、その選択した基準顔画像とゲートG3を通過する利用者の顔画像との間の類似度を算出して閾値と比較することにより、本人認証を行う。或いは、照合を行う登録利用者をさらに限定するために、上述のようにして検出した第1区画の入場者から、ゲートG9またはゲートG2から敷地外に出て行った利用者を取り除いてもよく、また更に、上述のようにして検出した第1区画の入場者からゲートG3またはゲートG4を通過しているがゲートG7またはゲートG8を通過していない利用者を取り除いてもよい。このようにゲートG3を通過する利用者を第1区画の入場者に限定することにより、認証精度を高めることができる。また、このようにゲートG3を通過する利用者を第1区画の入場者に限定する場合、照合閾値を大きめに設定するようにしてもよい。
[第2の実施形態]
図12は本発明の第2の実施形態に係る顔認証装置のブロック図である。図12を参照すると、本実施形態に係る顔認証装置200は、顔画像取得部201、照合部202、動作状態取得部203、および閾値変更部204を備えている。
顔画像取得部201は、複数の区画における第1の境界に設置された第1のゲートを通過する利用者の顔画像を取得するように構成されている。顔画像取得部201は、例えば図4の顔画像取得部132と同様に構成することができるが、それに限定されない。
照合部202は、顔画像取得部201によって取得された顔画像に対し閾値に基づいて顔認証を行うように構成されている。照合部202は、例えば図4の照合部133と同様に構成することができるが、それに限定されない。
動作状態取得部203は、第1の境界とは異なる第2の境界に設置された第2のゲートの動作状態を取得するように構成されている。動作状態取得部203は、例えば図4の動作状態検出部135と同様に構成することができるが、それに限定されない。
閾値変更部204は、動作状態取得部203によって取得された第2のゲートの動作状態に基づいて、照合部202で使用する照合のための閾値を変更するように構成されている。閾値変更部204は、例えば図4の閾値変更部204と同様に構成することができるが、それに限定されない。
以上のように構成された本実施形態に係る顔認証装置200は、以下のように動作する。即ち、まず顔画像取得部201が、複数の区画における第1の境界に設置された第1のゲートを通過する利用者の顔画像を取得する。次に照合部202が、顔画像取得部201によって取得された顔画像に対し閾値に基づいて顔認証を行う。次に動作状態取得部203が、第1の境界とは異なる第2の境界に設置された第2のゲートの動作状態を取得する。そして閾値変更部204が、動作状態取得部203によって検出された第2のゲートの動作状態に基づいて、照合部202で使用する照合のための閾値を変更する。
このように本実施形態によれば、複数の区画における第1の境界に設置された第1のゲートで実施される顔認証に使用する照合閾値を、第1の境界とは異なる第2の境界に設置された第2のゲートの動作状態に応じて自動的に変更するため、複数のゲートを連携させて組織的なセキュリティゲートを構築することができる。
以上、上記各実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
例えば、第1の実施形態において、ゲートG1或いはゲートG2で特定人物(重要人物)の認証に成功し、特定人物が外部から第1区画STに入場した場合、当該ゲートG1およびゲートG2の閾値を高くし、或いは顔認証による1要素認証から顔認証とICカード認証等による2要素認証に変更してセキュリティレベルを高めるようにしてもよい。一方で、第1区画に入った特定人物が第2区画へ万が一にも入場できないことは問題なので、ゲートG3およびゲートG4の閾値を下げて利便性を上げるようにしてもよい。また、第3区画が例えばサーバールームであり、無権限者の侵入を阻止するため、普段はゲートG5を電気的に閉鎖してあるものとする。このとき、ゲートG3またはゲートG4を通じて権限を持った人が第2区画に入場してきた場合、ゲートG5の閉鎖を電気的に解除し、ゲートG5の顔認証を受け付けるようにしてもよい。その他、複数のゲートの閾値を制御するルールは各種考えられる。
また、第1の実施形態は、本発明を内側の区画ほどセキュリティを高めたいケースに適用した。しかし、本発明は、その反対に内側の区画ほど利便性を高めたいケースに対しても適用可能である。
本発明は、入退室監視システムや勤怠管理システムなどに利用でき、特に利用者の負担を招くことなく、照合に使用する閾値を適切に自動修正して、利便性や安全性の向上を図る場合に適している。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]
複数の区画における第1の境界に設置された第1のゲートを通過する利用者の顔画像を取得する顔画像取得部と、
前記顔画像に対し閾値に基づいて顔認証を行う照合部と、
前記第1の境界とは異なる第2の境界に設置された第2のゲートの動作状態を取得する動作状態取得部と、
前記動作状態に基づいて前記閾値を変更する閾値変更部と、
を含む顔認証装置。
[付記1−1]
前記複数の区画は複数のセキュリティレベルを有する、
付記1に記載の顔認証装置。
[付記2]
前記動作状態取得部は、前記第2のゲートが自由に通れる開放中であるか否かを、前記第2のゲートの1つの動作状態として取得する、
付記1に記載の顔認証装置。
[付記3]
前記動作状態取得部は、前記第2のゲートが通行できない閉鎖中であるか否かを、前記第2のゲートの1つの動作状態として取得する、
付記1または2に記載の顔認証装置。
[付記4]
前記動作状態取得部は、前記第2のゲートで実施される本人認証が多要素認証か否かを、前記第2のゲートの1つの動作状態として取得する、
付記1乃至3の何れかに記載の顔認証装置。
[付記5]
前記動作状態取得部は、前記第2のゲートで実施される本人認証が1要素認証か否かを、前記第1のゲートの1つの動作状態として取得する、
付記1乃至4の何れかに記載の顔認証装置。
[付記6]
前記動作状態取得部は、前記第2のゲートにおける特定人物に対する本人認証の成功の有無を、前記第2のゲートの動作状態として取得する、
付記1乃至5の何れかに記載の顔認証装置。
[付記7]
前記動作状態取得部は、一定期間に前記第2のゲートにおいて発生した認証成功の回数を、前記第2のゲートの動作状態として取得する、
付記1乃至6の何れかに記載の顔認証装置。
[付記8]
前記第1のゲートと前記第2のゲートは、複数のセキュリティレベルに応じた複数の区画に仕切られた施設の互いに異なる区画に対する入退出のためのゲートである、
付記1乃至7の何れかに記載の顔認証装置。
[付記9]
前記第1のゲートと前記第2のゲートは、複数のセキュリティレベルに応じた複数の区画に仕切られた施設の同じ区画に対する入退出のためのゲートである、
付記1乃至7の何れかに記載の顔認証装置。
[付記10]
前記閾値変更部は、前記動作状態と予め設定された照合閾値変更ルールとに基づいて、前記閾値を変更する、
付記1乃至9の何れかに記載の顔認証装置。
[付記11]
前記複数の区画は、第1区画と前記第1区画からのみ入ることができる第2区画とを含み、
前記第1のゲートは、前記第1区画から前記第2区画への入口に設置されている、
付記1乃至10の何れかに記載の顔認証装置。
[付記12]
前記複数の区画は、第1区画と前記第1区画からのみ入ることができる第2区画とを含み、
前記第1のゲートは、前記第1区画から前記第2区画への入口に設置され、かつ、
前記照合部は、前記複数のゲートのうち前記第1区画への入口に設置されたゲートの本人認証結果に基づいて前記第1区画の入場者を検出し、前記登録利用者毎の基準顔画像から前記入場者の基準顔画像を選択し、前記顔画像と前記選択した基準顔画像との間の類似度を算出して閾値と比較することにより、前記顔認証を行う、
付記1乃至10の何れかに記載の顔認証装置。
[付記13]
複数の区画における第1の境界に設置された第1のゲートを通過する利用者の顔画像を取得し、
前記顔画像に対し閾値に基づいて顔認証を行い、
前記第1の境界とは異なる第2の境界に設置された第2のゲートの動作状態を取得し、
前記動作状態に基づいて前記閾値を変更する、
顔認証方法。
[付記13]
前記複数の区画は複数のセキュリティレベルを有する、
付記12に記載の顔認証方法。
[付記14]
前記動作状態の取得では、前記第2のゲートが自由に通れる開放中であるか否かを、前記第2のゲートの1つの動作状態として取得する、
付記13に記載の顔認証方法。
[付記15]
前記動作状態の取得では、前記第2のゲートが通行できない閉鎖中であるか否かを、前記第2のゲートの1つの動作状態として取得する、
付記13または14に記載の顔認証方法。
[付記16]
前記動作状態の取得では、前記第2のゲートで実施される本人認証が多要素認証か否かを、前記第2のゲートの1つの動作状態として取得する、
付記13乃至15の何れかに記載の顔認証方法。
[付記17]
前記動作状態の取得では、前記第2のゲートで実施される本人認証が1要素認証か否かを、前記第1のゲートの1つの動作状態として取得する、
付記13乃至16の何れかに記載の顔認証方法。
[付記18]
前記動作状態の取得では、前記第2のゲートにおける特定人物に対する本人認証の成功の有無を、前記第2のゲートの動作状態として取得する、
付記13乃至17の何れかに記載の顔認証方法。
[付記19]
前記動作状態の取得では、一定期間に前記第2のゲートにおいて発生した認証成功の回数を、前記第2のゲートの動作状態として取得する、
付記13乃至18の何れかに記載の顔認証方法。
[付記20]
前記第1のゲートと前記第2のゲートは、複数のセキュリティレベルに応じた複数の区画に仕切られた施設の互いに異なる区画領域に対する入退出のためのゲートである、
付記13乃至19の何れかに記載の顔認証方法。
[付記21]
前記第1のゲートと前記第2のゲートは、複数のセキュリティレベルに応じた複数の区画に仕切られた施設の同じ区画領域に対する入退出のためのゲートである、
付記13乃至19の何れかに記載の顔認証方法。
[付記22]
前記閾値の変更では、前記動作状態と予め設定された照合閾値変更ルールとに基づいて、前記閾値を変更する、
付記13乃至21の何れかに記載の顔認証方法。
[付記23]
前記複数の区画は、第1区画と前記第1区画からのみ入ることができる第2区画とを含み、
前記第1のゲートは、前記第1区画から前記第2区画への入口に設置されている、
付記13乃至22の何れかに記載の顔認証方法。
[付記24]
前記複数の区画は、第1区画と前記第1区画からのみ入ることができる第2区画とを含み、
前記第1のゲートは、前記第1区画から前記第2区画への入口に設置され、かつ、
前記照合部は、前記複数のゲートのうち前記第1区画への入口に設置されたゲートの本人認証結果に基づいて前記第1区画の入場者を検出し、前記登録利用者毎の基準顔画像から前記入場者の基準顔画像を選択し、前記顔画像と前記選択した基準顔画像との間の類似度を算出して閾値と比較することにより、前記顔認証を行う、
付記13乃至22の何れかに記載の顔認証方法。
[付記25]
コンピュータを、
複数の区画における第1の境界に設置された第1のゲートを通過する利用者の顔画像を取得する顔画像取得部と、
前記顔画像に対し閾値に基づいて顔認証を行う照合部と、
前記第1の境界とは異なる第2の境界に設置された第2のゲートの動作状態を取得する動作状態取得部と、
前記動作状態に基づいて前記閾値を変更する閾値変更部と、
して機能させるプログラム。
[付記26]
前記顔認証では、前記顔画像から抽出した顔の特徴量と登録利用者毎の基準顔画像から抽出した顔の特徴量とを照合して前記顔画像と前記基準顔画像との類似度を算出する、
付記1乃至25の何れかに記載の顔認証装置、顔認証方法、およびプログラム。
ST…敷地
BU…建物
IR…重要室
G1〜g10…ゲート
100…顔認証装置
111…インタフェース部
112…インタフェース部
113…通信インタフェース部
114…操作入力部
115…画面表示部
120…記憶部
121…プログラム
122…基準顔画像データ
123…照合閾値
124…ゲート動作状態データ
125…照合閾値変更ルール
130…演算処理部
131…入力部
132…顔画像取得部
133…照合部
134…出力部
135…動作状態検出部
136…閾値変更部
141…利用者
142…カメラ部
200…顔認証装置
201…顔画像取得部
202…照合部
203…動作状態取得部
204…閾値変更部

Claims (6)

  1. 隣り合う区画を分ける第1の境界に設置された第1のゲートを通過する利用者の顔画像を取得する顔画像取得部と、
    前記顔画像に対し閾値に基づいて顔認証を行う照合部と、
    前記第1の境界に設置された第2のゲートの動作状態を取得する動作状態取得部と、
    前記動作状態に基づいて前記閾値を変更する閾値変更部と、
    を含む顔認証装置。
  2. 前記動作状態取得部は、前記第2のゲートが通行できない閉鎖中であるか否かを、前記第2のゲートの1つの動作状態として取得する、請求項1に記載の顔認証装置。
  3. 隣り合う区画を分ける第1の境界に設置された第1のゲートを通過する利用者の顔画像を取得し、
    前記顔画像に対し閾値に基づいて顔認証を行い、
    前記第1の境界に設置された第2のゲートの動作状態を取得し、
    前記動作状態に基づいて前記閾値を変更する、
    顔認証方法。
  4. 前記第2のゲートの動作状態の取得では、前記第2のゲートが通行できない閉鎖中であるか否かを、前記第2のゲートの1つの動作状態として取得する、請求項3に記載の顔認証方法。
  5. コンピュータに、
    隣り合う区画を分ける第1の境界に設置された第1のゲートを通過する利用者の顔画像を取得する処理と、
    前記顔画像に対し閾値に基づいて顔認証を行う処理と、
    前記第1の境界に設置された第2のゲートの動作状態を取得する処理と、
    前記動作状態に基づいて前記閾値を変更する処理と、
    を行わせるためのプログラム。
  6. 前記第2のゲートの動作状態の取得では、前記第2のゲートが通行できない閉鎖中であるか否かを、前記第2のゲートの1つの動作状態として取得する、請求項5に記載のプログラム。
JP2019111730A 2019-06-17 2019-06-17 顔認証装置 Active JP6767683B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019111730A JP6767683B2 (ja) 2019-06-17 2019-06-17 顔認証装置
JP2020155960A JP6962431B2 (ja) 2019-06-17 2020-09-17 顔認証装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019111730A JP6767683B2 (ja) 2019-06-17 2019-06-17 顔認証装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018003231A Division JP6607266B2 (ja) 2018-01-12 2018-01-12 顔認証装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020155960A Division JP6962431B2 (ja) 2019-06-17 2020-09-17 顔認証装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019164834A true JP2019164834A (ja) 2019-09-26
JP6767683B2 JP6767683B2 (ja) 2020-10-14

Family

ID=68064624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019111730A Active JP6767683B2 (ja) 2019-06-17 2019-06-17 顔認証装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6767683B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021176790A1 (ja) * 2020-03-02 2021-09-10 日本電気株式会社 顧客管理装置、顧客管理方法、及びプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003206659A (ja) * 2002-01-10 2003-07-25 Mitsubishi Electric Corp 入退室管理装置
JP2005242775A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Omron Corp ゲートシステム
JP2010003009A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Toshiba Corp 入退場管理システムおよび入退場管理方法
JP2011006886A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Mitsubishi Electric Corp アクセス管理装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003206659A (ja) * 2002-01-10 2003-07-25 Mitsubishi Electric Corp 入退室管理装置
JP2005242775A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Omron Corp ゲートシステム
JP2010003009A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Toshiba Corp 入退場管理システムおよび入退場管理方法
JP2011006886A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Mitsubishi Electric Corp アクセス管理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021176790A1 (ja) * 2020-03-02 2021-09-10 日本電気株式会社 顧客管理装置、顧客管理方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6767683B2 (ja) 2020-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6607266B2 (ja) 顔認証装置
JP6962431B2 (ja) 顔認証装置
WO2019138840A1 (ja) 顔認証装置
JP6627894B2 (ja) 顔認証装置
JP4850609B2 (ja) 顔画像照合装置
JP2009003659A (ja) 認証装置、入場管理装置、入退場管理装置、入場管理システム、入退場管理システム、これらの処理方法およびプログラム
JP2008140024A (ja) 入場管理システムおよび入場管理方法
JP4657815B2 (ja) 認証装置および認証方法
WO2019138688A1 (ja) 顔認証装置
JP2010003009A (ja) 入退場管理システムおよび入退場管理方法
JP2009064140A (ja) 個人認証装置及び個人認証管理システム
JP2018077552A (ja) ゲート管理システムおよび方法
JP2010009389A (ja) 辞書情報登録装置、辞書情報登録方法、顔認証装置および入退場管理システム
JP4705511B2 (ja) 顔画像照合装置
JP6767683B2 (ja) 顔認証装置
JP7251593B2 (ja) 顔認証装置
JP6525072B1 (ja) 顔認証装置
JP4705512B2 (ja) 顔画像照合装置
JP6767685B2 (ja) 顔認証装置
JP2007193558A (ja) 入退管理支援システム
JP4767751B2 (ja) 顔画像照合装置
TWI814368B (zh) 防尾隨門禁管控系統及其方法
JP7496552B2 (ja) 画像認証システム、画像認証方法、および画像認証プログラム
KR200329564Y1 (ko) 실시간 화상 통화 및 디브이알 기능을 갖춘 다중 인증출입 통제 시스템과 그 방법
JP2024049073A (ja) 認証装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200819

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6767683

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150