JP2018077552A - ゲート管理システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲートを通過する人による認証作業を必要とすることなく、ゲートを介した区画間の移動可否を判定する。【解決手段】第1の区画AのうちゲートGTの近傍を撮影する第1のカメラ21を設け、第1の歩容認証部12が、第1のカメラ21で撮影された第1の映像に含まれる第1の人の歩容に基づいて第1の人を認証し、第1の判定処理部13が、第1の歩容認証部12で得られた第1の認証結果に基づいて第1の人が予め登録されている登録者か否かを判定し、第1の人が登録者である場合にはゲートGTを開錠する。【選択図】 図1

Description

本発明は、ゲートにより2つの区画間における人の移動を管理するゲート管理技術に関する。
一般に、施設において区画間における人の移動を管理するゲート管理システムでは、人が所持するIDカードなどの記録媒体に記録されている照合用の識別情報を用いる認証方式が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
このようなIDカードなどの記録媒体を用いる場合には、人が常に記録媒体を所持している必要があり、所持を忘れた場合には所望の区画への移動ができなくなり、紛失した場合には移動ができないだけでなく、記録媒体が悪用される場合がありセキュリティ性が低下するという可能性もある。また、パスワードを入力する方式も、パスワードを忘れた場合には移動ができないだけでなく、パスワードが漏えいして悪用される場合がありセキュリティ性が低下するという可能性もある。
従来、このようにゲート管理システムにおける認証方式として、人の顔や指紋などの生体画像に基づいて移動を管理する方式も提案されている(例えば、特許文献2など参照)。このような方式によれば、記録媒体のように所持を忘れたり紛失したりすることはないため、高い運用性とセキュリティ性が得られる。
特開2015−036469号公報 特開2009−199217号公報
「パターン認識・画像理解」、八木研究室、大阪大学・産業科学研究所、複合知能メディア研究分野、http://www.am.sanken.osaka-u.ac.jp/research/pattern_recognition_image_understanding-jp.html M. Okumura, H. Iwama, Y. Makihara, and Yasushi Yagi,"Performance Evaluation of Vision-based Gait Recognition using a Very Large-scale Gait Database",Proc. IEEE 4th Int. Conf. on Biometrics: Theory,Applications and Systems,pp. 1-6, Washington D.C.,USA,Sep. 2010
しかしながら、このような従来技術では、ゲートを介して区画への移動する際、人の顔や指紋などの生体画像を撮影するために、ゲートを通過する人が顔や手をカメラに近づけるという、記録媒体を用いた認証方式と同様の認証作業が必要となる。このため、認証不要の区画の場合と比較して、人の作業負担となるという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、ゲートを通過する人による認証作業を必要とすることなく、ゲートを介した区画間の移動可否を判定できるゲート管理技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるゲート管理システムは、ゲートにより第1の区画と第2の区画との間における人の移動を管理するゲート管理システムであって、前記第1の区画のうち前記ゲートの近傍を撮影する第1のカメラと、前記第1のカメラにより撮影された第1の映像に含まれる第1の人の歩容に基づいて前記第1の人を認証する第1の歩容認証部と、前記第1の歩容認証部で得られた第1の認証結果に基づいて前記第1の人が予め登録されている登録者か否かを判定し、前記第1の人が前記登録者である場合には前記ゲートを開錠する第1の判定処理部とを備えている。
また、本発明にかかる上記ゲート管理システムの一構成例は、前記第2の区画のうち前記ゲートの近傍を撮影する第2のカメラと、前記第1の判定処理部により前記ゲートを開錠した後、前記第2のカメラで撮影された第2の映像に基づいて、前記第1の人が前記第2の区画へ移動したことが確認された場合には、前記第2の区画への前記第1の人の移動を示す第1の移動情報を出力し、前記第2の映像に基づいて前記第1の人が前記第2の区画へ移動したことが確認されなかった場合には、前記第1の移動情報を出力しない第1の情報出力部とをさらに備えている。
また、本発明にかかる上記ゲート管理システムの一構成例は、前記第2の区画のうち前記ゲートの近傍を撮影する第2のカメラと、前記第2のカメラにより撮影された第2の映像に含まれる第2の人の歩容に基づいて、前記第2の人を認証する第2の歩容認証部と、前記第2の歩容認証部で得られた第2の認証結果に基づいて前記第2の人が予め登録されている登録者か否かを判定する第2の判定処理部と、前記第2の判定処理部により前記第2の人が前記登録者であると判定され、かつ、前記第1のカメラで撮影された第3の映像に基づいて、前記第2の人が前記第1の区画へ移動したことが確認された場合には、前記第1の区画への前記第2の人の移動を示す第2の移動情報を出力し、前記第2の人が前記登録者でない場合、または、前記第3の映像に基づいて前記第2の人が前記第1の区画へ移動したことが確認されなかった場合には、前記第2の移動情報を出力しない第2の情報出力部とをさらに備えている。
また、本発明にかかるゲート管理方法は、ゲートにより第1の区画と第2の区画との間における人の移動を管理するゲート管理システムで用いられるゲート管理方法であって、カメラが、前記第1の区画のうち前記ゲートの近傍を撮影する撮影ステップと、歩容認証部が、前記第1のカメラにより撮影された第1の映像に含まれる人の歩容に基づいて、前記人を認証する歩容認証ステップと、判定処理部が、前記歩容認証ステップで得られた認証結果に基づいて前記人が予め登録されている登録者か否かを判定し、前記人が前記登録者である場合には、前記ゲートを開錠する判定処理ステップとを備えている。
本発明によれば、ゲートを通過する人が歩容認証により特定されて登録者かどうか判定されるため、従来のような、顔や指紋などの生体画像の撮影のため人がカメラに顔や手を近づける、という認証作業が不要となる。したがって、ゲートを通過する人による認証のための作業負担を要することなく、ゲートを介した区画間の移動可否を判定することが可能となる。
ゲート管理システムの構成を示すブロック図である。 ゲート付近の構成を示す平面図である。 ゲート付近の構成を示す側面図である。 第1の移動管理処理を示すフローチャートである。 第2の移動管理処理を示すフローチャートである。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[ゲート管理システム]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるゲート管理システム1について説明する。図1は、ゲート管理システムの構成を示すブロック図である。
このゲート管理システム1は、施設に設けられた区画間における人の移動をゲートにより管理する機能を有している。
ゲート管理システム1には、主な構成として、区画間における人の移動を管理するゲート管理装置10と、ゲートGTごとに設けられた第1のカメラ21、第2のカメラ22、電気錠20、および端末機器23などの周辺機器と、上位装置30と、認証判定DB31とが設けられている。
これら構成のうち、ゲートGTごとに設けられた第1のカメラ21、第2のカメラ22、電気錠20、および端末機器23は、伝送回線L1を介してゲート管理装置10と接続されている。
上位装置30は、全体としてサーバ装置からなり、通信回線L2を介してゲート管理装置10と接続されて、ゲート管理装置10でのゲート処理結果を示す移動情報を蓄積管理する機能を有している。この際、移動情報に基づいて、上位装置30が区画の空調や照明を制御してもよい。
認証判定DB31は、全体としてサーバ装置からなり、ゲート管理装置10での歩容認証や登録者判定に用いる認証判定データが予め登録されているデータベースである。これら上位装置30と認証判定データベース31は、1つのサーバ装置で実装してもよい。
本発明は、ゲートGTを介して区画間を移動する人を認証する認証方式として、人の歩容に基づき認証する歩容認証を用いることを特徴としている。歩容認証(Gait Recognition)は、人が歩く際の歩幅、姿勢、腕の振り方など、無意識のうちに歩き方に違いが出ることを利用した認証技術である(例えば、非特許文献1−2など参照)。
本実施の形態では、互いに隣接する第1の区画Aと第2の区画Bとが、ゲートGTを介して双方向に移動可能に接続されているものとし、ゲートGTは常時施錠されているものとする。この際、第1の区画Aから第2の区画Bへの移動は登録者のみ移動を許可し、第2の区画Bから第1の区画Aへの移動は登録者以外の人も自由に移動可能とする。このため、第2の区画Bから第1の区画Aへの移動時、ゲートGTは手動または自動で開扉されるものとする。
次に、図2および図3を参照して、ゲート管理装置10に接続される各区画20の周辺機器について詳細に説明する。図2は、ゲート付近の構成を示す平面図である。図3は、ゲート付近の構成を示す側面図である。
互いに隣接する第1の区画Aと第2の区画Bとの境界には、壁WLの一部を開口した出入口が形成されており、この出入口にゲートGTが設けられている。これら第1の区画Aと第2の区画Bは、それぞれ部屋などの閉じられた空間に限定されるものではなく、1つの空間を、パーテーション、間仕切り、柵により分割して設けたエリアであってもよい。
電気錠20は、ゲートGTに設けられて、ゲート管理装置10からの指示に応じて、ゲートGTの施錠/開錠を行う機能を有している。
第1のカメラ21は、例えば全方位カメラからなり、第1の区画AのうちゲートGT近傍の天井CLや壁WLに設けられて、第1の区画AのゲートGT近傍の状況を撮影し、伝送回線L1を介してゲート管理装置10へ送信する機能を有している。
第2のカメラ22は、例えば全方位カメラからなり、第2の区画BのうちゲートGT近傍の天井CLや壁WLに設けられて、第2の区画BのゲートGT近傍の状況を撮影し、伝送回線L1を介してゲート管理装置10へ送信する機能を有している。
端末機器23は、第1の区画AのうちゲートGTに隣接する出入口外側の壁WLに設けられて、伝送回線L1を介したゲート管理装置10からの指示に応じて、移動不可などの各種メッセージをLCDなどの画面表示部で可視表示する機能と、各種メッセージをスピーカから音声出力することにより可聴表示する機能とを有している。
次に、図1を参照して、ゲート管理装置10の構成について詳細に説明する。
ゲート管理装置10は、全体として産業用コントローラなどの制御装置からなり、主な機能部として、機器I/F部11、第1の歩容認証部12、第1の判定処理部13、第1の情報出力部14、第2の歩容認証部15、第2の判定処理部16、第2の情報出力部17、および通信I/F部18が設けられている。
機器I/F部11は、伝送回線L1を介してゲートGTごとに設けられている電気錠20、第1のカメラ21、第2のカメラ22、および端末機器23とデータ伝送を行う機能を有している。
第1の歩容認証部12は、機器I/F部11を介して第1のカメラ21で撮影した第1の映像に基づいて、ゲートGTの第1の区画A側に第1の人が存在しているか確認する機能と、第1の映像に含まれている第1の人の歩容に基づいて第1の人を認証する、いわゆる歩容認証を行うことにより、第1の人を特定する機能とを有している。
第2の歩容認証部15は、機器I/F部11を介して第2のカメラ22で撮影した第2の映像に基づいて、ゲートGTの第1の区画A側に第1の人が存在しているか確認する機能と、第2の映像に含まれている第2の人の歩容に基づいて第2の人を認証する、いわゆる歩容認証を行うことにより、第2の人を特定する機能を有している。
この際、映像から人の存在を確認する手法としては、映像の変化の有無や人形状のパターン認識など、一般的な公知技術を利用すればよい。
また、歩容認証の手法については、前述したような公知技術を用いるものとし、歩容認証に用いるそれぞれの人の特徴データについては、通信I/F部18および通信回線L2を介して認証判定DB31から取得するものとする。
第1の判定処理部13は、第1の歩容認証部12により第1のカメラ21の第1の映像から得られた第1の認証結果に基づいて、第1の映像に含まれる第1の人が予め登録されている登録者か否かを判定する機能と、第1の人が登録者である場合にはゲートGTを開錠する機能と、ゲートGTを開錠した後、第2のカメラ22で撮影された映像に基づいて人の移動すなわちゲートGTの通過が第2の歩容認証部15により確認された時点で、ゲートGTを施錠する機能と、第1の人が登録者でなかった場合には、端末機器23でメッセージを可視表示または/および可聴表示することにより、第1の人に対してゲートGTの通過不可(移動不可)を通知する機能とを有している。
第2の判定処理部16は、第2の歩容認証部15により第2のカメラ22の第2の映像から得られた第2の認証結果に基づいて、第2の映像に含まれる第2の人が予め登録されている登録者か否かを判定する機能を有している。
第1の情報出力部14は、第1の判定処理部13によりゲートGTを開錠した後、第2の歩容認証部15により第2のカメラ22で撮影された第2の映像に基づいて、第1の人が第2の区画Bへ移動したことが確認された場合には、第2の区画Bへの第1の人の移動を示す第1の移動情報を、通信I/F部18および通信回線L2を介して上位装置30へ出力する機能と、第2の歩容認証部15により第2の映像に基づいて第1の人が第2の区画Bへ移動したことが確認されなかった場合には、第1の移動情報を出力しない(出力を停止する)機能を有している。
第2の情報出力部17は、第2の判定処理部16により第2の人が登録者であると判定され、かつ、第1の歩容認証部12により第1のカメラ21で撮影された第3の映像に基づいて、第2の人が第1の区画Aへ移動したことが確認された場合には、第1の区画Aへの第2の人の移動を示す第2の移動情報を、通信I/F部18および通信回線L2を介して上位装置30へ出力する機能と、第2の人が登録者でない場合、または、第3の映像に基づいて第2の人が第1の区画Aへ移動したことが確認されなかった場合には、第2の移動情報を出力しない(出力を停止する)機能とを有している。
通信I/F部18は、通信回線L2を介して上位装置30および認証判定DB31とデータ通信を行う機能を有している。
なお、本実施の形態では、第2の区画Bから第1の区画Aへの移動は登録者以外の人も自由に移動可能とした場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。第1の区画Aから第2の区画Bと同様の構成とすることにより、第2の区画Bから第1の区画Aへの移動は登録者のみ移動可能としてもよい。
[本実施の形態の動作]
次に、本実施の形態にかかるゲート管理装置10の動作について説明する。
まず、図4を参照して、ゲート管理装置10における、第1の人が第1の区画Aから第2の区画Bへ移動する際の第1の移動管理処理について説明する。図4は、第1の移動管理処理を示すフローチャートである。
ゲート管理装置10は、常時、一定間隔で、図4に示す第1の移動管理処理を実行している。
まず、第1のカメラ21はゲートGTの第1の区画A側を撮影し、第1の歩容認証部12は、第1のカメラ21で得られた第1の映像に基づいて、ゲートGTの第1の区画A側に第1の人が存在しているか確認する(ステップ100)。
ここで、第1の区画A側において第1の人の存在が確認されなかった場合(ステップ100:NO)、一連の第1の移動管理処理を終了する。
一方、ゲートGTの第1の区画A側において人の存在が確認された場合(ステップ100:YES)、第1の歩容認証部12は、第1のカメラ21で撮影した第1の映像に基づいて、第1の映像に含まれる第1の人を歩容認証し(ステップ101)、第1の判定処理部13は、歩容認証部12で得られた第1の認証結果に基づいて、第1の人が予め登録されている登録者か否かを判定する(ステップ102)。この際、歩容認証および登録者判定に用いる認証判定データは、通信I/F部18および通信回線L2を介して認証判定DB31から予め取得しているものとする。
ここで、第1の歩容認証部12により特定された第1の人が登録者ではない場合や、第1の人が特定できなかった場合(ステップ102:NO)、第1の判定処理部13は、機器I/F部11および伝送回線L1を介して端末機器23へ指示することにより、所定のメッセージを可視表示または/および可聴表示することにより、第1の人に対してゲートGTの通過不可(移動不可)を通知した後(ステップ103)、一連の第1の移動管理処理を終了する。
一方、歩容認証部12により特定された第1の人が登録者である場合(ステップ102:YES)、第1の判定処理部13は、機器I/F部11および伝送回線L1を介して電気錠20を制御することにより、ゲートGTを開錠する(ステップ104)。これにより、第1の人はゲートGTを通過して第2の区画Bへ移動可能となる。
その後、第2の歩容認証部15は、第2のカメラ22で撮影されたゲートGTの第2の区画B側を示す第2の映像に基づいて、第1の人の第2の区画Bへの移動を確認する(ステップ105)。
ここで、第2の区画B側において第1の人の存在が確認されず、第2の区画Bへの移動が確認されなかった場合(ステップ105:NO)、第1の判定処理部13は、電気錠20を制御してゲートGTを施錠した後(ステップ107)、一連の第1の移動管理処理を終了する。
一方、第2の区画B側において第1の人の存在が確認され、第2の区画Bへの移動が確認された場合(ステップ105:YES)、第1の情報出力部14は、通信I/F部18および通信回線L2を介して上位装置30へ、第1の人が第2の区画Bへ移動したことを示す第1の移動情報を出力し(ステップ106)、第1の判定処理部13は、電気錠20を制御してゲートGTを施錠した後(ステップ107)、一連の第1の移動管理処理を終了する。
次に、図5を参照して、ゲート管理装置10における、第2の人が第2の区画Bから第1の区画Aへ移動する際の第2の移動管理処理について説明する。図5は、第2の移動管理処理を示すフローチャートである。
ゲート管理装置10は、常時、一定間隔で、図5に示す第2の移動管理処理を実行している。
まず、第2のカメラ22はゲートGTの第2の区画B側を撮影し、第2の歩容認証部15は、第2のカメラ22で得られた第2の映像に基づいて、ゲートGTの第2の区画B側に第2の人の存在を確認する(ステップ110)。
ここで、第2の区画B側において第2の人の存在が確認されなかった場合(ステップ110:NO)、一連の第2の移動管理処理を終了する。
一方、ゲートGTの第2の区画B側において第2の人の存在が確認された場合(ステップ110:YES)、第2の歩容認証部15は、第2のカメラ22で撮影した第2の映像に基づいて、第2の映像に含まれる第2の人を歩容認証し(ステップ111)、第2の判定処理部16は、第2の歩容認証部15で得られた第2の認証結果に基づいて、第2の人が予め登録されている登録者か否かを判定する(ステップ112)。
ここで、第2の歩容認証部15により特定された第2の人が登録者ではない場合や、第2の人が特定できなかった場合(ステップ112:NO)、一連の第2の移動管理処理処理を終了する。
一方、第2の歩容認証部15により特定された第2の人が登録者である場合(ステップ112:YES)、第1の歩容認証部12は、第1のカメラ21で撮影されたゲートGTの第1の区画A側を示す第3の映像に基づいて、第2の人の第1の区画Aへの移動を確認する(ステップ113)。
ここで、第1の区画A側において第2の人の存在が確認されず、第1の区画Aへの移動が確認されなかった場合(ステップ113:NO)、一連の第2の移動管理処理処理を終了する。
一方、第1の区画A側において第2の人の存在が確認され、第1の区画A側への移動が確認された場合(ステップ113:YES)、第2の情報出力部17は、通信I/F部18および通信回線L2を介して上位装置30へ、第2の人が第1の区画A側へ移動したことを示す第2の移動情報を出力し(ステップ114)、一連の第2の移動管理処理処理を終了する。
なお、第1のカメラ21や第2のカメラ22で人の存在を確認する場合、ゲートGTから数メートル手前の映像により人の存在を確認するようにしてもよい。これにより、人の存在を確認してから人がゲートGTまで歩く期間を、歩容認証を行う映像を撮影する期間に割り当てることができる。なお、第1のカメラ21や第2のカメラ22で常時映像を撮影して一時記録しておき、ゲートGT近傍の映像により人の存在が確認された場合には、一時記録されている映像に基づき歩容認証してもよい。この際、映像は、第1のカメラ21や第2のカメラ22で一時記録してもよく、ゲート管理装置10さらには他の装置で一時記録してもよい。
また、本実施の形態では、歩容認証をゲート管理装置10の第1の歩容認証部12や第2の歩容認証部15で実行する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、例えば上位装置30や認証判定DB31、さらには他の装置に、歩容認証処理に必要となる映像を転送して歩容認証し、その認証結果を第1の歩容認証部12や第2の歩容認証部15が取得するようにしてもよい。これにより、ゲート管理装置10の処理負担を軽減できる。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、第1の区画AのうちゲートGTの近傍を撮影する第1のカメラ21を設け、第1の歩容認証部12が、第1のカメラ21で撮影された第1の映像に含まれる第1の人の歩容に基づいて第1の人を認証し、第1の判定処理部13が、第1の歩容認証部12で得られた第1の認証結果に基づいて第1の人が予め登録されている登録者か否かを判定し、第1の人が登録者である場合にはゲートGTを開錠するようにしたものである。
これにより、第1の区画A側に存在する第1の人が、歩容認証により特定されて登録者かどうか判定されるため、従来のような、顔や指紋などの生体画像の撮影のため人がカメラに顔や手を近づける、という認証作業が不要となる。したがって、記録媒体や人の顔や指紋などの生体画像を用いた認証方式のような、ゲートGTを通過する人による認証作業を必要とすることなく、ゲートGTを介した第1の区画Aと第2の区画Bとの間の移動可否を判定することが可能となる。
また、本実施の形態において、第1の判定処理部13が、ゲートGTを開錠した後、第2のカメラ22で撮影された第2の区画B側の第2の映像に基づいて、第1の人の第2の区画Bへの移動が確認された場合、第2の区画Bへの第1の人の移動を示す第1の移動情報を出力し、第1の人の第2の区画Bへの移動が確認されなかった場合、第1の移動情報を出力しないようにしてもよい。これにより、第1の人が第2の区画Bへの移動をキャンセルした場合には第1の移動情報が上位装置30へ通知されないため、より効率よく正確な移動履歴を蓄積することができる。
また、本実施の形態において、第2の歩容認証部15が、第2のカメラ22で撮影された第2の区画B側の第2の映像に含まれる第2の人の歩容認証を行い、得られた第2の認証結果に基づいて、第2の判定処理部16が第2の人が登録者か否かを判定し、第2の人が登録者であり、かつ、第1のカメラ21で撮影された第3の映像に基づいて第2の人の第1の区画Aへの移動が確認された場合には、第1の区画Aへの第2の人の移動を示す第2の移動情報を出力し、第2の人が登録者でない場合、または、第1の区画Aへの第2の人の移動が確認されなかった場合には、第2の移動情報を出力しないようにしてもよい。これにより、第2の人が登録者でない場合や第1の区画Aへの移動をキャンセルした場合には第2の移動情報が上位装置30へ通知されないため、より効率よく正確な移動履歴を蓄積することができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…ゲート管理システム、10…ゲート管理装置、11…機器I/F部、12…第1の歩容認証部、13…第1の判定処理部、14…第1の情報出力部、15…第2の歩容認証部、16…第2の判定処理部、17…第2の情報出力部、18…通信I/F部、20…電気錠、21…第1のカメラ、22…第2のカメラ、23…端末機器、30…上位装置、31…認証判定DB、A…第1の区画、B…第2の区画、GT…ゲート、WL…壁、CL…天井、L1…伝送回線、L2…通信回線。

Claims (4)

  1. ゲートにより第1の区画と第2の区画との間における人の移動を管理するゲート管理システムであって、
    前記第1の区画のうち前記ゲートの近傍を撮影する第1のカメラと、
    前記第1のカメラにより撮影された第1の映像に含まれる第1の人の歩容に基づいて前記第1の人を認証する第1の歩容認証部と、
    前記第1の歩容認証部で得られた第1の認証結果に基づいて前記第1の人が予め登録されている登録者か否かを判定し、前記第1の人が前記登録者である場合には前記ゲートを開錠する第1の判定処理部と
    を備えることを特徴とするゲート管理システム。
  2. 請求項1に記載のゲート管理システムにおいて、
    前記第2の区画のうち前記ゲートの近傍を撮影する第2のカメラと、
    前記第1の判定処理部により前記ゲートを開錠した後、前記第2のカメラで撮影された第2の映像に基づいて、前記第1の人が前記第2の区画へ移動したことが確認された場合には、前記第2の区画への前記第1の人の移動を示す第1の移動情報を出力し、前記第2の映像に基づいて前記第1の人が前記第2の区画へ移動したことが確認されなかった場合には、前記第1の移動情報を出力しない第1の情報出力部と
    をさらに備えることを特徴とするゲート管理システム。
  3. 請求項1に記載のゲート管理システムにおいて、
    前記第2の区画のうち前記ゲートの近傍を撮影する第2のカメラと、
    前記第2のカメラにより撮影された第2の映像に含まれる第2の人の歩容に基づいて、前記第2の人を認証する第2の歩容認証部と、
    前記第2の歩容認証部で得られた第2の認証結果に基づいて前記第2の人が予め登録されている登録者か否かを判定する第2の判定処理部と、
    前記第2の判定処理部により前記第2の人が前記登録者であると判定され、かつ、前記第1のカメラで撮影された第3の映像に基づいて、前記第2の人が前記第1の区画へ移動したことが確認された場合には、前記第1の区画への前記第2の人の移動を示す第2の移動情報を出力し、前記第2の人が前記登録者でない場合、または、前記第3の映像に基づいて前記第2の人が前記第1の区画へ移動したことが確認されなかった場合には、前記第2の移動情報を出力しない第2の情報出力部と
    をさらに備えることを特徴とするゲート管理システム。
  4. ゲートにより第1の区画と第2の区画との間における人の移動を管理するゲート管理システムで用いられるゲート管理方法であって、
    カメラが、前記第1の区画のうち前記ゲートの近傍を撮影する撮影ステップと、
    歩容認証部が、前記第1のカメラにより撮影された第1の映像に含まれる人の歩容に基づいて、前記人を認証する歩容認証ステップと、
    判定処理部が、前記歩容認証ステップで得られた認証結果に基づいて前記人が予め登録されている登録者か否かを判定し、前記人が前記登録者である場合には、前記ゲートを開錠する判定処理ステップと
    を備えることを特徴とするゲート管理方法。
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