JP2009265769A - 生体認証装置および通行制御システム - Google Patents

生体認証装置および通行制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】運用上の利便性が高く、通行が許可されるべき人物の生体情報の登録処理を効率的に実施できる顔認証装置および入退出管理システムを提供する。
【解決手段】顔認証装置1は、ドアの通行制御を行う集合玄関機2とのデータ通信を行う機能を有し、顔画像による認証処理により通行者が入場を許可されるべき登録者であると判定された場合、当該通行者の通行を許可する旨の信号を集合玄関機へ送信し、顔画像による認証処理により通行者が入場を許可されるべき登録者であると判定されなかった場合、当該通行者の顔画像を一時的に保存する。この状態において、上記集合玄関機2から当該通行者の入場を許可した旨の情報を受信した場合、上記顔認証装置1は、一時的に保存している当該通行者の顔画像を入場が許可されるべき登録者の生体情報として辞書に登録する登録処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば、顔画像、指紋、虹彩、静脈パターンなどの生体情報により人物の認証処理を行う生体認証装置、および、生体認証装置と通行制御装置とを有する通行制御システムに関する。
近年、集合住宅などでは、犯罪防止および犯罪抑制の観点から、集合玄関(エントランス)に、監視カメラによる映像録画や生体認証機器による本人確認が導入されるケースが増えてきている。これは、集合住宅全体でのセキュリティ確保の位置付けで行われるものであり、従来の集合玄関機によるセキュリティに加えて実施される場合が多い。
従来、集合玄関機により実現されるセキュリティとしては、鍵もしくはICカードなどの所持品の検定が主流であり、所持品の正当性を集合玄関機が検定することにより入場を制御する運用が実施されている。一方、生体認証機器は、人物の顔画像、指紋、静脈パターン、虹彩などの生体情報による個人認証を行うものである。生体認証機器では、あらかじめ登録しておいた生体情報と、認証対象者の生体情報とが一致するか否かにより個人認証を行う。近年では、上記のような生体認証機器を集合住宅などの入退出管理システムに適用する提案もなされている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、従来の生体認証機器を入退出管理システムに適用するには、次のような課題がある。
(1)登録対象者全員を一同に集めて生体情報の登録作業を実施することは現実的には難しい。このため、登録対象者の生体情報を分散して登録する必要がある。従来の生体情報の登録作業は、管理運用担当者(管理者)が随時対応する必要があり、管理の負担が大きい。
(2)入場権限を有する人物であっても最初に利用する前に、管理者対応により生体情報を登録する作業をする必要があるため、管理者と登録対象者との時間的な都合があわなければ、生体認証機器を利用できないことがある。
(3)集合住宅の運用形態によっては、管理者として適任者を任命することが困難であり、生体情報の登録作業が容易でないことがある。
(4)生体情報の登録は、管理者対応で行う必要があるため、外来者で入館許可をしたい人物については、適宜、生体情報を登録するという運用が困難である。
特開2005−64866号公報 特開2002−352291号公報
この発明の一形態では、入退出管理における運用上の利便性の高い生体認証装置および通行制御システムを提供することを目的としている。
この発明の一形態としての生体認証装置は、人物の通行を制御する通行制御装置との通信を行うための通信手段と、人物の生体情報を取得する取得手段と、前記通行制御装置が通行を許可すべき登録者の生体情報が登録されている辞書と、前記取得手段により取得した生体情報と前記辞書に登録されている登録者の生体情報とを照合することにより前記取得手段で取得した生体情報が登録者の生体情報であるか否かを判定する生体認証手段と、前記生体認証手段により前記取得手段で取得した生体情報が登録者の生体情報であると判定された場合、当該人物の通行を許可する旨の信号を前記通信手段により前記通行制御装置へ送信する処理手段と、前記生体認証手段により前記取得手段で取得した生体情報が登録者の生体情報であると判定されなかった場合、当該人物の生体情報を保存する記憶手段と、前記通信手段により前記通行制御装置から前記記憶手段に生体情報が記憶されている人物の通行を許可した旨の情報を受信した場合、前記記憶手段に記憶されている当該人物の生体情報を登録者の生体情報として前記辞書に登録する登録手段とを有する。
この発明の一形態としての通行制御システムは、通行制御装置と生体認証装置とを有するシステムにおいて、前記通行制御装置は、前記生体認証装置とのデータ通信を行うための第1の通信手段と、通行の権限を有する人物である否かを判定する認証手段と、前記第1の通信手段により通行を許可する旨の情報を前記生体認証装置から受信した場合、あるいは、前記認証手段により通行の権限を有する人物であることが判定された場合、当該人物の通行を許可する通行制御手段と、前記認証手段により通行の権限を有する人物であることが判定された場合、当該人物の通行を許可した旨の情報を前記生体認証装置へ送信する処理手段とを有し、前記生体認証装置は、前記通行制御装置との通信を行うための第2の通信手段と、人物の生体情報を取得する取得手段と、前記通行制御装置が通行を許可すべき登録者の生体情報が登録されている辞書と、前記取得手段により取得した生体情報と前記辞書に登録されている登録者の生体情報とを照合することにより前記取得手段で取得した生体情報が登録者の生体情報であるか否かを判定する生体認証手段と、前記生体認証手段により前記取得手段で取得した生体情報が登録者の生体情報であると判定された場合、当該人物の通行を許可する旨の信号を前記第2の通信手段により前記通行制御装置へ送信する処理手段と、前記生体認証手段により前記取得手段で取得した生体情報が登録者の生体情報であると判定された場合、当該人物の生体情報を保存する記憶手段と、前記第2の通信手段により前記通行制御装置から前記記憶手段に生体情報が記憶されている人物の通行を許可した旨の情報を受信した場合、前記記憶手段に記憶されている当該人物の生体情報を登録者の生体情報として前記辞書に登録する登録手段とを有する。
この発明の一形態によれば、入退出管理における運用上の利便性の高い生体認証装置および通行制御システムを提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る通行制御システムとしての入退出管理システムの全体構成を概略的に示す図である。
図1に示すように、入退出管理システムは、生体認証装置としての顔認証装置1、通行制御装置としての集合玄関機2、遠隔開錠装置3などにより構成されている。上記顔認証装置1と上記集合玄関機2とは、通信可能に接続されている。上記集合玄関機2は、ドア4を開閉するための開閉機構4aに接続される。さらに、上記集合玄関機2と各遠隔開錠装置3とは、ネットワーク5を介して接続される。
上記顔認証装置1は、生体情報により人物認証を行う生体認証装置として機能するものである。上記顔認証装置1は、人物の生体情報としての顔画像により人物の認証処理を行う。上記顔認証装置1は、上記集合玄関機2に対して人物の認証結果を通知したり、上記集合玄関機2からの情報を受信したりする機能を有している。本入退出管理システムにおいて、上記顔認証装置1は、ドア4に向かって歩行している人物がドア4を通過する権限を有する登録者であるか否かを認証する。
上記集合玄関機2は、ドア4の開閉を管理する装置である。上記集合玄関機2は、上記開閉機構4aを制御することによりドア4の開閉を制御する機能を有している。また、上記集合玄関機2は、利用者が指定する遠隔開錠装置3とのインターフォンなどにより通話を行う機能も有している。上記集合玄関機2は、所持品(たとえば、鍵、ICカード等)などによる認証の結果、遠隔開錠装置3からの信号、あるいは、上記顔認証装置1による顔認証の結果に基づいて、ドア4の開閉制御を行う。たとえば、上記集合玄関機2は、ドア4を通行する権限を有している人物に渡されている鍵あるいはICカードなどの所持品が提示された場合にドア4を開放する制御を行う。また、上記集合玄関機2は、上記遠隔開錠装置3からの開錠信号を受けた場合にドア4を開放する制御を行う。さらに、上記集合玄関機2は、上記顔認証装置1から当該人物が登録者であることが認証された旨の情報を受けた場合(あるいは、上記顔認証装置1から開錠信号を受けた場合)に、ドア4の開閉を制御する。
上記遠隔開錠装置3(3a、3b、…)は、第3者に対して上記ドア4の通行許可を与えることができる権限を有する人物により操作される。上記遠隔開錠装置3は、上記集合玄関機2からの呼び出しに応じて、インターフォン機能により応答可能な機器である。また、上記遠隔開錠装置3は、上記集合玄関機2に対してドア4の開錠を指示する開錠信号を送る機能を有している。上記遠隔開錠装置3には、ドア4の開錠を指示する開錠キー(図示しない)などの操作キーが設けられている。たとえば、上記遠隔開錠装置3は、上記集合玄関機2と通話状態において上記開錠キーが押されると、ドア4の開放を要求する開錠信号を上記集合玄関機2へ送る。
なお、上記顔認証装置1及び上記集合玄関機2は、一体的に形成されるようにしても良い。ここでは、上記集合玄関機2、上記遠隔開錠装置3、および、上記ドア4などからなる構成されるシステムに上記顔認証装置1を追加することにより、入退出管理システムを構成する場合を想定している。このため、以下の説明では、上記顔認証装置1と上記集合玄関機2とが別個に設けられるものとする。
図2は、当該入退出管理システムの設置例を説明するための図である。
図2は、入退出管理システムが設置されている建物のエントランス(集合玄関)の外観を示しているものとする。なお、ここでは、マンションあるいはアパートなどの集合住宅としての建物に入退出管理システムが設置される場合を想定している。また、入退出管理システムが適用される集合住宅には、住民あるいは住民が入場を許可した人物だけが入場を許可される集合玄関が設けられているものとする。
図2に示す設置例では、上記顔認証装置1および上記集合玄関機2は、集合住宅のエントランスなどにおいて当該集合住宅への入場を制限するドア4の手前に設置される。図2に示す例では、上記顔認証装置1には、ドア4に接近してくる人物の画像を撮影するように、カメラ1aが設けられるとともに、ドア4に接近してくる人物に案内などを表示するための表示器1bが設けられている。また、上記集合玄関機2の上面(ユーザインターフェース)には、案内などを表示するための表示器2a、訪問先の情報(たとえば、住居番号)を入力するためのテンキー2bおよび訪問先(訪問先の遠隔開錠装置)を呼び出すための呼出しキー2cなどが設けられている。
また、上記遠隔開錠装置3は、当該集合住宅内の各住居に設置されることを想定する。この場合、各住居の遠隔開錠装置3では、上記集合玄関機2からの呼出し(訪問者からの呼出し)に応じて、音声或は画像による応対を行ったり、訪問者の集合住宅内への入場を許可を指示したりする。
図2に示すようなエントランスでは、上記顔認証装置1による人物認証結果、上記集合玄関機2での認証結果(たとえば、鍵或いはICカードなどの所持品による認証)、あるいは、上記遠隔開錠装置3からの開錠信号などに基づいてドア4の開放が制御される。つまり、エントランスでは、顔画像によって入場許可者であることが認証されるか、鍵などの所持品などにより居住者であることが認証されるか、あるいは、遠隔開錠装置3により開錠が指示されるか、何れかの方法によりドア4が開放されるようになっている。
たとえば、予め入場が許可されている登録者の生体情報として顔画像が登録されている人物に対しては、上記顔認証装置1での顔認証によって登録者であると判定されることにより、ドア4が開放される。この場合、ドア4に向かって歩行中に撮影された通行者の顔画像により登録者であることが認証されれば、ドア4が自動的に開放する。このため、当該人物は、上記集合玄関機2における操作なしで、入場が可能となる。
また、顔画像が登録されていない人物のうち居住者用の鍵などの所持品を所持している人物に対しては、上記集合玄関機2に居住者用の鍵などの所持品などにより居住者であることが確認されれば、ドア4が開放される。この場合、上記顔認証装置1では、当該人物の顔画像を居住者(当該ドア4を常時通行可能な登録者)の顔画像として顔認証処理用の辞書に登録するようになっている。
また、顔画像を登録していない人物のうち居住者でもない人物は、上記集合玄関機2で訪問先の住居に設置されている遠隔開錠装置3を呼び出し、呼出し先の遠隔開錠装置3からの開錠信号が求める。これにより、呼出し先の遠隔開錠装置3から開錠信号が得られれば、上記集合玄関機2は、ドア4を開放する。この場合、上記顔認証装置1では、当該人物の顔画像を一時入場者(居住者に一時的な入場が許可された登録者)の顔画像として顔認証処理用の辞書に登録するようになっている。
次に、各装置の構成について説明する。
まず、上記顔認証装置1の構成について説明する。
図3は、上記顔認証装置1の構成例を示すブロック図である。
図3に示す構成例では、上記顔認証装置1は、制御部10、画像インターフェース(I/F)11、記憶部12、通信インターフェース(I/F)13、表示部14、顔認証部15、辞書部16などにより構成されている。また、上記顔認証装置1には、上記画像インターフェース11を介してカメラ1aが接続されている。上記カメラ1aは、当該顔認証装置1と一体的に形成されている形態であっても良いし、当該顔認証装置1の外部に設置されている形態であっても良い。
上記カメラ1aは、ドア4に向かって歩行している人物の顔を含む画像を撮影するためのものである。上記カメラ1aは、所定のフレームレートで連続した画像を撮影するものである。たとえば、上記カメラ1aは、テレビジョンカメラなどにより構成される。上記カメラ1aは、当該顔認証装置1において一体的に形成されていても良いし、当該顔認証装置1とは別に設けられたカメラ(外部カメラ)であっても良い。
上記制御部10は、当該顔認証装置1全体の制御を司るものである。上記制御部10は、CPU、ワーキングメモリ、プログラムメモリなどにより構成される制御ユニットである。上記制御部10では、CPUがワーキングメモリを使用してプログラムメモリあるいは記憶部12に記憶されているプログラムを実行することにより、種々の処理機能を実現している。また、上記制御部10は、時間を計時するためのクロックを有しているものとする。
上記画像インターフェース11は、上記カメラ1aが撮影した画像を当該顔認証装置1に取り込むためのインターフェースである。上記記憶部12は、各種の情報を記憶するメモリである。たとえば、上記記憶部12には、生体情報としての顔画像に関する情報(上記カメラ1aにより撮影した顔画像データあるいは顔画像データから抽出された特徴情報)などが保存される。上記通信インターフェース13は、通信手段あるいは第2の通信手段として機能する。上記通信インターフェース13は、上記集合玄関機2とのデータ通信を行うためのインターフェースである。上記表示部14は、上記表示器1bおよび表示制御部などにより構成される。上記表示部14は、ドア4に向かった歩行している通行者に対する案内などを表示するものである。また、上記表示部14には、顔画像による個人認証の結果なども表示するようにしても良い。
上記顔認証部15は、生体情報としての顔画像による人物認証処理を行うものである。上記顔認証部15は、上記画像インターフェース11により取得した画像から顔画像を抽出し、その顔画像と上記辞書部16に登録されている登録者の顔画像との照合を行うものである。たとえば、上記顔認証部15は、相互部分空間法などにより顔画像の照合を行う。この場合、上記顔認証部15は、上記画像インターフェース11により順次取得するカメラ1aが撮影した顔画像から部分空間(入力部分空間)を生成し、辞書に登録されている登録者の顔画像から得られた部分空間(辞書部分空間)との類似度を算出する。この類似度が所定の閾値以上となった場合、上記顔認証部15は、カメラ1aが撮影した顔画像の人物が登録者らしいと判定する。
上記辞書部16は、認証処理用の登録者の顔画像を記憶するものである。たとえば、図3に示す例では、上記辞書部16には、入場許可者用の辞書16a、一時入場者用の辞書16b、不審者用の辞書16cが設けられている。入場許可者用の辞書16aは、常時、ドア4を通過する権限を有する人物(例えば、居住者)の生体情報(顔画像等)を記憶するものである。上記一時入場者用の辞書16bは、一時的にドア4の通過が許可されている人物(たとえば、居住者に入場が許可された訪問者)の生体情報(顔画像等)を記憶するものである。上記一時入場者用の辞書16bに記憶される顔画像は、一時的な入場者の顔画像であるため、所定の条件に基づいて無効化されるようにしても良い。たとえば、上記一時入場者用の辞書16bに記憶される顔画像は、登録時点から所定時間が経過した際に自動的に消去されるようにしても良い。上記入場禁止者用の辞書16cは、入場が禁止されている人物(たとえば、不審者)の生体情報(顔画像等)を記憶するものである。
次に、上記集合玄関機2の構成について説明する。
図4は、上記集合玄関機2の構成例を示すブロック図である。
図4に示す構成例では、上記集合玄関機2は、制御部20、操作部21、表示部22、音声入出力部23、認証部24、記憶部25、通信インターフェース(I/F)26、ドア制御部27、ネットワークインターフェース(NW I/F)28などにより構成されている。
上記制御部20は、当該集合玄関機2全体の制御を司るものである。上記制御部20は、CPU、ワーキングメモリ(RAM)、プログラムメモリ(ROM)などにより構成される制御ユニットである。上記制御部20では、CPUがワーキングメモリを使用してプログラムメモリあるいは記憶部25に記憶されているプログラムを実行することにより、種々の処理を実現している。
上記操作部21は、利用者が情報を入力するためのものである。たとえば、上記操作部21は、訪問先の情報(たとえば、住居番号)を入力するためのテンキー2b、訪問先を呼び出すための呼出しキー2cなどにより構成される。この場合、鍵を所持していない人物(訪問者)は、上記操作部21において、訪問先を示す情報(たとえば、住居番号)をテンキー2bにより入力し、呼出しキー2cにより入力する。これにより、入力した住居番号の住居に設置されている遠隔開錠装置3を呼び出される。このような呼出しに対して遠隔開錠装置3からの応答があれば、当該集合玄関機2と訪問先の遠隔開錠装置3とが接続され、音声通話などが可能な状態となるようになっている。
上記表示部22は、種々の情報を表示するものである。上記表示部22は、表示器2aおよび表示制御部などにより構成される。上記表示部22は、たとえば、操作部21により入力した番号などが表示される。上記音声入出力部23は、特定の遠隔開錠装置3との音声通話を行うためのものである。上記音声入出力部23は、マイクおよびスピーカなどにより構成される。たとえば、上記操作部21により呼び出された訪問先の遠隔開錠装置3と通話可能な状態である場合、上記音声入出力部23は、訪問者が発した音声を遠隔開錠装置3で出力するための音声信号として入力したり、当該遠隔開錠装置3から受信した音声を出力したりする。
上記認証部24は、利用者が入場権限を有する人物(たとえば、居住者)であるか否かを認証するものである。上記認証部24では、上記生体認証装置1による人物認証(顔画像による人物認証)以外の認証方法により入場権限を有する人物であるか否かを判定するものである。ここでは、たとえば、上記認証部24は、入場権限を有する人物(たとえば、居住者)が所持すべき所持品としての鍵により入場権限を有する人物であるか否かを認証するものとする。この場合、上記認証部24は、鍵シリンダーなどにより構成され、挿入された鍵が正当な鍵(居住者用の鍵)であるか否かを識別する。なお、上記認証部24は、単に居住者用の鍵であるか否かを判定するものであっても良いし、どの住居用の鍵であるかを判定するものであっても良い。ここでは、上記認証部24は、どの住居用の鍵であるを判定するものを想定する。
なお、上記認証部24は、常時ドア4を通過する権限がある人物であるか否かを判定できるものであれば良い。上記認証部24による認証処理は、たとえば、ICカードにより人物認証を行うであって良いし、パスワードなどにより人物認証を行うものであっても良いし、顔画像以外の生体情報を用いて人物認証を行うものであっても良い。ICカードを用いる場合、上記認証部24は、ICカードから情報を読み取るためのカードリーダにより構成され、読み取った情報が居住者であるを判定するようにすれば良い。また、物理的な鍵の代りにパスワードなどにより居住者であるか否かを判定するものであっても良い。さらには、物理的な鍵の代りに上記顔認証装置1とは異なる生体情報により居住者であるか否かを判定するものであっても良い。たとえば、顔認証装置1が顔画像により人物認証を行うものであれば、上記認証部24の代りに、指紋、虹彩、静脈パターンなどにより登録者であるか否かを判定するものであっても良い。
上記記憶部25は、各種の情報を記憶するメモリである。上記通信インターフェース26は、第1の通信手段として機能するものである。上記通信インターフェース26は、上記顔認証装置1とのデータ通信を行うためのインターフェースである。上記ドア制御部27は、ドア4の開閉を制御するものである。ここで、上記ドア4が開閉機構4aにより開放される自動ドアである場合を想定する。この場合、上記ドア制御部27は、上記制御部20からのドア4の開放指示に応じて上記開閉機構4aによりドア4を開放する制御を行う。
上記ネットワークインターフェース28は、第3の通信手段として機能する。上記ネットワークインターフェース28は、ネットワーク5を介して接続される各遠隔開錠装置3とのデータ通信を行うためのインタフェースである。たとえば、上記操作部21により特定の遠隔開錠装置3への呼び出しが入力された場合、上記ネットワークインターフェース28は、当該遠隔開錠装置3を呼び出すための信号を送信する。この呼出しに対して遠隔開錠装置3が応答した場合、上記ネットワークインターフェース28は、当該遠隔開錠装置3と接続状態となり、音声通話などの通信が可能となる。なお、遠隔開錠装置3に訪問者の映像も提供する場合、上記ネットワークインターフェース28は、カメラにより撮影した当該訪問者の映像も当該遠隔開錠装置3へ送信するようになっている。
次に、上記遠隔開錠装置3の構成例について説明する。
図5は、上記遠隔開錠装置3の構成例を示すブロック図である。
図5に示す構成例では、上記遠隔開錠装置3は、制御部30、操作部31、表示部32、音声入出力部33、記憶部34、ネットワークインターフェース35などにより構成されている。
上記制御部30は、当該遠隔開錠装置3全体の制御を司るものである。上記制御部30は、CPU、ワーキングメモリ(RAM)、プログラムメモリ(ROM)などにより構成される制御ユニットである。上記制御部30では、CPUがワーキングメモリを使用してプログラムメモリあるいは記憶部34に記憶されているプログラムを実行することにより、種々の処理を実現している。
上記操作部31は、利用者が情報を入力するためのものである。上記操作部31において、応答キー、開錠キー及び警報キーなどにより構成される。たとえば、上記集合玄関機2からの呼び出しを受けた場合、居住者が、その呼出しに応答するには応答キーを押す。これにより、上記集合玄関機2と当該遠隔開錠装置3とが接続(音声通話などが可能な状態)となる。また、居住者が呼出しを行った訪問者の入場を許可する場合、当該居住者は、上記開錠キーを押す。これにより、当該遠隔開錠装置3は、上記集合玄関機2に対してドア4の開錠信号を送る。この結果として、上記集合玄関機2の制御によりドア4が開放させるようになっている。また、居住者が呼出しを行った訪問者を不審者と判断した場合などでは、当該居住者は、上記警報キーを押す。これにより、当該遠隔開錠装置3は、警報を発したり、上記集合玄関機2に対して当該訪問者が不審者である旨の信号あるいは当該訪問者の入場を禁止する旨の信号を送る。この結果として、上記集合玄関機2では、居住者に不審者と判断された訪問者に対して、ドア4を閉鎖して入場禁止としたり、警報などを発したりすることが可能となる。
上記表示部32は、種々の情報を表示するものである。たとえば、集合玄関機2からの呼出しを受けた場合、上記表示部32には、訪問者の顔画像などが表示される。上記音声入出力部33は、上記集合玄関機2との音声通話を行うためのものである。上記音声入出力部33は、マイクおよびスピーカなどにより構成される。たとえば、上記集合玄関機2から呼び出しを受けた場合、上記音声入出力部33は、呼び出し音などを出力する。また、上記集合玄関機2との通話可能な状態である場合、上記音声入出力部33は、居住者が発した音声を集合玄関機2で出力するための音声信号として入力したり、当該集合玄関機2から受信した音声信号を出力したりする。
上記記憶部34は、各種の情報を記憶するメモリである。上記ネットワークインターフェース35は、ネットワーク5を介して接続される集合玄関機2とのデータ通信を行うためのインタフェースである。たとえば、集合玄関機2からの呼出し信号、集合玄関機2との音声通話のための音声信号、ドア4の開放を集合玄関機2に指示するための開錠信号などは、上記ネットワークインターフェース35によりネットワーク5を経由して送受信される。
次に、上記入退出管理システムの動作について説明する。
まず、上記顔認証装置1における顔認証処理について説明する。
図6は、上記顔認証装置1における顔認証処理を説明するためのフローチャートである。
まず、ドア4に向かって人物が歩行してくると、上記カメラ1aは、歩行中の人物を含む画像を撮影する。上記カメラ1aにより撮影された画像は、順次、顔認証装置1の画像インターフェース11により取り込まれる(ステップS11)。上記画像インターフェース11により取り込まれた画像(入力画像)は、上記顔認証部15に供給される。
上記顔認証部15は、上記画像インターフェース11により供給される入力画像に対して顔画像を検出する顔検出処理を行う(ステップS12)。上記顔認証部15は、上記入力画像から検出された顔画像(入力顔画像)を上記記憶部12に一時的に保存する(ステップS13)。なお、上記入力画像から顔が検出できなかった場合、上記顔認証部15は、順次上記画像インターフェースから供給される入力画像に対して顔検出処理を行う。また、顔照合処理において顔特徴情報として部分空間法を用いる場合、上記顔認証部15は、部分空間(入力部分空間)を算出するために必要となる所定数の顔画像が得られるまで上記ステップS11〜13の処理を繰り返し実行する。
上記記憶部12に顔照合処理に必要な入力顔画像を保存すると、上記顔認証部15は、上記入力顔画像と上記辞書部16に登録されている入場許可者(入場許可者あるいは一時入場者)の顔画像との顔照合処理を行う(ステップS14)。
上記顔認証部15は、入場許可者との顔照合処理として、入力顔画像から抽出される顔特徴情報と辞書部16(入場許可者用の辞書16aおよび一時入場者用の辞書16b)に記憶されている各入場許可者の顔画像から抽出される顔特徴情報と類似度を算出する。
当該通行者と各入場許可者との類似度を算出すると、上記顔認証部15は、算出した各入場許可者に対する類似度のうち最大類似度が所定の認証用の閾値以上であるか否かを判定する。上記最大類似度が所定の認証用の閾値以上である場合、上記顔認証部15は、入力画像から検出された顔画像の人物(つまり、通行者)が最大類似度となった入場許可者と同一人物であると判定する。また、上記最大類似度が所定の認証用の閾値未満である場合、上記顔認証部15は、入力画像から検出された顔画像の人物(つまり、通行者)が入場許可者らしくないと判定する。
上記入場許可者との顔照合処理により通行者が入場許可者であると判定された場合(ステップS15、YES)、上記制御部10は、上記通信インターフェース13により通行者が入場許可者である旨(あるいはドアの開錠信号)を上記集合玄関機2へ通知する(ステップS16)。この場合、上記制御部10は、上記記憶部12に保存されている当該通行者の顔画像を破棄する(ステップS17)。なお、当該認証処理のログデータを保存する運用形態である場合、上記制御部10は、上記記憶部12に保存されている通行者の顔画像を認証結果(入場許可者と判定された旨の情報)とともにログデータとして保存するようにしても良い。
また、上記入場許可者との顔照合処理により通行者が入場許可者らしくないと判定された場合(ステップS15、NO)、上記制御部10は、上記入力顔画像と上記辞書部16に登録されている入場禁止者の顔画像との顔照合処理を行う(ステップS18)。
上記顔認証部15は、入場禁止者との顔照合処理として、入力顔画像から抽出される顔特徴情報と辞書部16(不審者用の辞書16c)に記憶されている各入場禁止者の顔画像から抽出される顔特徴情報と類似度を算出する。当該通行者と各入場禁止者との類似度を算出すると、上記顔認証部15は、算出した各入場禁止者に対する類似度のうち最大類似度が所定の認証用の閾値以上であるか否かを判定する。上記最大類似度が所定の認証用の閾値以上である場合、上記顔認証部15は、入力画像から検出された顔画像の人物(つまり、通行者)が最大類似度となった入場禁止者と同一人物であると判定する。また、上記最大類似度が所定の認証用の閾値未満である場合、上記顔認証部15は、入力画像から検出された顔画像の人物(つまり、通行者)が入場禁止者らしくないと判定する。
上記入場禁止者との顔照合処理により通行者が入場禁止者であると判定された場合(ステップS19、YES)、上記制御部10は、上記通信インターフェース13により通行者が入場禁止者である旨(あるいはドアを閉鎖する旨の信号)を上記集合玄関機2へ通知する(ステップS20)。この場合、上記制御部10は、上記記憶部12に保存されている当該通行者の顔画像を破棄する(ステップS17)。なお、当該認証処理のログデータを保存する運用形態である場合、上記制御部10は、上記記憶部12に保存されている通行者の顔画像を認証結果(入場禁止者と判定された旨の情報)とともにログデータとして保存するようにしても良い。
また、上記入場禁止者との顔照合処理により通行者が入場禁止者らしくないと判定された場合(ステップS19、NO)、上記制御部10は、上記入力顔画像あるいは入場顔画像から得られた生体情報としての顔特徴情報の保存期間を計時するためのタイマ(図示しない)をセットする(ステップS21)。上記タイマ(図示しない)は、入力顔画像の保存を開始した時から所定時間が経過したか否かを計時するためのものであり、上記制御部10内のクロックなどにより実現される。
この状態において、上記制御部10は、当該入力顔画像については上記集合玄関機2からの当該通行者に対する処理結果の受信待ち状態となる。すなわち、上記制御部10は、集合玄関機2からの当該通行者に対する処理結果の通知を受けるまで(ステップS22、NO)、上記タイマにより計時されている時間が所定時間以上となったか否かを監視している(ステップS23)。
上記集合玄関機2からの当該通行者に対する処理結果の通知が得られないまま上記タイマにより計時されている時間が所定時間以上となった場合(ステップS23、YES)、上記制御部10は、上記記憶部12に保存されている当該通行者の顔画像を破棄する(ステップS17)。なお、この場合も、上記制御部10は、上記記憶部12に保存されている通行者の顔画像を処理結果(登録者でない判定され、かつ、タイムアウトとなった旨の情報)とともにログデータとして保存するようにしても良い。
また、上記集合玄関機2から当該通行者に対する処理結果の通知が得られた場合(ステップS22、YES)、上記制御部10は、上記集合玄関機2から通知された当該通行者に対する処理結果に基づいて当該通行者の顔画像を辞書部16に登録する必要があるか否かを判断する(ステップS24)。
この判断により当該通行者の顔画像を登録(あるいは更新)する必要がないと判断した場合(ステップS24、NO)、上記制御部10は、上記記憶部12に保存されている当該通行者の顔画像を破棄する(ステップS17)。なお、当該認証処理のログデータを保存する運用形態である場合、上記制御部10は、上記記憶部12に保存されている通行者の顔画像を認証結果とともにログデータとして保存するようにしても良い。
また、上記判断により当該通行者の顔画像を登録する必要があると判断した場合(ステップS24、YES)、上記制御部10は、上記記憶部12に保存されている当該通行者の顔画像を登録する登録処理を行う(ステップS25)。たとえば、上記制御部10は、鍵により入場が許可(つまり居住者として入場が許可)された旨を上記集合玄関機2から通知された場合には当該通行者の顔画像を入場許可者用の辞書16aに登録する処理を行い、上記遠隔開錠装置3からの開錠信号により入場が許可(つまり居住者により入場が許可)された旨を上記集合玄関機2から通知された場合には当該通行者の顔画像を一時入場者用の辞書16bに登録する処理を行い、上記遠隔開錠装置3からの警報信号により入場が禁止された旨を上記集合玄関機2から通知された場合には当該通行者の顔画像を不審者(入場禁止者)用の辞書16cに登録する処理を行う。
次に、上記集合玄関機2における通行制御処理について説明する。
図7は、上記集合玄関機2における通行制御処理を説明するためのフローチャートである。
まず、ドア4に向かって歩行中の通行者に対しては、上記顔認証装置1により上述したような顔認証処理が実行される。上記顔認証装置1による顔認証処理の結果は、上記集合玄関機2に通知される。上記集合玄関機2の制御部20は、上記通信インターフェース26により上記顔認証装置1から通行者が入場許可者である旨の通知(あるいはドアの開錠信号)を受信した場合(ステップS31、YES)、ドア制御部27によりドア4を開放する制御を行う。上記顔認証装置1から通行者が入場許可者である旨を通知を受信していない場合(ステップS31、NO)、上記制御部20は、入場権限を有する人物であるか否かを認証するための所持品(ここでは、鍵)の提示、あるいは、上記テンキー2bによる住居番号の入力を受付可能な状態としている。
この状態において通行者により鍵が提示された場合(ステップS32、YES)、上記制御部20は、上記認証部24により通行者が提示した鍵がドア4の通行を許可すべき鍵(たとえば、居住者用の鍵)であるか否かを判定する鍵認証を行う(ステップS33)。たとえば、鍵がその形状により正当な鍵であるか否かが判別されるものである場合、上記認証部24は、通行者が鍵穴に挿入した鍵が正当な鍵の形状であるか否かを判別する。また、鍵としてICカードが利用される場合、上記認証部24は、通行者が提示したICカードの情報を読み取って、読み取った情報が通行を許可すべき情報であるか否かを判別する。つまり、上記認証部24では、顔認証以外の認証方法によって通行者がドア4から入場する権限を有する人物(居住者)であるか否かを判定する。
上記認証部24により当該通行者が入場権限を有する人物であると判定した場合(ステップS34、YES)、上記制御部20は、当該通行者が入場権限を有する人物であるため入場を許可した旨の情報を上記顔認証装置1へ通知する(ステップS35)。当該通行者が入場権限を有する人物であると判定した場合、上記制御部20は、ドア制御部27によりドア4を開放することにより、当該通行者の入場を許可する(ステップS36)。
当該集合玄関機2が住居番号の入力を受付可能としている状態において、入場(一時入場)を許可を貰いたい通行者は、操作部21のテンキー2bにより訪問先の住居番号を入力して呼出しキー2cを押すようになっている。上記操作部21により呼出しキー2cが押された場合(ステップS37、YES)、上記制御部20は、上記操作部21により入力されている住居番号の遠隔開錠装置3に対して呼び出しを行う(ステップS38)。この呼出しに対して当該遠隔開錠装置3が応答した場合、当該集合玄関機2と当該遠隔開錠装置3とが接続された状態(通話可能な状態)となる。
この状態において遠隔開錠装置3に設けられている開錠キーが押されると、当該遠隔開錠装置3は、上記集合玄関機2に対してドア4の開錠信号を送信する。このようなドア4の開錠信号を受信した場合(ステップS39、YES)、上記集合玄関機2の制御部20は、当該通行者が居住者に一時入場を許可された旨の情報を上記顔認証装置1へ通知する(ステップS40)。当該通行者の一時入場が許可された場合、上記制御部20は、ドア制御部27によりドア4を開放することにより、当該通行者の入場を許可する(ステップS36)。
また、上記遠隔開錠装置3において居住者により当該通行者(訪問者)が不審者である旨が指示された場合(たとえば、遠隔開錠装置3の操作部31により警報キーが押された場合)、上記集合玄関機2の制御部20は、当該遠隔開錠装置3からの不審者である旨の通知に基づいて当該通行者の入場を不可と判断する(ステップS41、YES)。この場合、上記制御部20は、当該通行者が不審者として判定された旨を上記顔認証装置1へ通知するとともに(ステップS42)、警報などにより入場が不可となった旨を報知する(ステップS43)。なお、上記顔認証装置1により当該通行者が不審者であると判定された場合、上記集合玄関機2は、当該顔認証装置1からの不審者である旨の通知に基づいて当該通行者の入場を禁止し、警報などにより入場が不可となった旨を報知する。
次に、上記顔認証装置1における登録処理について説明する。
図8は、上記顔認証装置1における登録処理を説明するためのフローチャートである。
上述したように、上記顔認証装置1では、顔認証処理により登録者と判定されなかった通行者の顔画像を所定期間保存している。この状態において上記集合玄関機2から当該通行者に対する通行制御処理の結果が通知された場合、上記顔認証装置1の制御部10は、上記記憶部12に一時保存されている当該通行者の顔画像などの生体情報を登録者の生体情報として辞書部16に登録する登録処理を行う。
すなわち、上記集合玄関機2から通知された当該通行者に対する通行制御処理の結果を受信すた場合(ステップS51)、上記顔認証装置1の制御部10は、受信した情報に基づいて、当該通行者が入場権限を有する人物(たとえば、通行者自身が提示した鍵により入場が許可された居住者)と判定されたか、遠隔開錠装置3で一時入場が許可された人物(たとえば、居住者により一時入場が許可された訪問者)と判定されたか、不審者(たとえば、居住者に不審者として扱われた人物)と判定されたかを判断する(ステップS52、S55、S57)。
上記集合玄関機2から鍵により入場を許可した旨の情報を受信した場合、上記制御部10は、当該通行者が入場権限を有する人物(たとえば、居住者である)と判断する(ステップS52、YES)。この場合、上記制御部10は、上記記憶部12に記憶されている当該通行者の顔画像などの生体情報を入場許可者用の辞書16aに登録する処理を行う(ステップS53)。
また、上記集合玄関機2から遠隔開錠装置3からの開錠信号により入場を許可した旨の情報を受信した場合、上記制御部10は、当該通行者が一時的に入場が許可された人物(たとえば、居住者により一時入場が許可された訪問者である)と判断する(ステップS54、YES)。この場合、上記制御部10は、上記記憶部12に記憶されている当該通行者の顔画像などの生体情報を一時入場者用の辞書16bに登録する処理を行う(ステップS55)。
また、上記集合玄関機2から入場が禁止された旨の情報を受信した場合、上記制御部10は、当該通行者が不審者(たとえば、居住者により不審者であることが指示された人物である)と判断する(ステップS56、YES)。この場合、上記制御部10は、上記記憶部12に記憶されている当該通行者の顔画像などの生体情報を不審者用の辞書16cに登録する処理を行う(ステップS57)。
上記ステップS53、S55あるいはS57で当該通行者の顔画像などの生体情報を辞書部16に登録した場合、上記制御部10は、上記記憶部12に保存されている当該通行者の生体情報を破棄し(ステップS58)、処理を終了する。
上記のように、上記入退出管理システムに適用される生体認証装置(たとえば、顔認証装置)は、生体認証処理(たとえば、顔画像による認証処理)により通行者が入場を許可されるべき登録者であると判定された場合、当該通行者の通行を許可する旨の信号を集合玄関機(通行制御装置)へ送信し、生体認証処理により通行者が入場を許可されるべき登録者であると判定されなかった場合、当該通行者の生体情報(顔画像)を一時的に保存する。この状態において、前記集合玄関機から当該通行者の入場を許可した旨の情報を受信した場合、上記生体認証装置は、一時的に保存している当該通行者の生体情報を入場が許可されるべき登録者の生体情報として辞書に登録する登録処理を行う。
これにより、上記生体認証装置では、管理者が不在であっても居住者が特別に意識することなく、居住者の生体情報(顔画像)の登録処理を行うことができる。さらには、上記生体認証装置では、一時的に入場を許可したい人物についても、遠隔開錠装置からの開錠信号に基づいて当該人物の生体情報を一時入場者の生体情報として登録することが可能となる。
上述した入退出管理システムに用いられる生体認証装置は、指紋、静脈パターン、虹彩などの顔画像以外の生体情報により生体認証を行うものであっても実施可能である。ただし、指紋、静脈パターンあるいは虹彩などの生体情報は、専用のスキャナにて読み取る操作が必要となるため、歩行中の人物から確実に取得するのは困難であることが多い。そこで、このような生体情報による生体認証を行う生体認証装置を上述した入退出管理システムに適用する例について説明する。ここでは、上述したような顔画像以外の生体情報の例として、指紋による生体認証を行う生体認証装置としての指紋認証装置を上記入退出管理システムに適用する例について説明するものとする。なお、上記のような指紋認証装置が適用される入退出管理システムは、たとえば、図4および図5に示す構成例の集合玄関機2および遠隔開錠装置3により実現可能であるものとする。
図9は、上記のような指紋認証装置61の構成例を示すブロック図である。
図9に示す構成例では、指紋認証装置61は、指紋スキャナ111、記憶部112、通信インターフェース113、表示部114、指紋認証部115、辞書部116などにより構成されている。図9に示す指紋認証装置61の構成例は、図3に示す顔認証装置1の構成例において、カメラ1aおよび画像インターフェース11を人物の指紋情報を読み取るための指紋スキャナ111に置き換え、顔認証部15を指紋スキャナ111により読み取った指紋情報により人物認証を行う指紋認証部115に書き換えたものとなっている。なお、上記記憶部112、上記通信インターフェース113、上記表示部114、上記辞書部116は、それぞれ図3に示す顔認証装置1の記憶部12、通信インターフェース13、表示部14、辞書部16と同様な構成により実現できるため、詳細な説明を省略するものとする。ただし、上記指紋認証装置61において、辞書部116(入場許可者用の辞書116a、一時入場者用の辞書116b、不審者用の辞書116c)には、各登録者の生体情報として指紋情報が記憶される。
図10は、生体認証装置として上記指紋認証装置61を適用した入退出管理システムの設置例を示す図である。
図10に示す設置例では、上記指紋認証装置61および上記集合玄関機2は、集合住宅のエントランスなどにおいて当該集合住宅への入場を制限するドア4の手前に設置される。また、図10に示す設置例では、上記指紋認証装置61は、上記集合玄関機2の近傍に設置されている。上記のような指紋認証装置61では、利用者自身が指紋スキャナ111に自身の指を翳すことが必要となる。このため、運用上の利便性を考慮すると、図10に示すように、上記指紋認証装置(指紋認証装置61の少なくとも指紋スキャナ111)61は、上記集合玄関機2に近傍に設置される形態が考えられる。
また、利用者の利便性を向上させるために、上記指紋認証装置61と集合玄関機2とを一体的に形成するような形態も考えられる。さらに、応用例としては、集合玄関機2の呼出しキー2cに指紋スキャナ111を設置し、呼び出しキー2cへの入力操作と指紋スキャナ111による指紋の読取操作とを同時に実施するようにしても良い。
図11は、上記指紋認証装置61における指紋認証処理の例を説明するためのフローチャートである。ここで、図11に示す処理手順は、生体情報が指紋情報であることとステップS71で登録者と判定されなかった旨を集合玄関機2へ通知する以外は、図6に示す処理手順とほぼ同様である。このため、以下の説明では、処理の流れを概略的に説明するものとする。
まず、集合住宅内に進入しようとする人物は、ドア4の手前で自身の指を上記指紋認証装置61の指紋スキャナ111に翳す。すると、上記指紋スキャナ111は、当該人物の指をスキャンする(ステップS61)。上記指紋認証部115は、上記指紋スキャナ111により読み取った情報から指紋情報を検出する(ステップS62)。指紋情報を検出すると、上記指紋認証部115は、検出された指紋情報を上記記憶部112に一時的に保存する(ステップS63)。上記記憶部112に指紋情報を保存すると、上記指紋認証部115は、検出した指紋情報(記憶部112に記憶した指紋女王)と上記辞書部116の入場許可者用の辞書16aあるいは一時入場者用の辞書16bに登録されている入場許可者あるいは一時入場者の指紋情報との指紋照合処理を行う(ステップS64)。
上記入場許可者との指紋照合処理により当該人物が入場許可者であると判定された場合(ステップS65、YES)、上記制御部110は、上記通信インターフェース113により当該人物が入場許可者である旨(あるいはドアの開錠信号)を上記集合玄関機2へ通知する(ステップS66)。この場合、上記制御部110は、上記記憶部12に保存されている当該人物の指紋情報を破棄する(ステップS67)。
また、上記入場許可者との指紋照合処理により当該人物が入場許可者らしくないと判定された場合(ステップS65、NO)、上記制御部10は、検出した指紋情報と上記辞書部16の不審者用の辞書116cに登録されている不審者(入場禁止者)の指紋情報との指紋照合処理を行う(ステップS68)。
上記不審者(入場禁止者)との指紋照合処理により当該人物が不審者であると判定された場合(ステップS69、YES)、上記制御部110は、上記通信インターフェース113により当該人物が入場禁止者である旨(あるいはドアを閉鎖する旨の信号)を上記集合玄関機2へ通知する(ステップS70)。この場合、上記制御部110は、上記記憶部112に保存されている当該人物の指紋情報を破棄する(ステップS67)。
また、上記不審者(入場禁止者)との指紋照合処理により当該人物が不審者らしくないと判定された場合(ステップS69、NO)、上記制御部110は、当該人物が指紋情報が登録されている登録者(入場許可者、一時入場者あるいは不審者)でない旨を上記集合玄関機2へ通知する(ステップS71)。上記集合玄関機2へ当該人物が登録者でない旨を通知すると、上記制御部110は、上記記憶部112に記憶した当該人物の指紋情報の保存期間を計時するためのタイマ(図示しない)をセットする(ステップS72)。
この状態において、上記制御部110は、上記集合玄関機2から当該人物に対する通行制御処理の結果を通知されるまで(ステップS73、NO)、上記タイマにより計時されている時間が所定時間以上となったか否かを監視している(ステップS74)。上記集合玄関機2からの当該人物に対する通行制御処理の結果が通知されないまま上記タイマにより計時されている時間が所定時間以上となった場合(ステップS74、YES)、上記制御部110は、上記記憶部112に保存されている当該人物の指紋情報を破棄する(ステップS67)。
また、上記集合玄関機2から当該人物に対する通行制御処理の結果が通知された場合(ステップS73、YES)、上記制御部110は、上記集合玄関機2から通知された当該人物に対する通行制御処理の結果に基づいて当該人物の指紋情報を辞書部116に登録する必要があるか否かを判断する(ステップS75)。この判断により当該人物の指紋情報を登録(あるいは更新)する必要がないと判断した場合(ステップS75、NO)、上記制御部110は、上記記憶部112に保存されている当該人物の指紋情報を破棄する(ステップS67)。
また、上記判断により当該人物の指紋情報を登録する必要があると判断した場合(ステップS75、YES)、上記制御部110は、上記記憶部112に保存されている当該人物の指紋情報を登録する登録処理を行う(ステップS76)。たとえば、上記制御部110は、居住者として入場が許可(たとえば居住者用の鍵により入場が許可)された旨を上記集合玄関機2から通知された場合には当該人物の指紋情報を入場許可者用の辞書116aに登録する処理を行い、上記遠隔開錠装置3からの開錠信号により入場が許可(つまり居住者により入場が許可)された旨を上記集合玄関機2から通知された場合には当該人物の指紋情報を一時入場者用の辞書116bに登録する処理を行い、上記遠隔開錠装置3からの警報信号により入場が禁止(つまり居住者により入場が禁止)された旨を上記集合玄関機2から通知された場合には当該人物の指紋情報を不審者用の辞書116cに登録する処理を行う。
なお、上記辞書部116に指紋情報を登録する登録処理は、上述した顔画像の辞書部16への登録処理と同様である。すなわち、上記ステップS76としての指紋情報の登録処理は、図8に示す顔画像の辞書部16への登録処理の手順と同様である。このため、上記ステップS76としての指紋情報の登録処理については、詳細な説明を省略するものとする。
次に、上記集合玄関機2における通行制御処理について説明する。
図12は、上記集合玄関機2における通行制御処理を説明するためのフローチャートである。
ここで、図12に示す処理手順は、生体情報が指紋情報であることとステップS81及びS82で上記指紋認証装置61から指紋認証の結果を受けた場合にのみ当該人物からの各種の操作を受け付けるようになっていること以外は、図7に示す処理手順とほぼ同様である。このため、以下の説明では、上記指紋認証装置61に接続された集合玄関機2における通行制御処理の流れを概略的に説明するものとする。
まず、上記集合玄関機2では、上記指紋認証装置61からの指紋認証の結果を受信まちの状態になっているものとする。この状態では、上記集合玄関機2の制御部20は、上記操作部21の各キーへの入力、あるいは、居住者を認証するための所持品(ここでは、鍵であるものとする)の提示なども受付けないようにしている。この状態において、上記指紋認証装置61からの指紋認証の結果を受信すると(ステップS81、YES)、上記制御部20は、上記操作部21の各キーへの入力、あるいは、居住者を認証するための鍵の提示などを受付可能な状態とする。
ここで、上記指紋認証装置61から受信した当該人物に対する指紋認証の結果として、当該人物が入場を許可すべき人物である旨の通知(あるいはドアの開錠信号)を受信した場合(ステップS83、YES)、上記制御部20は、上記ドア制御部27によりドア4を開放する制御を行う(ステップS88)。
また、上記指紋認証装置61から受信した指紋認証の結果が当該人物が指紋情報を登録している登録者でなかった旨の通知であった場合(ステップS83、NO)、上記制御部20は、鍵の提示、あるいは、住居番号の入力を受付可能な状態としている。この状態において当該人物が居住者認証のための所持品としての鍵を提示した場合(ステップS84、YES)、上記制御部20は、上記認証部24により当該人物が提示した鍵がドア4の通行を許可すべき鍵(たとえば、居住者用の鍵)であるか否か、つまり、当該人物が居住者であるか否かを判定する認証を行う(ステップS85)。
上記認証部24により当該人物が入場権限を有する人物(居住者)であると判定した場合(ステップS86、YES)、上記制御部20は、当該人物が居住者であるため入場を許可した旨の情報を上記指紋認証装置61へ通知する(ステップS87)。また、当該人物が居住者であると判定した場合(ステップS86、YES)、上記制御部20は、上記ドア制御部27によりドア4を開放することにより、当該人物の入場を許可する(ステップS88)。
当該集合玄関機2が住居番号の入力を受付可能としている状態において入場(一時入場)を許可を貰いたい通行者は、操作部21のテンキー2bにより訪問先の住居番号を入力して呼出しキー2cを押すようになっている。上記操作部21により呼出しキー2cが押された場合(ステップS89、YES)、上記制御部20は、上記テンキー2bにより入力されている住居番号の遠隔開錠装置3に対して呼び出しを行う(ステップS90)。この呼出しに対して当該遠隔開錠装置3が応答した場合、当該集合玄関機2と当該遠隔開錠装置3とが接続された状態(通話可能な状態)となる。この状態において遠隔開錠装置3に設けられている開錠キーが押されると、当該遠隔開錠装置3は、上記集合玄関機2に対してドア4の開錠信号を送信する。このようなドア4の開錠信号を受信した場合(ステップS91、YES)、上記集合玄関機2の制御部20は、当該人物が居住者に一時入場を許可された旨の情報を上記指紋認証装置61へ通知する(ステップS92)。また、当該人物の一時入場が許可された場合(ステップS91、YES)、上記制御部20は、上記ドア制御部27によりドア4を開放することにより、当該人物の入場を許可する(ステップS88)。
なお、上記遠隔開錠装置3において居住者により当該通行者(訪問者)が不審者である旨が指示された場合(ステップS93、YES)、上記制御部20は、当該人物の入場を不可と判断する。この場合、上記制御部20は、当該人物が不審者として識別された旨を上記指紋認証装置61へ通知するとともに(ステップS94)、警報などにより入場が不可となった旨を報知する(ステップS95)。なお、上記指紋認証装置61により当該人物が不審者であると判定された場合、上記集合玄関機2は、当該指紋認証装置61からの不審者である旨の通知に基づいて当該人物の入場を禁止し、警報などにより入場が不可となった旨を報知する。
上記のように、本入退出管理システムでは、利用者からの生体情報を取得した状態あるいは利用者から取得した生体情報による認証結果が得られた状態において、各住居内の遠隔開錠装置3に対する呼出しを行うようにしたものである。つまり、本入退出管理システムでは、訪問者の生体情報が取得できない状態においては、当該訪問者による上記集合玄関機2へのアクセスを禁止している。これにより、上述した入退出管理システムによれば、生体情報の登録処理を効率化するとともに、不審者による呼出しなどを制限することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る通行制御システムとしての入退出管理システムの全体構成を概略的に示す図。 入退出管理システムの設置例を説明するための図。 生体認証装置として顔認証装置の構成例を示すブロック図。 集合玄関機の構成例を示すブロック図。 遠隔開錠装置の構成例を示すブロック図。 顔認証装置における顔認証処理を説明するためのフローチャート。 集合玄関機における通行制御処理を説明するためのフローチャート。 顔認証装置における登録処理を説明するためのフローチャート。 生体認証装置としての指紋認証装置の構成例を示すブロック図。 指紋認証装置を適用した入退出管理システムの設置例を示す図。 指紋認証装置における指紋認証処理の例を説明するためのフローチャート。 集合玄関機における通行制御処理を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1…顔認証装置(生体認証装置)、1a…カメラ、2…集合玄関機(通行制御装置)、3…遠隔開錠装置、10、110…制御部(処理手段、登録手段)、11…画像インターフェース(取得手段)、12、112…記憶部(記憶手段)、13、113…通信インターフェース(通信手段、第2の通信手段)、14、114…表示部、15…顔認証部(生体認証手段)、116…辞書部(辞書)、116a…入場者用の辞書、116b…一時入場者用の辞書、116c…不審者用の辞書、20…制御部、21…操作部、22…表示部、23…音声入出力部、24…認証部(認証手段)、25…記憶部、26…通信インターフェース(第1の通信手段)、27…ドア制御部、28…ネットワークインターフェース(第3の通信手段)、61…指紋認証装置(生体認証装置)、111…指紋スキャナ(取得手段)、115…指紋認証部(生体認証手段)。

Claims (6)

  1. 人物の通行を制御する通行制御装置との通信を行うための通信手段と、
    人物の生体情報を取得する取得手段と、
    前記通行制御装置が通行を許可すべき登録者の生体情報が登録されている辞書と、
    前記取得手段により取得した生体情報と前記辞書に登録されている登録者の生体情報とを照合することにより前記取得手段で取得した生体情報が登録者の生体情報であるか否かを判定する生体認証手段と、
    前記生体認証手段により前記取得手段で取得した生体情報が登録者の生体情報であると判定された場合、当該人物の通行を許可する旨の信号を前記通信手段により前記通行制御装置へ送信する処理手段と、
    前記生体認証手段により前記取得手段で取得した生体情報が登録者の生体情報であると判定されなかった場合、当該人物の生体情報を保存する記憶手段と、
    前記通信手段により前記通行制御装置から前記記憶手段に生体情報が記憶されている人物の通行を許可した旨の情報を受信した場合、前記記憶手段に記憶されている当該人物の生体情報を登録者の生体情報として前記辞書に登録する登録手段と、
    を有することを特徴とする生体認証装置。
  2. 前記登録手段は、前記通行制御装置から前記記憶手段に生体情報が記憶されている人物が他人による通行許可無しで通行可能な人物である旨の情報を受信した場合、当該人物の生体情報を常時通行可能な登録者の生体情報として前記辞書に登録する、
    ことを特徴とする前記請求項1に記載の生体認証装置。
  3. 前記登録手段は、前記通行制御装置から前記記憶手段に生体情報が記憶されている人物が所持品により通行を許可された旨の情報を受信した場合、当該人物の生体情報を常時通行可能な登録者の生体情報として前記辞書に登録する、
    ことを特徴とする前記請求項1に記載の生体認証装置。
  4. 前記登録手段は、前記通行制御装置から他人の通行の可否を決定する権限を有する人物により前記記憶手段に生体情報が記憶されている人物の通行が許可された旨の情報を受信した場合、当該人物の生体情報を一時的な通行が可能な登録者の生体情報として前記辞書に登録する、
    ことを特徴とする前記請求項1に記載の生体認証装置。
  5. 通行制御装置と生体認証装置とを有する通行制御システムにおいて、
    前記通行制御装置は、
    前記生体認証装置とのデータ通信を行うための第1の通信手段と、
    通行の権限を有する人物である否かを判定する認証手段と、
    前記第1の通信手段により通行を許可する旨の情報を前記生体認証装置から受信した場合、あるいは、前記認証手段により通行の権限を有する人物であることが判定された場合、当該人物の通行を許可する通行制御手段と、
    前記認証手段により通行の権限を有する人物であることが判定された場合、当該人物の通行を許可した旨の情報を前記生体認証装置へ送信する処理手段と、を有し、
    前記生体認証装置は、
    前記通行制御装置との通信を行うための第2の通信手段と、
    人物の生体情報を取得する取得手段と、
    前記通行制御装置が通行を許可すべき登録者の生体情報が登録されている辞書と、
    前記取得手段により取得した生体情報と前記辞書に登録されている登録者の生体情報とを照合することにより前記取得手段で取得した生体情報が登録者の生体情報であるか否かを判定する生体認証手段と、
    前記生体認証手段により前記取得手段で取得した生体情報が登録者の生体情報であると判定された場合、当該人物の通行を許可する旨の信号を前記第2の通信手段により前記通行制御装置へ送信する処理手段と、
    前記生体認証手段により前記取得手段で取得した生体情報が登録者の生体情報であると判定された場合、当該人物の生体情報を保存する記憶手段と、
    前記第2の通信手段により前記通行制御装置から前記記憶手段に生体情報が記憶されている人物の通行を許可した旨の情報を受信した場合、前記記憶手段に記憶されている当該人物の生体情報を登録者の生体情報として前記辞書に登録する登録手段と、を有する、
    ことを特徴とする通行制御システム。
  6. 前記通行制御装置は、
    さらに、遠隔開錠装置からの通行を許可する旨の信号を受信するための第3の通信手段を有し、
    前記通行制御手段が、前記第3の通信手段により前記遠隔開錠装置から通行を許可する旨の開錠信号を受信した場合、当該人物の通行を許可し、
    前記処理手段が、前記認証部により通行の権限を有する人物であることが判定された場合には、前記認証部による認証結果に基づいて当該人物の通行を許可した旨の情報を前記生体認証装置へ送信し、前記遠隔開錠装置から当該人物の通行を許可する旨の開錠信号を受信した場合には、前記遠隔開錠装置からの開錠信号に基づいて当該人物の通行を許可した旨の情報を前記生体認証装置へ送信する、
    前記生体認証装置は、
    前記登録手段が、前記通行制御装置から前記認証部による認証結果に基づいて前記記憶手段に生体情報が記憶されている人物の通行を許可した旨の情報を受信した場合、当該人物の生体情報を常時通行可能な登録者の生体情報として前記辞書に登録し、当該人物の生体情報を一時的な通行が可能な登録者の生体情報として前記辞書に登録する、
    ことを特徴とする前記請求項5に記載の通行制御システム。
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