JP2013238051A - 電子錠システム、電子錠システムを用いたロッカー、及び、玄関ドアシステム - Google Patents

電子錠システム、電子錠システムを用いたロッカー、及び、玄関ドアシステム Download PDF

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Abstract

【課題】電子錠が高電圧を印加されても破壊されず、セキュリティレベルが高い電子錠システム、電子錠システムを用いたロッカー、及び、玄関ドアシステムを提供すること。
【解決手段】電子錠6の施錠と解錠を制御する電子錠システムにおいて、電子キー12が、2つの端子14,15を備え、電子キー12を識別するための固有データを記憶する接触式ICチップ18を有し、電子錠6が、2つの端子14,15に接触する2つの接触端子31,32を介して電子キー12からデータを読み取るデータ読み取り手段37と、データ読み取り手段37に電力を供給する電力供給手段38と、2つの接触端子31,32とデータ読み取り手段37とを通信可能に接続しており、2つの接触端子31,32に仕様電圧を超える高電圧が印加された場合に、データ読み取り手段37を2つの接触端子31,32から絶縁する絶縁機能付き通信手段30と、を有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、電子キーにより電子錠の施錠及び解錠を行う電子錠システム、電子錠システムを用いたロッカー、及び、玄関ドアシステムに関する。
例えば、コインロッカーは、駅、空港、デパート、スーパー、美術館などに設置されている。コインロッカーは、荷物を収納するための間口が多数設けられ、各間口に開閉扉が設けられている。各開閉扉は錠を取り付けられ、鍵を用いて開閉されるようになっている。この錠は、硬貨がコインロッカーに投入されると、鍵の操作が許可される。よって、誰でも、硬貨をコインロッカーに投入し、コインロッカーのボックスに手荷物を入れて開閉扉を施錠すれば、手荷物をコインロッカーに保管することができる。
従来より、コインロッカーの錠には、メカニカルな錠が用いられている。メカニカルな錠は、錠に設けられた鍵穴の形状とメカニカルな鍵の形状が一致することを条件に、施錠と解錠を行えるものである。このようなメカニカルな錠を採用したコインロッカーは、電子的なシステムを必要としないため、安価であるというメリットがある。その反面、メカニカルな錠は、メカニカルな鍵が鍵屋等で数分のうちに簡単に複製されるデメリットがある。そのため、例えば、コインロッカーの鍵を預かったり盗んだ者は、合い鍵を作った後に正規の鍵を何喰わぬ顔で正当な持ち主に返却すれば、誰にもばれることなく合い鍵を保持することができる。これにより、その者は、合い鍵に対応するコインロッカーの開閉扉を自由に開閉し、保管された荷物を盗むことができるようになる。よって、メカニカルな錠を採用するコインロッカーは、荷物の保管の安全性が低く、貴重品の保管に不向きであった。
この点、荷物の保管の安全性を高めるために、メカニカルな錠と比べて認証精度が高い電子錠をコインロッカーに適用することが、考えられる。電子錠は、電子キーに記憶されている固有コードと、電子錠に設けられた電子回路に登録された固有コードが一致することを条件に、施錠と解錠を行うものである。固有コードは、電子錠を製造するメーカーにより管理されている。そのため、第三者は、電子キーの固有コードを読み取って電子キーを複製することが困難である。
また、電子錠を適用したコインロッカーには、解錠操作時に、旧いコードと新しいコードとを含めて固有データを生成し、電子キーに記憶させる機能を、電子錠に持たせたものがある。この技術によれば、解錠する毎に、異なる固有コードが電子キーに記憶されるため、仮に、第三者が固有コードを複製して合い鍵を作成したとしても、合い鍵に記憶された固有コードにより権限が認証されることがない。このようなコインロッカーは、合い鍵を用いてコインロッカーを勝手に開閉することができないため、セキュリティが高い(例えば特許文献1参照。)。
特開2009−2034号公報
しかしながら、従来のコインロッカーは、上記のように認証精度の高い電子錠を採用していない。これは、工具を電子錠の鍵穴に入れて高電圧を印加すると、電子錠の制御回路が高電圧を印加されて簡単に破壊されてしまうからである。電子錠を採用するコインロッカーは、認証精度が高いとはいえ、電子錠自体が破壊された時点で、荷物の保管の安全性を失う。特に、コインロッカーは、不特定多数の者が出入りできる場所に設置されている。そのため、コインロッカーは、第三者によって、鍵穴に高電圧をかけるなどのいたずらをされる蓋然性が、極めて高い。そして、破壊された電子錠は交換する必要があるが、電子錠1個当たりの値段がメカニカルな鍵よりも格段に高い。よって、荷物の管理責任やメンテナンスコストなどの問題のため、コインロッカーは、メカニカルな錠を採用せざるを得なかった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、電子錠が高電圧を印加されても破壊されず、セキュリティレベルが高い電子錠システム、電子錠システムを用いたロッカー、及び、玄関ドアシステムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る電子錠システムは、電子キーと、電子錠と、前記電子錠の施錠と解錠を制御する制御手段とを備える電子錠システムにおいて、前記電子キーは、2つの端子を備え、前記電子キーを識別するための固有データを記憶する接触式ICチップを有し、前記電子錠は、前記2つの端子に接触する2つの接触端子と、前記2つの接触端子を介して前記電子キーからデータを読み取るデータ読み取り手段と、前記データ読み取り手段に電力を供給する電力供給手段と、前記2つの接触端子と、前記データ読み取り手段とを通信可能に接続しており、前記2つの接触端子に仕様電圧を超える高電圧が印加された場合に、前記データ読み取り手段を前記2つの接触端子から絶縁する絶縁機能付き通信手段と、を有する。
また、上記電子錠システムは、少なくとも前記施錠又は前記解錠を行う場合に、過去に使用されていないユニークデータを生成して、前記ユニークデータを、前記接触式ICチップに記憶されている前記固有データと書き換え、新しい固有データとして記憶させる固有データ書換手段を有することが好ましい。
また、上記電子錠システムは、前記絶縁機能付き通信手段が、前記2つの接触端子に接続される第1アンテナ部材と、前記データ読み取り手段に接続され、前記第1アンテナ部材と無線通信を行う第2アンテナ部材とを有し、前記第1アンテナ部材と前記第2アンテナ部材との間で発生する電磁誘導により、前記2つの接触端子と前記データ読み取り手段との間に電流を流すことが好ましい。
また、上記電子錠システムは、前記絶縁機能付き通信手段が、前記データ読み取り手段から電気信号を出力する第1配線上に配設される第1コンデンサと、前記データ読みとり手段に電気信号を入力する第2配線上に配設される第2コンデンサと、を有することが好ましい。
本発明の一態様に係るロッカーによれば、開閉扉を備える複数の間口と、前記開閉扉の各々に設けられる電子錠と、前記電子錠と通信を行う電子キーと、前記電子錠の施錠と解錠を制御する制御手段とを有するを備えるロッカーにおいて、前記電子キーは、2つの端子を備え、前記電子キーを識別するための固有データを記憶する接触式ICチップを有し、前記電子錠は、前記2つの端子に接触する2つの接触端子と、前記2つの接触端子を介して前記電子キーからデータを読み取るデータ読み取り手段と、前記データ読み取り手段に電力を供給する電力供給手段と、前記2つの接触端子と、前記データ読み取り手段とを通信可能に接続しており、前記2つの接触端子に仕様電圧を超える高電圧が印加された場合に、前記データ読み取り手段を前記2つの接触端子から絶縁する絶縁機能付き通信手
段と、を有する。
本発明の一態様に係る玄関ドアシステムによれば、間口枠に玄関ドアが開閉可能に取り付けられたものであって、電子錠と、前記電子錠と通信を行う電子キーと、前記電子錠の施錠と解錠を制御する制御手段とを有するを備える玄関ドアシステムにおいて、前記電子キーは、2つの端子を備え、前記電子キーを識別するための固有データを記憶する接触式ICチップを有し、前記電子錠は、前記2つの端子に接触する2つの接触端子と、前記2つの接触端子を介して前記電子キーからデータを読み取るデータ読み取り手段と、前記データ読み取り手段に電力を供給する電力供給手段と、前記2つの接触端子と、前記データ読み取り手段とを通信可能に接続しており、前記2つの接触端子に仕様電圧を超える高電圧が印加された場合に、前記データ読み取り手段を前記2つの接触端子から絶縁する絶縁機能付き通信手段と、を有する。
上記玄関ドアシステムは、前記電子錠が、前記玄関ドアに後付け可能なものであることが好ましい。
上記態様の電子錠システムは、例えば、2つの接触端子に工具を接触させて仕様電圧を超える高電圧が2つの接触端子に印加された場合、絶縁機能付き通信手段がデータ読み取り手段を絶縁する。そのため、データ読み取り手段は、2つの接触端子に高電圧が印加されても、高電圧を印加されず、破壊されない。よって、上記態様の電気錠システムによれば、電子錠が高電圧を印加されても破壊されず、セキュリティレベルが高い。
また、上記構成の電子錠システムは、少なくとも施錠又は解錠を行う場合に、過去に使用されていないユニークデータを生成し、その生成したユニークデータを、接触式ICチップに記憶されている既存の固有データと書き換え、新しい固有データとして接触式ICチップに記憶させる。そのため、電子キーは、施錠又は解錠する度に異なる固有データが接触式ICチップに記憶される。よって、上記構成の電子錠システムによれば、固有データをコピーして電子キーの合い鍵が作られたとしても、その合い鍵を用いて電子錠を解錠又は施錠することができないので、電子錠システムが適用されるコインロッカー等のセキュリティ機能を高めることができる。
また、上記構成の電子錠システムは、例えば、2つの接触端子に工具を接触させて仕様電圧を超える高電圧が2つの接触端子に印加された場合、第1アンテナ部材に電流が流れるだけで、第2アンテナ部材に電流が殆ど流れない。よって、データ読み取り手段は、2つの接触端子に高電圧が印加されても高電流が流れず、電気的に破壊されない。
また、上記構成の電子錠システムは、例えば、2つの接触端子に工具を接触させて仕様電圧を超える高電圧が2つの接触端子に印加された場合、第1コンデンサと第2コンデンサに電荷が蓄えられ、データ読み取り手段に高電圧が印加されない。よって、データ読み取り手段は、2つの接触端子に高電圧が印加されても高電圧が印加されず、電気的に破壊されない。
上記態様のロッカーは、不特定多数の者が自由に出入りする場所に設置され、電子錠がいたずらをされる蓋然性が高い。しかし、上記態様のロッカーは、例えば、2つの接触端子に工具を接触させて仕様電圧を超える高電圧が2つの接触端子に印加された場合、絶縁機能付き通信手段がデータ読み取り手段を絶縁する。そのため、データ読み取り手段は、2つの接触端子に高電圧が印加されても、高電圧を印加されず、破壊されない。よって、上記態様のロッカーによれば、電子錠が高電圧を印加されても破壊されず、荷物を保管するセキュリティレベルが高い。
上記態様の玄関ドアシステムは、例えば、家などに不正侵入しようとする不審者が、2つの接触端子に工具を接触させて仕様電圧を超える高電圧が2つの接触端子に印加された場合、絶縁機能付き通信手段がデータ読み取り手段を絶縁する。そのため、データ読み取り手段は、2つの接触端子に高電圧が印加されても、高電圧を印加されず、破壊されない。よって、上記態様の玄関システムによれば、玄関ドアに取り付けた電子錠が高電圧を印加されても破壊されず、不審者が家などに不正侵入することを防止できる。
上記構成の玄関ドアシステムは、電子錠システムを玄関ドアに後付けできるので、既存の玄関ドアを交換せずに、セキュリティレベルを向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係り、コインロッカーの外観斜視図である。 電子キーの平面図である。 電子キーの電気回路構成を示す。 接触式ICチップの電気ブロック図である。 電子錠の概略構成図である。 制御ユニットの電気ブロック図である。 電子錠の第1変形例を示す図である。 電子錠の第2変形例を示す図である。 電子錠システムを適用した玄関ドアシステムの概略構成図である。
以下に、本発明に係る電子錠システム、電子錠システムを用いたロッカー、及び、玄関ドアシステムの一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<コインロッカーの全体構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係り、コインロッカー1の外観斜視図である。
本実施形態のコインロッカー1は、「ロッカー」の一例であって、不特定多数の者が自由に往き来する駅構内や、不特定多数の者が自由に出入り可能なスーパーの入口などに設置され、荷物を一時的に預かるものである。
コインロッカー1は、荷物を入れるための間口3が筐体2に多数設けられている。筐体2は、間口3毎に、開閉扉4が開閉可能に取り付けられている。使用者が荷物を預けた間口3の位置を覚えやすくするために、各開閉扉4の表面には、識別番号が記載されたネームプレート5が装着されている。各間口3の横には、コインを投入するためのコイン投入口11がそれぞれ設けられている。
このようなコインロッカー1は、電子錠システムにより、各開閉扉4の施錠と解錠が電気的に制御される。電子錠システムは、電子キー12と、電子錠6と、電子錠6の施錠と解錠を制御する制御ユニット10(制御手段の一例)を備える。電子錠システムは、施錠を行う場合には、コイン投入口11に所定金額のコインが投入されると、電子錠6の錠前7に差し込まれた電子キー12に記憶されている「固有データ」を新しい「固有データ」に書き換えた後、電子キー12を回転を許容し、開閉扉4を施錠できるようにする。一方電子錠システムは、解錠を行う場合には、錠前7の鍵穴に差し込まれた電子キー12から「固有データ」を読み取って認証を行い、認証に成功した場合に、当該電子キー12を回転を許容し、開閉扉4を解錠できるようにする。
電子錠6は、開閉扉4の各々に設けられている。電子錠6は、電子キー12が差し込まれる錠前7を回転可能に保持している。錠前7には、筐体2に設けられた図示しない受穴に係合して開閉扉4の施錠を行うデッドボルト9が、一体的に取り付けられている。そのため、デッドボルト9は、鍵穴に差し込まれた電子キー12を介して鍵穴7が手動で回転されると、開閉扉4から突出又は退避される。錠前7は、デッドボルト9を開閉扉4内に退避させて筐体2に設けられた図示しない受穴と係合しないようにする「解錠位置」と、デッドボルト9を開閉扉4から突出させて図示しない受穴に係合させる「施錠位置」との間で、回転される。錠前7は、「施錠位置」に配置されている場合にのみ、電子キー12を鍵穴に抜き差しできるキー抜け止め構造を備える。
電子錠6には、錠前7の回転を阻止するソレノイド8が内蔵されている。ソレノイド8は、図示しない付勢手段(バネなど)により図示しないロックピンを錠前7側へ突出させて錠前7と係合させ、錠前7の回転を阻止するように構成されている。ソレノイド8は、通電されると、図示しない付勢手段の付勢力に抗して図示しないロックピンを錠前7から後退させ、錠前7との係合状態を解除する。よって、電子錠6は、ソレノイド8に通電されている間、「解錠位置」と「施錠位置」との間で錠前7を回転させることが可能である。ソレノイド8は、制御ユニット10に接続され、錠前7のロック動作及びロック解除動作を制御される。
<電子キーの概略構成>
次に、電子キー12について説明する。図2は、電子キー12の平面図である。
電子キー12は、キー本体13から第1端子14と第2端子15が外部に突出し、錠前7(図1参照)の鍵穴に挿入されるようになっている。キー本体13は、第1及び第2端子14,15の接触状態を利用者に知らせるためのLED16を備える。使用者がLED16の点滅状態を外部から視認できるように、LED16は、キー本体13から露出している。また、キー本体13の側面には、間口3に対応する識別番号を記載するためのネームプレート17が設けられ、当該電子キー12がどの間口3のものかを使用者が分かりやすくしている。
図3は、電子キー12の電気回路構成を示す図である。
電子キー12のキー本体13には、図3に示す電気回路構成を備える回路基板が内設されている。第1端子14と第2端子15の間には、接触式ICチップ18とLED16が並設されている。接触式ICチップ18は、コンピュータ機能を備える周知のものであって、第1及び第2端子14,15を備え、電子キー12を識別するための「固有データ」を記憶している。第1端子14とLED16との間には、抵抗20が配置され、LED16と第2端子15との間には、ダイオード19が配置されており、第2端子15から第1端子14に流れる電流によってLED16が点灯するようになっている。また、接触式ICチップ18と第2端子15との間には、ダイオード21と抵抗22が並列に配置され、第1端子14から第2端子15に流れる電流によって接触式ICチップ18にデータを読み書きできるようになっている。
図4は、接触式ICチップ18の電気ブロック図である。
接触式ICチップ18は、CPU23と、RAM24と、ROM25と、EEPROM26を備える。ROM25には、電子キー12を識別するための「電子キー固有識別情報」が記憶されている。本実施形態において、「電子キー固有識別情報」は、接触式ICチップ18の製造時に接触式ICチップ18に付与された製造番号を使用している。EEPROM26(固有データ記憶手段の一例)は、データを読み書きできる不揮発性の記憶手段である。EEPROM26には、「固有データ」を記憶するための固有データ記憶領域27が設けられている。
<電子錠の概略構成>
次に、電子錠6の概略構成について説明する。図5は、電子錠6の概略構成図である。
電子錠6は、電子キー12の第1及び第2端子14,15に接触する第1及び第2接触端子31,32と、第1及び第2接触端子31,32を介して電子キー12にデータを読み書きするリードライト回路37(データ読み取り手段の一例)と、リードライト回路37に電力を供給する電池38(電力供給手段の一例)と、第1及び第2接触端子31,32とリードライト回路37とを通信可能に接続しており、第1及び第2接触端子31,32に仕様電圧を超える高電圧が印加された場合に、リードライト回路37を第1及び第2接触端子31,32から絶縁する絶縁機能付き通信手段30と、を有する。
絶縁機能付き通信手段30は、第1及び第2接触端子31,32に接続される第1アンテナ部材33と、リードライト回路37に接続され、第1アンテナ部材33と無線通信を行う第2アンテナ部材35とを有し、第1アンテナ部材33と第2アンテナ部材35との間で発生する電磁誘導により、第1及び第2接触端子31,32とリードライト回路37との間に電流を流すように構成されている。また、絶縁機能付き通信手段30は、第2アンテナ部材35の第2コイル36上に第1コンデンサ39と第2コンデンサ40が配設されている。第1コンデンサ39は、リードライト回路37から第2アンテナ部材35へ電気信号を出力する位置に配設されている。第2コンデンサ40は、第2アンテナ部材35からリードライト回路37に電気信号を入力する位置に配設されている。
<制御ユニットの概略構成>
次に、制御ユニット10について説明する。図6は、制御ユニット10の電気ブロック図である。
制御ユニット10は、周知のマイクロコンピュータであって、CPU41と、メモリ42と、入出力インターフェース43を備える。入出力インターフェース43には、各電子錠6のソレノイド8とリードライト回路37が接続される他、コイン投入検知手段44と固有データ書換手段46が接続されている。コイン投入検知手段44は、所定の利用代金がコイン投入口11に投入されたか否かを検知するものである。固有データ書換手段46は、開閉扉4の施錠又は解錠を行う場合に、過去に使用されていない「ユニークデータ」を生成して、生成したユニークデータを、接触式ICチップ18の固有データ記憶領域27に記憶されている「固有データ」(既存固有データ)と書き換え、新しい固有データ(新規固有データ)として記憶させるものである。
ここで、本実施形態では、固有データ書換手段46を制御ユニット10に設けているが、例えば、電子錠6に固有データ書換手段46を設けても良い。また例えば、制御ユニット10に「ユニークデータ」を生成するユニークデータ生成手段を設け、ユニークデータ生成手段が生成した「ユニークデータ」を「新規固有データ」として電子キー12に記憶されている「既存固有データ」と書き換える書換手段を電子錠6に設け、ユニークデータ生成手段と書換手段により、「固有データ書換手段」を構成するようにしても良い。
メモリ42には、「使用履歴データ」を記憶する使用履歴記憶領域47と、「ユニークデータ」を記憶するユニークデータ記憶領域48が設けられている。「使用履歴データ」とは、コインロッカー1の使用履歴(使用間口3、開閉扉4の施錠又は解錠された時間など)に関するデータをいう。よって、「使用履歴データ」を参照すれば、いつ、どの開閉扉4が開閉されたかを、検出できる。「ユニークデータ記憶手段」は、固有データ書換手段46によって電子キー12の接触式ICチップ18(固有データ記憶領域27)に「新規固有データ」として書き込まれた「ユニークデータ」を電子キー12の「電子キー固有識別情報」及び間口3の識別番号と関連付けて記憶し、過去に使用された「ユニークデータ」を管理するものである。
<動作説明>
コインロッカー1の動作について、<電子錠6と電子キー12との通信動作>、<使用状況確認動作>、<荷物の預け入れ動作>、<荷物の取り出し動作>、<絶縁動作>に分けて、説明する。
<電子錠と電子キーとの通信動作について>
電子錠6は、電池38からリードライト回路37を介して第2アンテナ部材35の第2コイル36に電流を流し、磁界を発生させている。
第1及び第2接触端子31,32に電子キー12の第1及び第2端子14,15が接触するように、電子キー12が錠前7の鍵穴に差し込まれている場合には、第1アンテナ部材33の第1コイル34は、電子錠6の第1接触端子31、電子キー12の第1端子14、接触式ICチップ18、第2端子15、電子錠6の第2接触端子32を介して導通し、第2コイル36との間で発生する電磁誘導により、接触式ICチップ18に電流を流すことができる。これにより、リードライト回路37は、接触式ICチップ18からデータを読み取ったり、接触式ICチップ18にデータを書き込んだりすることが可能である。
電子キー12が錠前7の鍵穴から抜かれ、第1及び第2接触端子31,32に電子キー12の第1及び第2端子14,15が接触しない場合には、第1アンテナ部材33の第1コイル34は、第1及び第2接触端子31,32の間で回路が遮断されている。そのため、第2コイル36に磁界が発生しても、第1コイル34に電流が流れず、リードライト回路37は、データを読み取ることができない。
<使用状況確認動作について>
コインロッカー1の制御ユニット10は、電子錠6のリードライト回路37が接触式ICチップ18のデータを読み取っているか否かにより、間口3の使用状況を常時監視している。
具体的には、制御ユニット10は、リードライト回路37が電子キー12の「電子キー固有識別情報」と「固有データ」を読み取っている間口3については、電子キー12が錠前7に差し込まれたままで開閉扉4が解錠されており、使用されていないと判断する。
これに対して、制御ユニット10は、リードライト回路37が電子キー12の「電子キー固有識別情報」と「固有データ」を読み取っていない間口3については、電子キー12が錠前7から抜かれて開閉扉4が施錠されており、使用されていると判断する。
<荷物の預け入れ動作について>
使用者は、使用されていない間口3に荷物を入れて、コイン投入口11にコインを投入する。制御ユニット10は、コイン投入検知手段44により所定の使用代金がコイン投入口11に投入されたか否かを検知する。
コイン投入検知手段44が所定の使用代金がコイン投入口11に投入されたことを検知するまでは、制御ユニット10は、コインが投入されたコイン投入口11に対応するソレノイド8に通電しない。そのため、コイン投入口11にコインが投入された間口3の電子錠6は、ソレノイド8が「解錠位置」に配置された錠前7をロックして錠前7の回転を阻止している。よって、使用者は、電子キー12を介して錠前7を「解錠位置」から「施錠位置」へ回転させることができず、デッドボルト9が開閉扉4内に退避して開閉扉4を施錠しない。
一方、コイン投入検知手段44が所定の使用代金がコイン投入口11に投入されたことを検知すると、制御ユニット10は、固有データ書換手段46により「ユニークデータ」を生成する。そして、制御ユニット10は、コイン投入口11にコインが投入された間口3の錠前7に差し込まれた電子キー12に、生成した「ユニークデータ」を「既存固有データ」と書き換え、「新規固有データ」として固有データ記憶領域27に記憶する。
そして、制御ユニット10は、コイン投入口11にコインが投入された間口3に設けられた電子錠6のソレノイド8に通電する。ソレノイド8は、図示しない付勢手段に抗して図示しないロックピンを錠前7から後退させ、錠前7の回転を許容する。使用者が、荷物を入れた間口3の開閉扉4を閉めて電子キー12を手動で回し、錠前7を「解錠位置」から「施錠位置」へ回転させると、デッドボルト9が開閉扉4から突出して筐体2の受穴に係合する。これにより、開閉扉4が施錠される。
使用者が、電子キー12を鍵穴から抜くと、リードライト回路37が電子キー12から「電子キー固有識別情報」と「固有データ」を読み取れなくなる。これにより、制御ユニット10は、当該間口3が使用済みになったと判断し、ソレノイド8への通電を停止する。すると、ソレノイド8は、図示しない付勢手段の付勢力により図示しないロックピンが突出して錠前7に係合し、「施錠位置」に配置された錠前7の回転を阻止する。
<荷物の取り出し動作について>
荷物を預けた使用者は、電子キー12のネームプレート17に記載されている識別番号を開閉扉4のネームプレート5に記載されている識別番号と照合し、識別番号の一致する開閉扉4の錠前7に電子キー12を差し込む。制御ユニット10は、リードライト回路37が接触式ICチップ18の固有データ記憶領域27から読み取った「固有データ」と、ROM25から読み取った「電子キー固有識別情報」と、電子キー12が差し込まれた錠前7を備える間口3の識別番号を、ユニークデータ記憶領域48に照合し、認証を行う。
「固有データ」と「電子キー識別情報」と「間口3の識別番号」がユニークデータ記憶領域48に記憶されているデータと一致し、認証に成功した場合には、制御ユニット10は、電子キー12が差し込まれた電子錠6のソレノイド8に通電する。これにより、ソレノイド8は、図示しない付勢手段に抗して図示しないロックピンを錠前7から後退させ、錠前7の回転を許容する。使用者が、電子キー12を介して錠前7を「施錠位置」から「解錠位置」へ手動で回転させると、デッドボルト9は、開閉扉4内へ退避し、筐体2の図示しない受穴との係合状態を解除する。これにより、開閉扉4が解錠され、使用者は、開閉扉4を開いて荷物を取り出すことができる。
尚、例えば、使用者が、例えば、識別番号2が付された電子キー12を、識別番号8が付された開閉扉4の錠前7に誤って差し込んだ場合には、当該電子キー12からリードライト回路37が読み取った「固有データ」、「電子キー固有識別情報」、「間口3の識別番号」がユニークデータ記憶領域48に記憶されているデータと一致しない。この場合、制御ユニット10は、認証に失敗したと判断し、電子キー12が差し込まれた錠前7のソレノイド8に通電しない。そのため、使用者は、識別番号8の開閉扉4を無権限で開くことができない。
<絶縁動作について>
ところで、不特定多数の者が通る駅構内やスーパーの入口などでは、コインロッカー1に何時でも誰でもアクセスすることができる。例えば、不審者が、鍵のかかっている開閉扉4の錠前7に高電圧を発生する装置を挿入して電子錠6に高電圧を印加し、開閉扉4内の荷物を盗もうとすることが考えられる。
本実施形態のコインロッカー1は、第1及び第2接触端子31,32に高電圧を発生する高電圧発生装置を接触させ、高電圧を印加された場合、第1アンテナ部材33には高電圧が印加される。しかし、絶縁機能付き通信手段30は、第1アンテナ部材33と第2アンテナ部材35の電磁誘導により第1コイル34と第2コイル36に電流が流れ、リードライト回路37が電子キー12のデータを読み取ることができるようにしている。そのため、第1アンテナ部材33に高電圧が印加されても、リードライト回路37は、第2アンテナ部材35を介して高電圧を印加されず、破壊されない。
しかも、第2アンテナ部材35の第2コイル36とリードライト回路37に流れる電流は、第1及び第2コンデンサ39,40により所定量以下に調整されている。そのため、リードライト回路37は、過電流・過電圧が供給されず、破壊されない。
尚、第1及び第2コンデンサ39,40を第2コイル36がリードライト回路37に接続する箇所にそれぞれ配置されている。そのため、不審者が、高電圧発生装置を第1及び第2接触端子31,32に接触させる位置を変え、第1アンテナ部材33の第1コイル34に流れる電流の向きが変えたとしても、リードライト回路37は、過電流・過電圧を印加されず、破壊されない。
<作用効果>
以上説明したように、本実施形態の電子錠システムは、例えば、第1及び第2接触端子31,32に高電圧発生装置などの工具を接触させて仕様電圧を超える高電圧が第1及び第2接触端子31,32に印加された場合、絶縁機能付き通信手段30がリードライト回路37を絶縁する。そのため、リードライト回路37は、第1及び第2接触端子31,32に高電圧が印加されても、高電圧を印加されず、破壊されない。よって、本実施形態の電気錠システムによれば、電子錠6が高電圧を印加されても破壊されず、セキュリティレベルが高い。
また、本実施形態の電子錠システムは、少なくとも施錠又は解錠を行う場合に、過去に使用されていない「ユニークデータ」を生成し、その生成した「ユニークデータ」を、接触式ICチップ18に記憶されている「既存固有データ」と書き換え、「新規固有データ」として接触式ICチップ18に記憶させる。そのため、電子キー12は、施錠又は解錠する度に異なる「固有データ」が接触式ICチップ18に記憶される。よって、本実施形態の電子錠システムによれば、「固有データ」をコピーして電子キー12の合い鍵が作られたとしても、その合い鍵を用いて電子錠6を解錠又は施錠することができないので、電子錠システムが適用されるコインロッカー1等のセキュリティ機能を高めることができる。
また、本実施形態の電子錠システムは、例えば、第1及び第2接触端子31,32に高電圧発生装置などの工具を接触させて仕様電圧を超える高電圧が第1及び第2接触端子31,32に印加された場合、第1アンテナ部材33に電流が流れるだけで、第2アンテナ部材35に電流が殆ど流れない。よって、リードライト回路37は、第1及び第2接触端子31,32に高電圧が印加されても高電流が流れず、電気的に破壊されない。
また、本実施形態の電子錠システムは、例えば、第1及び第2接触端子31,32に高電圧発生装置などの工具を接触させて仕様電圧を超える高電圧が第1及び第2接触端子31,32に印加された場合、第1コンデンサ39と第2コンデンサ40に電荷が蓄えられ、リードライト回路37に高電圧が印加されない。よって、リードライト回路37は、第1及び第2接触端子31,32に高電圧が印加されても高電圧が印加されず、電気的に破壊されない。
特に、本実施形態の電子錠システムは、第1及び第2アンテナ部材33,35と第1及び第2コンデンサ39,40により絶縁機能付き通信手段30を設けているので、リードライト回路37に高電圧が印加されることを確実に防止できる。
本実施形態のコインロッカー1は、不特定多数の者が自由に出入りする場所(駅構内やスーパーの入口など)に設置され、電子錠6がいたずらをされる蓋然性が高い。しかし、コインロッカー1は、例えば、第1及び第2接触端子31,32に工具を接触させて仕様電圧を超える高電圧が第1及び第2接触端子31,32に印加された場合、絶縁機能付き通信手段30がリードライト回路37を絶縁する。そのため、リードライト回路37は、第1及び第2接触端子31,32に高電圧が印加されても、高電圧を印加されず、破壊されない。よって、本実施形態のコインロッカー1によれば、電子錠6が高電圧を印加されても破壊されず、荷物を保管するセキュリティレベルが高い。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施形態では、第1及び第2アンテナ部材33,35と第1及び第2コンデンサ39,40により絶縁機能付き通信手段30を構成した。
これに対して、例えば図7に示す電子錠6Aのように、第1接触端子31とリードライト回路37を接続して、リードライト回路37から電気信号を出力する第1配線51上に第1コンデンサ53を配設し、第2接触端子32とリードライト回路37を接続して、リードライト回路37に電気信号を入力する第2配線52上に第2コンデンサ54を配設することにより、絶縁機能付き通信手段30Aを構成しても良い。このような絶縁機能付き通信手段30Aを備える電子錠システムによれば、例えば、第1及び第2接触端子31,32に工具を接触させて仕様電圧を超える高電圧が第1及び第2接触端子31,32に印加された場合、第1コンデンサ53と第2コンデンサ54に電荷が蓄えられ、リードライト回路37に高電圧が印加されない。よって、リードライト回路37は、第1及び第2接触端子31,32に高電圧が印加されても高電圧が印加されず、電気的に破壊されない。
また例えば、図8に示す電子錠6Bのように、第1及び第2接触端子31,32に接続される第1アンテナ部材33と、リードライト回路37に接続され、第1アンテナ部材33と無線通信を行う第2アンテナ部材35を有し、第1アンテナ部材33と第2アンテナ部材35との間で発生する電磁誘導により第1及び第2接触端子31,32とリードライト回路37との間に電流をを流す絶縁機能付き通信手段30Bを、電子錠システムに設けてもよい。このような電子錠システムは、例えば、第1及び第2接触端子31,32に工具を接触させて仕様電圧を超える高電圧が第1及び第2接触端子31,32に印加された場合、第1アンテナ部材33,35に電流が流れるだけで、第2アンテナ部材35に電流が殆ど流れない。よって、リードライト回路37は、第1及び第2接触端子31,32に高電圧が印加されても高電流が流れず、電気的に破壊されない。
(2)例えば、上記実施形態では、電子錠システムをコインロッカー1に適用した。これに対して、電子錠システムは、電子キー12により電子錠6を施錠又は解錠するものであれば、机の引き出し、薬品等の保管庫、図9に示す玄関ドアシステムなどに適用することが可能である。
例えば、図9に示す玄関ドアシステムは、間口枠61に玄関ドア62が開閉自在に取り付けられている。玄関ドア62は、取手63に電子錠6Cが取り付けられ、電子キー12により施錠又は解錠されるようになっている。電子錠6Cは、上記実施形態で説明した制御ユニット10と同様の機能を有する制御手段を内蔵している点を除き、上記実施形態の電子錠6と同じ構成を備える。また、このような玄関ドアシステムは、例えば、家などに不正侵入しようとする不審者が、電子錠6Cの錠前7に内設された第1及び第2接触端子31,32に工具を接触させて仕様電圧を超える高電圧が第1及び第2接触端子31,32に印加された場合、絶縁機能付き通信手段30がリードライト回路37を絶縁する。そのため、リードライト回路37は、第1及び第2接触端子31,32に高電圧が印加されても、高電圧を印加されず、破壊されない。よって、図9に示す玄関システムによれば、玄関ドア62に取り付けた電子錠6Cが高電圧を印加されても破壊されず、不審者が家などに不正侵入することを防止できる。
尚、図9に示す玄関ドアシステムは、電子錠6を既設の玄関ドア62にネジ等で固定することにより、電子錠システムが後付けされる。これにより、玄関は、既存の玄関ドア62を交換せずに、セキュリティレベルが引き上げられる。
(3)上記実施形態では、コインロッカー1に電子錠システムを適用したが、自動課金されないロッカーに電子錠システムを適用しても良い。
(4)上記実施形態では、複数の電子錠6を1個の制御ユニット10に接続して電子錠システムを構成したが、制御ユニット10と同様の機能を持つ制御手段を電子錠6にそれぞれ内設しても良い。
(5)上記実施形態では、データを読み書きできるリードライト回路37を電子錠6に設けたが、電子錠6には、データを書き込むライト回路と、データを読み取るリード回路を別個に設けても良い。
(6)コインロッカー1の間口3毎に使用状況表示ランプを設け、各使用状況表示ランプを制御ユニット10に接続してもよい。この場合、例えば、制御ユニット10は、使用されている間口3の使用状況表示ランプを点灯させ、使用されていない間口3の使用状況表示ランプを消灯させることにより、空いている間口3を使用者に通知する。
(7)上記実施形態では、電池38がリードライト回路37に電力を供給しているが、商用電源からリードライト回路37に電力を供給するようにしても良い。この場合、商用電源が電力供給手段の一例になる。
(8)上記実施形態では、電子錠6、錠前7、ソレノイド8、デットボルト9を開閉扉4に配置したが、コイン投入口11がある筐体2側に配置しても良い。また、ソレノイド8の代わりにモータを用いても良い。
1 コインロッカー(ロッカーの一例)
3 間口
4 開閉扉
6,6A,6B,6C 電子錠
10 制御ユニット(制御手段の一例)
12 電子キー
14,15 第1及び第2端子(2つの端子の一例)
18 接触式ICチップ
30,30A,30B 絶縁機能付き通信手段
31,32 第1及び第2接触端子(2つの接触端子の一例)
37 リードライト回路(データ読み取り手段の一例)
38 電池(電力供給手段の一例)
33,35 第1及び第2アンテナ部材
39,53 第1コンデンサ
40,54 第2コンデンサ
46 固有データ書換手段
51 第1配線
52 第2配線
61 間口枠
62 玄関ドア

Claims (7)

  1. 電子キーと、電子錠と、前記電子錠の施錠と解錠を制御する制御手段とを備える電子錠システムにおいて、
    前記電子キーは、
    2つの端子を備え、前記電子キーを識別するための固有データを記憶する接触式ICチップを有し、
    前記電子錠は、
    前記2つの端子に接触する2つの接触端子と、
    前記2つの接触端子を介して前記電子キーからデータを読み取るデータ読み取り手段と、
    前記データ読み取り手段に電力を供給する電力供給手段と、
    前記2つの接触端子と、前記データ読み取り手段とを通信可能に接続しており、前記2つの接触端子に仕様電圧を超える高電圧が印加された場合に、前記データ読み取り手段を前記2つの接触端子から絶縁する絶縁機能付き通信手段と、を有する
    ことを特徴とする電子錠システム。
  2. 請求項1に記載する電子錠システムにおいて、
    少なくとも前記施錠又は前記解錠を行う場合に、過去に使用されていないユニークデータを生成して、前記ユニークデータを、前記接触式ICチップに記憶されている前記固有データと書き換え、新しい固有データとして記憶させる固有データ書換手段を有する
    ことを特徴とする電子錠システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する電子錠システムにおいて、
    前記絶縁機能付き通信手段が、
    前記2つの接触端子に接続される第1アンテナ部材と、
    前記データ読み取り手段に接続され、前記第1アンテナ部材と無線通信を行う第2アンテナ部材とを有し、
    前記第1アンテナ部材と前記第2アンテナ部材との間で発生する電磁誘導により、前記2つの接触端子と前記データ読み取り手段との間に電流を流す
    ことを特徴とする電子錠システム。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載する電子錠システムにおいて、
    前記絶縁機能付き通信手段が、
    前記データ読み取り手段から電気信号を出力する第1配線上に配設される第1コンデンサと、
    前記データ読みとり手段に電気信号を入力する第2配線上に配設される第2コンデンサと、を有する
    ことを特徴とする電子錠システム。
  5. 開閉扉を備える複数の間口と、前記開閉扉の各々に設けられる電子錠と、前記電子錠と通信を行う電子キーと、前記電子錠の施錠と解錠を制御する制御手段とを有するを備えるロッカーにおいて、
    前記電子キーは、
    2つの端子を備え、前記電子キーを識別するための固有データを記憶する接触式ICチップを有し、
    前記電子錠は、
    前記2つの端子に接触する2つの接触端子と、
    前記2つの接触端子を介して前記電子キーからデータを読み取るデータ読み取り手段と、
    前記データ読み取り手段に電力を供給する電力供給手段と、
    前記2つの接触端子と、前記データ読み取り手段とを通信可能に接続しており、前記2つの接触端子に仕様電圧を超える高電圧が印加された場合に、前記データ読み取り手段を前記2つの接触端子から絶縁する絶縁機能付き通信手段と、を有する
    ことを特徴とするロッカー。
  6. 間口枠に玄関ドアが開閉可能に取り付けられたものであって、電子錠と、前記電子錠と通信を行う電子キーと、前記電子錠の施錠と解錠を制御する制御手段とを有するを備える玄関ドアシステムにおいて、
    前記電子キーは、
    2つの端子を備え、前記電子キーを識別するための固有データを記憶する接触式ICチップを有し、
    前記電子錠は、
    前記2つの端子に接触する2つの接触端子と、
    前記2つの接触端子を介して前記電子キーからデータを読み取るデータ読み取り手段と、
    前記データ読み取り手段に電力を供給する電力供給手段と、
    前記2つの接触端子と、前記データ読み取り手段とを通信可能に接続しており、前記2つの接触端子に仕様電圧を超える高電圧が印加された場合に、前記データ読み取り手段を前記2つの接触端子から絶縁する絶縁機能付き通信手段と、を有する
    ことを特徴とする玄関ドアシステム。
  7. 請求項6に記載する玄関ドアシステムにおいて、
    前記電子錠が、前記玄関ドアに後付け可能なものであること
    を特徴とする玄関ドアシステム。
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