JP4503280B2 - 割符照合による電子錠の解錠認証システム - Google Patents
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Description
前記電子錠を接続回線で結んで管理する管理主体部に対しては、前記主体割符部分を変更可能に記憶保持させ、該管理主体部と通信回線で結ばれた外部管理部に対しては、前記寄託割符部分を寄託して、好ましくは秘匿したままで変更可能に記憶登録させ、前記電子錠を施錠および解錠操作する鍵相当部材に対しては、前記機能割符部分を変更可能に記憶搭載させた上で、これらの各割符部分の相互間に予め前記割符記号列への特定の復元組合せ条件を暗証化設定させると共に、該復元組合せ条件を前記管理主体部に格納させておき、
施錠状態にある電子錠への前記鍵相当部材による解錠操作を検出した時点で、前記管理主体部においては、その主体割符部分に対してなされる前記外部管理部からの寄託割符部分と鍵相当部材からの機能割符部分との相対的な割符照合の結果、各割符部分相互の照合組合せ対応と前記暗証化された復元組合せ条件との一致確認により、該鍵相当部材による解錠操作を許容するようにしたことを特徴としている。
前記管理主体部によって管理される電子錠が複数設けられており、かつ該各電子錠を施錠および解錠操作する前記鍵相当部材についても、各電子錠毎に複数設けられると共に、該各鍵相当部材には、各電子錠毎に共通する機能割符部分、または各電子錠毎に異なる機能割符部分が配されていることを特徴としている。
前記外部管理部が複数設けられると共に、該各外部管理部には、各外部管理部毎に異なる寄託割符部分が配されていることを特徴としている。
(a)有効暗証となる割符記号の組合せを割符照合源として登録すると共に、適用対象の電子錠、ならびに該電子錠に対応する鍵相当部材を管理する管理主体部に対しては、主体割符部分を変更可能に記憶保持させ、
また、
(b)管理主体部とは別に設けられる外部管理部に対しては、寄託割符部分を寄託した上で、好ましくは秘匿したままで変更可能に記憶登録させ、
さらに、
(c)電子錠の施錠および解錠を行なう鍵相当部材に対しては、機能割符部分を変更可能に記憶搭載させ
て構成したので、各割符部分の秘密的分散方式(いわゆる「暗証等の秘密分散方式」)という所期通りの意図が良好かつ適切に果たされるもので、爾後、該個々の各割符部分の第三者による不法な探知(暗証探知)が殆んど不可能もしくは極めて困難になる。
前記割符照合時における管理主体部への寄託割符部分の供与が、該管理主体部からの前記外部管理部に対する供与要請の送信に基づき、該要請に応じた外部管理部からの寄託割符部分、もしくは秘匿されたままの寄託割符部分の返信によってなされることを特徴としている。
前記割符構造となる一連の割符記号列構成が、複数からなる任意の数字列および/または符号列、もしくはこれらを組合せた記号列であることを特徴としている。
前記管理主体部が、前記電子錠への該当鍵相当部材による操作、および該操作に伴う割符照合結果を経時的に記録すると共に、該割符照合結果が不一致であった場合、必要に応じて外部通報する記録兼通報手段を備えることを特徴としている。
前記鍵相当部材が、各電子錠毎に複数設けられ、かつ該各鍵相当部材には、各電子錠毎に異なる機能割符部分が記憶搭載されている場合、
前記各鍵相当部材毎の機能割符部分が、該鍵相当部材を正当に所持する者の日毎の行動時間等に合わせて、本来不在になると見做される時間中は自動的に解錠不能とされるようにしたことを特徴としている。
前記管理主体部に記憶保持される主体割符部分、前記外部管理部に記憶登録される寄託割符部分、および前記鍵相当部材に記憶搭載される機能割符部分の少なくとも何れか一つが、前記電子錠の使用開始後、特定利用時間経過毎および/または特定解錠回数経過毎に自動的に強制変更するか、あるいは利用者自身で設定変更させるようにしたことを特徴としている。
前記電子錠を含む管理主体部および前記外部管理部には、それぞれに付帯される各電気機器類に対して、停電時における非常用予備電源供給手段が個々に配備されていることを特徴としている。
図1(a)ないし(e)は、本各実施形態に用いる電子的割符構成の原形的な態様例の在り方をそれぞれ概略的に表わしたもので、同図1(a)は割符構成の全体態様を示す説明図、同図1(b)は割符構成の分割態様を示す説明図であり、また、同図1(c)は割符となる12桁・3区分の組合せ構成を示す説明図、同図1(d)は割符を構成する分割された各割符部分の態様を示す説明図であり、さらに、同図1(e)は各割符部分の暗証化組合せが復元成立(割符照合結果において割符復元成立)した状態での態様を示す説明図である。
(1)中間帯域部分としての主体部構成(割符照合管理の一方の基準となる任意に変更可能な割符部分B=4桁からなる暗証部分、例えば、前記《B456》の構成)と、
(2)その前部側帯域に付帯されて割符記号列を復元させる第1の副体部構成(割符照合管理の他方の基準となる任意に変更可能な割符部分A=4桁からなる暗証部分、例えば、前記《A123》の構成)と、
(3)同様に、その後部側帯域に付帯されて割符記号列を復元させる第2の副体部構成(割符照合管理の他方の基準となる任意に変更可能な割符部分C=4桁からなる暗証部分、例えば、前記《C789》の構成)と、
に各区分通りに3分割され、かつ割符照合以前の態様では、これらの分割された各割符部分A,B,Cが相互に異なる状態で個別に独立して設けられることになる。
○ A123(外部管理部に寄託して変更可能に記憶登録)+B456(管理主体部に変更可能に記憶保持)+C789(開閉鍵の半導体集積回路チップに変更可能に記憶搭載)=電子錠の解錠許容
の最も簡素化された暗証組合せ態様15を用いるものとする。ここで、実質的には、外部管理部に寄託して割符照合管理の他方の基準となる前記割符部分《A123》の構成を秘匿態様のままで寄託登録させる場合のあることから、この場合における該割符部分《A123》の呼出しや変更等のために、予め、所要の寄託契約番号(後述する寄託番号71)を付与しておくものとする。
○ 《A123B456C789》=《123456789》
の割符照合成立(暗証組合せ態様15)として有意義に活用されるのであり、従って、その割符照合を行なったときには、例えば、該各割符部分A,B,Cの各暗証グループの内でグループ順位の組合せが異なっても、あるいは各グループ内の暗証記号自体やその組合せの何れか一つが相違しても、求める電子錠の解錠は全く不能になる。ちなみに、各暗証グループとしての各割符部分A,B,C内での暗証記号自体や、その組合せの各種態様を種々様々に比較検討してみると、その暗証組合せ数はほぼ無限大にも達することが容易に明らかである。
本各実施形態における電子的割符手段、言い換えると「電子錠と割符照合による鍵相当部材(開閉鍵)との組合せ」の適用対象先としては、先にも述べたように、原則的かつ通常的には「家屋の出入り口ドア」の場合であるが、本発明の特質上からは種々の異なった各応用例や変形例があり、これらは以下の記述によってもそれぞれに明らかである。
図2ないし図4は、本第1実施形態を適用した割符照合による電子錠の解錠認証システムにおける概要構成を概略的に表わしたもので、図2は割符照合による電子錠の解錠認証システムの基本的な全体構成例を示すブロック説明図、図3は同上各部の詳細な具体的構成例を示すブロック説明図であり、また、同図4は同上電子錠と鍵相当部材(開閉鍵)との相関関係を詳細に示す模式的構成説明図である。
そして、本第1実施形態の場合、前記管理主体部21は、制御対象となる電子錠31を管理(実質的には複数の各部署における各電子錠31を統括して管理)する第1の主体(管理)単位を構成している。また、前記外部管理部41は、前記管理主体部21に従属して協同管理する第2の副体(管理)単位を構成しており、さらに、前記各開閉鍵(各鍵相当部材)51は、前記対応する電子錠31のそれぞれを直接的に施錠操作し、かつ以下に詳述するように、前記管理主体部21における割符照合の一致確認に伴う解錠許容によって該電子錠31を解錠操作する第3の各副体(被管理)単位を構成する。
(a)対応する開閉鍵(鍵相当部材)51による電子錠31の解錠作動を許容もしくは拒否する等の各割符照合の結果を伝送すると共に、システム作動に関連する全ての制御機能等を備えた主体管理部制御装置22と、
(b)電子的割符の暗証組合せ態様15を記憶保持する暗証組合せ態様保存装置23と、
(c)割符構成の分割された主体割符部分Bを記憶保持した上で、該主体割符部分Bに合わせて、外部管理部41から供与される寄託割符部分Aと、電子錠31を介して開閉鍵51から検出する機能割符部分Cとの相互を割符照合する割符照合装置(割符照合手段)24と、
(d)変形例として設けられ、電子錠31に対する解錠アクセス、つまりは該電子錠31への開閉鍵51の挿入と、該開閉鍵51の挿入に基づく割符照合結果等とを経時的に順次記録して保存すると共に、該割符照合結果が不一致であった場合、必要に応じて外部への通報等を行なう錠操作記録兼通報装置(記録兼通報手段)25と、
(e)電子錠31に対する接続回線61を用いた相互データ伝送(電子錠31側からは管理主体部21への機能割符部分Cデータの伝送、管理主体部21側からは電子錠31への割符照合結果の解錠許諾データの伝送、ないしは解錠拒否データの伝送)を行なう管理主体部第1通信装置26と、
(f)外部管理部41に対する接続回線62を用いた相互データ送受信(管理主体部21側からの外部管理部41への寄託番号71による寄託割符部分Aの供与要請データの送信、外部管理部41側からの該供与要請に応えた寄託割符部分Aデータの受信)を行なう管理主体部第2通信装置27と
のそれぞれを設けてある。なお、ここでは図示省略したが、本管理主体部21に対しては、例えば、緊急事態を発生した場合等の電源切断(停電等)に対処させるべく、付帯される各電気機器類への非常用予備電源供給手段を配備させるのが好ましい。
(a)管理主体部21との寄託契約に基づき、その寄託番号71と共々に寄託される寄託割符部分Aを好ましくは秘匿したままで変更可能に記憶して登録保持する寄託割符部分記憶装置(RAM等)42と、
(b)管理主体部21からの寄託番号71による供与要請に伴い、秘匿されたままの寄託割符部分Aデータを出力する外部管理部制御装置43と、
(c)管理主体部21に対する通信回線62を用いた相互データ送受信(管理主体部21からの寄託番号71による寄託割符部分Aの供与要請データの受信、および該管理主体部21への供与要請に応えた寄託割符部分Aデータの送信)を行なう外部管理部通信装置44と
のそれぞれを設けてある。なお、ここでは図示省略したが、本外部管理部41に対しても、例えば、緊急事態を発生した場合等の電源切断(停電等)に対処させるべく、付帯される各電気機器類への非常用予備電源供給手段を配備させるのが好ましい。
先ず、前記電子錠31にあっては、図3および図4に示す如く、
(a)管理主体部21からの解錠許諾のデータが信号入力しない限りは施錠状態にある錠機構をロックし続ける錠ロック機構(電子錠に対するロック手段)32と、
(b)錠機構の鍵穴への開閉鍵(鍵相当部材)51の鍵挿入で発動されて、該開閉鍵51から自動的に発信される機能割符部分Cデータを非接触受信する機能割符部分受信装置33と、
(c)機能割符部分受信装置33で受信した開閉鍵51からの機能割符部分Cデータを管理主体部21に信号伝送し、かつ該信号伝送に基づく割符照合結果としての管理主体部21からの解錠許諾のデータ(該解錠許諾によっては鍵ロック機構32によるロックが解除される)、または解錠拒否のデータ(該解錠拒否によっては鍵ロック機構32によるロックが解除されずに、該ロック状態を継続する)を得る電子錠接続兼制御装置34と、
(d)必要に応じて設けられ、錠機構の鍵穴への開閉鍵51の鍵挿入に伴い、該開閉鍵51に動作電流を給電する給電手段35と、
(e)必要に応じて設けられ、前記管理主体部21から信号伝送される解錠許諾のデータ入力により、錠機構表面に対して解錠可能を表わすための、例えば、青色灯を点灯表示、および/または解錠可能を音声告知し、もしくは、信号伝送される解錠拒否のデータ入力により、解錠不能を表わすための、例えば、赤色灯を点灯表示、および/または解錠不能を音声告知する解錠可否表示装置36と
のそれぞれを設けてある。
(a)鍵頭部となる操作摘み部に配置されて機能割符部分Cを変更可能に記憶搭載する機能割符部分記憶回路(RAM等)53を一体的に組み込んだ半導体集積回路チップ(ICチップ)52と、
(b)錠機構、ひいては前記電子錠31の鍵穴への挿入に伴う給電手段35からの電源供給(受電)によって、半導体集積回路チップ52の機能割符部分記憶回路53に記憶保持されている機能割符部分Cを前記機能割符部分受信装置33に向けてのみ限定的に非接触発信する鍵相当部材発信装置54と
のそれぞれを設けてある。なお、この場合、前記開閉鍵(鍵相当部材)51の半導体集積回路チップ52、ひいては機能割符部分固定記憶回路53を作用させるために、前記電子錠31側に給電手段35を設けているが、これは、開閉鍵51自体が携帯的利便性等で小型化されていて、実質的には電源内蔵が困難なためであり、この点が容易に解消されるのであれば、該給電手段35は省略できることになる。
図5(a)および(b)は、本第1実施形態における電子錠の各解錠操作の動作態様を表わしたもので、同図5(a)は本解錠認証システム全体の基本的な解錠動作手順を示すフローチャート、同図5(b)は本システム構成の管理主体部に鍵挿入記録兼通報装置を付加させた変形例の場合での関連する解錠動作手順を部分的に示すフローチャートである。
本第1実施形態の場合における出入り口ドア30の電子錠31による施錠に関しては、従来と全く同様に「自動施錠作動(ドア閉鎖と同時に自動的に施錠作動される)」もしくは「開閉鍵(鍵相当部材)51を用いた通常の施錠操作(この場合、極めて当然のことながら、解錠操作の際には割符照合による解錠認証、ひいては解錠許諾を求めなければならない)」とのそれぞれが可能であり、かつ該施錠に伴い、電子錠31には錠ロック機構32でロックが掛けられて解錠不能状態に維持されることになる。なお、必要に応じては「割符照合による許諾を求めてからの開閉鍵51を用いた施錠操作(解錠の際には同様に割符照合による許諾が必要である)」を加えることもあり得る。
本第1実施形態の場合には、施錠状態(ロック状態)にある電子錠31の鍵穴に対して、解錠操作を意図して適正な開閉鍵(鍵相当部材)51が挿入されることで、以下の割符照合に基づく動作手順により、その割符照合の結果、該開閉鍵51に基づいて得られる割符組合せと、予め暗証化設定されている暗証組合せ態様15との一致が確認されるので、該開閉鍵51によって電子錠31を解錠することができる。また一方で、不適正な開閉鍵51’が挿入されると、その割符照合の結果、該開閉鍵51に基づいて得られる割符組合せと、予め暗証化設定されている暗証組合せ態様15とが一致整合しないために、該開閉鍵51’によっては電子錠31を解錠できずに、その解錠操作を拒否し得るのである。
上記第1実施形態での電子錠31の解錠操作において、管理主体部21に錠操作記録兼通報装置25を併用させるときは、次の動作手順が加えられる。
図6は、本第2実施形態を適用した割符照合による電子錠の解錠認証システムにおける要部構成を示す説明図である。
図7は、本第3実施形態を適用した割符照合による電子錠の解錠認証システムにおける要部構成を示す説明図である。
12A〜12C 割符構成の各分割態様
13 割符構成の組合せ構成
14A 第1の分割割符部分(寄託割符部分)
14B 第2の分割割符部分(主体割符部分)
14C 第3の分割割符部分(機能割符部分)
A 寄託割符部分
B 主体割符部分
C 機能割符部分
15 暗証組合せ態様(割符照合成立)
20 適用対象家屋
21 管理主体部
22 管理主体部制御装置
23 暗証組合せ態様保存装置
24 割符照合装置(主体割符部分の記憶保持を含み、各割符部分を照合する割符照合手段)
25 鍵操作記録兼通報装置
26 管理主体部第1通信装置(接続回線による電子錠との相互送受信)
27 管理主体部第2通信装置(通信回線を用いた外部管理部との相互通信)
30 出入り口ドア
31 電子錠
32 電子錠の錠ロック機構
33 機能割符部分自動受信装置(開閉鍵からの機能割符部分の自動受信)
34 電子錠通信兼制御装置(接続回線による管理主体部との相互送受信を兼ねる電子錠の制御装置)
35 開閉鍵(鍵相当部材)への給電装置
36 解錠可否表示装置
41 外部管理部
42 寄託割符部分記憶装置
43 外部管理部制御装置
44 外部管理部通信装置(通信回線を用いた管理主体部との相互通信)
51 開閉鍵(適正な鍵相当部材)
51’ 不適正な開閉鍵(不適正な鍵相当部材)
52 半導体集積回路チップ
53 機能割符部分記憶回路
54 開閉鍵通信装置
61 接続回線
62 通信回線
71 寄託番号(もしくは寄託規定番号)
81 解錠許諾のデータ(照合一致確認データ)
82 解錠拒否のデータ(照合不一致確認データ)
83 鍵操作のデータ
84 不正鍵使用事実のデータ
85 鍵操作状況確認のデータ
86 外部通報のデータ
91 時間設定装置
91a 計時装置
92 機能割符部分使用禁止のデータ
93 機能割符部分を無効化する特定時間範囲
95 利用時間/解錠回数確認装置(特定利用時間経過/特定解錠回数を確認する装置)
95a 利用時間/解錠回数確認装置(特定利用時間経過/特定解錠回数経過を確認する装置)
96 割符部分変更のデータ(特定利用時間経過または特定解錠回数経過による該当割符部分変更指令のデータ)
Claims (9)
- 割符構造となる一連の割符記号列を選択し、該割符記号列を概念的に少なくとも主体割符部分と寄託割符部分と機能割符部分とに分割させてなる電子的割符手段を用い、該各割符部分相互の割符照合確認に対応して電子錠を解錠制御する割符照合による電子錠の解錠認証システムであって、
前記電子錠を接続回線で結んで管理する管理主体部に対しては、前記主体割符部分を変更可能に記憶保持させ、該管理主体部と通信回線で結ばれた外部管理部に対しては、前記寄託割符部分を寄託して、好ましくは秘匿したままで変更可能に記憶登録させ、前記電子錠を施錠および解錠操作する鍵相当部材に対しては、前記機能割符部分を変更可能に記憶搭載させた上で、これらの各割符部分の相互間に予め前記割符記号列への特定の復元組合せ条件を暗証化設定させると共に、該復元組合せ条件を前記管理主体部に格納させておき、
施錠状態にある電子錠への前記鍵相当部材による解錠操作を検出した時点で、前記管理主体部においては、その主体割符部分に対してなされる前記外部管理部からの寄託割符部分と鍵相当部材からの機能割符部分との相対的な割符照合の結果、各割符部分相互の照合組合せ対応と前記暗証化された復元組合せ条件との一致確認により、該鍵相当部材による解錠操作を許容するようにしたことを特徴とする割符照合による電子錠の解錠認証システム。 - 前記管理主体部によって管理される電子錠が複数設けられており、かつ該各電子錠を施錠および解錠操作する前記鍵相当部材についても、各電子錠毎に複数設けられると共に、該各鍵相当部材には、各電子錠毎に共通する機能割符部分、または各電子錠毎に異なる機能割符部分が配されていることを特徴とする請求項1に記載の割符照合による電子錠の解錠認証システム。
- 前記外部管理部が複数設けられると共に、該各外部管理部には、各外部管理部毎に異なる寄託割符部分が配されていることを特徴とする請求項1に記載の割符照合による電子錠の解錠認証システム。
- 前記割符照合時における管理主体部への寄託割符部分の供与が、該管理主体部からの前記外部管理部に対する供与要請の送信に基づき、該要請に応じた外部管理部からの寄託割符部分、もしくは秘匿されたままの寄託割符部分の返信によってなされることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の割符照合による電子錠の解錠認証システム。
- 前記割符構造となる一連の割符記号列構成が、複数からなる任意の数字列および/または符号列、もしくはこれらを組合せた記号列であることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の割符照合による電子錠の解錠認証システム。
- 前記管理主体部が、前記電子錠への該当鍵相当部材による操作、および該操作に伴う割符照合結果を経時的に記録すると共に、該割符照合結果が不一致であった場合、必要に応じて外部通報する記録兼通報手段を備えることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の割符照合による電子錠の解錠認証システム。
- 前記鍵相当部材が、各電子錠毎に複数設けられ、かつ該各鍵相当部材には、各電子錠毎に異なる機能割符部分が記憶搭載されている場合、
前記各鍵相当部材毎の機能割符部分が、該鍵相当部材を正当に所持する者の日毎の行動時間等に合わせて、本来不在になると見做される該当時間中は自動的に解錠不能とされるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の割符照合による電子錠の解錠認証システム。 - 前記管理主体部に記憶保持される主体割符部分、前記外部管理部に記憶登録される寄託割符部分、および前記鍵相当部材に記憶搭載される機能割符部分の少なくとも何れか一つが、前記電子錠の使用開始後、特定利用時間経過毎および/または特定解錠回数経過毎に自動的に強制変更されるか、あるいは利用者自身で設定変更させるようにしたことを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の割符照合による電子錠の解錠認証システム。
- 前記電子錠を含む管理主体部および前記外部管理部には、それぞれに付帯される各電気機器類に対して、停電時における非常用予備電源供給手段が個々に配備されていることを特徴とする請求項1ないし8の何れか1項に記載の割符照合による電子錠の解錠認証システム。
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