JP2005155236A - 鍵開閉管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 利用者の操作や記憶を介在させずに解施錠のためのデータを自動的に書き換え可能とすることで入退室管理を強化し、同時に、共用部と専用部の鍵を1つのシステム内に組み込むことで利用者の便を図ることのできる鍵開閉管理システムを提供する。
【解決手段】 キーユニット3は、固有のIDデータと、共用部および専用部の複数の制御ユニット4に対応した鍵開閉データ32〜34を保有している。制御ユニット4はキーユニット3から読み出した鍵開閉データ32〜34を認証し、データ管理手段によって新たな鍵開閉データ32〜34を生成・保持するとともに、解錠または施錠を許可する許可信号を出力して、鍵開閉管理を行う。鍵開閉データ32〜34は、鍵開閉時の動作環境に関する情報に基づいて、適宜の時点で書き換え可能に構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、共用部と専用部との双方における入退室を管理する鍵開閉管理システムに関する。
従来から、例えば集合住宅やテナントビル等への出入りを管理するために、誰でも利用する共用部用の物理的な鍵と、特定の人だけが利用する専用部用の物理的な鍵の2つをセットにして利用者に配布する方式や、専用部のみに使用できる物理的な鍵を配布して、共用部では入口に設置した端末に暗証番号を入力して解施錠する方式とするなどの方法が一般的に行われている。
しかしながら、共用部用と専用部用の複数個の鍵を携帯し、建物の外やロビーなどで入退室のたびに鍵を取り出すのは不便であるとともに、保安上の不安がある。また、共用部用または専用部用のいずれか一方の鍵の使用頻度だけが非常に高くなって、鍵が壊れやすいといった問題もある。
さらに、壊れた鍵を交換する際、多人数の共用部利用者に、新たな鍵を一斉に再配布するのは容易ではなく、セキュリティの低下につながりかねない。また、暗証番号による解施錠方法は、多人数が利用するので複雑な番号コードを設定できず、一度暗証番号が外部に漏れてしまうと無制限に広がって、これを阻止できないといった問題点ある。そこで、かかる問題に対応するために、例えば特許文献1,2には、鍵を非接触化して劣化を防ぐ方法が提案されている。
また、専用部における高度な管理を必要とする場合には、例えば特許文献3に開示されているように、専用部への入室のたびに、専用部用の鍵を発行する方法も提案されている。
特開平5−266267号公報 特開平8−265213号公報 特開平9−158567号公報
前記のようなシステムにおいては、例えば集合住宅やスポーツクラブ等の不特定多数の人が利用する施設で、施設の利用権を失った人が発生した場合、その人から鍵を回収しても、その鍵のコピーを保有している可能性が否定しきれず、その都度共用部の鍵を交換したり解錠のデータを書き換えたりしたのち、利用者に再配布するとともに古い鍵を回収するのでは、時間と費用がかかってしまい、信頼性にも乏しい。また、例えば清掃業者等の立ち入りの権利は持っていても出入りする人間が頻繁に変わる場合には、鍵をコピーされる可能性が高く、さらにコピーした鍵が外部に流出する可能性もある。
また、オフィスビル等においては、共用部用と専用部用に別のパスワードを設定したり、定期的にパスワードを変更したりすることが行われるが、特に共用部には、あまり複雑なコードを設定できず、利用者が備忘録にパスワードをメモするなどして、パスワードが外部に漏れてしまいやすい。また、緊急な処理などの都合で、本来アクセス権のない人間が、権利のある人のパスワードを使用して代わりに解施錠処理を行うなどの場合も考えられ、このような過程を経てパスワードが外部に漏れてしまう危険性があった。
加えて、前記したような非接触型の鍵システムを採用した場合、キーユニットと制御装置とが行う交信を不法に傍受することで、鍵コードを盗まれてしまうおそれもあった。
本発明は、このような問題点にかんがみてなされたものであり、解施錠処理のたびに、あるいは必要に応じて、利用者の操作や記憶を介在させずにシステムが解施錠のためのデータを自動的に書き換え可能とすることで入退室管理を強化し、同時に、共用部と専用部の鍵を1つのシステム内に組み込むことで利用者の便を図ることのできる鍵開閉管理システムを提供することを目的としている。
前記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、解錠または施錠するための鍵開閉データを記憶する記憶手段および鍵開閉データを授受しうるデータ転送手段を有するキーユニットと、キーユニットから鍵開閉データを読み出し、またはキーユニットに鍵開閉データを書き込む応答手段と、キーユニットから読み出した鍵開閉データを認証し、または新たな鍵開閉データを生成・保持するデータ管理手段と、解錠または施錠を許可する許可信号を出力する信号出力部とを備えてシステム制御を行う制御ユニットと、制御ユニットからの許可信号によって扉を開閉動作させる開閉管理手段とを備えた鍵開閉管理システムであって、前記制御ユニットは鍵開閉時の動作環境に関する情報を保持する情報保持部を備え、該保持情報に基づいて鍵開閉データが書き換え可能とされていることを特徴としている。
ここで制御ユニットが保持する動作環境に関する保持情報は、例えば、システムの累積稼働時間、累積動作回数、操作時刻、気温、外部の明るさ等の各情報が該当する。
また、請求項2に記載の発明は、前記の鍵開閉管理システムにおいて、キーユニットが、該キーユニットを制御ユニットに認識させる固有のIDデータを保有し、制御ユニットがIDデータと鍵開閉データとによってシステム制御を行うことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記の鍵開閉管理システムにおいて、キーユニットの記憶手段が鍵開閉データを2つ以上保有し、各鍵開閉データはそれぞれ異なる制御ユニットおよび開閉管理手段に対応しうることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記の鍵開閉管理システムにおいて、キーユニットの記憶手段に記憶される鍵開閉データは、キーユニットのIDデータと、制御ユニットが生成・保持する鍵開閉データとに基づいて演算処理して生成され、該キーユニットに固有のデータとされることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記の鍵開閉管理システムにおいて、キーユニットの記憶手段に記憶される鍵開閉データは、キーユニットのIDデータと、制御ユニットにおいて発生する乱数系列とによって演算処理して生成されることを特徴とする。
ここで、請求項6に記載の発明では、前記の鍵開閉データが、制御ユニットの保持している動作環境に関する情報をさらに加えて演算処理し生成されることを特徴としている。
さらに、請求項7に記載の発明では、キーユニットの記憶手段に記憶される鍵開閉データの元となる乱数系列をシステム管理者により任意に、またはあらかじめ設定された規定時間に、変更可能とされることを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、前記の鍵開閉管理システムにおいて、新たな乱数を発生させるための核を、制御ユニットが保持する動作環境に関する情報から求めることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、前記の鍵開閉管理システムにおいて、制御ユニットによる解錠の許可時、キーユニットの所有者に対して所定のメッセージを通知可能とされたことを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、前記の鍵開閉管理システムにおいて、キーユニットの表面にデータ転送部として電気的端子が設けられ、この電気的端子を通してIDデータまたは鍵開閉データがキーユニットと制御ユニットとの間で電気的信号によって授受されることを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、前記の鍵開閉管理システムにおいて、キーユニットのIDデータまたは鍵開閉データが、キーユニットと制御ユニットとの間において非接触で授受されることを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、前記の鍵開閉管理システムにおいて、キーユニットの所有者の指示に基づくシステム管理者の操作、またはキーユニットの所有者による遠隔操作によって、当該キーユニットの使用を禁止しうることを特徴とする。
ここで、請求項13に記載の発明は、当該キーユニットの使用を禁止する手段として、キーユニットのIDデータが一時的に無効化されることによって行い、請求項14に記載の発明では、制御ユニットが保持する当該キーユニットの鍵開閉データを更新することによって、キーユニットの使用を禁止することを特徴としている。
また、請求項15に記載の発明は、前記の鍵開閉管理システムにおいて、キーユニットの所有者による遠隔操作は、通信手段を用いて、当該キーユニットに対応する制御ユニットおよび開閉管理手段を特定しうる固有情報を送信することで、キーユニットの使用を禁止することを特徴とする。
ここで、請求項16に記載の発明は、前記の通信手段の好ましい態様として、携帯電話、公衆回線、又はインターネットのいずれかが挙げられ、携帯電話を用いて遠隔操作を行う場合には、前記固有情報は、電話会社が運用する番号通知システムによって携帯電話の通話時に自動的に発信される電話番号と、キーユニットのIDデータおよびキーユニットの所有者が送信するパスワードとを含むことを特徴としている。
また、請求項17に記載の発明は、前記の鍵開閉管理システムにおいて、システム管理者とキーユニットの所有者に共通して保有される固有の情報を入力することでキーユニットの使用禁止が解除されることを特徴とする。
また、請求項18に記載の発明は、前記の鍵開閉管理システムにおいて、キーユニットの所有者が、通信手段により送信した固有情報を再送信することでキーユニットの使用禁止が解除されることを特徴とする。
例えば、キーユニットの所有者が通信手段により送信した固有情報を一定時間以内に再送信することで、制御ユニットがキーユニットのIDデータと更新前の鍵開閉データとを確認し、更新後の新たな鍵開閉データをキーユニットに書き込むように構成されて、当該キーユニットの使用禁止が解除されるようにするとよい。
なお、本発明の鍵開閉管理システムにおいてキーユニットに記憶される解施錠用の鍵開閉データのデータ数は限定されず、共用部および専用部のそれぞれに複数設定されて複数の制御ユニットおよび開閉管理手段に対応しうるように構成することができる。
本発明に係る鍵開閉管理システムによれば、制御ユニットの保持情報に基づいて、鍵開閉データが書き換え可能とされているので、キーユニットが不正使用される以前に鍵開閉データを更新して不正使用を未然に防ぐことができ、不正に侵入される危険性が極めて低くなる。また、この鍵開閉データの書き換え処理は、解施錠処理のたびに、あるいは必要に応じて、利用者の操作や記憶を介在させずに自動的に行うことができるので、キーユニットを不正にコピーされたり盗まれたりしても、入退室の管理を一層強化することができ、一定の保安レベルを確保して信頼性を高めることができる。加えて、共用部と専用部との複数箇所における解施錠を1つのキーユニットにおいて処理することができ、利便性も向上させることができる。
以下、本発明に係る鍵開閉管理システムの実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の鍵開閉管理システムの実施例1を示し、本システムが適用された建物のレイアウト図、図2は本システムにおけるキーユニットの構成図、図3は本システムにおける制御ユニットの構成図である。
この例では、玄関ロビー101およびゴミ集積所103が共用部であり、各住居201が専用部である。玄関ロビー101には玄関ロビードア102が設けられ、ゴミ集積所103にはゴミ集積所扉104、各住居201にはそれぞれ玄関扉202が設けられている。
居住者は、図2に示すキーユニット3を所有している。このキーユニット3はデータ記憶部3aおよびデータ転送部3bが備えられ、データ記憶部3aには、キーユニット1のIDコードとなるIDデータ31、共用部・玄関ロビー101にて使用される鍵開閉データ32、共用部・ゴミ集積所103にて使用される鍵開閉データ33、および個人の住居201にて使用される鍵開閉データ34が書き込まれている。
玄関ロビードア102の側部には制御ユニット4aが設置されている。この制御ユニット4aは、キーユニット3から鍵開閉データ32を読み出したり、キーユニット3に鍵開閉データ32を書き込んだりする応答部41と、キーユニット3から読み出した鍵開閉データ32を認証したり、新たな鍵開閉データ32を生成・保持するデータ管理部42を備えている。また、この玄関ロビードア102の解錠または施錠を許可するための許可信号を出力する信号出力部43を備えている。そして、制御ユニット4aは許可信号を出力した際に、その動作環境に関する情報を記憶し、例えば累積稼働時間、累積動作回数、操作時刻、気温、外部の明るさ等の動作環境情報を情報保持部44に保持して、システム制御を行っている。
居住者は外部から帰って来ると、まず玄関ロビー101の制御ユニット4aにキーユニット3を挿し込み、セットする。これにより、キーユニット3は制御ユニット4aから送られる電力または起動信号あるいは電波を受けて、キーユニット3の内部回路がONとなる。
次に、制御ユニット4aは、電気的端子を備えてキーユニット3の表面に設けられたデータ転送部3bを介して電気的信号により解錠許可対象のキーユニット3であることを確認する。あるいは、制御ユニット4aは、キーユニット3とは非接触で磁気的・電磁気的手段を用いてキーユニット3と交信を行い、解錠許可対象のキーユニット3であることを確認する。
続いて、制御ユニット4aは、応答部41がIDデータ31と鍵開閉データ32をキーユニット3から読み出す。ここで、制御ユニット4aは、不正な操作によってIDデータ31または鍵開閉データ32以外の他のデータをキーユニット3から読み出せないように、ハード的・ソフト的に制限されているほか、データ管理部42により管理されているIDデータ31と鍵開閉データ32…との関連付けについても、読み出しができないように構成されている。
次に、制御ユニット4aは、データ管理部42に管理されているIDデータ31と鍵開閉データ32とを検索する。このとき制御ユニット4aは、まず、読み出したIDデータ31が有効であるかを判断する。判断の結果、IDデータ31が有効であれば、鍵開閉データ32と照合する。IDデータ31および鍵開閉データ32がともに有効であれば、制御ユニット4aは開閉管理手段であるロック機構5に信号を発信し、玄関ロビードア102を開けるか、または玄関ロビードア102をロックしているかんぬきを外すなどして、居住者の入室を許可する。
また同時に、制御ユニット4aは、解錠のつど、または建物管理者の随時の設定、あるいは、装置にあらかじめ設定されたスケジュールに従って、必要であれば、保持するシステムの動作環境情報に基づき発生した乱数とIDデータ31を演算処理し、新しい鍵開閉データ32を生成する。さらに、キーユニット3の鍵開閉データ1を新たな鍵開閉データ32に書き換えるとともに、自身のデータ管理部42にも記憶させる。
本実施例では、玄関ロビー等の共用部の鍵開閉データ32の書き換え処理は、原則として週に1度行い、入居・転出者があった時や、キーユニット3の紛失やコピーの疑いが生じた場合にも運用することとするのが好ましい。
ロック機構5は、居住者が玄関ロビードア102を通過したことをセンサ等で確認するとドアを閉めたり、かんぬきをかけたりして施錠するようになっている。
ゴミ集積所103についても、居住者がゴミ集積所103にゴミを持ち込む際には、ゴミ集積所扉104の側部に設けられた制御ユニット4bにキーユニット3をセットして、前記と同様の手順によりIDデータ31と鍵開閉データ33との照合がなされ、ゴミ集積所扉104を鍵開閉処理が行われる。
居住者が、専用部である住居201に入る場合の鍵開閉処理も、前記と同様の手順である。ただし、この際使用される鍵開閉のためのデータは、IDデータ31と住居201に固有の鍵開閉データ34である。
解錠と同時に、専用部に設置された制御ユニット4cは、前記の玄関ロビードア102の解施錠と同じ要領で、IDデータと内部で発生した乱数を元に生成した鍵開閉データ34をキーユニット3の鍵開閉データ34と書き換え、データ管理部42に記憶する。専用部の鍵開閉データ34の書き換えは、例えば解施錠の都度とすることが好ましい。
前記の実施例では新たな鍵開閉データ32…を、システム内で発生した乱数とIDデータ31とを演算処理して生成しているが、さらにデータとして複雑化させ、系列を推測できにくくするため制御ユニット4が保持している、システムの累積稼働時間、累積動作回数、操作時点での時刻、気温、外部の明るさ等の動作環境情報をこれに加えて演算するようにしてもよい。
次に、居住者が住居201から退室する場合の処理について説明する。
居住者は、キーユニット3を用い、住居201の玄関202に施錠をする。この際、制御ユニット4cは、IDデータ31と鍵開閉データ34を確認して施錠許可信号を出力し施錠をする。
このように本実施例では鍵を解錠するために必要な鍵開閉データ32…が常に更新されており、この鍵開閉データ32…が対応する制御ユニットごとに固有の異なるものとされていることに加えて、時系列的にも書き換え可能となっているので、たとえ鍵開閉データ32…が他人にコピーされても、それが使用されるまでに新たな鍵開閉データ32…に書き換えることが可能となり、不法に解施錠される可能性は極めて低くなる。
また、このような集合住宅の居住者が転出した場合や居住者が鍵を紛失した場合には、その居住者のキーユニット3におけるIDデータ31、およびこのIDデータ31と対になる鍵開閉データ32…を制御ユニット4のデータ管理部42から消去したり無効化したりすることで、無権利者が不法に利用するのを禁止することができる。
また本実施例では、キーユニット3によって本人確認ができるので、制御ユニット4に表示装置を設けておき、解錠時にキーユニット3の所有者に対してメッセージを通知するといった、メッセージボードとしての使い方も可能である。例えば、管理人室で宅配便の荷物を預かっている場合や、連絡事項がある場合に、玄関ロビードア102等の解錠を行った時点で、表示装置にその旨の表示がなされるようにすればよく、従来のように各住居まで戻った後メッセージを見て、管理人室に出向く必要がなくなって利便性も向上する。
本実施例は、居住者や利用権者の洗い直しを行う場合に本発明の鍵開閉管理システムを適用した例である。
システム管理者は、一旦、現在システム上で有効になっているすべての解施錠用の鍵開閉データ32…について、管理者端末からシステム設定を行う。このとき、鍵の解錠操作がなされた場合には解錠処理を行わず、新たな鍵開閉データ32…の書き込みのみが行われるように設定する。ただし、新たな鍵開閉データ32…はこの時点では無効であり、施解錠には使えないようにしておく。
鍵を開けようとした者は、鍵が開かないために、例えば集合住宅では管理人室、スポーツクラブでは受付等の管理者のもとへ行くことになる。ここで、管理者は、当該キーユニット3の所有者の本人確認を行い、確認ができれば管理者により新たな鍵開閉データを有効にする操作を行う。
この手順をキーユニット3の1つ1つに対して行うことで、キーユニット3の所有者全員について本人確認をすることができ、万一、キーユニット3を偽造・複製したり、不正にコピーされたキーユニット3を持っている者がいたりしても、この時点で排除することができる。
なお、キーユニット3の所有者が解錠しようとした時に管理者のところへ立ち寄るように制御ユニット4上にメッセージを表示したり、扉付近に管理者のところに立ち寄るように掲示を出したりしてもよいが、これは、キーユニット3の不正所有者に、本システムが鍵開閉データ32…の書き換えを行っていることや鍵開閉データ32…の一斉更新や利用権利者のチェックが行われているという情報を与えることとなって保安レベルの低下を招くので、なるべくなら行わないほうがよい。
また、本実施例では、最初にキーユニット3をセットした時点で鍵開閉データ32…の更新を行っているが、もちろん管理者による本人確認を行ったあとに行われる、実際の出入りの際に行ってもよい。
ここで、新たな鍵開閉データ32…の書き込みを各制御ユニット4で行い、管理者が使用する端末等で行っていないのは、管理者といえども完全に信頼できないこと、および管理人室等に鍵開閉データ32…を更新できる端末があると、これが不正使用される可能性があるためである。
また、鍵開閉データ32…を更新して有効化するといった簡単な操作によって、居住者や利用権者の洗い直しを可能とすることで、部外者に本システム内部の動作を隠す効果もあって保安上有効である。
本実施例の鍵開閉管理システムでは、頻繁に解施錠用の鍵開閉データ32…を書き換えることで一定の保安レベルを維持している場合でも、長期間本システムを使用していることによる保安レベルの低下を防ぐことを目的に構成されている。
鍵開閉データ32…は、制御ユニット4における乱数や動作環境情報、その他のできるだけランダムで推測しにくいデータを元に生成される。しかし、それでも、使用回数等の都合で、鍵開閉データ32…にある程度の規則性が発生することは避けられない。そうすると、鍵開閉データ32…の桁数等が十分でない場合や、継続的に鍵開閉データ32…を読み出して蓄積解析することによって有効な鍵開閉データ32…を推測することが不可能でない場合等が発生してくる。
そこで本実施例では、鍵開閉データ32…を複雑化させることで、かかる事態を防いでいる。
鍵開閉データ32…を複雑化するには、例えばデー自身の桁数やビット数を多くすることが有効であるが、これ以外に、データの元となる乱数系列やこれとともに用いる動作環境情報等の他のデータとの組み合わせを変えたり、その演算方法を変えることも有効である。また、本システムにあらかじめ組み込まれたスケジュール、または管理者の操作によって、乱数系列を変えることが可能なように構成することが望ましい。
具体的には、制御ユニット4内の乱数発生における乱数核を、所定の操作ボタンを押すことで新しいものに変更したり、乱数系列の演算順序や方法をランダムに変えたりする機構を制御ユニット4に付加することで可能となる。
例えば、操作ボタンを1回押すと、システム累積稼働時間、システム動作回数、当該ドアの開閉回数、施解錠時刻、積算開閉回数、操作時の時刻、気温、明るさといった動作環境情報の各パラメータから、値がランダムに読み出され、これを核に乱数の発生が始まり、2度目の操作ボタンの押し下げ時点で生成されていた乱数が、新しいシステムの乱数核となるようにする。また同時に、IDデータ31と、乱数およびパラメータの演算順序や演算方法がランダムに決定されるようになっていることが好ましい。
本実施例は、実施例1と基本的に同じであるが、さらに保安レベルを高めることを目的に構成した例である。
この鍵開閉管理システムでは、制御ユニット4において、キーユニット3の所有者の通過方向、すなわち、入室又は退室のいずれかを記録し、最終の入退室の方向と反対方向の入退室しか許可しないようにするものである。
これにより、鍵開閉データ32…の書き換え時の間隙を縫って、キーユニット3の不正所有者の入退室を防止したり、正規のキーユニット3を複数人数が使い回す、いわゆるパスバック等を防止したりすることができる。また、これにより、万一、不正なキーユニット3を使用された場合の検出にも役立てることができる。
本実施例は、キーユニット3と制御ユニット4との間のデータ授受を電波等の電磁気的手法を用いて非接触で行った例である。
この場合の制御ユニット4やその回路構成は特に図示しないが、非接触型ICカードや無線通信技術を応用することができる(例えば、特開平9−4292号公報、特開平6−266918号公報等に開示された無線通信技術がある。)。
この仕掛けを共用部の扉の開閉に利用することで、居住者は、キーユニット3を取り出さずとも、キーユニット3を所持するだけで、自由に共用部に出入りできることになり、大変便利になる。
さらに、本システムの特徴として、非接触とすることで、制御ユニット4は多人数が同時に入場しても個々のIDデータ31や鍵開閉データ32…を読み取ることができるため、すでに無効となっているキーユニット3の所有者が、正規のキーユニット3の所有者に紛れて不正に入退室することを防止できる。
本実施例は、例えばゴミ回収業者、ビル清掃業者等の各種メンテナンス業者など、定期的・日常的に出入りする者がある施設や、あるいは、集会所等の一定期間特定の人に貸し出す施設に好適に実施することができる。
この場合、キーユニット3には、当該業者が使用する共用部(例えば、ゴミ回収業者なら、ゴミ集積所が相当する。)に適用される共用部用の鍵開閉データ33と、その業者の専用部(例えば、ビル清掃業者なら、清掃用具保管庫が相当する。)に適用される業者専用部用の鍵開閉データ34とが、IDデータ31とともに書き込まれている。専用部が無い場合は、共用部用鍵開閉データ33とIDデータ31のみが書き込まれている。
鍵開閉処理は、前記の実施例1と同様であり、加えて、鍵開閉データ33…を使用の都度、更新するように制御ユニット4にあらかじめ設定しておくことで、各作業員がパートタイマーであるなど比較的不特定多数で一定しないことによる管理レベルの低下を防ぐとともに、キーユニット3の不正使用を防止することができる。
本実施例は、キーユニット3の外見が、従来から使用されているシリンダー錠と等の機械式の鍵と類似の形状とされている点に特徴がある。図4は本実施例におけるキーユニットの構成図である。
例示するように、キーユニット3の頭の部分301には電子回路311が組み込まれており、この電子回路311にデータ記憶部3aおよびデータ転送部3bが設けられている。
そして、かかるキーユニット3を用いて制御ユニット4において鍵開閉データ32…の認証および書き換え等の解施錠処理がなされるように構成する。または、キーユニット3を機械式な鍵としても使用し、例えば共用部においてはIDデータ31および鍵開閉データ32…の照合によって解施錠がなされるように構成し、専用部においてはシリンダー錠として物理的に解施錠するよう構成することも可能となる。これにより、外見上、本システムが使用されていることを外部に知られるおそれがなくなり、より保安レベルを向上させることができる。
本実施例は、キーユニット3を不正にコピーされた可能性を感じた場合や、キーユニット3の紛失に気づいた場合における保安レベルの維持を図ることを目的とした構成である。
このような異常を感じた場合、キーユニット3の所有者は、外出中であっても本システムの管理者に連絡するか、あるいは、携帯電話やインターネット等を通じてキーユニット3のIDデータ31を一時的に無効にするか、鍵開閉データ32…の書き換え処理を行うことが好ましい。
ここで、IDデータ31を一時的に無効化するには、紛失に気づいた時点で、例えばキーユニット3の所有者の部屋番号や名前、その場で決定した一時的なIDデータ無効化用パスワード等の当該所有者が確認できる情報を電話等によりシステム管理者に連絡し、IDデータ31を無効化する処理を依頼する。
また、携帯電話を用いてIDデータ31を無効化する場合には、あらかじめ準備されたシステムアクセス用番号に電話をかけて当該所有者が確認できる情報を送信するように構成してもよい。この際、電話会社の提供する番号通知システムを利用して、あらかじめ本システムに登録しておいた電話番号と照合するようにすることで確認をとる構成とするのがなおよい。
このようにして一旦無効化したIDデータ31を再度有効化するには、まず、キーユニット3の所有者は、本システムの管理者のところに出向いて管理者により本人確認を行ってもらう。そして、部屋番号や名前、無効化に用いたIDデータ無効化用パスワードなどの当該所有者が確認できる情報と、管理者のパスワード等を用いてIDデータ31の有効化処理を行う。
携帯電話を用いた場合では、本システムの管理者を介在させず、あらかじめ準備されたシステムアクセス用番号に電話をかけ、当該所有者が確認できる情報を送信することで、IDデータ31を再度有効化することが可能である。この際、当該キーユニット3を制御ユニット4にセットすることを条件にするとさらに保安レベルが高くすることができる。
また、鍵開閉データ32…の書き換え処理は、紛失等に気づいた時点で、部屋番号や名前、その場で決めた一度限りのIDデータ無効化用パスワード等の当該所有者が確認できる情報を建物管理者に電話等で連絡を行い、新たな鍵開閉データ32…を生成してもらう。この時点では、新たな鍵開閉データ32…はキーユニット3には書き込まれておらず、制御ユニット4内にのみ存在している。
新たな鍵開閉データ32…の生成は、例えば管理者用端末等において新たな鍵開閉データ生成用の操作ボタンを押すだけのシンプルな処理とし、鍵開閉データ32…の生成自体は自動的にシステム内部で行われて、管理者を含め、その内容を知ることや推測することができないよう構成されることが好ましい。
管理者は、当該キーユニット3の所有者が外出先から戻ると本人確認をし、鍵開閉データ更新ボタンを押す等の操作をすることでキーユニット3の鍵開閉データ32…を新たなものに更新処理が可能とされる。
そして、キーユニット3の所有者が当該キーユニット3を制御ユニット4にセットすると、制御ユニット4は、キーユニット3のIDデータ31と書き換え前の鍵開閉データ32…を照合および確認し、新たな鍵開閉データ32…を書き込む。キーユニット3の所有者は、この新しい鍵開閉データ32…が書き込まれたキーユニット3を改めて制御ユニット4にセットし、解錠処理を行う。
このように鍵開閉データ32…を新たなものに書き換えておき、外出先から戻った際に、キーユニット3に新たな鍵開閉データ32…を書き込むことで、不正に侵入されることを防止して、高い安全性を確保することができる。
また、新しい鍵開閉データ32…の書き込みを解錠対象の制御ユニット4で行う場合、キーユニット3をセットする、鍵開閉データ32…の更新を行う、再度キーユニット3を制御ユニット4にセットし直す、解錠するといった手間を踏ませることになり、不正使用者への心理的圧迫やシステム自体に不案内な不正使用者への対抗手段とすることができる。
なお、上記の処理手順において、管理者用端末での操作、制御ユニット4へのキーユニット3のセット、IDデータ31と書き換え前の鍵開閉データ32…を照合および確認する順序は入れ替わってもよい。
また、このように鍵開閉データ32…を更新する構成とした場合でも、上記IDデータ31を無効化する方法と同じように、携帯電話等を用いて、管理者の介在なしに行うようにすることも可能である。
さらに、かかる構成に加えて、無効化されたデータを保持するキーユニット3で解錠を行う場合、キーユニット3のIDデータ31と鍵開閉データ32…が不一致であるとき、またはIDデータ31は有効であるが鍵開閉データ32…が正しくないとき、システム管理者への通報または警報が発せられるようにしておくとなおよい。
本実施例では、ホテル等の宿泊施設において本発明の鍵開閉管理システムを適用した場合について説明する。この場合、共用部は宿泊者の客室がある階であり、専用部は当該宿泊者が宿泊する客室とされる。
宿泊者は、宿泊施設へのチェックインの際、フロントにてキーユニット3を受け取る。キーユニット3には、IDデータ31、当該宿泊者が宿泊する客室が存在するフロアにアクセスすることのできる鍵開閉データ32、施設内での決済用コードとして使用することのできる鍵開閉データ33、および客室の解施錠用の鍵開閉データ34が書き込まれている。これらの各データ32…は、すべて宿泊者単位で新しく生成されたもので、基本的にはそれ以前に生成された何れのデータとも同じものではない。
宿泊者はこのキーユニット3を携帯して施設を利用する。例えば、宿泊者がエレベータに乗るときには、エレベータの側部に設けられた非接触型読み取り機によってキーユニット3の各データが読み取られ、当該宿泊者であることが認識される。これにより、エレベータ内において選択が可能な階床ボタンは、レストラン等の誰でも利用自由とされているフロアと、鍵開閉データ32によりアクセスが許可されたフロアの階床ボタンのみとされる。
宿泊者は、自身の客室のあるフロアを選択し、その階に降りる。エレベータを降りた後、宿泊者がエレベータホールと客室ブロックとを隔てる扉の前にくると、キーユニット3は、IDデータ31と鍵開閉データ32とを扉に設置された制御ユニット4に送信する。
制御ユニット4は、IDデータ31と鍵開閉データ32をデータ管理部42上の各データと照合し、合致すればロック機構5に許可信号を出力送信して、扉を開ける。この場合も、実施例3で述べたように多人数が一度に出入りしても、制御ユニット4は、キーユニット3をそれぞれ個別に識別し、扉を開閉したり、警報ブザーを鳴らしたりといった対応を行うことができるので、不正な侵入を防止することができる。
また、宿泊者が個別の客室に出入りする場合は、IDデータ31と鍵開閉データ34とによって解施錠がなされる。以上の動作は、鍵開閉データ32…の更新処理等を含め、実施例1と基本的に同様である。
さらに本実施例では、キーユニット3が施設内において使用できる決済用の鍵開閉データ33を保持していることで、レストランや売店、その他アメニティ施設でのサービス料金をスムーズに決済することができる。これにより、従来のようにルームキーを見せたり、宿泊者の客室番号申告やサインといった作業が不要となり、利便性および信頼性を高めることができる。
本発明の鍵開閉管理システムは、建物等の管理や、設備・装置の使用管理等において、当該建物や設備等への無制限なアクセスを禁止した上で、関係者すべてにアクセスを許可する公共部分と個人単位でアクセス制御をしたい部分が存在する場面で有効に利用することができる。
例えば、集合住宅であれば、共用部としてロビー・エントランスやゴミ集積所が相当し、個人部分として各戸の部屋が相当する。また、スポーツクラブやホテルの客室であれば、ロビー等が共用部であり、個人のロッカーや客室が個人部分に当たる。また、特定の装置における例としては、社内の情報システムや使用が特定の個人に制限される設備・装置等で、社員全員がアクセス可能な一般情報部分は共用部で、個人の職種や地位に依存してアクセスを許可される機密情報部分が個人部分に該当する。
本発明に係る鍵開閉管理システムが適用された建物のレイアウト図である。 本発明に係る鍵開閉管理システムにおけるキーユニットの構成図である。 本発明に係る鍵開閉管理システムにおける制御ユニットの構成図である。 本発明の鍵開閉管理システムにおけるキーユニットの他の例を示す平面図である。
符号の説明
101 玄関ロビー
102 玄関ロビードア
103 ゴミ集積所
104 ゴミ集積所扉
201 住居
202 玄関
3 キーユニット
3a データ記憶部
3b データ転送部
31 IDデータ
32 鍵開閉データ(共用部)
33 鍵開閉データ(共用部)
34 鍵開閉データ(専用部)
4 制御ユニット
41 応答部
42 データ管理部
43 信号出力部
44 情報保持部
5 ロック機構

Claims (18)

  1. 解錠または施錠するための鍵開閉データを記憶する記憶手段および鍵開閉データを授受しうるデータ転送手段を有するキーユニットと、
    キーユニットから鍵開閉データを読み出し、またはキーユニットに鍵開閉データを書き込む応答手段と、キーユニットから読み出した鍵開閉データを認証し、または新たな鍵開閉データを生成・保持するデータ管理手段と、解錠または施錠を許可する許可信号を出力する信号出力部とを備えてシステム制御を行う制御ユニットと、
    制御ユニットからの許可信号によって扉を開閉動作させる開閉管理手段とを備えた鍵開閉管理システムであって、
    前記制御ユニットは鍵開閉時の動作環境に関する情報を保持する情報保持部を備え、該保持情報に基づいて鍵開閉データが書き換え可能とされていることを特徴とする鍵開閉管理システム。
  2. キーユニットは、該キーユニットを制御ユニットに認識させる固有のIDデータを保有し、制御ユニットがIDデータと鍵開閉データとによってシステム制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の鍵開閉管理システム。
  3. キーユニットの記憶手段は鍵開閉データを2つ以上保有し、各鍵開閉データがそれぞれ異なる制御ユニットおよび開閉管理手段に対応しうることを特徴とする請求項1または2に記載の鍵開閉管理システム。
  4. キーユニットの記憶手段に記憶される鍵開閉データは、キーユニットのIDデータと、制御ユニットが生成・保持する鍵開閉データとに基づいて演算処理して生成され、該キーユニットに固有のデータとされることを特徴とする請求項2または3に記載の鍵開閉管理システム。
  5. キーユニットの記憶手段に記憶される鍵開閉データは、キーユニットのIDデータと、制御ユニットにおいて発生する乱数系列とによって演算処理して生成されることを特徴とする請求項2または3に記載の鍵開閉管理システム。
  6. 請求項5に記載の鍵開閉管理システムにおいて、鍵開閉データは、制御ユニットが保持している動作環境に関する情報をさらに加えて演算処理し生成されることを特徴とする鍵開閉管理システム。
  7. キーユニットの記憶手段に記憶される鍵開閉データの元となる乱数系列をシステム管理者により任意に、またはあらかじめ設定された規定時間に、変更可能とされたことを特徴とする請求項5または6に記載の鍵開閉管理システム。
  8. 請求項7において、新たな乱数を発生させるための核は、制御ユニットが保持する動作環境に関する情報から求められることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の鍵開閉管理システム。
  9. 制御ユニットによる解錠の許可時、キーユニットの所有者に対して所定のメッセージを通知可能とされたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の鍵開閉管理システム。
  10. キーユニットのデータ転送部としてキーユニットの表面に電気的端子が設けられ、この電気的端子を通してIDデータまたは鍵開閉データがキーユニットと制御ユニットとの間で電気的信号によって授受されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の鍵開閉管理システム。
  11. キーユニットのIDデータまたは鍵開閉データが、キーユニットと制御ユニットとの間において非接触で授受されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の鍵開閉管理システム。
  12. キーユニットの所有者の指示に基づくシステム管理者の操作、またはキーユニットの所有者による遠隔操作によって、当該キーユニットの使用を禁止しうることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の鍵開閉管理システム。
  13. 請求項12に記載の鍵開閉管理システムにおいて、キーユニットのIDデータが一時的に無効化されることによって、当該キーユニットの使用を禁止することを特徴とする鍵開閉管理システム。
  14. 請求項12に記載の鍵開閉管理システムにおいて、制御ユニットが保持する当該キーユニットの鍵開閉データを更新することによって、キーユニットの使用を禁止することを特徴とする鍵開閉管理システム。
  15. 請求項12〜14のいずれかに記載の鍵開閉管理システムにおいて、キーユニットの所有者による遠隔操作は、通信手段を用いて、当該キーユニットに対応する制御ユニットおよび開閉管理手段を特定しうる固有情報を送信することで、キーユニットの使用を禁止することを特徴とする鍵開閉管理システム。
  16. 請求項15に記載の鍵開閉管理システムにおいて、前記通信手段は携帯電話、公衆回線、又はインターネットのいずれかであり、携帯電話を用いて遠隔操作を行う場合、前記固有情報は、電話会社が運用する番号通知システムによって携帯電話の通話時に自動的に発信される電話番号と、キーユニットのIDデータおよびキーユニットの所有者が送信するパスワードとを含むことを特徴とする鍵開閉管理システム。
  17. 請求項12〜16に記載の鍵開閉管理システムにおいて、システム管理者とキーユニットの所有者に共通して保有される固有の情報を入力することでキーユニットの使用禁止が解除されることを特徴とする鍵開閉管理システム。
  18. 請求項15または16に記載の鍵開閉管理システムにおいて、キーユニットの所有者が、通信手段により送信した固有情報を再送信することでキーユニットの使用禁止が解除されることを特徴とする鍵開閉管理システム。

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