JP2021110117A - 入館・入室管理システムおよびこれに用いられる施解錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入居者が不在の場合であっても入室希望者が集合住宅への入館および住戸への入室が可能であるという利便性を備えながらも、集合住宅の入館および住戸の入室に関して十分なセキュリティを確保することができ、管理会社やオーナー等の負担を大幅に軽減することができる入館・入室管理システムおよびこれに用いられる施解錠装置を提供する。【解決手段】入館・入室管理システム10の管理端末12は、入室希望者の操作により入室の予約を受け付ける予約受付手段と、予約に対応した認証情報を生成する認証情報生成手段と、入室希望者が所持する通信端末に向けて認証情報を送信する認証情報送信手段と、を有し、認証情報には、ワンタイムパスワードが含まれ、エントランス施解錠装置14は、ワンタイムパスワードが入力された場合に、集合住宅の入口の解錠を行い、住戸施解錠装置16は、ワンタイムパスワードが入力された場合に、住戸の出入口の解錠を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、集合住宅の入館および住戸の入室を管理することが可能な入館・入室管理システムおよびこれに用いられる施解錠装置に関する。
現在、多層階のアパートやマンションのエントランスには、暗証番号やICカードによる認証やメカキーによる解錠が必要な自動ドアもしくは電子錠が設置されたドア(以下、「ゲート」という。)があり、入居者、管理会社、オーナー等の関係者以外の来訪者は、許可なく建物内に入ることができない仕組みになっている。
そして、関係者以外の来訪者が建物内に入るには、一例として以下に示す方法をとっている。
<入居者の親族、友達等の来訪者>
ゲートのインターホンで部屋番号を入力して入居者を呼び、ゲートを解錠してもらって建物内に入る。
<家政婦、ホームヘルパー等の来訪者>
入居者が部屋にいる場合は、入居者の親族、友達等の来訪者と同じ方法で建物内に入る。入居者が不在の場合には、入居者がゲートおよび部屋の鍵(メカキーやICカード等)の合鍵を、家政婦やホームヘルパーに貸与しておくか、入居者がゲートおよび部屋の鍵をポストに入れておき、家政婦やホームヘルパーはそれを取り出して使用し、終わったらポストに返却する。
<宅配業者>
入居者が部屋にいる場合は、入居者の親族、友達等の来訪者と同じ方法で建物内に入る。入居者が不在の場合は、宅配ボックスが設置されていないときには、不在伝票を目的の部屋のポストに投函し、宅配ボックスが設置されているときは、宅配ボックスに荷物を預け入れ、不在伝票を目的の部屋のポストに投函し、荷受け伝票を持ち帰る。
<建物内共有部もしくは空室内の清掃やメンテナンスを請け負う業者>
物件管理会社が各業者に事前に合鍵を渡しておく、または暗証番号を知らせておくか、各業者は作業のたびに物件管理会社の事業所に立ち寄り、合鍵を預かって使用し、終わったら事業所に返却する。
<建物や部屋の内覧希望者>
物件管理会社の担当者が、内覧日当日に、内覧希望者と共に物件に行き、担当者がゲートや部屋の鍵を開け、錠を解錠するか、内覧希望者が、内覧日当日に、物件管理会社の事業所に立ち寄り、合鍵を預かって使用し、内覧が終わったら事業所に返却する。
建物や部屋の内覧を例に挙げると、内覧の効率化もしくは省力化を目的として、物件の管理者を伴わずに入居希望者のみで内覧を行う(以下、「セルフ内覧」という。)ことを可能としたセルフ内覧システムの開発も進められている。セルフ内覧を可能とすることにより、管理者の負担が軽減でき、入居希望者にとってもゆっくりと気軽に内覧が可能となるといったメリットがあるため、その導入の需要も高まっている。
例えば、従来のセルフ内覧システムとしては、玄関錠に通信機器を内蔵したり、無線通信機器を賃貸物件もしくは各住居内に設置したりする等、賃貸物件管理会社のサーバで玄関錠を遠隔で監視・制御する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
一方、通信機器を使用しないセルフ内覧システムとしては、入居時に使用する玄関錠は常時解錠状態としておき、扉と扉枠の間に金具を通し、その金具に簡易施錠装置(補助的な錠)を取り付けて扉の開閉制御を行うことにより、安価かつ容易にセルフ内覧システムを実現する技術や、入居中に入居者が使用する鍵を内覧(セルフ内覧)の希望者に貸し出し、内覧後に返却してもらうといったセルフ内覧システムも知られている。
特許第5686269号 特許第5046415号
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、既存の物件をセルフ内覧システムの対象とする場合、当該物件に取り付けられている既存の玄関錠を専用の機器に交換・増設する必要があり、労力も必要となる上に導入コストが増大したり、管理が複雑になるといった問題があった。
また、簡易施錠装置を用いるセルフ内覧システムでは、入居開始時・退去時に簡易施錠装置の取り付けや取り外しの作業が避けられない。このため、物件の管理会社の担当者が物件へ出動したり、取り外した錠の管理(保管)が必要になる等の手間が掛かる上、セキュリティの低さ、見た目の悪さがあり、管理者にとって満足のいく管理ができていなかった。
さらに、入居中に入居者が使用する鍵を内覧希望者に貸し出し、内覧後に返却してもらう方法では、貸し出した鍵が複製されていることを考慮すると、確実に錠の交換が必須となり、錠の交換費や手間が発生していた。また、内覧希望者が鍵を紛失した場合には、都度錠の交換をしなければならず、鍵の紛失、鍵の複製による不法侵入などの危険性を伴うといった問題がある。
また、入居者の不在時でも親族、友達、家政婦、ホームヘルパー等の来訪者の入室を許可するためには、ゲートと部屋の両方の鍵を関係者が何らかの方法で来訪者に一時的もしくは長期間貸し出す必要があり、手間がかかる、時間を拘束される、鍵を管理する必要がある等の不自由が伴うといった問題がある。
また、入居者の入退去時においては、例えば、物件管理会社の担当者は退去者が使用していた鍵を回収し、ゲートの認証装置や住居の電子錠に個別のICキーや暗証番号を登録していた場合には、これらの情報を削除し、空室になった住居のメカキーや電子錠を交換し、各種設定変更や空室管理用施錠装置の取り付け等の作業を行う必要があるといった問題がある。
本発明は、このような従来の問題点を解決するためのものであって、入居者が不在の場合であっても入室希望者が集合住宅への入館および住戸への入室が可能であるという利便性を備えながらも、集合住宅の入館および住戸の入室に関して十分なセキュリティを確保することができ、入室希望者に対しては鍵を貸与する必要がなく、入居者の入退去時における鍵の交換や設定変更等を不要にすることが可能で、管理会社やオーナー等の負担を大幅に軽減することができる入館・入室管理システムおよびこれに用いられる施解錠装置を提供することを目的とする。
本発明は、管理端末と、前記管理端末と通信可能に接続されたエントランス施解錠装置および住戸施解錠装置を有して構成され、集合住宅の入館および住戸の入室を管理することが可能な入館・入室管理システムであって、前記エントランス施解錠装置は、前記集合住宅の入口を施解錠することが可能な装置であり、前記住戸施解錠装置は、前記住戸の出入口を施解錠することが可能な装置であり、前記管理端末は、入室希望者の操作により入室の予約を受け付ける予約受付手段と、前記予約に対応した認証情報を生成する認証情報生成手段と、前記入室希望者が所持する通信端末に向けて前記認証情報を送信する認証情報送信手段と、を有し、前記認証情報には、ワンタイムパスワードが含まれ、前記エントランス施解錠装置は、前記ワンタイムパスワードが入力された場合に、前記集合住宅の入口の解錠を行い、前記住戸施解錠装置は、前記ワンタイムパスワードが入力された場合に、前記住戸の出入口の解錠を行う、ことを特徴とする入館・入室管理システムである。
本発明に係る入館・入室管理システムおよびこれに用いられる施解錠装置によれば、入居者が不在の場合であっても、入室希望者が集合住宅への入館および住戸への入室が可能であるという利便性を備えながらも、集合住宅の入館および住戸の入室に関して十分なセキュリティを確保することができ、入室希望者に対しては鍵を貸与する必要がなく、入居者の入退去時における鍵の交換や設定変更等を不要にすることが可能で、管理会社やオーナー等の負担を大幅に軽減することができるという、優れた効果を奏し得る。
本実施形態に係る入館・入室管理システム10の構成例を示したシステム構成図である。 管理端末12、エントランス施解錠装置14、および、住戸施解錠装置16の内部構成の一例を示したブロック図である。 (a)管理端末テーブルの一例を示した図である。(b)エントランス施解錠装置テーブルの一例を示した図である。(c)住戸施解錠装置テーブルの一例を示した図である。 入館・入室管理における端末および装置の処理の流れの一例を示したフローチャートである。 入館・入室希望者18による認証情報の入力操作以降の、入館・入室管理における端末および装置の処理の流れの一例を示したフローチャートである。 住戸施解錠装置16によるカードデータ送信後の、入館・入室管理における端末および装置の処理の流れの一例を示したフローチャートである。
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態に係る入館・入室管理システム10について説明する。
<全体構成>
最初に、図1を用いて、本実施形態に係る入館・入室管理システム10の全体構成について説明する。図1は、本実施形態に係る入館・入室管理システム10の構成例を示したシステム構成図である。
入館・入室管理システム10は、集合住宅(マンションやアパート等)の入館および住戸の入室を管理するシステムであり、システム全体を管理する管理端末12と、この管理端末12とネットワークNWを介して相互に通信可能に接続される1または複数のエントランス施解錠装置14と、管理端末12とネットワークNWを介して相互に通信可能に接続される1または複数の住戸施解錠装置16と、を有して構成される。
入館・入室管理システム10に適用するネットワークNWは、典型的には、WAN(Wide Area Network)であるが、通信の形態は有線/無線を問わず、接続された端末や装置間で相互に通信可能な回線であればよく、VPNなどの専用線で接続してもよい。また、管理端末12の台数は1台であってもよいし、複数台であってもよい。
なお、通信端末18は、入館・入室管理システム10を利用する入館・入室希望者が使用する端末であり、例えば、従来公知のパソコン、スマートフォン、タブレット型端末、PDA(=Personal Digital Assistant)等が該当する。
<管理端末>
次に、図2を用いて、管理端末12について詳細に説明する。なお、図2は、管理端末12、エントランス施解錠装置14、および、住戸施解錠装置16の内部構成の一例を示したブロック図である。
管理端末12は、集合住宅の管理会社やオーナー等が利用する端末であり、従来公知のサーバ、無停電電源装置、セキュリティ設備等によって構成される。
管理端末12は、例えば、端末全体を制御するCPU21と、基本I/Oプログラムや各種データを記憶するためのROM22と、一時的にデータを記憶するためのRAM23と、CD−ROMやDVDなどの記録媒体24に対するデータの読み書きが可能な外部記憶ドライブ25と、データを記憶するための記憶装置26と、管理端末12に対するコマンド(指令)等を入力するための入力装置27と、各種表示を行うための表示装置28と、エントランス施解錠装置14や住戸施解錠装置16等とネットワークNWを介して通信を行うための通信部29と、を有して構成される。
CPU21は、ROM22や記憶装置26等に格納されているアプリケーションプログラムやオペレーティングシステム(OS)等を実行する処理や、プログラムの実行に必要なデータやファイル等をRAM23や記憶装置26等に記憶する処理などを行う。
記憶装置26は、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム、各種情報(例えば、図3を用いて後述する管理端末テーブル,エントランス施解錠装置テーブル,住戸施解錠装置テーブル)を記憶するものであり、例えば、ハードディスク(HDD)やソリッドステートドライブ(SDD)等によって構成される。入力装置27は、管理端末12に対するコマンド(指令)等を入力するためのものであり、例えば、キーボード、ポインティングデバイス(マウス等)、タッチパネル等によって構成される。表示装置28は、入力装置27によって入力されたコマンドや、当該コマンドに対する管理端末12の応答出力等を表示するものであり、例えば、液晶表示装置、プラズマディスプレイ等によって構成される。
<エントランス施解錠装置>
次に、図2を用いて、エントランス施解錠装置14について詳細に説明する。
エントランス施解錠装置14は、集合住宅の入口(エントランス)を施解錠することが可能な装置であり、例えば、暗証番号,ICカード,ICチップ内蔵キー,機械式錠、電子錠,生体認証、画像認識、携帯端末等による解錠が必要な自動ドアを備えたエントランス装置が該当する。
エントランス施解錠装置14は、例えば、装置全体を制御するCPU31と、基本I/Oプログラムや各種データを記憶するためのROM32と、一時的にデータを記憶するためのRAM33と、自動ドア等を駆動する駆動部34と、訪問者等を撮像するための撮像部35と、データを記憶するための記憶装置36と、エントランス施解錠装置14に対する指令(コマンド)等を入力するための入力装置37と、各種表示を行うための表示装置38と、管理端末12とネットワークNWを介して通信を行うための通信部39と、を有して構成される。
記憶装置36は、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム、各種情報(例えば、図3を用いて後述するエントランス施解錠装置テーブル)を記憶するものであり、例えば、ハードディスク(HDD)やソリッドステートドライブ(SDD)等によって構成される。入力装置37は、エントランス施解錠装置14に対する指令(コマンド)等を入力するためのものであり、例えば、タッチパネル、操作ボタン、ICカードリーダ等によって構成される。表示装置38は、入力装置37によって入力された情報や、エントランス施解錠装置14の応答出力等を表示するものであり、例えば、液晶表示装置やLED等によって構成される。
<住戸施解錠装置>
次に、図2を用いて、住戸施解錠装置16について詳細に説明する。
住戸施解錠装置16は、集合住宅の住戸(部屋)の出入口(玄関)を施解錠することが可能な装置であり、例えば、暗証番号,ICカード,ICチップ内蔵キー,生体認証、画像認識,携帯端末等による施解錠が可能な電子錠や電気錠等が該当する。
住戸施解錠装置16は、例えば、装置全体を制御するCPU41と、基本I/Oプログラムや各種データを記憶するためのROM42と、一時的にデータを記憶するためのRAM43と、住戸施解錠装置16を構成する各種機構(例えば、錠前)を駆動する駆動部44と、データを記憶するための記憶装置46と、住戸施解錠装置16に対する指令(コマンド)等を入力するための入力装置47と、各種表示を行うための表示装置48と、管理端末12とネットワークNWを介して通信を行うための通信部49と、を有して構成される。
記憶装置46は、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム、各種情報(例えば、図3を用いて後述する住戸施解錠装置テーブル)を記憶するものであり、例えば、ハードディスク(HDD)やソリッドステートドライブ(SDD)等によって構成される。入力装置47は、住戸施解錠装置16に対する指令(コマンド)等を入力するためのものであり、例えば、タッチパネル、操作ボタン、ICカードリーダ等によって構成される。表示装置48は、入力装置47によって入力された情報や、住戸施解錠装置16の応答出力等を表示するものであり、例えば、液晶表示装置やLED等によって構成される。
<管理端末テーブル>
次に、図3(a)を用いて、管理端末12の記憶装置26に記憶される管理端末テーブルについて説明する。なお、図3(a)は、管理端末テーブルの一例を示した図である。
この管理端末テーブルには、集合住宅ごとに付与される建物IDと、集合住宅内の住戸(部屋)を識別するための部屋IDと、住戸に設置されている住戸施解錠装置16を識別するための住戸施解錠装置IDと、集合住宅に設置されているエントランス施解錠装置14を識別するためのエントランス施解錠装置IDと、が関連付けされて記憶されている。
集合住宅の管理会社やオーナー等は、集合住宅内の住戸(部屋)の出入口(玄関)等に住戸施解錠装置16を設置した場合には、管理端末12の入力装置27や表示装置28等を用いて、該当する集合住宅の建物IDに対応する部屋ID,住戸施解錠装置IDを登録する。例えば、建物ID1111111の集合住宅内の部屋ID101の住戸(部屋)に、住戸施解錠装置ID00001の住戸施解錠装置16を設置した場合には、管理端末テーブルの建物ID1111111に関連付けて、部屋ID101,住戸施解錠装置ID00001を登録する。
また、集合住宅の管理会社やオーナー等は、集合住宅の入口(エントランス)等にエントランス施解錠装置14を設置した場合には、管理端末12の入力装置27や表示装置28等を用いて、該当する集合住宅の建物IDに対応するエントランス施解錠装置IDを登録する。例えば、建物ID1111111の集合住宅に、エントランス施解錠装置ID1001のエントランス施解錠装置14を設置した場合には、管理端末テーブルの建物ID1111111に関連付けて、エントランス施解錠装置ID10001を登録する。
管理端末12のCPU21は、この管理端末テーブルを参照することで、例えば、建物ID1111111の集合住宅には、エントランス施解錠装置ID1001が付与されたエントランス施解錠装置14が設置されていることや、建物ID1111111の集合住宅には、部屋ID101〜ID203の6戸の住戸(部屋)があることや、部屋ID101〜ID203が付与された住戸(部屋)には、それぞれ、住戸施解錠装置ID00001〜ID00006が付与された住戸施解錠装置16が設置されていること、などの認識が可能である。
<エントランス施解錠装置テーブル>
次に、図3(b)を用いて、管理端末12の記憶装置26とエントランス施解錠装置14の記憶装置36に記憶されるエントランス施解錠装置テーブルについて説明する。なお、図3(b)は、エントランス施解錠装置テーブルの一例を示した図である。
このエントランス施解錠装置テーブルには、エントランス施解錠装置14ごとに付与されるエントランス施解錠装置IDと、通信IDと、1または複数のカードデータと、1または複数のコードが関連付けされて記憶されている。ここで、カードデータとは、後述するICカードに付与された識別番号のことであり、コードとは、後述するワンタイムパスワードに対応するコード(ワンタイムパスコード)のことである。
詳細は後述するが、エントランス施解錠装置14は、管理端末12から認証情報を受信した場合に、エントランス施解錠装置テーブルのエントランス施解錠装置IDに関連付けて、認証情報に含まれるコードを登録する(図4のステップS301〜S302)。また、エントランス施解錠装置14は、管理端末12からカードデータを受信した場合に、エントランス施解錠装置テーブルのエントランス施解錠装置IDに関連付けて、カードデータを登録する(図6のステップS307〜S308)。
また、詳細は後述するが、管理端末12は、エントランス施解錠装置14から更新終了通知を受信した場合に、エントランス施解錠装置テーブルのエントランス施解錠装置IDに関連付けて、認証情報に含まれるコードを登録する(図4のステップS205〜S206)。
なお、本例では、ネットワークNWのトラフィックを削減するために、エントランス施解錠装置テーブルをエントランス施解錠装置14と管理端末12の両方で記憶する例について説明するが、トラフィックがそれほど問題にならない環境下では、管理端末12のみで記憶するように構成し、エントランス施解錠装置14が必要に応じて管理端末12からエントランス施解錠装置テーブルの情報を取得するように構成してもよい。
管理端末12のCPU21およびエントランス施解錠装置14のCPU31は、このエントランス施解錠装置テーブルを参照することで、例えば、エントランス施解錠装置ID1001のエントランス施解錠装置14に設定されたカードデータ,コードが認識可能である。
<住戸施解錠装置テーブル>
次に、図3(c)を用いて、管理端末12の記憶装置26と住戸施解錠装置16の記憶装置46に記憶される住戸施解錠装置テーブルについて説明する。なお、図3(c)は、住戸施解錠装置テーブルの一例を示した図である。
この住戸施解錠装置テーブルには、住戸施解錠装置16ごとに付与される住戸施解錠装置IDと、通信IDと、1または複数のカードデータと、1または複数のコードと、ワンタイムパスワードの有効期間の開始日時と、ワンタイムパスワードの有効期間の終了日時が関連付けされて記憶されている。
詳細は後述するが、住戸施解錠装置16は、管理端末12から認証情報を受信した場合に、住戸施解錠装置テーブルの住戸施解錠装置IDに関連付けて、認証情報に含まれるコードを登録する(図4のステップS401〜S402)。また、住戸施解錠装置16は、ICカードの登録操作を受け付けた場合に、住戸施解錠装置テーブルの住戸施解錠装置IDに関連付けて、カードデータを登録する(図5のステップS407〜S409)。
また、詳細は後述するが、管理端末12は、住戸施解錠装置16から更新終了通知を受信した場合に、住戸施解錠装置テーブルの住戸施解錠装置IDに関連付けて、認証情報に含まれるコードを登録する(図4のステップS205〜S206)。また、管理端末12は、住戸施解錠装置16からカードデータを受信した場合に、住戸施解錠装置テーブルの住戸施解錠装置IDに関連付けて、カードデータを登録する(図6のステップS208〜S209)。
なお、本例では、ネットワークNWのトラフィックを削減するために、住戸施解錠装置テーブルを住戸施解錠装置16と管理端末12の両方で記憶する例について説明するが、トラフィックがそれほど問題にならない環境下では、管理端末12のみで記憶するように構成し、住戸施解錠装置16が必要に応じて管理端末12から住戸施解錠装置テーブルの情報を取得するように構成してもよい。
管理端末12のCPU21および住戸施解錠装置16のCPU41は、この住戸施解錠装置テーブルを参照することで、例えば、住戸施解錠装置ID00001の住戸施解錠装置16に設定されたカードデータ,コード,ワンタイムパスワードの有効期間の開始日時および終了日時が認識可能である。
<入館・入室管理>
次に、図4〜図6を用いて、入館・入室管理システム10による入館・入室管理について説明する。なお、図4〜図6は、入館・入室管理における端末および装置の処理の流れの一例を示したフローチャートである。
<入館・入室管理/入室希望者による入室の予約>
入室希望者18(例えば、入居者の親族、友達、家政婦、ホームヘルパー、内覧希望者等)は、ステップS101において、パソコン、スマートフォン、タブレット型端末等を用いて、管理端末12によって提供される入室予約ウェブページにアクセスし、入室を希望する建物(集合住宅)や部屋(住戸)、入室希望日等を選択し、入室の予約を行う。
<入館・入室管理/管理端末による認証情報の生成と装置への送信>
管理端末12は、ステップS201において、入室希望者18から入室の予約を受け付けたか否かを判定する。入室の予約を受け付けた場合には、ステップS202において、図3(a)を用いて説明した管理端末テーブルを参照し、入室予約ウェブページを通じて取得した建物(集合住宅)と部屋(住戸)に対応する建物IDと部屋IDに基づいて、建物に設置されているエントランス施解錠装置14のエントランス施解錠装置IDと、住戸(部屋)に設置されている住戸施解錠装置16の住戸施解錠装置IDを取得する。
続いて、管理端末12は、ステップS203において、ワンタイムパスワード(以下、「OTP」と称する場合がある。)を生成するとともに、入室予約ウェブページを通じて取得した入室希望日に基づいて、OTPの有効期間の開始日時(例えば、入室希望日の午前9時)と終了日時(例えば、入室希望日の翌日の午後5時)を設定する。以下、OTP、OTPの有効期間の開始日時・終了日時を総称して「認証情報」と称する。
続いて、管理端末12は、ステップS204において、ステップS202で取得したエントランス施解錠装置IDを参照し、対応するエントランス施解錠装置14に向けて、認証情報を送信するとともに、ステップS202で取得した住戸施解錠装置IDを参照し、対応する住戸施解錠装置16に向けて、認証情報を送信する。
<入館・入室管理/装置14,16における認証情報の受信と登録>
エントランス施解錠装置14は、ステップS301において、認証情報を受信したか否かを判定し、受信した場合には、次のステップS302において、図3(b)を用いて説明したエントランス施解錠装置テーブルに、管理端末12から受信した認証情報を記憶し、エントランス施解錠装置テーブルを更新する。また、次のステップS303において、エントランス施解錠装置テーブルの更新が終了したことを知らせる更新終了通知を、管理端末12に向けて送信する。
なお、本例では、ネットワークNWのトラフィックを削減するために、エントランス施解錠装置テーブルをエントランス施解錠装置14と管理端末12の両方で記憶する例について説明するが、トラフィックがそれほど問題にならない環境下では、管理端末12のみで記憶するように構成し、エントランス施解錠装置14が必要に応じて管理端末12からエントランス施解錠装置テーブルの情報を取得するように構成してもよい。
住戸施解錠装置16は、ステップS401において、認証情報を受信したか否かを判定し、受信した場合には、次のステップS402において、図3(c)を用いて説明した住戸施解錠装置テーブルに、管理端末12から受信した認証情報を記憶し、住戸施解錠装置テーブルを更新する。また、次のステップS403において、住戸施解錠装置テーブルの更新が終了したことを知らせる更新終了通知を、管理端末12に向けて送信する。
なお、本例では、ネットワークNWのトラフィックを削減するために、住戸施解錠装置テーブルを住戸施解錠装置16と管理端末12の両方で記憶する例について説明するが、トラフィックがそれほど問題にならない環境下では、管理端末12のみで記憶するように構成し、住戸施解錠装置16が必要に応じて管理端末12から住戸施解錠装置テーブルの情報を取得するように構成してもよい。
<入館・入室管理/管理端末による認証情報の登録と入室希望者への送信>
管理端末12は、ステップS205において、エントランス施解錠装置14または住戸施解錠装置16から更新終了通知を受信したか否かを判定する。
エントランス施解錠装置14から更新終了通知を受信した場合には、記憶装置26に記憶しているエントランス施解錠装置テーブルに、管理端末12から受信した認証情報を記憶し、エントランス施解錠装置テーブルを更新する。一方、住戸施解錠装置16から更新終了通知を受信した場合には、記憶装置26に記憶している住戸施解錠装置テーブルに、管理端末12から受信した認証情報を記憶し、住戸施解錠装置テーブルを更新する。
続いて、管理端末12は、ステップ207において、ステップS203で生成した認証情報を、入室予約ウェブページやメール等を通じて、入室希望者18が利用するパソコン、スマートフォン、タブレット型端末に向けて送信する。
<入館・入室管理/装置の解錠>
図5は、入館・入室希望者18による認証情報の入力操作以降の、入館・入室管理における端末および装置の処理の流れの一例を示したフローチャートである。
入室希望者18は、ステップS202において、入室を希望する部屋(住戸)がある建物(集合住宅)に出向き、建物(集合住宅)に設置されたエントランス施解錠装置14の入力装置37等を用いて、入室予約ウェブページやメール等を通じて取得したOTPを入力する。
エントランス施解錠装置14は、ステップS304において、認証情報(OTP)の入力があったか否かを判定し、認証情報(OTP)の入力があった場合には、次のステップS305において、記憶装置36に記憶しているエントランス施解錠装置テーブルを参照し、現在の時刻がOTPの有効期間内であるか否かを判定し、該当する場合には、駆動部34等を用いてエントランス施解錠装置14の解錠(例えば、自動ドアの開放)を行う。
続いて、入室希望者18は、入室を希望する部屋(住戸)まで移動し、当該部屋(住戸)に設置された住戸施解錠装置16の入力装置47等を用いて、入室予約ウェブページやメール等を通じて取得したOTPを入力する。
住戸施解錠装置16は、ステップS404において、認証情報(OTP)の入力があったか否かを判定し、認証情報(OTP)の入力があった場合には、次のステップS405において、記憶装置46に記憶している住戸施解錠装置テーブルを参照し、現在の時刻がOTPの有効期間内であるか否かを判定し、該当する場合には、駆動部44等を用いて住戸施解錠装置16の解錠(例えば、電子錠の解錠)を行う。
これにより、入室希望者18は、入室を希望する部屋(住戸)への入室が可能となるがセキュリティ上の理由から、認証情報(OTP)には予め有効期間が設定されているため、有効期間経過後の入室を希望する場合には、次に説明するICカードの登録が必要となる。
本例に係る入館・入室管理システム10によれば、入居者が不在の場合であっても入室希望者を集合住宅の住戸に入室させることが可能であるという利便性を備えながらも、OTPに有効期限を設けていることから、入室に関して十分なセキュリティを確保することができ、入室希望者に対しては鍵を貸与する必要がなく、管理会社やオーナー等の負担を大幅に軽減することができる。
<ICカードの登録>
入居を希望する入室希望者18は、管理会社やオーナー等から付与されたICカードの登録を行う。具体的には、入室希望者18は、入居を希望する部屋(住戸)に設置された住戸施解錠装置16の入力装置47等を用いて、ICカードのカードデータ(ICカードに付与された識別番号)の登録操作を行う。
住戸施解錠装置16は、ステップS407において、ICカードのカードデータの登録操作があったか否かを判定し、登録操作があった場合には、ステップS409において、住戸施解錠装置テーブルに、登録操作によって取得したカードデータを記憶し、住戸施解錠装置テーブルを更新する。
また、住戸施解錠装置16は、ステップS410において、取得したカードデータに、自身の住戸施解錠装置IDを付与して、管理端末12に向けて送信する。
図6は、住戸施解錠装置16によるカードデータ送信後の、入館・入室管理における端末および装置の処理の流れの一例を示したフローチャートである。
管理端末12は、ステップS208において、カードデータを受信したか否かを判定する。カードデータを受信した場合には、ステップS209において、記憶装置26に記憶している住戸施解錠装置テーブルを参照し、受信した住戸施解錠装置IDに、受信したカードデータを関連付けして記憶し、住戸施解錠装置テーブルを更新する。
続いて、管理端末12は、ステップS210において、記憶装置26に記憶している管理端末テーブルを参照し、受信した住戸施解錠装置IDに基づいて、当該住戸の集合住宅に設置されているエントランス施解錠装置14に対応するエントランス施解錠装置IDを取得し、当該エントランス施解錠装置IDが付与されたエントランス施解錠装置14に向けてカードデータを送信する。
また、続くステップS211においては、記憶装置26に記憶しているエントランス施解錠装置テーブルを参照し、ステップS210で取得したエントランス施解錠装置IDに、送信したカードデータを関連付けして記憶し、エントランス施解錠装置テーブルを更新する。
カードデータを受信したエントランス施解錠装置14は、ステップS308において、記憶装置36に記憶しているエントランス施解錠装置テーブルを参照し、自身のエントランス施解錠装置IDに、受信したカードデータを関連付けして記憶し、エントランス施解錠装置テーブルを更新する。
<入館・入室管理/ICカードによる解錠>
ICカードを登録した入室希望者18が、エントランス施解錠装置14の入力装置37等を用いてICカードの情報を読込ませると、エントランス施解錠装置14は、記憶装置36に記憶しているエントランス施解錠装置テーブルを参照し、ICカードが登録されているか否かを判定し、登録されている場合には、駆動部34等を用いてエントランス施解錠装置14の解錠(例えば、自動ドアの開放)を行う。
続いて、入室希望者18が、部屋(住戸)に設置された住戸施解錠装置16の入力装置47等を用いてICカードの情報を読込ませると、住戸施解錠装置16は、記憶装置46に記憶している住戸施解錠装置テーブルを参照し、ICカードが登録されているか否かを判定し、登録されている場合には、駆動部44等を用いて住戸施解錠装置16の解錠(例えば、電子錠の解錠)を行う。
これにより、ICカードを登録した入室希望者18は、入室を希望する部屋(住戸)への入室が可能となる。
本例に係る入館・入室管理システム10によれば、入居者が不在の場合であっても、入室希望者が集合住宅への入館や住戸への入室が可能であるという利便性を備えながらも、入館および入室に関して十分なセキュリティを確保することができ、入室希望者に対しては鍵を貸与する必要がなく、管理会社やオーナー等の負担を大幅に軽減することができる。
また、新規の入居者の入居時には、退去者が利用していたICカードのカードデータをエントランス施解錠装置テーブルおよび住戸施解錠装置テーブルから削除した上で、新規の入居者が同様の手順でICカードの登録を行えばよい。
本例に係る入館・入室管理システム10によれば、入居者の入退去時における鍵の交換や設定変更等を不要にすることが可能で、管理会社やオーナー等の負担を大幅に軽減することができる。
なお、カードデータの削除についても、カードデータの登録と同様に、住戸施解錠装置16によってカードデータの削除を行うと、管理端末12がエントランス施解錠装置14に対してカードデータの削除を指令するように構成すれば、入居者の入退去時における管理会社やオーナー等の負担を大幅に軽減することができる上に、エントランス施解錠装置14におけるカードデータの削除忘れ(人為的ミス)を防止することができ、防犯性を向上させることができる。
以上説明したように、本発明に係る入館・入室管理システム(例えば、図1に示す入館・入室管理システム10)は、管理端末(例えば、図1に示す管理端末12)と、前記管理端末と通信可能に接続されたエントランス施解錠装置(例えば、図1に示すエントランス施解錠装置14)および住戸施解錠装置(例えば、図1に示す住戸施解錠装置16)を有して構成され、集合住宅への入館および住戸の入室を管理することが可能な入館・入室管理システムであって、前記エントランス施解錠装置は、前記集合住宅の入口を施解錠することが可能な装置であり、前記住戸施解錠装置は、前記住戸の出入口を施解錠することが可能な装置であり、前記管理端末は、入室希望者の操作により入室の予約を受け付ける予約受付手段(例えば、図4に示すステップS201の処理)と、前記予約に対応した認証情報を生成する認証情報生成手段(例えば、図4に示すステップS203の処理)と、前記入室希望者が所持する通信端末に向けて前記認証情報を送信する認証情報送信手段(例えば、図4に示すステップS207の処理)と、を有し、前記認証情報には、ワンタイムパスワードが含まれ、前記エントランス施解錠装置は、前記ワンタイムパスワードが入力された場合に、前記集合住宅の入口の解錠を行い、前記住戸施解錠装置は、前記ワンタイムパスワードが入力された場合に、前記住戸の出入口の解錠を行う、ことを特徴とする入館・入室管理システムである。
本発明に係る入館・入室管理システムによれば、入居者が不在の場合であっても入室希望者が集合住宅への入館および住戸への入室が可能であるという利便性を備えながらも、集合住宅の入館および住戸の入室に関して十分なセキュリティを確保することができ、入室希望者に対しては鍵を貸与する必要がなく、入居者の入退去時における鍵の交換や設定変更等を不要にすることが可能で、管理会社やオーナー等の負担を大幅に軽減することができる。
また、前記認証情報には、前記ワンタイムパスワードの有効期間の情報(例えば、図3(b)に示す開始日時と終了日時)がさらに含まれ、前記エントランス施解錠装置は、前記ワンタイムパスワードが入力されたときに、該ワンタイムパスワードの有効期間内である場合には、前記集合住宅の入口の解錠を行い、前記住戸施解錠装置は、前記ワンタイムパスワードが入力されたときに、該ワンタイムパスワードの有効期間内である場合には、前記住戸の出入口の解錠を行うものであってもよい。
このような構成とすれば、ワンタイムパスワードの有効期間の経過後は入室希望者の入室を制限することができ、防犯性を高めることができるとともに、鍵の回収等が不要なため、管理会社やオーナー等の負担を軽減することができる。
また、前記エントランス施解錠装置は、前記認証情報とは異なる識別情報(例えば、ICカードのカードデータ)を登録可能なエントランス施解錠装置テーブル(例えば、図3(b)に示すエントランス施解錠装置テーブル)を備え、前記住戸施解錠装置は、前記識別情報を登録可能な住戸施解錠装置テーブル(例えば、図3(c)に示す住戸施解錠装置テーブル)を備え、前記エントランス施解錠装置は、前記ワンタイムパスワードの有効期間が経過した場合であっても、前記エントランス施解錠装置テーブルに前記識別情報が登録されているときは、前記集合住宅の入口の解錠を行い、前記住戸施解錠装置は、前記ワンタイムパスワードの有効期間が経過した場合であっても、前記住戸施解錠装置テーブルに前記識別情報が登録されているときは、前記住戸の出入口の解錠を行うものであってもよい。
このような構成とすれば、入居者が不在の場合であっても、入室希望者が集合住宅への入館および住戸への入室が可能であるという利便性を備えながらも、入館および入室に関して十分なセキュリティを確保することができ、入室希望者に対しては鍵を貸与する必要がなく、管理会社やオーナー等の負担を大幅に軽減することができる。
また、前記住戸施解錠装置は、前記識別情報を前記住戸施解錠装置テーブルに登録することが可能な識別情報登録手段(例えば、図5に示すステップS409の処理)を備え、前記識別情報登録手段は、前記識別情報を前記住戸施解錠装置テーブルに登録した場合に、該識別情報を前記管理端末に向けて送信し(例えば、図5に示すステップS410の処理)、前記管理端末は、前記識別情報登録手段から受信した前記識別情報を、前記エントランス施解錠装置に向けて送信し(例えば、図6に示すステップS210の処理)、前記エントランス施解錠装置は、前記管理端末から受信した前記識別情報を、前記エントランス施解錠装置テーブルに登録するもの(例えば、図6に示すステップS308の処理)であってもよい。
このような構成とすれば、エントランス施解錠装置に対する識別番号(ICカードのカードデータ)の登録が自動で(人手によらずに)行われるため、登録時における管理会社やオーナー等の負担を大幅に軽減することができる上に、エントランス施解錠装置における識別番号の登録忘れ(人為的ミス)を防止することができる。
また、前記住戸施解錠装置は、前記識別情報を前記住戸施解錠装置テーブルから削除することが可能な識別情報削除手段を備え、前記識別情報削除手段は、前記識別情報を前記住戸施解錠装置テーブルから削除した場合に、該識別情報を前記管理端末に向けて送信し、前記管理端末は、前記識別情報削除手段から受信した前記識別情報を、前記エントランス施解錠装置に向けて送信し、前記エントランス施解錠装置は、前記管理端末から受信した前記識別情報を、前記エントランス施解錠装置テーブルから削除するものであってもよい。
このような構成とすれば、エントランス施解錠装置に対する識別番号(ICカードのカードデータ)の削除が自動で(人手によらずに)行われるため、入居者の入退去時における管理会社やオーナー等の負担を大幅に軽減することができる上に、エントランス施解錠装置におけるカードデータの削除忘れ(人為的ミス)を防止することができ、防犯性を向上させることができる。
また、前記住戸施解錠装置は、前記認証情報を前記住戸施解錠装置テーブルに登録することが可能な認証情報登録手段を備え、前記認証情報登録手段は、前記認証情報を前記住戸施解錠装置テーブルに登録した場合に、該認証情報を前記管理端末に向けて送信し、前記管理端末は、前記認証情報登録手段から受信した前記認証情報を、前記エントランス施解錠装置に向けて送信し、前記エントランス施解錠装置は、前記管理端末から受信した前記認証情報を、前記エントランス施解錠装置テーブルに登録するものであってもよい。
このような構成とすれば、エントランス施解錠装置に対する認証情報(ワンタイムパスワード)の登録が自動で(人手によらずに)行われるため、登録時における管理会社やオーナー等の負担を大幅に軽減することができる上に、エントランス施解錠装置における認証情報の登録忘れ(人為的ミス)を防止することができる。
なお、本発明に係る入館・入室管理システムの構成は、上記実施形態に係る入館・入室管理システム10の構成に限定されるものではなく、例えば、住戸施解錠装置は、電子錠に限定されず、他の錠を適用してもよい。また、エントランス施解錠装置は、自動ドアを備えた装置に限定されず、例えば、入場ゲート等を備えた装置であってもよい。また、エントランス施解錠装置は、1つに限定されず、集合住宅に複数、設置してもよい。
また、OTPの登録についても、カードデータの登録と同様に、住戸施解錠装置16によってOTPの登録を行うと、管理端末12がエントランス施解錠装置14に対してOTPの登録を指令するように構成すれば、エントランス施解錠装置における制御負担を軽減することができる。
本発明に係る入館・入室管理システムおよびこれに用いられる施解錠装置は、集合住宅(マンションやアパート等)の住戸(部屋)の入館・入室管理に広く適用することができる。
NW ネットワーク
10 入館・入室管理システム
12 管理端末
14 エントランス施解錠装置
16 住戸施解錠装置
18 通信端末
21、31、41 CPU
22、32、42 ROM
23、33、43 RAM
24 記録媒体
25 外部記憶ドライブ
26、36、46 記憶装置
27、37、47 入力装置
28、38、48 表示装置
29、39、49 通信部
34、44 駆動部
35 撮像部

Claims (7)

  1. 管理端末と、前記管理端末と通信可能に接続されたエントランス施解錠装置および住戸施解錠装置を有して構成され、集合住宅への入館および住戸への入室を管理することが可能な入館・入室管理システムであって、
    前記エントランス施解錠装置は、前記集合住宅の入口を施解錠することが可能な装置であり、
    前記住戸施解錠装置は、前記住戸の出入口を施解錠することが可能な装置であり、
    前記管理端末は、
    入室希望者の操作により入室の予約を受け付ける予約受付手段と、
    前記予約に対応した認証情報を生成する認証情報生成手段と、
    前記入室希望者が所持する通信端末に向けて前記認証情報を送信する認証情報送信手段と、を有し、
    前記認証情報には、ワンタイムパスワードが含まれ、
    前記エントランス施解錠装置は、前記ワンタイムパスワードが入力された場合に、前記集合住宅の入口の解錠を行い、
    前記住戸施解錠装置は、前記ワンタイムパスワードが入力された場合に、前記住戸の出入口の解錠を行う、
    ことを特徴とする入館・入室管理システム。
  2. 請求項1に記載の入館・入室管理システムであって、
    前記認証情報には、前記ワンタイムパスワードの有効期間の情報がさらに含まれ、
    前記エントランス施解錠装置は、前記ワンタイムパスワードが入力されたときに、該ワンタイムパスワードの有効期間内である場合には、前記集合住宅の入口の解錠を行い、
    前記住戸施解錠装置は、前記ワンタイムパスワードが入力されたときに、該ワンタイムパスワードの有効期間内である場合には、前記住戸の出入口の解錠を行う、
    ことを特徴とする入館・入室管理システム。
  3. 請求項2に記載の入館・入室管理システムであって、
    前記エントランス施解錠装置は、前記認証情報とは異なる識別情報を登録可能なエントランス施解錠装置テーブルを備え、
    前記住戸施解錠装置は、前記識別情報を登録可能な住戸施解錠装置テーブルを備え、
    前記エントランス施解錠装置は、前記ワンタイムパスワードの有効期間が経過した場合であっても、前記エントランス施解錠装置テーブルに前記識別情報が登録されているときは、前記集合住宅の入口の解錠を行い、
    前記住戸施解錠装置は、前記ワンタイムパスワードの有効期間が経過した場合であっても、前記住戸施解錠装置テーブルに前記識別情報が登録されているときは、前記住戸の出入口の解錠を行う、
    ことを特徴とする入館・入室管理システム。
  4. 請求項3に記載の入館・入室管理システムであって、
    前記住戸施解錠装置は、前記識別情報を前記住戸施解錠装置テーブルに登録することが可能な識別情報登録手段を備え、
    前記識別情報登録手段は、前記識別情報を前記住戸施解錠装置テーブルに登録した場合に、該識別情報を前記管理端末に向けて送信し、
    前記管理端末は、前記識別情報登録手段から受信した前記識別情報を、前記エントランス施解錠装置に向けて送信し、
    前記エントランス施解錠装置は、前記管理端末から受信した前記識別情報を、前記エントランス施解錠装置テーブルに登録する、
    ことを特徴とする入館・入室管理システム。
  5. 請求項3または請求項4に記載の入館・入室管理システムであって、
    前記住戸施解錠装置は、前記識別情報を前記住戸施解錠装置テーブルから削除することが可能な識別情報削除手段を備え、
    前記識別情報削除手段は、前記識別情報を前記住戸施解錠装置テーブルから削除した場合に、該識別情報を前記管理端末に向けて送信し、
    前記管理端末は、前記識別情報削除手段から受信した前記識別情報を、前記エントランス施解錠装置に向けて送信し、
    前記エントランス施解錠装置は、前記管理端末から受信した前記識別情報を、前記エントランス施解錠装置テーブルから削除する、
    ことを特徴とする入館・入室管理システム。
  6. 請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載の入館・入室管理システムであって、
    前記住戸施解錠装置は、前記認証情報を前記住戸施解錠装置テーブルに登録することが可能な認証情報登録手段を備え、
    前記認証情報登録手段は、前記認証情報を前記住戸施解錠装置テーブルに登録した場合に、該認証情報を前記管理端末に向けて送信し、
    前記管理端末は、前記認証情報登録手段から受信した前記認証情報を、前記エントランス施解錠装置に向けて送信し、
    前記エントランス施解錠装置は、前記管理端末から受信した前記認証情報を、前記エントランス施解錠装置テーブルに登録する、
    ことを特徴とする入館・入室管理システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の前記住戸施解錠装置である、
    ことを特徴とする施解錠装置。
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