JP4246573B2 - 入退室管理システムおよび入退室管理方法 - Google Patents

入退室管理システムおよび入退室管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば事業所等の施設内を通行する個人の入退室を各個人が所持するカードを用いて管理する入退室管理システムおよび入退室管理方法に関し、特に施設を訪れた訪問者の受付を行い、訪問者の施設内の通行を管理することができる入退室管理システムおよび入退室管理方法に関するものである。
従来より、施設内を通行する個人の入退室を各個人が所持するカードを用いて管理する入退室管理システムが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
このようなシステムでは、一時的な訪問者に対しては、(A)受付において訪問者の氏名、訪問相手、訪問の目的等を告げて訪問相手を呼び出し、呼び出された訪問者の先導によってゲートを通過する、(B)受付において訪問者の氏名、訪問相手、訪問の目的等を予め用意されたビジターカードに記録し、このビジターカードと同様の情報をゲートに登録して、訪問者がビジターカードを用いてゲートを通過できるようにする、(C)システムの照合装置に予め最低限の情報が登録されたカードを訪問者に渡して、訪問者がこのカードを用いてゲートを通過できるようにする、といった対応をとっていた。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特開2001−202090号公報 特開2000−113045号公報
しかしながら、前述の(A)の方法では、呼び出された訪問相手が受付まで訪問者を迎えに行かなければならないという問題点があった。また、(A)の方法では、訪問相手のカードを使って訪問者を通過させることになるので、同じカードで2回続けて入室または退室できないように規制するアンチパスバック機能や友連れ禁止機能を備えたゲートの通過ができないという問題点があった。
また、前述の(B)の方法では、訪問者に渡すビジターカードと同様の情報をゲートに設定する必要があり、さらに大規模なシステムでは、設定の内容をシステム全体にも設定する必要があり、設定に手間がかかるという問題点があった。
また、前述の(C)の方法では、予め最低限の情報を登録したカードを訪問相手の所属先毎に用意する必要があり、多数のカードを用意しなければならないという問題点があった。さらに、(C)の方法では、訪問者を目的の場所まで通過させるために必要な最低限の情報を登録したカードを用いるため、訪問者の通行を細かく管理することができないという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、訪問者の受付に際してシステムに対する設定の手間を省き、また訪問者の通行を細かく管理することができる入退室管理システムおよび入退室管理方法を提供することを目的とする。
本発明は、施設内を通行する個人の入退室を情報の書き込みおよび読み出しが可能なカードを用いて管理する入退室管理システムにおいて、施設内の関係者に対して発行されたカードの識別番号と、施設内の通行に関する権限のレベルを示すアクセスレベル番号とを関係者毎に予め記憶する第1の記憶手段と、施設を訪れた訪問者に対して、訪問相手の識別番号とアクセスレベル番号とを前記第1の記憶手段から取得して、この取得した情報を記録したビジターカードを発行する受付手段と、施設内のドアに接近した個人が所持するカードを検出して情報を読み出す読出手段と、この読出手段によって読み出されたカードの識別番号と前記第1の記憶手段に記憶された識別番号とを照合して個人認証を行う照合手段と、前記読出手段によって検出されたカードが前記関係者のカードで、かつ前記識別番号の照合が一致した場合、このカードから読み出された識別番号に対応するアクセスレベル番号を前記第1の記憶手段から取得して、取得したアクセスレベル番号に基づいて前記関係者の通行を許可するかどうかを判定する第1の通行許可判定手段と、前記読出手段によって検出されたカードが前記訪問者のビジターカードで、かつ前記識別番号の照合が一致した場合、このカードから読み出されたアクセスレベル番号に基づいて前記訪問者の通行を許可するかどうかを判定する第2の通行許可判定手段と、前記第1の通行許可判定手段または前記第2の通行許可判定手段による通行許可判定の結果に基づいて前記ドアに設けられた電気錠の開閉を制御する制御手段とを有するものである。
また、本発明の入退室管理システムの1構成例は、前記アクセスレベル番号に対応する通行可能時間帯をドア毎に予め記憶する第2の記憶手段を有し、前記第1の記憶手段は、前記識別番号と前記アクセスレベル番号と共に、通行が許可されているドアの番号を示す通行許可ドア番号を関係者毎に予め記憶し、前記受付手段は、訪問相手の通行許可ドア番号を前記第1の記憶手段から取得して、この通行許可ドア番号を前記識別番号と前記アクセスレベル番号と共に前記ビジターカードに記録し、前記第1の通行許可判定手段は、前記カードから読み出された識別番号に対応する通行許可ドア番号を前記第1の記憶手段から取得すると共に、前記カードが検出された場所のドア番号と前記第1の記憶手段から取得したアクセスレベル番号とに対応する通行可能時間帯を前記第2の記憶手段から取得して、前記カードが検出された場所のドア番号と前記通行許可ドア番号と前記通行可能時間帯とに基づいて前記関係者の通行を許可するかどうかを判定し、前記第2の通行許可判定手段は、前記ビジターカードが検出された場所のドア番号と前記ビジターカードから読み出されたアクセスレベル番号とに対応する通行可能時間帯を前記第2の記憶手段から取得して、前記ビジターカードが検出された場所のドア番号と前記ビジターカードから読み出された通行許可ドア番号と前記通行可能時間帯とに基づいて前記訪問者の通行を許可するかどうかを判定するものである。
また、本発明の入退室管理システムの1構成例は、前記訪問者の画像または音声を取得する手段と、前記訪問相手が前記画像または音声により前記訪問者を確認する端末装置とを有するものである。
また、本発明の入退室管理システムの1構成例は、前記読出手段によって検出されたカードが前記関係者のカードの場合、このカードから読み出された識別番号に対応する管理番号を前記第1の記憶手段から取得して、この管理番号と前記関係者の通行の履歴とを対応付けて記録する第1の記録手段と、前記読出手段によって検出されたカードが前記訪問者のビジターカードの場合、このカードから読み出された管理番号と前記訪問者の通行の履歴とを対応付けて記録する第2の記録手段とを有し、前記第1の記憶手段は、前記識別番号と前記アクセスレベル番号と共に、前記関係者に固有の管理番号を関係者毎に予め記憶し、前記受付手段は、前記訪問者に固有の管理番号を前記ビジターカードに記録するものである。
また、本発明は、施設内を通行する個人の入退室を情報の書き込みおよび読み出しが可能なカードを用いて管理する入退室管理方法において、施設内の関係者に対して発行されたカードの識別番号と、施設内の通行に関する権限のレベルを示すアクセスレベル番号とを関係者毎に予め記憶する第1の記憶手順と、施設を訪れた訪問者に対して、訪問相手の識別番号とアクセスレベル番号とを前記第1の記憶手順で記憶した情報から取得して、この取得した情報を記録したビジターカードを発行する受付手順と、施設内のドアに接近した個人が所持するカードを検出して情報を読み出す読出手順と、この読出手順によって読み出したカードの識別番号と前記第1の記憶手順で記憶した識別番号とを照合して個人認証を行う照合手順と、前記読出手順によって検出したカードが前記関係者のカードで、かつ前記識別番号の照合が一致した場合、このカードから読み出した識別番号に対応するアクセスレベル番号を前記第1の記憶手順で記憶した情報から取得して、取得したアクセスレベル番号に基づいて前記関係者の通行を許可するかどうかを判定する第1の通行許可判定手順と、前記読出手順によって検出したカードが前記訪問者のビジターカードで、かつ前記識別番号の照合が一致した場合、このカードから読み出したアクセスレベル番号に基づいて前記訪問者の通行を許可するかどうかを判定する第2の通行許可判定手順と、前記第1の通行許可判定手順または前記第2の通行許可判定手順による通行許可判定の結果に基づいて前記ドアに設けられた電気錠の開閉を制御する制御手順とを有するものである。
また、本発明の入退室管理方法の1構成例は、前記アクセスレベル番号に対応する通行可能時間帯をドア毎に予め記憶する第2の記憶手順を有し、前記第1の記憶手順は、前記識別番号と前記アクセスレベル番号と共に、通行が許可されているドアの番号を示す通行許可ドア番号を関係者毎に予め記憶し、前記受付手順は、訪問相手の通行許可ドア番号を前記第1の記憶手順で記憶した情報から取得して、この通行許可ドア番号を前記識別番号と前記アクセスレベル番号と共に前記ビジターカードに記録し、前記第1の通行許可判定手順は、前記カードから読み出した識別番号に対応する通行許可ドア番号を前記第1の記憶手順で記憶した情報から取得すると共に、前記カードを検出した場所のドア番号と前記第1の記憶手順から取得したアクセスレベル番号とに対応する通行可能時間帯を前記第2の記憶手順で記憶した情報から取得して、前記カードを検出した場所のドア番号と前記通行許可ドア番号と前記通行可能時間帯とに基づいて前記関係者の通行を許可するかどうかを判定し、前記第2の通行許可判定手順は、前記ビジターカードを検出した場所のドア番号と前記ビジターカードから読み出したアクセスレベル番号とに対応する通行可能時間帯を前記第2の記憶手順で記憶した情報から取得して、前記ビジターカードを検出した場所のドア番号と前記ビジターカードから読み出した通行許可ドア番号と前記通行可能時間帯とに基づいて前記訪問者の通行を許可するかどうかを判定するようにしたものである。
また、本発明の入退室管理方法の1構成例は、前記訪問者の画像または音声を取得する手順と、前記訪問相手が前記画像または音声により前記訪問者を確認する手順とを有するものである。
また、本発明の入退室管理方法の1構成例は、前記読出手順によって検出したカードが前記関係者のカードの場合、このカードから読み出した識別番号に対応する管理番号を前記第1の記憶手順で記憶した情報から取得して、この管理番号と前記関係者の通行の履歴とを対応付けて記録する第1の記録手順と、前記読出手順によって検出したカードが前記訪問者のビジターカードの場合、このカードから読み出した管理番号と前記訪問者の通行の履歴とを対応付けて記録する第2の記録手順とを有し、前記第1の記憶手順は、前記識別番号と前記アクセスレベル番号と共に、前記関係者に固有の管理番号を関係者毎に予め記憶し、前記受付手順は、前記訪問者に固有の管理番号を前記ビジターカードに記録するようにしたものである。
本発明によれば、訪問者に対して、訪問相手の識別番号を記録したビジターカードを発行し、読出手段によって読み出されたカードの識別番号と第1の記憶手段に記憶された識別番号とを照合して個人認証を行うようにしたことにより、第1の記憶手段に既に登録されている訪問相手のカードの識別番号を用いて訪問者の認証を行うことができるので、訪問相手が通過可能なドアは訪問者も同様に通過させることができる。その結果、訪問者に対して新たな識別番号を発行する必要がなく、ゲートや照合装置に対する設定の手間を省くことができる。また、訪問相手は、訪問者を受付まで迎えに行く必要がなくなる。また、訪問者のビジターカードに訪問相手のアクセスレベル番号を記録し、読出手段によって検出されたカードが訪問者のビジターカードで、かつ識別番号の照合が一致した場合、ビジターカードから読み出したアクセスレベル番号に基づいて訪問者の通行を許可するかどうかを判定するようにしたので、訪問者の通行に関する権限のレベルを新たに設定することなく、訪問者の通行を細かく規制することができる。さらに、訪問相手の識別番号が記録されたカードであっても、ビジターカードであれば関係者用の第1の通行許可判定手段と異なる第2の通行許可判定手段によって通行許可判定を行うようにしたので、訪問相手のカードと無関係に通行許可判定を行うことができるので、アンチパスバック機能や友連れ禁止機能を備えたドアであっても、訪問者を通過させることができる。
また、アクセスレベル番号に対応する通行可能時間帯をドア毎に予め設定しておくことにより、関係者や訪問者が通行可能な時間帯をドア毎に細かく規制することが容易となる。
また、訪問者の画像または音声を取得する手段と、訪問相手が画像または音声により訪問者を確認する端末装置とを設けることにより、訪問相手(施設内の関係者)は、訪問者をわざわざ出迎えにいくことなく、所属先から訪問者を確認することができる。
また、訪問者に固有の管理番号をビジターカードに記録しておくことで、前述のように訪問相手の識別番号をビジターカードに記録していても、訪問相手と訪問者とを区別して通行の履歴を記録することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態となる入退室管理システムの構成を示すブロック図である。図1の入退室管理システムは、例えば事業所等の施設内で勤務する関係者に対しては施設内の通行を管理するシステムとして機能するが、施設を訪問する訪問者に対しては、通行管理だけでなく、受付業務を行うシステムとしても機能する。
図1の入退室管理システムは、施設を訪れた訪問者の受付を行う受付手段となる受付端末装置1と、施設内の各部屋8(8−11,8−12,8−13,8−21,8−22,8−23・・・・)の出入口のドアに設置された電気錠2(2−11,2−12,2−13,2−21,2−22,2−23・・・・)と、各部屋8の出入口付近に設置され、出入口に接近した個人が所持するICカードを検出して情報を読み出す読出手段となるカードリーダ3(3−11,3−12,3−13,3−21,3−22,3−23・・・・)と、訪問相手が画像または音声により訪問者を確認するための確認端末装置4(4−11,4−12,4−13,4−21,4−22,4−23・・・・)と、ICカードを所持する個人の通行を許可するか否かを判定する照合装置5(5−1,5−2)と、分散配置されたカードリーダ3および照合装置5を遠隔制御する中央監視装置6と、受付端末装置1と照合装置5と中央監視装置6とを接続する通信回線であるネットワーク7とから構成される。
図2は受付端末装置1の構成を示すブロック図である。受付端末装置1は、訪問者あるいは受付担当者が訪問者の個人情報を入力すると共に、訪問相手を選択するための個人情報入力部11と、訪問者の画像または音声を取得する訪問者確認部12と、訪問者に貸し出すビジターICカード(以下、ビジターカードと呼ぶ)を発行するカード発行部13と、ビジターカードに情報を書き込むカード情報書込部14と、ビジターカードから情報を読み出すカード情報読出部15と、受付端末装置全体を制御する制御部16とを有する。
図3はカードリーダ3の構成を示すブロック図である。カードリーダ3は、情報の書き込みおよび読み出しが可能なICカードから情報を読み出すカード情報読出部31と、カードリーダ3の設置場所のドア番号を記憶する記憶部32と、照合装置5による入室許可判断の結果を表示する結果出力部33と、カードリーダ全体を制御する制御部34とを有する。
図4は確認端末装置4の構成を示すブロック図である。確認端末装置4は、訪問相手が訪問者を確認するための表示部41と、訪問相手が訪問者確認の後に訪問者の受付を許可するための受付許可入力部42と、確認端末装置全体を制御する制御部43とを有する。
図5は照合装置5の構成を示すブロック図である。照合装置5は、カードリーダ3によって読み出されたICカードの識別番号(以下、カードIDと呼ぶ)と後述する記憶部56に記憶されたカードIDとを照合して個人認証を行うカードID照合部51と、カードリーダ3によって検出されたカードが関係者のカードの場合に関係者の通行を許可するかどうかを判定する第1の通行許可判定部52と、カードリーダ3によって検出されたカードが訪問者のカードの場合に訪問者の通行を許可するかどうかを判定する第2の通行許可判定部53と、関係者の通行の履歴を記録する第1の記録部54と、訪問者の通行の履歴を記録する第2の記録部55と、関係者の情報を予め記憶する第1の記憶手段および後述する通行可能時間帯をドア毎に予め記憶する第2の記憶手段となる記憶部56と、照合装置全体を制御する制御部57とを有する。
なお、確認端末装置4、照合装置5および中央監視装置6の構成は、CPU、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータとこれらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。
図6(a)は各照合装置5に予め設定される設定情報の1例を示す図、図6(b)はビジターカードに設定される設定情報の1例を示す図である。
照合装置5に設定される設定情報D1は、施設内で勤務する関係者のICカードに付与されたカードIDと、関係者に付与された固有の管理番号と、関係者の氏名と、所属先の名称と、パスワードと、電話番号と、電子メールアドレスと、施設内の通行に関する権限のレベルを示すアクセスレベル番号と、通行が許可されているドアの番号を示す通行許可ドア番号と、ICカードの有効期限と、訪問者に対して発行されたビジターカードか否かを示すビジターフラグとからなる。このような関係者毎の設定情報D1は、施設の管理者によって中央監視装置6に予め設定されており、中央監視装置6から各照合装置5の記憶部56に設定される。
ビジターカードに設定される設定情報D2も、照合装置5の設定情報D1と同様の構成である。図6(a)の照合装置5の設定情報D1では、ビジターフラグが無効を表す空欄になっているのに対し、図6(b)のビジターカードの設定情報D2では、ビジターフラグが有効を表す「*」になっていることが分かる。
また、各照合装置5の記憶部56には、アクセスレベル番号に対応する通行可能時間帯をドア毎に定めた通行可能時間帯テーブルTが設定されている。図7に通行可能時間帯テーブルTの1例を示す。通行可能時間帯テーブルTは、ドア番号とアクセスレベル番号と通行可能時間帯とを対応付けたものである。図7の例では、ドア番号が「1」でアクセスレベル番号が「1」の場合の通行可能時間帯は、7時から21時である。このような通行可能時間帯テーブルTも、管理者によって中央監視装置6に予め設定されており、中央監視装置6から各照合装置5の記憶部56に設定される。
なお、関係者のICカードには、図6(a)の情報を全て記録する必要はなく、少なくともカードIDが記録されていればよい。
以下、本実施の形態の入退室管理システムの動作を説明する。図8は受付端末装置1の動作を示すフローチャート、図9はカードリーダ3の動作を示すフローチャート、図10は照合装置5の動作を示すフローチャートである。
まず、訪問者あるいは施設の受付担当者は、訪問者がビジターカードを持っていない場合(図8ステップ101においてNO)、受付端末装置1の個人情報入力部11を操作して、訪問者の氏名、所属、電話番号、電子メールアドレス等の個人情報を入力し(ステップ102)、続いて訪問相手の関係者を選択する(ステップ103)。訪問相手の選択は、例えば受付端末装置1が中央監視装置6から取得して表示した全関係者の氏名の中から選択するようにすればよい。
一方、訪問者がビジターカードを持っている場合、受付端末装置1のカード情報読出部15は、訪問者のビジターカードから個人情報を読み出した後(ステップ104)、訪問相手の関係者を選択する(ステップ103)。
ステップ103の終了後、受付端末装置1の制御部16は、訪問者の確認を訪問相手に求める(ステップ105)。この訪問者の確認は、以下のようにして行われる。
すなわち、図示しないカメラを備えた訪問者確認部12が訪問者を撮像して、制御部16が訪問者確認部12によって撮像された訪問者の画像を訪問相手が所属する部屋8の確認端末装置4に送る。確認端末装置4の制御部43は、受信した訪問者の画像を表示部41に表示させる。訪問相手は、表示部41に表示された訪問者の画像を見て、訪問者本人に間違いないと判断した場合、受付許可入力部42に受付許可を入力し、訪問者本人とは異なる等の理由により受付を許可すべきでないと判断した場合、受付不許可を入力する。制御部43は、受付許可入力部42への入力に応じて受付許可信号または受付不許可信号を受付端末装置1に送信する。
なお、本実施の形態では、訪問者を画像で確認するようにしているが、音声で確認するようにしてもよいし、画像と音声を組み合わせてもよい。訪問者を音声で確認するためには、受付端末装置1と確認端末装置4にそれぞれ電話機を設け、訪問者を電話で確認すればよい。
受付端末装置1の制御部16は、受付不許可信号を受信した場合(ステップ106においてNO)、訪問者の受付を拒否する。
受付許可信号を受信し、かつ訪問者がビジターカードを所持していない場合(ステップ107においてNO)、受付端末装置1のカード情報書込部14は、ステップ102で入力された訪問者の個人情報をICカードに書き込むと共に(ステップ108)、カードIDと管理番号とアクセスレベル番号と通行許可ドア番号と有効期限とビジターフラグとをICカードに書き込み(ステップ109)、このような書込がなされたICカードをカード発行部13がビジターカードとして訪問者に発行する(ステップ110)。
一方、受付許可信号を受信し、かつ訪問者がビジターカードを所持している場合(ステップ107においてYES)、カード発行部13にビジターカードを挿入させた後(ステップ111)、カード情報書込部14は、ビジターカードに記録済みのカードIDと管理番号とアクセスレベル番号と通行許可ドア番号と有効期限とビジターフラグとを更新し(ステップ109)、情報が更新されたビジターカードをカード発行部13が訪問者に発行する(ステップ110)。
なお、ステップ109においては、ステップ103で選択された訪問相手のカードID、アクセスレベル番号、通行許可ドア番号が中央監視装置6から取得され、これらが訪問者のカードID、アクセスレベル番号、通行許可ドア番号としてビジターカードに書き込まれる。また、管理番号については、例えば当日の受付順に発行された番号がビジターカードに書き込まれ、有効期限については、所定の日付けが書き込まれる。そして、有効を表す「*」がビジターフラグに設定される。
以上で、受付端末装置1による訪問者の受付が終了する。
次に、入退室管理システムは、訪問者の施設内の通行を管理する。カードリーダ3の制御部34は、ICカードを所持する人が部屋8の出入口に接近してICカードを提示した場合(図9ステップ201)、このICカードからカード情報読出部31を通じてビジターフラグを読み出し、ビジターフラグに基づいてビジターカードか否かを判定する(ステップ202)。
制御部34は、提示されたICカードをビジターカードと判定した場合、ビジターカードからカード情報読出部31を通じて個人情報とカードIDと管理番号とアクセスレベル番号と通行許可ドア番号と有効期限とを読み出して(ステップ203)、読み出したこれらの情報と記憶部32に記憶されたドア番号とを含むビジター照合要求を上位の照合装置5に対して発行し(ステップ204)、照合装置5からの応答を待つ(ステップ205)。
また、制御部34は、提示されたICカードをビジターカードではないと判定した場合、このICカードからカードIDを読み出し(ステップ206)、読み出したカードIDと記憶部32に記憶されたドア番号とを含む通常照合要求を上位の照合装置5に対して発行し(ステップ207)、照合装置5からの応答を待つ(ステップ205)。
照合装置5の制御部57は、カードリーダ3からの照合要求を待っており(図10ステップ301)、ビジター照合要求あるいは通常照合要求を受信すると、カードID照合部51にカードIDに基づく個人認証を実行させる(ステップ302)。カードID照合部51は、受信したビジター照合要求あるいは通常照合要求に含まれるカードIDを抽出して、このカードIDを記憶部56に設定された設定情報D1のカードIDと比較する(ステップ303)。
カードID照合部51は、照合要求から抽出したものと同じカードIDが記憶部56の設定情報D1に存在しない場合、認証失敗とする(ステップ303においてNO)。制御部57は、カードIDに基づく個人認証に失敗した場合、入室を不許可とし、入室不許可信号を要求元のカードリーダ3に送信する(ステップ313)。入室不許可信号を受信したカードリーダ3の制御部34は、結果出力部33に「通行できません」と表示させる(図9ステップ208)。
照合要求から抽出したものと同じカードIDが記憶部56の設定情報D1に存在する場合、カードID照合部51は、認証成功とする。制御部57は、カードIDに基づく個人認証に成功した場合、カードリーダ3からの要求がビジター照合要求かどうかを判定し(ステップ304)、ビジター照合要求である場合、第2の通行許可判定部53に入室許可判断を実行させる。第2の通行許可判定部53は、ビジター照合要求に含まれるアクセスレベル番号と通行許可ドア番号とを抽出して(ステップ305)、抽出したアクセスレベル番号と通行許可ドア番号とに基づいて入室を許可するかどうかを判断する(ステップ306)。
第2の通行許可判定部53は、ビジター照合要求を発したカードリーダ3(ビジターカードを検出したカードリーダ3)の設置場所が通行許可ドア番号で指定されたドアに該当し、かつビジター照合要求を受信した時刻がカードリーダ3の設置場所のドア番号とアクセスレベル番号とに対応する通行可能時間帯内であれば、入室可能な条件を満たしていると判断して、入室を許可する。
例えば、カードID「1002」のビジターカードを所持する訪問者は、図6(b)の通行許可ドア番号から明らかなように、番号「1」,「2」,「3」,「4」のドアの通行が許可されており、アクセスレベル番号は「2」である。記憶部56の通行可能時間帯テーブルTによれば、ドア番号が「1」でアクセスレベル番号が「2」の場合の通行可能時間帯は、7時から20時である。したがって、訪問者が7時から20時の間に、番号「1」のドアを通って入室しようとすれば、この入室は許可される。なお、カードリーダ3の設置場所は、照合要求に含まれるドア番号で認識することができる。
第2の通行許可判定部53は、ビジター照合要求を発したカードリーダ3の設置場所が通行許可ドア番号で指定されたドアでない場合には、入室を不許可とし、この設置場所が通行許可ドア番号で指定されたドアであっても、ビジター照合要求を受信した時刻が設置場所のドア番号とアクセスレベル番号とに対応する通行可能時間帯でない場合には、入室を不許可とする。
また、ステップ304において通常照合要求と判定した場合、照合装置5の制御部57は、第1の通行許可判定部52に入室許可判断を実行させる。第1の通行許可判定部52は、通常照合要求から抽出したカードIDに対応するアクセスレベル番号と通行許可ドア番号とを記憶部56の設定情報D1から読み出して(ステップ307)、読み出したアクセスレベル番号と通行許可ドア番号とに基づいて入室を許可するかどうかを判断する(ステップ306)。この第1の通行許可判定部52による入室許可判断は、アクセスレベル番号と通行許可ドア番号とを記憶部56から取得する点と、カードリーダ3が検出したカードが関係者のICカードである点を除けば、ビジター照合の場合と同じである。
なお、第2の通行許可判定部53は、ビジター照合要求に含まれる有効期限が切れている場合には、入室を不許可とする。同様に、第1の通行許可判定部52は、通常照合要求から抽出したカードIDに対応する有効期限を記憶部56の設定情報D1から読み出したとき、有効期限が切れている場合には、入室を不許可とする。
制御部57は、第2の通行許可判定部53あるいは第1の通行許可判定部52による入室許可判断の結果、入室不許可と判断された場合(ステップ308においてNO)、入室不許可信号を要求元のカードリーダ3に送信する(ステップ313)。入室不許可信号を受信したカードリーダ3の制御部34は、結果出力部33に「通行できません」と表示させる(図9ステップ208)。また、制御部57は、入室許可と判断された場合、照合要求を発したカードリーダ3の設置場所の電気錠2に入室許可信号を送信してドアを解錠させる(ステップ309)。
続いて、制御部57は、カードリーダ3からの要求がビジター照合要求の場合(ステップ310においてYES)、入室を示す情報とビジター照合要求から抽出した個人情報と管理番号とを含む入室履歴データを第2の記録部55から中央監視装置6に送信させる(ステップ311)。また、制御部57は、カードリーダ3からの要求が通常照合要求の場合(ステップ310においてYES)、通常照合要求から抽出したカードIDに対応する管理番号を記憶部56の設定情報D1から取得して、入室を示す情報と管理番号とを含む入室履歴データを第1の記録部54から中央監視装置6に送信させる(ステップ312)。中央監視装置6は、照合装置5から送られた入室履歴データを蓄積する。
履歴データの送信後、制御部57は、入室許可信号を要求元のカードリーダ3に送信する(ステップ313)。入室許可信号を受信したカードリーダ3の制御部34は、結果出力部33に「通行できます」と表示させる(ステップ208)。
以上で、照合装置5の動作が終了し、照合装置5は、カードリーダ3からの照合要求を待つ状態に戻る(ステップ301)。
なお、本実施の形態では、入室の場合のみ説明したが、退室の場合には、退室用カードリーダあるいは入退室共用のカードリーダ3でカードの情報を読み取り、ビジターカードの場合には、退室を示す情報とカードから読み取った個人情報と管理番号とを含む退室履歴データを第2の記録部55から中央監視装置6に送る。また、関係者のICカードの場合には、退室を示す情報とカードから読み取ったカードIDに対応する管理番号を記憶部56から取得して、退室を示す情報と管理番号とを含む退室履歴データを第1の記録部54から中央監視装置6に送る。こうして、施設内を通行する人の入退室を管理することができる。
以上のように、本実施の形態では、訪問者に対して、訪問相手のカードIDを記録したビジターカードを発行し、ビジターカードのカードIDを用いて個人認証を行うようにしたので、訪問相手が通過可能なドアは訪問者も同様に通過させることができる。その結果、訪問者に対して新たなカードIDを発行する必要がなく、照合装置5や中央監視装置6に対する設定の手間を省くことができる。また、訪問者のビジターカードに訪問相手のアクセスレベル番号を記録し、カードリーダ3によって検出されたカードがビジターカードの場合、ビジターカードから読み出したアクセスレベル番号に基づいて訪問者の通行を許可するかどうかを判定するようにしたので、訪問者のアクセスレベルを新たに設定することなく、訪問者の通行を細かく規制することができる。さらに、訪問相手のカードIDが記録されたカードであっても、ビジターカードであれば、訪問相手のICカードと無関係に通行許可判定を行うことができるようにしたので、アンチパスバック機能や友連れ禁止機能を備えたドアであっても、訪問者を通過させることができる。
なお、本実施の形態では、個人認証にカードIDを用いているが、パスワードを用いるようにしてもよい。
本発明は、入退室管理システムにおいて、訪問者の受付と通行の管理を行う場合に適用できる。
本発明の実施の形態となる入退室管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における受付端末装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態におけるカードリーダの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における確認端末装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における照合装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態において照合装置に設定される設定情報および訪問者に貸し出すICカードに設定される設定情報の1例を示す図である。 本発明の実施の形態におけて照合装置に設定される通行可能時間帯テーブルの1例を示す図である。 本発明の実施の形態における受付端末装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるカードリーダの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における照合装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…受付端末装置、2…電気錠、3…カードリーダ、4…確認端末装置、5…照合装置、6…中央監視装置、7…ネットワーク、8…部屋、11…個人情報入力部、12…訪問者確認部、13…カード発行部、14…カード情報書込部、15…カード情報読出部、16…制御部、31…カード情報読出部、32…記憶部、33…結果出力部、34…制御部、41…表示部、42…受付許可入力部、43…制御部、51…カードID照合部、52…第1の通行許可判定部、53…第2の通行許可判定部、54…第1の記録部、55…第2の記録部、56…記憶部、57…制御部。

Claims (8)

  1. 施設内を通行する個人の入退室を情報の書き込みおよび読み出しが可能なカードを用いて管理する入退室管理システムにおいて、
    施設内の関係者に対して発行されたカードの識別番号と、施設内の通行に関する権限のレベルを示すアクセスレベル番号とを関係者毎に予め記憶する第1の記憶手段と、
    施設を訪れた訪問者に対して、訪問相手の識別番号とアクセスレベル番号とを前記第1の記憶手段から取得して、この取得した情報を記録したビジターカードを発行する受付手段と、
    施設内のドアに接近した個人が所持するカードを検出して情報を読み出す読出手段と、
    この読出手段によって読み出されたカードの識別番号と前記第1の記憶手段に記憶された識別番号とを照合して個人認証を行う照合手段と、
    前記読出手段によって検出されたカードが前記関係者のカードで、かつ前記識別番号の照合が一致した場合、このカードから読み出された識別番号に対応するアクセスレベル番号を前記第1の記憶手段から取得して、取得したアクセスレベル番号に基づいて前記関係者の通行を許可するかどうかを判定する第1の通行許可判定手段と、
    前記読出手段によって検出されたカードが前記訪問者のビジターカードで、かつ前記識別番号の照合が一致した場合、このカードから読み出されたアクセスレベル番号に基づいて前記訪問者の通行を許可するかどうかを判定する第2の通行許可判定手段と、
    前記第1の通行許可判定手段または前記第2の通行許可判定手段による通行許可判定の結果に基づいて前記ドアに設けられた電気錠の開閉を制御する制御手段とを有することを特徴とする入退室管理システム。
  2. 請求項1記載の入退室管理システムにおいて、
    前記アクセスレベル番号に対応する通行可能時間帯をドア毎に予め記憶する第2の記憶手段を有し、
    前記第1の記憶手段は、前記識別番号と前記アクセスレベル番号と共に、通行が許可されているドアの番号を示す通行許可ドア番号を関係者毎に予め記憶し、
    前記受付手段は、訪問相手の通行許可ドア番号を前記第1の記憶手段から取得して、この通行許可ドア番号を前記識別番号と前記アクセスレベル番号と共に前記ビジターカードに記録し、
    前記第1の通行許可判定手段は、前記カードから読み出された識別番号に対応する通行許可ドア番号を前記第1の記憶手段から取得すると共に、前記カードが検出された場所のドア番号と前記第1の記憶手段から取得したアクセスレベル番号とに対応する通行可能時間帯を前記第2の記憶手段から取得して、前記カードが検出された場所のドア番号と前記通行許可ドア番号と前記通行可能時間帯とに基づいて前記関係者の通行を許可するかどうかを判定し、
    前記第2の通行許可判定手段は、前記ビジターカードが検出された場所のドア番号と前記ビジターカードから読み出されたアクセスレベル番号とに対応する通行可能時間帯を前記第2の記憶手段から取得して、前記ビジターカードが検出された場所のドア番号と前記ビジターカードから読み出された通行許可ドア番号と前記通行可能時間帯とに基づいて前記訪問者の通行を許可するかどうかを判定することを特徴とする入退室管理システム。
  3. 請求項1記載の入退室管理システムにおいて、
    前記訪問者の画像または音声を取得する手段と、
    前記訪問相手が前記画像または音声により前記訪問者を確認する端末装置とを有することを特徴とする入退室管理システム。
  4. 請求項1記載の入退室管理システムにおいて、
    前記読出手段によって検出されたカードが前記関係者のカードの場合、このカードから読み出された識別番号に対応する管理番号を前記第1の記憶手段から取得して、この管理番号と前記関係者の通行の履歴とを対応付けて記録する第1の記録手段と、
    前記読出手段によって検出されたカードが前記訪問者のビジターカードの場合、このカードから読み出された管理番号と前記訪問者の通行の履歴とを対応付けて記録する第2の記録手段とを有し、
    前記第1の記憶手段は、前記識別番号と前記アクセスレベル番号と共に、前記関係者に固有の管理番号を関係者毎に予め記憶し、
    前記受付手段は、前記訪問者に固有の管理番号を前記ビジターカードに記録することを特徴とする入退室管理システム。
  5. 施設内を通行する個人の入退室を情報の書き込みおよび読み出しが可能なカードを用いて管理する入退室管理方法において、
    施設内の関係者に対して発行されたカードの識別番号と、施設内の通行に関する権限のレベルを示すアクセスレベル番号とを関係者毎に予め記憶する第1の記憶手順と、
    施設を訪れた訪問者に対して、訪問相手の識別番号とアクセスレベル番号とを前記第1の記憶手順で記憶した情報から取得して、この取得した情報を記録したビジターカードを発行する受付手順と、
    施設内のドアに接近した個人が所持するカードを検出して情報を読み出す読出手順と、
    この読出手順によって読み出したカードの識別番号と前記第1の記憶手順で記憶した識別番号とを照合して個人認証を行う照合手順と、
    前記読出手順によって検出したカードが前記関係者のカードで、かつ前記識別番号の照合が一致した場合、このカードから読み出した識別番号に対応するアクセスレベル番号を前記第1の記憶手順で記憶した情報から取得して、取得したアクセスレベル番号に基づいて前記関係者の通行を許可するかどうかを判定する第1の通行許可判定手順と、
    前記読出手順によって検出したカードが前記訪問者のビジターカードで、かつ前記識別番号の照合が一致した場合、このカードから読み出したアクセスレベル番号に基づいて前記訪問者の通行を許可するかどうかを判定する第2の通行許可判定手順と、
    前記第1の通行許可判定手順または前記第2の通行許可判定手順による通行許可判定の結果に基づいて前記ドアに設けられた電気錠の開閉を制御する制御手順とを有することを特徴とする入退室管理方法。
  6. 請求項5記載の入退室管理方法において、
    前記アクセスレベル番号に対応する通行可能時間帯をドア毎に予め記憶する第2の記憶手順を有し、
    前記第1の記憶手順は、前記識別番号と前記アクセスレベル番号と共に、通行が許可されているドアの番号を示す通行許可ドア番号を関係者毎に予め記憶し、
    前記受付手順は、訪問相手の通行許可ドア番号を前記第1の記憶手順で記憶した情報から取得して、この通行許可ドア番号を前記識別番号と前記アクセスレベル番号と共に前記ビジターカードに記録し、
    前記第1の通行許可判定手順は、前記カードから読み出した識別番号に対応する通行許可ドア番号を前記第1の記憶手順で記憶した情報から取得すると共に、前記カードを検出した場所のドア番号と前記第1の記憶手順から取得したアクセスレベル番号とに対応する通行可能時間帯を前記第2の記憶手順で記憶した情報から取得して、前記カードを検出した場所のドア番号と前記通行許可ドア番号と前記通行可能時間帯とに基づいて前記関係者の通行を許可するかどうかを判定し、
    前記第2の通行許可判定手順は、前記ビジターカードを検出した場所のドア番号と前記ビジターカードから読み出したアクセスレベル番号とに対応する通行可能時間帯を前記第2の記憶手順で記憶した情報から取得して、前記ビジターカードを検出した場所のドア番号と前記ビジターカードから読み出した通行許可ドア番号と前記通行可能時間帯とに基づいて前記訪問者の通行を許可するかどうかを判定することを特徴とする入退室管理方法。
  7. 請求項5記載の入退室管理方法において、
    前記訪問者の画像または音声を取得する手順と、
    前記訪問相手が前記画像または音声により前記訪問者を確認する手順とを有することを特徴とする入退室管理方法。
  8. 請求項5記載の入退室管理方法において、
    前記読出手順によって検出したカードが前記関係者のカードの場合、このカードから読み出した識別番号に対応する管理番号を前記第1の記憶手順で記憶した情報から取得して、この管理番号と前記関係者の通行の履歴とを対応付けて記録する第1の記録手順と、
    前記読出手順によって検出したカードが前記訪問者のビジターカードの場合、このカードから読み出した管理番号と前記訪問者の通行の履歴とを対応付けて記録する第2の記録手順とを有し、
    前記第1の記憶手順は、前記識別番号と前記アクセスレベル番号と共に、前記関係者に固有の管理番号を関係者毎に予め記憶し、
    前記受付手順は、前記訪問者に固有の管理番号を前記ビジターカードに記録することを特徴とする入退室管理方法。

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