JPH05314138A - 入退室管理装置 - Google Patents

入退室管理装置

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JPH05314138A
JPH05314138A JP11706792A JP11706792A JPH05314138A JP H05314138 A JPH05314138 A JP H05314138A JP 11706792 A JP11706792 A JP 11706792A JP 11706792 A JP11706792 A JP 11706792A JP H05314138 A JPH05314138 A JP H05314138A
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Japan
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card
security
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room
security rank
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Withdrawn
Application number
JP11706792A
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English (en)
Inventor
Takanao Ochiai
孝直 落合
Masami Yasuda
正己 安田
Hiroki Kishimoto
裕樹 岸本
Chiaki Seto
千明 瀬戸
Masahiko Okano
正彦 岡野
Makoto Sato
佐藤  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 改竄難易度の異なる複数のカードが使用でき
る入退室管理装置に関し、経済性と安全性を備えた入退
室管理装置を提供することを目的とする。 【構成】 部屋等の出入口扉8に設けた電気錠8と、電
気錠7の施錠及び解錠を駆動する錠駆動手段6と、改竄
難易度が異なり、且つ改竄難易度に応じた異なるセキュ
リティランクを有する複数種類のカード媒体10の挿入に
より、複数のカード媒体10の異なるセキュリティランク
を読み取る複数の読取手段5と、読み取られた複数のカ
ード媒体10の異なるセキュリティランクの少なくとも一
方が、部屋等に設定されたセキュリティランクに達して
いるか否かを判定する判定手段9とを備え、判定手段9
による判定の結果、所定のセキュリティランクに達して
いた時だけ錠駆動手段6により電気錠7を解錠する構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セキュリティが要求さ
れる施設等への入室管理に使用される入退室管理装置に
係り、特に改竄難易度の異なる複数のカードを使用し
て、入退室管理を行うことができる入退室管理装置に関
するものである。
【0002】近来、ある程度のセキュリティが要求され
る施設への入室、入場や、出退勤管理、或いは端末装置
利用や金銭の扱いに関する場合の本人確認の手段とし
て、磁気カードが広く用いられており、最近ではカード
内に集積回路を持ったICカードが普及しつつある。
【0003】またカード読取装置とカード間の通信を電
波や磁気等を使う非接触型のカードや、レーザ光等の光
を用いて記憶された情報を読み出す光カードが開発され
ている。
【0004】これらのカード媒体に記憶された情報を読
み出して本人を確認して入退室管理を行うシステムで
は、低価格のカード媒体では改竄し易く、改竄が難しい
カード媒体では価格が高いので、経済的にセキュリティ
を高める方法が望まれている。
【0005】
【従来の技術】図5のブロック図はインテリジェントビ
ルにおける入退室管理(カードゲート:以下CGとい
う)システムの概要を示しており、例えば所定のフロア
毎、或いは部屋毎にCG装置1a,1b,─が配置され、ホス
トコンピュータ(以下ホストという)2に通信回線で夫々
接続されている。
【0006】CG装置1a,1b,─は同じ機能を有するの
で、以下、CG装置1aで説明する。CG装置1aは、制御
部3、ホスト2との交信を行う通信制御部4、カードリ
ーダ5a、電気錠駆動部6a、及び少なくとも1個の電気錠
7aを備え、夫々の電気錠7aは入退管理の対象となる部屋
等の出入口の扉8a毎に設置されている。
【0007】カードリーダ5aは、上記扉8aの近くに設置
され、外部から挿入口50に挿入されたカード10aの情報
を読み取る。ここで、カード10aは、例えば磁気ストラ
イプを有する磁気カードで構成され、所持者に付与され
たセキュリティランク及び識別番号等の情報が記録され
ている。
【0008】制御部3は、CPU及び制御プログラムを
備え、CPUは制御プログラムに従って、通信制御部
4、カードリーダ5a、及び電気錠駆動部6aを制御して、
カード10aから読み取った情報を通信制御部4によりホ
スト2へ送信し、入室許可信号を受信した時だけ電気錠
7aを解錠する。
【0009】電気錠駆動部6aは、制御部3の指令によ
り、電気錠7aの施錠及び解錠を駆動制御する。従って入
室を希望する者(カード所持者)が、カードリーダ5aに
カード10aを挿入すると、個人の識別番号及びセキュリ
ティランクが読み取られ、図示していない操作部から識
別番号を入力し、これらの情報が通信制御部4からホス
ト2へ送られ、ホスト2で予め定められた資格チェック
情報 (識別番号の照合、及び対象の部屋のセキュリティ
ランクとカード10aのセキュリティランクのチェック)
と一致すれば入室許可信号を応答し、不一致の時は不許
可信号を応答する。
【0010】入室許可信号を受信した制御部3は、電気
錠駆動部6aに解錠を指令し、電気錠7aが解錠される。そ
こで出入口の扉8aを開いて入室することができる。不許
可信号を受信した時は、図示省略した表示部に表示、或
いはブザーの鳴動により入室できない旨を報知する。
【0011】なお、カード10aからは識別番号だけを読
み出し、ホスト2へ識別番号を送ってホスト2の図示し
ていない記憶部に格納されている資格情報をCG装置1a
に受信して、CG装置1a内部でカード10aのセキュリテ
ィランクの資格チェックを行う方法等もある。
【0012】資格チェックは、識別番号の照合を行った
後、一般にカード10a(即ち、カード所持者)に与えら
れにセキュリティランクと、CG装置1aが設置された部
屋そのものに与えられるセキュリティランクの組み合わ
せにより判断される。
【0013】ここでセキュリティランクとは、カード10
aに記録されている情報、或いは部屋の種別毎に設定さ
れている情報で、この値の大小に応じて、入退室の資格
制限を行うものと定義する。
【0014】図6に示すように、例えばカード10aのセ
キュリティランクを低い順にA,B,C,─とし、部屋
のセキュリティランクを低い順にL1,L2,L3, ─とする
と、マトリックスに従って、扉の開閉の許可/不許可が
判定される。
【0015】ここでマスターカードはすべての部屋の入
退室が可能なカードで、その他、CG装置1aの保守、調
整のために、装置を設定モードやテストモードのような
特殊な運用状態にすることが可能な保守カードといった
特殊なカードを用意している場合もある。
【0016】また上記例では、カード10aが磁気カード
の場合を説明したが、ICカード、光カード等の場合も
あり、このようなカード媒体に記憶された情報を、故意
に改竄や偽造しにくい度合いを改竄難易度(セキュリテ
ィレベル)と定義しており、改竄や偽造がしにくい程、
改竄難易度が高いものとする。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、磁気カードは、カードが多量に発行されているた
め、価格が安く、JIS又はISOにより規格が統一さ
れており、カードリーダ等の価格も安い。
【0018】しかしながら、磁気カードは、改竄や偽造
が容易であるという欠点があり、近年、急速に普及した
パーソナルコンピュータと磁気カードリーダライタ等の
市販されている装置を用いることにより、比較的容易に
磁気ストライプ中の情報を読み出したり、書き換えたり
することが可能である。
【0019】従って磁気カードを使用した入退室管理で
は、カードに与えられるセキュリティランクが容易に書
き換えられる可能性があり、システムの安全性に疑問が
生じるという問題点がある。
【0020】そこで対応策として、ICカード、非接触
カード、光カード等を用いたカードを使用するシステム
が開発されているが、これらのカード媒体は価格が高い
ため、未だ広く普及はしていない。
【0021】本発明は、磁気カードを基本として価格を
低く抑え、高いセキュリティが要求される場所では、改
竄や偽造に対する安全性の高いカードを使用する経済性
と安全性を備えたCG装置を提供することを目的として
いる。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図を示す。図において、8は出入口扉、10は改竄難
易度が異なり、且つ改竄難易度に応じた異なるセキュリ
ティランクが設定された複数種類のカード媒体、7は建
物或いは部屋の出入口扉8に設けられた電気錠、6は電
気錠7の施錠及び解錠を駆動制御する錠駆動手段、5は
複数種類のカード媒体10の挿入により、各カード媒体10
の異なるセキュリティランクを読み取る複数の読取手
段、9は読取手段5によって読み取られた複数種類のカ
ード媒体10の異なるセキュリティランクの少なくとも一
方が、建物或いは部屋に設定されたセキュリティランク
に達しているか否かを判定する判定手段である。
【0023】従って判定手段9による判定の結果、所定
のセキュリティランクに達していた時だけ錠駆動手段6
により電気錠7を解錠するように構成されている。
【0024】
【作用】複数種類のカード媒体10を夫々異なるセキュリ
ティランクに対応する複数の読取手段5に挿入して、カ
ード媒体10の異なるセキュリティランクを読み取り、判
定手段9により複数種類のカード媒体10の異なるセキュ
リティランクの少なくとも一方が、建物或いは部屋に設
定されたセキュリティランクに達しているか否かを判定
する。
【0025】判定の結果、所定のセキュリティランクに
達していた時だけ錠駆動手段6により電気錠7を解錠す
る。このようにして、複数種類の内のいずれのカード媒
体10でも読み取りが可能となり、読み取った情報に応じ
ての電気錠7の解錠の制御ができ、建物或いは部屋に設
定されたセキュリティランクが低い時には、改竄や偽造
がし易い安価なカード媒体10でセキュリティランクを判
定可能とし、設定されたセキュリティランクが高い時に
は、改竄や偽造が難しい高価なカード媒体10でセキュリ
ティランクを判定する。
【0026】従って多量に発行する低セキュリティラン
クのカードとして、例えば磁気カードを採用し、全体の
コストを低く抑え、重要な書類や保管場所、電算機室、
金銭を扱う部屋等の高セキュリティランクが要求される
場所や、マスタカード等の特殊カード等では、より高い
改竄難易度を持つカードとして、例えばICカード等を
使用することにより、経済性と安全性を備えた装置を提
供することができる。
【0027】
【実施例】図2〜図4により本発明の一実施例を説明す
る。図2は従来例で説明したCG装置に本発明を適用し
た実施例を示すブロック図、図3は実施例のカードの説
明図、図4は実施例のフローチャートを示す。全図を通
じて同一符号は同一対象物を示す。
【0028】図2のカードリーダ5a,5b 、電気錠駆動部
6b、扉8a、判定部9a及びカード10bは、図1の読取手段
5、錠駆動手段6、出入口扉8、判定手段9及びカード
媒体10に夫々対応している。
【0029】図2に示すように、例えば部屋毎にCG装
置1A,1B,─が配置され、ホスト2に通信回線で夫々接続
されている。CG装置1A,1B,─は同一機能を有するの
で、以下CG装置1Aで説明する。
【0030】図において、3aは制御部、5a,5b はカード
リーダ、6bは電気錠駆動部、9aは判定部、10bはカー
ド、11は判定ランク設定部、12は時計(請求項2の時計
に対応する)、13は時間帯設定部、14はランク切換部
(請求項2の変更手段に対応する)、15は切換ランクメ
モリを示す。
【0031】カード10bは、図3に示すように、改竄難
易度が異なる磁気ストライプとICを備えたカード媒体
で、改竄難易度に応じて異なるセキュリティランクが付
与された磁気カードとICカードの二種類のカードを複
合したカードである。
【0032】この磁気ストライプにはカード10bの所持
者の識別番号等の他に、所持者に付与された低いセキュ
リティランク (例えば図6で説明したセキュリティラン
クB) を示すデータが記憶されており、ICには、同じ
く識別番号等の情報の他に、高いセキュリティランク
(例えばセキュリティランクC) を示すデータが記憶さ
れている。
【0033】磁気ストライプに記憶された識別番号等の
情報の改竄や偽造は容易であるが、セキュリティランク
の改竄や偽造はできない。またICの部分は改竄や偽造
が困難である。
【0034】カードリーダ5a,5b は、共有の挿入口50に
カード10bを挿入すると、まずカードリーダ5aの図示省
略した磁気ヘッドが磁気ストライプの記録を読み取り、
カード10bは突当てまで送られて、先端の端子がカード
リーダ5bのコネクタに接触してICの記録が読み取られ
るように配置されている。
【0035】従って低いセキュリティランクの部屋に入
る時には、カード10bの磁気ストライプを読み取って入
室できる。また高いセキュリティランクの部屋ではカー
ド10bのICに記憶された情報を読み取って入室するよ
うになっているが、挿入した時に磁気ストライプも読み
取ってしまうので、磁気ストライプに「ICの情報を参
照する」旨を意味する情報を記録しておき、磁気ストラ
イプから読み取った情報を無視してICの情報を読む。
【0036】制御部3aは、従来例で説明した制御部3と
同様の機能の他に、上記各部を制御して、所定時間帯の
セキュリティランクの切り換え設定を行うと共に、カー
ド10bからカードリーダ5a,5b が読み取ったセキュリテ
ィランクの少なくとも一方が所定のセキュリティランク
に達しているか否かの判定及び電気錠7aの施錠/解錠を
制御する。即ち、磁気ストライプのセキュリティランク
が部屋に付与されたセキュリティランクに達していれ
ば、磁気ストライプの読み取りだけで判定し、部屋に付
与されたセキュリティランクが磁気ストライプのセキュ
リティランクより高い時には、磁気ストライプのセキュ
リティランクを無視して、ICのセキュリティランクを
チェックするように制御する。
【0037】電気錠駆動部6bは、制御部3aの指令によ
り、電気錠7aの施錠及び解錠を駆動制御する。判定部9a
は、カード10bからカードリーダ5a,5b が読み取ったセ
キュリティランクの少なくとも一方が、判定ランク設定
部11に設定されたセキュリティランクに達しているか否
かを判定する。
【0038】判定ランク設定部11には、次に説明する時
計12、切換ランクメモリ15、及びランク切換部14によっ
て、通常業務の時間帯には、セキュリティランク(例え
ば図6で説明したセキュリティランクL2)が設定され、
夜間等の所定の時間帯にはより高いセキュリティランク
(例えばL3)が設定される。
【0039】時計12は、時刻が時間帯設定部13に設定さ
れた時間帯になった時、及びその時間帯を越えた時に、
ランク切換部14に通知する。切換ランクメモリ15は、扉
8aが設けられた部屋に付与された通常業務の時間帯での
セキュリティランク(例えばL2) 及び所定の時間帯での
セキュリティランク(例えばL3) が記憶されている。
【0040】ランク切換部14は、時計12からの通知を受
けた制御部3aの指令により、判定ランク設定部11に設定
するセキュリティランク (例えばL2或いはL3) を切換ラ
ンクメモリ15から読み出して切り換える。
【0041】このような構成及び機能を有するので、次
に図4のフローチャートにより作用を説明する。ここで
は例えばカード10bの磁気ストライプには図6で説明し
たセキュリティランクBが付与され、ICにはセキュリ
ティランクCが付与されている場合を説明する。
【0042】通常業務の時間帯であれば、判定ランク
設定部11にはその部屋の本来のセキュリティランク(例
えばL2) が設定されており、時刻が夜間等の所定の時間
帯になると、時計部12の通知によりランク切換部14は切
換ランクメモリ15のより高いセキュリティランク (例え
ばL3) を判定ランク設定部11に設定する。また時刻が所
定の時間帯を越えて通常業務時間になった時は、再び低
いセキュリティランク(例えばL2) に設定する。
【0043】入室を希望する者が、挿入口50にカード
10bを挿入すると、カードリーダ5aに磁気ストライプに
記憶されたセキュリティランク及び識別番号が読み取ら
れながら送られて、先端がカードリーダ5bに突当てられ
る。部屋がセキュリティランクL2以下の時は、カードリ
ーダ5aによる読み取りが有効となり、セキュリティラン
クL3以上の時は、読み取りが無視される。
【0044】読み取ったセキュリティランクを判定部
9aによって判定ランク設定部11に設定されたセキュリテ
ィランクに達したか否かを判定する。 設定されたセキュリティランクに達していればその旨
を制御部3aに通知する。 (磁気ストライプはセキュリテ
ィランクBで、図6に示すように、セキュリティランク
L2に達している。) 制御部3aによって図示省略した表示部に表示されるガ
イダンスにより図示していない操作部から識別番号を入
力すると、読み取った識別番号と共に通信制御部4から
ホスト2へ送る。
【0045】ホスト2において識別番号が照合され
て、入室許可信号の応答を受けると、電気錠駆動部6bが
起動して電気錠7aが解錠される。そこで入室ができる。 照合の結果、不一致の時は不許可信号を応答する。
【0046】もしの判定で設定されたセキュリティ
ランクに達していない時、或いはで入室不許可信号を
受けた時は、入室不可を表示部或いはブザーによって報
知し、カード10bを返却する。(但し、盗難、紛失等の
事故カードとして、届出されているカードの場合には、
ホスト2でチェックされて、その指令により返却せずに
装置内に取り込まれる。) 上記で磁気ストライプの読み取りが無視された時
(即ち、夜間等の所定の時間帯になってセキュリティラ
ンクL3になっている時、或いは本来セキュリティランク
L3以上の部屋に入室しようとした場合) は、カードリー
ダ5bはICに記憶されているセキュリティランク(この
場合、セキュリティランクC)及び識別番号を読み取
る。
【0047】ICの記録が読み取れなかった時は、の
フローとなる。ICの記録を読み取った後は、以降の
フローが行われる。このようにして、カード10bに改竄
難易度の異なる磁気ストライプとICを用意して、改竄
難易度に応じた異なるセキュリティランクを付与するこ
とによって、セキュリティランクの異なる部屋で夫々カ
ード10bをカードリーダ5a,5b の使い分けで判断するこ
とができる。
【0048】即ち、低いセキュリティランクB以下の部
屋に対しては、カード10bの磁気ストライプに記憶され
た低いセキュリティランクをカードリーダ5aで読んで確
認し、また高いセキュリティランクC以上のランクの部
屋に対しては、カード10bのICに記録された高いセキ
ュリティランクをカードリーダ5bで読んで確認して、電
気錠7aを解錠することができる。
【0049】またセキュリティランクB以下の部屋で
は、従来例で説明した磁気カード10aだけを用意してお
けば入室ができる。実際には、従来例で説明した図6に
示すように、例えば外来者に対しては、ランクの低いセ
キュリティランクA、また一般社員にはランクBの磁気
カード、即ち、カード10aを交付し、電算機室員等のラ
ンクC以上の場合には、磁気ストライプとICを備えた
カード10bを使用する。
【0050】従って、磁気カードは改竄難易度が低く安
価であり、ICカードは改竄難易度が高く高価であるの
で、交付枚数が多いランクの低いセキュリティランクB
以下の対象者にはカード10aを交付してコストを抑え、
交付枚数が限られたランクの高いセキュリティランクC
以上の対象者には、安全性を重視して高価なカード10b
を交付することにより、全体として経済性と安全性を高
めることができる。
【0051】上記例では、磁気カードとICカードの複
合カードとしてカード10bを使用する場合を説明した
が、磁気カード(即ち、カード10a)とICカードの二
枚を夫々単独のカードのまま別々に使用する方法として
も同様の効果が得られる。
【0052】また磁気カードとICカードを組み合わせ
た複合カードに代えて、磁気カードと無線電波或いは磁
気等による非接触型カードの組み合わせ、又は磁気カー
ドと光カードの組み合わせによる複合カードとしても良
い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、建物或いは部屋の出入口扉に設けられた電
気錠と、電気錠の施錠及び解錠を駆動制御する錠駆動手
段と、改竄難易度が異なり、且つ改竄難易度に応じた異
なるセキュリティランクを有する複数種類のカード媒体
の挿入により、カード媒体の異なるセキュリティランク
を読み取る複数の読取手段と、読取手段によって読み取
られた複数のカード媒体の異なるセキュリティランクの
少なくとも一方が、建物或いは部屋に設定されたセキュ
リティランクに達しているか否かを判定する判定手段と
を備え、判定手段による判定の結果、所定のセキュリテ
ィランクに達していた時だけ錠駆動手段により電気錠を
解錠することにより、複数種類の内のいずれのカード媒
体でも読み取りが可能となり、読み取った情報に応じて
の電気錠の解錠の制御ができ、建物或いは部屋に設定さ
れたセキュリティランクが低い時には、改竄や偽造がし
易い安価なカード媒体でセキュリティランクを判定可能
とし、設定されたセキュリティランクが高い時には、改
竄や偽造が難しい高価なカード媒体でセキュリティラン
クを判定することができるので、多量に発行する低セキ
ュリティランクのカード媒体で全体のコストを低く抑
え、高セキュリティランクが要求される場所等では、高
い改竄難易度を持つカード媒体を使用することにより、
経済性と安全性を備えた装置を提供することができる。
【0054】請求項2では、所定時間帯が設定された時
計と、建物或いは部屋に設定されたセキュリティランク
を異なるセキュリティランクに変更する変更手段とを備
え、時計の時刻が所定時間帯に達した時に、設定された
セキュリティランクを変更手段により異なるセキュリテ
ィランクに変更することにより、所定時間帯でのより高
い安全性を確保することができる。という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理ブロック図
【図2】 本発明の実施例を示すブロック図
【図3】 実施例のカードの説明図
【図4】 実施例のフローチャート
【図5】 本発明が適用されるCGシステムの概要を示
すブロック図
【図6】 セキュリティランクによる資格チェックの例
を示す図
【符号の説明】
1a,1b,1A,1B はCG装置、5は読取手段、 5
a,5b はカードリーダ、6は錠駆動手段、 6a,6b
は電気錠駆動部、 7,7a は電気錠、8は出入口扉、
8aは扉、 9は判定手段、9a
は判定部、 10はカード媒体、 10a,
10b はカード、12は時計、 14はランク切
換部、
フロントページの続き (72)発明者 瀬戸 千明 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 岡野 正彦 東京都稲城市矢野口1776番地 富士通機電 株式会社内 (72)発明者 佐藤 誠 東京都稲城市矢野口1776番地 富士通機電 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物或いは部屋の出入口扉(8) に設けら
    れた電気錠(7) と、 該電気錠(7) の施錠及び解錠を駆動制御する錠駆動手段
    (6) と、 改竄難易度が異なり、且つ該改竄難易度に応じた異なる
    セキュリティランクが設定された複数種類のカード媒体
    (10)の挿入により、該複数種類のカード媒体(10)の異な
    るセキュリティランクを夫々読み取る複数の読取手段
    (5) と、 該読取手段(5) によって読み取られた該複数種類のカー
    ド媒体(10)の異なるセキュリティランクの少なくとも一
    方が、該建物或いは部屋に設定されたセキュリティラン
    クに達しているか否かを判定する判定手段(9) とを備
    え、 該判定手段(9) による判定の結果、所定のセキュリティ
    ランクに達していた時だけ該錠駆動手段(6) により該電
    気錠(7) を解錠することを特徴とする入退室管理装置。
  2. 【請求項2】 所定時間帯が設定された時計と、 前記建物或いは部屋に設定されたセキュリティランクを
    異なるセキュリティランクに変更する変更手段とを備
    え、 該時計の時刻が所定時間帯に達した時に、該設定された
    セキュリティランクを該変更手段により異なるセキュリ
    ティランクに変更することを特徴とする請求項1の入退
    室管理装置。
JP11706792A 1992-05-11 1992-05-11 入退室管理装置 Withdrawn JPH05314138A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01136499U (ja) * 1988-03-14 1989-09-19
JP2004197535A (ja) * 2002-10-21 2004-07-15 Nomura Building Management Co Ltd 入退域セキュリティ管理システム
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