JP4132418B2 - 出入管理システム、カード管理装置および鍵管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類のカード又は鍵を管理するカード/鍵管理装置に関し、カード等を取出すには別のカード等を保管させなければならないようにしたカード/鍵管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物内を一般エリアと重要エリアとに区分し、各エリアごとに利用者を制限する出入管理装置がある。例えば、ビルに入館が許可される者全てが使用する一般エリアと、金庫室などセキュリティ精度の高い場所であって責任者のみが利用できる重要エリアを設けている場合である。
【0003】
従来の出入管理装置では、例えば、建物の利用者に照合用のカードを付与し、一般エリアのみ利用可能な人と、一般エリアと重要エリアの両方を利用可能な人とをグループに分けて、カードに記憶しているIDコード中のグループコードによって、当該カードにて利用できるエリアを制限していた。
【0004】
また、利用者は不注意によりカードを紛失することがあった。この場合、出入管理装置では、カードを紛失したことを登録し、拾得者が紛失したカードを使用して、建物へ出入することを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、利用者がカードの紛失に気が付くのが遅れると、カードの紛失から紛失の登録までに長時間を要するので、この間に第三者が紛失したカードを使用して不正に建物へ侵入するおそれがある。特に、利用者が重要エリアへの出入に使用可能なカードを紛失すると、第三者の不正侵入による被害も大きくなる。
【0006】
そこで、本発明は、特に重要エリアへの出入可能なカードを利用者が建物内から外部へ持ち出せないようにすることでカードの紛失の危険性をなくし、カードの不正利用による被害を防止する出入管理システムを提供することを目的としている。また、複数エリアのカード又は鍵の同時取出しを不可能にするセキュリティ精度の高いカード管理装置又は鍵管理装置の実現を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、第一の発明は、カードに記録されたIDコードの照合により、管理エリアへの出入を許可又は不許可とする出入管理システムであって、前記管理エリア内にあって、前記カードを収納する複数のカード収納部と、前記収納部にカードを収納するとカードからIDコードを読取るIDコード読取手段と、収納したカードのIDコードを外部に出力する収納情報出力手段とを有するカード管理装置と、前記カード管理装置に収納中であるカードのIDコードでは、当該IDコードが照合されたとしても前記カード管理装置のある前記管理エリアへの出入を不許可とする出入管理装置とから構成される出入管理システムを提供する。
【0008】
これにより、例え、カードが不正複製されても、正規のカードをカード管理装置に収納させているかぎり、不正カードによる管理領域への出入を防止できる。
【0009】
また、第二の発明は、カードに記録されたIDコードの照合により、管理エリアへの出入を許可又は不許可とする出入管理システムであって、前記管理エリアは一般エリアと、前記一般エリアを通過しなければ到達できない重要エリアとからなり、前記カードのIDコードには、前記いずれかの管理エリアの管理エリアコードを含んでおり、前記一般エリア内にあって、前記カードを収納する複数のカード収納部と、前記収納部にカードを収納するとカードからIDコードを読取るIDコード読取手段と、前記一般エリア用カードのカード収納部と前記重要エリア用のカードのカード収納部の対応関係と、各カード収納部に収納可能なカードの照合用IDコードとを記憶する記憶部と、前記カード収納部にて読み取ったIDコードと前記記憶部に記憶している照合用IDコードとを照合し、一致していれば当該カードを取り出し不能にするとともに、前記対応関係に基づき他のカード収納部に収納されているカードを取り出し可能とする制御部を有するカード管理装置と、前記カードに記録されたIDコードの照合により前記各管理エリアへの出入を許可又は不許可を判定する出入管理装置とから構成される出入管理システムとから構成される出入管理システムを提供する。
【0010】
例えば、同一の建物中に、前述したような一般エリアと一般エリアを通過しなければ到達できない重要エリアがある場合に、一般エリア用のカードと重要エリア用のカードとは、IDコード中の管理エリアコードを異ならせることにより区別する。また、IDコード中の利用者コードによりカードの利用者を特定する。この場合に、利用者は、自己が使用する一般エリア用のカードをカード管理装置に収納することで、重要エリア用のカードを取り出すことができる。逆にいうと、一般エリア用のカードを収納しない限り、重要エリア用のカードを取出すことができない。つまり、重要エリア用のカードが、カード管理装置に返却されない限り一般エリア用のカードを取り出せない。そして、一般エリア用のカードがカード管理装置に収納されている限り、当該利用者は外部に出ることができないのである。したがって、重要エリア用のカードを外に持ち出せないようになる。これにより、出入管理システムのセキュリティ精度が向上するのである。
【0012】
また、外部へ警報を報知する警報報知部を設け、収納中のカードを所定時間毎に照合し、不一致であるときは前記警報報知部からその旨を報知させるカード管理装置とすると、収納されているカードの在/不在を監視でき、不正に抜き取られても迅速な対応が可能となる。更に、カードの収納情報を外部に出力する収納情報出力手段を設けてもよい。これにより、カードの収納状態を外部に伝達でき、出入管理装置との連携が容易に図れる。
【0014】
【発明の実施の形態】
【実施例】
以下、図を参照して本発明を適用した出入管理装置を説明する。先ず、図1および図2を参照して、出入管理システムの全体構成を説明する。出入管理システムは、一般エリアBと重要エリアCとを有する管理対象Aの出入管理を行うシステムである。なお、一般エリアBと重要エリアCの違いについては、後述する。
【0015】
そして、出入管理システムには、一般エリアBへ出入するためのカードCIと、重要エリアCへ出入するためのカードCJの少なくとも2種類がある。本実施例では、カードをICカードで実現しているが、磁気カードやホログラムカードなどにて実現してもよい。なお、本明細書では、カードCIおよびカードCJの区別をする必要がない場合に単に「カード」と記載している。出入管理システムは、一般エリアBへの出入許可者の照合及び一般エリアBへの出入口扉5の電気錠を制御する一般エリア用の出入管理装置2と、重要エリアCへの出入許可者の照合及び重要エリアCへの出入口扉6の電気錠を制御する重要エリア用の出入管理装置3と、一般エリア用カードCIおよび重要エリア用カードCJを保管管理するカード管理装置1と、カードの登録抹消,異常表示,カード管理装置1若しくは出入管理装置2、3間との通信制御などを行う中央監視装置4にて構成し、通信路によりこれらを相互に接続している。
【0016】
一般エリア用出入管理装置2及び重要エリア用出入管理装置3には、各エリアの外部と内部に利用者のカードに記憶しているIDコードを読み出すカードリーダ21、22、及び、31、32がそれぞれ接続されている。なお、カードリーダ21、22、31、32は、出入管理システムの分野において、一般的に使用されているものであるから、詳細な説明を省略する。
【0017】
次に、カード管理装置1を使用した管理対象Aにおける出入管理システムの機器配置を説明する。ビル等の管理対象Aには、管理対象Aを利用する者すべてが利用可能な一般エリアBと、重要書類の保管室や金庫室など特定者のみに利用を限定した重要エリアCとがある。また、重要エリアCへは、一般エリアBを通過しなければ到達できない。一般エリアB及び重要エリアCへの出入口扉5、6は、図示していない電気錠にて施錠状態に保持されている。また、一般エリアBの出入口扉5の近傍には、一般エリアの外部に設置される外カードリーダ22と、内部に設置される内カードリーダ21、及び、これら内外カードリーダ21、22と電気錠を制御する一般エリアB用の出入管理装置2が設置されている。
【0018】
また、重要エリアCへの出入口扉6の近傍には、一般エリアB側に外カードリーダ32、重要エリアC側に内カードリーダ31、及び、これら内外カードリーダ31、32と電気錠を制御する重要エリア用Cの出入管理装置3が設置されている。そして、一般エリアBに外から入るときには、必ず外カードリーダ22に一般エリア用のカードCIを操作しなければ扉5の電気錠を解錠できず、一般エリアBから外に出る場合には、内カードリーダ21に一般エリア用のカードCIを操作しなければ扉5の電気錠を解錠できない。同様に、重要エリアCへの出入にも、重要エリア用のカードCJにて外カードリーダ32、内カードリーダ31に操作しなければならない。なお、電気錠は、解錠されると所定時間(例えば、5秒)後に自動施錠される。一般エリアBには、利用者の使用するカードを保管するカード管理装置1が配設されている。なお、中央監視装置4は、管理対象A内の監視室に設置されている。但し、中央監視装置4は、専用回線や公衆回線などの通信回線を介して、管理対象A外の遠隔地に配置してもよい。
【0019】
カード管理装置1について詳細に説明する。図3は、カード管理装置1のブロック図である。カード管理装置1は、一般エリア用のカードCIまたは重要エリア用のカードCJを収納する複数のカードユニット12と、異常表示や収納するカードの登録変更操作等を行うタッチパネル,ブザー等からなるコントロールパネル13と、CPU等によりカード管理装置1全体の制御を行う制御ユニット11と、AC電源をDC電源に変換し各ユニットに電源供給する電源ユニット14とから構成される。制御ユニット11は、中央監視装置4、一般エリア用出入管理装置2、重要エリア用出入管理装置3との通信制御を行う外部通信コントロール部111と、複数のカードユニット12及びコントロールパネル13との通信を行う内部通信コントロール部112と、保管するカードのIDコードやカード管理装置1のプログラム等を記憶する記憶部113と、カード管理装置1全体の制御処理を行うMPU等からなる中央処理部110から構成されている。記憶部113は、一般エリア用のカードCIを収納するカードユニット12Bのアドレスと、当該カードCIと対をなす重要エリア用のカードCJを収納するカードユニット12Cのアドレスとの対応関係をテーブル形式にて記憶している。更に、記憶部113は、各カードユニット12毎に当該カードユニットに収納するカードのIDコードを記憶している。なお、IDコードは、利用者コード及び管理エリアコードを含んで構成されている。ここで、対応関係とは、IDコード中の利用者コードが共通であり管理エリアコードが異なるカードを収納するカードユニット相互の対応付けをいう。
【0020】
カードユニット12について、図4を参照して説明する。カードユニット12は、制御ユニット11との通信を行う内部通信コントロール部121と、カードユニット12の制御プログラムやアドレス等を記憶している記憶部122と、挿入されたカードのデータを非接触にて読み出すリード部123と、カードの在/不在を検出するリミットスイッチであるカード在否検出部125と、挿入されたカードをロック及び排出を行うロック/排出部124と、これらの各部を制御する制御部120とから構成されている。本実施例の場合は、カードに非接触式のICカードを使用しているので、リード部123は、ループアンテナや発信制御ユニットなどにて構成される。但し、カードは、ICカードに限られるものではなく、磁気カード、光カード、ホログラム、鍵などを使用してもよい。この場合は、カードの種類に応じてリード部が異なるが、一般的な手段で構成すればよい。鍵にて構成する場合は、照合を物理的な構造にて行う関係上、鍵に合致するシリンダー錠を用いることとなる。
【0021】
次に、図6を参照して、カード管理装置1におけるカード交換時の処理フローを説明する。カード管理装置1のカード交換処理について説明する。先ず、管理するカード情報等の登録を済ませ、出入管理システムが運用中であるとする。カード管理装置1は、カードの挿入の有無をカード在否検出部125にて監視している(S1)。カード在否検出部125が不在から在に変化すると、カード挿入操作があったと判断する。カード挿入操作があると、リード部123からカードに記憶されているカードデータを読み出す。カードユニット12は、自己のアドレスと読み出したIDコードとを内部通信コントロール部121から制御ユニット11に送信する。制御ユニット11では、内部通信コントロール部112から当該ユニットのアドレス等を受信する。そして、記憶部113から読み出したカードユニット12のアドレスに対応する照合用IDコードと、受信したIDコードとを照合する(S2)。制御ユニット11は、照合した結果が一致と判定すれば、ロック信号を内部通信コントロール部112からカードが挿入された当該カードユニット12に対して送信する。また、記憶部113のテーブルを参照し、カードが挿入された当該カードユニット12と対となるカードユニット12に対して、内部通信コントロール部112からカードの排出信号を送出する。カードユニット12では、内部通信コントロール部121からロック信号を受信すると、挿入されたカードをロック/排出部124にてロックする。一方、排出信号を受信すると、ロック/排出部124にて挿入されたカードを排出する(S3)。そして、挿入されたカードが保管中である旨、および、対となるカードを排出した旨を外部通信コントロール部111から各カードの収納状態を出入管理装置2、3および中央監視装置4に対して送信しステップ1へ戻り同様の処理を繰り返す(S4)。
【0022】
一方、S2にて不一致である場合は、制御ユニット11は、カードの排出信号を内部通信コントロール部112から当該カードユニット12に対して送信する。また、内部通信コントロール部112からコントロールパネル13に対して警告表示し(S5)、S1へ戻り同様の処理を繰り返す。
【0023】
カードの収納状態を受信した出入管理装置2、3では、カード管理装置1に収納中のカードでは出入できないように登録する。即ち、出入管理装置2、3では、受信した収納中のカードにおけるIDコードに対して、解錠禁止フラグをセットすることにより、例え当該IDコードの入力があっても電気錠を解錠しないようにする。また、中央監視装置4では、図示しない表示用モニタに、各カードの収納状態を表示する。
【0024】
したがって、カード管理装置1には、同一の利用者コードを持つ、一般エリア用のカードCI又は重要エリア用のカードCJどちらか一方が必ず収納された状態となる。なお、カードとカードユニットとは、一対一対応となっている。また、カードユニットの場所は正規の利用者のみが知っているので、正規の利用者でない者は、カードを対応するカードユニット12に挿入するのは困難となる。また、他のカードユニットに挿入すると、IDコードと照合用IDコードとが一致せず、コントロールパネル13に警告表示を行う。このため、複数のカードユニット12を設けることで、カードの不正使用による脅威を減らすことができる。
【0025】
次に、一般エリア用出入管理装置2及び重要エリア用出入管理装置3について図5を参照して説明する。図5は、出入管理装置2のブロック図である。出入管理装置2は、カードの照合結果や異常状態などを表示するLCDからなる表示部201と、使用可能なカードの登録/抹消などを行うキースイッチ等からなる操作部202と、カードの照合用IDコード、各種設定情報や動作プログラムなどを記憶する記憶部203と、内カードリーダ21や外カードリーダ22とのIDコード等の送受信を行うカードリーダ通信I/F204と、出入口扉5に設置される電気錠を制御するためのインターフェースである電気錠I/F205と、カード管理装置1、中央監視装置4、重要エリア用出入管理装置3との通信を行う外部通信I/F206から構成されている。
【0026】
出入管理装置2は、原則として内カードリーダ21又は外カードリーダ22から入力されたカードデータが記憶部203に予め登録されている照合用カードデータとが一致すれば、電気錠I/F205から電気錠7を解錠制御し、所定時間後に施錠制御するように動作する。 但し、カード管理装置1からカード在情報を受信すると、当該カードの照合用カードデータが一致しても電気錠7を解錠しない。カード管理装置1に不正複製したカード(又は正規のカードCI)を収納させ、正規のカードCI(又は、不正複製したカード)にて、重要エリアC用のカードCJを持ち出すことを防止するためである。
【0027】
重要エリア用出入管理装置3は、カードの照合用IDコードが異なるのみであるので、説明を省略する。
【0028】
次に、利用者が、管理対象Aに入り一般エリアBおよび重要エリアCを利用するときの動作を説明する。前提として、一般エリアBへの出入可能なカードCIは、利用者が所持している。また、重要エリアCへの出入可能なカードCJは、カード管理装置1に収納されている。先ず、利用者が一般エリアBに入る際は、利用者が所持している一般エリアB用カードCIを外カードリーダ22に挿入操作する。そして、一般エリアB用出入管理装置2にて、挿入操作されたカードCIの照合を行なう。正当なカードCIと判定すると、出入口扉5の電気錠を解錠する。これによって、利用者は出入口扉5を開けて、一般エリアBに入ることができる。なお、出入管理装置2では、電気錠を所定時間経過(例えば、1秒)後に施錠する。一方、一般エリア用のカードCIの代わりに、重要エリア用のカードCJで外カードリーダ22が操作された場合は、正当でないカードで操作であるので、カードの照合結果がNGとなる。したがって、出入管理装置2が出入口扉5の電気錠を解錠することはない。このように、正規の利用者のみが一般エリアBに入ることができる。
【0029】
利用者が重要エリアCに入る場合を説明する。利用者は、カード管理装置1に一般エリアB用のカードCIを収納させ、重要エリアC用のカードCJを取り出す。即ち、利用者は、カード管理装置1の自己に割り当てられているカードユニット12に一般エリア用カードCIを挿入する。カード管理装置1では、挿入されたカードCIを照合し、重要エリアへの入室許可者として登録されたものであれば、挿入されたカードCIをロックするとともに、対となる重要エリアC用カードCJの排出処理をする。これにより、利用者は、重要エリアCへの出入可能なカードCJを持つことができる。なお、カード管理装置1に収納された一般エリア用カードCIは、カード管理装置1にロックされて収納されたままになる。つまり、一般エリア用のカードCIは、重要エリア用のカードCJがカード管理装置1に返却収納されるまで取り出すことができない。利用者は、取り出した重要エリア用カードCJを出入管理装置3の外カードリーダ32に操作する。出入管理装置3は、挿入されたカードCJの照合を行なう。正当なカードCJと判定すると、出入口扉6の電気錠を解錠する。これによって、利用者は出入口扉6を開けて、重要エリアCに入ることができる。なお、出入管理装置3は、電気錠を所定時間経過(例えば、1秒)を待って施錠する。一方、仮に、一般エリア用のカードCIが操作された場合は、正当でないカードの操作なので、出入口扉6の電気錠を解錠することはない。したがって、正規の利用者のみが重要エリアCに入ることができる。
【0030】
次に、利用者が重要エリアCから出る場合の動作を説明する。利用者は、重要エリアCでの作業が終了すると、内カードリーダ31に重要エリア用カードCJを操作する。出入管理装置3は、挿入されたカードの照合を行なう。正当なカードCJと判定すると、出入口扉6の電気錠を解錠する。これによって、利用者は出入口扉6を開けて、一般エリアBに出ることができる。なお、出入管理装置3は、電気錠を所定時間経過(例えば、5秒)を待って施錠する。一方、仮に、重要エリア用のカードCJ以外のカードが操作された場合は、正当でないカードの操作なので、出入管理装置3は出入口扉6の電気錠を解錠することはない。したがって、重要エリアC用のカードCJを重要エリア内に忘れて、一般エリアBに出ることはない。
【0031】
次いで、利用者は、カード管理装置1に重要エリアC用のカードCJを収納させ、一般エリアB用のカードCIを取り出す。即ち、利用者は、カード管理装置1の自己に割り当てられているカードユニット12に重要エリア用カードCJを挿入する。カード管理装置1では、挿入されたカードCJを照合し、登録されたものであれば、挿入されたカードCJをロックするとともに、対となる一般エリアC用のカードCIの排出処理をする。これにより、利用者は、一般エリアBへの出入可能なカードCIを持つことができる。なお、カード管理装置1に収納された重要エリアC用のカードCJは、カード管理装置1にロックされて収納されたままになる。つまり、再度、一般エリアB用のカードCIがカード管理装置1に収納されるまで、重要エリアC用のカードCJは取出すことができない。
【0032】
利用者が一般エリアBから出る際は、利用者が所持している一般エリアB用カードCIを内カードリーダ21に挿入操作する。そして、一般エリアB用出入管理装置2にて、挿入されたカードCIの照合を行なう。正当なカードCIと判定すると、出入口扉5の電気錠を解錠する。これによって、利用者は出入口扉5を開けて、一般エリアBから出ることができる。なお、出入管理装置2では、電気錠を所定時間経過(例えば、5秒)後に施錠する。一方、重要エリア用のカードCJが内カードリーダ21に挿入操作された場合は、正当でないカードの操作なので、出入口扉5の電気錠を解錠することはない。したがって、一般エリアBから一般エリアB用のカードCIを持っている利用者のみが出ることができる。換言すると、カード管理装置1に重要エリアC用のカードCJが返却収納されている状態でないと、一般エリアBから出ることができないのである。したがって、重要エリアC用のカードCJが一般エリアBから持ち出されることがなくなり、カードの不正改ざん等をも防ぐことができる。
【0033】
また、カード管理装置1にて、所定時間毎にカードユニット12に収納されているカードデータを読み込み照合することにより、不正なカード挿入を迅速に検出し、警告報知が可能となり、更にセキュリティ精度が向上する。
【0034】
また、本実施例では、ICカードによる出入管理システムについて説明したが、鍵による場合も同様である。
【0035】
【発明の効果】
利用者は、一般エリア用のカード/鍵又は重要エリア用のカード/鍵が、カード/鍵管理装置1に収納されているときのみ、対となっている他方のカード/鍵を取出し、及び使用が可能となるので、重要エリア用カード/鍵を一般エリアから外へ持ち出すことができない。したがって、重要エリア用のカード/鍵の紛失や、外部に持ち出し、不正に複製するなどができず、よりセキュリティ精度の高い出入管理を実現できる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】出入監視システムのシステム構成図
【図2】出入管理システムの配置レイアウト図
【図3】カード管理装置1のブロック図
【図4】カードユニット12のブロック図
【図5】出入管理装置2、3のブロック図
【図6】カード管理装置1のカード交換時の処理フロー
【符号の説明】
1…カード管理装置
11…制御ユニット
12…カードユニット
13…コントロールパネル
14…電源ユニット
2…一般エリア用出入管理装置
3…重要エリア用出入管理装置
4…中央監視装置
Claims (4)
- カードに記録されたIDコードの照合により、管理エリアへの出入を許可又は不許可とする出入管理システムであって、
前記管理エリア内にあって、前記カードを収納する複数のカード収納部と、前記収納部にカードを収納するとカードからIDコードを読取るIDコード読取手段と、収納したカードのIDコードを外部に出力する収納情報出力手段とを有するカード管理装置と、
前記カード管理装置に収納中であるカードのIDコードでは、当該IDコードが照合されたとしても前記カード管理装置のある前記管理エリアへの出入を不許可とする出入管理装置とから構成される出入管理システム。 - カードに記録されたIDコードの照合により、管理エリアへの出入を許可又は不許可とする出入管理システムであって、
前記管理エリアは一般エリアと、前記一般エリアを通過しなければ到達できない重要エリアとからなり、 前記カードのIDコードには、前記いずれかの管理エリアの管理エリアコードを含んでおり、
前記一般エリア内にあって、前記カードを収納する複数のカード収納部と、前記収納部にカードを収納するとカードからIDコードを読取るIDコード読取手段と、
前記一般エリア用カードのカード収納部と前記重要エリア用のカードのカード収納部の対応関係と、各カード収納部に収納可能なカードの照合用IDコードとを記憶する記憶部と、
前記カード収納部にて読み取ったIDコードと前記記憶部に記憶している照合用IDコードとを照合し、一致していれば当該カードを取り出し不能にするとともに、前記対応関係に基づき他のカード収納部に収納されているカードを取り出し可能とする制御部を有するカード管理装置と、
前記カードに記録されたIDコードの照合により前記各管理エリアへの出入を許可又は不許可を判定する出入管理装置とから構成される出入管理システム。 - 前記出入管理装置は、一般エリア用のカードでは、一般エリアから重要エリアへの出入を不許可とし、重要エリア用カードでは、一般エリアから管理エリア外への出入を不許可とする請求項2の出入管理システム。
- 前記カード管理装置は、更に外部へ警報を報知する警報報知部を有し、前記制御部は、収納中のカードのIDコードを所定時間毎に前記照合用IDコードと照合し、不一致であるときは前記警報報知部から報知する請求項1又は3の出入管理システム。
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