JP5412066B2 - 半導体装置の作製方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の作製方法に関する。特に、ソース領域及びドレイン領域よりチャネル形成領域の膜厚が小さいボトムゲート型薄膜トランジスタの作製方法に関する。
薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、TFTという)では、チャネル形成領域を薄くすることで、トランジスタのスイッチング特性(サブスレッショルド特性)を示すS値を改善する(即ち、小さくする)ことができることが知られている。ここで、S値とはソース領域とドレイン領域間の電流(サブスレッショルド電流)が一桁増加するために必要なゲート電圧(ソース領域の電位を基準としたゲート電極との電位差)をいい、S値が小さいほどゲート電圧に対するサブスレッショルド電流の傾きが大きく、スイッチング特性に優れている。S値の小さいTFTを用いることで、動作電圧の低減による消費電力の抑制やオフリーク電流の低減といった利点が得られる。しかしながら、チャネル形成領域を薄くするべく半導体膜全体を薄くするとソース領域及びドレイン領域も薄くなってしまい、ソース領域とドレイン領域との間におけるシート抵抗が増加し、更にソース領域及びドレイン領域と、ソース電極及びドレイン電極との間のコンタクト抵抗の増加という問題が生じる。従って、ソース領域及びドレイン領域の適切な膜厚を確保しつつチャネル形成領域の膜厚を小さくすることが好ましい。
そのようなチャネル形成領域のみを薄膜化する技術の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の技術によると、チャネル形成領域は次のような手順で薄膜化される。まず、絶縁基板上のチャネル形成領域に対応する箇所に突起を形成する。このような突起は絶縁基板の表面の一部をエッチングにより除去することで形成することができる。続いて、突起を含む絶縁基板上にシリコン等からなる半導体層を所定の厚さに堆積して半導体層の突起に対応する部分が隆起状になるようにした後、この半導体層上に表面が平坦な絶縁膜を形成する。そして、突起に対応する位置の絶縁膜上にフォトレジスト膜を形成し、このフォトレジスト膜をマスクとして半導体層にイオンを注入することで突起の両側の半導体層にソース領域およびドレイン領域を形成し、その後フォトレジスト膜を除去する。そうして、絶縁膜とともに半導体層の隆起状部分(即ちチャネル形成領域)の上層部をエッチングして除去し半導体層の表面を平坦化することで、チャネル形成領域が薄膜化される。絶縁膜と半導体層のエッチングはSF とCHF の混合ガス雰囲気中でプラズマエッチングによりなされる。このような特許文献1に記載の技術では、絶縁基板表面上の突部に対応した半導体層の隆起状部分を薄膜化する際、半導体層の表面全体が露出し平坦化されるまでエッチングがなされる。そのため、隆起状部分(チャネル形成領域)と一緒にソース領域及びドレイン領域もエッチングされる恐れがある。またプラズマエッチングを用いているため、半導体層の上部の損傷、非晶質化、及びそれらによる抵抗の増大といった特性の劣化が生じ得る。
特許文献2にはチャネル形成領域薄膜化のための別の技術が開示されている。それによると、半導体層(動作層)の上方に設けられた感光性レジストをハーフトーンマスクを用いて露光し、TFT形成領域のうちチャネル形成領域の感光性レジストの厚さが、チャネル形成領域以外の領域の感光性レジストの厚さよりも薄くなるようにする。そして、感光性レジストを更に処理してチャネル形成領域上の感光性レジストを除去し、残った感光性レジストをマスクとしてウェットエッチングまたはドライエッチングすることで、チャネル形成領域を薄膜化する。しかしながら、そのようなハーフトーンマスクを用いた感光性レジストの選択的な露光は工程を複雑化し、製造コストの増加につながり得る。
また、薄膜トランジスタの製造においては、アモルファス状態のシリコン膜を成膜した後、レーザ光を照射してシリコン膜を融解して結晶化することで、活性領域となる多結晶シリコン膜を形成することが知られている(特許文献3)。
特開平5−110099号公報 特開2004−281687号公報 特開平11−111998号公報
本発明の第1の目的は、ソース領域及びドレイン領域よりチャネル形成領域の膜厚が小さいS値の向上されたボトムゲート型薄膜トランジスタ(半導体装置)を簡単な工程で作製することが可能な半導体装置の作製方法を提供することである。
本発明の第2の目的は、ソース領域及びドレイン領域よりチャネル形成領域の膜厚が小さいS値の向上されたボトムゲート型薄膜トランジスタ(半導体装置)を簡単な工程で且つ半導体層の劣化なく作製することが可能な半導体装置の作製方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明に基づくと、少なくとも表面が絶縁性の基板の前記表面上に、少なくともチャネル形成領域に対応する箇所に島状導電膜を形成し該島状導電膜を絶縁膜で覆って凸部を形成する工程と、前記凸部を覆うアモルファス半導体膜を成膜する工程と、前記アモルファス半導体膜にレーザ光を照射し溶融状態にして結晶化するとともに前記凸部上の溶融した半導体の一部が前記凸部の両側に隣接する領域へと流れることでそれによって前記凸部上の膜厚が前記凸部の両側に隣接する領域における膜厚より小さい、結晶化された半導体膜を形成する工程と、前記凸部の両側に隣接する領域の前記結晶化された半導体膜に一導電型の不純物元素を含ませてソース領域及びドレイン領域を形成する工程とを有する半導体装置の作製方法が提供される。
島状導電膜は半導体装置の一部であるゲート電極として働き(ボトムゲート構造)、この島状導電膜と重畳する薄膜化された半導体膜の部分がチャネル形成領域として働く。チャネル形成領域の上方に更に別のゲート電極を設けデュアルゲート構造とすることもできる。島状導電膜の側面は絶縁性基板の主面に対して垂直でも傾斜していてもよく、また、必ずしも直線で形成された形状でなくてもよい。丸味を帯びていてもよい。アモルファス半導体膜の結晶化に用いるレーザ光はCWレーザまたは疑似CWレーザにより好適に生成することができる。
上記のような本発明の半導体装置の作製方法によれば、絶縁性基板の表面に設けられた凸部を覆うように成膜されたアモルファス半導体膜にレーザ光を照射して半導体膜を結晶化するとともに溶融状態とすることで凸部上の溶融した半導体の一部が凸部の両側に隣接する領域へと流れ、凸部上に位置する半導体膜(チャネル形成領域)の薄膜化と半導体膜の結晶化を同時に達成できる。従って、簡単な工程でソース領域及びドレイン領域よりチャネル形成領域の膜厚が薄いS値の改善された半導体装置を作製することができ、また、プラズマエッチング等による半導体膜の劣化の心配がない。
本半導体装置の作製方法は、前記凸部の両側に前記凸部から離間して前記絶縁性基板の前記表面上に設けられた更なる凸部を形成し、前記凸部と前記更なる凸部との間に凹部を画定する工程を更に有してもよい。このように凸部の両側に凹部を設けることによって、レーザ結晶化の際、凸部上の溶融した半導体が凹部内に留まるので、凸部上の半導体が凸部上から完全に流れ出て凸部の表面が露出するのを防止することができる。
好ましくは、前記絶縁性基板が透光性を有し、前記結晶化された半導体膜に一導電型の不純物元素を含ませる工程が、前記結晶化された半導体膜上にレジストを形成する工程と、前記導電膜をマスクとして前記レジストを、前記絶縁性基板を介して露光する工程と、露光された前記レジストの部分を除去する工程と、残った前記レジストをマスクとして前記結晶化された半導体膜に前記不純物元素を含ませる工程とを有するものとすることができる。このような裏面露光を用いた方法によれば、レジストをパターニングするためのマスクを別途必要としないため、製造プロセスを簡略化しコストを低減できる。
また、前記凸部を形成する工程が、前記島状導電膜を形成した後、前記島状導電膜を前記絶縁膜で覆う前に、前記島状導電膜の側壁に隣接する絶縁材料からなるサイドウォールを形成する工程を有することができる。このようにサイドウォールを設けることにより導電膜の側部でのゲート絶縁膜の絶縁破壊が生じにくくなるとともに、絶縁膜で導電膜を覆う際に導電膜のエッジが露出しにくくなる。
また、前記アモルファス半導体膜は、前記凸部の高さと概ね同じか、より大きい膜厚を有することが好ましい。アモルファス半導体膜の厚さを概ね同じか、より大きい膜厚とすることで、半導体膜の形成不良を防止することができる。
本発明に基づく半導体装置の作製方法によれば、絶縁性基板の表面に設けられた凸部及び該凸部に隣接する凹部上に成膜されたアモルファス半導体膜にレーザ光を照射して半導体膜を結晶化するとともに溶融状態とすることで表面を平坦化し、凸部上に位置するチャネル形成領域の薄膜化と半導体膜の結晶化を同時に達成できる。従って、簡単な工程でソース領域及びドレイン領域よりチャネル形成領域の膜厚が小さく、S値の小さい半導体装置を作製することができ、また、プラズマエッチング等による半導体膜の劣化の心配がない。S値が小さくなることで、消費電力を低減でき、高速動作が可能となる。
図1(a)〜(j)は、本発明の好適実施例に基づく半導体装置(TFT)の作製方法を示す断面図である。
まず図1(a)に示すように、表面が絶縁性の絶縁性基板1上に導電膜を成膜し、エッチング等によりパターニングして島状の導電膜4を形成する。この例では、絶縁性基板1は、表面が平坦な基板2とその上に形成された下地膜3とからなる。尚、各島状導電膜4は図の紙面に垂直な方向に延在し、ゲート配線に接続されている。
表面が平坦な基板2としては、例えば、ガラス基板、石英基板、シリコン単結晶基板、金属基板、耐熱性プラスチック基板などを用いることができる。絶縁性基板1は、後の工程でその上に半導体膜を成膜できるように表面が絶縁性であればよく、絶縁性基板1の全体が絶縁性材料からなる必要はない。
下地膜3は後の成膜プロセスで求められる耐熱性及び耐薬品性を有し且つ絶縁性を有する材料により形成すればよく、例えば、窒化シリコン(SiN)、酸窒化シリコン(SiO)、酸化シリコン(SiO)等を用いることができる。これらは例えばCVD法(化学気相成長法)により好適に形成することができる。また単層ではなく複数層からなる積層膜としてもよい。例えば、ソース領域やドレイン領域が形成される半導体層が多結晶シリコンからなる場合、ダングリングボンドの発生により多結晶シリコンと窒化シリコンの界面にトラップ準位が生じやすく、あるいは、窒化シリコンの内部応力が大きいために密着性が悪いなどの問題があるため、基板表面に窒化シリコン膜を形成した後、その上に酸化シリコン膜を形成し、この酸化シリコン膜の上に多結晶シリコン膜を形成するとよい。下地膜3の厚さは通常30nm〜300nmが好ましい。尚、石英基板のように不純物元素が半導体層に入り込む心配がない場合など、表面が平坦な基板2の種類によっては下地膜の形成を省略することもできる。
島状導電膜4の材料としては、例えば、タンタル(Ta)、タングステン(W)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、銅(Cu)、クロム(Cr)、ニオブ(Nb)等から選択された元素またはこれらの元素を主成分とする合金若しくは化合物を用いることができる。導電性を有する結晶性シリコンを用いることも可能である。島状導電膜4は後に説明するように、TFTのゲート電極として働く。島状導電膜4の厚さは約50nm以下であり、チャネル長方向の寸法(図の水平方向の寸法)は10μm以下が望ましい。
島状導電膜4を形成するには、まず上記の材料を例えばスパッタリング法で成膜する。続いて、その上にレジスト(図示せず)を塗布し露光及び現像してパターニングしてレジストマスクを形成した後、該レジストマスクを用いてドライエッチングまたはウェットエッチング等でゲート電極を形成する材料の膜をエッチングする。エッチング後レジストマスクは除去される。レジストマスクを露光及び現像する代わりにインクジェット装置等を用いて選択的に形成することもできる。
島状導電膜4の側面は必ずしも絶縁性基板1の主面に対して垂直である必要はなく、傾斜していてもよい。島状導電膜4を側面が傾斜したテーパ形状とすることでその上に形成される絶縁膜が良好に被覆するという利点を有する。また、島状導電膜4の側面は必ずしも直線で形成された形状でなくてもよく、丸みを帯びていてもよい。島状導電膜4は、例えば、図2(a)〜(d)に示すような様々な形状をとることが可能である。
続いて図1(b)に示すように、島状導電膜4を覆うように絶縁膜(ゲート絶縁膜)5を形成する。これにより、島状導電膜4に対応した位置に表面が絶縁性の凸部6が形成される。導電膜4を覆う絶縁膜5の材料としては下地膜3と同様の材料を用いることができる。ゲート電極(島状導電膜)4の表面を酸化することで、絶縁膜5を形成してもよい。ゲート電極4の酸化は酸素プラズマによる酸化または酸素原子(ラジカル)による酸化によって行うことができる。絶縁膜5の膜厚は約100nm以下とするとよい。尚、絶縁膜5を積層膜とすることも可能であるが、積層した界面において電荷のトラップが生じ得るため、単層膜とすることが好ましい。また、絶縁膜5がCVD法により形成した酸化シリコン膜である場合、ゲート電極4をタンタル(Ta)とすると、密着性がよいため好適である。
続いて図1(c)に示すように、凸部6を覆うようにアモルファス半導体膜としてアモルファスシリコン(a−Si)膜8を成膜する。アモルファスシリコン膜8の膜厚は、凸部6の高さと概ね同じかより大きくすることが望ましく、好適には約200nm以下である。アモルファスシリコン膜8はシラン(SiH)等の半導体材料ガスを用いてCVD法等により形成することができる。シリコンの他に、ゲルマニウム、珪素とゲルマニウムの化合物(SiGe1−x)、珪素と炭素の化合物等、他の半導体材料を用いることも可能である。
図1(d)の工程では、アモルファスシリコン膜8にレーザ光を照射し、アモルファスシリコン膜8を完全溶融状態とするとよい。レーザ光は例えば線状の(即ち、アスペクト比の大きい)ビームとし、アモルファスシリコン膜8全体を照射するべく該レーザ光を走査すればよい。これにより、アモルファスシリコン膜8は結晶化されて多結晶シリコン(poly−Si)膜9になるが、このとき、凸部6上の溶融したシリコンが凸部6の両側に隣接する領域に流れ、凸部6上の多結晶シリコン膜9の膜厚が薄くなる(図1(e))。例えば、凸部6上に位置する多結晶シリコン膜9の膜厚は約50nm以下、凸部6の両側に隣接する領域に位置する多結晶シリコン9の膜厚は約50〜200nmとすることができる。尚、完全溶融状態とは、アモルファスシリコン膜8の表面から底面まで溶融し、溶融した部分が全て液体になっている状態をいう。ただし、本発明ではこれに限定されず、少なくとも凸部6上のシリコンが溶融して隣接する領域に流れればよい。
上記のようにレーザ結晶化法で結晶化された半導体膜を形成する際に用いるレーザとしては、気体レーザ、液体レーザ、固体レーザのいずれを用いてもよいが、好ましくは気体レーザ又は固体レーザを用いるとよい。より好ましくは固体レーザを用いるとよい。複数のレーザを用いることも可能である。
気体レーザとしては、例えば、Arレーザ、Krレーザ、ヘリウムネオンレーザ、炭酸ガスレーザ、エキシマレーザがあり、エキシマレーザには希ガスエキシマレーザ、希ガスハライドエキシマレーザがある。希ガスエキシマレーザには、アルゴン、クリプトン、キセノンの3種類の励起分子による発振がある。アルゴンイオンレーザには、希ガスイオンレーザ、金属蒸気イオンレーザがある。固体レーザとしては、例えば、母体としての単結晶のYAG、YVO、フォルステライト(MgSiO)、YAlO、GdVO、若しくは多結晶(セラミック)のYAG、Y、YVO、YAlO、GdVOに、ドーパント(活性種)としてNd、Yb、Cr、Ti、Ho、Er、Tm、Taのうち1種または複数種添加されているものを媒質とするレーザ、ガラスレーザ、ルビーレーザ、アレキサンドライトレーザ、Ti:サファイアレーザがある。液体レーザには、無機液体レーザ、有機キレートレーザ、色素レーザがある。無機液体レーザ及び有機キレートレーザは、固体レーザに利用されているネオジムなどの希土類イオンをレーザ媒体として利用する。このようなレーザの基本波、及びこれらの第2高調波から第4高調波のレーザを照射することで、大粒径の結晶を得ることができる。
なお、単結晶のYAG、YVO、フォルステライト(MgSiO)、YAlO、GdVO、若しくは多結晶(セラミック)のYAG、Y2O、YVO、YAlO、GdVOに、ドーパントとしてNd、Yb、Cr、Ti、Ho、Er、Tm、Taのうち1種または複数種添加されているものを媒質とするレーザ、Arイオンレーザ、またはTi:サファイアレーザは、連続発振をさせることが可能であり(連続発振レーザまたはCWレーザ)、Qスイッチ動作やモード同期などを行うことによって10MHz以上の発振周波数でパルス発振をさせることも可能である。なお、パルス発振レーザのうち、繰り返し周波数が10MHz以上のパルス発振レーザを疑似連続発振レーザという。このようなレーザは、CWレーザと同様、レーザ光が照射されている部分を完全溶融状態に保つことができる。
また、連続発振レーザ光の波長は、非晶質半導体膜の光吸収係数を考慮して200〜700nmであることが望ましい。このような波長帯の光は、波長変換素子を用いて基本波の第2高調波、第3高調波を取り出すことで得られる。波長変換素子としてはADP(リン酸二水素化アンモニウム)、BaNaNb15(ニオブ酸バリウムナトリウム)、CdSe(セレンカドミウム)、KDP(リン酸二水素カリウム)、LiNbO(ニオブ酸リチウム)、Se、Te、LBO、BBO、KBなどが適用される。特にLBOを用いることが望ましい。半導体膜の主成分がシリコンの場合、レーザ光の波長はシリコンが吸収することのできる800nm以下であればよく、好ましくは約350〜550nmとするとよい。また、レーザ発振器において、レーザ光をTEM00(シングル横モード)で発振して射出すると、被照射面において得られる線状のビームスポットのエネルギー均一性を上げることができるので好ましい。なお、レーザ結晶化は、非晶質半導体膜上で線状ビームを走査することにより行う他に、レーザ等の電磁波の照射時に移動しない露光方法を用いてもよい。例えば、一括露光やステップ露光等の露光方法を用いてもよい。また、線状レーザビームとすると、アモルファス半導体膜のレーザ光が照射される領域を完全溶融するのに十分なエネルギー密度を確保する上で有利であるが、本発明はこれに限らず、レーザ光が矩形状や楕円状であってもアモルファス半導体を溶融することができればよい。
また、レーザ結晶化の後、500〜600℃の加熱処理を行い、結晶性半導体膜に蓄積された歪みを除去すると良い。この歪みは、結晶化によって起こる半導体の体積収縮、下地との熱応力や格子不整合などにより発生するものである。この加熱処理は、通常の熱処理装置を用いて行えば良く、例えばガス加熱方式の瞬間熱アニール(RTA)法を用いて1〜10分の処理を行えば良い。RTA法を用いる場合、より高温での熱処理が可能である。例えば、500〜700℃程度の熱処理を行ってもよい。尚、この工程は本発明において必須な要件ではなく、適宜選択して行えばよい。
また、レーザ結晶化された凸部6上の多結晶シリコン膜9の表面は完全に平坦とならないことがある。その場合、レーザ結晶化後に化学機械研磨(CMP)により多結晶シリコン膜9の表面を平坦化してもよい。多結晶シリコン膜9の表面を平坦なものとすることにより、後の工程で形成するゲート絶縁膜を薄膜化することが可能であり、より薄型の半導体装置を作製することができる。また、ゲート絶縁膜の耐圧を向上させることができる。
続いて図1(f)に示すように、適切なマスク(図示せず)を用いて多結晶シリコン膜9をドライエッチングし、島状にする。ドライエッチングのエッチングガスとしては、CF、NF、SF、CHF、CF等のフッ素系のガス、又は該フッ素系ガスにOガス、Hガス、HeやAr等の不活性ガスを適宜加えた混合ガス等を用いることができる。好ましくは、CFとOとの混合ガス、SFとOとの混合ガス、CHFとHeとの混合ガス、又はCFとHとの混合ガスを用いるとよい。また、エッチングはドライエッチングに限られずウェットエッチングで行ってもよい。その場合、多結晶シリコン膜9に対してTMAH(tetramethylanmmonium hydroxide、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド)に代表される有機アルカリ系水溶液を用いたウェットエッチングを行うことにより、多結晶シリコン膜9を島状化することができる。なお、エッチング液としてTMAH等を用いた場合、多結晶シリコン膜9のみが選択的にエッチングされるため、下地の絶縁層にダメージを与えずにエッチングすることができる。
次に、図1(g)の工程では、レジスト10を堆積した後、適切なマスク(図示せず)を用いてレジスト10を露光してパターニングし、露光されたレジスト10の部分を除去して多結晶シリコン膜9上において島状導電膜4と重畳する位置にのみレジスト10が残るようにする。
そして図1(h)に示すように、残ったレジスト10をマスクとして、例えばプラズマドーピング法やイオンプランテーション法により、多結晶シリコン膜9へ不純物元素(例えばリン(P)又はボロン(B))を高濃度に添加し、ソース領域12及びドレイン領域13を形成する。不純物元素が添加されていないソース領域12とドレイン領域13の間の多結晶シリコン膜9の部分(即ち、島状導電膜4の上に位置する部分)はチャネル形成領域14となる。即ち、チャネル形成領域14の下方に位置する島状導電膜4はゲート電極として働く(ボトムゲート構造)。多結晶シリコン膜9に導入する不純物元素は、所望の導電型に適した材料とする。N型を付与する不純物元素としては、15族に属する元素を用いればよく、例えばリン(P)又は砒素(As)を用いることができる。P型を付与する不純物元素としては、ボロン(B)を用いることが一般的である。尚、レジスト10に覆われていない多結晶シリコン膜9の部分は、十分な濃度で不純物元素を含ませることができれば、自然酸化膜等の極薄の酸化膜が表面に形成されていてもよい。また、図3に示すように、レジストを塗布する前に無機絶縁材料からなるバリア層22を多結晶シリコン膜9上に形成し、多結晶シリコン膜9への不純物元素の添加はバリア層22を通過させて行ってもよい。バリア層22は例えば酸化シリコンにより形成することができ、その膜厚はドープが可能なように約100nm以下とすることが好ましい。多結晶シリコン膜9の表面をバリア層22で覆うことにより、ソース領域12及びドレイン領域13への不純物元素のドープ後に残留する不純物元素等によってチャネル形成領域14が汚染されるのを防止することができる。
図1(i)の工程では、レジスト10を除去して、表面に層間絶縁膜15を形成した後、例えばエッチングにより基板1上の多結晶シリコン膜9(ソース領域12及びドレイン領域13)まで達する開口部(コンタクトホール)16を形成する。この層間絶縁膜15は例えば下地膜3やゲート絶縁膜5と同様の材料により形成することができる。或いは、液滴吐出法(インクジェット法)やスピンコート法により有機材料(例えば、ポリイミドやポリアミド等)から形成することもできる。スピンコート法を用いると層間絶縁膜15の表面を容易に平坦化できるという利点がある。CVD法により無機材料を層間絶縁膜15として被着した後、CMP法(化学機械研磨法)により層間絶縁膜15の表面を平坦化することも可能である。液滴吐出法を用いると開口部16を直接に形成することができるため、別途開口部16を形成する工程を省略することができる。層間絶縁膜15の膜厚は概ね750nm〜3μmとすることが一般的である。
そして、図1(j)に示すように、ソース領域12及びドレイン領域13に接続する配線をなす導電層17を形成することでTFT20が得られる。この導電層17の材料は導電性を有していればよく、例えば導電膜(ゲート電極)4について上記した材料をスパッタリング法により被着した後に適切にパターニングすることで導電層17を形成することができる。
このように、本発明の好適実施例に基づく半導体装置(TFT)の作製方法によれば、絶縁性基板1上に形成された島状導電膜4を絶縁膜5で覆って形成された凸部6と該凸部6を間に挟む領域上にアモルファス半導体膜8を形成し、このアモルファス半導体膜8にレーザ光を照射して溶融状態とする。これにより、凸部6上のアモルファス半導体膜8は結晶化されるとともに、溶融した半導体が凸部6に隣接する領域へと流れる。その結果、凸部6上に位置する結晶化された半導体膜9の膜厚は凸部6の両側の領域に位置する結晶化された半導体膜9の膜厚より小さくなる。凸部6上に位置する薄膜化された半導体膜9はチャネル形成領域14として働き、凸部6の両側に位置する膜厚の大きい半導体膜9には不純物元素が添加されてソース領域12及びドレイン領域13として機能する。即ち、本発明に基づく半導体装置の作製方法によれば、アモルファス半導体膜8にレーザ光を照射して溶融状態とすることで、半導体膜8の結晶化とチャネル形成領域14の薄膜化を同時に行うことができるので、簡単な工程でソース領域12及びドレイン領域13よりチャネル形成領域14の膜厚を小さくし、S値の向上された半導体装置を実現することができる。S値を低下させることで、低い閾値電圧で半導体装置を動作させることができ、従って、半導体装置の動作速度を維持したまま電源電圧を下げることで消費電力を抑制することができる。また、本発明に基づく半導体装置の作製方法では、チャネル形成領域14の薄膜化にプラズマエッチング等を要しないため、プラズマエッチング等による半導体膜9の劣化の心配がない。
図4(a)は、図1(j)に示したTFT20の変形実施例を示す断面図である。図4(a)のTFT20aは、導電膜(ゲート電極)4の側壁に接する絶縁物からなるサイドウォール23が設けられている点が、図1(j)に示したTFT20と異なる。このようなサイドウォール23を設けることにより導電膜4の側部でのゲート絶縁膜の絶縁破壊が生じにくくなるとともに、絶縁膜5で導電膜4を覆う際に導電膜4のエッジが露出しにくくなる。また、サイドウォール23上の多結晶シリコン膜9はサイドウォール23がない領域と比べて膜厚が薄くなっており、同じ不純物濃度でも抵抗が大きくなるため、不純物濃度を小さくしたLDD領域と同じような働きをさせることができる。このようなサイドウォール23は、図4(b)に示すように、絶縁性基板1上に島状導電膜4を形成した後、その上に絶縁膜を形成し、等方的なエッチングにより不要な部分を除去することで形成することができる。
図5(a)〜(k)は、本発明の別の実施例に基づく半導体装置(TFT)の作製方法を示す断面図である。尚、本実施例において図1(a)〜(h)に示した実施例と同様の部分には同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
まず図5(a)に示すように、表面が絶縁性の絶縁性基板1上に導電膜を成膜し、エッチング等によりパターニングして互いに離間した複数の島状の導電膜4を形成する。絶縁性基板1は、表面が平坦な基板2とその上に形成された下地膜3とからなる。尚、各島状導電膜4は図の紙面に垂直な方向に延在し、ゲート配線に接続されている。
続いて図5(b)に示すように、島状導電膜4を覆うように絶縁膜(ゲート絶縁膜)5を形成する。これにより、島状導電膜4に対応した位置に表面が絶縁性の凸部6が形成される。また、隣接する凸部6の間には凹部7が画定される。
続いて図5(c)に示すように、凸部6及び凹部7上にアモルファス半導体膜としてアモルファスシリコン(a−Si)膜8を成膜する。アモルファスシリコン膜8の膜厚は、凸部6の高さ(即ち、凹部7の深さ)と概ね同じかより大きい膜厚とすることが望ましい。
図5(d)の工程では、アモルファスシリコン膜8にレーザ光を照射し、アモルファスシリコン膜8を溶融状態とする。これにより、アモルファスシリコン膜8は結晶化されて多結晶シリコン(poly−Si)膜9になるが、このとき、溶融したシリコンが凹部7内に流れ込み、多結晶シリコン膜9の表面が平坦化される(図5(e))。これはシリコンが一旦溶融することにより、凸部6上であろうと凹部7上であろうと、溶融したシリコンと気相との界面が平衡状態に達し、平坦な界面が形成されるためである。その結果、凸部6上に位置する多結晶シリコン膜9の膜厚は凹部7上に位置する多結晶シリコン膜9の膜厚より小さくなる。また、凸部6の両側に凹部7を設けることによって、凸部6上の溶融したシリコンが凹部7内に留まるので、凸部6上のシリコンが凸部6上から流れ、凸部6の表面が露出するのを防止することができる。
続いて、図5(f)に示すように、適切なマスク(図示せず)を用いて多結晶シリコン膜9をドライエッチングし、島状にする。
次に、図5(g)の工程では、レジスト10を堆積した後、島状導電膜4をマスクとして下面から光を照射する裏面露光によりレジスト10をパターニングする。尚、同一基板上にp型TFTとn型TFTの両方を形成する場合は、一方の型のTFTのソース領域及びドレイン領域(即ち、不純物元素を添加すべき領域)を露出するべく適切な開口を有するマスクを用いて裏面露光すればよい。また、このように裏面露光を行う場合は、絶縁性基板1として透光性を有するものを用いるのは勿論である。
続いて図5(h)に示すように、露光されたレジスト10の部分を除去して多結晶シリコン膜9上において島状導電膜4と重畳した位置にのみレジスト10が残るようにする。このような裏面露光により、レジスト10のパターニングを精度良く行うことができる。
そして図5(i)に示すように、残ったレジスト10をマスクとして、例えばプラズマドーピング法やイオンプランテーション法により、多結晶シリコン膜9への不純物元素(例えばリン(P)やボロン(B))高濃度に添加し、ソース領域12及びドレイン領域13を形成する。不純物元素が添加されなかったソース領域12とドレイン領域13の間の多結晶シリコン膜9の部分(即ち、島状導電膜4の上に位置する部分)はチャネル形成領域14となる。即ち、チャネル形成領域14の下方に位置する島状導電膜4はゲート電極として働く(ボトムゲート構造)。
図5(j)の工程では、レジスト10を除去して、表面に層間絶縁膜15を形成した後、例えばエッチングにより基板1の凹部7上の多結晶シリコン膜9(ソース領域12及びドレイン領域13)まで達する開口部(コンタクトホール)16を形成する。
そして、図5(k)に示すように、ソース領域12及びドレイン領域13に接続する配線をなす導電層17を形成することでTFT30が得られる。
このように、図5(a)〜(k)に記載の半導体装置(TFT)の作製方法によれば、絶縁性基板1上に形成された島状導電膜4を絶縁膜5で覆って形成された凸部6と該凸部6を間に挟む凹部7上にアモルファス半導体膜8を形成し、このアモルファス半導体膜8にレーザ光を照射して溶融状態とする。これにより、アモルファス半導体膜8は結晶化されるとともに、溶融した半導体が凹部内に流れ込み、結晶化した半導体の表面が平坦化される。その結果、凸部6上に位置する結晶化された半導体膜9の膜厚は凹部7内に位置する結晶化された半導体膜9の膜厚より薄くなる。凸部6上に位置する薄膜化された半導体膜9はチャネル形成領域14として働き、凹部7内に位置する膜厚の大きい半導体膜9は不純物元素が添加されてソース領域12及びドレイン領域13として機能する。即ち、本発明に基づく半導体装置の作製方法によれば、アモルファス半導体膜8にレーザ光を照射して溶融状態とすることで、半導体膜8の結晶化とチャネル形成領域14の薄膜化を同時に行うことができるので、簡単な工程でソース領域12及びドレイン領域13よりチャネル形成領域14の膜厚を薄くし、S値の小さい半導体装置を実現することができる。S値を低下させることで、低い閾値電圧で半導体装置を動作させることができ、従って、半導体装置の動作速度を維持したまま電源電圧を下げることで消費電力を抑制することができる。また本発明に基づく半導体装置の作製方法では、チャネル形成領域14の薄膜化にプラズマエッチング等を要しないため、プラズマエッチング等による半導体膜9の劣化の心配がない。
図5(k)のTFT30では各凸部6内が全て島状導電膜4で形成されているが、必ずしも各凸部6を島状導電膜4で形成する必要はなく、チャネル形成領域14に対応する箇所(例えば、図5(k)の中央の凸部6)にのみ島状導電膜4を設けてもよい。選択的に島状導電膜4を設けたTFT30aを図6に示す。図6のTFT30aでは、チャネル形成領域14が形成されない箇所の凸部6は、島状導電膜4の代わりに、窒化シリコン、酸窒化シリコン、酸化シリコン等の絶縁材料で形成した島状絶縁膜4aを有している。このような島状絶縁膜4aは、例えば図5(a)の工程で絶縁性基板1上に島状導電膜4を形成した後、その上に絶縁膜を所望の膜厚に形成し、この絶縁膜を適切にパターニングすることで得ることができる。先に島状絶縁膜4aを絶縁性基板1上に形成し、その上に導電膜を形成し、この導電膜を適切にパターニングして島状導電膜4を形成してもよい。島状絶縁膜の材料は、後の工程のため所定の耐熱性を有する必要があり、例えば無機絶縁材料が好適である。
このTFT30aでも、隣接する凸部6の間には凹部7が画定されており、上記したのと同様の方法により、ソース領域12及びドレイン領域13よりチャネル形成領域14の膜厚が小さい多結晶シリコン膜9をレーザ結晶化を用いた簡単な工程で形成することができる。尚、図3では島状導電膜4と島状絶縁膜4aの両方がゲート絶縁膜5で覆われているが、ゲート絶縁膜5は島状導電膜4のみを覆っているものとしてもよい。ただし、その場合も凸部6の高さは概ね同じとすることが好ましい。
図7は、図5(k)に示したTFT30の更に別の変形実施例を示す断面図である。図7のTFT30bは、チャネル形成領域14の上方にゲート絶縁膜19を介して位置する更なるゲート電極18を有する点が図5(k)のTFT30と異なる。即ち、図7のTFT30bはデュアルゲート構造をなしている。このようにデュアルゲート構造とすることでS値を一層向上させる(即ち、低下させる)ことができる。また、TFT30bの閾値電圧のばらつきを小さくするとともに、オフ電流を低減する効果も得られる。S値を低下させることで、低い閾値電圧でTFT30bを動作させることができる。従って、TFT30bの動作速度を維持したまま電源電圧を下げることで消費電力を抑制することができる。
本発明の半導体装置(TFT)の作製方法は、例えば、液晶表示装置の画素トランジスタや周辺駆動回路のスイッチング用TFTの作製に用いることができる。他の一般的な半導体集積回路内のスイッチングTFTの作製に用いることもできる。本発明を適用可能な電子機器として、デスクトップ、床置き、または壁掛け型ディスプレイ、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、コンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体に記録された映像や静止画を再生し、それを表示し得るディスプレイを備えた装置)などが挙げられる。それらの電子機器の具体例を図8(A)〜図8(H)に示す。
図8(A)はデスクトップ、床置き、または壁掛け型ディスプレイであり、筐体301、支持台302、表示部303、スピーカー部304、ビデオ入力端子305等を含む。このようなディスプレイは、パーソナルコンピュータ用、テレビジョン放送受信用、広告表示用など任意の情報表示用表示装置として用いることができる。本発明の半導体装置の作製方法は、このようなディスプレイの表示部の画素トランジスタ及び周辺駆動回路のスイッチングトランジスタの作製に用いることができ、それによってトランジスタのS値を小さくし、動作速度が速く消費電力の低減されたディスプレイを実現することができる。
図8(B)はデジタルカメラであり、本体311、表示部312、受像部313、操作キー314、外部接続ポート315、シャッターボタン316等を有する。本発明の半導体装置の作製方法は、このようなデジタルカメラの表示部の画素トランジスタ及び周辺駆動回路のスイッチングトランジスタの作製に用いることができ、それによってトランジスタのS値を小さくし、動作速度が速く消費電力の低減されたデジタルカメラを実現することができる。
図8(C)はコンピュータであり、本体321、筐体322、表示部323、キーボード324、外部接続ポート325、ポインティングデバイス326等を有する。なおコンピュータには、中央演算装置(CPU)、記録媒体等が搭載された所謂ノート型コンピュータ、別体化された所謂デスクトップ型コンピュータが含まれる。本発明の半導体装置の作製方法は、このようなコンピュータの表示部の画素トランジスタ及び周辺駆動回路のスイッチングトランジスタの作製に用いることができ、それによってトランジスタのS値を小さくし、動作速度が速く消費電力の低減されたコンピュータを実現することができる。
図8(D)はモバイルコンピュータであり、本体331、表示部332、スイッチ333、操作キー334、赤外線ポート335等を有する。本発明の半導体装置の作製方法は、このようなモバイルコンピュータの表示部の画素トランジスタ及び周辺駆動回路のスイッチングトランジスタの作製に用いることができ、それによってトランジスタのS値を小さくし、動作速度が速く消費電力の低減されたモバイルコンピュータを実現することができる。
図8(E)は記録媒体を備えた携帯型の画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体341、筐体342、第1表示部343、第2表示部344、記録媒体(DVD等)読み込み部345、操作キー346、スピーカー部347等を有する。第1表示部343は主として画像情報を表示し、第2表示部344は主として文字情報を表示する。なお、記録媒体を備えた画像再生装置には家庭用ゲーム機器なども含まれる。本発明の半導体装置の作製方法は、このような携帯型画像再生装置の第1及び第2表示部の画素トランジスタ及び周辺駆動回路のスイッチングトランジスタの作製に用いることができ、それによってトランジスタのS値を小さくし、動作速度が速く消費電力の低減された携帯型画像再生装置を実現することができる。
図8(F)はゴーグル型ディスプレイであり、本体351、表示部352、アーム部353等を有する。本発明の半導体装置の作製方法は、このようなゴーグル型ディスプレイの表示部の画素トランジスタ及び周辺駆動回路のスイッチングトランジスタの作製に用いることができ、それによってトランジスタのS値を小さくし、動作速度が速く消費電力の低減されたゴーグル型ディスプレイを実現することができる。
図8(G)はビデオカメラであり、本体361、表示部362、筐体363、外部接続ポート364、リモコン受信部365、受像部366、バッテリー367、音声入力部368、操作キー369等を有する。本発明の半導体装置の作製方法は、このようなビデオカメラの表示部の画素トランジスタ及び周辺駆動回路のスイッチングトランジスタの作製に用いることができ、それによってトランジスタのS値を小さくし、動作速度が速く消費電力の低減されたビデオカメラを実現することができる。
図8(H)は携帯電話機であり、本体371、筐体372、表示部373、音声入力部374、音声出力部375、操作キー376、外部接続ポート377、アンテナ378等を有する。本発明の半導体装置の作製方法は、このような携帯電話の表示部の画素トランジスタ及び周辺駆動回路のスイッチングトランジスタの作製に用いることができ、それによってトランジスタのS値を小さくし、動作速度が速く消費電力の低減された携帯電話を実現することができる。
尚、上記したような電子機器の表示部は、例えば各画素にLEDや有機ELなどの発光素子を用いた自発光型とすることも、或いは、液晶ディスプレイのようにバックライトなど別の光源を用いたものとすることもできるが、自発光型の場合、バックライトが必要なく、液晶ディスプレイよりも薄い表示部とすることができる。
また、上記電子機器はインターネットやCATV(ケーブルテレビ)などの電子通信回線を通じて配信された情報を表示し、またはTV受像器として用いられたりすることが多くなり、特に動画情報を表示する機会が増してきている。表示部が自発光型の場合、有機EL等の発光材料の応答速度は液晶に比べて非常に速いため、そのような動画表示に好適である。また、時間分割駆動を行う上でも好ましい。技術の進歩により発光材料の発光輝度が高くなれば、出力した画像情報を含む光をレンズ等で拡大投影してフロント型若しくはリア型のプロジェクターに用いることも可能となる。
自発光型の表示部では発光している部分が電力を消費するため、発光部分が極力少なくなるように情報を表示することが望ましい。従って、携帯情報端末、特に携帯電話や音響再生装置のような文字情報を主とする表示部を自発光型とする場合には、非発光部分を背景として文字情報を発光部分で形成するように駆動することが望ましい。
以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に用いることが可能である。
本発明に基づく半導体装置の作製方法の一実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の一実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の一実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の一実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の一実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の一実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の一実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の一実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の一実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の一実施例を示す断面図。 島状導電膜の形状の一例を示す断面図。 島状導電膜の形状の一例を示す断面図。 島状導電膜の形状の一例を示す断面図。 島状導電膜の形状の一例を示す断面図。 図1(h)に示した工程の変形実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の別の実施例を示す断面図。 図4(a)の半導体装置の作製工程を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の別の実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の別の実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の別の実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の別の実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の別の実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の別の実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の別の実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の別の実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の別の実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の別の実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の作製方法の別の実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の別の実施例を示す断面図。 本発明に基づく半導体装置の別の実施例を示す断面図。 本発明が適用される電子機器を示す斜視図。
符号の説明
1 絶縁性基板
2 平坦な基板
3 下地膜
4 島状導電膜
4a 島状絶縁膜
5 絶縁膜(ゲート絶縁膜)
6 凸部
7 凹部
8 アモルファスシリコン膜
9 多結晶シリコン膜
10 レジスト
12 ソース領域
13 ドレイン領域
14 チャネル形成領域
15 層間絶縁膜
16 開口部(コンタクトホール)
17 導電層
18 ゲート電極
19 ゲート絶縁膜
20、20a TFT
22 バリア層
23 サイドウォール
30、30a、30b TFT

Claims (5)

  1. 少なくとも表面が絶縁性の基板の前記表面上に島状導電膜を形成し該島状導電膜を絶縁膜で覆って凸部を形成する工程と、
    前記凸部の両側に前記凸部から離間して前記絶縁性基板の前記表面上に設けられた更なる凸部を形成し、前記凸部と前記更なる凸部との間に凹部を画定する工程と、
    前記凸部を覆うアモルファス半導体膜を成膜する工程と、
    前記アモルファス半導体膜にレーザ光を照射し溶融状態にして結晶化することで前記凸部上の膜厚が前記凸部の両側に隣接する領域における膜厚より小さい、結晶化された半導体膜を形成する工程と、
    前記凸部の両側に隣接する領域の前記結晶化された半導体膜に一導電型の不純物元素を含ませてソース領域及びドレイン領域を形成する工程とを有する半導体装置の作製方法。
  2. 少なくとも表面が絶縁性の基板の前記表面上に、少なくともチャネル形成領域に対応する箇所に島状導電膜を形成し該島状導電膜を絶縁膜で覆って凸部を形成する工程と、
    前記凸部の両側に前記凸部から離間して前記絶縁性基板の前記表面上に設けられた更なる凸部を形成し、前記凸部と前記更なる凸部との間に凹部を画定する工程と、
    前記凸部を覆うアモルファス半導体膜を成膜する工程と、
    前記アモルファス半導体膜にレーザ光を照射し完全溶融状態にして結晶化するとともに前記凸部上の溶融した半導体の一部が前記凸部の両側に隣接する領域へと流れることで前記凸部上の膜厚が前記凸部の両側に隣接する領域における膜厚より小さい、結晶化された半導体膜を形成する工程と、
    前記凸部の両側に隣接する領域の前記結晶化された半導体膜に一導電型の不純物元素を含ませてソース領域及びドレイン領域を形成する工程とを有する半導体装置の作製方法。
  3. 前記絶縁性基板が透光性を有し、
    前記結晶化された半導体膜に一導電型の不純物元素を含ませる工程が、
    前記結晶化された半導体膜上にレジストを形成する工程と、
    前記導電膜をマスクとして前記レジストを、前記絶縁性基板を介して露光する工程と、
    露光された前記レジストの部分を除去する工程と、
    残った前記レジストをマスクとして前記結晶化された半導体膜に前記不純物元素を含ませる工程とを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置の作製方法。
  4. 前記凸部を形成する工程が、前記島状導電膜を形成した後、前記島状導電膜を前記絶縁膜で覆う前に、前記島状導電膜の側壁に隣接する絶縁材料からなるサイドウォールを形成する工程を有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の半導体装置の作製方法。
  5. 前記アモルファス半導体膜は、前記凸部の高さと概ね同じか、より大きい膜厚を有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の半導体装置の作製方法。
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