JP5388160B2 - 仮設ルーム - Google Patents

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Description

本発明は、さまざまな災害発生時において臨時に設けられる体育館やホールなどの避難場所等に設置して好適な仮設ルームに関するものである。
地震、火災、水害などの災害発生時において、国や地方公共団体は、住居を失った被災者などを一時的に収容する場所として広いスペースを有する公営の学校の体育館や公民館のホール等のような公共施設を避難場所として提供する。体育館やホール等が避難場所とされた場合には、広いスペースに家族毎に適当な小スペースが提供されるだけで、隣同士を仕切る間仕切りなどはなく、被災者はその小スペース内で、食事をしたり、床に布団を敷いて睡眠をとったりしている。このように、避難場所における被災者の共同避難生活は、ひとつの広いスペース内で寝食を共にするために、昼夜を問わず他人の視線にさらされることとなり、個人や家族のプライバシーが保たれ難く、精神的な疲労が徐々に蓄積するものと考えられる。その結果、体育館やホール等での共同避難生活が長期間となればなるほど辛く、精神的な疲労も大きくなる。このため、個人又は家族が寝食するスペースを間仕切る間仕切りセットが提案されている(特許文献1参照。)。
特開平9−228667号公報
この特許文献1に記載されたものは、体育館等での共同避難生活において、発泡パネル等の衝立を立てて、ある個人又は家族が寝食するスペースと他の個人又は家族が寝食するスペースとを区別することができるものであった。しかし、発泡パネル等の衝立を立てる場合、衝立の高さが高いとそれだけ衝立を支持する支持構造が大掛かりなものとなってそのためのスペースを必要とするので、必然的に衝立の高さが低くなってしまうことから、ある個人又は家族が寝食するスペースを他の個人又は家族が寝食するスペースとから区別することはできるが、立っている者等からの視界を遮ることはできないという問題があった。また、衝立の高さを高くできたとしても、上方が開放されていると、何かと落ち着かずにストレスが溜まるという問題もあった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、体育館やホール等の広いスペースでの共同避難生活で被災者のプライバシーを守ると共に、共同生活に伴うストレスを軽減することができる軽くて組み立て容易で安価な仮設ルームを提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明に係る仮設ルームは、地震、火災及び水害発生時等において、とくに屋内の避難場所に仮設される仮設ルームであって、強化段ボール製で適宜窓部や出入り口部を有する複数の壁パネルを折り畳み可能に連結して構成したところの折り畳み時に平面矩形状を呈する壁ユニットと、周囲に周壁部を有し前記壁パネルが折り畳まれた状態の壁ユニットを収容するところの平面矩形状を呈した強化ダンボール製の下部ケース体と、周囲に周壁部を有し前記下部ケース体を内側に収容させてその上に被せられるところの同じく強化ダンボール製で平面矩形状を呈した上部ケース体とを含み、前記下部ケース体内に前記壁ユニット及びその付属品等を収容してその上から上部ケース体を被せることで運搬や保管を行うことができるように構成すると共に、組立時には前記上部ケース体を下部ケース体から取り外して前記下部ケース体から前記壁ユニットを取り出して前記下部ケ−ス体を床パネルに、前記上部ケース体を屋根パネルに用い、前記壁ユニットを水平方向へ展開させてその下端部側を前記床パネルの前記周壁部の内側へ固定具を用いて固定し、前記屋根パネルを展開した壁ユニットの上部に被せ当該屋根パネルの前記周壁部内側と前記壁ユニットの前記壁パネルの上端部外側との間に前記壁パネルの連結部に当てがう固定部材を設けて前記屋根パネルと前記壁パネルとの間のクリアランスを埋め、前記屋根パネルの前記周壁部と前記壁パネルの上端部側を固定具を用いて固定させ、さらに前記壁パネルの対向する2つの壁パネル間の上方に連結棒を架け渡すことによって組み立てることを特徴とする。


本発明によれば、壁ユニットは、連結状態又は展開状態において複数の壁パネルを平面多角形状に連結又は展開したものであるために倒れ難く、かつ床パネルと屋根パネルに固定されることから、人が中に入って寝起きし得るのに十分な高さに壁ユニットを形成できる。その結果、他人の視界を遮る空間を形成できるので、体育館やホール等の広いスペースでの共同避難生活で被災者のプライバシーを守ると共に、共同生活に伴うストレスを軽減することが可能となる。
本発明に係る仮設ルームにおいて、前記壁ユニットのうち対向する一方の2つの壁に相当する壁パネルをそれぞれ1枚の平板状の第1壁パネルで形成し、対向する残りの2つの壁に相当する壁パネルをそれぞれ複数の第2壁パネルで形成し、これら第1壁パネル及び第2壁パネルは、前記折り畳み状態のとき、2つの第1壁パネル間に第2壁パネルが互い違いに折り畳まれていることが好ましい。
また、本発明に係る仮設ルームにおいて、前記壁ユニットが、前記展開状態の壁ユニット内に着脱可能に取り付けられる仕切りパネルを有し、この仕切りパネルを前記展開状態の壁ユニット内に取り付けて、この壁ユニット内を複数に仕切るようにすることが好ましい。
また、本発明に係る仮設ルームにおいて、前記展開状態の壁ユニットの対向する2つの壁パネルの内面に、前記仕切りパネルを取り付けるための取付部がそれぞれ設けられ、これら取付部に前記仕切りパネルを取り付けることで前記展開状態の壁ユニット内が2つに仕切られるようにすることが好ましい。
また、本発明に係る仮設ルームにおいて、外側より被せられ、雨水の浸入防止及び/又は防寒を図る防水シートをさらに備えることが好ましい。
以上説明したように本発明に係る仮設ルームによれば、壁ユニットを下部ケース体を構成する床パネルと上部ケース体を構成する屋根パネルから成るケースに入れて運搬でき、かつ組立時にはケースから壁ユニットを取り出して水平方向へ展開連結させてその下端部を床パネルの周壁部に取り付け、壁ユニットの上部に屋根パネルを被せてその上端部を周壁部に取り付けることによって仮設ルームを手軽に組み立てることができ、使用し終わったら壁ユニットを取り外して床パネル内へ収納させ、その上から屋根パネルを被せることによってケースに入れて保管することができるものである。さらに、壁ユニットの連結状態又は展開状態において複数の壁パネルを平面多角形状に連結又は展開したものであるために倒れ難く、かつ床パネルと屋根パネルに壁ユニットが固定されることから、人が中に入って寝起きし得るのに十分な高さに壁ユニットを形成できるので、他人の視界を遮る空間を形成でき、体育館やホール等の広いスペースでの共同避難生活で被災者のプライバシーを守ると共に、共同生活に伴うストレスを軽減することができる。
本発明に係る第1の仮設ルームの一例を示す斜視図である。 本発明に係る第1の仮設ルームの一例を示す側面図である。 本発明に係る第1の仮設ルームの一例を示す正面図である。 本発明に係る第1の仮設ルームの一例を示す斜視図である。 本発明に係る第1の仮設ルームの内部の状態を示す図である。 本発明に係る第1の仮設ルームの内部の状態を示す図である。 本発明に係る第1の仮設ルームの使用状態を示すプレートを示す図である。 本発明に係る第1の仮設ルームの他の例を示す斜視図である。 本発明に係る第2の仮設ルームの一例を示す斜視図である。 本発明に係る第2の仮設ルームの一例を示す側面図である。 本発明に係る第2の仮設ルームの一例を示す断面図である。 本発明に係る第2の仮設ルームの一例を示す斜視図である。 本発明に係る第2の仮設ルームの一例を示す斜視図である。 本発明に係る第2の仮設ルームを組み立てる一例を示す斜視図である。 本発明に係る第2の仮設ルームを組み立てる一例を示す斜視図である。 本発明に係る壁ユニットの他の例を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は壁パネルを直線状にした状態を示す平面図、(d)は壁パネルを直線状にした状態を示す側面図、(e)は正面図である。 本発明に係る壁ユニットの他の例を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は壁パネルを直線状にした状態を示す平面図、(d)は壁パネルを直線状にした状態を示す側面図、(e)は正面図である。 本発明に係る仮設ルームを複数組み合わせて設置した一例を示す概略平面図である。
以下、本発明に係る仮設ルームを添付図面に基づいて詳述する。
図1〜図6は、本発明に係る第1の仮設ルームの一例を示す図である。本発明に係る第1の仮設ルームは、図1〜図6に示すように、複数の壁パネル3、及びこれら複数の壁パネル3を適宜連結して平面多角形状の連結状態を形成する連結部材9を含む壁ユニット2と、壁パネル3に適宜設けられた出入口部15及び/又は窓部16と、所望の箇所に敷設されてこの上に連結状態の壁ユニット2が載置されて着脱可能に固定される床パネル7と、連結状態の壁ユニット2の上部に着脱可能に固定される屋根パネル8とを備えたことに特徴がある。なお、図5及び図6は仮設ルーム1の内部の状態が分かりやすいように示した図である。
壁ユニット2は、連結部材9を用いて複数の壁パネル3を平面多角形状例えば矩形状に連結して連結状態を形成するものである。複数の壁パネル3は、矩形状の壁、すなわち、前面壁、後面壁、両側面壁を形成するものである。これら壁パネル3は、前面壁及び後面壁に相当する壁パネル(第1壁パネル4ということがある。)と、両側面壁に相当する壁パネル(第2壁パネル5ということがある。)とからなる。
第1壁パネル4は、矩形平板状に形成されていることが好ましい。例えば、第1壁パネル4の大きさは、1枚で丁度ケース6内に収納し得る大きさで形成されていることが好ましい。第1壁パネル4は、具体的には、210cm×110cmの矩形状で形成される。
第2壁パネル5は、複数のパネルからなることが好ましい。第2壁パネル5は、第1壁パネル4と略同じ矩形平板状に形成されている。この第2壁パネル5は、2枚で側面壁に相当する壁パネル3となるように構成されている。第2壁パネル5は、具体的には、210cm×110cmの矩形状で形成される。
これら第1壁パネル4及び第2壁パネル5は、強化ダンボール等で形成されていることが好ましい。強化ダンボールは、通常のダンボールに耐水・防水・強化・剛性等が付与されたものであれば特に限定されない。また、第1壁パネル4及び第2壁パネル5としては、ダンボール以外の例えば軽くて丈夫な合成樹脂、木製のもの等を用いてもよい。
また、第1壁パネル4及び第2壁パネル5の両方又は一方、図示例では両方の外側となる表面の上方には、プレート挿入部71を設けてもよい。このプレート挿入部71は、プレートをスライドさせて着脱可能に取り付けるものであり、例えば、番号が付されたプレート72を取り付けたり、プレート挿入部71内に2つの状態を示すプレート73(図7参照。)等を取り付けると共にさらにこのプレート73上に2つの状態のどちらか一方をスライドさせて表示させるスライドプレート74を取り付けたりすることがこのましい。これにより、自分の仮設ルーム1がどれであるかすぐに判別することができると共に、仮設ルーム1の使用状態がすぐに分かる。例えば、避難場所の体育館等の広いスペースに本発明に係る仮設ルーム1を多数設置すると自分の仮設ルーム1がどれだかわからなくなるが、番号が付されたプレート72を取り付けることにより自分の仮設ルーム1がどれであるかすぐに判別することができることになる。また、番号が付されたプレート72を取り付けることにより、誰がどこの仮設ルーム1にいるかが一目でわかる。
これら1枚の第1壁パネル4と2枚の第2壁パネル5と1枚の第1壁パネル4と2枚の第2壁パネル5とが、長辺部において順次連結部材9によって互い連続的に連結されて矩形状の連結状態の壁ユニット2が構成される。連結部材9は、第1壁パネル4と第2壁パネル5とを着脱可能に連結する略L字状の第1連結部材91と、2枚の第2壁パネル5を着脱可能に連結する第2連結部材92とからなる。
第1連結部材91は、第1壁パネル4と第2壁パネル5とを略直角に連結するものであれば特に限定されず、略L字状の部材であってもよいが、例えば、第1壁パネル4と第2壁パネル5とを挟持により取り付ける略コ字状の2つの支持部91aが蝶番91bによって連結され、これら支持部91aが略L字状の支持板91cに固定されているもの等が好ましい。これら支持部91aに第1壁パネル4と第2壁パネル5とをそれぞれ取り付けることにより、第1壁パネル4と2枚の第2壁パネル5とが互いに略直角に連結されるようになっている。
第2連結部材92は、2枚の第2壁パネル5を略直線状に連結するものであれば得に限定されず、略H字状の部材であってもよいが、例えば、2枚の第2壁パネル5を挟持により取り付ける略コ字状の2つの支持部92aが蝶番92bによって連結され、これら支持部92aが細長の平板状の支持板92cに固定されているもの等が好ましい。これら支持部92aに2枚の第2壁パネル5とをそれぞれ取り付けることにより、2枚の第2壁パネル5が略直線状に連結されるようになっている。4個の第1連結部材91と2個の第2連結部材92とによって2枚の第1壁パネル4と4枚の第2壁パネル5とが略矩形状に連結された連結状態の壁ユニット2が構成されるように構成されている。この壁ユニット2は、例えば、連結状態において、220cm(長さ)×110cm(幅)×210cm(高さ)となるように形成されている。
第1壁パネル4及び第2壁パネル5には、出入口部15や窓部16が設けられている。出入口部15は、連結状態の壁ユニット2(仮設ルーム1)に出入りを行うためのものであり、その形状、大きさ及び配置箇所は特に限定されず、例えば、各側面壁に相当する2枚の第2壁パネル5のうちの1枚の第2壁パネル5や第1壁パネル4に設けられている。これら第2壁パネル5及び第1壁パネル4には、出入口部15を開閉する扉ユニット21が取り付けられていることが好ましい。扉ユニット21は、例えば、1枚のスライド扉22と、スライド扉22の上部及び下部をスライド可能に支持する2つのスライド案内部23と、スライド扉22のスライドを規制する規制部材24とを備えて構成されている。なお、扉ユニット21は、2つの扉をスライドさせて出入口部15を開閉するように構成してもよい。スライド案内部23は、例えば、粘着剤や両面粘着テープ等によって固定されている。
窓部16の形状、大きさ及び配置箇所は、特に限定されず、例えば、扉ユニット21が設けられていない第2壁パネル5に設けられている。窓部16の数は、特に限定されず、例えば、1つでも2つ以上でもよく、例えば、2つでもよい。この第2壁パネル5には、窓部16を開閉する窓ユニット25が取り付けられていることが好ましい。窓ユニット25は、例えば、1つの戸25aと、この戸25aの左右をスライド可能に支持する2つのスライド案内部25bとで構成されている。なお、窓ユニット25は、2つの戸で窓部16を開閉するように構成してもよい。スライド案内部25bは、例えば、粘着剤や両面粘着テープ等によって固定されている。
また、壁ユニット2には連結棒41が備えられていることが好ましい。連結棒41は、衣服を掛けたり、洗濯物を干したりする棹部材として機能するが、連結状態の壁ユニット2の対向する2つの壁パネル3間に掛け渡されて、これら2つの壁パネル3の間隔を維持する、すなわち、補強部材としても機能するものである。連結棒41は、特に限定されず、例えば、断面円形の棒状に形成されている。この連結棒41が掛け渡される壁パネル3は、第1壁パネル4間であってもよいし、第2壁パネル5間であってもよい。さらに、第1壁パネル4及び第2壁パネル5の両方のパネルであってもよい。例えば、連結棒41は、第2壁パネル5間に掛け渡されていることが望ましい。連結棒41の個数は、特に限定されず、1本でも2本以上でもよく、例えば、2本である。
連結棒41は、例えば、4枚の第2壁パネル5のうちの対向する2枚の第2壁パネル5の上方にそれぞれ1本ずつ合計2本設けられている。これら連結棒41は、両端部がボルトやネジ等の取付具43によってそれぞれ取り付けられている。すなわち、連結棒41の両端部外周には、取付具43と螺合するネジ部が設けられ、この連結棒41を第2壁パネル5の上方の取付孔(図示せず)に通して第2壁パネル5の外面から突出する両端部に取付具43を螺合させることにより、第2壁パネル5間に連結棒41が掛け渡されるようになっている。このように、連結棒41を取り付けることにより、連結状態の壁ユニット2の補強部材として機能すると共に、ハンガーを掛けたり、衣服や洗濯物等を吊り下げ支持する棹部材として機能する。
床パネル7と屋根パネル8とは、互いに嵌め合わされることのできる下部ケース体と上部ケース体とからなっており、内部に壁ユニット2等が収納できる構造となっていることが好ましい。すなわち、床パネル7と屋根パネル8とは、壁ユニット2等を収容するケース6である。
このケース6は、例えば、床パネル7が壁ユニット2等を収容するケース本体であると共に、屋根パネル8が蓋体である。床パネル7は、例えば、矩形状であって上面が凹状に窪んで形成されている。この床パネル7の周壁部7aは、重ね合わせて積層させた複数の壁パネル3が収納させる大きさ、例えば、220cm×110cmより若干大きな矩形状に形成されていることが好ましい。床パネル7の周壁部7aの深さ(高さ)は、積層させた複数の壁パネル3の厚さより厚い寸法であって壁パネル3の他に連結部材9、連結棒41、取付具43、固定具30、防水シート112(図13参照。)等が収納可能な寸法で形成されていることが好ましい。床パネル7の厚さは、例えば、5〜6cmで形成される。
屋根パネル8は、床パネル7に対する蓋体であり、例えば、矩形状であって下面が凹状に窪んで形成されている。この屋根パネル8の周壁部8aは、床パネル7が収納される大きさ、例えば、床パネル7より若干大きな矩形状に形成されていることが好ましい。屋根パネル8には、例えば、矩形状の天窓部18を設けてもよい。屋根パネル8には、天窓部18を開閉する天窓ユニット27が取り付けられていることが好ましい。
天窓ユニット27は、例えば、2つの戸27aとこれらの戸27aの対向する一方の両端部をスライド可能に支持する2つのスライド案内部27bとからなることが好ましい。スライド案内部27bは、例えば、粘着剤や両面粘着テープ等によって固定されている。
床パネル7及び屋根パネル8は、壁パネル4、5と同様に強化ダンボール等で形成されていることが好ましい。強化ダンボールは、通常のダンボールに耐水・防水・強化・剛性等が付与されたものであれば特に限定されない。また、床パネル7及び屋根パネル8としては、ダンボール以外の例えば軽くて丈夫な合成樹脂、木製のもの等を用いてもよい。
床パネル7及び屋根パネル8と壁ユニット2とを固定する固定具30としては、特に限定されないが、取り付け及び取り外しが容易な点からビスやネジ・ナット等であることが好ましい。固定具30が例えばネジ・ナット等である場合には、床パネル7と壁ユニット2との対応する箇所にはそれぞれ取付孔(図示せず)を設け、これら取付孔を介してネジ・ナットで床パネル7に壁ユニット2を固定するようにすることが好ましい。また、屋根パネル8と壁ユニット2との対応する箇所にはそれぞれ取付孔(図示せず)を設け、これら取付孔を介してネジ・ナットで屋根パネル8に壁ユニット2を固定するようにすることが好ましい。また、屋根パネル8と壁ユニット2との間にスペーサ等を設けて、これら屋根パネル8と壁ユニット2とを固定することが好ましい。
また、本発明に係る第1の仮設ルーム1には、これが屋外に設置されることも考慮し、防水シート112が備えられていることが好ましい。防水シート112は、例えば、透明な軟質性の合成樹脂で形成されていることが好ましい。この防水シート112は、例えば、上部に屋根パネル8が固定された壁ユニット2を上方から被せて覆う略矩形箱状の下方が開放された形状に形成されていることが好ましい。この防水シート112の壁ユニット2の出入口部15及び窓部16に相当する箇所には、切り込みが形成されて、壁ユニット2への出入りや窓の開閉を行えるようになっていることが好ましい。なお、防水シート112は、同時に防寒シートとしても機能するものである。
また、壁ユニット2は、連結状態の壁ユニット2内に着脱可能に取り付けられる仕切りパネル10を有することが好ましい。仕切りパネル10は、連結状態の壁ユニット2内に取り付けられて、壁ユニット2内を複数に仕切るものである。例えば、仕切りパネル10により壁ユニット2内を2つに仕切るものである。仕切りパネル10は、例えば、対向する2枚の第2壁パネル5に両端部が取り付けられるものであり、壁ユニット2内を仕切るために例えば3枚の仕切りパネルからなる。出入口部15を有する対向する2つの第2壁パネル5の他の第2パネル側の端部近傍の内面には、高さ方向に延びる凹状の取付部55がそれぞれ設けられている。これら取付部55に仕切りパネルの両端部を例えば上方から挿入することにより、壁ユニット2内が2つに仕切られるようになっている。また、2つの取付部55は、スライド扉22のスライドを規制する規制部材としての機能も奏するものである。
次に、本発明に係る第1の仮設ルーム1を組み立て設置する場合について説明する。この仮設ルーム1は、使用されていない状態では、ケース6(床パネル7及び屋根パネル8)内に壁パネル3(例えば2枚の第1壁パネル4と4枚の第2壁パネル5)が重ね合わされた(積層された)状態で収納されていると共に、連結部材9、連結棒41、取付具43、固定具30、防水シート112等が収納されている。このように、ケース6内に6枚の壁パネル3が収納されているために、小型化を図れると共に矩形状であるので、取扱性がよいと共に保管し易く、かつ、持ち運びが容易である。また、ケース6及び壁パネル3が強化ダンボールで形成されていると、軽量化を図れ、一層取扱性に優れると共に持ち運びが一層容易となる。
この本発明に係る第1の仮設ルーム1を例えば避難場所の体育館やホールの設置箇所に運ぶ。箱本体である床パネル7から蓋体である屋根パネル8を取って(開けて)床パネル7内を開放する。床パネル7内に収納されている壁ユニット2等を全て床パネル7内から出す。この空になった床パネル7を所定の設置箇所に設置する。次に、壁ユニット2を組み立てる。すなわち、4個の第1連結部材91と2個の第2連結部材92とによって2枚の第1壁パネル4と4枚の第2壁パネル5とを略矩形状に連結して、連結状態の壁ユニット2を組み立てる。
この連結状態の壁ユニット2の下部を床パネル7内に嵌合させて、壁ユニット2を床パネル7上に載置する。載置後、この壁ユニット2の下部を床パネル7の周壁部7aにネジ部材7b等の固定具を用いて固定する。なお、第2壁パネル5の上方の取付孔に連結棒41を通して第2壁パネル5の外面から突出する連結棒41の両端部に取付具43を螺合させておくことにより、第2壁パネル5間に連結棒41を掛け渡しておく。この壁ユニット2の上部に屋根パネル8を被せ、壁ユニット2の上部と屋根パネル8の周壁部8aとをネジ部材等の固定具30を用いて固定する。なお、壁ユニット2の上部と屋根パネル8とを固定する際に、壁ユニット2の上部と屋根パネル8との間にスペーサを設けることにより、ぐらくつことなく安定して壁ユニット2の上部と屋根パネル8とを固定することができる。固定後、必要に応じて防寒シートでもある防水シート112を被せる。
これにより、本発明に係る仮設ルーム1は、大きなスペースを必要とすることなく、220cm(長さ)×110cm(幅)×210cm(高さ)より若干大きな寸法で組み立てられる、すなわち、組み立てスペースが小さくてすむと共に、所望の位置に簡単に直ぐに略矩形箱状に組み立てることができる。
したがって、本発明に係る第1の仮設ルーム1は、連結状態の壁ユニット2が複数の壁パネル4、5を矩形状に連結したものであるために倒れ難く、かつこの連結状態の壁ユニット2が床パネル7及び屋根パネル8に固定されているので、人が中に入って寝起きし得るのに十分な高さに壁ユニット2を形成できる。その結果、他人の視界を遮る空間を形成できるので、体育館やホール等の広いスペースでの共同避難生活で被災者のプライバシーを守ると共に、共同生活に伴うストレスを軽減することが可能となる。
また、本発明に係る第1の仮設ルーム1は、第1壁パネル4、第2壁パネル5、床パネル7及び屋根パネル8が強化ダンボールで形成されていることにより、その重量が軽く、搬入及び組み立てが容易でスピード設置できると共に、万一倒れた場合等においても怪我をすることが少なく安全性に優れ、かつ、安価である。また、屋根パネル8の上に物を置けるので、仮設ルーム1の上方の空間を有効に利用することができる。
また、本発明に係る第1の仮設ルーム1は、使用後、床パネル7、屋根パネル8、壁パネル3、連結部材9を互いに取り外し、連結棒41、取付具43、固定具30、防水シート112等と共に床パネル7及び屋根パネル8内に収納することによって、容易に直ぐに仮設ルーム1の解体を行えると共に、保管ができ、繰り返し使用することができる。
また、本発明に係る第1の仮設ルーム1は、床パネル7、屋根パネル8、第1壁パネル4及び第2壁パネル5によって上下前後左右が強化ダンボールで覆われているので、完全に個室になると共に、冬の寒いときには暖がとれる。また、ブロックやコンパネを設けて、これらの上に本発明に係る仮設ルーム1を組み立て設置した後に、この外側に防水シート112を被せれば、防水シート112が防水機能と防寒機能とを発揮するので、本発明に係る仮設ルーム1を屋外に設置することができる。
また、本発明に係る第1の仮設ルーム1は、床パネル7、屋根パネル8、第1壁パネル4及び第2壁パネル5は強化ダンボールで形成されていることで、表面に印刷を行えるので、広告や宣伝を図れると共に、デザイン等の装飾化を施せる。
また、本発明に係る第1の仮設ルーム1は、床パネル7、屋根パネル8、第1壁パネル4及び第2壁パネル5を上下逆に設置することも可能である。また、本発明に係る第1の仮設ルーム1は、略矩形箱状に形成されているために、複数の仮設ルーム1を連結して設置することができると共に、出入口部15の方向に応じて隣の仮設ルーム1とで仕切りを形成することができる。また、本発明に係る仮設ルーム1を複数設置する場合、組み合わせにより中庭等を形成することができる。例えば、本発明に係る4つの仮設ルーム1を図17に示すように設置することにより、中庭81を形成することができる。この中庭81に簡易トイレ等を設置したり履物を置いたりすることができ、より一層プライバシーを守れると共にストレスを軽減することができる。
また、本発明に係る仮設ルーム1は、仕切りパネル10により仮設ルーム1内を例えば2つに仕切ることで、仮設ルーム1内でもプライバシーの保護等を図れる。その結果、一層共同避難生活における被災者のプライバシーを守ると共に、共同生活に伴うストレスを軽減することが可能となる。
図8は本発明に係る第1の仮設ルームの他の例を示す図である。この仮設ルームは、図8に示すように、開き戸28aを用いて扉ユニット28を構成したものである。例えば、第1壁パネル4の出入口部15の開口面積が拡大されていると共にこの出入口部15の下部が開口され、かつ、この出入口部15の下部に対応する床パネル7の縁部が開口されていると共に床パネル7の縁部が傾斜面28bとして形成されている。扉ユニット28は、例えば蝶番(図示せず)を介して開閉可能に設けられた開き戸28aを備えて構成されている。このように構成すると、仮設ルーム1に入るための出入口部15が大きく、出入りを容易に行えると共に、車椅子等の車輪を有するものの出入りが容易であり、汎用性が高い。
図9〜図14は本発明に係る第2の仮設ルームの一例を示す図である。本発明に係る第2の仮設ルームは、図9〜図14に示すように、複数の壁パネル103が互いに折り畳み可能に連続的に連結され、これら複数の壁パネル103を折り畳んで重ね合わせた折り畳み状態を形成すると共に、複数の壁パネル103を平面多角形状に展開した展開状態を形成する壁ユニット102と、この壁ユニット102に適宜設けられた出入口部115及び/又は窓部116、117と、所望の箇所に敷設されてこの上に展開状態の壁ユニット102が載置されて着脱可能に固定される床パネル107と、連結状態の壁ユニット102の上部に着脱可能に固定される屋根パネル108と、を備えたことことに特徴がある。
壁ユニット102は、複数の壁パネル103が互いに折り畳み可能であると共に平面多角形状例えば矩形状に展開可能に回動可能に連続的に連結されてなる。複数の壁パネル103は、例えば、矩形状の壁、すなわち、前面壁、後面壁、両側面壁を形成するものである。これら壁パネル103は、前面壁及び後面壁に相当する壁パネル(第1壁パネル104ということがある。)と、両側面壁に相当する壁パネル(第2壁パネル105ということがある。)とからなる。
第1壁パネル104は矩形平板状に形成されていることが好ましい。例えば、第1壁パネル104の大きさは、図12に示すように、1枚で丁度ケース106内に収納し得る大きさで形成されていることが好ましい。第1壁パネル104は、具体的には、210cm×110cmの矩形状で形成される。
第2壁パネル105は、複数のパネルからなることが好ましい。第2壁パネル105は、第1壁パネル104の幅の略半分の幅の矩形平板状に形成されている。この第2壁パネル105は、4枚で側面壁に相当する壁パネル103となるように構成されている。第2壁パネル105は、具体的には、210cm×55cmの矩形状で形成される。
これら第1壁パネル104及び第2壁パネル105は、強化ダンボール等で形成されていることが好ましい。強化ダンボールは、通常のダンボールに耐水・防水・強化・剛性等が付与されたものであれば特に限定されない。また、第1壁パネル104及び第2壁パネル105としては、ダンボール以外の例えば軽くて丈夫な合成樹脂、木製のもの等を用いてもよい。
第1壁パネル104や第2壁パネル105の両方又は一方の表面の上方には、プレート挿入部171を設けてもよい。このプレート挿入部171は、プレートをスライドさせて着脱可能に取り付けるものであり、例えば、番号が付されたプレート172を取り付けることがこのましい。これにより、自分の仮設ルーム100がどれであるかすぐに判別することができる。すなわち、避難場所の体育館等の広いスペースに本発明に係る第2の仮設ルーム100を多数設置すると自分の仮設ルーム100がどれだかわからなくなるが、番号が付されたプレート172を取り付けることにより自分の仮設ルーム100がどれであるかすぐに判別することができることになる。また、番号が付されたプレート172を取り付けることにより、誰がどこの仮設ルーム100にいるかが一目でわかる。
これら1枚の第1壁パネル104と、4枚の第2壁パネル105と、1枚の第1壁パネル104と、4枚の第2壁パネル105とが、長辺部において連結部材111によって互い折り畳み可能に連続的に連結されて壁ユニット102が構成されている。これら10枚の壁パネル104、105は、1箇所又は複数箇所で切れていてもよいし(図15及び図16参照。)、無端状にすなわち環状を呈するように連結されていてもよい(図14参照。)。この壁ユニット102は、2枚の第1壁パネル104間に第2壁パネル105が互い違いに折り畳まれて重ねられた折り畳み状態(図12及び図14(a)参照。)を形成すると共に、第1壁パネル104及び第2壁パネル105を平面矩形状に展開した展開状態(図14(c)〜(g)参照。)を形成するようになっている。この壁ユニット102は、例えば、展開状態において、220cm(長さ)×110cm(幅)×210cm(高さ)となるように形成されている。
連結部材111は、壁パネル104、105を折り畳み展開可能にするものであり、例えば、可撓性の粘着テープであってもよい。連結部材111として粘着テープを用いる場合には、壁パネル104、105の両面に粘着テープをそれぞれ張り合わせるようにすることがこのましい。また、このとき、粘着テープは、壁パネル104、105の長辺部の全体に設けもよいし、一部に設けるようにしてもよい。なお、連結部材111としては、粘着テープに限定されず、粘着テープ以外のもの例えば蝶番等を用いるようにしてもよい。
第2壁パネル105の上部には、展開状態において隣接する第2壁パネル105との直線状態を保持する固定部材113が設けられている。固定部材113は、例えば、コ字状に形成されている。この固定部材113が第2壁パネル105の上部にその上部(幅方向)に沿ってスライド可能に設けられており、折り畳み状態では、1枚の第2壁パネル105の上部に位置され、展開状態になったとき、スライドさせて2枚の第2壁パネル105の上部を掛け渡すようにスライドさせて屈曲せずに直線状態を保持するようになっている。固定部材113は、展開状態時に2枚の第2壁パネル105間の全部にそれぞれ設けられていることが好ましい。
第1壁パネル104及び第2壁パネル105には、出入口部115や窓部116、117が設けられている。出入口部115は、展開状態の壁ユニット102に出入りするものであり、その形状、大きさ及び配置箇所は特に限定されず、例えば、各側面壁に相当する4枚の第2壁パネル105のうちの1枚の第2壁パネル105に設けられている。この出入口部115を有する第2壁パネル105には、出入口部115を開閉する扉ユニット121が着脱可能に取り付けられることが好ましい。
扉ユニット121は、例えば、一対の左右の2つの扉122と、これら扉122の上部及び下部をスライド可能に支持する2つのスライド案内部123とで構成されている。なお、扉ユニット121は、1つの扉を片側にスライドさせて出入口部115を開閉するように構成してもよい。扉ユニット121のスライド案内部123が出入口部115の上方及び下方にそれぞれ固定具130によって取り付けられて、出入口部115が一対の扉122で開閉されるようになっている。固定具130としては、特に限定されないが、後述するケース106と壁ユニット102とを固定する固定具130と同じものであることが好ましい。すなわち、この固定具130は、取り付け及び取り外しが容易な点からビスやネジ・ナット等であることが好ましい。固定具130が例えばネジ・ナット等である場合には、スライド案内部123と第2壁パネル105との対応する箇所にはそれぞれ取付孔を設け、これら取付孔を介してネジ・ナットでスライド案内部を第2壁パネル105に固定するようにすることが好ましい。なお、スライド案内部123は、それ自身を粘着剤によって貼着したり、又は両面粘着テープを用いて固定するようにしてもよい。
窓部116、117の形状、大きさ及び配置箇所は、特に限定されず、例えば、2つの第1壁パネル104と各側面壁に相当する4枚の第2壁パネル105のうちの1枚の第2壁パネル105とに設けられている。これら窓部116、117は、同じ大きさ及び形状でもよいし、それぞれ異なる大きさ及び形状でもよい。窓部116、117を有する第1壁パネル104及び第2壁パネル105には、窓部116、117を開閉する窓ユニット125、126が着脱可能に取り付けられることが好ましい。
窓ユニット125、126は、例えば、一対の左右の2つの戸125a、126aと、これら戸125a、126aの上部及び下部をスライド可能に支持する2つのスライド案内部125b、126bとで構成されている。なお、窓ユニット125、126は、1つの戸を片側にスライドさせて窓部116、117を開閉するように構成してもよい。窓ユニット125、126のスライド案内部125b、126bが窓部116、117の上方及び下方にそれぞれ固定具130によって取り付けられて、窓部116、117が一対の戸125a、126aで開閉されるようになっている。固定具130としては、特に限定されないが、前述の固定具130と同じものであることが好ましい。すなわち、この固定具130は、取り付け及び取り外しが容易な点からビスやネジ・ナット等であることが好ましい。固定具が例えばネジ・ナット等である場合には、スライド案内部125b、126bと第1壁パネル104及び第2壁パネル105との対応する箇所にはそれぞれ取付孔を設け、これら取付孔を介してネジ・ナットでスライド案内部125b、126bを第1壁パネル104及び第2壁パネル105に固定するようにすることが好ましい。なお、スライド案内部125b、126bは、それ自身を粘着剤によって貼着したり、又は両面粘着テープを用いて固定するようにしてもよい。
また、壁ユニット102には連結棒141が備えられていることが好ましい。連結棒141は、衣服を掛けたり、洗濯物を干したりする棹部材として機能するが、展開状態の壁ユニット102の対向する2つの壁パネル103間に掛け渡されて、これら2つの壁パネル103の間隔を維持する、すなわち、補強部材としても機能するものである。連結棒141は、特に限定されず、例えば、断面円形の棒状に形成されている。この連結棒141が掛け渡される壁パネル103は、第1壁パネル104間であってもよいし、第2壁パネル105間であってもよい。さらに、第1壁パネル104及び第2壁パネル105の両方のパネルであってもよい。例えば、連結棒141は、第2壁パネル105間に掛け渡されていることが望ましい。連結棒141の個数は、特に限定されず、1本でも2本以上でもよい。
連結棒141は、例えば、出入口部115及び窓部116、117が設けられていない第2壁パネル105の上方に両端部がボルトやネジ等の取付具143によって取り付けられている。すなわち、連結棒141の両端面には、取付具143と螺合するネジ部を有する取付孔を設けると共に、第2壁パネル105の上方に取付孔を設け、これら第2壁パネル105の取付孔を介して取付具143を連結棒141の取付孔に螺合させて取り付けることにより、第2壁パネル105間に連結棒141が掛け渡されるようになっている。このように、連結棒141を取り付けることにより、展開状態の壁ユニット102の補強部材として機能すると共に、ハンガーを掛けたり、衣服や洗濯物等を吊り下げ支持する棹部材として機能する。
床パネル107と屋根パネル108とは、互いに嵌め合わされることのできる下部ケース体と上部ケース体とからなっており、内部に壁ユニット102等が収納できる構造となっていることが好ましい。すなわち、床パネル107と屋根パネル108とは、壁ユニット102等を収容するケース106である。
このケース106は、例えば、床パネル107が壁ユニット102等を収容するケース本体であると共に、屋根パネル108が蓋体である。床パネル107は、例えば、矩形状であって上面が凹状に窪んで形成されている。この床パネル107の周壁部107aは、折り畳み状態の略矩形状の壁ユニット102が収納される大きさ、例えば、220cm×110cmより若干大きな矩形状に形成されていることが好ましい。床パネル107の周壁部107aの深さ(高さ)は、折り畳み状態の壁ユニット102の厚さより厚い寸法であって折り畳み状態の壁ユニット102の他にこの折り畳み状態の壁ユニット102を固定する固定具130、扉ユニット121、窓ユニット125、126、天窓ユニット127等が収納可能な寸法で形成されていることが好ましい。この床パネル107が例えば床パネルとして用いられる。床パネル107の厚さは、例えば、5〜6cmで形成される。
屋根パネル108は、床パネル107に対する蓋体であり、例えば、矩形状であって下面が凹状に窪んで形成されている。この屋根パネル108の周壁部108aは、床パネル107が収納される大きさ、例えば、床パネル107より若干大きな矩形状に形成されていることが好ましい。屋根パネル108には、例えば、矩形状の天窓部118を設けてもよい。屋根パネル108には、天窓部118を開閉する天窓ユニット127が着脱可能に取り付けられることが好ましい。これら床パネル107及び屋根パネル108は、壁パネル104、105と同様に強化ダンボール等で形成されていることが好ましい。強化ダンボールは、通常のダンボールに耐水・防水・強化・剛性等が付与されたものであれば特に限定されない。また、床パネル107及び屋根パネル108としては、ダンボール以外の例えば軽くて丈夫な合成樹脂、木製のもの等を用いてもよい。
天窓ユニット127は、例えば、戸127aとこの戸127aの対向する一方の両端部をスライド可能に支持する2つのスライド案内部127bとからなることが好ましい。この天窓ユニット127のスライド案内部127bが屋根パネル108にそれぞれ固定具130によって取り付けられて、天窓部118が戸127aで開閉されるようになっている。固定具130としては、特に限定されないが、前述の固定具と同じものであることが好ましい。すなわち、この固定具130は、取り付け及び取り外しが容易な点からビスやネジ・ナット等であることが好ましい。固定具130が例えばネジ・ナット等である場合には、スライド案内部127bと屋根パネル108との対応する箇所にはそれぞれ取付孔を設け、これら取付孔を介してネジ・ナットでスライド案内部127bを屋根パネル108に固定するようにすることが好ましい。なお、スライド案内部127bは、それ自身を粘着剤によって貼着したり、又は両面粘着テープを用いて固定するようにしてもよい。
床パネル107及び屋根パネル108と壁ユニット102とを固定する固定具130としては、特に限定されないが、取り付け及び取り外しが容易な点からビスやネジ・ナット等であることが好ましい。固定具130が例えばネジ・ナット等である場合には、床パネル107と壁ユニット102との対応する箇所である周壁部107aにはそれぞれ取付孔107bと108bを設け、これら取付孔107bを介してネジ・ナットで床パネル107に壁ユニット102を固定するようにすることが好ましい。また、屋根パネル108と壁ユニット102との対応する箇所である周壁部108aにはそれぞれ取付孔108bを設け、これら取付孔108bを介してネジ・ナットで屋根パネル108に壁ユニット102を固定するようにすることが好ましい。
また、本発明に係る第2の仮設ルーム100には、これが屋外に設置されることも考慮し、防水シート112が備えられていることが好ましい。防水シート112は、例えば、透明な軟質性の合成樹脂で形成されていることが好ましい。この防水シート112は、例えば、上部に屋根パネル108が固定された壁ユニット102を上方から被せて覆う略矩形箱状の下方が開放された形状に形成されていることが好ましい。この防水シート112の壁ユニット102の出入口部115及び窓部116、117に相当する箇所には、切り込みが形成されて、壁ユニット102への出入りや窓の開閉を行えるようになっていることが好ましい。なお、防水シート112は、同時に防寒シートとしても機能するものである。
また、壁ユニット102は、前述と同様に展開状態の壁ユニット102内に着脱可能に取り付けられる仕切りパネル(図示せず)を有することが好ましい。仕切りパネルは、展開状態の壁ユニット102内に取り付けられて、壁ユニット102内を複数に仕切るものである。例えば、仕切りパネルにより壁ユニット102内を2つに仕切るものである。仕切りパネルは、例えば、対向する2枚の第2壁パネル105に両端部が取り付けられるものであり、壁ユニット102内を仕切るために例えば3枚の仕切りパネルからなる。
次に、本発明に係る第2の仮設ルーム100を組み立て設置する場合について説明する。この仮設ルームは、使用されていない状態では、ケース106(床パネル107及び屋根パネル108)内に折り畳み状態で壁ユニット102が収納されていると共に、固定具130や扉ユニット121や窓ユニット125、126等が収納され、かつ、防水シート112が収納されている。このように、ケース106内に折り畳み状態で壁ユニット102等が収納されているために、小型化を図れると共に矩形状であるので、取扱性がよいと共に保管し易く、かつ、持ち運びが容易である。また、ケース106及び壁パネル103が強化ダンボールで形成されていると、軽量化を図れ、一層取扱性に優れると共に持ち運びが一層容易となる。
この本発明に係る第2の仮設ルーム100を例えば避難場所の体育館の設置箇所に運ぶ。箱本体である床パネル107から蓋体である屋根パネル108を取って(開けて)床パネル107内を開放する(図12参照。)。床パネル107内に収納されている壁ユニット102等を全て床パネル107内から出す。この空になった床パネル107を所望の設置箇所に設置する。
次に、壁ユニット102を立てて(図14(a)参照。)、第1壁パネル104を互いに離間する方向に壁ユニット102を広げる(図14(b)参照。)。これにより、第1壁パネル104間に互い違いに折り畳まれていた4枚ずつの計12枚の第2壁パネル105が長辺部において互い違いに回転して、最後には各4枚の第2壁パネル105が略直線状に並列される(図14(c)参照。)。この状態が展開状態である。
この展開状態の壁ユニット102の上部の固定部材113を2枚の第2壁パネル105の上部を掛け渡すようにスライドさせて直線状になった4枚の第2壁パネル105が屈曲しないようにする(図14(d)参照。)。なお、この壁ユニット102の展開作業は、床パネル107上で行ってもよいし、床パネル107外に行った後に床パネル107上に移動して壁ユニット102の下部を床パネル107内に嵌合させるようにしてもよい(図14(e)参照。)。
壁ユニット102の下部を床パネル107の周壁部107aにネジ部材等の固定具130を用いて固定する。すなわち、床パネル107が床パネルである基台でこの高さは5〜6cmである。なお、第2壁パネル105の上方の取付孔に連結棒141を通して第2壁パネル105の外面から突出する連結棒141の両端部に取付具143を螺合させておくことにより、第2壁パネル105間に連結棒141を掛け渡しておく。この、壁ユニット102の上部に屋根パネル108を被せる(図14(f)及び(g)参照。)。このとき、壁ユニット102の上部には固定部材113が設けられているので、この固定部材113が屋根パネル108と壁ユニット102との間のクリアランスを埋める材料となる。壁ユニット102の上部に屋根パネル108の周壁部108aを固定具130を用いて固定する。固定後、この壁ユニット102の出入口部115、窓部116、117、天窓部118にそれぞれ扉ユニット121、窓ユニット125、126及び天窓ユニット127を固定具130によって取り付ける。そして、必要に応じて防寒シートでもある防水シート112を壁ユニット102に被せる(図13参照。)。
これにより、本発明に係る第2の仮設ルーム100は、大きなスペースを必要とすることなく、220cm(長さ)×110cm(幅)×210cm(高さ)より若干大きな寸法で組み立てられる、すなわち、組み立てスペースが小さくてすむと共に、所定の位置に簡単に直ぐに略矩形箱状に組み立てることができる。なお、扉ユニット121、窓ユニット125、126及び天窓ユニット127は、それぞれの固定具130を含めて予め壁ユニット102や屋根パネル108に取り付けられている場合もあるので、この場合には、扉ユニット121、窓ユニット125、126及び天窓ユニット127の取付作業が不要になる。
したがって、本発明に係る第2の仮設ルーム100は、展開状態の壁ユニット102が連続的に連結された複数の壁パネル103を矩形状に展開したものであるために倒れ難く、かつこの展開状態の壁ユニット102がケース106に固定されているので、人が中に入って寝起きし得るのに十分な高さに壁ユニット102を形成できる。その結果、他人の視界を遮る空間を形成できるので、体育館やホール等の広いスペースでの共同避難生活で被災者のプライバシーを守ると共に、共同生活に伴うストレスを軽減することが可能となる。
また、本発明に係る第2の仮設ルーム100は、第1壁パネル104、第2壁パネル5、床パネル107及び屋根パネル108が強化ダンボールで形成されていることにより、その重量が軽く、搬入及び組み立てが容易でスピード設置できると共に、万一倒れた場合等においても怪我をすることが少なく安全性に優れ、かつ、安価である。また、屋根パネル108の上に物を置けるので、仮設ルーム100の上方の空間を有効に利用することができる。
また、本発明に係る第2の仮設ルーム100は、第1壁パネル104、第2壁パネル105、床パネル107及び屋根パネル108が強化ダンボールで形成されていると共に、連結部材111が可撓性の粘着テープであると、修理が誰でも容易に行える。また、本発明に係る第2の仮設ルーム100は、使用後、扉ユニット121と床パネル107、屋根パネル108との固定を解除してから、扉ユニット121を折り畳んで、この折り畳んだ扉ユニット121を扉ユニット121、窓ユニット125、126及び天窓ユニット127や固定具や防水シート112と共に床パネル107及び屋根パネル108内に収納する。よって、本発明に係る仮設ルーム1は、容易に直ぐに仮設ルーム100の解体を行えると共に、保管ができ、繰り返し使用することができる。
また、本発明に係る第2の仮設ルーム100は、床パネル107、屋根パネル108、第1壁パネル104及び第2壁パネル105によって上下前後左右が強化ダンボールで覆われているので、完全に個室になると共に、冬の寒いときには暖がとれる。また、ブロックやコンパネを設けて、これらの上に本発明に係る第2の仮設ルーム100を組み立て設置した後に、この外側に防水シート112を被せれば、防水シート112が防水機能と防寒機能とを発揮するので、本発明に係る第2の仮設ルーム100を屋外に設置することができる。
また、本発明に係る第2の仮設ルーム100は、床パネル107、屋根パネル108、第1壁パネル104及び第2壁パネル105は強化ダンボールで形成されていることで、表面に印刷を行えるので、広告や宣伝を図れると共に、デザイン等の装飾化を施せる。
また、本発明に係る第2の仮設ルーム100は、床パネル107、屋根パネル108、第1壁パネル104及び第2壁パネル105を上下逆に設置することも可能である。また、本発明に係る第2の仮設ルーム100は、略矩形箱状に形成されているために、複数の仮設ルーム100を連結して設置することができると共に、出入口部115の方向に応じて隣の仮設ルーム100とで仕切りを形成することができる。また、本発明に係る第2の仮設ルーム100を複数設置する場合、組み合わせにより中庭等を形成することができる。例えば、本発明に係る4つの第2の仮設ルーム100を図17に示すように設置することにより、中庭81を形成することができる。この中庭81に簡易トイレ等を設置したり履物を置いたりすることができ、より一層プライバシーを守れると共にストレスを軽減することができる。
なお、本実施の形態では側壁に相当する第2壁パネル105を4枚連結したが第1壁パネル104間に互い違いに折り畳まれるならばその枚数は特に限定されるものではない。また、側壁に相当する第2壁パネル105を複数枚連結したが、側壁に相当する第2壁パネルを1枚の矩形平板状の第2壁パネルで形成し、前面壁及び後面壁に相当する第1壁パネルを第2壁パネル間に互い違いに折り畳まれるように複数枚で形成するようにしてもよい。
また、第1壁パネル104及び第2壁パネル105に設ける出入口部115及び窓部116、117の形状、大きさ及び配置箇所は、前述の例に限定されずどのようにしてもよく、組み合わせは自由に選定することができる。例えば、図15に示すように、2枚の第1壁パネル104にそれぞれ出入口部151を設けると共に、8枚の第2壁パネル105にそれぞれ窓部152を設けるようにしてもよい。また、図16に示すように、2枚の第1壁パネル104にそれぞれ出入口部161を設けると共に、連結した4枚の第2壁パネル105の中央の2枚の第2壁パネル105で出入口部161を設け、かつ、残った4枚の第2壁パネル105にそれぞれ窓部162を設けるようにしてもよい。このように構成すれば、4方向に出入口部161を設けることが可能となる。
以上説明したように本発明に係る仮設ルームは、運搬、組立、保管が容易であり、連結状態又は展開状態において複数の壁パネルを平面多角形状に連結又は展開したものであるために倒れ難く、かつ床パネルと屋根パネルに壁ユニットが固定されるために、人が中に入って寝起きし得るのに十分な高さに壁ユニットを形成できるので、他人の視界を遮る空間を形成でき、体育館やホール等の広いスペースでの共同避難生活で被災者のプライバシーを守ると共に、共同生活に伴うストレスを軽減することができることから、特に共同避難生活においては個人や家族のプライバシーを守る観点から最適なものである。
1 仮設ルーム
2 壁ユニット
3 壁パネル
4 第1壁パネル
5 第2壁パネル
6 ケース
7、107 床パネル
7a、107a 周壁部
8、108 屋根パネル
8a、108a 周壁部
9 連結部材
112 防水シート
41 連結棒

Claims (5)

  1. 地震、火災及び水害発生時等において、とくに屋内の避難場所に仮設される仮設ルームであって、強化段ボール製で適宜窓部や出入り口部を有する複数の壁パネルを折り畳み可能に連結して構成したところの折り畳み時に平面矩形状を呈する壁ユニットと、周囲に周壁部を有し前記壁パネルが折り畳まれた状態の壁ユニットを収容するところの平面矩形状を呈した強化ダンボール製の下部ケース体と、周囲に周壁部を有し前記下部ケース体を内側に収容させてその上に被せられるところの同じく強化ダンボール製で平面矩形状を呈した上部ケース体とを含み、前記下部ケース体内に前記壁ユニット及びその付属品等を収容してその上から上部ケース体を被せることで運搬や保管を行うことができるように構成すると共に、組立時には前記上部ケース体を下部ケース体から取り外して前記下部ケース体から前記壁ユニットを取り出して前記下部ケ−ス体を床パネルに、前記上部ケース体を屋根パネルに用い、前記壁ユニットを水平方向へ展開させてその下端部側を前記床パネルの前記周壁部の内側へ固定具を用いて固定し、前記屋根パネルを展開した壁ユニットの上部に被せ当該屋根パネルの前記周壁部内側と前記壁ユニットの前記壁パネルの上端部外側との間に前記壁パネルの連結部に当てがう固定部材を設けて前記屋根パネルと前記壁パネルとの間のクリアランスを埋め、前記屋根パネルの前記周壁部と前記壁パネルの上端部側を固定具を用いて固定させ、さらに前記壁パネルの対向する2つの壁パネル間の上方に連結棒を架け渡すことによって組み立てることを特徴とする、仮設ルーム。
  2. 前記壁ユニットのうち対向する一方の2つの壁に相当する壁パネルをそれぞれ1枚の平板状の第1壁パネルで形成し、対向する残りの2つの壁に相当する壁パネルをそれぞれ複数の第2壁パネルで形成し、これら第1壁パネル及び第2壁パネルは、前記折り畳み状態のとき、前記2つの第1壁パネル間に前記第2壁パネルが互い違いに折り畳まれていることを特徴とする、請求項1に記載の仮設ルーム。
  3. 前記壁ユニットが、前記展開状態の壁ユニット内に着脱可能に取り付けられる仕切りパネルを有し、この仕切りパネルを前記展開状態の壁ユニット内に取り付けて、この壁ユニット内を複数に仕切るようにしたことを特徴とする、請求項1乃至2のいずれか1項に記載の仮設ルーム。
  4. 前記展開状態の壁ユニットの対向する2つの壁パネルの内面に
    前記仕切りパネルを取り付けるための取付部がそれぞれ設けられ、これら取付部に前記仕切りパネルを取り付けることで前記展開状態の壁ユニット内が2つに仕切られるようにしたことを特徴とする、請求項3に記載の仮設ルーム。
  5. 仮設ルーム内は、その外側より被せられ、雨水の浸入防止及び/又は防寒を図る防水シートをさらに備えたことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の仮設ルーム。
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