JP6739850B1 - テント - Google Patents

テント Download PDF

Info

Publication number
JP6739850B1
JP6739850B1 JP2019174027A JP2019174027A JP6739850B1 JP 6739850 B1 JP6739850 B1 JP 6739850B1 JP 2019174027 A JP2019174027 A JP 2019174027A JP 2019174027 A JP2019174027 A JP 2019174027A JP 6739850 B1 JP6739850 B1 JP 6739850B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tent
space
user
light
ceiling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019174027A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021050530A (ja
Inventor
勉 中尾
勉 中尾
Original Assignee
株式会社中尾工務店
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社中尾工務店 filed Critical 株式会社中尾工務店
Priority to JP2019174027A priority Critical patent/JP6739850B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6739850B1 publication Critical patent/JP6739850B1/ja
Publication of JP2021050530A publication Critical patent/JP2021050530A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Tents Or Canopies (AREA)

Abstract

【課題】雨等外部の環境から使用者を保護する所定の空間を確保しつつ、河川の氾濫や大雨等による緊急時に避難用具として用いることができるテントを提供する。【解決手段】使用者が出入り可能な空間が設けられたテント1であって、高さ方向に展開及び圧縮可能なテント本体11と、テント本体11に連結される天井部12と、を備え、天井部12は、使用者が搭乗する搭乗スペースBを有し、使用者と共に水上で浮遊可能に構成された浮力体である。【選択図】図1

Description

本発明は、災害発生時等の緊急時に使用するテントに係るものである。
通常、大きな災害等が発生した際には、人々は、避難指示が解除されるまで学校等の緊急避難場所に集まり、過ごすこととなる。
緊急避難場所には、食糧や就寝具等が常備されていることが通常であるが、特に就寝具に関しては、現状簡易的なマットやシートのみであるため、人々は、これらを用いた雑魚寝を強いられる。
このような状況下において、人々は、緊急時である不安やプライベートのない空間、寝心地の良くない状態に大きなストレスを感じ、精神的、肉体的に辛い状況に置かれることが問題となっている。
このような問題点を解決するために、閉空間を形成可能なテントを災害時等に使用することが検討されており、例えば、特許文献1に記載のような特に防災用、運動会などのイベントに使用されるテント等の活用が期待されている。
特許文献1に記載のテントは、支持気嚢を膨らませて固定片を立ち上げ、固定片で囲まれた部分に気柱を立設して天幕を被せることにより、テントを張ることができる技術が記載されている。
また、固定片が確実に立ち上がるため、テント内への水の侵入を確実に防止できることが記載されている。
特開2001−164797号公報
しかしながら、特許文献1に記載のテントは、固定片により水の侵入を防止可能であるものの、河川が氾濫した場合や、大雨により固定片の高さ以上に水が溜まる場合には、テント内に水が浸入するため、何らかの方法で安全な場所まで避難する必要があった。
即ち、河川氾濫等の水害の際には、特許文献1に記載のテントを所持していても、安全な場所まで避難することが困難であるという問題があった。
本発明は上記のような実状に鑑みてなされたものであり、雨等外部の環境から使用者を保護する所定の空間を確保しつつ、河川の氾濫や大雨等による緊急時に避難用具として用いることができるテントを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、使用者が出入り可能な空間が設けられたテントであって、
高さ方向に展開及び圧縮可能なテント本体と、前記テント本体に連結される天井部と、を備え、
前記天井部は、前記使用者が搭乗する搭乗スペースを有し、前記使用者と共に水上で浮遊可能に構成された浮力体である。
本発明によれば、テント本体を圧縮した状態で、天井部を水面に浮かべることで、本テントは、所謂インフレータブルボートとなり、緊急時の避難用具として用いることが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記テント本体は、前記天井部と対向する床部を有する。
このような構成とすることで、使用者は、就寝時等に直接冷たい地べたに寝転がる必要がなくなるため、本テントの空間の使用環境をより快適なものとすることが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記テント本体は、その内部に空気を注入することにより組立て可能である。
このような構成とすることで、テント本体の展開及び圧縮作業を容易に行うことができ、また、テント本体が軽量化されるため、本テントの利便性が向上する。
本発明の好ましい形態では、前記テント本体は、前記空間と外部とを連通する開口窓部と、前記開口窓部を閉口する閉口手段と、を有する。
このような構成とすることで、使用者は、閉口手段を用いて本テントの空間と外部とを区画し、本テントの空間を、外部から視認されないプライベートな空間として使用することができ、本テントの利便性が向上する。
本発明の好ましい形態では、前記空間が複数設けられ、前記テント本体は、隣接する前記空間に介在する仕切り窓部を有する。
このような構成とすることで、複数の空間を玄関やリビングのように、用途別に使い分けることができ、仕切り窓部により、各空間をパーソナルな状態としておくことが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記仕切り窓部は、開閉可能に設けられている。
このような構成とすることで、使用状況等に応じて仕切り窓部を開口し、複数の空間を、仕切りの無い一つの空間として、開放的に使用することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記天井部は、その内部に空気を注入することにより組立て可能である。
このような構成とすることで、天井部の展開及び圧縮作業を容易に行うことができ、また、天井部が軽量化されるため、本テントの利便性が向上する。
本発明の好ましい形態では、前記天井部は、前記空間に光を透過させる透光部を有する。
このような構成とすることで、本テントの空間に、太陽光等の外部からの光を透過させることができるため、本テントの空間の使用環境をより快適なものとすることが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記天井部は、前記透光部を通過した光を遮光可能に設けられた遮光部を有する。
このような構成とすることで、就寝時等に太陽光等の外部からの光を遮光することができるため、本テントの空間の使用環境をより快適なものとすることが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記搭乗スペースは、前記使用者が配置される窪み部を含む。
このような構成とすることで、本テントを所謂インフレータブルボートとして使用する際、使用者が搭乗スペースに安定的に配置され、河川の氾濫等による使用者の不意の転落を防止することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、隣接する前記テント本体を互いに連結する連結手段を備える。
このような構成とすることで、使用者が出入り可能な空間を拡張することができ、本テントを使用可能な使用者の人数を増大させることができるため、本テントの利便性が向上する。
本発明の好ましい形態では、水を供給可能な給水手段を備える。
このような構成とすることで、飲み水の確保や身体の洗浄等を容易に行うことができるため、本テントの利便性が向上する。
本発明によれば、雨等外部の環境から使用者を保護する所定の空間を確保しつつ、河川の氾濫や大雨等による緊急時に避難用具として用いることができるテントを提供することができる。
本発明の実施形態に係るテントの概略斜視図である。 本発明の実施形態に係るテントの概略斜視図である。 本発明の実施形態に係るテントの使用方法を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るテントの使用方法を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るテントの使用方法を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るテントの使用方法を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る天井部を説明するための平面図である。
以下、図1〜図7を用いて、本発明の実施形態に係るテントについて説明する。
なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、これらの図において、符号1は、本実施形態に係るテントを示す。
図1及び図2に示すように、使用者が出入り可能な空間Sが設けられたテント1は、高さ方向に展開及び圧縮可能なテント本体11と、テント本体11に連結される天井部12と、を備えている。
なお、図1及び図2では、テント本体11を高さ方向に展開した状態のテント1を示している。また、以下説明の便宜上、図1及び図2において示した矢印aの方向を前後方向とする。
また、テント1は、隣接するテント本体11を互いに連結する複数の連結手段Cと、水を供給可能な給水手段Wと、を備える。
本実施形態では、給水手段Wは、その端部に給水タンク(図示せず)やシャワーヘッドh(図5参照)等を連結可能なホースである。
テント本体11は、その内部に空気を注入することにより組立て可能に構成されており、天井部12と対向する床部11aと、高さ方向に延び、天井部12と床部11aとを連結する複数の支柱部11bと、を有する。
また、テント本体11は、空間Sと外部とを連通する複数の開口窓部11cと、開口窓部11cを閉口する複数の閉口手段11dと、隣接する空間Sに介在する仕切り窓部11eと、を有する。
ここで、空間Sは、前後方向に隣接して設けられた第一空間S1と第二空間S2とにより構成されている。また、以下では、第一空間S1に設けられた床部11aを第一床部11a1、第二空間S2に設けられた床部11aを第二床部11a2、と称する。
なお、空間Sを構成する空間の数や、床部11aを構成する床部の数は、これに限定されず、幾つであっても良い。
第一床部11a1は、表面に複数の凹凸が設けられた、平面視で略長方形状のエアマットとして構成されている。
第二床部11a2は、平面視で略長方形状の防水シートとして構成されている。
各支柱部11bは、床部11aの四隅及び仕切り窓部11eの左右に、それぞれ設けられている。
また、第二床部11a2に設けられた支柱部11b及び仕切り窓部11eの側方に設けられた支柱部11bには、第一床部11a1及び各支柱部11bの内部に空気を注入するための空気注入バルブV1が設けられている。
なお、空気注入バルブV1を設ける位置や数は、これに限定されず、例えば、第一床部11a1に設けるような構成としても良い。
各開口窓部11cは、略長方形状に構成され、空間Sの周囲を囲って設けられている。
詳述すれば、開口窓部11cは、第一空間S1において、第一床部11a1の両長辺及び一短辺に沿って設けられ、第二空間S2において、第二床部11a2の両短辺及び一長辺に沿って設けられている。
また、各開口窓部11cの周縁には、閉口手段11dの周縁と連結するための連結部11c1が設けられている。
各閉口手段11dは、各開口窓部11cに対応して、それぞれ一つずつ設けられ、各開口窓部11cの開口面積に対応した大きさの防水シートとして構成されている。
また、各閉口手段11dの周縁には、対応する開口窓部11cの周縁と連結するための連結部11d1(図3、図4参照)が設けられている。
なお、各閉口手段11dは、図1及び図2において、全て上方に巻き上げられている。そして、各閉口手段11dの上方に設けられた線状の複数の留め具11d2が、各閉口手段11dの周囲に巻き付けられ、締結されることで、各開口窓部11cが開口状態とされている。
また、本実施形態において、連結部11c1、11d1は、線ファスナーである。これにより、各開口窓部11cの迅速かつ容易な開閉作業が可能となる。
仕切り窓部11eは、各開口窓部11cと同様に、略長方形状に構成され、その周縁には、閉口手段11f(図3参照)の周縁と連結するための連結部11e1が設けられている。
なお、仕切り窓部11eに対応して設けられ、仕切り窓部11eを開閉可能とする閉口手段11fは、その周縁に、仕切り窓部11eの周縁と連結するための連結部11f1(図3参照)が設けられている点等、閉口手段11dと同様の構成のため、その説明を省略する。
また、本実施形態において、連結部11e1、11f1は、線ファスナーである。これにより、仕切り窓部11eの迅速かつ容易な開閉作業が可能となる。
各連結手段Cは、第一床部11a1の外周面であって、その両長辺側の端面及び第二床部11a2が設けられていない短辺側の端面から、それぞれ外部に突出して設けられている。
また、本実施形態において、連結手段Cは、線ファスナーである。これにより、隣接するテント本体11の迅速かつ容易な連結作業が可能となる。
天井部12は、その内部に空気を注入することにより組立て可能に構成されることで、水上で浮遊可能に構成された浮力体である。
また、天井部12は、略四角枠体状の天井部本体12aと、天井部本体12aの上面に設けられ、第一空間S1及び第二空間S2に光を透過させる略長方形状の透光部12bと、透光部12bの下方に積層され、透光部12bを通過した光を遮光可能に設けられた略長方形状の遮光部12cと、天井部本体12aの一短辺側の端面に設けられた挿通部12dと、を有する。
透光部12bは、例えば合成樹脂素材で形成された透明なシート体である。
遮光部12cは、遮光材を含んだシート体である。
また、遮光部12cには、複数の窪み部B1(図6、図7参照)の周縁に沿って設けられた切り込みnにより、遮光部12cの短辺方向を軸に回動可能とされた遮光部構成体12c1が、その長辺方向に3つ設けられている。
さらに、遮光部12cには、各遮光部構成体12c1の垂下を防止する、遮光状態維持手段sが設けられている。
遮光状態維持手段sは、本実施形態では、透光部12bと各遮光部構成体12c1との対向する面にそれぞれ設けられた面ファスナーである。
なお、図1〜図3では、遮光状態維持手段sが設けられている箇所を、点線で示している。
挿通部12dは、略筒状に構成され、給水手段Wが挿通されている。
以下、図3〜図5を用いて、テント本体11を展開した状態での、テント1の使用方法について説明する。
図3に示すように、使用者は、各留め具11d2をほどくことで、閉口手段11dを垂下させ、連結部11c1、11d1を用いて、開口窓部11c及び閉口手段11dの周縁を連結させる。
このようにすることで、第一空間S1と外部の空間とを区画することができる。
また、使用者は、各留め具11f2をほどくことで、閉口手段11fを垂下させ、連結部11e1、11f1を用いて、仕切り窓部11e及び閉口手段11fの周縁を連結させる。
このようにすることで、第一空間S1と第二空間S2とを区画することができる。
なお、使用者は、使用状況等に応じて、第二空間S2の周囲に設けられた各開口窓部11cについても、対応する各閉口手段11dにより閉口することができる。
図4に示すように、使用者は、連結手段Cを用いて、複数の隣接するテント本体11を互いに連結することができる。
また、図4では、一方のテント本体11について、第二空間S2に設けられ、前後方向に開口する開口窓部11cを、対応する閉口手段11dにより閉口した状態で示している。
なお、使用者は、図4に示す状態から、隣接するテント本体11の隣接する開口窓部11cの少なくとも一方を、対応する閉口手段11dにより閉口することで、隣接する第一空間S1や隣接する第二空間S2を区画することができる。また、使用者は、隣接するテント本体11の連結をより強固にするため、例えば、隣接する支柱部11bを紐状の部材で括っても良い。
図5に示すように、使用者は、図4に示す状態から、各テント1が備える給水手段Wを、別途アタッチメント等を用いて互いに連結することができる。そして、一方の給水手段Wの端部に給水タンク等を連結し、他方の給水手段Wの端部にシャワーヘッドhを連結することで、給水手段Wを簡易シャワーとして用いることができる。
また、図5では、一方のテント本体11について、第一空間S1に設けられ、前後方向に開口する開口窓部11cを、対応する閉口手段11dにより閉口した状態で示している。
ここで、前後方向に開口する開口窓部11cには、テント1を、後述する図6(b)の状態とし、所謂インフレータブルボートとして用いる際に水抜きを行う、貫通孔pが設けられている。
なお、テント本体11の連結個数は2つに限られず、3つ以上の連結も当然に可能である。また、図4及び図5では、左右方向に隣接するテント本体11を連結した状態を示したが、第一床部11a1の短辺側の端面から突出して設けられた連結手段Cを用いて、前後方向に隣接するテント本体11を連結することもできる。
以下、図6を用いて、テント本体11を圧縮した状態での使用方法について説明する。
なお、天井部12において、床部11aと対向する面全体が、使用者が搭乗する搭乗スペースBである。
図6(a)は、図1及び図2に示す状態から、テント1を反転させ、テント本体11を省略した状態の概略斜視図である。
図6(b)は、図1及び図2に示す状態から、テント1を反転させ、テント本体11の空気を抜くことで、テント本体11を高さ方向に圧縮した状態の概略斜視図である。
なお、図6(a)では、各支柱部11bが連結されている箇所を点線で示している。
図6(a)に示すように、天井部12は、天井部本体12aの内周面に設けられ、その短辺方向に沿って懸架される2つの横桟部12eを有する。
なお、天井部本体12aと各横桟部12eとは一体形成され、内部で連通している。
搭乗スペースBは、使用者が配置される複数の窪み部B1と、給水手段Wを挿通させる複数の挿通部B2と、使用者が把持する複数の持ち手部B3と、を含む。
また、搭乗スペースBの一方の短辺側には、天井部本体12a及び各横桟部12eの内部に空気を注入するための空気注入バルブV2が設けられている。
窪み部B1は、2つの横桟部12eにより、搭乗スペースBの長辺方向に沿って3つ形成されている。
挿通部B2は、筒状に構成され、搭乗スペースBの両長辺側に2つ、空気注入バルブV2が設けられていない短辺側に1つ、設けられている。
使用者は、適宜挿通部B2に給水手段Wを挿通させることで、第一空間S1及び第二空間S2の内部やその周辺に水を供給することができる。
持ち手部B3は、各窪み部B1の左右に設けられている。
ここで、使用者は、図1及び図2に示す状態から、空気注入バルブV1を介してテント本体11内部の空気を抜き、高さ方向に圧縮し、テント1を反転させることで、図6(b)に示す状態とすることができる。
そして、使用者は、テント1を避難用具として用いる場合、図6(b)に示す状態としたテント1を、河川の水面Xに浮かべ、テント本体11を介して搭乗スペースBに搭乗する。
このようにすることで、テント1は、内部に充填された空気の浮力により浮遊する、所謂インフレータブルボートとなり、使用者は、適宜オール等の用具を用いることで、水上を移動することができる。
また、使用者は、テント1を図6(b)に示す状態から反転させ、空気注入バルブV1を用いてテント本体11に空気を注入することで、テント1を図1及び図2に示す状態とすることができ、通常の居住空間が確保されたテントとして使用することができる。
なお、テント本体11及び天井部12は一体形成されているが、その内部に仕切りが設けられ、各空気注入バルブV1、V2を用いて注入した空気が、それぞれが設けられていない各部に流入しないように構成されている。これにより、使用者は、空気注入バルブV1を用いて、テント本体11のみを展開及び圧縮することができる。
さらに、使用者は、テント1の不使用時において、空気注入バルブV2を介して天井部12内部の空気を抜くことで、テント1を、コンパクトに折り畳むことができる。
以下、図7を用いて、天井部12について、さらに詳述する。
図7(a)は、図6(a)を搭乗スペースB側から見た平面図である。
図7(b)は、図7(a)に示す状態から、透光部12bによる透光を可能とした状態の平面図である。
図7(a)に示すように、遮光部12cには、各遮光部構成体12c1に設けられ、透光部12bによる透光を可能とするための、透光状態維持手段tが設けられている。
透光状態維持手段tは、本実施形態では面ファスナーである。
なお、第一床部11a1に対向する遮光部構成体12c1に設けられた、一方の透光状態維持手段tについては、図1及び図2に図示している。
使用者は、面ファスナーである一対の遮光状態維持手段sの係合状態を解消させ、各遮光部構成体12c1を、遮光部12cの短辺方向を軸に回動させることで、面ファスナーである一対の透光状態維持手段tを係合させ、図7(a)から図7(b)に示す状態とすることができる。
このようにすることで、太陽光等の外部からの光を、透光部12bより空間Sに透光させることができる。
特に、第一床部11a1に対向する遮光部構成体12c1については、図7(b)に示すように、各横桟部12eに巻き付けた状態で、透光状態維持手段tが係合される。
本実施形態によれば、テント本体11を圧縮した状態で、天井部12を水面Xに浮かべることで、テント1が、所謂インフレータブルボートとなり、緊急時の避難用具として用いることが可能となる。
また、使用者は、床部11aを用いることで、就寝時等に直接冷たい地べたに寝転がる必要がなくなるため、空間Sの使用環境をより快適なものとすることが可能となる。
また、テント本体11が、その内部に空気を注入することにより組立て可能であることで、テント本体11の展開及び圧縮作業を容易に行うことができる上、テント本体11が軽量化されるため、テント1の利便性が向上する。
また、テント本体11が、空間Sと外部とを連通する開口窓部11cと、開口窓部11cを閉口する閉口手段11dと、を有することで、使用者は、閉口手段11dを用いて空間Sと外部とを区画し、空間Sを、外部から視認されないプライベートな空間として使用することができ、テント1の利便性が向上する。
また、空間Sが第一空間S1及び第二空間S2により構成され、テント本体が、隣接する第一空間S1及び第二空間S2に介在する仕切り窓部11eを有することで、第一空間S1及び第二空間S2を玄関やリビングのように、用途別に使い分けることができ、仕切り窓部11eにより、第一空間S1及び第二空間S2をパーソナルな状態としておくことが可能となる。
また、仕切り窓部11eが開閉可能に設けられていることで、使用状況等に応じて仕切り窓部11eを開口し、第一空間S1及び第二空間S2を、仕切りの無い一つの空間Sとして、開放的に使用することが可能となる。
また、天井部12が、その内部に空気を注入することにより組立て可能であることで、天井部12の展開及び圧縮作業を容易に行うことができる上、天井部12が軽量化されるため、テント1の利便性が向上する。
また、天井部12が、空間Sに光を透過させる透光部12bを有することで、空間Sに、太陽光等の外部からの光を透過させることができるため、空間Sの使用環境をより快適なものとすることが可能となる。
また、天井部12が、透光部を通過した光を遮光可能に設けられた遮光部12cを有することで、就寝時等に太陽光等の外部からの光を遮光することができるため、空間Sの使用環境をより快適なものとすることが可能となる。
また、搭乗スペースBが、使用者が配置される窪み部B1を含むことで、テント1を所謂インフレータブルボートとして使用する際、使用者が搭乗スペースBに安定的に配置され、河川の氾濫等による使用者の不意の転落を防止することが可能となる。
また、隣接するテント本体11を互いに連結する連結手段Cを備えることで、使用者が出入り可能な空間Sを拡張することができ、テント1を使用可能な使用者の人数を増大させることができるため、テント1の利便性が向上する。
また、水を供給可能な給水手段Wを備えることで、飲み水の確保や身体の洗浄等を容易に行うことができるため、テント1の利便性が向上する。
なお、上述の実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
1 テント
S 空間
S1 第一空間
S2 第二空間
11 テント本体
11a 床部
11a1 第一床部
11a2 第二床部
11b 支柱部
11c 開口窓部
11c1 連結部
11d 閉口手段
11d1 連結部
11d2 留め具
11e 仕切り窓部
11e1 連結部
11f 閉口手段
11f1 連結部
11f2 留め具
p 貫通孔
12 天井部
12a 天井部本体
12b 透光部
12c 遮光部
12c1 遮光部構成体
12d 挿通部
12e 横桟部
B 搭乗スペース
B1 窪み部
B2 挿通部
B3 持ち手部
n 切り込み
s 遮光状態維持手段
t 透光状態維持手段
C 連結手段
W 給水手段
V1、V2 空気注入バルブ
h シャワーヘッド
X 水面

Claims (11)

  1. 使用者が出入り可能な空間が設けられたテントであって、
    高さ方向に展開及び圧縮可能なテント本体と、前記テント本体に一体となって連結される天井部と、を備え、
    前記天井部は、前記使用者が搭乗する搭乗スペースを有し、前記使用者と共に水上で浮遊可能に構成された浮力体であり、
    前記テント本体及び前記天井部は、その内部に空気を注入することにより、それぞれが別個独立して組立て可能に構成されているテント。
  2. 前記テント本体は、前記天井部と対向する床部を有する、請求項1に記載のテント。
  3. 前記床部は、その内部に空気を注入することにより組立可能なエアマットとして構成されている、請求項2に記載のテント。
  4. 前記テント本体は、前記空間と外部とを連通する開口窓部と、前記開口窓部を閉口する閉口手段と、を有する、請求項1〜3の何れかに記載のテント。
  5. 前記空間が複数設けられ、
    前記テント本体は、隣接する前記空間に介在する仕切り窓部を有する、請求項1〜4の何れかに記載のテント。
  6. 前記仕切り窓部は、開閉可能に設けられている、請求項5に記載のテント。
  7. 前記天井部は、前記空間に光を透過させる透光部を有する、請求項1〜6の何れかに記載のテント。
  8. 前記天井部は、前記透光部を通過した光を遮光可能に設けられた遮光部を有する、請求項7に記載のテント。
  9. 前記搭乗スペースは、前記使用者が配置される窪み部を含む、請求項1〜8の何れかに記載のテント。
  10. 隣接する前記テント本体を互いに連結する連結手段を備える、請求項1〜9の何れかに記載のテント。
  11. 水を供給可能な給水手段を備える、請求項1〜10の何れかに記載のテント。

JP2019174027A 2019-09-25 2019-09-25 テント Active JP6739850B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019174027A JP6739850B1 (ja) 2019-09-25 2019-09-25 テント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019174027A JP6739850B1 (ja) 2019-09-25 2019-09-25 テント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6739850B1 true JP6739850B1 (ja) 2020-08-12
JP2021050530A JP2021050530A (ja) 2021-04-01

Family

ID=71949297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019174027A Active JP6739850B1 (ja) 2019-09-25 2019-09-25 テント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6739850B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021050530A (ja) 2021-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3022368A2 (en) Compact modular housing unit
WO2007063651A1 (ja) 仮設ルーム
KR102076741B1 (ko) 공기주입식 지붕형 안전구조물
JP6202819B2 (ja) 簡易式立体型仕切り
JP6739850B1 (ja) テント
KR20130123077A (ko) 재난시 인명을 구조하는 안전룸 기능을 구비한 재난 안전 건물
JP5185449B1 (ja) 防災キャビン
KR101860751B1 (ko) 에어 주입식 캠핑텐트
KR101191757B1 (ko) 초고층 건축물 초고층 아파트 화재 무동력 다수인 피난설비(무동력 접이식 수납형 피난데크)
JP5232997B2 (ja) 防護装置
KR101951350B1 (ko) 레저 및 구난용 텐트
JPH0731063U (ja) 災害からの避難システム
JP2009178282A (ja) 組立て浴槽とブース
KR102123150B1 (ko) 재난구호용 다목적 에어튜브 쉘터
JP2015140556A (ja) 屋内用テント
JP2015214299A (ja) 災害時避難施設
JPH08277649A (ja) 防災キャビン
JP2001025421A (ja) 防災装置
JP6306824B2 (ja) 収納用間仕切壁
JP3225256U (ja) 屋内用簡易テント
JP2005155062A (ja) 屋内設置室
AU2011218656B2 (en) Partition assembly
JP5308095B2 (ja) 防災用収納箱
JP2007268282A (ja) 防災装置
JP2007198111A (ja) 倒壊時安全防護方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191212

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20191212

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200714

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200717

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6739850

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150