JP2015214299A - 災害時避難施設 - Google Patents

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眞治 宮木
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Abstract

【課題】通常は、従来から幼稚園、小学校などに備わっている運動遊戯設備として使用でき災害時には避難施設として使用できる災害時避難施設を提供する。
【解決手段】グランドGに設置され内部空間を有する施設本体10の外面に、プールおよびボルタリングからなる児童用運動遊戯設備を設けた。そして、施設本体10の内部空間に防水性を有する収容室20を設けた。また、施設本体10を浮体で構成して、グランドGに水が溜まったときには、施設本体10がグランドGから離脱して水面WLに浮遊できるようにした。
【選択図】図8

Description

本発明は、通常は児童の運動および遊戯のための設備として使用され、災害時には緊急避難施設として利用できる災害時避難施設に関する。
平成23年3月11の東日本大震災以降、防災意識が高まり、地震や津波への対策として耐震性に優れた建造物や人を非難させるための災害時避難施設の建設が活発に行われている。これらの災害時避難施設の中に、通常は一般的な目的で使用しながら、被災時には避難所として利用できる災害時避難施設がある(例えば、特許文献1)。この災害時避難施設(浮遊式水害避難施設)は、地盤に固定され、外部からの入水が可能になった防波・防護壁を備えた基礎プールの上面に、スライドボール方式の免震機構を介して船舶型の浮体を載置して構成されており、この浮体は、伸縮自在のアンカー型固定装置で地盤に固定されている。また、浮体は、医療センター、公共施設および商業施設等の多目的に使用でき、防災センター、ヘリポート等も備えている。
特開2014−19188号公報
しかしながら、前述した災害時避難施設は、大型の施設になるとともに、新たな場所に設置しなければならないという問題がある。被災時には、種々の人の状況に合わせてそれぞれ身近で避難できる場所が必要になる。例えば、幼稚園、小学校など児童が多い所には、遠い避難所でなく、敷地内に避難できる災害時避難施設があることが好ましいが、敷地内に、櫓式の避難施設など通常は使用しない災害時避難施設を設置することは、景観を損ねるとともに、児童に精神的な圧迫を与える原因になる。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、通常は、従来から幼稚園、小学校などに備わっている運動遊戯設備として使用でき災害時には避難施設として使用できる災害時避難施設を提供することである。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
上記の目的を達成するため、本発明に係る災害時避難施設(A,A’,B)の構成上の特徴は、内部空間を有する施設本体(10,50)と、施設本体の外面(10b,10c,50b,50c)に設けられた児童用運動遊戯設備(16)と、施設本体の内部空間に設けられた防水性を有する収容室(20,51)とを備えたことにある。
本発明に係る災害時避難施設では、内部空間を有する施設本体の外面に児童用運動遊戯設備を設け、施設本体の内部空間に収容室を設けている。このため、通常は、一般に、幼稚園、小学校などのグランドに設置されている児童用運動遊戯設備を施設本体の外面に設けて、この児童用運動遊戯設備を用いて児童が運動したり遊戯したりすることができる。この場合の児童用運動遊戯設備としては、プール、砂場、滑り台、鉄棒および、ボルタリングやロープを用いた昇降運動のための設備などとすることができる。
そして、施設本体の内部には防水性を有する収容室が設けられているため、被災時には、収容室に児童、職員等の人が避難することができる。本発明によると、災害時避難施設を別途設ける必要はなく、日常的に使用される児童用運動遊戯設備を災害時に避難施設として利用できる。この災害時避難施設は、幼稚園、小学校などの敷地内に設置されるため、災害時には、短時間のうちに、避難することができる。特に、災害時避難施設を建物に隣接させた場合には、建物から一旦グランドに出ることなく、建物の窓、避難口等から直接災害時避難施設の収容室内に避難することもできる。また、収容室の防水性は、特に、出入口および窓の周縁部などに要求されるものである。なお、収容室は、被災時に身体の安全を守る場所として使用できる他、被災時以外のときに、遊戯、読書等の目的で使用することもできる。
本発明に係る災害時避難施設の他の構成上の特徴は、施設本体は、地盤(G)に設置され、地盤上に水が溜まったときには、地盤から離脱して水面(WL)に浮遊できる浮体からなっていることにある。本発明によると、災害が、津波、堤防やダムの決壊などの水害である場合に、施設本体は、地盤から離脱して水面に浮遊する。このため、施設本体が水圧で押し潰されたり、水流で破壊されたりすることがなくなり、避難者の安全が確保される。
本発明に係る災害時避難施設のさらに他の構成上の特徴は、施設本体の底面(10a)の下方にバラストタンク(30,52)が形成されていることにある。バラストタンクには、水、土、砂などの液体や粒体からなる流下可能物が充填される。これによって、施設本体の重心が低くなって安定性が増すようになる。このバラストタンクは、特に、施設本体を浮体で構成し、水面に浮遊できるようにした場合に有効である。
本発明に係る災害時避難施設のさらに他の構成上の特徴は、地盤に設置用凹部(32)が形成され、設置用凹部にバラストタンクを収容させて施設本体が地盤に設置されていることにある。本発明によると、施設本体の高さが必要以上に高くなって、グランドにいる児童に圧迫感を生じさせたり、児童用運動遊戯設備で運動や遊戯をする児童に恐怖感を生じさせたりすることを防止できるとともに、バラストタンクが見えることによって災害時避難施設の美観を損ねることも防止できる。また、バラストタンクが地中に位置することにより施設本体の位置が低くなるため、施設本体内の収容室への避難者の出入りが容易になる。
本発明に係る災害時避難施設のさらに他の構成上の特徴は、児童用運動遊戯設備に、施設本体の上面に設置された収容凹部(14,57a)と、収容凹部に収容された流下可能物(17b,57b)からなる流下可能物収容設備が含まれていることにある。この場合の流下可能物は、水、砂、土などであり、流下可能物収容設備はプールや砂場などである。本発明では、傾斜面上では流れてしまう流下可能物を備えた流下可能物収容設備を施設本体の上面に設置しているため、流下可能物を安定して保持できるとともに、流下可能物収容設備の大きさを児童が運動したり、遊戯したりするための適度な大きさにすることができる。
本発明に係る災害時避難施設のさらに他の構成上の特徴は、施設本体の底面の下方にバラストタンクが形成されており、収容凹部とバラストタンクを連通する排出通路(31,53)と、排出通路を開閉する開閉手段が備わっていることにある。
本発明によると、通常はバラストタンク内を空にしておき、開閉手段の作動により、排出通路が開いて収容凹部内の流下可能物がバラストタンク内に流下するようにできる。このため、通常は、収容凹部に収容されて児童の運動や遊戯に利用される流下可能物を、災害時には、施設本体を安定させるための重りとして利用できる。また、収容室の床と天井の間に筒状の柱を設け、この柱の内部を排出通路として利用してもよい。開閉手段は、所定の装置の作動により開閉する開閉弁を備えた機構で構成することができ、例えば、手動でスイッチを操作することにより開閉弁を開閉する手段、震度検出器が所定の震度を検出したときに開閉弁が開く手段、施設本体が上昇したことを上下位置検出器が検出したときに開閉弁が開く手段などを用いることができる。
本発明に係る災害時避難施設のさらに他の構成上の特徴は、流下可能物収容設備が、プール(17)であることにある。幼稚園、小学校、特に、小学校の殆どにプールが備わっているため、プールを児童用運動遊戯設備として災害時避難施設に含ませて、通常は水泳に使用し、災害時には収容室を避難施設として利用することはより好ましい。
本発明に係る災害時避難施設のさらに他の構成上の特徴は、児童用運動遊戯設備に、施設本体の側面に設置された昇降運動のための昇降設備(18)が含まれていることにある。この場合の昇降設備は、ボルタリング、滑り台、上端部が施設本体の上部に固定されたロープなどとすることができる。本発明によると、施設本体の側面を有効利用することができる。
本発明に係る災害時避難施設のさらに他の構成上の特徴は、施設本体の下部側に係留索(34,44)が設けられていることにある。この場合、係留索の先端部が地盤に固定されていることが好ましい。本発明によると、施設本体に位置ずれが生じることを防止できる。また、係留索を伸縮可能にすることもでき、これによると、水害により施設本体が地盤から離脱したときに、水面の高さが高くなっても、施設本体は水上に浮遊できる。なお、施設本体の下方にバラストタンクが設けられている場合には、バラストタンクも施設本体の下部側に含まれるものとする。
本発明に係る災害時避難施設のさらに他の構成上の特徴は、施設本体の下部側と地盤を接続する係留索が複数備わっており、複数の係留索のうちの少なくとも2つが、交差していることにある。
この場合、施設本体の前部と地盤を接続する係留索と施設本体の後部と地盤を接続する係留索が交差し、施設本体の右側部と地盤を接続する係留索と施設本体の左側部と地盤を接続する係留索が交差していることが好ましい。本発明によると、水害により施設本体が地盤から離脱して水面に浮遊して、施設本体が搖動しようとすると、交差する2つの係留索のうちの一方が緩んだときには他方が緊張して施設本体が一方に移動することを防止し、他方が緩んだときには一方が緊張して施設本体が他方に移動することを防止する。このため、施設本体が大きく搖動したり、一定の範囲を超えて移動したりすることを防止できる。
本発明に係る災害時避難施設のさらに他の構成上の特徴は、施設本体が繊維強化プラスチックで形成されていることにある。本発明によると、施設本体を軽量で、高強度を有する構造に形成することができる。また、水害の際には、水面に浮遊しやすくなる。
本発明の第1実施形態に係る災害時避難施設を示した斜視図である。 災害時避難施設の内部を上方から見た状態を示した平面図である。 災害時避難施設を示した断面図である。 係留装置を示しており、(a)は要部の平面図、(b)は弾性係留索の断面図である。 児童用運動遊戯設備を使用している状態を示した断面図である。 収容室内に人が避難した状態の災害時避難施設を示した断面図である。 プールの水がバラストタンク内に流下した状態の災害時避難施設を示した断面図である。 被災時に施設本体が水面に浮遊した状態を示した断面図である。 変形例係る災害時避難施設の浮体部分が災害時に水面に浮遊した状態を示した概略図である。 本発明の第2実施形態に係る災害時避難施設を示した概略図である。 第2実施形態に係る災害時避難施設の浮体部分が災害時に水面に浮遊した状態を示した概略図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図面を用いて説明する。図1ないし図3は、本実施形態に係る災害時避難施設Aを示している。この災害時避難施設Aは、幼稚園のグランドGにおける園舎(図示せず)の近傍に設置されて、通常は児童C(図5−8参照)が運動したり遊戯をしたりするための設備として使用され、災害時には避難施設として使用されるものである。なお、以下の災害時避難施設Aの説明では、前後、左右および上下の各方向は、図1に基づいたものとし、図1の前方斜め右側を前側、後方斜め左側を後側とし、前方斜め左側を左側、後方斜め右側を右側とする。災害時避難施設Aは、施設本体10と、施設本体10の外面に設けられた児童用運動遊戯設備16と、施設本体10の内部に設けられた収容室20を備えている。また、施設本体10の下方側にはバラストタンク30と係留装置34(図4(a),(b)参照)が設けられている。
施設本体10は、FRP(繊維強化プラスチック)の成形体を組み合わせて形成されており、底面部10aと、側面部10bと、天井部10cからなっている。底面部10aは、左右に長い略長円状の板部材で構成されており、上面にはスリップ防止処理(例えば、粗面を形成)が施されている。側面部10bは、底面部10aの周縁部から内側に湾曲しながら上方に延びる曲面状に形成されており、下部側は垂直に近く、下方から上方に行くほど徐々に湾曲が大きくなって傾斜が緩やかになっている。このため、天井部10cは底面部10aよりも少し狭くなっている。
側面部10bの左側部分の前後の幅方向の中央には、底面が下方から上方に傾斜して延びる凹部11が形成され、その凹部11の底面に階段11aが形成されている。この階段11aの前後の幅方向の両側と中央には、それぞれ傾斜して左右に延びる手摺り11bが互いに平行して設けられており、この3つの手摺り11bによって、階段11aの通路が上り用と下り用に区分されている。
側面部10bの前後の両長手側部分の中央には、それぞれ所定の幅(大人が通れる程度の幅)で下部から上方に向かって延び上端が半円形になった出入口12が形成され、両出入口12のそれぞれの左縁部にドア12aがヒンジ連結されている。このドア12aによって、出入口12を開閉できる。出入口12の周縁部とドア12aの外周部の間にはゴム製のシール部材(図示せず)が取り付けられており、このシール部材によって外部から施設本体10内に水が浸入できなくなっている。このドア12aには、施設本体10の外部と内部の双方で操作できるロック機構が備わっている。
また、側面部10bの両長手側部分の上部には、出入口12を挟んでそれぞれ3個の採光窓13が左右に間隔を保って設けられている。各採光窓13は、側面部10bに左右よりも上下の方が少し長い長円状の窓穴を形成し、この窓穴に強化ガラスを嵌め込んで形成されており、窓穴の周縁部と強化ガラスの外周部との間はシール材によって液密的に密閉されている。この採光窓13は、斜め上方を向いて設置されており、施設本体10内に日光を採り込み易くなっている。なお、この採光窓13は、施設本体10の強度を考慮して許容できる範囲で追加することが好ましい。
天井部10cは、前述したように、底面部10aよりも少し狭くなっており、天井部10cにおける階段11aの上端と、階段11aと反対側の右端部との間の中央部分には、略矩形の凹部14が形成されている。また、側面部10bと天井部10cの境界部上面における階段11aを除いた部分には、落下防止用の手摺り15が設けられている。天井部10cの上面における凹部14の周縁部と手摺り15の間は、人が歩くことのできる通路になっている。
児童用運動遊戯設備16は、天井部10cに形成された凹部14を利用して設けられたプール17と、側面部10bの前後の長手側部分に設けられたボルタリング18で構成されている。プール17は、凹部14の周縁部から上方に延びる周壁部17aを形成することにより構成され、内部に水17bが満たされている。このプール17は、左右の長手方向の長さが8m、前後の幅方向の長さが4.5m、深さが0.68mに設定されている。ボルタリング18は、側面部10bに間隔を保って複数の突起18aを形成して構成されており、突起18aを手で持ったり突起18aに足を掛けたりしながら側面部10bを昇降する運動に使用される。
収容室20は、施設本体10の内部に設けられており、施設本体10の内部における左側に形成されて前後に延びた隔壁21と右側に形成されて前後に延びた隔壁22によって左右に仕切られている。隔壁21,22間は、広い座席スペース23になっており、この座席スペース23には複数の座席23aが並んで設置されている。各座席23aには、頭部クッションおよびシートベルト(図示せず)が備わっており、シートベルトは判別しやすい色に着色されている。また、各座席23aの下には、救命具、ロープ等の備品(図示せず)が保管されている。この座席23aは、児童Cと大人の職員S(図6−8参照)の計168人が座れる分備わっている。なお、幼稚園の平均児童数は125人で、平均職員数は15人である。
隔壁21の座席スペース23側の面の前後方向の中央部分には、ロッカー24が設置され、隔壁21におけるロッカー24の前後両側には、ドア21a,21bが設けられている。隔壁21の左側のスペースには、バックヤード25が設けられており、ドア21a,21bを開けることにより、座席スペース23とバックヤード25の間を行き来できる。ロッカー24には、衣類、非常食、飲料水、医薬品、懐中電灯、ラジオなどが収納されている。
隔壁22の前後両側の右側(裏面側)にはそれぞれトイレ26a,26bが設置され、隔壁22の右側におけるトイレ26a,26b間の中央部分には、バックヤード25aが設けられている。そして、隔壁22におけるトイレ26a,26bに対応する部分には、ドア22a,22bがそれぞれ設けられ、隔壁22におけるバックヤード25aに対応する部分の前後両側には、ドア22c,22dがそれぞれ設けられている。ドア22a,22bを開けることにより、座席スペース23とトイレ26a,26bの間を行き来でき、ドア22c,22dを開けることにより、座席スペース23とバックヤード25aの間を行き来できる。
なお、バックヤード25,25aは、歩行用の通路として使用できる他、発電機、空調機などを設置するスペース、貯蔵庫、倉庫などとして使用される。また、天井部10cの下面における所定部分には複数の電灯27が設置され、収容室20の壁面には時計(図示せず)が設置されている。
また、天井部10cにおける凹部14の四隅に対応する部分と底面部10aの間および天井部10cと底面部10aの間の所定部分に、間隔を保って複数の柱28が設けられており、天井部10cおよびプール17は、これらの柱28によって支持されている。底面部10aの上面と天井部10cの上面の間の長さは2mに設定され、底面部10aの上面と凹部14の下面の間の長さは1.6mに設定されている。また、施設本体10の左右方向の最大長さは16.0mに設定され、前後方向の最大長さは8.0mに設定されている。そして、施設本体10の外面はオレンジ色、赤色、青色、黄色など視認性の高い色が着色され、収容室20内は明るい色が着色されている。
バラストタンク30は、施設本体10の底面部10aが天井部を構成するようにして施設本体10の下方に形成されており、底面部30aと、側面部30bと、隔離壁30cからなっている。底面部30aは、底面部10aよりも少し小さく、左右に長い略長円状の板部材で構成されている。側面部30bは、底面部30aの周縁部から外部側に傾斜して上方に延びる曲面状に形成されており、その上端部は、底面部10aの周縁部に接合されている。
隔離壁30cは、プール17の周縁部の下方に位置するようにして、底面部10aと底面部30aの間に形成された枠状の壁部で構成されており、バラストタンク30内を中央部分と外周部分とに隔離している。このバラストタンク30の高さは1mに設定されている。また、プール17の底面からバラストタンク30の内部に向かって排水管31が延びており、この排水管31の上端はプール17内に連通し、排水管31の下端はバラストタンク30における隔離壁30c内に連通している。
また、図示および詳細な説明は省略するが、排水管31には開閉弁が設けられている。そして、施設本体10には、開閉弁を開閉作動させる駆動機構、および、駆動機構を作動させる開閉スイッチ、震度検出器、上下位置検出器などが設けられている。開閉弁は、開閉スイッチが手動操作されたとき、震度検出器が所定の震度を検出したとき、および、施設本体10が地面から上昇したことを上下位置検出器が検出したとき、の少なくとも一つが生じたときに開く。また、開閉弁は、開閉スイッチが手動により逆操作されたときに閉じる。そして、開閉弁が開くとプール17内の水17bは、排水管31を通過してバラストタンク30の隔離壁30c内に流下する。
グランドGにおける災害時避難施設Aが設置される場所には、バラストタンク30を収容できる設置用凹部32が形成されている。この設置用凹部32の底面32aおよび内周面32bはコンクリート壁で構成されており、底面32aには、前後に延びる溝状の凹部32cが左右に一定間隔を保って複数設けられている。また、底面32aの四隅には、U形の固定部材33(図8参照)が両端部を底面32a内に埋め込んだ状態で固定されている。
この設置用凹部32は、左右の長手方向の長さおよび前後の幅方向の長さがそれぞれ施設本体10の底面部10aと略同じに設定され、深さ(凹部32cでない方の底面32aからグランドGの上面までの高さ)が略1mに設定されている。そして、災害時避難施設Aを設置用凹部32に設置したときに、バラストタンク30は隠れて見えなくなり、ドア12aは地面に当たることなく開閉できる状態になる。また、施設本体10の外周部と、設置用凹部32の開口周縁部の間は、殆ど隙間のない状態になる。
係留装置34は、バラストタンク30を介して施設本体10を設置用凹部32の底面32aに固定された固定部材33に連結するものである。この係留装置34は、図4(a)に示したように、ロープ35と、複数本の弾性係留索36と、ロープ35と複数本の弾性係留索36を連結する連結部材37と、複数本の弾性係留索36と固定部材33を連結する連結部材38で構成されている。ロープ35は、複数の素線を撚り合わせて形成されたストランドを複数束ねて形成されたワイヤロープで構成されている。
弾性係留索36は、図4(b)に示したように、高弾性を備えた細長い円柱状のゴム芯36aの外周にアラミド繊維層36bを形成し、さらにその外周に耐候性を備えたゴムからなる被覆層36cを形成して構成されており、伸縮可能になっている。連結部材37は、複数本の弾性係留索36のそれぞれの端部(図8での上端部)に固定された一対の接続ブロック37a、ロープ35の端部(図8での下端部)に固定されたロープガイド37bおよびロープガイド37bに接続ブロック37aを固定するためのボルト37cとナット37dからなっている。
接続ブロック37aは、長さの短い四角棒状に形成されており、その弾性係留索36が連結された部分と反対側の端部側には長手方向に直交するボルト挿通穴(図示せず)が形成されている。ロープガイド37bは、互いのボルト挿通穴を連通させて組み合わされた一対の接続ブロック37aを設置できる断面コ字状の部分を備えており、コ字状の対向する片には、それぞれ接続ブロック37aのボルト挿通穴に連通できるボルト挿通穴が形成されている。ロープガイド37bの一方の片のボルト挿通穴からボルト37cを通し、そのボルト37cを一対の接続ブロック37aのボルト挿通穴とロープガイド37bの他方の片のボルト挿通穴に通したのちに、ボルト37cの先端にナット37dを螺合させて、一対の接続ブロック37aとロープガイド37bは連結されている。
連結部材38は、2本の弾性係留索36のそれぞれの端部(図8での下端部)に固定された一対の接続ブロック38a、シャックル38bおよび一対の接続ブロック38aとシャックル38bを連結するためのボルト38cとナット38dからなっている。接続ブロック38aは、前述した接続ブロック37aと同じ構成をしている。シャックル38bは、互いのボルト挿通穴を連通させて組み合わされた一対の接続ブロック38aの両側を挟める略U字状に形成されており、U字状の対向する片には、それぞれ接続ブロック38aのボルト挿通穴に連通できるボルト挿通穴が形成されている
シャックル38bの一方の片のボルト挿通穴からボルト38cを通し、そのボルト38cを一対の接続ブロック38aのボルト挿通穴とシャックル38bの他方の片のボルト挿通穴に通したのちに、ボルト38cの先端にナット38dを螺合させて、一対の接続ブロック37aとシャックル38bは連結されている。なお、一対の接続ブロック37aとシャックル38bを連結する前に、シャックル38bは固定部材33に引っ掛けられる。このため、2本の弾性係留索36は連結部材38および固定部材33を介して、設置用凹部32の底面32aに連結される。
このように構成された係留装置34は、底面32aの四隅に設けられたそれぞれの固定部材33に取り付けられている。また、各ロープ35における2本の弾性係留索36に連結された端部と反対側の端部は、バラストタンク30の底面部30aの四隅のいずれかに連結されている。なお、図示は省略しているが、底面部30aの四隅には、固定部材33と同様の固定部材が取り付けられ、ロープ35の端部には連結部材が固定されている。そして、連結部材を固定部材に係合させることによってロープ35は底面部30aに連結されている。
この場合、4つの係留装置34は互いに交差するように設置される。すなわち、連結部材38が底面32aの前方左に位置する固定部材33に連結された係留装置34のロープ35の端部は底面部30aの後方右の角に固定され、連結部材38が底面32aの前方右に位置する固定部材33に連結された係留装置34のロープ35の端部は底面部30aの後方左の角に固定される。そして、連結部材38が底面32aの後方左に位置する固定部材33に連結された係留装置34のロープ35の端部は底面部30aの前方右の角に固定され、連結部材38が底面32aの後方右に位置する固定部材33に連結された係留装置34のロープ35の端部は底面部30aの前方左の角に固定される。
なお、前述した溝状の凹部32cには左右に連通する部分も含まれており、各係留装置34は、凹部32c内に収容されている。また、災害時避難施設Aのうち係留装置34を除いた部分は、一体となって水面に浮くことのできる浮体になっている。
この構成において、災害時避難施設Aで児童Cが運動したり遊戯したりする場合には、図5に示したように、プール17内で水泳をしたり、ボルタリング18を用いて、側面部10bを昇降したりできる。そして、災害、例えば、地震が発生した場合には、職員Sは、施設本体10のドア12aを開けて児童Cとともに収容室20に避難する。全児童Cおよび職員Sが収容室20内に入ると、職員Sは、ドア12aを閉じてロックするとともに、図6に示したように、各児童Cを座席23aに座らせてシートベルトを掛けさせる。また、必要に応じて、開閉スイッチを操作して、図7に示したように、プール17内の水17bをバラストタンク30の隔離壁30c内に流下させる。このとき、震度が所定値以上であれば、開閉スイッチを操作しなくても、所定の時間経過後に開閉弁が開いてプール17内の水17bはバラストタンク30の隔離壁30c内に流下する。
さらに、地震の後に、津波が発生してグランドGに海水が溢れた場合には、図8に示したように、施設本体10およびバラストタンク30等からなる浮体は設置用凹部32から離れて水面WLに浮く。このとき、開閉スイッチの操作がされてなく、震度も所定値以下で、プール17内に水17bが溜まったままの状態であっても、施設本体10が上昇したことを上下位置検出器が検出して開閉弁が開き、プール17内の水17bはバラストタンク30の隔離壁30c内に流下する。これによって、重心が低くなるとともに中央部分になって、施設本体10は安定した状態に維持される。
また、このとき、複数の係留装置34は、互いに交差した状態で伸長している。なお、図8では、係留装置34は2つだけ示している。このため、水流によって、施設本体10が左右、前後のいずれの方向に流されようとした場合でも、いずれかの係留装置34がその流れの方向への移動を阻止して、施設本体10が流されることを防止する。その間、児童Cおよび職員Sは、収容室20内に待機して、津波が鎮まるのを待つことができる。収容室20内は、電灯27の発光および採光窓13から入射される光によって明るくなっているため、児童Cおよび職員Sの不安は軽減される。また、採光窓13から見える外部の様子やラジオ放送から外部の情報を得ることもできる。
さらに、被災状態が長時間にわたった場合でも、収容室20内には、非常食、飲料水および医薬品などが保管されている他、トイレ26a,26bなどの設備も備わっているため、支障なく救助や災害の鎮静化を待つことができる。この場合、バラストタンク30内の水17bを、トイレ26a,26bでの水洗用の水として利用することができる。なお、係留装置34は、最大の水面高さを考慮して長さが設定されており、このため想定されるすべての津波に対応できる。また、本実施形態に係る災害時避難施設Aは、災害が、堤防決壊による洪水であっても津波のときと同様に、避難施設として利用できる。
以上のように、本実施形態に係る災害時避難施設Aでは、施設本体10の天井部10cにプール17を設け、側面部10bにボルタリング18を設けているとともに、施設本体10の内部に収容室20を設けている。このため、通常は、災害時避難施設Aの外面を、児童Cが泳いだり、昇降運動をしたりする設備として使用できる。そして、被災時には、収容室20を、児童Cおよび職員S等が避難する場所として利用できる。このように、災害時避難施設Aは、日常的に使用される児童用運動施設を災害時に避難施設として利用するものであるため、別途避難施設を設ける必要はない。また、災害時避難施設Aは、幼稚園のグランドGに設置されているため、災害時には、短時間のうちに、児童Cおよび職員S等は避難することができる。
そして、災害が、津波、堤防やダムの決壊などによる水害である場合には、施設本体10等の浮体は、水面WLに浮遊するため、施設本体10が水圧で押し潰されたり、水流で破壊されたりすることがなくなり、避難者の安全が確保される。さらに、施設本体10の底面下方にバラストタンク30が形成され、地震や水害の際には、プール17の水17bがバラストタンク30内に流下するため、施設本体10の重心が中央部分の低い場所になって安定性が増すようになる。
また、グランドGに設置用凹部32が形成され、この設置用凹部32にバラストタンク30を収容させて施設本体10がグランドGに設置されているため、施設本体10の全体の高さが1m低くなる。これによって、施設本体10の高さが高くなって、グランドGにいる児童Cに圧迫感を生じさせたり、プール17で水泳する児童Cに恐怖感を生じさせたりすることを防止できる。また、バラストタンク30が見えることによって災害時避難施設Aの美観を損ねることも防止できる。さらに、施設本体10の位置が低くなるため、収容室20への出入りが容易になる。
また、本実施形態では、施設本体10の底面に設けられたバラストタンク30が互いに交差する4つの係留装置34によって設置用凹部32の底面32aに連結されている。このため、水害により施設本体10等の浮体が地盤から離脱したときに、施設本体10等の浮体は、一定の位置に保持された状態で水面WLに浮遊できる。その際、水面WLの高さが高くなっても、係留装置34が伸縮可能であるため、施設本体10等の浮体は水面WLに浮遊できる。さらに、施設本体10が繊維強化プラスチックで形成されているため、施設本体10を軽量で、高強度を有する構造に形成することができる。
(変形例)
図9は、前述した実施形態の変形例に係る災害時避難施設A’が水面WLに浮遊した状態を示している。この災害時避難施設A’では、災害時避難施設Aのように4つの係留装置34のすべてを互いに交差させるのではなく、2つの係留装置44を互いに交差させて右側に設置するとともに、他の2つの係留装置34を互いに交差させて左側に設置している。災害時避難施設A’のそれ以外の部分の構成は、災害時避難施設Aと同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。
この災害時避難施設A’によると、係留装置44の長さを前述した係留装置34よりも少し短くすることができる。すなわち、各係留装置44は設置用凹部32の底面32aの所定の角とその角から最も離れたバラストタンク30の角を連結するのではなく、右側に設置される係留装置44どうし、および、左側に設置される係留装置44どうしをそれぞれ交差させるため短くて済む。この災害時避難施設A’のそれ以外の作用効果は、前述した災害時避難施設Aと同様である。
(第2実施形態)
図10は、本発明の第2実施形態に係る災害時避難施設Bの要部の概略を示している。この災害時避難施設Bでは、施設本体50の天井部50cに、砂場57が設けられ、側面部50bの前後の外面には、上端が天井部50cと側面部50bの境界部に固定されたロープ(図示せず)が垂れ下げられている。この砂場57と垂れ下げられたロープで児童用運動遊戯設備が構成される。砂場57は、天井部50cに形成された深さの浅い略矩形の凹部57aに砂57bを収容して構成されている。
また、砂場57の底面からは、収容室51を通過してバラストタンク52の内部に向う2本の排出管53が延びており、この排出管53の上端は凹部57a内に連通し、排出管53の下端はバラストタンク52内に連通している。2本の排出管53は、砂場57の前後方向の中央部分で左右に間隔を保って設置されており、これによって、砂場57の砂57bをバラストタンク52内に流下させる際に、前後、左右で重量が偏らないようになっている。なお、バラストタンク52内における凹部57aの周壁部の下方の位置には平面視が矩形の隔離壁52aが形成されており、砂場57の砂57bは2本の排出管53内を流下して隔離壁52aで囲まれた部分に収容される。この災害時避難施設Bのそれ以外の部分の構成は、災害時避難施設Aと同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する
本実施形態に係る災害時避難施設Bによると、児童Cは、砂場57で砂遊びをしたり、ロープを用いて、側面部50bを昇降したりできる。そして、被災時には、前述した実施形態と同様、収容室51に避難することができる。この災害時避難施設Bのそれ以外の作用効果は、前述した災害時避難施設Aと同様である。
また、本発明に係る災害時避難施設は、前述した各実施形態に限らず、本発明の技術的範囲内で適宜変更実施が可能である。例えば、前述した各実施形態では、出入口12を側面部10b,50bに設けているが、出入口は天井部10c,50cに設けてもよい。これによると、園舎の窓や避難口から直接、収容室20,51内に入ることができるため、素早い避難が可能になる。また、前述した各実施形態では、児童用運動遊戯設備を、プール17、ボルタリング18、砂場57およびロープとしているが、児童用運動遊戯設備としては、これに限らず、滑り台、鉄棒など、通常、幼稚園や小学校に備わっているものであればどのような設備であってもよい。
そして、天井部10c,50cに、プール17や砂場57のように流下可能物を用いる設備以外の設備を設けた場合には、バラストタンク30,52内に、常時、水、土、砂などを収納しておくこともできる。また、バラストタンク30,52を省略することもできる。さらに、施設本体10,50の高さが高い方が好ましい場合は、設置用凹部32は設けなくてもよい。また、係留装置34,44としては、弾性の備わっていないものを用いてもよいし、その数は4つに限らず、複数であればいくつでもよい。さらに、係留装置34,44の端部は地盤ではなく重りに連結してもよい。
10,50…施設本体、10a…底面部、10b,50b…側面部、10c,50c…天井部、14,57a…凹部、16…児童用運動遊戯設備、17…プール、17b…水、18…ボルタリング、20,51…収容室、30,52…バラストタンク、31…排水管、32…設置用凹部、34,44…係留装置、53…排出管、57…砂場、57b…砂、A,A’,B…災害時避難施設、G…グランド、WL…水面。

Claims (12)

  1. 内部空間を有する施設本体と、
    前記施設本体の外面に設けられた児童用運動遊戯設備と、
    前記施設本体の内部空間に設けられた防水性を有する収容室とを備えたことを特徴とする災害時避難施設。
  2. 前記施設本体は、地盤に設置され、前記地盤上に水が溜まったときには、地盤から離脱して水面に浮遊できる浮体からなっている請求項1に記載の災害時避難施設。
  3. 前記施設本体の底面の下方にバラストタンクが形成されている請求項1または2に記載の災害時避難施設。
  4. 地盤に設置用凹部が形成され、前記設置用凹部に前記バラストタンクを収容させて前記施設本体が地盤に設置されている請求項3に記載の災害時避難施設。
  5. 前記児童用運動遊戯設備に、前記施設本体の上面に設置された収容凹部と、前記収容凹部に収容された流下可能物からなる流下可能物収容設備が含まれている請求項1ないし4のうちのいずれか一つに記載の災害時避難施設。
  6. 前記施設本体の底面の下方にバラストタンクが形成されており、前記収容凹部と前記バラストタンクを連通する排出通路と、前記排出通路を開閉する開閉手段が備わっている請求項5に記載の災害時避難施設。
  7. 前記流下可能物収容設備が、プールである請求項5または6に記載の災害時避難施設。
  8. 前記児童用運動遊戯設備に、前記施設本体の側面に設置された昇降運動のための昇降設備が含まれている請求項1ないし7のうちのいずれか一つに記載の災害時避難施設。
  9. 前記施設本体の下部側に係留索が設けられている請求項1ないし8のうちのいずれか一つに記載の災害時避難施設。
  10. 前記係留索の先端部が地盤に固定されている請求項9に記載の災害時避難施設。
  11. 前記施設本体の下部側と前記地盤を接続する係留索が複数備わっており、前記複数の係留索のうちの少なくとも2つが、交差している請求項10に記載の災害時避難施設。
  12. 前記施設本体が繊維強化プラスチックで形成されている請求項1ないし11のうちのいずれか一つに記載の災害時避難施設。
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