JP2000255484A - 海上浮体式消波堤 - Google Patents

海上浮体式消波堤

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Abstract

(57)【要約】 【課題】海上に浮上させる消波堤に関し、安定性と消波
特性を向上させ、かつ長寿命化を実現する。 【解決手段】海面に浮かした鋼板製のタンクTからなる
浮体を海底沈錘アンカーAに係留してなる消波堤であっ
て、該タンクTの底部2は、喫水面より水平断面積が小
さく、該底部2には、コンクリートを詰めるなどの手段
で、重錘の機能を持たせ、安定浮上させる。前記の底部
2を2層構造とし、その上層部21を重量錘物調整タン
クとし、下層部22を重錘用タンクとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海上に浮上させる消波
堤に関し、特に、安定性と消波特性にすぐれ、長寿命の
海上浮体式の消波堤に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の防波堤は、海底に基礎を構築し、
その上にコンクリート製の防波堤を築造するため、防波
堤内の海水の循環が悪くなり、汚染を来すと共に、魚介
類の生息に悪影響を与える。加えて、膨大な施工費用と
工期を要する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、海上浮体
式の消波堤が色々試みられているが、波浪に対する堤体
の安定性に問題があり、寿命も短い。加えて、消波特性
も不十分なため、普及に至っていない。
【0004】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、海上浮体式の消波堤において、安定性と消波特
性を向上させ、かつ長寿命化を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の技術的課題は次
のような手段によって解決される。請求項1は、海面に
浮かした鋼板製のタンクからなる浮体を海底沈錘アンカ
ーに係留してなる消波堤であって、該タンクの底部は、
喫水面より水平断面積が小さく、該底部には、コンクリ
ートなどを詰めるなどの手段で、重錘の機能を持たせ、
安定化してなる海上浮体式消波堤である。
【0006】このように、鋼板製のタンクの底部は、喫
水面より水平断面積が小さくなっているので、下側を通
過する波に対する抵抗が喫水面より小さく、その結果、
鋼板製タンクの下側を波が通過しやすく、鋼板製タンク
の外側と内側との間の海水の循環がよくなり、海水の汚
染が効果的に防止できる。
【0007】また、この小型の底部には、コンクリート
などを詰めるなどの手段で、重錘の機能を持たせてある
ことで、底部側が海中に沈み、鋼板製タンクが安定よく
浮上する。その結果、係留用のチェーンや海底に設置し
たアンカーに作用する力が弱くなり、長寿命となる。波
による揺れが減少することで、甲板を公園などの施設と
して利用するのにも適しており、チェーンが擦れて磨耗
するのも防止できる。
【0008】請求項2は、請求項1記載の底部を2層構
造とし、その上層部を重量調整タンクとし、下層部を重
錘用タンクとし、少なくとも重錘用タンクには、その鋼
板内面に、腐食防止のための特殊塗装を行なった上で、
コンクリートを打設してなる海上浮体式消波堤である。
【0009】このように、鋼板製タンクの底部を2層構
造とし、その下層部の重錘用タンクの鋼板内面に、腐食
防止のための特殊塗装を行なった上で、コンクリートを
打設した構造としたため、鋼板製タンクの最低部が重錘
として作用することで、重心が低くなり、より安定よく
浮上させることができる。上層部が重量調整タンクとな
っているため、その中に入れるコンクリートなどの量を
調整することで、安定性をさらに向上できる。
【0010】請求項3は、請求項1または請求項2に記
載の海底沈錘アンカーが、コンクリート製で、海底に定
置するために少なくとも海底に打ち込む鋼管製杭を有
し、前記の鋼板製タンクを係留するためのチェーンの連
結手段を有している海上浮体式消波堤である。
【0011】このように、鋼板製タンクを係留するため
の海底沈錘アンカーに、海底に打ち込む鋼管製杭を設け
てあるため、この鋼管製杭を海底に打ち込むことで、ア
ンカーをより確実に海底に固定できる。
【0012】請求項4は、請求項1、請求項2または請
求項3に記載の鋼板製タンクの少なくとも喫水面より上
側は中空構造とし、上面には甲板を設け、該甲板上の外
洋側に防波堤を設け、その内側に施設を配置してなる海
上浮体式消波堤である。
【0013】このように、鋼板製タンクの上面には甲板
を設け、該甲板上に防波堤を設けてあるので、該防波堤
の内側に波が打ち込むのを防止できる。その結果、該防
波堤の内側にいろいろな施設を設けることで、憩いの場
とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明による海上浮体式消波
堤が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明す
る。図1は本発明による海上浮体式消波堤の平面図であ
り、図2はそのII−II断面図、図3は底面図である。
【0015】図2に示すように、海面L上に鋼板製のタ
ンクTを浮かせることで海上浮体式の消波堤を構成し、
金属製のチェーンCで、海底に沈めたコンクリート製の
沈錘アンカーAに係留してある。
【0016】鋼板製のタンクTは、図示実施形態では、
浮上空間部1とその底部2からなり、該底部2は、常時
海水中に沈降していて、海面Lより下側に位置してい
る。したがって、浮上空間部1は、常に喫水面に位置し
ている。底部2は、単一でもよいが、図3、図4のよう
に少なくとも2箇所に設けることが、鋼板製タンクの安
定性が増す。
【0017】底部2は、図示実施形態では、上層部21
と下層部22とからなり、2層構造になっている。そし
て、上部層21の水平断面積は、空間部1の水平断面積
より小さい。しかも、図示実施形態では、空間部1の下
部に水平の底壁1bを有し、この水平底壁1b内から、
上層部21が海底向きに突出している。しかも、上層部
21の側壁は、波に対する抵抗が小さくなるように、テ
ーパ状に傾斜し、海底側の水平断面積が次第に減少して
いる。
【0018】上層部21の底壁21bは、水平になって
おり、この水平底部21bから海底側に下層部22が突
出している。図示の下層部22は、側壁22aが直立し
ており、底壁22bが水平になっているが、上層部21
の側壁21aと同様にテーパ状に傾斜させて、波に対す
る抵抗を減らす形状にしてもよい。
【0019】また、底壁22bは水平になっているが、
この底壁22bも、上層部21の側壁21aと同様にテ
ーパ状に傾斜させてもよい。あるいは、海底に向けた球
面状にすることも可能である。波に対する抵抗を減らす
ためである。
【0020】鋼板製タンクTは、図示例では、平面形状
が長方形状をしている。そして、長軸a−aが、波の到
達方向に対しできるかぎり直角に近づくように設置する
のが効果的である。そして、下層部22は、波の到来方
向に対し流線型とすることで、矢印a1、a2のよう
に、波が下層部22を容易に避けられるようにする。
【0021】その結果、波に対する抵抗が少なくなり、
鋼板製タンクTが揺れにくくなるとともに、隣接する下
層部22−22間を海水が通過することで、鋼板製タン
クTの内側の海水の循環が円滑に行なわれ、海水の汚染
を抑制できる。すなわち、例えば菱形とすることで、そ
の対角線を波の到来方向に向ける。あるいは、長軸が波
の到来方向に向くような楕円形などでもよい。
【0022】図示例の上層部21は、四角形状をしてお
り、しかもその辺が、波の到来方向に対し直角方向に向
いていて、波の抵抗が大きくなる形状となっているが、
下層部22と同様に、上層部21も、到来する波に対す
る抵抗が少なくなる形状とすることも可能である。
【0023】浮上空間部1の側壁1aと底壁1bとの間
の角部1dは、ほぼ直角になっているが、このように尖
らすことで、ローリング方向の揺れに対する抵抗を大き
くし、ローリングを抑制している。
【0024】底部2の中には、鋼板製タンクTの安定性
を確保するために、コンクリート打設などによって、下
側の重量を大きくしている。特に、下層部22中は、で
きる限り全体にコンクリートを打設して、下部を重くす
ることで、重量錘用のタンクの機能を持たせている。な
お、コンクリート打設に代えて、骨材や比重の大きな産
業廃棄物などを詰めたり、コンクリートの中に混入した
りすることも可能である。
【0025】また、上層部21は、重量錘物の調整タン
クの機能を持つもので、その中のコンクリート量は、設
計値に基づいて決定される。すなわち、より安定性を増
すためには、コンクリートをより大量に打設するが、安
定性を増すために、重心ができる限り低くなるように考
慮される。この上層部21にも、骨材や産業廃棄物など
を入れることができる。
【0026】このようにして、鋼板製タンクの底部を重
くして沈降させ、波浪による揺れを最小限に抑えると共
に、チェーンCで上層部21の傾斜側壁21aを海底の
アンカーに末広がりに、しかもピーンと張ることで、鋼
板製タンクを安定良く係留でき、揺れによるチェーンC
の擦れも抑制できる。このようにコンクリートが打設さ
れた底部2は、図3、図4のように、複数個設けるのが
好ましい。
【0027】鋼板製のタンクTの浮上空間部1や底部2
の内面は、腐食防止のための特殊塗装を行なうことが好
ましい。特に、コンクリートが打設される上層部21や
下層部22には特殊塗装をより確実に行なうことが要求
される。なお、鋼板製タンクTの外壁面も、特に喫水面
より下側は特殊塗装される。
【0028】鋼板製タンクTの上面は、鋼板によって甲
板1cが形成されている。したがって、鋼板製タンクT
の中は、中空状態となっている。しかも、鋼板製タンク
Tは、気密構造とすることで、海水や雨水が入らない構
造とすることが望ましい。なお、多数の小タンクに分割
することもできる。
【0029】該甲板1cの面積は、縦方向が約60〜1
00m、横方向が約20〜50m程度で、広大な面積と
なる。この甲板1c上には、矢印3のように円滑に波返
しできる機能を持たせた防波堤3を外洋側に設けてあ
る。そして、防波堤3の内側には、いろいろな施設を設
けることが望ましい。例えば、プールや、渡り鳥や小鳥
の生息に適した池5を設ける。あるいは、塩害に強い樹
木や草花を植えたりして緑地6を形成し、公園のような
憩いの場所を造成する。
【0030】浮上構造の鋼板製タンクTの下側を波が通
過しやすいため、鋼板製タンクより内側も海水の循環が
よく、魚介類の生息に適している。しかも、パヤオと同
様な理由から、鋼板製タンクTの下側には、魚介類が集
まりやすいため、甲板1cの上は、恰好の釣り場にもな
る。
【0031】鋼板製タンクTの空間部1の高さは、喫水
面から底壁1bまでが例えば5m、喫水面から甲板1c
までが例えば10m、甲板1cから防波堤3の頂端まで
の高さが例えば5m程度とすることができる。また、上
層部21と下層部22の深さは、それぞれ約3mとする
ことができる。しかしながら、設置場所に応じて最適の
寸法が採用されることは言うまでもない。
【0032】鋼板製タンクTは、図2、図4のようにし
て、海底に沈めたアンカーAに金属製のチェーンCで係
留してある。そのために、各鋼板製タンクTには、金属
製チェーンCの上端を連結するための、金属製のリング
7を溶接固定してある。このリング7は、前記の上層部
21の傾斜した側壁21aに固定することが望ましい。
波浪に対し十分耐えられるように、複数箇所に設けるこ
とは言うまでもない。
【0033】鋼板製タンクTに対するチェーンCの連結
構造は、図2、図4のように、上層部21の外洋側の側
壁21aと陸側の側壁21aに対して、チェーンCの上
端を連結するのが好ましい。しかも、アンカーAは、外
洋側と陸側に拡げて配置することで、チェーンCがハの
字状に末広がりとなるように張ることが肝要である。
【0034】鋼板製タンクTは、複数個、縦列に配設す
ることが効果的であるが、隣接する鋼板製タンクT、T
間は、波浪が強い場合でも、互いに衝突することのない
ように、十分な間隔を設けることが必要である。そし
て、図4のように、長軸a−a方向の両端にチェーンC
を連結して、短軸側と同様にチェーンCが末拡がりにな
るようにアンカーAに係留する。
【0035】海底に沈めたアンカーAの上面には、チェ
ーンCの下端を連結するための連結環8が設けてある。
図5、図6はアンカーAの詳細を例示する図で、図5は
平面図、図6は側面図である。
【0036】アンカーAの本体9はコンクリート製であ
り、例えば縦横が約8m、高さが約5mとすることがで
きる。このコンクリート製本体9の中に、例えばI型鋼
やH型鋼などを、例えば図7のような四角錐状に連結し
た状態で埋め込んで、本体9との一体性を確保してい
る。そして、この連結鋼材10の上端に、連結鉄筋11
を介して、チェーンCの下端を連結するための連結環8
を連結し、露出させてある。
【0037】また、連結鋼材10の下端に、角状に尖っ
た食い込み角12を斜めに固定して、本体9から下向き
に露出させてある。その露出部の長さは、例えば3m程
度である。アンカーAを海底に沈めた場合、海底が砂地
の場合は、本体9がその重量によって砂の中に沈み込む
が、食い込み角12が砂地の中に深く食い込むことで、
本体9の安定性が増し、波浪によって移動したりするの
を効果的に防止できる。なお、食い込み角12は、複数
本設けることが好ましい。
【0038】本体9には、内径約1mの斜め貫通孔13
を複数本形成してある。そして、その中に、直径約80
cm、全長15〜16m程度の鋼管杭14を挿入した状
態で、公知の技術でこの鋼管杭14を海底に打ち込み、
間に水中コンクリートを充填することで、本体9を海底
に強固に固定する。鋼管杭14の上端には、抜け止めの
リング15を予め取り付けてある。
【0039】
【発明の効果】請求項1によると、鋼板製のタンクの底
部は、喫水面より水平断面積が小さくなっているので、
下側を通過する波に対する抵抗が喫水面より小さく、そ
の結果、鋼板製タンクの下側を波が通過しやすく、鋼板
製タンクの外洋側と内側との間の海水の循環がよくな
り、海水の汚染が効果的に防止できる。
【0040】また、この小型の底部には、コンクリート
などを詰めるなどの手段で、重錘の機能を持たせてある
ため、底部側が海中に沈み、鋼板製タンクが安定よく浮
上する。その結果、係留用のチェーンや海底に設置した
アンカーに作用する力が弱くなり、長寿命となる。波に
よる揺れが減少することで、甲板を公園などの施設とし
て利用するのにも適しており、チェーンの擦れによる磨
耗も防止できる。
【0041】請求項2によると、鋼板製タンクの底部を
2層構造とし、その下層部の重錘用タンクの鋼板内面
に、腐食防止のための特殊塗装を行なった上で、コンク
リートを打設した構造としたため、鋼板製タンクの最低
部が重錘として作用することで、重心が低くなり、より
安定よく浮上させることができる。上層部が重量調整タ
ンクとなっているため、その中に入れるコンクリートな
どの量を調整することで、安定性をさらに向上できる。
【0042】請求項3によると、鋼板製タンクを係留す
るための海底沈錘アンカーに、海底に打ち込む鋼管製杭
を設けてあるため、この鋼管製杭を海底に打ち込むこと
で、アンカーをより確実に海底に固定できる。
【0043】請求項4によると、鋼板製タンクの上面に
は甲板を設け、該甲板上の外洋側に防波堤を設けてある
ので、該防波堤の内側に波が打ち込むのを防止できる。
その結果、該防波堤の内側にいろいろな施設を設けるこ
とで、憩いの場とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による海上浮体式消波堤の実施形態を
示す平面図である。
【図2】 図1の海上浮体式消波堤のII−II断面図であ
る。
【図3】 図1の海上浮体式消波堤の底面図である。
【図4】 海上浮体式消波堤の設置状態の正面図であ
る。
【図5】 アンカーの詳細を例示する平面図である。
【図6】 図5のアンカーの側面図である。
【図7】 連結鋼材の斜視図である。
【符号の説明】
T 鋼板製タンク C チェーン A アンカー 1 浮上空間部 1c 甲板 2 底部 21 上層部 22 下層部 3 防波堤 9 アンカー本体 10 連結鋼材 11 連結環 12 食い込み角 13 斜め孔 14 鋼管杭 15 ストッパーリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海面に浮かした鋼板製のタンクからなる
    浮体を海底沈錘アンカーに係留してなる消波堤であっ
    て、 該タンクの底部は、喫水面より水平断面積が小さく、該
    底部には、コンクリートなどを詰めるなどの手段で、重
    錘の機能を持たせ、安定化してなることを特徴とする海
    上浮体式消波堤。
  2. 【請求項2】 前記の底部を2層構造とし、その上層部
    を重量錘物調整タンクとし、下層部を重錘用タンクと
    し、 少なくとも重錘用タンクには、その鋼板内面に、腐食防
    止のための特殊塗装を行なった上で、コンクリートを打
    設してなることを特徴とする請求項1に記載の海上浮体
    式消波堤。
  3. 【請求項3】 前記の海底沈錘アンカーは、コンクリー
    ト製で、海底に定置するために少なくとも海底に打ち込
    む鋼管製杭を有し、前記の鋼板製タンクを係留するため
    のチェーンの連結手段を有していることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の海上浮体式消波堤。
  4. 【請求項4】 前記の鋼板製タンクの少なくとも喫水面
    より上側は中空構造とし、上面には甲板を設け、該甲板
    上の外洋側に防波堤を設け、その内側に施設を配置して
    なることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項
    3に記載の海上浮体式消波堤。
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