JPH04504151A - 透水形防波堤 - Google Patents

透水形防波堤

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JPH04504151A
JPH04504151A JP2503698A JP50369890A JPH04504151A JP H04504151 A JPH04504151 A JP H04504151A JP 2503698 A JP2503698 A JP 2503698A JP 50369890 A JP50369890 A JP 50369890A JP H04504151 A JPH04504151 A JP H04504151A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 透水形防波堤 [発明の背景] 本発明は、侵食防止の分野に、特に沖合い形の浜及び海岸線侵食防止装置に関す るものである。
海岸線及び浜は、それに当たる波の作用から侵食を受ける。波の作用は幾つかの 異なった機構によって浜を侵食する。波は海岸線の砂を移動させてから再分散さ せることによって侵食を行う。水位の上下も長期間の間に浜を侵食する。防潮壁 、くい打ち及び堤防を含む海岸構造物は、波のはね返り、乱流、渦及び潮流を発 生させることによってそれらの構造物に隣接した浜の侵食を増大させることが多 い。これらの潮流は浜の砂を移動させ、それらは海岸沿いに、または沖へ運ばれ る。浜に直交する方向の沖に向かう潮流は浜の砂を何マイルも運び、潮流が緩や かになったところで浜の砂は重力の影響で沈む。さらに、大きい嵐は高波を浜や 海岸線に打ち当てるので、浜砂を運び去ったり、海岸線を崩す大きい力を加える ため、ひどい侵食を生じる。ミシガン湖の一部は特に海岸侵食を受けやすく、2 0〜40フィート高さの断崖が1年の中に内陸側へ5フィート侵食されることも 珍しくない。
エクスプレス−メール・ラベル(Exp+e+s Mail Label)No 、899052594テキサス州ガルベストンの防潮壁の地域は長年に渡って激 しい海岸侵食を受けてきており、そこでは強い波が浜から砂を運び去り、海流に よって砂が5〜10マイルも離れた位置に堆積される。
自然の浜/水生態系では、浜まで広がっている浅瀬及び海岸面自体が波のエネル ギーを消散させる作用をし、それによって海岸の背後の陸部分の侵食を防止して いる。典型的な水際の形状には、波が砕けて寄せ波となる比較的浅い寄せ波地帯 と、波が最後の陸方向へのエネルギーを消耗する浜地帯と、浜の背後の陸部分と が含まれている。陸部分には、一般的に砂丘、沿岸用、扇状地、及び三角用また は断崖が含まれる。波が一般的に通常時の2〜3倍、時には10倍の高さにもな る激しい嵐の場合、一般的な浜の反応として浜地帯から砂が沖合いの砂州へ運び 去られる。そこで、砂州は沖合いに浅瀬を作り、それと海岸面との間にそれより も深いトラフが広がる。浅瀬によって波は砂州で砕けるため、波エネルギーの消 散がさらに沖合いで始まると共に、寄せ波地帯が広くなる。これらの効果は両方 とも海岸侵食を軽減する。沖合いに一連の多数の砂州が成長することは珍しいこ とではない。砂州は、浜に平行に一連の長い隆起部を形成しやすく、波は浜に到 達する前にそのエネルギーの多くを沖合いで消散させる。時間の経過と共に、浜 −砂州系が確立され、これには比較的一定した体積の砂が付随している。強い波 の作用で砂が浜から運び去られて砂州に堆積する。長期間に渡る低エネルギーの 波作用で沖合いの砂州が海岸面へ戻される。これは、夏/冬海岸形状反応として 知られている。
海岸面と砂州との間の均衡が確立されるまでには何年もかかり、海岸線、沖合い の潮流の循環パターン及びその他の無数の環境要因のわずかな変化によってこの 環境平衡が崩れて、浜または海岸線の大きな侵食が発生することがある。さらに 、特定の生態系が大きな浜または固定した海岸線を継続的に存在させるには不適 であることもある。化カリフォルニアの海岸線は継続的に侵食されており、波に 当たる崖の中の屋根のある洞穴や割れ目にしばしば小さい浜が存在するだけであ る。さらに、20〜30年に一度経験されるような高波を伴った巨大な嵐が、浜 の極めて多量の砂を運び去ることも多い。また、海岸線のレジャー価値を高める ために地方自治体や個人が海岸線に砂を入れて浜を作ろうとする。そのような人 工的な浜は一般的には洗い流されてしまうが、それは海岸線、海底または湖底構 造が人工涙の位置にある浜の存在と共存できないからである。
海岸線の侵食を軽減するために多くの方法が試みられてきた。これらの試みには 、沖合いに突出形または潜水形の防波堤を設けることも含まれている。突出形防 波堤は波のはね返し及び/または消散を行う。潜水形防波堤も波のはね返し及び /または消散を行う、すなわち波がもっと沖合いで砕けるようにする。これらの 防波堤は一般的にコンクリートまたは石製であり、中実構造である。一般的に、 海岸線から離れた位置の潜水線に粗石または岩を積み重ねて防波堤を形成してい る。
防波堤には幾つかの欠点がある。まず、それらの建造及び維持費用が高いことで ある。粗石の防波堤は、波の作用で岩が流出することによって侵食され、また不 安定な底土のため、一般的に岩またはコンクリートセグメントが海底または湖底 に沈み込んでしまう。波による移動を防止するために大きい岩を用いることは、 採石及び運搬費用がかさむことから、費用が高くなる。
護岸舗装や防潮堤も海岸侵食の軽減に利用されている。しかし、これらの構造は 、実際には浜や砂州の成長を阻害している。従って、それらは浜の背後の海岸を 保護することはできるが、沖合いの砂州を形成するだめの砂を隣接の未保護の浜 から調達する必要があることや、浜の砂を永久的に海に流し去ってしまう強い潮 流を発生させることによって、浜が侵食されやすい。
海岸では、浜を保護するために護岸舗装や防潮堤以外の手段も利用されている。
浜に草を植えて、自由な砂よりも波の作用に強い抵抗力を持った地下根構造を形 成しようというものもある。しかし、これは低レベルの保護であって、一般的に は定期的な施肥や植え直しを必要とする。
海岸侵食を防止するため、砂止めとして知られる装置を浜に用いることもできる 。これらの装置は、小さいチャネルを付けた、一般的に4フィート高さ以下で断 面がほぼ三角形のコンクリート構造体である。垂直及び水平スロットが上向きの 突出三角面に設けられている。水平スロットによって、海水はチャネルを通過で きるが、砂は装置内に捕らえられるため、砂が浜に留まるのである。この装置は 浜の侵食を軽減するが、浜の美観を損ねる。
[発明の概要] 本発明は、浜または海岸線に到達する波のエネルギーを低減させるための比較的 軽量の沖合い形波緩衝及びはね返し装置を提供している。この波緩衝及びはね返 し装置は、はぼ三角形断面の一連の支持セグメントを含み、その間に隙間が設け られている。三角形支持セグメントは連続状に配置されて、防波堤構造体を形成 する。支持セグメントは、三角形の1辺が海底上に載置される底部を形成し、連 なったセグメントの長手方向軸が予想波運動にほぼ平行になるようにして、浜か ら離れた海底に設置される。その結果、三角形の上向きの1辺が陸側に面し、残 りの辺が海側に面する。
つま先すなわち固定部がセグメントから下向きに突出して、構造体を海底に固定 する。防波壁が三角形支持セグメントの頂部から上向きに突出して、防波堤構造 体による波の緩衝及びはね返し力を高めている。一連の三角形セグメントは、横 に連続的に並べてから、セグメントの穴に長いスタッドを通して止め付けられる ことによって、防波堤部材を形成する。次に、一連の防波堤部材を横に並べるこ とによって、長い透水形の防波堤が形成される。防波堤は、防波壁の頂部が平均 水面下4〜5フイートになるように、海岸から十分に離して設置される。
本発明によって多くに利点が得られる。透水形の防波堤は、波が海岸線に到達す る前に波のエネルギーを低減させるため、高波によって発生する浪害の程度を軽 減することができる。この透水形防波堤は、繰り返し強い波エネルギーを吸収し ても、はぼ無傷のまま残ることができる比較的軽量であるがほぼ一体形の装置で ある。この透水形防波堤は、典型的な夏/冬形状すイクル中の浜砂の永久的な流 失を軽減することもできる。この透水形防波堤は、比較的維持管理が楽で、通常 は見えないため、美観を保つことができる。
本発明のこれら及びその他の目的及び利点は、添付の図面を参照した以下の説明 から明らかになるであろう。
[図面の簡単な説明] 次に、添付の図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。
第1図は沖合いに設置した透水形防波堤の斜視図である。
第2図は第1図に示されている透水形防波堤の部材を形成する一連のセグメント の斜視図である。
第3図は水底に設置された第2図の3−3線に沿った透水形防波堤の断面図であ る。
第4図は第1図に示されている防波堤の頂部におけるセグメントの接続部を示す 部分断面図である。
第5図は第1図に示されている防波堤のセグメントの接続部の変更構造を示す部 分断面図である。
第6図は第2図の防波堤部材を設置するために用いられる設置装置の一部斜視図 で示した概略図である。
第7図は第1図に示されている防波堤の変更構造の側面図である。
第8図は第1図に示されている防波堤の別の変更構造の側面図である。
第9図は第1図に示されている防波堤のさらに別の変更構造の側面図である。
第10図は第1図に示されている防波堤のさらに別の変更構造の側面図である。
第11図は第1図に示されている防波堤のさらに別の変更構造の側面図である。
第12図は第1図に示されている防波堤のさらに別の変更構造の側面図である。
第13図は埋め立て壁として使用できるように変更された第1図の防波堤の側面 図である。
第14図は第13図の埋め立て壁の変更実施例の側面図である。
第15図は第13図の埋め立て壁の別の変更実施例の側面図である。
第16図は第13図の埋め立て壁の斜視図である。
第17図は第13図の埋め立て壁に使用されるフィルターブロックの斜視図であ る。
第18図は第13図の埋め立て壁の部分断面図である。
第19図は第13図の埋め立て壁のヒール及び止め部分の部分断面図である。
[好適な実施例の説明コ まず第1図を参照しながら説明すると、本発明の透水形防波堤10は、沖合いに 沈められて海岸線16から離れた海底または湖底14に載置された一連の防波堤 部分12を含む。海岸線16は一般的に浜18であって、自然または人工的に浜 18に堆積された砂または他の堆積物20を有している。複数の防波堤部材12 が海底14に一列に並べられて透水形防波堤10を形成している。防波堤部材1 2は、注型成形コンクリートで構成するのが好ましいが、プラスチックパイプ、 セメント充填プラスチックまたは金属パイプ、セメント充填押し出しアルミニウ ム、鋼またはプラスチックチャネル、鋼、木材及びその他の素材を用いることが できる。注型成形コンクリート製の防波堤部材12は、一般的に1フイート当た り3トンの重さである。防波堤部材の取扱いを容易にするため、20フイート( 60トン)の部材が予想される。
透水形防波堤10は、波22が海岸線16に到達する前にそれのエネルギーを消 散させることができるので、海岸線16及び浜18の侵食が軽減される。各防波 堤部材12には底部24と、その両側に三角形状に取り付けられた陸側平面部2 6及び海側平面部28とが設けられている。底部24と海側及び陸側平面部26 .28とによって三角形の外形が形成されている。しかし、その他の断面形状、 例えば多角形、弓状貝殻形、半円形、半楕円形等を本発明の範囲内において用い ることができる。
次に第2図を参照しながら説明すると、防波堤部材12は、個々の支持セグメン ト25が互いに連続状に連結されて形成されている。止め壁部材34が隣接の支 持セグメント25間にはめ込まれて、防波堤部材12の構造を完成させている。
支持セグメント25及び止め壁部材34は、好ましくはコンクリートから注型成 形される。コンクリートの注型成形は、透水形防波堤10の沖合い設置位置に隣 接した場所で実施できる。しかし、本発明の範囲内において注型成形を現場から 離れた工場や、沖合いの設置現場の上方で行うこともできる。
第3図を参照しながら説明すると、止め壁部材34には、はぼ上向きに突出した 止め部分62と、はぼ水平の止め底部64とが66で一体状に連結して設けられ ている。止め壁部材34を支持セグメント25と連結するための穴54が、止め 壁部材34の66の位置に設けられている。上向きに突出した部分62は、現場 で長さを変更できるように作製でき、それによってその現場に合わせて止め壁部 材34の高さを調節することができる。
第2図及び第3図に示されているように、支持セグメント25は、好ましくは二 等辺三角形を形成するように陸側底部部材30を海側部材32に取付けて構成さ れている。陸側底部部材30は角形をしており、底弦材36と陸側弦材38とが 接合部40で交差している。弦材38は海側に向かって上方に延出している。
底弦材36及び陸側弦材38は単一の連続片として注型成形されるのが好ましい 。
底弦材36及び陸側弦材38の自由弦端部42は接合部40の反対側に位置して いる。取付は孔44が弦端部42と接合部40とにそれぞれ設けられて、複数の 支持セグメント25と止め壁部材34とを組付けて防波堤部材12を形成できる ようになっている。第4図に示されているように、各取付は孔44は貫通孔であ って、陸側底部部材30の幅方向に貫設されている。防波堤部材12に組付ける と、隣接した底弦材36が底部24を形成する。同様に、隣接した陸側弦材38 が陸側平面部26を形成する。
海側部材32は、波をはね返して波のエネルギーを消散させるための脚部48を 上向きに延出させた、断面がほぼ矩形の部材である。好適な実施例では、防波堤 部材12の中の2つ置きの海側部材32は、脚部48の反対側の端部につま先部 50を有している。つま先部50は下向きに延出して、海底14に埋め込まれる 。つま先部50を設けていない各海側部材32は、底弦材38と海側部材32と の連結部52(第1図に最もわかりやすく示されている)で終了している。各海 側部材32には、第3図及び第4図に示されているように、貫通孔54が設けら れており、これらが弦端部42の取付は孔44と整合してスタッドまたはボルト 56を挿通させることによって、隣接の支持セグメント25が連結されて防波堤 部材12が形成される。第1図及び2に示されているように、陸側底部部材30 は海側支持部材32の一方側に取付けられるので、組付けて防波堤部材12にし た時、部材30は隣接の海側部材32間のスペーサとして機能して、海側平面部 28に垂直スロット92を、陸側平面部26に垂直スロット94を形成する。
陸側弦材38の弦端部42間の脚部48の空間は、その間に壁スロット96を形 成している。間隔をおいて隣接した海側部材32が海側平面部28を形成してい る。
陸側底部部材30、海側部材32及び止め壁部材34の大きさによって、各スロ ット92.94及び96の大きさが決定される。第2図に示されているように、 部材32の幅104が8インチ、部材32の深さが12インチの場合、スロット 94の幅108は8インチになる。実質的に、スロット94の幅は部材32の幅 に等しく、スロット92の幅は陸側弦材38の幅に等しい。これらの幅を変更す れば、それに伴って透水形防波堤10の非開口面積に対する開口面積の量、すな わち透水率が変わる。スロット幅108と部材幅104とが等しい場合、透水形 防波堤10の透水率は50%である。状況によって、それ以上またはそれ以下の 透水率が望まれる。
第3図に示されているように、つま先部50を設けた海側部材32には、脚部4 8の上部からつま先部50を通ってつま先部50の底部の管形比ロア4まで続い た管形チャネル70が設けられている。管形チャネル70は、1つまたは複数の プラスチック管72を型に入れてから、コンクリートを管72の周囲に注入して 部材32を成形することによって形成することが好ましい。つま先部5oの管形 比ロア4にスクリーン76を取付けてもよい。好ましくはスクリーン76は、円 形開口を備えたワイヤメツシュのバスケットであり、好ましくは管72の出ロア 4を包囲するようにしてつま先部50内へはめ込み、それから突出したバスケッ ト78を形成することによって、注入コンクリートをつま先部5oと係合した状 態に保持できるようにしている。設置の際は、コンクリートが管72からバスケ ット76内へ送り込まれる。
次に第4図を参照しながら説明すると、別の支持セグメント25が取付は孔44 及び穴54に挿通したスタッド56によって連結されている。ナツト8o及びワ ッシャ82がスタッド56の各端部にねじ付けられている。スタッド56をナツ ト80で締め付けた時、ワッシャ82がセグメント25に当接する。好ましくは 、スタッド56は防錆被膜、例えばエポキシ、ビニル等で被覆する。ナツト80 をスタッド56に締め付けた後、ナツト80及びスタッド56の端部を防錆材で 被覆する。防波堤部材12の三角形の各頂点における穴54と取付は孔44との 間の各接合部は、スタッド56とナツト80及びワッシャ82の連結手段を用い て組付けられる。
第5図は、変更形の組付は技法を示している。各陸側底部部i3o及び海側部材 32には、それらの側部に穴54及び取付は孔44を環状に取り囲むようにして 直接的に成形されたグラウチングリセス84が設けられている。補強バー86が 一連の整合穴54及び取付は孔44に挿通されて、各陸側底部部材3oを隣接の 海側部材32と圧縮接触させることができるように張力が加えられる。同様に、 図示されていないが、各部材34の上向き突出部分62にも穴54を環状に取り 囲むリセスを設けて、補強バー86を隣接した連結部材34及び陸側底部部材3 0の穴54及び取付は孔44に挿通して、それらを圧縮接触させることができる ように締め付ける。補強バー86は、穴54及び取付は孔44の壁と補強バー8 6との間に同心状の孔88を形成できる大きさになっている。スラリー状のグラ ウト90が同心孔88に注入される。グラウト90が硬化した時点で、補強バー 86に加えられていた張力が解除されるが、グラウトと補強バーとの相互作用に よって、防波堤部材12が組付は体として保持される。
第2図及び第3図に示されているように、支持セグメント25及び止め壁部材3 4を組付けて防波堤部材12にすると、長手方向の中空三角形断面部分、すなわ ち消散及び沈降空洞58が部材12の長手方向に波22に直交する方向に形成さ れる。隣接した脚部48が、海側部材32と陸側弦材38との接合部に上向きに 突出した透水性の防波壁60を形成する。防波堤部材12に組付けた時、止め部 材62は隣接した陸側弦材38間にそれに平行に配置されて、陸側平面部26の 下部に沿って不透水性の連続壁を形成する。
消散及び沈降空洞58は、砂及びその他の水に懸濁している堆積物が懸濁水から 沈降する低速水空洞として作用する。消散及び沈降空洞58には、防波堤部材1 2の垂直スロット92.94を通過する水のエネルギーをさらに低減させること によって、水の速度を減じて透水形防波堤部材12の波エネルギー消散性を高め ることができるようにする葉状体68または他の沈降手段、例えばスクリーンや スロット付きの格子を設けることができる。葉状体68は、海側部材32と陸側 弦材38との連結部に一端部を懸架したプラスチック性のストリップであること が好ましい。水が防波堤部材12及び消散及び沈降空洞58を通過する時、葉状 体68に当たってエネルギーを失う。
海側平面部28に波22の水が当たることによって、海側平面部28の底部付近 の海底14を洗い流す二次引き波が発生する。さらに、透水形防波堤10に当た る水の圧力及びそれによって発生する乱流が、防波堤部材12を最初に設置する 時に防波堤部材12の下側の海底の安定を乱しやすい。この問題に対処するため 、各防波堤部材12の下側の海底にフィルタ布110を、そこから海の方へ広げ て敷設する。砕石112またはその他の重い流失防止材が、防波堤部材12から 海側へ広がっているフィルタ布110の上に載置されて、流失防止を助けている 。フィルタ布110及び砕石112が無ければ、海底14は不安定になって、防 波堤部材12が海底14に沈み込んだり、流失するであろう。
次に第6図を参照しながら説明すると、透水形防波堤10を海底に設置する際、 防波堤部材12を持ち上げて海底14上に載置するためのクレーン116と油圧 装置とを設けた船またはバージ114を使用することが好ましい。
透水形防波堤10を組付けるため、防波堤部材12が海岸で組付けられてから、 バージ114に載せられて設置位置まで運搬される。各防波堤部材12を設置す る前、つま先部50をフィルタ布110に通して、フィルタ布110を持ち上げ て底部24に当接させ、それに金属タイ、麻ひもまたは他の仮留め手段で取付け る。フィルタ布110の一部は、防波堤部材12の海側から外向きに広がってい る。1つまたは幾つかの防波堤部材12がバージ114に載せられ、最終設置場 所の上方へ運搬される。フィルタ布110はバージ114上で防波堤部材12に 取付けてもよいが、海底14に敷設してから防波堤部材12をその上に設置して もよい。バージ114には、防波堤部材12を持ち上げて設置位置に位置決めす るためのクレーン116と、防波堤部材12の設置中にそれの管状チャネルに水 またはコンクリートを送り込むための油圧装置とが設けられている。油圧装置に は、脚部48の端部との接合部で管状チャネル70に取り外し可能に連結される 多孔ホース118が設けられている。ホース118の各部分120が、設置中の 特定の防波堤部材12のそれぞれのチャネル70に取付けられる。ホース部分1 20はホース接合部122で交差しているので、水またはコンクリートはホース 118を通ってホース部分120内へ分かれて入って、管状チャネル70内へ注 入されることができる。
ホース部分120を管状チャネル70に取付けてから、クレーン116が防波堤 部材12をバージ114から持ち上げて、海底14付近まで下降させる。好まし くは、この時点までにフィルタ布110を防波堤部材12に取付けておく。防波 堤部材12を適当に位置決めし、つま先部50が海底14かられずかに離れた状 態にしてから、水を加圧状態でホース118に送り込んで管状チャネル70に注 入し、管状比ロア4から流出させると、そこに水ジェツト124が形成される。
水ジェツト124の作用によって、海底14の表面が流動化するため、つま先部 50が海底14に沈み込み始める。防波堤部材12が海底14に沈む時、水ジェ ツト124が海底を流動化し続けるので、つま先部50が海底14内へ入り込み 始めることができる。防波堤部材12が海底へ沈み込むと、水ジェツト124が 付近の海底を流動化し続けて、泥スラリーが形成される。防波堤部材12がフィ ルタ布110を海底14上へ沈下させると、継続した水ジエツト作用が管状比ロ ア4付近の海底14を泥スラリー状に維持する。この時点で、水硬化性のセメン トスラリーがホース118から管状チャネル70内へ注入されて、管状出ロア4 から出て海底14内の泥スラリー内へ流入する。つま先部50の周囲にセメント ボール126を形成できる十分なセメントが注入される。セメントボール126 が硬化すると、それはバスケット78の周囲に固まることによってつま先部50 に付着したままとなる。この時点で、ホース118が取り除かれ、クレーン11 6が、この時には海底に取付けられている防波堤部材12を解放する。さらなる 防波堤部材12が同様にして設置されて、透水形防波堤10が形成される。防波 堤部材12が設置された後、侵食を防止するために防波堤部材12の海側に配置 されているフィルタ布110上に砕石112が載せられる。
再び第1図〜第3図を参照しながら、透水形防波堤10の作用について説明する 。一連の垂直方向海側透水形スロット92及び一連の陸側透水形スロット94に よって水が透水形防波堤10を通過できる。陸側透水形スロット94は隣接した 陸側弦材38間の止め部材34がはめ込まれている分だけ制限されるので、海側 透水形スロット92よりも面積がわずかに狭い。さらに、海側部材32の空間が 、隣接した脚部48間の壁スロット96を形成している。
波22が接近して透水形防波堤10を通過すると、波エネルギーは透水形防波堤 10の海側平面部28によって消散及びはね返され、またそれの透水形スロッ) 92.94及び96を水が通過することによって消散及びはね返される。
第1図に示されているように、波22は透水形防波堤10の上で砕けて、砕は波 の山が形成される。破砕作用は、海底14から透水形防波堤10が突出している ことによる水深の急激な減少によって発生する。砕ける前の波は、波の谷から山 まで測定された波の高さを有している。一般的に平均水深、すなわち波がない場 合の水深が波の高さの約125%である時に波が砕けるので、沖合いに透水形防 波堤10を追加することによって、防波堤10を設置していない自然状態で発生 するよりも海岸線16からはるかに遠い位置で水深減少状態が発生する。例えば 、海底14の勾配が約2/10、すなわち海岸線16からの距離10フイート当 たり2フイートずつ深くなる場合、10フイートの波は自然状態では平均水深が 12フイートとなる海岸から約60フイートの位置で砕ける。しかし、透水形防 波堤10の高さが15フイートであるとすると、防波堤10を100フィート沖 合いに設置した場合、その上で波が砕けて、透水形防波堤10と海岸線10との 間の広い範囲で、すなわち寄せ波地帯100で波エネルギーが消散する。上記例 の場合、自然状態では寄せ波地帯100が60フイートである。しかし、透水形 防波堤を使用すると、寄せ波地帯100が100フイートに広がる。その結果、 破壊的波エネルギーは100フイートの寄せ波地帯100で消散して、わずかな 波エネルギーだけが海岸線16に到達するのであるから、浜18及び海岸線16 の侵食を軽減することができる。
はとんどの内陸部の、すなわち淡水の湾または入り江では、10フイートの波は 珍しく、通常は激しい嵐によって発生するだけである。同様に、はとんどの海岸 において、保護を設けた海岸線16に10フイートの波が到達するのは、通常で はなくむしろ例外的である。このように、小さい波、例えば1フイート以下の波 に当たった場合、透水形防波堤10は波の砕は位置に影響を与えない。透水形防 波堤の高さは、その現場の状態に応じて決められる。通常の年間潮流、深水航路 の必要性、保護しようとする浜の種類、及び浜18及び海底14の形態を含む要 因のすべてが、透水形防波堤10の大きさ及び位置の選択に影響を与える。例え ば、海底の傾斜が小さい場合、透水形防波堤10は海岸線16から遠く離して設 置する。傾斜が急である場合、透水形防波堤10は海岸の近くに設置する。ある いは、透水形防波堤10は短くして海岸の近くに設置したり、背を高くして海岸 から遠い位置に設置することもできる。
波エネルギーの消散をさらに沖合いで開始させるのに加えて、透水形防波堤10 の設置によって寄せ波地帯100が広がることで、広い寄せ波地帯100での波 22の速度が減少するため、寄せ波地帯100で水から沈降する粒子が増加する 。従って、寄せ波地帯100で水の中に懸濁していた砂20が、自然状態の場合 よりも変形波状態の方が速く沈降する。
波エネルギーは透水形防波堤10内でも消散する。波22が透水形防波堤10に 到達すると、水が海側平面部28に突き当たり、水の一部分が海側透水形スロッ ト92を通って消散及び沈降空洞58に入り、そこで葉状体68または他の消散 装置と沈降空洞58の周囲とに衝突する。葉状体68及び沈降空洞58の作用に よって水の速度が減じられ、これによって沈降空洞58内での砂20及び他の懸 濁粒子の沈降が促進される。
各波が透水形防波堤10の上を通過して浜18または海岸線16に進むと、次に 水は浜から戻り、引き波すなわち海向きの潅流を形成する。この潮流の速度が大 きく、乱流である場合、海底14をさらって砂20及び他の海底14の物質を巻 き上げて海へ押し流し、砂が浜18から永久的に失われることになる。透水形防 波堤10は、止め壁部材34で引き波の自由な海向き移動を阻止することによっ てこの問題を軽減している。引き波が止め壁部材34に衝突すると、引き波の速 度が減少し、砂20及び他の粒子が懸濁液から沈降して、沈降空洞58内へ延在 している陸側平面部26の底部に砂止まり部1.02を形成する。引き波は陸側 透水形スロット94を通って、さらに砂を沈降空洞58内で沈下させる。
透水形防波堤10は、波エネルギーを海側平面部28及び透水形防波壁60から 海へはね返すことによっても、浜18及び海岸線16の侵食を軽減する。波が低 い状態では、透水形防波堤10の海側平面部28及び透水形防波壁60に到達す る波エネルギーは、たとえあるとしてもわずかであるから、透水形防波堤10の はね返し作用はわずかである。例えば、透水形防波壁60の頂部が平均水面下5 フイートにある時、波周期が短い1〜2フイートの波は、透水形防波壁60及び 海側平面部28付近で水の速度がほとんど変化しない。波の高さ及び周期が大き くなると、波はまず透水形防波壁60からはね返され始める。波状態がさらに大 きくなると、海側平面部28の効果が中心になる。激しい天候やその他の地質的 、大気的または環境的要因によって高波が発生する時、透水形防波堤10のはね 返し作用が最高になる。
第7図〜第11図は、防波堤部材12の断面が変更されている支持セグメント2 5の変更例を示している。
第7図に示されている支持セグメント25の変更実施例では、好適な上記実施例 の垂直方向上向きに延出している脚部48とは異なって、海側部材127の同一 直線状の延長部である陸向きに突出した脚部128が設けられている。各陸向き 突出脚部128にはさらに、各陸向き突出脚部128の端部からほぼ水平方向に 陸向きに突出したフォイル部材130が設けられている。隣接した陸向き突出脚 部128上のフォイル部材130によって水フォイル(図示せず)が形成される 。水フォイルに対する波22の作用が下向きの力を発生して、防波堤部材12を 所定位置に保持しやすくしている。
第8図は、第7図に示されている透水形防波堤10のさらなる実施例を示してお り、フォイル132が陸向き突出脚部128から海向きに突出している。さらに 、直角のつま先部134が海側部材127から直角に突出しており、底弦材13 5が海側部材127を越えて外向きに延出して底弦材延長部136を形成してお り、これは底部24の支持面積を大きくすることによって、防波堤部材12が不 安定な海底14内へ沈み込んだり、高い波22の時にひつ(り返ることを防止し 易くしている。直角のつま先部134によって、好適な上記実施例の水平方向の つま先部50よりもつま先部の固定効果を増加させることができる。
第9図に示されている透水形防波堤10のさらなる実施例では、海側部材127 のつま先部がなくなり、防波堤部材12の固定を助けるために陸側弦材139の 延長部に止めヒール部138が付は加えられている。止めヒール部138は、海 底14内へ突出している陸側弦材139の連続部分であって、止めヒール部13 8から上向きに直角に突出しているヒール固定部分140が設けられている。
この実施例では、防波堤部材12を海底14内へ挿入して固定できるように水及 びコンクリートを注入するためのチャネルが陸側弦材139に設けられている。
底弦材延長部137が底部24の支持面積を大きくすることによって、防波堤部 材12が海底14内へ沈み込んだり、強い波22の時にひつくり返ることを防止 できるようにしている。この実施例では、脚部141は、海側部材127ではな く弦材139の延長部で形成されている。
第10図に示されている透水形防波堤10のさらなる実施例では、脚部がなくな り、つま先部が変更されて、海底14内へ垂直に突出した固定部142と、固定 部142の端部から海側に突出した水平つま先部144とが設けられている。
第11図に示されている本発明のさらなる変更例では、つま先部及びヒール部が なくなり、海側平面部28の底部24が、海底に打ち込まれた複数のくい145 に取付けられている。海側平面部28をくい145に取付ける方法としてチェー ン、ワイヤロープ、その他の永久固定具が用いられる。
以上に様々な透水形防波堤の構造を示してきたが、それらの構造の多くを組み合 わせてさらなる組み合わせ体を形成することもできる。また、つま先部50、防 波壁60及び止め壁部材34などの構造をまったくなくしてしまって、単純な三 角形だけにしてもよい。同様に、止めヒール部138をつま先部50と組合わせ 、固定部142及び水平つま先部144と同じ垂直構造体を設けることもできる 。
第12図は本発明の別の実施例を示しており、好適な実施例の脚部48が、陸側 弦材38と海側部材32との交差部にチェーン148または他の取付は手段、例 えばケーブル、ロープ、透水形または不透水形部材で取付けられた一連のフロー ト146に置き換えられている。これらの取付は部材は、フロート146を水面 150から部分的に突出させることができる。好ましくはフロート146は中実 の発泡ポリウレタンで構成するが、本発明の範囲内において中空のフロート、木 材、他の浮き材を用いることができる。一連のフロート146は、波22が透水 形防波堤10を通過する時に波のエネルギーの一部分をはね返すことができる。
さらに、フロート146は、船、海水温容及びプレジャーボートに透水形防波堤 10の存在を知らせる航路標識として機能することもできる。
第13図〜第19図は、陸の埋め立て計画に防波堤部材12を用いる方法を示し ている。透水形防波堤10を変更して、一連の埋め立て壁部材156を端部同士 突き合わせて連結して所望長さの壁を設けることによって形成された透水形埋め 立て壁151が形成されている。透水形埋め立て壁151は海底または湖底14 上に設置され、浚渫物が海岸線16と透水形埋め立゛て壁151との間の埋め立 て地154に送り込まれる。水は流出させ、シルト152を後に残す。送り込み 及び排水を繰り返すことによって、海岸線16と透水形埋め立て壁151との間 に堆積土砂が積もる。
第13図及び第16図に示されているように、各埋め立て壁部材156は、一連 の壁セグメント157を連結して形成されている。壁セグメント157は、支持 部材25とほぼ同一であるが、埋め立て構造に使用できるように変更が加えられ ている。壁部材157の陸側弦材38には、各陸側垂直スロット94内に1対の 対向した長手方向下方レール部材164を設ける変更が加えられている。さらに 、陸側弦材38の弦端部42には、それから上向きに突出する埋め立て脚部16 6を設ける変更が加えられている。埋め立て脚部166は、海側部材32の脚部 48に代わるものである。各埋め立て脚部166には、その間の隙間に延在する 1対の長手方向レール部材168が設けられている。
止め壁部材34が隣接した陸側部材30の間に配置され、それにスタッド56ま たは他の連結手段で接続されている。止め壁部材34の上面はほぼ平坦であって 、支持面158を形成している。止め壁部材34は、陸側底部部材30及び海側 部材32よりも幅が広い。このため、隣接した壁セグメント157を連結して埋 め立て壁部材156を形成する時、陸側弦材の弦端部42と海側部材32の上゛ 端部との間にフィラーブロック160を配置して、大きさの差を埋め合わせる。
次に第16図、第18図及び第19図を参照しながら説明すると、陸側弦材38 の各側にそれのほぼ全長に渡って外向きに突出した下方レール部材164が設け られている。下方レール部材164は、各陸側弦材38の側部に一体成形された ほぼ矩形の突出部であり、止め部分62の支持面158に隣接した端部から弦端 部42のすぐ下方まで設けられている。同様に、上方レール部材168が各埋め 立て脚部166の各側部に設けられ、各埋め立て脚部166の上端部から弦端部 42のすぐ上方まで延在している。一連のフィルタブロック170が向き合った 下方レール部材164と上方レール部材168とにはめ合わされて、選択的に排 水するための透水影響を形成している。下方レール部材164は、海側部材32 の連結端部52に当たらないようにしてフィルタブロック170をレール164 の端部に嵌めることができる距離を陸側弦材38の弦端部42からおいた位置で 終了している。
第17図、第18図及び第19図に示されているように、フィルタブロック17 0はほぼ矩形であって、切り欠きを付けた端部172と長手方向側部174とを 備えている。切り欠き付きの側部172には、上下のレール部材164.168 を滑りばめできる大きさの切り欠き部176が設けられている。長手方向側部1 74には一連の排水通路178が、好ましくは2つ貫設されている。好ましくは 、排水通路178は、側部174の底部でフィルタブロック170を貫通する半 円形の穴である。
フィルタブロック170にはさらに、好ましくは2つの中央通路180が切り欠 き部176の間にそれらにほぼ平行に設けられている。通路180はほぼ矩形で あって、通路180の矩形断面がフィルタブロック170の上部よりも底部の方 が大きくなるように、側部に傾斜が付けられている。中央通路180間にウェブ 182が設けられている。好ましくは、各排水通路178を一方の排水通路と連 通させて、一方何の長手方向側部174から中央通路180を通って反対側の長 手方向側部174から出る排水経路を形成する。
第14図及び第19図に示されているように、フィルタパッド184が、隣接し た止め部材34及び陸側弦材38の陸側の側部に当てられており、陸側弦材38 の弦端部42まで設けられている。フィルタパッド184は、中央の波形心材シ ート186の両側にフィルタシート188を重ね合わせたシート材である。フィ ルタパッド184は、隣接した止め部材34及び陸側弦材38の外表面上に載置 してもよい。
埋め立て地154が完全に埋め立てられた時に透水形埋め立て壁151の端部か ら一般人が落下する危険を防止するため、埋め立て脚部166から上向きに突出 したフェンス支柱190を設けて、それにフェンスを取付けることができるよう にしてもよい。各埋め立て脚部166にフェンス支柱190を設ける必要はない 。例えば、必要に応じて3〜4つ置きの埋め立て脚部166にフェンス支柱を設 けてもよい。フェンス支柱190は、埋め立て脚部166を形成する時にコンク リートで一体に成形してもよい。
第13図〜第16図に示されているように、透水形埋め立て壁151は、湖また は海と埋め立て地154の縁部との間の予定接合部に配置される。海底14に敷 設されたフィルタ布110の上に載るように埋め立て壁セグメント156が沈め られ、つま先部50が海底14に埋め込まれて、コンクリートボール126によ ってその中に固定される。砕石112または砕石トレンチがフィルタ布110の 上に載置されて、各埋め立て壁セグメント156を所定位置に維持できるように している。この時点で、シルト、泥、砂またはその他の浚渫物を含む廃棄物を埋 め立て地154に送り込む。時間の経過と共に、排水されてシルト152が残る 。何度も浚渫物理め立てを繰り返すと、シルト152の高さが支持面158の高 さまで上昇する。シルト152が支持面158の高さに達する前は、フィルタパ ッド184を陸側弦材38と止め部分62とに当てられている。シルト152が フィルタパッド184を埋め立て壁セグメント156に接触した状態に維持する 。この時点で、フィルタブロック170を各対の下方レール部材164の上端部 に滑り込ませて、支持面158の上に載るまで降ろして、排水通路180を支持 面158に当接させる。フィルタブロック170がフィルタパッド184の後側 で各陸側スロット94にはめられる。ここで、さらに浚渫物理め立てを行うと、 埋め立て地154が浚渫物で満たされ、固まる。埋め立て地154のシルト15 2の高さがフィルタブロック170の上部に達するまで、埋め立て地154には 浚渫物が繰り返し満たされる。それに達した時点で、次の列のフィルタブロック 170が加えられ、陸側弦材38間のレール部材164に積み重ねられた最後の フィルタブロックにシルト152の高さが達するまで、浚渫物理め立てが繰り返 される。最後のフィルタブロック170は、一般的に切り欠き部176の一部分 だけが係合するようにして下方レール部材164に載せられる。
埋め立て地154内のシルト153が最後のフィルタブロック170の上部に達 すると、隣接した埋め立て脚部166の間の上方レール部材168にフィルタブ ロック170がはめられ、フィルタパッド166が埋め立て脚部166の陸側の 側部に載置される。フィルタブロック170が埋め立て脚部166の上部まで積 み重ねられ、浚渫物がその高さを満たすまで、浚渫物理め立てが繰り返される。
浚渫物が固まって水分が排水された後、セメントの蓋194を埋め立てシルト1 52や脚部166及びフィルタブロック170の隣接上部に沿って流してもよい 。
この時点で、埋め立てシルト152を公園にしたり、他の目的に整地できる。
透水形埋め立て壁151は、防潮堤または護岸舗装の海岸線泥保持性の特徴を透 水形防波堤10のエネルギー吸収性の特徴と組み合わせたものである。第13図 に示されているように、海側透水形スロット92が海に面しており、海岸線16 に衝突する波22に当たる。波22のエネルギーは、透水形埋め立て壁151で 消散してはね返される。沈降空洞58内の葉状体68または他の消散媒体が、水 が海側透水形スロット92を通って空洞に突入した時、及び陸側弦材30及びフ ィルタブロック170からはね返された水から波エネルギーを吸収する。
第15図は、埋め立て防潮堤196を形成するための埋め立て防波堤部材156 を構成する別の実施例を示しており、下方レール部材164が陸側弦材30では なく海側部材32の対向側部に設けられて、それに沿ってつま先部50まで延在 している。フィルタブロック170は、下方レール部材164の上端部まではめ られ、隣接した埋め立て脚部166の間の上方レール部材168にもはめられる 。隣接した海側平面部材32とフィルタブロック170とによって形成された連 続平面が防潮堤を形成する。フィルタパッド184が海側部材32の内側に配置 されて、浚渫物理め立て及び排水作業時に浚渫物を反射及び沈降空洞58内でフ ィルタブロックの背後に保持できるようにしている。
防潮堤196を形成するためには、埋め立て防潮堤を形成する埋め立て地154 と海との接合位置においてフィルタ布110を敷設した海底14上に一連の埋め 立て壁部材156が固定される。砕石112または他の重量物をフィルタ布11 0の上に載せて、埋め立て壁部材156を所定位置に維持できるようにする。
埋め立てを開始するには、フィルタパッド184を反射及び沈降空洞50の内側 から海側部材32に当てる。次に、各海側部材32の間に2〜3のフィルタブロ ック170を下方レール部材164に沿って滑らせるようにして積み重ねる。
次に、シルト152が上部フィルタブロック170の高さに達するまで、浚渫物 を段階的に埋め立て地154に送り込む。浚渫物から沈降したシルトが空洞58 内に沈降してフィルタ布に当たる。この泥が埋め立て防潮堤196を所定位置に 固定しようとする。
埋め立て地154内のシルト高さが上部のフィルタブロック170に達すると、 別のフィルタブロックが各海側部材32間にはめられ、浚渫物が埋め立て地15 4に送り込まれる。海側部材32間が下方レール部材164の上端部までフィル タブロック170で埋め尽くされるまで、この段階が繰り返される。それに続い て、各埋め立て脚部166間の上方レール部材168にフィルタブロックがはめ られ、埋め立て地154の泥の高さが埋め立て脚部166の上部に達するまで、 同じ段階が繰り返される。その後、埋め立て脚部166、最終フィルタブロック 170及び隣接の泥部分の上に蓋194が載せられる。埋め立て脚部166には 、フェンスを取付けるためのフェンス支柱を設けてもよい。
海側部材32の壁スロット92を埋めることによって、陸側弦材38にフィルタ ブロック170をはめることによって得られる波消散効果と対照的な硬い防潮堤 が形成される。透水形埋め立て壁151及び埋め立て防潮堤196は、つま先部 50及び埋め立て脚部166を備えているものとして以上に説明してきたが、本 発明はいずれの構造がなくても、あるいはさらにヒール固定装置を設けても、設 けなくても実行できる。さらに、三角形の断面が示されているが、本発明の範囲 内においてその他の断面を用いることもできる。
好適な実施例では矩形断面のセメント部材を用いているが、本発明の範囲内にお いてそれらの部材をプラスチック管や中空またはセメント充填プラスチックまた は金属チャネルに置き換えることができる。
以上に本発明の好適な実施例について説明してきたが、当業者であれば本発明の 精神から逸脱しない範囲において様々な変更を加えることができるであろう。
F/62 F/64 F/65 FIG /2 FIG /8 国際調査報告

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.底部と、 前記底部の海側側部から上向きに突出した海側透水形壁と、一端部が前記底部に 接続しており、前記底部の陸側の側部から上向きに突出して、他端部が前記海側 透水形壁に取付けられている陸側透水形壁とを有している透水形防波堤。
  2. 2.前記底部、海側透水形壁及び陸側透水形壁によって消散及び沈降空洞が形成 されている請求項1の透水形防波堤。
  3. 3.前記消散及び沈降空洞は断面が三角形である請求項2の透水形防波堤。
  4. 4.前記陸側透水形壁は、間隔をおいた固定部分を有している請求項1の透水形 防波堤。
  5. 5.前記固定部分からつま先部が突出している請求項4の透水形防波堤。
  6. 6.前記固定部分には、それを貫通して前記つま先部から出る管状チャネルが設 けられている請求項4の透水形防波堤。
  7. 7.さらに、前記海側透水形壁及び陸側透水形壁の交差部から上方に突出した透 水形防波壁を有している請求項1の透水形防波堤。
  8. 8.前記防波壁の自由端部からフォイルが突出している請求項7の透水形防波堤 。
  9. 9.前記陸側透水形壁内の前記底部に隣接した位置に止め壁が設けられている請 求項1の透水形防波堤。
  10. 10.前記底部及び前記陸側透水形壁は、間隔をおいて配置された一連の一体形 角形ビームを有している請求項1の透水形防波堤。
  11. 11.前記海側透水形壁は、間隔をおいて配置された一連のビームを有している 請求項10の透水形防波堤。
  12. 12.前記海側透水形壁を形成している前記ビームは、前記底部及び前記陸側透 水形壁を形成している前記ビーム間に交互に配置されている請求項11の透水形 防波堤。
  13. 13.前記交互に配置されたビームは、それらを貫通するスタッドによって連結 されている請求項12の透水形防波堤。
  14. 14.ビームで形成された止め壁が前記一体状角形ビームの間に挟まれて、張力 を加えたスタッドでそれらと連結されている請求項13の透水形防波堤。
  15. 15.前記ビームは、断面が矩形の事前注型成形コンクリートチャネルである請 求項14の透水形防波堤。
  16. 16.前記ビームはプラスチック管で形成されている請求項14の透水形防波堤 。
  17. 17.それぞれが底部と、一端部が前記底部の一端部に取付けられた第1部材と 、一端部が前記底部の他端部に取付けられた第2部材とを備え、前記第1及び第 2部材のそれぞれの他端部を互いに連結して構成されている複数の隣接した三角 形セグメントと、 前記セグメントの隣接した第1部材間に配置されて隣接した第1部材間に第2ス ロットを形成するスペーサと、 前記複数のセグメントを互いに取付ける手段と、前記部材の前記他端部から延出 している複数の離設脚部と、前記セグメントから延出している複数の固定部とを 有し、前記第1部材及び前記底部が前記第2部材の一方側に取付けられて、隣接 した第2部材間に第1スロットを形成している防波堤。
  18. 18.前記固定部は、前記部材の一方から延出したつま先部を有している請求項 17の防波堤。
  19. 19.前記固定部は、コンクリートを保持するための付着スクリーンを有してい る請求項17の防波堤。
  20. 20.さらに、前記セグメントから懸架された葉状体をを有している請求項17 の防波堤。
  21. 21.前記スペーサはつま先部を有している請求項17の防波堤。
  22. 22.前記スペーサは止め壁である請求項17の防波堤。
  23. 23.底部と、 前記底部の海側の側部から上向きに延出した海側透水形壁と、一端部が前記底部 の陸側の側部から上向きに延出しており、他端部が前記海側透水形壁に取付けら れている陸側透水形壁と、浚渫物から出た水を前記陸側から前記海側の側部へ選 択的に排水するためのフィルタ及び泥保持手段とを有している埋め立て壁。
  24. 24.前記海側及び前記陸側透水形壁が間隔をおいたビームで形成されている請 求項23の埋め立て壁。
  25. 25.前記陸側透水形壁を形成している前記間隔をおいたビームに長手方向の向 き合ったレールが形成されており、前記フィルタ手段は、前記レールにはめ付け られたフィルタブロックと、前記陸側透水形壁の陸側の側部に当てられたフィル タ布とを有している請求項24の埋め立て壁。
  26. 26.透水形壁が、前記海側透水形壁と前記陸側透水形壁との接合部から外向き に突出している請求項25の埋め立て壁。
  27. 27.前記透水形壁は、向き合った長手方向レールが形成されている、間隔をお いたビームで構成されており、前記フィルタ手段は、前記レールにはめ付けられ たフィルタブロックと、前記透水形壁の陸側の側部に当てられたフィルタ布とを 有している請求項26の埋め立て壁。
  28. 28.前記透水形壁は、前記海側透水形壁と前記陸側透水形壁との接合部から外 向きに突出している請求項25の埋め立て壁。
  29. 29.前記透水形壁は、向き合った長手方向レールが形成されている、間隔をお いたビームで構成されており、前記フィルタ手段は、前記レールにはめ付けられ たフィルタブロックと、前記透水形壁の陸側の側部に当てられるフィルタ布とを 有している請求項26の埋め立て壁。
  30. 30.前記海側透水形壁を形成している間隔をおいたビームには、向き合った長 手方向レールが形成されており、前記フィルタ手段は、前記レールにはめ付けら れたフィルタブロックと、前記海側透水形壁の陸側の側部に当てられたフィルタ 布とを有している請求項24の埋め立て壁。
  31. 31.スペーサを間に挟んで互いに連結した複数の三角形部材と、前記隣接した 三角形部材間に配置されて、前記部材上を流れる水から粒子をろ過する手段とを 有している海岸用の埋め立て壁。
  32. 32.終端部が埋め立て脚部になっている間隔をおいた陸側弦材及び止め壁を設 けた透水形埋め立て壁を海底に固定して埋め立て地を形成する段階と、埋め立て 地に浚渫物を送り込む段階と、埋め立て地から浚渫物の排水を行い、シルト層が 止め壁の上部まで堆積するまで、送り込み及び排水を繰り返す段階と、埋め立て 壁の陸側弦材の上にフィルタ布をかける段階と、各種側弦材間と各埋め立て脚部 間のそれぞれの空間にフィルタブロックを嵌め付ける段階と、 埋め立て地に浚渫物を送り込み、浚渫物から排水し、シルトが止め壁の上部から 透水形埋め立て壁の上部まで堆積するまで、送り込み及び排水を繰り返す段階と を有している陸地の埋め立て方法。
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