JP2001025421A - 防災装置 - Google Patents

防災装置

Info

Publication number
JP2001025421A
JP2001025421A JP11376754A JP37675499A JP2001025421A JP 2001025421 A JP2001025421 A JP 2001025421A JP 11376754 A JP11376754 A JP 11376754A JP 37675499 A JP37675499 A JP 37675499A JP 2001025421 A JP2001025421 A JP 2001025421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
bed
view
showing another
buffer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11376754A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Fujiwara
充弘 藤原
Toshimi Fujiwara
利美 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11376754A priority Critical patent/JP2001025421A/ja
Publication of JP2001025421A publication Critical patent/JP2001025421A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C31/00Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
    • A47C31/002Anti-earthquake means

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で有効に機能する防災手段を安価
にして提供すること。 【解決手段】 複数個の物品を備え、これらが集合した
状態と分離した状態とに変換可能であり、分離した状態
の時に避難空間が形成され得るようになっている。この
場合、物品はベッド体であり、同ベッド体は、分離時に
おける少なくとも上面に発泡樹脂やゴム等の弾性材料を
備えていたり、ベッド体は、その内部に収容空間を有す
るものである。また、ベッド体の分離は、ベッド体設置
面に平行な運動によりなされるようになっていたり、ベ
ッド体の分離は、回動を伴ってなされるようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地震や洪水など
の災害に対する防災装置で、特に、簡易なるベッドを主
たる対象にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、就寝時における地震による家屋
の倒壊等の非常事態には安全性を確保しておく必要があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした事
態に対応し得る防災装置としては各種のものが提案され
ている。しかし、いずれも鋼材等を組み合わせて対応す
る構造であるため、大掛かりで高価につくもので普及に
は不向きな面がある。
【0004】この発明は前記課題を解決するためになさ
れたもので、簡易な構成で有効に機能する防災手段を安
価にして提供できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、複数個の物品を備え、これ
らが集合した状態と分離した状態とに変換可能であり、
分離した状態の時に避難空間が形成され得るようになっ
ている。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、物品はベッド体であり、同ベッド体は、分離時にお
ける少なくとも上面に発泡樹脂やゴム等の弾性材料を備
えている。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2におい
て、ベッド体は、その内部に収容空間を有する。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項2または3
において、ベッド体の分離は、ベッド体設置面に平行な
運動によりなされるようになっている。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項2から4ま
でのいずれかにおいて、ベッド体の分離は、回動を伴っ
てなされるようになっている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施形態を参照し
てこの発明を詳細に説明する。図1ないし図3は、この
発明の一実施形態を示すもので、図1は、図2のI−I
線矢視図、図2は防災装置の前面図、図3は作用説明図
である。
【0011】同実施形態において、1はベッド体で、同
ベッド体1は、発泡樹脂製の緩衝体2が上面材とされ、
その下側に硬質発泡樹脂製の架台3を備えている。緩衝
体2は、ベッド体1を上下に分割せず一体型にすること
もある。
【0012】ベッド体1は、左右1対のものを設置面
(畳やフロアー等)4上に図1及び図2のように隣合わ
せにして設置しておき、その上に1枚ものの敷材(マッ
トレスや敷布団等)5を備え、枕6や掛布団7等を備え
る。この状態が就寝時の状態である。
【0013】そして、地震が発生し、特に、震度が例え
ば、5以上の場合、地震センサー(図示省略)に連動し
て分離駆動手段が起動する。これにより、図3に示すよ
うに、ベッド体1,1が設置面4に沿って平行に分離運
動することにより、敷材5等の寝具とともに寝ていた者
8がくるまれた形で分離してできた空間9内に自然に落
ち込むようになる。
【0014】その結果、家屋が倒壊してきても倒壊した
ものはまず緩衝体2に当たって緩衝されたあと架台3に
負荷が伝達され、人は両ベッド体1,1間の安全空間で
助かる。尚、通常のベッドのように頭部側に遮蔽板を備
えてもよい。
【0015】尚、以下の実施形態でも言えることである
が、架台3は金や木、プラスチックなどで枠体や筒体を
形成してなるものでもよい。また、分離する間隔は、図
3のものより大でもよい。さらに、架台3内に避難でき
る構造にしてもよい。
【0016】図4に示す実施形態は、立壁11寄りに防
災装置を設置するものについての実施形態で、同実施形
態では、ベッド体1の一方は立壁11側に定着し、他方
のみが開くように分離するものになっている。
【0017】図5に示す実施形態は、架台3が長い受皿
状の発泡樹脂製のものでなり、その内部に衣類収容空間
13や防災用具収容空間14を形成し、さらに飲料水収
容空間15などを形成したもので、適宜に補強板16…
等が付される。この構成は図1ないし図4、その他の実
施形態にも適用できる。
【0018】図6に示す実施形態は、ベッド体1を美観
的によくししかも発泡樹脂製である場合に倒壊で粉々に
飛散しないように紙・樹脂シート・布等の外装材18に
よりくるんだものである。尚、ベッド体1と敷材5とを
両面テープ19により接着してもよい。
【0019】図7及び図8に示す実施形態は、一方のベ
ッド体1は前記のように長く他方のベッド体1は多少短
くて別に補助体21を組み合わせたものである。補助体
21は、図8に示すように、非常時に残されるので、脚
(あるいは逆位置にした時は頭部)を護る。
【0020】図9及び図10に示す実施形態は、ベッド
体1,1を左右に平行に分離可能にしたものにおいて、
緊急レバー23を操作することで両ベッド体1,1が分
離動作するようにしたものである。すなわち、一方のベ
ッド体1内にはスプリング24が内蔵されてこれがベッ
ド体1,1相互を押さえ付けることで圧縮状態でセット
されている。そのロックは、U形の受枠25,25の突
起25a,25aを摘むようにするロック片26により
なされる。このロック片26の持ち上げは、前記レバー
23と鎖27を介してなされる。レバー23を緊急時に
押し込むと、鎖27が引き上げられ、ロック片26が持
ち上がって両突起25a,25aから外れる。これによ
り、スプリング24が初めて作用して両ベッド体1,1
は、図10の仮想線のように分離する。この場合、一方
のベッド体1には立壁が近接してもよい。
【0021】尚、図9の仮想線28のように連動軸を通
して一方のレバー23を操作することで前後のロック解
除機構が同時に作用するようにしてもよい。レバーは脚
で操作できるようにしてもよい。この場合、起き上がる
必要がなく安全である。
【0022】図11に示す実施形態は、ベッド体1,1
が回転軸30を中心に水平に開くことで分離するように
したものである。この場合回転軸30でベッド体1,1
が結合されたままになるがこれもっこで分離ということ
にする。この実施形態の場合、開く側は頭部の側になっ
ているが、逆でもよい。両ベッド体1,1は一端が回転
軸30で連結され、その場合、バネ板等のスプリング3
1を両ベッド体1,1間に圧縮状態で介装しておく。ベ
ッド体1,1の他端は、図12に示すように、各ベッド
体1に連結された1対の連結体32,32にピン33を
差し込むとともにピン33を上から引き抜けるようにし
ておく。ピン33を引き抜くのは動力を使用してもよ
い。センサーで作動するようにしてもよい。このセンサ
ーによる連動の方式はいうまでもなく他の実施形態に全
て適用することができる。尚、回転軸30は一定の角度
に開くことで分解するような構造のものにしてもよい。
【0023】図13に示す実施形態は、非常時に操作レ
バー35を操作すると、ボンベ34内のエアーあるいは
液体等の流体がベローズ36内に緊急注入され、これに
より、両ベッド体1,1が開くようになっている。ベロ
ーズ36は保護のためベッド体1の上部高さにもってき
てもよい。センサーにより連動するようにしてもよい。
【0024】図14はベッド体1を横からみたもので、
その架台3の側面形状は湾曲等の切り取り部37…を有
するものになっている。これにより、緩衝作用があると
ともに美的でもある。尚、緩衝体2の底面や架台3の上
面等に同様のものを施してもよい。
【0025】図15に示す実施形態は、ベッド体1,1
をシリンダ(エアーあるいはオイル等の流体シリンダ)
39で平行にあるいは回転するように開くものにしてあ
る。シリンダ39は、破線のようにタンク40とポンプ
41をベッド体1内に内蔵式にセットしておく場合と、
仮想線のように室内あるいは室外にタンク40とポンプ
41をセットして配管しておく場合とがある。ポンプ4
1は、電動式でもよいが手動により予め手巻きされたエ
ネルギーで作動するものでもよい。センサーで作動する
場合とレバー等の手動操作により作動させる場合とがあ
る。
【0026】図16及び図17に示す実施形態は、発泡
樹脂等により架台3を構成した場合に、その内部に補強
体43を埋め込みあるいは挿入するようにしたものであ
る。尚、図16に仮想線で示すように円柱等による補強
体44…を装備してもよい。
【0027】図18は、一方のベッド体1は長いままで
他方のベッド体1を前後2分割式にして図示矢印のうち
適宜の方向に作用するようにしたものである。図19
は、前後にベッド体1…を複数に分割しそれぞれを矢印
のように適宜方向に分離するようにしたものである。
【0028】図20に示す実施形態は、敷材5がずれ出
ないように緩衝体2の周縁に突起46を付したものであ
る。
【0029】図21に示す実施形態は、丸軸あるいはパ
イプ状の補強材48を架台3上面の凹み内に通して敷材
5で覆ったものである。この場合、補強材48は、非常
時に抜き去れば長尺状救助バール等として機能する。
【0030】図22に示す実施形態は、ベッド体1,1
の一方あるいは双方を回動させて立ち上がらせることで
相互間に安全空間を形成するようにしたものである。
尚、架台3には補強体50を装備し立ち上がった時に倒
壊物がここに当たるようにしてある。
【0031】図23及び図24に示す実施形態は、
(株)トータク製として市販の既製品である四角筒状プ
ラスチック製太管をベッド体1として使用したもので、
適宜長さにカットしたものをベッド体1,1として利用
しその内部に仕切状に補強体52…を装備したものであ
る。同ベッド体1内には、図24に示すように、発泡樹
脂製の補強体53…を内装したり、衣類や水パックや緩
衝体を入れることのできるダンボールを補強体54…と
してもよい。
【0032】図25に示す実施形態は、一方のベッド体
1は前記のようなもので他方のベッド体1の架台3がド
ラム等になっていて側方に回動して分離するようになっ
ている。
【0033】図26に示す実施形態は、一方のベッド体
1が三角柱状で他方のベッド体1が丸体になっているも
ので、他方のベッド体1が横方向にずれると相互間に安
全空間が形成される。前記一方のベッド体1の上側の敷
材5は矢印のように一方に落ち込む。
【0034】図27及び図28に示す実施形態は、回動
により安全空間が形成されるもので、架台3は部分円形
の断面で回動中心56回りに回動する。架台3の側部コ
ーナー側には緩衝体2が装備されている。そして、通常
は、図27に示すように、ベッド体1,1が左右に面一
状になるように低く形成され、その上に上面材57が載
せられている。ベッド体1の長手方向両端側には遮蔽板
58が固定式に設置され、それに左右1対の回動中心5
6を介して図28のようにベッド体1,1が立ち上がる
ようになっている。この立ち上がりは、重り59により
なされる。60はストッパである。ベッド体1が立ち上
がるとベッド体1間に安全空間が形成されるとともに、
緩衝体2が上にくるので緩衝効果が有効に得られる。
尚、図27に仮想線で示すように、ロックリンク61で
図27の状態にロックされ、同リンク61を外すことで
図28の状態になる。
【0035】図29は、付加的な例を示す。同例は、発
泡樹脂製のブロック状架台3を複数配し、これらの間に
机63を架設して構成したもので、机63の下方の空間
を安全空間として利用することもできる。図30に示す
例は、天井65・立壁66・床壁67を構成する家屋に
おいて、天井65等に緩衝体68をはり付けて倒壊時の
安全確保を図るようにしたものである。尚、ベッド体1
については、立壁66に縦掛けておくこともできる。
【0036】尚、立壁66には丸柱状の緩衝体70…を
備え付けてもよい。
【0037】図31の例は、発泡樹脂製のブロック72
…に板73を渡してその下方空間を安全空間としたもの
である。尚、ブロック72には非常用具や飲料水等を入
れる孔74を形成してもよい。
【0038】図32は、本格的な地震等の災害を想定し
て対処可能な防災装置の実施形態を示す。同実施形態
は、ダブルサイズベッド(シングルサイズにも適用する
ことができる)Bに適用される防護装置についてのもの
である。勿論、敷布団を含む和風にも適用できる。10
1は底フレームで、平面がコの字形をした板状のもので
木質あるいは金属、プラスチック等材質は問わない。
【0039】同フレーム101は、四角な枠体であった
り、運搬可能な分割式であってもよい。また、同フレー
ム101は、丸パイプや角パイプ、アングル材や他の形
鋼でもよい。このことは以下の実施形態でも同様に言え
ることである。102は側部、103は前後の端部であ
る。尚、両端部103,103の間隔は、2400mm
に設定されている。この寸法は、例えば、側部102の
長さ調節手段(図示省略)により大小に変更可能にもな
る。
【0040】105は主フレームで、同フレーム105
は、2本の主支柱106,106とその上端間をアール
部を介して一体に継ぐ主上ガード107とでなってい
る。主フレーム105は、衝撃を吸収しやすく軽量な薄
肉状のパイプを使用することを一般とし、材質はステン
レスでも鋼鉄やアルミ合金、銅系その他の金属でもよ
く、プラスチック、合成ゴムでもよい。このことは以下
の各実施形態でも同様に言えることである。同主フレー
ム105は、必要な塗装を施すなどするが、図示破線の
ように細い芯パイプ108をフレーム体としその外周に
緩衝材を外装して緩衝作用の高い装置にすることもあ
る。上記のことは他の各実施形態でも同様に適用でき
る。
【0041】尚、主フレーム105の高さは、ここで1
600mm前後に設定されるが、それより低く、例え
ば、1200mm前後に、あるいはそれより高く180
0〜2000mmにすることもあり、さらにその以外の
高さに設定することもある。この主フレーム105は、
主支柱106,106と主上ガード107との三者を分
割式で差し込み等で接続可能に構成することができる。
【0042】また、一方の主支柱106と主上ガード1
07の半長分を1つのフレームとし、他方の主支柱10
6と主上ガード107の残る半長分を他の1つのフレー
ムとし、これらを差し込み等により接続可能にしてもよ
い。ここに差し込みとは、一方のパイプに中軸を固着し
ておき他方のパイプに差し込んだり、一方のパイプと他
方のパイプとを異なる径として互いを差し込むようにす
る。このことは以下の各実施形態でも同様に言えること
である。
【0043】主フレーム105は、底フレーム101
の、丁度ベッドBの幅中間上方に対応するように立設さ
れている。具体的には、副フレーム110の中心から6
80mm離れたところに主フレーム105が立設されて
いる。更にこの寸法は、より大きくする場合と小さくす
る場合とがある。尚、底フレーム101上には、主フレ
ーム105より1回り径の大きい基部補強パイプを溶接
やフランジ固定等により固着してこれに主フレーム10
5を差し込み、基部補強パイプと主フレーム105を固
着したり止着具で脱着自在にしてもよい。このことは以
下の各実施形態でも同様に言えることである。
【0044】主フレーム105は、底フレーム101と
の間にL形等の手すり109を備えて補強を兼ねるもの
になっている。この手すり109は、ベッドBの一側部
よりもやや主フレーム5側に引っ込んだ状態になってお
り、開放感を一層与えるようにしてある。シングルベッ
ドの場合や通常幅敷布団の場合には、同手すり109を
主フレーム105寄りの小さいものにすることができ
る。手すり109は板状のものでもよい。
【0045】副フレーム110は、副支柱111,11
1と副上ガード112の3辺からなり、主フレーム10
5よりは細くしかもかなり幅の狭いフレーム体でなる。
この副フレーム110は、ベッドBの一側で側部2上に
2体立設され、主フレーム105と略同じ高さになって
いる。そして、主フレーム105と副フレーム110間
は、1本あるいは複数本の連結フレーム113で継がれ
ている。副フレーム110の基部も主フレーム5の基部
について説明した上記同様の固着方法を採用することが
できる。通常は図32の仮想線のようにベッドB幅中央
付近において就寝するが、地震等の非常時には矢印Xや
Y方向に避難すれば安全性が確約される。
【0046】尚、副フレーム110を主フレーム105
より低くしたりあるいは高くすることができる。また、
副フレーム110は、主フレーム105と同様の1本通
し状に形成してもよい。さらに、副フレーム110と主
フレーム105とは基部付近において基部板で継いだり
筋交い(パイプあるいは板状等)でつないだりしてもよ
い。また、主フレーム105と副フレーム110間に相
当する上部には、図示のようなワイヤあるいはロープに
よる防護索115を張設したり、パンチングメタルを固
定してもよい。防護索115は、規定の枠内に予めワイ
ヤ等を張ったものをセットするようにしてもよい。両副
フレーム110間には他の継ぎパイプを連結してもよ
い。
【0047】さらに、副フレーム10と主フレーム5の
就寝者の頭部側の上方には特別の防護手段を構成するこ
とができる。例えば、継ぎパイプや網、発泡スチロール
体などを適宜に組み合わせてより完全な防護を構成す
る。スポンジ式あるいはゴム式の緩衝手段を構成する場
合がある他、特に、後述するが、野菜や果物あるいは魚
介類などを入れるために多量生産される未使用の発泡ス
チロール容器(蓋付き)をそのまま利用し、その中に空
缶やペットボトルなどを適宜に選んで一部装填あるいは
全部充填し、蓋をして粘着テープなどで密封して防護体
の複数個をまとめてこれらの防護体の1個以上を防護手
段116として装置上にセットしておくことで押し潰れ
作用で衝撃を吸収するようにしてもよい。発泡スチロー
ル容器に代えてスポンジやゴム、樹脂等による容器でも
よく、容器なしにシートやフィルムなどによる包装手段
でもよい。このことは以下の各実施形態でも同様に言え
ることである。緩衝部材として、自然の竹を使用するこ
とがある。この竹は、それをある本数巻き締めて1ロッ
トとし、これを複ロット防災装置上に載置(載置する方
向は通常は竹繊維が水平に向くようにするが垂直あるい
は斜め向きにしたり、方向を無指向型にしてもよい)し
て緩衝手段とする場合と、主フレーム等のフレーム回り
に竹を巻き付けて緩衝手段にする場合と、竹チップをあ
る容器に入れて緩衝手段とする場合などがある。竹炭を
緩衝手段にすることもできし、ケナフ等他の炭を使用す
ることもできる。上記のことは他の各実施形態でも同様
に適用できる。因みに、本商品は、「コレヤ」と称す
る。
【0048】さらに、前記副フレーム110は主フレー
ム105よりも少し低くして、負荷を主フレーム105
と同時に受け得るようにしてもよい。
【0049】また、主フレーム105と副フレーム11
0との間の上側に直接あるいはワイヤ等の受材をセット
して、その上に水タンク等の非常用品や布団・毛布・衣
類等の日常用品を載置しておいて非常時に緩衝作用をさ
せるとともに各用途に使用できるようにしてもよい。上
記のことは他の各実施形態でも同様に適用の可能性があ
る。尚、上記用品にはペットボトル、空缶、各種食品容
器(軟質あるいは硬質)、ゴムタイヤ(ゴム片でもよ
い)、生地等の廃品、新品やおがくず・チップ(ケナフ
を含む)、砂等も含み、その中に液体を入れておくか否
かはいずれでもよい。
【0050】さらに、図32に仮想線で示すように、主
フレーム105及び副フレーム110はその一方あるい
は双方を斜めに配置してもよい。この場合、両フレーム
105,110の上端間には緩衝手段を配してもよく、
さらに各フレーム105,110外周にも緩衝手段を配
してもよい。
【0051】また、図32に示すように、剛強な本装置
を利用して介護器具を装備してもよい。食台118や腕
等のリハビリ器具119、脚等のリハビリ器具120を
連結フレーム113等を利用して備える。また、リフタ
ー121や立ち上がり補助アーム122を付してもよ
い。さらに、図33のようなスイングアーム介助バー1
23や図34のような介助バー124、図35のような
移動用バー(ピーチスキン)125を付してもよい。
尚、図1以降の各実施形態において、負荷を受ける部材
は、木質でもよく、アルミ合金、プラスチックその他の
材質でもよい。このことは他の各実施形態でも同様に適
用できる。
【0052】図36はベッドB用あるいは和式用の防災
装置の他の実施形態を示し、主に、通常時に開放感を与
える一方地震等の災害時には防護機能を有効に発揮する
ようにしたものである。同実施形態において、127は
主フレームで、同フレーム127は支柱と横架材とで門
形に形成されている。126は座フレームで、取付座1
26aを介して主フレーム127が組立・分解自在に固
定されている。主フレーム127はベッドBの幅間の略
中央に配され、その両端にはコの字枠状に形成した防護
ウイング128がボスを介して上下回転自在に装備され
ている。
【0053】同防護ウイング128は、アーム129を
介してショックアブソーバ130に連結しておくことで
図のように上斜め向きに仰いだ姿勢に保たれている。1
31は前ストッパ、132は後ストッパで、防護ウイン
グ128が負荷により水平あるいはそれ以上に下がって
きた時のストッパである。補強パイプ133を仮想線の
ように上部に延ばし、これをストッパにすることも可能
である。
【0054】尚、防護ウイング128には、ワイヤやロ
ープ等による網状材135を張ったり防護パイプを張架
したりしてもよい。また、緩衝手段136を付してもよ
い。さらに、こうしたウイングを仮想線のように固定式
として付したり、図示しないが実線の防護ウイング12
8と対照式に防護ウイングを装備してもよい(図37を
参照)。主フレーム127は上端に折り曲げ部を備えた
一体物であってもよい。
【0055】図37は他の実施形態を示す。同実施形態
は、座フレーム138には斜め向きに主フレーム140
が立設されて補助フレーム141により強固に支持され
ている。主フレーム140は図36のようなコの字形を
したもので、一体折り曲げ物でもよい。主フレーム14
0の上ガードにはボスを介して前後の防護ウイング14
2,142が一体型として設けられている。防護ウイン
グ142は図36のような形態とされているとともに、
上ガード上に固定式に立設された固定部材143と各防
護ウイング142との間に第1緩衝牽材144、第2緩
衝牽材145がワイヤやロープとして緩く連結されてい
る。146は緩衝部材であり、ゴムやスポンジ等であ
る。
【0056】負荷は殆どの場合一方の防護ウイング14
2に先に加わるので、図37の一方の防護ウイング14
2が下がると緩衝牽材144,145の一方が引っ張ら
れて防護ウイング142は緩衝を受けて止まる。負荷に
よっては第1緩衝牽材144から第2緩衝牽材145に
作用することがある。尚、最終的に緩衝部材付きのスト
ッパで止められるようにしてもよい。座フレーム138
には、ゴム等の緩衝手段を介することがあるし床下まで
支持構造で連結されることもある。このことは他の各実
施形態でも同様に適用できる。
【0057】図38は、くの字形の支柱の一対と上ガー
ドとを一体あるいは別体で形成した主フレーム149の
一対を側面X字形になるように連結軸150で結合した
ものを本体とし座フレーム151上に一体あるいは座筒
への差し混みにより立設固定してある。四隅に支柱を配
した従来の方式に比べて開放的であるとともにフレーム
自体の緩衝作用をねらったものである。主フレーム14
9の下端はピン結合でもよく、更に主フレーム149と
座フレーム151との間、例えば、ピン回りやヒンジ片
底面などに緩衝手段を装備してもよい。また、主フレー
ム149同士を結合する連結軸150にも緩衝手段を装
備してもよい。同連結軸150に代えて図39や図40
仮想線のように主フレーム同士を連結してもよい。
【0058】尚、図外に示すように主フレーム149の
上端を伸縮自在型にしてもよい。また、主フレーム14
9の上部面内に網状部材(線状部材やパイプのみでもよ
い)152を張って先端に緩衝部材152を付してもよ
い。さらに、主フレーム149の上端間にも先網状部材
(線状部材やパイプのみでもよい)153を第1段階の
緩衝手段として配してもよい。座フレーム151は必須
ではない。
【0059】図39は、緩衝作用を高めた防災装置に関
する実施形態であり、同実施形態は、コの字枠状の主フ
レーム155を一側面X字状に交差させるとともに交差
部位を挟持盤156で締め付け固定し、座フレーム15
7上にヒンジ158で固定したものである。上ガードに
は図外のような平らな樹脂シートaと凹凸をもつ樹脂シ
ートbとを融着してなる緩衝シートを巻き付けたものを
緩衝手段159としその外周に外装チューブ160を装
備したものである。そして、上部のガードとして、上ガ
ード双方間に図38のような網あるいは索状材による緩
衝手段161を上下複数段階あるいは1段階に張設した
ものである。必要により補助ステー162を付すものと
する。尚、挟持盤156にはゴムなどの緩衝手段を同時
挟み込むことができる。挟持盤156自体をゴム等の緩
衝質のもので形成してもよい。また、下部ヒンジ158
の個所についての同様に緩衝手段を付すことができる。
主フレーム155は板状でもよい。
【0060】図40は、地震発生時や就寝時などの必要
時にのみ防災装置を構成できその他の時は折り畳んで部
屋の側隅にコンパクトに立て掛けておくことができるよ
うにしたものである。主フレーム165は、コの字枠状
あるいは口形枠状のものとし、これらの1対の側面X字
状になるように連結軸166で開閉自在に結合させてな
るとともに、一方の主フレーム165を座フレーム16
7にピン結合し、他方の主フレーム165はローラー1
68付きのものとし開いた際にローラー受169内にロ
ックされるように構成する。ローラー受169はガイド
レールであってもよい。主フレーム165は、耐震用と
して水道管(ガス管を含む)に使用される高密度ポリエ
チレンパイプや塩ビパイプ(PVを含む)等の樹脂製品
を利用することがある。このことは他の各実施形態でも
同様に適用できる。折り畳んだ時は、バネ170に抗し
てロック手段171で固定し、ロック手段171を解除
することでバネ170の反発作用で展開できるようにさ
れている。そして、展開後には自動でロックはされる
が、仮想線の中央ロック(自動ロック式でもよい)17
2により主フレーム165同士を更に結合するようにし
てもよい。尚、上ガードには緩衝手段174が設けられ
ているが、仮想線のように大径化してもよく、また、下
部にも備えてもよい。また、破線は展開時に張られる網
状あるいは索状などの防護手段175である。前記ロッ
ク手段171は揺れセンサーと駆動手段により地震の揺
れを感じた時に自動で解除されるようにしてもよい。
【0061】図40の伸縮可能な方式において、その伸
縮する方向は、例えば、上下方向であることもある。こ
の場合、床上に折り畳み上方に展開するものと、天井側
に折り畳み下方に展開するものとがある。後者の場合、
図の左側を天井側と仮定し、同天井側に折り畳むように
し、折り畳みと引き降ろし作業が軽快になされる手段が
必要であるとともに引き降ろした際には展開状態が自動
あるいは手動でロックされるようにする。図40の中央
に仮想線で示すように、くの字形の側面をした主フレー
ムを左右対称に組み合わせその間を筒状部を備えた継ぎ
部材176で相互回転可能に結合することもできる。こ
の場合、継ぎ部材176の筒部を中心にして主フレーム
は相対回転するので、折り畳み可能になる。図40及び
他の実施形態において畳あるいはフローリング上に本装
置を設置する場合、これら床材に通孔を明け、フレーム
に上端を結合したワイヤあるいはロープ(軸材でもよ
い)を通孔を通じて床下に導き、床下基盤に設けられた
アンカーに結合して装置を安定化させるようにする。天
井側に関しては、天井板を支える部材側に本装置を連結
支持させる。上記のことは他の各実施形態でも同様に適
用できる。
【0062】図41の実施形態は、装置の部材として量
産品を利用したもので、主フレーム178の上部に歩道
側位などに設置されるガードパイプGを利用するととも
に、ベッドBを支持する枠体としてもこのガードパイプ
Gを利用したものである。これらのガードパイプGはそ
の接続相手に対し長さ調節可能にすることができる。ガ
ードパイプ以外に枠状である量産品は全て利用可能であ
る。例えば、仮設機材等である。
【0063】図42の実施形態は、底フレーム180の
両端に、ローラーガイドを兼ねる主フレーム181,1
81を溝が対向するように立設し、これらの間に、矢印
のように垂直な収納状態と水平な伸展状態とに切換可能
な天枠182を設けたものである。天枠182は、四辺
枠にブレースを張り網状材や索状材を張った軽量で強度
の高いもので、その先端側には径の小さい先ローラー1
83を、後側には径の大きい後ローラー184を装備し
て、先ローラー183は、主フレーム181の上端の切
欠185を通過でき、後ローラー184の方は切欠18
5で上ストッパ186に当たって止まるようになってい
る。また、主フレーム181の前側には天枠182を水
平(それ以外の角度でもよい)で停止させるための枠受
187が突設され、緩衝材188を備えてもよい。さら
に、天枠182の中央には手掛け部189が設けられて
いる。こうした装置によれば、地震などの揺れに伴って
あるいは就寝時に、天枠182を収納状態から水平に引
き出し、上方を覆うようにセットする。この天枠182
の上には、他の本格的緩衝手段を備えておいてもよい。
尚、主フレーム181,181の上端間あるいは中途高
さ間には横架材を付してもよく、また、一体のフレーム
にしてもよい。さらに、前記では手動式であったが、揺
れ感知センサーにより自動的に覆うように連動するもの
にしてもよい。また、前記では一方に天枠182を備え
たが、左右対称に配備してもよい。この場合、装置の1
対を寄せ合わせるものと、本体を一体にするものとがあ
る。
【0064】図43の実施形態は、本体191を吊り体
192で吊持したものである。吊り体192は、側面コ
の字形の枠体としたものに外方に伸びる脚パイプ193
…を付けて安定化を図るようにし、この吊り体192の
4点に備えた吊り具194…により本体191を吊り下
げるようにしてある。本体191は、どのような構造の
ものでもよいが、ここでは口形枠の主フレーム195の
1対を側面X形になるように交差させて形成しベッドB
を載置してある。勿論敷布団や畳を載置して和式にして
もよい。本体191は引きバネ196…により下方に引
かれて安定化されている。尚、上方には本格的な緩衝手
段197を載置固定してもよく、また、脚パイプ193
にも緩衝部材198を装備してもよい。199はサイド
サポートである。吊り体192は床下あるいは天井側に
固定してもよい。
【0065】図44の実施形態は、X字に一体形成した
フレーム(あるいは交差点を軸結合してX字形にしたも
のでもよい)を基本として幅が同一で高さ寸法の異なる
2種類のもの縦枠201と横枠202合計4枠を立体的
に組み合わせて前後両側面及び上下両面を構成した装置
に係るものである。同装置には、第1連結材203と第
2連結材204を補助的に組み合わせてあり、上部緩衝
部材205及び下部緩衝部材206を付すとともに上部
にはワイヤや網等を付してもよい。尚、207は底板で
ベッドBを支持するものである。
【0066】図45の実施形態は、敷布団(あるいはベ
ッドB)209の3辺を立面部材210…により取り囲
むようにしたもので、これら部材210…を敷布団20
9の一側に折り畳み待機可能にしたことを特徴とするも
のである。立面部材201は、実際の畳(化学畳等)で
もよいし、この実施形態のように、内部を四辺枠体(仮
設機材を含む)にしその外部を外装板で包み、その表面
を畳様(あるいは白壁様や襖様)の外観模様にして仕上
げた短寸・長寸2種類のものにしてもよいもので、これ
らを底フレーム212上に立設固定した縦フレーム21
1と連結手段213でコの字枠状に連結したものであ
る。屏風のようにして敷布団209を取り囲んだ状態と
対向する2面の立面部材210を折り畳んだ収納状態と
に変えることができる。天面部材214を組み合わせて
もよい。天面は、仮想線のようにR方向に転回する方式
にしてもよい。立面部材210は仮設機材を利用しても
よく、内部にはブレースを配してもよい。
【0067】図46の実施形態は、図45が屏風式で縦
軸回りに折り畳み自在であるのに対し、横軸回りに折り
畳み自在にしたものである。217は底枠でアングル材
などで組み立てられ、その上に敷板218が載置されて
いる。底枠217の長手方向2辺にはヒンジ219…が
固着され、同ヒンジ219…を介して立面部材220…
を折り畳み自在に取り付けてある。そして、立面部材2
20を必要に応じて立設してのち、連結部材221でこ
れらを固定する。連結部材221は端部に嵌装枠222
を備え、止着具223を嵌装枠222の孔から連結部材
221内にねじ込むことで両立面部材220が立設固定
される。連結部材221は仮想線のように2本等複数本
でもよい。また、立面部材220は補強斜材224で補
強支持したり、仮想線のように立面部材220を垂直以
外の斜め姿勢に固定するようにしてもよい。尚、立面部
材220を化学畳等で形成する場合には内部に補強芯材
225を張り巡らせることができる。
【0068】図47(平面図)及び図48(正面図)に
示す実施形態は、仮設機材などを利用可能な折り畳み式
防災装置についての一例である。227は平面コの字形
をした底フレームで、少し多くするためパイプを使用し
て敷布団228より上面が高くなるようにしてある。底
フレーム227の各隅部には、固定パイプ229が立設
され、両パイプ229間に連結板230を一体化してあ
る。この構造体に対し、パイプ229を中心に開閉枠2
31,231が脱着可能で観音開き式に取り付けられて
いる。232は開閉枠231が開いた時のストッパ、2
33は緩衝手段である。
【0069】図47の実線のように開閉枠231は折り
畳まれ、仮想線のように開かれて防護枠を構成できる。
尚、仮想線のように斜材234で補強したり、開くにし
たがって上方に広がるようなワイヤやロープ等の防護手
段235を備えてもよい。また、図47の仮想線のよう
に開閉枠231が開かれた際にその上を通るような防護
パイプ236を設けてもよい。さらに、図48のよう
に、装置上にはケース236を配し、その内部に緩衝手
段237…を各種入れておくようにしてもよい。緩衝手
段237…には座布団や枕等も含まれる。開閉枠は1枚
でもよい。また、一方の開閉枠を固定式とし他方のみを
開閉式にすることもできる。
【0070】図49及び図50に示す実施形態は、ベッ
ドBあるいは敷布団239(その他のガード用に使用す
ることは自由であり、勿論単なる避難空間として利用す
ることも自由である(他の実施形態においても同様))
上の就寝者を防護するための本体241は、底フレーム
240上に4本支柱を立設したもので、前後面にコの字
枠状の主フレーム242を備え、これらの間の一側にブ
レース243が掛け渡されて内装板(カーテンのような
ものでもよい)244で覆われている。主フレーム24
2の上端間には、ワイヤやロープ、網状材、横架材など
の継ぎ材245…が渡されている。
【0071】この本体の構造については、他の実施形態
で示すものその他の構造でもよい。同本体241の上方
には天井面246があるが、同天井面246側には発泡
スチロールを成形した緩衝手段247が上下間隔をおい
て対面配置されている。同本体241の底面は、本体2
41の上部外形状に相当するものになっている。248
は重りで、緩衝手段247と本体241との間に設けら
れた上下リンク249間に設けられ、この重り248は
図50の状態で左方向にはストッパで止められて緩衝手
段247を下方から支えている。そして、図50の矢印
のような揺れにより緩衝手段247の支えを失って緩衝
手段247は本体241上に急落下してくる。その結
果、家屋部材がそこに倒壊してきてもこの緩衝手段24
7で有効に受け止められて本体241にまで至るおそれ
がない。従って、本体241は細いパイプでも済み、軽
量化が図れる。例えば、仮設機材のような簡易枠でも充
分耐えるようになる。尚、緩衝手段247には、これま
でに述べた全ての構成を使用することができ、また後述
する全ての構成をも使用可能である。
【0072】図51の実施形態は、本装置上に載置され
固定されることもある緩衝手段の一単位を取り出して示
す。251は緩衝手段の1つを構成する容器で、量産品
である発泡スチロールで形成され、蓋252を一般に付
属する。同蓋252は容器251に被せられて布テープ
253で密封される。布テープの巻き方は図示に限定さ
れない。接着剤や紐等で閉止してもよい。この容器25
1内には、空き缶254、半潰し空き缶255、全潰し
空き缶256、空きペットボトル(一部収縮状態でもよ
い)257、ペットボトル切離片258、ペットボトル
切断片259、砂260、飲料空パック261、炭26
2あるいは竹(炭も可)のようなものが1種類あるいは
組み合わせて入れられる。充填状態であったりそうでな
くともよい。容器なしで束ねて包み込んでもよい。
【0073】図52は付加的な例を示し、同例は、車道
の側位に配されるガードレール264を正面からみて門
形に組み合わせて取付具265により玄関前に配備した
ものである。これは玄関などが家屋の比較的弱い箇所に
相当することからその増強を目的とするものである。
尚、ガードレールに代えて仮設機材等を利用してもよ
い。
【0074】図53は、仮設機材を主に使用して防護装
置を構成した実施形態を示す。266は底フレームで、
木製であり、同底フレーム266は上からみてコの字枠
状になっている。底フレーム266上には、単管ベース
((株)アクトワン ヤマイチ製商品番号B(以下同社
商品番号を付す)267…を適宜に配してある。268
は主フレームで、同主フレーム268は、枠組足場の簡
易建枠(商品番号A−6117S)でなり、適宜に上端
及び脚部をカットして図示のようなものに仕上げる。そ
してブレース(商品番号A−14〜16C)269を補
強のために組み付ける。270は補助フレームで、枠組
足場の簡易建枠(商品番号A−6117S)を上端及び
脚部を適宜にカットして低い枠体に仕上げて組み付けて
ある。主フレーム266と補助フレーム270の隣合う
脚部は専用ベース271により固定する。専用ベース2
71は、2本の脚が入る程度の大きな筒部を備えたもの
にしたり、それぞれの脚を差し込む2本の筒体を座上に
立設したものにする。273は天井防護材で、布板II
型(エキスパンドタイプ)、足場板、万能板あるいはガ
ードレールのうち適宜のものを選んで渡架する。274
は挟持板で、主フレーム268と補助フレーム270と
の間に止着具を使用して挟持固着される。275はジャ
ッキベースで、商品番号FUJを使用し、床下にアンカ
ーにより固定するとともに底フレーム266に結合して
ある。276は大引きジャッキで、商品番号A−752
Hを使用し、主フレーム268と天井側とを結合してい
る。尚、主フレーム268と補助フレーム270とを別
体で形成したが、これらを一体にしたような仮設機材も
ある。すなわち、建枠(拡幅枠)商品番号A−6117
やA−9117がそれである。この場合1つの機材で側
部枠を構成できる。但し、同枠は仮設機材として使用す
る向きとは逆様にして本装置に使用する。また、前記実
施形態でもそうであるが、仮設機材を使用する場合に
は、その内部には別のパイプやロッド、砂、木などを差
し入れて補強を図ることができる。前記実施形態はベッ
ドB用に限らず和式にも適用できる。
【0075】前記実施形態は狭幅ベッドBについて適用
されるが、図54のような広幅ベッドBである場合に
は、同図のように、幅の広い商品番号A−3055Aま
たはA−4055Bを主フレーム280とし、補助フレ
ーム281として、商品番号A−6117Sを脚切りし
て使用する。天井板282は布板等を使用する。ベッド
Bの受け材283…は単管及びクランプを使用する。
尚、図53及び図54において、介護用にリフター28
4を組み合わせるとともに、リハビリ用、介助用として
図32〜35等の器具を装備することができる。
【0076】図55の実施形態は、仮設機材の前記のよ
うな枠材を適宜に組み合わせて本体286を形成し、布
板等を利用して棚板287…を係合配置するとともに、
ジャッキベースを利用した上固定具288で本体286
を家屋内に固定化したものである。そして、ベッドB上
の棚板287…間には、緩衝手段を構成する布団や容器
等を収納設置する。容器はそのまま容器として機能する
他緩衝手段になる。
【0077】図56は付加的な例で、座290上に脚2
91を立設したものを対向配置し、その間に受けパイプ
292を渡すとともに、その上にガードレール293を
固定して簡易ベンチを構成したもので、そのままガード
レール293下域が避難空間になるようにしたことを特
徴とするものである。
【0078】図57は対向する脚295上に受けパイプ
296を渡架し、その上にガードレール297を載置し
てベンチとして機能する他非常時には図示のような避難
空間を提供するものとして機能するようにしたものであ
る。尚、適宜に緩衝手段298を介装して家屋の床上で
の設置も可能にしている。非常に簡易な構造のものであ
るが、強度と粘りのあるガードレールにより有効に地震
災害から人を護ることができるものとなる。ガードレー
ル297と脚295とは上下に結合することもある。ガ
ードレール297は上下あるいは側面に複数枚載置ある
いは結合することもある。上下にレールを配す場合、互
いを背中合わせにすることもできる。この方式は他の実
施形態にも例えば、ベッドBの上にレールを載置・固定
することで実施することもある。
【0079】図58の実施形態は、量産品で安価であり
非常に軽量でありながら粘りを伴う強度を兼ね備えた仮
設機材を多用して防護空間を形成できる一方邪魔になら
ない広い通常スペースを提供することもできる折り畳み
式枠体構造に関する。300は平面コの字形(前後の部
分のみあるいはL形部分のみでもよいしコの字形全体が
存在しないものでもよい)底フレームで、同フレーム3
00のコーナーには支柱301が立設され、同支柱30
1にはヒンジ302を介して回転支持板303が取り付
けられている。
【0080】両支柱301間には、商品番号A−611
7Sである2枚の背枠304がジョイント(単管ジョイ
ント等)305で連結されて固定されている。一方、各
回転支持板303には、単管ベース等を利用して同じ商
品である開閉枠306が水平に回転可能に取り付けられ
ている。開閉枠306は敷布団307を敷いたままでも
開閉可能な高さになっている。尚、この枠体には、適宜
に補強材308や上ガード材309などを付すことでよ
り安全な空間を確保するようにする。
【0081】図59、図60の実施形態は、ベビーベッ
ド本体311についての防護枠構造についての例であ
る。同本体311は、従来の木質であるものと金属で強
度アップされたもののいずれでもよい(以下同様)。
【0082】この防護枠は、仮設機材の商品番号A−3
03L及びA−404Lを適宜脚切り等の追加加工をし
て寸法や不要部除去等をして仕上げられている。勿論美
装処理はなされている他、ゴム等の外装チューブを施す
こともできる。312は正面枠、313は側面枠であ
る。これらを適宜のジョイント314…により連結する
とともに2本をまとめる管ベース315…により安定化
を図っている。ベース315内あるいは底面には緩衝手
段を介装してもよい。勿論他の枠材を使用することもで
きる。
【0083】図61は側面枠313にジョイント314
を介して側柱317の1対を立設し、これらの上端に回
転自在な防護ウイング318を備え付けてある。同防護
ウイング318は、通常はバネ319で前方が持ち上が
ることで頭を打つこともなく、その一方において地震発
生時には負荷で下がって防護空間を確保するものであ
る。その場合、上部軸320回りにはストッパ321が
設けられるととともに枠体からも受け材322が突設さ
れることで負荷をここで阻止するようになっている。
【0084】図62は仮設機材を種々活用して簡易型仮
設小屋を構成する実施形態を示す。Cは一般枠体の下
部を構成する下部第1枠で、商品番号A−2を使用し、
は一般枠体の上部を構成する上部第1枠で、商品番
号A−430Lを使用している。Dは出入口枠を構成
するための下部第2枠で、商品番号A−305Aを使用
し、Dは上部第2枠で商品番号A−303Lを使用し
ている。各枠の上端細管(差し込みのための管)はカッ
トするとともに、全体は一様な高さになるように脚切り
等を施してある。そして、上下間の黒丸で表示する個所
は管ジョイントJにより結合されている。また、枠下端
は、隣合う管脚同士を1つにまとめて地盤に固定するた
め、例えば、図54や図63に示す2本管タイプの専用
ベースPを使用する他、枠上端同士は、図63に示す専
用上継手Rを使用してある。コーナー同士の結合に
は、L形に曲がった専用上継手Rを使用してある。
尚、必要に応じて他の枠材を使用することもある。
【0085】こうした枠組構造の天面には単管とクラン
プ等により天受け材Eを適宜本数架設し、これらに仮想
線のようなテントあるいは樹脂シート等でなる主シート
、前シートS、後シートSを適宜止着具を使用
して被包する。これらのシートS,S,Sには、
出入口324や通覧窓325…等必要な機能部位を設け
てある。主シートSは天面と両側面をもつ門形シート
で、天面には上載せ垂れ326が形成されるとともに両
サイド下端には裾部327が設けられて地盤面上に隙間
無く載り掛かるようになっている。前記止着具は例え
ば、内面に設けられた紐であり、これを枠に縛り付ける
ようにする。
【0086】前シートS及び後シートSは、上端に
枠上に載り掛かって前記上載せ垂れ326が載り付ける
ようになる下敷垂れ328が形成されるとともに、下端
には裾部329が設けられている。330…は側部片で
ある。
【0087】尚、小屋内部には、単管やクランプ、単管
ジョイントなどを活用して床枠構造331を構築し、そ
の上にベニヤ等の床材を載置固定するようになってい
る。床枠構造の図の手前側には出入口に通じる室内通路
332が形成される他、炊事スペース333もそれに続
いて形成される。また、仮想線で示す335は三角屋根
枠で、家屋と同様の体裁をなすため並びに雨水の溜まり
をなくすために施工されることがある。この屋根枠33
5は、前記各枠の上端に差し込むことで組み付けされ
る。さらに、出入口324に対応して枠Dには頭を打
たないように緩衝手段336が設けられている。
【0088】図63は枠同士の連結構造を具体的に示し
てある。図64は例えば、枠Cと枠C間を連結ピン
(商品番号A−20)338で結合する例を示す。アー
ムロックレスピン(商品番号A−20S)その他を使用
してもよい。外包パイプをジョイントにしてもよい。
【0089】図65は、枠体構造の前後間を内単管33
9で簡易に連結する例を示す。この単管339は枠
,Cの外側にくることでシートSへの熱影響を
少なくする。また、340は外単管でシートSを押さ
え付けて安定化させるものである。尚、小屋内には、天
井枠341を利用してハンガー342…をぶら下げて衣
服や花鉢343等を吊り下げるようにしてもよい。単管
339あるいは外単管340はワイヤあるいはロープに
代えてもよい。
【0090】図66は、仮設機材の例えば、商品番号A
−403L等を内組343に使用しそれにベニヤ344
…を外装あるいは内装するとともにシート345を内張
りにして簡易風呂や水溜めを構成する例を示している。
【0091】図67は、図62の組み付け例で、枠C
にシートSの下敷垂れ328を巻き掛けて同枠C
備えた紐掛け347に下敷垂れ328の紐348を結ん
でのち、シートSの上載せ垂れ326をその上に載せ
付けて砂等を入れる重り349で簡易に固定化を図るよ
うにしたものである。
【0092】図68は、避難時等に使用可能な非常用ト
イレについての付加的な例で、仮設機材の例えば、商品
番号A−6117S等の簡易建枠351を適宜のジョイ
ントやベースを用いて四辺立体に形成し、それに樹脂シ
ート等のトイレ外シート352を被せてなる。
【0093】図69〜図85は、犬や猫その他のペット
ハウスを対象にそれらを地震などの災害から護るように
した各種例を示す。図69は、子犬用のプラスチック製
ペットハウスであるペット居住体Pを防護の対象にし防
護手段399でペットを保護するようにした実施形態を
示す。400は底板、401は天板で、共に矩形をした
金属板(鋼板やアルミ板など)や木質板、プラスチック
板などで造られ、それぞれの各コーナー近くには複数個
の調節用孔402…が列状に明けられている。この孔4
02は長孔でもよく、底板400、天板401を共通部
品とし支柱403…の長さ及び位置を変えることで内部
スペースを変動自在にするためのもので、これにより、
ペット居住体Pのもつ平面上の大きさがある程度大小で
あっても対応できるようになる。尚、支柱403はペッ
ト居住体Pの想定される最大の高さに対応できるように
充分に長くしてある。404…は止着具である。
【0094】405aは両面粘着シートで、底板400
の裏面に粘着されるもので、その底面には、スポンジ、
ゴムあるいはバネなどによる緩衝手段405が付けられ
ている。この緩衝手段405の更に底面に両面粘着シー
トを付して床面に簡単に粘着できるようにしてもよい。
地震時の衝撃でペット居住体P及び防護手段399が飛
び上がったりしないようにする緩衝手段405は4隅に
対応して配備されるが、個数は限定されず、全面に設け
てもよい。尚、ペット居住体Pは、連結具406…と止
着具404…で底板400に固定してある。底板400
とペット居住体Pとの間には、底板400と連結具40
6の間および/または連結具406とペット居住体Pと
の間において緩衝手段を介装することがある。また、仮
想線で示すように、天板401の上面にも緩衝手段を備
えてもよい。前記ペット居住体P以外に以下のいずれの
タイプのペット居住体Pを対象に前記実施形態を適用し
てもよい。
【0095】図70は、他のペット防護手段408を示
す。同防護手段408は、ペット居住体Pの外周をぐる
りと包囲するタイプのもので、409はアングル形ジョ
イントで図示のものは共通である。410は連結板で、
ジョイント409間に差し込まれて止着具411でジョ
イント409に止め付けられるものである。この連結板
410は共通の長さのもので殆どのペット居住体Pに対
応することができるが、特殊なサイズの場合には長さの
異なるものを用意する。これらを組み合わせて図70及
び図71のように四角な枠体でなる防護手段408を構
成するのであるが、ペット居住体Pとの間には緩衝手段
412…を挟み込み、また、下部の両ジョイント409
の底面には緩衝手段413と両面粘着シート414を備
えて床面に固定できるようにしてある。尚、仮想線のよ
うに、上部ジョイント409等の上回りには他の緩衝手
段415を備えることができる。また、同じく仮想線で
示すように、アングル材をジョイント416としてもよ
い。前記ジョイント409,416及び連結板410な
どの材質は金属、プラスチック等に限定されず、特に合
成ゴムを一部品あるいは全部品に使用することもある。
前記緩衝手段413は図示の1段のもののほか、両面粘
着シート等を利用して複数段重ね使用することができる
ようにしてもよい。これは他の実施形態でも同様に適用
できる。また、シート付緩衝手段として構成することも
できる。尚、図69以下図85までの実施形態において
は、図1〜68迄の実施形態のものを採用することがで
きる。
【0096】図71は、ペット居住体Pの前後間に1個
あるいは複数個の防護手段408を配備する実施形態で
あったが、図72に示すように、ペット居住体Pの全長
にわたるように単一の長い防護手段417を構成しても
よい。
【0097】図73は、サークルフェンス型の本格的防
護手段419の例を示し圧迫感を少なくしてある。この
防護手段419は六面枠体を構成するもので、材質は前
記のように限定ず、パイプを使用してもよい。この防護
手段419を基本にしてその各開口にフェンス420…
や扉421を配備してある。フェンス420…を強度の
高いものにし逆に枠体の方をゴム等の緩衝材で構成する
こともできる。図73のものには適宜に斜材などの補強
を施すことができる。
【0098】422は緩衝手段でバネでもよく、適宜の
面に粘着シートを使用することもできる。また、仮想線
のように、天部緩衝手段423を備えることもできる。
防護手段419の支柱などにはアングル材を使用するこ
ともできる。
【0099】図74は他の実施形態で、市販のサークル
フェンス(ジョィントで組み立てるものその他がある)
425に付加的に防護手段426を組み合わせることが
できるようにしたものである。防護手段426は、脚座
427付で門形に曲げられた本体428と、ゴム等の連
結具429、及び上部緩衝手段430とを備える。43
1は下部緩衝手段で粘着シートで固定するようにしても
よい。尚、同本体428は、紙面に直交する方向(前後
方向)に短いパイプや帯長板などにより複数本で構成さ
れるが、紙面に直交する方向に長い部材でフェンス42
5全体を覆うように構成してもよい。本体428の更に
上側に緩衝手段を配してもよい。フェンスの周面に圧迫
感を与えない程度に緩衝手段を脱着自在に配備してもよ
い。
【0100】図75は、図73の実施形態のフェンス型
に似ているがこの実施形態の場合、本体433の開口に
別途フェンス材434…を止め付けるようにしたもので
ある。このフェンス材434は、仮想線のように外付け
してもよいし、内外付けにしてもよい。尚、435は座
板、436は緩衝手段、437は粘着シートである。こ
れらの他に適宜外周に緩衝手段を付加することがある。
【0101】図76は、既成(あるいは既設)のサーク
ルフェンス440の角部に当てがうジョイント441…
と、これらのジョイント441…の上下間を継ぐ支柱4
42…と、天面及び底面においてジョイント441…間
をX字形になるように継ぐ水平連結材443…とでな
る。これらは後付けするため、各材は図示のようにパン
チングメタル製(あるいはエキスパンドメタル製)で止
着具444…が止め易いようになっている。尚、これに
も適宜に緩衝手段、粘着固定手段を付加できる。これら
の各材は防護セットとして販売する他、フェンス440
とともにセットで販売することもある。
【0102】図77は、ハウス型のペット居住体Pを対
象(フェンス型その他の形式でもよい)にしてこれらを
折り曲げ可能で粘着可能な共通長さの防護手段445…
を使用して外周方向及び内外方向にこれらを装備できる
ように構成したものである。防護手段445は、スポン
ジやゴム等の緩衝手段446の一側面に折り曲げて保形
性のある例えば、薄い鉛板(粘着シートでもよい)のよ
うな背板447を備えるもので、例えば、長さが例え
ば、50cmや1m等を単位にして幅が前後に20cm
とか適宜寸法のものになっている。
【0103】この防護手段445は、図示しない粘着シ
ートを使用してペット居住体Pの外周をできるだけ取り
巻くように粘着固定して重ね貼ってゆく。背板447は
正確に折り曲げが付くので、図示のようにきれいに仕上
がる。尚、背板447のない場合もある。同防護手段4
45は、図示に直交する方向に貼ることもでき、互いに
交差し合うように重ね貼ることもできる。ペット居住体
Pの内面にこの防護手段445を貼ることもできる。こ
れは、他の実施形態にも適用できる。
【0104】図78は、緩衝手段449の表裏面に粘着
シート450を貼ったもので、こうしたものを図77に
使用できる。また、同図のように四角なものを単位にし
てこれらをペット居住体Pに貼り付けるようにしてもよ
い。また、図79に示すように、一段と小さい緩衝手段
452でもよく、さらに、形は図80に示すようにφ型
の緩衝手段454にしてもよい。また、図81に示すよ
うに、巻き込み式の緩衝手段456にして販売するよう
にしてもよい。
【0105】図82は、各種ペット居住体Pの表面は裏
面に貼る他の緩衝手段458を示し、同手段458は、
柱状のものになっている。丸形、角形いずれでもよい。
459は粘着シートである。
【0106】図83は、凸部461の複数個をシートに
備えた緩衝手段463を示し、これにも粘着シート46
2を備える。これをペット居住体Pに1層あるいは重ね
貼りにより適宜に貼り付ける。
【0107】図84及び図85は、基礎465、束石コ
ンクリート466、大引き467、根太468、床材4
69等を備えた家屋床構造を示し、その室内側にペット
居住体Pを構成するに当たり、4本の剛体(アングル鋼
材など)でなる長い支柱470…と、これらの支柱47
0…を固定する底盤471と、中段継ぎ材472…と、
上段継ぎ材473…とで防護手段の上部骨格が構成され
ている。そして、床上の部分にはフェンス474…を4
面に張り付けて扉475など必要に応じて装備する。中
段継ぎ材472…や上段継ぎ材473…等には仕上げ材
476…を貼り付けてある。477は扉で、これで内部
に所望のものを収納する手段が提供される一方、その下
段が一体のペット居住体Pとなる。尚、上部の収納手段
は、図示に限定されず、例えば、TVセットその他に利
用できる。特に座布団や布団を入れるようにすれば緩衝
作用がある。前記防護手段は、ペット居住体Pのみでな
く構造体を構成するので、その下回りに避難すれば地震
時に安全である。
【0108】尚、この実施形態においては、更に地震対
策が施され、床下迄前記構造が連結されている。すなわ
ち、478は基礎盤、479は下部支柱で、下部支柱4
79は前記支柱470…に連結あるいは一体になってい
る。下部支柱479の3本は基礎盤478にアンカー4
80…で固定されている。下部支柱479の残るもの
は、基礎盤478に同様に固定してもよいが、ここでは
あえて基礎465に開けた通気窓口481に平面L形の
アンカー材482を延ばして連結固定するようにしてあ
る。
【0109】尚、仮想線で示すように、上記実施形態で
も述べたようにベッドB用の防護手段484のガードパ
イプ等と前記支柱470とを連結具485等により連結
一体化することもある。逆に、本防護手段484を床下
で支持固定し、前記防護手段の方をこれに連結固定する
こともある。双方を床下で固定してもよい。
【0110】
【発明の効果】この発明は以上のように、簡易な構成で
有効に機能する防災手段を安価にして提供できるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態で図1のI−I線矢視
図。
【図2】図1の正面図。
【図3】図2の作用説明図。
【図4】他の実施形態を示す作用説明図。
【図5】他の実施形態を示す断面図。
【図6】他の実施形態を示す正面図。
【図7】他の実施形態を示す平面図。
【図8】図7の実施形態の作用説明図。
【図9】他の実施形態を示す平面図。
【図10】図9の実施形態の正面図。
【図11】他の実施形態を示す平面図。
【図12】ロック機構の部分を示す正面図。
【図13】他の実施形態を示す平面図。
【図14】他の実施形態を示す側面図。
【図15】他の実施形態を示す平面図。
【図16】他の実施形態を示す一部切欠側面図。
【図17】図16の正面図。
【図18】他の実施形態を示す平面図。
【図19】他の実施形態を示す平面図。
【図20】他の実施形態を示す正面図。
【図21】他の実施形態を示す正面図。
【図22】他の実施形態を示す正面図。
【図23】他の実施形態を示す正面図。
【図24】図23の架台を示す斜視図。
【図25】他の実施形態を示す正面からの模式図。
【図26】他の実施形態を示す正面からの模式図。
【図27】他の実施形態を示す横断面図。
【図28】図27の作用説明図。
【図29】他の実施形態を示す斜視図。
【図30】他の実施形態を示す模式図。
【図31】他の実施形態を示す斜視図。
【図32】ベッド防護装置に関する他の実施形態を示す
斜視図。
【図33】スイングアーム介助バーを付属する場合の斜
視図。
【図34】介助バーを付属する場合の斜視図。
【図35】移動用バーを付属する場合の斜視図。
【図36】防護装置についての他の実施形態を示す斜視
図。
【図37】防護装置についての他の実施形態を示す側面
図。
【図38】防護装置についての他の実施形態を示す斜視
図。
【図39】防護装置についての他の実施形態を示す側面
図。
【図40】防護装置についての他の実施形態を示す側面
図。
【図41】防護装置についての他の実施形態を示す斜視
図。
【図42】防護装置についての他の実施形態を示す斜視
図。
【図43】防護装置についての他の実施形態を示す斜視
図。
【図44】防護装置についての他の実施形態を示す斜視
図。
【図45】折り畳み式にした防護装置についての実施形
態を示す斜視図。
【図46】折り畳み式にした防護装置についての他の実
施形態を示す斜視図。
【図47】折り畳み式にした防護装置についての他の実
施形態を示す平面図。
【図48】図47の正面図。
【図49】防護装置についての他の実施形態を示す側面
図。
【図50】図49の例の正面図。
【図51】緩衝手段の1単位を示す斜視図。
【図52】玄関を増強する例を示す側面図。
【図53】防護装置についての他の実施形態を示す斜視
図。
【図54】防護装置についての他の実施形態を示す斜視
図。
【図55】上部に収納可能な緩衝手段を装備した防護装
置を一例を示す正面図。
【図56】ガードレールを利用したベンチ例を示す斜視
図。
【図57】同ベンチ例の他の実施形態を示す正面図。
【図58】仮設機材を活用して折り畳み式の防護装置を
構成した実施形態を示す斜視図。
【図59】ベビーベッドに防護装置を構成した実施形態
を示す正面図。
【図60】図59の側面図。
【図61】ベビーベッドについての他の実施形態を示す
側面図。
【図62】仮設機材を活用して仮設小屋を構成した実施
形態を示す斜視図。
【図63】枠相互の連結状態を示す斜視図。
【図64】枠上下の連結方法を示す斜視図。
【図65】仮設小屋の他の実施形態を示す斜視図。
【図66】仮設機材により簡易風呂等を構成する例を示
す斜視図。
【図67】シート相互の取り合い状況を示す断面図。
【図68】仮設機材を用いて簡易トイレを構成した例を
示す斜視図。
【図69】ペット居住体の防護手段についての実施形態
を示す斜視図。
【図70】同防護手段の他の実施形態を示す正面図。
【図71】図70の防護手段の側面図。
【図72】図71の他の実施形態を示す側面図。
【図73】他の防護手段を示す斜視図。
【図74】他の防護手段を示す正面図。
【図75】他の防護手段を示す斜視図。
【図76】他の防護手段を示す斜視図。
【図77】他の防護手段を示す正面図。
【図78】図77の防護手段の他の実施形態を示す斜視
図。
【図79】他の防護手段を示す斜視図。
【図80】他の防護手段を示す斜視図。
【図81】他の防護手段を示す正面図。
【図82】他の防護手段を示す斜視図。
【図83】他の防護手段を示す平面図。
【図84】他の防護手段を示す図85の横断面図。
【図85】図84の縦断面図。
【符号の説明】
1…ベッド体 2…緩衝体 3…架台 4…設置面 5
…敷材 9…空間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の物品を備え、これらが集合した
    状態と分離した状態とに変換可能であり、分離した状態
    の時に避難空間が形成され得るようになっている防災装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、物品はベッド体であ
    り、同ベッド体は、分離時における少なくとも上面に発
    泡樹脂やゴム等の弾性材料を備えている防災装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、ベッド体は、その内
    部に収容空間を有する防災装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、ベッド体の
    分離は、ベッド体設置面に平行な運動によりなされるよ
    うになっている防災装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から4までのいずれかにおい
    て、ベッド体の分離は、回動を伴ってなされるようにな
    っている防災装置。
JP11376754A 1999-05-10 1999-12-16 防災装置 Pending JP2001025421A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11376754A JP2001025421A (ja) 1999-05-10 1999-12-16 防災装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16727699 1999-05-10
JP11-167276 1999-05-10
JP11376754A JP2001025421A (ja) 1999-05-10 1999-12-16 防災装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001025421A true JP2001025421A (ja) 2001-01-30

Family

ID=26491365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11376754A Pending JP2001025421A (ja) 1999-05-10 1999-12-16 防災装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001025421A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100427013C (zh) * 2005-03-23 2008-10-22 王树庆 防震床
JP2009052385A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Fujika:Kk 安全防護装置
CN101589894B (zh) * 2009-07-13 2011-05-18 刘荣山 一种地震避难救生床
JP2012217681A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Taiyo Kogyo Corp ソファ
JP2015126817A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 株式会社トラストコーポレーション ベッド
CN105747658A (zh) * 2016-05-07 2016-07-13 王萍 下陷式安全床

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100427013C (zh) * 2005-03-23 2008-10-22 王树庆 防震床
JP2009052385A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Fujika:Kk 安全防護装置
CN101589894B (zh) * 2009-07-13 2011-05-18 刘荣山 一种地震避难救生床
JP2012217681A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Taiyo Kogyo Corp ソファ
JP2015126817A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 株式会社トラストコーポレーション ベッド
CN105747658A (zh) * 2016-05-07 2016-07-13 王萍 下陷式安全床

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8851095B2 (en) Pole mounted cooler
US4779294A (en) Protective structure
US20160015186A1 (en) Convertible Bed Frame and Convertible Cover
JP5023266B2 (ja) 安全防護装置
JP2007007406A5 (ja)
JP2001025421A (ja) 防災装置
JP3312171B2 (ja) 地震等災害用の安全装置
JP2009082685A (ja) 安全防護装置
JP2001025420A (ja) 防災装置
US7562690B1 (en) Suspended bed tent
JP2001025419A (ja) 防災装置
JP2007268282A (ja) 防災装置
JP2009174287A (ja) 安全防護装置
JP2008006279A (ja) 安全防護装置
JP5194230B2 (ja) 安全防護装置
JP2007268283A (ja) 防災装置
JP5590632B1 (ja) 収納庫及びそれに用いる天板の使用方法
JP2007198111A (ja) 倒壊時安全防護方法
JP2007195940A (ja) 倒壊時安全防護方法
CA2855079A1 (en) Convertible bed frame and convertible cover
CN2356583Y (zh) 居室用抗震防砸隐蔽救生床
JP4029364B2 (ja) 災害安全装置
JPH08260751A (ja) 災害安全装置
JP2015140556A (ja) 屋内用テント
JP2004211520A (ja) 耐震装置ならびにその施工方法