JP2006283489A - 仮設住宅 - Google Patents

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Abstract

【課題】 災害時において、軽便で強度があり、プライバシーが保てて、安眠・防寒にも役立つ仮設住宅を提供せんとする。
【解決手段】 天井、床材及び壁材の芯材として紙管を用い、その外面に板を設置したものを用い、これらをピンなどの簡易組み立て手段により組み立て、前記壁材には出入用扉を設けたことを特徴とする仮設住宅。
【選択図】 図7

Description

本発明は仮設住宅、特に軽量、多品種、組み立て、分解が容易で、運搬が便利でありながら強度的にも優れた仮設住宅に関するものである。
従来技術として、段ボールを芯材とする軽量で強度にも優れ、さらに耐水性と対候性を保持した緊急用仮設住宅が提供されている。
しかし、上記従来技術は基本的に波形の芯材を用いた古くから存在する段ボール板材を用い、これの表裏面に紙シートと金属箔の複合シートを貼り付けたもので仮設住宅用の屋根材や外壁材に使用するようにしたものである。したがって、この技術は住居不定の人達が使用している段ボールの仮住宅にブルーの防水シートを掛けたものと構造上さしたる違いはなく、住宅としても特定の形態を意図したものでもなく、軽量で運搬が容易であるものの、この段ボールを外壁に使用することになると壁の横方向からの力には強いものの加重の掛り易い壁の縦方向の力(図上Y方向)に対しては弱いという欠点があった。また、この従来技術はどのように住宅を組み立てるのか不明であるばかりでなく、住宅としての明り取り、換気孔、窓、玄関、手摺り、雨水などに対する対処装置も具体的にはなっていないという問題点が解決されていなかった。
特開2000−326435
本発明が解決しようとする問題点は、分解して貯蔵しておくために場所を取らず、必要時における運搬や組み立ても簡易であり、使用時における強度も十分で、必要とあれば2DKや2LDKといった多品種住宅の設計も可能な仮設住宅を提供することにある。
本発明は、立体構造として最低必要な3面の壁材、通常は4面の壁材、天井及び床材に用いた芯材を全て高さ方向に並べた紙管とし、前記壁材は前記紙管の軸方向の内外面を板材で固着して厚さを形成し、その壁材の一部を切り欠いて出入用扉を開閉自在に設置したものであり、前記天井及び床材の前記紙管上下端には軸方向に交差して板材を固着して厚さを形成したものから成り、これら壁材と天井及び床材を組み立ててなる仮設住宅を提供せんとする。
上記請求項1の発明によれば、壁材や天井及び床材に紙管を高さ方向に並べたものを用いているために、紙管の軸方向はもちろん横方向からの力に対しても素材の重量に対して飛躍的な強度を有する仮設住宅が得られる。
また、請求項2の発明は天井と壁材、及び壁材と床材をピンと凹部により組み立て、取り外しを容易にした。
つぎに、請求項3の発明には天井の一部に紙管を対抗して露出させて切り欠き、その上に透明体を設けて明り取りとし、住宅内を明るく、より広くみせるようにした。
ついで、請求項4の発明によれば、壁材に紙管の肉厚を残した換気孔を設けることで住宅内の換気を十分にした。
さらに、請求項5の発明では、壁材に窓部と該窓部の内側にカーテンを設けることで、住居内の換気の他に開放感を持たせた。
さらにまた、請求項6の発明は、出入用扉の内側の履物を脱着する玄関の面を床材の面より高くするとともに、その近傍に手摺りを備えて老人の立ち上がりやしゃがみを容易にした。
そして、請求項7の発明によると、隙間保持部材により壁材と天井との間に隙間を持たせることで室内の空気の対流を良好にした。
さらにまた、請求項8の発明には、壁材と天井及び壁材からなる住宅の外表面に耐水性シートを被覆し、その下には床材全体を載置する雨水の受け皿を配置するとともに、該シートと受け皿間に水切り帯を設けることで、室内への浸水を防止した。
上記本発明に利用した紙管と板材の肉厚は、従来ある紙管の厚さだけでなく、それ以上のものを用いることができ、板材としては一枚のものだけでなく、ダンボール紙のように通常のもの以外に片段、2層、3層のダンボール紙を用いることもできる。
また、本発明の仮設住宅は、体育館内などの公共の施設の他に一般住宅の中でも被災時等で利用できる。
本発明では、壁材だけでなく天井や床材も、それぞれの芯材を高さ方向に紙管を並べることで、建物として横方向以上に縦方向からの外力に対して十分な強度を保持した仮設住宅を提供できる。
仮設住宅を、軽便で移動が容易であるとともに、安価で再利用もできる強度も十分な紙管を芯材とした壁材、天井及び床材から仮設住宅を実現した。
図1は、本発明である仮設住宅の透視斜視図であり、この仮設住宅は発明の主要部である紙管と板材からなる天井1,出入用扉4付きの壁材2及び床材3とで中空の長方体で作られる。図2は図1の正面図、図3は平面図、図4は右側面図(左側面図は右側面図と対称であり、背面図と底面図は他図から予測できる平坦面)である。なお、この図は4面の壁材2としての住宅を画いているが、内部に中空空間を得るためには最小3面の壁材2でよい。
これらの天井1、壁材2及び床材3は、図5に示す図2の壁材2のA−A’、図6に示す図2の床材3のB−B’、図7に示す図3のC−C’及び図8に示す図3のD−D’の各断面図、及び図9は天井の平面図であり、図10と図11とは図9と図10に示すE−E’、F−F’の各断面図に見られる。4個の壁材2は床材3の上に載置され、天井1は壁材2の上に蓋をする形態になっている。また、これら天井1、壁材2及び床材3は全て上方から下方に至る紙に並べた紙管5が所定間隔を置いて配置され、壁材2は紙管5の軸方向に沿って板材6,6’を接着剤で貼り付けて、住宅としての家の内外面を形成し、天井1と床材3の紙管5の上下端には紙管5の軸方向に交差して板材7,7’と8,8’をそれぞれ貼り付けたものからなる。
また、壁材2の正面にはその一部を切り欠いてその中に壁材2と蝶番9,9で蝶着した取っ手10付きの出入扉4(この扉は図面では化粧板で画いているが、これにも紙管5に板材を貼り付けたものを用いてもよい。)が開閉自在に配置されている。また壁材2の正面と背面には、図12と図2のG−G’断面の図13に見られる、それぞれ3個と4個の換気孔11,11’を配置して、室外から室内に空気を入れて対流させる構造にしている。壁材2を丸く切り欠いて換気孔11を設けるが、その際に紙管の両側5’,5”を残し、孔全体を内側から丸い周面ファスナ15で着脱式のネット12を張ってネズミや害虫などの侵入を防止する。
さらに、天井1には天窓を長方形に繰り抜いて、室の内側から透明の樹脂系の板かガラス板を固定した明り取り14,14’としている。
さらにまた、床材3に2個の蓋付きの穴による収納庫13,13’を設けている。
以上の構造からなる天井1、壁材2及び床材3の組み立て方法を図14と図15により説明する。
壁材の上下には2本づつのピン16,16’を突出し、これらを天井1の凹部18と床材3の凹部17に、それぞれ嵌入(離脱もできる)する。また、図16は図14や図15とは別の実施例であり、この場合3角形の隙間保持部材19にピン16’が貫通し、さらに天井の凹部18に嵌入されて隙間20から室内の空気が矢印方向に排気されるように組み立てられている。
ついで、図17に示すものは、壁材2の出入用扉4と並べて設けた窓部21であり、この窓部の内側上方にカーテンレール22を設けてカーテン23を吊している。図18では、出入用扉4の内側に手摺り24を設け、床材3の上部に敷かれた床板25に腰を掛けて床板25より低い位置にある玄関26で履物を履いてから立ち上がるときに利用するものである。また、27は左側の壁材2の上方に設置した衣紋掛けである。
さらに、上記仮設住宅は体育館などの広い場所に多数設置することを前提にしているが、これを屋外において利用する場合には雨や雪の日を想定しなければならず、そのために仮設住宅全体を鋼製の大きな受け皿28の上に乗せて利用するようにしたものである(図19)。この場合、図20や図21に示すように、天井1はもちろん壁材2の全ての外面に防止カバー29を貼着し、上記受け皿と壁材2の間の外側に水切り用の帯体30を周囲に巻き付けると止水効果が得られる。また、図19によれば、雨水や雪が前記した換気孔11,11’から室内に入らないように、各換気孔11,11’の外側に面ファスナー31で貼り付けられたエルボー状で下向きの吸・排気孔筒32を配設している。
本発明の仮設住宅は、災害時に体育館や講堂など広面積地域又は自宅内の所定箇所などの家内に設置するか、或いは学校の運動場など屋外に多数個用いることができ、その場合家屋の補強度は本発明の上下方向ではゾウを乗せても大丈夫なほどの強度があり、再地震などでも潰れることがないばかりか物が飛んできても内部の人は安全である。また、なによりも最近問題になっているプライバシーや安眠の問題から鬱病になるといったことが解決できる。さらに、防水、防寒対策にも十分対応できる。
本発明の第1の実施例を示す全体斜視図。 図1の正面図。 図1の平面図。 図1の右側面図。 図2のA−A’断面図。 図2のB−B’断面図。 図3のC−C’断面図。 図3のD−D’断面図。 本発明の構成部分である天井の平面図。 図9のE−E’断面図。 図10のF−F’断面図。 図1、図2、図7における換気孔の拡大説明図。 図12のG−G’断面図。 本発明の床材に壁材を組み立て手順を示す説明図。 図14から天井の組み立て手順を示す説明図。 本発明の第2の実施例である組み立て状態の斜視図。 本発明の第3の実施例を示す正面図。 本発明の第4の実施例を示す縦断面図。 本発明の第5の実施例を示す全体説明図。 図19の床材と受け皿部分の要部拡大図。 図19の中央横断面図。
符号の説明
1 天井
2 壁材
3 床材
4 出入用扉
9,9’ 蝶番
11 換気孔
14,14’ 明り取り
16,16’ ピン
17,18 凹部
20 隙間
21 窓
23 カーテン
24 手摺り
28 受け皿
29 防水カバー
30 水切り用の帯体

Claims (8)

  1. 少なくとも3面からなる壁材、天井及び床材が芯材を全て高さ方向に並べた紙管を基材とし、前記壁材は前記紙管の軸方向に沿った板材により厚さを形成し、その壁材の一部を切り欠いて出入用扉を開閉自在に設置したものであり、前記天井及び床材に用いた前記紙管の上下端には軸方向に交差して板材を固着して厚さを形成したものから成り、これら壁材と天井及び床材を組み立ててなる仮設住宅。
  2. 前記天井と壁材間、及び床材と壁材間には、それぞれの隅部に設けたピンと該ピンの対応する位置に設けた凹部とを嵌合して組み立ててなる請求項1に記載の仮設住宅。
  3. 前記天井には、前記紙管の一部を対抗して露出するように切り欠いて透明体を配置することで明り取りとした請求項1又は2に記載の仮設住宅。
  4. 前記壁材の所要箇所に、前記紙管の左右の肉厚を補強材として換気孔を設けた請求項1乃至3のいずれかに記載の仮設住宅。
  5. 前記壁材の所要箇所に、前記換気孔より大きな窓部を設け、該窓部の内側にはカーテンを配置した請求項1乃至4のいずれかに記載の仮設住宅。
  6. 前記出入用扉の内側に玄関を設け、前記床材の上面を前記玄関位置より高くするとともに、前記出入扉の内側か、その近傍の壁材に手摺りを備えた請求項1乃至5に記載の仮設住宅。
  7. 前記壁材の隅部と天井との間に隙間保持部材を介在させることにより、室内の空気の対流を持たせるようにした請求項1乃至5に記載の仮設住宅。
  8. 前記壁材と天井及び壁材の外表面に耐水性シートを被覆し、前記床材全体を載置する雨水の受け皿を配置するとともに、前記耐水性シートと受け皿間に水切り帯を設けてなる請求項1乃至7に記載の仮設住宅。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107605046A (zh) * 2017-08-31 2018-01-19 苏州天地彩钢制造有限公司 一种彩钢活动板房
JP2022059190A (ja) * 2020-10-01 2022-04-13 有限会社金大 戸建て住宅

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