JP5726772B2 - 洗面所の採光構造 - Google Patents

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本発明は、住宅等の建物に設けられた洗面所の採光構造に関する。
住宅等の建物では、居住者がふだん生活するリビングルームや各自の部屋を南側に配置するなどして、これらリビングルームや各自の部屋の採光性の向上を図る場合がある。これに対し、洗面台や洗濯機が設置される洗面所は、比較的日が当たりにくい建物の北側に配置される場合がある(例えば、特許文献1参照)。また、洗面所は、二階建て建物の一階や、三階建て建物の一階や二階等のように、隣家の陰になりやすい建物の低い層に配置される場合もある。
特開2000−54656号公報
洗面所の採光性を向上させるために、例えば、この洗面所を建物の南側に配置したり、隣家の陰になりにくい建物の上層階に配置したりすれば、リビングルームや各自の部屋の採光性を確保しにくくなる。このため、例えば洗面所が、建物の北側や下層階等のように比較的日の当たりにくい場所に配置されていたとしても、この洗面所の採光性を向上させたいという要望があった。
本発明の課題は、比較的日の当たりにくい場所に配置されたとしても、採光性を向上させることが可能な洗面所の採光構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図7に示すように、住宅等の建物1に設けられた洗面所10の採光構造において、
前記洗面所10は、建物1の最上階1bよりも下方の階1aに配置されており、
前記洗面所10の少なくとも一部の上方は、この洗面所10が配置された階1aから、この階1aよりも上方の階1bを通過し、建物1の屋根2に設けられた天窓3まで吹き抜ける吹抜け部20とされている洗面所10の採光構造であって、
前記洗面所10および吹抜け部20は、建物1の外壁4の内側面5に沿って配置され、この外壁4の上部に、前記屋根2が設けられており、
前記吹抜け部20は、前記外壁4の内側面5を含む複数の壁面21,22,23によって囲まれており、前記洗面所10が配置された階1aよりも上方の階1bに対して閉塞されており、
前記吹抜け部20の下端部は、前記洗面所10に向かって開口する開口部25となっており、この開口部25には、前記洗面所10の天井15と略面一となるようにルーバー26が設けられており、
前記洗面所10は、洗面台17aが設置される洗面台置場17と、洗濯機18aが設置される洗濯機置場18とを備えており、
前記洗面台置場17および前記洗濯機置場18は、前記吹抜け部20の下方に配置されてなり、
前記洗面台置場17と前記洗濯機置場18との間には、前記洗面所10の床11から天井15までの高さよりも若干高くなるように設定された仕切り壁16が、前記外壁4の内側面5から洗面所10の中央側に突出するように設けられるとともに、
前記仕切り壁16の上端部のうち洗面所中央側の端部には、前記洗面所10の天井15の下面の位置と、前記吹抜け部20を構成する壁面21の下端部の位置とに合わせて切欠部16aが形成されており、前記天井15の外壁4側端部の一部と、前記吹抜け部20を構成する壁面21を構成する面材の下端部の一部とが、前記切欠部16aの上面に載せられて支持されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、建物1の最上階1bよりも下方の階1aに配置された前記洗面所10の少なくとも一部の上方は前記吹抜け部20とされているので、前記屋根2に設けられた天窓3から差し込む太陽光を、前記吹抜け部20を通じて、前記洗面所10へと差し込ませることができる。これによって、例えば前記洗面所10が、建物1の北側や下層階等のように比較的日の当たりにくい場所に配置されていたとしても、採光性を確実に向上させることができる。しかも、前記洗面所10の採光性を向上させるために、例えば、この洗面所10を建物1の南側に配置したり、隣家の陰になりにくい建物1の上層階1bに配置したりする必要がなくなるので、前記洗面所10以外の、建物1の南側や上層階1bに配置された部屋の採光を確保できる。
また、前記洗面所10および吹抜け部20は、建物1の外壁4の内側面5に沿って配置されているので、これら洗面所10および吹抜け部20は、建物1内部の周縁部に寄せて設けられることになる。
そして、前記外壁4を利用して前記洗面所10および吹抜け部20を形成できるので、例えば前記洗面所10および吹抜け部20を、平面視において建物1の中央側に配置した場合に比して、これら洗面所10および吹抜け部20を形成しやすい。すなわち、前記外壁4を利用する分、前記洗面所10および吹抜け部20を構成する内壁を減らすことができるので、施工性やコストの面で優れる。
さらに、前記洗面所10および吹抜け部20を、建物1内部の周縁部に寄せて形成できるので、前記洗面所10以外の部屋(例えば、部屋1g,1h等)を配置しやすい。
また、前記外壁4の上部には、前記屋根2が設けられているので、この屋根2が例えば棟から前記外壁4に向かって傾斜する傾斜屋根であった場合に、前記吹抜け部20の上下方向の長さを、より短くすることができる。すなわち、前記屋根2が陸屋根の場合や、吹抜け部20が建物1の中央に形成され、前記洗面所10から屋根2までの高さが高い場合に比して、前記吹抜け部20の上下方向の長さを短くすることができるので、前記吹抜け部20を形成しやすい。
しかも、前記吹抜け部20の上下方向の長さを短くすることができるので、前記天窓3から取り込んだ太陽光を、前記洗面所10に差し込ませやすくなり、前記洗面所10の採光性をより向上できる。
また、例えば、建物の屋根が、法令上の高さ制限に対応した傾斜屋根である場合に、建物の最上階のうち、屋根の傾斜方向下方側の直下に位置する部位は、天井高が低く、デッドスペースとなる場合がある。ところが、前記屋根2が、上述のように法令上の高さ制限に対応した傾斜屋根であり、かつ前記最上階1bのうち前記屋根2の傾斜方向下方側の直下に位置する部位にデッドスペースがある場合には、前記吹抜け部20は、前記外壁4の内側面5に沿って配置されているので、前記最上階1bの天井高の低いデッドスペースを利用できることとなる。したがって、建物1の最上階1bのスペースを有効活用できる。
しかも、前記吹抜け部20は、前記外壁4の内側面5を含む複数の壁面21,22,23によって囲まれており、前記洗面所10が配置された階1aよりも上方の階1bに対して閉塞されているので、例えば前記上方の階1bに対して開放された場合に比して、太陽光の反射面を増やすことができる。これによって、前記天窓3から取り込んだ太陽光を、前記洗面所10に、前記複数の壁面5,21,22,23を反射させながら確実に、かつ効率よく差し込ませることができ、前記洗面所10の採光性をさらに向上できる。
加えて、前記洗面所10の天井15と略面一となる前記ルーバー26によって、前記洗面所10内から前記吹抜け部20への視線の一部を遮蔽しながら、前記洗面所10の天井15をフラットに見せることができ、さらに、前記天窓3から取り込んだ太陽光を、前記洗面所10に確実に差し込ませることができる。これによって、前記洗面所10の天井15の外観性を向上させつつ、前記洗面所10の採光性も向上できるので、前記洗面所10を快適に利用できる。
それに加えて、前記吹抜け部20の下方に、前記洗面台置場17および前記洗濯機置場18が配置されているので、特に、前記洗面台17aや前記洗濯機18aを使用する際に、前記天窓3から取り込んだ太陽光による明るさを強く感じることができる。
それだけでなく、仕切り壁16によって、洗面所10の天井15の外壁4側端部の一部と、吹抜け部20の壁面21を構成する面材の下端部の一部とを、下方から支持することができる。
本発明によれば、建物の最上階よりも下方の階に配置された洗面所の少なくとも一部の上方は吹抜け部とされているので、建物の屋根に設けられた天窓から差し込む太陽光を、吹抜け部を通じて、洗面所へと差し込ませることができる。これによって、例えば洗面所が、建物の北側や下層階等のように比較的日の当たりにくい場所に配置されていたとしても、採光性を確実に向上させることができる。しかも、洗面所の採光性を向上させるために、例えば、この洗面所を建物の南側に配置したり、隣家の陰になりにくい建物の上層階に配置したりする必要がなくなるので、洗面所以外の、建物の南側や上層階に配置された部屋の採光を確保できる。
それだけでなく、仕切り壁によって、洗面所の天井の外壁側端部の一部と、吹抜け部の壁面を構成する面材の下端部の一部とを、下方から支持することができる。
本発明に係る洗面所の採光構造が適用される建物を示す北側立面図である。 同、建物の二階を示す平断面図である。 同、建物の三階を示す平断面図である。 洗面所の北側の内観および吹抜け部の下端部を示す断面図である。 洗面所の東側の内観および吹抜け部の下端部を示す断面図である。 図5に示す吹抜け部の下端部の拡大図である。 図4に示す吹抜け部の下端部の拡大図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1において符号1は、建物を示す。この建物1は、一階と、二階1aと、三階1bとからなる三階建ての住宅とされており、上部には屋根2が設けられている。なお、本実施の形態において、前記屋根2は、法令上の高さ制限に対応した傾斜屋根とされており、特に、棟2aの両側に傾斜する屋根面を備えた切妻屋根とされている。
また、建物1の周囲は外壁4によって構成されており、この外壁4の上部に、前記屋根2が設けられた状態となっている。
建物1の各階には、それぞれ複数の部屋が設けられており、これら各階は、階段1cおよび螺旋階段1dによって接続されている。
前記一階には、図1に示すように玄関1eや部屋1f等が設けられている。
前記二階1aの南側には、図2に示すように、前記螺旋階段1dが設置されるとともに、リビングルームとダイニングルームとキッチンルームの機能を一室に併存させた部屋1gが配置されている。
また、前記二階1aの北側には、前記階段1cに隣接してトイレ7および廊下9が配置されている。さらに、これらトイレ7および廊下9に隣接して洗面所10が配置されている。さらに、この洗面所10に隣接して浴室8が配置されている。前記階段1cと、前記トイレ7および廊下9と、前記洗面所10と、前記浴室8とは、東西方向に並列した状態となっている。
前記三階1bには、前記階段1cと、廊下と、この廊下の北側に位置するとともに非常用進入口として利用されるバルコニーと、前記螺旋階段1dの上端部に位置する部屋と、この部屋の西側に配置された部屋1hとが設けられている。
前記洗面所10は、図1〜図3に示すように、建物1の最上階である三階1bよりも下方の二階1aに配置されている。
また、前記洗面所10の少なくとも一部の上方は、この洗面所10が配置された二階1aから、この二階1aよりも上方の三階1bを通過し、建物1の屋根2に設けられた天窓3まで吹き抜ける吹抜け部20とされている。
すなわち、前記天窓3から取り込んだ太陽光を、前記吹抜け部20を通じて、前記洗面所10へと差し込ませることができるようになっている。
なお、前記天窓3は、図1に示すように、前記屋根2に複数設けられているが、この天窓3は前記洗面所10および吹抜け部20の直上に位置するものだけを指す。
また、日本では、太陽は、東の方角から昇り、南の空を通過して西へと沈む軌道を描くようにして移動するため、太陽光は南側から直射日光として降り注がれるが、太陽光としては、このような直射日光だけでなく、天空のあらゆる方向から地上に到達する天空光もある。したがって、前記二階1aの北側に配置された洗面所10の直上の前記天窓3からは、前記洗面所10に向かって、天空光が多く差し込まれることになる。
前記洗面所10および吹抜け部20は、図2〜図7に示すように、上部に前記屋根2が設けられた前記外壁4の内側面5に沿って配置されている。すなわち、これら洗面所10および吹抜け部20は、建物1内部の周縁部に寄せて設けられることになる。
また、これら洗面所10および吹抜け部20は、特に、北側の外壁4の内側面5に沿って配置されている。すなわち、これら洗面所10および吹抜け部20は、建物1の南側でもなく、平面視において建物1の中央側でもなく、建物1内部の北側の周縁部に寄せて配置されていることになる。
そして、このように前記外壁4を利用して前記洗面所10および吹抜け部20を形成できるので、例えば前記洗面所10および吹抜け部20を、平面視において建物1の中央側に配置した場合に比して、これら洗面所10および吹抜け部20を形成しやすい。すなわち、前記外壁4を利用する分、前記洗面所10および吹抜け部20を構成する内壁を減らすことができるので、施工性やコストの面で優れる。
さらに、前記洗面所10および吹抜け部20を、建物1内部の周縁部に寄せて形成できるので、前記洗面所10以外の部屋1g等を配置しやすい。
また、前記屋根2は、法令上の高さ制限に対応した傾斜屋根であるため、前記最上階1bのうち前記屋根2の傾斜方向下方側の直下に位置する部位で、かつ前記外壁4の壁際に天井高の低いデッドスペースが生じやすくなるが、前記吹抜け部20は、前記外壁4の内側面5に沿って配置されているので、前記最上階1bの天井高の低いデッドスペースを利用できることとなる。したがって、建物1の最上階1bのスペースを有効活用できる。
また、前記外壁4の上部には、上述のように前記屋根2が設けられているので、本実施の形態のように、前記屋根2が切妻屋根等の傾斜屋根であった場合には、前記吹抜け部20の上下方向の長さを、より短くすることができる。すなわち、前記屋根2が陸屋根の場合や、前記吹抜け部20が平面視において建物1の中央側に形成され、前記洗面所10から屋根2までの高さが高い場合に比して、前記吹抜け部20の上下方向の長さを短くすることができるので、前記吹抜け部20を形成しやすい。
しかも、前記吹抜け部20の上下方向の長さを短くすることができるので、前記天窓3から取り込んだ太陽光を、前記洗面所10に差し込ませやすくなり、前記洗面所10の採光性をより向上できる。
次に、前記洗面所10の詳細について説明する。
前記洗面所10は、前記外壁4の内側面5を含む複数の壁面12,13,14によって囲まれている。すなわち、前記洗面所10は、前記複数の壁面5,12,13,14で囲まれることによって、一つの部屋領域として構成されている。
前記洗面所10を構成する複数の壁面5,12,13,14のうち、前記外壁4の内側面5と対向する壁面12には開口部が形成されており、この開口部の内側(前記部屋1g側)には、図2,図5に示すように、収納部12aが設けられている。
前記壁面13には、前記洗面所10と前記廊下9とを行き来するための出入口13aが設けられている。すなわち、この出入口13aは、前記廊下9に向かって開口する開口部と、この開口部に取り付けられる建具とによって構成されている。
前記壁面14には、前記洗面所10と前記浴室8とを行き来するための出入口14aが設けられている。すなわち、この出入口14aは、前記浴室8に向かって開口する開口部と、この開口部に取り付けられる建具とによって構成されている。
また、前記洗面所10は、洗面台17aが設置される洗面台置場17と、洗濯機18aが設置される洗濯機置場18とを備える。
さらに、これら洗面台置場17と洗濯機置場18との間には、図2,図4〜図7に示すように、前記洗面所10の床11から天井15までの高さよりも若干高くなるように設定された仕切り壁16が設けられている。
前記仕切り壁16は、平面視において、例えば袖壁のように、前記外壁4の内側面5から洗面所10の中央側に突出するようにして配置されている。
また、前記仕切り壁16の上端部のうち洗面所10中央側の端部は、前記洗面所10の天井15の下面の位置と、前記吹抜け部20を構成する壁面21(後述する)の下端部の位置とに合わせて形成された切欠部16aとなっている。したがって、前記天井15の外壁4側端部の一部と、後述する壁面21を構成する面材の下端部の一部とが、前記仕切り壁16の切欠部16aの上面に載せられ、支持された状態となっている。
また、前記仕切り壁16の上端部のうち、前記切欠部16aを除く部分は、前記天井15よりも若干高い位置に設けられており、前記吹抜け部20の領域に入った状態となっている。この仕切り壁16の上端部には、図4〜図7に示すように、この上端部の両端辺を見切る見切り枠材16bが取り付けられている。これによって、前記仕切り壁16の上端部の外観性を向上させることができる。
前記洗面台置場17は、図2,図4,図5に示すように、前記仕切り壁16と前記壁面13との間に位置し、前記洗面台17aを設置するための領域を指している。
また、前記洗面台17aは、洗面ボウルやカウンター、鏡付収納棚等を備えた従来周知のものが採用されている。
前記洗濯機置場18は、図2,図4,図5に示すように、前記仕切り壁16と前記壁面14との間に位置し、前記洗濯機18aを設置するための領域を指している。
また、この洗濯機置場18には、図示はしないが、前記洗濯機18aの排水を流すための排水設備が設けられているものとする。
さらに、前記洗面台置場17および前記洗濯機置場18は、前記吹抜け部20の下方に配置されているものとする。より詳細には、前記仕切り壁16の切欠部16aの上面に、後述する壁面21の下端部の一部が載せられているので、前記洗面台置場17および前記洗濯機置場18の領域の上方にのみ、前記吹抜け部20が設けられることになる。
そして、このように前記吹抜け部20の下方に、前記洗面台置場17および前記洗濯機置場18が配置されているので、特に、前記洗面台17aや前記洗濯機18aを使用する際に、前記天窓3から取り込んだ太陽光による明るさを強く感じることができる。
また、前記外壁4には、図1,図2,図4に示すように、前記洗濯機置場18に面して配置される窓6が設けられている。なお、この窓6からも採光できるので、前記洗面所10の採光効率を高めることができる。
さらに、この外壁4には、前記トイレ7に面して配置される窓7aと、前記浴室8に面して配置される窓8aも設けられている。
次に、前記吹抜け部20の詳細について説明する。
前記吹抜け部20は、前記外壁4の内側面5を含む複数の壁面21,22,23によって囲まれている。すなわち、前記吹抜け部20は、前記複数の壁面5,21,22,23によって角筒状に構成されている。
また、この吹抜け部20の下端部は、前記洗面所10に向かって開口する開口部25となっており、上端部には前記天窓3が設けられている。
さらに、前記吹抜け部20は、前記洗面所10が配置された階1aよりも上方の階1bに対して閉塞されている。すなわち、この吹抜け部20を構成する複数の壁面5,21,22,23には、例えば開口部等が形成されず、この吹抜け部20が前記三階1bの部屋等に対して開放されないように構成されている。
そして、このように前記吹抜け部20が、前記洗面所10が配置された階1aよりも上方の階1bに対して閉塞されているので、この吹抜け部20が、例えば前記三階1bに対して開放された場合に比して、太陽光の反射面を増やすことができる。これによって、前記天窓3から取り込んだ太陽光を、前記洗面所10に、前記複数の壁面5,21,22,23を反射させながら確実に、かつ効率よく差し込ませることができる。
なお、前記吹抜け部20を構成する複数の壁面5,21,22,23のうち、前記外壁4の内側面5と対向する壁面21は、前記三階1bの部屋1hを構成する壁の外側面に位置するものである。したがって、前記部屋1hを構成する壁を利用して前記吹抜け部20を形成できることになる。すなわち、前記吹抜け部20は、前記部屋1hの北側に隣接して配置されてはいるものの、これら吹抜け部20と前記部屋1hとは、前記壁によって隔絶された状態となっている。
さらに、この壁面21を構成する面材の下端部は、上述のように前記仕切り壁16の切欠部16aの上面に載せられている。
また、前記壁面22は、前記トイレ7側に配置されるとともに、前記内側面5の側端部と前記壁面21の側端部間に設けられている。
また、前記壁面23は、前記浴室8側に配置されるとともに、前記内側面5の側端部と前記壁面21の側端部間に設けられている。
なお、前記複数の壁面5,21,22,23には、光を反射しやすい白色や銀色等の化粧シートや塗装材、鏡などの反射手段が設けられていてもよい。
前記複数の壁面21,22,23を構成する面材は、図4〜図7に示すように、前記洗面所10の天井裏に配置された複数の結合材15aによって、前記天井15の面材と結合されている。
なお、この結合材15aは、図示はしないが、前記洗面所10の周囲の構造材に対して強固に固定されているものとする。
また、前記天井15の天井裏には換気装置15bが設置されているが、前記天井15自体も前記結合材15aによって支持されているため、前記換気装置15bを確実に支持できるようになっている。
また、前記吹抜け部20を囲む複数の壁面5,21,22,23の一方には、照明器具24が取り付けられている。本実施の形態においては、この照明器具24は、図5,図6に示すように、前記壁面21に取り付けられており、視界に入りにくく、間接照明としての機能を発揮できるようになっている。
また、この照明器具24は、前記壁面21の幅寸法に沿って長尺に形成されており、前記洗面台置場17の上方と、前記洗濯機置場18の上方とにわたって設けられている。
このように照明器具24を取り付けておけば、例えば天気の悪い日や夜間など、必要に応じて前記洗面所10内を明るくすることができるので、好ましい。
なお、この照明器具24は、図示しない電源に接続され、電力供給されているものとする。
また、前記吹抜け部20の下端部の前記開口部25には、図4〜図7に示すように、前記洗面所10の天井15と略面一となるようにルーバー26が設けられている。このルーバー26は、複数の羽板を格子状に縦横に組んでなるものであり、光や空気が通過する多数の孔が形成されたものである。
なお、上述のように、前記仕切り壁16の上端部の切欠部16aを除く部分が、前記天井15よりも若干高い位置に設けられているので、前記開口部25は、図4,図7に示すように、前記仕切り壁16の上端部によって、前記洗面台置場17側と、前記洗濯機置場18側とに仕切られた状態となっている。
したがって、前記ルーバー26も、前記開口部の25の前記洗面台置場17側と、前記洗濯機置場18側のそれぞれに設けられている。
また、前記ルーバー26は、図6,図7に示すように、前記仕切り壁16の上端部の側面や、前記複数の壁面5,21,22,23に取り付けられた複数の支持部材27によって支持されている。
前記支持部材27は、断面略L字状に形成されており、この支持部材27の長さ方向に同一断面となるように構成されている。すなわち、いわゆる断面L型に形成されたアングル材のように形成されている。
そして、このようなルーバー26によれば、前記洗面所10内から前記吹抜け部20への視線の一部を遮蔽しながら、前記洗面所10の天井15をフラットに見せることができ、さらに、前記天窓3から取り込んだ太陽光を、前記洗面所10に確実に差し込ませることができる。なお、前記壁面21には、前記照明器具24が取り付けられているので、前記ルーバー26によって前記照明器具24を遮蔽することができる。
これによって、前記洗面所10の天井15の外観性を向上させつつ、前記洗面所10の採光性も向上できるので、前記洗面所10を快適に利用できる。
また、図示はしないが、本実施の形態の建物1が、箱状に形成された建物ユニットを複数並べて組み合せることで構築されるユニット式建物である場合には、前記吹抜け部20内に、例えば水平筋交い(水平ブレース)等の建物ユニットの一部が露出する場合があるが、前記ルーバー26が前記開口部25に設けられているので、このルーバー26によって前記水平筋交い等の建物ユニットの一部を遮蔽することができる。
なお、前記天窓3や前記窓6を始めとする各種窓は、本実施の形態においては開閉自在に設定されており、採光だけでなく、換気も適宜行うことが可能となっている。ただし、これに限られるものではなく、例えば雨仕舞いの都合等で、前記天窓3を嵌め殺しにしても良く、適宜変更可能である。
本実施の形態によれば、建物1の最上階1bよりも下方の階1aに配置された前記洗面所10の少なくとも一部の上方は前記吹抜け部20とされているので、前記屋根2に設けられた天窓3から差し込む太陽光を、前記吹抜け部20を通じて、前記洗面所10へと差し込ませることができる。これによって、例えば前記洗面所10が、建物1の北側や下層階等のように比較的日の当たりにくい場所に配置されていたとしても、採光性を確実に向上させることができる。しかも、前記洗面所10の採光性を向上させるために、例えば、この洗面所10を建物1の南側に配置したり、隣家の陰になりにくい建物1の上層階1bに配置したりする必要がなくなるので、前記洗面所10以外の、建物1の南側や上層階1bに配置された部屋の採光を確保できる。
1 建物
1a 下階(二階)
1b 上階(三階)
2 屋根
3 天窓
4 外壁
5 内側面
10 洗面所
20 吹抜け部
21 壁面
22 壁面
23 壁面

Claims (1)

  1. 住宅等の建物に設けられた洗面所の採光構造において、
    前記洗面所は、建物の最上階よりも下方の階に配置されており、
    前記洗面所の少なくとも一部の上方は、この洗面所が配置された階から、この階よりも上方の階を通過し、建物の屋根に設けられた天窓まで吹き抜ける吹抜け部とされている洗面所の採光構造であって、
    前記洗面所および吹抜け部は、建物の外壁の内側面に沿って配置され、この外壁の上部に、前記屋根が設けられており、
    前記吹抜け部は、前記外壁の内側面を含む複数の壁面によって囲まれており、前記洗面所が配置された階よりも上方の階に対して閉塞されており、
    前記吹抜け部の下端部は、前記洗面所に向かって開口する開口部となっており、この開口部には、前記洗面所の天井と略面一となるようにルーバーが設けられており、
    前記洗面所は、洗面台が設置される洗面台置場と、洗濯機が設置される洗濯機置場とを備えており、
    前記洗面台置場および前記洗濯機置場は、前記吹抜け部の下方に配置されてなり、
    前記洗面台置場と前記洗濯機置場との間には、前記洗面所の床から天井までの高さよりも若干高くなるように設定された仕切り壁が、前記外壁の内側面から洗面所の中央側に突出するように設けられるとともに、
    前記仕切り壁の上端部のうち洗面所中央側の端部には、前記洗面所の天井の下面の位置と、前記吹抜け部を構成する壁面の下端部の位置とに合わせて切欠部が形成されており、前記天井の外壁側端部の一部と、前記吹抜け部の壁面を構成する面材の下端部の一部とが、前記切欠部の上面に載せられて支持されていることを特徴とする洗面所の採光構造。
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