JP2008144560A - サンルーム - Google Patents
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Abstract
【課題】建物の外壁に取り付けられたサンルームの上階のバルコニーがある場合でも天井面からの採光性を確保することができるサンルームを提供すること。
【解決手段】サンルーム1は、サンルーム部2とバルコニー部3を有し、バルコニー部3はサンルーム部2の上方に設けられ、バルコニー部3の床面31はサンルーム部2の天井面を構成し、バルコニー部3の床面31は光透過性を有することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】サンルーム1は、サンルーム部2とバルコニー部3を有し、バルコニー部3はサンルーム部2の上方に設けられ、バルコニー部3の床面31はサンルーム部2の天井面を構成し、バルコニー部3の床面31は光透過性を有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、建物の外壁に取り付けられるサンルームに関する。
従来、建物の外壁に取り付けられるサンルームの多くは、正面、両側面、および天井面が透明又は半透明のガラスやアクリル板等により構成されている。
上記のようなサンルームを建物の1階部分の外壁に設けた場合、このサンルームの天井面の上部に建物の2階のバルコニーがあるとサンルームへの日射が遮られてしまうという問題点があった。即ち、バルコニーの床部により日射が遮断されてしまうために、サンルームの天井面がこのバルコニーの床部の影に入ってしまう。
上記問題に鑑み、本発明は、建物の外壁に取り付けられたサンルームの上階のバルコニーがある場合でも天井面からの採光性を確保することができるサンルームを提供することを目的とする。
本発明に係るサンルームは、サンルーム部とバルコニー部を有し、前記バルコニー部は、前記サンルーム部の上方に設けられ、
前記バルコニー部の床面は、前記サンルーム部の天井面を構成し、前記バルコニー部の前記床面は光透過性を有することを特徴とする。
前記バルコニー部の床面は、前記サンルーム部の天井面を構成し、前記バルコニー部の前記床面は光透過性を有することを特徴とする。
本発明に係るサンルームは、サンルーム部とバルコニー部を有し、前記バルコニー部は、前記サンルーム部の上方に設けられ、前記バルコニー部の床面は、前記サンルーム部の天井面と離間して空気層を挟むようにして設けられており、前記バルコニー部の前記床面は光透過性を有し、前記サンルーム部の前記天井面は半透明であることを特徴とする。
さらに、本発明に係るサンルームは、前記サンルーム部と前記バルコニー部の建物接合柱が単一の支柱から構成されていることが好ましい。
さらに、本発明に係るサンルームは、前記建物接合柱には前記サンルーム部のデッキ側部ブラケット、前記バルコニー部のデッキ側部ブラケット、及び前記バルコニー部の手すり側部ブラケットが固定されていることが好ましい。
さらに、本発明に係るサンルームは、前記サンルーム部の側面部材が前記バルコニー部の前記床面の荷重を分担支持するように前記バルコニー部のデッキ側部ブラケットの直下に配置されていることが好ましい。
さらに、本発明に係るサンルームは、前記建物接合柱が、前記バルコニー部の雨排水用の縦樋を内装していることが好ましい。
請求項1記載の本発明に係るサンルームは、バルコニー部がサンルーム部の上方に設けられ、バルコニー部の床面がサンルーム部の天井面を構成し、床面が光透過性を有することを特徴としている。このため、サンルーム部の上部にバルコニー部が設けられているにもかかわらず、サンルーム部への日射がバルコニー部の床面によって遮られることがなく、十分な採光性を確保することができる。
請求項2記載の本発明に係るサンルームは、バルコニー部の床面とサンルーム部の天井面とを離間して空気層を挟むように設け、床面は光透過性を有し、また、サンルーム部の天井面は半透明であることを特徴とする。バルコニー部の床面が汚れた場合でも、サンルーム部の天井面が半透明であるために、その汚れがサンルーム部の内部からははっきりと視認することができないという利点がある。また、空気層はバルコニー部の床面とサンルーム部の天井面との間の熱伝導を妨げ、サンルーム部の天井面に発生する結露を減少させる効果を有する。
請求項3記載の本発明に係るサンルームは、サンルーム部とバルコニー部の建物接合柱が単一の支柱から構成されている。従って、建物への取り付け作業が非常に容易であると共に強度に優れ、外観にもすっきりとした印象を与えることができる。
請求項4記載の本発明に係るサンルームは、建物接合柱にはサンルーム部のデッキ側部ブラケット、バルコニー部のデッキ側部ブラケット、及びバルコニー部の手すり側部ブラケットが固定されていることを特徴とする。建物接合柱に、サンルームのすべての側部ブラケットが固定されているため、サンルーム全体の剛性を向上することができると共に、生産性及び施工性に優れるという利点がある。
請求項5記載の本発明に係るサンルームは、サンルーム部の側面部材がバルコニー部の床面の荷重を分担支持するようにバルコニー部のデッキ側部ブラケットの直下に配置されていることを特徴とする。サンルーム部の側面部材に荷重を分担させることにより、バルコニーの床の剛性を確保することができるため、支柱の数を減少させることができる。
請求項6記載の本発明に係るサンルームは、建物接合柱がバルコニー部の雨排水用の縦樋を内装している。バルコニー部の縦樋が内装されているため、シンプルな外観を提供することが可能となり、また、優れた施工性を実現している。
以下、図1ないし図2を参照しつつ本発明の実施形態について詳細に説明する。本実施形態のサンルーム1は、サンルーム部2とバルコニー部3を有し、バルコニー部3はサンルーム部2の上方に設けられ、バルコニー部3の床面31はサンルーム部2の天井面を構成し、バルコニー部3の床面31は光透過性を有することを特徴とする。
サンルーム部2は、建物の開口部Aに設けられており、後述するバルコニー部3と共に、単一の支柱である建物接合柱11により建物の1階部分に取り付けられている。サンルーム部2は、デッキ部21、両側の側面部材である側方ガラス22、正面ガラス23、及び正面ガラス引き戸24を有し、全体として直方体形状となっている。
サンルーム部2のデッキ部21は、両側に配置されているデッキ側部ブラケット11aと正面側に配置されているデッキ正面ブラケット11dにより支持されている。両側に配置されている側方ガラス22は、後述するバルコニー部3のデッキ部31の荷重を分担支持するようにバルコニー部3のデッキ側部ブラケット11bの直下に配置されており、その下辺部はサンルーム2のデッキ側部ブラケット11aにより支持されている。正面ガラス23は、後述するバルコニー部3のデッキ正面ブラケット11eに上辺部が支持され、その下辺部はサンルーム2のデッキ正面ブラケット11dにより支持されている。なお、正面ガラス引き戸24は、その両側に配置されている正面ガラス23の間において開閉可能となっている。
バルコニー部3は、建物の2階部分のガラス引き戸Bの正面において、建物接合柱11によって取り付けられている。バルコニー部3は、床面31、両側の側面部材である側方ガラス32、及び正面ガラス33を有している。これら床面31、側方ガラス32、及び正面ガラス33は光透過性を有しているために、バルコニー部3の光遮蔽性は最小限度に抑えられている。
バルコニー部3の床面31は十分な強度を有する厚手のガラス製等であり、サンルーム部2の天井面を構成している。この床面31は、バルコニー部3のデッキ側部ブラケット11b、デッキ正面ブラケット11e、及びデッキ背面ブラケット11gにより支持されている。側方ガラス32は、バルコニー部3の手すり側部ブラケット11cに上辺部が支持され、その下辺部はデッキ側部ブラケット11bにより支持されている。正面ガラス33は、バルコニー部3の手すり正面ブラケット11fに上辺部が支持され、その下辺部はデッキ正面ブラケット11eにより支持されている。
建物接合柱11は内部空間(図示せず)を有する鋼材を合成樹脂製のカバー部材等で覆ったものであり、サンルーム部2のデッキ側部ブラケット11a、バルコニー部3のデッキ側部ブラケット11b、及びバルコニー部3の手すり側部ブラケット11cが固定されている。即ち、これらブラケット11a、11b、11cは、略E字型になるように建物接合柱11に取り付けられている。
また、建物接合柱11の上記内部空間内には合成樹脂製等のパイプ材による縦樋(図示せず)が設けられている。この縦樋の上端はバルコニー部3の床面31の側部に開口し、その下端は地面直上に開口している。この縦樋によりバルコニー部3の雨水を排水することができる。
以下、本実施形態の作用効果を説明する。
本実施形態のサンルーム1は、バルコニー部3がサンルーム部2の上方に設けられ、バルコニー部3の床面31がサンルーム部2の天井面を構成し、床面31が光透過性を有するガラスであることを特徴としている。このため、サンルーム部2の上部にバルコニー部3が設けられているにもかかわらず、サンルーム部2への日射がバルコニー部3の床面31によって遮られることがなく、十分な採光性を確保することができる。
本実施形態のサンルーム1は、バルコニー部3がサンルーム部2の上方に設けられ、バルコニー部3の床面31がサンルーム部2の天井面を構成し、床面31が光透過性を有するガラスであることを特徴としている。このため、サンルーム部2の上部にバルコニー部3が設けられているにもかかわらず、サンルーム部2への日射がバルコニー部3の床面31によって遮られることがなく、十分な採光性を確保することができる。
さらに、本実施形態のサンルーム1は、サンルーム部2とバルコニー部3の建物接合柱11が単一の支柱から構成されている。従って、建物への取り付け作業が非常に容易であると共に強度に優れ、外観にもすっきりとした印象を与えることができる。
さらに、本実施形態のサンルーム1は、建物接合柱11にはサンルーム部2のデッキ側部ブラケット11a、バルコニー部3のデッキ側部ブラケット11b、及びバルコニー部3の手すり側部ブラケット11cが固定されていることを特徴とする。建物接合柱11に、サンルーム1のすべての側部ブラケット11a、11b、11cが固定されているため、サンルーム1全体の剛性を向上することができると共に、生産性及び施工性に優れるという利点がある。
さらに、本実施形態のサンルーム1は、サンルーム部2の側面部材である側方ガラス22がバルコニー部3の床面31の荷重を分担支持するようにバルコニー部3のデッキ側部ブラケット11bの直下に配置されていることを特徴とする。サンルーム部2の側方ガラス22に荷重を分担させることにより、バルコニー部3の床の剛性を確保することができるため、支柱の数を減少させることができる。このため、本実施形態においては側方ガラス22と正面ガラス23との間に支柱を設ける必要が無い。
さらに、本実施形態のサンルーム1は、建物接合柱11がバルコニー部3の雨排水用の縦樋を内装している。バルコニー部3の縦樋が内装されているため、シンプルな外観を提供することが可能となり、また、優れた施工性を実現している。
上記実施形態において、サンルーム部2の側方ガラス22、正面ガラス23、及び正面ガラス引き戸24、また、バルコニー部3の床面31、側方ガラス32、及び正面ガラス33は、すべてガラス製であるが、これら部材の全部又は一部は光透過性のあるアクリル部材等によっても代替可能である。また、光透過性があれば、透明、半透明を問わない。
なお、本発明に係る他の実施形態として、図2に示すように、サンルーム部2に天井面25を設け、バルコニー部3の床面31とこの天井面25とを離間して設けることも可能である。床面31は光透過性を有する材料で構成し、また、サンルーム部の天井面25は半透明である材料で構成する。本実施形態においては、床面31が汚れた場合でも、天井面25が半透明であるために、その汚れがサンルーム部2の内部からははっきりと視認することができないという利点がある。また、空気層はバルコニー部3の床面31とサンルーム部2の天井面25との間の熱伝導を妨げ、サンルーム部2の天井面25に発生する結露を減少させる効果を有する。
1、1a サンルーム
11 建物接合柱
11a、11b デッキ側部ブラケット
11c 手すり側部ブラケット
11d、11e デッキ正面ブラケット
11f 手すり正面ブラケット
11g デッキ背面ブラケット
2 サンルーム部
21 デッキ部
22 側方ガラス
23 正面ガラス
24 ガラス引き戸
25 天井面
3 デッキ部
31 床面
32 側方ガラス
33 正面ガラス
A 開口部
B ガラス引き戸
11 建物接合柱
11a、11b デッキ側部ブラケット
11c 手すり側部ブラケット
11d、11e デッキ正面ブラケット
11f 手すり正面ブラケット
11g デッキ背面ブラケット
2 サンルーム部
21 デッキ部
22 側方ガラス
23 正面ガラス
24 ガラス引き戸
25 天井面
3 デッキ部
31 床面
32 側方ガラス
33 正面ガラス
A 開口部
B ガラス引き戸
Claims (6)
- サンルーム部とバルコニー部を有し、
前記バルコニー部は、前記サンルーム部の上方に設けられ、
前記バルコニー部の床面は、前記サンルーム部の天井面を構成し、
前記バルコニー部の前記床面は光透過性を有することを特徴とするサンルーム。 - サンルーム部とバルコニー部を有し、
前記バルコニー部は、前記サンルーム部の上方に設けられ、
前記バルコニー部の床面は、前記サンルーム部の天井面と離間して空気層を挟むようにして設けられており、
前記バルコニー部の前記床面は光透過性を有し、
前記サンルーム部の前記天井面は半透明であることを特徴とするサンルーム。 - 前記サンルーム部と前記バルコニー部の建物接合柱は単一の支柱から構成されている請求項1又は請求項2記載のサンルーム。
- 前記建物接合柱には前記サンルーム部のデッキ側部ブラケット、前記バルコニー部のデッキ側部ブラケット、及び前記バルコニー部の手すり側部ブラケットが固定されていることを特徴とする請求項3記載のサンルーム。
- 前記サンルーム部の側面部材は前記バルコニー部の前記床面の荷重を分担支持するように前記バルコニー部のデッキ側部ブラケットの直下に配置されていることを特徴とする請求項4記載のサンルーム。
- 前記建物接合柱は、前記バルコニー部の雨排水用の縦樋を内装している請求項3記載のサンルーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006357114A JP2008144560A (ja) | 2006-12-08 | 2006-12-08 | サンルーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006357114A JP2008144560A (ja) | 2006-12-08 | 2006-12-08 | サンルーム |
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JP2008144560A true JP2008144560A (ja) | 2008-06-26 |
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Family Applications (1)
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JP2006357114A Pending JP2008144560A (ja) | 2006-12-08 | 2006-12-08 | サンルーム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011163065A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Daiwa House Industry Co Ltd | 採光装置 |
CN110965638A (zh) * | 2019-12-19 | 2020-04-07 | 黄孟军 | 一种集成式节能环保建筑 |
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JPS5862701U (ja) * | 1981-10-23 | 1983-04-27 | ナショナル住宅産業株式会社 | 付属構築物 |
JPS6132354U (ja) * | 1984-07-30 | 1986-02-27 | 勝也 尾田 | バルコニ−支柱を利用したサンル−ム |
JPH08260636A (ja) * | 1995-03-23 | 1996-10-08 | Ykk Architect Prod Kk | 簡易屋根 |
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JP2003074204A (ja) * | 2001-09-07 | 2003-03-12 | Misawa Homes Co Ltd | 屋根付き構築物 |
-
2006
- 2006-12-08 JP JP2006357114A patent/JP2008144560A/ja active Pending
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