JP7058462B2 - 換気部材及び軒部通気構造 - Google Patents

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Description

本発明は、通気層を備えた外壁と垂木の間の空間に配置され、屋根裏及び外壁通気層と外気の換気を行うための換気部材及び当該換気部材を備えた軒部通気構造に関するものである。
従来の屋根裏の劣化防止や法上の要請から、通気構造を備えた軒部通気構造が求められている。通気構造を有する軒部構造の例としては、例えば、特許文献1(特開2013-147818号公報)に開示されているものが知られている。
特許文献1には、窯業系材料で構成された化粧板本体の裏面の下端部にコの字状の金属で構成され、下面と上面に通気口を形成した換気部材を取り付け、当該換気部材を介して屋根裏と外気の換気を行う換気構造が開示されている。
この構造では、換気部材の背面を外壁の表面に当接させることによって、外壁と換気部材との間からの雨水等の侵入を防止することができる。
特開2013-147818号公報
しかし、特許文献1の換気構造は、換気部材の背面と外壁とが当接するため、化粧板を固定する垂木を軒桁に対して突出させる必要があり、屋根の端部を外壁に対して突出した位置とせざるを得ないという問題があった。また、外壁の上方部分に換気部材が露出した構成となっており、下側からみると換気部材が視認される構成となっていた。
また、換気部材の背面を外壁に当接させ、垂木との隙間調整のために下地材を用いるなど、寸法精度が求められる構造であるが、一般的に無機材料は寸法精度が悪いため、施行現場での調整が必要となるという問題があった。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、屋根の外壁に対する突出量を小さくすることができ、組み付け時の寸法精度の向上を図ることができる、換気部材及び軒部通気構造を提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の軒部通気構造を提供する。
本発明の第1態様によれば、換気部材を通して、屋根裏及び外壁の通気層と外気との通気を行う軒部通気構造であって、
前記換気部材は、
無機系材料で構成された換気部材本体と、
前記換気部材本体の下背面側に固定され、前記換気部材の前面下部から背後部分を構成し、軒部の内外を連通させる通気口を備えた換気金具と、
前記換気金具の底面よりも下方に突出するように構成された通気経路形成リブと
前記換気金具の背面側上部に設けられ、換気部材取付面に当接する取り付け基準面を備えた背面突部を備え、
前記通気経路形成リブが前記外壁に、前記背面突部が前記換気部材取付面にそれぞれ当接するように配置されて、前記換気部材の背面及び底面とで画定された領域に、外壁材の通気層との通気経路が形成されていることを特徴とする、軒部通気構造を提供する。
本発明の第2態様によれば、軒桁と垂木の端面は略同一面となるように構成されていることを特徴とする、第1態様の軒部通気構造を提供する。

本発明の第3態様によれば、前記背面突部は、前記換気金具の背面側に幅方向に伸びるリブとして形成されていることを特徴とする、第1又は第2態様の軒部通気構造を提供する。
本発明の第4態様によれば、前記換気金具に設けられた通気口は、前記背面突部に設けられていることを特徴とする、第3態様の軒部通気構造を提供する。

本発明の第5態様によれば、前記外壁は、壁下地材の外面に取付けられた胴縁を介して取付けられた外装材を備え、前記壁下地材と外装材の間の空間を通気層とすることを特徴とする、第1から4態様のいずれか1つの軒部通気構造を提供する。

本発明の第6態様によれば、垂木に載置された野地板と通気層を備えた外壁の間の空間に前記外壁を支持する軒桁又は前記垂木の表面の換気部材取付面に沿って設けられ、天井裏及び前記外壁の通気層と外気との通気を行う換気部材であって、
前記換気部材は、
無機系材料で構成された換気部材本体と、
前記換気部材本体の下背面側に固定され、前記換気部材の前面下部から背後部分を構成し、軒部の内外を連通させる通気口を備えた換気金具と、
前記換気金具の底面よりも下方に突出するように構成された通気経路形成リブと、
前記換気金具の背面側上部に設けられ、前記換気部材取付面に当接する取り付け基準面を備えた背面突部を備えることを特徴とする、換気部材を提供する。
本発明の第7態様によれば、前記背面突部は、前記換気金具の背面側に幅方向に伸びるリブとして形成されていることを特徴とする、第6態様の換気部材を提供する。

本発明の8態様によれば前記換気金具に設けられた通気口は、背面突部通気経路形成突部に設けられていることを特徴とする、第7態様の換気部材を提供する。

本発明によれば、外壁と屋根材の間に換気部材を配置するため、外壁を支持する軒桁に対して屋根材を突出させる必要がない。また、換気部材取付面に沿って配置される換気部材の背面及び外壁に当接する通気経路形成リブが寸法精度の高い換気金具で構成されるため、寸法精度を高くすることができる。したがって、換気金具の他の部材に接触する部分を金属金具で構成することで、垂木及び軒桁の組み付け誤差などによる他の部材の寸法調整が必要なく、組み立てを容易にすることができる。
さらに、外壁の上方に換気部材が配置されるにあたり、背面及び底面よりも突出した状態に配置さ通気経路形成リブと背面突部により、換気部材の底面から背面にかけて、外壁上端と軒桁外面との間に空間を形成し、当該空間を外壁に設けられた通気層と屋根裏との通気経路として確保することができる。また、このように換気部材の背面側に通気経路を設けることによって雨水等の侵入を効果的に防止できる。
本発明の第1実施形態にかかる軒部通気構造の例を示す断面図である。 図1の軒部通気構造の部分分解斜視図である。 図1の軒部通気構造の換気部材取付面の形状を示す図である。 図1の軒部通気構造に用いられる換気部材の拡大分解斜視図である。 図1の軒部通気構造に用いられる換気部材の側面図である。 図1の軒部通気構造に用いられる換気金具の構成を示す斜視図である。 図1の軒部通気構造に用いられる換気部材の取り付け構成を示す部分拡大図である。 本発明の第2実施形態にかかる軒部通気構造の例を示す断面図である。 図8の軒部通気構造に用いられる換気部材の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る換気部材及び当該換気部材を用いた軒部通気構造について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態にかかる換気部材が用いられた軒部通気構造の例を示す断面図である。図2は、図1の軒部通気構造の部分断面斜視図である。
本実施形態にかかる軒部通気構造1では、垂木3の上に野地板4を敷いて、瓦などの屋根化粧材5を載せる。野地板4の先端部分には、後述する換気部材10を囲うように水切り板が設けられる。

垂木3は、その軒先側先端が、軒桁7とほぼ同一面となるように設けられている。軒桁7は所定の間隔をおいて設けられる柱(図示無し)の上端部分を跨ぐように水平方向に配置される。軒桁7及び柱の内側表面には、内壁材8が設けられる。また、図1に示すように、軒桁7と複数の柱で囲まれる領域には、断熱材9が設けられる。なお、本明細書における「軒桁」という文言が示す部材については、「母屋」や「梁」と呼ぶ場合もあり、厳密な意味で用いるものではない。
垂木3の先端及び軒桁7の外面には、後述するように換気部材10が設けられる。垂木3の先端面及び軒桁7の外面は、ほぼ同一面上に配置されており、換気部材取付面6として機能する。
換気部材10の詳細な構成については後述する。換気部材10は、野地板4と外壁11の間の隙間に配置されるものであり、換気部材取付面6にビス50などを用いて固定される。
軒桁7及び柱の外側表面には、外壁11が配置される。外壁11は、複数の部材が組み合わさって内部に通気層14aが形成されたものであり、換気部材10を介して外壁11内の空気を外気と通気できるようになっている。
外壁11は、軒桁7及び柱の外側表面に設けられる板状の壁下地材12と、壁下地材12の外面に貼付される透湿防水シート13と、透湿防水シート13の表面に所定の間隔をおいて設けられる縦胴縁14と、縦胴縁14の外面に設けられる外装材15とで構成される。壁下地材12と外装材15とで囲まれた空間は、通気層14aとして機能し外壁11内の湿気を外気に逃がすことができる。
外装材15の外面には、雨樋16が設けられ屋根化粧材5の先端や水切り板6に沿って垂下した雨水等を受けて所定位置に導くようになっている。雨樋16により、下側からは換気部材10は視認されにくく、軒先側の外観を損ねることがない。
図3は、本実施形態の軒部通気構造の換気部材取り付け面の形状を示す図である。上記の通り、換気部材取付面6は、垂木3の先端面及び軒桁7の外面がほぼ同一面状に配置された面であり、具体的には、軒桁7の外面の壁下地材12よりも上側の部分と垂木の先端面で構成される。軒桁7は,水平方向に全長にわたって設けられる一方、垂木3は所定の間隔ごとに配置されるため、隣り合う垂木3の間には、空間6aが形成される。当該空間6aを介して外気と軒天裏の空気とが換気されることとなる。したがって、換気部材10の通気口は、当該空間6aに連通するように配置される。
図4は本実施形態にかかる軒部通気構造に用いられる換気部材の拡大分解斜視図である。換気部材10は、図4に示すように、換気部材本体20と換気金具30とが組み合わされた構成を有する。
換気金具30は、金属板を折り曲げて構成された断面が略コの字形形状であり、換気部材本体20の下側に係合する。よって、換気部材本体20は、換気部材10の前面上部、上面を構成し、換気金具30は、換気部材10の前面下部、底面、背面を構成する。また、換気部材の内側は、当該2つの部材で囲まれた部分が中空に形成された筒状構造を取る。
換気部材本体20は、例えば、無機系材料のようないわゆる不燃材が通常用いられる。好ましくは、比重が0.75~2.0程度のセメント系押出成形体からなり、曲げ載荷に際して、好ましくは、引っ張り応力の作用に対しても、多重亀裂を生じて破壊する高い靱性を有するものが好適に使用される。さらに具体的には、繊維補強水硬性組成物の押出成形体を採用し、これにより曲げ載荷に際して、多重亀裂を生じて破壊する性質を持たせたものなどが好適に使用できる。換気部材本体20は、家屋の外側から視認されるものであり、セメント系押出成形体を用いることで、デザイン面にも優れた外観とすることができる。
本実施形態において、換気部材本体20は、例えば、長手方向の寸法が3000mm、高さ方向(短手方向)寸法が80mm程度、厚み寸法が50mm程度の長尺の柱状の部材である。なお、換気部材本体20の大きさは、必ずしも上記サイズに限定されるものではなく、軒下構造の大きさに応じて適宜変更することができる。
本実施形態においては、換気金具30は、換気部材本体20の幅寸法と同じ幅寸法を有し、換気部材本体20の全幅にわたって設けられているが、幅寸法が小さい複数の換気金具30を1つの換気部材本体20に取り付けるようにしてもよい。
換気部材本体20は、おおむね四角柱形状であり、前面21下端に換気金具30を係止するための係止突起22が設けられている。係止突起22は、幅方向に伸びる断面が矩形のリブ状に構成されており、その上面23に後述する換気金具の係合片を係止する。
また、換気部材本体20の背面上端は、後述する換気金具の背面突部37に沿うように、幅方向に伸びる突部24を備える。突部の上面には、換気金具取り付けのための取り付け溝25が設けられている。取り付け溝25には、換気金具30の背面上端に設けられる係合片が係合される
換気金具30は、図5及び図6に示すように、金属などの1枚の薄板状部材を折り曲げて、上記のように、断面略コの字状に構成された金具であり、前面部31,底面部32,背面部33とが形成される。前面部31と背面部33の上端は、内側に折り曲げられ、係合片34,35となっている。
前面部31は、上側部分31aが換気部材本体20の係止突起22に沿った矩形形状になっており、係合時に、内側に係止突起22が当接する。また、下側部分31bは、傾斜しており、通気口36が設けられている。通気口36は、雨水などの内部侵入を防止するため、開口部分に遮蔽板36aが設けられる。前面部31の通気口36は、浸入した雨水などを排出できるようにするために、その下端部分が底面部32と同じ高さ位置に設けられていることが好ましい。
背面部33は、略鉛直となるように設けられており、上部に幅方向に伸びる背面突部37が設けられる。背面突部37の端面は、施工時に換気部材取付面6に当接する取付基準面37bとなる。
また、背面部33には、通気口38a,38bが異なる高さ位置に設けられる。第2の通気口38bは、第1の通気口よりも開口面積が大きくなるように構成されている。例えば、第1の通気口は、50cm2/m以上の開口となるように、第2の通気口は、105cm2/m以上となるように構成することが好ましい。なお、第1の通気口及び第2の通気口共に開口率の上限は700cm2/m程度である。
第1の通気口38aは、背面部33の下側に設けられる。また、背面部33の通気口35bは、換気金具30内に侵入した雨水が当該第1の通気口38aから外部へ漏出しないように高い位置に設けることが好ましい。第1の通気口38aは、後述するように、外壁11の通気層14aと連通する通気経路と換気金具30内側と連通する。
また、第1の通気口38aの一部は、開口時に形成される小片を内側に折り曲げ、回期部材本体20の背面に当接させることで、換気金具30の支持片38cとして利用することができる。
第2の通気口38bは、背面突部37に開口する。第2の通気口38bは、換気金具30内側と軒部裏の通気経路を連通させる。取付基準面37aに開口するものであるため、換気部材取付面6への取り付け位置によっては、背面側の開口が換気部材取付面6により閉鎖されることが考えられるため、換気金具30の上面にわたって開口することが好ましい。
また、換気金具30の背面端部には、通気経路形成リブ39が設けられている。通気経路形成リブ39は、背面部33端部に設けられた形成突部を背面側へ折り返すことにより形成されており、換気金具の底面部32及び背面部33よりも突出するように構成される。通気経路形成リブ39は、その背面側の幅が背面突部37よりも短くなるように構成される。通気経路形成リブ39は、背面部33の撓みなどを防止するための補強部材としても機能する。
図7は、換気部材の取り付け構成を示す部分拡大図である。換気部材10は、上記の通り、換気部材本体20の取り付け基準面37aを換気部材取付面6に突き当てて、その取り付け位置を決定させてビスなどを用いて固定する。また、換気金具の通気経路形成リブ39が、底面部33よりも突出した状態であるため、当該通気経路形成リブ39の先端を壁下地材12の上端に突き当てることで、換気金具30と外壁11の通気層14aとの間に通気経路40を確保することができる。
また、取り付け基準面37aに対して、奥まった状態にある換気金具30の背面部33と換気部材取付面6の間には、隙間が形成される。また、第1の通気口38aが当該隙間に開口するため、通気層14aは、第1の通気口38を介して換気金具の内部と連通する。
外装材15と底面部33との間に隙間が生じる場合は、当該隙間を埋めるシール部材17を配置する。
換気金具30の前面部31及び背面部33には、上記の通り、通気経路形成用の通気口36,38a,38bが設けられている。換気金具30は、前面部31及び背面部33に設けられた通気口36,38bを通して、換気金具30内に形成される通気経路を有し、矢印91に示すように、軒下の内外の通気を可能とする。
また、換気金具30の底面部33には、開口が設けられず、外壁の通気層14aとは隔離されているため、通気層14aに雨水などが浸入することがない。また、背面部33の通気口38aは、前面部31の通気口36よりも高い位置に有り、雨水などが背面部の通気口38aから外部に漏れ出すことがない。
また、背面突部37及び通気経路形成リブ39により、底面部33及び背面部33は、それぞれ、外壁10の上端と軒桁7又は垂木3との間に空間をおいて配置されるため、当該空間を通気経路とすることができ、矢印92に示すように、外壁11の通気層14aの内外の通気を可能とする。
通気層14a内の空気は、通気経路40を通り、換気金具30の背面側に設けられている第1の通気口38aを介して、換気金具内に連通する。換気金具内は、上記の通り、第2の通気口38aと連通しているため、通気層14aは、換気金具30内に一度入ったのち、第2の通気口38aをとおって、換気金具30外へ移動し、軒部裏と連通する。
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態にかかる軒部通気構造の例を示す断面図である。図9は、第2実施形態に係る換気部材の構成を示す斜視図である。本実施形態に係る換気部材10aは、通気経路形成リブ39aが、底面部33にのみ設けられている点において異なる。通気経路形成リブ39aは、底面部33のみに設けられているため、取り付け時においては、取付基準面37を換気部材取付面6に突き当てると共に、通気経路形成リブ39aを外壁11の上面に設けることで、換気部材10aの下側及び背後に通気経路40が形成される。
また、背面突部37は、垂木3から軒桁7にまで到達するような高さ寸法に構成され背面部33に設けられている通気口は、背面突部37に設けられている通気口38bのみであり、背面突部の全高にわたって設けられている。
本実施形態の軒部通気構造2では、矢印93に示すように、通気層14aの空気は、通気経路40を通り、通気口38bの背面突部37の下面の位置から換気金具30内に連通し、垂木3が設けられている部分から、垂木3の間の空間6aを通って軒天裏に連通する。
以上説明したように、本実施形態の軒部通気構造によれば、換気部材の背面及び底面から突出するように設けられた背面突部37及び通気経路形成リブ39により、外壁及び軒桁との間に通気経路を確保した状態で取り付けることができ、換気金具30の外側を通して、外壁の通気層との換気を行うことができる。また、換気部材取付面6には、金属部材である換気金具30が当接するため、寸法精度が高く施工の誤差が少ない。
また、換気部材の底面には、通気のための開口が設けられておらず、換気部材内に侵入した雨水などが外壁に侵入することがない。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。例えば、換気部材は、前方及び上方部分に位置する換気部材本体20が無機系材料で構成され、容易に切削することが可能であるため、例えば、軒天部分の形状に応じて適宜形状を変更することができる。
1,2 軒部通気構造
3 垂木
4 野地板
5 屋根化粧材
6 水切り板
7 軒桁
8 内壁材
9 断熱材
10,10a 換気部材
11 外壁
12 壁下地材
13 透湿防水シート
14 縦胴縁
15 外装材
16 雨樋
17 シール部材
20 換気部材本体
21 前面
22 係止突起
23 係止突起上面
24 突部
25 取り付け溝
30 換気金具
31 前面部
32 底面部
33 背面部
34 係合片
36 前面側通気口
36a 遮蔽板
37 背面突部
37a 取り付け基準面
38a 背面側第1の通気口
38b 背面側第2の通気口
38c 支持片
39,39a 通気経路形成リブ
40 通気経路

Claims (8)

  1. 換気部材を通して、屋根裏及び外壁の通気層と外気との通気を行う軒部通気構造であって、
    前記換気部材は、
    無機系材料で構成された換気部材本体と、
    前記換気部材本体の下背面側に固定され、前記換気部材の前面下部から背後部分を構成し、軒部の内外を連通させる通気口を備えた換気金具と、
    前記換気金具の底面よりも下方に突出するように構成された通気経路形成リブと、
    前記換気金具の背面側上部に設けられ、換気部材取付面に当接する取り付け基準面を備えた背面突部を備え、
    前記通気経路形成リブが前記外壁に、前記背面突部が前記換気部材取付面にそれぞれ当接するように配置されて、前記換気部材の背面及び底面とで画定された領域に、外壁材の通気層との通気経路が形成されていることを特徴とする、軒部通気構造。
  2. 軒桁と垂木の端面は略同一面となるように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の軒部通気構造。
  3. 前記背面突部は、前記換気金具の背面側に幅方向に背面側に幅方向に伸びるリブとして形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の軒部通気構造。
  4. 前記換気金具に設けられた通気口は、前記背面突部に設けられていることを特徴とする、請求項3に記載の軒部通気構造。
  5. 前記外壁は、壁下地材の外面に取付けられた胴縁を介して取付けられた外装材を備え、前記壁下地材と外装材の間の空間を通気層とすることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1つに記載の軒部通気構造。
  6. 垂木に載置された野地板と通気層を備えた外壁の間の空間に前記外壁を支持する軒桁又は前記垂木の表面の換気部材取付面に沿って設けられ、天井裏及び前記外壁の通気層と外気との通気を行う換気部材であって、
    前記換気部材は、
    無機系材料で構成された換気部材本体と、
    前記換気部材本体の下背面側に固定され、前記換気部材の前面下部から背後部分を構成し、軒部の内外を連通させる通気口を備えた換気金具と、
    前記換気金具の底面よりも下方に突出するように構成された通気経路形成リブと、
    前記換気金具の背面側上部に設けられ、前記換気部材取付面に当接する取り付け基準面を備えた背面突部を備えることを特徴とする、換気部材。
  7. 前記背面突部は、前記換気金具の背面側に幅方向に伸びるリブとして形成されていることを特徴とする、請求項6に記載の換気部材。
  8. 前記換気金具に設けられた通気口は、前記背面突部に設けられていることを特徴とする、請求項7に記載の換気部材。
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