JP6487199B2 - 化粧部材 - Google Patents

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本発明は、野地板の妻側又は先端側に取り付けられて軒先を装飾すると共に、屋根裏と外気との間の換気を行なう通気経路が形成された破風板あるいは鼻隠し等の化粧部材に関する。
従来の軒天井の取り付けなどに関する軒先の構造では、屋根裏の劣化防止や法上の要請から、通気構造を備えたものが求められている。通気構造を有する軒先構造の例としては、特許文献1に開示されているものが知られている。
特許文献1には、薄板を折り曲げて形成され、上面及び下面に貫通孔を設けることにより通気経路を形成する換気部材を板状本体の裏面側に取り付け、当該換気部材の通気経路により屋根裏と外気との換気を可能とした軒下構造用の化粧部材が記載されている。
この軒下構造は、単位面積あたりに求められる通気口の開口率が法律により決められており、通気口を形成する下面部の面積は、所定の大きさとなるように設計する必要があった。このため、換気部材を板状本体の裏面に設けた特許文献1に記載の化粧部材では、全体の厚み寸法に応じて、板状本体と家屋の外壁との間の距離を大きくとるように軒先構造を設計していた。
特開2013−147818公報
しかし、特許文献1に記載された軒先化粧板に取り付ける換気部材は高価であるため、法的規制などの諸条件に応じて求められる開口面積を満足するように化粧部材の一部のみを通気構造を有する化粧板とし、残りを換気部材を備えない板状本体のみで構成された通常の化粧部材とすることが行われている。
すなわち、上記の施工方法では、家屋の1つの外壁に沿って配置される化粧部材としては、換気部材を備えた厚みのある化粧部材と換気部材を備えない板状本体のみで構成された通常の化粧部材が併用されることになる。
この場合、2つの化粧部材は厚み寸法が異なるため、換気部材を備えない通常の化粧部材と家屋外壁との間には、少なくとも換気部材に相当する隙間が開くことになる。この隙間は、外観の見栄えを悪くし、家屋の外壁との隙間を通って、風の吹き込み等による雨水浸水や虫の侵入の原因となるため、閉塞する必要がある。しかし、上記の通り、目的や法的規制などの諸条件に応じて適宜な奥行き寸法を有している換気部材に相当する隙間を閉塞させるためには、湿式のシール部材を塗布して閉塞することは実質的に不可能である。結果として、別の部材で構成された閉塞部材を取り付ける必要があり、取り付け作業の手間が煩雑になるという問題があった。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、通常の化粧部材との併用が容易であり、特に換気部材の裏面側への突出幅を小さくすることができ、取付けの施工手順が容易であり、デザイン面にも優れた、屋根裏と外気との間の換気可能な化粧部材を提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の化粧部材を提供する。
本発明の第1態様によれば、屋根裏と外気との通気路を形成可能な化粧部材であって、
長手方向に伸びる取り付け溝が表面及び裏面に形成され、セメント系押出成形体で構成された板状本体と、
金属又は樹脂で構成され、板状本体の表面側の前記取り付け溝に嵌合し、前記板状本体の表面に沿って下方に伸びる表面部と、前記表面部に連続して前記板状本体の下方に配置され、通気経路が形成された下面部と、前記下面部に連続し前記板状本体の裏面側に離間して設けられ前記裏面側の取り付け溝に嵌合する通気経路が形成された裏面部とを有する換気部材と、を備え
前記表面部の高さ寸法は、前記板状本体の下面から前記表面の取り付け溝までの距離より高くなるように構成されて、前記板状本体の下面よりも下方に突出するように構成されることを特徴とする、化粧部材を提供する。
本発明の第2態様によれば、前記裏面部は、前記板状本体に沿って略平行に設けられ、家屋の外壁に対向して配置される中間部と、前記板状本体に近接するように設けられ、前記裏面側の取り付け溝に嵌合する上面部とを備え、前記通気経路は前記上面部に設けられていることを特徴とする、第1態様の軒先通気構造を提供する。
本発明の第3態様によれば、前記換気部材は、前記中間部の内面側に設けられた熱膨張部材を有することを特徴とする、第1又は第2態様の軒先通気構造を提供する。
本発明の第4態様によれば、前記取り付け溝は、板状本体の長手方向に沿って形成されていることを特徴とする、第1から第3態様のいずれか1つの化粧部材を提供する。
上記各態様において、前記換気部材は、1枚の薄板状部材を折り曲げることにより構成されることが可能である。
本発明によれば、例えば、無機系材料で構成された板状本体の下方に通気口を配置することができるため、板状本体と家屋の外壁との離間距離を短くすることができる。従って、本発明に係る化粧部材によって必要な通気面積を確保できた場合は、通気機能のない化粧部材を並列して配置した場合においても、家屋の外壁との距離が短く、例えば湿式のシール部材により埋めることができるので、外観をきれいに仕上げることができ、施工工程を簡略化できる。また、家屋の外壁との隙間を埋めることで風の吹き込み等による雨水浸水や虫の侵入を防止することができる。
さらに、上面部及び下面部にそれぞれ通気経路を設けることで、経路の大きさと数に応じて開口の断面積を自由に設定・変更することができる。これにより、十分な大きさの通気経路を確保することが可能であり、目的や法的規制などの諸条件に応じて適宜な大きさの通気経路とすることができる。
また、換気部材の内面側に火災発生時などに通気経路を閉塞し、空気の遮断をする熱膨張部材を設けることで、取り付け作業などの邪魔になることなく、確実に熱膨張部材の機能を確保することができる。
また、取り付け溝を板状本体の全幅にわたって設けることで、板状本体を押し出し成形により容易に作成することができ、また、換気部材を長手方向にスライドすることで容易にかつ確実に換気部材を取り付けることができる。
下面部を外壁側が高くなるように傾斜して設けることで、中間部と外壁の間に設けられるシール部材、特に湿式のシール部材の塗布を確実にすることができ、シール部材の脱落を防止することができる。
本発明の実施形態にかかる軒先通気構造が用いられた家屋の例を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる鼻隠しが用いられた軒先通気構造の例を示す断面図である。 図2の軒先通気構造の部分断面斜視図である。 図2の軒先通気構造の部分拡大図である。 図2の軒先通気構造に用いられる鼻隠しの板状本体の構成を示す斜視図である。 図2の軒先通気構造に用いられる鼻隠しの換気金具の構成を示す斜視図である。 図4の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る化粧部材及び当該通気化粧部材を用いた軒先通気構造について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる化粧部材が用いられた家屋の例を示す図である。本実施形態にかかる化粧部材は、天井裏換気が可能な軒先構造に用いられるものであり、家屋100の屋根101端部等に用いられる破風102あるいは鼻隠し103として適用される。
(第1実施形態)
図2は、本発明の第1実施形態にかかる化粧部材が用いられた軒先通気構造の例を示す断面図である。図3は、図2の軒先通気構造の部分断面斜視図である。図2は、化粧部材として鼻隠しを用いた軒先通気構造を例として説明するものであり、図1のII-II線における断面図に相当する。以下、化粧部材として鼻隠しを使用した軒先通気構造を例にとって説明する。
本実施形態にかかる軒先通気構造1においては、上記の通り本発明にかかる化粧部材を鼻隠し板として用いている。本実施形態にかかる軒先通気構造1では、垂木3の上に野地板4を敷いて、瓦などの屋根化粧材5を載せる。野地板4の先端部分には水切り板(図示なし)が設けられる。
また、垂木3の先端側には下地材6が設けられている。下地材6は、間欠的に設けられる垂木3を跨ぐ方向に沿って設けられており、当該下地材6には、鼻隠し2がビス12により固定される。下地材6の厚み寸法は、家屋の外壁に対する化粧部材である鼻隠し2の位置に応じて調整すればよい。なお、固定は、ねじに限らず、釘、ビス、金具等の固定部材を用いることができる。また、下地材6を省略し、直接垂木に化粧部材を、ねじ、釘等の固定部材を用いて取り付けることも可能である。
図4は本実施形態にかかる軒先通気構造の部分拡大図である。本実施形態にかかる軒先通気構造1は、軒天井を備えておらず、鼻隠し2のすぐ内側に家屋の外壁が位置する。外壁は、柱7及び梁8の外側に防水紙9を配置し、胴差し10さらに外壁材11を備えて構成される。
鼻隠し2は、図4に示すように、板状本体20と換気金具21とを備えて構成されている。換気金具21は、断面が略コの字形であり、板状本体20の下方に通気口が配置されるように設けられる。換気金具21は、下面に設けられる通気口の開口面積に応じてその突出幅を決定すればよく、たとえば、1〜5cm程度、外観性及び外壁との隙間閉塞の手間軽減の観点から、好ましくは、1.5cm未満とすることができる。
鼻隠し2は、下地材6にねじ止めするだけで外壁材11との隙間を隠蔽し、かつ後述するように屋根裏と外気の換気を行うことができるため、施工手順が簡単な軒先通気構造とすることができる。
図5は軒先通気構造に用いられる鼻隠しの板状本体の構成を示す斜視図である。鼻隠しの板状本体20は、例えば、無機系材料、好ましくは、比重が0.75〜2.0程度のセメント系押出成形体からなり、曲げ載荷に際して、好ましくは、引っ張り応力の作用に対しても、多重亀裂を生じて破壊する高い靱性を有するものが好適に使用される。さらに具体的には、繊維補強水硬性組成物の押出成形体を採用し、これにより曲げ載荷に際して、多重亀裂を生じて破壊する性質を持たせたものなどが好適に使用できる。板状本体20は、家屋の外側から視認されるものであり、セメント系押出成形体を用いることで、デザイン面にも優れた外観とすることができる。
本実施形態において、板状本体20は、例えば、長手方向の寸法L1が3000mm、高さ方向(短手方向)寸法H1が180mm程度、厚み寸法T1が9〜15mm程度の長尺平板上の部材である。なお、板状本体20の大きさは、必ずしも上記サイズに限定されるものではなく、軒下構造の大きさに応じて適宜変更することができる。
板状本体20の両表面22a,22bには、換気金具取り付けのための取り付け溝23(23a,23b)がそれぞれ表裏1本ずつ設けられている。取り付け溝23は、断面が鈎型に構成されており、板状本体20の長手方向全体にわたって設けられている。よって、板状本体20を押し出し成形により製造する際に同時に形成することができる。さらに、板状本体20と換気金具21の取り付けも、換気金具21の長手方向一端側を取り付け溝23内に配置させ、換気金具21を長手方向にスライドさせる方法や換気金具を撓ませて取り付け溝に押し込むことにより可能である。
なお、板状本体20の製造工程は、必ずしも押し出し成形に限られるものではなく、平板状の部材に、取り付け溝23を別途切削などにより形成するようにしてもよい。
図6は、鼻隠しの換気金具の構成を示す斜視図である。換気金具21は、1枚の薄板状金属板を折り曲げて、上記のように、断面略コの字状に構成された金具である。なお、本実施形態では、金属を用いているが、例えば樹脂などにより構成されていてもよい。
換気金具21は、表面部25,裏面部26及びこれらの間に位置する下面部31とを備える。本実施形態においては、換気金具21は、板状本体20の幅寸法L1を同じ幅寸法L1を有し、板状本体20の全幅にわたって設けられているが、幅寸法が小さい換気金具を複数板状本体に取り付けるようにしてもよい。なお、表面部25、下面部31及び裏面部26は、通常は1枚の板材を折り曲げ加工や打ち抜き加工することにより、連続状に形成されるが、複数の板材をそれぞれ連結することにより連続状の表面部25、下面部31及び裏面部26を形成してもよい。
表面部25は、板状本体20の表面側に設けられている取り付け溝23aに取り付けられ、板状本体20の表面に沿って下方に伸びる。表面部25の端部は、上方向に折り曲げられて係止部24aが形成されている。また、表面部25の高さ寸法は、板状本体の下面20aから取り付け溝23aまでの距離より高くなるように構成され、板状本体20の下面20aよりも下方に突出するように構成される。
裏面部26は、板状本体20の裏面側に設けられている取り付け溝23bに取り付けられ、裏面表面と離間した状態に配置される。裏面部26は、板状本体20に沿って略平行に設けられ、家屋の外壁11に対向して配置される中間部26aと、板状本体20に近接するように設けられ、裏面側の取り付け溝23bに嵌合する上面部26bとを備えている。
また、上面部26bの端部は、上方向に折り曲げられて係止部24bを形成しており、板状本体の取り付け溝23bに、当該係止部24bを嵌合させることで、板状本体20と換気金具21とが係合する。また、上面部の一部には切り欠き27が設けられており、切り欠きによって囲まれた固定片24cを下方向に折り曲げて、取り付け溝23bに挿入し、換気金具を板状本体20に強固に固定する。
中間部26aと外壁11との間に隙間が生じる場合は、当該隙間を埋めるシール部材14を配置し、雨などが当該隙間から侵入することを防止する。
換気金具21の上面部26b及び下面部31には、通気経路形成用の通気口28,29が設けられている。換気金具21は、上面部26b及び下面部31に設けられた通気口28,29を通して、換気金具21の高さ方向に形成される通気経路を有し、矢印91に示すように、軒下の内外の通気を可能とする。
上面部26bに設けられている通気口29は、下面部31に設けられている通気口28よりも大きく構成されている。下面部31は、外部に露出して配置され、雨水や虫などの侵入の可能性があるため、それぞれの通気口28を小さくしたものであり、さらに、通気口28を構成する開口28aと、開口から膨出形成された遮蔽部28bとを備える。遮蔽部28bは、通気口28の一部を離れた下面部31の上方側から覆うようにして、通気口28の一部を遮蔽する役割を有する。すなわち、遮蔽部28bは、通気口28の開口28aを閉塞するものではなく、開口28aの上方部分を被覆する一方、遮蔽部28bの両側を開放して、下面部31の通気を実現する。
なお、板状本体20と換気金具21との固定を強固にするために、表面部25及び上面部26bにそれぞれ設けられている係止部24a,24b間の距離は、板状本体20よりも若干狭く構成されている。
また、取り付け時には上面部26bを中間部26aに対して撓ませるようにすることで、上面部26bに設けられている係止部24bを取り付け溝23bの上側の内壁に付勢させると供に、固定片24cを下側に折り曲げることで、取り付け溝23内に挿入される部分飲みかけ寸法を大きくできるため、板状本体20と換気金具21との位置ずれや脱落を防止することができる。
本実施形態にかかる軒先通気構造は、上記の鼻隠し2を用いることによって、鼻隠し2に設けられた通気経路により、屋根裏と外気とが通気できるように構成されている。すなわち図4に示すように、鼻隠し2の換気金具21と外壁11の間はシールされており、軒下側から屋根裏は隠蔽されている。一方で、換気金具21に設けられた通気経路によって矢印91に示すように屋根裏と外気との間で換気が可能であり、また、上下2箇所における通気口により空気の急激な吹き込みを防止すると共に、下面部31の通気口28の構成により雨水などの侵入が防止される。
さらに、下面部31が板状本体20の下方に位置することにより、板状本体20の裏面からの突出幅を小さくすることができる。このため、図3に示すように、本実施形態にかかる鼻隠しと、換気金具を有しない通常の鼻隠し2aとを併用した場合、当該通常の鼻隠し2aと外壁11との間に生じる隙間幅が小さくなり、例えば湿式のシール材等を塗布することにより、隙間を密閉することができる。従って、外壁11方向に沿って伸びる鼻隠し2,2aの設置工法を略共通化することができ、施工の手間を軽減することができる。
図7に、本実施形態の変形例にかかる鼻隠しの通気金具部分の拡大図を示す。変形例にかかる鼻隠し32の下面部31aは、概ね外壁側が高くなるように傾斜して設けられ、さらに外壁11に近接する部分に傾斜壁33が設けられている。下面部31を傾斜させることにより、例えば、通気口を通して内側に入りこんな雨水などを外壁11から遠ざけた状態で外部に排出することができると共に、外壁11と傾斜壁との間に塗布されるシール部材14aの施工を容易にし、さらにシール部材14aの脱落を防止することができる。
また、裏面部26の内面側には、加熱膨張材34設けられている。加熱膨張材34は、火災などによって周囲が高熱になると膨張して、上面部及び下面部に設けられている通気口28,29間の通気経路を被覆し、屋根裏に高熱空気などが流れ込むことを防止する。
以上説明したように、本実施形態の軒先通気構造によれば、窯業系材料で構成された板状本体20に設けられた複数の取り付け溝23a、23bにより確実に換気金具21を取り付けることができるため、鼻隠しの組立が容易であり、さらに、取り付け手順も野地板の軒先側端部にねじ止めするだけでよいため、工程を簡略化できる。また、換気部材は上面部及び下面部の双方に通気経路が形成されているため、風の吹き込み等による雨水浸水や虫の侵入を防止することができる。
また、換気部材の中間部は、板状本体の下側に配置されるように構成されているため、板状本体の裏面に突出する突出幅を少なくし、通常の鼻隠しを併用した場合でも工法を共通化することができ、また、外壁との間に生じる隙間を湿式のシールを塗布することで隠蔽可能であるため、施工の手間を軽減することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。例えば、換気金具は、上下2箇所における通気口及び下面部における通気口の形状により雨水などの浸入をより確実に防止されているが、通気口の形状、個数などは特に限定されるものではなく、中間部に通気口を設けても雨水などの侵入を防止することは可能である。
また、本発明の化粧部材は、上記実施形態の鼻隠しにのみ限定されるものではなく、破風板などにも使用することができる。
1 軒先通気構造
2,32 鼻隠し
3 垂木
4 野地板
5 屋根化粧材
6 下地材
7 柱
8 梁
9 防水紙
10 胴縁
11 外壁材
12 ねじ
14 シール部材
14a 湿式シール
20 板状本体
21 換気金具
22 表面
23a,23b 取り付け溝
24a,24b 係止部
25 表面部
26 裏面部
26a 中間部
26b 上面部
27 切り欠き
28,29 通気口
28a 開口
28b 遮蔽部
31 下面部
33 傾斜壁
34 加熱膨張材

Claims (4)

  1. 屋根裏と外気との通気路を形成可能な化粧部材であって、
    長手方向に伸びる取り付け溝が表面及び裏面に形成され、セメント系押出成形体で構成された板状本体と、
    金属又は樹脂で構成され、板状本体の表面側の前記取り付け溝に嵌合し、前記板状本体の表面に沿って下方に伸びる表面部と、前記表面部に連続して前記板状本体の下方に配置され、通気経路が形成された下面部と、前記下面部に連続し前記板状本体の裏面側に離間して設けられ前記裏面側の取り付け溝に嵌合する通気経路が形成された裏面部とを有する換気部材と、を備え
    前記表面部の高さ寸法は、前記板状本体の下面から前記表面の取り付け溝までの距離より高くなるように構成されて、前記板状本体の下面よりも下方に突出するように構成されることを特徴とする、化粧部材。
  2. 前記裏面部は、前記板状本体に沿って略平行に設けられ、家屋の外壁に対向して配置される中間部と、前記板状本体に近接するように設けられ、前記裏面側の取り付け溝に嵌合する上面部とを備え、前記通気経路は前記上面部に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の化粧部材。
  3. 前記換気部材は、前記中間部の内面側に設けられた熱膨張部材を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧部材。
  4. 前記取り付け溝は、板状本体の長手方向に沿って形成されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載の化粧部材。
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