JP2000355979A - 軒先構造 - Google Patents

軒先構造

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JP2000355979A
JP2000355979A JP11170944A JP17094499A JP2000355979A JP 2000355979 A JP2000355979 A JP 2000355979A JP 11170944 A JP11170944 A JP 11170944A JP 17094499 A JP17094499 A JP 17094499A JP 2000355979 A JP2000355979 A JP 2000355979A
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JP
Japan
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roof
attached
eaves
tip
drainer
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JP11170944A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Aoyama
哲也 青山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折版屋根の水下側に傾斜屋根を取り付けた屋
根の換気のよい軒先構造、および、外壁材の厚みが変わ
っても同じ寸法の部品が使用可能な軒先構造を提供する
ことである。 【解決手段】 屋根梁23に屋根受け金具7を取り付
け、この屋根受け金具7に傾斜屋根42を取り付ける。
水切り8の屋内側を屋根受け金具7に取り付け、先端部
を水切り支持材85に支持させる。この水切り8は中間
部が外壁材292の上方を通って、先端を軒樋9の上方
に位置させている。傾斜屋根42の先端部に軒先見切り
5を取り付ける。この軒先見切り5は屋根受け金具7の
屋外方と水切り8の屋内側の上方を覆い、且つ、水切り
8との間に隙間を設けた状態になっている。又、屋根受
け金具7には水切り8の取付位置より上に屋外から小屋
裏に通ずる通孔75を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は折版屋根の水下側
に傾斜屋根が取り付けられた屋根の軒先構造に関する。
特に、ユニット建物に好適な軒先構造に関する。
【0002】
【従来の技術】屋根の軒先構造としては種々あるが、ユ
ニット建物等に好適に採用されている屋根構造として
は、特公平7−96822号公報に記載されている軒先
構造が知られている。この軒先構造は、折版屋根の先端
部の下方に屋根梁が設けられていて、この屋根梁に庇ア
ームが屋外方向に突出した状態に取り付けられ、この庇
アームの先端に、軒先の先端部を覆う化粧板が取り付け
られ、この化粧板の上端部と折版屋根との間に庇カバー
が架け渡されて取り付けられ、前記庇アームの上に軒樋
が取り付けられた構造をしている。
【0003】この軒先構造では、化粧板で軒先の先端部
の折版屋根と屋根梁との間の隙間が見えなくなり、この
先端部が美麗になるし、化粧板と折版屋根との間に降っ
た雨水は庇カバーの上を流れて折版屋根に行き、折版屋
根の上に降った雨水と共に、この折版屋根から庇アーム
の上に取り付けられた軒樋の中に流れ落ちるようになっ
ている。
【0004】更に、この軒先構造を改良したものとして
特願平9−345487号に記載されている軒先構造が
ある。この軒先構造は、屋根梁の屋外方向に外壁材が取
り付けられていて、外壁と軒天井との間(第一隙間)
と、庇アームに取り付けられた軒天井支持材と外壁に取
り付けられた軒天縁部材との間(第二隙間)に隙間を設
けていて、この隙間を通して小屋裏の換気をよくするも
のである。更に、この特願平9−345487号では、
最大厚みの外壁を取り付けたときの第一隙間を、第二隙
間より大きいか第二隙間とほぼ同じにして、如何なる厚
みの外壁を取り付けた場合にも換気が十分に行われるよ
うになされている。
【0005】又、住宅に対する要求が多様化したり、宅
地と建物の位置等に対応する屋根構造として、特開平6
−17518号公報に記載されているような、折版屋根
の水下側に傾斜屋根を取り付けた屋根が知られている。
【0006】一方、ユニット建物は、運搬可能な一定の
大きさの箱形の、且つ、内部、外部の仕上げられた建物
ユニットを、予め、工場で製造し、この建物ユニットの
複数個を施工現場に運搬し、施工現場で組み立てて建物
となすものであって、現場施工期間が短く、且つ、寸法
精度の良い標準化された建物となる特徴があることか
ら、近年、広く採用されている。
【0007】このとき使用される建物ユニットとして
は、種々あるが、最も多く使用されている建物ユニット
は、特公昭61−42061号公報に記載されているよ
うに、方形の四隅に立設した4本の鋼製の四角筒の柱
と、この4本の柱の上端部を方形の辺に沿って連結した
4本の鋼製の断面コ字形長尺体の天井梁と、この4本の
柱の下端部を方形の辺に沿って連結した4本の鋼製の断
面コ字形長尺体の床梁とからなる骨格構造を備えてい
て、この相対する天井梁に天井野縁を差し渡し、この天
井野縁の下面に天井材を取り付けて天井とし、相対する
床梁に床小梁を差し渡し、この床小梁の上に床根太を取
り付け、この床根太の上に床材を取り付けて床とし、壁
を設ける場所には、天井梁と床梁との間に間柱を取り付
け、この間柱に外壁パネルや内壁パネルを取り付けて壁
としたものが知られている。
【0008】この建物ユニットにおいても、住宅に対す
る要求が多様化したり、宅地と建物の位置等に対応する
屋根構造として、特開平2−147738号公報に記載
されているような、ほぼ水平な上面と傾斜した上面とか
らなる上面を有する垂直断面がほぼ五角形の建物ユニッ
ト(以後五角形の建物ユニットと称する)が知られてい
る。
【0009】この五角形の建物ユニットは、通常、特開
平6−17518号公報に記載あるようにほぼ水平な上
面には折版屋根を取り付け、傾斜した上面には傾斜屋根
を取り付けることによって折版屋根の水下側に傾斜屋根
を取り付けた屋根構造とするものである。そして、この
折版屋根の水下側に傾斜屋根を取り付けた屋根構造は、
建築基準法で規定されている道路斜線制限や北側斜線制
限等によって高さが制限されている場合や、顧客の希望
により船底天井とする場合等に多く採用されるものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、折版屋根の水
下側に傾斜屋根を取り付けた屋根構造では、特公平7−
96822号公報に記載されているような、庇アームの
先端に化粧板を取り付けた軒先構造に出来ないことが多
い。特に、道路斜線制限や北側傾斜制限等によって規制
されて折版屋根の水下側の軒先を低くする必要のために
不本意ながら傾斜屋根を取り付けた屋根では、屋根が道
路斜線制限や北側傾斜制限で規定されている傾斜線いっ
ぱいに設けられていることが多く、軒先に化粧板を取り
付けるだけの余裕がない。
【0011】その結果、前記特願平9−345487号
に記載されているように、外壁材と軒天井との間と、庇
アームの下面とに屋外から小屋裏に通ずる隙間を設ける
ことができず、屋内から小屋裏に昇った空気が屋外方向
に流れず、換気の悪い屋根となる。更に、この軒先構造
では、換気をよくするだけでなく、上記特願平9−34
5487号に記載されているように、外壁の厚みが変わ
っても適用できるようにすることも重要である。特に、
ユニット建物では、ユニット建物を大量生産するため
に、外壁材の厚みによって部品の寸法を変えると、部品
点数が多くなりコストが高くなるので、できるだけ同じ
寸法の部品を使用できるようにすることが好ましい。
【0012】そこで、この発明の目的は、折版屋根の水
下側に傾斜屋根を取り付けた屋根の換気のよい軒先構
造、および、外壁材の厚みが変わっても同じ寸法の部品
が使用可能な軒先構造を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、請求項1記載の発明
は、折版屋根の水下側に傾斜屋根が取り付けられ、この
傾斜屋根の先端部の下方に屋根梁が設けられ、この屋根
梁の屋外方向に外壁材が取り付けられている屋根の軒先
構造であって、前記外壁材には、上端部の屋外面に軒樋
取付具を介して軒樋が取り付けられ、前記屋根梁には、
この屋根梁に沿った状態に長尺の屋根受け金具が取り付
けられ、この屋根受け金具に傾斜屋根の先端部が取り付
けられ、この屋根受け金具の屋外面には、水切りの屋内
側が取り付けられ、この水切りは、中間部が外壁材の上
方を通り、先端が前記軒樋の上方に位置する状態に配置
されて先端部が外壁材の上端部に取り付けられた水切り
取付具に支持され、傾斜屋根の先端部には、軒先見切り
が屋根受け金具の屋外方と水切りの屋内側の上方を覆
い、且つ、水切りとの間に隙間を設けた状態に取り付け
られ、前記屋根受け金具には、水切りの取付位置より上
に、屋外から小屋裏に通ずる通孔が開口されているもの
である。
【0014】請求項2記載の発明は、折版屋根の水下側
に傾斜屋根が取り付けられ、この傾斜屋根の先端部の下
方に屋根梁が設けられ、この屋根梁の屋外方向に外壁材
が取り付けられている屋根の軒先構造であって、前記外
壁材には、上端部の屋外面に軒樋取付具を介して軒樋が
取り付けられ、前記屋根梁には、傾斜屋根の先端部が取
り付けられ、外壁材の上端に、屋根梁の屋外面に沿った
状態に立上げられた本体と屋外側にほぼ水平に突出した
水切り支持部とからなる水切り取付具が取り付けられ、
この水切り取付具の本体に水切りの屋内側が取り付けら
れ、この水切りは、中間部が外壁材の上方を通り、先端
が前記軒樋の上方に位置する状態に配置されて先端部が
水切り取付具の水切り支持部に支持され、傾斜屋根の先
端部には、軒先見切りが水切りの上方を覆い、且つ、水
切りとの間に隙間を設けた状態に取り付けられているも
のである。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明に係り、前記水切り取付具が軒樋取付具と共に外壁材
の屋外面に取り付けられているものである。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明では、屋根梁にこの屋根梁
に沿った状態に長尺の屋根受け金具が取り付けられ、こ
の屋根受け金具に傾斜屋根の先端部が取り付けられてい
るから、傾斜屋根の軒先側は屋根受け金具を介して屋根
梁に強固に取り付けられる。又、この屋根受け金具の屋
外面に水切りの屋内側が取り付けられ、この水切りは、
先端部が外壁材の上端部に取り付けられた水切り取付具
に支持されているから、この水切りは、屋根梁に取り付
けられた屋根受け金具と、外壁材の上端部に取り付けら
れた水切り取付具の2ヵ所で取り付けられたり支持さ
れ、この水切りがシッカリと固定される。
【0017】又、水切りは、中間部が外壁材の上方を通
り、先端が軒樋の上方に位置する状態に配置されている
し、傾斜屋根の先端部には、軒先見切りが屋根受け金具
の屋外方と水切りの屋内側の上方を覆った状態に取り付
けられているから、折版屋根や傾斜屋根に降った雨水
は、この傾斜屋根の先端部に取り付けられている軒先見
切りを通り、この軒先見切りの先端から水切りに落下
し、この水切りの上を流れ、この水切りの先端から軒樋
に流れ落ちる。しかも、この軒先見切りによって傾斜屋
根から水切りの上部までが覆われ、傾斜屋根の先端と水
切りとの隙間が見えなくなり、この部分が美麗になる。
【0018】又、軒先見切りは、水切りとの間に隙間を
設けた状態に取り付けられ、屋根受け金具には、水切り
の取付位置より上に、屋外から小屋裏に通ずる通孔が開
口されているから、軒先見切りと水切りとの間の隙間か
ら屋根受け金具に設けられた小屋裏に通ずる通孔を通っ
て小屋裏までの通気通路が形成される。従って、屋内か
ら小屋裏に上昇した空気がこの通路を通って屋外に換気
される。
【0019】このように、請求項1記載の発明では、傾
斜屋根が屋根梁に強固に取り付けられるし、雨水が漏れ
ない構造になっているし、軒先見切りによって傾斜屋根
の先端から水切りの上部までが覆われ、小屋裏から上昇
した空気の通路が形成され換気可能になっているといっ
たように、雨水が漏れず換気がよく美麗な好ましい構造
となっている。
【0020】請求項2記載の発明では、軒先の屋根梁に
傾斜屋根の先端部が取り付けられているから、傾斜屋根
の軒先側は屋根梁に強固に取り付けられる。又、外壁材
の上端に水切り取付具が取り付けられ、この水切り取付
具の本体に水切りの屋内側が取り付けられ、この水切り
の先端部が水切り取付具の水切り支持部に支持されてい
るから、この水切りは、水切り取付具の本体と水切り支
持部の2ヵ所で取り付けられたり支持され、この水切り
がシッカリと固定される。しかも、このように、水切り
は水切り取付具を介して外壁材にのみ取り付けられてい
て、屋根梁等に関係ない。従って、この屋根梁の屋外方
向にほぼ一定の距離を隔てて取り付けられる外壁材の厚
みが変わっても部品の寸法を変えることなく水切りを取
り付けることができる。
【0021】又、この水切りは、中間部が外壁材の上方
を通り、先端が軒樋の上方に位置する状態に配置されて
いるし、傾斜屋根の先端部には、軒先見切りが水切りの
上方を覆った状態に取り付けられているから、折版屋根
や傾斜屋根に降った雨水は、この傾斜屋根の先端部に取
り付けられている軒先見切りを通り、この軒先見切りの
先端から水切りに落下し、この水切りの上を流れ、この
水切りの先端から軒樋に流れ落ちる。しかも、この軒先
見切りによって傾斜屋根の先端から水切りの上部までが
覆われ、傾斜屋根の先端と水切りとの隙間が見えなくな
り、この部分が美麗になる。
【0022】又、この軒先見切りは、水切りとの間に隙
間を設けた状態に取り付けられているから、傾斜屋根に
取り付けられた軒先見切りと、傾斜屋根に取り付けられ
てない外壁材の先端に取り付けられた水切りとの間に
は、屋外から小屋裏に通ずる通気通路が形成される。従
って、屋内から小屋裏に上昇した空気は小屋裏からこの
通路を通って屋外に換気される。このように、請求項2
記載の発明では、傾斜屋根が屋根梁に強固に取り付けら
れるし、雨水が漏れない構造になっているし、軒先見切
りによって傾斜屋根の先端から水切りの上部までが覆わ
れ、小屋裏に上昇した空気の通路が形成され換気可能に
なっているといったように、雨水が漏れず換気がよく美
麗な好ましい構造となっている。
【0023】しかも、請求項1記載の発明と比較する
と、屋根受け金具が設けられてないだけ、部品点数が少
なくなるし、水切りが外壁の厚みに関係なく取り付ける
ことができ、従って、外壁材の厚みが変わっても同じ寸
法の部品が使用可能で好ましい。
【0024】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明の水切り取付具が軒樋取付具と共に外壁材の屋外面
に取り付けられているから、水切り取付具と軒樋取付具
と同時に取り付けることができ、施工が簡単である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を実施例
で示す。 (実施例1)図1〜図5は本発明の軒先構造を適用した
ユニット建物の一実施例を示すもので、図1はユニット
建物を示す斜視説明図、図2は五角形の建物ユニットの
骨格を示す斜視図、図3は傾斜屋根の骨格を示す斜視
図、図4は図1のA−A線における軒先の断面図、図5
は屋根受け金具の斜視図である。
【0026】図1〜図5において、Uはユニット建物で
あり、このユニット建物Uは、図1に示すように、基礎
99の上に6個の汎用建物ユニット1が据え付けられて
1階が構成され、この1階の6個の建物ユニット1の上
に4個の汎用建物ユニット1と2個の五角形の建物ユニ
ット2が据え付けられて2階が構成され、この2階の4
個の汎用建物ユニット1の上に汎用折版屋根3が取り付
けられ、2個の五角形の建物ユニット2の上に屋根4が
取り付けられたものである。
【0027】汎用建物ユニット1と汎用折版屋根3は従
来とほぼ同じ構造であるので説明を省略する。
【0028】五角形の建物ユニット2は、図2に示すよ
うに、方形の四隅に立設した鋼製の四角筒の2本の長柱
21、21と2本の短柱22、22と、この長柱21、
21同士と、短柱22、22同士の上端部を方形の長辺
に沿って連結した2本の鋼製の断面コ字形長尺体の屋根
梁23、23と、長柱21と短柱22とを連結した2本
の鋼製の断面コ字形の長尺体をヘ字形に組み立てた屋根
梁24、24と、この屋根梁24、24のへ字形に折曲
された場所に取り付けられた屋根梁25と、この4本の
柱の下端部を方形の辺に沿って連結した4本の鋼製の断
面コ字形長尺体の床梁26、26、26、26とからな
る骨格構造を備えていて、この相対する屋根梁23、2
3、25に木製の天井野縁27、27を差し渡し、この
天井野縁27、27の下面を石膏ボードの天井材28を
取り付けて天井とし、相対する床梁26、26に鋼製の
四角筒の床小梁261を差し渡し、この床小梁の上に木
製の床根太262を取り付け、この床根太262の上に
床材を取り付けて床とし、壁を設ける場所には、屋根梁
23や24と床梁26との間に間柱を取り付け、この間
柱に外壁パネル29や内壁パネルを取り付けて壁とした
ものである。
【0029】尚、この外壁パネル29は、図4に一部が
示されているように、ほぼ矩形状に枠組されたフレーム
291に外壁材292が取り付けられたものであり、こ
の外壁材292の上端部は軒先の屋根梁23の屋外方向
に位置するように取り付けられている。屋根4は折版屋
根41と、この折版屋根41の水下側に取り付けられた
傾斜屋根42とからなるものである。尚、この折版屋根
41は汎用折版屋根3を延長したものである。折版屋根
41の構造と、この折版屋根41と傾斜屋根との連結構
造は従来とほぼ同じであるので説明を省略する。
【0030】傾斜屋根42は、図3に示すように、ほぼ
平行に並べられた多数の木製の垂木421、・・・と、
この多数の垂木421の上端と下端とを連結する鋼製の
断面コ字形の長尺体の上梁422と下梁423とからな
る骨格を備えていて、図4に上部が示されているよう
に、この垂木421の上に合板の屋根下地板424が取
り付けられ、この上に屋根材425が葺かれたものであ
る。
【0031】尚、この傾斜屋根42の水下側の先端部に
は、図4に示すように、屋根材425がなく、金属板の
軒先見切り5が取り付けられ、この軒先見切り5の上に
屋根材6が取り付けられている。この軒先見切り5は、
後述の屋根受け金具7の屋外方と水切り8の屋内側の上
方を覆った状態に取り付けられる。
【0032】7は屋根受け金具であり、この屋根受け金
具7は、図5に示すように、屋根梁23の上面と側面と
に取り付けられる脚部71、72と、傾斜屋根42の屋
根下地板424の下面に沿うように傾斜している屋根取
付部73と、屋外に面した屋外面74とからなる金属製
の長尺体であり、脚部71と屋外面74には多数の通孔
75が設けられている。
【0033】そして、この長尺の屋根受け金具7は、工
場で、図4に示すように、屋根梁23の上面と屋外面に
それぞれ屋根受け金具7の脚71、72を当接させて屋
根梁23に沿った状態に取り付ける。そして、施工現場
で、この屋根受け金具7の屋根取付部73の上に傾斜屋
根42の屋根下地材424を当接させて、屋根受け金具
7に傾斜屋根42の先端部を取り付ける。すると、通孔
75を通って小屋裏78と屋外79とが通じるようにな
っている。
【0034】8は水切りであり、この水切り8は、図4
に示すように、屋外側先端の側縁に設けられた鉤形の引
っ掛け部81と、屋内側の側縁に設けられた取付部82
と、取付部82の上端がほぼ水平に突出した水返し部8
3とを有する金属製の長尺体である。尚、この水返し部
83は傾斜屋根42の先端と外壁パネル29の上端と間
に吹き付けた雨水が小屋裏78に浸入しないようにする
ものである。
【0035】85は水切り取付具であり、この水切り取
付具85は、図4に示すように、外壁材292の上端に
取り付けられる取付部851と、屋外方向にほぼ水平に
突出した水切り支持部852と有する金属製の短片であ
る。この水切り8と水切り取付具85の取付方法は、施
工現場で、水切り取付具85の水切り取付部851を外
壁材292の上端にビス86で取り付ける。
【0036】このようにして、外壁材292の上端の所
々に水切り取付具85を取り付け、この所々に取り付け
られた水切り取付具85と屋根受け金具7とに水切り8
を架け渡し、水切り8の屋内側の取付部82を屋根受け
金具7の屋外面74の通孔75より下方に取り付け、先
端の引っ掛け部81を水切り取付具85の水切り支持部
852に引っ掛けて支持させる。すると、水切り8の上
方に屋根受け金具7に設けられた通孔75が開口する。
又、水切り8は、中間部が外壁材292の上方を通り、
先端が軒樋9の上方に位置する状態に配置される。又、
傾斜屋根42の先端部に取り付けられた軒先見切り5
は、屋根受け金具7と水切り8の屋内側の上方を覆い、
且つ、水切り8との間に隙間を設けた状態になる。
【0037】9は軒樋であり、95は軒樋取付具であ
る。この軒樋9と軒樋取付具95の取付方法は、施工現
場で五角形の建物ユニット2が据え付けられた後に、外
壁材292の屋外面の上端部の所々に軒樋取付具95を
取り付け、この所々に取り付けられた軒樋取付具95に
軒樋9を架け渡して取り付ける。
【0038】次に、このユニット建物Uの施工方法およ
び作用について説明する。工場で、汎用建物ユニット
1、五角形の建物ユニット2、汎用折版屋根3、屋根4
を製造し、この汎用建物ユニット1、五角形の建物ユニ
ット2、汎用折版屋根3、屋根4を施工現場に運搬す
る。
【0039】施工現場では、図1に示すように、基礎9
9の上に6個の汎用建物ユニット1を据え付けて1階を
構成し、この1階の6個の建物ユニット1の上に4個の
汎用建物ユニット1と2個の五角形の建物ユニット2を
据え付けて2階を構成し、軒樋取付具95を取り付けた
り、軒樋9を取り付けたり、水切り取付具85を外壁材
292の上端にビス86で取り付けたり、水切り8の取
付部82を屋根受け金具7の屋外面74の通孔75より
下方に取り付け、引っ掛け部81を水切り取付具85に
引っ掛けて支持させたり、2階の4個の汎用建物ユニッ
ト1と2個の五角形の建物ユニット2の水平部分の上に
折版屋根材を取り付けて汎用折版屋根3と折版屋根41
とを形成したり、2個の五角形の建物ユニット2の傾斜
部分に傾斜屋根42を取り付け、折版屋根41と傾斜屋
根42とを連結したり、その他の種々な仕上げを行うと
ユニット建物Uが完成する。
【0040】このようにして完成したユニット建物Uで
は、屋根梁23にこの屋根梁23に沿った状態に長尺の
屋根受け金具7が取り付けられ、この屋根受け金具7に
傾斜屋根42の先端部が取り付けられているから、傾斜
屋根42の軒先側は屋根受け金具7を介して屋根梁23
に強固に取り付けられる。又、この屋根受け金具7の屋
外面74に水切り8の屋内側の取付部82が取り付けら
れ、この水切り8の先端部の引っ掛け部81が外壁材2
92の上端部に取り付けられた水切り取付具85に支持
されているから、この水切り8では、屋根梁23に取り
付けられた屋根受け金具7と、外壁材292の上端部に
取り付けられた水切り取付具85の2ヵ所で取り付けら
れたり支持され、この水切り8がシッカリと固定され
る。
【0041】又、この水切り8は、中間部が外壁材29
2の上方を通り、先端が軒樋9の上方に位置する状態に
配置されているし、傾斜屋根42の先端部には、軒先見
切り5が屋根受け金具7と水切り8の屋内側の上方を覆
った状態に取り付けられているから、汎用折版屋根3や
屋根4に降った雨水は、この傾斜屋根42の先端部に取
り付けられている軒先見切り5を通り、この軒先見切り
5の先端から水切り8に落下し、この水切り8の上を流
れ、この水切り8の先端から軒樋9に流れ落ちる。しか
も、この軒先見切り5によって傾斜屋根42の先端から
水切り8の上部までが覆われて傾斜屋根42の先端と水
切り8との隙間が塞がれ、この部分が美麗である。
【0042】又、軒先見切り5は、水切り8との間に隙
間を設けた状態に取り付けられ、屋根受け金具7には、
水切り8の取付位置より上に、屋外79から小屋裏78
に通ずる通孔75が開口されているから、軒先見切り5
と水切り8との間の隙間から屋根受け金具7の通孔75
を通って小屋裏78までの通気通路が形成される。従っ
て、屋内から小屋裏78に上昇した空気がこの通路を通
って屋外79に換気される。
【0043】このように、傾斜屋根42が屋根梁23に
強固に取り付けられるし、雨水が漏れない構造になって
いるし、軒先見切り5によって傾斜屋根42の先端から
水切りの上部までが覆われ、小屋裏78に上昇した空気
が屋外に出ることができるといったように、雨水が漏れ
ず換気がよく美麗な好ましい構造となっている。
【0044】(実施例2)図6〜図8は本発明の他の実
施例を示すもので、図6は軒先の断面図、図7は厚みが
ほぼ30mmの外壁パネルを取り付けた状態を示す説明
図、図8は厚みがほぼ34mmの外壁パネルを取り付け
た状態を示す説明図である。
【0045】図6〜図8に示す実施例2を図1〜図5に
示す実施例1と比較すると、屋根受け金具がなく、水返
し65aが取り付けられていることが異なる。又、水切
り8aおよび水切り取付具85aの形状および取付構造
が異なる。従って、この異なる部分を主にして説明す
る。
【0046】水返し65aは上側縁にコ字形に折曲され
た水返し部651aを備えた金属製の長尺体であり、図
6に示すように、水返し部651aを上側にして、下側
を屋根梁23aと外壁パネル29aとの間に挿入して使
用し、傾斜屋根42aの先端と外壁パネル29aの間に
吹き付けた雨水が小屋裏78aに浸入しないようにする
ものである。
【0047】水切り8aは、図6に示すように、屋外側
先端の側縁に設けられた鉤形の引っ掛け部81aと、屋
内側の側縁に設けられた取付部82aとを有する金属製
の長尺体であり、この水切り8aを実施例1の水切りと
比較すると、取付部が屋根梁23aに取り付けられてな
いこと、水返し部がないことである。水切り取付具85
aは、図6に示すように、屋根梁23aの屋外面に沿っ
た状態に立上げられた本体851aと屋外側にほぼ水平
に突出した水切り支持部852aとからなる金属製の短
片である。
【0048】この水切り8aと水切り取付具85aの取
付方法は、施工現場で、水切り取付具85aの水切りの
取付部851aを外壁材292aの上端にビス86aで
取り付ける。このようにして、外壁材292aの上端の
所々に水切り取付具85aを取り付け、この所々に取り
取り付けられた水切り取付具85aに水切り8aを架け
渡し、水切り8aの取付部82aを本体851aの屋外
面74に沿わせリベット87aで取り付け、引っ掛け部
81aを水切り取付具85aの水切り支持部852aに
引っ掛けて支持させる。すると、この水切り8aは、中
間部が外壁材292aの上方を通り、先端が軒樋9aの
上方に位置する状態に配置される。又、傾斜屋根42a
を取り付けると、この傾斜屋根42aの先端部に工場で
取り付けられた軒先見切り5aが、水切り8aの屋内側
の上方を覆い、且つ、水切り8aとの間に隙間を設けた
状態になる。
【0049】尚、五角形の建物ユニット2aには、屋根
受け金具がないので、傾斜屋根42aが屋根梁23aに
取り付けられた天井野縁27aの上に取り付けられてい
る。即ち、この傾斜屋根42aは天井野縁27aを介し
て屋根梁23aに取り付けられている。又、軒樋取付具
85aは水切り取付具85aと一緒に外壁材292aの
屋外面に取り付けられている。その他の構造および施工
方法は実施例1とほぼ同じであるので説明を省略する。
【0050】次に、この実施例2の作用について説明す
る。このユニット建物Uaでは、傾斜屋根42aの先端
部が軒先の屋根梁23aに天井野縁27aを介して取り
付けられているから、傾斜屋根42aの軒先側は、屋根
梁23aに強固に取り付けられる。又、この水切り8a
は、屋内側の取付部82aが外壁材292aの上端部に
取り付けられた水切り取付具85aの本体851aに取
り付けられ、先端部の引っ掛け部81aが水切り取付具
85aの水切り支持部852aに引っ掛けられて支持さ
れているから、この水切り8aは、屋内側の取付部82
aが外壁材292aに取り付けられた水切り取付具85
aの本体851aに、又、先端部の引っ掛け部81aが
この水切り取付具85aの水切り支持部852aという
ように2ヵ所で取り付けられ、この水切り8が支持され
シッカリと固定される。
【0051】しかも、このように、水切り8aは水切り
取付具85aを介して外壁材292aにのみ取り付けら
れていて、屋根梁23a等には取り付けられてない
(尚、実施例1では水切りの屋内側の取付部が屋根梁に
取り付けられた屋根受け金具に取り付けられている)。
【0052】従って、この屋根梁23aの屋外方向のほ
ぼ一定の距離に取り付けられる外壁パネル29aの厚み
が変わっても(外壁材292aの厚みが変わることによ
って外壁パネル29aの厚みが変わるのである)水切り
8aを取り付けることができる。このことを図7および
図8を参照しながら更に詳細に説明する。図7は外壁パ
ネル29aの厚みがほぼ30mmの先端に水切り8aを
取り付けた場合であり、図8は外壁パネル29aの厚み
がほぼ34mmの先端に水切り8aを取り付けた場合を
図示したものである。
【0053】この図から判るように、外壁パネル29a
の厚みがほぼ30mmの場合(図7)と、外壁パネル2
9aの厚みがほぼ34mmの場合(図8)とを比較する
と、図7に示す場合では、水切支持材85aが、図8に
示す場合より外壁パネル29aの厚みが薄いだけ屋内方
向に移動して取り付けられているだけで他に影響しな
い。このように、水切り8aがそれだけ屋内方向に移動
して取り付けられるが、この水切り8aや水切り取付具
85aはその他に影響を及ぼさないので、部品の寸法を
変えなくとも、支障なく水切り8aを水切り取付具85
aに取り付けることができる。
【0054】更に、この水切り8aは、中間部が外壁材
292aの上方を通り、先端が軒樋9aの上方に位置す
る状態に配置され、しかも、傾斜屋根42aの先端部に
は、軒先見切り5aが水切り8aの上方を覆った状態に
取り付けられているから、折版屋根や屋根4aに降った
雨水は、この傾斜屋根42aの先端部に取り付けられて
いる軒先見切り5aを通り、この軒先見切り5aの先端
から水切り8aに落下し、この水切り8aの上を流れ、
この水切り8aの先端から軒樋9aに流れ落ちる。しか
も、この軒先見切り5aによって傾斜屋根42aの先端
から水切り8aの上部までが覆われ、傾斜屋根42aの
先端と水切り8aとの隙間が見えなくなり、この部分が
美麗になる。
【0055】又、この軒先見切り5aは傾斜屋根42a
の先端部に水切り8aとの間に隙間を設けた状態に取り
付けられているから、傾斜屋根42aに取り付けられた
軒先見切り5aと、傾斜屋根42aに取り付けられてな
い外壁材292aの先端に取り付けられた水切り8aと
の間に外気79aから小屋裏78aに通ずる通気通路が
形成される。従って、屋内から小屋裏に上昇した空気は
小屋裏78aからこの通路を通って屋外79aに換気さ
れる。
【0056】このように、傾斜屋根42aが屋根梁23
aに強固に取り付けられるし、雨水が漏れない構造にな
っているし、軒先見切り5aによって傾斜屋根42aの
先端から水切り8aの上部までが覆われ、小屋裏に上昇
した空気が屋外に出ることができるといったように、雨
水が漏れず換気がよく美麗な好ましい構造となってい
る。しかも、実施例1と比較すると、屋根受け金具が設
けられてないだけ、部品点数が少なくなり好ましい。
【0057】又、水切り取付具85aが軒樋取付具95
aと共に外壁材の屋外面に取り付けられているから、水
切り取付具85aと軒樋取付具95aと同時に取り付け
ることができ、施工が簡単である。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、請求範囲に記
載されている構造になされているので、傾斜屋根が屋根
梁に強固に取り付けられるし、雨水が漏れない構造にな
っているし、軒先見切りによって傾斜屋根の先端から水
切りの上部までが覆われるし、軒先に化粧板を設けなく
とも、小屋裏から上昇した空気が屋外に出ることができ
るといったように、雨水が漏れず換気がよく美麗な好ま
しい構造である。このように、請求項1記載の発明で
は、軒先に化粧板を設けなくともよいので、建築基準法
で規定されている道路斜線制限や北側斜線制限等によっ
て高さが制限されている境界近傍に建物ことができ、そ
の結果、狭い敷地が有効利用でき、極めて好ましい。
【0059】請求項2記載の発明では、請求範囲に記載
されている構造になされているので、傾斜屋根が屋根梁
に強固に取り付けられるし、雨水が漏れない構造になっ
ているし、軒先見切りによって傾斜屋根から水切りの上
部までが覆われるし、軒先に化粧板を設けなくとも、小
屋裏に上昇した空気が屋外に出ることができるといった
ように、雨水が漏れず換気がよく美麗な好ましい構造と
なっている。このように、請求項2記載の発明では、軒
先に化粧板を設けなくともよいので、建築基準法で規定
されている道路斜線制限や北側斜線制限等によって高さ
が制限されている境界近傍に建物ことができ、その結
果、狭い敷地が有効利用でき、極めて好ましい。
【0060】しかも、請求項1記載の発明と比較する
と、屋根受け金具が設けられてないだけ、部品点数が少
なくなるし、水切りが外壁材の厚みに関係なく適用でき
るので、部品の寸法を変えることなく水切りを取り付け
ることができ好ましい。
【0061】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明の水切り取付具が軒樋取付具と共に外壁材の屋外面
に取り付けられているから、水切り取付具と軒樋取付具
と同時に取り付けることができ、施工が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】軒先構造を適用したユニット建物の一実施例を
示すもので、ユニット建物を示す斜視説明図である。
【図2】五角形の建物ユニットの骨格を示す斜視図であ
る。
【図3】傾斜屋根の骨格を示す斜視図である。
【図4】図1のA−A線における軒先の断面図である。
【図5】屋根受け金具の斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すもので、軒先の断面
図である。
【図7】厚みがほぼ30mmの外壁パネルに水切りが取
り付けられた状態を示す説明図である。
【図8】厚みがほぼ34mmの外壁パネルに水切りが取
り付けられた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
U、Ua ユニット建物 1 汎用建物ユニット 2 五角形の建物ユニット 23 23a 屋根梁 27、27a 天井野縁 29 29a 外壁パネル 292、292a 外壁材 4 屋根 41 折版屋根 42、42a 傾斜屋根 5、5a 軒先見切り 7 屋根受け金具 75 通孔 8、8a 水切り 85、85a 水切り取付具 9、9a 軒樋 95、95a 軒樋取付具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折版屋根の水下側に傾斜屋根が取り付け
    られ、この傾斜屋根の先端部の下方に屋根梁が設けら
    れ、この屋根梁の屋外方向に外壁材が取り付けられてい
    る屋根の軒先構造であって、前記外壁材には、上端部の
    屋外面に軒樋取付具を介して軒樋が取り付けられ、前記
    屋根梁には、この屋根梁に沿った状態に長尺の屋根受け
    金具が取り付けられ、この屋根受け金具に傾斜屋根の先
    端部が取り付けられ、この屋根受け金具の屋外面には、
    水切りの屋内側が取り付けられ、この水切りは、中間部
    が外壁材の上方を通り、先端が前記軒樋の上方に位置す
    る状態に配置されて先端部が外壁材の上端部に取り付け
    られた水切り取付具に支持され、傾斜屋根の先端部に
    は、軒先見切りが屋根受け金具の屋外方と水切りの屋内
    側の上方を覆い、且つ、水切りとの間に隙間を設けた状
    態に取り付けられ、前記屋根受け金具には、水切りの取
    付位置より上に、屋外から小屋裏に通ずる通孔が開口さ
    れていることを特徴とする軒先構造。
  2. 【請求項2】 折版屋根の水下側に傾斜屋根が取り付け
    られ、この傾斜屋根の先端部の下方に屋根梁が設けら
    れ、この屋根梁の屋外方向に外壁材が取り付けられてい
    る屋根の軒先構造であって、前記外壁材には、上端部の
    屋外面に軒樋取付具を介して軒樋が取り付けられ、前記
    屋根梁には、傾斜屋根の先端部が取り付けられ、外壁材
    の上端に、屋根梁の屋外面に沿った状態に立上げられた
    本体と屋外側にほぼ水平に突出した水切り支持部とから
    なる水切り取付具が取り付けられ、この水切り取付具の
    本体に水切りの屋内側が取り付けられ、この水切りは、
    中間部が外壁材の上方を通り、先端が前記軒樋の上方に
    位置する状態に配置されて先端部が水切り取付具の水切
    り支持部に支持され、傾斜屋根の先端部には、軒先見切
    りが水切りの上方を覆い、且つ、水切りとの間に隙間を
    設けた状態に取り付けられていることを特徴とする軒先
    構造。
  3. 【請求項3】 前記水切り取付具が軒樋取付具と共に外
    壁材の屋外面に取り付けられていることを特徴とする請
    求項2記載の軒先構造。
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