JPH08333838A - 界壁付き屋根ユニット - Google Patents
界壁付き屋根ユニットInfo
- Publication number
- JPH08333838A JPH08333838A JP13942095A JP13942095A JPH08333838A JP H08333838 A JPH08333838 A JP H08333838A JP 13942095 A JP13942095 A JP 13942095A JP 13942095 A JP13942095 A JP 13942095A JP H08333838 A JPH08333838 A JP H08333838A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rafters
- wall
- unit
- roof
- parallel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【構成】 屋根の勾配とほぼ等しい傾斜の上辺４２を有
するトラス４１をほぼ平行に立設し、このトラス４１の
水上側端部と水下側端部にそれぞれ上側母屋５３と下側
母屋５４を架け渡し、この上側母屋５３と下側母屋５４
の上に複数の垂木５５をトラス４１にほぼ平行に取り付
け、この複数の垂木５５に界壁７をトラスにほぼ平行に
取り付けた界壁付き屋根ユニット３。 【効果】 複数の垂木５５の中から最適な垂木５５を選
んで界壁７を取り付けることにより界壁７を所望の位置
に取り付けることができる。又、界壁７を垂木５５に取
り付けるから、強固に取り付けることができる。この界
壁付き屋根ユニット３は設備の整った工場で製造できる
し、施工現場では建物ユニットの上に載せるだけで界壁
が形成されるので便利である。
するトラス４１をほぼ平行に立設し、このトラス４１の
水上側端部と水下側端部にそれぞれ上側母屋５３と下側
母屋５４を架け渡し、この上側母屋５３と下側母屋５４
の上に複数の垂木５５をトラス４１にほぼ平行に取り付
け、この複数の垂木５５に界壁７をトラスにほぼ平行に
取り付けた界壁付き屋根ユニット３。 【効果】 複数の垂木５５の中から最適な垂木５５を選
んで界壁７を取り付けることにより界壁７を所望の位置
に取り付けることができる。又、界壁７を垂木５５に取
り付けるから、強固に取り付けることができる。この界
壁付き屋根ユニット３は設備の整った工場で製造できる
し、施工現場では建物ユニットの上に載せるだけで界壁
が形成されるので便利である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は界壁付き屋根ユニットに
関する。特に、連棟式ユニット建物に好適な界壁付き屋
根ユニットに関する。
関する。特に、連棟式ユニット建物に好適な界壁付き屋
根ユニットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、１棟の中に住宅が複数戸設けられ
た連棟式建物等では、火災と騒音とを防ぐために、各戸
の境界に、屋根裏から床下まで界壁を設けている。一
方、ユニット建物は、特公昭６２−６２２２４号公報に
記載あるように、運搬可能な一定の大きさの箱形の、且
つ、内部、外部の仕上げられた建物ユニットや屋根ユニ
ットを、予め、工場で製造し、施工現場に運搬し、施工
現場で組み立てて建物となすものである。このユニット
建物は、現場施工期間が短く、且つ、寸法精度のよい標
準化された建物となる特徴があることから、近年、だん
だん広く採用されている。
た連棟式建物等では、火災と騒音とを防ぐために、各戸
の境界に、屋根裏から床下まで界壁を設けている。一
方、ユニット建物は、特公昭６２−６２２２４号公報に
記載あるように、運搬可能な一定の大きさの箱形の、且
つ、内部、外部の仕上げられた建物ユニットや屋根ユニ
ットを、予め、工場で製造し、施工現場に運搬し、施工
現場で組み立てて建物となすものである。このユニット
建物は、現場施工期間が短く、且つ、寸法精度のよい標
準化された建物となる特徴があることから、近年、だん
だん広く採用されている。
【０００３】このユニット建物を連棟式の建物として利
用する場合には、特公平６−７２４５７号公報、特公平
６−７２４５８号公報に記載あるように、建物ユニッ
ト、界壁付き建物ユニット、屋根ユニット及び界壁付き
屋根ユニットを、界壁付き建物ユニットと界壁付き屋根
ユニットの界壁が上下に繋がるようにして、組み立てて
小屋裏から床下まで界壁を設けている。
用する場合には、特公平６−７２４５７号公報、特公平
６−７２４５８号公報に記載あるように、建物ユニッ
ト、界壁付き建物ユニット、屋根ユニット及び界壁付き
屋根ユニットを、界壁付き建物ユニットと界壁付き屋根
ユニットの界壁が上下に繋がるようにして、組み立てて
小屋裏から床下まで界壁を設けている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に
は、界壁付き建物ユニットについて詳細に記載されてい
るが、界壁付き屋根ユニットについては何も記載されて
ない。換言すると、この連棟式ユニット建物に使用する
好適な界壁付き屋根ユニットの構造が知られていない。
そこで、本発明の目的は、連棟式ユニット建物に使用す
るのに好適な界壁付き屋根ユニットを提供することであ
る。
は、界壁付き建物ユニットについて詳細に記載されてい
るが、界壁付き屋根ユニットについては何も記載されて
ない。換言すると、この連棟式ユニット建物に使用する
好適な界壁付き屋根ユニットの構造が知られていない。
そこで、本発明の目的は、連棟式ユニット建物に使用す
るのに好適な界壁付き屋根ユニットを提供することであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、請求項１記載の発明
は、屋根の勾配とほぼ等しい傾斜になされた上辺を有す
る２個のトラスがほぼ平行に立設され、この２個のトラ
スの上辺の水上側端部と水下側端部にそれぞれ上側母屋
と下側母屋が架け渡され、この上側母屋と下側母屋の上
に複数の垂木がトラスにほぼ平行に取り付けられ、この
複数の垂木の中の１本の垂木に取り付けられた界壁がト
ラスにほぼ平行に垂下されているものである。
するためになしたものであって、請求項１記載の発明
は、屋根の勾配とほぼ等しい傾斜になされた上辺を有す
る２個のトラスがほぼ平行に立設され、この２個のトラ
スの上辺の水上側端部と水下側端部にそれぞれ上側母屋
と下側母屋が架け渡され、この上側母屋と下側母屋の上
に複数の垂木がトラスにほぼ平行に取り付けられ、この
複数の垂木の中の１本の垂木に取り付けられた界壁がト
ラスにほぼ平行に垂下されているものである。
【０００６】又、請求項２記載の発明は、請求項１記載
の界壁付き屋根ユニットに使用される界壁は、耐熱性の
よい断熱材を中に挿入して２枚の鉄板が合わされたもの
であり、この界壁の合わされた２枚の鉄板の中に垂木を
入れて、界壁が垂木に取り付けられているものである。
の界壁付き屋根ユニットに使用される界壁は、耐熱性の
よい断熱材を中に挿入して２枚の鉄板が合わされたもの
であり、この界壁の合わされた２枚の鉄板の中に垂木を
入れて、界壁が垂木に取り付けられているものである。
【０００７】請求項１記載の発明に使用されるトラス
は、トラス構造を有するもの、三角形をした壁構造のも
の等屋根の支持体のことであり、屋根の勾配とほぼ等し
い傾斜になされた上辺を有するものであるから、トラス
を取り付ける位置によって種々な形状をしている。即
ち、一番水下側に取り付けられるトラスは三角形をして
いるが、棟を中間に含むトラスは棟部分が一番高くなさ
れた五角形をしている。又、この一番水下側に取り付け
られるトラスと棟を含むトラスとの間に取り付けられる
トラスは上辺が水上側から水下側に傾斜している四角形
をしている。又、建物が小さくて１個のトラスで屋根を
形成させる場合には、両側に屋根の勾配とほぼ等しい上
辺を有する三角形をしている。
は、トラス構造を有するもの、三角形をした壁構造のも
の等屋根の支持体のことであり、屋根の勾配とほぼ等し
い傾斜になされた上辺を有するものであるから、トラス
を取り付ける位置によって種々な形状をしている。即
ち、一番水下側に取り付けられるトラスは三角形をして
いるが、棟を中間に含むトラスは棟部分が一番高くなさ
れた五角形をしている。又、この一番水下側に取り付け
られるトラスと棟を含むトラスとの間に取り付けられる
トラスは上辺が水上側から水下側に傾斜している四角形
をしている。又、建物が小さくて１個のトラスで屋根を
形成させる場合には、両側に屋根の勾配とほぼ等しい上
辺を有する三角形をしている。
【０００８】
【作用】請求項１記載の発明では、上側母屋と下側母屋
の上に複数の垂木がトラスにほぼ平行に取り付けられ、
この複数の垂木の中の１本の垂木に界壁が取り付けられ
ているから、複数の垂木の中から最適な垂木を選んで界
壁を取り付けることにより、界壁を所望の位置に取り付
けることができる。又、界壁が垂木に取り付けられてい
るから、界壁が強固に固定できる。
の上に複数の垂木がトラスにほぼ平行に取り付けられ、
この複数の垂木の中の１本の垂木に界壁が取り付けられ
ているから、複数の垂木の中から最適な垂木を選んで界
壁を取り付けることにより、界壁を所望の位置に取り付
けることができる。又、界壁が垂木に取り付けられてい
るから、界壁が強固に固定できる。
【０００９】請求項２記載の発明では、界壁は、耐熱性
のよい断熱材を中に挿入して２枚の鉄板が合わされたも
のであるから、耐熱性がよく、従って、火災時に隣の住
宅に拡がり難い。又、界壁の合わされた２枚の鉄板の中
に垂木を入れて、界壁が垂木に取り付けられているか
ら、界壁が強固に固定できる。
のよい断熱材を中に挿入して２枚の鉄板が合わされたも
のであるから、耐熱性がよく、従って、火災時に隣の住
宅に拡がり難い。又、界壁の合わされた２枚の鉄板の中
に垂木を入れて、界壁が垂木に取り付けられているか
ら、界壁が強固に固定できる。
【００１０】請求項１および請求項２記載の界壁付き屋
根ユニットは界壁が垂木に取り付けられたものであるか
ら、通常の屋根ユニットと同様、設備の整った工場で、
寸法精度よい界壁付き屋根ユニットが製造できるし、こ
の界壁付き屋根ユニットを施工現場で建物ユニットの上
に載せるだけで界壁が形成されるので、界壁付き建物の
施工期間が極めて短くなる。
根ユニットは界壁が垂木に取り付けられたものであるか
ら、通常の屋根ユニットと同様、設備の整った工場で、
寸法精度よい界壁付き屋根ユニットが製造できるし、こ
の界壁付き屋根ユニットを施工現場で建物ユニットの上
に載せるだけで界壁が形成されるので、界壁付き建物の
施工期間が極めて短くなる。
【００１１】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図１〜図
５は本発明界壁付き屋根ユニットの一実施例を示すもの
で、図１は界壁付き屋根ユニットを示す斜視図、図２は
図１のＡ−Ａ線における断面図、図３は屋根ユニットを
示す斜視図、図４は建物ユニットの骨格を示す説明図、
図５は建物ユニット、界壁付き建物ユニット、屋根ユニ
ット及び界壁付き屋根ユニットの組立状態を示す説明図
である。
５は本発明界壁付き屋根ユニットの一実施例を示すもの
で、図１は界壁付き屋根ユニットを示す斜視図、図２は
図１のＡ−Ａ線における断面図、図３は屋根ユニットを
示す斜視図、図４は建物ユニットの骨格を示す説明図、
図５は建物ユニット、界壁付き建物ユニット、屋根ユニ
ット及び界壁付き屋根ユニットの組立状態を示す説明図
である。
【００１２】図１〜図５において、１はユニット建物で
あり、このユニット建物１は、図５に示すように、建物
ユニット２、界壁付き建物ユニット３、屋根ユニット
４、界壁付き屋根ユニット５とからなる。建物ユニット
２の骨格は、図４に示すように、４本の柱２１、２１、
２１、２１と、４本の床梁２２、２２、２２、２２と、
４本の天井梁２３、２３、２３、２３とが箱形に組み立
てられたものである。
あり、このユニット建物１は、図５に示すように、建物
ユニット２、界壁付き建物ユニット３、屋根ユニット
４、界壁付き屋根ユニット５とからなる。建物ユニット
２の骨格は、図４に示すように、４本の柱２１、２１、
２１、２１と、４本の床梁２２、２２、２２、２２と、
４本の天井梁２３、２３、２３、２３とが箱形に組み立
てられたものである。
【００１３】そして、対向する床梁２２、２２に床小梁
２５が差し渡され、この床小梁２５の上に床根太２６が
取り付けられ、この床根太２６の上に床材が取り付けら
れて床が形成されている。又、対向する天井梁２３、２
３に天井小梁２７が差し渡され、この天井小梁２７の下
面に天井材が取り付けられて天井が形成されている。
又、壁を設ける場所では、床梁２２と天井梁２３との間
に間柱２９が立設され、この間柱２９の両側に外壁パネ
ルと内壁パネルとが取り付けられて壁が形成されてい
る。又、界壁付き建物ユニット３は、建物ユニット２に
界壁６を取り付けたものである。
２５が差し渡され、この床小梁２５の上に床根太２６が
取り付けられ、この床根太２６の上に床材が取り付けら
れて床が形成されている。又、対向する天井梁２３、２
３に天井小梁２７が差し渡され、この天井小梁２７の下
面に天井材が取り付けられて天井が形成されている。
又、壁を設ける場所では、床梁２２と天井梁２３との間
に間柱２９が立設され、この間柱２９の両側に外壁パネ
ルと内壁パネルとが取り付けられて壁が形成されてい
る。又、界壁付き建物ユニット３は、建物ユニット２に
界壁６を取り付けたものである。
【００１４】屋根ユニット４は、図３に示すように、屋
根の勾配とほぼ等しい傾斜になされた上辺４２を有する
２個のトラス４１、４１が平行に立設され、この２個の
トラス４１、４１の上辺４２の水上側端部と水下側端部
にそれぞれ上側母屋４３と下側母屋４４が架け渡され、
この上側母屋４３と下側母屋４４の上に複数の垂木４５
がトラス４１にほぼ平行に取り付けられ、この垂木４５
の上に野地板４６が取り付けられている。
根の勾配とほぼ等しい傾斜になされた上辺４２を有する
２個のトラス４１、４１が平行に立設され、この２個の
トラス４１、４１の上辺４２の水上側端部と水下側端部
にそれぞれ上側母屋４３と下側母屋４４が架け渡され、
この上側母屋４３と下側母屋４４の上に複数の垂木４５
がトラス４１にほぼ平行に取り付けられ、この垂木４５
の上に野地板４６が取り付けられている。
【００１５】このとき使用するトラス４１は取り付ける
位置によって異なる形状をしている。即ち、図５に示す
ように、軒先に近い部分に取り付けるトラス４１−１は
三角形をしているが、棟部分に取り付けるトラス４１−
２は五角形をしている。界壁付き屋根ユニット５は、図
１に示すように、屋根の勾配とほぼ等しい傾斜になされ
た上辺５２を有する２個のトラス５１、５１がほぼ平行
に立設され、この２個のトラス５１、５１の上辺の水上
側端部と水下側端部にそれぞれ上側母屋５３と下側母屋
５４が架け渡され、この上側母屋５３と下側母屋５４の
上に複数の垂木５５がトラス５１にほぼ平行に取り付け
られ、この垂木５５の上に野地板５６が取り付けられて
いる。
位置によって異なる形状をしている。即ち、図５に示す
ように、軒先に近い部分に取り付けるトラス４１−１は
三角形をしているが、棟部分に取り付けるトラス４１−
２は五角形をしている。界壁付き屋根ユニット５は、図
１に示すように、屋根の勾配とほぼ等しい傾斜になされ
た上辺５２を有する２個のトラス５１、５１がほぼ平行
に立設され、この２個のトラス５１、５１の上辺の水上
側端部と水下側端部にそれぞれ上側母屋５３と下側母屋
５４が架け渡され、この上側母屋５３と下側母屋５４の
上に複数の垂木５５がトラス５１にほぼ平行に取り付け
られ、この垂木５５の上に野地板５６が取り付けられて
いる。
【００１６】そして、複数の垂木５５の中の１本の垂木
５５に界壁７がトラスにほぼ平行に立設されている。こ
の界壁７は、図２に示すように、耐熱性のよいロックウ
ールからなる厚み２５ｍｍの断熱材７２を中に挿入して
２枚の厚み０．９ｍｍの亜鉛鉄板７１、７１が合わされ
たものである。そして、この２枚の鉄板７１、７１の中
に垂木５４を挿入して、界壁７が垂木５５に取り付けら
れている。このように、界壁７は垂木５５を挿入して取
り付けられているから、この界壁７が強固に取り付けら
れる。
５５に界壁７がトラスにほぼ平行に立設されている。こ
の界壁７は、図２に示すように、耐熱性のよいロックウ
ールからなる厚み２５ｍｍの断熱材７２を中に挿入して
２枚の厚み０．９ｍｍの亜鉛鉄板７１、７１が合わされ
たものである。そして、この２枚の鉄板７１、７１の中
に垂木５４を挿入して、界壁７が垂木５５に取り付けら
れている。このように、界壁７は垂木５５を挿入して取
り付けられているから、この界壁７が強固に取り付けら
れる。
【００１７】このとき使用するトラス５１および界壁７
は取り付ける位置によって異なる形状をしている。即
ち、図５に示すように、軒先に近い部分に取り付けるト
ラス５１−１および界壁７−１は三角形をしているが、
棟部分に取り付けるトラス５１−２および界壁７−２は
五角形をしている。８は基礎である。
は取り付ける位置によって異なる形状をしている。即
ち、図５に示すように、軒先に近い部分に取り付けるト
ラス５１−１および界壁７−１は三角形をしているが、
棟部分に取り付けるトラス５１−２および界壁７−２は
五角形をしている。８は基礎である。
【００１８】次に、このユニット建物１の施工方法につ
いて説明する。工場で、建物ユニット２、界壁付き建物
ユニット３、屋根ユニット４および界壁付き屋根ユニッ
ト５を製造する。この際、建物ユニット２は次に示すよ
うにして製造する。
いて説明する。工場で、建物ユニット２、界壁付き建物
ユニット３、屋根ユニット４および界壁付き屋根ユニッ
ト５を製造する。この際、建物ユニット２は次に示すよ
うにして製造する。
【００１９】先ず、図４に示すように、４本の柱２１、
２１、２１、２１と、４本の床梁２２、２２、２２、２
２と、４本の天井梁２３、２３、２３、２３とを箱形に
組み立てて骨格を製造する。次に、対向する床梁２２、
２２に床小梁２５を差し渡し、この床小梁２５の上に床
根太２６を取り付け、この床根太２６の上に床材を取り
付け床を製造する。又、対向する天井梁２３、２３に天
井小梁２７を差し渡し、この天井小梁２７の下面に天井
材を取り付けて天井を製造する。又、壁を設ける場所で
は、床梁２２と天井梁２３との間に間柱２９を立設し、
この間柱２９の両側に外壁パネルと内壁パネルとを取り
付けて壁を製造する。又、界壁付き建物ユニット３は、
上記の如くして建物ユニット２を製造した後、この建物
ユニット２に界壁６を取り付けて製造する。
２１、２１、２１と、４本の床梁２２、２２、２２、２
２と、４本の天井梁２３、２３、２３、２３とを箱形に
組み立てて骨格を製造する。次に、対向する床梁２２、
２２に床小梁２５を差し渡し、この床小梁２５の上に床
根太２６を取り付け、この床根太２６の上に床材を取り
付け床を製造する。又、対向する天井梁２３、２３に天
井小梁２７を差し渡し、この天井小梁２７の下面に天井
材を取り付けて天井を製造する。又、壁を設ける場所で
は、床梁２２と天井梁２３との間に間柱２９を立設し、
この間柱２９の両側に外壁パネルと内壁パネルとを取り
付けて壁を製造する。又、界壁付き建物ユニット３は、
上記の如くして建物ユニット２を製造した後、この建物
ユニット２に界壁６を取り付けて製造する。
【００２０】屋根ユニット４は次に示すようにして製造
する。先ず、図３に示すように、２個のトラス４１、４
１を平行に立設し、この２個のトラス４１、４１の上辺
４２の水上側端部と水下側端部にそれぞれ上側母屋４３
と下側母屋４４を架け渡し、この上側母屋４３と下側母
屋４４の上に複数の垂木４５をトラス４１にほぼ平行に
取り付け、この垂木４５の上に野地板４６を取り付けて
製造する。
する。先ず、図３に示すように、２個のトラス４１、４
１を平行に立設し、この２個のトラス４１、４１の上辺
４２の水上側端部と水下側端部にそれぞれ上側母屋４３
と下側母屋４４を架け渡し、この上側母屋４３と下側母
屋４４の上に複数の垂木４５をトラス４１にほぼ平行に
取り付け、この垂木４５の上に野地板４６を取り付けて
製造する。
【００２１】界壁付き屋根ユニット５は次に示すように
して製造する。先ず、図１に示すように、２個のトラス
５１、５１をほぼ平行に立設し、この２個のトラス５
１、５１の上辺５２の水上側端部と水下側端部にそれぞ
れ上側母屋５３と下側母屋５４を架け渡し、この上側母
屋５３と下側母屋５４の上に複数の垂木５５をトラス５
１にほぼ平行に取り付け、図２に示すように、２枚の厚
み０．９ｍｍの亜鉛鉄板７１、７１を、この２枚の鉄板
７１、７１の中に垂木５５と厚み２５ｍｍの断熱材７２
を挿入して合わせ、合わせ目をかしめて接合した後、垂
木５５の上に野地板５６を取り付けて製造する。
して製造する。先ず、図１に示すように、２個のトラス
５１、５１をほぼ平行に立設し、この２個のトラス５
１、５１の上辺５２の水上側端部と水下側端部にそれぞ
れ上側母屋５３と下側母屋５４を架け渡し、この上側母
屋５３と下側母屋５４の上に複数の垂木５５をトラス５
１にほぼ平行に取り付け、図２に示すように、２枚の厚
み０．９ｍｍの亜鉛鉄板７１、７１を、この２枚の鉄板
７１、７１の中に垂木５５と厚み２５ｍｍの断熱材７２
を挿入して合わせ、合わせ目をかしめて接合した後、垂
木５５の上に野地板５６を取り付けて製造する。
【００２２】このように、設備の整った工場で製造する
から建物ユニット２、界壁付き建物ユニット３、屋根ユ
ニット４、界壁付き屋根ユニット５は寸法精度よく製造
できる。このようにして製造した建物ユニット２、界壁
付き建物ユニット３、屋根ユニット４および界壁付き屋
根ユニット５を施工現場に運搬し、施工現場で、図５に
示すように、予め設けられている基礎８の上に据え付け
て組み立てる。その際、界壁付き建物ユニット３の界壁
６と界壁付き屋根ユニット５の界壁７とを縦方向に接合
させて、小屋裏から床下まで界壁６、７を設ける。この
ように、界壁付き屋根ユニット５を界壁付き建物ユニッ
ト３の上に載せて取り付けるだけで、界壁を有するユニ
ット建物が完成するので速く、しかも、簡単に施工でき
る。
から建物ユニット２、界壁付き建物ユニット３、屋根ユ
ニット４、界壁付き屋根ユニット５は寸法精度よく製造
できる。このようにして製造した建物ユニット２、界壁
付き建物ユニット３、屋根ユニット４および界壁付き屋
根ユニット５を施工現場に運搬し、施工現場で、図５に
示すように、予め設けられている基礎８の上に据え付け
て組み立てる。その際、界壁付き建物ユニット３の界壁
６と界壁付き屋根ユニット５の界壁７とを縦方向に接合
させて、小屋裏から床下まで界壁６、７を設ける。この
ように、界壁付き屋根ユニット５を界壁付き建物ユニッ
ト３の上に載せて取り付けるだけで、界壁を有するユニ
ット建物が完成するので速く、しかも、簡単に施工でき
る。
【００２３】
【発明の効果】請求項１記載の発明では、上側母屋と下
側母屋の上に複数の垂木がトラスにほぼ平行に取り付け
られ、この複数の垂木の中の１本の垂木に界壁が取り付
けられているから、複数の垂木の中から最適な垂木を選
んで界壁を取り付けることにより、界壁を所望の位置に
取り付けることができる。又、界壁が垂木に取り付けら
れているから、界壁が強固に固定できるので、工場から
施工現場に運搬しても界壁が損なうことがなく安心であ
る。
側母屋の上に複数の垂木がトラスにほぼ平行に取り付け
られ、この複数の垂木の中の１本の垂木に界壁が取り付
けられているから、複数の垂木の中から最適な垂木を選
んで界壁を取り付けることにより、界壁を所望の位置に
取り付けることができる。又、界壁が垂木に取り付けら
れているから、界壁が強固に固定できるので、工場から
施工現場に運搬しても界壁が損なうことがなく安心であ
る。
【００２４】請求項２記載の発明では、界壁は、耐熱性
のよい断熱材を中に挿入して２枚の鉄板が合わされたも
のであるから、耐熱性がよく、従って、火災時に隣の住
宅に拡がり難いので安心である。又、界壁の合わされた
２枚の鉄板の中に垂木を入れて、界壁が垂木に取り付け
られているから、界壁が強固に強固に固定できるので、
工場から施工現場に運搬しても界壁が損なうことがなく
安心である。
のよい断熱材を中に挿入して２枚の鉄板が合わされたも
のであるから、耐熱性がよく、従って、火災時に隣の住
宅に拡がり難いので安心である。又、界壁の合わされた
２枚の鉄板の中に垂木を入れて、界壁が垂木に取り付け
られているから、界壁が強固に強固に固定できるので、
工場から施工現場に運搬しても界壁が損なうことがなく
安心である。
【００２５】請求項１および請求項２記載の界壁付き屋
根ユニットは界壁が垂木に取り付けられたものであるか
ら、設備の整った工場で、寸法精度よい界壁付き屋根ユ
ニットが製造できるし、この界壁付き屋根ユニットを施
工現場で建物ユニットの上に載せるだけで界壁が形成さ
れるので、界壁付き建物の施工期間が極めて短くなるの
で、ユニット建物の施工期間が短いという長所が更に発
揮できる。
根ユニットは界壁が垂木に取り付けられたものであるか
ら、設備の整った工場で、寸法精度よい界壁付き屋根ユ
ニットが製造できるし、この界壁付き屋根ユニットを施
工現場で建物ユニットの上に載せるだけで界壁が形成さ
れるので、界壁付き建物の施工期間が極めて短くなるの
で、ユニット建物の施工期間が短いという長所が更に発
揮できる。
【図１】本発明界壁付き屋根ユニットの一実施例を示す
もので、界壁付き屋根ユニットを示す斜視図である。
もので、界壁付き屋根ユニットを示す斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線における断面図である。
【図３】屋根ユニットを示す斜視図である。線における
断面図、
断面図、
【図４】建物ユニットの骨格を示す説明図である。
【図５】建物ユニット、界壁付き建物ユニット、屋根ユ
ニット及び界壁付き屋根ユニットの組立状態を示す説明
図である。
ニット及び界壁付き屋根ユニットの組立状態を示す説明
図である。
１ ユニット建物 ２ 建物ユニット ３ 界壁付き建物ユニット ４ 屋根ユニット ４１ トラス ４２ 上辺 ４３ 上側母屋 ４４ 下側母屋 ４５ 垂木 ５ 界壁付き屋根ユニット ５１ トラス ５２ 上辺 ５３ 上側母屋 ５４ 下側母屋 ５５ 垂木 ６ 界壁付き建物ユニットの界壁 ７ 界壁付き屋根ユニットの界壁 ８ 基礎
Claims (2)
- 【請求項１】 屋根の勾配とほぼ等しい傾斜になされた
上辺を有する２個のトラスがほぼ平行に立設され、この
２個のトラスの上辺の水上側端部と水下側端部にそれぞ
れ上側母屋と下側母屋が架け渡され、この上側母屋と下
側母屋の上に複数の垂木がトラスにほぼ平行に取り付け
られ、この複数の垂木の中の１本の垂木に取り付けられ
た界壁がトラスにほぼ平行に垂下されていることを特徴
とする界壁付き屋根ユニット。 - 【請求項２】 請求項１記載の界壁付き屋根ユニットに
使用される界壁は、耐熱性のよい断熱材を中に挿入して
２枚の鉄板が合わされたものであり、この界壁の合わさ
れた２枚の鉄板の中に垂木を入れて、界壁が垂木に取り
付けられていることを特徴とする界壁付き屋根ユニッ
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13942095A JPH08333838A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 界壁付き屋根ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13942095A JPH08333838A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 界壁付き屋根ユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08333838A true JPH08333838A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15244801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13942095A Pending JPH08333838A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 界壁付き屋根ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08333838A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11148177A (ja) * | 1997-09-10 | 1999-06-02 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット建物 |
| JP2018076721A (ja) * | 2016-11-10 | 2018-05-17 | トヨタホーム株式会社 | 建物及びこの建物の施工方法 |
-
1995
- 1995-06-06 JP JP13942095A patent/JPH08333838A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11148177A (ja) * | 1997-09-10 | 1999-06-02 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット建物 |
| JP2018076721A (ja) * | 2016-11-10 | 2018-05-17 | トヨタホーム株式会社 | 建物及びこの建物の施工方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4280307A (en) | Pre-engineered construction system utilizing prefabricated members | |
| CA2398322A1 (en) | System and method of panelized construction | |
| JP2849228B2 (ja) | 建築用パネル、当該建築用パネルからなる木造建築物およびその構築工法 | |
| JPH08333838A (ja) | 界壁付き屋根ユニット | |
| US6145263A (en) | Light gauge sheet metal building construction system | |
| JP2552051B2 (ja) | パネル及び軸組プレカットパネル嵌め込み構法 | |
| US20100011677A1 (en) | Industrialized construction system and method | |
| JP3233066U (ja) | 屋根構造及び屋根裏部屋 | |
| JP4391041B2 (ja) | プレハブ式建物 | |
| WO2010015042A2 (en) | Modular building construction system | |
| JP3793467B2 (ja) | 天窓付きユニット建物及び天窓付きユニット建物の施工方法 | |
| JP3510791B2 (ja) | 空調機付き建物ユニットとユニット建物 | |
| JPH08312031A (ja) | 高断熱・高気密を実現した木造軸組構法 | |
| JP3902847B2 (ja) | バルコニー付きユニット建物 | |
| JP2563725B2 (ja) | パネル式屋根の軒天井の施工方法 | |
| JP2618549B2 (ja) | 屋根ユニット | |
| JP2552776B2 (ja) | ユニット住宅の屋根 | |
| JP6427013B2 (ja) | 木造建物及びその外周壁構造 | |
| JP2023073490A (ja) | 建物 | |
| JPH1150524A (ja) | 小屋裏の換気構造及び換気方法 | |
| JPH102016A (ja) | 免震ユニット建物 | |
| JP4434425B2 (ja) | 外壁施工方法 | |
| WO2018106123A2 (en) | Improvements in, or relating to, building construction, components and methods therefor | |
| JP2004100352A (ja) | 家屋の屋根裏断熱装置 | |
| JP2005146644A (ja) | 木造建築物の屋根構造およびその施工法 |