JP2618549B2 - 屋根ユニット - Google Patents

屋根ユニット

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JP2618549B2
JP2618549B2 JP3202389A JP20238991A JP2618549B2 JP 2618549 B2 JP2618549 B2 JP 2618549B2 JP 3202389 A JP3202389 A JP 3202389A JP 20238991 A JP20238991 A JP 20238991A JP 2618549 B2 JP2618549 B2 JP 2618549B2
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roof
unit
living room
units
gutter
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成康 村田
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニット住宅の屋根を
構成する屋根ユニットに関する。
【0002】
【背景技術】近年、現場作業を少なくして現場における
住宅施工期間を短くできるユニット工法が多用されつつ
ある。このユニット工法では、居室部は通常ボックス状
の居室ユニットを複数組み合わせて構成されているが、
屋根部の構成には種々の工法が用いられていた。
【0003】すなわち、ユニット工法で建てられるユニ
ット住宅において屋根部を構成する場合、最上階の居室
ユニットの上に現場で屋根の骨組みを構成し、その上に
屋根パネルを配置する、いわゆる軸組みによって屋根部
を構成する工法や、最上階の居室ユニットの上に、仕上
材が取付けられていない屋根ユニットを載置し、屋根ユ
ニット上面に屋根仕上材を現場において貼付し、屋根仕
上作業を現場で行う工法が用いられていた。
【0004】しかしながら、このような工法では、現場
で軸組み作業や屋根仕上作業といった比較的大掛かりな
作業を行わなければならないため、現場作業が増加して
現場での施工期間が長くなり、作業コストも高くなると
いう問題があった。
【0005】このため、本出願人は、最上階の居室ユニ
ットの上に、屋根仕上材が工場で予め取付けられて仕上
げられた屋根ユニットを載置し、各屋根ユニット間のジ
ョイント工事のみを現場で行うことで現場作業を軽減
し、施工期間を短くする工法を特願平1−222422
(特開平3−84152号)等で既に提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、屋根を
工場で仕上げていった場合には、従来の工法に比べれば
施工期間等を短くできるが、各屋根ユニット間のジョイ
ント部分の防水処理および仕上作業は現場で行わなけれ
ばならなかった。このため、このようなジョイント工事
を減少あるいは無くして現場作業をより軽減できる工法
が求められていた。
【0007】本発明の目的は、ユニット住宅の屋根を構
成する際に、現場作業を少なくできて施工期間を短くで
きる屋根ユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の屋根ユニット
は、ユニット住宅の屋根を構成する屋根ユニットであっ
て、ユニット住宅の最上階の各居室ユニットの上にそれ
ぞれ載置されるとともに、外周部に他の屋根ユニットの
樋に連通していない樋がそれぞれ設けられていることを
特徴とする。
【0009】
【作用】このような構成の本発明では、工場において製
造された居室ユニットおよび屋根ユニットを現場に輸送
し、居室ユニットの上に屋根ユニットを載置してユニッ
ト住宅を完成させる。この際、各屋根ユニットの外周部
には他の屋根ユニットの樋に連通していない樋がそれぞ
設けられているため、各屋根ユニットに降った雨水等
は隣接する屋根ユニットに流れることなく各屋根ユニッ
ト毎に排水処理される。
【0010】このため、従来の屋根ユニットのように各
屋根ユニットのジョイント部を通って雨水が流れ落ちる
ことがなく、よって各屋根ユニット間の防水処理等のジ
ョイント工事が不要にあるいは簡略にでき、居室ユニッ
トの上に屋根ユニットを載置するだけで屋根が完成する
ため、現場作業が少なくなって施工期間も短くなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本発明の一実施例を用いたユニット
住宅1が示されている。ユニット住宅1は、基礎2上に
並設されて1階居室部を構成する複数の居室ユニット3
と、これら居室ユニット3上に並設されて2階居室部を
構成する複数の居室ユニット4とを備えている。
【0012】居室ユニット4の上には、図2〜図4にも
示すように、各居室ユニット4に合わせた寸法の屋根ユ
ニット5がそれぞれ載置されている。屋根ユニット5
は、各居室ユニット4の上面と同一形状、大きさに形成
された枠状のベースフレーム6と、ベースフレーム6に
ブラケット7を介して立設されるとともに、頂部を棟フ
レーム8で連結された略L字形の屋根フレーム9とを備
えて構成されている。この屋根フレーム9により、屋根
形状や屋根勾配が規定されている。
【0013】屋根フレーム9の上面には、図4に示すよ
うに、合板等の屋根下地材10、シート状のルーフィン
グ11、屋根仕上材12が順次積み重ねられて貼付され
ている。また、屋根フレーム9の側面にも適宜仕上材1
3が取付けられて防水処理が施されている。これによ
り、屋根ユニット5には、面積が広く勾配が緩やかな屋
根面14と、面積が狭く勾配が急な屋根面15と、略鉛
直方向に設けられる側部屋根面16とが形成される。ま
た、屋根面14,15の上端、つまり棟部分には棟包み
板17が取付けられている。
【0014】各屋根ユニット5の外周部に、つまり屋根
面14,15,16の周囲を一周するように樋20が取
付けられている。樋20は、屋根面14,15,16の
各下端に略連続し、屋根面14,15,16を流れる雨
水を受けて排水するように構成されている。樋20に
は、図示しない縦樋が接続され、樋20に流れ込んだ雨
水を地面等に排水可能に構成されている。この縦樋は、
一般的な住宅と同様に居室ユニット3,4の外壁に沿っ
て設けてもよいし、あるいは居室ユニット3,4の柱内
や内外壁間に設けてもよい。
【0015】屋根ユニット5は、図3および図4にも示
すように、対応する居室ユニット4上に載置固定され
る。すなわち、屋根ユニット5は、柱30、梁31、外
壁32等を備えて構成される居室ユニット4の上面にボ
ルト接合によって固定される。居室ユニット4の天井材
33の上側にはロックウール等からなる断熱材34が配
置されており、屋根ユニット5のベースフレームに面状
の板材等を取付けなくても十分な断熱効果を得られるよ
うに構成されている。
【0016】次に、本実施例の作用について説明する。
まず、工場において、各居室ユニット3,4および屋根
ユニット5を製造する。この際、屋根ユニット5は、屋
根仕上材12まで貼付して完全に仕上げた状態にする。
これらのユニット3〜5を現場に輸送した後、基礎2に
1階用の居室ユニット3をクレーン等で吊り下げながら
順次並設し、さらにこれらの居室ユニット3の上に2階
用の居室ユニット4を並設する。
【0017】次に、各居室ユニット4の上に対応する屋
根ユニット5をクレーン等で吊り下げながら並設する。
この際、隣接する屋根ユニット5の樋20間に必要に応
じてカバーやコーキング剤を施し、樋20間から雨水等
が漏れないように仕上げる。そして、各屋根ユニット5
の樋20に接続する縦樋を設置して屋根を完成する。
【0018】このような本実施例によれば、各屋根ユニ
ット5の外周部に樋20を設けているので、屋根面1
4,15に降った雨水を他の屋根ユニット5に流すこと
なく樋20によって排水することができる。このため、
従来の屋根ユニットを用いた場合のように、各屋根ユニ
ット間のジョイント部を雨水が流れることがないため、
屋根ユニット5間のジョイント工事を簡略あるいは無く
すことができる。従って、屋根施工時には、屋根ユニッ
ト5を居室ユニット4上に載置してボルト接合するだけ
でよく、現場作業を少なくできて施工期間を短くできる
とともに、作業コストも低減できる。
【0019】また、各屋根ユニット5同士は樋20部分
で接合されており、各屋根面14,15,16は各屋根
ユニット5ごとに独立しているので、すなわち各屋根ユ
ニット5ごとで完結しているため、屋根面14,15,
16等を工場で完全に仕上げておくことができ、現場で
の仕上作業が不要となって現場作業をより軽減できて施
工期間を短縮できる。
【0020】さらに、各屋根ユニット5のジョイント工
事は通常不要であるが、ジョイント部に降る雨水の防水
処理をも行う場合でも、ジョイント部は各屋根ユニット
5の樋20が接合しているため、各樋20に跨がる断面
コ字状のカバー等を設けるだけでよく、従来のような屋
根材のジョイント工事を行う場合に比べて簡単に行えて
作業性を向上できる。
【0021】また、屋根ユニット5の屋根面14の面積
を広くし、屋根面15の面積を狭くしているので、図1
に示すように屋根面14を建物内側に向けて屋根面15
を建物外周に向けて設置すれば、雪が降った場合にその
殆どは屋根面14に積もるため、建物外側から落雪する
ことを防止でき、いわゆる無落雪屋根を簡単に構成する
ことができる。
【0022】さらに、屋根ユニット5は、各居室ユニッ
ト4に合わせて形成されているため、居室部の形状や大
きさに関係なく、所定のモジュール寸法で形成される居
室ユニット4と同じ種類だけ生産すればよく、生産効率
を向上できる。
【0023】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、屋
根ユニット5の屋根形状は、前記実施例のものに限ら
ず、図5に示すような寄棟屋根形状でもよいし、さらに
切妻屋根や片流れ屋根等の形状でもよく、屋根形状は顧
客の要望やプラニング等に応じて適宜設定すればよい。
【0024】また、周囲に他の居室ユニット4が配置さ
れて外部に面さない居室ユニット4の上に載置される屋
根ユニット5においては、屋根ユニット5が載置された
居室ユニット3,4の柱内等に樋20に接続される縦樋
を設け、この縦樋を介して排水すればよい。
【0025】さらに、屋根ユニット5は、前記実施例の
ようにベースフレーム6および屋根フレーム9で構成さ
れるものに限らず、他の構成でもよく、要するに本発明
の屋根ユニットは、その外周部に他の屋根ユニットの樋
に連通していない樋を備えたものであればよい。
【0026】
【発明の効果】前述のような本発明の屋根ユニットによ
れば、ユニット住宅の屋根を構成する際に、現場作業を
少なくできて施工期間を短くできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の屋根ユニットを用いたユニ
ット住宅を示す概略斜視図である。
【図2】前記実施例の屋根ユニットの骨組み構造を示す
斜視図である。
【図3】前記実施例の屋根ユニットの設置状態を示す概
略斜視図である。
【図4】前記実施例の屋根ユニットを示す縦断面図であ
る。
【図5】本発明の変形例の屋根ユニットを用いたユニッ
ト住宅を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 ユニット住宅 3,4 居室ユニット 5 屋根ユニット 14,15 屋根面 16 側部屋根面 20 樋

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット住宅の屋根を構成する屋根ユニ
    ットであって、ユニット住宅の最上階の各居室ユニット
    の上にそれぞれ載置されるとともに、外周部に他の屋根
    ユニットの樋に連通していない樋がそれぞれ設けられて
    いることを特徴とする屋根ユニット。
JP3202389A 1991-07-16 1991-07-16 屋根ユニット Expired - Lifetime JP2618549B2 (ja)

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JP3202389A JP2618549B2 (ja) 1991-07-16 1991-07-16 屋根ユニット

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JPH0518012A JPH0518012A (ja) 1993-01-26
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NL7306317A (ja) * 1973-05-07 1974-11-11

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