JPH11148177A - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JPH11148177A
JPH11148177A JP9341540A JP34154097A JPH11148177A JP H11148177 A JPH11148177 A JP H11148177A JP 9341540 A JP9341540 A JP 9341540A JP 34154097 A JP34154097 A JP 34154097A JP H11148177 A JPH11148177 A JP H11148177A
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JP
Japan
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building unit
beams
unit
building
ceiling
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JP9341540A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Yoda
泰宏 余田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニット建物内に梁省略建物ユニットを設け
るに際し、梁省略建物ユニットを補強し、ユニット建物
に一定の構造強度を確保すること。 【解決手段】 梁省略隣接建物ユニット40の梁省略部
42を梁省略標準建物ユニット20の梁省略部22に並
置し、梁省略標準建物ユニット20の補助梁23と梁省
略隣接建物ユニット40の補助梁43とを互いに剛接合
してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の建物ユニッ
トを接合してなるユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平6-272317号公報に記載の如
くのユニット建物がある。このユニット建物は、左右上
下に相隣る建物ユニットのうちの少なくとも一部の建物
ユニットを梁省略建物ユニットとし、この梁省略建物ユ
ニットの天井梁の一部を欠除せしめたものである。この
ユニット建物によれば、梁省略建物ユニットの天井梁の
一部を欠除せしめることにより、当該建物ユニット内に
形成される天井高さを部分的に拡大できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、ユニット
建物内に単に梁省略建物ユニットを配置する場合には、
梁省略建物ユニットの鉛直方向と水平方向の耐力がそれ
ぞれ脆弱となり、ユニット建物に一定の構造強度を確保
できない。
【0004】本発明の課題は、ユニット建物内に梁省略
建物ユニットを設けるに際し、梁省略建物ユニットを補
強し、ユニット建物に一定の構造強度を確保することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数の建物ユニットを接合してなり、相隣る複数の
建物ユニットのうちの一部である標準寸法の梁省略標準
建物ユニットに一部欠除梁を備えて梁省略部を形成して
なるユニット建物において、上記梁省略標準建物ユニッ
ト内で、一部欠除梁とこれに相対する梁との間に補助梁
を掛け渡し、上記梁省略標準建物ユニットの梁省略部に
隣接建物ユニットを並置し、上記梁省略標準建物ユニッ
トの補助梁を上記隣接建物ユニットの構造材に剛接合し
てなるようにしたものである。
【0006】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明おいて更に、前記隣接建物ユニットが一部欠
除梁を備えて梁省略部を形成するとともに、該一部欠除
梁とこれに相対する梁との間に補助梁を掛け渡してなる
梁省略隣接建物ユニットであり、上記梁省略隣接建物ユ
ニットの梁省略部を前記梁省略標準建物ユニットの梁省
略部に並置し、前記梁省略標準建物ユニットの補助梁と
上記梁省略隣接建物ユニットの補助梁とを互いに剛接合
してなるようにしたものである。
【0007】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記隣接建物ユニット
が標準建物ユニットより平面形状の小さい小建物ユニッ
トであり、前記梁省略標準建物ユニットの梁省略部に並
置された前記小建物ユニットの、該梁省略標準建物ユニ
ットに対する反対側に、他の小建物ユニットを並置し、
それら 2個の小建物ユニットの併合寸法を前記標準建物
ユニットの標準寸法に合致せしめてなるようにしたもの
である
【0008】請求項4に記載の本発明は、請求項2又は
3に記載の本発明において更に、前記梁省略標準建物ユ
ニットと前記梁省略隣接建物ユニットのそれぞれにおい
て、それらの一部欠除梁と該一部欠除梁に相対する梁と
の間に、複数本の補助梁を掛け渡してなるようにしたも
のである。
【0009】請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4
のいずれかに記載の本発明において更に、前記梁省略標
準建物ユニットの梁省略部が階段室を区画形成してなる
ようにしたものである。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記の作用
がある。 梁省略標準建物ユニットの床フレーム内もしくは天井
フレーム内に設けた(工場取付)補助梁を隣接建物ユニ
ットの構造材に剛接合することにより、梁省略標準建物
ユニットの一部欠除梁に作用する鉛直方向荷重(床面荷
重、天井面荷重、屋根面荷重)を、補助梁を介して、当
該梁省略標準建物ユニットの非欠除梁、隣接建物ユニッ
トの梁に伝え、結果として梁省略標準建物ユニットの構
造耐力の低下を補うことができる。このとき、梁省略標
準建物ユニットの一部欠除梁の梁省略部寄り端部に柱を
設ける必要なく、梁省略標準建物ユニットの構造耐力を
確保できる。
【0011】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 梁省略標準建物ユニットの梁省略部と梁省略隣接建物
ユニットの梁省略部とを並置することにより、梁省略空
間を拡張できる。そして、梁省略標準建物ユニットの補
助梁と梁省略隣接建物ユニットの補助梁とを互いに剛接
合して一体化することにより、梁省略標準建物ユニット
と梁省略隣接建物ユニットのそれぞれの一部欠除梁に作
用する鉛直方向荷重を、それらの一体化した補助梁を介
して、当該梁省略標準建物ユニットと梁省略隣接建物ユ
ニットのそれぞれの非欠除梁に伝え、結果として梁省略
標準建物ユニットと梁省略隣接建物ユニットの構造耐力
の低下を補うことができる。このとき、梁省略標準建物
ユニットと梁省略隣接建物ユニットのそれぞれにおい
て、それらの一部欠除梁の梁省略部寄り端部に柱を設け
る必要なく、梁省略標準建物ユニットと梁省略隣接建物
ユニットの構造耐力を確保できる。
【0012】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 梁省略標準建物ユニットに隣接して標準建物ユニット
を 1個分配置し得るスペースに、 2個の小建物ユニット
を設置した。従って、梁省略標準建物ユニットが梁省略
部に並置される小建物ユニットを梁省略建物ユニット
(梁省略隣接小建物ユニット)とするとき、それらの梁
省略建物ユニットの一部欠除梁に直交する水平方向の外
力を支持するそれら建物ユニットの各 2本の柱、非欠除
床梁、非欠除天井梁からなる側面フレームとして、梁省
略標準建物ユニットの 1枚の側面フレーム、梁省略隣接
小建物ユニットの 1枚の側面フレーム、他の小建物ユニ
ットの 2枚の側面フレームの計 4枚の側面フレームを用
意できるものとなり、結果として梁省略標準建物ユニッ
トと梁省略隣接小建物ユニットの構造耐力の低下を補う
ことができる。
【0013】尚、上記が適用されるユニット建物にお
いて、梁省略標準建物ユニットの梁省略部に並置される
小建物ユニットが梁省略部を備えないものとするときに
は、梁省略標準建物ユニットの一部欠除梁に直交する水
平方向の外力を支持するそれら建物ユニットの各 2本の
柱、非欠除床梁、非欠除天井梁からなる側面フレームと
して、梁省略標準建物ユニットの 1枚の側面フレーム、
2個の小建物ユニットの各 2枚の側面フレームの計 5枚
の側面フレームを用意できるものとなり、結果として梁
省略標準建物ユニットの構造耐力の低下を補うことがで
きる。
【0014】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 梁省略標準建物ユニット、梁省略隣接建物ユニットの
ユニット寸法が大きくなり、広い床面或いは屋根面にて
大きな鉛直荷重を負担しなければならなくなったとき、
それらの梁省略標準建物ユニット、梁省略隣接建物ユニ
ットに設ける補助梁を複数本として補助梁の全体剛性を
大とすることにより、それらの鉛直荷重をそれらの補助
梁から床もしくは天井の非欠除梁に確実に伝えるものと
する。これにより、梁省略標準建物ユニット、梁省略隣
接建物ユニットの構造耐力を向上できる。
【0015】請求項5に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ユニット建物内で、梁省略標準建物ユニットの梁省略
部が階段室を区画形成するとき、階段室の有効天井高さ
(H)を大きく取ることができる。
【0016】尚、梁省略標準建物ユニットの梁省略部に
梁省略小建物ユニットの梁省略部を並置するものとすれ
ば、それらの梁省略部が区画形成する階段室を拡張でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態のユニット建
物を示す模式図、図2はユニット建物の下階の構成と上
階の構成を示す模式図、図3はユニット建物を分解して
示す模式図、図4は梁省略標準建物ユニットと梁省略隣
接小建物ユニットの補助梁の接合構造を示す模式図、図
5は第2実施形態のユニット建物を示す模式図、図6は
ユニット建物の配置例を示す模式図、図7はユニット建
物の配置例を示す模式図、図8はユニット建物の配置例
を示す模式図、図9は標準建物ユニットを示す模式図、
図10は変形例を示す模式図、図11は第2実施形態の
ユニット建物を示す模式図、図12は梁省略標準建物ユ
ニットと梁省略隣接建物ユニットの補助梁の接合構造を
示す模式図、図13は補助梁の変形状態を示す模式図、
図14は第4実施形態のユニット建物を示す模式図、図
15は第5実施形態のユニット建物を示す模式図、図1
6は補助梁の配置例を示す模式図である。
【0018】(第1実施形態)(図1〜図4、図6、図
9) ユニット建物1Aは、図1、図2、図6(A)に示す如
く、複数の建物ユニット10、20、30、40を左右
上下に据え付けて構築されるものであり、下階部分の一
部に梁省略標準建物ユニット20、梁省略隣接小建物ユ
ニット40、小建物ユニット30を隣接配置し、両梁省
略建物ユニット20、40に渡る階段室50を形成可能
としている(図2(A))。また、ユニット建物1A
は、上階部分で、下階部分の上述した建物ユニット2
0、30、40の上に、 2個の標準建物ユニット10、
10を配置している(図2(B))。
【0019】(標準建物ユニット10)(図9) 標準建物ユニット10は、図9に示す如く、各 4本の角
鋼管製柱11と形鋼製床梁12と形鋼製天井梁13とを
箱型に接合した標準寸法の骨組構造体である。
【0020】(梁省略標準建物ユニット20)(図1、
図3) 梁省略標準建物ユニット20は、図1、図3に示す如
く、標準建物ユニット10と基本的構造を同様としなが
ら、標準建物ユニット10における天井フレーム内で 4
本の天井梁13のうちの 1本の天井梁13を一部欠除天
井梁21とし、これによって天井梁省略部22を形成し
ている。梁省略標準建物ユニット20は、その梁省略部
22により階段室50の天井部を形成するものである。
【0021】また、梁省略標準建物ユニット20は、一
部欠除天井梁21の側傍で、一部欠除天井梁21とこれ
に相対する天井梁13との間に補助梁23を掛け渡して
ある。補助梁23の接合構造については後述する。尚、
梁省略標準建物ユニット20は、一部欠除天井梁21に
相対する非欠除天井梁13を補助梁23の接合部の側傍
で、間柱24により支持している。
【0022】また、梁省略標準建物ユニット20は、一
部欠除天井梁21と補助梁23が 2本の非欠除天井梁1
3、13とともに形成する天井フレーム内で、相対する
コーナー部に張り渡される水平ブレース25、25を備
えることができる。
【0023】(小建物ユニット30)(図1、図3) 小建物ユニット30は、図1、図3に示す如く、標準建
物ユニット10と基本的構成を同様としながら、平面形
状の短手寸法(もしくは長手寸法)を狭幅化されたもの
である。
【0024】尚、小建物ユニット30は、ユニット建物
1A内で梁省略建物ユニット20の補助梁23と同軸を
なす位置で、相対する天井梁13、13の間に掛け渡さ
れる補助梁31を備えている。そして、補助梁31が相
対する一方の天井梁13との間に形成する天井フレーム
内で相対するコーナー部に張り渡される水平ブレース3
2、32を備え、補助梁31が相対する他方の天井梁1
3との間に形成する天井フレーム内で相対するコーナー
部に張り渡される水平ブレース33、33を備えること
ができる。
【0025】(梁省略隣接小建物ユニット40)(図
1、図3) 梁省略隣接小建物ユニット40は、図1、図3に示す如
く、小建物ユニット30と基本的構成を同様としなが
ら、小建物ユニット30における天井フレーム内で 4本
の天井梁13のうちの 1本の天井梁13を一部欠除天井
梁41とし、これによって天井梁省略部42を形成して
いる。梁省略隣接小建物ユニット40は、その天井梁省
略部42を梁省略標準建物ユニット20の天井梁省略部
22に並置し、天井梁省略部22とともにその天井梁省
略部42により階段室50の天井部を区画形成するもの
とした。
【0026】また、梁省略隣接小建物ユニット40は、
一部欠除天井梁41の側傍で、一部欠除天井梁41とこ
れに相対する天井梁13との間に補助梁43を掛け渡し
ている。補助梁43の接合構造については後述する。
尚、梁省略隣接小建物ユニット40は、一部欠除天井梁
41に相対する非欠除天井梁13を補助梁43の接合部
の側傍で、間柱44により支持している。
【0027】また、梁省略隣接小建物ユニット40は、
一部欠除天井梁41と補助梁43が2本の非欠除天井梁
13、13とともに形成する天井フレーム内で、相対す
るコーナー部に張り渡される水平ブレース45、45を
備えることができる。
【0028】また、梁省略隣接小建物ユニット40は、
階段室50の天井部を区画するための天井根太46を補
助梁43とこれに相対する天井梁13との間に掛け渡し
て設けることができる。
【0029】然るに、ユニット建物1Aの階段室50を
形成する梁省略標準建物ユニット20、小建物ユニット
30、梁省略隣接小建物ユニット40は以下の如くに設
置される。 (1) 梁省略標準建物ユニット20の天井梁省略部22
に、梁省略隣接小建物ユニット40の天井梁省略部42
を並置する。
【0030】(2) 梁省略標準建物ユニット20の補助梁
23と梁省略隣接小建物ユニット40の補助梁43とを
互いに剛接合する(図4)。このとき、梁省略標準建物
ユニット20における角鋼管製補助梁23の一端に溶接
したL型金物23Aが非欠除天井梁13の上フランジに
載置されてボルトによりピン接合され、補助梁23の他
端に溶接したエンドプレート23Bが一部欠除天井梁2
1のウエブに仮接合されている。また、梁省略隣接小建
物ユニット40においては、角鋼管製補助梁43の一端
に溶接したL型金物43Aが非欠除天井梁13の上フラ
ンジに載置されてボルトによりピン接合され、補助梁4
3の他端に溶接したエンドプレート43Bが一部欠除天
井梁41のウエブに仮接合されている。そして、補助梁
23のエンドプレート23Bと補助梁43のエンドプレ
ート43Bとが、梁省略標準建物ユニット20の一部欠
除天井梁21、梁省略隣接小建物ユニット40の一部欠
除天井梁41、それらの間のスペーサ26を挟んだ状態
で、高力ボルト27により完全剛接合される。尚、梁省
略標準建物ユニット20の一部欠除天井梁21、梁省略
隣接小建物ユニット40の一部欠除天井梁41におい
て、補助梁23、43が接合されるウエブの両端にはス
チフナ28、47が溶接されている。
【0031】(3) 梁省略隣接小建物ユニット40におけ
る梁省略標準建物ユニット20の反対側に、小建物ユニ
ット30を並置し、梁省略隣接小建物ユニット40の非
欠除天井梁13と小建物ユニット30の天井梁13とを
接続プレート(不図示)を用いてピン接合する。
【0032】従って、第1実施形態には以下の作用があ
る。 梁省略標準建物ユニット20の天井梁省略部22と梁
省略隣接小建物ユニット40の天井梁省略部42とを並
置することにより、梁省略空間を拡張できる。そして、
梁省略標準建物ユニット20の天井フレーム内に設けた
(工場取付)補助梁23と梁省略隣接小建物ユニット4
0の天井フレーム内に設けた(工場取付)補助梁43と
を互いに剛接合することにより、梁省略標準建物ユニッ
ト20と梁省略隣接小建物ユニット40のそれぞれの一
部欠除天井梁21、41に作用する鉛直方向荷重を、そ
れらの補助梁23、43を介して、当該梁省略標準建物
ユニット20と梁省略隣接小建物ユニット40のそれぞ
れの非欠除天井梁13に伝え、ひいてはそれらの非欠除
天井梁13が柱11、床梁12とともに構成する側面フ
レームに伝え、結果として梁省略標準建物ユニット20
と梁省略隣接小建物ユニット40の構造耐力の低下を補
うことができる。このとき、梁省略標準建物ユニット2
0と梁省略小建物ユニットの40のそれぞれにおいて、
それらの一部欠除梁21、41の梁省略部22、42寄
り端部に柱を設ける必要なく、梁省略標準建物ユニット
20と梁省略隣接小建物ユニット40の構造耐力を確保
できる。
【0033】梁省略標準建物ユニット20に隣接して
標準建物ユニット10を 1個分配置し得るスペースに、
2個の小建物ユニット30、40を設置した。従って、
梁省略標準建物ユニット20の天井梁省略部22に並置
される小建物ユニット30を梁省略建物ユニットとする
とき、それらの梁省略建物ユニット20、40の一部欠
除天井梁21、41に直交する水平方向の外力を支持す
るそれら建物ユニット20、30、40の各 2本の柱1
1、非欠除床梁12、非欠除天井梁13からなる側面フ
レームとして、梁省略標準建物ユニット20の 1枚の側
面フレーム、梁省略隣接小建物ユニット40の 1枚の側
面フレーム、他の小建物ユニット30の2枚の側面フレ
ームの計 4枚の側面フレームを用意できるものとなり、
結果として梁省略標準建物ユニット20と梁省略隣接小
建物ユニット40の構造耐力の低下を補うことができ
る。
【0034】ユニット建物1A内で梁省略標準建物ユ
ニット20の天井梁省略部22が階段室50を区画形成
するとき、階段室50の有効天井高さ(H)を大きくと
ることができる。
【0035】また、梁省略標準建物ユニット20の天井
梁省略部22に梁省略隣接小建物ユニット40の天井梁
省略部42を並置するものとしたから、それらの梁省略
部22、42が区画形成する階段室50を拡張できる。
【0036】尚、ユニット建物1Aの以上の説明では、
梁省略標準建物ユニット20と小建物ユニット30と梁
省略隣接小建物ユニット40とからなる下階部分の上に
2個の標準建物ユニット10、10を配置した。然しな
がら、ユニット建物1Aのこの上階部分に、図2(C)
に示す如く、下階部分と同様の梁省略標準建物ユニット
20、梁省略隣接小建物ユニット40、小建物ユニット
30を隣接配置し、下階側の階段室50に連続する上階
側の階段室50も上階の両梁省略建物ユニット20、4
0に渡るように拡張し、緩勾配の階段51を据え付けで
きるようにしても良い。このとき、梁省略標準建物ユニ
ット20は、その上階床部分で一部欠除床梁52、床梁
省略部53、補助梁54、水平ブレース55を備える。
また、小建物ユニット30は、その上階床部分で補助梁
56、水平ブレース57A、57Bを備える。また、梁
省略隣接小建物ユニット40は、その上階部分で一部欠
除床梁58、床梁省略部59、補助梁61、水平ブレー
ス62、床根太63を備える。
【0037】(第2実施形態)(図5) 図5の第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、梁省
略標準建物ユニット20の補助梁23を 2本の補助梁7
1A、71Bとそれらの継なぎ梁71Cからなる補助フ
レーム71とし、梁省略隣接小建物ユニット40の補助
梁43も 2本の補助梁72A、72Bとそれらの継なぎ
梁72Cからなる補助フレーム72としたものである。
この場合にも、梁省略標準建物ユニット20の補助フレ
ーム71と梁省略隣接小建物ユニット40の補助フレー
ム72が、梁省略標準建物ユニット20の一部欠除天井
梁21、梁省略隣接小建物ユニット40の一部欠除天井
梁41、それらの間のスペーサ26を挟んだ状態で、高
力ボルト27により完全剛接合される。
【0038】この第2実施形態は、梁省略建物ユニット
20、40等のユニット寸法が大きくなり、一部欠除天
井梁21、41に作用する荷重が大きくなったとき、そ
れらの荷重を補助フレーム71、72を介して非欠除天
井梁13に確実に伝え得るようにしたものである。
【0039】(ユニット建物配置例)(図6〜図8) 図6(A)〜(C)は、梁省略標準建物ユニット20、
梁省略隣接小建物ユニット40、小建物ユニット30の
側方に、(A) 2個の標準建物ユニット10、10(第1
実施形態のユニット建物1A)、(B) 2個の標準建物ユ
ニット10、10とそれらの間の 1個の小建物ユニット
30、(C) 1個の標準建物ユニット10と 2個の小建物
ユニット30をそれぞれ配置した例である。
【0040】図7(A)、(B)は、梁省略標準建物2
0、梁省略小建物40、標準建物ユニット10の側方
に、(A) 2個の標準建物ユニット10、10とそれらの
間の 1個の小建物ユニット30、(B) 2個の標準建物ユ
ニット10、10をそれぞれ配置した例である。
【0041】図8(A)〜(D)は、梁省略標準建物ユ
ニット20、梁省略隣接小建物ユニット40の側方に、
(A) 2個の標準建物ユニット10、10、(B) 各 1個標
準建物ユニット10、小建物ユニット30、(C) 1個の
標準建物ユニット10、(D)各 1個の小建物ユニット3
0、標準建物ユニット10をそれぞれ配置した例であ
る。
【0042】また、(1) 図10(A)に示す如く、梁省
略標準建物ユニット22、小建物ユニット30(補助梁
31を具備しない)を並置し、梁省略標準建物ユニット
20の補助梁23を、梁省略標準建物ユニット20の一
部欠除天井梁21、スペーサ26を挟んで、小建物ユニ
ット30の構造材である非欠除天井梁13に高力ボルト
で剛接合しても良い。また、(2) 図10(B)に示す如
く、梁省略標準建物ユニット20に、小建物ユニット3
0を並置し、梁省略標準建物ユニット20の補助梁23
を、梁省略標準建物ユニット20の一部欠除天井梁2
1、スペーサ26、小建物ユニット30の天井梁13を
挟んで、小建物ユニット30の補助梁31に高力ボルト
で剛接合しても良い。
【0043】(第3実施形態)(図11〜図13) 図11の第3実施形態が第1実施形態と異なる点は、梁
省略標準建物ユニット20に隣接配置される梁省略隣接
小建物ユニット40の代わりに、標準寸法で標準建物ユ
ニット10、20と同一平面形状をなす梁省略隣接建物
ユニット80を用いたことにある。
【0044】即ち、ユニット建物1Bは、図11に示す
如く、下階部分の一部に梁省略標準建物ユニット20、
梁省略隣接建物ユニット80を隣接配置し、両建物ユニ
ット20、80に渡る階段室50を形成可能としてい
る。また、ユニット建物1Bは、上階部分で、下階部分
の上述した建物ユニット20、80の上に 2個の標準建
物ユニット10、10を配置し、或いは下階部分と同様
の梁省略建物ユニット20、80を隣接配置して階段室
50を上階にまで拡張しても良い。
【0045】ユニット建物1Bを構成する梁省略標準建
物ユニット20は、第1実施形態の梁省略標準建物ユニ
ット20と同様であるので詳述しない。梁省略隣接建物
ユニット80について詳述する。
【0046】(梁省略隣接建物ユニット80)(図1
1、図12) 梁省略隣接建物ユニット80は、図11に示す如く、標
準建物ユニット10と基本的構成を同様としながら、標
準建物ユニット10における天井フレーム内で4本の天
井梁13のうちの 1本の天井梁13を一部欠除天井梁8
1とし、これによって天井梁省略部82を形成してい
る。梁省略隣接建物ユニット80は、その天井梁省略部
82を梁省略標準建物ユニット20の天井梁省略部22
に並置し、天井梁省略部22とともにその天井梁省略部
82により階段室50の天井部を区画形成するものとし
た。
【0047】また、梁省略隣接建物ユニット80は、一
部欠除天井梁81の側傍で、一部欠除天井梁81とこれ
に相対する天井梁13との間に補助梁83を掛け渡して
いる。補助梁83の接合構造については後述する。尚、
梁省略隣接建物ユニット80は、一部欠除天井梁81に
相対する非欠除天井梁13を補助梁83の接合部の側傍
で、間柱84により支持している。
【0048】また、梁省略隣接建物ユニット80は、一
部欠除天井梁81と補助梁83が 2本の非欠除天井梁1
3、13とともに形成する天井フレーム内で、相対する
コーナー部に張り渡される水平ブレース85、85を備
えることができる。
【0049】また、梁省略隣接建物ユニット80は、階
段室50の天井部を区画するための天井根太86を補助
梁83とこれに相対する天井梁13との間に掛け渡して
設けることができる。
【0050】然るに、ユニット建物1Bの階段室50を
形成する梁省略標準建物ユニット20、梁省略隣接建物
ユニット80は以下の如くに設置される。 (1) 梁省略標準建物ユニット20の天井梁省略部22
に、梁省略隣接建物ユニット80の天井梁省略部82を
並置する。
【0051】(2) 梁省略標準建物ユニット20の補助梁
23と梁省略隣接小建物ユニット40の補助梁83とを
互いに剛接合する(図12)。このとき、梁省略標準建
物ユニット20における角鋼管製補助梁23の一端に溶
接したL型金物23Aが非欠除天井梁13の上フランジ
に載置されてボルトによりピン接合され、補助梁23の
他端に溶接したエンドプレート23Bが一部欠除天井梁
21のウエブに仮接合されている。また、梁省略隣接建
物ユニット80においては、角鋼管製補助梁83の一端
に溶接したL型金物83Aが非欠除天井梁13の上フラ
ンジに載置されてボルトによりピン接合され、補助梁8
3の他端に溶接したエンドプレート83Bが一部欠除天
井梁81のウエブに仮接合されている。そして、補助梁
23のエンドプレート23Bと補助梁83のエンドプレ
ート83Bとが、梁省略標準建物ユニット20の一部欠
除天井梁21、梁省略隣接建物ユニット80の一部欠除
天井梁81、それらの間のスペーサ26を挟んだ状態
で、高力ボルト27により完全剛接合される。尚、梁省
略標準建物ユニット20の一部欠除天井梁21、梁省略
隣接建物ユニット80の一部欠除天井梁81において、
補助梁23、83が接合されるウエブの両端にはスチフ
ナ28、87が溶接されている。
【0052】従って、第3実施形態には以下の作用があ
る。 梁省略標準建物ユニット20の天井梁省略部22と梁
省略隣接建物ユニット80の天井梁省略部82とを並置
することにより、梁省略空間を拡張できる。そして、梁
省略標準建物ユニット20の天井フレーム内に設けた
(工場取付)補助梁23と梁省略隣接建物ユニット80
の天井フレーム内に設けた(工場取付)補助梁83とを
互いに剛接合することにより、梁省略標準建物ユニット
20と梁省略隣接建物ユニット80のそれぞれの一部欠
除天井梁21、81に作用する鉛直方向荷重を、それら
の補助梁23、83を介して、当該梁省略標準建物ユニ
ット20と梁省略隣接建物ユニット80のそれぞれの非
欠除天井梁13に伝え、ひいてはそれらの非欠除天井梁
13が柱11、床梁12とともに構成する側面フレーム
に伝え、結果として梁省略標準建物ユニット20と梁省
略隣接建物ユニット80の構造耐力の低下を補うことが
できる。このとき、梁省略標準建物ユニット20と梁省
略隣接建物ユニット80のそれぞれにおいて、それらの
一部欠除梁21、81の梁省略部22、82寄り端部に
柱を設ける必要なく、梁省略標準建物ユニット20と梁
省略隣接建物ユニット80の構造耐力を確保できる。
【0053】図13(A)は梁省略標準建物ユニット2
0の補助梁23と梁省略隣接建物ユニット80の補助梁
83とを互いにピン接合したとき、鉛直方向荷重による
それら補助梁23、83の接合点、換言すれば一部欠除
梁21、81の撓み変形δが大であることを示す。これ
に対し、梁省略標準建物ユニット20の補助梁23と梁
省略隣接建物ユニット80の補助梁83とを互いに剛接
合した本発明では、図13(B)に示す如く、鉛直方向
荷重によるそれら補助梁23、83の接合点、換言すれ
ば一部欠除梁21、81の撓み変形δが小となり、建物
ユニット20、80の構造耐力の低下を良く補うことが
できるものとなる。
【0054】ユニット建物1A内で梁省略標準建物ユ
ニット20の天井梁省略部22が階段室50を区画形成
するとき、階段室50の有効天井高さ(H)を大きくと
ることができる。
【0055】また、梁省略標準建物ユニット20の天井
梁省略部22に梁省略隣接建物ユニット80の天井梁省
略部82を並置するものとしたから、それらの梁省略部
22、82が区画形成する階段室50を拡張できる。
【0056】(第4実施形態)(図14) 図14の第4実施形態が第3実施形態と異なる点は、梁
省略標準建物ユニット20の補助梁23を 2本の補助梁
91A、91Bとそれらの継なぎ梁91Cからなる補助
フレーム91とし、梁省略隣接建物ユニット80の補助
梁83も 2本の補助梁92A、92Bとそれらの継なぎ
梁92Cからなる補助フレーム92としたものである。
この場合にも、梁省略標準建物ユニット20の補助フレ
ーム91と梁省略隣接建物ユニット80の補助フレーム
92が、梁省略標準建物ユニット20の一部欠除天井梁
21、梁省略隣接建物ユニット80の一部欠除天井梁8
1、それらの間のスペーサ26を挟んだ状態で、高力ボ
ルト27により完全剛接合される。
【0057】この第4実施形態によれば、梁省略標準建
物ユニット20、梁省略隣接建物ユニット80のユニッ
ト寸法が大きくなり、広い床面或いは屋根面にて大きな
鉛直荷重を負担しなければならなくなったとき、それら
の梁省略標準建物ユニット20、梁省略隣接建物ユニッ
ト80に設ける補助梁91A、91Bもしくは92A、
92Bを複数本として補助梁91A、91Bもしくは9
2A、92Bの全体剛性を大とすることにより、それら
の鉛直荷重をそれらの補助梁91A、91Bもしくは9
2A、92Bから床もしくは天井の非欠除天井梁13に
確実に伝えるものとする。これにより、梁省略標準建物
ユニット20、梁省略隣接建物ユニット80の構造耐力
を向上できる。
【0058】(第5実施形態)(図15) 図15の第5実施形態が第3実施形態と異なる点は、梁
省略標準建物ユニット20の一部欠除梁21とこれに相
対する天井梁13との間に 2本の補助梁23A、23B
を掛け渡し、一方の補助梁23Aは一部欠除梁21にお
ける梁省略部22の近傍に、他方の補助梁23Bは一部
欠除梁21の中間部に設けた。そして、梁省略標準建物
ユニット20の天井フレームでは、補助梁23Aと補助
梁23Bの間に水平ブレース25Aを設け、補助梁23
Bと非欠除天井梁13の間に水平ブレース25Bを設け
た。
【0059】また、梁省略隣接建物ユニット80の一部
欠除梁81とこれに相対する非欠除梁13との間に 2本
の補助梁83A、83Bを掛け渡し、一方の補助梁83
Aは一部欠除梁81における梁省略部82の近傍に、他
方の補助梁83Bは一部欠除梁81の中間部に設けた。
そして、梁省略隣接建物ユニット80の天井フレームで
は、補助梁83Aと補助梁83Bの間に水平ブレース8
5Aを設け、補助梁83Bと非欠除天井梁13の間に水
平ブレース85Bを設けた。
【0060】この場合にも、梁省略標準建物ユニット2
0の補助梁23A(23B)と梁省略隣接建物ユニット
80の補助梁83A(83B)が、梁省略標準建物ユニ
ット20の一部欠除梁21、梁省略隣接建物ユニット8
0の一部欠除梁81、それらの間のスペーサ26A(2
6B)を挟んだ状態で、高力ボルト27A(27B)に
より完全剛接合される。
【0061】この第5実施形態による場合にも、梁省略
標準建物ユニット20、梁省略隣接建物ユニット80の
ユニット寸法が大きくなり、広い床面或いは屋根面にて
大きな鉛直荷重を負担しなければならなくなったとき、
それらの梁省略標準建物ユニット20、梁省略隣接建物
ユニット80に設ける補助梁23A、23Bもしくは8
3A、83Bを複数本として補助梁23A、23Bもし
くは83A、83Bの全体剛性を大とすることにより、
それらの鉛直荷重をそれらの補助梁23A、23Bもし
くは83A、83Bから床もしくは天井の非欠除梁13
に確実に伝えるものとする。これにより、梁省略標準建
物ユニット20、梁省略隣接建物ユニット80の構造耐
力を向上できる。
【0062】(補強梁配置例)(図16) 本発明の実施において、建物ユニットの床フレームもし
くは天井フレームに梁省略部を設けたことによって梁材
の剛性が低下し、その梁材の変形が過大になることを防
止すべく、床面もしくは天井面、屋根面を補強するため
の本発明の補助梁の設置位置は、下記(A) 、(B) の如く
になる。尚、図16において、101は下階建物ユニッ
ト、102は上階建物ユニット、103Aは上階床面の
補強梁、103Bは下階天井面の補強梁、103Cは上
階天井面の補強梁、104A〜104Cはそれら補強梁
の剛接合部である。
【0063】(A) 床面の補強(図16(A)、(B)) (A-1) 建物ユニットの床フレームに床面省略部を設けた
とき、この床フレーム内に本発明の補助梁103Aを設
け、当該建物ユニットが形成する床面を補強する(図1
6(A))。図16(A)は上階建物ユニットの床フレ
ーム内に補助梁103Aを設けたものである。
【0064】(A-2) 下階建物ユニットの天井フレームに
天井梁省略部を設けたとき、この天井フレーム内に本発
明の補強梁103Bを設け、当該建物ユニットの上に搭
載される上階建物ユニットが形成する床面を補強する
(図16(B))。
【0065】(B) 天井面、屋根面の補強(図16
(C)) 建物ユニットの天井フレームに天井梁省略部を設けたと
き、この天井フレーム内に本発明の補強梁103Cを設
け、当該建物ユニットが形成する天井面、屋根面を補強
する(図16(C))。
【0066】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ユニット
建物内に梁省略建物ユニットを設けるに際し、梁省略建
物ユニットを補強し、ユニット建物に一定の構造強度を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態のユニット建物を示す模式
図である。
【図2】図2はユニット建物の下階の構成と上階の構成
を示す模式図でである。
【図3】図3はユニット建物を分解して示す模式図であ
る。
【図4】図4は梁省略標準建物ユニットと梁省略隣接小
建物ユニットの補助梁の接合構造を示す模式図である。
【図5】図5は第2実施形態のユニット建物を示す模式
図である。
【図6】図6はユニット建物の配置例を示す模式図であ
る。
【図7】図7はユニット建物の配置例を示す模式図であ
る。
【図8】図8はユニット建物の配置例を示す模式図であ
る。
【図9】図9は標準建物ユニットを示す模式図である。
【図10】図10は変形例を示す模式図である。
【図11】図11は第2実施形態のユニット建物を示す
模式図である。
【図12】図12は梁省略標準建物ユニットと梁省略隣
接建物ユニットの補助梁の接合構造を示す模式図であ
る。
【図13】図13は補助梁の変形状態を示す模式図であ
る。
【図14】図14は第4実施形態のユニット建物を示す
模式図である。
【図15】図15は第5実施形態のユニット建物を示す
模式図である。
【図16】図16は補助梁の配置例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1A、1B ユニット建物 10 標準建物ユニット 11 柱 12 床梁 13 天井梁 20 梁省略標準建物ユニット 21 一部欠除天井梁(一部欠除梁) 22 天井梁省略部(梁省略部) 23、23A、23B 補助梁 30 小建物ユニット 40 梁省略隣接小建物ユニット 41 一部欠除天井梁(一部欠除梁) 42 天井梁省略部(梁省略部) 43 補助梁 50 階段室 52、58 一部欠除床梁(一部欠除梁) 53、59 床梁省略部(梁省略部) 54、61 補助梁 71A、71B、72A、72B 補助梁 80 梁省略隣接建物ユニット 81 一部欠除天井梁(一部欠除梁) 82 天井梁省略部(梁省略部) 83、83A、83B 補助梁 91A、91B、92A、92B 補助梁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の建物ユニットを接合してなり、 相隣る複数の建物ユニットのうちの一部である標準寸法
    の梁省略標準建物ユニットに一部欠除梁を備えて梁省略
    部を形成してなるユニット建物において、 上記梁省略標準建物ユニット内で、一部欠除梁とこれに
    相対する梁との間に補助梁を掛け渡し、 上記梁省略標準建物ユニットの梁省略部に隣接建物ユニ
    ットを並置し、 上記梁省略標準建物ユニットの補助梁を上記隣接建物ユ
    ニットの構造材に剛接合してなることを特徴とするユニ
    ット建物。
  2. 【請求項2】 前記隣接建物ユニットが一部欠除梁を備
    えて梁省略部を形成するとともに、該一部欠除梁とこれ
    に相対する梁との間に補助梁を掛け渡してなる梁省略隣
    接建物ユニットであり、 上記梁省略隣接建物ユニットの梁省略部を前記梁省略標
    準建物ユニットの梁省略部に並置し、 前記梁省略標準建物ユニットの補助梁と上記梁省略隣接
    建物ユニットの補助梁とを互いに剛接合してなる請求項
    1記載のユニット建物。
  3. 【請求項3】 前記隣接建物ユニットが標準建物ユニッ
    トより平面形状の小さい小建物ユニットであり、 前記梁省略標準建物ユニットの梁省略部に並置された前
    記隣接建物ユニットの、該梁省略標準建物ユニットに対
    する反対側に、他の小建物ユニットを並置し、 それら 2個の小建物ユニットの併合寸法を前記標準建物
    ユニットの標準寸法に合致せしめてなる請求項1又は2
    記載のユニット建物。
  4. 【請求項4】 前記梁省略標準建物ユニットと前記梁省
    略隣接建物ユニットのそれぞれにおいて、それらの一部
    欠除梁と該一部欠除梁に相対する梁との間に、複数本の
    補助梁を掛け渡してなる請求項2又は3記載のユニット
    建物。
  5. 【請求項5】 前記梁省略標準建物ユニットの梁省略部
    が階段室を区画形成してなる請求項1〜4のいずれかに
    記載のユニット建物。
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