JP2000054503A - 床構造及び建物ユニット並びにユニット建物 - Google Patents

床構造及び建物ユニット並びにユニット建物

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JP2000054503A
JP2000054503A JP10224578A JP22457898A JP2000054503A JP 2000054503 A JP2000054503 A JP 2000054503A JP 10224578 A JP10224578 A JP 10224578A JP 22457898 A JP22457898 A JP 22457898A JP 2000054503 A JP2000054503 A JP 2000054503A
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floor
auxiliary
beams
floor beam
building unit
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JP10224578A
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Yasuhiro Yoda
泰宏 余田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物ユニット等で一部欠除床梁の梁欠除部に
隣接する床空間にて床面材を支持し床面を構築するこ
と。 【解決手段】 建物ユニット40の床構造において、一
部欠除床梁42の梁欠除部43を挟む一方側に位置する
床梁12の中間部と、他方側に位置する床小梁45の中
間部とに補助継ぎ梁48を交差状に掛け渡し接合し、こ
の補助継ぎ梁49に補助床小梁49を交差状に掛け渡し
接合し、それら補助床小梁49と補助継ぎ梁48にて床
面材を支持するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は床構造及び建物ユニ
ット並びにユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、柱と床梁と天井梁を箱形に骨組し
てなる建物ユニット等の床構造にあっては、相対する床
梁間に床小梁を掛け渡し接合し、その床小梁の上部に床
根太を直交配置して該床小梁に接着剤併用で釘打ち固定
し、更に、その床根太の上に床面材を接着剤併用で釘打
ち固定している。
【0003】ところで、従来の建物ユニット等では、特
開平6-272317号公報に記載の如く、上下階に渡る階段室
を設けるとき、上階床梁において階段室の頭上空間に位
置する部分を一部切除することがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、建物ユニ
ット等で、上述の如く、相対する床梁のうち一方の床梁
がその一部を梁欠除部としてなる一部欠除床梁である場
合には、この相対する床梁間に床小梁を掛け渡して配置
することができない。このため、床梁が欠除された部分
に隣接して床面材を支持し床面を構築することができな
い。
【0005】本発明の課題は、建物ユニット等で一部欠
除床梁の梁欠除部に隣接する床空間にて床面材を支持し
床面を構築することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、相対する床梁の端部間に別の相対する床梁を、中間
部間に床小梁をそれぞれ交差状に掛け渡し接合し、それ
ら床梁と床小梁にて床面材を支持してなる床構造におい
て、相対する床梁のうちの少なくとも一方の床梁をその
長手方向の一部を梁欠除部としてなる一部欠除床梁とし
てなり、一部欠除床梁の梁欠除部を挟む一方側に位置す
る床梁もしくは床小梁の中間部と、他方側に位置する床
小梁の中間部とに補助継ぎ梁を交差状に掛け渡し接合
し、この補助継ぎ梁に補助床小梁を交差状に掛け渡し接
合し、それら補助床小梁と補助継ぎ梁にて床面材を支持
するようにしたものである。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記補助継ぎ梁と補助床小梁
とを十字状に掛け渡し接合し、補助床小梁の一端部を一
部欠除梁に相対する床梁に掛け渡し接合し、補助床小梁
の他端部を自由端としてなるようにしたものである。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記補助継ぎ梁と補助床小梁
とをT字状に掛け渡し接合し、補助床梁の一端部を一部
欠除梁に相対する床梁に掛け渡し接合してなるようにし
たものである。
【0009】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載の床構造と、柱と、天井梁とで箱形状
に組立てられてなるようにした建物ユニットである。
【0010】請求項5に記載の本発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載の床構造を備えるようにしたユニット
建物である。
【0011】尚、床構造は、建物ユニットの床でなくて
もよく、床パネル等のユニット化された床であってもよ
い。即ち、パネル式建物や、ユニット・パネル併用建物
の両側ユニット間に配設されるパネルであってもよい。
【0012】
【作用】請求項1の本発明によれば下記の作用があ
る。 建物ユニット等で一部欠除床梁の梁欠除部に隣接する
床空間に補助継ぎ梁と補助床小梁を交差状に配置した。
そして、補助継ぎ梁は、一部欠除床梁の梁欠除部を挟む
一方側に位置する床梁もしくは床小梁の中間部と、他方
側に位置する床小梁の中間部とに掛け渡し接合した。ま
た、補助床小梁は、補助継ぎ梁に支持させて他の床小梁
と平行配置せしめた。尚、補助継ぎ梁は、強度部材であ
り、床根太と異なり、一部欠除床梁の梁欠除部を挟む一
方側に位置する床梁もしくは床小梁の中間部と、他方側
に位置する床小梁の中間部とが長いスパン(梁欠除部の
長さに相当)である場合にも、補助床小梁を強固に支持
できる。これにより、一部欠除床梁の梁欠除部に隣接す
る床空間でも、強度部材としての補助継ぎ梁と補助床小
梁の存在により床面材を支持し、床面を構築することが
できる。
【0013】請求項2の本発明によれば下記の作用が
ある。 補助継ぎ梁と補助床小梁とを十字状に掛け渡し接合
し、補助床小梁の基端部を一部欠除床梁に相対する床梁
に掛け渡し接合し、補助床小梁の他端部を自由端とし
た。従って、一部欠除床梁の梁欠除部に隣接する床空間
において、補助継ぎ梁の長手方向の設置範囲と、補助床
小梁の長手方向の設置範囲に囲まれる範囲に床面材を支
持し、床面を構築することができる。このとき、補助床
小梁の自由端が補助継ぎ梁よりも突出して両者は十字状
をなすものであるから、補助継ぎ梁を一部欠除床梁の梁
欠除部に近接配置できない場合にも、補助床小梁の自由
端を一部欠除床梁の梁欠除部に近接配置し、その梁欠除
部の直近にも床面を構築することができる。
【0014】請求項3の本発明によれば下記の作用が
ある。 補助継ぎ梁と補助床小梁とをT字状に掛け渡し接合
し、補助床小梁の一端部を一部欠除床梁に相対する床梁
に掛け渡し接合した。従って、一部欠除床梁の梁欠除部
に隣接する床空間において、補助継ぎ梁の長手方向の設
置範囲と、補助床小梁の長手方向の設置範囲に囲まれる
範囲に床面材を支持し、床面を構築することができる。
【0015】請求項4、5の本発明によれば下記の作
用がある。 一部欠除床梁を有する建物ユニット、ユニット建物に
おいて、上記〜を実現できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態のユニット建
物を示す模式図、図2は図1の階段吹抜け部を示す模式
図、図3は床構造を示す模式図、図4は施工状態を示す
模式図、図5は第2実施形態のユニット建物を示す模式
図、図6は図5の階段吹抜け部を示す模式図、図7は床
構造を示す模式図、図8は第1実施形態の変形例を示す
模式図、図9は第2実施形態の変形例を示す模式図、図
10は標準建物ユニットを示す模式図である。
【0017】(第1実施形態)(図1〜図4、図8) ユニット建物1は、図1に示す如く、複数の建物ユニッ
ト(主として標準建物ユニット10)を左右上下に据え
付けて構築されるものであり、下階部分の一部に下階梁
省略建物ユニット20、30を配置し、それらの梁省略
建物ユニット20、30の上に上階梁省略建物ユニット
40、50を配置し、それらの上下階に渡る階段室60
を形成している。図2の60Aは階段吹抜け部を示す。
【0018】(標準建物ユニット10)(図10) 標準建物ユニット10は、図10に示す如く、各 4本の
角鋼管製柱11と形鋼製床梁12と形鋼製天井梁13と
を箱形に接合した骨組構造体である。
【0019】(下階梁省略建物ユニット20)(図1) 下階梁省略建物ユニット20は、図1に示す如く、標準
建物ユニット10と基本的構造を同様としながら、標準
建物ユニット10における1つの天井梁13を一部欠除
天井梁22とし、これによって天井梁欠除部23を形成
している。下階梁省略建物ユニット20は、その梁欠除
部23により階段室60の吹抜け部60Aを形成するも
のである。
【0020】また、下階梁省略建物ユニット20は、一
部欠除天井梁22の側傍で、一部欠除天井梁22とこれ
に相対する天井梁13との間に天井小梁25を掛け渡し
てある。尚、下階梁省略建物ユニット20は、一部欠除
天井梁22を天井小梁25の接合部の側傍で、補強柱2
6により支持している。
【0021】また、下階梁省略建物ユニット20は、一
部欠除天井梁22と天井小梁25が2本の非欠除天井梁
13、13とともに形成する天井フレーム内で、相対す
るコーナー部に張り渡される水平ブレース27、27を
備えることができる。
【0022】また、下階梁省略建物ユニット20は、階
段室60の吹抜け部60Aを区画するための補助継ぎ梁
28を、天井小梁25とこれに相対する天井梁13との
間に掛け渡して設けることができる。そして、補助継ぎ
梁28と天井小梁25が 2本の天井梁13、13ととも
に形成する天井フレーム内で、相対するコーナー部に張
り渡される水平ブレース29、29を備えることができ
る。
【0023】(下階梁省略建物ユニット30)(図1) 下階梁省略建物ユニット30は、図1に示す如く、標準
建物ユニット10と基本的構成を同様としながら、下階
梁省略建物ユニット20と水平方向で面対称状をなし、
標準建物ユニット10における1つの天井梁13を一部
欠除天井梁32とし、これによって天井梁欠除部33を
形成している。下階梁省略建物ユニット30は、その天
井梁欠除部33を下階梁省略建物ユニット20の天井梁
欠除部23に並置し、天井梁欠除部23とともにその天
井梁欠除部33により階段室60の吹抜け部60Aを区
画形成するものとした。
【0024】また、下階梁省略建物ユニット30は、一
部欠除天井梁32の側傍で、一部欠除天井梁32とこれ
に相対する天井梁13との間に天井小梁35を掛け渡し
ている。尚、下階梁省略建物ユニット30は、一部欠除
天井梁32を天井小梁35の接合部の側傍で、補強柱3
6により支持している。
【0025】また、下階梁省略建物ユニット30は、一
部欠除天井梁32と補助梁35が 2本の非欠除天井梁1
3、13とともに形成する天井フレーム内で、相対する
コーナー部に張り渡される水平ブレース37、37を備
えることができる。
【0026】(上階梁省略建物ユニット40)(図1) 上階梁省略建物ユニット40は、図1に示す如く、標準
建物ユニット10と基本的構造を同様としながら、標準
建物ユニット10における1つの床梁12を一部欠除床
梁42とし、これによって床梁欠除部43を形成してい
る。上階梁省略建物ユニット40は、その梁欠除部43
により階段室60の吹抜け部60Aを形成するものであ
る。
【0027】また、上階梁省略建物ユニット40は、一
部欠除床梁42の側傍で、一部欠除床梁42とこれに相
対する床梁12との間に床小梁45を掛け渡してある。
尚、上階梁省略建物ユニット40は、一部欠除床梁42
を床小梁45の接合部の側傍で、補強柱46により支持
している。
【0028】(上階梁省略建物ユニット50)(図1) 上階梁省略建物ユニット50は、図1に示す如く、標準
建物ユニット10と基本的構成を同様としながら、上階
梁省略建物ユニット40と水平方向で略面対称状をな
し、標準建物ユニット10における1つの床梁12を一
部欠除床梁52とし、これによって床梁欠除部53を形
成している。上階梁省略建物ユニット50は、その床梁
欠除部53を上階梁省略建物ユニット40の床梁欠除部
43に並置し、床梁欠除部43とともにその床梁欠除部
53により階段室60の吹抜け部60Aを区画形成する
ものとした。
【0029】また、上階梁省略建物ユニット50は、一
部欠除床梁52の側傍で、一部欠除床梁52とこれに相
対する床梁12との間に床小梁55を掛け渡している。
尚、上階梁省略建物ユニット50は、一部欠除床梁52
を床小梁55の接合部の側傍で補強柱56により支持し
ている。
【0030】以下、上階梁省略建物ユニット40の床構
造について説明する(図3、図4)。上階梁省略建物ユ
ニット40は、図3に示す如く、相対する床梁12と一
部欠除床梁42の端部間に床梁12を、中間部間に床小
梁45をそれぞれ交差状に掛け渡し接合し、それら床梁
12と床小梁45にて床根太47を接着剤併用で釘打ち
固定することにより支持し、更に、その床根太47の上
に床面材(不図示)を接着剤併用で釘打ち固定すること
により支持し床面を構築する。
【0031】然るに、上階梁省略建物ユニット40は、
一部欠除床梁42の梁欠除部43に隣接する床空間で、
以下の如くにより床面材を支持して床面を構築する。即
ち、上階梁省略建物ユニット40にあっては、十字状に
掛け渡し接合した補助継ぎ梁48と補助床小梁49とを
用いる。補助継ぎ梁48は、一部欠除床梁42の梁欠除
部43を挟む一方側に位置する床梁12の中間部と、他
方側に位置する床小梁45の中間部とに交差状に掛け渡
し接合される。補助床小梁49の一端部は一部欠除床梁
42に相対する床梁12に掛け渡し接合し、補助床小梁
49の他端部は自由端とされて補助継ぎ梁48から突出
している。そして、補助床小梁49の一端部から他端部
の自由端の全範囲おいて、床根太47を支持し、その床
根太47の上に床面材(不図示)を支持して床面を構築
する。
【0032】図4に示す如く、補助継ぎ梁48は例えば
角鋼管からなり、補助床小梁49は長尺角鋼管101と
短尺角鋼管102とからなって長尺角鋼管101を補助
継ぎ梁48の一方の側面に溶接され短尺角鋼管102を
補助継ぎ梁48の他方の側面に溶接されて構成される。
また、補助継ぎ梁48は、両端部にC字状接続具48
A、48Aを備え、これらの接続具48A、48Aを床
梁12、床小梁45のそれぞれに溶接(ボルト等の他の
手段でも可)される。また、補助床小梁49は、一端部
にC字状接続具49Aを備え、この接続具49Aを床梁
12に溶接(ボルト等の他の手段でも可)される。尚、
床梁12の端部外周には柱11との接合のための接合片
が設けられているため、補助継ぎ梁48は柱11から接
合片よりも離れた位置に設けられる。
【0033】尚、上階梁省略建物ユニット40の製造過
程では、図4に示す如く、一部欠除床梁42の梁欠除部
43に仮梁43Aが仮止めされる。
【0034】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 建物ユニット40で一部欠除床梁42の梁欠除部43
に隣接する床空間に補助継ぎ梁48と補助床小梁49を
交差状に配置した。そして、補助継ぎ梁48は、一部欠
除床梁42の梁欠除部43を挟む一方側に位置する床梁
12の中間部と、他方側に位置する床小梁45の中間部
とに掛け渡し接合した。また、補助床小梁49は、補助
継ぎ梁48に支持させて他の床小梁45と平行配置せし
めた。尚、補助継ぎ梁48は、強度部材であり、床根太
47と異なり、一部欠除床梁42の梁欠除部43を挟む
一方側に位置する床梁12の中間部と、他方側に位置す
る床小梁45の中間部とが長いスパン(梁欠除部43の
長さに相当)である場合にも、補助床小梁49を強固に
支持できる。これにより、一部欠除床梁42の梁欠除部
43に隣接する床空間でも、強度部材としての補助継ぎ
梁48と補助床小梁49の存在により床面材を支持し、
床面を構築することができる。
【0035】補助継ぎ梁48と補助床小梁49とを十
字状に掛け渡し接合し、補助床小梁49の基端部を一部
欠除床梁42に相対する床梁12に掛け渡し接合し、補
助床小梁49の他端部を自由端とした。従って、一部欠
除床梁42の梁欠除部43に隣接する床空間において、
補助継ぎ梁48の長手方向の設置範囲と、補助床小梁4
9の長手方向の設置範囲に囲まれる範囲に床面材を支持
し、床面を構築することができる。このとき、補助床小
梁49の自由端が補助継ぎ梁48よりも突出して両者は
十字状をなすものであるから、補助継ぎ梁48を一部欠
除梁42の梁欠除部43に近接配置できない場合にも、
補助床小梁49の自由端を一部欠除床梁42の梁欠除部
43に近接配置し、その梁欠除部43の直近にも床面を
構築することができる。
【0036】以下、上階梁省略建物ユニット40の変形
例について説明する。図8(A)は梁省略建物ユニット
40の床伏せ図であり、相対する床梁12と一部欠除床
梁42との間に、十字状をなすように接合した補助継ぎ
梁48と補助床小梁49を設置し、前述の如くに床面を
構築した。
【0037】これに対し、図8(B)は、相対する床梁
12と一部欠除床梁42との間に、T字状をなすように
接合した補助継ぎ梁48と補助床小梁49を設置し、床
面を構築するものである。
【0038】また、図8(C)は、相対する両方の床梁
12を一部欠除床梁42とし、両一部欠除床梁42の間
に、 2本の補助継ぎ梁48、48と 1本の補助床小梁4
9を交差状に接合して設置し、補助床小梁49の端部を
補助継ぎ梁48から突出した自由端としたものであり、
これらの補助継ぎ梁48、48、補助床小梁49により
床面を構築するものである。
【0039】また、図8(D)は、相対する両方の床梁
12を一部欠除床梁42とし、両一部欠除床梁42の間
に、 2本の補助継ぎ梁48、48と 1本の補助床小梁4
9をI字状をなすように接合して設置し、床面を構築す
るものである。
【0040】(第2実施形態)(図5〜図7、図9) 第2実施形態のユニット建物1Aが第1実施形態のユニ
ット建物1と異なる点は、図5、図6に示す如く、第1
実施形態の梁省略建物ユニット20〜40に代わる梁省
略建物ユニット20A〜40Aにより、ユニット外側沿
いでなく、ユニット内側に階段室60を形成したことに
ある。従って、下階梁省略建物ユニット20Aは天井梁
13の中間部を梁欠除部23とする一部欠除天井梁22
を備え、この梁欠除部23の両側に補強柱26、26を
備える。下階梁省略建物ユニット30Aは、天井梁13
の中間部を梁欠除部33とする一部欠除天井梁32を備
え、この梁欠除部33の両側に補強柱36、36を備え
る。上階梁省略建物ユニット40Aは、床梁12の中間
部を梁欠除部43とする一部欠除床梁42を備え、この
一部欠除床梁42の両側に補強柱46、46を備える。
上階梁省略建物ユニット50Aは、床梁12の中間部を
梁欠除部53とする一部欠除床梁52を備え、この一部
欠除床梁52の両側に補強柱56、56を備える。
【0041】そして、上階梁省略建物ユニット40Aの
床構造にあっては、図7に示す如く、一部欠除床梁42
の梁欠除部43に隣接する床空間で、十字状に掛け渡し
接合した補助継ぎ梁61と補助床小梁62とを用いた。
補助継ぎ梁61は、一部欠除床梁42の梁欠除部43を
挟む一方側に位置する床小梁45の中間部と、他方側に
位置する床小梁45の中間部とに交差状に掛け渡し接合
される。補助床小梁62の一端部は一部欠除床梁42に
相対する床梁12に掛け渡し接合し、補助床小梁62の
他端部は自由端とされて補助継ぎ梁61から突出してい
る。そして、補助床小梁62の一端部から他端部の自由
端の全範囲おいて、床根太47を支持し、その床根太4
7の上に床面材(不図示)を支持して床面を構築する。
【0042】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 建物ユニット1Aで一部欠除床梁42の梁欠除部43
に隣接する床空間に補助継ぎ梁61と補助床小梁62を
交差状に配置した。そして、補助継ぎ梁61は、一部欠
除床梁42の梁欠除部43を挟む一方側に位置する床小
梁45の中間部と、他方側に位置する床小梁45の中間
部とに掛け渡し接合した。また、補助床小梁62は、補
助継ぎ梁61に支持させて他の床小梁45と平行配置せ
しめた。尚、補助継ぎ梁61は、強度部材であり、床根
太47と異なり、一部欠除床梁42の梁欠除部43を挟
む一方側に位置する床小梁45の中間部と、他方側に位
置する床小梁45の中間部とが長いスパン(梁欠除部4
3の長さに相当)である場合にも、補助床小梁62を強
固に支持できる。これにより、一部欠除床梁42の梁欠
除部43に隣接する床空間でも、強度部材としての補助
継ぎ梁61と補助床小梁62の存在により床面材を支持
し、床面を構築することができる。
【0043】補助継ぎ梁61と補助床小梁62とをT
字状に掛け渡し接合し、補助床小梁62の一端部を一部
欠除床梁42に相対する床梁12に掛け渡し接合した。
従って、一部欠除床梁42の梁欠除部43に隣接する床
空間において、補助継ぎ梁61の長手方向の設置範囲
と、補助床小梁62の長手方向の設置範囲に囲まれる範
囲に床面材を支持し、床面を構築することができる。
【0044】以下、梁省略建物ユニット40Aの変形例
について説明する。図9(A)は梁省略建物ユニット4
0Aの床伏せ図であり、相対する床梁12と一部欠除床
梁42との間に、十字状をなすように接合した補助継ぎ
梁61と補助床小梁62を設置し、上述の如くに床面を
構築した。
【0045】これに対し、図9(B)は、相対する床梁
12と一部欠除床梁42との間に、T字状をなすように
接合した補助継ぎ梁61と補助床小梁62を設置し、床
面を構築するものである。
【0046】また、図9(C)は、相対する両方の床梁
12を一部欠除床梁42とし、両一部欠除床梁42の間
に、 2本の補助継ぎ梁61、61と、 1本の補助床小梁
62を交差状に接合して設置し、補助床小梁62の端部
を補助継ぎ梁61から突出した自由端としたものであ
り、これらの補助継ぎ梁61、61、補助床小梁62に
より床面を構築するものである。
【0047】また、図9(D)は、相対する両方の床梁
12を一部欠除床梁42とし、両一部欠除床梁42の間
に、 2本の補助継ぎ梁61、61と、 1本の補助床小梁
62をI字状をなすように接合して設置し、床面を構築
するものである。
【0048】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の床構造は、建物ユニットの床に限らず、床パネル
等のユニット化された床であってもよい。即ち、パネル
式建物や、ユニット・パネル併用建物の両側ユニット間
に配設されるパネルであってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、建物ユニ
ット等で一部欠除床梁の梁欠除部に隣接する床空間にて
床面材を支持し床面を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態のユニット建物を示す模式
図である。
【図2】図2は図1の階段吹抜け部を示す模式図であ
る。
【図3】図3は床構造を示す模式図である。
【図4】図4は施工状態を示す模式図である。
【図5】図5は第2実施形態のユニット建物を示す模式
図である。
【図6】図6は図5の階段吹抜け部を示す模式図であ
る。
【図7】図7は床構造を示す模式図である。
【図8】図8は第1実施形態の変形例を示す模式図であ
る。
【図9】図9は第2実施形態の変形例を示す模式図であ
る。
【図10】図10は標準建物ユニットを示す模式図であ
る。
【符号の説明】
11 柱 12 床梁 13 天井梁 40、40A 建物ユニット 42 一部欠除床梁 43 梁欠除部 45 床小梁 47 床根太 48 補助継ぎ梁 49 補助床小梁 61 補助継ぎ梁 62 補助床小梁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対する床梁の端部間に別の相対する床
    梁を、中間部間に床小梁をそれぞれ交差状に掛け渡し接
    合し、それら床梁と床小梁にて床面材を支持してなる床
    構造において、 相対する床梁のうちの少なくとも一方の床梁をその長手
    方向の一部を梁欠除部としてなる一部欠除床梁としてな
    り、 一部欠除床梁の梁欠除部を挟む一方側に位置する床梁も
    しくは床小梁の中間部と、他方側に位置する床小梁の中
    間部とに補助継ぎ梁を交差状に掛け渡し接合し、この補
    助継ぎ梁に補助床小梁を交差状に掛け渡し接合し、それ
    ら補助床小梁と補助継ぎ梁にて床面材を支持することを
    特徴とする床構造。
  2. 【請求項2】 前記補助継ぎ梁と補助床小梁とを十字状
    に掛け渡し接合し、補助床小梁の一端部を一部欠除梁に
    相対する床梁に掛け渡し接合し、補助床小梁の他端部を
    自由端としてなる請求項1記載の床構造。
  3. 【請求項3】 前記補助継ぎ梁と補助床小梁とをT字状
    に掛け渡し接合し、補助床梁の一端部を一部欠除梁に相
    対する床梁に掛け渡し接合してなる請求項1記載の床構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の床構造
    と、柱と、天井梁とで箱形状に組立てられてなる建物ユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の床構造
    を備えたユニット建物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002218340A (ja) * 2001-01-19 2002-08-02 Sony Corp 受信装置および方法、放送装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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