JPH1181480A - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JPH1181480A
JPH1181480A JP24118097A JP24118097A JPH1181480A JP H1181480 A JPH1181480 A JP H1181480A JP 24118097 A JP24118097 A JP 24118097A JP 24118097 A JP24118097 A JP 24118097A JP H1181480 A JPH1181480 A JP H1181480A
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JP
Japan
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building
floor
unit
units
building units
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JP24118097A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Yoda
泰宏 余田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階段室等の吹抜け部を備えるユニット建物に
おいて、構造簡素にすること。 【解決手段】 ユニット建物10において、上下階の離
し置き空間13A、13Bの互いに対応する部分を吹抜
け部51として連通してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階段室等の吹抜け
部を備える等に好適なユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭59-106641 号、特開昭59-1
06642 号公報に記載される如く、複数の柱と床梁と天井
梁を接合して形成した複数の建物ユニットを用いてなる
ユニット建物において、相隣る建物ユニットを離隔配置
して離し置き空間を形成するものがある(従来技術
1)。
【0003】また、従来、特開平6-272317号公報に記載
の如く、左右上下に相隣る建物ユニットうちの少なくと
も一部の建物ユニットを梁省略建物ユニットとし、この
梁省略建物ユニットの天井梁の一部を欠如せしめ、当該
建物ユニット内の一部に天井高さを拡大した階段室(頭
上空間を確保した階段室)を形成してなるものがある
(従来技術2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術1のユニット建物は、離し置き空間の床部を構成する
床パネルをユニット間の基礎の上に設置し、或いはユニ
ット間に張り渡した継ぎ梁の上に設置するものであるに
過ぎない。即ち、離し置き空間の構成材が建物に作用す
る外力に対する耐力上の構造材として機能するところが
なく、建物に作用する外力は離し置き空間の両側の建物
ユニットで負担するものとなり、両側の建物ユニットの
部材寸法を大断面化したり、補強材の付加を必要とする
等、構造複雑になる。
【0005】また、従来技術2のユニット建物は、階段
室を形成するために建物ユニットの天井梁の一部を欠如
せしめるものであり、当該建物ユニットの構造耐力を低
下するものとなる。このため、建物ユニットの構造耐力
の低下を相隣る他の建物ユニットで負担したり、補強材
の付加を必要とする等、構造複雑になる。
【0006】本発明の課題は、離し置き空間を備えるユ
ニット建物において、簡素な構造にして高い構造耐力を
具備せしめることにある。
【0007】また、本発明の課題は、階段室等の吹抜け
部を備えるユニット建物において、構造簡素にすること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数の柱と床梁と天井梁を接合して形成した複数の
建物ユニットを用いてなり、相隣る建物ユニットを離隔
配置して離し置き空間を形成してなるユニット建物にお
いて、相隣る建物ユニットの間の離し置き空間の側傍に
壁フレームを立て、壁フレームをそれらの両建物ユニッ
トに接合してなるようにしたものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、複数の建物ユ
ニットを用いてなり、相隣る建物ユニットを離隔配置し
て離し置き空間を形成してなるユニット建物において、
標準寸法の建物ユニットである標準建物ユニットを 2個
隣接配置した場合に占められる2ユニット分空間に、標
準建物ユニットより平面形状の小さい小建物ユニット2
個を離隔配置して前記離し置き空間を形成してなるよう
にしたものである。
【0010】請求項3に記載の本発明は、複数の建物ユ
ニットを用いてなり、相隣る建物ユニットを離隔配置し
て離し置き空間を形成してなるユニット建物において、
相隣る建物ユニットの間の離し置き空間の側傍に壁フレ
ームを立て、壁フレームをそれらの両建物ユニットに接
合してなり、他の2個の建物ユニットを相互に隣接配置
し、その隣接境界部を前記離し置き空間の上下左右のい
ずれかに面してなるようにしたものである。
【0011】請求項4に記載の本発明は、下階の上に上
階を有し、上下階の互いに対応する部分のそれぞれで、
相隣る建物ユニットを離隔配置して上下階の離し置き空
間を形成してなるユニット建物において、相隣る上階建
物ユニットの間の上階離し置き空間の床部に、下階離し
置き空間の天井部をも兼ねる上階床フレームを設けてな
るようにしたものである。
【0012】請求項5に記載の本発明は、下階の上に上
階を有し、上下階の少なくともいずれかで、相隣る建物
ユニットを離隔配置して離し置き空間を形成してなるユ
ニット建物において、前記離し置き空間の床部又は天井
部の一部を吹抜け部とし、床部又は天井部の他部に床フ
レーム又は天井フレームを設けてなるようにしたもので
ある。
【0013】請求項6に記載の本発明は、請求項5に記
載のユニット建物であって、上下階の少なくともいずれ
かで、相隣る建物ユニットの間の離し置き空間の側傍に
壁フレームを立て、壁フレームをそれらの両建物ユニッ
トに接合してなるようにしたものである。
【0014】請求項7に記載の本発明は、請求項5又は
6に記載のユニット建物であって、前記吹抜け部を階段
室としてなるようにしたものである。
【0015】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記の作用
がある。 ユニット建物において、相隣る建物ユニットの間の離
し置き空間の側傍に壁フレームを立て、壁フレームをそ
れらの両建物ユニットに接合した。これにより、離し置
き空間の側傍の壁フレームが、建物に作用する外力に対
する耐力上の構造材となる。従って、建物に作用する外
力は離し置き空間の両側の建物ユニットとともに、当該
離し置き空間を構成する壁フレームで負担するものとな
り、両側の建物ユニットの部材寸法を格別大断面化した
り格別の補強材の付加を必要とせず、簡素な構造にして
高い構造耐力を具備せしめることができる。
【0016】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ユニット建物において、2個の標準建物ユニットが隣
接配置される場合に占められる2ユニット分空間に、2
個の小建物ユニットを離隔配置して離し置き空間を形成
することにより、通常では柱や梁の生じる部分に開口部
や吹抜け部を設ける等、構造簡素にして間取りの自由度
を向上できる。
【0017】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ユニット建物において、2個の建物ユニットを離隔配
置して離し置き空間を形成し、この離し置き空間の上下
左右のいずれかに他の2個の相互に離隔配置される建物
ユニットの隣接境界部を面して配置することにより、ユ
ニット建物内で通常では柱や梁の生じる部分に開口部や
吹抜け部を設ける等、構造簡素にして間取りの自由度を
向上できる。
【0018】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 上階離し置き空間の床部と下階離し置き空間の天井部
を、1枚の上階床フレームにフレーム化した。従って、
上下階でそれらの床フレームと天井フレームとを分離独
立してなるものに比して、床と天井の構成を構造簡素に
し、且つその施工組立性を簡易にできる。また、1枚の
上階床フレームが下階天井部に渡る大きな梁成を具備す
るものとなるから、上階床部と下階天井部の構造耐力を
向上できる。
【0019】請求項5、7に記載の本発明によれば下記
の作用がある。 ユニット建物において、上下階の少なくともいずれか
に離し置き空間を設け、この離し置き空間の一部を階段
室等として用いる吹抜け部とした。従って、吹抜け部を
構成するために、下階建物ユニットの天井梁の一部を欠
如せしめる等の必要がなく、構造簡素にして吹抜け部を
形成できる。
【0020】請求項6に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ユニット建物において、上下階の少なくともいずれか
で、相隣る建物ユニットの間の離し置き空間の側傍に壁
フレームを立て、壁フレームをそれらの両建物ユニット
に接合した。これにより、離し置き空間の側傍の壁フレ
ームが、建物に作用する外力に対する耐力上の構造材と
なる。従って、建物に作用する外力は離し置き空間の両
側に建物ユニットとともに、当該離し置き空間を構成す
る壁フレームで負担するものとなり、両側の建物ユニッ
トの部材寸法を格別大断面化したり格別の補強材の付加
を必要とせず、簡素な構造にして高い構造耐力を具備せ
しめることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態のユニット建
物を示す模式図、図2は第1実施形態の下階部分を示す
模式図、図3は第1実施形態の下階レイアウトを示す模
式図、図4は階段室の設置状態を示す模式図、図5は第
2実施形態のユニット建物を示す模式図、図6は第3実
施形態のユニット建物を示す模式図、図7は標準建物ユ
ニットを示す模式図、図8は狭幅建物ユニットを示す模
式図である。
【0022】(第1実施形態)(図1〜図4、図7、図
8) 図1のユニット建物10は、基礎1の左右上下に複数の
建物ユニット、例えば図7の標準建物ユニット11、図
8の狭幅建物ユニット12を据付けて構築されたもので
ある。
【0023】ユニット建物10は、その少なくとも一部
に上下階を有し、上下階の互いに対応する部分のそれぞ
れで、相隣る狭幅建物ユニット12、12を離隔配置
し、上下階の離し置き空間13A、13Bを形成してい
る。
【0024】尚、標準建物ユニット11は、図7に示す
如く、各 4本の角鋼管製柱21、形鋼製床梁22、形鋼
製天井梁23を箱型に接合した骨組構造体である。ま
た、狭幅建物ユニット12は、図8に示す如く、各 4本
の角鋼管製柱31、形鋼製床梁32、形鋼製天井梁33
を箱型に接合した骨組構造体であり、その短手方向幅を
標準建物ユニット11の短手方向幅の半分サイズとした
ものである。
【0025】ユニット建物10において、図1、図2に
示す如く、下階の離し置き空間13Aは、下階の相隣る
狭幅建物ユニット12、12の間で、床フレーム41、
一対の壁フレーム42、42、上階床フレーム43によ
り区画形成される。また、上階の離し置き空間13B
は、上階の相隣る狭幅建物ユニット12、12の間で、
上階床フレーム43、一対の壁フレーム44、44、天
井フレーム45により区画形成される。
【0026】即ち、ユニット建物10は、標準建物ユニ
ット11を2個隣接配置した場合に占められる2ユニッ
ト分間に、標準建物ユニット11より狭幅の狭幅建物ユ
ニット12を2個離隔配置して離し置き空間13A、1
3Bを形成した。そして、相隣る狭幅建物ユニット1
2、12の間の離し置き空間13A、13Bのそれぞれ
の側傍に壁フレーム44を立て、壁フレーム44をそれ
らの両狭幅建物ユニット12、12に接合するととも
に、他の2個の標準建物ユニット11、11を隣接配置
し、その隣接境界部をそれらの離し置き空間13A、1
3Bの上下左右のいずれか、本実施形態では左右の少な
くとも一方(図3)に面するように配置した。
【0027】ここで、床フレーム41は、 4本の形鋼製
床梁41Aを接合した床枠組に床面材41Bを貼り付け
てなり、各床梁41Aを基礎1に固定される。
【0028】また、壁フレーム42は 2本の角鋼管製柱
42Aと各 1本の形鋼製床梁42B、形鋼製天井梁42
Cを接合した壁枠組からなり、下階狭幅建物ユニット1
2の長手方向の両端部で、各柱42Aを相接する下階狭
幅建物ユニット12の柱21に接合される。
【0029】また、上階床フレーム43は下階の離し置
き空間13Aの天井部と上階の離し置き空間13Bの床
部を1枚のフレーム化したものであり、 4本の形鋼製床
梁43Aを接合した床枠組に床面材43Bを貼り付けて
なり、相対する一対の床梁43A、43Aに設けた接続
金物43Cを相接する下階狭幅建物ユニット12の天井
梁23に接合される。
【0030】また、壁フレーム44は、壁フレーム42
と同様に、 2本の角鋼管製柱44Aと各1本の形鋼製床
梁44B(不図示)、形鋼製天井梁44C(不図示)を
接合した壁枠組からなり、上階狭幅建物ユニット12の
長手方向の両端部で、各柱44Aを相接する上階狭幅建
物ユニット12の柱21に接合される。
【0031】また、天井フレーム45は、 4本の形鋼製
天井梁45Aを接合した天井枠組に天井面材45B(不
図示)を貼り付けてなり、相対する一対の天井梁45
A、45Aに設けた接続金物45C(不図示)を相接す
る上階狭幅建物ユニット12の天井梁23に接合され
る。
【0032】然るに、ユニット建物10にあっては、図
2、図3、図4(B)に示す如く、上下階の離し置き空
間13A、13Bの互いに対応する部分を吹抜け部51
として連通し、この吹抜け部51を階段室52としてい
る。具体的には、ユニット建物10は、上階床フレーム
43の一部を削除し、この削除部分を上記吹抜け部51
としている。階段53は、昇り口部分を床フレーム41
の床梁41Aに支持され、昇り口部分を下階狭幅建物ユ
ニット12の天井梁23(及び上階狭幅建物ユニット1
2の床梁22)に支持される。
【0033】上下階の離し置き空間13A、13Bに渡
る吹抜け部51を階段室51として用いることにより、
階段53の勾配を緩やかにしても、階段室52の頭上空
間を確保できる(図4(B))。これに対し、階段53
を相隣る標準建物ユニット11、11に渡って設ける場
合には、階段53の上方に存在することとなる天井梁2
3が頭上空間Hを狭くする(図4(A))。
【0034】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 ユニット建物10において、上下階の互いに対応する
部分に上下階の離し置き空間13A、13Bを設け、こ
の上下階の離し置き空間13A、13Bの互いに対応す
る部分を階段室52として用いる吹抜け部51として連
通せしめた。従って、吹抜け部51を構成するために、
下階建物ユニット12の天井梁23の一部を欠如せしめ
る等の必要がなく、構造簡素にして吹抜け部51を形成
できる。
【0035】上階離し置き空間13Bの底部と下階離
し置き空間13Aの天井部とを兼ねる上階床フレーム4
3の一部を削除することにより、構造簡素にして吹抜け
部51を形成できる。個のとき、1枚の上階床フレーム
43が上階離し置き空間13Bの底部と下階離し置き空
間13Aの天井部とを兼ねるものであるから、上下階で
それらの床フレームと天井フレームとを分離独立してな
るものに比して、床と天井の構成を構造簡素にし、且つ
その施工組立性を簡易にできる。また、1枚の上階床フ
レーム43が下階天井部に渡る大きな梁成を具備するも
のとなるから、上階床部と下階天井部の構造耐力を向上
できる。
【0036】上下階の離し置き空間13A、13Bを
連通して吹抜け部51を構成するユニット建物10にお
いて、上下階のそれぞれで、相隣る建物ユニット12、
12の間の離し置き空間13A、13Bの側傍に壁フレ
ーム42、44を立て、壁フレーム42、44をそれら
の両建物ユニット12、12に接合した。これにより、
上下階のそれぞれで、離し置き空間13A、13Bの側
傍の壁フレーム42、44が、建物10に作用する外力
に対する耐力上の構造材となる。従って、建物10に作
用する外力は離し置き空間13A、13Bの両側に建物
ユニット12、12とともに、当該離し置き空間13
A、13Bを構成する壁フレーム42、44で負担する
ものとなり、両側の建物ユニット12、12の部材寸法
を格別大断面化したり格別の補強材の付加を必要とせ
ず、簡素な構造にして高い構造耐力を具備せしめること
ができる。
【0037】上下階のそれぞれで離し置き空間13
A、13Bの側傍に壁フレーム42、44を立てたの
で、上下階の離し置き空間13A、13Bの開口部の設
置の自由度を増すことができる。
【0038】ユニット建物10において、2個の標準
建物ユニット11が隣接配置される場合に占められる2
ユニット分空間に、2個の狭幅建物ユニット12を離隔
配置して離し置き空間13A、13Bを形成することに
より、通常では柱21や梁22、23の生じる部分に開
口部や吹抜け部を設ける等、構造簡素にして間取りの自
由度を向上できる。
【0039】ユニット建物10において、2個の狭幅
建物ユニット12を離隔配置して離し置き空間13A、
13Bを形成し、この離し置き空間13A、13Bの上
下左右のいずれかに他の2個の相互に隣接配置される標
準建物ユニット11の隣接境界部を面して配置すること
により、ユニット建物10内で通常では柱21や梁2
2、23の生じる部分に開口部や吹抜け部を設ける等、
構造簡素にして間取りの自由度を向上できる。
【0040】尚、ユニット建物10におけるように、上
下階に離し置き空間13A、13Bを設けるものにあっ
ては、離し置き空間13A、13Bの壁フレーム42、
44を不設置とすることもできる。
【0041】(第2実施形態)(図5) 図5のユニット建物10Aは、下階の相隣る狭幅建物ユ
ニット12、12を離隔配置した離し置き空間13Aを
形成し、下階の狭幅建物ユニット12、離し置き空間1
3A、狭幅建物ユニット12の上に上階の相隣る標準建
物ユニット11、11を搭載したものである。
【0042】ユニット建物10Aの離し置き空間13A
は、下階の相隣る狭幅建物ユニット12、12の間で、
床フレーム41、一対の壁フレーム42、42、天井フ
レーム45により区画形成される。床フレーム41、壁
フレーム42、天井フレーム45の構成と取着構造は、
第1実施形態の床フレーム41、壁フレーム42、天井
フレーム45におけると実質的に同一である。
【0043】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 ユニット建物10Aにおいて、下階で、相隣る建物ユ
ニット12、12の間の離し置き空間13Aの側傍に壁
フレーム42を立て、壁フレーム42をそれらの両建物
ユニット12、12に接合した。これにより、下階で、
離し置き空間13Aの側傍の壁フレーム42が、建物1
0に作用する外力に対する耐力上の構造材となる。従っ
て、建物10に作用する外力は離し置き空間13Aの両
側の建物ユニット12、12とともに、当該離し置き空
間13Aを構成する壁フレーム42で負担するものとな
り、両側の建物ユニット12、12の部材寸法を格別大
断面化したり格別の補強材の付加を必要とせず、簡素な
構造にして高い構造耐力を具備せしめることができる。
【0044】下階に離し置き空間13Aを設けたの
で、下階の間取りの自由度を増すことができる。また、
離し置き空間13Aの側傍に壁フレーム42を立てたの
で、当該離し置き空間13Aの開口部の設置の自由度を
増すことができる。
【0045】(第3実施形態)(図6) 図6のユニット建物10Bは、下階の相隣る標準建物ユ
ニット11、11の上に、上階の相隣る狭幅建物ユニッ
ト12、12を離隔配置して離し置き空間13Bを形成
したものである。
【0046】ユニット建物10Bの離し置き空間13B
は、上階の相隣る狭幅建物ユニット12、12の間で、
床フレーム43A、一対の壁フレーム44、44、天井
フレーム45により区画形成される。床フレーム43A
(床フレーム43のうちの床部分のみからなるもの)、
壁フレーム44、天井フレーム45の構成と取着構造
は、第1実施形態の床フレーム43、壁フレーム44、
天井フレーム45におけると実質的に同一である。
【0047】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 ユニット建物10Bにおいて、上階で、相隣る建物ユ
ニット12、12の間の離し置き空間13Bの側傍に壁
フレーム44を立て、壁フレーム44をそれらの両建物
ユニット12、12に接合した。これにより、上階で、
離し置き空間13Bの側傍の壁フレーム44が、建物1
0に作用する外力に対する耐力上の構造材となる。従っ
て、建物10に作用する外力は離し置き空間の両側の建
物ユニット12、12とともに、当該離し置き空間13
Bを構成する壁フレーム44で負担するものとなり、両
側の建物ユニット12、12の部材寸法を格別大断面化
したり格別の補強材の付加を必要とせず、簡素な構造に
して高い構造耐力を具備せしめることができる。
【0048】上階に離し置き空間13Bを設けたの
で、上階で間取りの自由度を増すことができる。また、
離し置き空間13Bの側傍に壁フレーム44を立てたの
で、当該離し置き空間13Bの開口部の設置の自由度を
増すことができる。
【0049】尚、ユニット建物10Bにおけるように、
上階にのみ離し置き空間13Bを設けるものにあって
は、離し置き空間13Bの壁フレーム44を不設置とす
ることもできる。
【0050】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、離し置き
空間を備えるユニット建物において、簡素な構造にして
高い構造耐力を具備せしめることができる。
【0052】また、本発明によれば、階段室等の吹抜け
部を備えるユニット建物において、構造簡素にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態のユニット建物を示す模式
図である。
【図2】図2は第1実施形態の下階部分を示す模式図で
ある。
【図3】図3は第1実施形態の下階レイアウトを示す模
式図である。
【図4】図4は階段室の設置状態を示す模式図である。
【図5】図5は第2実施形態のユニット建物を示す模式
図である。
【図6】図6は第3実施形態のユニット建物を示す模式
図である。
【図7】図7は標準建物ユニットを示す模式図である。
【図8】図8は狭幅建物ユニットを示す模式図である。
【符号の説明】
10、10A、10B ユニット建物 11、12 建物ユニット 13A、13B 離し置き空間 21、31 柱 22、32 床梁 23、33 天井梁 42、44 壁フレーム 43 上階床フレーム 51 吹抜け部 52 階段室

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の柱と床梁と天井梁を接合して形成
    した複数の建物ユニットを用いてなり、相隣る建物ユニ
    ットを離隔配置して離し置き空間を形成してなるユニッ
    ト建物において、 相隣る建物ユニットの間の離し置き空間の側傍に壁フレ
    ームを立て、壁フレームをそれらの両建物ユニットに接
    合してなることを特徴とするユニット建物。
  2. 【請求項2】 複数の建物ユニットを用いてなり、相隣
    る建物ユニットを離隔配置して離し置き空間を形成して
    なるユニット建物において、 標準寸法の建物ユニットである標準建物ユニットを 2個
    隣接配置した場合に占められる2ユニット分空間に、標
    準建物ユニットより平面形状の小さい小建物ユニット2
    個を離隔配置して前記離し置き空間を形成してなること
    を特徴とするユニット建物。
  3. 【請求項3】 複数の建物ユニットを用いてなり、相隣
    る建物ユニットを離隔配置して離し置き空間を形成して
    なるユニット建物において、 相隣る建物ユニットの間の離し置き空間の側傍に壁フレ
    ームを立て、壁フレームをそれらの両建物ユニットに接
    合してなり、 他の2個の建物ユニットを相互に隣接配置し、その隣接
    境界部を前記離し置き空間の上下左右のいずれかに面し
    てなることを特徴とするユニット建物。
  4. 【請求項4】 下階の上に上階を有し、上下階の互いに
    対応する部分のそれぞれで、相隣る建物ユニットを離隔
    配置して上下階の離し置き空間を形成してなるユニット
    建物において、 相隣る上階建物ユニットの間の上階離し置き空間の床部
    に、下階離し置き空間の天井部をも兼ねる上階床フレー
    ムを設けてなることを特徴とするユニット建物。
  5. 【請求項5】 下階の上に上階を有し、上下階の少なく
    ともいずれかで、相隣る建物ユニットを離隔配置して離
    し置き空間を形成してなるユニット建物において、 前記離し置き空間の床部又は天井部の一部を吹抜け部と
    し、床部又は天井部の他部に床フレーム又は天井フレー
    ムを設けてなることを特徴とするユニット建物。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のユニット建物であっ
    て、上下階の少なくともいずれかで、相隣る建物ユニッ
    トの間の離し置き空間の側傍に壁フレームを立て、壁フ
    レームをそれらの両建物ユニットに接合してなるユニッ
    ト建物。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載のユニット建物で
    あって、前記吹抜け部を階段室としてなるユニット建
    物。
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