JP2004100352A - 家屋の屋根裏断熱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】施工が簡単で、しかも、種々の屋根裏構造に対する選択の自由度のある屋根裏断熱装置を提供する。
【解決手段】母屋3や棟木4などの小屋束14上の横設材に載置して並設した登り梁1の相対向面に長手方向に沿わせて受止溝5を設ける。該受止溝5に端部を係合して前記登り梁1,1間に断熱板6を張設する。そして、該断熱板6と前記登り梁1上に敷設した野地板7との間に屋外と連通する空室8を設ける。
【選択図】図2
【解決手段】母屋3や棟木4などの小屋束14上の横設材に載置して並設した登り梁1の相対向面に長手方向に沿わせて受止溝5を設ける。該受止溝5に端部を係合して前記登り梁1,1間に断熱板6を張設する。そして、該断熱板6と前記登り梁1上に敷設した野地板7との間に屋外と連通する空室8を設ける。
【選択図】図2
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は家屋の屋根裏断熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来小屋組みをおこなう場合母屋に垂木を乗せ掛け野地材を敷設し三角形の小屋を構成し、所謂天井裏を設けることで天井裏にできる空間によって断熱効果を期待しているのが一般的であるが、該構造の断熱効果を尚一層高めるために、天井に軽量な断熱材(通常ロックウールなど)を敷設、支持させて、屋根裏と空室間の断熱を図るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
天井に例えばロックウールを敷設した構造のものはそれなりに断熱効果を期待できるが、天井の存在を前提とするため、この小屋裏空間を利用した小屋裏部屋(所謂小屋裏3階)や、又床面から屋根裏面までの吹き抜け構造、天井を省略して小屋組などを露出させた構造に対するニーズも多くこれらの要望に対応する場合には屋根裏面が直接天井面となり天井裏がないためロックウールを敷設できず、断熱効果を期待することが不可能である。この場合断熱材を敷設して断熱効果を得るには屋根面(屋外側)に板状の断熱材を取り付ける外断熱構造即ち、屋根面(屋外側)の上に更にもう一面の屋根面を設けた二重構造に施工するか、又は屋根裏(室内側)に断熱材を敷設するための空間(天井裏)を更に設けなければならず非常に不合理であり施工に際しても、二重に作られた天井裏という狭い空間内で行わなければならず、非常に煩雑である。
【0004】
本発明は、屋根裏の断熱効果を図れ、無天井の屋根裏構造のものにも適用でき、更に断面の大きな登り梁材が垂木の役割も果たすため、簡単に大きな小屋裏空間を構築でき、施工が簡単で、しかも種種の屋根裏構造に対する選択の自由度のある屋根裏断熱装置を提供すべく創案したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
母屋等の小屋束上の横設材に載置して並設した登り梁の相対向面に長手方向に沿わせて受止溝を設け、該受止溝に端部を係合して前記登り梁間に断熱板を張設し、該断熱板と前記登り梁上に敷設した野地板との間に屋外と連通する空室を設けた、構成としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
図面は本発明に係る家屋の屋根裏断熱装置を木造家屋に適用した一実施形態を示し、図1は図2のx−x線断面図、図2は屋根構造部の略示断面図、図3は本発明の主要部分の分解斜視図である。
【0007】
図中、1は軒桁2、母屋3および棟木4上に載置してこれらの間に架設し、かつ、これらの長手方向に沿って並べた登り梁で、この登り梁1の、互いに隣接する他の登り梁との対向面の長手方向に沿う中央部に受止溝5を設け、該受止溝5に端部を係合して断熱板6を前記登り梁1,1間に張設してある。
【0008】
実施形態の断熱板6は、ポリスチレンボードで成り、その弾性変形を利用して端部を受止溝5に係合するようにして登り梁1,1間にいわばけんどん式に嵌め込み、張設したもので、前記登り梁1上に敷設した野地板7とで空室8を構成する。図中、9はシーリング処理部である。
【0009】
空室8の、登り梁1,1間の区画部8a,8aは、図1に鎖線で示すように、登り梁1の上面の適所に設けた、該登り梁1の長手側を横切るよう横溝8´を介して互いに連通して前記空室8を構成し、空室8は、下部側が図示省略した軒裏換気口および建屋の外壁10の内側に設けた通気層11(基礎コンクリートの近傍に位置する下端が屋外と連通する)を介して、また、上部側が棟換気口(図示省略の換気カバーを装置した)12を介してそれぞれ屋外と連通している。
【0010】
前記母屋3および棟木4を支持した小屋束14を立設した小屋梁13の下側には、実施形態では図示省略した天井を装置すると共に、この天井の裏側に配線するためのCD管15を前記登り梁1を設けられるようにしてある。すなわち、登り梁1の下面の長手方向に沿う中央に凹溝16を設け、これに前記CD管15を係合して組付け、該CD管15を用いて電線を通すようにして、例えば、前記天井裏と外部との間を二次加工なしに配線できるようにしてある。もっとも、CD管15の凹溝16への組付けを省略して、凹溝16に電線を直接係合して用いる手段もある。
【0011】
野地板7上には化粧(外装)材を敷設してある。
【0012】
【発明の効果】
本発明は前記の通り登り梁に設けた受止溝を利用して断熱板を装置するものであるから、天井の有無に係らず断熱材の施工を行うことができ、施工が簡単で適用範囲の広い断熱装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のx−x線断面図。
【図2】屋根構造部の略示断面図。
【図3】本発明の主要部分の分解斜視図
【符号の説明】
1 登り梁
3 母屋
4 棟木
5 受止溝
6 断熱板
7 野地板
8 空室
11 小屋束
【産業上の利用分野】
本発明は家屋の屋根裏断熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来小屋組みをおこなう場合母屋に垂木を乗せ掛け野地材を敷設し三角形の小屋を構成し、所謂天井裏を設けることで天井裏にできる空間によって断熱効果を期待しているのが一般的であるが、該構造の断熱効果を尚一層高めるために、天井に軽量な断熱材(通常ロックウールなど)を敷設、支持させて、屋根裏と空室間の断熱を図るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
天井に例えばロックウールを敷設した構造のものはそれなりに断熱効果を期待できるが、天井の存在を前提とするため、この小屋裏空間を利用した小屋裏部屋(所謂小屋裏3階)や、又床面から屋根裏面までの吹き抜け構造、天井を省略して小屋組などを露出させた構造に対するニーズも多くこれらの要望に対応する場合には屋根裏面が直接天井面となり天井裏がないためロックウールを敷設できず、断熱効果を期待することが不可能である。この場合断熱材を敷設して断熱効果を得るには屋根面(屋外側)に板状の断熱材を取り付ける外断熱構造即ち、屋根面(屋外側)の上に更にもう一面の屋根面を設けた二重構造に施工するか、又は屋根裏(室内側)に断熱材を敷設するための空間(天井裏)を更に設けなければならず非常に不合理であり施工に際しても、二重に作られた天井裏という狭い空間内で行わなければならず、非常に煩雑である。
【0004】
本発明は、屋根裏の断熱効果を図れ、無天井の屋根裏構造のものにも適用でき、更に断面の大きな登り梁材が垂木の役割も果たすため、簡単に大きな小屋裏空間を構築でき、施工が簡単で、しかも種種の屋根裏構造に対する選択の自由度のある屋根裏断熱装置を提供すべく創案したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
母屋等の小屋束上の横設材に載置して並設した登り梁の相対向面に長手方向に沿わせて受止溝を設け、該受止溝に端部を係合して前記登り梁間に断熱板を張設し、該断熱板と前記登り梁上に敷設した野地板との間に屋外と連通する空室を設けた、構成としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
図面は本発明に係る家屋の屋根裏断熱装置を木造家屋に適用した一実施形態を示し、図1は図2のx−x線断面図、図2は屋根構造部の略示断面図、図3は本発明の主要部分の分解斜視図である。
【0007】
図中、1は軒桁2、母屋3および棟木4上に載置してこれらの間に架設し、かつ、これらの長手方向に沿って並べた登り梁で、この登り梁1の、互いに隣接する他の登り梁との対向面の長手方向に沿う中央部に受止溝5を設け、該受止溝5に端部を係合して断熱板6を前記登り梁1,1間に張設してある。
【0008】
実施形態の断熱板6は、ポリスチレンボードで成り、その弾性変形を利用して端部を受止溝5に係合するようにして登り梁1,1間にいわばけんどん式に嵌め込み、張設したもので、前記登り梁1上に敷設した野地板7とで空室8を構成する。図中、9はシーリング処理部である。
【0009】
空室8の、登り梁1,1間の区画部8a,8aは、図1に鎖線で示すように、登り梁1の上面の適所に設けた、該登り梁1の長手側を横切るよう横溝8´を介して互いに連通して前記空室8を構成し、空室8は、下部側が図示省略した軒裏換気口および建屋の外壁10の内側に設けた通気層11(基礎コンクリートの近傍に位置する下端が屋外と連通する)を介して、また、上部側が棟換気口(図示省略の換気カバーを装置した)12を介してそれぞれ屋外と連通している。
【0010】
前記母屋3および棟木4を支持した小屋束14を立設した小屋梁13の下側には、実施形態では図示省略した天井を装置すると共に、この天井の裏側に配線するためのCD管15を前記登り梁1を設けられるようにしてある。すなわち、登り梁1の下面の長手方向に沿う中央に凹溝16を設け、これに前記CD管15を係合して組付け、該CD管15を用いて電線を通すようにして、例えば、前記天井裏と外部との間を二次加工なしに配線できるようにしてある。もっとも、CD管15の凹溝16への組付けを省略して、凹溝16に電線を直接係合して用いる手段もある。
【0011】
野地板7上には化粧(外装)材を敷設してある。
【0012】
【発明の効果】
本発明は前記の通り登り梁に設けた受止溝を利用して断熱板を装置するものであるから、天井の有無に係らず断熱材の施工を行うことができ、施工が簡単で適用範囲の広い断熱装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のx−x線断面図。
【図2】屋根構造部の略示断面図。
【図3】本発明の主要部分の分解斜視図
【符号の説明】
1 登り梁
3 母屋
4 棟木
5 受止溝
6 断熱板
7 野地板
8 空室
11 小屋束
Claims (1)
- 母屋等の小屋束上の横設材に載置して並設した登り梁の相対向面に長手方向に沿わせて受止溝を設け、該受止溝に端部を係合して前記登り梁間に断熱板を張設し、該断熱板と前記登り梁上に敷設した野地板との間に屋外と連通する空室を設けた、家屋の屋根裏断熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002266380A JP2004100352A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 家屋の屋根裏断熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002266380A JP2004100352A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 家屋の屋根裏断熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004100352A true JP2004100352A (ja) | 2004-04-02 |
Family
ID=32265205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002266380A Pending JP2004100352A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 家屋の屋根裏断熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004100352A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007051482A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 屋根の断熱構造 |
JP2018013007A (ja) * | 2016-07-22 | 2018-01-25 | 大倉工業株式会社 | 屋根の遮熱構造及びその施工方法 |
-
2002
- 2002-09-12 JP JP2002266380A patent/JP2004100352A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007051482A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 屋根の断熱構造 |
JP2018013007A (ja) * | 2016-07-22 | 2018-01-25 | 大倉工業株式会社 | 屋根の遮熱構造及びその施工方法 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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A977 | Report on retrieval |
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