JPH10292546A - 屋根構造 - Google Patents

屋根構造

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JPH10292546A
JPH10292546A JP10222297A JP10222297A JPH10292546A JP H10292546 A JPH10292546 A JP H10292546A JP 10222297 A JP10222297 A JP 10222297A JP 10222297 A JP10222297 A JP 10222297A JP H10292546 A JPH10292546 A JP H10292546A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有効活用可能な広い小屋裏空間を確保す
ること又は最上階に大きな居住空間を確保することがで
きると共に、屋根形状の設計の自由度を増大させること
ができる屋根構造を提供すること。 【解決手段】 本発明の屋根構造は、互いに平行に配設
された一対の桁梁1,1上に、それぞれ複数の補足柱
2,2・・が立設されると共に該補足柱2,2・・上に
継ぎ横架材3,3が架け渡され、該継ぎ横架材3,3間
に、金具4で複数部材が剛接合されて形成された山型フ
レーム材5,5・・が複数架設され、該山型フレーム材
5,5・・上に屋根材が配設されてなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根構造に関し、
詳しくは、有効活用可能な広い小屋裏空間又は最上階の
広い室内空間を確保することができると共に、屋根形状
の設計の自由度を増大させることができる屋根構造に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
木造住宅において、収納空間を増やす等の目的で小屋裏
空間の有効活用が提案されている。しかし、従来の木造
建築物における屋根構造は、図7に示されるように、互
いに平行に配設された一対の軒桁20間に小屋梁・ろく
梁等の横架材21を架設し、該横架材21上に複数の束
22を立設し、該束22上に母屋・棟木23や垂木24
を配設して小屋組とするものが一般的であり、小屋裏空
間に高さを確保することが困難であったため、小屋裏空
間の活用は小さな収納スペースを設ける程度に活用され
る程度であった。また、建物の高さに法的制限がある都
市部においては、その制限により小屋裏空間の高さも制
限を受けるため、大きな小屋裏空間を確保することは困
難であった。
【0003】また、通常、建物高さの制限に加え及び軒
の高さにも法的な制限があるため、小屋裏の空間と最上
階の室内空間とを一体としても、最上階の室内空間が僅
かに広がる程度であった。更に、屋根の最頂部において
は垂木等の傾斜材が互いに接合されているが、該接合部
は棟木及び束により支持されているため、該傾斜材の傾
斜角度が一定範囲内に制限される等の理由から屋根形状
は制限されてしまい、意匠性に優れた屋根形状等自由な
屋根形状の設計・施工は困難であった。
【0004】従って、本発明の目的は、有効活用可能な
広い小屋裏空間又は最上階の広い室内空間を確保するこ
とができると共に、屋根形状の設計の自由度を増大させ
ることができる屋根構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、互いに平行に配設された一対の桁梁上に、それぞれ
複数の補足柱が立設されると共に該補足柱上に継ぎ横架
材が架け渡され、該継ぎ横架材間に、金具で複数部材が
剛接合されて形成された山型フレーム材が一体となって
複数架設され、該山型フレーム材上に屋根材が配設され
てなることを特徴とする屋根構造を提供することによ
り、上記目的を達成したものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、山型フレーム材と上記継ぎ横架材との
結合部が、該山型フレーム材の下面と上記補足柱及び/
又は上記継ぎ横架材とに固着された方杖部材により補強
されている屋根構造を提供するものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、上記山型フレーム材が、450
mm〜2,000mm間隔で配設されており、隣接する
山型フレーム材間に野地板として断熱複合パネルが配設
されている屋根構造を提供するものである。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
何れかに記載の上記桁梁の上端面から上記継ぎ横架材の
上端面までの距離が90mm〜1,000mmである屋
根構造を提供するものである。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
何れかに記載の発明において、上記山型フレーム材が、
長さの異なる複数部材を剛接合させてなる屋根構造を提
供するものである。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
何れかに記載の発明において、上記桁梁間に床材が敷設
されて小屋裏空間が形成され、上記屋根構造が該小屋裏
空間の屋根を構成している屋根構造を提供するものであ
る。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項1〜5の
何れかに記載の発明において、上記桁梁間に、床面が形
成されておらず、上記屋根構造が二階室内空間の屋根を
構成している屋根構造を提供するものである。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、上記一対の桁梁の両端部間にラチス補
強梁が架設されている屋根構造を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の屋根構造の好まし
い実施形態について図面を参照しながら説明する。図1
及び図2は、本実施形態の屋根構造を示す図であり、図
1は要部を示す概略断面図、図2は全体を示す概略断面
図である。
【0014】本実施形態の屋根構造は、図1に示される
ように、互いに平行に配設された一対の桁梁1,1上
に、それぞれ複数の補足柱2,2・・が立設されると共
に該補足柱2,2・・上に継ぎ横架材3,3が架け渡さ
れ、該継ぎ横架材3,3間に、金具4で複数部材が剛接
合されて形成された山型フレーム材5,5・・が複数架
設され、該山型フレーム材5,5・・上に屋根材6が配
設されてなる。上記山型フレーム材5と上記継ぎ横架材
3との結合部は、該山型フレーム材5の下面5bと上記
補足柱2及び/又は上記継ぎ横架材3とに固着された方
杖部材7により補強されている。
【0015】本実施形態の屋根構造は、木造軸組構法に
よる二階建て住宅の屋根構造であり、上記一対の桁梁
1,1は、それぞれ複数の柱10,10上に固定されて
いる。上記一対の桁梁1,1は、互いに平行に配設され
ており、材質等は従来の軒桁の形成材と同様の材を特に
制限なく用いることができる。上記補足柱2,2・・
は、断面矩形の長尺状の形態を有し、上記桁梁1上に所
定の間隔で立設されている。該補足柱2,2・・上には
上記継ぎ横架材3が架け渡されている。上記継ぎ横架材
3は、上記補足柱2,2・・を介して上記一対の桁梁
1,1のそれぞれの上に配設されている。そして、両桁
梁1上の継ぎ横架材3,3同士も互いに平行に配設され
ている。
【0016】上記山型フレーム材5,5・・のそれぞれ
は、断面矩形の長尺状の形態を有する二つの傾斜部材5
0,51を金具4を用いて剛接合させてなるもので、該
接合部を挟んで対称の形態を有している。上記金具4
は、上記二つの傾斜部材50,51それぞれの接続端部
に形成されたスリットに半分づつ嵌挿される板状嵌挿部
40と、該板状嵌挿部40の下端にフランジ状に設けら
れ、両部材50,51の下面に当接される水平面部41
とを有する断面逆T字形の鋼製の金具であり、上記立面
部40における上記傾斜部材50に嵌挿される部分及び
上記傾斜部材51に嵌挿される部分には、それぞれ複数
のボルト孔が形成されている。そして、金具4による上
記傾斜部材50,51の剛接合は、上記傾斜部材50,
51それぞれの接合端部に形成されたスリットに上記板
状の金具4を半分ずつ嵌挿させた状態で、両側面からボ
ルト及びナット、又はドリフトピン等の緊結金具で緊結
することによりなされている。
【0017】上記山型フレーム材5と上記継ぎ横架材3
との結合部は、該山型フレーム材5の下面5bと上記補
足柱2及び上記継ぎ横架材3とに固着された方杖部材7
により補強されている。即ち、上記方杖部材7は、上記
補足柱2と同様な厚みを有する三角形状の形態を有し、
山型フレーム材5の下面5bに当接された一辺と、上記
補足柱2及び上記継ぎ横架材3に当接された一辺とを備
え、両辺をそれぞれ固着されて上記山型フレーム材5と
上記継ぎ横架材3との結合状態を補強している。
【0018】上記山型フレーム材5は、上記剛接合され
た接合部を頂部に位置させると共に、このように両側の
下部を一対の継ぎ横架材3,3上に固定されて該継ぎ横
架材3,3と一体となるように配設されている。このよ
うな山型フレーム材5が、上記継ぎ横架材3,3上に所
定の間隔で複数架設されている。複数の山型フレーム材
5,5・・を配設する間隔は、450mm〜2,000
mm間隔であることが好ましく、特に900〜1,20
0mm間隔であることが好ましい。山型フレーム材5を
配設する間隔が、上記範囲内であると、野地板として後
述する断熱複合パネルを配設する際の作業性が向上する
等により、断熱性及び施工性により一層優れた屋根構造
とすることができる。
【0019】また、上記桁梁1の上端面1aから上記継
ぎ横架材3の上端面までの距離H(図1参照)は、90
mm〜1,000mmが好ましく、特に600〜1,0
00mmが好ましい。距離Hが、上記範囲内であると小
屋裏の有効利用が行われ、且つ高さについての法的規制
もクリヤーし易い。
【0020】上記屋根材6としては、従来の木造軸組構
法における通常公知の各種の屋根材を特に制限なく用い
ることができる。屋根材には、野地板及び該野地板上に
載置される和瓦、洋瓦、金属板、スレート瓦等並びに防
水用のルーフィング材等の下地材等が含まれ、これらを
適宜に組み合わせて屋根材として用いることができる。
上記野地板としては、主として断熱性を付与する断熱材
及び主として構造耐力を与える構造用面材とを備えてな
る断熱複合パネルが好ましく用いられる。このような断
熱複合パネルとしては、断熱材と構造用面材とが一体化
された断熱複合パネルや、断熱材と構造用面材と無機質
材料からなる耐火面材とが積層一体化され耐火性にも優
れた断熱複合パネル、構造用耐火面材、断熱耐火面材、
断熱材及び構造用面材を順次積層して一体的に形成され
てなり、上記構造用耐火面材が無機軽量骨材からなる中
間層を無機繊維層間に介在させた3層構造の積層体であ
る断熱複合パネル等が好ましく用いられる。このような
断熱複合パネルを野地板として用いることにより、夏の
日射熱や冬の寒さの影響を低減することができ、小屋裏
を居住あるいは収納空間として利用する場合や、小屋裏
と最上階とを吹き抜けにして最上階を広い居住空間とし
て利用する場合にも、より快適な利用が可能となる。ま
た、上記複合パネルを用いることにより、垂木材の省略
が可能となり施工の手間,コストの低減を行うことがで
きる。
【0021】本実施形態の屋根構造においては、図2に
示されるように、上記桁梁1,1間に床材8が敷設され
て小屋裏空間Aが形成されている。上記床材8として
は、通常公知の各種の床材を特に制限なく用いることが
でき、例えば床用パネルを好適に使用することができ
る。
【0022】本実施形態の屋根構造は、上記構成を有し
てなるので、有効活用可能な広い小屋裏空間を確保する
ことができる。即ち、建築物の高さにおいて、各種法的
規制としての北側斜線、隣地斜線、道路斜線制限等に抵
触することなく、外壁近傍(上記継ぎ横架材3,3近
傍)においてもある程度の高さを確保することができ
る。従って、従来のように、棟木の下に位置する狭い範
囲に限られず、外壁近傍部まで利用した小屋裏空間全体
の有効活用を図ることができる。また、山型フレーム材
5の両端部間に、該両端部を結ぶ継ぎ梁がなく、また該
梁に立設される束等もないので、小屋裏空間Aに窓を設
けたりする等のプラニングが容易となる。
【0023】次に、本発明の屋根構造の他の実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。図3及び図4は、
本実施形態の屋根構造を示す図であり、図3は斜視図、
図4は概略側面図である。本実施形態の屋根構造におい
ても、互いに平行に配設された一対の桁梁1,1上に、
それぞれ複数の補足柱2,2・・が立設されると共に該
補足柱2,2・・上に継ぎ横架材3,3が架け渡され、
該継ぎ横架材3,3間に、金具4で複数部材が剛接合さ
れて形成された山型フレーム材5,5・・が複数架設さ
れ、該山型フレーム材5,5・・上に屋根材(図示せ
ず)が配設され、上記山型フレーム材5と上記継ぎ横架
材3との結合部は、該山型フレーム材5の下面5bと上
記補足柱2及び/又は上記継ぎ横架材3とに固着された
方杖部材7により補強されている点については、上記実
施形態におけるのと同様である。
【0024】そして、本実施形態の屋根構造は、上記桁
梁1,1間に、床材等により床面が形成されていない
点、即ち、本実施形態の屋根構造が小屋裏空間の屋根で
はなく最上階である二階の室内空間の屋根を構成してい
る点、及び上記一対の桁梁1,1の両端部間にラチス補
強梁9が架設されている点において上記実施形態におけ
る屋根構造と相違する。従って、上記実施形態における
のと同様の部材等については同一の符号を付して説明を
省略する。本実施形態の屋根構造においては、図3に示
されるように、小屋裏と二階の室内空間との間に床面が
形成されていない。上記ラチス補強梁9は、図3に示さ
れるように、一対の桁梁1,1の両端部間に架設され、
材軸方向に延びる主材間に、交互に横材90及びラチス
材91が配設されてなる。
【0025】本実施形態の屋根構造は、上記構成を有し
てなるので、最上階に大きな居住空間を確保することが
できる。即ち、図4に示されるように、建築物の全体高
さ、軒高さ及び各種高さの斜線制限に規制があるなか
で、頂部接合部の下(図4中A)のみならず外壁近傍
(図4中B)においても天井高を確保することができ
る。また、山型フレーム材それぞれの両端部間を結ぶ梁
や該梁に立設される束等がないので、窓や戸を設けたり
する等のプラニングや施工が容易となる。また、上記桁
梁1は、従来構造における軒桁の高さと同じ位置に配設
しても良いし、それより低い位置に配設しても良く、い
ずれの場合においても従来構造における柱を長くする必
要がない。従って、従来よりも天井を高くする場合にお
いても構造強度が維持され、従来と同様な天井高とする
場合においては、柱の長さを短縮することができ、力学
的に座屈長さが短縮されて柱強度が高くなるという効果
が奏される。
【0026】以上、本発明の二つの実施形態について説
明したが、本発明は上記実施形態に何ら制限されず、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能であ
る。例えば、上記両実施形態において、上記山型フレー
ム材5は、長さの同じ二つの部材を剛接合してなるもの
であるが、図5に示すように長さの異なる二つの部材5
2,53を剛接合してなるものであっても良い。このよ
うに長さの異なる二つの部材52,53を剛接合してな
る山型フレーム材5を用いると、法規制に柔軟に対処し
た屋根構造や、意匠性に優れた屋根構造の設計・施工が
容易である。
【0027】また、本発明における山型フレーム材は、
図6(a)〜(c)に示されるように、三つ以上の部材
を剛接合してなる山型フレーム材であっても良い。尚、
図6(a)に示す例は五つの部材52〜56、図6
(b)に示す例は三つの部材52〜54、図6(c)に
示す例は四つの部材52〜55を、それぞれの接合部に
おいて剛接合させた例を示す。このように、本発明によ
ると屋根形状の設計上の自由度が増大し、高さの法規制
に柔軟に対応させた屋根形状とすることができると共
に、意匠性に優れた屋根構造を設計・施工することもで
きる。
【0028】また、複数部材間の剛接合の方法は、上述
のようにスリットを形成して該スリット間に接続用の鋼
製金具4を嵌挿固定する方法の他、接続される部材の両
側面に両部材に跨がるように板状金具を添設して接合さ
せる方法であっても良い。即ち、この発明における剛接
合は、接合部を棟木等で下方から支持しなくとも、所定
の角度で結合された結合状態を維持し得る程度に金具で
接合されていれば良い。
【0029】また、上記方杖部材7は、上記補足柱2及
び上記継ぎ横架材3の両方に当接され固着されている
が、上記山型フレーム材5と上記補足柱2との角度が変
化しないように、山型フレーム材5と上記継ぎ横架材3
との結合部を補強可能なものであれば良く、上記山型フ
レーム材5と上記補足柱2とを直接連絡するものであっ
ても良いし、上記山型フレーム材5と上記継ぎ横架材3
とにのみ当接するものであっても良い。
【0030】
【発明の効果】本発明の屋根構造によれば、有効活用可
能な広い小屋裏空間を確保すること又は最上階に大きな
居住空間を確保することができると共に、屋根形状の設
計の自由度を増大させることができる。そして、本発明
の屋根構造によると、基本的に全ての部材の接合部は力
学的にピン構造を採用している従来の木造軸組構造体に
代えて小屋組には棟部の合掌接合部を固定(剛接合)と
するリジット構造を採用したため、都市型住宅における
外観自由度の拡大、最大級の容積の獲得、空間の
高密度利用、プランの自由度の向上等を達成すること
ができる。また、最上階の部屋の空間(容積)利用に幅
を持たせる事が出来る上に、屋根構造を外周軸組に出来
るだけ伝達する様にし、内部柱は床荷重のみを支える事
を主とすることができるので、床組の構成が柱の大きな
圧縮力に伴う制約を受けるケースが減り、これによりプ
ランの自由度が増すと共に、各階の間仕切も自由に配置
出来るようになるため、さらにプランの自由度が増し、
建築内部の間仕切変更も容易に行え、生活の多様化に対
応出来る改築もスムーズに行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の屋根構造の一実施形態の要部
を示す概略図である。
【図2】図2は、本発明の屋根構造の一実施形態の全体
を示す概略図である。
【図3】図3は、本発明の屋根構造の他の実施形態を示
す概略斜視図である。
【図4】図4は、本発明の屋根構造の他の実施形態を示
す概略図である。
【図5】図5は、本発明の屋根構造の更に他の実施形態
を示す模式図である。
【図6】図6は、本発明の屋根構造の更に他の実施形態
を示す模式図である。
【図7】図7は、従来の屋根構造を示す概略図である。
【符号の説明】
1 桁梁 2 補足柱 3 継ぎ横架材 4 金具 5 山型フレーム材 6 屋根材(野地板) 7 方杖部材 8 床材 9 ラチス補強梁 10 柱

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に配設された一対の桁梁上
    に、それぞれ複数の補足柱が立設されると共に該補足柱
    上に継ぎ横架材が架け渡され、該継ぎ横架材間に、金具
    で複数部材が剛接合されて形成された山型フレーム材が
    一体となって複数架設され、該山型フレーム材上に屋根
    材が配設されてなることを特徴とする屋根構造。
  2. 【請求項2】 山型フレーム材と上記継ぎ横架材との結
    合部が、該山型フレーム材の下面と上記補足柱及び/又
    は上記継ぎ横架材とに固着された方杖部材により補強さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の屋根構造。
  3. 【請求項3】 上記山型フレーム材が、450mm〜
    2,000mm間隔で配設されており、隣接する山型フ
    レーム材間に野地板として断熱複合パネルが配設されて
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載の屋根構
    造。
  4. 【請求項4】 上記桁梁の上端面から上記継ぎ横架材の
    上端面までの距離が90mm〜1,000mmであるこ
    とを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の屋根構
    造。
  5. 【請求項5】 上記山型フレーム材が、長さの異なる複
    数部材を剛接合させてなることを特徴とする請求項1〜
    4の何れかに記載の屋根構造。
  6. 【請求項6】 上記桁梁間に床材が敷設されて小屋裏空
    間が形成され、上記屋根構造が該小屋裏空間の屋根を構
    成していることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記
    載の屋根構造。
  7. 【請求項7】 上記桁梁間に、床面が形成されておら
    ず、上記屋根構造が二階室内空間の屋根を構成している
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の屋根構
    造。
  8. 【請求項8】 上記一対の桁梁の両端部間にラチス補強
    梁が架設されていることを特徴とする請求項7に記載の
    屋根構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012072629A (ja) * 2010-09-30 2012-04-12 R C Koa:Kk 建物の屋根構造
JP2017179791A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 株式会社竹中工務店 建物

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