JP3793467B2 - 天窓付きユニット建物及び天窓付きユニット建物の施工方法 - Google Patents

天窓付きユニット建物及び天窓付きユニット建物の施工方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組み立てられた複数個の建物ユニットと、最上階の建物ユニットの上面に取り付けられた平面形状の屋根パネルと天窓ユニットとからなる天窓付きユニット建物と、この天窓付きユニット建物の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、天窓付き建物としては、種々な構造が知られている。
例えば、実公平5−22773号公報に記載あるように、傾斜屋根に開口部を設け、この開口部に透光板を取り付けた天窓付き建物が知られている。
又、実公平4−50746号公報に記載あるように、屋根から斜め上方向に立ち上げられた第一傾斜屋根と、反対側から斜め上方向に立ち上げられた第二傾斜屋根とからなる三角形状の屋根の一方の傾斜屋根にガラス窓を設けた天窓付き建物が知られている。
【0003】
又、実開平2−103430号公報には、屋根の開口部に矩形状の下地枠を設け、天窓ユニットの下面にある取付枠を、この下地枠にネジ止めした天窓における位置決め構造が記載されていて、この実施例に示される天窓ユニットは、下端部に設けられた矩形状の取付枠と、この取付枠の矩形状の四隅に立設された縦枠と、この縦枠の上に取り付けられた左右の傾斜屋根と、この左右の傾斜屋根と縦枠と取付枠とで囲まれた妻側壁とからなる。そして、この傾斜屋根は、下枠材と傾斜枠材と上枠材とからなる枠と、この枠に嵌められたガラス板からなるサッシであり、妻側壁は、妻側下枠材と縦枠と傾斜枠材とからなる枠と、この枠に嵌められたガラス板からなるサッシである。
【0004】
一方、ユニット建物は、運搬可能な一定の大きさの箱形の、且つ、内部、外部の仕上げられた建物ユニットと屋根ユニットや屋根パネルを、予め、工場で製造し、この建物ユニットと屋根ユニットや屋根パネルの複数個を施工現場に運搬し、施工現場で組み立てて建物にするものであって、現場施工期間が短く、且つ、寸法精度の良い標準化された建物に仕上がる特徴があることから、近年、多く建てられている。
【0005】
このユニット建物に使用される建物ユニットとしては種々な構造のものが知られている。
例えば、特公昭61−42061号公報には、長方形の四隅に立設した4本の柱と、この4本の柱の上端部を長方形の辺に沿って連結した4本の天井梁と、この4本の柱の下端部を長方形の辺に沿って連結した4本の床梁とからなる建物ユニットの骨格が記載されている。
【0006】
そして、建物ユニットは、上記骨格の相対する天井梁に天井野縁を差し渡し、この天井野縁の下面に天井面材を取り付けて天井を形成し、相対する床梁に床小梁を差し渡し、この床小梁の上に床根太を取り付け、この床根太の上に床面材を取り付けて床を形成し、外壁を設ける場所には、天井梁と床梁とに間柱を立設し、この間柱に外壁パネルや内壁パネルを取り付けて外壁を形成したものである。
【0007】
又、ユニット建物に使用される多くの屋根パネルは、平面形状の屋根材を建物ユニットに取り付け易いようにしたものであり、屋根ユニットの多くは、傾斜屋根を有するものである。
このユニット建物においても天窓を設けることがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報記載の天窓付き建物を平面形状の屋根パネルを備えたユニット建物に適用しようとすると、次に示す問題があることが判った。
即ち、実公平5−22773号公報に記載されている傾斜屋根に天窓を設ける天窓付き建物は、傾斜屋根を備えた建物だけに適用でき、平面形状の屋根パネルを備えたユニット建物には採用できない。
【0009】
又、実公平4−50746号公報に記載されている三角形状の屋根の一方の傾斜屋根にガラス窓を設けた天窓付き建物は、平面形状の屋根パネルを取り付けたユニット建物に適用できるので、便利であるが、傾斜屋根にガラス窓を設けると、この傾斜屋根の上を流れる雨水が直接ガラス窓の上を流れるために、このガラス窓のガラス板と枠材との間の雨仕舞いを十分に行わないと、この部分から雨水が漏れるようになる。
【0010】
しかも、このガラス板と枠材の雨仕舞いは、通常、シール材でシールしているが、当初、完全にシールしていても、天窓を長年月使用している間に、このシール材が劣化して雨水が漏れるようになることがある。
又、この天窓付き建物を積雪地に建てると、この傾斜屋根の上に積もった雪によって光が遮られて、下方の部屋が暗くなり、天窓の役目を果たさなくなるし、雪が多く積もると、雪の重りでガラス板が破損することがある。
【0011】
実開平2−103430号公報に記載されている天窓における位置決め構造では、上記実公平4−50746号公報に記載されている天窓付き建物と同様に、傾斜屋根に窓があるので、ガラス板と枠との間の雨仕舞いが不十分であると、ここから雨水が漏れるし、長年月使用している間にガラス板と枠材との間のシールが劣化してここから雨水が漏れることがあるし、積雪地に建てると、雪によって光が遮られて下方の部屋が暗くなったり、積雪の重りでガラス板が破損することがある。
【0012】
又、傾斜屋根を備えた天窓ユニットは重いので、この天窓ユニットを設けた屋根パネルは従来の屋根パネルより機械的強度を大きくする必要があり、高価になるという問題がある。特に、積雪地に建てると、この雪と天窓の重みで建物の屋根パネルが破損することがある。
【0013】
そこで、本発明の目的は、天窓ユニットを取り付けても屋根パネルを特別に補強する必要がなく、長年月使用していても雨水が漏れることのなく、積雪地に建てても、下方の部屋が暗くならないし、透明板が割れるとのない天窓付きユニット建物と、この天窓付きユニット建物にする天窓付きユニット建物の施工方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するためになしたものであって、請求項1記載の発明は、組み立てられた複数個の建物ユニットと、最上階の建物ユニットの上面に取り付けられた平面形状の屋根パネルと天窓ユニットとからなる天窓付きユニット建物であって、前記建物ユニットは、矩形状の四隅に立設された柱と、この柱の上端部が矩形状の辺に沿って連結された天井梁とを備え、前記天窓ユニットは矩形状に組み立てられた梁を備え、この天窓ユニットが建物ユニットの相対する2本の天井梁に載せられ、天窓ユニットの相対する2本の梁と建物ユニットの相対する2本の天井梁とが固定されて天窓ユニットが屋根パネルより上方に突出されるとともに、前記屋根パネルと前記天窓ユニットの内側に断熱材が取り付けられている。
【0015】
この請求項1記載の発明では、天窓ユニットの相対する2本の梁と建物ユニットの相対する2本の天井梁とが固定されているが、これは、天窓ユニットの相対する2本の梁と建物ユニットの2本の梁とが少なくとも1箇所ずつ固定されていればよく、その他の箇所で固定されていてもよい。
例えば、相対する天井梁が1箇所以上で固定されていてもよいし、相対する天井梁の他に相対する天井梁以外の箇所で固定されていてもよい。
【0016】
又、この請求項1記載の天窓ユニットは、矩形状に組み立てられた梁を備えているが、その他は適宜でよいが、請求項2記載のようにすれば、天窓に雨水が直接かからなくなり、シールがし易くなるし、積雪地に建てて、雪が積もっても、下方の部屋が暗くならないし、雪の重みで窓に取り付けられたガラス板等の透明板が破損しないので好ましい。
【0017】
即ち、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に係り、前記天窓ユニットが、矩形状の四隅に立設された柱と、矩形状の相対する辺の両側に立設されている2本の柱間の略中央に立設された棟柱と、この柱と棟柱の下端部が矩形状の辺に沿って連結された梁と、この棟柱の上端部と左右の柱の上端部とに架け渡されて取り付けられた左右の傾斜屋根とからなり、左右の傾斜屋根と梁と柱とで囲まれた妻側の壁に透明板を有する窓が設けられているものである。
【0018】
この請求項2記載の発明における窓は、開閉自在な窓でもよいし、嵌め殺しの窓であってもよい。
【0019】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の天窓付きユニット建物の施工方法であって、前記建物ユニットと屋根パネルと天窓ユニットを工場で製造し、この建物ユニットと屋根パネルと天窓ユニットを施工現場に運搬し、施工現場で建物ユニットを組み立て、最上階の建物ユニットの上に屋根パネルと天窓ユニットを取り付けて天窓ユニットを屋根パネルより上方に突出させ、前記屋根パネルと前記天窓ユニットの内側に断熱材を取り付けるものである。
【0020】
(作用)
請求項1記載の発明では、組み立てられた複数個の建物ユニットと、最上階の建物ユニットの上面に取り付けられた平面形状の屋根パネルと天窓ユニットとからなる天窓付きユニット建物であって、前記建物ユニットは、矩形状の四隅に立設された柱と、この柱の上端部が矩形状の辺に沿って連結された天井梁とを備え、前記天窓ユニットは矩形状に組み立てられた梁を備え、この天窓ユニットが建物ユニットの相対する2本の天井梁に載せられ、天窓ユニットの相対する2本の梁と建物ユニットの相対する2本の天井梁とが固定されているので、この天窓ユニットの荷重は、直接、機械的強度の大きい建物ユニットの天井梁にかかり、屋根パネルに荷重がかからない。
【0021】
従って、この天窓ユニットが重くても屋根ユニットを特別に補強する必要がないし、この天窓付きユニット建物を積雪地に建てても、この積雪地における雪や天窓ユニットの重みで屋根パネルが破損しない。
【0022】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明に係り、前記天窓ユニットが、矩形状の四隅に立設された柱と、矩形状の相対する辺の両側に立設されている2本の柱間の略中央に立設された棟柱と、この柱と棟柱の下端部が矩形状の辺に沿って連結された梁と、この棟柱の上端部と左右の柱の上端部とに架け渡されて取り付けられた左右の傾斜屋根とからなり、左右の傾斜屋根と梁と柱とで囲まれた妻側の壁に透明板を有する窓が設けられているので、左右の傾斜屋根の下方にある妻側の壁に設けられている窓に雨水が直接かからないし、この天窓付きユニット建物を積雪地に建てても、この窓が雪で覆われないし、窓に雪の荷重がかからない。
【0023】
従って、天窓ユニットの窓の枠とガラス板等の透明板との間のシールを通常の窓の枠とガラス板との間のシールと略同じにすればよいし、この窓のガラス板等の透明板と枠との間のシールが劣化しても、ここから雨水が漏れないので、長期間使用することができる。
又、この天窓付きユニット建物を積雪地に建てても、雪の荷重によってガラス板等の透明板が破損することがないし、ガラス板等の透明板が雪に覆われず下方の部屋が暗くならない。
【0024】
又、四隅に立設された柱によって支持されている傾斜屋根は屋根パネルより上方に突出した状態になり、その結果、この天窓ユニットの場所は、部分的に吹き抜け空間となる。従って、この天窓ユニットが取り付けられた下方の部屋が広々とした空間となり、居住性がよくなる。
【0025】
請求項3記載の発明では、建物ユニットと屋根パネルと天窓ユニットを工場で製造するので、設備の整った工場で製造した建物ユニットや屋根パネルや天窓ユニットは、容易に製造できるし、精度よく仕上げることができるし、雨水に対するシールも完全にすることができる。
【0026】
又、この請求項3記載の天窓付きユニット建物の施工方法は、建物ユニットと屋根パネルと天窓ユニットを施工現場に運搬し、施工現場で建物ユニットを組み立て、最上階の建物ユニットの上に屋根パネルと天窓ユニットを取り付けるので、施工現場では、単に、建物ユニットを組み立てたり、天窓ユニットや屋根パネルを取り付けるだけであり、現場施工工数が少なく、そのため、現場施工期間が短くなり、ユニット建物の特徴を十分発揮することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例で説明する。
図1〜図10は本発明の一実施例を示すもので、図1は天窓付きユニット建物の斜視図、図2は図1のA−A線における断面図、図3は図2のB−B線における断面図、図4は2階の間取りを示す平面図、図5は建物ユニットを示す一部切欠斜視図、図6は屋根パネルを示す斜視図、図7は天窓ユニットの骨格を組み立てている状態を示す斜視図、図8は天窓ユニットに垂木を取り付け、外壁やサッシを取り付けている状態を示す斜視図、図9は完成した天窓ユニットを示す斜視図、図10(イ)は建物ユニットに天窓ユニットを取り付けている状態を示す斜視図、(ロ)は(イ)のB部分を拡大して示す斜視図である。
【0028】
図1〜図10において、Uは天窓付きユニット建物であり、この天窓付きユニット建物Uは、図1に示すように、基礎99の上に、桁の長さが略5.4mの建物ユニット1−1が2個と、桁の長さが略4.5mの建物ユニット1−2が3個と、桁側の長さが略3.6mの建物ユニット1−3が2個、合計7個の建物ユニット1が据え付けられて1階が形成され、この1階の7個の建物ユニットの中の桁の長さが略4.5mの建物ユニット1−2の上にバルコニーユニット2が据え付けられ、その他の6個の建物ユニット1の上に略同じ大きさの建物ユニット1が据え付けられ、建物ユニット1−1の外側に張り出しバルコニーユニット25が取り付けられて2階が形成され、この2階の6個の建物ユニット1の中の桁の長さが略4.5mの建物ユニット1−2の上に天窓ユニット3が取り付けられ、その他の5個の建物ユニットの上に略同じ大きさの屋根パネル4が取り付けられたものである。
【0029】
この天窓付きユニット建物Uの2階の内部空間Mには、図4に示すように、寝室M1、2個の子供部屋M2、廊下M3、便所M4、風呂M5、洗面所M6、物置M7、納戸M8、階段M9が設けられている。
そして、寝室M1からバルコニーユニット2の上に出入できるようになっているし、2個の子供部屋M2から張り出しバルコニーユニット25の上に出入できるようになっている。
【0030】
この天窓付きユニット建物Uを構成する桁の長さが略5.4mの建物ユニット1−1、桁の長さが略4.5mの建物ユニット1−2、桁側の長さが略3.6mの建物ユニット1−3は、桁の長さが異なるだけであって、構造が略同じであるので、これ等を総称する際には、建物ユニット1で表す。
【0031】
この建物ユニット1は、図5に示すように、長方形の四隅に立設した4本の鋼製四角筒状の柱11と、この4本の柱11の下端部を長方形の辺に沿って連結した4本の鋼製断面コ字形長尺体の床梁12と、この4本の柱11の上端部を長方形の辺に沿って連結した4本の鋼製断面コ字形長尺体の天井梁13とからなる骨格を有する。
【0032】
そして、建物ユニット1は、この骨格の相対する床梁12に鋼製四角筒状の床小梁14を差し渡し、この床小梁14の上に木製の床根太15を取り付け、この床根太15の上にパーチクルボードの床面材16を取り付けて床を形成し、相対する天井梁13に木製の天井野縁17を差し渡して取り付け、この天井野縁17の下面に石膏ボードの天井面材18を取り付けて天井を形成したものである。又、外壁を設ける場所には、床梁12と天井梁13とに間柱19を差し渡し、この間柱19に外壁パネルと内壁パネルを取り付け、この外壁パネルと内壁パネルとの間にグラスウールの断熱材を取り付けて、外壁を形成している。
【0033】
又、最上階の建物ユニット1には、図2や図3に一部を示すように、グラスウールの断熱材95が天井面材18の上に設けられている。
又、後述の天窓ユニット3が取り付けられる最上階の建物ユニット1には、図2に示すように、天窓ユニット3を取り付ける位置にある天井野縁17が切り取られ、この切り取りによって形成された開口の周囲には、補強天井野縁17−1が設けられている。従って、開口の左右にある天井野縁17は天井梁13と補強天井野縁17−1とに差し渡された状態になっている。
【0034】
天窓ユニット3を取り付ける建物ユニット1以外の建物ユニット1の上に取り付ける屋根パネル4は、図6に示すように、鉄筋が埋設された複数枚のALC板41を並べ、周囲に設けられた断面コ字形長尺体の枠42で固定されたものである。
【0035】
天窓ユニット3は、図7〜9に示すように、矩形状の四隅に立設された柱51と、矩形状の相対する辺の両側に立設されている2本の柱51間の略中央に立設された棟柱52と、この柱51と棟柱52の下端部を矩形状の辺に沿って連結された梁53と、この棟柱52の上端部と左右の柱51の上端部とに架け渡されて取り付けられた左右の傾斜屋根6とからなり、左右の傾斜屋根6と梁53と柱51とで囲まれた一方の妻側の壁7に透明板72を有する窓71が設けられ、他方の妻側の壁7には、図8に示すように、外壁面材77が設けられている。
【0036】
又、この天窓ユニット3の両側には、屋根パネル9が取り付けられて、全体が建物ユニット1の水平面と略同じ大きさになっている。
バルコニーユニット2と張り出しバルコニーユニット25は、従来と略同じであかるので、説明を省略する。
【0037】
次に、この天窓付きユニット建物Uの施工方法及び作用について説明する。
工場で、建物ユニット1、屋根パネル4、天窓ユニット3を製造する。
この際の天窓ユニット3の製造方法について説明する。
この天窓ユニット3の製造方法は、図7に示すように、4本の柱51を矩形の四隅に立設させ、矩形状の辺の両側に立設けされている2本の柱51間の略中央に棟柱52を立設させ、この柱51と棟柱52の下端部を矩形の辺に沿って梁53を連結して骨格5を製造する。
【0038】
そして、この相対する辺の両側に立設されている柱51の両側には、長辺の長さが、この天窓ユニット3を取り付ける建物ユニット1−2の長辺の長さと略同じになるように、屋根パネル9の骨格となる延長梁54を設ける。
尚、この実施例では、柱51や棟柱52に梁53や延長梁54を取り付けたが、梁53と延長梁54で形成される梁を一体な梁とし、この梁の上に柱51や棟柱52を立設してもよい。
【0039】
そして、この4本の柱51と2本の棟柱52の下端部に取付金具8を取り付ける。
そして、両側の相対する延長梁54には、小梁55を2本ずつ差し渡して取り付ける。
又、柱51と棟柱52の間に束56を1本ずつ、合計4本立設する。
【0040】
又、棟柱52の上端部と束56の上端部と柱51の上端部とに差し渡して流れ梁57を取り付ける。又、棟柱52と束56との間に略平行な補強材57−1と、流れ梁57の下側に補強材57−2を取り付けて補強する。
又、両側の棟柱52の上端部を棟梁58で連結し、両側の柱51の上端部を軒梁59で連結する。又、両側の束56の上端部を屋根補強材59−1で連結して補強する。
【0041】
そして、図8に示すように、流れ梁57の上や、棟梁58と屋根補強材59−1と軒梁59の上に垂木61を架け渡して取り付け、この上に、図9に示すように、野地板62を取り付けて傾斜屋根6を形成する。
又、図8に示すように、延長梁54や小梁55の上に、図示しない根太を取り付け、この根太の上に屋根板91を取り付けて、天窓ユニット3の両側に平面形状の屋根パネル9を設ける。
尚、この実施例では、天窓ユニット3と屋根9とが一体になっているが、別々になっていてもよい。
【0042】
又、左右の傾斜屋根6と梁53と柱51とで囲まれた一方の妻側の壁7には、ガラス板の透明板72を有する窓71と、この窓71の下側の下側外壁板73と、窓71の上側の上側外壁板74と、窓71の両側の側外壁板75とを取り付け、更に、下側外壁板73の下側には水切り67を取り付ける。又、他方の妻側の壁7には、外壁面材77を取り付ける。
又、傾斜屋根6の下側には、壁板68を取り付け、この壁板68の下側には、図示しない水切りを取り付ける。
【0043】
又、図9に示すように、傾斜屋根6の下側に破風板69を取り付ける。
建物ユニット1や屋根パネル4の製造方法は従来と略同じであるので説明を省略する。
このようにして製造した建物ユニット1、屋根パネル4、天窓ユニット3を施工現場に運搬する。
【0044】
施工現場では、予め設けられている基礎99の上に、建物ユニット1−1を2個、建物ユニット1−2を3個、建物ユニット1−3を2個据え付けて1階を形成し、この1階の建物ユニット1−2の上にバルコニーユニット2を据え付け、その他の6個の建物ユニット1の上に略同じ大きさの建物ユニット1を据え付け、建物ユニット1−1の横に張り出しバルコニーユニット25を取り付けて2階を形成し、この2階の建物ユニット1−2の上に天窓ユニット3を取り付け、その他の5個の建物ユニット1の上に略同じ大きさの屋根パネル4を取り付け、この屋根パネル4の上に防水シート45を取り付けたり、天窓ユニット3の傾斜屋根6の上に防水シート64を取り付ける。
【0045】
このときの天窓ユニット3の取付方法について説明する。
天窓ユニット3を、図10(イ)に示すように、建物ユニット1−2の上に載せ、天井梁13の通孔から取付金具8の下板81に設けられている通孔82に通したボルト85と、このボルト85に螺入したナット86で、天窓ユニット3を建物ユニット1−2に取り付ける。
【0046】
そして、図3に示すように、内側にグラスウールの断熱材95を取り付け、この内側から建物ユニット1の天井面材18に石膏ボードの天井面材96を取り付け、傾斜屋根6の上に防水シート64を取り付けると、天窓ユニット3の取付作業が終了する。
この屋根パネル4が取り付けられている屋根の周囲に軒先化粧材49を取り付ける。
又、建物ユニット1の内部空間Mの中に間仕切りや住宅設備等を取り付けたりして、種々な部屋を形成する。
【0047】
例えば、2階の内部空間Mに間仕切りや住宅設備等を完成させて、図2に示すように、寝室M1、2個の子供部屋M2、廊下M3、便所M4、風呂M5、洗面所M6、物置M7、納戸M8、階段M9を設ける。
その他種々な仕上げを行うと天窓付きユニット建物Uが完成する。
【0048】
このように、建物ユニット1と屋根パネル4と天窓ユニット3を工場で製造するので、設備の整った工場で製造した建物ユニット1も屋根パネル4も天窓ユニット3は、容易に製造できるし、精度よく仕上げることができるし、雨水に対するシールを完全にすることができる。
【0049】
又、この建物ユニット1と屋根パネル4と天窓ユニット3を施工現場に運搬し、施工現場で建物ユニット1を組み立て、最上階の建物ユニット1の上に屋根パネル4と天窓ユニット3を取り付けるので、施工現場では、単に、建物ユニット1を組み立てたり、天窓ユニット3や屋根パネル4を取り付けるだけであり、現場施工工数が少なく、そのため、現場施工期間が短くなり、ユニット建物の特徴を十分に発揮させることができる。
【0050】
このようにして完成した天窓付きユニット建物Uでは、天窓ユニット3が建物ユニット1の相対する2本の天井梁13に載せられ、天窓ユニット3の相対する2本の梁53と建物ユニット1の相対する2本の天井梁13とがそれぞれ3箇所ずつ固定金具8で固定されているので、この天窓ユニット3の荷重は、直接、機械的強度の大きい建物ユニット1の天井梁13にかかり、屋根パネル4、9にかからない。
【0051】
従って、この天窓ユニット3が重くても屋根パネル4、9を特別補強する必要がないし、積雪地に建てても、この積雪地における雪と天窓ユニット4の重みで屋根パネル4が破損しない。
又、左右の傾斜屋根6と梁53と柱51とで囲まれた妻側の壁7にガラス板72を有する窓71が設けられているので、この左右の傾斜屋根6の下方にある妻側の壁7に設けられている窓71に雨水が直接かからないし、この天窓付きユニット建物Uを積雪地に建てても、この窓71が雪で覆われないし、窓71に雪の荷重がかからない。
【0052】
従って、天窓ユニット3の窓71の枠とガラス板72との間のシールを通常の窓の枠とガラス板との間のシールと略同じにすることできるし、窓71のガラス板72と枠との間のシールが劣化しても、ここから雨水が漏れることがないし、この天窓付きユニット建物Uを積雪地に建てても、雪の荷重によってガラス板72が破損することがないし、ガラス板72が雪が覆われて下方の部屋の寝室M1が暗くならない。
【0053】
又、四隅に立設された柱51によって傾斜屋根6が屋根パネル4より上方に突出した状態になり、この天窓ユニット3の場所は、部分的に吹き抜け空間となる。その結果、この天窓ユニット3が取り付けられた下方の寝室M1が広々とした空間となり、居住性がよくなる。
【0054】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、組み立てられた複数個の建物ユニットと、最上階の建物ユニットの上面に取り付けられた平面形状の屋根パネルと天窓ユニットとからなる天窓付きユニット建物であって、前記建物ユニットは、矩形状の四隅に立設された柱と、この柱の上端部が矩形状の辺に沿って連結された天井梁とを備え、前記天窓ユニットは矩形状に組み立てられた梁を備え、この天窓ユニットが建物ユニットの相対する2本の天井梁に載せられ、天窓ユニットの相対する2本の梁と建物ユニットの相対する2本の天井梁とが固定されているから、この天窓ユニットの荷重は、直接、機械的強度の大きい建物ユニットの天井梁にかかり、屋根パネルにかからない。
【0055】
従って、この天窓ユニットが重くても屋根ユニットを特別に補強する必要がないし、この天窓付きユニット建物を積雪地に建てても、この積雪地における雪と天窓ユニットの重みで屋根パネルが破損することがない。
【0056】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に係り、前記天窓ユニットが、矩形状の四隅に立設された柱と、矩形状の相対する辺の両側に立設されている2本の柱間の略中央に立設された棟柱と、この柱と棟柱の下端部が矩形状の辺に沿って連結された梁と、この棟柱の上端部と左右の柱の上端部とに架け渡されて取り付けられた左右の傾斜屋根とからなり、左右の傾斜屋根と梁と柱とで囲まれた妻側の壁に透明板を有する窓が設けられているから、左右の傾斜屋根の下方にある妻側の壁に設けられている窓に雨水が直接かからないし、この天窓付きユニット建物を積雪地に建てても、この窓が雪で覆われないし、窓に雪の荷重がかからない。
【0057】
従って、天窓ユニットの窓の枠とガラス板等の透明板との間のシールを通常の窓の枠とガラス板との間のシールと略同じようにしても雨水が漏れないし、この窓のガラス板等の透明板と枠との間のシールが劣化しても、ここから雨水が漏れることがなく、長期間使用することができるし、この天窓付きユニット建物を積雪地に建てても、雪の荷重によってガラス板等の透明板が破損することがないし、ガラス板等の透明板が雪に覆われず下方の部屋が暗くならない。
【0058】
又、四隅に立設された柱によって支持されている傾斜屋根は屋根パネルより上方に突出した状態になり、この天窓ユニットの場所は、部分的に吹き抜け空間となる。その結果、この天窓ユニットが取り付けられた下方の部屋が広々とした空間となり、居住性がよくなる。
【0059】
請求項3記載の発明は、建物ユニットと屋根パネルと天窓ユニットを工場で製造するから、設備の整った工場で製造した建物ユニットや屋根パネルや天窓ユニットは、容易に製造できるし、精度よく仕上げることができるし、雨水に対するシールを完全にすることができる。
【0060】
又、この建物ユニットと屋根パネルと天窓ユニットを施工現場に運搬し、施工現場で建物ユニットを組み立て、最上階の建物ユニットの上に屋根パネルと天窓ユニットを取り付けるから、施工現場では、単に、建物ユニットを組み立てたり、天窓ユニットや屋根パネルを取り付けるだけであり、現場施工工数が少なくなり、そのため、現場施工期間が短くなり、ユニット建物の特徴を十分発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、ユニット建物の斜視図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】図2のB−B線における断面図である。
【図4】2階の間取りを示す平面図である。
【図5】建物ユニットを示す一部切欠斜視図である。
【図6】屋根パネルを示す斜視図である。
【図7】天窓ユニットの骨格を組み立てている状態を示す斜視図である。
【図8】天窓ユニットに垂木を取り付け、外壁やサッシを取付けている状態を示す斜視図である。
【図9】完成した天窓ユニットを示す斜視図である。
【図10】(イ)は建物ユニットに天窓ユニットを取り付けている状態を示す斜視図、(ロ)は(イ)のB部分を拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
U 天窓付きユニット建物
1 建物ユニット
11 柱
12 床梁
13 天井梁
3 天窓ユニット
4 屋根パネル
5 天窓ユニットの骨格
51 柱
52 棟柱
53 梁
6 傾斜屋根

Claims (3)

  1. 組み立てられた複数個の建物ユニットと、最上階の建物ユニットの上面に取り付けられた平面形状の屋根パネルと天窓ユニットとからなる天窓付きユニット建物であって、前記建物ユニットは、矩形状の四隅に立設された柱と、この柱の上端部が矩形状の辺に沿って連結された天井梁とを備え、前記天窓ユニットは矩形状に組み立てられた梁を備え、この天窓ユニットが建物ユニットの相対する2本の天井梁に載せられ、天窓ユニットの相対する2本の梁と建物ユニットの相対する2本の天井梁とが固定されて天窓ユニットが屋根パネルより上方に突出されるとともに、前記屋根パネルと前記天窓ユニットの内側に断熱材が取り付けられていることを特徴とする天窓付きユニット建物。
  2. 前記天窓ユニットが、矩形状の四隅に立設された柱と、矩形状の相対する辺の両側に立設されている2本の柱間の略中央に立設された棟柱と、この柱と棟柱の下端部が矩形状の辺に沿って連結された梁と、この棟柱の上端部と左右の柱の上端部とに架け渡されて取り付けられた左右の傾斜屋根とからなり、左右の傾斜屋根と梁と柱とで囲まれた妻側の壁に透明板を有する窓が設けられていることを特徴とする請求項1記載の天窓付きユニット建物。
  3. 請求項1又は請求項2記載の天窓付きユニット建物の施工方法であって、前記建物ユニットと屋根パネルと天窓ユニットを工場で製造し、この建物ユニットと屋根パネルと天窓ユニットを施工現場に運搬し、施工現場で建物ユニットを組み立て、最上階の建物ユニットの上に屋根パネルと天窓ユニットを取り付けて天窓ユニットを屋根パネルより上方に突出させ、前記屋根パネルと前記天窓ユニットの内側に断熱材を取り付けることを特徴とする天窓付きユニット建物の施工方法。
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