JP3510791B2 - 空調機付き建物ユニットとユニット建物 - Google Patents

空調機付き建物ユニットとユニット建物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空調機付き建物ユニ
ットとこの空調機付き建物ユニットと他の建物ユニット
とを組み立てたユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から多く使用されているセパレート
型の空調機は、室内機を室内に設置し、室外機を室外に
設置し、この両者を冷媒配管で連結したものである。こ
の室内機は、従来、壁等に取り付けられていたが、壁か
ら室内機が突出していると美観が損なわれるので、最近
では、天井裏に設置し、天井に設けられた吹出口から空
調された空気が吹き出る形式のものが多く採用されてい
る。
【0003】一方、ユニット建物は、運搬可能な一定の
大きさの箱形の、且つ、内部、外部の仕上げられた建物
ユニットを、予め、工場で製造し、この建物ユニットの
複数個を施工現場に運搬し、施工現場で組み立てて建物
となすものであって、現場施工期間が短く、且つ、寸法
精度の良い標準化された建物となる特徴があることか
ら、近年、広く採用されている。
【0004】このユニット建物に使用される建物ユニッ
トとしては種々な構造のものが知られている。例えば、
特公昭61−42061号公報(以後従来例1と称す
る)には、方形の四隅に配置した4本の柱と、この4本
の柱の上端部を方形の辺に沿って連結した天井梁と、こ
の4本の柱の下端部を方形の辺に沿って連結した床梁と
からなる建物ユニットの骨格が記載されている。そし
て、この相対する天井梁に天井野縁を差し渡し、この天
井野縁の下面に天井材を取り付けて天井を形成し、相対
する床梁に床小梁を差し渡し、この上に床根太を取り付
け、この床根太の上に床材を取り付けられて床を形成
し、天井梁と床梁との間に間柱を取り付け、この間柱に
壁パネルを取り付けて壁を形成して、建物ユニットとな
すのである。
【0005】又、特開平7−76879号公報(以後従
来例2と称する)には、床パネルの周囲に壁パネルを取
り付けた建物ユニットが記載されている。そして、この
ユニット建物に設置する空調機としては、特開平8−7
5193号公報(以後従来例3と称する)に記載されて
いるように、室内機の室内側接続口に冷媒配管を接続
し、この冷媒配管の長さを室外機側接続口に接続可能な
長さにした空調機が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記セパレー
ト型空調機を設置するときには、室内機の設置や冷媒配
管の配管接続作業が困難であるので、通常、配管専門業
者が行っている。特に、最近多く採用されている天井裏
に室内機を設置ときには、天井裏という高い場所で作業
する必要があるために作業が極めて困難である。
【0007】従来例3記載の空調機を、従来例1や従来
例2等に記載されている建物ユニットの中に設置すると
きには、設備の整った工場等で建物ユニットを製造する
ときに空調機の室内機を取り付けることができるので作
業が比較的に楽で、極めて便利であるが、従来例3に
は、空調機の室内機の取付場所については記載されてな
い。
【0008】そこで、この空調機の室内機を工場で、美
観が損なわれないように、従来例1記載の建物ユニット
の天井裏に取り付けると、室内機が建物ユニットの上面
から突出した状態になるので、保管中や運搬中にこの室
内機が物に当たって破損することがある。更に、一般
に、建物ユニットは居住性をよくするために、道路交通
法に抵触しない程度にできるだけ高くしている。従っ
て、この室内機を取り付けて更に高くすると運搬できな
くなることがある。又、空調機の室内機を従来例2記載
の建物ユニットの天井裏に取り付けようとしても、この
建物ユニットには、天井パネルがない場合が多く、空調
機の室内機を取り付けることができないことがあるとい
う問題がある。
【0009】そこで、本発明の目的は、建物ユニットの
天井裏に空調機の室内機を上面から突出しない状態に取
り付けた空調機付き建物ユニットと、この空調機付き建
物ユニットと他の建物ユニットとを組み立てたユニット
建物を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
するためになされたものであって、請求項1記載の発明
は、床パネルの周囲に壁パネルが取り付けられ、この床
パネルの下方に下階の天井パネルが取り付けられ、この
天井パネルの上側に空調機の室内機が取り付けられてい
るものである。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に係り、前記室内機に冷媒配管とドレン管とが取り付
けられ、この冷媒配管とドレン管とが外側に引き出され
ているものである。
【0012】請求項3記載の発明は、床パネルの周囲に
壁パネルが取り付けられた下階建物ユニットの上に請求
項1または請求項2記載の空調機付き建物ユニットが据
え付けられているものである。
【0013】(作用)請求項1記載の発明は、床パネル
の周囲に壁パネルが取り付けられ、この床パネルの下方
に下階の天井パネルが取り付けられ、この天井パネルの
上側に空調機の室内機が取り付けられているから、空調
機の室内機は天井パネルと床パネルとの間に取り付けら
れていて、空調機の室内機が建物ユニットの上面から突
出しない。従って、この建物ユニットを工場で製造し、
これを保管したり運搬しても空調機の室内機が物に当た
って破損することがないし、又、高くならないので、運
搬に支障が生じない。
【0014】そして、この空調機付き建物ユニットを施
工現場で天井のない下階建物ユニットの上に据え付ける
と、下階建物ユニットの上に空調機の室内機が取り付け
られた天井が形成される。従って、従来のように高い場
所に上がって空調機の室内機を取り付る必要がない。
【0015】請求項2記載の発明は、室内機に冷媒配管
とドレン管とが取り付けられ、この冷媒配管とドレン管
とが外側に引き出されているから、下階建物ユニットの
上に空調機付き建物ユニットを据え付け、外側に引き出
されている冷媒配管を室外機に接続したり、ドレン管を
屋外まで配管すればよく、施工が簡単である。
【0016】請求項3記載の発明は、床パネルの周囲に
壁パネルが取り付けられた下階建物ユニットの上に請求
項1または請求項2記載の空調機付き建物ユニットが据
え付けられているから、このユニット建物は、施工と同
時に下階建物ユニットの部屋の天井裏に空調機の室内機
が取り付けられる。従って、室内機を取り付ける工事が
不要となるし、このユニット建物には空調機の室内機が
壁から突出してなく美麗である。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を説明す
る。図1〜図7は本発明の一実施例を示すもので、図1
(イ)は2階建物ユニットを示す一部切欠斜視図、
(ロ)は室内機が取り付けられた2階建物ユニットの天
井パネルを取り外した状態を示す一部切欠斜視図、図2
は1階建物ユニットを示す斜視図、図3は室内機が取り
付けられた天井パネルの製造方法を示すもので、(イ)
は天井枠に吊下材を取り付けている状態を示す説明図、
(ロ)は吊下材に空調機の室内機を取り付けている状態
を示す説明図、(ハ)は室内機にドレン管を取り付け、
天井野縁に固定した状態を示す説明図、(ニ)は天井パ
ネルの平面図、図4は2階建物ユニットの製造方法を示
すもので、(イ)は桁壁パネルを製造している状態を示
す説明図、(ロ)は桁壁パネルの完成図、(ハ)は床パ
ネルを製造している状態を示す説明図、(ニ)は桁壁パ
ネルに床パネルを取り付けている状態を示す説明図、
(ホ)は床パネルに床梁を取り付けている状態を示す説
明図、(ヘ)は妻壁パネルを取り付けている状態を示す
説明図、(ト)は天井パネルに天井受材を取り付けてい
る状態を示す説明図、図5はユニット建物を示す説明
図、図6(イ)は図5のA−A線における断面図、
(ロ)は(イ)のB部の拡大断面図、(ハ)は(イ)の
C部の拡大断面図、図7は図5のD−D線における断面
図である。
【0018】図1〜図7において、Uはユニット建物で
あり、このユニット建物Uは、図5に示すように基礎9
の上に1階建物ユニットU1が据え付けられ、この1階
建物ユニットU1の上に2階建物ユニットU2が据え付
けられ、最上階の建物ユニットの上に屋根ユニットU3
が取り付けられたものである。1階建物ユニットU1
は、図2に示すように、一対の妻壁パネル11と桁壁パ
ネル12が床パネル13の側縁に立設けされ、四隅には
柱15が立設されたものである。
【0019】妻壁パネル11は、図6(イ)に断面が示
されているように、略四角形に枠組された外枠111
と、この中に取り付けられた桟材と、両側面に取り付け
られた面材113とからなる。桁壁パネル12は、妻壁
パネル11と同様に、略四角形に枠組された外枠と、こ
の中に取り付けられた桟材と、両側面に取り付けられた
面材とからなる。尚、この桁壁パネル12を設けない
で、連続した部屋として使用する1階建物ユニットU1
もある。
【0020】床パネル13は、図6(イ)に断面が顕れ
ているように、略四角形に枠組された外枠131と、こ
の中に取り付けられた桟材と、上側面に取り付けられた
面材133とからなる。尚、桁壁パネル12が取り付け
られてない側には両側の柱15に木質の桁側床梁16が
差し渡され、この桁側床梁16にZ形の取付片の上側フ
ランジが取り付けられ、この取付片の下側フランジに床
パネル13が載せられて取り付けられている。
【0021】2階建物ユニットU2は、図1(イ)に示
すように、一対の妻壁パネル21と桁壁パネル22が床
パネル23の側縁に立設され、四隅には柱25が立設さ
れたものであり、床パネル23の下方には天井パネル3
が取り付けられている。妻壁パネル21は、図6(イ)
に断面の一部が顕れているように、略四角形に枠組され
た外枠211と、この中に取り付けられた桟材と、両側
面に取り付けられた面材213とからなる。桁壁パネル
22は、妻壁パネル21と同様に、略四角形に枠組され
た外枠221と、この中に取り付けられた桟材と、両側
に取り付けられた面材223とからなる。尚、この桁壁
パネル22を設けないで、連続した部屋として使用する
2階建物ユニットU2もある。
【0022】床パネル23は、図6(イ)、(ハ)に断
面が顕れているように、略四角形に枠組された外枠23
1と、この中に取り付けられた桟材と、上面に取り付け
られた上面材233と、下面に取り付けられた下面材2
34とからなる。尚、後述するように、天井パネル3に
空調機の室内機4が取り付けられる2階建物ユニットU
2の場合には、図6(イ)に示すように、下面材234
に室内機4が入るだけの大きさに切り欠いた切欠部26
を設けて、室内機4の取り付けに支障がないようになっ
ている。
【0023】天井パネル3は、図4(ト)に示すよう
に、略四角形に枠組された外枠31と、この中に取り付
けられた桟材32と、下側面に取り付けられた天井材3
3とからなる。そして、空調機の室内機4を取り付ける
天井パネル3は、図1(ロ)、図3に示すように、桟材
32の上面に吊下材35が取り付けられ、図6(イ)に
示すように、この吊下材35が室内機4の両側を挟ん
で、吊り下げている。そして、この室内機4の下側の天
井材33が切欠され、この切欠された場所に吹出口45
が取り付けられている。この際、この室内機4には、冷
媒配管41、41とドレン管42が取り付けられ、図3
(ニ)に示すように、この冷媒配管41、41は桁側か
ら外側に引き出しておく。又、ドレン管42は妻側から
外側に引き出しておく。
【0024】この床パネル2と天井パネル3は次のよう
にして取り付けられている。即ち、5は断面コ字形の鋼
製長尺体の桁側床梁であり、この桁側床梁5は四隅に立
設された柱25の下部に取り付けられている。又、桁壁
パネル22が取り付けられている桁側には、図4(イ)
に示すように、この桁壁パネル22の中に木製の桁側床
梁53が取り付けられている。尚、図6(ハ)に示すよ
うに、この桁側床梁5には通孔51が設けられ、この通
孔51を通して冷媒配管41、41が外側に引き出され
ている。55は断面Z字形の鋼製長尺体の床受金具であ
り、この床受金具55は、図4(ホ)、図6(ハ)に示
すように、上側フランジ551を桁側床梁5の上に載せ
て取り付けられている。又、図4(イ)に示すように、
桁側床梁53には断面L字形の床受金具58の一方の片
581が取り付けられている。そして、この床受金具5
5の下側フランジ552の上と、床受金具58の他方の
片582の上とに床パネル23が載せられて取り付けら
れている。
【0025】36は、図4(ト)に示すように、断面L
字形の鋼製長尺体の天井受金具であり、この天井受金具
36の一方の片361は天井パネル3の外枠31に取り
付けられ、他方の片362が桁側床梁5の下側フランジ
552の下側に沿って取り付けられている。このように
して床パネル23と天井パネル3とを取り付けると、こ
の天井パネル3は床パネル23の下方に取り付けられ、
この天井パネル3の上に取り付けられている室内機4は
床パネル23と天井パネル3の間に取り付けられる。
【0026】次に、このユニット建物Uの施工方法につ
いて説明する。工場で1階建物ユニットU1、2階建物
ユニットU2、屋根ユニットU3等を製造する。このと
きの2階建物ユニットU2の製造方法について詳細に説
明する。木材を略四角形に枠組して外枠31を製造し、
この外枠31の中に桟32を取り付け、下側面に天井材
33を取り付けて天井パネル3とを製造する。なお、図
6(ロ)に示すように、空調機の室内機4を取り付ける
天井パネル3は、この室内機4の下側に相当する場所の
天井材33を切欠し、この切欠した場所に吹出口45を
取り付ける。次に、図1(ロ)、図3に示すように、桟
材32に吊下材35を取り付け、この吊下材35の間に
室内機4を取り付ける。この際、この室内機4には、冷
媒配管41、41とドレン管42を取り付けておく。
【0027】図1(イ)に示すように、木材を略四角形
に枠組して外枠211を製造し、この外枠211の中に
桟を取り付け、この両側に面材213を取り付けて、妻
壁パネル21を製造する。同様に、木材を略四角形に枠
組して外枠221を製造し、この外枠221の中に桟を
取り付け、この両側面に面材223を取り付けて、桁壁
パネル22を製造する。次に、図4(イ)に示すよう
に、桁壁パネル22には下部に桁側床梁53を取り付
け、この桁側床梁53に床受金具58を取り付けると、
図4(ロ)に示すような、桁壁パネル22が完成する。
【0028】図6(イ)に示すように、木材を略四角形
に枠組して外枠231を製造し、この外枠231の中に
桟を取り付け、この上面に面材233を取り付けて床パ
ネル23を製造する。尚、図4(ハ)に示すように、一
方の桁側には床受金具55を取り付けておく。次に、図
4(ニ)に示すように、桁壁パネル22の床受金具58
の上に床パネル23を載せ、図4(ホ)に示すように、
床パネル23に取り付けられている床受孔具55の上側
フランジ551の下側に桁側床梁5を取り付け、図4
(ヘ)に示すように、この桁側床梁5を両側の柱15に
取り付けて、床パネル23を取り付ける。
【0029】次に、図4(ト)に示すように、外枠3
1、桟32、天井材33とからなる天井パネル3の両側
に天井受金具36を取り付ける。次に、これを床パネル
23の下方に取り付け、図3(ニ)に示すように、室内
機4の冷媒配管41、41を桁側床梁5の通孔51から
外側に引き出し、ドレン管42を、図7に示すように、
妻壁パネル21に設けられた通孔215から出すと、2
階建物ユニットU2が完成する。
【0030】このようにして製造した2階建物ユニット
U2は、図1(イ)に示すように、一対の妻壁パネル2
1と桁壁パネル22が床パネル23の側縁に立設され、
四隅には柱25が立設されたものであり、床パネル23
の下方には天井パネル3が取り付けられている。
【0031】このようにして製造した1階建物ユニット
U1、2階建物ユニットU2、屋根ユニットU3を一時
保管した後、施工現場に運搬する。すると、室内機4が
取り付けられた2階建物ユニットU2では、室内機4が
天井パネル3と床パネル23との間に取り付けられてい
て、空調機の室内機4を2階建物ユニットU2の上面か
ら突出しない状態になっているので、この2階建物ユニ
ットU2を工場で製造し、これを保管したり運搬しても
空調機の室内機4が物に当たって破損することがない
し、高くならないので運搬に支障がない。
【0032】施工現場では、予め設けられている基礎9
の上に1階建物ユニットU1を据え付け、この1階建物
ユニットU1の上に2階建物ユニットU2を据え付け、
最上階の建物ユニットの上に屋根ユニットU3を取り付
け、桁側から出ている冷媒管41を、図6(ハ)に示す
ように連結して、図示しない室外機に連結する。又、妻
側から出ているドレン管42を、図7に示すように、地
上まで延長する。
【0033】このように、室内機4には、工場で冷媒配
管41とドレン管42とが取り付けられ、この冷媒配管
41とドレン管42とが外側に引き出されているから、
1階建物ユニットU1の上に空調機付き建物ユニットの
2階建物ユニットU2を据え付けた後に、外側に引き出
されている冷媒配管41を図示しない室外機に接続した
り、ドレン管42を屋外まで配管すればよく、施工が簡
単である。その後、各種仕上げを行うと、図5に示すよ
うなユニット建物Uが完成する。
【0034】このようにして施工したユニット建物Uで
は、空調機付きの2階建物ユニットU2を施工現場で天
井のない1階建物ユニットU1の上に据え付けると、1
階建物ユニットU1の上面に空調機の室内機4が取り付
けられた天井が形成される。従って、従来のように高い
場所に上がって空調機の室内機4を取り付る必要がない
し、このユニット建物Uには空調機の室内機4が壁から
突出してなく美麗である。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、床パネルの周囲
に壁パネルが取り付けられ、床パネルの下方に下階の天
井パネルが取り付けられ、この天井パネルの上面に空調
機の室内機が取り付けられているから、この建物ユニッ
トを工場で製造し、これを保管したり運搬しても空調機
の室内機が物に当たって破損することがないし、高くな
らないので運搬に支障が生じない。そして、この空調機
付き建物ユニットを施工現場で天井のない下階建物ユニ
ットの上に据え付けると、下階建物ユニットの上面に空
調機の室内機が取り付けられた天井が形成される。従っ
て、従来のように高い場所に上がって空調機の室内機を
取り付る必要がなく便利である。
【0036】請求項2記載の発明は、室内機に冷媒配管
とドレン管とが取り付けられ、この冷媒配管とドレン管
とが外側に引き出されているから、この外側に引き出さ
れている冷媒配管を室外機に接続したり、ドレン管を屋
外まで配管すればよく、施工が簡単である。
【0037】請求項3記載の発明は、床パネルの周囲に
壁パネルが取り付けられた下階建物ユニットの上に請求
項1または請求項2記載の空調機付き建物ユニットが据
え付けられているから、このユニット建物は、空調機の
室内機が壁から突出してなく美麗である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(イ)は2階
建物ユニットを示す一部切欠斜視図、(ロ)は室内機が
取り付けられた2階建物ユニットの天井パネルを取り外
した状態を示す一部切欠斜視図である。
【図2】1階建物ユニットを示す斜視図である。
【図3】室内機が取り付けられた天井パネルの製造方法
を示すもので、(イ)は天井枠に吊下材を取り付けてい
る状態を示す説明図、(ロ)は吊下材に空調機の室内機
を取り付けている状態を示す説明図、(ハ)は室内機に
ドレン管を取り付け、天井野縁に固定した状態を示す説
明図、(ニ)は天井パネルの平面図である。
【図4】2階建物ユニットの製造方法を示すもので、
(イ)は桁壁パネルを製造している状態を示す説明図、
(ロ)は桁壁パネルの完成図、(ハ)は床パネルを製造
している状態を示す説明図、(ニ)は桁壁パネルに床パ
ネルを取り付けている状態を示す説明図、(ホ)は床パ
ネルに床梁を取り付けている状態を示す説明図、(ヘ)
は妻壁パネルを取り付けている状態を示す説明図、
(ト)は天井パネルに天井受材を取り付けている状態を
示す説明図である。
【図5】ユニット建物を示す説明図である。
【図6】(イ)は図5のA−A線における断面図、
(ロ)は(イ)のB部の拡大断面図、(ハ)は(イ)の
C部の拡大断面図である。
【図7】図5のD−D線における断面図である。
【符号の説明】
U ユニット建物 U1 1階建物ユニット 11 妻壁パネル 12 桁壁パネル 13 床パネル U2 2階建物ユニット 21 妻壁パネル 22 桁壁パネル 23 床パネル 3 天井パネル 4 室内機 41 冷媒配管 42 ドレン管

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パネルの周囲に壁パネルが取り付けら
    れ、この床パネルの下方に下階の天井パネルが取り付け
    られ、この天井パネルの上側に空調機の室内機が取り付
    けられていることを特徴とする空調機付き建物ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記室内機に冷媒配管とドレン管とが取
    り付けられ、この冷媒配管とドレン管とが外側に引き出
    されていることを特徴とする請求項1記載の空調機付き
    建物ユニット。
  3. 【請求項3】 床パネルの周囲に壁パネルが取り付けら
    れた下階建物ユニットの上に請求項1または請求項2記
    載の空調機付き建物ユニットが据え付けられていること
    を特徴とするユニット建物。
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